JP2010062362A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電極にボンディングワイヤを接合する際に電極にクラックが発生しても、半導体装置を正常に動作させることができる技術を提供する。
【解決手段】 半導体基板20の表面21に面的に拡がっている電極10と、その電極10の表面11に接合しているボンディングワイヤWを備えており、その電極10は、半導体基板20に形成されている半導体素子の電極であり、その電極10には、ボンディングワイヤWが接合している接合範囲S1,S2に、スリット12〜15が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 半導体基板20の表面21に面的に拡がっている電極10と、その電極10の表面11に接合しているボンディングワイヤWを備えており、その電極10は、半導体基板20に形成されている半導体素子の電極であり、その電極10には、ボンディングワイヤWが接合している接合範囲S1,S2に、スリット12〜15が形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体基板の表面に面的に拡がっている半導体素子の電極と、その電極の表面に接合しているボンディングワイヤを備えている半導体装置に関する。
この種の半導体装置では、通常、超音波接合によって半導体素子の電極の表面にボンディングワイヤが接合されている(例えば、特許文献1)。超音波接合では、電極の表面に載置したボンディングワイヤに接合ツールを当接させて押圧し、接合ツールを超音波振動させる。これにより、電極の表面とボンディングワイヤが接合される。
図19に示すように、超音波接合によってボンディングワイヤWと電極110の表面を接合すると、ボンディングワイヤWが接合している箇所で電極110にクラックCが発生することがある。クラックCは電極110の表面111から深さ方向に進展して電極110を貫通することがある。クラックCが電極110を貫通すると、半導体基板120に形成されている半導体構造が破損し、半導体装置101が動作不能に陥る虞がある。
本発明は、電極にボンディングワイヤを接合する際に電極にクラックが発生しても、半導体装置が破損することを抑制することができる技術を提供する。
本発明は、電極にボンディングワイヤを接合する際に電極にクラックが発生しても、半導体装置が破損することを抑制することができる技術を提供する。
本明細書で開示される半導体装置は、半導体基板の表面に面的に拡がっている電極と、その電極の表面に接合しているボンディングワイヤを備えている。その電極は、半導体基板に形成されている半導体素子の電極である。その電極の表面には、ボンディングワイヤが接合している接合範囲にスリットが形成されている。
上記した半導体装置では、電極の表面のうちボンディングワイヤが接合する範囲にスリットが形成されている。このため、電極の表面とボンディングワイヤを接合する際に、接合箇所にクラックが発生したとしても、そのクラックがスリットまで進展した時点でその進展を抑制することができる。これによって、クラックが電極を貫通することを防止することができる。上記した半導体装置によると、たとえクラックが発生したとしても、半導体基板に形成されている半導体構造が破損してしまうことを抑制することができる。
上記したスリットの深さは、電極の厚みよりも小さいことが好ましい。
この構成によると、スリットの深さが浅くてすむため、簡易にスリットを形成することができる。
この構成によると、スリットの深さが浅くてすむため、簡易にスリットを形成することができる。
上記した半導体装置の製造方法は、半導体基板の表面に面的に拡がっている電極の表面にスリットを形成する工程を備えている。また、電極の表面のうちスリットが形成された位置に、ボンディングワイヤを接合する工程を備えている。これによって、上記した半導体装置を好適に製造することができる。
本発明によると、電極にボンディングワイヤを接合する際に電極にクラックが発生してもクラックが電極を貫通することを防止することができる。
(1)半導体素子の少なくとも1つの電極において、ボンディングワイヤが接合している表面と同一の表面にスリットが形成されている。ボンディングワイヤが接合している電極は、半導体素子の一つの素子側電極(例えば、ソース電極、ドレイン電極)として機能している。
(2)スリットは、接合範囲の外側に向けて接合範囲を超えて伸びていてもよい。スリットは、接合範囲以外の範囲に形成されていてもよい。
