[go: up one dir, main page]

JP2010086586A - 垂直磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

垂直磁気記録媒体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010086586A
JP2010086586A JP2008253047A JP2008253047A JP2010086586A JP 2010086586 A JP2010086586 A JP 2010086586A JP 2008253047 A JP2008253047 A JP 2008253047A JP 2008253047 A JP2008253047 A JP 2008253047A JP 2010086586 A JP2010086586 A JP 2010086586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic recording
layer
gas
ozone
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008253047A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Sedo
佑介 瀬藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Hoya Magnetics Singapore Pte Ltd
Original Assignee
Hoya Corp
Hoya Magnetics Singapore Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp, Hoya Magnetics Singapore Pte Ltd filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2008253047A priority Critical patent/JP2010086586A/ja
Publication of JP2010086586A publication Critical patent/JP2010086586A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】 保護層成膜工程に用いたチャンバー内部における堆積物を効率的に除去することで、基体上の層へのパーティクルの混入を低減し、垂直磁気記録媒体の歩留まりを向上することが可能な垂直磁気記録媒体の製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明にかかる垂直磁気記録媒体100の製造方法の構成は、基体110上に、柱状に成長した結晶粒子の間に非磁性の粒界部を形成したグラニュラー構造の磁気記録層122を成膜する磁気記録層成膜工程と、CVD法により炭素系保護層126を成膜する保護層成膜工程と、炭素系保護層の成膜に使用したチャンバーの内部に堆積した堆積物をオゾンを用いて除去するクリーニング工程と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、垂直磁気記録方式のHDD(ハードディスクドライブ)などに搭載される垂直磁気記録媒体の製造方法に関するものである。
近年の情報処理の大容量化に伴い、各種の情報記録技術が開発されている。特に磁気記録技術を用いたHDDの面記録密度は年率100%程度の割合で増加し続けている。最近では、HDD等に用いられる2.5インチ径の磁気記録媒体にして、1枚あたり200GBを超える情報記録容量が求められるようになってきており、このような要請にこたえるためには1平方インチあたり400GBを超える情報記録密度を実現することが求められる。
HDD等に用いられる磁気記録媒体において高記録密度を達成するために、近年、垂直磁気記録方式の垂直磁気記録媒体が提案されている。垂直磁気記録方式は、磁気記録層の磁化容易軸が基板面に対して垂直方向に配向するよう調整されている。垂直磁気記録方式は従来の面内記録方式に比べて、超常磁性現象により記録信号の熱的安定性が損なわれ、記録信号が消失してしまう、いわゆる熱揺らぎ現象を抑制することができるので、高記録密度化に対して好適である。
垂直磁気記録方式に用いる磁気記録媒体としては、高い熱安定性と良好な記録特性を示すことから、CoCrPt−SiO垂直磁気記録媒体(例えば、非特許文献1)が提案されている。これは磁気記録層において、Coのhcp構造(六方最密結晶格子)の結晶が柱状に連続して成長した磁性粒子の間に、非磁性のCrおよびSiOが偏析して粒界部を形成し、グラニュラー構造を構成する。これにより、磁性粒子の微細化と保磁力Hcの向上をあわせて図るものである。
上述したような情報記録密度の増加に伴い、円周方向の線記録密度(BPI:Bit Per Inch)、半径方向のトラック記録密度(TPI:Track Per Inch)のいずれも増加の一途を辿っている。さらに、磁気ディスクの磁性層と、磁気ヘッドの記録再生素子との間隙(磁気的スペーシング)を狭くしてS/N比を向上させる技術も検討されている。近年望まれる磁気ヘッドの浮上量は10nm以下である。
このような、磁気的スペーシングを小さくするための1つの技術として、磁気ヘッド素子の動作時に、ヘッド素子を発熱させ、その熱によって磁気ヘッドを熱膨張させ、ABS(The air bearing surface)方向にわずかに突出させるDFH(Dynamic Flying Height)ヘッドが提案されている。これにより、磁気ヘッドと磁気ディスクとの間隙を調節し、常に安定して狭い磁気的スペーシングで磁気ヘッドを飛行させることができる。
