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JP2010053390A - 蒸気案内管 - Google Patents

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JP2010053390A
JP2010053390A JP2008218593A JP2008218593A JP2010053390A JP 2010053390 A JP2010053390 A JP 2010053390A JP 2008218593 A JP2008218593 A JP 2008218593A JP 2008218593 A JP2008218593 A JP 2008218593A JP 2010053390 A JP2010053390 A JP 2010053390A
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Tomoaki Sasaki
友章 佐々木
Akio Chiba
昭雄 千葉
Hiroyuki Sekino
浩行 関野
Satoshi Suzuki
聡 鈴木
Yutaka Wakayama
裕 若山
Ryuma Hayakawa
竜馬 早川
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Abstract

【課題】チューブ全体を均一に加熱することができ、チューブの内周面に付着した材料を効率よく再蒸発させることができる蒸気案内管を提供する。
【解決手段】蒸気案内管10は、蒸着材料を収容し、その材料を加熱して材料の蒸気を発生させる坩堝12と、坩堝12をその内部に設置し、坩堝12から発生した蒸気を長手方向前方へ流動させるガラス管11と、ガラス管11の外周面を包被する金属管13とを有する。この蒸気案内管10では、所定の電気抵抗を有する透明導電性酸化スズ膜がガラス管11の外周面に成膜され、ガラス管11の外周面に所定の厚み寸法を有する電気抵抗薄膜を形成し、電気抵抗薄膜がその抵抗加熱によって発熱し、ガラス管11を所定温度に加熱する。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の材料を加熱、蒸発させてその材料の蒸気を発生させ、蒸気を一方向へ流動させる蒸気案内管に関する。
蒸着材料を加熱してその材料の蒸気を基端部から先端部に向かって流動させ、真空チャンバー内部に設置されたターゲットにその蒸気を放出する蒸気案内管と、蒸気案内管をその内部に収納し、その案内管をターゲットに対して進退させる伸縮管と、伸縮管の伸縮長さを調節可能な長さ調節機構とから形成され、蒸気案内管の先端部からターゲットに向かって蒸気を放出し、ターゲットに材料を蒸着させる真空蒸着装置がある(特許文献1参照)。
この真空蒸着装置では、蒸気案内管と伸縮管とが真空チャンバーに密閉状態で固定され、長さ調節機構のハンドルを回転させることで、伸縮管の長さを伸縮させつつターゲットに対して蒸気案内管を進退させる。蒸気案内管は、その基端部に設置されて蒸着材料を収容し、その材料を加熱して材料の蒸気を発生させる坩堝と、坩堝をその内部に設置し、坩堝から発生した蒸気をその基端部から先端部に向かって流動させるガラス管と、ガラス管の外側に位置してガラス管の外周面を包被するステンレス管と、ガラス管を加熱するヒータフィラメントとから形成されている。ヒータフィラメントは、ガラス管の外周面に螺旋状に巻き付けられた電熱線であり、電熱線の電気抵抗加熱によってガラス管を所定温度に加熱する。坩堝から発生した材料の蒸気は、ガラス管の基端部から先端部に向かって流動し、ガラス管の先端部からターゲットに向かって放出される。
特開2008−81809号公報
前記特許文献1に開示の真空蒸着装置は、蒸着材料の蒸気がガラス管の基端部から先端部に向かう過程において蒸気がガラス管の内周面に捕捉され、材料がガラス管の内周面に付着するが、ガラス管がそれに螺旋状に巻き付けられたヒータフィラメント(電熱巻線)によって加熱されることで、ガラス管の内周面に付着した材料を再び蒸発させ、再蒸発した材料の蒸気をガラス管の基端部から先端部に向かって流動させる。ガラス管のうちのヒータフィラメントが接触する接触部分では、ガラス管の温度がヒータフィラメントの温度と略同一の高温に保持され、その部分に付着した材料を効率よく再蒸発させることができる。しかし、接触部分を除くヒータフィラメントの非接触部分では、ガラス管の温度が接触部分のそれと比較して低く、接触部分よりも温度の低い非接触部分においてそこに付着した材料を十分に再蒸発させることができない場合がある。非接触部分における材料の再蒸発が不十分であると、装置における蒸気の発生効率が低下し、材料の無駄が生じるばかりか、ターゲットに材料を十分に蒸着させることができない。
本発明の目的は、チューブ全体を均一に加熱することができ、チューブの内周面に付着した材料を効率よく再蒸発させることができる蒸気案内管を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、所定の材料を収容し、その材料を加熱して材料の蒸気を発生させる坩堝と、坩堝をその内部に設置し、坩堝から発生した材料の蒸気を一方向へ流動させるチューブとを有する蒸気案内管である。
前記前提における本発明の特徴は、所定の電気抵抗を有する金属材料がチューブの外周面にコーティングされ、その金属材料がチューブの外周面に所定の厚み寸法を有する電気抵抗薄膜を形成し、電気抵抗薄膜がその抵抗加熱によって発熱してチューブを所定温度に加熱することにある。
本発明の一例としては、チューブが、内側チューブと、内側チューブの外側に位置して内側チューブの外周面を包被する外側チューブとから形成され、坩堝が内側チューブの内部に設置され、電気抵抗薄膜が内側チューブの外周面に形成され、蒸気案内管では、内側チューブと外側チューブとの間に空間が形成され、外側チューブが内側チューブから放出される赤外線を内側チューブに向かって反射する。