(3)ボンディングワイヤ接合時にスリットが電極の表面に形成されていればよく、ボンディングワイヤ接合後にワイヤの材料等によってスリットの少なくとも一部が埋まっていてもよいし、スリットが潰れていてもよい。すなわち、ボンディングワイヤ接合時に、クラックの進展を防止することができればよい。
(4)ボンディングワイヤは、電極の表面に超音波接合される。
(5)スリットの最深部は、電極の裏面(半導体基板の表面)に達していない。
(6)スリットは電極を貫通していない。
(7)電極の表面にボンディングワイヤを接合する際に、スリットを形成した全範囲にボンディングワイヤを接合しなくてもよい。すなわち、スリットが接合範囲以外にも形成されていてよい。
(2)スリットは、接合範囲の外側に向けて接合範囲を超えて伸びていてもよい。スリットは、接合範囲以外の範囲に形成されていてもよい。
(3)ボンディングワイヤ接合時にスリットが電極の表面に形成されていればよく、ボンディングワイヤ接合後にワイヤの材料等によってスリットの少なくとも一部が埋まっていてもよいし、スリットが潰れていてもよい。すなわち、ボンディングワイヤ接合時に、クラックの進展を防止することができればよい。
(4)ボンディングワイヤは、電極の表面に超音波接合される。
(5)スリットの最深部は、電極の裏面(半導体基板の表面)に達していない。
(6)スリットは電極を貫通していない。
(7)電極の表面にボンディングワイヤを接合する際に、スリットを形成した全範囲にボンディングワイヤを接合しなくてもよい。すなわち、スリットが接合範囲以外にも形成されていてよい。
最初に、以下に説明する実施例の主要な特徴を列記する。
(第1特徴) スリット形成工程では、接合工程でボンディングワイヤを接合する接合範囲のうち、接合ツールの加振方向(ボンディングワイヤの延伸方向)における接合端近傍(端部)にスリットを形成する。
接合工程では、半導体基板を固定した状態で、電極表面の接合範囲に載置したボンディングワイヤに接合ツールを当接して押圧し、接合ツールを超音波振動させ、電極表面の接合範囲にボンディングワイヤを超音波接合する(図2、図7)。
半導体基板を固定しているので、接合ツールが振動する振幅は、ボンディングワイヤを介して振動が伝播して電極の表面が振動する振幅よりも大きい。この振幅の差により、ボンディングワイヤと電極表面との接合範囲に大きな応力が発生する。特に、接合範囲のうち、接合ツールの加振方向における接合端には大きな応力が発生し、この接合端にクラックが発生し易い。接合端近傍(端部)にスリットを形成しておくことにより、接合工程で発生したクラックが電極を貫通するに至るまで進展することを防止することができる。
(第2特徴) 第1特徴の製造方法であり、スリット形成工程では、接合工程でボンディングワイヤを接合する接合範囲のうち、接合ツールの加振方向(ボンディングワイヤの延伸方向)と交差する方向に伸びるスリットを形成する。
接合端近傍で発生して接合ツールの加振方向に進展するクラックがさらに進展することをスリットによって効果的に抑制することができる。
(第3特徴) 第2特徴の製造方法において、スリット形成工程では、接合工程で接合ツールを振動させる方向(ボンディングワイヤの延伸方向)と交差する方向に、接合範囲の内側から外側に向けて接合範囲を超えて伸びるスリットを形成する。
接合範囲の外側にまでスリットが伸びているので、接合端から接合範囲の外側に進展するクラックが、電極を貫通するに至るまで進展することを防止することができる。
(第1特徴) スリット形成工程では、接合工程でボンディングワイヤを接合する接合範囲のうち、接合ツールの加振方向(ボンディングワイヤの延伸方向)における接合端近傍(端部)にスリットを形成する。
接合工程では、半導体基板を固定した状態で、電極表面の接合範囲に載置したボンディングワイヤに接合ツールを当接して押圧し、接合ツールを超音波振動させ、電極表面の接合範囲にボンディングワイヤを超音波接合する(図2、図7)。
半導体基板を固定しているので、接合ツールが振動する振幅は、ボンディングワイヤを介して振動が伝播して電極の表面が振動する振幅よりも大きい。この振幅の差により、ボンディングワイヤと電極表面との接合範囲に大きな応力が発生する。特に、接合範囲のうち、接合ツールの加振方向における接合端には大きな応力が発生し、この接合端にクラックが発生し易い。接合端近傍(端部)にスリットを形成しておくことにより、接合工程で発生したクラックが電極を貫通するに至るまで進展することを防止することができる。
