JP2010083367A - 鞍乗型車両の前部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フロントカバー71は、走行風を後上方へ導くシールドカバー(シールド部)120を一体的に備え、空気導入孔115をヘッドライト40を配設する開口部100の左右両側辺100L、100Rの下部を内側に凹ませた凹部101L、101Rに沿って配置した。
【選択図】図4
Description
また、上記構成において、正面視で、前記空気導入孔は、前記開口部の上辺端部と下辺端部の幅内に設けられるようにしてもよい。
また、上記構成において、前記フロントカウルの左右辺に取り付けられるサイドカバーを備え、前記フロントカウルは、前記空気導入孔の外側に位置する左右辺に後方へ屈曲するフランジを備え、このフランジに前記サイドカバーを取り付ける取付部を設けたので、空気導入孔の周りのカバー強度を十分に確保しつつ、サイドカバーをフロントカウルに取り付けることができる。
また、上記構成において、前記空気導入孔には、左右方向に延びる複数のルーバが設けられるようにしてもよい。この構成によれば、走行風の整流効果を向上することができる。
また、開口部の上辺の中央を下方に膨らませた凸部を備え、この凸部に向かってフロントカウルが延在するとともに、この凸部に沿ってヘッドライトの発光領域が形成されるようにしたので、発光面積を確保しつつ、空気導入孔を設けたフロントカウル全体の強度を向上することができる。
また、正面視で、空気導入孔は、開口部の上辺端部と下辺端部の幅内に設けられるようにしたので、開口部の上辺の幅内にヘッドライト及び空気導入孔をまとめて配置でき、フロントカウルの左右幅方向への大型化を抑えることができる。
また、開口部の上辺からシールド部へ延びる面に段部を設けるようにしたので、フロントカウルの強度を向上することができる。
また、フロントカウルの左右辺に取り付けられるサイドカバーを備え、フロントカウルは、空気導入孔の外側に位置する左右辺に後方へ屈曲するフランジを備え、このフランジにサイドカバーを取り付ける取付部を設けたので、空気導入孔の周りのカバー強度を十分に確保しつつ、サイドカバーをフロントカウルに取り付けることができる。
また、空気導入孔には、左右方向に延びる複数のルーバが設けられるので、走行風の整流効果を向上することができる。
図1は本発明の鞍乗型車両の一実施形態に係るスクータ型自動二輪車の左側面図であり、図2は上方から見た図を示している。なお、図1では、説明の便宜上、車体カバー70を仮想線(二点鎖線)で示している。
スクータ型自動二輪車(以下、スクータ型車両という)1の車体フレームFは、前輪WFを支持するフロントフォーク2及びフロントフォーク2に連結される操行ハンドル3を操行自在に支持するヘッドパイプ4をその前端に備えている。後輪WRをその後端で支持するユニットスイングエンジンUEは、車体フレームFの前後方向中間部で上下に揺動可能に支持されている。
また、ユニットスイングエンジンUEの上方には、乗員用のシート50がヒンジ部52を介して開閉自在に設けられている。さらに、車体フレームFには、車体フレームFを覆う合成樹脂製の車体カバー70が取り付けられている。
また、ユニットスイングエンジンUEの下部には、メインスタンド39が取り付けられている。サイドスタンド28は、左側のダウンフレーム6に取り付けられている。
また、燃料タンク21内部には、スロットルボディ34に燃料を供給する燃料ポンプ24が設けられている。
また、シート50は、収納ボックス51の上方においてシートレール7に沿うように設けられ、運転者が着座する前シート部50aと、同乗者が着座する後シート部50bとを有している。
車体カバー70は、ヘッドパイプ4の前方においてスクータ型車両1の前面を覆うフロントカバー(フロントカウル)71と、フロントカバー71の左右両側に連結され車両前部の側方を覆う左右一対の上部サイドカバー(サイドカバー)72と、上部サイドカバー72の下部に連結されて車両前部の下部を覆い、前シート部50aに着座した運転者の脚部の前方を覆うレッグシールドを兼ねる左右一対の下部サイドカバー(サイドカバー)73と、上部サイドカバー72及び下部サイドカバー73に連結されて後方に向けて延在する左右一対のフロアステップ74と、フロアステップ74の下部に連結される左右一対のフロアスカート75と、車両中央の下面を覆うアンダカバー76とを備えている。
また、車体カバー70は、ヘッドパイプ4の上方を覆うメータパネルカバー77と、ヘッドパイプ4を後方側から覆うようにして左右の上部サイドカバー72に連結されるインナカバー78とを備えている。インナカバー78には、収納スペースとしてのコンソールボックス79が設けられている。また、フロアスカート75の後部には、後シート部50bに着座した同乗者が足を置く左右一対のタンデムステップ75aが設けられている。
