JP2010065384A - 住宅コンクリート基礎の補強構造及びその補強工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】既設住宅のコンクリート基礎2の側面に形成した少なくとも二本の長手方向に連続した凹溝4の中に、連続繊維補強材1を配置する。溝4の中に接着材5を埋め込んで連続繊維補強材1を固着して基礎と一体化する。連続繊維補強材1は、表面に凹凸を設けたロッド状などにして、コンクリートとの付着を確保してもよい。連続繊維補強材1を埋め込んだ側面にエポキシ樹脂を塗布するなどして、補強材の逸脱を防ぐ。
【選択図】図1
Description
しかしながら、それ以前の施工の住宅にあっては、施工がまちまちで、無筋の底版無しコンクリート基礎、無筋の底版付コンクリート基礎等があり、底版付鉄筋コンクリート基礎でも平成12年以前には鉄筋量が十分でないものも散見されており、依然その住宅が使用されているのが現状である。
このような無筋のコンクリート基礎に曲げ力が作用したときの荷重と変位の関係のグラフを図6に示す。
同試験に用いた基礎の幅は150mmで、高さが600mmである。
図6に示すように、34kN程度の曲げ力が作用すると、基礎が断裂していまい、断裂後は最早曲げ力に耐えることができない。
また、断裂時の変位量は1mm以下であり、ごく僅かな変形にしか耐えられないことが判る。
このような無筋の基礎を持つ家屋を増改築する場合は、増築部分のみではなく、既存部分の基礎も上記の告示1347号の基準に合致させる必要があり、無筋のコンクリート基礎の側方に、鉄筋を配筋したコンクリート部分を構築し、一体に抱き合わることで補強する必要があった。
このような補強工法を、図15及び図16に示す。
図15に示すのは、既存の基礎の立上がり部分aの一部表面をハツって、その側方のみに鉄筋コンクリート部分bを付加するように形成したものであって、図16に示すのは、既存の基礎の立上がり部分aと底版部分cの一部をハツって、その側方に鉄筋コンクリート部分bを形成するものである。
また増改築だけでなく、地震などによって基礎にクラックが発生した場合の補強にも、このような補強方法が採用される。
例えば狭小敷地に建てられた既存住宅では、隣地との境にスペースがなく、基礎の外側に更に基礎を付加することは不可能なことがある。
また、床を剥がして建物床下に作業者が入りこんで施工することも考えられるが、コンクリートを練ってそれを基礎の屋内側の側面に打設することは、現実的に極めて困難である。
同公報は、高架道路などにおけるクラック発生時の補強工法であって、住宅における鉄筋を有さない基礎の補強工法とは異なる。
前記溝の中に接着材を埋め込んで連続繊維補強材を固着してコンクリート基礎と一体化し、
当該連続繊維補強材を固着したコンクリート基礎の側面表面に、
エポキシ樹脂、ポリマーセメントなどを塗装又は塗布、或いはボードを貼り付けることによって連続繊維補強材及び接着材を保護するものである。
本発明にかかる他の住宅コンクリート基礎の補強構造は、二本の凹溝が、コンクリート基礎の側面に斜めにたすき掛け状に凹設され、交差して形成されている。
本発明にかかる他の住宅コンクリート基礎の補強構造は、二本の凹溝の他に、凹溝がコンクリート基礎側面の鉛直方向にも形成され、これらの中にも連続繊維補強材が固着しているものである。
本発明にかかる他の住宅コンクリート基礎の補強構造は、 二本以上の連続繊維補強材の一部同士が、凹溝の中で補強材の直径の30倍以上の長さでオーバーラップされ、接着材で埋め込まれて一体化して固着してある。
コンクリート基礎の隅角部であって、その側面に隅角を越えて横方向に連続する凹溝を凹設し、
直線状の連続繊維補強材を、その端部が隅角近くまで至るよう凹溝の中に配し、
予め中間部を屈曲した鉤状の連続繊維補強材を、当該隅角に合わせて左右に跨るように凹溝の中に配し、
直線状の連続繊維補強材と鉤状の連続繊維補強材の端部同士をオーバーラップさせ、
凹溝内に接着材を埋め込んで連続繊維補強材を固着したことを特徴とする。