(第2特徴) 第1特徴の製造方法であり、スリット形成工程では、接合工程でボンディングワイヤを接合する接合範囲のうち、接合ツールの加振方向(ボンディングワイヤの延伸方向)と交差する方向に伸びるスリットを形成する。
接合端近傍で発生して接合ツールの加振方向に進展するクラックがさらに進展することをスリットによって効果的に抑制することができる。
(第3特徴) 第2特徴の製造方法において、スリット形成工程では、接合工程で接合ツールを振動させる方向(ボンディングワイヤの延伸方向)と交差する方向に、接合範囲の内側から外側に向けて接合範囲を超えて伸びるスリットを形成する。
接合範囲の外側にまでスリットが伸びているので、接合端から接合範囲の外側に進展するクラックが、電極を貫通するに至るまで進展することを防止することができる。
図1に半導体装置1の要部断面図を示す。図2に半導体装置1の要部を上面視した図を示す。半導体装置1は、半導体基板20と電極10の積層構造を備えている。半導体基板20には半導体素子(図示していない)の半導体構造が形成されている。
電極10は、半導体基板20の表面21に面的に拡がっている。電極10は、半導体基板20に形成されている半導体素子の電極(例えば、ソース電極)である。電極10の材料にはアルミニウム等の金属が用いられている。電極10の厚みは5μm程度である。
電極10の表面11のうち、接合範囲S1と接合範囲S2には、ボンディングワイヤWが接合されている。ボンディングワイヤWには、径が数百μm程度の金属部材が用いられている。径が太いボンディングワイヤWを用いると、ボンディングワイヤWに大きい電流を流すことができる。
電極10は、半導体基板20の表面21に面的に拡がっている。電極10は、半導体基板20に形成されている半導体素子の電極(例えば、ソース電極)である。電極10の材料にはアルミニウム等の金属が用いられている。電極10の厚みは5μm程度である。
電極10の表面11のうち、接合範囲S1と接合範囲S2には、ボンディングワイヤWが接合されている。ボンディングワイヤWには、径が数百μm程度の金属部材が用いられている。径が太いボンディングワイヤWを用いると、ボンディングワイヤWに大きい電流を流すことができる。
図1に示すように、電極10は、スリット12〜15を備えている。スリット12〜15の深さは、電極10の厚みよりも小さく、3μm程度である。すなわち、スリット12〜15は電極10を貫通していない。接合範囲S1,S2にボンディングワイヤWを接合する前には、スリット12〜15は、その上端の幅と下端の幅が略同一となっている(すなわち、スリット12〜15をx方向に伸びる面で切断したときの形状が長方形となる)。スリット12〜15の各々の幅は1μm程度である。スリット12〜15は、接合範囲S1,S2にボンディングワイヤWを接合した後は、ボンディングワイヤWの材料等によって埋まっていてもよいし、潰れていてもよい。スリットの形状のまま残っていてもよい。
図1と図2に示すように、スリット12とスリット13は、接合範囲S1のうち、ボンディングワイヤWの延伸方向であるx方向(後述する接合ツールTの加振方向と同一)における接合端S12,S13近傍に形成されている。スリット12は、ボンディングワイヤWの接合端S12よりも距離L1だけ接合範囲S1の内側に形成されている。スリット13は、ボンディングワイヤWの接合端S13よりも距離L1だけ接合範囲S1の内側に形成されている。スリット12とスリット13は、x方向と直交する方向(図2のy方向)に伸びており、その両端が接合範囲S1から距離L2だけ突出して伸びている。
スリット14とスリット15は、接合範囲S2のうち、x方向における接合端S14,S15の近傍に形成されている。スリット14は、ボンディングワイヤWの接合端S14よりも距離L1だけ接合範囲S2の内側に形成されている。スリット15は、ボンディングワイヤWの接合端S15よりも距離L1だけ接合範囲S2の内側に形成されている。スリット14とスリット15は、その両端が接合範囲S2からy方向に距離L2だけ突出して伸びている。
接合範囲S1,S2は、ボンディングワイヤWと電極10の表面11とが接合する範囲であり、後述する接合ツールT(図7参照)がボンディングワイヤWに当接する面と略同じ寸法となる。例えば、ボンディングワイヤWの径が400μmの場合には、接合範囲S1,S2のx方向の長さは800μm程度であり、y方向の長さは600μm程度である。上記した距離L1は50μm程度であり、距離L2は50μm程度である。したがって、スリット12のy方向の長さは700μm程度である。スリット13,14,15もスリット12と同様の形状である。