ここで、スクータ型車両は、シート50に鞍乗りする鞍乗り型車両に含まれる車両であり、一般的には、フロアステップ74のような乗員が足を置くことが可能な低床部を備え、ユニットスイングエンジンUEを備えた車両である。なお、近年は、ユニットスイングエンジンUEではなく、フレームマウントのエンジンを備えたスクータ型車両も提供されている。
図4はフロントカバー71をヘッドライト40とともに示す斜視図であり、図5は正面図であり、図6は側面図である。また、図7はヘッドライト40を外した状態のフロントカバー71の側面図である。なお、図4には、車幅方向中央を前後に延びるセンターラインCLを示している。
フロントカバー71は、車体フレームFのヘッドパイプ4に図示せぬブラケットを介して固定され、車体フレームFの前部を覆うカバーとして機能する。
図2乃至図4に示すように、フロントカバー71は、概略的には、車両側面視で後ろ上がりに傾斜し、上面視で車両前方に向けて山型に湾曲するカバー形状に形成されており、図4に示すように、ヘッドライト40が取り付けられる開口部100を備えたライト取付側カバー部110と、車両前方からの走行風を後上方へ導くシールドカバー(シールド部)120とを一体に備えて構成される。
図5に示すように、フロントカバー71は、車両正面視で、下側に行くに従って徐々に幅狭となるカバー形状に形成され、つまり、ライト取付側カバー部110はシールドカバー120よりも幅狭に形成され、フロントカバー71の下側に行くほど前面投影面積を小さくして空気抵抗を低減する一方、上側に行くほど前面投影面積を増やして乗員の上半身に向かう走行風量を適切に低減するようにしている。
ライト取付側カバー部110は、図4及び図5に示すように、開口部100の左辺100L、右辺100R、上辺100H及び下辺100Dに沿った枠状のカバーに形成されている。
一方、開口部100の左右両側辺100L、100Rの下部は、車幅方向中央側(内側)に向かって凹んだ凹形状に形成される。より具体的には、この凹形状の部分(以下、凹部101L、101Rという)は、ライト取付側カバー部110の左右両側辺110L、110Rに沿った曲線よりも車幅方向中央側(内側)に向かって大きく凹んだ形状とされる。
これによって、開口部100の最大幅をライト取付側カバー部110の全幅に近い値まで拡大しつつ、開口部100の下側左右に幅広かつ縦長のカバー部(以下、ライト横カバー部という)111L、111Rを形成することができる。
すなわち、左右の空気導入孔115は、車両正面視で、開口部100の上辺100H端部と下辺100D端部の幅内に設けられ、これにより、開口部100の上辺100Hの幅内にヘッドライト40及び左右の空気導入孔115をまとめて配置することができる。
また、左右の空気導入孔115は、車両側面視でも、図6に示すように、開口部100の上辺100H端部と下辺100D端部の幅内に設けられており、ヘッドライト40及び左右の空気導入孔115を車両側面視でもまとめて配置することが可能である。
さらに、このライト横カバー部111L、111Rの外側には、図5及び図6に示すように、ライト横カバー部111L、111Rの外側に対応する左右両側辺110L、110Rから後方へ屈曲する左右一対のフランジ119が一体に形成されており、このフランジ119に、上部サイドカバー72をねじ等の取付部材で取り付けるためのサイドカバー取付部119Aが設けられている。
この場合、左右の空気導入孔115の外側にフランジ119を設けているため、ライト取付側カバー部110における空気導入孔115周辺の断面係数を高くすることができ、空気導入孔115の周りのカバー強度を十分に確保することができる。
この複数のルーバ115Bによって、車両前方からの走行風をフロントカバー71内側に導入する際、走行風を整流することができるとともに、フロントカバー71内側での風向きを調整することができる。例えば、複数のルーバ115Bにより、フロントカバー71内側に導入された走行風の少なくとも一部を、シールドカバー120と運転者との間に吹き出し、これによって、シールドカバー120と運転者との間の空間が負圧になる事態を防止するようにしている。また、フロントカバー71内側に導入された走行風の一部を、乗員に向けて流すことによって乗員に適度な風量の走行風を流すようにしてもよい。また、上記複数のルーバ115Bの向きは、同一の向きに限らず、部分毎に変更してもよいことは勿論である。
