A.第1実施形態
1.地上デジタル放送受信装置10の構成
図1は、この発明の第1実施形態に係る地上デジタル放送受信装置10(以下「受信装置10」とも称する。)の回路図である。第1実施形態の受信装置10は、RFアンテナ12a〜12dと、チューナ14a〜14dを含むチューナ部14と、復調部16a、16bと、第1切替部18と、切替制御部20と、デコーダ22と、第2切替部24と、コンテンツ分離部26a、26bと、コンテンツ格納部28と、コンテンツ合成部30と、第3切替部32と、表示部34とを有する。
RFアンテナ12a〜12dは、それぞれ固定機器向けのデジタルテレビジョン放送(フルセグメント放送)の放送波と、移動体向けのデジタルテレビジョン放送(ワンセグメント放送)の放送波の受信が可能である。チューナ14a〜14dは、選局されたチャンネル周波数(放送チャンネル)の信号のみを抽出する。チューナ14a〜14dにおけるチャンネル周波数の選局は、切替制御部20からの指令に応じて行われる。本実施形態では、デジタル放送波の指向性を考慮し、1つのデジタル放送波を少なくとも2つのチューナ14a〜14dで受信する。
復調部16aは、チューナ14a、14b又はチューナ14a〜14dにおいて抽出された信号を合成したもの又は当該信号のうちより受信品質が高いものに対して、アナログ/デジタル変換、OFDM復調及び誤り訂正を行う。そして、これらの処理後の信号をデコーダ22に対して送信する。復調部16bは、チューナ14c、14dにおいて抽出された信号を合成したもの又は当該信号のうちより受信品質が高いものに対して、アナログ/デジタル変換、OFDM復調及び誤り訂正を行う。そして、これらの処理後の信号を、第1切替部18を介して又は第1切替部18及び復調部16aを介してデコーダ22に送信する。
第1切替部18は、切替制御部20からの指令に応じて復調部16bからの信号の送信先を、デコーダ22と復調部16aとで切り替える。復調部16bからの信号が第1切替部18を介してデコーダ22に送信される場合とは、受信品質が高くチューナ14a、14bとチューナ14c、14dとが異なる放送波を受信しているときである。復調部16bからの信号が復調部16aに送信される場合とは、受信品質が低くチューナ14a、14bとチューナ14c、14dとが同じ放送波を受信しているときである。これらの詳細は後述する。
切替制御部20は、デジタル放送波の受信品質及びユーザ設定に応じて第1切替部18、第2切替部24及び第3切替部32の動作を制御する(詳細は後述する。)。切替制御部20は、ユーザ設定を記憶するメモリ20aを備える。
デコーダ22は、復調部16a、16bにより復調された信号に基づいて、映像情報とデータ放送情報を含むトランスポート・ストリーム(TS)を生成し、このTSをオーディオ信号とビデオ信号に分離する。さらに、デコーダ22は、オーディオ信号を音声デコードし、ビデオ信号を映像デコードした後、出力する。より具体的には、復調部16a、16bから別々の信号が入力された場合、デコーダ22は、復調部16aからの信号(映像及びデータ放送を含む。)に対して上記処理を行った後、第2切替部24を介してコンテンツ分離部26aに又は第2切替部24及び第3切替部32を介して表示部34に出力する。また、復調部16bからの信号(別の映像及びデータ放送を含む。)に対しても上記処理を行った後、コンテンツ分離部26bに出力する。復調部16bからの信号が復調部16aに入力される場合、デコーダ22に対しては、復調部16aのみから信号が入力され、復調部16bから直接の信号入力はない。この場合も上記同様、デコーダ22は、復調部16aからの信号に対して上記処理を行った後、第2切替部24を介してコンテンツ分離部26aに又は第2切替部24及び第3切替部32を介して表示部34に当該信号を出力する。
第2切替部24は、切替制御部20からの指令に応じてデコーダ22からの信号の送信先を、コンテンツ分離部26aと第3切替部32とで切り替える。デコーダ22からの信号が第2切替部24を介してコンテンツ分離部26aに送信される場合とは、ユーザ設定として「2番組視聴」が選択されている場合(図2A参照)等である。デコーダ22からの信号が第3切替部32に送信される場合とは、ユーザ設定として「1番組視聴」(図2B参照)が選択されている場合等である。これらの詳細は後述する。
コンテンツ分離部26a、26bは、入力された信号に含まれる映像とデータ放送(これらをまとめて「コンテンツ」という。)とを分離し、コンテンツ格納部28に出力する。すなわち、コンテンツ分離部26aは、デコーダ22から入力された信号(チューナ14a、14bが受信したもの、又はチューナ14a〜14dが受信したもの)に含まれる映像とデータ放送とを分離し、コンテンツ格納部28に出力する。コンテンツ分離部26bは、デコーダ22から入力された信号(チューナ14c、14dが受信したもの)に含まれる映像とデータ放送とを分離し、コンテンツ格納部28に出力する。
コンテンツ格納部28は、図示しないランダム・アクセス・メモリ(RAM)や不揮発性RAM(NVRAM)を含み、コンテンツ分離部26a、26bから出力された信号に含まれる映像及びデータ放送を記憶する。
コンテンツ合成部30は、切替制御部20からの指令に応じてコンテンツ格納部28からコンテンツを読み出し、必要に応じてコンテンツを合成して第3切替部32に出力する。
