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JP2010058172A - 長尺用cnc旋盤 - Google Patents

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JP2010058172A
JP2010058172A JP2008222987A JP2008222987A JP2010058172A JP 2010058172 A JP2010058172 A JP 2010058172A JP 2008222987 A JP2008222987 A JP 2008222987A JP 2008222987 A JP2008222987 A JP 2008222987A JP 2010058172 A JP2010058172 A JP 2010058172A
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bed
vertical guide
attached
long
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JP2008222987A
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Katsuyuki Yonemoto
勝行 米本
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TAKIZAWA TEKKOSHO KK
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TAKIZAWA TEKKOSHO KK
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Abstract

【課題】 ベッドの高さを常識を超える高さにすることで高剛性を確保するとともに、移動体の案内面を水平案内面と垂直案内面にすることで十分な容積の移動体を数多く取り付けられるようにした。
【解決手段】 ベッドは、床面からの高さが1メートル以上の水平案内面と、水平案内面と直角に形成される垂直案内面の二つの案内面を有しており、主軸台は、垂直案内面に固定されており、刃物台又は/及び工具主軸台は、垂直案内面又は/及び水平案内面に一つ又は複数取り付けられており、振止めは、垂直案内面にZ軸方向に移動可能に一つ又は複数取り付けられており、芯押し台は、垂直案内面にZ軸方向に移動可能に取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、長尺の加工物を自動的に加工する長尺用CNC旋盤に関するものである。
従来、長尺(一般に1.5メートル以上)の加工物を加工するCNC旋盤といえば、各要素において、必要な剛性を確保するために、大形で大重量をしたものであった。また、大掛かりな設備を装備して非常に高価でもあった。このため、経済合理性の理由から、長尺用汎用旋盤で熟練者の技能に依存する昔ながらのやり方をしていた。一般に、長尺の加工物を加工する際には回転する加工物の振れ回りを抑えるために振止めを使用するが、CNC旋盤でも汎用旋盤でも、振止めを複数台設置したものは手動設置型のものしか存在していなかった。したがって、振止めの設置は煩雑であるし、数が多ければ多いだけ煩雑さが増し、作業の効率を低下させていた。
ところで、旋盤における加工物に対してはアプローチを必要とするため、その中心の高さは人間工学上の見地から1.0〜1.2メートルが適するとされ、事実、この高さに設定されていた。通常、主軸台の主軸中心から主軸台の底面までは最低でも30センチメートルは必要とするから、この高さにすると、ベッドの高さはせいぜいが0.9メートル程度が限度となり、剛性において十分とはいえなかった。ベッドの剛性の指標となる断面係数は高さの2乗に比例するから(断面2次モーメントは3乗)、ベッドは高いほど剛性が高いということになる。
