JP2010063344A - 燃料供給ポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 モータ部Mのインナロータの外周とアウタステータの内周との間に形成される第1燃料供給通路21に加えて、モータ部Mのアウタステータのステータコアの外周とハウジング1の内周との間に第2燃料供給通路22を設けることで、モータ部Mのインナロータの外周とアウタステータの内周との間に形成されるギャップを大きくすることなく、且つステータコアの磁気特性に悪影響を及ぼすことなく、モータ部Mの内部に充分な通路断面積を確保することができる。これにより、ポンプ室16、17内で昇圧されてポンプ吐出口25からエンジン側に向けて吐出される燃料流量(燃料吐出量)の大流量化を図ることができる。また、燃料ポンプの小型化および高効率化を図ることができる。
【選択図】 図2
Description
従来より、例えばポンプ室に吸入した燃料を昇圧して吐出口から内燃機関側に吐出するポンプ部を駆動する駆動源(モータ部)としてインナロータ式のブラシレスモータを利用した電動式の燃料供給ポンプ(電動燃料ポンプ)が公知である(例えば、特許文献1参照)。この電動燃料ポンプは、図8に示したように、両端が開口した金属製のハウジング101の一端側(フロント側、図示下端側)にポンプ部102が配置され、ハウジング101の中間部にモータ部103が配置され、ハウジング101の他端側(リヤ側、図示上端側)に合成樹脂製のエンドカバー104が配置されている。これらのポンプ部102、モータ部103、エンドカバー104は、ハウジング101の両端側をかしめることで一体的に結合されている。
インナロータは、インペラ105を結合するシャフト108、このシャフト108の外周に固定されるロータコア109、および複数個の磁極部を形成するマグネット110を有している。なお、シャフト108は、その回転軸方向の両端部が、2つの軸受け部材(ベアリング)111、112により回転自在に支持されている。
また、アウタステータは、マグネット110のモータ径方向の外側に設置されたステータコア113、およびこのステータコア113に巻装されるステータコイル114を有している。また、ステータコア113の各ティースには、合成樹脂製のコイルボビン115が嵌合している。
そして、特許文献1に記載の電動燃料ポンプにおいては、モータ部103のステータコイル114を通電してインペラ105を回転させると、ポンプケース106に形成されるポンプ吸入口121から燃料が吸引され、2つのポンプケース106、107間に形成されるポンプ室122内で昇圧される。このポンプ室122内で昇圧された燃料は、ポンプケース107に形成されるポンプモータ連通流路123を通ってモータ部103の内部へと送り込まれる。モータ部103の内部に流入した燃料は、インナロータの外周とアウタステータの内周との間に形成される燃料通路124、エンドカバー104に形成されるポンプ吐出流路125を通ってポンプ吐出口126から内燃機関側に吐出される。
ここで、近年、4輪自動車に搭載される内燃機関においては、最大消費燃料流量が増加する傾向にある。また、近年、4輪自動車の燃料供給流量の大流量化への需要が高まっており、大流量電動燃料ポンプの開発が必要である。
ところが、ブラシレスモータ内部(燃料通路124)を燃料が通過するタイプの電動燃料ポンプにおいては、複数個のマグネット110の外周とステータコア113の内周との間に形成される燃料通路124の通路断面積が非常に小さく、ブラシレスモータ内で発生する燃料の圧力損失による燃料流量の低下が大きいという問題がある。
しかるに、特許文献2に記載の電動燃料ポンプにおいては、エアギャップ(燃料通路124)よりもモータ径方向の外側で、しかもモータ周方向に隣接しているティース同士の間にクリアランス(燃料通路)を形成しているが、クリアランス(燃料通路)が非常に狭く、内燃機関への燃料流量の大流量化の要求に対して、巻線内径側のインナロータ、巻線間に燃料通路を形成するものの、ブラシレスモータ内部に充分な通路断面積を確保することができないという問題が生じている。
また、インナロータの外周とアウタステータの内周との間に形成されるギャップを大きくすることなく、モータ部の内部を通過する燃料の通路断面積を大きくすることができる。これにより、モータ部の内部を通過する燃料の圧力損失を低減できるので、燃料供給ポンプより吐出される燃料流量を増加させることが可能となる。
また、インナロータの外周とアウタステータの内周との間に形成されるギャップを小さくしても、モータ部の内部に充分な通路断面積を確保できる。これにより、モータ部の内部に形成される磁気回路の磁気抵抗を減少できるので、モータ部の内部を通過する燃料の圧力損失の増加を伴うことなく、モータ効率およびポンプ効率を向上させることができる。