接合範囲S1,S2は、ボンディングワイヤWと電極10の表面11とが接合する範囲であり、後述する接合ツールT(図7参照)がボンディングワイヤWに当接する面と略同じ寸法となる。例えば、ボンディングワイヤWの径が400μmの場合には、接合範囲S1,S2のx方向の長さは800μm程度であり、y方向の長さは600μm程度である。上記した距離L1は50μm程度であり、距離L2は50μm程度である。したがって、スリット12のy方向の長さは700μm程度である。スリット13,14,15もスリット12と同様の形状である。
図3から図7を参照しながら、半導体装置1の製造方法のうちの特徴のある工程を説明する。
図3に示すように、半導体基板20に半導体素子の半導体構造を形成した後に、スパッタ法等を用い、半導体基板20の表面21にアルミニウム等の金属膜を形成する。形成した金属膜が半導体素子の電極10となる。
次に、図4に示すように、電極10の表面11にレジストMを形成してパターンニングする。レジストMには、スリットを形成する位置に開口が形成される。
次に、図5に示すように、レジストMの開口から電極10をエッチングする。エッチングする量は、電極10が貫通しない深さ(3μm程度)までである。これにより、スリット12〜15が形成される。
次に、図6に示すように、レジストMを除去する。
次に、図7に示すように、半導体基板20を固定した状態で、電極10の表面11に載置したボンディングワイヤWに接合ツールTを当接する。接合ツールTを当接する位置は接合範囲S2である。次いで、接合ツールTを電極10に向かって押付ける。ボンディングワイヤWが接合ツールTと電極10の表面11に挟まれて表面11方向に押圧される。この状態で接合ツールTをx方向に超音波振動させる。これにより、表面11の接合範囲S2にボンディングワイヤWが接合する。次に、接合範囲S1にボンディングワイヤWを超音波接合する。本実施例では、超音波振動の加振方向(x方向)が、ボンディングワイヤWの延伸方向(x方向)と一致している。
図3に示すように、半導体基板20に半導体素子の半導体構造を形成した後に、スパッタ法等を用い、半導体基板20の表面21にアルミニウム等の金属膜を形成する。形成した金属膜が半導体素子の電極10となる。
次に、図4に示すように、電極10の表面11にレジストMを形成してパターンニングする。レジストMには、スリットを形成する位置に開口が形成される。
次に、図5に示すように、レジストMの開口から電極10をエッチングする。エッチングする量は、電極10が貫通しない深さ(3μm程度)までである。これにより、スリット12〜15が形成される。
次に、図6に示すように、レジストMを除去する。
次に、図7に示すように、半導体基板20を固定した状態で、電極10の表面11に載置したボンディングワイヤWに接合ツールTを当接する。接合ツールTを当接する位置は接合範囲S2である。次いで、接合ツールTを電極10に向かって押付ける。ボンディングワイヤWが接合ツールTと電極10の表面11に挟まれて表面11方向に押圧される。この状態で接合ツールTをx方向に超音波振動させる。これにより、表面11の接合範囲S2にボンディングワイヤWが接合する。次に、接合範囲S1にボンディングワイヤWを超音波接合する。本実施例では、超音波振動の加振方向(x方向)が、ボンディングワイヤWの延伸方向(x方向)と一致している。
図7に示すように、接合ツールTを超音波振動させるときに、接合ツールTが振動する振幅をA1とする。図8に、接合端S12近傍の拡大図を示す。
接合ツールTを超音波振動させることによってボンディングワイヤWを介して接合ツールTの振動が伝播し、電極10の表面11側が振幅A2で振動する。半導体基板20は固定されているので振幅A2よりも振幅A1の方が大きい。この振幅差により、特に接合端S12に大きいストレスがかかり、接合端S12近傍の表面11からクラックCが発生し易い。クラックCは、接合端S12から内側(接合範囲S1の内側)に向かう方向で、かつ、電極10の深さ方向に進展し易い。y方向に関しては、図9に示すように、クラックCを上面視すると、接合範囲S1から外側に向かって進展していることもある。
接合ツールTを超音波振動させることによってボンディングワイヤWを介して接合ツールTの振動が伝播し、電極10の表面11側が振幅A2で振動する。半導体基板20は固定されているので振幅A2よりも振幅A1の方が大きい。この振幅差により、特に接合端S12に大きいストレスがかかり、接合端S12近傍の表面11からクラックCが発生し易い。クラックCは、接合端S12から内側(接合範囲S1の内側)に向かう方向で、かつ、電極10の深さ方向に進展し易い。y方向に関しては、図9に示すように、クラックCを上面視すると、接合範囲S1から外側に向かって進展していることもある。
