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JP2010068508A - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】デジタルカメラ等の撮像装置において、電源変動等によるパターンノイズを低減し、撮像装置における画質向上を図ることを目的とする。
【解決手段】有効部およびオプティカルブラック(OB)部を含む撮影画像を複数の周波数成分に分解し、OB部の周波数成分からパターンノイズの発生している位置とその量を算出する。算出した結果に基づいて有効部の周波数成分にノイズ抑制処理を行う。ノイズ抑制処理を行った周波数成分を合成してノイズ抑制された画像を得る。
【選択図】図6

Description

本発明は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子から得た画像を画像処理する画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラムに関するものである。本発明は、特に、撮影画像の画質向上に関する。
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置にはCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子が使用されている。近年、撮像素子の多画素化が進み、その影響で、個々の画素サイズは小さくなっている。また、多画素化された撮像素子を使用しても連続撮影速度等の使用感を損なわないために高速処理が必要になっている。高速処理の手法としては、撮像素子の出力経路を複数にし、複数画素の読み出しを同時に行う多チャンネル化などがある。それに対して、画素サイズの縮小により、光信号が小さくなるため、ノイズの影響を受けやすくなってしまうという問題がある。また、多チャンネル化の影響で、出力経路によってノイズ量が異なるといった問題がある。
例えば、多チャンネル化されたCMOSイメージセンサでは、複数の出力アンプを有するが、この出力アンプの特性にばらつきがあると、列ごとにレベル差が発生する。これを垂直方向のパターンノイズと呼ぶ。また、各画素の電源やGND(接地)は、共通であるため、選択行の読み出し中にこれらの電源やGNDが変動すると、選択行全体にレベル差が発生する。これを水平方向のパターンノイズと呼ぶ。
水平方向のパターンノイズは、撮像素子内における電源やGNDの配置された位置によって、左右で強度差が生じることがある。各画素の電源やGNDからの配線長が異なると、その配線のインピーダンスも画素によって異なる。そのため、電源やGNDから遠い位置にある画素ほど配線のインピーダンスが大きくなり、電源やGNDの変動の影響も大きくなる。その結果、パターンノイズの強度が電源やGNDから遠い位置ほど大きくなることがある。これらパターンノイズは、画質を悪化させる要因となるので、低ノイズ化が要求される。
垂直方向のパターンノイズは、出力アンプ特性によって決まる固有のパターンノイズであるため、出力アンプごとのばらつき補正により補正可能である。一方、水平方向のパターンノイズについては、電源やGNDの変動がランダムであれば、パターンノイズもランダムになる。このようなパターンノイズを補正する手法として次に述べるオフセット補正がある。
撮像素子には、被写体光が到達しない様に遮光されたオプティカルブラック(以下、OBと称する)と呼ばれる領域が設けられている。パターンノイズは、このOB部にも発生する。そこで、オフセット補正では、このOB部のうち画素領域の水平方向端部に帯状に設けられた水平オプティカルブラック(以下、HOBと称する)の行ごとの平均値を算出し、水平方向のパターンノイズ量を算出する。この値を遮光されていない通常の領域である有効部の各行から減算することでパターンノイズを補正する。
その他、ノイズ除去する手法として、周波数分解を利用したノイズ除去方法が提案されている。特許文献1では、画像を多重解像度変換により複数の周波数帯域における低周波成分および高周波成分に分解し、分解した低周波成分および高周波成分の各々に対してノイズ除去処理を行う方法が提案されている。ノイズ除去処理には、エッジ保存平滑化フィルタなどを用いており、ノイズ除去した周波数成分を合成して補正画像を得るというものである。
また、特許文献2では、撮像素子より得られた画像を高周波成分と低周波成分に分解する操作を繰り返し、複数の周波数帯域に分解し、各周波数帯域における高周波成分からノイズ成分を除去し、周波数合成により補正画像を得るという方法が提案されている。高周波成分からのノイズ除去にあたっては、被写体エッジ成分を誤って除去しないために同周波数帯における低周波成分にエッジ検出フィルタをかけ、エッジ保存情報を生成し、これを利用して、エッジ部以外の場所からノイズ除去を行っている。
特開2006−309749号公報 特開2008−15741号公報
しかし、撮影画像には、行または列ごとに発生するパターンノイズのほかに、画素ごとにランダムに発生するランダムノイズも含まれている。HOB領域の行ごとの平均値を有効部から減算するオフセット補正では、ランダムノイズが多い場合、このランダムノイズの影響でHOB領域から正確にパターンノイズを検出することができなくなってしまう。また、左右で強度差のあるパターンノイズが発生した場合、HOB領域だけでは左右の強度差を検出することができない。その結果、十分な補正効果が得られなくなるばかりか、逆に画像を劣化させてしまうおそれがある。
また、特許文献1のノイズ除去方法は、エッジ保存平滑化フィルタを用いるため、エッジ部以外の場所は、ノイズの有無に関わらず補正されてしまう。さらに、特許文献2のノイズ除去方法でも同様に、エッジ検出フィルタによりエッジの検出された箇所以外の場所は、ノイズの有無に関わらず補正してしまう。したがって、従来のノイズ除去方法では、元々ノイズがなく、補正が不要である場所まで補正してしまい、その結果、画像の解像感が劣化してしまうおそれがあった。
本発明の課題は、撮影画像から左右または上下による強度差のあるパターンノイズを精度よく検出することができ、これを補正することで画質を向上できる画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラムを提供することである。
本発明に係る画像処理装置は、遮光された遮光画素領域および遮光されていない非遮光画素領域をもつ撮像素子から得た画像を、2つ以上の周波数成分に分解する周波数成分分解部と、前記遮光画素領域の周波数成分から、該周波数成分におけるノイズ量を算出するノイズ量算出部と、前記ノイズ量算出部により算出したノイズ量に応じて、前記非遮光画素領域の周波数成分のノイズ成分を抑制するノイズ抑制部と、前記周波数成分分解部により分解した周波数成分を合成して画像を生成する周波数成分合成部と、を備える。
本発明によれば、撮影画像から左右または上下による強度差のあるパターンノイズを精度よく検出することができ、これを補正することで画質を向上できる。
本発明による画像処理装置を含む撮像装置の第1実施形態を示すブロック図である。 CMOSイメージセンサを用いる第1実施形態の撮像素子60の概略構成を示す図である。 CMOSイメージセンサの単位画素(1画素分)600の回路の一例を示す図である。 第1実施形態の撮像素子60が採用する多チャンネル構成のCMOSイメージセンサにおける全体レイアウト図である。 画像処理部100の回路構成例を示すブロック図である。 周波数成分分解部110の回路構成例を示す機能ブロック図である。 入力画像が複数の周波数成分に分解される様子を示す図である。 周波数成分合成部120の回路構成例を示す機能ブロック図である。 補正部123の構成を示すブロック図である。 補正処理を説明する図である。 LH画像におけるパターンノイズ発生行および非発生行のウェーブレット展開係数の絶対値を示す図である。 ノイズ抑制部においてウェーブレット展開係数に乗ずる補正係数を示す図である。 補正部におけるLH画像に対する行ごとの処理の流れを示すフローチャートである。 画像処理部100におけるノイズ抑制処理を示すフローチャートの一例である。 第2実施形態における周波数成分合成部220の回路構成例を示す機能ブロック図である。 補正部223の構成を示すブロック図である。 第3実施形態において補正部が行うLH画像に対する行ごとの処理の流れを示すフローチャートである。 強度比Wr(m)の求め方を示す図である。 水平位置によって強度差のあるパターンノイズが発生している場合のLH画像におけるパターンノイズ発生行の展開係数の絶対値および閾値Wth’(n,m)を示す図である。 強度比Wr(m)で除算した補正係数を示す図である。 第4実施形態における周波数成分合成部420の回路構成例を示す機能ブロック図である。 補正部423の構成を示すブロック図である。 被写体の輝度レベルから輝度係数を算出するためのグラフである。 第5実施形態の画像処理部500の回路構成例を示すブロック図である。 周波数成分合成部520の回路構成例を示す機能ブロック図である。 補正部523の構成を示すブロック図である。 CMOSイメージセンサを用いる第6実施形態の撮像素子60の概略構成を示す図である。 補正処理を説明する図である。 LH画像におけるパターンノイズ発生行のウェーブレット展開係数の絶対値を示す図である。 補正係数c’のグラフである。 LH画像におけるパターンノイズ発生行に対してノイズ抑制処理を行った後のウェーブレット展開係数の絶対値を示す図である。 補正部におけるLH画像に対する行ごとの処理の流れを示すフローチャートである。 第7実施形態における補正部のLH画像に対する行ごとの処理の流れを示すフローチャートである。 第7実施形態におけるノイズ抑制部の処理を説明する図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による画像処理装置を含む撮像装置の第1実施形態を示すブロック図である。第1実施形態の撮像装置は、以下を備えたデジタルカメラである。
・撮影レンズ10
・レンズ制御手段11
・シャッター12
・シャッター制御部13
・アナログ・フロント・エンド回路(以下、AFEと称する)14
・デジタル・フロント・エンド回路(以下、DFEと称する)15
・タイミング発生回路(以下、TGと称する)16
・メモリ制御回路17
・画像表示メモリ18
・画像表示部19
・メモリ20
・測距制御部21
・温度計22
・測光制御部23
・フラッシュ部24
・アクセサリーシュー25
・システム制御回路26
・メモリ27
・表示部28
・不揮発性メモリ29
・操作部30
・電源制御部31
・電源部32
・記録媒体40
・撮像素子60
・画像処理部100
