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JP2010080575A - ドライエッチング方法及びドライエッチング装置 - Google Patents

ドライエッチング方法及びドライエッチング装置 Download PDF

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JP2010080575A JP2008245404A JP2008245404A JP2010080575A JP 2010080575 A JP2010080575 A JP 2010080575A JP 2008245404 A JP2008245404 A JP 2008245404A JP 2008245404 A JP2008245404 A JP 2008245404A JP 2010080575 A JP2010080575 A JP 2010080575A
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Mitsuhiro Okune
充弘 奥根
Shogo Okita
尚吾 置田
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Panasonic Corp
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Abstract

【課題】単結晶Siに200nm以下程度に狭幅化したトレンチを形成するドライエッチングにおいて、サブトレンチがなく底部が平坦なトレンチを短時間で形成する方法を提供する。
【解決手段】基板7は単結晶Siからなる被エッチング層を備える。SF/O/Ar混合ガスをチャンバ3内に導入してICPコイル4と下部電極8に高周波電力を供給してメインエチングを行う。目標エッチング深さに達する前に、エッチングガスをSF/O/Ar混合ガスからClガスに切り換えて追加エッチングを行う。
【選択図】図1

Description

本発明はドライエッチング方法及びドライエッチング装置に関する。特に、本発明は単結晶Siからなる被エッチング層にトレンチ(溝)を形成するドライエッチングに関する。
Fラジカルを供給するガスを使用して単結晶Siをドライエッチングすることが知られている。例えば、特許文献1には、単結晶SiにIGBTのトレンチゲート等のためのトレンチ(溝)を形成するためのドライエッチングにSF6/O2ガスを使用することが記載されている。
SF6/O2ガスを使用したドライエッチングで単結晶Siにトレンチを形成すると、トレンチの底部周縁が底部中央よりも削れた断面形状の異常(サブトレンチ)が生じる場合がある。サブトレンチをなくす方法が、例えば特許文献2に記載されている。しかし、この特許文献2に記載の方法は、比較的低圧下でエッチングであるためエッチングレートが低い点、並びにエッチング、サブトレンチの平坦化、及びトレンチの整形という3段階を実行する点で、エッチングに長時間を要する。
また、SF6/O2ガスを使用したドライエッチングで単結晶Siにトレンチを形成すると、トレンチの狭幅化に伴い底部の曲率半径がより小さくなる。特に、底部での幅を200nm程度以下に狭幅化すると底部の曲率半径が極めて小さくなり、トレンチ形成後の後工程に好ましくない影響を及ぼす場合もある。
特開2006−278498号公報 特許第3018517号明細書
本発明は、単結晶Siに200nm以下程度に狭幅化したトレンチを形成するドライエッチングにおいて、サブトレンチがなく底部が平坦なトレンチを短時間で形成することを課題とする。
第1の発明は、上部電極が誘電体部材を介して上部外側に配置され、下部電極が内部に配置された真空容器を準備し、単結晶Siの被エッチング層を備える処理対象物を、前記真空容器内の前記下部電極上に配置し、プラズマ化するとFラジカルを生じる第1のエッチングガスを前記真空容器内に導入すると共に、前記上部電極及び前記下部電極にそれぞれ高周波電力を供給し、前記第1のエッチングガスをプラズマ化して前記Fラジカルをエッチング種として前記被エッチング層をエッチングしてトレンチを形成する第1のエッチング工程を実行し、前記第1のエッチングガスの導入を停止し、プラズマ化するとFラジカル以外のハロゲンラジカルを生じる第2のエッチングガスを前記真空容器内に導入すると共に、前記上部電極及び前記下部電極にそれぞれ高周波電力を供給し、前記第2のエッチングガスをプラズマ化して前記ハロゲンラジカルをエッチング種として前記被エッチング層をエッチングして前記トレンチをさらに掘り込む第2のエッチング工程を実行することを特徴とするドライエッチング方法を提供する。