本実施例の半導体装置1では、電極10にスリット12が形成されている。図8に示すように、接合端S12近傍の表面11からクラックCが発生しても、クラックCがスリット12まで進展した時点でクラックCの進展が停止する。このため、クラックCが電極10を貫通することを防止することができる。半導体装置1によると、電極10の表面11にボンディングワイヤWを接合する時にクラックCが発生したとしても、半導体基板20に形成されている半導体構造が破損することを防止することができる。
(変形例1)
上述した実施例では、スリット12,13が、接合範囲S1において、接合ツールTの加振方向(x方向)と直交するとともに、加振方向と直交する方向(y方向)に平行に伸びている場合について説明した(図2参照)。しかしながら、図10に示すスリット12a,13aのように、y方向に対して角度を成して伸びていてもよい。スリット12a,13aも、ボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍(x方向の接合端近傍)の内側に形成されており、y方向についてはその接合範囲を超えて伸びている。
上述した実施例では、スリット12,13が、接合範囲S1において、接合ツールTの加振方向(x方向)と直交するとともに、加振方向と直交する方向(y方向)に平行に伸びている場合について説明した(図2参照)。しかしながら、図10に示すスリット12a,13aのように、y方向に対して角度を成して伸びていてもよい。スリット12a,13aも、ボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍(x方向の接合端近傍)の内側に形成されており、y方向についてはその接合範囲を超えて伸びている。
(変形例2)
また、図11に示すように上面視すると、スリット12b,13bが屈曲していてもよい。スリット12b,13bは、上面視すると、中央部で互いが最も近接し、両端部で互いが離間するように屈曲している。スリット12b,13bも、x方向についてはボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍の内側に形成されており、y方向についてはその接合範囲を超えて伸びている。
また、図11に示すように上面視すると、スリット12b,13bが屈曲していてもよい。スリット12b,13bは、上面視すると、中央部で互いが最も近接し、両端部で互いが離間するように屈曲している。スリット12b,13bも、x方向についてはボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍の内側に形成されており、y方向についてはその接合範囲を超えて伸びている。
(変形例3)
また、図12に示すスリット群12c,13cのように、各々のスリット群12c,13cがy方向に伸びる複数個のスリットによって形成されていてもよい。スリット群12c,13cも、x方向についてはボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍の内側に形成されており、y方向についてはその接合範囲を超えて伸びている。
スリット群12c,13cが複数個のスリットによって構成されていることにより、接合端近傍から様々な方向に進展するクラックCが、電極10を貫通するに至るまで進展することを効果的に防止することができる。また、スリット群12c,13cでは、隣接するスリット列の間において、スリットの切れ目がずれている。これにより、複数個のスリットを備えていても、ボンディングワイヤWと電極10の表面との接合の信頼性を維持することができる。
また、図12に示すスリット群12c,13cのように、各々のスリット群12c,13cがy方向に伸びる複数個のスリットによって形成されていてもよい。スリット群12c,13cも、x方向についてはボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍の内側に形成されており、y方向についてはその接合範囲を超えて伸びている。
スリット群12c,13cが複数個のスリットによって構成されていることにより、接合端近傍から様々な方向に進展するクラックCが、電極10を貫通するに至るまで進展することを効果的に防止することができる。また、スリット群12c,13cでは、隣接するスリット列の間において、スリットの切れ目がずれている。これにより、複数個のスリットを備えていても、ボンディングワイヤWと電極10の表面との接合の信頼性を維持することができる。
