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JP2010061080A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2010061080A
JP2010061080A JP2008229560A JP2008229560A JP2010061080A JP 2010061080 A JP2010061080 A JP 2010061080A JP 2008229560 A JP2008229560 A JP 2008229560A JP 2008229560 A JP2008229560 A JP 2008229560A JP 2010061080 A JP2010061080 A JP 2010061080A
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Junji Suzuki
淳司 鈴木
Tomohito Ishida
智史 石田
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Abstract

【課題】連鎖的な素子等の故障発生時に定着装置および定着装置周辺部品の劣化を防止する。
【解決手段】定着装置と、定着装置を通電により加熱する加熱手段と、加熱手段への外部交流電源の通電を遮断する通電遮断手段と、加熱手段への外部交流電源の通電を制御する通電制御手段と、通電遮断手段と通電制御手段の動作を制御し、さらに通電遮断手段の故障を判別する制御手段と、外部交流電源に同期したパルスを生成するパルス生成手段と、を備え制御手段は、通電遮断手段に遮断指示をしてから所定時間経過した後の、パルス生成手段の出力パルスの幅にもとづいて、通電遮断手段の故障を判別する(S104)。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特にそのトナー画像の定着装置の故障発生時における定着装置および定着装置周辺部品の劣化防止に関するものである。
ここで、トナー画像の定着装置は、画像形成プロセス手段により転写材の面に目的の画像情報に対応した未定着トナー画像を形成担持させ、該未定着トナー画像を、該画像を担持している転写材面上に加熱定着処理する方式の加熱定着装置である。なお、画像形成プロセス手段は電子写真、静電記録、磁気記録等であり、加熱溶融性の樹脂等よりなるトナーを用いており、転写材は紙、印刷紙、転写材シート、OHTシート、光沢紙、光沢フィルム等であり、転写方式は直接転写もしくは間接転写方式である。
近年、プリンタや複写機等の画像形成装置におけるカラー化が進んできている。このようなカラー画像形成装置は、印刷速度、画像品質等において年々要求されるスペックは高まっており、使用される定着装置としては、定着部材に弾性層を有する熱ローラ定着やフィルム定着の構成が多くとられている。このような弾性層を有する定着フィルムを使用する定着装置の従来例を図14に示す。
この定着装置では、ヒータホルダ17に固定支持させた加熱手段としての定着ヒータ16(以下定着ヒータと呼ぶ)と弾性体の加圧ローラ19との間に薄肉の定着フィルム18をはさませて定着ニップ部Nを形成している。
そして、定着フィルム18を定着ヒータ16の面に摺動移動させ、定着ニップ部Nの定着フィルム18と加圧ローラ19の間でトナー画像tを担持した転写材Pを挟持搬送して定着フィルム18を介した定着ヒータ16からの熱により転写材P上のトナー画像を加熱する構成である。転写材P上の未定着トナー画像tは、定着ニップ部Nを通過する際に、熱と圧力を受け、転写材P上に完成定着画像として定着される。
定着ニップ部Nにおいて、未定着トナーtが接する定着部材である定着フィルム18側に弾性層を設けている。その理由は、トナー画像表面をできるだけ均一に定着するためである。
定着フィルム18側に弾性層を設けることにより、トナー画像tが定着ニップ部Nを通過する際に、弾性層がトナー層に沿って変形する。これにより、画像上不均一に載っているトナーが、弾性層によって包み込まれ、均一に熱を与えられることにより、均一な定着が達成される。
定着フィルム18は、ポリイミド樹脂を、厚み50μmの円筒状に形成したエンドレスフィルム上に、弾性層としてシリコーンゴム層を、リングコート法により形成した上に、厚み30μmのPFA樹脂チューブを被覆してなる。
定着ヒータ16は、セラミック基板上に抵抗発熱体を形成したものである。定着ヒータ16への通電の一例を図15を用いて説明する。
図15において、27は商用交流電源、28は定着ヒータの通電制御手段である双方向3端子サイリスタ(トライアックともいう、以下双方向3端子サイリスタと呼ぶ)、26は制御手段であるエンジン制御部(CPU)(以下エンジン制御部と呼ぶ)、46は双方向3端子サイリスタ駆動回路、29は通電遮断手段であるリレー(以下リレーと呼ぶ)、47はリレー駆動回路である。30はDC電源ラインであり、装置本体のモータや高圧電源の電源と同じ24V電圧を供給するラインである。32は温度保護素子であり、温度ヒューズまたはサーモスイッチが用いられる。
定着ヒータ16を通電する際は、まずリレー29を通電状態としてから、双方向3端子サイリスタ28を制御して定着ヒータ16を通電する。定着ヒータ16に電力供給がされると定着フィルム18に当接されている温度検知素子25(以後、サーミスタと呼ぶ)が、定着ヒータ16の温度を検知し、エンジン制御部(CPU)26により定着ヒータ16の温度が所望の温度になるように温調制御される。定着ヒータ16の通電停止時は、双方向3端子サイリスタ28を遮断状態としてから、リレー29を遮断状態とする。
リレー29を使用するのは、双方向3端子サイリスタ28が故障等でショート状態に陥ってしまった場合に、常に通電するのを阻止するべく、定着ヒータ16を遮断するためである。
しかしながら、このリレー29自体が接点溶着等(ショート故障)により故障した場合は、定着ヒータ16への通電を遮断する機能を果たすことが出来ないという問題があった。
そこでこの問題を解決するために、特許文献1または2では、エンジン制御部(CPU)26と回路構成を工夫することでリレー29の接点のショート故障を検知する処理を行っている。
具体的には図16に示すような、交流電源の27の一端がリレー29に、交流電源27の他端がパルス生成手段33(以下ZEROX検出回路と呼ぶ)に、ZEROX検出回路33の他端がリレー29の他端と接続される回路構成において、エンジン制御部26より、リレー29を遮断させるために、リレーオフ信号を出力する。このとき、リレー29が正常であり、リレーオフ信号により遮断状態となっていれば、ZEROX検出回路33には交流電源27が接続されないため、交流電源27のZEROXポイントに同期したパルス波形(以下、ZEROX波形と呼ぶ)が出力されない。しかし、リレー29の接点がショート状態の場合、エンジン制御部(CPU)26のリレーオフ信号に関わらず、ZEROX検出回路33には交流電源27が接続される。よって、ZEROX波形が出力されてしまう。特許文献1または2は、このリレーオフ信号出力時に、ZEROX波形が出力される場合は、リレー29の接点のショート故障としている。