従来からも、加工精度にもっとも影響するベッドの剛性を高める工夫はされていた。下記特許文献1では、断面が台形をしたスラント型ベッドの背壁を撤廃して傾斜面(摺動面)との熱差を消失させて熱勾配に基づく誤差を抑制しようとする案件が提案されている。これにおいて、背壁を廃しても剛性は低下しないと述べられているが、背壁が存在していないと、剛性が低下するのは明らかである。また、下記特許文献2では、ベッドと主軸台とを一体の鋳造品にすることが提案されているが、こうすると、形状が複雑になって鋳造、加工に要するコストが高くなるし、何よりも、ベッドそのものも剛性はそれほど高くならない。
一方、長尺の加工物では精度を低下させる振れ回りか生じるから、上記した振止めを設けてこれを防いでいる。ところが、この振止めについては、加工物の周囲に当接する支持体の開閉を自動的に制御するものはあるが、ベッドの長手(Z軸)方向の位置は手動で設定していた。これを自動化していないのは、その必要性が少ないことと、ボールネジ機構等の移動機構を設けるスペースがないこと、価格を考慮してのものと思われる。加えて、刃物台等の移動体要素間には切粉や切削油の飛散を防止するカバーが必要になるが、この種のカバーでは最低離間距離が必要であり、各移動体要素をある距離以下には接近させることができなかった。したがって、移動体要素が有する機能を最大限に発揮できない場合があった。
特開平07−088703号公報 特開平06−126507号公報
本発明は、このような課題を解決するものであって、ベッドの高さを人間工学の常識を超えるものにすることで、その剛性を高め得るとともに、この高さを利用して付属物の取付けスペースの増大を可能にしたものである。つまり、ベッドの剛性アップを従来に見られない観点から解決したものといえる。また、ベッドに形成する移動案内面を水平案内面と垂直案内面からなる直角な二面とすることで、移動体要素を相互の干渉を少なくして数多く採用できるようにしたものである。さらに、主軸台の主軸中心を垂直案内面の手前側にオフセットすることで、移動体要素をバランスよく配置できるようにしたものである。この他、各移動体要素の移動をリニアモータ駆動にすることで、リニアモータの要素を共用し、移動体要素の多数化及びコストの低減を可能にしたものである。また、案内面を覆うカバーが主軸台の中を通り抜けできるようにして刃物台等を主軸台に一杯に寄せることができるようにしたものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、
ベッドと、ベッドの両端に設置されて加工物を回転可能に把持及び支持する主軸台及び芯押し台と、ベッドに形成された移動案内面上をZ軸方向に移動して加工物に対して所定の加工を行う刃物台又は/及び工具主軸台と、必要に応じてベッドに取り付けられて加工物を回転可能に支持する振止めとからなる長尺用CNC旋盤において、
ベッドは、床面からの高さが1メートル以上の水平案内面と、水平案内面と直角に形成される垂直案内面の二つの案内面を有しており、
主軸台は、主軸中心を垂直案内面の手前側にオフセットされて垂直案内面に固定されており、
刃物台又は/及び工具主軸台は、垂直案内面又は/及び水平案内面に一つ又は複数取り付けられており、
振止めは、垂直案内面にZ軸方向に移動可能に一つ又は複数取り付けられており、
芯押し台は、垂直案内面にZ軸方向に移動可能に取り付けられているものであることを特徴とする長尺用CNC旋盤を提供したものである。
また、本発明は、以上のCNC旋盤において、請求項2に記載した、芯押し台に代えて加工物を回転可能に把持する第二主軸台が設けられる手段、請求項3の、刃物台、工具主軸台、振止め、第二主軸台又は芯押し台といった移動体要素は、案内面にリニアモータ磁石板を敷設し、自身にコイルスライダを取り付けたリニアモータ駆動によって移動するものである手段、請求項4の、主軸台は、垂直案内面の左端にリニアガイドを跨ぐ形で固定されており、その垂直案内面側に垂直案内面に取り付けられる移動体要素間に連結されてリニアガイドを覆うカバーを通り抜けさせるトンネルが形成されている手段、請求項5の、垂直案内面の前面には、垂直案内面に設けられる移動体要素に電力や油圧を供給するケーブルベアを収容できる溝が長手方向に形成されている手段、請求項6の、ベッドの後面にも、ケーブルベアが収容できる溝又は収容段が形成されている手段、請求項7の、ベッドが断面形状が同じで、かつ、リニアモータ磁石板が連続する形態で適宜継ぎ足し可能である手段を提供する。