垂直磁気記録ディスクでは、磁気ヘッドが垂直磁気記録ディスクに衝突した際、磁気記録層の表面が傷つかないように保護する保護層が設けられる。保護層は、カーボンオーバーコート(COC)、即ち、カーボン皮膜によって高硬度な皮膜を形成する。保護層には、カーボンの硬いダイヤモンドライク結合と、柔らかいグラファイト結合とが混在しているものもある(例えば、特許文献1)。また、ダイヤモンドライク結合保護層を、CVD(Chemical Vapour Deposition)法によって製造する技術も開示されている(例えば、特許文献2)。
特開平10−11734号公報 特開2006−114182号公報 T. Oikawa et. al.、 IEEE Trans. Magn、 vol.38、 1976-1978(2002)
ところで、上述したように保護層の成膜方法には様々な手法があるが、現状では上記のCVD法が最も多く用いられている。CVD法による保護層の成膜工程では、保護層の直下となる層までを成膜した基体をチャンバー内に導入し、チャンバー内を真空状態とした後に、チャンバー内にエチレンガスを送入する。そして、チャンバー設けられた電極に電圧をかけ、エチレンガスをプラズマ化させる。これにより炭素イオンが生成され、かかる炭素イオンが基体に付着(到達)し、炭素原子からなる皮膜である保護層が基体上に成膜される。このようなCVD法を用いて成膜された皮膜は、スパッタ法を用いて成膜したものよりも膜硬度が高いため、磁気ヘッドからの衝撃に対してより有効に垂直磁気記録媒体を防護することができる。
しかし、チャンバー内のエチレンガスのプラズマ化により生成した炭素イオンは、基体だけでなく、チャンバー内部のシールド等、基体以外の箇所にも付着してしまう。基体以外の箇所に付着した炭素イオンが堆積し続けると炭素の皮膜(堆積物)を形成してしまい、その膜厚が所定の膜厚に達すると、膜応力が増大するため堆積物はかかる箇所(基体以外の箇所)から剥離する。その結果、剥離した堆積物がパーティクルとなり、基体上に成膜された層に混入し、これにより垂直磁気記録媒体の歩留まりが低下してしまう。
したがって、歩留まりの低下を防ぐために従来からもチャンバー内の堆積物を除去するためのクリーニング工程が行われている。かかるクリーニング工程では酸素(ガス)が用いられており、酸素ガスによりチャンバー内に酸素イオンを発生させ、基体以外の箇所に付着している堆積物を酸化してアッシングし、ガス化した後にポンプにて除去している。
しかし、上述したクリーニング工程のプロセス時間は、4秒以下と非常に短時間である。このため、かかるクリーニング工程では、基体以外の箇所に付着している堆積物をすべて酸化してアッシングすることができておらず、故に、基体上の層へのパーティクルの混入は低減されたものの、垂直磁気記録媒体の歩留まりは所望する基準まで到達していない。
したがって、チャンバー内の堆積物の除去効率を向上するために、例えばクリーニング工程のプロセス時間の延長も検討された。しかし、プロセス時間を延長したところ、クリーニング工程において用いられたチャンバー内の気体の排気に要する時間を短縮せざるを得なかった。その結果、チャンバー内にクリーニング工程において用いた酸素ガスが残留することとなり、次に保護層を成膜する基体がチャンバー内に導入された際に、かかる基体に成膜されている保護層の直下となる層が酸素により酸化してしまい、垂直磁気記録媒体の品質の低下が発生してしまった。
このため、上記のクリーニング工程によるチャンバー内の堆積物の除去は限界に達しており、現状における垂直磁気記録媒体の歩留まりは頭打ちとなっている。したがって、垂直磁気記録媒体の歩留まりを向上するためには、チャンバー内の堆積物の除去効率を向上することが可能な新たな手法の確立が課題となっていた。
本発明は、このような課題に鑑み、保護層成膜工程に用いたチャンバー内部における堆積物を効率的に除去することで、基体上の層へのパーティクルの混入を低減し、垂直磁気記録媒体の歩留まりを向上することが可能な垂直磁気記録媒体の製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために発明者らが鋭意検討したところ、酸素ガスよりも酸化能力が高いガスを用いることが、チャンバー内部における堆積物の除去効率の向上に有効であることに着目した。そして、さらに研究を重ねることにより、酸化能力が高いガスとしてオゾンが好適であることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、上記課題を解決するために、本発明にかかる垂直磁気記録媒体の製造方法の代表的な構成は、基体上に、柱状に成長した結晶粒子の間に非磁性の粒界部を形成したグラニュラー構造の磁気記録層を成膜する磁気記録層成膜工程と、CVD法により炭素系保護層を成膜する保護層成膜工程と、炭素系保護層の成膜に使用したチャンバーの内部に堆積した堆積物をオゾンを用いて除去するクリーニング工程と、を含むことを特徴とする。
上記構成では、クリーニング工程において、保護層の成膜に使用したチャンバーの内部に堆積した堆積物をオゾンを用いて除去する。オゾンは従来用いられていた酸素よりも酸化能力が著しく高いため、短時間のクリーニング工程においてもチャンバー内部の堆積物を効率的に酸化してアッシングすることができる。したがって、従来と同じプロセス時間において、従来よりも堆積物を効率的に除去し、基体上の層へのパーティクルの混入を著しく低減することができるため、垂直磁気記録媒体の歩留まりを更に向上することが可能となる。
また上記構成では短時間のプロセス時間で効率的に堆積物を除去可能であることから、クリーニング工程において用いられたチャンバー内の気体の排気に要する時間を十分に得ることができる。したがって、チャンバー内における反応性の高いオゾンの残留を防止し、後にチャンバー内に導入される基体上に成膜している層(保護層の直下となる層)の酸化を防止することが可能となり、垂直磁気記録媒体の品質の低下を招くことがない。
上記のチャンバー内に不活性ガスを注入し、オゾンを不活性ガスが混合した混合ガスとすることで、チャンバー内におけるオゾンの濃度を低下させるガス混合工程と、混合ガスをチャンバーから排気する排気工程と、を更に含むとよい。
