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JP2009033321A - 撮像装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

撮像装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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JP2009033321A JP2007193391A JP2007193391A JP2009033321A JP 2009033321 A JP2009033321 A JP 2009033321A JP 2007193391 A JP2007193391 A JP 2007193391A JP 2007193391 A JP2007193391 A JP 2007193391A JP 2009033321 A JP2009033321 A JP 2009033321A
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JP2007193391A
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Daisuke Kuruma
大介 来馬
Nobuyuki Sato
伸行 佐藤
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Abstract

【課題】領域によって暗電流特性が異なる撮像素子の撮影信号から高精度な暗電流除去を行い品質の高い画像を生成する。
【解決手段】撮像素子の領域に温度差が発生し、領域単位で暗電流特性が異なる撮像面を有する撮像素子を利用して撮影された信号から暗電流を除去する構成において、撮像素子の離間位置に設定されたOPB(Optical Black)領域各々の暗電流量と、暗電流量算出対象の画素位置とOPB領域各々との距離情報を適用して算出し、算出した暗電流量に基づく暗電流除去処理を実行する。本構成により、温度差など基づいて画素位置各々において発生する異なる暗電流量を正確に推定した暗電流除去が可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに詳細には、例えばデジタルカメラなどの撮像素子の暗電流成分の除去処理を行う撮像装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
本発明は、例えば大型の撮像素子など温度が異なる領域の発生などに起因して領域ごとに異なる暗電流特性となるような撮像素子において、各画素対応の暗電流量を推定して、各画素対応の暗電流除去を行う撮像装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
例えば、デジタルカメラなどの撮像装置は、CMOS(Complememtary metal oxide semiconductor)やCCD(Charge coupled device)などの撮像素子を有し、これらの撮像素子により光信号を電気信号に変換する処理により撮影画像の生成を行う構成となっている。
多くの一般的なカメラに備えられた撮像素子は、例えば35mmフィルム(36×24mm)よりも小さな小型の撮像素子である。しかし、昨今、有効画素数を増加させた大型の撮像素子を備え高品位な画像を撮影可能としたカメラが開発されている。例えば、35mmフィルム(36×24mm)と同じサイズの大型のCMOSやCCDなどの撮像素子を備えたカメラがある。
しかし、このような大型の撮像素子は、素子領域に応じて特性が異なる問題が発生することがある。例えば受光の有無に関係なく発生する暗電流レベルに差異が発生する場合がある。撮像素子は温度が上がると暗電流ノイズが増え画質が劣化することが知られているが、大型の撮像素子では撮像素子全体が均一な温度にならず、異なる温度領域が発生することがあり、このような温度の不均一により、各領域で発生する暗電流が不均一になる可能性がある。
暗電流ノイズを減らすためにも撮像素子の温度をできるだけ下げることが重要であるが、撮像素子は自ら発熱するだけでなく、周辺回路が熱源となり周辺から熱せられるのも事実である。その結果温度分布が均一ではなくなり、暗電流ノイズ分布が均一ではなくなる。
暗電流の除去処理のために撮像素子の周辺領域に設けられたOPB(Optical Black)領域の暗電流を計測して、計測値に基づく暗電流除去を行う構成が知られている。撮像素子は、画像データを取得するための有効画像領域と、その有効画像領域の周囲の光を受光しないOPB(Optical Black)領域を有する構成となっており、OPB領域における暗電流値を計測して、撮影画像に対応する光を受光する有効画像領域の暗電流を推定して暗電流除去を行うことが可能である。このような構成は、例えば特許文献1(特開2005−312805号公報)に記載されている。
しかし、この方式は、基本的に撮像素子全体が均一な温度分布であることを前提としており、温度分布が不均一な構成に対応するものとはっなっていない。
また、特許文献2(特開2001−119630号公報)は、CMOSの有効画像領域内に可視光を遮断した暗画素を点在させ、温度分布が一様でない場合など、各画素位置の暗電流が異なる場合であっても、散在する暗画素の点の暗電流を用いて暗電流ノイズ分を補正する方法を開示している。
しかし、この構成を実現するためには、CMOSの有効画像領域内に可視光を遮断した暗画素を点在させることが必要であり、この暗画素には被写体像が撮像されない。従って画像生成時に、この暗画素を欠陥画素と同様の処理、すなわち周辺画素から補完して画素値設定を行う補間処理が必要となり画質劣化の原因となる。また、撮像素子の製造プロセスにおいて、ピンポイントで可視光を遮断した任意の点を作成することは容易ではなく製造が困難でありコスト高になるという問題もある。
特開2005−312805号公報 特開2001−119630号公報
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、温度分布が不均一となる可能性のある撮像素子において発生する不均一な暗電流を素子領域に応じて推定して暗電流除去を行い高品質な画像を生成することを可能とした撮像装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
撮像素子と、
前記撮像素子からの信号を入力して、画像生成処理を実行する画像処理部を有し、
前記画像処理部は、
前記撮像素子の各画素位置における暗電流量を、前記撮像素子の離間位置に設定されたOPB(Optical Black)領域各々の暗電流量と、暗電流量算出対象の画素位置と前記OPB領域各々との距離情報を適用して算出し、算出した暗電流量に基づく暗電流除去処理を実行する構成を有することを特徴とする撮像装置にある。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記OPB領域は、前記撮像素子の左右の端部に設定され、前記画像処理部は、前記撮像素子の各画素位置(vq,hq)における暗電流量[clamp(vq,hq)]を、
clamp(vq,hq)=((hqmax−hq)×clamp1(vq,0)+hq×clamp2(vq,hqmax))/hqmax