請求項1の手段により、ベッド(水平案内面)は1メートル以上と十分な高さとなり、高剛性が期待できる。具体的には、撓みに関係する断面係数はbh2 に比例し、曲げと捩れに関係する断面2次モーメントはbh3 に比例するものであるから(b:幅、h:高さ)、仮に、高さが1.5倍になれば、断面係数は2.25倍、断面2次モーメントは3.375と飛躍的に上昇する。また、移動案内面は水平案内面とこれに直角な垂直案内面の二面にしたものであるから、ベッドの断面は上記b、hを最大限適用できる方形になるのに加えて、移動体要素を数多く取り付けることができる。さらに、各案内面に取り付けられる移動体要素はその上方に展開されることに即して互いに干渉することなく十分な容積のものを取り付けられる。この他、主軸台の主軸中心は垂直案内面の手前側にオフセットされていることから、垂直案内面に移動体要素が取り付けられる関係もあって両案内面に取り付けられる各移動体要素をバランスよく配置できる上に、加工物から発散する切粉や切削油の案内面(特に垂直案内面)への降り掛かりを少なくできる。
請求項2の手段によれば、長尺で捩れが心配される加工物に対しても第二主軸台が回転力を付与することでその虞れが少ない。請求項3の手段によれは、リニアモータ磁石板が共用できることになり、構造の簡略化、低コスト化が可能になる。さらに、ベッドを延長させる場合にも、磁石板を継ぎ足せばよく、増設が容易である。請求項4の手段によれば、垂直案内面を覆うカバーを主軸台に形成したトンネルに通り抜けさせることができるから、主軸台に隣設される刃物台或いは振止め等を主軸台の傍まで接近させることができ、高加工性、高精度化を確保できる。請求項5及び6の手段によれば、各移動体要素に電力や油圧を供給するケーブルベアを溝(収容段)に収容できるから、スペースを節約できるし、ケーブルベアを保護することもできる。なお、この手段はベッドを高くしたために具現できたものである。請求項7の手段によれば、ベッドの延長が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はベッドの斜視図、図2はベッドに主軸台を取り付けた状態の斜視図、図3はその横断面図、図4はベッドに第二刃物台を取り付けた状態の斜視図、図5は更に第一刃物台を取り付けた状態の横断面図、図6はベッドに振止めを取り付けた状態の斜視図、図7はベッドに工具主軸台を取り付けた状態の斜視図、図8はその横断面図、図9はベッドに芯押し台を取り付けた状態の側面図、図10はその斜視図である。
本発明に係る長尺用CNC旋盤(以下、CNC旋盤)は、各要素を支持するベッド1と、ベッド1に固定される主軸台2と、それぞれベッド1に対してZ軸方向に移動可能に取り付けられる振止め3、第一刃物台4又は/及び第二刃物台5、工具主軸台6、第二主軸台7又は芯押し台8といった移動体要素を有している。なお、ここでいう長尺用CNC旋盤とは、所謂、バーワーク用のものをいうのであり、主軸台2と第二主軸台7又は芯押し台8を有していて少なくとも一つの刃物台4、5を有しているものであれば、上記した寸法の長尺加工物を加工するものに限らない。
ベッド1は、断面が方形又は方形の後面下部に突出段が形成されたL字形をしており、手前側に垂直案内面9が、上面に垂直案内面9と直角な水平案内面10の二つの案内面が形成されるものであり、これら垂直案内面9と水平案内面10を案内面として各移動体要素は移動する。これにおいて、ベッド1は鋳鉄製又は鋼鉄製であり、いずれも適当なリブを配して中に空洞が形成されたものである。そして、水平案内面10の高さは床面から1メートル以上を有しているのが特徴である。これにより、垂直案内面9は十分な丈(高さ)を確保できるから、これに取り付けられる移動体要素は背の高いものであってもよいし、後述する溝も十分な幅(高さ)を確保できるものになる。なお、ベッド1の幅寸法には特に制限はないが、高さが通常よりも高いこともあって、一般的には高さ寸法よりも小さい。この点で、ベッド1の断面は縦長の方形(又はL字形)をしていることになる。