更に、本発明にかかる住宅コンクリート基礎の補強構造は、
コンクリート基礎のT字計上突き合わせ部において、交差部分に跨る貫通孔を形成するとともに、
その貫通孔と繋がる凹溝を交差部分の左右に連続して形成し、
交差部分の貫通孔には、繋ぎ連続繊維補強材を配してその左右端部を貫通孔から凹溝内に突出させ、
交差部分の左右に配した連続繊維補強材の端部と、前記連続繊維補強材の端部同士をオーバーラップさせ
凹溝及び貫通孔内に接着材を埋め込んで連続繊維補強材を固着するものである。
前記溝の中に接着材を埋め込んで連続繊維補強材を凹溝の中に固着して布基礎と一体化し、
当該連続繊維補強材を固着したコンクリート基礎の側面表面に、
エポキシ樹脂、ポリマーセメントなどを塗装又は塗布、或いはボードを貼り付けることによって連続繊維補強材及び接着材を保護するものである。
更に、本発明にかかる他の住宅コンクリート基礎の補強工法は、
連続繊維補強材は、コンクリート基礎の屋内側側面に埋め込んで固着するものである。
<a>コンクリート基礎表面に凹溝を形成し、その中に連続繊維補強材を埋め込み・固着するため、基礎自体の幅を厚くする必要がなく、狭小敷地での施工も可能である。
また既存の基礎の側方に新設の基礎を抱き合わせる工法に比して、遙かに短期に施工が可能であって、コストも低廉となる。
<b>床下に作業員が入りこんで、基礎の屋内側面に溝の形成、連続繊維補強材の埋め込み・固着作業を行うことが可能となり、外観的にも良好さを保つとともに、狭小敷地での施工が可能となる。
<c>鉄筋の替りとして使用するのが連続繊維補強材であって、錆つかないため、基礎側面に形成した凹溝に埋め込んでも、鉄筋のようなカブリが必要でなく、鉄筋と同等以上の強度が確保できる。
<d>凹溝を形成して、その中に連続繊維補強材を埋め込み、その周囲を接着材で固着することで、凹溝から補強材が離脱し難く、表面に貼り付ける補強材などとは比較にならない程の大きな曲げに耐え得る補強材となる。
<e>基礎の長手方向のみならず、たすき状や鉛直方向にも凹溝が形成され連続繊維補強材が埋め込まれ、固着されることで、一体化して基礎を補強することが可能となる。
<f>エポキシ樹脂などを塗装又は塗布、或いはボードを貼り付けることによって連続繊維補強材や接着材を保護することによって、より補強材が凹溝から逸脱することがなくなり、接着材の粘りも加わってより大きな曲げ力に耐え得る補強構造となる。
<g>連続繊維補強材の端部同士をオーバーラップさせたり、鉤状に屈曲した連続繊維補強材を使用することにより、隅角部やT字形状突き合わせ部でも、補強材の連続性を確保することが可能となる。
<1> 連続繊維補強材
本発明で使用する連続繊維補強材1は、連続繊維に繊維結合材を含浸させ、硬化させて成形したもので、一方向強化材や連続繊維のみを束ねたもの、または織ったものの総称である。
連続繊維補強材の補強繊維は、単独重合アラミド繊維、共重合アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維、高強力ポリエチレン繊維、高強力ポリアリレート繊維、PBO繊維或いはビニロン繊維などの全長に連続している繊維を使用する。
繊維は一種類だけでなく、複数種類を採用することが可能である。
これら補強繊維を、補強繊維を結合する結合材が、エポキシ樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂或いはセメント結合材のうち、一種類若しくは複数種を使用して、前記繊維を結合する。
連続繊維補強材1の形状は、表面に凹凸を設けたロッド状、付着力を確保出来る突起を表面に持つ矩形断面形、組紐状、格子状、ストランド断面形状、表面に砂つき処理を施した形状など、接着材やコンクリートとの付着を確保するようにすることが有効である。
連続繊維補強材1は通常の鉄筋に比べて非常に高強度であり、断面積の小さい補強材で十分な補強効果が期待できる。