上述したように、クリーニング工程において酸素に替えてオゾンを用いることにより、堆積物の除去効率を著しく向上することができる。しかし、その一方で、オゾンの反応性の高さ故に、チャンバー内部の気体を排気する流路(排気流路)がオゾンにより腐食し、損傷してしまうおそれがある。
したがって、上記構成の如く、オゾンを用いたクリーニング工程を行った後に、ガス混合工程においてチャンバー内に不活性ガスを注入することにより、チャンバー内のオゾンに不活性ガスを混合し、チャンバー内におけるオゾンの濃度を低下させる。これにより、排気流路を通過する気体は、オゾンのみ、または高濃度のオゾンが含まれる気体ではなく、オゾンの濃度が低い、すなわち不活性ガスによりオゾンが希釈された気体(混合ガス)となる。したがって、チャンバー内のオゾンを含む排気が通過することによる排気流路のオゾンによる腐食を防止し、排気流路の劣化および損傷を防ぐことが可能となる。
上記の不活性ガスは、希ガス元素であるとよい。希ガス元素は原子の電子配置において最外殻が閉殻となっているため、化学的に非常に安定である、すなわち不活性である。したがって、不活性ガスとしては希ガス元素を好適に用いることができる。
上記の不活性ガスは、Arであるとよい。Arは希ガス元素であるため、上述した利点を得ることができる。またArは、保護層以外の層を成膜するスパッタリングにおいて雰囲気ガスとして用いられているため、かかるArを不活性ガスとして用いることで、他の希ガス元素を用いた場合と比較して、材料数の増加を抑え、コストの増加を防ぐことが可能となる。
なお不活性ガスは、反応性が低く、化学的に不活性なガス(気体)であればよく、希ガス元素以外には、窒素等も好適に用いることができる。
上記の混合ガスの混合比は、オゾン:不活性ガスが15:5〜5:10の範囲であるとよい。混合ガスにおけるオゾンと不活性ガスの混合比をかかる範囲内とすることで、上述した利点を最も効果的に得ることができる。
上記の混合ガスをチャンバーから排気する排気流路は、Niを含まないCr−Fe合金のステンレス鋼からなるとよい。
排気流路としてNiを含有するステンレス鋼を用いた場合、Niとオゾンとが反応して腐食が生じ、排気流路の部材の劣化および損傷を招くおそれがある。したがって、上記構成のように、Niを含まないCr−Fe合金のステンレス鋼を排気流路に用いることにより、オゾンによる排気流路の腐食を防止し、これによる劣化および損傷を回避することができる。
上記の排気工程において、混合ガスに還元ガスを添加するとよい。還元ガスとは、還元能力を有するガスである。したがって、かかる構成によれば、混合ガスに含まれ、高い酸化能力を有するオゾンと、還元能力を有する還元ガスとを排気工程において反応させ、オゾンの酸化能力を低下させることができる。これにより、オゾンの腐食による、混合ガスを排気するための排気流路の部材の劣化および損傷を低減することができる。なお、還元ガスとしては水素(ガス)を例示することができるが、これ限定するものではなく、還元能力を有するガス(気体)であればよい。
上記の磁気記録層成膜工程と保護層成膜工程の間に、基体主表面の面内方向に磁気的にほぼ連続した補助記録層を成膜する補助記録層成膜工程を更に含むとよい。
上記構成によれば、磁気記録層と保護層との間に補助記録層が設けられる。これにより、逆磁区核形成磁界Hnを向上させてノイズを低減し、飽和磁化Msを向上させて書き込みやすさ、すなわちオーバーライト特性を向上させることができる。
また上述したように、本発明によれば短時間のプロセス時間で効率的に堆積物を除去可能であることから、クリーニング工程後のチャンバー内の気体を排気する時間を十分に確保することができるため、チャンバー内におけるオゾンの残留を極めて低減することが可能となる。したがって、後にチャンバー内に導入される基体上に成膜している層、すなわち補助記録層の酸化を防止することが可能となり、垂直磁気記録媒体の品質の低下を招くことがない。
本発明によれば、保護層成膜工程に用いたチャンバー内部における堆積物を効率的に除去することで、基体上の層へのパーティクルの混入を低減し、垂直磁気記録媒体の歩留まりを向上することが可能な垂直磁気記録媒体の製造方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(実施形態)
本実施形態では、まず本発明にかかる垂直磁気記録媒体の製造方法の実施形態について説明した後に、クリーニング工程、ガス混合工程、排気工程について詳細に説明する。
[垂直磁気記録媒体]
図1は、本実施形態にかかる垂直磁気記録媒体100の構成を説明する図である。図1に示す垂直磁気記録媒体100は、ディスク基体110、付着層112、第1軟磁性層114a、スペーサ層114b、第2軟磁性層114c、前下地層116、第1下地層118a、第2下地層118b、非磁性グラニュラー層120、第1磁気記録層122a、第2磁気記録層122b、補助記録層124、保護層126、潤滑層128で構成されている。なお第1軟磁性層114a、スペーサ層114b、第2軟磁性層114cは、あわせて軟磁性層114を構成する。第1下地層118aと第2下地層118bはあわせて下地層118を構成する。第1磁気記録層122aと第2磁気記録層122bとはあわせて磁気記録層122を構成する。
ディスク基体110は、アモルファス(非晶質)のアルミノシリケートガラスをダイレクトプレスで円板状に成型したガラスディスクを用いることができる。なおガラスディスクの種類、サイズ、厚さ等は特に制限されない。このガラスディスクに研削、研磨、化学強化を順次施し、化学強化ガラスディスクからなる平滑な非磁性のディスク基体110を得ることができる。
ディスク基体110上に、DCマグネトロンスパッタリング法にて付着層112から補助記録層124まで順次成膜を行い、保護層126はCVD法により成膜することができる。この後、潤滑層128をディップコート法により形成することができる。
なお、生産性が高いという点で、インライン型成膜方法を用いることも好ましい。図2は、本実施形態で用いるインライン型成膜方法において各層を成膜するチャンバの配置を説明する配置図である。