垂直案内面9と水平案内面10には二本のリニアガイド11、12が各々平行に取り付けられており、リニアガイド11、12の間にはそれぞれリニアモータ磁石板(以下、磁石板)13、14が取り付けられている。また、垂直案内面9のリニアガイド11の間には前面から凹陥した溝15が磁石板13と平行に形成されている。なお、この溝15の役割等については後述する。これにおいて、垂直案内面9と水平案内面10を直角にしたのは、剛性の確保上好ましいからであるが、加えて、それぞれの面9、10に取り付けられる移動体要素の干渉が防げて十分な容積のものを取り付けられるからである。
主軸台2はベッド1の垂直案内面9の左端にリニアガイド11を跨ぐ形態で固定されており、ベース16の上にビルトインタイプの主軸17を収容するケース18が取り付けられたものである。なお、主軸17には加工物19を掴むチャック20が取り付けられるが、このチャック20は自動的に開閉できる自動チャックが好ましい。この場合、主軸17の中心は、水平案内面10より上方にあって、しかも、垂直案内面9の手前側に外れた位置にオフセットされている。
このようにするのは、垂直案内面9に移動体要素が取り付けられる関係もあって両案内面9、10に取り付けられる各移動体要素をバランスよく配置できるとともに、加工物19から発散する切粉や切削油の案内面9、10(特に垂直案内面9)への降り掛かりを少なくするためである。したがって、このオフセット量は対象とする加工物19の径によって決められる。また、主軸台2を手前側に寄せてその裏面側の水平案内面10を十分に開放するためでもある。さらに、ベース16の垂直案内面9側には、リニアガイド11を跨ぐ形態で凹んだトンネル21が形成されている。このトンネル21は、移動体要素間に取り付けられてリニアガイド11や磁石板13を覆うカバーを通り抜けさせるためのものであり、その意義については後述する。
図4はベッド1に第二刃物台5を取り付けた状態の斜視図、図5は更に第一刃物台4を取り付けた状態の横断面図であるが、第一刃物台4は、垂直案内面9のリニアガイド11を移動可能に保持するリニアスライダ22に取り付けられたベース23を有し、ベース23に磁石板13に対面させてコイルスライダ24を添設し、コイルスライダ24への給電によってベース23をZ軸方向に移動させるものである。また、ベース23にはX軸方向に向けてスライダ25が取り付けられており、スライダ25に多数の工具が取り付けられるタレット式の工具保持体26が取り付けられている。そして、スライダ25とベース23の間にはボールネジ機構27を介設し、ボールネジ機構27を駆動して工具保持体26をX軸方向に進退させるようになっている。
なお、工具保持体26は公知の割出し機構によって割出しができるようになっており、必要な工具を選択して加工物19を加工する。また、第一刃物台4の数は一つに限定されるものではなく、ベッド1の長さや求められる加工時間等に応じて適宜増したり、減らしたりされる。水平案内面10に取り付けられる第二刃物台5も同様であり、リニアスライダ28、ベース29、コイルスライダ30、スライダ31、工具保持体32、ボールネジ機構33を有している。第二刃物台5の数も任意であり、ベッド1の長さ等に応じて適宜選択される。ただし、第二刃物台5の方が優先され、場合によっては第一刃物台4は設けられないこともある。
図6は垂直案内面9に取り付けられる振止め3の斜視図、図7は水平案内面10に取り付けられる工具主軸台6の斜視図、図8はこれらの横断面図であるが、振止め3も、垂直案内面9のリニアガイド11を移動可能に保持するリニアスライダ22に取り付けられたベース34を有し、ベース34に磁石板13に対面させてコイルスライダ35を添設し、コイルスライダ35への給電によってベース34をZ軸方向に移動させるものである。そして、ベース34にはスライダ36が取り付けられ、スライダ36に振止め本体37が取り付けてある。さらに、スライダ36とベース34の間にはボールネジ機構38を介設し、ボールネジ機構38を駆動して振止め3をX軸方向に進退させるようになっている。