これによって、インナロータとアウタステータとの間に形成されるギャップを大きくすることなく、モータ部の内部に充分な通路断面積を確保することが可能となるので、燃料供給ポンプの高効率化および燃料流量の大流量化を図ることができる。
ここで、モータ部の内部、つまりアウタステータ(ステータコア)の外周とハウジングの内周との間に形成されるクリアランスを、燃料が通過する燃料通路(例えばポンプ室内で昇圧された燃料を吐出口に導くための燃料通路、また、ポンプ室内で昇圧された燃料を内燃機関側に導くための燃料通路)として利用している。
これによって、ハウジングの外周側に突出する部位(突条部等)をハウジングに設けることなく、アウタステータの外周とハウジングの内周との間に燃料通路を設けることができる。したがって、ハウジングの体格、特にモータ部の径方向の体格の増加を抑えることができるので、燃料供給ポンプの小型化および燃料流量の大流量化を図ることができる。 ここで、モータ部の内部、つまりアウタステータ(ステータコアに形成される角筒ヨーク)の外周とハウジングの内周との間に形成されるクリアランスを、燃料が通過する燃料通路(例えばポンプ室内で昇圧された燃料を吐出口に導くための燃料通路、また、ポンプ室内で昇圧された燃料を内燃機関側に導くための燃料通路)として利用している。
そして、角筒ヨークの内周に形成される各ティースの最小幅をT、ステータコアの磁気特性をAとしたとき、{A≧T/2}の関係を満足している。
ここで、ステータコアは、モータ部の回転軸方向に複数積層した角環状の磁性鋼板(金属板)により構成されている。複数のティースは、複数の磁性鋼板毎に形成されている。また、各ティースの外周には、ステータコイル(巻線)が集中巻きして形成されている。これにより、ステータコイル(巻線)の占積率が上昇する。ステータコイル(巻線)の占積率とは、巻線を巻回する巻回空間に占める巻線面積である。占積率が上昇することにより、同じ巻線量であれば巻線面積が減少するので、モータ部を小型化することができる。
これによって、ハウジングの外周側に突出する部位(突条部等)をハウジングに設けることなく、アウタステータの外周とハウジングの内周との間に燃料通路を設けることができる。したがって、ハウジングの体格、特にモータ部の径方向の体格の増加を抑えることができるので、燃料供給ポンプの小型化および燃料流量の大流量化を図ることができる。 ここで、モータ部の内部、つまりアウタステータ(ステータコアに形成される分割ヨーク)の外周とハウジングの内周との間に形成されるクリアランスを、燃料が通過する燃料通路(例えばポンプ室内で昇圧された燃料を吐出口に導くための燃料通路、また、ポンプ室内で昇圧された燃料を内燃機関側に導くための燃料通路)として利用している。
ここで、モータ部の内部、つまりアウタステータ(ステータコアを構成する複数の分割コア毎に形成される分割ヨーク)の外周とハウジングの内周との間に形成されるクリアランスを、燃料が通過する燃料通路(例えばポンプ室内で昇圧された燃料を吐出口に導くための燃料通路、また、ポンプ室内で昇圧された燃料を内燃機関側に導くための燃料通路)として利用している。
そして、複数の分割コア毎に形成される各ティースの最小幅をT、ステータコアの磁気特性をAとしたとき、{A≧T/2}の関係を満足している。
ここで、分割コアは、モータ部の回転軸方向に複数積層した磁性鋼板(金属板)により構成されている。複数のティースは、複数の磁性鋼板毎に別体で形成されている。また、各ティースの外周には、ステータコイル(巻線)が集中巻きして形成されている。これにより、ステータコイル(巻線)の占積率が上昇する。ステータコイル(巻線)の占積率とは、巻線を巻回する巻回空間に占める巻線面積である。占積率が上昇することにより、同じ巻線量であれば巻線面積が減少するので、モータ部を小型化することができる。
請求項9に記載の発明によれば、ポンプ部は、モータ部により駆動されるインペラを有するタービンポンプである。吸入口からポンプ室に吸引した燃料は、インペラの回転により昇圧する。ポンプ室で昇圧した燃料は、モータ部の内部に形成される燃料通路を経由して吐出口に導かれ、更に吐出口から内燃機関側に吐出される。
本発明を実施するための最良の形態は、ポンプ部を駆動するインナロータを有するモータ部(インナロータ式のブラシレスモータ)の内部を通過する燃料の通路断面積を大きくして圧力損失を低減するという目的を、モータ部の内部(アウタステータの外周とハウジングの内周との間)に燃料通路を設けることで実現した。また、燃料流量の大流量化を図るという目的を、モータ部の内部に充分な通路断面積を確保することで実現した。