図2に示すように、まずディスク基体110は、図中白抜矢印で示すように付着層112を成膜するチャンバに導入される。その後、図中黒矢印で示すように時計回りで各層を成膜するチャンバに導入される。本実施形態において、保護層126を成膜するCVDチャンバ150は2つあり(CVD150a、150b)、並列に隣接して配置されている。CVDチャンバ150aおよびCVDチャンバ150bは、保護層126の成膜とCVDチャンバ150のクリーニングとを交互に遂行しており、例えば、CVDチャンバ150aで保護層126を成膜している場合、CVDチャンバ150bではクリーニングを行っている。
クリーニングとは、後述するようにCVDチャンバ150内を、オゾン(O)プラズマを用いてアッシング(ドライエッチング)することにより付着したカーボンを取り除くことである。このようにCVDチャンバ150を複数備え、保護層126の成膜とCVDチャンバのクリーニングを交互に行うことにより、ラインを停止することなく、付着した成膜材料による基体の不具合を低減させることができる。
以下、各層の構成について説明する。
付着層112はディスク基体110に接して形成され、この上に成膜される軟磁性層114とディスク基体110との剥離強度を高める機能と、この上に成膜される各層の結晶グレインを微細化及び均一化させる機能を備えている。
軟磁性層114は、垂直磁気記録方式において記録層に垂直方向に磁束を通過させるために、記録時に一時的に磁路を形成する層である。軟磁性層114は第1軟磁性層114aと第2軟磁性層114cの間に非磁性のスペーサ層114bを介在させることによって、AFC(Antiferro-magnetic exchange coupling:反強磁性交換結合)を備えるように構成することができる。これにより軟磁性層114の磁化方向を高い精度で磁路(磁気回路)に沿って整列させることができ、磁化方向の垂直成分が極めて少なくなるため、軟磁性層114から生じるノイズを低減することができる。
前下地層116は非磁性の合金層であり、軟磁性層114を防護する作用と、この上に成膜される下地層118に含まれる六方最密充填構造(hcp構造)の磁化容易軸をディスク垂直方向に配向させる機能を備える。
下地層118はhcp構造であって、磁気記録層122のCoのhcp構造の結晶をグラニュラー構造として成長させる作用を有している。なお、本実施形態のように下地層118をRuとした場合において、スパッタ時のガス圧を変更することによりRuからなる2層構造とすることができる。具体的には、下層側の第1下地層118aを形成する際にはArのガス圧を所定圧力(低圧)にし、上層側の第2下地層118bを形成する際には、第1下地層118aを形成するときよりもArのガス圧を高くする、すなわち高圧にする。これにより、第1下地層118aによる磁気記録層122の結晶配向性の向上、および第2下地層118bによる磁気記録層122の磁性粒子の粒径の微細化が可能となる。
非磁性グラニュラー層120はグラニュラー構造を有する非磁性の層である。下地層118のhcp結晶構造の上に非磁性のグラニュラー層を形成し、この上に第1磁気記録層122a(または磁気記録層122)のグラニュラー層を成長させることにより、磁性のグラニュラー層を初期成長の段階(立ち上がり)から分離させる作用を有している。これにより、磁気記録層122の磁性粒子の孤立化を促進することができる。
磁気記録層122は、Co系合金、Fe系合金、Ni系合金から選択される硬磁性体の磁性粒の周囲に非磁性物質を偏析させて粒界を形成した柱状のグラニュラー構造を有している。この磁性粒は、非磁性グラニュラー層120を設けることにより、そのグラニュラー構造から継続してエピタキシャル成長することができる。磁気記録層122は単層でもよいが、本実施形態では組成および膜厚の異なる第1磁気記録層122aと、第2磁気記録層122bとから構成されている。これにより、第1磁気記録層122aの結晶粒子から継続して第2磁気記録層122bの小さな結晶粒子が成長し、主記録層たる第2磁気記録層122bの微細化を図ることができ、SNRの向上が可能となる。
本実施形態では、第1磁気記録層122aにCoCrPt−Crを用いる。また第2磁気記録層122bには、CoCrPt−SiO−TiOを用いる。これにより、CoCrPtからなる磁性粒(グレイン)の周囲に非磁性物質であるCrおよび酸化物(CrまたはSiO、TiO)が偏析して粒界を形成し、磁性粒が柱状に成長したグラニュラー構造を形成した。なお、これらの第1磁気記録層122aおよび第2磁気記録層122bに用いた物質は一例であり、これに限定されるものではない。
さらに本実施形態では、第1磁気記録層122aにおいて1種類の、第2磁気記録層122bにおいて2種類の非磁性物質(酸化物)を用いているが、これに限定されるものではなく、第1磁気記録層122aまたは第2磁気記録層122bのいずれかまたは両方において2種類以上の非磁性物質を複合して用いることも可能である。
補助記録層124は基体主表面の面内方向に磁気的にほぼ連続した磁性層である。補助記録層124は磁気記録層122に対して磁気的相互作用を有するように、隣接または近接している必要がある。補助記録層124の材質としては、例えばCoCrPt、CoCrPtB、またはこれらに微少量の酸化物を含有させて構成することができる。補助記録層124は逆磁区核形成磁界Hnの調整、保磁力Hcの調整を行い、これにより耐熱揺らぎ特性、OW特性、およびSNRの改善を図ることを目的としている。この目的を達成するために、補助記録層124は垂直磁気異方性Kuおよび飽和磁化Msが高いことが望ましい。なお本実施形態において補助記録層124は磁気記録層122の上方に設けているが、下方に設けてもよい。