本例の振止め3は、加工物19を中に取り込むリング式のものではなく、外周から銜え込むフック式のものであり、三つの支持爪39を開閉駆動原40によって自動調芯的に開閉させる自動振止めである。支持の方法は、支持爪39を開いて加工物19に挿抜し、閉じて加工物19を回転可能に支持するものである。このような自動開閉機能を有する振止め3は製品となって市販されているから、それを採用すればよい。
なお、振止め3をフック式としたのは、自動開閉機構が簡単になるのと、加工物19を支持した状態で水平案内面10側の移動体要素に取り付けた工具を通過させることができるからである(第二刃物台5を優先させるのはこの理由からでもある)。この振止め3の数も任意であり、ベッド1の長さ等に応じて適宜選定される。ところで、以上の第一及び第二刃物台4、5並びに振止め3のベース23、29、34の摺動面は主軸中心に向かって60°程度で傾斜(スラント)しているのが好ましい。占有面積の割に十分なストロークをとることができるし、視認性もよいからであるが、切粉の排出(落下)も円滑に行われるからである。この他、これら摺動面は図示しないカバーで覆われているのはもちろんである。
工具主軸台6も同様であり、水平面10のリニアガイド12を移動可能に保持するリニアスライダ28に取り付けられたベース41を有し、ベース41に磁石板14に対面させてコイルスライダ42を添設し、コイルスライダ42への給電によってベース41をZ軸方向に移動させるものである。また、ベース41にはスライダを兼ねるコラム43が取り付けられており、コラム43とベース41の間にはボールネジ機構44を介設し、ボールネジ機構44を駆動してコラム43をY軸方向に進退させるようになっている。さらに、コラム43には主軸頭45がボールネジ機構46によってX軸方向に移動可能に取り付けられており、主軸頭45には工具主軸47を回転可能に収容する主軸ケース48が垂直面内で(C軸の回りに)回動可能に設けられている。
以上により、工具主軸47に取り付けた工具はZ軸の他にX軸、Y軸方向にも移動できることになり、加工物19に所定の加工を行うことができる。なお、主軸ケース48はC軸回りに回動できるようになっているから、工具を垂直面内で任意の角度に傾けることもできる。ところで、このような工具主軸台6は工具交換機能を有しているのが通常であるから、本発明でもこれを備えている。図示は省略するが、工具主軸台7に並べて工具貯蔵装置を設置し、工具貯蔵装置と工具主軸47との間で工具交換装置を用いて工具を交換することになる。なお、工具交換装置については既に周知であるから、ここでは説明を省略する。このように、工具主軸台6はかなり大掛かりなものとなるため、必要な場合のみ取り付けられることになる。
図9は芯押し台8を示す側面図であるが、本発明における芯押し台8は垂直案内面9上をZ軸方向に移動できるものである。省力化と作業の効率化を期してものである。その構造は、第一刃物台4等と同じで、リニアスライダ22に取り付けられるベース49、ベース49に取り付けられるコイルスライダ50等を有し、ベース49の上に芯押し台8を設置したものである。なお、この場合の芯押し軸51は自動的に出し入れできるものが好ましい。一方、加工物19が長尺であって、固定的な芯押し台8では捩じりが生ずる虞のあるような場合は、芯押し台8に代えて第二主軸台7を設けることもある。図10はその斜視図であるが、第二主軸台7の場合はベース49に自動チャック52を装着した第二主軸53を収容する主軸ケース54を載設したものである。
ところで、以上の振止め3や第一刃物台4及び芯押し台8等の垂直案内面9側に取り付けられる移動体要素には、電力や油圧の給排のための電線や配管を必要とする。これら電線、配管は束にまとめられてケーブルベア55を構成して各移動体要素に連結されるが、本発明では、上記したベッド1の垂直案内面9に形成された溝15を利用する。すなわち、ケーブルベア55を溝15に収容するのであり、この点で、溝15はケーブルベア55が覗かない深さにしておくのが好ましい。また、ケーブルベア55は移動体要素の数に応じて必要になるが、溝15は背の高い垂直案内面9に形成されるのであるから、その高さも十分に確保でき、多くのケーブルベア55を重ねて収容できるものになる。