特開2002−214965号公報 特開2002−296955号公報
しかしながら、前述の従来例には以下のような問題がある。
特許文献1,2においては、図17(A)に示すような双方向3端子サイリスタの両端に抵抗とコンデンサとを直接接続して構成されるノイズ抑制素子であるスパークキラー45(以下スパークキラーと呼ぶ)が接続され、かつZEROX検出回路33の一端はリレー29の一端に、またZEROX検出回路33の他端は、整流ダイオードブリッジ44のマイナス出力端に接続される回路構成の場合、リレー29が正常であっても、リレー29をオフするとZEROX波形が出力されてしまう。
この理由を図17波形図(B)を用いて説明する。(c)で示すように、リレー29がオフの状態で交流電源27から(a)のような実線で示す交流電圧が印加されるうちのマイナスの電圧が印加された場合を考える(波形図のA部)。回路図に示すLine1およびLine2は交流電源27に接続されており、(a)の実線波形はLine2の電位を基準としたLine1の電位を示している。この場合、回路図のAの実線で示すように、交流電源27→スパークキラー45→定着ヒータ16→ZEROX検出回路33→整流ダイオードブリッジ44→交流電源27の経路で電流が流れる。このとき、スパークキラー45の両端電圧は、波形図(a)の区間Cに示すようにマイナス電圧へ充電させていく電圧波形となる。次に交流電源27からプラスの電圧が印加されたとき(波形図のB部)、回路図中のBの破線で示すように、交流電源27→整流ダイオードブリッジ44→ZEROX検出回路33→定着ヒータ16→スパークキラー45→交流電源27の経路で電流が流れる。このとき、スパークキラー45の両端電圧は、波形図(a)の区間Dに示すようにマイナス電圧が放電されていく電圧波形となる。この繰り返しにより、スパークキラー45は充放電を繰り返し、ある電圧で飽和してしまう。この状態で、交流電源27のLine1の電位がLine2の電位より低い場合、整流ダイオードブリッジ44のマイナス端子を基準としたときのポイントEは波形図に示す波形となり、振幅が0ボルトを超えてしまう。この電圧がZEROX検出回路33内のトランジスタ53のオンするしきい電圧よりも高いとトランジスタ53はオンし、ZEROX波形は波形図(b)のようにHiが出力されてしまう。一方、交流電源27のLine1の電位がLine2の電位より高い場合、回路図の前途した破線経路を電流が流れる。よってトランジスタ53はオンせず、ZEROX波形は波形図(b)のようにLoが出力される。
この場合、ZEROX波形が出力されてしまうため、従来例の検知方法ではリレー29の接点のショート故障を検知できない。よって、リレー29がショート故障状態で、さらに双方向3端子サイリスタ28がショートしてしまうと定着ヒータ16は常に通電されてしまう。この場合、サーモスイッチ等の温度保護素子32が作動するまでの間は定着器の温度は上昇し、ヒータホルダ17の融解、定着フィルム18および、加圧ローラ19の弾性層の熱によるダメージ等により定着装置の寿命の低下や画像への影響が生じるおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、稀に発生する連鎖的な素子等の故障発生時に定着装置および定着装置周辺部品の劣化を防止できる画像形成装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、画像形成装置を次の(1)、(2)、(3)のとおりに構成する。
(1)第一定着部材と第二定着部材で形成されるニップ部で、画像を担持した転写材を挟持搬送し加熱、加圧して前記画像を前記転写材に定着する定着装置と、
前記第一定着部材または前記第二定着部材の少なくとも1つに設けられ、外部交流電源によって通電されて加熱される加熱手段と、
前記加熱手段への前記外部交流電源からの通電を遮断する通電遮断手段と、
前記加熱手段への前記外部交流電源からの通電を制御する通電制御手段と、
前記通電制御手段から発生するノイズを抑制するために前記通電制御手段に並列に接続された、コンデンサを含むノイズ抑制素子と、
前記通電遮断手段と前記通電制御手段の動作を制御し、さらに前記通電遮断手段の故障を判別する制御手段と、
前記外部交流電源に接続された整流ダイオードブリッジと、
前記外部交流電源の出力に同期したパルスを生成するパルス生成手段と、
を備え、
前記外部交流電源の一端に前記通電遮断手段の一端が接続され、前記通電遮断手段の他端と前記外部交流電源の他端との間に、前記加熱手段と前記通電制御手段とが直列に接続され、
前記パルス生成手段の入力側の一端は、ダイオードを介して前記通電遮断手段の他端に接続され、前記パルス生成手段の入力側の他端は、前記整流ダイオードブリッジのマイナス出力端に接続され、前記ダイオードには並列に抵抗が接続され、
前記制御手段は、前記通電遮断手段に遮断指示をしてから所定時間経過した後の、前記パルス生成手段の出力パルスの幅にもとづいて、前記通電遮断手段の故障を判別する画像形成装置。
(2)第一定着部材と第二定着部材で形成されるニップ部で、画像を担持した転写材を挟持搬送し加熱、加圧して前記画像を前記転写材に定着する定着装置と、
前記第一定着部材または前記第二定着部材の少なくとも1つに設けられ、外部交流電源によって通電されて加熱される加熱手段と、
前記加熱手段への外部交流電源からの通電を遮断する通電遮断手段と、
前記加熱手段への前記外部交流電源からの通電を制御する通電制御手段と、
前記通電制御手段から発生するノイズを抑制するために前記通電制御手段に並列に接続された、コンデンサを含むノイズ抑制素子と、
前記通電遮断手段と前記通電制御手段の動作を制御し、さらに前記通電遮断手段の故障を判別する制御手段と、
前記外部交流電源に接続された整流ダイオードブリッジと、
前記外部交流電源の出力に同期したパルスを生成するパルス生成手段と
を備え、
前記外部交流電源の一端に前記通電遮断手段の一端が接続され、前記通電遮断手段の他端と前記外部交流電源の他端との間に、前記加熱手段と前記通電制御手段とが直列に接続され、
前記パルス生成手段の入力側の一端は、ダイオードを介して前記通電遮断手段の他端に接続され、前記パルス生成手段の入力側の他端は、前記整流ダイオードブリッジのマイナス出力端に接続され、
前記制御手段は、前記通電遮断手段に遮断指示をしてから所定時間経過した後の、前記パルス生成手段の出力パルスの有無にもとづいて、前記通電遮断手段の故障を判別する画像形成装置。
(3)第一定着部材と第二定着部材で形成されるニップ部で、画像を担持した転写材を挟持搬送し加熱、加圧して前記画像を前記転写材に定着する定着装置と、