撮影レンズ10は、被写体像を撮像素子60上に結像する撮影用のレンズである。撮影レンズ10には、不図示のモーターが備えられ、後述する測距制御部21の処理結果に応じて、モーターを駆動し、焦点を合わせる機構が備えられている。レンズ制御手段11は、撮影レンズ10からの情報をシステム制御回路26に伝達するとともに、撮影レンズ10の動作制御を行う。シャッター12は、撮像素子60の露光量を制御するメカニカルシャッターである。シャッター制御部13は、シャッター12を制御する。
AFE14は、撮像素子60から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、クランプ回路(オフセット調整回路)、およびD/A変換器から構成されている。DFE15は、AFE14からのデジタル出力を受けて、補正や並び替え等をデジタル処理する。TG16は、撮像素子60、AFE14、DFE15にクロック信号や制御信号を供給する。TG16は、メモリ制御回路17およびシステム制御回路26によって制御される。
メモリ制御回路17は、AFE14、DFE15、TG16、画像処理部100、画像表示メモリ18、メモリ20を制御する。DFE15からのデータは、画像処理部100およびメモリ制御回路17を介して、またはメモリ制御回路17を介して、画像表示メモリ18あるいはメモリ20に書き込まれる。画像表示メモリ18は、画像表示用のメモリである。画像表示部19は、画像を表示する表示パネルであり、例えば、TFT(Thin Film Transistor)方式のLCD(Liquid Crystal Display)からなる画像表示部である。メモリ20は、撮影された静止画像や動画像を格納するメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を有している。
測距制御部21は、システム制御回路26により制御されてAF(オートフォーカス)処理を行うための測距を行う。温度計22は、撮影環境における周囲温度やカメラ内部(撮像素子周辺等)の温度を測定するための温度検知を行う。測光制御部23は、システム制御回路26により制御されてAE(自動露出)処理を行うための測光を行う。また、測光制御部23は、フラッシュ部24と連携することにより、フラッシュ撮影機能も有する。
フラッシュ部24は、被写体が暗い低輝度時に補助照明光を閃光発光するエレクトロニックフラッシュである。フラッシュ部24は、AF補助光の投光機能等も兼ねている。フラッシュ部24は、アクセサリーシュー25に直接接続されるものである。しかしながら、撮影状況に応じて、フラッシュ部24は、専用ケーブル等を介して接続したり、不図示の無線通信部を介して無線により接続したりして、撮像装置から離した位置に配置することも可能である。フラッシュ部24の接続状況は、アクセサリーシュー25の通信ラインの一部を使用して判断したり、不図示の無線通信部の通信状態から判断したりできる。なお、本実施形態では、フラッシュ部24は、撮像装置に着脱可能な形態としたが、撮像装置に内蔵された形態であってもよい。アクセサリーシュー25は、フラッシュ部24等のアクセサリーを着脱可能な接続部であり、撮像装置に固着的に設置されている。
システム制御回路26は、本実施形態の撮像装置全体を統括的に制御する制御部であり、周知のCPUなどを内蔵する。メモリ27は、システム制御回路26の動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶する記憶手段である。表示部28は、システム制御回路26によるプログラムの実行に応じて、動作状態やメッセージなどを表示する表示部である。不揮発性メモリ29は、撮像装置の動作に必要な各種プログラムなどが格納された電気的に消去・記録可能なEEPROM等の記憶手段である。
操作部30は、システム制御回路26の各種動作指示を入力するためのメインスイッチ(起動スイッチ)、シャッタースイッチ、撮影モード等の切り替えを行う為のモード設定ダイアル等を含んだ操作部である。電源制御部31は、電池検出回路やDC−DCコンバータ等から構成され、電源を制御する。電源部32は、アルカリ電池やリチウム電池などの一次電池、NiCd電池、NiMH電池、Li電池などの二次電池、ACアダプタなどからなる電源である。記録媒体40は、メモリカードやハードディスクなどの着脱が可能な記録媒体である。記録媒体は、不図示の読み書き装置に装着された状態で情報の読み書きが可能である。
撮像素子60は、光学像である被写体像を電気信号に変換するものである。本実施形態では、撮像素子60としてCMOSイメージセンサを使用している。撮像素子60は、光電変換を行う半導体部の表面に、画素毎に、光を透過・集光するためのマイクロレンズMLと、ベイヤー配列された分光透過率の異なるカラーフィルタCFを有している。撮像素子60の詳細については、後述する。画像処理部100は、DFE15からのデータあるいはメモリ制御回路17からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理、およびパターンノイズ補正処理等の各種画像処理を行う。本実施形態では、特にパターンノイズ補正処理について特徴点を有しており、この詳細については後述する。
図2は、CMOSイメージセンサを用いる本実施形態の撮像素子60の概略構成を示す図である。撮像素子60は、画素領域として水平オプティカルブラック(HOB)61、垂直オプティカルブラック(以下、VOBと称する)62、有効部63を有している。HOB61は、画素領域の水平方向一端部に帯状に設けられ、被写体光が届かないように遮光された遮光画素領域である。図2の例では、撮像素子60の左端部に設けられている。 VOB62は、画素領域の垂直方向一端部に帯状に設けられ、被写体光が届かないように遮光された遮光画素領域である。図2の例では、撮像素子60の上端部に設けられている。有効部63は、遮光されずに被写体光が到達可能な非遮光画素領域である。
図3は、CMOSイメージセンサの単位画素(1画素分)600の回路の一例を示す図である。単位画素600は、フォトダイオード(以下、PDと称する)601、転送スイッチ(以下、TXと称する)602、リセットスイッチ603、フローティングディフージョン(以下、FDと称する)604、アンプ605、行選択スイッチ606を備える。単位画素600は、垂直出力線607に接続されている。PD601は、撮影レンズ10(図1参照)によって結像された被写体像の光を受光して電荷を発生し蓄積する。TX602は、PD601で発生した電荷をFD604に転送するスイッチであり、MOSトランジスタで構成されている。リセットスイッチ603は、FD604の電位をリセットする。FD604は、電荷を一時的に蓄積するコンデンサである。アンプ605は、ソースフォロアとして機能する増幅MOSアンプである。行選択スイッチ606は、行の選択スイッチである。以上の構成から、PD601で蓄積された電荷をTX602でFD604に転送して電荷が電圧に変換され、アンプ605からソースフォロワで垂直出力線607に画素出力が出力される。
図4は、本実施形態の撮像素子60が採用する多チャンネル構成のCMOSイメージセンサにおける全体レイアウト図である。図4に示す配置では、既に図3で説明した単位画素600がn×m(n,mは、いずれも自然数)のマトリックス状に配置〔単位画素600(1−1)乃至600(n−m)〕されている。各画素の蓄積制御は、垂直走査回路647からの信号(TX602制御信号φTX、リセットスイッチ603制御信号φRES、行選択スイッチ606制御信号φSEL)により行なわれる。
また、垂直出力線607〔607(1)乃至607(m)〕は、垂直方向に並ぶ単位画素600に共通で接続されている。この垂直出力線607は、1ライン毎に、S−N回路645〔645(1)乃至645(m)〕に接続されている。S−N回路645〔645(1)乃至645(m)〕の出力選択等の制御は、水平走査回路646〔646a及び646b〕により行なわれる。S−N回路645〔645(1)乃至645(m)〕の出力は、出力アンプ644〔644−1乃至644−4〕を介して後段の処理回路(図1のAFE14等)へ出力される。
図4に示すCMOSイメージセンサにおいては、高速処理等に対応する為に、水平の複数画素(図4では4画素)を同時に処理できるように、出力アンプ644を4個備え、出力経路を振り分けて出力する構成となっている。また、この構成を効率的にレイアウトする為に、垂直出力線607〜S−N回路645〜出力アンプ644となる出力経路を、水平画素のうち、奇数画素の出力ライン〔1列、3列等〕は、撮像素子構成上の上部に配置している。同様に、水平画素のうち、偶数画素の出力ライン〔2列、4列等〕は、撮像素子構成上の下部に配置している。
すなわち、本実施形態の撮像素子60が採用するCMOSイメージセンサの信号出力経路は、以下の2つに大きく分けられる。奇数列の信号出力経路:画素出力〜撮像素子上部のS−N回路ブロック645a〜撮像素子上部の出力アンプブロック644a(644−1および644−3)。偶数列の信号出力経路:画素出力〜撮像素子下部のS−N回路ブロック645b〜撮像素子下部の出力アンプブロック644b(644−2および644−4)。
S−N回路645は、CMOSイメージセンサ固有のノイズを除去するものであり、これによりCCDイメージセンサと同等のS/N比を得ることができるようになっている。行選択スイッチ606で選択された行の画素出力に対して、それぞれ信号成分Sとノイズ成分Nを保持し出力アンプ644により各画素の信号成分Sからノイズ成分Nを減算してノイズの無い画素信号が出力される。
ノイズ成分とは、TX602をオフの状態でリセットスイッチ603によりリセットされたFD604をアンプ605、行選択スイッチ606および垂直出力線607を介してS−N回路645のN(Noise)信号として保持されたものである。ノイズ成分には、FD604のリセットノイズ、アンプ605のゲートソース間電圧の画素間ばらつき等がある。信号成分は、TX602をパルスでオンにすることでPD601の電荷をFD604で電圧に変換してノイズ成分と同様にS−N回路645でS(Signal)信号として保持される。このとき保持される信号は、ノイズ成分を含んだものとなる。アンプ644で読み出すときにS信号からN信号を引くことで、ノイズ成分がキャンセルされる。
しかし、背景技術でも説明したように、出力アンプブロック644a(644−1および644−3)や644b(644−2および644−4)の特性にばらつきがあると、列ごとにほぼ一様のレベル差が発生し、垂直方向のパターンノイズとなる。また、各画素600(1−1)乃至600(n−m)の電源やGNDは共通であるため、選択行の読み出し中にこれらの電源やGNDが変動すると、選択行全体にレベル差が発生し、水平方向のパターンノイズとなる。なお、垂直および水平方向のパターンノイズは、有効部だけでなく、OB部にも同様に発生する。本実施形態では、これらパターンノイズを画像処理部100の動作によって低減する。