具体的には、エッチング深さが、目標エッチング深さの1/2倍に達した後であって前記目標エッチング深さから前記トレンチの底幅の1/2倍を減じた値に達する前に、前記第1のエッチング工程から前記第2のエッチング工程に移行する。
代案としては、エッチング深さが目標エッチング深さの50%に達した後であって前記目標エッチング深さの95%に達する前に、前記第1のエッチング工程から前記第2のエッチング工程に移行する。
プラズマ化するとFラジカルを生じるガスをエッチングガスとする第1のエッチング工程をエッチング深さが目標エッチング深さに達する前にプラズマ化するとFラジカル以外のハロゲンラジカルを生じるガスをエッチングガスとする第2のエッチング工程に切り換えることにより、トレンチの底部をサブトレンチのない平坦な形状にできる。また、目標エッチング深さの大部分をメインエッチング工程により掘り込むことにより得られる点、及び2段階の工程(メインエッチング工程と追加エッチング工程)を実行するだけでよい点で加工に要する時間を短縮できる。つまり、本発明のドライエッチング方法により、単結晶Siからなる被エッチング層21に、サブトレンチがなく底部が平坦である狭幅化されたトレンチ(200nm以下程度)を短時間で形成できる。
第1のエッチングガスは、SF6ガス又はNF3ガスを含む。第2のエッチングガスは、Cl2ガス又はHBrガスを含む。例えば、第1のエッチングガスはSF6/O2/Ar混合ガスであり、第2のエッチングガスはCl2ガスである。第1のエッチングガスはSF6/O2/Ar混合ガスであり、第2のエッチングガスはHBr/O2混合ガスであってもよい。
第2の発明は、上部開口が誘電体部材により閉鎖された真空容器と、前記誘電体部材の上方に配置された上部電極と、前記真空容器内に前記上部電極と対向するように配置され、単結晶Siからなる被エッチング層を備える処理対象物が載置される下部電極と、前記上部電極に高周波電力を供給するための第1の電源と、前記下部電極に高周波電力を供給するための第2の電源と、プラズマ化するとFラジカルを生じる第1のエッチングガスを前記真空容器内に供給するための第1のガス供給源と、プラズマ化するとFラジカル以外のハロゲンラジカルを生じる第2のエッチングガスを前記真空容器内に供給するための第2のガス供給源と、前記第1及び第2の電源、並びに前記第1及び第2のガス供給源の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1のガス供給源に前記第1のエッチングガスを前記真空容器内に導入させ、かつ前記第1及び第2の電源から前記上部及び下部電極に対してそれぞれ高周波電力を印加させ、前記第1のエッチングガスをプラズマ化して前記被エッチング層をエッチングしてトレンチを形成し、エッチング深さが、目標エッチング深さの1/2倍に達した後であって前記目標エッチング深さから前記トレンチの底幅の1/2倍を減じた値に達する前に、前記第1のエッチングガス供給源に前記第1のエッチングガスの供給を停止させ、前記第2のエッチングガス供給源に前記第2のエッチングガスを前記真空容器に導入させ、かつ前記第1及び第2の電源から前記上部及び下部電極に対してそれぞれ高周波電力を印加させ、前記第2のエッチングガスをプラズマ化して前記被エッチング層をエッチングして前記トレンチをさらに掘り込むことを特徴とするドライエッチング装置を提供する。
プラズマ化するとFラジカルを生じるガスをエッチングガスとする第1のエッチング工程を実行し、エッチング深さが目標エッチング深さに達する前にプラズマ化するとFラジカル以外のハロゲンラジカルを生じるガスをエッチングガスとする第2のエッチング工程に切り換えることにより、単結晶Siからなる被エッチング層にサブトレンチがなく底部が平坦な200nm以下程度に狭幅化したトレンチを形成することができる。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るドライエッチング方法に使用するドライエッチング装置の一例を示す。
ドライエッチング装置1は上部開口が誘電体板(誘電体部材)2により閉鎖されたチャンバ(真空容器)3を備える。誘電体板2の上方には上部電極としてICPコイル(誘導結合プラズマコイル)4が配置されている。ICPコイル4は、可変コンデンサ5Aを介して高周波電源(第1の電源)6Aに電気的に接続されている。一方、チャンバ3内の底部側には、基板(処理対象物)7が配置される下部電極8がICPコイル4と対向するように配置されている。本実施形態では、基板7はESC(静電チャック)電極9A,9Bによって下部電極8上に静電的に保持される。しかし、基板7を下部電極8上に保持するための機構は特に限定されない。下部電極は可変コンデンサ5Bを介して高周波電源6B(第2の電源)に電気的に接続されている。