ただし、
vq:撮像素子における有効画像領域の最上ラインからの画素数、
hq:撮像素子における有効画像領域の左端からの画素数、
hqmax:有効画像領域の水平方向の画素数、
clamp1(vq,0):hq=0の画素位置(vq,0)における暗電流量、
clamp2(vq,hqmax):hq=hqmaxの画素位置(vq,hqmax)における暗電流量、上記式によって算出する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記撮像装置は、さらに、撮像素子における有効画像領域の上段および下段領域における有効画像領域とOPB領域との暗電流の計測値に基づく差分データを含むデータを記録した暗電流データテーブルを格納した記憶部を有し、前記画像処理部は、前記暗電流データテーブルに記録されたデータを参照して前記撮像素子における各画素位置の暗電流量算出を行う構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記暗電流データテーブルは、シャッタースピードまたは温度の少なくともいずれかを異ならせた複数の撮影条件での計測値に基づく複数のデータセットを記録したテーブルであり、前記画像処理部は、撮影処理時のシャッタースピードまたは温度情報に基づいて、前記暗電流データテーブルに記録された複数のデータセットから、撮影時の条件に近い条件に対応するデータセットを選択し、選択したデータセットを参照して前記撮像素子における各画素位置の暗電流量算出を行う構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記撮像素子はCMOSによって構成され、前記画像処理部は、CMOSによって構成された撮像素子の信号読み取りを上段行から下段行に線順次で実行し、読み取り信号に含まれる暗電流が撮像素子の上段から下段に移行するに従って比例して増加すると過程して、撮像素子の有効画像領域の各画素における暗電流値を算出する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記画像処理部は、CMOSによって構成された撮像素子の信号読み取りを上段行から下段行に線順次で実行し、信号読み取りを実行する有効画像領域の各行に対応する信号に含まれる暗電流を、同一行または前の行のOPB領域の暗電流値を基準値として算出する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の撮像装置の一実施態様において、前記画像処理部は、撮像素子のOPB領域の暗電流値をIIR(infinite impulse responce)フィルタを適用した積分器による計測結果を利用して取得する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
画像処理装置において実行される画像処理方法であり、
画像処理部が、撮像素子の各画素位置における暗電流量を、前記撮像素子の離間位置に設定されたOPB(Optical Black)領域各々の暗電流量と、暗電流量算出対象の画素位置と前記OPB領域各々との距離情報を適用して算出する暗電流量算出ステップと、
前記画像処理部が、前記暗電流量算出ステップにおいて算出した撮像素子各画素位置の算出暗電流量に基づく暗電流除去処理を実行する暗電流除去ステップと、
を実行することを特徴とする画像処理方法にある。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記OPB領域は、前記撮像素子の左右の端部に設定され、前記暗電流量算出ステップは、前記撮像素子の各画素位置(vq,hq)における暗電流量[clamp(vq,hq)]を、
clamp(vq,hq)=((hqmax−hq)×clamp1(vq,0)+hq×clamp2(vq,hqmax))/hqmax
ただし、
vq:撮像素子における有効画像領域の最上ラインからの画素数、
hq:撮像素子における有効画像領域の左端からの画素数、
hqmax:有効画像領域の水平方向の画素数、
clamp1(vq,0):hq=0の画素位置(vq,0)における暗電流量、
clamp2(vq,hqmax):hq=hqmaxの画素位置(vq,hqmax)における暗電流量、上記式によって算出する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記撮像装置は、さらに、撮像素子における有効画像領域の上段および下段領域における有効画像領域とOPB領域との暗電流の計測値に基づく差分データを含むデータを記録した暗電流データテーブルを格納した記憶部を有し、前記暗電流量算出ステップは、前記暗電流データテーブルに記録されたデータを参照して前記撮像素子における各画素位置の暗電流量算出を行うステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記暗電流データテーブルは、シャッタースピードまたは温度の少なくともいずれかを異ならせた複数の撮影条件での計測値に基づく複数のデータセットを記録したテーブルであり、前記暗電流量算出ステップは、撮影処理時のシャッタースピードまたは温度情報に基づいて、前記暗電流データテーブルに記録された複数のデータセットから、撮影時の条件に近い条件に対応するデータセットを選択し、選択したデータセットを参照して前記撮像素子における各画素位置の暗電流量算出を行うステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記撮像素子はCMOSによって構成され、前記暗電流量算出ステップは、CMOSによって構成された撮像素子の信号読み取りを上段行から下段行に線順次で実行し、読み取り信号に含まれる暗電流が撮像素子の上段から下段に移行するに従って比例して増加すると過程して、撮像素子の有効画像領域の各画素における暗電流値を算出するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記暗電流量算出ステップは、CMOSによって構成された撮像素子の信号読み取りを上段行から下段行に線順次で実行し、信号読み取りを実行する有効画像領域の各行に対応する信号に含まれる暗電流を、同一行または前の行のOPB領域の暗電流値を基準値として算出するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記暗電流量算出ステップは、撮像素子のOPB領域の暗電流値をIIR(infinite impulse responce)フィルタを適用した積分器による計測結果を利用して取得するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
画像処理装置において画像処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
画像処理部に、撮像素子の各画素位置における暗電流量を、前記撮像素子の離間位置に設定されたOPB(Optical Black)領域各々の暗電流量と、暗電流量算出対象の画素位置と前記OPB領域各々との距離情報を適用して算出させる暗電流量算出ステップと、