前記第一定着部材または前記第二定着部材の少なくとも1つに設けられ、外部交流電源によって通電されて加熱される加熱手段と、
前記加熱手段への外部交流電源からの通電を遮断する通電遮断手段と、
前記加熱手段への前記外部交流電源からの通電を制御する通電制御手段と、
前記通電制御手段から発生するノイズを抑制するために前記通電制御手段に並列に接続された、コンデンサを含むノイズ抑制素子と、
前記通電遮断手段と前記通電制御手段の動作を制御し、さらに前記通電遮断手段の故障を判別する制御手段と、
前記外部交流電源に接続された整流ダイオードブリッジと、
前記外部交流電源の出力に同期したパルスを生成するパルス生成手段と
を備え、
前記外部交流電源の一端に前記通電遮断手段の一端が接続され、前記通電遮断手段の他端と前記外部交流電源の他端との間に、前記加熱手段と前記通電制御手段とが直列に接続され、
前記パルス生成手段の入力側の一端は、前記通電遮断手段の他端に接続され、前記パルス生成手段の入力側の他端は、前記整流ダイオードブリッジのマイナス出力端に接続され、
前記制御手段は、前記通電遮断手段に遮断指示をした後の、前記パルス生成手段の出力パルスの周期にもとづいて、前記通電遮断手段の故障を判別する画像形成装置。
本発明によれば、安価な手法で、稀に発生する連鎖的な素子等の破壊発生時における定着装置およびその周辺部品の劣化を防止できる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
実施例1である“カラー画像形成装置”を、図面を参照して詳細に説明する。説明は、画像形成装置の全体説明、加熱定着手段の説明、加熱制御手段の説明、リレーまたはリレー駆動トランジスタの故障検知シーケンスの説明の順で行う。
(画像形成装置)
図2に、本実施例であるカラー画像形成装置の概略構成断面図を示す。本実施例のカラー画像形成装置は、電子写真方式を用いて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のトナー像(現像剤像)を重ね合わせることでフルカラー画像を得る画像形成装置である。
Y・C・M・Bkはそれぞれイエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの色トナー像を形成する4つのプロセスカートリッジであり、下から上に順に配列してある。各プロセスカートリッジY・C・M・Bkは、それぞれ、以下の手段をひとつの容器にまとめた、いわゆるオールインワンカートリッジを使用している。
すなわち、オールインワンカートリッジは、像担持体たる感光体ドラム1bk、1m、1c、1y、帯電手段たる帯電ローラ2bk、2m、2c、2y、静電潜像を顕像化するための現像手段3bk、3m、3c、3yを有する。さらに感光体ドラム1bk、1m、1c、1yのクリーニング手段4bk、4m、4c、4y等を有する。イエローのプロセスカートリッジYの現像手段3yにはイエロー色トナーを、シアンのプロセスカートリッジCの現像手段3cにはシアン色トナーを、それぞれ充填してある。また、マゼンタのプロセスカートリッジMの現像手段3mにはマゼンタ色トナーを、ブラックのプロセスカートリッジBkの現像手段3bkにはブラック色トナーを、それぞれ充填してある。
感光体ドラム1bk、1m、1c、1yに露光を行うことにより静電潜像を形成する光学系5が前記4色のプロセスカートリッジY・C・M・Bkに対応して設けられている。光学系5としてはレーザ走査露光光学系を用いている。
各プロセスカートリッジY・C・M・Bkにおいて、光学系5より、画像データに基づいた走査露光が、帯電ローラ2により一様に帯電された各感光体ドラム1bk、1m、1c、1y上になされる。これにより、各感光体ドラム1bk、1m、1c、1y表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。不図示のバイアス電源部より現像手段3bk、3m、3c、3yの現像ローラに印加される現像バイアスを、帯電電位と潜像(露光部)電位の間の適切な値に設定する。これにより通常負の極性に帯電されたトナーが感光体ドラム1bk、1m、1c、1y上の静電潜像に静電吸着して感光体ドラム1bk、1m、1c、1y上の静電潜像が現像される。
すなわち、イエローのプロセスカートリッジYの感光体ドラム1yにはイエロートナー像が、シアンのプロセスカートリッジCの感光体ドラム1cにはシアントナー像が、それぞれ形成される。また、マゼンタのプロセスカートリッジMの感光体ドラム1mにはマゼンタトナー像が、ブラックのプロセスカートリッジBkの感光体ドラム1bkにはブラックトナー像が、それぞれ形成される。
各プロセスカートリッジY・C・M・Bkの各感光体ドラム1上に現像形成された前記の単色トナー画像は、各感光体ドラム1の回転と同期して、略等速で回転する中間転写ベルト6上へ所定の位置合わせ状態で順に一次転写され重畳される。これにより、中間転写ベルト6上にフルカラートナー画像が合成形成される。
本実施例においては、中間転写体として、エンドレスの中間転写ベルトを用いており、駆動ローラ7、二次転写ローラ対向ローラ14、テンションローラ8の3本のローラに懸回して張架してあり、駆動ローラ7によって駆動される。以降、中間転写体6を中間転写ベルト6という。
各プロセスカートリッジY・C・M・Bkの各感光体ドラム1bk、1m、1c、1y上から中間転写ベルト6上へのトナー像の一次転写手段としては、一次転写ローラ9bk、9m、9c、9yを用いている。一次転写ローラ9bk、9m、9c、9yに対して、不図示のバイアス電源部より、トナーと逆極性(通常正極性)の一次転写バイアスを印加する。これにより各プロセスカートリッジY・C・M・Bkの各感光体ドラム1上から中間転写ベルト6に対して、トナー像が一次転写される。
各プロセスカートリッジY・C・M・Bkにおいて感光体ドラム1上から中間転写ベルト6への一次転写後、感光体ドラム1上に転写残として残ったトナーは、クリーニング手段4bk、4m、4c、4yにより除去される。本実施例においては、クリーニング手段4bk、4m、4c、4yとして、ウレタンブレードを用いた接触除去のクリーニングを行っている。
一方、転写材供給部となる転写材カセット10にセットされた転写材Pは、給送ローラ11により給送される。そしてレジストローラ12により所定の制御タイミングで、二次転写ローラ対向ローラ14に懸回されている中間転写ベルト6部分と二次転写手段としての二次転写ローラ13とのニップ部に搬送される。
中間転写ベルト6上に形成された一次転写トナー像は、二次転写手段たる二次転写ローラ13に不図示のバイアス電源部より印加されるトナーと逆極性のバイアスにより、転写材P上に一括転写される。
二次転写後に中間転写ベルト6上に残った二次転写残トナーは中間転写ベルトクリーニング手段15により除去される。本実施例においては、感光体ドラム1bk、1m、1c、1yのクリーニング手段4bk、4m、4c、4yと同様、ウレタンブレードによる中間転写ベルトクリーニングを行っている。