第3切替部32は、表示部34に対して入力する信号を、切替制御部20からの指令に応じて、第2切替部24からの信号とコンテンツ合成部30からの信号とで切り替える。第2切替部24からの信号を表示部34に入力する場合とは、ユーザ設定として「1番組視聴」が選択されている場合等である。コンテンツ合成部30からの信号を表示部34に入力する場合とは、ユーザ設定として「2番組視聴」が選択されている場合等である。これらの詳細は後述する。
表示部34は、入力信号に含まれる映像及びデータ放送を画面に表示すると共に、入力信号に含まれる音声を出力する。
2.地上デジタル放送受信装置10の受信方法及び出力方法
(1)概要
第1実施形態の受信装置10では、デジタル放送波の受信品質及びユーザ設定に応じて受信装置10の受信方法及び出力方法を変更する。また、受信装置10では、ユーザ設定として、(i)受信する放送波をフルセグメント放送に固定する設定、(ii)受信する放送波をワンセグメント放送に固定する設定、(iii)受信品質に応じてフルセグメント放送とワンセグメント放送を自動切替えする設定の3つの設定のいずれかを選択することができる。
さらに、上記(i)〜(iii)のいずれが選択されている場合においても、ユーザ設定として「2番組視聴」と「1番組視聴」とを選択可能である。「2番組視聴」とは、図2Aに示すように、表示部34の画面40に第1の番組(放送チャンネル)の映像(及び必要に応じてデータ放送)を主画面領域42に表示し、第1の番組の音声を出力すると共に、第2の番組(放送チャンネル)の映像(及び必要に応じてデータ放送)を副画面領域44に表示する設定である。「1番組視聴」とは、図2Bに示すように、表示部34の画面40全体に第1の番組の映像(及び必要に応じてデータ放送)を表示し、第1の番組の音声を出力すると共に、第1の放送チャンネルのデジタル放送波をチューナ14a、14bで受信しているとき、チューナ14c、14dを用いて別の放送チャンネルのデジタル放送波を受信し、当該別の放送チャンネルのデジタル放送波に含まれるデータ放送をサーチする設定である。
図3には、デジタル放送波の受信品質及びユーザ設定に応じて受信装置10の受信方法及び出力方法を変更する方法の説明図が示されている。
ユーザ設定として、受信する放送波をフルセグメント放送に固定する設定が選択されている場合、図3の左側(領域50)が用いられる。受信する放送波をワンセグメント放送に固定する設定が選択されている場合、図3の右側(領域52)が用いられる。受信品質に応じてフルセグメント放送とワンセグメント放送を自動切替えする設定が選択されている場合、図3の領域50、52の両方(但し、ユーザ設定に応じて一部を除く。)が用いられる。図3の縦軸は、デジタル放送波の受信品質QoRを示し、上に行くほど受信品質QoRが高くなる。
図3の閾値TH1は、1つのフルセグメント放送を受信するために用いるチューナ14a〜14dの数を切り替えるために予め設定された閾値である。閾値TH2は、1つのワンセグメント放送を受信するために用いるチューナ14a〜14dの数を切り替えるために予め設定された閾値である。閾値TH3は、フルセグメント放送を受信できるかどうかを判定するために予め設定された閾値である。閾値TH4は、ワンセグメント放送を受信できるかどうかを判定するために予め設定された閾値である。
受信する放送波がフルセグメント放送に固定されている場合(領域50)、受信品質QoRが閾値TH1以上であれば、ユーザ設定に応じた受信及び出力がなされる。すなわち、「2番組視聴」が選択されている場合、チューナ14a、14bを用いて第1の放送チャンネルのフルセグメント放送波を受信し、第1の放送チャンネルのフルセグメント放送波に含まれる映像を主画面領域42に表示し、第1の放送チャンネルのフルセグメント放送波に含まれる音声を出力すると共に、チューナ14c、14dを用いて第2の放送チャンネルのフルセグメント放送波を受信し、第2の放送チャンネルのフルセグメント放送波に含まれる映像を副画面領域44に表示する(図3のモードA)。
「1番組視聴」が選択されている場合、チューナ14a、14bを用いて第1の放送チャンネルのフルセグメント放送波を受信し、第1の放送チャンネルのフルセグメント放送波に含まれる映像を主画面領域42に表示し、第1の放送チャンネルのフルセグメント放送波に含まれる音声を出力すると共に、チューナ14c、14dを用いて1つ又は複数の別の放送チャンネルのフルセグメント放送波を受信し、この別の放送チャンネルのフルセグメント放送波に含まれるデータ放送をサーチする(モードB)。例えば、事前に設定された複数の放送チャンネルから電子番組ガイド(EPG)を取得する。或いは、事前に設定された複数の放送チャンネルのEPGから事前に設定されたキーワードを含む番組をサーチする。
領域50において受信品質QoRが閾値TH3(TH3<TH1)以上且つ閾値TH1未満である場合、チューナ14a〜14dを用いて第1の放送チャンネルのフルセグメント放送波を受信し、第1の放送チャンネルのフルセグメント放送波に含まれる映像を主画面領域42に表示し、第1の放送チャンネルのフルセグメント放送波に含まれる音声を出力する(モードC)。
領域50において受信品質QoRが閾値TH3未満である場合、フルセグメント放送波の受信はできないため、表示部34の画面40にその旨(受信品質QoRが低いため、フルセグメント放送を受信できない旨)を表示する。