チャンバ3のガス導入口3aには、それぞれフローコントローラ11A〜11Dを介して、エッチングガス供給源12A〜12Cと希釈ガス供給源13に接続されている。エッチングガス供給源12AはSF6ガスを供給する。エッチングガス供給源12BはO2ガスを供給する。エッチングガス供給源12CはCl2ガスを供給する。希釈ガス供給源13はArガスを供給する。エッチングガス供給源12A〜12C及び希釈ガス供給源13からのチャンバ3へのガスの供給の有無及び供給量は、対応するフローコントローラ11A〜11Dによって制御される。
チャンバ3の排気口3bは真空排気装置14に接続されている。また、チャンバ3には基板7の搬入出のためのゲート3cが設けられている。
制御装置15は、可変コンデンサ5A,5B、高周波電源6A,6B、エッチングガス供給源12A〜12C、希釈ガス供給源13、フローコントローラ11A〜11D、及び真空排気装置14を含む装置全体を統括的に制御してドライエッチングプロセスを実行する。
図2Aを参照すると、基板7は単結晶Siからなる被エッチング層21を備え、この被エッチング層21上にトレンチ22に対応する形状の開口部を有するレジストマスク23が形成されている。
次に、本実施形態のドライエッチング方法を説明する。本実施形態では、単結晶Siからなる被エッチング層21に狭幅化したトレンチ22をドライエッチングにより形成する。具体的には、開口部の幅Wuが500nm、底幅Wbが200nm、目標のエッチング深さ(目標エッチング深さ)Dtが1900nmのトレンチ22を形成する。被エッチング層21の厚さは特に限定されないが、例えば600〜700μm程度である。
本実施形態のドライエッチング方法では、まず第1のエッチング工程としてのメインエッチング工程(図3の時刻t0〜t1)を実行し、それに続いて第2のエッチング工程としての追加エッチング工程(図3の時刻t1〜t2)を実行する。
まず、メインエッチング工程について説明する。基板7をチャンバ3内へ搬入して下部電極8に配置した後、真空排気装置14でチャンバ3内のガスをパージする。次に、チャンバ3内にSF6/O2/Ar混合ガスを導入する。具体的には、エッチングガス供給源12AからSF6ガスを、エッチングガス供給源12BからO2ガスを、希釈ガス供給源13からArガスをそれぞれ所定流量で導入する。また、SF6/O2/Ar混合ガスの導入を実行しつつ、真空排気装置14により所定流量で排気を行い、チャンバ3内を所定圧力に維持する。その後、ICPコイル4に対して高周波電源6Aから高周波電力を供給すると共に、下部電極8に対して高周波電源6Bから高周波電力(バイアス電力)を供給する。
ICPコイル4への高周波電力の供給により発生する誘導結合型放電によって、SF6/O2/Ar混合ガスがプラズマ化する。プラズマP中では、SF6ガスに由来するF成分、Fラジカル、正イオン(Sイオン、フッ化硫黄系のイオン等)が生じると共に、O2ガスに由来するO成分(正イオンであるOイオンを含む)が発生する。
プラズマPで発生したF成分、Fラジカル、及びO成分が被エッチング層22のレジストマスク23から露呈している部分に入射する。図2Bに模式的に示すように、エッチング種であるFラジカルと正イオン(SイオンやOイオン等)により被エッチング層21がエッチングされる。この際、Fラジカルと被エッチング層21が被エッチング層21のSi原子と反応して揮発性反応生成物であるSiF4(四フッ化シリコン)、Si2F6(六フッ化二ケイ素)等のシリコンフッ化物が生成され、被エッチング層21から離脱する(Six+FY=SixFY)。下部電極8へバイアス電力を供給する状態でエッチングを実行することにより、トレンチ22の底部に向かう正イオンの運動エネルギが活性化する。具体的には、バイアス電力により引き込まれた正イオンがトレンチ22の底部をアタックして削るためFラジカルがSiと反応し易くなり、トレンチ22の底部のエッチングレートがトレンチ22の側壁部のエッチングレートよりも高くなる。
SF6ガスにO2ガスを添加したことにより、良好な形状制御性と寸法制御性が得られる。その理由は次の通りである。O成分が被エッチング層21を構成するSi原子と反応してSiO2(酸化シリコン)等のSi酸化物が生成され、このSi酸化物がトレンチ22の側壁部に付着留する(Si+Ox=SiOx)。メインエッチング工程における被エッチング層21のエッチングは、基板7の被エッチング層21の側壁や底部に生成されたSi酸化物を除去しつつ進行するので、O2ガスの添加量等のエッチング条件を調整することで、トレンチ22のエッチング(サイドエッチ)の幅や角度を良好に制御できる。