図5は、画像処理部100の回路構成例を示すブロック図である。画像処理部100は、周波数成分分解部110と周波数成分合成部120を有している。また、周波数成分合成部120は、補正部123(124)を有している。周波数成分分解部110は、画像処理部100に対する入力画像をウェーブレット(Wavelet)変換によって複数の周波数成分に分解する。周波数成分合成部120は、周波数成分分解部110が分解した周波数成分に対して補正部123(124)によりパターンノイズ抑制処理を施す。その後、分解されていた周波数成分を合成して出力画像を得る。本実施形態では、ウェーブレット変換として離散ウェーブレット変換(Discrete Wavelet Transform : DWT)を用いている。
図6は、周波数成分分解部110の回路構成例を示す機能ブロック図である。図6に示すように、周波数成分分解部110は、第1周波数成分分解部111、第2周波数成分分解部112、・・・の複数の周波数成分分解部を有している。周波数成分分解部110は、第1周波数成分分解部111、第2周波数成分分解部112、・・・において、入力画像をウェーブレット変換によって複数の周波数成分に分解する。また、周波数成分分解部110は、第1周波数成分分解部111、第2周波数成分分解部112、・・・にそれぞれ対応して設けられた複数の水平DWT部1111、1121、・・・と複数の垂直DWT部1112、1113、1122、1123、・・・とを備える。
水平DWT部1111、1121、・・・は、入力画像または後述の垂直DWT部1113、1123、・・・により生成されたLL画像に対して水平方向にウェーブレット変換処理を行う。水平DWT部1111、1121、・・・は、このウェーブレット変換処理により、ウェーブレット展開係数からなる高周波成分と、スケーリング係数からなる低周波成分を生成する。
図7は、入力画像が複数の周波数成分に分解される様子を示す図である。図7に示すように、入力画像71を水平方向における高周波成分(H画像72)と低周波成分(L画像73)の2つに分解する。この際、H画像72およびL画像73の水平方向の画素数は、それぞれ分解前の画像の半分になる。垂直DWT部1112、1122、・・・は、水平DWT部1111、1121、・・・により生成されたH画像に対して垂直方向にウェーブレット変換処理を行い、垂直方向高周波成分および対角方向高周波成分を生成する。すなわち図7に示すように、H画像72を垂直方向高周波成分(HL画像74)と対角方向高周波成分(HH画像75)の2つに分解する。この際、HL画像74およびHH画像75の垂直方向の画素数は、分解前の画像の半分になる。
垂直DWT部1113、1123、・・・は、水平DWT部1111、1121、・・・により生成されたL画像に対して垂直方向にウェーブレット変換処理を行い、低周波成分および水平方向高周波成分を生成する。すなわち図7に示すように、L画像73を低周波成分(LL画像76)と水平方向高周波成分(LH画像77)の2つに分解する。この際、LL画像76およびLH画像77の垂直方向の画素数は分解前の画像の半分になる。
第1周波数成分分解部111における上記処理により、図7に示す入力画像71は、HH画像75、HL画像74、LH画像77、およびLL画像76の4つに分解される。そして、この4つの画像のうち、LL画像76が第2周波数成分分解部112に入力され、さらにHH画像79、HL画像78、LH画像711、およびLL画像710の4つに分解される。この4つの画像のうち、LL画像710が第3周波数成分分解部に入力され、同様にHH、LH、HL、およびLL画像の4つに分解される。このように、入力画像が3つの方向成分をもつ高周波成分と1つの低周波成分に分解され、低周波成分がさらに3つの高周波成分と1つの低周波成分に分解されるという処理が繰り返される。上記の処理により、入力画像71は、複数の周波数成分に分解される。第1周波数成分分解部111、第2周波数成分分解部112、・・・における分解をそれぞれレベル1、2、・・・における分解とする。
周波数分解処理の具体的な計算例について図7を用いて説明する。入力画像71の画素サイズを仮に16×16とし、各画素の値をsn,m (0)とする。nは垂直位置、mは水平位置、指数の数字は分解レベルを示す。レベル0を入力画像としている。水平DWT部1111では、入力画像71(sn,m (0))に対して行ごとに式(1)、式(2)に示す計算をしてスケーリング係数から成るL画像73(sn,m (1’))およびウェーブレット展開係数から成るH画像72(ωn,m (1’))を算出する。
Figure 2010068508
Figure 2010068508
式(1)のp(k=0〜3)は、スケーリングを表す数列であり、本実施形態では、以下の表1に示すドベシィの数列を用いている。
Figure 2010068508
ただし、数列の個数は、式(1)、式(2)の計算に必要なタップ数であり、本実施形態では、4タップのものを使用している。式(2)のqは、ウェーブレットを表す数列であり、スケーリングを表す数列pから式(3)を用いて算出できる。
Figure 2010068508
また、L画像73(sn,m (1’))、H画像72(ωn,m (1’))ともにmの範囲は1〜8となり、入力画像に対して水平方向の画素数が1/2(解像度が1/2)になる。
垂直DWT部1112では、水平DWT部1111で分解されたH画像72(ωn,m (1’))に対して、列ごとに式(4)、(5)のような計算をしてHL画像74(ωn,m (1,v))およびHH画像75(ωn,m (1,d))を算出する。
Figure 2010068508
Figure 2010068508
なお、指数部のv、およびdは、それぞれ垂直方向成分、対角方向成分であることを示す。また、HL画像74(ωn,m (1,v))、HH画像75(ωn,m (1,d))ともにnの範囲は1〜8となり、分解前の画像に対して垂直方向の画素数が1/2(解像度が1/2)になる。垂直DWT部1113では、水平DWT部1111で分解されたL画像73(sn,m (1’))に対して、列ごとに式(6)、(7)のような計算をしてLL画像76(sn,m (1))とLH画像77(ωn,m (1,h))を算出する。
Figure 2010068508
Figure 2010068508
なお、指数部のhは、水平方向成分であることを示す。また、LL画像76(sn,m (1))、LH画像77(ωn,m (1,h))ともにnの範囲は1〜8となり、分解前の画像に対して垂直方向の画素数が1/2(解像度が1/2)になる。以上の手順で入力画像71であるsn,m (0)(n,m=1〜16)に対する第1周波数成分分解部111での分解(レベル1の分解)が行われる。分解の結果、水平方向、垂直方向ともに解像度が半分になった3つの高周波成分ωn,m (1,v)、ωn,m (1,d)、ωn,m (1,h)(n,m=1〜8)と低周波成分sn,m (1)が出力される。このうち低周波成分であるsn,m (1)が第2周波数成分分解部112に入力される。第2周波数成分分解部112では、sn,m (1)に対して上記と同様の計算を行い、ωn,m (2,v)、ωn,m (2,d)、ωn,m (2,h)、sn,m (2)(n,m=1〜4)を出力する。
図8は、周波数成分合成部120の回路構成例を示す機能ブロック図である。周波数成分合成部120は、第1周波数成分合成部121、第2周波数成分合成部122、・・・の複数の周波数成分合成部を有している。また、周波数成分合成部120は、各周波数成分合成部に対応して設けられた複数の補正部123、124、・・・を備えている。周波数成分合成部120は、周波数成分分解部110が行った周波数成分分解処理により生成された各周波数帯域におけるHH、LH、HL、およびLL画像を逆ウェーブレット変換によって合成する。周波数成分合成部120は、第1周波数成分合成部121、第2周波数成分合成部122、・・・それぞれに対応して設けられた垂直逆DWT部1211、1212、1221、1222、・・・および水平逆DWT部1213、1223、・・・を備えている。
各垂直逆DWT部は、周波数成分分解部110によって生成されたHH、LH、HL、およびLL画像に対して、垂直方向に逆ウェーブレット変換を行い、高周波画像(H画像)および低周波画像(L画像)を生成するものである。垂直逆DWT部1211、1221は、HH画像およびHL画像に対して垂直方向の合成処理を行い、H画像を生成する。すなわち、図7のHH画像75およびHL画像74を合成してH画像72を生成する処理に相当する。この処理により垂直方向の画素数は、合成前の画像の2倍になる。垂直逆DWT部1212、1222は、LH画像およびLL画像に対し垂直方向の合成処理をしてL画像を生成する。すなわち、図7のLH画像77およびLL画像76を合成してL画像73を生成する処理に相当する。この処理により垂直方向の画素数は、合成前の画像の2倍になる。
水平逆DWT部1213、1223は、上記垂直逆DWT部1211、1221、1212、1222により生成されたHおよびL画像に対して水平方向に逆ウェーブレット変換を行い、合成画像を生成する。すなわち、図7のL画像73およびH画像72を合成して合成画像71を生成する処理である。この合成画像は、第j+1周波数成分合成部で合成されたものであれば、第j周波数成分合成部に入力されるLL画像となる。第1周波数成分合成部で合成された画像は、出力画像となる。上記のように周波数成分合成部120では、周波数成分分解部110で分解した順序と逆方向に合成処理が行われる。
周波数合成処理の具体的な計算例について図7を用いて説明する。垂直逆DWT部1211には、第2周波数成分分解部112で分解されたHH画像79(ωn,m (2,d))および、第2周波数成分分解部112で分解され、後述する補正部123により補正されたHL画像78(ωn,m (2,v))が入力される。そして式(8)のような計算によりH画像(ωn,m (2’))が合成される。この合成により垂直方向の画素数は、合成前の画像の2倍になる。
Figure 2010068508
垂直逆DWT部1212には、第3周波数成分合成部で合成出力された画像710(sn,m (2))がLL画像として入力される。また、第2周波数成分分解部112で分解され、後述する補正部123により補正されたLH画像711(ωn,m (2,h))も入力される。そして式(9)のような計算によりL画像(sn,m (2’))が生成される。この合成により垂直方向の画素数は合成前の画像の2倍になる。
Figure 2010068508