(変形例4)
また、図13に示すように上面視すると、スリット12dが略四角形の閉ループを形成していてもよい。スリット12dのうちy方向に伸びている領域は、ボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍の内側に形成されている。また、y方向について伸びている領域は、接合範囲の外側に向けてその接合範囲を超えて伸びている。
また、図13に示すように上面視すると、スリット12dが略四角形の閉ループを形成していてもよい。スリット12dのうちy方向に伸びている領域は、ボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍の内側に形成されている。また、y方向について伸びている領域は、接合範囲の外側に向けてその接合範囲を超えて伸びている。
(変形例5)
また、図14に示すように上面視すると、スリット12eが略楕円形の閉ループを形成していてもよい。スリット12eのうちy方向に伸びている領域は、ボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍の内側に形成されている。また、y方向について伸びている領域は、接合範囲の外側に向けてその接合範囲を超えて伸びている。
また、図14に示すように上面視すると、スリット12eが略楕円形の閉ループを形成していてもよい。スリット12eのうちy方向に伸びている領域は、ボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍の内側に形成されている。また、y方向について伸びている領域は、接合範囲の外側に向けてその接合範囲を超えて伸びている。
(変形例6)
また、図15に示すように上面視すると、スリット12f,13fが複数箇所で屈曲していてもよい。スリット12f,13fは、上面視すると同じ形状である。スリット12f,13fも、ボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍の内側に形成されており、y方向についてはその接合範囲を超えて伸びている。
また、図15に示すように上面視すると、スリット12f,13fが複数箇所で屈曲していてもよい。スリット12f,13fは、上面視すると同じ形状である。スリット12f,13fも、ボンディングワイヤWの接合範囲の接合端近傍の内側に形成されており、y方向についてはその接合範囲を超えて伸びている。
(変形例7)
上述した実施例では、ボンディングワイヤWを接合する前のスリットが、上端の幅と下端の幅が同一となる場合(断面視すると長方形状となる場合)について説明した(図6参照)。しかしながら、図16に示す半導体装置1gのスリット12gのように、断面視すると三角形状であってもよい。また、図17に示す半導体装置1hのスリット12hのように、断面視すると半円形の孔であってもよい。
上述した実施例では、ボンディングワイヤWを接合する前のスリットが、上端の幅と下端の幅が同一となる場合(断面視すると長方形状となる場合)について説明した(図6参照)。しかしながら、図16に示す半導体装置1gのスリット12gのように、断面視すると三角形状であってもよい。また、図17に示す半導体装置1hのスリット12hのように、断面視すると半円形の孔であってもよい。
(変形例8)
上述した実施例では、スリット12〜15が接合範囲S1,S2にのみ形成されている場合について説明した。しかしながら、図18に示す半導体装置1jのように、接合範囲以外にもスリット12jが形成されていてもよい。
上述した実施例では、スリット12〜15が接合範囲S1,S2にのみ形成されている場合について説明した。しかしながら、図18に示す半導体装置1jのように、接合範囲以外にもスリット12jが形成されていてもよい。
径が太いボンディングワイヤWや幅広のボンディングワイヤWを用いる場合には、特に超音波接合時に接合端近傍にクラックCが発生する率が高い。電極10にスリット12〜15を形成することが有用である。ボンディングワイヤが細いワイヤであっても、接合端近傍にクラックCが発生する場合がある。本実施例のように電極にスリットを形成する技術を適用することによって、たとえクラックCが発生したとしても、クラックCが電極10を貫通するに至るまで進展することを防止することができる。