図1ないし図5は本発明の実施例1を示したもので、図1は燃料供給ポンプのエンドカバーを示した図で、図2ないし図4は燃料供給ポンプを示した図である。
ここで、燃料タンクには、燃料ポンプおよびフランジ等を備えたポンプモジュールが設置されている。このポンプモジュールのフランジは、燃料タンクの上壁部に設けられた嵌合孔に嵌合され、ポンプモジュールの他の部品(特に燃料ポンプ等)は、燃料タンク内に設置されている。
ポンプ部Pは、ポンプ吸入口14からポンプ吸入流路15を経由してポンプ室16、17内に吸引した燃料をインペラ2の回転により昇圧し、ポンプモータ連通流路18を経由してモータ部Mの内部に導入する。モータ部Mの内部に導入された燃料は、燃料分岐部(フロント側空間)19で、モータ部Mの内部流路(2つの第1、第2燃料供給通路21、22)に分配される。
ポンプハウジング3のポンプカバー31の下端部には、ポンプ吸入口14が開口した吸入パイプ33が一体的に形成されている。また、ポンプハウジング3のポンプケース32の内周部には、軸受け部材(ベアリング)34を介して、シャフト5の回転軸方向の一端部を回転自在に支持する軸受け保持部35が一体的に形成されている。
エンドカバー4の上端部には、ポンプ吐出口25が開口した吐出パイプ36が一体的に形成されている。また、エンドカバー4の内周部には、軸受け部材(ベアリング)37を介して、シャフト5の回転軸方向の他端部を回転自在に支持する軸受け保持部38が一体的に形成されている。
また、エンドカバー4に形成されるポンプ吐出流路24の内部には、チェックバルブ41、ストッパ42およびスプリング43が収容されている(図8参照)。これにより、ポンプ部Pは、ポンプ室16、17内で昇圧された燃料圧力が所定圧力以上になると、チェックバルブ41がスプリング43の荷重に抗してリフトし、ポンプ吐出口25から燃料がエンジン側に吐出される。
そして、2つのベアリング34、37の内部には、シャフト5の回転軸方向の両端部(2つのシャフト摺動部)を回転方向に摺動自在に軸支する円形状の摺動孔が形成されている。また、シャフト5の2つのシャフト摺動部の摺動面と2つのベアリング34、37の摺動孔壁面との間には、シャフト5を2つのベアリング34、37の摺動孔内で円滑に回転させるために、所定の摺動クリアランスが形成されている。
また、ハウジング1とポンプハウジング3(ポンプカバー31、ポンプケース32)は、薄肉部44、特にハウジング1の軸線方向の一端側(図示下端側)のハウジングシール部47でモータ径方向に圧入固定(かしめ固定)されて密閉化されている。また、ハウジング1とエンドカバー4は、薄肉部45、特にハウジング1の軸線方向の他端側(図示上端側)のハウジングシール部48でモータ径方向に圧入固定(かしめ固定)されて密閉化されている。
そして、ギャップは、燃料が通過する第1燃料供給通路21として利用される。また、クリアランスは、燃料が通過する第2燃料供給通路22として利用される。なお、2つの第1、第2燃料供給通路21、22は、少なくとも一部が、モータ部Mの回転軸方向に真っ直ぐに延びている。
シャフト5は、その回転軸方向の両端部が、2つのベアリング34、37により回転自在に支持されている。
分割ヨーク11は、モータ周方向の両側に周方向端部61、62、およびこれらの周方向端部61、62間に形成される周方向中間部63を有している。
分割ヨーク11の周方向中間部63は、第2燃料供給通路22の深さ分(モータ径方向の深さ分)だけハウジング1の内周面よりもモータ径方向の内側に位置する部位(外周面:モータ径方向の外側面)を有している。
なお、本実施例では、図4に示したように、図示上下に位置する2つの分割コア9に形成される各分割ヨーク11の外側面とハウジング1の厚肉部46の内周面との間に形成されるクリアランスには円弧状の軸方向部57が入り込み、第2燃料供給通路22が設けられていない。
ここで、複数個の分割コア9毎に形成される各ティース12の最小幅をT、ステータコアの磁気特性をAとしたとき、{A≧T/2}の関係を満足するように構成されている。但し、Amax={T/2}である。
なお、複数個のステータコイル8は、複数個の分割コア9毎に形成される各ティース12のティース巻線部65に所定の巻回数巻装されている。
次に、本実施例の燃料ポンプ(電動ポンプ)の作用を図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。
また、モータ部Mの内部に流入した燃料の大部分は、ロータコア6およびマグネット7よりも燃料流方向の上流側(ポンプ部側)で、しかもポンプ部Pのポンプハウジング3とモータ部Mのアウタステータとの間に形成される燃料分岐部19の内部において、モータ部Mの内部流路(2つの第1、第2燃料供給通路21、22)に分配される。