受信する放送波がワンセグメント放送に固定されている場合(図3の領域52)、受信品質QoRが閾値TH2(TH3<TH2<TH1)であれば、ユーザ設定に応じた受信及び出力がなされる。すなわち、「2番組視聴」が選択されている場合、チューナ14a、14bを用いて第1の放送チャンネルのワンセグメント放送波を受信し、第1の放送チャンネルのワンセグメント放送波に含まれる映像を主画面領域42に表示し、第1の放送チャンネルのワンセグメント放送波に含まれる音声を出力すると共に、チューナ14c、14dを用いて第2の放送チャンネルのワンセグメント放送波を受信し、第2の放送チャンネルのワンセグメント放送波に含まれる映像を副画面領域44に表示する(モードD)。
「1番組視聴」が選択されている場合、チューナ14a、14bを用いて第1の放送チャンネルのワンセグメント放送波を受信し、第1の放送チャンネルのワンセグメント放送波に含まれる映像を主画面領域42に表示し、第1の放送チャンネルのワンセグメント放送波に含まれる音声を出力すると共に、チューナ14c、14dを用いて1つ又は複数の別の放送チャンネルのワンセグメント放送波を受信し、この別の放送チャンネルのワンセグメント放送波に含まれるデータ放送をサーチする(モードE)。例えば、事前に設定された複数の放送チャンネルからEPGを取得する。或いは、事前に設定された複数の放送チャンネルのEPGから事前に設定されたキーワードを含む番組をサーチする。
領域52において受信品質QoRが閾値TH4(TH4<TH3)以上且つ閾値TH2未満である場合、チューナ14a〜14dを用いて第1の放送チャンネルのワンセグメント放送波を受信し、第1の放送チャンネルのワンセグメント放送波に含まれる映像を主画面領域42に表示し、第1の放送チャンネルのワンセグメント放送波に含まれる音声を出力する(モードF)。
領域52において受信品質QoRが閾値TH4未満である場合、ワンセグメント放送波の受信はできないため、表示部34の画面40にその旨(受信品質QoRが低いため、ワンセグメント放送を受信できない旨)を表示する。
受信品質QoRに応じてフルセグメント放送とワンセグメント放送を切り替える設定が選択されている場合、領域50、52を組み合わせた受信及び出力を行う(詳細は後述する。)。
(2)具体的なフロー
図4には、デジタル放送波の受信品質QoR及びユーザ設定に応じて受信装置10の受信方法及び出力方法を変更するフローチャートが示されている。
ステップS1において、切替制御部20は、表示部34がオンであるかどうかに基づいて、視聴中であるかどうかを判定する。視聴中でない場合(S1:No)、ステップS1の処理を繰り返す。視聴中である場合(S1:Yes)、ステップS2において、切替制御部20は、復調部16a、16bの出力に基づいて今回の受信品質QoR{例えば、BER(Bit Error Rate)、正受信率、受信電力値}を算出する。
ステップS3において、切替制御部20は、前回の受信品質QoRと比較して今回の受信品質QoRに変化があるかどうかを確認する。ここでいう受信品質QoRに変化がある場合とは、閾値TH1〜TH4のいずれかを跨ぐ変化が起こった場合を指す。より具体的には、フルセグメント放送の受信に固定するユーザ設定が選択されている場合、閾値TH1又は閾値TH3を跨ぐ変化が起こった場合を指す。ワンセグメント放送の受信に固定するユーザ設定が選択されている場合、閾値TH2又は閾値TH4を跨ぐ変化が起こった場合を指す。フルセグメント放送の受信とワンセグメント放送の受信とを自動切替えする設定が選択されている場合、閾値TH1〜TH4のいずれかを跨ぐ変化が起こった場合を指す。なお、今回の受信品質QoRが最初である場合、当該変化はないものとして取り扱う。
ステップS4において、切替制御部20は、前回のユーザ設定と比べて今回のユーザ設定に変化があるかどうかを判定する。ここでのユーザ設定とは、放送波の受信設定と、視聴番組数の設定と、フルセグメント放送の受信及びデータサーチの優先順位の設定とが含まれる。放送波の受信設定は、上述したように、フルセグメント放送の受信に固定する設定、ワンセグメント放送の受信に固定する設定、又はフルセグメント放送の受信及びワンセグメント放送の受信を自動切替えする設定のいずれかに選択される。視聴番組数の設定は、上述したように、2番組視聴(図2A)又は1番組視聴(図2B)のいずれかに選択される。フルセグメント放送の受信及びデータサーチの優先順位の設定は、フルセグメント放送の受信及びワンセグメント放送の受信を自動切替えする設定が選択されている際、受信品質QoRが閾値TH2以上閾値TH1未満のときに(図3参照)、フルセグメント放送の1番組を視聴する設定(映像視聴優先モード)、又はワンセグメント放送の1番組を視聴しつつデータサーチを行う設定{ワンセグメント1番組(2チューナ)及びデータサーチモード}のいずれかに選択される。各ユーザ設定は、図示しない操作ボタンの操作により変更可能である。受信装置10の各ユーザ設定のいずれかが変更された場合、切替制御部20は、今回のユーザ設定に変化があったものと判定する。
続いて、受信品質QoRに変化があった場合(S5:Yes)、又は受信品質QoRに変化はないが(S5:No)、ユーザ設定に変化があった場合(S6:Yes)、ステップS7において、切替制御部20は、後述する方法によりデジタル放送波の受信並びに映像、データ放送及び音声の出力を変更する。受信品質QoR及びユーザ設定に変化がなかった場合(S5:No、S6:No)、ステップS8において、切替制御部20は、現在のデジタル放送波の受信並びに映像、データ放送及び音声の出力を維持する。