これによると、ケーブルベア55を第一刃物台4等の手前側に設ける必要はなく、そのスペースが節約できるし、作業の邪魔にもならず、保護をも兼ねるものとなる。なお、ベッド1に溝15を形成することは、その断面係数を上げる役割も果し、剛性アップに寄与する。同様なことは、水平案内面10側に取り付ける第二刃物台5や工具主軸台6にもいえるから、この場合はベッド1の後面に底部が後方に突出する収容段や挿入溝(いずれも図示省略)を形成し、これにケーブルベア55を通せばよい。
次に、各移動体要素間にはリニアガイド11、12や磁石板13、14を切粉や切削油から保護するカバーが必要なる。特に、垂直案内面9の下方には主軸17の中心がこちら側にオフセットされている関係で切粉や切削油が多く降り注ぐことになるから、このカバーは重要である。本例のカバーは垂直案内面9用、水平案内面10用ともに重合伸縮式の板カバー56、57を用いているが、この構造のカバーは一杯に縮まった状態でも、ユニット板の長さ以上は縮まらない。このため、例えば、主軸台2の隣に振止め3や第一又は第二刃物台4、5を配した場合、これらを主軸台2に一杯に寄せることができない(この点はアコーデオン式のカバーであっても同じ)。
このような事態は、振止め3や第一刃物台4の機能を損なうだけではなく、加工の制約や精度の低下を来たすものとなる。そこで、本発明は、垂直案内面9用のカバー56に対しては、主軸台2の垂直案内面9側に上記したトンネル21を形成し、このトンネル21の中をカバー56が通過できるようにしたのである。これにより、振止め3や第一刃物台4といった移動体要素を主軸台2に一杯に寄せることができるようになったのである。なお、水平案内面10側のカバー57にも同様なことがいえるが、水平案内面10は主軸台2の裏側まで延ばせるから、それほど問題はない。
本発明に係るCNC旋盤は、以上のような構成によるものであり、それぞれの要素が機能して長尺の加工物19を加工するのである。この場合、第一刃物台4、第二刃物台5、工具主軸台6、振止め3等は必要に応じて設置したり、取り外したりすることになる。さらに、ベッド1の長さは任意であり、必要な場合は継ぎ足して使用される。その場合、ベッド1の断面形状は同じであり、垂直案内面9、水平案内面10に敷設される磁石板13、14は連続した形態になることが条件である。ところで、以上の各移動体要素や振止め3及び主軸17への指令は数値制御で行われることは、この旋盤がCNC旋盤であることから、いうまでもないことである。
以上、本発明を説明したが、ここで、その特徴を再度説明しておく。
1.ベッドの水平案内面の高さは1メートル以上である。これによって剛性は飛躍的に上昇する。なお、加工物に対する接近が不便であれば、踏み台を使用してもよいし、場合によっては、ベッドを地面下に設置してもよい。
2.このことに起因して、ベッドの垂直案内面にケーブルベアを収容できる十分な高さの溝が形成できる。したがって、そのためのスペースを必要とせず、ケーブルベアの保護を兼ねるものとなるし、作業の邪魔にもならない。この点、従来型の背の低いベッドではこのようなことは不可能である。
3.主軸の中心は水平案内面の上方であって、垂直案内面の手前側にオフセットされている。これにより、各案内面に設けられる移動体要素をバランスよく配置できるし、加工物から発散する切粉や切削油の案内面への降り注ぎが抑制される。
4.各移動体要素のZ軸方向の移動は磁石板とコイルスライダによるリニアモータ駆動による。これによると、磁石板は共用できることになり、移動体要素を増やしたり、減らしたりするときにも容易に対応できるし、ベッドを継ぎ足す場合にも磁石板を延長するだけでよく、簡単にできる。従来のボールネジ機構によると、このようなことは非常に大掛かりなものになり、実際問題、不可能である。
5.主軸台には振止め間や刃物台間或いは各々に連結されてベッドの垂直面を覆うカバーを通り抜けさせるトンネルが形成されている。したがって、これに隣設される移動体要素を第一主軸台に接触するまで近寄せることができ、製品形状の自由度の広がり、加工性、精度の向上を可能にする。