また、燃料分岐部19から第2燃料供給通路22内に流入した燃料は、モータ部Mの内部(アウタステータのステータコアの外周とハウジング1の厚肉部46の内周との間に形成されるクリアランス)および連通流路26を通って燃料合流部23に流入する。
したがって、2つの第1、第2燃料供給通路21、22に分配された燃料は、燃料合流部23で合流する。
また、燃料合流部23で合流した燃料の大部分は、燃料合流部23から直接ポンプ吐出流路24に流れ込み、摺動部分を潤滑した一部の燃料と共に、ポンプ吐出口25からエンジン側部品(デリバリパイプまたはインジェクタ)に向けて吐出される。
例えばギヤ式ポンプと比べて部品点数が少なく安価なタービンポンプをポンプ部Pとして採用し、このポンプ部Pのインペラ2を回転駆動する駆動源としてインナロータ式のブラシレスモータを利用した燃料ポンプにおいては、モータ部Mの内部の通路断面積が非常に小さく、圧力損失の増加により燃料流量が低下するという不具合がある。
そこで、本実施例の燃料ポンプにおいては、上記不具合に着目し、モータ部Mのインナロータの外周とアウタステータの内周との間に形成される第1燃料供給通路21に加えて、モータ部Mのアウタステータのステータコアの外周(複数個の分割コア9毎に形成される分割ヨーク11の外側面)とハウジング1の内周(円筒状の厚肉部46の内周面)との間に第2燃料供給通路22を設けることで、ポンプ室16、17内で昇圧(加圧)されてポンプ吐出口25からエンジン側に向けて吐出される燃料流量(燃料吐出量)の大流量化を図ることを目的としている。
また、磁気回路としては不要な分割ヨーク11の周方向中間部63に設けられる厚肉部の外周側をモータ径方向の内側に凹むように、しかも周方向端部61、62同士を真っ直ぐに繋ぐように削る、あるいは成形する。
これにより、ステータコアの磁気特性に悪影響を及ぼすことなく、モータ部Mの内部に充分な通路断面積を確保することができる。
また、コア外周燃料供給通路(第2燃料供給通路22)としては、図5のグラフに示したように、近年のエンジン消費燃料流量から100mm2 以上の通路面積が必要であり、ステータコアの外径が45mmの場合は、9スロットが望ましい。
また、ポンプ部Pおよびモータ部Mを収容するハウジング1の外周側に突出する部位(突条部等)をハウジング1に設けることなく、モータ部Mのアウタステータのステータコアの外周とハウジング1の厚肉部46の内周との間に第2燃料供給通路22を設けることができる。したがって、燃料ポンプのハウジング1の体格、特にモータ部Mのモータ径方向の体格の増加を抑えることができるので、燃料ポンプの小型化および燃料流量の大流量化を図ることができる。
また、モータ部Mのインナロータの外周とアウタステータの内周との間に形成されるギャップを大きくすることなく、モータ部Mの内部を通過する燃料の通路断面積を大きくすることができる。これにより、モータ部Mの内部を通過する燃料の圧力損失を低減できるので、燃料ポンプのポンプ室16、17内で昇圧(加圧)されてポンプ吐出口25からエンジン側に向けて吐出される燃料流量(燃料吐出量)を増加させることが可能となる。
また、従来技術にはなかった集中巻、更には整列巻が可能となり、占積率が約2倍となる。巻線の占積率とは、巻線を巻回する巻回空間に占める巻線面積の割合である。占積率が上昇することにより、同じ巻線量であれば巻線面積が減少するので、モータ部Mを小型化できる。この結果、燃料ポンプの小型化を図ることができる。
また、ステータコア自体の分割数を3、6、9と増やしていくと、コア外周燃料供給通路(第2燃料供給通路22)の通路面積が減少するが、モータ効率は良くなる。
したがって、本実施例のポンプ部Pのインペラ2を回転駆動する駆動源としてインナロータ式のブラシレスモータを利用した燃料ポンプにおいて、モータ部Mのアウタステータのステータコアの外周とハウジング1の厚肉部46の内周との間に第2燃料供給通路22を設けることで、燃料ポンプの小型化、高効率化および大流量化を図ることができる。
本実施例のステータコア70は、モータ部Mの周方向(モータ周方向)に連続するように一体化されている。このステータコア70は、ハウジング1の内周に沿うようにモータ周方向に延びる角筒ヨーク71、およびこの角筒ヨーク71の内周面よりモータ部Mの径方向(モータ径方向)の内側に向けて突出する複数のティース72を有し、モータ部Mの回転軸方向に積層した角環状の磁性鋼板(金属板)を互いにかしめ固定して一体化している。また、複数のティース72のうちの隣接する2つのティース72間には、スロット73が形成されている。