水平逆DWT部1213では、垂直逆DWT部1211で合成されたH画像(ωn,m (2’))および垂直逆DWT部1212で合成されたL画像(sn,m (2’))が入力され、式(10)のような計算により合成画像76(sn,m (1))が生成される。この合成により水平方向の画素数は、合成前の画像の2倍になる。
Figure 2010068508
以上の手順により第2周波数成分合成部121において、第3周波数成分合成部で合成出力された画像sn,m (2)(n,m=1〜4)および第2周波数成分分解部112で分解された3つの高周波画像ωn,m (2,d)、ωn,m (2,v)、ωn,m (2,h)(n,m=1〜4)の合成が行われる。合成の結果、水平、垂直方向ともに画素数が2倍になった合成画像sn,m (1)(n,m=1〜8)が生成される。この合成画像sn,m (1)は、第1周波数成分合成部122に入力されるLL画像となる。
第1周波数成分合成部122では、上記sn,m (1)(n,m=1〜8)および第1周波数成分分解部111により分解されたωn,m (1,d)、ωn,m (1,v)、ωn,m (1,h)(n,m=1〜8)に対して上記と同様の計算を行う。結果、合成画像sn,m (0)(n,m=1〜16)が生成される。この合成画像sn,m (0)は、画像処理部への入力画像に対する補正画像である。
つぎに補正部における補正処理について、例としてLH画像に対する処理を用いて具体的に説明する。補正部123,124・・・は、第1周波数成分合成部121、第2周波数成分合成部122、・・・それぞれに対応して設けられている。周波数成分合成部内に設けられた補正部123,124・・・には、HL、LHおよびHH画像が入力され、このうち、HLおよびLH画像に対してパターンノイズ抑制処理をするものである。図9は、補正部123の構成を示すブロック図である。補正部123は、HOB参照部1231、VOB参照部1232、ノイズ抑制部1233、1234を備えている。
HOB参照部1231は、ノイズ量算出部1231aを有し、このノイズ量算出部1231aは、入力されたLH画像のHOB部のウェーブレット展開係数から、その周波数帯域における行ごとのパターンノイズ成分量を算出する。この詳細については後述する。また、HOB参照部1231は、ノイズ判定部1231bを有し、このノイズ判定部1231bは、ノイズ量算出部1231aが算出したノイズ成分量からパターンノイズがあるか否かを判定する。そして、パターンノイズがあると判定された行に対しては、後述するノイズ抑制部1233においてノイズ抑制処理を行う。
VOB参照部1232は、ノイズ量算出部1232aを有し、このノイズ量算出部1232aは、入力されたHL画像のVOB部のウェーブレット展開係数から、その周波数帯域における列ごとのパターンノイズ成分量を算出する。また、VOB参照部1232は、ノイズ判定部1232bを有し、このノイズ判定部1232bは、ノイズ量算出部1232aが算出したノイズ成分量からパターンノイズがあるか否かを判定する。そして、パターンノイズがあると判定された列に対しては、後述するノイズ抑制部1234においてノイズ抑制処理を行う。これらの処理によりパターンノイズの発生している行または列のみの補正が可能である。
ノイズ抑制部1233、1234では、HOB参照部1231またはVOB参照部1232でパターンノイズがあると判定された行または列に対して、ノイズ抑制処理を行う。ノイズ抑制部1233、1234は、それぞれノイズ分離部1233a、1234aを備えている。ノイズ分離部1233a、1234aは、それぞれノイズ量算出部1231a、1232aが算出したパターンノイズ成分量から有効部の被写体成分とノイズ成分を分離するための閾値を決定する閾値決定部としても機能する。そして、ノイズ分離部1233a、1234aは、決定した閾値を用いて、被写体成分とパターンノイズ成分とを分離する。ノイズ抑制部1233、1234は、ノイズ分離部1233a、1234aで分離されたパターンノイズ成分のみが抑制されるように補正係数をウェーブレット展開係数に乗ずる。この詳細については後述する。
補正部123における補正処理について、例としてLH画像に対する処理を用いて具体的に説明する。図10は、補正処理を説明する図である。図10(a)は、入力画像の一例を示している。図10(a)の例では、画素数は垂直方向がN、水平方向がMであるとする。この画像では、左端の1〜32列がHOBである。この入力画像が第1周波数成分分解部111に入力されて、周波数分解(レベル1の分解)により生成されたLH画像を図10(b)に示す。上記LH画像では、画素数が列、行ともに分解前の画像の1/2になるため、LH画像におけるHOBは、左端の1〜16列に相当する。ただし、式(2)の計算から16列目は、HOB部および有効部の両方の成分が含まれることになる。このLH画像の第n−1行および第n行の値(ウェーブレット展開係数)を取り出し、絶対値を算出するとそれぞれ図11(a)および(b)のようになる。
図11は、LH画像におけるパターンノイズ発生行および非発生行のウェーブレット展開係数の絶対値を示す図である。パターンノイズ成分は、有効部および遮光されたHOB部の両方に含まれ、一方、被写体エッジ成分は、有効部のみに含まれる。したがって、ノイズ量算出部において、HOB部の行ごとのウェーブレット展開係数の絶対値の平均値ave(n)を算出することで、各周波数帯域における行ごとのパターンノイズ成分量を計算することができる。ここでnは行数を表す。
ただし、HOBのうち、平均値ave(n)の計算に用いる列の範囲は、周波数帯域によって異なる。図10(a)の入力画像の例では、第1周波数成分分解部で分解されたレベル1のLH画像では、左端の1〜16列がHOBに相当し、このうち、有効部の成分が含まれる16列目を除いた1〜15列を使用して平均値ave(n)を算出する。レベル2のLH画像では、左端の1〜8列がHOBに相当し、このうち、有効部の成分が含まれる8列目を除いた1〜7列を使用する。同様にレベル3のLH画像では、左端の1〜3列を使用する。このように分解レベルが上がるごとにHOBの列の範囲が半分になり、このうち、有効部の成分が含まれる画素を除外した列の範囲を使ってave(n)を算出する。
図11(a)に示すように、算出した平均値ave(n)が所定のノイズ判定基準値以下の場合には、その行にパターンノイズがないとノイズ判定部1231bが判定する。そして、ノイズ抑制部1233では、その行に対してノイズ抑制処理を行わない。一方、図11(b)に示すように平均値ave(n)が上記ノイズ判定基準値よりも大きい場合には、その行にパターンノイズがあるとノイズ判定部1231bが判定する。そして、ノイズ抑制部1233によりノイズ抑制処理を行う。ここで、ノイズ判定基準値は、固定値であってもよいし、各周波数帯域の補正部ごとに個別の値を設定してもよい。また、周波数分解した対角方向高周波成分であるHH画像から算出した値を用いてもよい。この詳細については第2実施形態で述べる。
次にノイズ抑制部1233における処理について説明する。ノイズ抑制部1233は、HOB参照部1231のノイズ判定部1231bにおいてパターンノイズがあると判定された行に対してノイズ抑制処理を行う。パターンノイズがあると判定された行の有効部には、被写体のエッジ成分およびパターンノイズ成分が含まれる。有効部にある被写体の信号レベルに比べ、パターンノイズの振幅は小さいため、周波数変換されたウェーブレット展開係数の絶対値も被写体エッジ成分に比べ、パターンノイズ成分の方が小さな値をとる。したがって、上記HOB部で算出した平均値ave(n)に式(11)に示すように展開係数のばらつきを考慮して、所定の係数を乗じた値Wth(n)をパターンノイズ成分および被写体エッジ成分を分離するための閾値として用いることができる。ノイズ分離部1233aでは、この閾値を用いてパターンノイズ成分および被写体エッジ成分を分離する。ここでは、上記ばらつきを考慮してave(n)に乗ずる所定の係数は例として1.1とした。
Figure 2010068508
次に、有効部のウェーブレット展開係数の絶対値を単位画素ごとに算出する。そして、各単位画素の絶対値の大きさに応じて、ウェーブレット展開係数に補正係数を乗ずる。この補正係数は、図12に示すような閾値Wth(n)の前後で値が異なる。図12は、ノイズ抑制部においてウェーブレット展開係数に乗ずる補正係数を示す図である。有効部のウェーブレット展開係数の絶対値が閾値Wth(n)未満の単位画素では、つまり、その単位画素がパターンノイズ成分である場合は、補正係数c(0≦c<1)をウェーブレット展開係数に乗じて、パターンノイズ成分を抑制する。補正係数cの値は、例えば0.4とする。有効部のウェーブレット展開係数の絶対値が閾値Wth(n)以上の単位画素では、つまり、その単位画素が被写体エッジ成分である場合は、その被写体エッジ成分を保持するために、補正係数としてc=1をウェーブレット展開係数に乗ずる。
上記処理をまとめると式(12)のようになる。wn,m (j,h)は、補正前のウェーブレット展開係数、w’n,m (j,h)は、補正後のウェーブレット展開係数である。また、jは、周波数帯域を表すレベルであり、hは、水平方向成分であることを示している。
Figure 2010068508
上記ウェーブレット展開係数の絶対値が閾値Wth(n)未満の場合に用いる補正係数cの値は、上記例のように固定値であってもよいし、周波数帯域ごとに個別の値を設定してもよい。また、補正係数が閾値の前後で不連続の場合、この不連続性の影響が被写体の輪郭に現れてしまう場合がある。これを防ぐために、例えば図12(b)に示すように補正係数が連続的に変化するようにしてもよい。この例では、補正係数cは、ウェーブレット展開係数がWth(n)/2以下では、0.4とし、Wth(n)以上では1とし、Wth(n)/2とWth(n)との間では、0.4〜1の間で線形に変化する。
そのほか、図12(c)に示すようにウェーブレット展開係数の絶対値が閾値Wth(n)未満の場合に用いる補正係数をX(ave(n))として、HOB部で算出した行ごとの平均値ave(n)に応じて変えてもよい。この場合、X(ave(n))の値は、例えば、図12(d)のようにする。図12(d)の例では、パターンノイズ成分ave(n)がノイズ判定基準値と等しいときにX(ave(n))(すなわち、補正係数c)を1とし、パターンノイズ成分が大きくなるに従い線形に減少させ、0.1を下限とする。つまりパターンノイズ成分が大きい行ほど補正係数が小さくなるようにして、パターンノイズ成分の抑制量を大きくする。
上記LH画像に対する補正処理により、合成される補正画像のパターンノイズの振幅を小さくすることができる。パターンノイズの振幅が水平位置によって異なっているような場合、OBの平均値を有効部から減算するオフセット補正では、OBから離れている箇所は十分な補正効果が得られないことは既に説明した。一方、本実施形態のように、ウェーブレット展開係数に補正係数を乗じてパターンノイズを抑制する補正方法では、パターンノイズの振幅が水平位置によって異なっているような場合でも振幅を小さくするため、一様に補正効果が得られる。