図5には、ユーザ設定として、フルセグメント放送の受信に固定する設定が選択されている場合に受信装置10の受信方法及び出力方法を変更するフローチャート(図4のステップS7の詳細)である。
ステップS11において、切替制御部20は、受信品質QoRが閾値TH1以上であるかどうかを判定する。受信品質QoRが閾値TH1以上である場合(S11:Yes)、ステップS12において、切替制御部20は、ユーザ設定として2番組視聴が選択されているかどうかを判定する。2番組視聴が選択されている場合(S12:Yes)、ステップS13において、切替制御部20は、フルセグメント2番組モードで受信装置10を動作させる。
すなわち、切替制御部20は、チューナ14a、14bに対し、主画面領域42に表示するものとして選択された主放送チャンネル(第1の放送チャンネル)のフルセグメント放送波を受信するように指令すると共に、チューナ14c、14dに対し、副画面領域44に表示するものとして選択された副放送チャンネル(第2の放送チャンネル)のフルセグメント放送波を受信するように指令する。さらに、切替制御部20は、第1切替部18に対し、復調部16bからの信号を(復調部16aを介さずに)デコーダ22に直接送信するよう指令する。さらにまた、切替制御部20は、第2切替部24に対し、デコーダ22からの信号をコンテンツ分離部26aに送信するよう指令し、第3切替部32に対し、コンテンツ合成部30からの信号を表示部34に出力するよう指令する。加えて、コンテンツ合成部30に対し、主放送チャンネルの映像及び音声(並びに必要に応じてデータ放送)と副放送チャンネルの映像(及び必要に応じてデータ放送)を表示部34に対して出力するように指令する。その結果、表示部34では、2つのフルセグメント放送(主放送チャンネル及び副放送チャンネル)の映像(及び必要に応じてデータ放送)が表示されると共に、主放送チャンネルの音声が出力される。
ステップS12において2番組視聴が選択されていない場合(S12:No)、ステップS14において、切替制御部20は、フルセグメント1番組(2チューナ)及びデータサーチモードで受信装置10を動作させる。
すなわち、切替制御部20は、チューナ14a、14bに対し、主放送チャンネル(第1の放送チャンネル)のフルセグメント放送波を受信するように指令すると共に、チューナ14c、14dに対し、第1の放送チャンネル以外の放送チャンネル{副放送チャンネル(各放送局)}のフルセグメント放送波のデータ放送を順次受信するように指令する。さらに、切替制御部20は、第1切替部18に対し、復調部16bからの信号をデコーダ22に直接送信するよう指令する。さらにまた、切替制御部20は、第2切替部24に対し、デコーダ22からの信号をコンテンツ分離部26aに送信するよう指令し、第3切替部32に対し、コンテンツ合成部30からの信号を表示部34に出力するよう指令する。加えて、コンテンツ合成部30に対し、主放送チャンネルの映像及び音声(並びに必要に応じてデータ放送)を表示部34に対して出力すると共に、副放送チャンネルのうち予め設定されているもののフルセグメント放送波のデータ放送からEPGのデータを取得するように指令する。その結果、表示部34では、1つのフルセグメント放送(主放送チャンネル)の映像(及び必要に応じてデータ放送)が表示されると共に、主放送チャンネルの音声が出力される。これと並行して、各副放送チャンネル(各放送局)のEPGが取得される。
ステップS11に戻り、受信品質QoRが閾値TH1未満である場合(S11:No)、ステップS15において、切替制御部20は、受信品質QoRが閾値TH3以上であるかどうかを判定する。受信品質QoRが閾値TH3以上である場合(S15:Yes)、ステップS16において、切替制御部20は、フルセグメント1番組(4チューナ)モードで受信装置10を動作させる。
すなわち、切替制御部20は、チューナ14a〜14dに対し、主放送チャンネル(第1の放送チャンネル)のフルセグメント放送波を受信するように指令する。さらに、切替制御部20は、第1切替部18に対し、復調部16bからの信号を復調部16aに送信するよう指令する。さらにまた、切替制御部20は、第2切替部24に対し、デコーダ22からの信号を第3切替部32に送信するよう指令し、第3切替部32に対し、第2切替部24からの信号を表示部34に出力するよう指令する。その結果、表示部34では、1つのフルセグメント放送(主放送チャンネル)の映像(及び必要に応じてデータ放送)が表示されると共に、主放送チャンネルの音声が出力される。
ステップS15において受信品質QoRが閾値TH3未満である場合(S15:No)、フルセグメント放送の受信はできない。そこで、ステップS17において、切替制御部20は、表示部34の画面40にフルセグメント放送の受信ができない旨を表示させる。すなわち、切替制御部20は、第3切替部32に対し、コンテンツ合成部30からの信号を表示部34に出力するよう指令すると共に、コンテンツ合成部30に対し、フルセグメント放送の受信ができない旨の表示を出力するよう指令する。この指令を受けたコンテンツ合成部30は、図示しないメモリに記憶されている当該表示を表示部34に対して出力する。
図6には、ユーザ設定として、ワンセグメント放送の受信に固定する設定が選択されている場合に受信装置10の受信方法及び出力方法を変更するフローチャート(図4のステップS7の詳細)である。