例として、本発明出願人である株式会社コーシンハウスケアリング製アラミドロッド商品名パワーアラストFA(共重合アラミド繊維(商品名テクノーラ)をビニルエステル樹脂で一体化した異形断面ロッド)は外径8mmでの保証耐力は81.4kNであり、これはSD295AのD19鉄筋の引張り耐力(286.5mm2×295N/mm2=84.5kN)にほぼ匹敵する
建設省告示1347号で指定されている鉄筋量は、基礎の立ち上がり部分上端及び下部底版に径12mm以上の鉄筋をそれぞれ1本配置することになっているから、高強度の連続繊維補強材1を使用すれば、要求されている鉄筋量以上の耐力の補強材を容易に配置することが可能であることが分かる。
また、連続繊維補強材1は一般に比重が軽く、アラミドロッドの場合は約1.31g/cm2の比重しかない。
このため、比重7.8cm3の鉄筋に比べ、補強材として大幅に軽量であり、床下の狭い空間での作業において、作業し易く大きなメリットになる。
また、樹脂製であるため、錆付くことがなく、鉄筋のようにカブリが必要なく、表面に形成した凹溝に埋め込む場合でも問題がない。
既存の住宅のコンクリート布基礎2の立ち上がり部3の左右側面のうち一方の側面、実施例では屋内側となる側面に、凹溝4を形成する。
尚、図では家屋は省略している。
凹溝4は、U字カッター(ダイヤモンドカッター)によって切削形成するもので、図1の実施例では、コンクリート基礎2の立ち上がり部3の上端近傍と下端近傍に適宜間隔離隔して、基礎の長手方向、つまりは水平方向に平行に連続する凹溝4を形成する。
U字カッターはコンクリートを削る面が小さいため、集塵装置と一体化して使用することにより、粉塵の発生を大幅に減少させることが可能であり、作業環境が大幅に改善できる。
また、凹溝の形成は、通常のコンクリートカッターで薄い溝を適当な間隔(挿入固定する連続繊維補強材の外径+2〜10mm程度)で切り込み、この薄い溝にタガネ等を用いて間のコンクリートをハツリ取ることでも形成することが出来る。
溝4の断面形状は、U字形や矩形、谷形、底部の方が幅が広くなった台形など、様々な形状が採用できる。
実施例では、基礎2の幅厚Wは150mm、高さHは600mmであって、側面の上端から80mmと400mmの位置に凹溝4がそれぞれ形成されている。
前記した凹溝4の中に、連続繊維補強材1(商品名パワーアラストFAΦ8)を埋め込み、その連続繊維補強材1の周囲を埋めるように、接着材5を充填し、連続繊維補強材1を溝4の中に固着させる。
接着材5としては、エポキシ樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、セメント結合材などが採用可能で、それらのうち一種類或いは複数種類を使用する。
特に本件特許出願人である株式会社コーシンハウスケアリング製アラミド繊維入りエポキシ接着材:商品名パワーアラストが接着力、強度共に優れており、好適に使用できる。
以上のように補強した試験体T1を図2(A)及び(B)に示す。
この試験体T1では、凹溝4の中に補強材1を埋め込んで固着するだけで、基礎2の側面には、樹脂を塗布したり、シートを接着させていない。
地震により、試験体T1には、左右中間部では上へ押す力、左右中間部では下への力となる曲げ力が作用すると仮定する。
このときの荷重と変位の関係を、図7のグラフに示す。
曲げ力が作用すると、40kN程度でコンクリートが断裂するが、その後曲げ力は連続繊維補強材1によって受けてより大きな曲げ力にも耐え、曲げ荷重を除いた後も、補強材1の弾性力によって収縮し、変位量が小さくなることが理解できる。
図3に示すのは、コンクリート基礎2の凹溝4を形成し、連続繊維補強材1を埋め込み・固着した側面の上に、更にエポキシ樹脂6を塗布した第一実施例の試験体T2である。
エポキシ樹脂接着材6(商品名パワーアラスト)を立ち上がり部3の一側面ほぼ全面に塗布したものである。
このような試験体T2に曲げ力を作用させた荷重と変位量のグラフと図8に示す。
コンクリート基礎2が断裂した後、連続繊維補強材1と、塗布したエポキシ樹脂接着材6(商品名パワーアラスト)によってそれ以上の曲げ力を受けて耐え、最後は補強材1の弾性力によって変位量が小さくなっている。