ヘッドライト40の左右に空気導入孔155をレイアウトした場合、空気導入孔155がフロントカバー71前端で前方向きに位置するので、フロントカバー71内側に走行風を効率よく導入させることができるとともに、走行風をフロントカバー71と運転者との間や運転者の所望位置に向けて効率よく導くことができる。また、走行風をヘッドライト40及びライトユニット40Aの側方を通すので、ライトユニット40A内にある光源による発熱分を効率よく冷却することが可能になる。
また、本構成では、開口部100の上辺100Hの中央を下方に膨らませ、この膨らんだ凸部101Hに向かってフロントカバー71が延在するとともに、この凸部101Hに沿ってヘッドライト40の発光領域が形成されるので、発光面積を確保しつつ、開口部100を単純な四角形状にする場合よりもフロントカバー71全体の強度を向上することができる。
また、開口部100の上辺100Hからシールドカバー120へ延びる面に段部125を設けたので、段部125によりフロントカバー71の断面係数が高くなり、フロントカバー71の強度を向上することができる。
また、フロントカバー71は、空気導入孔115の外側に位置する左右両側辺110L、110Rに後方へ屈曲するフランジ119を備え、このフランジ118に上部サイドカバー(サイドカバー)72を取り付けるサイドカバー取付部119Aを設けたので、空気導入孔115周りのカバー強度を十分に確保しつつ、上部サイドカバー72をフロントカバー71に取り付けることができる。
さらに、空気導入孔115には、左右方向に延びる複数のルーバ115Bが設けられるので、走行風を整流してフロントカバー71内側に導入させることができ、整流効果を向上させることができる。
また、上記実施形態では、スクータ型車両に本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、ヘッドライト付きのフロントカウルを備えた他の自動二輪車等の鞍乗型車両に本発明を広く適用することが可能である。例えば、エンジンで駆動する車両に限らず、モータ等のエンジン以外の駆動源で駆動する車両にも本発明を適用可能である。
40 ヘッドライト
40A ライトユニット
70 車体カバー
71 フロントカバー(フロントカウル)
72 上部サイドカバー(サイドカバー)
100 開口部
100H 上辺
100D 下辺
100HL、100HR 上辺端部
100DL、100DR 下辺端部
101L、101R 凹部
101H 凸部
110 ライト取付側カバー部
111L、111R ライト横カバー部
115 空気導入孔
115A 開口孔
115B ルーバ
119 フランジ
119A サイドカバー取付部
120 シールドカバー(シールド部)
125 段部
F 車体フレーム
UE ユニットスイングエンジン
WF 前輪
WR 後輪
Claims (6)
- 車体フレームの前方を覆うフロントカウルと、このフロントカウルの左右幅方向中央に設けられた開口部に設けられるヘッドライトと、フロントカウルの上記開口部から左右両側の隔離した位置で走行風をフロントカウル内側に導く空気導入孔とを備える鞍乗型車両の前部構造において、
前記フロントカウルは、前記走行風を後上方へ導くシールド部を一体的に備え、
前記空気導入孔は、前記開口部の左右両側辺の下部を内側に凹ませた凹部に沿って配置されることを特徴とする鞍乗型車両の前部構造。 - 請求項1記載の鞍乗型車両の前部構造において、
前記開口部の上辺の中央を下方に膨らませた凸部を備え、この凸部に向かって前記フロントカウルが延在するとともに、前記凸部に沿って前記ヘッドライトの発光領域が形成されることを特徴とする鞍乗型車両の前部構造。 - 請求項1又は2に記載の鞍乗型車両の前部構造において、
正面視で、前記空気導入孔は、前記開口部の上辺端部と下辺端部の幅内に設けられることを特徴とする鞍乗型車両の前部構造。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の前部構造において、
前記開口部の上辺から前記シールド部へ延びる面に段部を設けたことを特徴とする鞍乗型車両の前部構造。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の前部構造において、
前記フロントカウルの左右辺に取り付けられるサイドカバーを備え、
前記フロントカウルは、前記空気導入孔の外側に位置する左右辺に後方へ屈曲するフランジを備え、このフランジに前記サイドカバーを取り付ける取付部を設けたことを特徴とする鞍乗型車両の前部構造。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の前部構造において、
前記空気導入孔には、左右方向に延びる複数のルーバが設けられていることを特徴とする鞍乗型車両の前部構造。
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