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JP2010078341A - エンコーダの誤差補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】分解能変換等の処理を行った場合であっても、出力パルスの精度低下を防ぐことが可能な出力パルスの補正方法を提供する。
【解決手段】可動被検出物の変位に対応して、A相センサから出力される正弦波状のA相信号と、B相センサから出力される正弦波状のB相信号と、を解析することによって可動被検出物の変位の絶対値を検出し、その絶対値に基づきパルス発生回路14から出力される出力パルスの補正方法において、パルス発生回路14の入力値の整数部分を累積加算する第1ステップと、第1ステップの出力値に、2の整数乗からなる分解能変換値を乗ずる第2ステップと、絶対値から、第2ステップの出力値を減算する第3ステップと、第3ステップの出力値を分解能変換値で除算する第4ステップと、第4ステップの出力値の整数部分をパルス発生回路14に入力する第5ステップと、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、可動被検出物の変位の絶対値を検出し、その絶対値に基づきパルス発生回路から出力される出力パルスの補正方法に関する
従来より、可動被検出物の変位量や変位の絶対値を検出する装置として、磁気式エンコーダが知られている。例えば、磁気式エンコーダの一態様としては、1極対のマグネットを回転させ、その磁界変化をMR素子で検出し、得られたSin信号及びCos信号をAD変換してマイコンに取り込み、両信号の逆正接(アークタンジェント)信号を計算し、その逆正接信号を利用することによってマグネットの回転位置の絶対値を検出するものがある(例えば特許文献1)。このような磁気式エンコーダにおいて、その絶対値に基づきパルス発生回路を通じてパルスを出力する場合には、マイコン内部で今回の絶対値から前回(1サンプル前)の絶対値を減算した差分値をパルス発生回路に入力するようにしている。
特開2000−65596号公報
しかしながら、マイコンの内部でパルス出力を高分解能化するように設定されている絶対値に対して出力分解能を変換(補正)する場合には、今回の絶対値から前回の絶対値を差し引いた差分値に対してシフト演算等により低分解能化を行う。低分解能化されて出力されるパルス数は、低分解能演算時に切り捨てられた小数部分によりマイコン内部の絶対値から位置がずれてしまうため、分解能変換したことに起因して出力パルスの精度が低下する。具体的には、図7を用いて説明する。図7は、従来のエンコーダにおける出力パルスの補正方法を説明するためのブロック図である。
図7に示すように、マイコンの内部でパルス出力を高分解能化するように設定されているABS_POSは、遅延器101の機能により、前回(1サンプル前)のABS_POSが減算される。そして、その差分値δが、2で除算する演算器102によって低分解能化される。最後に、演算器102の出力値の整数部分がパルス発生回路103に入力される。このような一連の処理によって出力パルスを補正する場合、パルス発生回路103の入力は小数部が切り捨てられているため、ABS_POSに対して出力パルスの中に誤差が累積することになる。その結果、出力パルスの精度低下を招来してしまう。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、分解能変換等の処理を行った場合であっても、出力パルスの精度低下を防ぐことが可能な出力パルスの補正方法を提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明は、以下のものを提供する。