つまりは、基礎2の側面に接着材6を塗布することで、より大きな曲げ力に耐え得るようになることが理解できる。
その他、エポキシ樹脂は塗装することも出来るし、ポリマーセメントなどを塗装又は塗布することも出来るし、或いはボードを貼り付けることによって連続繊維補強材1及び接着材を保護することも可能である。
図4に示す実施例2は、凹溝4の中に二本の連続繊維補強材1を配し、その連続性を確保するために、その一部同士をその直径の30倍以上の長さでオーバーラップさせ、接着材6で埋め込んで固着させ一体化した実施例の試験体T3である。
前述した凹溝4の中で、連続繊維補強材1(商品名パワーアラストFAΦ8)を直径の30倍以上の長さ(ここでは30cm)のオーバーラップ部分Oを設けて接着材6(商品名パワーアラスト)で固着し、一体化したものである。
この試験体T3に曲げ力を作用させたときの荷重と変位量のグラフを図9に示す。
図7のグラフと同様に40KN程度でコンクリートが断裂するが、その後の曲げ力は連続繊維補強材1によって受けて大きな曲げ力にも耐えられることが判る。
これにより連続繊維補強材1は凹溝4の中で直径の30倍以上のオーバーラップを設けて接着材6によって固着し、一体化することで、補強構造としての連続性を保つことが判る。
図5に示すのは、既に背景技術の項目の中に示した、無筋のコンクリート基礎に連続繊維補強材を配置し、さらにその一部表面に、連続繊維シート7を貼り付けた実施例の試験体T4である。
この試験体は上で説明した無筋のコンクリート基礎を曲げ試験して破壊したものを転用している。
コンクリート基礎2の中間部にクラック8が発生しており、このクラック8を跨ぐようにアラミド繊維である連続繊維シート7が貼り付けたものである。
この試験体T4に曲げ力を作用させたときの荷重と変位量のグラフを図10に示す。
最初の曲げ力に連続繊維シート7とコンクリート部分が耐え、連続繊維補強材1のみで補強したものよりも大きな荷重まで耐えられることが判る。
その後、連続繊維補強材1がクラック部で剥れることで一時的に荷重が減少するが、連続繊維補強材1によって再度曲げ荷重を負担することが出来、その最大荷重は連続繊維補強材1のみで補強した場合と同等になる。
このように、既に曲げ力によりクラックが入ってしまっている無筋コンクリート基礎でも本工法を用いることにより、元々持っていた曲げ耐力以上に復旧補強できる。
連続繊維シート7は、このようなクラック8が生じた場合の補修の場合だけに使用するのでなく、基礎コンクリート2側面全長に連続シート7を接着材によって貼り付け、補強材が凹溝4から離脱するのを防止し、連続繊維補強材1とコンクリート基礎2との一体化を図るために使用することも可能である。
連続繊維補強材1は、水平な凹溝4aを形成して、その中に埋め込むだけでなく、斜めにたすき掛け状に凹溝4bを形成し、その中に埋め込むことも可能である。(図11)
或いは鉛直方向にも凹溝4cを形成し、その中に連続繊維補強材1を埋め込むことも可能である。
このようにして連続繊維補強材1が一部交差することで、一側面に埋め込んだ補強材1が連続し、コンクリート基礎2全体がより一体化できる。
図12に記載したのは、コンクリート基礎2のコーナー部の施工状態を示すもので、直角を成すコンクリート基礎2から成るコーナー部に、連続する凹溝4が形成され、工場にて直角に形成した連続繊維補強材9を埋め込んだ場合である。
直角に成形した連続繊維補強材9の両端部は、端部間際まで凹溝4に埋め込んだ直線状の連続繊維補強材1とそれぞれオーバーラップさせ、コーナー部での強度と連続性とを確保したものである。
図13に示すのは、コンクリート基礎2のT字形状突き合わせ部における連続繊維補強材1の連続性の確保を行った例である。
突き合わせ部に貫通させた孔に繋ぎの連続繊維補強材10を通し、その両端部を左右両側のコンクリート基礎2に形成した凹溝4に埋め込んだ連続繊維補強材1とそれぞれオーバーラップさせ、連続性を確保したものである。