ステップS21において、切替制御部20は、受信品質QoRが閾値TH2以上であるかどうかを判定する。受信品質QoRが閾値TH2以上である場合(S21:Yes)、ステップS22において、切替制御部20は、ユーザ設定として2番組視聴が選択されているかどうかを判定する。2番組視聴が選択されている場合(S22:Yes)、ステップS23において、切替制御部20は、ワンセグメント2番組モードで受信装置10を動作させる。
すなわち、切替制御部20は、チューナ14a、14bに対し、主画面領域42に表示するものとして選択された主放送チャンネル(第1の放送チャンネル)のワンセグメント放送波を受信するように指令すると共に、チューナ14c、14dに対し、副画面領域44に表示するものとして選択された副放送チャンネル(第2の放送チャンネル)のワンセグメント放送波を受信するように指令する。さらに、切替制御部20は、第1切替部18に対し、復調部16bからの信号を(復調部16aを介さずに)デコーダ22に直接送信するよう指令する。さらにまた、切替制御部20は、第2切替部24に対し、デコーダ22からの信号をコンテンツ分離部26aに送信するよう指令し、第3切替部32に対し、コンテンツ合成部30からの信号を表示部34に出力するよう指令する。加えて、コンテンツ合成部30に対し、主放送チャンネルの映像及び音声(並びに必要に応じてデータ放送)と副放送チャンネルの映像(及び必要に応じてデータ放送)を表示部34に対して出力するように指令する。その結果、表示部34では、2つのワンセグメント放送(主放送チャンネル及び副放送チャンネル)の映像(及び必要に応じてデータ放送)が表示されると共に、主放送チャンネルの音声が出力される。
ステップS22において2番組視聴が選択されていない場合(S22:No)、ステップS24において、切替制御部20は、ワンセグメント1番組(2チューナ)及びデータサーチモードで受信装置10を動作させる。
すなわち、切替制御部20は、チューナ14a、14bに対し、主放送チャンネル(第1の放送チャンネル)のワンセグメント放送波を受信するように指令すると共に、チューナ14c、14dに対し、第1の放送チャンネル以外の放送チャンネル{副放送チャンネル(各放送局)}のワンセグメント放送波のデータ放送を順次受信するように指令する。さらに、切替制御部20は、第1切替部18に対し、復調部16bからの信号をデコーダ22に直接送信するよう指令する。さらにまた、切替制御部20は、第2切替部24に対し、デコーダ22からの信号をコンテンツ分離部26aに送信するよう指令し、第3切替部32に対し、コンテンツ合成部30からの信号を表示部34に出力するよう指令する。加えて、コンテンツ合成部30に対し、主放送チャンネルの映像及び音声(並びに必要に応じてデータ放送)を表示部34に対して出力すると共に、副放送チャンネルのうち予め設定されているもののワンセグメント放送波のデータ放送においてEPGのデータを取得するように指令する。その結果、表示部34では、1つのワンセグメント放送(主放送チャンネル)の映像(及び必要に応じてデータ放送)が表示されると共に、主放送チャンネルの音声が出力される。これと並行して、各副放送チャンネル(各放送局)のEPGが取得される。
ステップS21に戻り、受信品質QoRが閾値TH2未満である場合(S21:No)、ステップS25において、切替制御部20は、受信品質QoRが閾値TH4以上であるかどうかを判定する。受信品質QoRが閾値TH4以上である場合(S25:Yes)、ステップS26において、切替制御部20は、ワンセグメント1番組(4チューナ)モードで受信装置10を動作させる。
すなわち、切替制御部20は、チューナ14a〜14dに対し、主放送チャンネル(第1の放送チャンネル)のワンセグメント放送波を受信するように指令する。さらに、切替制御部20は、第1切替部18に対し、復調部16bからの信号を復調部16aに送信するよう指令する。さらにまた、切替制御部20は、第2切替部24に対し、デコーダ22からの信号を第3切替部32に送信するよう指令し、第3切替部32に対し、第2切替部24からの信号を表示部34に出力するよう指令する。その結果、表示部34では、1つのワンセグメント放送(主放送チャンネル)の映像(及び必要に応じてデータ放送)が表示されると共に、主放送チャンネルの音声が出力される。
ステップS25において受信品質QoRが閾値TH4未満である場合(S25:No)、ワンセグメント放送の受信はできない。そこで、ステップS27において、切替制御部20は、表示部34の画面40にワンセグメント放送の受信ができない旨を表示させる。すなわち、切替制御部20は、第3切替部32に対し、コンテンツ合成部30からの信号を表示部34に出力するよう指令すると共に、コンテンツ合成部30に対し、ワンセグメント放送の受信ができない旨の表示を出力するよう指令する。この指令を受けたコンテンツ合成部30は、図示しないメモリに記憶されている当該表示を表示部34に対して出力する。
図7には、ユーザ設定として、フルセグメント放送の受信及びワンセグメント放送の受信を自動切替えする設定が選択されている場合に受信装置10の受信方法及び出力方法を変更するフローチャート(図4のステップS7の詳細)である。