しかし、このメインエッチング工程によりエッチングされたトレンチ22の底部は、サブトレンチは生じないものの、平坦形状とはならずラウンド形状となる。その理由は、以下のように推察される。まず、前提としては、トレンチ22の底部の形状は、底部に衝突するイオンの入射量分布、圧力、及び反応生成物の排出性が主たる要因となって決まる。メインエッチング工程は比較的高い圧力下で実行されるので(高圧プロセス)、底部の中央領域と比較して外側領域(底部のうち側壁に近い領域)にはイオンが入射しにくい傾向がある。また、プラズマ化したエッチングガスから供給されるのはラジカルが主体でイオン自体が少ないため、この傾向がより顕著なる。さらに、エッチング速度が速いため反応生成物も多く、底部の中央領域で発生した反応生成物がイオンの入射しにくい底部の外側領域に再付着しやすい。再付着した反応生成物は底部の外周領域のエッチングを阻害する。以上の結果、底部の中央領域と比して外側領域のエッチングが進行せず、底部がラウンド形状となる。
メインエッチング工程の具体的なエッチング条件は例えば以下の通りである。SF6ガスO2ガス、及びArガスの供給流量は、それぞれ30sccm、30sccm、及び60sccm(総供給流量120sccm)である。チャンバ3内の圧力は5Paに維持される。ICPコイル4への供給電力は500Wで、下部電極8へ供給するバイアス電力は50Wである。ただし、メインエッチング工程の条件はこの例に限定されない。具体的には、SF6ガス、O2ガス、及びArガスの総供給流量は、50〜1000sccmが好ましく、100〜800sccmがより好ましい。SF6ガスとO2ガスの供給量流量比は、SF6:O2=3:7〜7:3が好ましく、SF6:O2=4:6〜6:4がより好ましい。総供給流量に対するArガスの供給流量割合は、0〜90%が好ましく、50〜80%がより好ましい。チャンバ3内の圧力は、1〜30Paが好ましく、5〜15Paがより好ましい。ICPコイル4への供給電力は、300〜1500Wが好ましく、500〜1000Wがより好ましい。下部電極8へ供給するバイアス電力は、20〜100Wが好ましく、30〜60Wがより好ましい。
メインエッチング工程を所定時間継続した後、メインエッチング工程から追加エッチング工程に移行する(図3の時刻t1)。具体的には、エッチングガス供給源12AからのSF6ガスの導入、エッチングガス供給源12BからのO2ガスの導入、及び希釈ガス供給源13からのArガスの導入をすべて停止する。一方、エッチングガス供給源12Cからチャンバ3内にCl2ガスを所定流量で導入しつつ、真空排気装置14により所定流量で排気を行いチャンバ3内を所定圧力で維持する。つまり、メインエッチング工程ではSF6/O2/Ar混合ガスであったエッチングガスを、追加エッチング工程ではCl2ガスに切り換える。また、追加エッチング工程では、チャンバ3の圧力をメインエッチング工程よりも低圧に設定する。さらに、追加エッチング工程では、高周波電源6AからICPコイル4への供給電力と、高周波電源6Bから下部電極8へ供給するバイアス電力とを、メインエッチング工程よりも増大させる。
ICPコイル4への高周波電力の供給で発生する誘導結合型放電により、Cl2ガスがプラズマ化する。プラズマP中では、Cl2ガスに由来するCl成分、Clラジカル、正イオンが発生し、メインエッチング工程と同様の機構によりトレンチ22のエッチングが進行する。前述のようにメインエッチング工程ではトレンチ22の底部がラウンド形状であるが、追加エッチング工程を実行することにより図2Cに示すようにトレンチ22の底部は平坦形状となる。エッチング深さDが目標エッチング深さDtに達するまで追加エッチング工程を継続する(図3の時刻t2)。
追加エッチング工程によりトレンチ22の底部がラウンド形状から平坦形状になる理由は以下のように推察される。前述のように、トレンチ22の底部の形状は、底部に衝突するイオンの入射量分布、圧力、及び反応生成物の排出性が主たる要因となって決まる。追加エッチング工程は比較的低い圧力下で実行されるので(低圧プロセス)、底部の外側領域にもイオンが入射しやすい。また、エッチング速度が遅いため反応生成物も比較的少なく、底部の中央領域で発生した反応生成物が底部の外周領域に再付着しにくく、再付着した反応生成物によりエッチングが阻害されにくい。以上の結果、底部の中央領域と同様に外側領域のエッチングが進行し、底部がラウンド形状から平坦形状となる。