本実施例では、接合ツールTの加振方向(x方向)がボンディングワイヤWの延伸方向(x方向)と一致する場合について説明したが、接合ツールTの加振方向はボンディングワイヤWの延伸方向と一致していなくてもよい。この場合には、接合ツールTの加振方向の接合端近傍の内側にスリットを形成する。例えば、接合ツールTの加振方向がy方向(ボンディングワイヤWの延伸方向と直交する方向)である場合には、接合範囲S1のうち、y方向における接合端の内側に、x方向(ボンディングワイヤWの延伸方向)に伸びるスリットを形成することが好ましい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:半導体装置
10:電極
11:表面
12,13,14,15:スリット
20:半導体基板
21:表面
A1,A2:振幅
C:クラック
M:レジスト
S1,S2:接合範囲
S12,S13,S14,S15:接合端
T:接合ツール
W:ボンディングワイヤ
10:電極
11:表面
12,13,14,15:スリット
20:半導体基板
21:表面
A1,A2:振幅
C:クラック
M:レジスト
S1,S2:接合範囲
S12,S13,S14,S15:接合端
T:接合ツール
W:ボンディングワイヤ
Claims (3)
- 半導体基板の表面に面的に拡がっている電極と、
その電極の表面に接合しているボンディングワイヤを備えており、
その電極は、半導体基板に形成されている半導体素子の電極であり、
その電極の表面には、ボンディングワイヤが接合している接合範囲にスリットが形成されていることを特徴とする半導体装置。 - スリットの深さが電極の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であり、
半導体基板の表面に面的に拡がっている電極の表面にスリットを形成する工程と、
電極の表面のうちスリットが形成された位置に、ボンディングワイヤを接合する工程と、
を備えていることを特徴とする製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008226943A JP2010062362A (ja) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | 半導体装置とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008226943A JP2010062362A (ja) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | 半導体装置とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010062362A true JP2010062362A (ja) | 2010-03-18 |
Family
ID=42188840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008226943A Withdrawn JP2010062362A (ja) | 2008-09-04 | 2008-09-04 | 半導体装置とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010062362A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012073302A1 (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | トヨタ自動車株式会社 | 半導体装置 |
| JP2012114372A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Toppan Printing Co Ltd | ワイヤ導体の配設方法及びモジュール基板 |
| JP2013136966A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Toyota Motor Corp | 通電加熱式触媒装置及びその製造方法 |
| JP2016025121A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | オリンパス株式会社 | 撮像装置、および撮像装置の製造方法 |
-
2008
- 2008-09-04 JP JP2008226943A patent/JP2010062362A/ja not_active Withdrawn
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