角筒ヨーク71は、モータ部Mの周方向に所定の間隔で複数配置された頂角部81、およびこれらの頂角部81のうちの隣設する2つの頂角部81間に形成される中間部82を有している。中間部82は、第2燃料供給通路22の深さ分(モータ径方向の深さ分)だけハウジング1の内周面よりもモータ径方向の内側に位置する部位(外周面:モータ径方向の外側面)を有している。なお、頂角部81および中間部82は、ティース72の個数と同一個数分だけ設けられている。
ここで、角筒ヨーク71の内周に形成される各ティース72の最小幅をT、ステータコア70の磁気特性をAとしたとき、{A≧T/2}の関係を満足するように構成されている。但し、Amax={T/2}である。
なお、角筒ヨーク71の内周に形成される各ティース72のティース巻線部85の外周には、複数個のステータコイル8が集中巻きして形成されている。
複数の軸方向部57は、図示上下に位置するティース72を有する角筒ヨーク71の外側面とハウジング1の厚肉部46の内周面との間に入り込む円弧状の樹脂成形部である。これらの軸方向部57は、ハウジング1の内周面にステータコア70を保持固定している。これにより、ハウジング1の中心部またはモータ部Mの回転軸(シャフト5)の中心に対するステータコア70の軸心ズレを防止することができる。
複数の軸方向部58は、図示左右に位置するスロット73を有する角筒ヨーク71の外側面とハウジング1の厚肉部46の内周面との間に入り込む円弧状の樹脂成形部である。これらの軸方向部58は、ハウジング1の内周面にステータコア70を保持固定している。これにより、ハウジング1の中心部またはモータ部Mのシャフト5の中心に対するステータコア70の軸心ズレを防止することができる。
本実施例では、エンドカバー4に樹脂一体成形されるモールド樹脂56における複数の軸方向部57、58を廃止している。これにより、図示上下に位置する2つのティース72を有する角筒ヨーク71の中間部82の外側面とハウジング1の厚肉部46の内周面との間にクリアランスが形成される。このクリアランスは、内部を燃料が通過する第2燃料供給通路22として利用される。これにより、第2燃料供給通路22は複数個(例えば6個)の燃料供給通路群に区画される。
本実施例では、モータ部Mとして、ブラシレスモータを採用しているが、モータ部Mとして、ブラシ付きモータ等を採用しても良い。
本実施例では、ステータコアおよびステータコイル8からなるアウタステータを6スロット、インナロータの磁極数を4極として、インナロータの磁極数をアウタステータのスロット数よりも少なくしているが、ステータコアおよびステータコイル8からなるアウタステータを6スロット、インナロータの磁極数を8極として、インナロータの磁極数をステータのスロット数よりも多くしても良い。
本実施例では、分割コア9のティース先端部66の両側にティース拡開部67、68を設けているが、分割コア9のティース先端部66の両側にティース拡開部67、68を設けなくても良い。
本実施例(実施例1)では、分割ヨーク11の周方向中間部63の外周面の一部(中央部)に凹部を有する突条リブ64を設けているが、分割ヨーク11の周方向中間部63に突条リブ64を設けず、分割ヨーク11の周方向中間部63の外周面をフラットな平面としても良い。
また、ベアリング34、37等の軸受け部材を廃止して、アウタステータの一体成形時に合成樹脂製の軸受け部を形成し、この軸受け部でシャフト5を直接軸受けするようにしても良い。
M モータ部(ブラシレスモータ)
1 ハウジング
2 インペラ
5 インナロータのシャフト(回転軸)
6 インナロータのロータコア
7 インナロータのマグネット
8 アウタステータのステータコイル
9 アウタステータの分割コア(ステータコア)
11 分割コアの分割ヨーク
12 分割コアのティース
14 ポンプ吸入口
16 ポンプ室
17 ポンプ室
21 第1燃料供給通路
22 第2燃料供給通路
23 燃料合流部
25 ポンプ吐出口
61 分割ヨークの周方向端部
62 分割ヨークの周方向端部
63 分割ヨークの周方向中間部
65 分割コアのティース巻線部
66 分割コアのティース先端部
67 ティース先端部のティース拡開部
68 ティース先端部のティース拡開部
70 ステータコア
71 ステータコアの角筒ヨーク
72 ステータコアのティース
81 角筒ヨークの頂角部
82 角筒ヨークの中間部
84 角筒ヨークの嵌合凸部
85 角筒ヨークのティース巻線部
86 角筒ヨークのティース先端部
87 ティース先端部のティース拡開部
88 ティース先端部のティース拡開部
Claims (10)
- (a)ポンプ室に吸引した燃料を昇圧して吐出するポンプ部と、