追加エッチング工程の具体的なエッチング条件は例えば以下の通りである。Cl2ガスの供給流量は100sccmである。チャンバ3内の圧力は0.8Paに維持される。ICPコイル4への供給電力は600Wで、下部電極8へ供給するバイアス電力は200Wである。ただし、追加エッチング工程の条件はこの例に限定されない。具体的には、Cl2ガスの供給流量は50〜300sccmが好ましく、100〜200sccmがより好ましい。チャンバ3内の圧力は0.5〜3Paが好ましく、0.8〜2Paがより好ましい。ICPコイル4への供給電力は、300〜1000Wが好ましく、400〜800Wがより好ましい。下部電極8へ供給するバイアス電力は、50〜300Wが好ましく、10〜200Wがより好ましい。
メインエッチング工程から追加エッチング工程への切り換え(図3の時刻t1)は、被エッチング層21のエッチングの最終段階、すなわちエッチング深さDが目標エッチング深さDtに十分に近づいた状態で実行するように設定する。例えば、エッチング深さDが目標エッチング深さDtの1/2倍に達した後であって目標エッチング深さからトレンチの底幅Wb(目標エッチング深さDtまでトレンチ22を掘ったときの底幅)の1/2倍を減じた値に達する前に、メインエッチング工程から追加エッチング工程に移行する(第1の移行条件)。この第1の移行条件の場合、メインエッチング工程から追加エッチング工程への切り換えを実行するエッチング深さDは以下の式(1)で表される。
Figure 2010080575
代案としては、エッチング深さDが目標エッチング深さDtの50%に達した後であって目標エッチング深さの95%に達する前に、メインエッチング工程から追加エッチング工程に移行してもよい(第2の移行条件)。
エッチング深さDが目標エッチング深さDtに達するまでメインエッチング工程を継続し、時間経過に伴うエッチング深さDの増加を測定する実験を行えば、この実験結果から第1及び第2の移行条件のいずれを使用する場合についてもメインエッチング工程から追加エッチング工程への移行のタイミング(図3の時刻t1)が得られる。
以上のように、SF6/O2/Ar混合ガスをエッチングガスとするメインエッチング工程によるエッチングを、エッチング深さDが目標エッチング深さDtに達する前にCl2ガスをエッチングガスとする追加エッチング工程に切り換えることにより、トレンチ22の底部をサブトレンチのない平坦な形状にできる。また、目標エッチング深さDtの大部分が高圧プロセスであってエッチングレートが高いメインエッチング工程により掘り込むことにより得られる点、及び2段階の工程(メインエッチング工程と追加エッチング工程)を実行するだけでよい点で加工に要する時間を短縮できる。つまり、本実施形態のドライエッチング方法により、単結晶Siからなる被エッチング層21に、サブトレンチがなく底部が平坦である狭幅化されたトレンチ22(200nm以下程度)を短時間で形成できる。
本発明は実施形態に限定されず、以下に列挙するように種々の変形が可能である。
メインエッチング工程で使用するエッチングガスはSF6ガスを含有するものに限定されず、プラズマ化するとFラジカルを生じる種々のガスを使用できる。このようなガスとしては、例えばNF3ガスがある。また、前述の実施形態ではSF6ガスにO2ガスを添加しているが、SF6ガスやNF3ガスのようなFラジカル源となるガスをO2ガスを添加することなくエッチングガスとして使用してもよい。さらに、前述の実施形態では、Arガスを希釈ガスとしてエッチングガスに添加しているが、Arガス以外の希ガスを希釈ガスとして使用してもよいし、希釈ガスを使用しなくてもよい。
追加エッチング工程で使用するエッチングガスは実施形態のようなCl2ガスに限定されず、プラズマ化するとFラジカル以外のハロゲンラジカルを生じる他のガスを使用できる。このようなガスとしては、例えばHBrガス、I含有ガス等、及びそれらとO2ガスの混合ガスがある。実施形態の条件のメインエッチング工程を実行した後、HBr/O2ガスを使用して追加エッチング工程(HBr/O2=100/5sccm、チャンバ3内の圧力は1Pa、ICPコイル4及び下部電極8への供給電力はそれぞれ600Wと200W)を実行したところ、サブトレンチがなく底部が平坦なトレンチが得られた。
本発明の実施形態に係るドライエッチング方法に使用するドライエッチング装置を示す模式図。 基板を示す模式的な断面図。 メインエッチング工程中の基板を示す模式的な断面図。 追加エッチング工程中の基板を示す模式的な断面図。 本発明のドライエッチング方法におけるエッチングガス、ICPコイルへの供給電力、及び下部電極へのバイアス電極の切換を示す模式的なグラフ。
符号の説明
1 ドライエッチング装置
2 誘電体板
3 チャンバ
3a ガス導入口
3b 排気口
3c ゲート
4 ICPコイル(上部電極)
5A,5B 可変コンデンサ
6A,6B 高周波電源
7 基板
8 下部電極
11A〜11D フローコントローラ
12A〜12C エッチングガス供給源
13 希釈ガス供給源
14 真空排気装置
15 制御装置