ステップS31において、切替制御部20は、受信品質QoRが閾値TH1以上であるかどうかを判定する。受信品質QoRが閾値TH1以上である場合(S31:Yes)、ステップS32において、切替制御部20は、ユーザ設定として2番組視聴が選択されているかどうかを判定する。2番組視聴が選択されている場合(S32:Yes)、ステップS33において、切替制御部20は、図5のステップS13と同様に、フルセグメント2番組モードで受信装置10を動作させる。ステップS32において2番組視聴が選択されていない場合(S32:No)、ステップS34において、切替制御部20は、図5のステップS14と同様に、フルセグメント1番組(2チューナ)及びデータサーチモードで受信装置10を動作させる。
ステップS31に戻り、受信品質QoRが閾値TH1未満である場合(S31:No)、ステップS35において、切替制御部20は、受信品質QoRが閾値TH2以上であるかどうかを判定する。受信品質QoRが閾値TH2以上である場合(S35:Yes)、ステップS36において、切替制御部20は、ユーザ設定として2番組視聴が選択されているかどうかを判定する。2番組視聴が選択されている場合(S36:Yes)、ステップS37において、切替制御部20は、図6のステップS23と同様に、ワンセグメント2番組モードで受信装置10を動作させる。ステップS36において2番組視聴が選択されていない場合(S36:No)、ステップS38において、切替制御部20は、映像視聴優先モードが選択されているかどうかを判定する。映像視聴優先モードが選択されている場合(S38:Yes)、切替制御部20は、図5のステップS16と同様に、フルセグメント1番組(4チューナ)モードで受信装置10を動作させる。映像視聴優先モードが選択されていない場合(S38:No)、ステップS40において、切替制御部20は、図6のステップS24と同様に、ワンセグメント1番組(2チューナ)及びデータサーチモードで受信装置10を動作させる。
ステップS35に戻り、受信品質QoRが閾値TH2未満である場合(S35:No)、ステップS41において、切替制御部20は、受信品質QoRが閾値TH3以上であるかどうかを判定する。受信品質QoRが閾値TH3以上である場合(S41:Yes)、ステップS42において、切替制御部20は、図5のステップS16と同様に、フルセグメント1番組(4チューナ)モードで受信装置10を動作させる。
ステップS41において受信品質QoRが閾値TH3未満である場合(S41:No)、ステップS43において、切替制御部20は、受信品質QoRが閾値TH4以上であるかどうかを判定する。受信品質QoRが閾値TH4以上である場合(S43:Yes)、ステップS44において、切替制御部20は、図6のステップS26と同様に、ワンセグメント1番組(4チューナ)モードで受信装置10を動作させる。受信品質QoRが閾値TH4未満である場合(S43:No)、ステップS45において、切替制御部20は、図6のステップS27と同様に、表示部34の画面40にワンセグメント放送の受信ができない旨を表示させる。
図8には、図5のステップS14、図6のステップS24及び図7のステップS34、S40におけるデータサーチ処理のフローチャートが示されている。
ステップS51において、切替制御部20は、各副放送チャンネル(各放送局)のフルセグメント放送又はワンセグメント放送波のデータ放送のEPGを、RFアンテナ12c、12d及びチューナ14c、14dを介してサーチ(取得)する。続くステップS52において、切替制御部20は、ステップS51で取得したEPGを復調部16b、第1切替部18、デコーダ22、コンテンツ分離部26bを介してコンテンツ格納部28に格納させる。
ステップS53において、切替制御部20は、コンテンツ合成部30に対し、コンテンツ格納部28に格納されているEPGの中に、事前に設定されたお気に入りキーワードに関連する番組が存在するかどうかを確認させる。前記お気に入りキーワードに関連する番組が存在しない場合(S53:No)、処理を終了する。前記お気に入りキーワードに関連する番組が存在する場合(S53:Yes)、ステップS54において、コンテンツ合成部30は、ユーザ設定として、前記お気に入りキーワードに関連する番組が新たに見つかったときその内容を表示する設定(新情報表示希望設定)になっているかどうかを確認する。新情報表示希望設定になっている場合(S54:Yes)、ステップS55において、コンテンツ合成部30は、表示部34の画面40に表示する映像に、当該新たに見つかった番組の情報を重畳して表示させる。新情報表示希望設定になっていない場合(S54:No)、ステップS56において、コンテンツ合成部30は、当該情報をコンテンツ格納部28に格納したままとする。
3.具体例
図9は、図5〜図7のフローチャートを受信品質QoRの一例に適用した場合の説明図である。図9では、時点t1まで受信品質QoRが閾値TH1以上であり、時点t1から時点t2までは受信品質QoRが閾値TH2以上閾値TH1未満である。時点t2から時点t3までは受信品質QoRが閾値TH1以上であり、時点t3から時点t4までは受信品質QoRが閾値TH2以上閾値TH1未満である。時点t4から時点t5までは受信品質QoRが閾値TH3以上閾値TH2未満であり、時点t5から時点t6までは受信品質QoRが閾値TH4以上閾値TH3未満である。時点t6以降は受信品質QoRが閾値TH4未満である。