(1) 可動被検出物の変位に対応してA相センサから出力される正弦波状のA相信号と、当該可動被検出物の変位に対応してB相センサから出力される正弦波状のB相信号と、を解析することによって当該可動被検出物の変位の絶対値を検出し、当該絶対値に基づきパルス発生回路から出力される出力パルスの補正方法において、前記パルス発生回路の入力値の整数部分を累積加算する第1ステップと、前記第1ステップの出力値に、所定数の整数乗からなる分解能変換値を乗ずる第2ステップと、前記絶対値から、前記第2ステップの出力値を減算する第3ステップと、前記第3ステップの出力値を前記分解能変換値で除算する第4ステップと、前記第4ステップの出力値の整数部分を前記パルス発生回路に入力する第5ステップと、を含むことを特徴とする出力パルスの補正方法。
本発明によれば、まず、A相センサ及びB相センサから出力される正弦波状のA相信号及びB相信号を用いて、可動被検出物の変位の絶対値を検出する。そして、その絶対値に基づきパルス発生回路から出力される出力パルスを補正(ここでは分解能変換)するにあたって、パルス発生回路の入力値の整数部分を累積加算した後、所定数(例えば2)の整数乗からなる分解能変換値を乗ずる。その結果得られた値を、上述の絶対値から減算した後、分解能変換値で除算する(ここで低分解能化する)。最後に、その結果得られた値の整数部分をパルス発生回路に入力する。このような一連の処理によって、出力パルスの精度低下を防ぐことができる。
すなわち、補正の一つとして分解能を変換する場合、従来のように今回絶対値と前回絶対値の差分をとるのではなく、切り捨て誤差を含む差分値を積算することで推定出力位置(所定数の整数乗からなる分解能変換値を乗じた結果得られた値)を作成し、これと今回絶対値との差分をとるようにしている(誤差を含む推定出力位置をフィードバックし、これと今回絶対値との差分をとるようにしている)。したがって、マイコン内部の絶対値と出力した位置との位置のズレが一定範囲以上になるのを防ぐことができ、ひいては出力パルスの精度低下を防ぐことができる。
なお、パルス発生回路の入力値の整数部分を「累積加算」する第1ステップについて、例えば、パルス発生回路の入力値の整数部分が1,1,1,2,2とした場合、第1ステップの出力は、1,2,3,5,7となる。このように、第1ステップは累積的に加算していくことを意味する。
(2) 可動被検出物の変位に対応してA相センサから出力される正弦波状のA相信号と、当該可動被検出物の変位に対応してB相センサから出力される正弦波状のB相信号と、を解析することによって当該可動被検出物の変位の絶対値を検出し、当該絶対値に基づきパルス発生回路から出力される出力パルスの補正方法において、前記パルス発生回路の入力値を累積加算する第1ステップと、前記絶対値から、前記第1ステップの出力値を減算する第2ステップと、前記第2ステップの出力値を、前記パルス発生回路の最大周波数を制限するためのリミット回路に入力する第3ステップと、前記リミット回路の出力を前記パルス発生回路に入力する第4ステップと、を含むことを特徴とする出力パルスの補正方法。
本発明によれば、上述同様、まず、A相センサ及びB相センサから出力される正弦波状のA相信号及びB相信号を用いて、可動被検出物の変位の絶対値を検出する。そして、その絶対値に基づきパルス発生回路から出力される出力パルスを補正(ここではリミット処理)するにあたって、パルス発生回路の入力値を累積加算した後、その結果得られた値を、上述の絶対値から減算する。そして、その結果得られた値を、パルス発生回路の最大周波数を制限するためのリミット回路に入力し、最後に、リミット回路の出力をパルス発生回路に入力する。このような一連の処理によって、出力パルスの精度低下を防ぐことができる。
すなわち、補正の一つとしてリミット処理を施す場合、一度でもリミット処理にかかると差分値に誤差が発生することになるが、本発明では、上述同様、誤差を含む推定出力位置をフィードバックするようにしているので、マイコン内部の絶対値と出力した位置との位置のズレが一定範囲以上になるのを防ぐことができ、ひいては出力パルスの精度低下を防ぐことができる。
(3) 前記可動被検出物はS極とN極の磁極が一対着磁された永久磁石であることを特徴とする出力パルスの補正方法。