前記工程を中間転写ベルト6の回転に同調して、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のプロセスカートリッジY・C・M・Bkにおいて行わせて、中間転写ベルト6上に、各色の一次転写トナー画像を順次重ねて形成していく。単色のみの画像形成(単色モード)時には、前記工程は、目的の形成色についてのみ行われる。
転写材P上に二次転写されたトナー画像は、定着手段たる定着装置Fを通過することで、転写材P上に溶融定着され、排紙パスを通って排紙トレイに搬出されて画像形成装置の出力画像となる。
(定着装置F)
図3は本実施例における定着装置Fの概略構成断面図である。本実施例の定着装置Fは、定着フィルム方式、加圧用回転体駆動方式(テンションレスタイプ)の装置である。
18は第一の定着部材としての定着フィルムであり、フィルム状部材に弾性層を設けてなる円筒状(エンドレスフィルム状)の部材である。19は第二の定着部材としての加圧ローラである。16は加熱手段(以後定着ヒータという)であり、17は横断面略半円弧状樋型の耐熱性・剛性を有するヒータホルダである。この定着ヒータ16はヒータホルダ17の下面に該ホルダの長手に沿って配設してある。定着フィルム18はこのヒータホルダ17にルーズに外嵌させてある。
ヒータホルダ17は、耐熱性の高い液晶ポリマー樹脂で形成し、定着ヒータ16を保持し、定着フィルム18をガイドする役割を果たす。本実施例においては、液晶ポリマーとして、デュポン社のゼナイト(登録商標)7755を使用した。ゼナイト(登録商標)7755の最大使用可能温度は、約270℃である。
加圧ローラ19は芯金の両端部を不図示の定着装置フレームの奥側と手前側の側板間に回転自由に軸受保持させて配設してある。この加圧ローラ19の上側に、前記の定着ヒータ16・ヒータホルダ17・定着フィルム18等から成る加熱アセンブリを、定着ヒータ16側を下向きにして加圧ローラ19に並行に配置する。ヒータホルダ17の両端部を、ヒータホルダ17の内部に設けた加圧ステー21と、加圧ステー21両端に設けた加圧バネ22からなる加圧機構により片側98N(10kgf)、総圧196N(20kgf)の力で加圧ローラ19の軸線方向に付勢する。この結果、定着ヒータ16の下向き面を、定着フィルム18(請求項でいう第一定着部材に相当)を介して加圧ローラ19(請求項でいう第二定着部材に相当)の弾性層に該弾性層の弾性に抗して所定の押圧力をもって圧接され、加熱定着に必要な所定幅の定着ニップ部Nが形成される。また加圧機構は、不図示の圧解除機構を有し、ジャム処理時等に、加圧を解除し、転写材Pの除去が容易な構成となっている。
加圧ローラ19は不図示の駆動手段により矢印Aの反時計方向に所定の周速度で回転駆動される。この加圧ローラ19の回転駆動による、該加圧ローラ19の外面と定着フィルム18との、定着ニップ部Nにおける圧接摩擦力により円筒状の定着フィルム18に回転力が作用する。この結果、該定着フィルム18は、その内面側が定着ヒータ16の下向き面に密着して摺動しながら、ヒータホルダ17の外回りを矢印Bの時計方向に従動回転状態になる。定着フィルム18内面には不図示のグリスが塗布され、ヒータホルダ17と定着フィルム18内面との摺動性を前記グリスにより確保している。
加圧ローラ19が回転駆動され、それに伴って円筒状の定着フィルム18が従動回転状態になり、また定着ヒータ16に通電がなされ、該定着ヒータ16が昇温して所定の温度に立ち上がり温調された状態になる。その温調された状態において、定着ニップ部Nの定着フィルム18と加圧ローラ19との間に、未定着トナー像tを担持した転写材Pが入り口ガイド23に沿って案内されて導入される。そして、定着ニップ部Nにおいて転写材Pのトナー像担持面側が定着フィルム18の外面に密着して定着フィルム18と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。この挟持搬送過程において、定着ヒータ16の熱が定着フィルム18を介して転写材Pに付与され、転写材P上の未定着トナー像tが転写材P上に加熱・加圧されて溶融定着される。定着ニップ部Nを通過した転写材Pは定着フィルム18から曲率分離され、定着排紙ローラ24で排出される。
通常使用においては、定着装置Fの加圧ローラ19の回転開始とともに、定着フィルム18の従動回転が開始し、定着ヒータ16の温度の上昇とともに、定着フィルム18の内面温度も上昇していく。定着ヒータ16への通電は、サーミスタ25の検出温度が目標温度(例えば195℃)になるように、入力電力が制御される。
(加熱制御手段)
次に、図4を用いて本実施例における定着ヒータ16への加熱制御手段としての回路構成を説明する。
27は本画像形成装置を接続する交流電源(請求項でいう外部交流電源に相当)で、本画像形成装置は交流電源27をACフィルタ34を介して定着ヒータ16へ供給することにより定着ヒータ16を通電させる。この定着ヒータ16への電力供給は、双方向3端子サイリスタ28の通電、遮断により制御を行う。この定着ヒータ16と双方向3端子サイリスタ28の接続関係は、請求項でいう、「前記加熱手段と前記通電制御手段とが直列に接続され」に相当する。双方向3端子サイリスタの両端には通常双方向3端子サイリスタオン/オフ時に発生するノイズを抑制するために抵抗とコンデンサとを直列接続したスパークキラー45を接続する。抵抗35、36は双方向3端子サイリスタ28のためのバイアス抵抗で、フォトトライアックカプラ37(感光サイリスタカプラの一種)は、一次、二次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。フォトトライアックカプラ37の発光ダイオードに通電することにより双方向3端子サイリスタ28を通電する。抵抗38はフォトトライアックカプラ37の発光ダイオードの電流を制限するための制限抵抗であり、フォトトライアック駆動トランジスタ39によりフォトトライアックカプラ37をオン/オフする。
フォトトライアック駆動トランジスタ39は、抵抗40を介してエンジン制御部(CPU)26からのオン/オフ信号にしたがって動作する。また、ACフィルタ34を介して交流電源27は、リレー29により遮断可能となっており、リレー駆動トランジスタ41によりリレー29の通電、遮断を制御する。リレー駆動トランジスタ41は抵抗42を介してエンジン制御部(CPU)26からのオン/オフ信号にしたがって動作する。定着ヒータ16を通電する際は、まずリレー29を通電状態としてから、双方向3端子サイリスタ28を制御して定着ヒータ16を通電させる。また、電源オフやスリープ、ジャム等における定着ヒータ16の通電を停止する際は、双方向3端子サイリスタ28を遮断状態としてから、リレー29を遮断状態とする。