前記画像処理部に、前記暗電流量算出ステップにおいて算出した撮像素子各画素位置の算出暗電流量に基づく暗電流除去処理を実行させる暗電流除去ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例構成によれば、例えば大型の撮像素子など、撮像素子の領域に温度差が発生し、領域単位で暗電流特性が異なる撮像面を有する撮像素子を利用して撮影された信号から暗電流を除去する構成において、撮像素子の離間位置に設定されたOPB(Optical Black)領域各々の暗電流量と、暗電流量算出対象の画素位置とOPB領域各々との距離情報を適用して算出し、算出した暗電流量に基づく暗電流除去処理を実行する構成とした。本構成により、画素位置各々において発生する異なる暗電流量を正確に推定した確実な暗電流除去を行うことが可能となり、品質の高い画像データの生成が実現される。
以下、図面を参照しながら、本発明の撮像装置、および画像処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
まず、図1を参照して本発明の撮像装置の一例であるデジタルスチルカメラ(DSC)の構成例について説明する。図1に示す撮像装置(デジタルスチルカメラ)100は、カメラブロック101、画像処理部102、LCD(Liquid Crystal Display)やEVF(Electronic View Finder)などによって構成される画像表示部103、データバッファなどとして利用されるSDRAM(DDR SDRAM)などによって構成されるメモリ104、プログラム、パラメータなどの記憶領域として用いられる例えばフラッシュメモリなどによって構成される記憶部105、シャッター、モード設定部など各種操作ボタン類によって構成される操作部106、プログラム実行部としてのCPUを含む制御部(Mai IC)107、ファイルシステムに従ったデータ記録再生制御を実行するメモリ制御部108、リムーバブルメモリ109を有する。
カメラブロック101は、CMOS(Complememtary metal oxide semiconductor)やCCD(Charge coupled device)などの撮像素子、撮像素子を駆動するためのTG(Timing Generator)、撮像素子から得られた電荷を信号に変換するAFE(Analog Front End)、さらにレンズやレンズを駆動するレンズドライバなどから構成される。
本発明の撮像装置100のカメラブロック101に備えられたCMOSまたはCCDから構成される撮像素子は、例えば1000万画素以上の画素数を持つ大型の撮像素子である。具体的には例えば、35mmフィルム(36×24mm)と同じサイズを有するような大型のCMOSやCCDなどの撮像素子であり、撮影時の温度分布が不均一となる可能性がある撮像素子である。なお、本発明は、小型の撮像素子を持つ撮像装置においても適用可能である。
撮影時には、操作部106に含まれるシャッターの操作により、操作情報が、制御部107に入力され、制御部が予め記憶部105に格納されたプログラムに従った制御を行う。カメラブロック101から入力する信号は画像処理部102において処理が実行され、その処理画像データがメモリ制御部108の制御の下、予め定められたファイルシステムに従ったフォーマットでリムーバブルメモリ109に記録される。
カメラブロック101から得られた画像信号は画像処理部102において、補間処理や画素混合などの信号処理が実行され、例えばYCbCrなどの画像信号に変換されて記録ファイル用の画像が作成される。なお、これらの画像処理に必要なプログラム、パラメータなどのデータは基本的にフラッシュメモリ(FLASH Memory)等によって構成される記憶部105に記録されている。また画像処理部102における画像処理に際しては、必要に応じてメモリ(SDRAM)104がバッファとして用いられる。
なお、シャッターを操作しない状態においても、カメラブロック101から入力する信号は、画像処理部102において処理がなされ、処理画像がLCDやEVFなどによって構成される表示部103に表示される。
撮像装置100のカメラブロック101内のCMOSまたはCCDによって構成される撮像素子は、前述したように領域各々に温度差が発生する可能性がある。温度が上がると暗電流が増加する。撮像素子は自ら発熱するだけでなく、周辺回路が熱源となり周辺から熱せられる。その結果温度分布が均一ではなくなり、暗電流ノイズ分布が均一ではなくなる。
従って、温度分布を考慮した信号処理、例えば、それぞれの温度分布領域単位で異なる暗電流除去処理を行って黒レベル補正を行うなど、各領域単位の処理を行わないと、撮影画像の1画面上で異なる画質の領域が発生してしまう。特に暗電流ノイズの除去が不完全な場合、画像全体の明度が上がり、画像の黒レベルが0にならない「黒浮き」と呼ばれる現象が発生するが、1つの画像中に領域単位の異なる「黒浮き」が発生すると写真としての品質が著しく低下することになる。
本発明の撮像装置の画像処理部102では、撮像素子の各領域の温度が異なり、領域毎に暗電流の発生量が異なる撮像素子からの信号を入力して、それぞれの領域の特性に応じた処理、すなわち暗電流量算出および除去を行い高品質な画像を生成して、処理画像をリムーバブルメモリ109に格納し、また、表示部103に表示する。以下、画像処理部102において実行する暗電流除去処理の具体例について説明する。
本発明に係る撮像装置において利用される撮像素子は、例えばアレイ状に配列された1000万以上の画素を有し、水平ラインおよび垂直カラムに画素が配列された構成を持つ。最近の大判イメージャーに多く利用されるCMOSの場合は、信号読み出しは、撮像素子の上段のラインから線順次で読み出される。例えば最上段のラインの画素を左から右に読み出し、次に2番目のラインの画素を左から右に読み出し、以下、最下段のラインまで読み出しを行う。
このような信号読み出しを行う構成では、画像の上部と下部で暗電流ノイズの量に差が発生する。すなわち、信号読み出しまでの時間が長くなると時間経過に伴う暗電流の発生量が大きくなり、画像下部側の暗電流が上部に比較して相対的に多くなる。
暗電流の除去処理として従来から知られる手法には、例えば画像の撮影に際して、画像撮影後、撮影画像と全く同じ条件(露光時間)でシャッターを閉めた全黒画像を続けて撮影し、先に撮影した画像データから対応する画素の全黒画像のデータを引く手法がある。この処理によって撮影画像から暗電流ノイズを除去できることが知られている。しかしこの手法では撮影に倍の時間がかかってしまい、また、メモリに蓄積するデータ量が増大し、メモリアクセス、画像処理に多大の時間を要することになり、例えば連続撮影を行うような場合には、各撮影画像の間隔が長くなるなどの不都合が発生する。
以上の点を踏まえ、本発明の撮像装置100の画像処理部102においては、全黒画像を用いることなく、撮影画像のみから各領域に応じた暗電流除去を行いバランスのとれた品質の高い画像を生成する。具体的には、CMOSの撮像面の上下における読み出し時間差によって発生する暗電流ノイズ差に加え、撮像素子内の発熱源の位置に応じた温度差、例えば撮像素子の周辺にある熱源などに起因して撮像素子の温度分布が不均一になった場合の撮像素子の暗電流ノイズ差を考慮して、領域毎に適切なレベルの暗電流除去を行いバランスのとれた品質の高い画像を生成する。