本発明によれば、上述した可動被検出物はS極とN極の磁極が一対着磁された永久磁石であることとしたので、一対着磁された永久磁石の変位の絶対値を検出する場合においても、出力パルスの精度低下を防ぐことができる。特に、多極の磁気式エンコーダと比べて一極対の磁気式エンコーダは、メカ構造がシンプルである。したがって、メカコストを低廉化しつつ、小型化にも対応しやすい。その反面、回路コストは嵩む傾向がある。このような場合であっても、本発明に係る出力パルスの補正方法によれば、回路コストを増大させることなく、ソフトウェア的に出力パルスの精度低下を防ぐことができる。
本発明によれば、演算誤差を含む差分値を積算して推定出力位置をフィードバックするようにしているので、分解能変換やリミット処理などを行った場合であっても、マイコン内部の絶対値と出力した位置のズレが一定範囲以上に大きくなるのを防ぐことができ、ひいては出力パルスの精度低下を防ぐことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書中で、低分解能化とは、マイコンの内部で設定している高分解能出力機能に対し、各顧客の出力分解能要求に合わせる為、必要な分解能に落とすことを意味する。また、「顧客が要求する出力分解能(出力分解能)」と「マイコンの内部で設定した分解能」を一致させた場合、シフト演算等の処理は不要となるが、顧客から数種類の出力分解能を要求された場合、要求ごとに対応したマイコンプログラムをラインアップすることとなり、複数機種の開発が必要となる。それに対し、本願機種のように、マイコンの内部を高分解能出力に対応可能にしておけば、顧客要求に合わせた出力分解能をシフト演算処理で対応でき、1機種で複数機種対応が可能となり、開発機種の煩雑さを回避できる。
[ハードウェア構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る出力パルスの補正方法が行われるエンコーダ1のハードウェア構成を示すブロック図である。特に、図1(a)は、ハードウェア構成の概略を示し、図1(b)は、ハードウェア構成のイメージ図を示している。
図1(a)及び図1(b)に示すように、エンコーダ1は、MR素子(MR Element)10とマイコン20を有しており、MR素子10からマイコン20に向けて、Cos信号とSin信号が入力される。より具体的には、MR素子10は、可動被検出物の変位に対応して正弦波状のSin信号を出力するA相センサと、可動被検出物の変位に対応して正弦波状のCos信号を出力するB相センサと、を有している。
ここで、本実施形態では、「可動被検出物」として、S極とN極の磁極が一対着磁された永久磁石50を採用している(図1(b)参照)。また、図1(a)では、A相センサ及びB相センサの一構成要素となるMR素子10しか図示していないが、その他、例えば、整流回路,ローパスフィルタ,差動増幅アンプ,MR素子10に励磁電流を供給するドライバなどの各種電気要素によって、A相センサ及びB相センサが構成される。
マイコン20は、InterpolatorやRS422ドライバ(Open Collectorでもよい)などの電気要素を有しているが、その他如何なる要素を有していてもよい。また、図1(a)に示すように、A/D変換回路(ADC21)を有しており、ADC21によってアナログ信号はデジタル化される。また、図1では特に図示していないが、マイコン20は、CPU,ROM,RAM等の各種電機要素を有しており、可動被検出物の変位の絶対値を検出する機能はもちろん、出力パルスを補正する機能をも有する。すなわち、ROM等の記憶媒体に出力パルスの補正方法を実行する各種プログラムが格納されており、CPUは、適宜そのプログラムを読み出して、RAMをワーキングエリアとしつつ補正処理を実行する。このように、マイコン20は、A相信号(Sin信号)とB相信号(Sin信号と位相差がπ/2のCos信号)とを解析することによって、永久磁石50の変位の絶対値を検出する機能を有するとともに、分解能変換やリミット処理などの補正処理を行う機能をも有している。なお、図1では図示を省略しているが、マイコン20は、パルス発生回路14(図2参照)を有しており、パルスを出力する機能も有している。
[出力パルスの補正方法]
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る出力パルスの補正方法を説明するためのブロック図である。図3は、図2に示すブロック図の状態遷移を説明するための説明図である。