図9の下側には、ユーザ設定の7つの組合せの場合が示されている。すなわち、上から順に、(i)受信する放送波をフルセグメント放送に固定する設定及び2番組視聴が選択されている場合、(ii)受信する放送波をフルセグメント放送に固定する設定が選択され、2番組視聴が選択されていない場合、(iii)受信する放送波をワンセグメント放送に固定する設定及び2番組視聴が選択されている場合、(iv)受信する放送波をワンセグメント放送に固定する設定が選択され、2番組視聴が選択されていない場合、(v)フルセグメント放送とワンセグメント放送を自動切替えする設定及び2番組視聴が選択されている場合、(vi)フルセグメント放送とワンセグメント放送を自動切替えする設定及び映像視聴優先が選択されている場合、(vii)フルセグメント放送とワンセグメント放送を自動切替えする設定が選択され、2番組視聴及び映像視聴優先が選択されない場合が示されている。なお、図9の各モードA〜Fの表記は、図3の表記方法に準じている。
また、図9からわかるように、受信品質QoRには振幅が存在するが、第1実施形態の受信装置10では、受信品質QoRの振幅の最低値と各閾値TH1〜TH4とを比較する。
4.第1実施形態の効果
以上のように、第1実施形態の受信装置10では、受信品質QoRに応じて、第1の放送チャンネル(主放送チャンネル)に割り当てるチューナ14a〜14dの数を制御する。これにより、受信品質QoRが高いとき、より少ない数のチューナ14a、14bを第1の放送チャンネルに割り当てることにより、チューナ14a〜14dを効率的に活用することが可能となる。また、受信品質QoRが低いとき、より多い数のチューナ14a〜14dを第1の放送チャンネルに割り当てることで、より安定した受信が可能となる。従って、デジタル放送波の受信品質QoRが変化する場合でも、複数のチューナ14a〜14dを効率的に利用することが可能となる。
第1実施形態では、切替制御部20は、第1の放送チャンネル(主放送チャンネル)に割り当てないチューナ14c、14dが残っているとき、チューナ14c、14dを第2の放送チャンネル(副放送チャンネル)に割り当てる。これにより、複数の放送チャンネルからデジタル放送波を受信し、これらのデジタル放送波を用いた処理が可能となる。
第1実施形態では、主放送チャンネルに割り当てられないチューナ14c、14dを利用して、副放送チャンネルの映像を主放送チャンネルの映像と同時表示したり、各副放送チャンネルのデジタル放送波に含まれるデータ放送を随時更新することができる。
第1実施形態では、主放送チャンネルに割り当てられないチューナ14c、14dを利用して、各副放送チャンネルのデジタル放送波に含まれるデータ放送を随時更新することができると共に、受信品質QoRが低いときには第1の放送チャンネルの放送をより確実に受信し、表示部34に出力することができる。
B.第2実施形態
1.地上デジタル放送受信装置10Aの構成
図10は、この発明の第2実施形態に係る地上デジタル放送受信装置10A(以下「受信装置10A」とも称する。)の回路図である。第2実施形態の受信装置10Aの構成要素のうち、第1実施形態の受信装置10と同様の構成要素には、同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
第1実施形態の受信装置10と異なる点として、第2実施形態の受信装置10Aは、2つの表示部34a、34bを有する。表示部34aは前席用であり、表示部34bは後席用である。これに伴い、受信装置10Aは、第4切替部60及び第5切替部62を備える。第4切替部60は、切替制御部20からの指令に基づいて、コンテンツ分離部26bからの信号をコンテンツ格納部28又は第5切替部62に選択的に出力する。第5切替部62は、切替制御部20からの指令に基づいて、表示部34bに入力する信号を、第3切替部32からの信号とするか又は第4切替部60からの信号とするかを選択する。
第1切替部18、第2切替部24、第3切替部32、第4切替部60及び第5切替部62を制御することにより、表示部34a、34bで異なる番組の表示や2番組視聴が可能となる。
例えば、図11Aに示すように、主放送チャンネル(第1の放送チャンネル)の番組及び副放送チャンネル(第2の放送チャンネル)の番組の両方を表示部34a、34bに出力することができる。
すなわち、切替制御部20は、チューナ14a、14bに対し、主放送チャンネルのフルセグメント放送波又はワンセグメント放送波を受信するように指令すると共に、チューナ14c、14dに対し、副放送チャンネルのフルセグメント放送波又はワンセグメント放送波を受信するように指令する。さらに、切替制御部20は、第1切替部18に対し、復調部16bからの信号を(復調部16aを介さずに)デコーダ22に直接送信するよう指令する。さらにまた、切替制御部20は、第2切替部24に対し、デコーダ22からの信号をコンテンツ分離部26aに送信するよう指令し、第3切替部32に対し、コンテンツ合成部30からの信号を表示部34aに出力するよう指令する。加えて、切替制御部20は、第4切替部60に対し、コンテンツ分離部26bからの信号をコンテンツ格納部28に送信するよう指令すると共に、第5切替部62に対し、第3切替部32からの信号を表示部34bに入力するよう指令する。さらに、切替制御部20は、コンテンツ合成部30に対し、主放送チャンネルの映像及び音声(並びに必要に応じてデータ放送)と副放送チャンネルの映像(及び必要に応じてデータ放送)を表示部34a、34bに対して出力するように指令する。その結果、表示部34a、34bでは、2つのフルセグメント放送(主放送チャンネル及び副放送チャンネル)の映像(及び必要に応じてデータ放送)が表示されると共に、主放送チャンネルの音声が出力される。