以下、本発明に従った一実施例について説明する。図2に、本発明の撮像装置に用いる撮像素子200の構成例を示す。撮像素子200は、撮影処理において入力する光を受光し、画像形成要の信号を蓄積する有効画像領域201と、有効画像領域201の周辺に設定され、基本的に撮影処理に際して光を入力しない領域としてのOPB(OPtical Black)領域221,222,231が存在する。有効画像領域201の上部にあるOPB領域をVOPB領域231、横にあるOPB領域をHOPB領域221,222と呼ぶ。本実施例では、左側のHOPB領域を第1HOPB領域221と呼び、右側のHOPB領域を第2HOPB領域222と呼ぶ。
なお、有効画像領域201、第1HOPB領域221、第2HOPB領域222、VOPB領域のいずれにも同一サイズの画素がアレイ上に配列されている。有効画像領域201に含まれる画素対応の信号に基づいて撮影画像が生成される。図2に示す撮像素子200はCMOSであり信号読み取りは、上段のライン(行)から線順次で行われる。
本実施例の撮像装置における暗電流除去処理は、第1HOPB領域221の暗電流データと第2HOPB領域222の暗電流データに基づいて、有効画像領域201における各画素の暗電流レベルを推定して暗電流除去を実行する。
撮像面に発生する暗電流は、前述したようにCMOSの場合、信号読み出しが撮像素子の上段ライン(行)から線順次で読み出されるので、画像の上部と下部で暗電流ノイズの量に差が発生する。さらに、シャッタースピードに対応する露光時間や温度によっても異なる値となる。
本発明の撮像装置においては、撮像面のライン(行)位置場所、シャッタースピードに対応する露光時間や温度に応じて発生すると予測される暗電流の値を予め算出し、算出した暗電流の値をデータテーブル(暗電流データテーブル)として記憶部、例えば図1に示す記憶部105に格納しておく。
図3を参照して、暗電流データテーブルの生成処理について説明する。図3は、暗電流データテーブルの生成処理において、暗電流データを計測する領域の設定例を示している。なお、暗電流データの取得処理は、撮像装置の製造プロセスにおいて、シャッタースピードや温度を変化させて光を入射することなく撮影を実行して、各撮影状態において発生する暗電流を計測する処理として実行される。
図3は暗電流データテーブルの生成処理に必要となる暗電流データの取得領域を示す図である。図3に示す領域1_0〜1_4、領域2_0〜2_4を暗電流の取得領域として設定する。すなわち、以下の領域である。
領域1_0:第1HOPB内の、先頭行からVOPB最終行までのエリア
領域1_1:第1HOPB内の、有効画像領域の開始行と同じ行から数行のエリア
領域1_2:第1HOPB直近の有効画像領域内の有効画像領域の開始行から数行のエリア
領域1_3:第1HOPB内の、有効画像領域の終了行と同じ行までの数行のエリア
領域1_4:第1HOPB直近の有効画像領域内の有効画像領域の終了行と同じ行までの数行のエリア
領域2_0:第2HOPB内の、先頭行からVOPB最終行までのエリア
領域2_1:第2HOPB内の、有効画像領域の開始行と同じ行から数行のエリア
領域2_2:第2HOPB直近の有効画像領域内の有効画像領域の開始行から数行のエリア
領域2_3:第2HOPB内の、有効画像領域の終了行と同じ行までの数行のエリア
領域2_4:第2HOPB直近の有効画像領域内の有効画像領域の終了行と同じ行までの数行のエリア
これら、図3に示す領域1_0〜1_4、領域2_0〜2_4を暗電流の取得領域として設定し、シャッタースピードやセンサ温度などを変更して複数の条件下において、光を入射することなく撮影を実行して、各領域に発生する暗電流値を計測する。
なお、各領域における暗電流の計測は、例えばIIR(infinite impulse responce)フィルタを適用した積分器による計測として実行することができる。IIRフィルタを適用して、様々な条件下での撮影において、上記の各領域において発生した暗電流量を[IIR積分結果]として算出する。
すなわち、シャッタースピードや温度を変化させた様々な条件下で、撮影を行い上記の各領域において発生した[IIR積分結果]を各領域、すなわち、図3に示す領域1_0〜1_4、領域2_0〜2_4に対応する暗電流量として計測する。さらに、各領域におけるIIR積分結果から、以下のデータ:α0,α〜1,β0,β1,a0,b0を算出して、算出したデータを記録した暗電流データテーブルを生成して記憶部に格納する。
領域p_qに対応して計測されるIIR積分結果としての暗電流量をIIR(領域p_q)として、以下のデータ:α0,α〜1,β0,β1,a0,b0を算出する。
α0=IIR(領域1_1)−IIR(領域1_2)、
α1=IIR(領域1_3)−IIR(領域1_4)、
β0=IIR(領域2_1)−IIR(領域2_2)、
β1=IIR(領域2_3)−IIR(領域2_4)、
a0=IIR(領域1_0)、
b0=IIR(領域2_0)、
上記のデータ:α0,α〜1,β0,β1,a0,b0を算出して、算出したデータを記録した暗電流データテーブルを生成して記憶部に格納する。暗電流データテーブルのデータ構成例を図4に示す。
図4に示す暗電流データテーブルは、温度(T)を3つの異なる条件、すなわち、
T=0〜20℃
T=20〜40℃
T=40〜60℃
として、シャッタースピードを7つの設定条件、すなわち、
シャッタースピード=1/8000〜1/100s、
シャッタースピード=1/100〜1s、
シャッタースピード=1〜4s、
シャッタースピード=4〜8s、
シャッタースピード=8〜16s、
シャッタースピード=16〜24s、
シャッタースピード=24〜30s、
これらの7つの異なる条件に設定し、計3×7=21種類の異なる条件で撮影を行って、上記のデータ:α0,α〜1,β0,β1,a0,b0を算出した結果を記録したテーブルである。
なお、この図4に示す暗電流データテーブルの温度(T)は、撮像装置に設けられた温度センサによって計測された撮像装置の温度センサ位置の温度である。撮像素子の温度に直接対応するものではない。本発明は、撮像素子の温度分布が不均一である場合の処理を行うものであり、図4に示す暗電流データテーブルの温度(T)と、撮像素子の温度は一致する必要はない。
図4に示す暗電流データテーブルの最上段左のデータセットは、
シャッタースピード=1/8000〜1/100s、
温度センサの温度T=0〜20℃、
として光が入射しない条件下で撮影を行い、先に図3を参照して説明した各領域1_0〜1_4、領域2_0〜2_4の暗電流量の総和に相当するIIR積分結果[IIR(領域p_q)]を算出し、算出した結果に基づいて、
α0=IIR(領域1_1)−IIR(領域1_2)=50、
α1=IIR(領域1_3)−IIR(領域1_4)=80、
β0=IIR(領域2_1)−IIR(領域2_2)=20、
β1=IIR(領域2_3)−IIR(領域2_4)=40、
a0=IIR(領域1_0)=170、
b0=IIR(領域2_0)=150、
これらの結果を得て、テーブルに記録したデータである。
図4に示す暗電流データテーブルには、このデータセットを含め、計3×7=21種類の異なる条件で撮影を行って、上記のデータ::α0,α〜1,β0,β1,a0,b0を算出した結果が記録されている。基本的な傾向としては、暗電流量は、シャッタースピードが長くなるに従って大きくなり、また温度が高くなるに従って大きくなる傾向にある。
実際の撮影画像に対する暗電流除去処理を行う際は、この暗電流データテーブルから、撮影条件に応じたデータセットを選択して、選択したデータセットに含まれるデータ:α0,α〜1,β0,β1,a0,b0を適用した処理を実行する。