図2において、マイコン20は、2で除算する演算器11と、2を乗算する演算器12と、(1サンプル)遅延器13と、パルス発生回路14と、を有している。なお、演算器11や演算器12、遅延器13等は、別個独立の演算器であってもよいし、ソフト的に1個のチップで実現してもよい。また、図中のABS_POSは、マイコンの内部でパルス出力を高分解能化するように設定されている絶対値を示し、図中のδは、ABS_POSからフィードバック値(推定出力位置)を減算した値を示している。
まず、フィードバックループについて説明する。パルス発生回路14へ入力される値は、第4ステップの処理によって出力された小数を含む出力値Sを、0に近い整数に丸められた値にするための処理を第5ステップにて行う(「0に近い整数に丸められた値にするための処理」を図2中の第5ステップの点線枠内における「Int」で示す)。この処理結果で小数を含む値から0に近い整数に丸められた値(この出力値の状態をSで定義する)、すなわち、整数部分を累積加算する(図2中の第1ステップの点線枠参照)。この出力値の状態をSで定義する。
次に、この出力値Sに2のx乗からなる分解能変換値2を乗ずる(図2中の第2ステップの点線枠)。これは、パルス発生回路14へ入力するために低分解能化した値を、フィードバックループの中で元の高分解能値に戻すためのもので、次のステップでの演算処理の次元を合わせるためのものであり、この出力値の状態をSで定義する。そして、ABS_POSから、Sの状態にある値を減算する(図2中の第3ステップの点線枠)。そうすると、差分値δが得られる。ABS_POSの状態をSで定義し、差分値δの状態をSで定義する。
次に、差分値δを分解能変換値1/2で除算する(図2中の第4ステップの点線枠)。この出力値は小数を含むものであって、この出力値の状態をSで定義する。次にSを前記の0に近い整数にまるめる処理を行う。(図2中の第4ステップの点線枠)。最後に、この小数を含む出力値Sを0に近い整数に丸められた値にするための処理intを行い、整数部分をパルス発生回路14に入力する(図2中の第5ステップの点線枠)。
このような一連の処理を、マイコンの内部でパルス出力を高分解能化するように設定されている絶対値ABS_POSに対して演算器11によって分解能変換を行ったとしても、マイコン20内部で設定している高分解能な絶対値と、低分解能化して出力した位置との位置のズレが一定範囲以上になるのを防ぐことができ、ひいては出力パルスの精度低下を防ぐことができる。
図3を用いて、より具体的に説明する。なお、ここでは分解能変換値を1/2としている(すなわち、x=1としている)。例えば、2段目に示すように、ABS_POSの最初の状態Sが2.2であった場合、最初はフィードバックはないためS=0となる一方で、Sは2.2(=S−S)、Sは1.1(=S/2)、Sは1(=Sの整数部分)、Sは1となる(遅延器13の初期値は0とする)。
次に、3段目に示すように、ABS_POSの状態Sが4.4であった場合、演算器12によって、上述したSの状態(=1)の2倍の値Sがフィードバックされてくるため、差分値δの状態Sは、2.4になる(=S−S=4.4−2)。そして、Sは1.2(=S/2)、Sは1(=Sの整数部分)、Sは2(=S+遅延器13による1サンプル前のS=1+1)となる。
次に、4段目に示すように、ABS_POSの状態Sが6.6であった場合、演算器12によって、上述したSの状態(=2)の2倍の値Sがフィードバックされてくるため、差分値δの状態Sは、2.6になる(=S−S=6.6−4)。そして、Sは1.3(=S/2)、Sは1(=Sの整数部分)、Sは3(=S+遅延器13による1サンプル前のS=1+2)となる。
以下同様にして演算を進めていく。そして、上から10段目に達すると、ABS_POSの状態Sが19.8であった場合、演算器12によって、1サンプル前のSの状態(=8)の2倍の値Sがフィードバックされてくるため、差分値δの状態Sは、3.8になる(=S−S=19.8−16)。そして、Sは1.9(=S/2)、Sは1(=Sの整数部分)、Sは9(=S+遅延器13による1サンプル前のS=1+8)となる。