21 被エッチング層
22 トレンチ
23 レジストマスク

Claims (8)

  1. 上部電極が誘電体部材を介して上部外側に配置され、下部電極が内部に配置された真空容器を準備し、
    単結晶Siの被エッチング層を備える処理対象物を、前記真空容器内の前記下部電極上に配置し、
    プラズマ化するとFラジカルを生じる第1のエッチングガスを前記真空容器内に導入すると共に、前記上部電極及び前記下部電極にそれぞれ高周波電力を供給し、前記第1のエッチングガスをプラズマ化して前記Fラジカルをエッチング種として前記被エッチング層をエッチングしてトレンチを形成する第1のエッチング工程を実行し、
    前記第1のエッチングガスの導入を停止し、プラズマ化するとFラジカル以外のハロゲンラジカルを生じる第2のエッチングガスを前記真空容器内に導入すると共に、前記上部電極及び前記下部電極にそれぞれ高周波電力を供給し、前記第2のエッチングガスをプラズマ化して前記ハロゲンラジカルをエッチング種として前記被エッチング層をエッチングして前記トレンチをさらに掘り込む第2のエッチング工程を実行することを特徴とするドライエッチング方法。
  2. エッチング深さが、目標エッチング深さの1/2倍に達した後であって前記目標エッチング深さから前記トレンチの底幅の1/2倍を減じた値に達する前に、前記第1のエッチング工程から前記第2のエッチング工程に移行することを特徴とする請求項1に記載のドライエッチング方法。
  3. エッチング深さが目標エッチング深さの50%に達した後であって前記目標エッチング深さの95%に達する前に、前記第1のエッチング工程から前記第2のエッチング工程に移行することを特徴とする請求項1に記載のドライエッチング方法。
  4. 前記第1のエッチングガスは、SF6ガス又はNF3ガスを含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドライエッチング方法。
  5. 前記第2のエッチングガスは、Cl2ガス又はHBrガスを含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドライエッチング方法。
  6. 前記第1のエッチングガスはSF6/O2/Ar混合ガスであり、
    前記第2のエッチングガスはCl2ガスであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドライエッチング方法。
  7. 前記第1のエッチングガスはSF6/O2/Ar混合ガスであり、
    前記第2のエッチングガスはHBr/O2混合ガスであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のドライエッチング方法。
  8. 上部開口が誘電体部材により閉鎖された真空容器と、
    前記誘電体部材の上方に配置された上部電極と、
    前記真空容器内に前記上部電極と対向するように配置され、単結晶Siからなる被エッチング層を備える処理対象物が載置される下部電極と、
    前記上部電極に高周波電力を供給するための第1の電源と、
    前記下部電極に高周波電力を供給するための第2の電源と、
    プラズマ化するとFラジカルを生じる第1のエッチングガスを前記真空容器内に供給するための第1のガス供給源と、
    プラズマ化するとFラジカル以外のハロゲンラジカルを生じる第2のエッチングガスを前記真空容器内に供給するための第2のガス供給源と、
    前記第1及び第2の電源、並びに前記第1及び第2のガス供給源の動作を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記第1のガス供給源に前記第1のエッチングガスを前記真空容器内に導入させ、かつ前記第1及び第2の電源から前記上部及び下部電極に対してそれぞれ高周波電力を印加させ、前記第1のエッチングガスをプラズマ化して前記被エッチング層をエッチングしてトレンチを形成し、
    エッチング深さが、目標エッチング深さの1/2倍に達した後であって前記目標エッチング深さから前記トレンチの底幅の1/2倍を減じた値に達する前に、前記第1のエッチングガス供給源に前記第1のエッチングガスの供給を停止させ、前記第2のエッチングガス供給源に前記第2のエッチングガスを前記真空容器に導入させ、かつ前記第1及び第2の電源から前記上部及び下部電極に対してそれぞれ高周波電力を印加させ、前記第2のエッチングガスをプラズマ化して前記被エッチング層をエッチングして前記トレンチをさらに掘り込むことを特徴とするドライエッチング装置。
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