なお、先に説明したように、暗電流の除去処理として従来から知られる手法として画像撮影後、撮影画像と全く同じ条件(露光時間)でシャッターを閉めた全黒画像を続けて撮影し、先に撮影した画像データから対応する画素の全黒画像のデータを減算することで暗電流の除去を行う手法があるが、このような処理を行う場合は、撮像素子の全画素に対応する暗電流量(全黒画像のデータ)を、一旦メモリに蓄積する必要があり、例えば1000万画素以上の大型の撮像素子を領する場合などには、非常に大きなメモリの記憶容量が必要となる。
一方、本願発明の構成では、図4に示すように、1つの条件で撮影したデータにおいて、α0,α1,β0,β1,a0,b0のみの6データのみをメモリにテーブルとして記録しておけばよい。異なる条件における撮影処理に対応する複数のデータセットを格納する場合でも、上記の1000万画素対応のデータを格納する場合と比較して格段に記憶データ量を小さくすることが可能となる。
記憶部に保存するデータは、各条件につき6点のデータ:α0,α〜1,β0,β1,a0,b0でよいため、全画素の暗電流データを保持しておく方法などに比べて必要なメモリの容量は著しく小さくできる。
次に、図4に示すような暗電流データテーブルを利用した暗電流除去処理の具体例について図5以下を参照して説明する。暗電流除去処理は、図1に示す撮像装置の画像処理部102において実行される。
図5(1)に示すグラフは、撮像素子において発生する暗電流量について、横軸に撮像素子の上段ラインから下段ラインの位置、縦軸に暗電流量を示したグラフである。4つのラインの各々は、図5(2)に示す撮像素子の各位置に対応する。すなわち図5(1)の4つのラインの最上段から、
(S)第2HOPBの上部から下部に至る暗電流量、
(R)第2HOPB直近の有効画像領域の上部から下部に至る暗電流量、
(P)第1HOPBの上部から下部に至る暗電流量、
(Q)第1HOPB直近の有効画像領域の上部から下部に至る暗電流量、
これらの暗電流量を示している。
右肩上がりの直線型のグラフとなるのは、前述したように、CMOSの場合、信号読み出しが撮像素子の上段ライン(行)から線順次で読み出されるためであり、画像の上部より下部の方が暗電流量が増加する。グラフの横軸(Vq)は、撮像素子の上段ラインから下段ラインの位置でもあり、信号の読み出し処理における経過時間にも対応する。
有効画像領域では、水素アニールなど有効画像領域の暗電流量を抑制する対応がとられているため暗電流量がOPB領域より少なくなる。さらに暗電流は時間に比例するため撮像素子の垂直方向に線形に増えていく。
なお、暗電流量は、シャッタースピードに対応する露光時間や温度によっても異なる値となり、図5(1)に示す暗電流量は、ある条件下におけるデータ例を示している。ただし、撮像素子の温度は領域によって異なっている。図に示す例では、撮像素子の右側、すなわち第2HOPB側(R),(S)の暗電流発生量が、撮像素子の左側、すなわち第1HOPB側(P),(Q)よりも大きくなっており、撮像素子の右側、すなわち第2HOPB側の温度が高くなっていると推定される。
図5(1)に示すライン(P)(Q)は、撮像素子の左側の第1HOPBと有効画像領域のデータであり、ライン(S)(R)は、撮像素子の右側の第2HOPBと有効画像領域のデータであり、温度差によって暗電流特性が異なる。なお、撮像素子全体が均一の温度に設定され、かつ全く同じ1回の製造プロセスにおいて生成された特性の均一な撮像素子であれば、ライン(P)と(S)は重なり、ライン(Q)と(R)は重なることになる。
図1に示すカメラブロック101内の撮像素子において撮りこまれた信号は、CMOSの場合、前述したように上段ラインからデータが順次水平方向に読み取られ、順次、下段ラインに移行して信号読み取りが行われる。従って下段ラインに行くほど読み取りまでの経過時間が長くなり、経過時間に比例して暗電流量が大きくなる。この時間経過に伴う暗電流量の増加がグラフの傾きとして現れている。
図5(1)に示す暗電流量を示すグラフ中に記載しているα0,α1,β0,β1は、先に図4を参照して説明した暗電流データテーブルに記録したデータに対応するデータである。すなわち、
α0=IIR(領域1_1)−IIR(領域1_2)、
α1=IIR(領域1_3)−IIR(領域1_4)、
β0=IIR(領域2_1)−IIR(領域2_2)、
β1=IIR(領域2_3)−IIR(領域2_4)
これらのデータに対応する。
図5(1)に示す暗電流量を示すグラフ中、撮像素子左側の第1HOPBの暗電流データ(P)と、撮像素子右側の第2HOPBの暗電流データ(S)は、撮影画像の解析によって取得できる。すなわち、HOPB領域には光は入射されず、各HOPB領域の暗電流量は、IIRフィルタを用いた積分処理によって得られるIIR積分結果として求められる。
一方、図5(1)に示すグラフ中、有効画像領域の暗電流データ(Q)や(R)は、撮影画像から直接求めることはできない。すなわち、有効画像領域には撮影データに対応する光が入射して入射光に応じた電流が発生しており、この有効画像領域の暗電流量を直接求めることはできない。
そこで、本発明の撮像装置では、画像処理部102においてカメラブロック101からの入力信号から暗電流を除去する場合、図5(1)に示す第1HOPBの暗電流データ(P)と、第2HOPBの暗電流データ(S)を求め、これら2つのデータに基づいて有効画像領域の暗電流量を推定する。
すなわち、撮像装置において画像を撮影後、撮像素子からデータを順次水平方向に読み取っていき、図3を参照して説明した
IIR(領域1_0):第1HOPB内の、先頭行からVOPB最終行までのエリア、
IIR(領域2_0):第2HOPB内の、先頭行からVOPB最終行までのエリア、
これらの領域の暗電流量(IIR積分結果)を算出する。
これらの暗電流量(IIR積分結果)は、図4に示す暗電流データテーブルのa0,b0の値に対応する。すなわち、
a0=IIR(領域1_0)、
b0=IIR(領域2_0)、
である。本発明の撮像装置は、領域1_0と領域2_0のIIR積分結果(a0,b0)と、撮影時の諸条件(シャッタースピード値やセンサ温度)から、補正に使用する最適値(α0、α1、β0、β1の一番適している組み合わせ)をメモリに格納された暗電流データテーブルから選択し、選択データを利用して、有効画像領域の各画素位置の暗電流量を算出する。
画像処理部102における具体的な暗電流除去処理について説明する。画像処理部102は、カメラブロック101に構成された撮像素子の信号を入力すると、図3を参照して説明した領域1_0の暗電流量総和と、領域2_0の暗電流量の総和に対応するそれぞれの領域のIIR積分結果、すなわち、
a0=IIR(領域1_0)
b0=IIR(領域2_0)
これらのデータを算出し、さらに、撮影実行時の条件(シャッタースピード値やセンサ温度)から、補正に使用するパラメータセット(α0、α1、β0、β1)を選択する。
すなわち、図4を参照して説明した暗電流データテーブルの複数のデータセットから、
領域1_0の暗電流量総和に相当するa0=IIR(領域1_0)
領域2_0の暗電流量総和に相当するb0=IIR(領域2_0)
撮影時のシャッタースピード、
撮影時の温度条件、
これらの値が一致するものまたは最も近いデータセットを選択する。
なお、暗電流データテーブルには、様々なシャッタースピードと所定の温度条件で事前に計測した値として以下のデータ、すなわち、