また、交流電源27はリレー29の手前で分岐し、整流ダイオードブリッジ44を介してDC/DCコンバータ31に接続されている。コンデンサ59は全波整流回路を構成する平滑用コンデンサである。
リレー29と定着ヒータ16の間からZEROX検出回路33の抵抗50の間には、ダイオード48とそのダイオード48に並列に接続した放電抑制用高抵抗49が接続されている。ここでの抵抗50と抵抗49の共通接続点が、請求項でいう「パルス生成手段の入力側の一端」に相当する。このダイオード48と放電抑制用高抵抗49を接続することが本実施例の特徴の1つであり、数MΩ程度のものを使用する。これらの働きは後述する。一方、ZEROX検出回路33内のトランジスタ53のエミッタは、整流ダイオードブリッジ44のマイナス端子へ接続する構成となっている。よって交流電源27は、必ず、リレー29を介してZEROX検出回路33に入力される。
ここではリレーオン状態、つまり温調制御実行時のZEROX検出回路33の動作を説明する。交流電源27のLine1の電位がLine2の電位より高い場合、交流電源27はリレー29とダイオード48を介してZEROX検出回路33に印加される。その後、抵抗50、51によって分圧された電圧がトランジスタ53のベースに入力される。コンデンサ52は抵抗50とともにトランジスタ53に対してフィルタを構成しており、入力からのノイズ除去を行なっている。トランジスタ53のベースにかかる電圧が所定のしきい電圧以上になった場合、トランジスタ53はオンし、コレクタ電流が、DC/DCコンバータ31内部の不図示の電源トランスの補助巻線等によって得られるDC電源54から電流制限抵抗55を介して流れる。よって、フォトカプラ56の内部フォトダイオードは電流供給が断たれ発光せず、フォトカプラ56の内部フォトトランジスタはオフし、エンジン制御部(CPU)26へはHiが出力される。抵抗57は2次側DC電源58からの電流制限抵抗である。
一方、交流電源27のLine1の電位がLine2の電位より低い場合、整流ダイオードブリッジ44のマイナス端子と図4のポイントEとの電位差はほぼ0となる。よって、トランジスタ53のベースにかかる電圧はしきい電圧より低くなり、トランジスタ53はオフするためコレクタス電流が流れず、今度はフォトカプラ56の内部フォトダイオードへ電流が流れ発光する。その結果、フォトカプラ56の内部フォトトランジスタはオンし、エンジン制御部(CPU)26へはLoが出力される。
これを繰り返すことにより、ZEROX検出回路33はエンジン制御部(CPU)26にZEROX波形を出力する。
エンジン制御部(CPU)26はZEROX波形のパルスのエッジを検知し、位相制御または波数制御により双方向3端子サイリスタ28をオン/オフ制御する。
さらに定着フィルム18の温度を検出するために、サーミスタ25と分圧抵抗43とで基準電圧(Vref)を分圧した電圧が温度検知信号(以下TH信号と記す)として、エンジン制御部(CPU)26にA/D入力される。
定着フィルム18の温度は、TH信号としてエンジン制御部(CPU)26において監視され、エンジン制御部(CPU)26の内部で設定されている目標温度とTH信号による平均定着フィルム温度を比較する。そして、定着ヒータ16に供給すべき電力を算出し、その供給する電力に対応した位相角(位相制御)または波数(波数制御)に換算し、その制御条件によりエンジン制御部(CPU)26がフォトトライアック駆動トランジスタ39にオン信号を送出する。
定着ヒータ16に電力を供給する際に、電力供給制御手段が故障し、定着ヒータ16が熱暴走に至った場合、過昇温を防止する一手段として、過昇温防止手段32を定着ヒータ上に配されている。過昇温防止手段32は、例えば温度ヒューズやサーモスイッチである。電力供給制御手段の故障により、定着ヒータ16が熱暴走に至り過昇温防止手段32が所定の温度以上になると、過昇温防止手段32は温度ヒューズならば断線、サーモスイッチならばOPENとなり、定着ヒータ16への通電が断たれる。
(リレーまたはリレー駆動トランジスタの故障検知シーケンス)
次に、本実施例におけるリレー29またはリレー駆動トランジスタ41故障検知のシーケンスと故障検知可能な理由を説明する。
故障検知シーケンスを図1のフローチャートにもとづいて説明する。まず、イニシャル終了、ジョブ終了、ジャム等によるリレーオフタイミングが訪れる(S100)。次にエンジン制御部(CPU)26はリレー29を遮断状態とするため、リレー駆動トランジスタ41にオフ信号を出力する(S101、請求項でいう遮断指示に相当)。次にエンジン制御部(CPU)26はタイマをスタートする(S102)。次にエンジン制御部(CPU)26は所定時間経過するまで待機する(S103)。所定時間が経過した後に、エンジン制御部(CPU)26はリレー29が遮断状態となっているかを確認するため、ZEROX波形をモニタしZEROX波形のパルス幅(請求項でいう出力パルスの幅に相当)が所定パルス幅以下かを判断する(S104)。ZEROX波形のパルス幅が所定パルス幅以下であればリレー29およびリレー駆動トランジスタ41は正常かつ遮断状態であると判断し、次シーケンスに移る(S105)。
ZEROX波形のパルス幅が所定パルス幅以下でない場合は、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障と判断し(S106)、故障エラーとし、表示器等により外部に報知する(S107)。
次に、S104においてZEROX波形のパルス幅により、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障という判別が可能な理由を図5を用いて説明する。
本実施例の回路構成でリレー29およびリレー駆動トランジスタ41が正常の場合、リレーオフ信号を出力しリレー29を遮断して所定の時間経過した後のZEROX波形のパルス幅は、リレー29がオン状態のZEROX波形のパルス幅に比べて、短くなる。つまり、図5(A)に示すように、リレー29のオン/オフによってパルス幅が変わる。リレーオフ直後からZEROX波形のパルス幅が変化する理由は後述する。
一方、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障により、リレー29が通電状態のままとなってしまう場合は、リレーオフ信号を出力しても、通電を遮断することができず、ZEROX波形のパルス幅は変化しない。つまり、図5(B)に示すようにリレー29のオン/オフによらずパルス幅は変わらない。
この違いをエンジン制御部(CPU)26により検出することで故障の判別が可能となる。
本実施例の回路構成において、リレー29が遮断状態の時にZEROX波形のパルス幅が変化する理由を図6を用いて説明する。