また、図11Bに示すように、チューナ14a、14bで受信した主放送チャンネル(第1の放送チャンネル)の番組を表示部34aに出力し、チューナ14c、14dで受信した副放送チャンネル(第2の放送チャンネル)の番組を表示部34bに出力することもできる。
すなわち、切替制御部20は、チューナ14a、14bに対し、主放送チャンネルのフルセグメント放送波又はワンセグメント放送波を受信するように指令すると共に、チューナ14c、14dに対し、副放送チャンネルのフルセグメント放送波又はワンセグメント放送波を受信するように指令する。さらに、切替制御部20は、第1切替部18に対し、復調部16bからの信号を(復調部16aを介さずに)デコーダ22に直接送信するよう指令する。さらにまた、切替制御部20は、第2切替部24に対し、デコーダ22からの信号をコンテンツ分離部26aに送信するよう指令し、第3切替部32に対し、コンテンツ合成部30からの信号を表示部34aに出力するよう指令する。加えて、切替制御部20は、第4切替部60に対し、コンテンツ分離部26bからの信号を第5切替部62に送信するよう指令すると共に、第5切替部62に対し、第4切替部60からの信号を表示部34bに入力するよう指令する。さらに、切替制御部20は、コンテンツ合成部30に対し、主放送チャンネルの映像及び音声(並びに必要に応じてデータ放送)を表示部34aに対して出力するように指令する。その結果、表示部34aでは、主放送チャンネルの映像(及び必要に応じてデータ放送)が表示されると共に、主放送チャンネルの音声が出力される。表示部34bでは、副放送チャンネルの映像(及び必要に応じてデータ放送)が表示されると共に、副放送チャンネルの音声が出力される。
さらに、図11Cに示すように、主放送チャンネルの番組を表示部34a、34bの両方に出力することもできる。すなわち、切替制御部20は、チューナ14a〜14dに対し、主放送チャンネルのフルセグメント放送波又はワンセグメント放送波を受信するように指令する。さらに、切替制御部20は、第1切替部18に対し、復調部16bからの信号を復調部16aに送信するよう指令する。さらにまた、切替制御部20は、第2切替部24に対し、デコーダ22からの信号をコンテンツ分離部26aに送信するよう指令し、第3切替部32に対し、コンテンツ合成部30からの信号を表示部34aに出力するよう指令する。加えて、切替制御部20は、コンテンツ合成部30に対し、主放送チャンネルの映像及び音声(並びに必要に応じてデータ放送)を表示部34aに対して出力するよう指令する。さらに、切替制御部20は、第5切替部62に対し、第3切替部32からの信号を表示部34bに入力するよう指令する。その結果、表示部34a、34bでは、主放送チャンネルの映像(及び必要に応じてデータ放送)が表示されると共に、主放送チャンネルの音声が出力される。なお、上記の代わりに、第2切替部24の出力を第3切替部32に送信することも可能である。
2.第2実施形態の効果
第2実施形態に係る受信装置10Aでは、第1実施形態に係る受信装置10の効果に加え、前席の表示部34aと後席の表示部34bとで異なる表示を行うことができる。これにより、複数のユーザの好みをより反映した番組を出力可能となる。
C.変形例
なお、この発明は、上記第1実施形態及び第2実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
上記各実施形態では、受信装置10、10Aを車両に搭載したが、これに限られず、別の対象に搭載してもよい。例えば、受信装置10、10Aを船舶や航空機等の移動体に用いることもできる。
上記各実施形態では、受信装置10を地上デジタル放送の受信用に用いたが、その他の放送に用いてもよい。
上記各実施形態では、映像、音声及びデータ放送を出力する構成について述べたが、映像のみ、データ放送のみ又は音声のみ(ラジオ放送)を出力する構成であってもよい。
上記各実施形態では、4つのチューナ14a〜14dに対応させて4つのRFアンテナ12a〜12dを設けたが、これに限られず、複数のチューナに1つのRFアンテナを対応させて設けてもよい。
上記各実施形態では、1つのデジタル放送波を2つ又は4つのチューナ14a〜14dを用いて受信したが、これに限られず、1つ、3つ又は5つ以上のチューナで1つのデジタル放送波を受信することも可能である。例えば、2つのチューナ14a、14bでは受信が困難となったとき、3つのチューナ14a〜14cを用いて受信をし、さらに受信品質QoRが低くなったとき、4つのチューナ14a〜14dを用いて受信することもできる。反対に、受信品質QoRが非常に高いとき、1つのチューナ14aを用いて1つのデジタル放送波を受信するように切り替えてもよい。
上記各実施形態では、いずれのモードでも全てのチューナ14a〜14dを使用したが、これに限られない。例えば、上述のように、2つのチューナ14a、14bでは受信が困難となったとき、3つのチューナ14a〜14cを用いて受信をした場合、残りのチューナ14dは動作させないことも可能である。
上記各実施形態では、データサーチ処理として、EPGの取得及びEPGからユーザの好み(キーワード)に合った番組のサーチを行ったが、その他の処理を行うことも可能である。例えば、キーワードに合った番組を検出した場合、当該番組を録画することも可能である。或いは、データサーチ処理の代わりに、ユーザが選択した番組を録画してもよい。