a0=IIR(領域1_0)
b0=IIR(領域2_0)
このデータが記録されており、基本的に、撮影時のシャッタースピードと、撮影時の温度条件が得られている場合、そのシャッタースピードと、温度条件によって選択されるデータセット中の[a0],[b0]の値と撮影画像から計測した[a0],[b0]の値はほぼ等しくなるはずであるので、撮影時のシャッタースピードと、温度条件のみを利用してこれらの条件に対応するデータセットを図4に示すデータテーブルから選択してもよい。また、撮影画像から、
領域1_0の暗電流量総和に相当するa0=IIR(領域1_0)
領域2_0の暗電流量総和に相当するb0=IIR(領域2_0)
これらの値を計測して、計測値と最も近い、
a0=IIR(領域1_0)
b0=IIR(領域2_0)
これらの値を持つデータセットをデータテーブルから選択する構成としてもよい。
すなわち、
(1)領域1_0の暗電流量総和に相当するa0=IIR(領域1_0)
(2)領域2_0の暗電流量総和に相当するb0=IIR(領域2_0)
(3)撮影時のシャッタースピード、
(4)撮影時の温度条件、
これら(1)〜(4)の全てを用いて暗電流データテーブルから利用するデータセットを選択してもよいし、(1),(2)のみ、あるいは(3),(4)のみを用いて暗電流データテーブルから利用するデータセットを選択する構成としてもよい。
画像処理部102は適用するデータセット[α0,α1,β0,β1]を暗電流データテーブルから選択した後、これらのデータセットを利用した暗電流除去処理を実行する。図5(2)に示す撮像素子の構成において、
有効画像領域の最上ラインをA、
有効画像領域の最下段ラインをB、
A−B間の垂直方向の画素数をvqmax,
Aから、現在読み出している行までの垂直方向の画素数をvq、
有効画像領域の水平方向の画素数をhqmax、
有効画像領域の左端から、現在読み出している画素位置までの水平方向の画素数をhq、
現在読み出している画素位置を(vq,hq)
とする。
このとき、先頭行から第1HOPBと、第2HOPB各々においてIIRフィルタを適用した積分、すなわちIIR積分を行った場合、現在読み出しラインにおけるIIR積分結果を、
IIR1(vq),
IIR2(vq)
とする。
このIIR1(vq),IIR2(vq)は、図5(1)に示すIIR1(vq)、IIR2(vq)に対応する。すなわち、
IIR1(vq):第1HOPB領域における現在の読み出し行(vq)における暗電流量、
IIR2(vq):第2HOPB領域における現在の読み出し行(vq)における暗電流量、
に対応する。
このIIR1(vq),IIR2(vq)と、暗電流データテーブルから取得したデータ[α0、α1、β0、β1]の各値を用いて、有効画像領域の画素位置(vq,hq)各々に対応するクランプ値(黒レベルを合わせるために各画素データから減算する値、すなわち暗電流量)clamp(vq,hq)を算出する。
例えば、撮像素子の温度分布が、水平方向で一方の端から反対側の端へ線形に変化している場合を想定する。この場合、ある行(vq=固定)の水平方向の任意点hq=0〜hqmaxにおける暗電流量、すなわち、クランプ値:clamp(vq,hq)は、
hq=0におけるクランプ値:clamp1(vq,0)、
hq=hqmaxにおけるクランプ値:clamp2(vq,hqmax)、
これら2つのclamp値の加重平均で求められる。
すなわち、有効画像領域の任意の画素位置(vq,hq)のクランプ値:clamp(vq,hq)は、以下の式(式1)によって算出される。
clamp(vq,hq)=((hqmax−hq)×clamp1(vq,0)+hq×clamp2(vq,hqmax))/hqmax
・・・(式1)
ここで、
hq=0におけるクランプ値:clamp1(vq,0)、
hq=hqmaxにおけるクランプ値:clamp2(vq,hqmax)、
これら2つのクランプ値は以下の式(式2),(式3)のように表される
clamp1(vq,0)=IIR1(vq)−Δ1(vq)
=IIR1(vq)−(α1−α0)×(vq)/vqmax+α0
・・・(式2)
clamp2(vq,hqmax)=IIR2(vq−1)−Δ2(vq−1)
=IIR2(vq−1)−(β1−β0)×(vq−1)/vqmax+β0
・・・(式3)
上記式(式2)、(式3)において、
IIR1(vq):現在読み出し行(vq)における第1HOPB領域における暗電流量、
IIR2(vq−1):現在読み出し行の1つの前の行(vq−1)における第2HOPB領域における暗電流量、
Δ1(vq):現在読み出し行(vq)における第1HOPB領域における暗電流量IIR1(vq)と、第1HOPB領域直近の有効画像領域の行(vq)における暗電流量との差分、
Δ2(vq−1):現在読み出し行の1つの前の行(vq−1)における第2HOPB領域における暗電流量IIR2(vq−1)と、第2OPB領域直近の有効画像領域の現在読み出し行の1つの前の行(vq−1)における暗電流量との差分、
である。なお、撮像素子の左上からデータを取り込んだ場合、第2HOPBのデータの読み取り処理は同じ行の有効画像領域のデータの読み取り後に行われることになるので、先行する読み取りデータとして得られる前の行(vq−1)のデータ、IIR2(vq−1),Δ2(vq−1)を便宜的に用いている。隣り合う行でのHOPB領域のIIR積分結果の差分はきわめて小さいと考えられるため、1つ上の行vq−1のIIR積分結果を用いても処理結果に大きな違いは発生しない。
もちろん、現在行(vq)のデータを取得してデータIIR2(vq)と、Δ2(vq)を用いる構成としてもよい。
Δ1(vq)は、上記式(式2)に示すように、
Δ1(vq)=(α1−α0)×(vq)/vqmax+α0
と置き換えることができ、
Δ2(vq−1)は、上記式(式3)に示すように、
Δ2(vq−1)=(β1−β0)×(vq−1)/vqmax+β0
と置き換えることができる。
上記式において、α0,α1,β0,β1は図4に示す暗電流データテーブルから取得される値であり、
α0=IIR(領域1_1)−IIR(領域1_2)、
α1=IIR(領域1_3)−IIR(領域1_4)、
β0=IIR(領域2_1)−IIR(領域2_2)、
β1=IIR(領域2_3)−IIR(領域2_4)、
vqmax:有効画像領域A〜B間の画素数(行数)
である。
従って、図4に示す暗電流データテーブルから選択されたデータセットに含まれるα0,α1,β0,β1の値を(式2)、(式3)に代入してclamp1(vq,0)、clamp2(vq,hqmax)の値を算出し、算出した値を上記の(式1)に代入することで、画面内任意の点(vq,hq)におけるクランプ値(clamp値)、すなわち、
clamp(vq,hq)
上記の値を算出することができる。
以上、説明したように、不均一な温度状態に設定された有効画像領域の各画素において、第1HOPB領域、第2HOPB領域の暗電流量を基準にしてそれぞれの撮像領域画素(vq,hq)のクランプ値、すなわち減算すべき暗電流値を算出できる。
画像処理部102は、これら、各画素位置各々個別に求めた暗電流値(クランプ値)をそれぞれその画素位置の画像データから減算することで、黒レベルのあった(暗電流ノイズ成分が補正された)画像を生成して、生成画像をリムーバブルメモリ109に格納し、また画像表示部103に出力する。