本実施例の回路構成においても、リレーオフ時は従来の課題での説明と同様にスパークキラー45は充放電をする。しかし、従来例と異なるのは、図6回路図(A)で示すリレー29と定着ヒータ16の間にダイオード48とそのダイオード48に並列に接続した放電抑制用高抵抗49を介してZEROX検出回路に接続している点である。本構成の場合、リレーオフ時においてスパークキラー45が充電される場合は回路図(A)のAの実線経路で示すように、ダイオード48に電流が流れ充電されていくのに対して、放電する場合は回路図(A)のBの破線経路で示すように、放電抑制用高抵抗49を電流が流れ放電する。よって、破線経路Bの放電経路の方がインピーダンスが高い分、充電量に比べて放電量は小さくなる。つまり、ダイオード48と放電抑制用高抵抗49によって、スパークキラー45の充電量と放電量に差をつけることが可能となる。放電抑制用高抵抗49の抵抗値を所定値にすることで、スパークキラー45の両端電圧(回路図のポイントH基準のポイントIの電圧、以後Vhiと呼ぶ)は、図6(a)に示す交流電源27のマイナス電圧のピーク付近で飽和する。
このとき、(a)のような交流電源27のLine1の電位がLine2の電位より低い交流電圧が印加されると、整流ダイオードブリッジ44のマイナス端子基準のポイントEの電圧(以後Veと呼ぶ)は、スパークキラー45の一端であるポイントIと整流ダイオードブリッジ44のマイナス端子の電位差(以後Viと呼ぶ)がほぼ印加される。スパークキラー45は充電されVhiは波形図(a)の破線で示すように交流電源27のマイナス電圧のピーク付近の電圧となっており、整流ダイオードブリッジ44のマイナス端子との電位差は小さくなる。Veにはこの電位差がほぼ印加されるため波形図(a)の1点破線に示すように0ボルトを超える期間はリレーオン時より小さくなる。よって、トランジスタ53のしきい電圧を超える期間が短くなり、パルス幅が短くなる。このZEROX波形がエンジン制御部(CPU)26へ出力される。
また、図7に示すようにスパークキラー45の両端に電荷が充電されていないタイミングでリレー29を遮断すると、Vhiが飽和するまでの間は、(b)に示すようにZEROX波形のパルス幅は広く、飽和していくとパルス幅が徐々に短くなり、飽和したところで一定のパルス幅となる。よって、図1のS103で示すように、スパークキラー45の両端に充電される電圧が飽和するまでの時間をウエイトするシーケンスを行っている。
ここで放電抑制用高抵抗49の定数によってはVhiの飽和する値が変わるため、Veが0ボルトを超える期間も変わる。よってトランジスタ53のオンするしきい電圧よりも高く、かつ、ZEROX波形のパルス幅が短くなるような電圧となるように放電抑制用高抵抗49の定数を選定する必要がある。本実施例においては1MΩを用いた。
従来例の回路構成では、充電経路と放電経路はほぼ同じ経路となるため、Vhiが飽和するマイナス電圧もあまり高くない。よって、リレーオン時とリレーオフ時のZEROX波形のパルス幅は図17の(b)のように少ししか差を持たないため、パルス幅の違いを判別することが困難である可能性がある。それに対して、ダイオード48と放電抑制用高抵抗49によって、スパークキラー45の充電量と放電量に差をつけることで、ZEROX波形のパルス幅の変化を顕著にするでき、より精度良くリレー29またはリレー駆動トランジスタ41が正常か故障しているかを判別することが可能となる。
本実施例においては、リレー29の通電および遮断状態を、図2のように接続したZEROX検出回路33からのZEROX波形によりエンジン制御部(CPU)26が検知する例を示した。しかし、別途ZEROX波形のパルス幅を検出する回路を設ける形でリレー29の通電状態を検知することも十分可能である。
また、ここではセラミックヒータを用いる例を示したが、熱源は誘導加熱またはハロゲンヒータであってももちろんかまわない。
以上説明したように、本実施例によれば、精度良くリレー29またはリレー駆動トランジスタ41が正常か故障しているかを判別することが可能となる。
実施例2である“画像形成装置”について説明する。
本実施例の画像形勢装置の全体構成および画像形成動作は実施例1と同様である。そこで、実施例1と同一機能部分には同一番号を付し、ここでは重複する説明は省き、本実施例に特有の部分のみを説明する。
実施例1は回路構成においてリレー29と定着ヒータ16の間からZEROX検出回路33の抵抗50の間にはダイオード48とそれに並列に接続した放電抑制用高抵抗49を接続していた。また、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障検出をZEROX波形のパルス幅が所定のパルス幅以下かどうかで判断していた。
これに対し、本実施例の回路構成は、実施例1の放電抑制用高抵抗49を接続しない点が異なる。また、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障をリレーオフ後所定時間ウエイトしてからZEROX波形の有無を確認して故障検知を行なう点が実施例1と異なる。
本実施例における回路構成を図8を用いて説明する。
リレー29と定着ヒータ16の間からZEROX検出回路33の抵抗50の間にはダイオード48が接続されている。このダイオード48を接続することが本実施例の特徴の1つである。この働きは後述する。一方、ZEROX検出回路33内のトランジスタ53のエミッタは、整流ダイオードブリッジ44のマイナス端子へ接続する構成となっている。
リレーオン状態のZEROX検出回路33の動作は実施例1と同じである為説明を省く。
(リレーまたはリレー駆動トランジスタの故障検知シーケンス)
本実施例におけるリレー29またはリレー駆動トランジスタ41故障検知のシーケンスを図9をもとに説明する。
まず、イニシャル終了、ジョブ終了、ジャム等によるリレーオフタイミングが訪れる(S900)。次にエンジン制御部(CPU)26はリレー29を遮断状態とするため、リレー駆動トランジスタ41にオフ信号を出力する(S901)。次にエンジン制御部(CPU)26はタイマをスタートする(S902)。次にエンジン制御部(CPU)26は所定時間経過するまで待機する(S903)。所定時間が経過した後に、エンジン制御部(CPU)26はリレー29が遮断状態となっているかを確認するため、ZEROX波形をモニタしZEROX波形の立ち下がりエッジの有無を確認する(S904)。ZEROX波形の立ち下がりエッジが有ればリレー29およびリレー駆動トランジスタ41は正常かつ遮断状態であると判断し、次シーケンスに移る(S905)。
ZEROX波形の立ち下がりエッジが無い場合は、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障と判断し(S906)、故障エラーとし、表示器等により外部に報知する。(S907)。
次に、S904においてZEROX波形の立ち下がりエッジの有無により、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障という判別が可能な理由を図10を用いて説明する。