図14に示すのは、換気口11周囲の補強を行った例であり、換気口11によって途切れた連続繊維補強材1の下に、水平に凹溝4dを形成し、この中に補助連続繊維補強材12を配し、連続繊維補強材1と一部をオーバーラップさせた連続繊維補強材13を左右から斜めに凹溝4eに埋め込んで、連続繊維補強材1との連続性を確保した例である。
2:コンクリート基礎
3:立ち上がり部
4:凹溝
5:接着材
6:エポキシ樹脂
7:連続繊維シート
8:クラック
9:連続繊維補強材
10:連続繊維補強材
11:換気口
12:連続繊維補強材
13:連続繊維補強材
Claims (9)
- 既設住宅(戸建住宅)のコンクリート基礎の左右側面のうち、少なくとも一方側の側面に形成した少なくとも二本の長手方向に連続した凹溝の中に、それぞれ連続繊維補強材を配置して、
前記凹溝の中に接着材を埋め込んで連続繊維補強材を固着して基礎と一体化し、
当該連続繊維補強材を固着したコンクリート基礎の側面表面に、
エポキシ樹脂、ポリマーセメントなどを塗装又は塗布、或いはボードを貼り付けることによって連続繊維補強材及び接着材を保護してなる住宅コンクリート基礎の補強構造。 - 二本の凹溝が、コンクリート基礎の側面の上下に適宜間隔離隔して平行に形成されていることを特徴とする
請求項1記載の住宅コンクリート基礎の補強構造。 - 二本の凹溝が、コンクリート基礎の側面に斜めにたすき掛け状に凹設され、交差して形成されていることを特徴とする
請求項1記載の住宅コンクリート基礎の補強構造。 - 二本の凹溝の他に、凹溝がコンクリート基礎側面の鉛直方向にも形成され、これらの中にも連続繊維補強材が固着していることを特徴とする
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の住宅コンクリート基礎の補強構造。 - 二本以上の連続繊維補強材の一部同士が、凹溝の中で補強材の直径の30倍以上の長さでオーバーラップされ、接着材で埋め込まれて一体化して固着されることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の住宅コンクリート基礎の補強構造。 - コンクリート基礎の隅角部であって、その側面に隅角を越えて横方向に連続する凹溝を凹設し、
直線状の連続繊維補強材を、その端部が隅角近くまで至るよう凹溝の中に配し、
予め中間部を屈曲した鉤状の連続繊維補強材を、当該隅角に合わせて左右に跨るように凹溝の中に配し、
直線状の連続繊維補強材と鉤状の連続繊維補強材の端部同士をオーバーラップさせ、
凹溝内に接着材を埋め込んで連続繊維補強材を固着したことを特徴とする
住宅コンクリート基礎の補強構造。 - コンクリート基礎のT字計上突き合わせ部において、交差部分に跨る貫通孔を形成するとともに、
その貫通孔と繋がる凹溝を交差部分の左右に連続して形成し、
交差部分の貫通孔には、繋ぎ連続繊維補強材を配してその左右端部を貫通孔から凹溝内に突出させ、
交差部分の左右に配した連続繊維補強材の端部と、前記連続繊維補強材の端部同士をオーバーラップさせ、
凹溝及び貫通孔内に接着材を埋め込んで連続繊維補強材を固着したことを特徴とする
住宅コンクリート基礎の補強構造。 - 既設住宅のコンクリート基礎の左右側面のうち、少なくとも一方側の側面に、カッターによって凹溝を形成し、
それぞれの凹溝の中に連続繊維補強材を配置して、
前記溝の中に接着材を埋め込んで連続繊維補強材を凹溝の中に固着して布基礎と一体化し、
当該連続繊維補強材を固着したコンクリート基礎の側面表面に、
エポキシ樹脂、ポリマーセメントなどを塗装又は塗布、或いはボードを貼り付けることによって連続繊維補強材及び接着材を保護してなる住宅コンクリート基礎の補強工法。 - 連続繊維補強材は、コンクリート基礎の屋内側側面に凹設した凹溝内に埋め込んで固着することを特徴とする
請求項8記載の住宅コンクリート基礎の補強工法。
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