なお、「磁気的に連続している」とは磁性が連続していることを意味している。「ほぼ連続している」とは、補助記録層124全体で観察すれば一つの磁石ではなく、結晶粒子の粒界などによって磁性が不連続となっていてもよいことを意味している。粒界は結晶の不連続のみではなく、Crが偏析していてもよく、さらに微少量の酸化物を含有させて偏析させても良い。ただし補助記録層124に酸化物を含有する粒界を形成した場合であっても、磁気記録層122の粒界よりも面積が小さい(酸化物の含有量が少ない)ことが好ましい。補助記録層124の機能と作用については必ずしも明確ではないが、磁気記録層122のグラニュラー磁性粒と磁気的相互作用を有する(交換結合を行う)ことによってHnおよびHcを調整することができ、耐熱揺らぎ特性およびSNRを向上させていると考えられる。またグラニュラー磁性粒と接続する結晶粒子(磁気的相互作用を有する結晶粒子)がグラニュラー磁性粒の断面よりも広面積となるため磁気ヘッドから多くの磁束を受けて磁化反転しやすくなり、全体のOW特性を向上させるものと考えられる。
保護層126は炭素系の保護層であり、真空を保ったままカーボンをCVD法により成膜して形成することができる(保護層成膜工程)。保護層126は、磁気ヘッドの衝撃から垂直磁気記録媒体100を防護するための層である。一般にCVD法によって成膜されたカーボンはスパッタ法によって成膜したものと比べて膜硬度が向上するので、磁気ヘッドからの衝撃に対してより有効に垂直磁気記録媒体100を防護することができる。
潤滑層128は、PFPE(パーフロロポリエーテル)をディップコート法により成膜することができる。PFPEは長い鎖状の分子構造を有し、保護層126表面のN原子と高い親和性をもって結合する。この潤滑層128の作用により、垂直磁気記録媒体100の表面に磁気ヘッドが接触しても、保護層126の損傷や欠損を防止することができる。
以上の製造工程により、垂直磁気記録媒体100を得ることができた。次に、クリーニング工程、ガス混合工程、排気工程について詳述する。
上述したように、本実施形態では、ディスク基体110上に、DCマグネトロンスパッタリング法にて付着層112から補助記録層124まで順次成膜を行い、保護層126は、保護層成膜工程においてCVD法により成膜した。保護層までを成膜したディスク基体は、その後次のチャンバーに移動し、潤滑層128がディップコート法により形成されるが、保護層の成膜に使用されたチャンバーでは、以下に説明するクリーニング工程、ガス混合工程、排気工程が行われる。
[クリーニング工程]
クリーニング工程では、保護層126の成膜に使用したチャンバーの内部に堆積した堆積物をオゾンを用いて除去する。詳細には、保護層126の成膜に使用した、すなわち保護層126成膜後のチャンバーの内部にオゾンを送入し、かかるオゾンをイオン化する。そして、オゾンイオンにより、チャンバーの内部の基体以外の箇所に付着して堆積した堆積物を酸化してアッシングし、ガス化した後にポンプにて除去する。
このようにクリーニング工程にオゾンを用いることにより、堆積物を酸化する能力が著しく高まるため、チャンバー内部における堆積物を短時間で効率的に酸化してアッシングすることができる。したがって、酸素を用いた従来のクリーニング工程と同じプロセス時間であっても、従来よりも堆積物を効率的に除去し、ディスク基体110上の層へのパーティクルの混入を著しく低減することが可能となる。これにより、垂直磁気記録媒体100の歩留まりを更に向上することができる。
また、短いプロセス時間で効率的に堆積物を除去できるため、チャンバー内の気体の排気に要する時間を十分に確保することが可能となる。これにより、クリーニングに用いられたオゾンをチャンバー内から確実に排気し、反応性の高いオゾンのチャンバー内への残留を防止することができるため、後にチャンバー内に導入される基体の上に成膜している層(保護層126の直下となる層、本実施形態においては補助記録層124)の酸化を防ぐことが可能となり、垂直磁気記録媒体100の品質の低下を招くことがない。
[ガス混合工程]
ガス混合工程では、クリーニング工程後のチャンバー内に不活性ガスを注入し、オゾンを不活性ガスが混合した混合ガスとすることで、チャンバー内におけるオゾンの濃度を低下させる。これにより、後述する排気工程において排気流路を通過する気体は、オゾンのみ、または高濃度のオゾンが含まれる気体ではなく、オゾンの濃度が低い、すなわち不活性ガスによりオゾンが希釈された気体(混合ガス)となる。したがって、排気流路を、高濃度のオゾンを含む排気が通過しないため、すなわちオゾンが希釈された混合ガスが通過するため、反応性の高いオゾンによる排気流路の腐食を防止し、排気流路の劣化および損傷を防ぐことが可能となる。
なお混合ガスの混合比、すなわちオゾンと不活性ガスの混合比は、オゾン:不活性ガスが15:5〜5:10の範囲であるとよい。これにより、上述した利点を最も効果的に得ることができる。例えば、混合ガスにおけるオゾンの割合が大きすぎる場合、オゾンの希釈が不十分となり、オゾンによる排気流路の腐食を防止する効果が低減してしまう。また、オゾンの割合が小さすぎる場合、チャンバーから排気する混合ガスの量が増加してしまうため、排気に要する時間が増大してしまう。
上記の不活性ガスは、希ガス元素であるとよい。希ガス元素は、その電子配置故に化学的に非常に安定、すなわち不活性であるため、オゾンと反応したり、排気流路を腐食したりすることがない。したがって、不活性ガスとしては希ガス元素が好適である。
更に、数ある希ガス元素の中でも、不活性ガスとしてはArが最も好適である。Arは、保護層126以外の層を成膜するスパッタリングにおいて雰囲気ガスとして用いられているため、Arを用いることにより、他の希ガス元素を用いた場合と比較してコストの増加を抑えることができる。
[排気工程]
排気工程では、ガス混合工程において生成された混合ガス、すなわちオゾンが希釈された気体をチャンバーから排気する。これにより、クリーニングに用いられたオゾンをチャンバー内から確実に排気し、反応性の高いオゾンのチャンバー内への残留を防止することができる。
なお、当該排気工程では、混合ガスに還元ガスを添加するとよい。これにより、排気工程において、混合ガスに含まれる高い酸化能力を有するオゾンと、還元能力を有する還元ガスとを反応させ、オゾンの酸化能力を低下させることができる。したがって、排気流路の部材のオゾンによる劣化および損傷を更に低減することができる。ここで、還元ガスとは、還元能力を有するガスであり、かかる還元ガスとしては水素(ガス)を例示することができるが、これ限定するものではない。