ここで、上述した補正部123における補正処理(LH画像に対する処理の動作例)について、フローチャートを用いてまとめる。図13は、補正部におけるLH画像に対する行ごとの処理の流れを示すフローチャートである。はじめに、HOB参照部1231のノイズ量算出部1231aによって展開係数の絶対値の平均値ave(n)を算出する(ステップ(以下、Sとする)101)。
次に、ノイズ判定部1231bは、ノイズ量算出部1231aが算出したave(n)とパターンノイズ判定基準値とを比較する(S102)。ave(n)が判定基準値未満となり、その行にパターンノイズがないと判定された場合(S102:No)は、ノイズ抑制部ではノイズ抑制処理を行わず、その行の処理を終了する。一方、ave(n)が判定基準値以上となった場合(S102:Yes)、ノイズ抑制部1233でノイズ抑制処理を行う。
ノイズ抑制部1233のノイズ分離部1233aでは、パターンノイズがあると判定された行に対して、パターンノイズと被写体エッジ成分とを分離するための閾値Wth(n)を算出する(S103)。次に、有効部の各画素の展開係数の絶対値を算出する(S104)。算出した絶対値の大きさに応じて、閾値Wth(n)を有する補正係数を各画素の展開係数に乗じて、パターンノイズ成分を抑制する(S105)。各行でS101〜105までの処理を行う。上記の処理を各周波数成分合成部の補正部で行うことで、パターンノイズ成分のみが抑制されて、被写体エッジ成分が保持されたLH画像が得られる。
以上、HOB参照部1231およびノイズ抑制部1233におけるLH画像に対する処理について述べた。VOB参照部1232およびノイズ抑制部1234におけるHL画像についても上記と同様の処理を行えば、垂直方向のパターンノイズ成分を抑制することができる。
次に、第1実施形態の撮像装置における画像処理部100のノイズ抑制処理の流れを説明する。図14は、画像処理部100におけるノイズ抑制処理を示すフローチャートの一例である。まず、DFE15等からの画像を画像処理部100で取得する(S201)。
つぎに、この入力画像が第1周波数成分分解部111に入力され、高周波画像(HH、HL、LH画像)および低周波画像(LL画像)が生成される(S202)。この低周波画像(LL画像)が第2周波数成分分解部112に入力され、同様に高周波画像(HH、HL、LH画像)および低周波画像(LL画像)が生成される(S203)。第2周波数成分分解部で生成された低周波画像(LL画像)は、同様に第3周波数成分分解部に入力されてさらに分解される。この処理が所定の分解レベルまで繰り返される(S204)。
最上位の分解レベルである第j周波数分成分解部で分解された高周波画像(HH、HL、LH画像)および低周波画像(LL画像)が第j周波数成分合成部に入力される。この4つの画像のうち、HLおよびLH画像は、補正部によってノイズ抑制される。その後、HH、LL画像、およびノイズ抑制されたHL、LH画像が周波数合成されて、合成画像が生成される(S205)。
この合成画像は、LL画像として第j−1周波数分成分分解部で生成されたHH、HL、およびLH画像とともに第j−1周波数成分合成部に入力され、上記と同様の周波数合成処理によって合成画像が出力される。上記の処理を繰り返すことで分解したときと逆順で画像が合成されていく。なお、上述のS205において行われるノイズ抑制の動作、および、以下に示すS206、S207の動作については、先に図13を用いて説明したノイズ抑制動作を行う。
第2周波数成分合成部121には、第3周波数成分合成部で合成された画像(LL画像)および第3周波数成分分解部で分解されたHH、HL、およびLH画像が入力される。HL、およびLH画像は、補正部でノイズ抑制された後、HHおよびLL画像とともに合成される(S206)。
第1周波数成分合成部122には、第2周波数成分合成部121で生成された合成画像(LL画像)および第2周波数成分分解部112で分解されたHH、HL、およびLH画像が入力される。そして、補正部によりノイズ抑制されたHL、LH画像とともにHH、LL画像が周波数合成されて合成画像を生成する(S207)。この画像は、入力画像に対して、パターンノイズの抑制された補正画像であり、画像処理部から出力される(S208)。なお、入力画像は、ベイヤー分離したR、Gb、Gr、B色ごとの画像であってもよい。この場合、4つの画像ごとに図14における各処理を行う構成としてもよい。
以上説明したように、第1実施形態では、各周波数成分分解部によって入力画像を各周波数帯のHH、HL、LH、およびLL画像に順次分解する。そして、補正部で各HL、LH画像のパターンノイズ成分を抑制し、周波数成分合成部によって分解されていた各画像を順次合成していくことで、パターンノイズが発生している部分についてのみパターンノイズが抑制された補正画像を得ることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態における周波数成分合成部120の動作を変更した周波数成分合成部220を、周波数成分合成部120に代えて設けた点のみが第1実施形態と異なる形態である。したがって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。図15は、第2実施形態における周波数成分合成部220の回路構成例を示す機能ブロック図である。
周波数成分合成部220は、垂直逆DWT部2211、2212、2221、2222、・・・および水平逆DWT部2213、2223、・・・を有している。これらはそれぞれ、第1実施形態における垂直逆DWT部1211、1212、1221、1222、・・・および水平逆DWT部1213、1223、・・・と同様な機能を有している。また、周波数成分合成部220は、補正部223、224、・・・を有している。補正部223、224、・・・には、各周波数成分分解部で生成されたHL、LH画像およびHH画像が入力される。
図16は、補正部223の構成を示すブロック図である。補正部223は、HOB参照部2231、VOB参照部2232、ノイズ抑制部2233、2234を備えている。なお、第1実施形態と同様に、HOB参照部2231、VOB参照部2232は、いずれも不図示のノイズ量算出部とノイズ判定部とを備える。また、ノイズ抑制部2233、2234は、第1実施形態と同様に、いずれも不図示のノイズ分離部を備える。
補正部223に入力されたHH画像は、HOB参照部2231およびVOB参照部2232に入力される。HOB参照部2231では、HH画像のHOB部の展開係数の絶対値の平均値が算出される。VOB参照部2232では、HH画像のVOB部の展開係数の絶対値の平均値が算出される。これら平均値に所定の係数(例として1.1)をそれぞれ乗じた値をHOB参照部2231、VOB参照部2232のノイズ判定基準値とする。このノイズ判定基準値を用いたHL、LH画像に対する補正処理については、第1実施形態において図13のフローチャートを用いて説明したものと同じである。
第1実施形態では、補正部内のHOB参照部1231、またはVOB参照部1232で各行、または各列にパターンノイズが発生しているか判定するためのノイズ判定基準値にあらかじめ設定した固定値を使用していた。これに対して、第2実施形態では、ノイズ判定基準値に各周波数成分分解部で生成された対角方向高周波成分であるHH画像のHOB部またはVOB部の展開係数の絶対値の平均値からノイズ判定基準値を算出する。
撮像素子を用いて撮影した画像のOB部および有効部にはランダムノイズが含まれている。このランダムノイズは、前記周波数成分分解部により分解したすべての周波数帯域の高周波成分HH、HL、LHに対してほぼ同じ量だけ含まれる。このうちHH画像には水平または垂直方向のパターンノイズ成分は含まれていないため、HH画像のHOB部にはランダムノイズ成分のみが含まれることとなる。
例えば、水平方向のパターンノイズが発生していない状態であれば、LH画像とHH画像、それぞれのHOBの展開係数の絶対値はほぼ等しい値となる。それに対して、水平方向のパターンノイズが発生している場合は、LH画像のHOB部のうち、パターンノイズが発生している行だけ展開係数の絶対値がHH画像のHOB部に比べて大きくなる。したがって、HH画像のHOB部またはVOB部における展開係数の絶対値の平均値から算出した値をLH、HL画像のパターンノイズの有無を判定するためのノイズ判定基準値として使用することができる。
このように、第2実施形態では、HH画像のHOB部またはVOB部における展開係数の絶対値の平均値から算出した値をLH、HL画像のパターンノイズの有無を判定するためのノイズ判定基準値として使用する。よって、ランダムノイズの多少に関わらずパターンノイズの発生状況の判定を正確に行うことができる。これにより、ノイズ抑制後の画質を向上できる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態におけるノイズ抑制部1233、1234の動作を変更したノイズ抑制部3233を、ノイズ抑制部1233、1234に代えて設けた点のみが第1実施形態と異なる形態である。したがって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。図17は、第3実施形態において補正部が行うLH画像に対する行ごとの処理の流れを示すフローチャートである。この、図17は、第1実施形態の図13に対応する図である。本実施形態の動作が第1実施形態の動作と異なるのは、S304、S306で、強度比Wr(m)を用いている点である。ここで、強度比Wr(m)について説明する。
CMOSイメージセンサ内の各画素の電源やGNDは共通であるため、これら電源やGNDが時間的に変動すると水平方向のパターンノイズが発生することを既に説明した。撮像素子内における電源やGNDの配置された位置によって、各画素の電源やGNDからの配線長が異なるため、その配線のインピーダンスも画素によって異なる。したがって、電源やGNDから遠い位置にある画素ほど配線のインピーダンスが大きくなり、電源やGNDの変動の影響も大きくなる。そのため、パターンノイズの強度も電源やGNDから遠い位置ほど大きくなる。例えば、電源やGNDが撮像素子内の左側から供給されている場合、右側の画素ほどパターンノイズの強度は大きくなる。
こういった電源やGNDの配置された位置に起因して発生する水平位置によって強度の異なるパターンノイズでは、その強度比が電源やGNDからの距離によって決まるため、この比は固定値となる。したがって、撮像素子の製造工程などにおいて、遮光状態の画像を撮影し、その画像からパターンノイズの水平位置による強度比を求めておき、これを補正部で用いることで上記水平位置によって強度の異なるパターンノイズを補正することができる。この強度比を本実施形態では、強度比Wr(m)として表す。