なお、画像処理部102における暗電流除去処理に際して、各設定領域における暗電流を算出するためIIRフィルタを適用した積分値算出を行うが、各領域のIIR積分処理を行う際に、予め設定した下限閾値[ThLow]に満たない電流値レベルの画素や、予め設定した上限閾値[THHi]を越える電流値レベルを持つ画素については欠陥と認められるため、積分処理に含めない設定としてもよい。
また、上記処理においては、各領域の暗電流を算出するため、IIRフィルタを用いた積分を行う例を説明したが、暗電流の算出は、IIRフィルタによる積分に限るものではない。例えば各設定領域の暗電流値の平均を算出して各領域の平均暗電流値を利用して、各撮像面の各行に含まれる暗電流値を算出する構成としてもよい。なお、このように平均の暗電流値を用いる場合は、上記実施例で説明した第1HOPBにおけるIIR積分値[IIR1(vq)]の代わりに、第1HOPBのvq行の画素平均値を適用し、第21HOPBにおけるIIR積分値[IIR2(vq)]の代わりに、第2HOPBのvq行の画素平均値を用いる構成とする。さらに、記憶部に記録する暗電流データテーブルの記録データ:α0、α1、β0、β1,a1,b1についても、該当エリアのデータの平均値を用いる構成とする。
すなわち、領域p_qの画素平均値をave(領域p_q)として、図3に示す領域1_0〜1_3、領域2_0〜2_3の各々の画素値の平均を求めて、α0、α1、β0、β1、a1、b1を以下のようにして算出する。
α0=ave(領域1_1)−ave(領域1_2)、
α1=ave(領域1_3)−ave(領域1_4)、
β0=ave(領域2_1)−ave(領域2_2)、
β1=ave(領域2_3−ave(領域2_4)
a0=ave(領域1_0)
b0=ave(領域2_0)
これらのデータを各シャッタースピード、温度を変更して計測、算出して、暗電流データテーブルとして記憶部に格納し、これらのデータを撮影条件に従って選択して撮像面の各画素位置における暗電流を算出して暗電流除去処理を実行する構成としてもよい。
最後にこの方法で補正が可能となる撮像素子の温度分布状態について、図6を参照して説明する。
図6(a)に示す様に、撮像素子の上下のいずれかに熱源がある場合は、上下方向に線形の温度変化が発生していると推定され、HOPB領域の暗電流計測値を用いて、図4に示す暗電流データテーブルの値と、上記の式1〜式3を適用して、有効画像領域の任意点(vq,hq)のクランプ値を算出することができる。
また、図6(b)に示す様に、撮像素子の左右のいずれかに熱源がある場合は、撮像素子の左右方向に線形の温度変化が発生していると推定され、HOPB領域の暗電流計測値を用いて、図4に示す暗電流データテーブルの値と、上記の式1〜式3を適用して、有効画像領域の任意点(vq,hq)のクランプ値を算出することができる。
また、図6(c)に示す様に、撮像素子の4隅のいずれかに熱源がある場合は、撮像素子の対角線方向に線形の温度変化が発生していると推定され、この場合は、図6(a),(b)の組み合わせ処理により、HOPB領域の暗電流計測値を用いて、図4に示す暗電流データテーブルの値と、上記の式1〜式3を適用して、有効画像領域の任意点(vq,hq)のクランプ値を算出することができる。
以上、説明したように、不均一な温度分布により各画素位置によって異なる暗電流発生量を持つ構成において、各HOPB領域の暗電流値を適用して有効画像領域の画面内の任意の画素位置におけるクランプ値、すなわち減算すべき暗電流値を個別に算出できる。
画像処理部102は、これら、各画素位置(vbq,hq)各々個別に求めた暗電流値(クランプ値)をそれぞれの画像データから減算することで、黒レベルのあった(暗電流ノイズ成分が補正された)画像を生成して、生成画像をリムーバブルメモリ109に格納し、また画像表示部103に出力する。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例構成によれば、例えば大型の撮像素子など、撮像素子の領域に温度差が発生し、領域単位で暗電流特性が異なる撮像面を有する撮像素子を利用して撮影された信号から暗電流を除去する構成において、撮像素子の離間位置に設定されたOPB(Optical Black)領域各々の暗電流量と、暗電流量算出対象の画素位置とOPB領域各々との距離情報を適用して算出し、算出した暗電流量に基づく暗電流除去処理を実行する構成とした。本構成により、画素位置各々において発生する異なる暗電流量を正確に推定した確実な暗電流除去を行うことが可能となり、品質の高い画像データの生成が実現される。
本発明の一実施例に係る撮像装置の構成と処理の概要について説明する図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置に装着された撮像素子の構成例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置の暗電流除去処理において予め暗電流を計測すべき領域設定例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置の記憶部に格納する暗電流データテーブルのデータ構成例について説明する図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置の実行する暗電流除去処理の詳細について説明する図である。 本発明の一実施例に係る撮像装置の実行する暗電流除去処理が適用可能な温度分布例について説明する図である。
符号の説明
100 撮像装置
101 カメラブロック
102 画像処理部
103 画像表示部
104 メモリ
105 記憶部
106 操作部
107 制御部
108 メモリ制御部
109 リムーバブルメモリ
200 撮像素子
201 有効画像領域
221 第1HOPB
222 第2HOPB
231 VOPB

Claims (15)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子からの信号を入力して、画像生成処理を実行する画像処理部を有し、
    前記画像処理部は、
    前記撮像素子の各画素位置における暗電流量を、前記撮像素子の離間位置に設定されたOPB(Optical Black)領域各々の暗電流量と、暗電流量算出対象の画素位置と前記OPB領域各々との距離情報を適用して算出し、算出した暗電流量に基づく暗電流除去処理を実行する構成を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記OPB領域は、前記撮像素子の左右の端部に設定され、
    前記画像処理部は、
    前記撮像素子の各画素位置(vq,hq)における暗電流量[clamp(vq,hq)]を、
    clamp(vq,hq)=((hqmax−hq)×clamp1(vq,0)+hq×clamp2(vq,hqmax))/hqmax
    ただし、
    vq:撮像素子における有効画像領域の最上ラインからの画素数、
    hq:撮像素子における有効画像領域の左端からの画素数、
    hqmax:有効画像領域の水平方向の画素数、
    clamp1(vq,0):hq=0の画素位置(vq,0)における暗電流量、
    clamp2(vq,hqmax):hq=hqmaxの画素位置(vq,hqmax)における暗電流量、