本実施例の回路構成でリレー29およびリレー駆動トランジスタ41が正常の場合、リレー29をオフする信号を出力し、リレー29を遮断して所定の時間経過後においてZEROX波形は出力されなくなる。一方、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障により、リレー29が通電状態のままとなってしまう場合は、リレー29をオフする信号を出力しても、通電を遮断することができず、ZEROX波形は出力されてしまう。
よって、リレーオフ信号出力後のZEROX波形の出力の有無をエンジン制御部(CPU)26により検出することで故障の判別が可能となる。
リレー29およびリレー駆動トランジスタ41が正常でリレー29が遮断状態の時にZEROX波形出力されなくなる理由を説明する。
本実施例の回路構成においても、実施例1と同様にスパークキラー45は充放電をする。しかし、実施例1と異なるのは、図10回路図(A)で示すようにダイオード48に並列に接続した放電抑制用高抵抗49をなくしている点である。本構成の場合、リレーオフ時においてスパークキラー45が充電される場合は回路図(A)のAの実線経路で示すように、ダイオード48に電流が流れ充電されていくのに対して、放電する場合は回路図(A)のBの破線経路で示すように、ダイオード48が接続されているため電流は流れない。よって、スパークキラー45に充電される電荷を放電することができず、スパークキラー45の両端電圧Vhiは、波形図(a)に示す交流電源27のマイナス電圧のピークまで充電される。
ここで、ダイオード48の逆電流が大きいものを使うと、スパークキラー45は放電する為、逆電流が小さいものを使う必要がある。本実施例では逆電流が20μA以下のものを選んでいる。
このとき、交流電源27のLine1の電位がLine2の電位より低い交流電圧が印加されると、Veは、スパークキラー45は交流電源27のマイナス電圧のほぼピーク電圧となっているため、波形図(a)の1点破線に示すように0ボルトを超えない。よって、トランジスタ53はオフし、ZEROX波形が出力されない。
また、スパークキラー45の両端に電荷が充電されていないタイミングでリレー29を遮断すると、実施例1と同様にVhiが飽和するまでの間は、ZEROX波形出力され、飽和していくとパルス幅が徐々に短くなり、最終的に出力されなくなる。よって、図9のS103で示すように、スパークキラー45の両端に充電される電圧が飽和するまでの時間をウエイトするシーケンスを行っている。
以上説明したように、本実施例によれば、ZEROX波形の有無を確認するのみでよいため、より精度良くリレー29またはリレー駆動トランジスタ41が正常か故障しているかを判別することが可能となる。また、実施例1の回路構成よりも部品を1つ減らすことが可能となり極力コストをかけないで定着器の劣化を防止することができる。
実施例3である“画像形成装置”について説明する。
本実施例の画像形勢装置の全体構成および画像形成動作は実施例1と同様である。そこで、実施例1と同一機能部分には同一番号を付し、ここでは重複する説明は省き、本実施例に特有の部分のみを説明する。
本実施例の回路構成は、図11に示すように、リレー29と定着ヒータ16の間からZEROX検出回路33の抵抗50の間にはダイオード48と放電抑制用高抵抗49が接続されておらず、従来例と同じ回路構成である点が実施例1および実施例2と異なる。また、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障をリレーオフ直後のZEROX波形の立ち下がりエッジのタイミングの差より故障検知を行なう点が実施例1および実施例2と異なる。
(リレーまたはリレー駆動トランジスタの故障検知シーケンス)
本実施例におけるリレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障検知のシーケンスを図12をもとに説明する。
まず、イニシャル終了、ジョブ終了、ジャム等によるリレーオフタイミングが訪れる(S1200)。次にエンジン制御部(CPU)26はZEROX波形の立ち下がりエッジ検出する(S1201)。検出した後にエンジン制御部(CPU)26はタイマをスタートする(S102)。次にエンジン制御部(CPU)26はリレー29を遮断状態とするため、リレー駆動トランジスタ41にオフ信号を出力する(S1203)リレーオフ信号出力直後のZEROX立ち下がりを検出する(S1204)。次にエンジン制御部(CPU)26リレーオフ直前のZEROX波形の立ち下がりから、リレーオフ直後のZEROX波形の立ち下がりまでの時間を算出する(S1205)。算出時間が所定時間T1〜T2の範囲以内かを確認する(S1206)。ここで、T1、T2はリレーオフする前に検知していたゼロクロス周期に対して少し余裕を持たせた範囲となるように設定する。リレーオフ前後のZEROX波形の立ち下がり時間間隔が所定時間T1〜T2の範囲以内である場合は、リレー29およびリレー駆動トランジスタ41は正常かつ遮断状態であると判断し、次シーケンスに移る(S1207)。
リレーオフ前後のZEROX波形の立ち下がり時間間隔が所定時間T1〜T2の範囲以内でない場合は、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障と判断し(S1208)、故障エラーとし、表示器等により外部に報知する。(S1209)。
次に、S1206においてリレーオフ前後のZEROX波形の立ち下がり時間間隔によりリレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障という判別が可能な理由を図13を用いて説明する。
本実施例の回路構成でリレー29およびリレー駆動トランジスタ41が正常の場合、リレーオン時のZEROX検出回路33への電流経路は図13回路図(A)のAの実線経路であり、Line1の電位がLine2の電位より高い場合にZEROX波形が出力される。一方、リレーオフ時のZEROX検出回路33への電流経路は図13のBの破線経路であり、Line1の電位がLine2の電位より低い場合にZEROX波形が出力される。
よって、波形図(B)に示すようにリレー29オフ信号を出力し、リレー29を遮断した直後においてZEROX波形が変わる。図に示すようにZEROX波形の立ち下がり周期がリレーオン時の周期Tonとリレーオフ直後の周期Toffが変わる。
また、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41の故障により、リレー29が通電状態のままとなってしまう場合は、リレー29をオフする信号を出力しても、通電を遮断することができず、ZEROX波形は通常どおり出力される。よって、立ち下がりエッジの間隔はほぼ交流電源27のZEROXポイントと同期した間隔となる。
このようにして、リレーオフ信号出力前後のZEROX波形の立ち下がりエッジの間隔が異なることをエンジン制御部(CPU)26により検出することで故障の判別が可能となる。