更に、混合ガスをチャンバーから排気する排気流路は、Niを含まないCr−Fe合金のステンレス鋼からなるとよい。排気流路としてNiを含有するステンレス鋼を用いた場合、Niとオゾンとが反応して腐食が生じ、排気流路の部材の劣化および損傷を招くおそれがある。したがって、Niを含まないCr−Fe合金のステンレス鋼を排気流路に用いることにより、オゾンによる排気流路の腐食を防止し、これによる劣化および損傷を回避することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、垂直磁気記録媒体の製造方法のクリーニング工程において酸素に替えてオゾンを用いることにより、堆積物の除去効率を著しく向上することが可能となる。
そして、クリーニング工程においてオゾンを用いることにより、オゾンの反応性の高さ故に、チャンバー内部の気体を排気する流路(排気流路)がオゾンにより腐食し、損傷してしまうおそれがあるため、クリーニング工程の後にガス混合工程を導入した。これにより、オゾンによる排気流路の腐食を低減し、これによる劣化および損傷を回避することが可能となる。
(実施例)
ディスク基体110上に、真空引きを行った成膜装置を用いて、DCマグネトロンスパッタリング法にてAr雰囲気中で、付着層112から補助記録層124まで順次成膜を行った。付着層112は、CrTiとした。軟磁性層114は、第1軟磁性層114a、第2軟磁性層114cの組成はCoFeTaZrとし、スペーサ層114bの組成はRuとした。前下地層116の組成はfcc構造のNiW合金とした。第1下地層118aは所定圧力(低圧:例えば0.6〜0.7Pa)のAr雰囲気下でRu膜を成膜した。第2下地層118bは、酸素が含まれているターゲットを用いて所定圧力より高い圧力(高圧:例えば4.5〜7Pa)のAr雰囲気下で、酸素を含有するRu膜を成膜した。非磁性グラニュラー層120の組成は非磁性のCoCr−SiOとした。第1磁気記録層122aは粒界部に酸化物の例としてCrを含有し、CoCrPt−Crのhcp結晶構造を形成した。第2磁気記録層122bは、粒界部に複合酸化物(複数の種類の酸化物)の例としてSiOとTiOを含有し、CoCrPt−SiO−TiOのhcp結晶構造を形成した(磁気記録層成膜工程)。補助記録層124の組成はCoCrPtBとした(補助記録層成膜工程)。保護層126はCVD法によりCおよびCNを用いて成膜し(保護層成膜工程)、潤滑層128はディップコート法によりPFPEを用いて形成した。
図3は、クリーニング工程に用いるガスとパーティクル量の関係を説明する図である。実施例は、オゾンを用いてクリーニング工程を行ったチャンバーにおいて保護層126を成膜した垂直磁気記録媒体100であり、比較例は、酸素を用いてクリーニング工程を行ったチャンバーにおいて保護層126を成膜した垂直磁気記録媒体である。かかる実施例および比較例のパーティクル量をSEM−EDXで計測した。
図3に示すように、実施例では、クリーニング工程のプロセス時間を0.5秒としたチャンバーにおいて保護層126を成膜した場合には、垂直磁気記録媒体100において1Pcsのパーティクルの混入が確認されたが、プロセス時間を1.0秒以上としたチャンバーにおいて保護層126を成膜した場合には、パーティクルの混入が確認されなかった。
また、比較例では、クリーニング工程のプロセス時間を0.5秒から1.5秒としたチャンバーにおいて保護層を成膜した場合には、パーティクルの混入が確認され、プロセス時間を2.0秒以上としたチャンバーにおいて保護層を成膜した場合には、パーティクルの混入が確認されなかった。
更に、チャンバー内の堆積物の皮膜を100nmとし、完全に剥離が完了するまでの時間を計測したところ、実施例の如くクリーニング工程にオゾンを用いた場合には、28秒で堆積物の剥離が完了し、比較例の如くクリーニング工程に酸素を用いた場合には、50秒で堆積物の剥離が完了した。
したがって、上記の結果によれば、クリーニング工程のプロセスガスとしてオゾンを用いることにより、酸素を用いた場合よりも短時間での堆積物の除去が可能であることが理解できる。これにより、チャンバー内の堆積物を短時間で効率的に除去し、垂直磁気記録媒体100へのパーティクルの混入を低減することができるため、歩留まりを向上することが可能となる。
図4は、クリーニング工程に用いるガスと保磁力Hcとの関係を示す図である。実施例は、オゾンを用いてクリーニング工程を行ったチャンバーにおいて保護層126を成膜した垂直磁気記録媒体100であり、比較例1は、酸素を用いてクリーニング工程を行ったチャンバーにおいて保護層を成膜した垂直磁気記録媒体であり、比較例2は、クリーンニング工程を行っていないチャンバーにおいて保護層を成膜した垂直磁気記録媒体である。
図5は、クリーニング工程に用いるガスと排気流路の部材の組成の損傷との関係を示す図である。実施例は、排気流路にNiを含有しない組成の部材を用い、プロセスガスにオゾンを用いてクリーニング工程を行った場合、比較例1は、排気流路にNiを含有する組成の部材を用い、プロセスガスにオゾンを用いてクリーニング工程を行った場合、比較例2は、排気流路にNiを含有する組成の部材を用い、プロセスガスに酸素を用いてクリーニング工程を行った場合である。
図5に示すように、クリーニング工程のプロセスガスとしてオゾンを用いた場合、比較例1のように排気流路にNiを含有する組成の部材を用いると、かかる部材が損傷してしまうが、実施例のように排気流路にNiを含有する組成の部材を用いることにより、部材の損傷を防止することができる。なお、比較例2のようにプロセスガスとして従来と同様に酸素を用いる場合、排気流路にNiを含有する組成の部材を用いたとしても、部材の損傷は生じない。
上記説明した如く、クリーニング工程にオゾンを用いることにより、保護層126成膜工程に用いたチャンバー内部における堆積物を効率的に除去し、ディスク基体110上の層へのパーティクルの混入を低減し、垂直磁気記録媒体の歩留まりを向上することできる。