    上記式によって算出する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置は、さらに、
    撮像素子における有効画像領域の上段および下段領域における有効画像領域とOPB領域との暗電流の計測値に基づく差分データを含むデータを記録した暗電流データテーブルを格納した記憶部を有し、
    前記画像処理部は、
    前記暗電流データテーブルに記録されたデータを参照して前記撮像素子における各画素位置の暗電流量算出を行う構成であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記暗電流データテーブルは、シャッタースピードまたは温度の少なくともいずれかを異ならせた複数の撮影条件での計測値に基づく複数のデータセットを記録したテーブルであり、
    前記画像処理部は、
    撮影処理時のシャッタースピードまたは温度情報に基づいて、前記暗電流データテーブルに記録された複数のデータセットから、撮影時の条件に近い条件に対応するデータセットを選択し、選択したデータセットを参照して前記撮像素子における各画素位置の暗電流量算出を行う構成であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子はCMOSによって構成され、
    前記画像処理部は、
    CMOSによって構成された撮像素子の信号読み取りを上段行から下段行に線順次で実行し、読み取り信号に含まれる暗電流が撮像素子の上段から下段に移行するに従って比例して増加すると過程して、撮像素子の有効画像領域の各画素における暗電流値を算出する構成であることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記画像処理部は、
    CMOSによって構成された撮像素子の信号読み取りを上段行から下段行に線順次で実行し、信号読み取りを実行する有効画像領域の各行に対応する信号に含まれる暗電流を、同一行または前の行のOPB領域の暗電流値を基準値として算出する構成であることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記画像処理部は、
    撮像素子のOPB領域の暗電流値をIIR(infinite impulse responce)フィルタを適用した積分器による計測結果を利用して取得する構成であることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の撮像装置。
  8. 画像処理装置において実行される画像処理方法であり、
    画像処理部が、撮像素子の各画素位置における暗電流量を、前記撮像素子の離間位置に設定されたOPB(Optical Black)領域各々の暗電流量と、暗電流量算出対象の画素位置と前記OPB領域各々との距離情報を適用して算出する暗電流量算出ステップと、
    前記画像処理部が、前記暗電流量算出ステップにおいて算出した撮像素子各画素位置の算出暗電流量に基づく暗電流除去処理を実行する暗電流除去ステップと、
    を実行することを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記OPB領域は、前記撮像素子の左右の端部に設定され、
    前記暗電流量算出ステップは、
    前記撮像素子の各画素位置(vq,hq)における暗電流量[clamp(vq,hq)]を、
    clamp(vq,hq)=((hqmax−hq)×clamp1(vq,0)+hq×clamp2(vq,hqmax))/hqmax
    ただし、
    vq:撮像素子における有効画像領域の最上ラインからの画素数、
    hq:撮像素子における有効画像領域の左端からの画素数、
    hqmax:有効画像領域の水平方向の画素数、
    clamp1(vq,0):hq=0の画素位置(vq,0)における暗電流量、
    clamp2(vq,hqmax):hq=hqmaxの画素位置(vq,hqmax)における暗電流量、
    上記式によって算出する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記撮像装置は、さらに、
    撮像素子における有効画像領域の上段および下段領域における有効画像領域とOPB領域との暗電流の計測値に基づく差分データを含むデータを記録した暗電流データテーブルを格納した記憶部を有し、
    前記暗電流量算出ステップは、
    前記暗電流データテーブルに記録されたデータを参照して前記撮像素子における各画素位置の暗電流量算出を行うステップであることを特徴とする請求項8または9に記載の画像処理方法。
  11. 前記暗電流データテーブルは、シャッタースピードまたは温度の少なくともいずれかを異ならせた複数の撮影条件での計測値に基づく複数のデータセットを記録したテーブルであり、
    前記暗電流量算出ステップは、
    撮影処理時のシャッタースピードまたは温度情報に基づいて、前記暗電流データテーブルに記録された複数のデータセットから、撮影時の条件に近い条件に対応するデータセットを選択し、選択したデータセットを参照して前記撮像素子における各画素位置の暗電流量算出を行うステップであることを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 前記撮像素子はCMOSによって構成され、
    前記暗電流量算出ステップは、
    CMOSによって構成された撮像素子の信号読み取りを上段行から下段行に線順次で実行し、読み取り信号に含まれる暗電流が撮像素子の上段から下段に移行するに従って比例して増加すると過程して、撮像素子の有効画像領域の各画素における暗電流値を算出するステップであることを特徴とする請求項8〜11いずれかに記載の画像処理方法。
  13. 前記暗電流量算出ステップは、
    CMOSによって構成された撮像素子の信号読み取りを上段行から下段行に線順次で実行し、信号読み取りを実行する有効画像領域の各行に対応する信号に含まれる暗電流を、同一行または前の行のOPB領域の暗電流値を基準値として算出するステップであることを特徴とする請求項12に記載の画像処理方法。
  14. 前記暗電流量算出ステップは、
    撮像素子のOPB領域の暗電流値をIIR(infinite impulse responce)フィルタを適用した積分器による計測結果を利用して取得するステップであることを特徴とする請求項8〜13いずれかに記載の画像処理方法。
  15. 画像処理装置において画像処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
    画像処理部に、撮像素子の各画素位置における暗電流量を、前記撮像素子の離間位置に設定されたOPB(Optical Black)領域各々の暗電流量と、暗電流量算出対象の画素位置と前記OPB領域各々との距離情報を適用して算出させる暗電流量算出ステップと、
    前記画像処理部に、前記暗電流量算出ステップにおいて算出した撮像素子各画素位置の算出暗電流量に基づく暗電流除去処理を実行させる暗電流除去ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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