以上説明したように、本実施例に世うれば、部品追加を行なうことなく、従来例では故障が検知ができなかったZEROX回路構成においても、リレー29またはリレー駆動トランジスタ41が正常か故障しているかを判別することが可能となる。
実施例1におけるリレーまたはリレー駆動トランジスタの故障検知のシーケンスを示すフローチャート 実施例1の画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施例1における定着装置の概略構成を示す断面図 実施例1における電気回路図 実施例1におけるリレーおよびリレー駆動トランジスタの異常時と故障時のZEROX波形の説明図 実施例1におけるリレーオフ時の電気回路の波形の説明図 実施例1におけるリレーオフ直後のZEROX波形の説明図 実施例2における電気回路図 実施例2におけるリレーまたはリレー駆動トランジスタの故障検知のシーケンスを示すフローチャート 実施例2におけるリレーおよびリレー駆動トランジスタの異常時と故障時のZEROX波形の説明図 実施例3における電気回路図 実施例3におけるリレーまたはリレー駆動トランジスタの故障検知のシーケンスを示すフローチャート 実施例3におけるリレーおよびリレー駆動トランジスタの異常時と故障時のZEROX波形の説明図 従来例における定着装置の概略構成を示す断面図 従来例における電気回路のブロック図 特許文献2および3における電気回路のブロック図 特許文献2および3の電気回路におけるリレーオフ時のZEROX波形の説明図
符号の説明
16 定着ヒータ
19 加圧ローラ
26 エンジン制御部(CPU)
27 交流電源
28 双方向3端子サイリスタ
29 リレー
33 ZEROX検出回路
41 リレー駆動トランジスタ
44 整流ダイオードブリッジ
45 スパークキラー
48 ダイオード
49 放電抑制用高抵抗
F 定着装置
N 定着ニップ
P 転写材

Claims (3)

  1. 第一定着部材と第二定着部材で形成されるニップ部で、画像を担持した転写材を挟持搬送し加熱、加圧して前記画像を前記転写材に定着する定着装置と、
    前記第一定着部材または前記第二定着部材の少なくとも1つに設けられ、外部交流電源によって通電されて加熱される加熱手段と、
    前記加熱手段への前記外部交流電源からの通電を遮断する通電遮断手段と、
    前記加熱手段への前記外部交流電源からの通電を制御する通電制御手段と、
    前記通電制御手段から発生するノイズを抑制するために前記通電制御手段に並列に接続された、コンデンサを含むノイズ抑制素子と、
    前記通電遮断手段と前記通電制御手段の動作を制御し、さらに前記通電遮断手段の故障を判別する制御手段と、
    前記外部交流電源に接続された整流ダイオードブリッジと、
    前記外部交流電源の出力に同期したパルスを生成するパルス生成手段と、
    を備え、
    前記外部交流電源の一端に前記通電遮断手段の一端が接続され、前記通電遮断手段の他端と前記外部交流電源の他端との間に、前記加熱手段と前記通電制御手段とが直列に接続され、
    前記パルス生成手段の入力側の一端は、ダイオードを介して前記通電遮断手段の他端に接続され、前記パルス生成手段の入力側の他端は、前記整流ダイオードブリッジのマイナス出力端に接続され、前記ダイオードには並列に抵抗が接続され、
    前記制御手段は、前記通電遮断手段に遮断指示をしてから所定時間経過した後の、前記パルス生成手段の出力パルスの幅にもとづいて、前記通電遮断手段の故障を判別することを特徴とする画像形成装置。
  2. 第一定着部材と第二定着部材で形成されるニップ部で、画像を担持した転写材を挟持搬送し加熱、加圧して前記画像を前記転写材に定着する定着装置と、
    前記第一定着部材または前記第二定着部材の少なくとも1つに設けられ、外部交流電源によって通電されて加熱される加熱手段と、
    前記加熱手段への外部交流電源からの通電を遮断する通電遮断手段と、
    前記加熱手段への前記外部交流電源からの通電を制御する通電制御手段と、
    前記通電制御手段から発生するノイズを抑制するために前記通電制御手段に並列に接続された、コンデンサを含むノイズ抑制素子と、
    前記通電遮断手段と前記通電制御手段の動作を制御し、さらに前記通電遮断手段の故障を判別する制御手段と、
    前記外部交流電源に接続された整流ダイオードブリッジと、
    前記外部交流電源の出力に同期したパルスを生成するパルス生成手段と
    を備え、
    前記外部交流電源の一端に前記通電遮断手段の一端が接続され、前記通電遮断手段の他端と前記外部交流電源の他端との間に、前記加熱手段と前記通電制御手段とが直列に接続され、
    前記パルス生成手段の入力側の一端は、ダイオードを介して前記通電遮断手段の他端に接続され、前記パルス生成手段の入力側の他端は、前記整流ダイオードブリッジのマイナス出力端に接続され、
    前記制御手段は、前記通電遮断手段に遮断指示をしてから所定時間経過した後の、前記パルス生成手段の出力パルスの有無にもとづいて、前記通電遮断手段の故障を判別することを特徴とする画像形成装置。
  3. 第一定着部材と第二定着部材で形成されるニップ部で、画像を担持した転写材を挟持搬送し加熱、加圧して前記画像を前記転写材に定着する定着装置と、
    前記第一定着部材または前記第二定着部材の少なくとも1つに設けられ、外部交流電源によって通電されて加熱される加熱手段と、
    前記加熱手段への外部交流電源からの通電を遮断する通電遮断手段と、
    前記加熱手段への前記外部交流電源からの通電を制御する通電制御手段と、
    前記通電制御手段から発生するノイズを抑制するために前記通電制御手段に並列に接続された、コンデンサを含むノイズ抑制素子と、
    前記通電遮断手段と前記通電制御手段の動作を制御し、さらに前記通電遮断手段の故障を判別する制御手段と、
    前記外部交流電源に接続された整流ダイオードブリッジと、
    前記外部交流電源の出力に同期したパルスを生成するパルス生成手段と
    を備え、
    前記外部交流電源の一端に前記通電遮断手段の一端が接続され、前記通電遮断手段の他端と前記外部交流電源の他端との間に、前記加熱手段と前記通電制御手段とが直列に接続され、
    前記パルス生成手段の入力側の一端は、前記通電遮断手段の他端に接続され、前記パルス生成手段の入力側の他端は、前記整流ダイオードブリッジのマイナス出力端に接続され、
    前記制御手段は、前記通電遮断手段に遮断指示をした後の、前記パルス生成手段の出力パルスの周期にもとづいて、前記通電遮断手段の故障を判別することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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