また、オゾンと混合させる不活性ガスの割合を適正の範囲にしたり、排気流路の部材を工夫したりすることにより、反応性の高いオゾンを用いたとしても、かかるオゾンによる排気流路の損傷を回避することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、垂直磁気記録方式のHDDなどに搭載される垂直磁気記録媒体の製造方法として利用することができる。
本実施形態にかかる垂直磁気記録媒体の構成を説明する図である。 チャンバの配置を説明する配置図である。 クリーニング工程に用いるガスとパーティクル量の関係を説明する図である。 クリーニング工程に用いるガスと保磁力Hcとの関係を示す図である。 クリーニング工程に用いるガスと排気流路の部材の組成の損傷との関係を示す図である。
符号の説明
100…垂直磁気記録媒体、110…ディスク基体、112…付着層、114…軟磁性層、114a…第1軟磁性層、114b…スペーサ層、114c…第2軟磁性層、116…前下地層、118…下地層、118a…第1下地層、118b…第2下地層、120…非磁性グラニュラー層、122…磁気記録層、122a…第1磁気記録層、122b…第2磁気記録層、124…補助記録層、126…保護層、128…潤滑層、150…CVDチャンバ

Claims (8)

  1. 基体上に、
    柱状に成長した結晶粒子の間に非磁性の粒界部を形成したグラニュラー構造の磁気記録層を成膜する磁気記録層成膜工程と、
    CVD法により炭素系保護層を成膜する保護層成膜工程と、
    前記炭素系保護層の成膜に使用したチャンバーの内部に堆積した堆積物をオゾンを用いて除去するクリーニング工程と、を含むことを特徴とする垂直磁気記録媒体の製造方法。
  2. 前記チャンバー内に不活性ガスを注入し、前記オゾンを該不活性ガスが混合した混合ガスとすることで、該チャンバー内におけるオゾンの濃度を低下させるガス混合工程と、
    前記混合ガスを前記チャンバーから排気する排気工程と、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  3. 前記不活性ガスは、希ガス元素であることを特徴とする請求項2に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  4. 前記不活性ガスは、Arであることを特徴とする請求項2に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  5. 前記混合ガスの混合比は、オゾン:不活性ガスが15:5〜5:10の範囲であることを特徴とする請求項2に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  6. 前記混合ガスを前記チャンバーから排気する排気流路は、Niを含まないCr−Fe合金のステンレス鋼からなることを特徴とする請求項2に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  7. 前記排気工程において、前記混合ガスに還元ガスを添加することを特徴とする請求項2に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  8. 前記磁気記録層成膜工程と前記保護層成膜工程の間に、
    前記基体主表面の面内方向に磁気的にほぼ連続した補助記録層を成膜する補助記録層成膜工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
JP2008253047A 2008-09-30 2008-09-30 垂直磁気記録媒体の製造方法 Pending JP2010086586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008253047A JP2010086586A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 垂直磁気記録媒体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008253047A JP2010086586A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 垂直磁気記録媒体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010086586A true JP2010086586A (ja) 2010-04-15

Family

ID=42250388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008253047A Pending JP2010086586A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 垂直磁気記録媒体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010086586A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015052561A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 富士通株式会社 二次イオン質量分析装置
US9312141B2 (en) 2013-11-21 2016-04-12 HGST Netherlands B.V. Vapor phase chemical mechanical polishing of magnetic recording disks

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0997428A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Kao Corp 磁気記録媒体の製造方法
JP2002133650A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Anelva Corp 磁気記録ディスク用成膜装置