次に、強度比Wr(m)の求め方について説明する。製造工程などにおいて遮光状態で撮影した画像は、第1実施形態の図6に示す周波数成分分解部110により各周波数帯域におけるHH、LH、HL、およびLL画像に分解される。パターンノイズの水平位置による強度を補正する場合であれば、分解した各周波数帯域におけるLH画像の絶対値をとり、列ごとの最大値を抽出する。各列の最大値を抽出したグラフにはパターンノイズの水平位置による強度差が現れる。
図18は、強度比Wr(m)の求め方を示す図である。図18(a)は、第1周波数成分分解部111で分解されたLH画像の展開係数の絶対値をとり、列ごとの最大値を抽出したグラフである。なお、図18の横軸は、撮像素子の水平位置を示し、撮像素子の左右方向の位置と対応して示されている。撮像素子の左側から電源やGNDが供給されている場合、図18(a)のように撮像素子の右側の領域ほどパターンノイズ成分の展開係数は大きくなる。この列ごとの最大値データのうち、HOB部の平均値を算出し、全体をHOB部の平均値で除算したものを図18(b)に示す。図18(b)は、HOB部のパターンノイズ強度を基準としたときの水平位置における強度比となる。この強度比を周波数帯域ごとに算出し、これを直線や多項式などでフィッティングした関数Wr(m)を求める。これをパターンノイズの水平位置による強度差を補正するために用いる強度比Wr(m)とする。ただし、mは、水平位置である。また、強度比Wr(m)の代わりに図18(b)に示す強度比のデータをそのまま利用してもよい。
図17に戻って、本実施形態の補正部の動作を説明する。S301からS303までは、第1実施形態の図13におけるS101からS103と同様である。S304では、閾値Wth(n)の代わりに、これに強度比Wr(m)を乗じたWth’(n,m)をパターンノイズ成分と被写体エッジ成分とを分離するための閾値として算出する。S305は、第1実施形態の図13におけるS104と同様である。S306では、算出した絶対値の大きさに応じて、閾値Wth’(n,m)を用いてパターンノイズ成分と被写体エッジ成分とを分離すると共に、閾値Wth’(n,m)を有する補正係数を各画素の展開係数に乗じて、パターンノイズ成分を抑制する。
図19は、水平位置によって強度差のあるパターンノイズが発生している場合のLH画像におけるパターンノイズ発生行の展開係数の絶対値および閾値Wth’(n,m)を示す図である。あらかじめ算出しておいた強度比Wr(m)を用いて、閾値をn,mの関数であるWth’(n,m)とすることにより、図19に示すようにパターンノイズ強度が大きい部分ほど閾値が高くなる。よって、水平位置によって強度の異なるパターンノイズであっても、正確に被写体エッジ成分と分離することができる。また、第1実施形態の図13におけるS105において展開係数に乗ずる補正係数も式(12)の代わりに前記強度比Wr(m)を使って式(13)のようにする。
Figure 2010068508
閾値Wth’(n,m)より展開係数の絶対値が小さい成分、つまりパターンノイズ成分に乗ずる補正係数を強度比Wr(m)で除算しておく。図20は、強度比Wr(m)で除算した補正係数を示す図である。図20の例では、強度比Wr(m)は、図18(b)に示すものを用いた。パターンノイズ強度が大きい部分ほど補正係数を小さくすることで、ノイズ抑制量を大きくする。こうすることで水平位置によって強度差のあるパターンノイズであっても精度良く補正できる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、第1実施形態における周波数成分合成部120の動作を変更した周波数成分合成部420を、周波数成分合成部120に代えて設けた点のみが第1実施形態と異なる形態である。したがって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。図21は、第4実施形態における周波数成分合成部420の回路構成例を示す機能ブロック図である。
周波数成分合成部420は、垂直逆DWT部4211、4212、4221、4222、・・・および水平逆DWT部4213、4223、・・・を有している。これらはそれぞれ、第1実施形態における垂直逆DWT部1211、1212、1221、1222、・・・および水平逆DWT部1213、1223、・・・と同様な機能を有している。また、周波数成分合成部420は、補正部423、424、・・・を有している。補正部423、424、・・・には、各周波数成分分解部で生成されたHL、LH画像およびLL画像が入力される。
図22は、補正部423の構成を示すブロック図である。補正部423は、HOB参照部4231、VOB参照部4232、ノイズ抑制部4233、4234を備えている。なお、第1実施形態と同様に、HOB参照部4231、VOB参照部4232は、いずれも不図示のノイズ量算出部とノイズ判定部とを備える。また、ノイズ抑制部4233、4234は、第1実施形態と同様に、いずれも不図示のノイズ分離部を備える。また、補正部423は、輝度参照部4235を備えている。
輝度参照部4235では、入力されたLL画像の各スケーリング係数を2で除算して輝度レベルに変換する。ただしjは、LL画像の分解レベルである。輝度レベルに変換したLL画像の各画素の値から、例えば、図23に示すように輝度レベルに応じた輝度係数Y(n,m)を算出する。ただし、n,mは、それぞれ垂直位置、水平位置である。図23は、被写体の輝度レベルから輝度係数を算出するためのグラフである。
輝度参照部4235が算出した輝度係数Y(n,m)は、ノイズ抑制部4233、4234に入力される。ノイズ抑制部4233、4234における処理は、第1実施形態の図9に示すノイズ抑制部1233、1234とほぼ同じであるため、詳細な説明は省略する。ノイズ抑制部1233、1234と異なるのは、ウェーブレット展開係数に乗ずる補正係数が式(12)に示すような固定値ではなく、これに上述のように算出した輝度係数Y(n,m)を乗じたものを用いる点である。すなわち、式(14)に示すように、閾値Wth(n)よりも展開係数が小さな成分、つまりパターンノイズ成分に対しては、各単位画素の輝度に応じた補正係数が乗じられる。
Figure 2010068508
上述のように、第4実施形態は、各周波数帯に設けられた補正部内のノイズ抑制部においてHL、LH画像に乗ずる補正係数を撮影画像の輝度に応じて変更する。明暗のはっきりした部分が混在する撮影画像にパターンノイズが発生した場合、明るい部分に比べ、暗い部分では信号レベルが小さい分、S/N比は悪くなる。したがって、明るい部分ではパターンノイズが目立たないのに対し、暗い部分ではパターンノイズが目立つ。そのため、画面全体に対して一様の補正係数を用いてノイズ抑制した場合、明るい部分のパターンノイズは見えなくなっても、暗い部分には、まだパターンノイズが残って見える場合がある。
この問題を解決するため、第4実施形態では、撮影画像の輝度レベルに応じて、ノイズ抑制部においてHL、LH画像の各場所に乗ずる補正係数を変えている。すなわち、撮影画像の輝度レベルが低い場所ほど補正係数を小さくし、ノイズ抑制量を大きくしている。
輝度レベルは、撮影画像から取得する代わりに、各周波数帯の低周波成分であるLL画像から取得する。このLL画像は、補正対象であるHL、LH画像と解像度が等しいため、撮影画像から新たに解像度変換して単位画素ごとの輝度を算出する必要がない。ただし、第1実施形態の周波数成分分解部で生成されたLL画像は、1レベル分解するごとに、分解前のLL画像に比べ、垂直、水平方向の解像度が半分になるが、各スケーリング係数は2倍になる。
したがって、第1周波数成分分解部で生成されたレベル1のLL画像は、各スケーリング係数を2で割ることで輝度レベルに変換できる。レベル2のLL画像は、各スケーリング係数を2で割ることで輝度レベルに変換できる。このように、レベルjのLL画像に対しては、スケーリング係数を2で割って、輝度レベルに変換して使用するのである。第4実施形態によれば、補正係数を輝度レベルに応じて変更するので、画面内の輝度差が大きい撮影画像であっても、暗い部分のパターンノイズを目立たなく抑制できる。
(第5実施形態)
第1実施形態の周波数成分分解部で生成された解像度の下がった画像では、有効部に隣接するOB画素の周波数成分には有効部の成分も含まれてしまう。そのため、OB部の平均値を算出する際にはこの画素を使用することができないという問題があった。そこで、第5実施形態では、入力画像を有効部、HOB部、VOB部にそれぞれ分離してから個別に周波数分解する構成として、上記問題を解決する。なお、第5実施形態についても、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図24は、第5実施形態の画像処理部500の回路構成例を示すブロック図である。画像処理部500は、周波数成分分解部510a、510b、510cと、周波数成分合成部520と、画像領域分離部530とを有している。画像領域分離部530は、入力画像を有効部、HOB部およびVOB部の3つに分離する。分離された各画像は、周波数成分分解部510a、510b、510cにそれぞれ入力される。周波数成分分解部510a、510b、510cの内部構成は、第1実施形態の図6に示した周波数成分分解部110と同様である。各周波数成分分解部で生成される画像を区別するため、周波数成分分解部510aにおいて有効部画像から生成される周波数帯域ごとの画像をHH、HL、LH、およびLLとする。周波数成分分解部510bにおいては、HOB画像から周波数帯域ごとのHH、HL、LH、およびLL画像が生成されるものとする。周波数成分分解部510cにおいては、VOB画像から周波数帯域ごとのHH、HL、LH、およびLL画像が生成されるものとする。ただし、HH、HLおよびHH、LH画像については、本実施形態中では直接使用しないため、生成しない構成としてもよい。
周波数成分分解部510a、510b、510cで生成された画像は、周波数成分合成部520に入力される。
図25は、周波数成分合成部520の回路構成例を示す機能ブロック図である。周波数成分合成部520は、垂直逆DWT部5211、5212、5221、5222、・・・および水平逆DWT部5213、5223、・・・を有している。これらはそれぞれ、第1実施形態における垂直逆DWT部1211、1212、1221、1222、・・・および水平逆DWT部1213、1223、・・・と同様な機能を有している。また、周波数成分合成部520は、補正部523、524、・・・を有している。補正部523、524、・・・には、有効部画像から生成されたHL、LHと、HOB部画像から生成されたLHと、VOB部画像から生成されたHLが入力される。