ここで、累積誤差を計算する。ABS_POSの状態Sが19.8であるため、本来、推定出力位置に対して所定数の整数乗からなる分解能変換値を乗じる前の値、すなわち本実施例では2を乗じる前の値(Sの状態)は19.8÷2=9.9でなければならない。しかし、実際のSの状態は9となっていることから、累積誤差は0.9であることが分かる。
しかし、上から11段落目に示すように、ABS_POSの状態Sが22.0であった場合、演算器12によって、1サンプル前のSの状態(=9)の2倍の値Sがフィードバックされてくるため、差分値δの状態Sは、4.0になる(=S−S=22−18)。そして、Sは2(=S/2)、Sは2(=Sの整数部分)、Sは11(=S+遅延器13による1サンプル前のS=2+9)となる。
ここで、再び累積誤差を計算する。ABS_POSの状態Sが22.0であるため、推定出力位置に対し所定数の整数乗からなる分解能変換値を乗じる前の値、すなわち本例では2を乗じる前の値(Sの状態)は22÷2=11でなければならないところ、実際のSの状態は11となっており、累積誤差は0であることが分かる。このように、Sの状態の整数部分が1上がるタイミングで、累積誤差がキャンセルされていることが分かる。
[実施形態の主な効果]
以上説明したように、本実施形態に係る出力パルスの補正方法によれば、演算誤差を含む差分値を積算して推定出力位置(図2ではSの状態)をフィードバックするようにしているので、演算器11によって分解能変換(図2では1/2の低分解能化)を行った場合であっても、マイコン内部の絶対値と出力した位置のズレが一定範囲(図2では0.9)以上に大きくなるのを防ぐことができ、ひいては出力パルスの精度低下を防ぐことができる。また、本実施形態では一極対の(永久磁石50を用いた)磁気式エンコーダを想定しており、回路コストを抑えつつ、出力パルスの精度低下を防ぐことができる。
具体的には、本実施形態に係る出力パルスの補正方法によれば、図8(b)に示すように段階状に出力パルスの補正ができる。図8(a)は従来の補正方法による結果をグラフ化したものであり、図8(b)は本実施形態に係る補正方法による結果をグラフ化したものである。
図8(a)、(b)において破線で示す線は、累積誤差がない場合の出力パルスの累積数の変化を表わしており、本来であれば、この累積数の変化となることが好ましい。しかしながら、図(8a)に示すように、従来の補正方法では、サンプリングステップの度、すなわち、時間が経つにつれて(永久磁石50が回転するにつれて)、次第に、誤差が大きくなっていくのが分かる。
一方、図8(b)に示すように、本実施形態に係る補正方法では、階段状に補正されるので、破線で示す線に追従しているのが分かる。すなわち、誤差は累積されることなく、一定の誤差が生じた場合であっても、本来の累積誤差のない範囲に補正されるので、出力パルスの精度低下を防ぐことができる。
[変形例]
図4〜図6は、本発明の第2の実施の形態に係る出力パルスの補正方法を説明するためのブロック図である。図4は、リミット処理を行わない場合における従来のブロック図を示し、図5は、リミット処理を行う場合における従来のブロック図を示し、図6は、リミット処理を行う場合における本実施形態のブロック図を示している。
図4に示すように、従来は、差分値に対して分解能変換を行うのではなく、絶対値ABS_POSに対して分解能変換21(低分解能化)を行っている。そして、パルス発生回路23には、遅延器22により、分解能変換後のPOS'から、1サンプル前の分解能変換後のPOS'が減算された値δが入力されるようになっている。
この場合は、特に誤差は生じない。しかし、図5に示すように、パルス発生回路23の最大周波数制限のため、δの値にリミット値が必要になると、問題が生ずる。具体的には、分解能変換31によって低分解能化されたPOS'は、遅延器32によってδとなった後、リミット回路33を経てδlimとなった後に、パルス発生回路34に入力されている。そうすると、δとδlimとは異なる値になるため、一度でもリミットにかかってしまうと誤差が発生することになる。