JP2005050468A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Tdk Corp 磁気記録媒体の製造方法及び製造装置
JP2005350762A (ja) * 2003-12-02 2005-12-22 Sekisui Chem Co Ltd 常圧cvd装置および該装置のガス吹出し口クリーニング方法
JP2006012332A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Tdk Corp ドライエッチング方法、磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体
JP2006196143A (ja) * 2004-12-13 2006-07-27 Tdk Corp 磁気記録媒体の製造方法
JP2007262514A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 化学気相成長装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0997428A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Kao Corp 磁気記録媒体の製造方法
JP2002133650A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Anelva Corp 磁気記録ディスク用成膜装置
JP2005050468A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Tdk Corp 磁気記録媒体の製造方法及び製造装置
JP2005350762A (ja) * 2003-12-02 2005-12-22 Sekisui Chem Co Ltd 常圧cvd装置および該装置のガス吹出し口クリーニング方法
JP2006012332A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Tdk Corp ドライエッチング方法、磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体
JP2006196143A (ja) * 2004-12-13 2006-07-27 Tdk Corp 磁気記録媒体の製造方法
JP2007262514A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 化学気相成長装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015052561A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 富士通株式会社 二次イオン質量分析装置
US9312141B2 (en) 2013-11-21 2016-04-12 HGST Netherlands B.V. Vapor phase chemical mechanical polishing of magnetic recording disks

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5646865B2 (ja) 垂直磁気記録媒体および垂直磁気記録媒体の製造方法
JP5643516B2 (ja) 垂直磁気記録媒体
US20020127433A1 (en) Magnetic recording medium, method of producing the same and magnetic recording and reproducing device
WO2010032767A1 (ja) 垂直磁気記録媒体
JP2009238298A (ja) 垂直磁気記録媒体および垂直磁気記録媒体の製造方法
WO2010032766A1 (ja) 垂直磁気記録媒体およびその製造方法
WO2010064724A1 (ja) 磁気ディスク及びその製造方法
CN100470637C (zh) 磁记录介质及其制造方法以及磁记录和再现设备
JP2009238299A (ja) 垂直磁気記録媒体および垂直磁気記録媒体の製造方法
JPWO2010035810A1 (ja) 垂直磁気記録媒体および垂直磁気記録媒体の製造方法
JPWO2010038448A1 (ja) 垂直磁気記録媒体
JP5261001B2 (ja) 垂直磁気記録媒体
JP2002358618A (ja) 磁気記録媒体、その製造方法および磁気記録再生装置
JP2010244666A (ja) 磁気記録媒体および磁気記録媒体の製造方法
JP2010086586A (ja) 垂直磁気記録媒体の製造方法
JP5126674B2 (ja) 垂直磁気記録媒体
JP2011192320A (ja) 垂直磁気記録媒体
JP5620071B2 (ja) 垂直磁気記録媒体
JP5348527B2 (ja) 垂直磁気記録媒体
JP4681262B2 (ja) 垂直磁気記録媒体の製造方法及び垂直磁気記録媒体の製造システム
JP2009099242A (ja) 垂直磁気記録媒体
JP2011192319A (ja) 垂直磁気記録媒体
JP2009245477A (ja) 垂直磁気記録媒体
JP2010257564A (ja) 垂直磁気記録媒体
JP2010140556A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法、及び磁気記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100706

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100927

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130521