6.第一刃物台、振止め及び芯押し台(第二主軸台)も垂直案内面に沿って移動する。これにより、省力化や作業の効率化が期待できる。
ベッドの斜視図である。 ベッドに主軸台を取り付けた状態の斜視図である。 同じく横断面図である。 ベッドに第二刃物台を取り付けた状態の斜視図である。 ベッドに第一刃物台を取り付けた状態の斜視図である。 ベッドに振止めを取り付けた状態の斜視図である。 ベッドに工具主軸台を取り付けた状態の斜視図である。 同じく横断面図である。 ベッドに芯押し台を取り付けた状態の側面図である。 ベッドに第二主軸台を取り付けた状態の斜視図である。
符号の説明
1 ベッド
2 主軸台
3 振止め
4 第一刃物台
5 第二刃物台
6 工具主軸台
7 第二主軸台
8 芯押し台
9 垂直案内面
10 水平案内面
11 リニアガイド
12 リニアガイド
13 リニアモータ磁石板
14 リニアモータ磁石板
15 溝
16 ベース
17 主軸
18 ケース
19 加工物
20 チャック
21 トンネル
22 リニアスライダ
23 ベース
24 コイルスライダ
25 スライダ
26 工具保持体
27 ボールネジ機構
28 リニアスライダ
29 ベース
30 コイルスライダ
31 スライダ
32 工具保持体
33 ボールネジ機構
34 ベース
35 コイルスライダ
36 スライダ
37 振止め本体
38 ボールネジ機構
39 支持爪
40 開閉駆動原
41 ベース
42 コイルスライダ
43 コラム
44 ボールネジ機構
45 主軸頭
46 ボールネジ機構
47 工具主軸
48 主軸ケース
49 ベース
50 コイルスライダ
51 芯押し軸
52 チャック
53 第二主軸
54 主軸ケース
55 ケーブルベア
56 カバー
57 カバー

Claims (7)

  1. ベッドと、ベッドの両端に設置されて加工物を回転可能に把持及び支持する主軸台及び芯押し台と、ベッドに形成された移動案内面上をZ軸方向に移動して加工物に対して所定の加工を行う刃物台又は/及び工具主軸台と、必要に応じてベッドに取り付けられて加工物を回転可能に支持する振止めとからなる長尺用CNC旋盤において、
    ベッドは、床面からの高さが1メートル以上の水平案内面と、水平案内面と直角に形成される垂直案内面の二つの案内面を有しており、
    主軸台は、主軸中心を垂直案内面の手前側にオフセットされて垂直案内面に固定されており、
    刃物台又は/及び工具主軸台は、垂直案内面又は/及び水平案内面に一つ又は複数取り付けられており、
    振止めは、垂直案内面にZ軸方向に移動可能に一つ又は複数取り付けられており、
    芯押し台は、垂直案内面にZ軸方向に移動可能に取り付けられているものであることを特徴とする長尺用CNC旋盤。
  2. 芯押し台に代えて加工物を回転可能に把持する第二主軸台が設けられる請求項1の長尺用CNC旋盤。
  3. 刃物台、工具主軸台、振止め、第二主軸台又は芯押し台といった移動体要素は、案内面にリニアモータ磁石板を敷設し、自身にコイルスライダを取り付けたリニアモータ駆動によって移動する請求項1又は2の長尺用CNC旋盤。
  4. 主軸台は、垂直案内面の左端にリニアガイドを跨ぐ形で固定されており、垂直案内面に取り付けられる移動体要素間に連結されてリニアガイドを覆うカバーを通り抜けさせるトンネルが形成されている請求項3の長尺用CNC旋盤。
  5. 垂直案内面の前面には、垂直案内面に取り付けられる移動体要素に電力や油圧を供給するケーブルベアを収容できる溝が形成されている請求項1〜4いずれかの長尺用CNC旋盤。
  6. ベッドの後面にも、ケーブルベアが収容できる溝又は収容段が形成されている請求項1〜5いずれかの長尺用CNC旋盤。
  7. ベッドが断面形状を同じとし、かつ、リニアモータ磁石板が連続する形態で適宜継ぎ足し可能である請求項3〜6いずれかの長尺用CNC旋盤。
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