そこで、図6に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る出力パルスの補正方法によれば、この誤差を減らすことができる。具体的には、分解能変換41によって低分解能化されたPOS'から、演算誤差を含む差分値δlimを遅延器44によって積算してフィードバックした推定出力を減算する。そうして得られたδをリミット回路42に入力するようにしている。
すなわち、パルス発生回路43の入力値δlimを累積加算し(図6中の第1ステップの点線枠)、絶対値POS'から、第1ステップの出力値を減算してδを求め(図6中の第2ステップの点線枠)、このδを、パルス発生回路43の最大周波数を制限するためのリミット回路42に入力し(図6中の第3ステップの点線枠)、最後に、リミット回路42の出力をパルス発生回路43に入力している(図6中の第4ステップの点線枠)。これにより、リミット処理を行った場合であっても、上述した第1の実施の形態のように、マイコン内部の絶対値と出力した位置のズレが一定範囲以上に大きくなるのを防ぐことができ、ひいては出力パルスの精度低下を防ぐことができる。
本発明に係る出力パルスの補正方法は、分解能変換やリミット処理などの補正を行った場合であっても、精度低下を防ぐことが可能なものとして有用である。
本発明の実施の形態に係る出力パルスの補正方法が行われるエンコーダ1のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る出力パルスの補正方法を説明するためのブロック図である。 図2に示すブロック図の状態遷移を説明するための説明図である。 リミット処理を行わない場合における従来のブロック図である。 リミット処理を行う場合における従来のブロック図である。 リミット処理を行う場合における本実施形態のブロック図である。 従来のエンコーダにおける出力パルスの補正方法を説明するため 本発明の実施例に係る出力パルスの補正方法につき、従来との比較を説明するためのグラフである。のブロック図である
符号の説明
11,12 演算器
13 遅延器
14 パルス発生回路

Claims (3)

  1. 可動被検出物の変位に対応してA相センサから出力される正弦波状のA相信号と、当該可動被検出物の変位に対応してB相センサから出力される正弦波状のB相信号と、を解析することによって当該可動被検出物の変位の絶対値を検出し、当該絶対値に基づきパルス発生回路から出力される出力パルスの補正方法において、
    前記パルス発生回路の入力値の整数部分を累積加算する第1ステップと、
    前記第1ステップの出力値に、所定数の整数乗からなる分解能変換値を乗ずる第2ステップと、
    前記絶対値から、前記第2ステップの出力値を減算する第3ステップと、
    前記第3ステップの出力値を前記分解能変換値で除算する第4ステップと、
    前記第4ステップの出力値の整数部分を前記パルス発生回路に入力する第5ステップと、を含むことを特徴とする出力パルスの補正方法。
  2. 可動被検出物の変位に対応してA相センサから出力される正弦波状のA相信号と、当該可動被検出物の変位に対応してB相センサから出力される正弦波状のB相信号と、を解析することによって当該可動被検出物の変位の絶対値を検出し、当該絶対値に基づきパルス発生回路から出力される出力パルスの補正方法において、
    前記パルス発生回路の入力値を累積加算する第1ステップと、
    前記絶対値から、前記第1ステップの出力値を減算する第2ステップと、
    前記第2ステップの出力値を、前記パルス発生回路の最大周波数を制限するためのリミット回路に入力する第3ステップと、
    前記リミット回路の出力を前記パルス発生回路に入力する第4ステップと、を含むことを特徴とする出力パルスの補正方法。
  3. 前記可動被検出物はS極とN極の磁極が一対着磁された永久磁石であることを特徴とする請求項1又は2記載の出力パルスの補正方法。
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