図26は、補正部523の構成を示すブロック図である。補正部523は、HOB参照部5231、VOB参照部5232、ノイズ抑制部5233、5234を備えている。なお、第1実施形態と同様に、HOB参照部5231、VOB参照部5232は、いずれも不図示のノイズ量算出部とノイズ判定部とを備える。また、ノイズ抑制部5233、5234は、第1実施形態と同様に、いずれも不図示のノイズ分離部を備える。
HOB参照部5231では、LH画像が入力され、行ごとの展開係数絶対値の平均値ave(n)を算出し、ノイズ判定基準値と比較する。ただしnは垂直位置である。この詳細な処理については、第1実施形態の図9に示すHOB参照部1231において説明したものと同様である。
VOB参照部5232では、HL画像が入力され、列ごとの展開係数絶対値の平均値ave(m)を算出し、ノイズ判定基準値と比較する。ただしmは水平位置である。この詳細な処理については、第1実施形態の図9に示すVOB参照部1232において説明したものと同様である。ノイズ抑制部5233、5334には、それぞれ有効部画像から生成されたHL、LH画像が入力される。ノイズ抑制部5233では、HOB参照部5231でパターンノイズが発生していると判定された行に対して、ノイズ抑制処理を行う。ノイズ抑制部5234では、VOB参照部5232でパターンノイズが発生していると判定された列に対して、ノイズ抑制処理を行う。これらの詳細な処理については、第1実施形態の図9に示すノイズ抑制部1233、1234において説明したものと同様である。
この補正部523におけるノイズ抑制処理を周波数帯域ごとに行い、周波数成分合成部によって分解されていた各画像を順次合成していくことで、パターンノイズが抑制された有効部画像が得られる。第5実施形態によれば、OB部の全ての画素をOB部の平均値を算出する際に用いることができ、より精度の高いノイズ抑制処理を行える。
(第6実施形態)
第1実施形態において、撮像素子60は、OB部を水平方向および垂直方向のそれぞれ一端部に帯状に設けていた。具体的には、撮像素子60は、図2に示すように、水平オプティカルブラック(HOB)61を撮像素子60の左端部に、垂直オプティカルブラック(VOB)62を撮像素子60の上端部に設けていた。これに対して、本実施形態における撮像素子60は、OB部(第1および第2の遮光画素領域)を水平方向および垂直方向のそれぞれ両端部、すなわち対向する2辺に帯状に設けている。なお、補正部以外の動作は第1実施形態と同様であるため、本実施形態では説明を省略する。
図27は、CMOSイメージセンサを用いる本実施形態の撮像素子60の概略構成を示す。撮像素子60は、撮像素子60は、画素領域として水平オプティカルブラック(HOB_L661およびHOB_R662)、垂直オプティカルブラック(VOB_U663およびVOB_D664)、および有効部665を有している。HOB_L661およびHOB_R662は、画素領域の左右端部にそれぞれ帯状に設けられ、被写体光が届かないように遮光された遮光画素領域である。VOB_U663およびVOB_D664は、画素領域の上下端部にそれぞれ帯状に設けられ、被写体光が届かないように遮光された遮光画素領域である。有効部665は、遮光されずに被写体光が到達可能な非遮光画素領域である。
以下、第6実施形態において補正部123が行うLH画像に対する行ごとの処理の流れを説明する。図28は、補正処理を説明する図である。図28(a)は、入力画像の一例を示している。図28(a)の例では、画素数は垂直方向がN、水平方向がMであるとする。この画像では、左右端の各32列がそれぞれHOB_L、HOB_R領域である。この入力画像が周波数成分分解部110に入力されて、周波数分解により形成されたLH画像を図28(b)に示す。上記LH画像では、画素数が列、行ともに分解前の画像の1/2になるため、LH画像におけるHOB_L、HOB_R領域は左右端の各16列に相当する。ただし、式(2)の計算から上記HOB_L、HOB_R領域のうち、有効部に隣接する1列にはHOB部および有効部の両方の成分が含まれることになる。このLH画像のある1行の値(ウェーブレット展開係数)を取り出し、絶対値を算出した結果を図29に示す。
パターンノイズ成分は、有効部および遮光されたHOB部の両方に含まれ、一方、被写体エッジ成分は有効部のみに含まれる。したがって、ノイズ量算出部において、HOB_L、HOB_Rそれぞれの行ごとのウェーブレット展開係数の絶対値の平均値ave_L(n)およびave_R(n)を算出することで、各周波数帯域における行ごとのパターンノイズ成分量を計算することができる。ここでnは行数を表す。ただし、HOB_L、HOB_R領域のうち、有効部に隣接する1列は有効部の成分も含まれるため、この列は平均値ave_L(n)およびave_R(n)の計算に用いない。
ノイズ量算出部で算出したave_L(n)、ave_R(n)はノイズ判定部においてHOB_L、HOB_R領域それぞれに設定されたノイズ判定基準値と比較される。ave_L(n)、ave_R(n)ともにノイズ判定基準値よりも大きい場合には、ノイズ判定部はその行にパターンノイズがあると判定する。ただし、パターンノイズがあると判定する条件は、例えば、ave_L(n)、ave_R(n)のどちらか一方でもノイズ判定基準値よりも大きい場合としてもよい。なお、ノイズ判定基準値は、第2実施形態同様、各周波数成分分解部で形成された対角方向高周波成分であるHH画像のHOB_L領域およびHOB_R領域それぞれの展開係数の絶対値の平均値を用いる。
つぎにノイズ抑制部1233における処理について説明する。ノイズ抑制部1233はHOB参照部1231のノイズ判定部1231bにおいてパターンノイズがあると判定された行に対してノイズ抑制処理を行う。パターンノイズがあると判定された行の有効部には、被写体のエッジ成分およびパターンノイズ成分が含まれる。有効部にある被写体の信号レベルに比べ、パターンノイズの振幅は小さいため、周波数変換されたウェーブレット展開係数の絶対値も被写体エッジ成分に比べ、パターンノイズ成分の方が小さな値となる。したがって、HOB_L、HOB_R領域でそれぞれ算出したave_L(n)、ave_R(n)の値を式(15)のように線形補間した関数Wth(n,m)を、パターンノイズ成分および被写体エッジ成分を分離するための閾値として用いることができる。ここで、nは行数、mは列数を表す。また、式(15)では、展開係数のばらつきを考慮して、係数1.1を乗じてある。下記の式は線形関数としたが、任意の関数でもよい。
Figure 2010068508
ノイズ分離部1233aでは、上記閾値を用いてパターンノイズ成分および被写体エッジ成分を分離する。上記方法を用いることで、左右による強度差のあるパターンノイズであっても精度良く被写体のエッジ成分と分離することができる。つぎに有効部のウェーブレット展開係数の絶対値を単位画素ごとに算出する。そして、各単位画素の絶対値の大きさに応じて、ウェーブレット展開係数に補正係数を乗ずる。この補正係数は、式(16)のような値とする。ここで、wn,m (j,h)は、補正前のウェーブレット展開係数であり、w’n,m (j,h)は、補正後のウェーブレット展開係数である。また、jは、周波数帯域を表すレベルであり、hは、水平方向成分であることを示している。
Figure 2010068508
有効部のウェーブレット展開係数の絶対値が閾値Wth(n,m)未満の単位画素では、つまり、その単位画素がパターンノイズ成分である場合は、補正係数c’(0<c’<1)をウェーブレット展開係数に乗じて、パターンノイズ成分を抑制する。有効部のウェーブレット展開係数の絶対値が閾値Wth(n,m)以上の単位画素では、つまり、その単位画素が被写体エッジ成分である場合は、その被写体エッジ成分を保持するために、補正係数としてc=1をウェーブレット展開係数に乗ずる。パターンノイズ成分に対して乗ずる補正係数c’の値は、式(17)のように、ave_L(n)、ave_R(n)から算出する。
Figure 2010068508
式(17)の補正係数c’は、ave_L(n)、ave_R(n)の逆数を結ぶ直線である。補正係数c’のグラフを図30に示す。補正係数c’は、パターンノイズ成分が大きい側ほど小さな値をとるため、ノイズ抑制量も大きくなる。そのため、ノイズ抑制後の左右による強度差を低減できる。
図29に示す展開係数wn,m (j,h)に対して、式(16)および式(17)に示す演算を行った後の展開係数、w’n,m (j,h)の絶対値を図31に示す。HOB_LおよびHOB_R領域の両方の値を使って閾値を求め、さらに、式(17)に示すようにパターンノイズ成分に応じた補正係数を用いることで、左右による強度差のあるパターンノイズを好適に抑制することができる。
ここで、上述した補正部123における補正処理(LH画像に対する処理の動作例)について、フローチャートを用いてまとめる。図32は、補正部におけるLH画像に対する行ごとの処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、HOB参照部1231のノイズ量算出部1231aによって、HOB_LおよびHOB_R領域それぞれの展開係数の絶対値の平均値ave_L(n)およびave_R(n)を算出する(ステップ(以下、Sとする)601)。
次に、ノイズ判定部1231bは、ノイズ量算出部1231aが算出したave_L(n)およびave_R(n)それぞれとパターンノイズ判定基準値とを比較する(S602)。
ave_L(n)およびave_R(n)のどちらか一方、または両方ともノイズ判定基準値未満となり、その行にパターンノイズがないと判定された場合(S602:No)は、ノイズ抑制部ではノイズ抑制処理を行わず、その行の処理を終了する。一方、ave_L(n)およびave_R(n)ともに判定基準値以上となった場合(S602:Yes)、ノイズ抑制部1233でノイズ抑制処理を行う。ノイズ抑制部1233のノイズ分離部1233aでは、パターンノイズがあると判定された行に対して、パターンノイズと被写体エッジ成分とを分離するための閾値Wth(n)を算出する(S603)。
次に、有効部の各画素の展開係数の絶対値を算出する(S604)。算出した絶対値の大きさに応じて、閾値Wth(n,m)を有する補正係数を各画素の展開係数に乗じて、パターンノイズ成分を抑制する(S605)。各行でS601〜605までの処理を行う。
上記の処理を各周波数成分合成部の補正部で行うことで、パターンノイズ成分のみが抑制されて、被写体エッジ成分が保持されたLH画像が得られる。
以上、HOB参照部1231およびノイズ抑制部1233におけるLH画像に対する処理について述べた。VOB参照部1232およびノイズ抑制部1234におけるHL画像についても上記と同様の処理を行えば、垂直方向のパターンノイズ成分を抑制することができる。