(b)このポンプ部を駆動するインナロータ、このインナロータの外周を周方向に取り囲むように設置されるアウタステータ、およびこのアウタステータの外周を周方向に取り囲むように設置されるハウジングを有するモータ部と
を備えた燃料供給ポンプにおいて、
前記モータ部は、前記アウタステータの外周と前記ハウジングの内周との間に、少なくとも前記モータ部の回転軸方向に延びるクリアランスを有し、
前記クリアランスは、燃料が通過する燃料通路として利用されることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項1に記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記アウタステータは、前記インナロータの外周との間にギャップを隔てて設置されたステータコア、およびこのステータコアに巻装されるステータコイルを有していることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項2に記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記ステータコアは、前記ハウジングの内周に沿うように前記モータ部の周方向に延びる角筒ヨークを有し、
前記角筒ヨークは、前記モータ部の周方向に所定の間隔で複数配置された頂角部、およびこれらの頂角部のうちの隣設する2つの頂角部間に形成される中間部を有し、
前記中間部は、前記燃料通路の深さ分だけ前記ハウジングの内周よりも前記モータ部の径方向の内側に位置する部位を有していることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項3に記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記ステータコアは、前記角筒ヨークの内周より前記モータ部の径方向の内側に突出する複数のティースを有し、
前記角筒ヨークの内周に形成される各ティースの最小幅をT、
前記ステータコアの磁気特性をAとしたとき、
A≧T/2
の関係を満足していることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項2に記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記ステータコアは、前記モータ部の周方向に延びる分割ヨークを有し、
前記分割ヨークは、前記モータ部の周方向の両側に周方向端部、およびこれらの周方向端部間に形成される周方向中間部を有し、
前記周方向中間部は、前記燃料通路の深さ分だけ前記ハウジングの内周よりも前記モータ部の径方向の内側に位置する部位を有していることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項5に記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記分割ヨークは、前記ハウジングの内周に沿うように前記モータ部の周方向に配置された複数の分割コア毎に形成されていることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項6に記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記ステータコアは、前記複数の分割コア毎に、前記分割ヨークの内周より前記モータ部の径方向の内側に突出するティースを有し、
前記複数の分割コア毎に形成される各ティースの最小幅をT、
前記ステータコアの磁気特性をAとしたとき、
A≧T/2
の関係を満足していることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記モータ部は、前記アウタステータの内周側に回転自在に設置される前記インナロータを有するブラシレスモータであることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記ポンプ部は、前記モータ部により駆動されるインペラを有し、吸入口から前記ポンプ室に吸引した燃料を前記インペラの回転により昇圧して吐出口から内燃機関側に吐出するタービンポンプであることを特徴とする燃料供給ポンプ。 - 請求項9に記載の燃料供給ポンプにおいて、
前記モータ部は、前記燃料通路よりも燃料流方向の下流側に、前記モータ部の回転軸を中心にして放射状に延びる燃料合流部を有し、
前記燃料合流部は、前記吐出口に連通していることを特徴とする燃料供給ポンプ。
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