(第7実施形態)
本実施形態における撮像素子60は、第6実施形態同様、OB部を水平方向および垂直方向のそれぞれ両端部に帯状に設けている。第6実施形態では、補正部内のノイズ抑制部において有効部のウェーブレット展開係数に1以下の補正係数を乗ずることでパターンノイズ成分を抑制した。これとは別のノイズ抑制方法として、第7実施形態では、HOB_L、およびHOB_R領域から算出したパターンノイズ成分を有効部の展開係数から減算することでノイズ成分を取り除く。
図33は、第7実施形態において補正部が行うLH画像に対する行ごとの処理の流れを示すフローチャートである。S701およびS702は、第6実施形態の図32におけるS601およびS602と同様である。S703では、HOB参照部で算出したave_L(n)およびave_R(n)の値から式(18)を用いてパターンノイズ成分Wpn(n,m)を算出する。式(18)においてnは行数、mは列数を表す。
Figure 2010068508
S704では、有効部の各画素の展開係数wn,m (j,h)から式(19)に示すようにパターンノイズ成分Wpn(n,m)を減算して、補正後の展開係数w’n,m (j,h)を算出する。
Figure 2010068508
LH画像のある1行の値(ウェーブレット展開係数)を取り出し、絶対値を算出した結果を図34(a)に示す。同図に式(18)を用いて算出したパターンノイズ成分Wpn(n,m)も示す。この展開係数に対して、式(19)に示す処理を行った結果を図34(b)に示す。上記処理を各行ごとに行うことで、有効部から左右による強度差のあるパターンノイズ成分を取り除くことができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)各実施形態において、補正処理は撮像装置内の画像処理部で行う構成としているが、撮像素子で撮影した画像を外部に出力し、例えば、パーソナルコンピュータ等の外部回路で補正処理を行う構成であってもよい。この場合、パーソナルコンピュータ等は、画像処理プログラムをインストールすることにより、上述の画像処理部と同等の手段として機能することができる。
(2)各実施形態において、デジタルカメラを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、ビデオカメラや監視カメラなど、他の形態の撮像装置であってもよい。
(3)各実施形態において、撮像素子60としてCMOSイメージセンサを使用している例を挙げて説明したが、これに限らず、例えば、CCDイメージセンサを用いてもよい。
なお、各実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
60 撮像素子
61 HOB
62 VOB
63 有効部
600 単位画素
100 画像処理部
110 周波数成分分解部
111 第1周波数成分分解部
112 第2周波数成分分解部
1111、1121 水平DWT部
1112、1113、1122、1123 垂直DWT部
120 周波数成分合成部
121 第1周波数成分合成部
122 第2周波数成分合成部
1211、1212、1221、1222 垂直逆DWT部
1213、1223 水平逆DWT部
123(124) 補正部
1231 HOB参照部
1231a ノイズ量算出部
1231b ノイズ判定部
1232 VOB参照部
1232a ノイズ量算出部
1232b ノイズ判定部
1233、1234 ノイズ抑制部
1233a、1234a ノイズ分離部

Claims (21)

  1. 遮光された遮光画素領域および遮光されていない非遮光画素領域をもつ撮像素子から得た画像を、2つ以上の周波数成分に分解する周波数成分分解部と、
    前記遮光画素領域の周波数成分から、該周波数成分におけるノイズ量を算出するノイズ量算出部と、
    前記ノイズ量算出部により算出したノイズ量に応じて、前記非遮光画素領域の周波数成分のノイズ成分を抑制するノイズ抑制部と、
    前記周波数成分分解部により分解した周波数成分を合成して画像を形成する周波数成分合成部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ量算出部により算出したノイズ量に応じて、前記非遮光画素領域の周波数成分のノイズ成分と被写体成分とを分離するノイズ分離部を有し、
    前記ノイズ抑制部は前記ノイズ分離部により分離したノイズ成分を抑制すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ分離部は前記ノイズ量算出部により算出した列または行ごとのノイズ量をノイズ判定基準値と比較することで、列または行ごとにノイズ発生の有無を判定し、ノイズ発生が有ると判定された列または行のノイズ成分と被写体成分とを分離すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ判定基準値は、前記周波数成分分解部により分解した対角方向高周波成分の遮光された画素領域から前記ノイズ量算出部により算出されたノイズ量に基づき決められること、
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ量算出部により算出したノイズ量に基づき閾値を決定する閾値決定部を有し、
    前記ノイズ分離部は、前記閾値決定部が決定した前記閾値を用いてノイズ成分と被写体成分とを分離すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記閾値は、水平位置または垂直位置に応じて変更が可能な値であること、
    を特徴とする画像処理装置。
  7. 前記遮光画素領域は、少なくとも対向する2辺に遮光された第1および第2の遮光画素領域からなる、請求項1から請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置において、
    前記閾値決定部は、前記第1および第2の遮光画素領域のノイズ量を線形補間して閾値を決定すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ抑制部は、前記周波数成分分解部により分解した2つ以上の周波数成分のうち、高周波成分に補正係数を乗ずることによりノイズ成分を抑制すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項9に記載の画像処理装置において、
    前記補正係数は、水平位置または垂直位置に応じて変更が可能な値であること、
    を特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項9に記載の画像処理装置において、
    前記補正係数は、前記ノイズ量算出部により算出したノイズ量に応じて変更が可能な値であること、
    を特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ抑制部は、前記周波数成分分解部により分解した周波数成分のうち、高周波成分からノイズ成分を減算すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  13. 請求項9または請求項12に記載の画像処理装置において、
    前記補正係数は、撮影画像の輝度に応じて変更が可能な値であること、
    を特徴とする画像処理装置。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記周波数成分分解部により分解した周波数成分のうち、低周波成分の輝度を参照する輝度参照部を有すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  15. 請求項5または請求項7に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ抑制部は、前記周波数成分分解部により分解した周波数成分のうち、高周波成分に補正係数を乗ずることによりノイズ成分を抑制し、
    前記補正係数は、前記閾値決定部により決定した閾値に応じて変更が可能な値であること、
    を特徴とする画像処理装置。
  16. 請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記撮像素子から得た画像を、前記遮光画素領域から得た画像と前記非遮光画素領域から得た画像とに分離する画像領域分離部を備え、
    前記周波数成分分解部は、前記画像領域分離部により分解された画像ごとに2つ以上の周波数成分に分解すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  17. 請求項1から請求項16までのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記周波数成分分解部は、ウェーブレット変換を行い、
    前記周波数成分合成部は、逆ウェーブレット変換を行うこと、
    を特徴とする画像処理装置。
  18. 請求項1から請求項17までのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記周波数成分分解部は、離散ウェーブレット変換を行い、
    前記撮像素子から得た画像を、低周波成分と、垂直方向高周波成分と、水平方向高周波成分と、対角方向高周波成分とに分解すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  19. 撮像素子と、
    請求項1から請求項18までのいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    を備える撮像装置。
  20. 遮光された遮光画素領域および遮光されていない非遮光画素領域をもつ撮像素子から得た画像を、2つ以上の周波数成分に分解し、
    前記遮光画素領域の周波数成分から、該周波数成分におけるノイズ量を算出し、
    算出したノイズ量に応じて、前記非遮光画素領域の周波数成分のノイズ成分を抑制し、
    分解した周波数成分を合成して画像を形成する画像処理方法。
  21. コンピュータに、
    遮光された遮光画素領域および遮光されていない非遮光画素領域をもつ撮像素子から得た画像を、2つ以上の周波数成分に分解するステップと、
    前記遮光画素領域の周波数成分から、該周波数成分におけるノイズ量を算出するステップと、
    算出したノイズ量に応じて、前記非遮光画素領域の周波数成分のノイズ成分を抑制するステップと、
    分解した周波数成分を合成して画像を形成するステップと、
    を実行させるための画像処理プログラム。
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