本発明の他の一例としては、内側チューブが、基端部および先端部と、それら端部の間に位置する中間部とを有し、坩堝が内側チューブの基端部に設置され、蒸気案内管では、電気抵抗薄膜よりも低い電気抵抗を有する金属材料を電気抵抗薄膜上にコーティングした電極が内側チューブの基端部と先端部とに形成され、坩堝から発生した材料の蒸気が内側チューブの基端部から先端部に向かって流動する。
本発明の他の一例としては、内側チューブの先端開口を開閉可能なシャッターが内側チューブの先端部に取り付けられている。
本発明の他の一例としては、電気抵抗薄膜の厚み寸法が内側チューブの中間部から基端部と先端部とに向かって次第に減少している。
本発明の他の一例としては、内側チューブがガラス管であり、外側チューブが金属管である。
本発明の他の一例としては、電気抵抗薄膜の抵抗値が100〜120Ωの範囲にあり、電気抵抗薄膜によって加熱されたチューブの温度が80〜200℃の範囲にある。
本発明の他の一例としては、電気抵抗薄膜が透明導電性酸化スズ膜であり、透明導電性酸化スズ膜がチューブの外周面に成膜されている。
本発明の他の一例としては、蒸気案内管が坩堝から発生した材料の蒸気をチューブから放出して真空チャンバー内部に配置されたターゲットにその材料を蒸着させる真空蒸着装置に使用される。
本発明にかかる蒸気案内管によれば、チューブの外周面に所定の厚み寸法を有する電気抵抗薄膜が形成され、その電気抵抗薄膜が電気抵抗加熱によって発熱してチューブ全域を所定の温度に加熱するから、チューブに温度の高い部分と低い部分とが形成されることはなく、電気抵抗薄膜によってチューブ全域が略同一の高温に保持され、チューブの内周面に材料が付着したとしても、その材料全てを効率よく再蒸発させることができる。蒸気案内管は、チューブの内周面における材料の残存を防ぎつつ、坩堝から発生した材料の蒸気全てをチューブを介して一方向へ確実に流動させることができる。この蒸気案内管は、たとえばそれを利用して材料を所定のターゲットに蒸着させる場合において、材料の無駄を省きつつ材料の蒸気をターゲットに向かって効率よく放出することができるから、蒸気をターゲットに確実の照射することができ、材料をターゲットに確実に蒸着させることができる。
チューブが内側チューブと外側チューブとから形成され、外側チューブが内側チューブから放出される赤外線を内側チューブに向かって反射する蒸気案内管は、内側チューブから放出される赤外線(熱線)が外側チューブによって反射されることで、内側チューブの温度が外側チューブによって保温され、内側チューブ全域が略同一の高温に保持されるから、チューブの内周面に材料が付着したとしても、その材料全てを効率よく再蒸発させることができる。蒸気案内管は、チューブの内周面における材料の残存を防ぎつつ、坩堝から発生した材料の蒸気全てを内側チューブを介して一方向へ確実に流動させることができる。この蒸気案内管は、たとえばそれを利用して材料を所定のターゲットに蒸着させる場合において、材料の無駄を省きつつ材料の蒸気をターゲットに向かって効率よく放出することができるから、蒸気をターゲットに確実の照射することができ、材料をターゲットに確実に蒸着させることができる。
内側チューブが基端部および先端部と中間部とを有し、坩堝が内側チューブの基端部に設置され、電気抵抗薄膜よりも低い電気抵抗を有する金属材料を薄膜上にコーティングした電極が内側チューブの基端部と先端部とに形成された蒸気案内管は、坩堝から発生した材料の蒸気を内側チューブの基端部から先端部に向かって一方向へ流動させ、その蒸気をターゲットに向かって確実の照射することができる。蒸気案内管は、内側チューブの基端部と先端部とに形成された電極が電気抵抗薄膜よりも低い電気抵抗を有する金属材料を薄膜上にコーティングすることで作られているから、電気抵抗薄膜に直接端子を接続する場合と比較し、その接触抵抗を低くすることができ、電流損失がなく、電気抵抗薄膜に所望の電流を確実に流すことができる。この蒸気案内管は、電気抵抗薄膜が抵抗加熱によって発熱して内側チューブ全域を所定の温度に加熱するから、電気抵抗薄膜によってチューブの基端部および先端部と中間部とが略同一の高温に保持され、内側チューブの内周面に材料が付着したとしても、その材料全てを各部において効率よく再蒸発させることができる。
内側チューブの先端開口を開閉可能なシャッターが内側チューブの先端部に取り付けられた蒸気案内管は、たとえばそれを利用して材料を所定のターゲットに蒸着させる場合において、ターゲットの近傍でシャッターを開けることで、坩堝から発生した材料の蒸気をターゲットに向かって確実の照射することができ、材料をターゲットに確実に蒸着させることができる。
電気抵抗薄膜の厚み寸法が内側チューブの中間部から基端部と先端部とに向かって次第に減少する蒸気案内管は、内側チューブの基端部および先端部の温度が中間部のそれに比較して低くなる傾向にあったとしても、基端部および先端部における電気抵抗薄膜の厚み寸法が中間部のそれよりも小さいから、基端部および先端部の電気抵抗が大きく、基端部および先端部の温度を中間部のそれよりも高くすることができ、その結果、内側チューブ全域が略同一の高温に保持され、内側チューブの内周面に材料が付着したとしても、その材料全てを効率よく再蒸発させることができる。
内側チューブがガラス管であり、外側チューブが金属管である蒸気案内管は、ガラス管から放出される赤外線(熱線)が金属管によって反射されることで、ガラス管の温度が金属管によって保温され、ガラス管全域が略同一の高温に保持されるから、ガラス管の内周面に材料が付着したとしても、その材料全てを効率よく再蒸発させることができる。
電気抵抗薄膜の抵抗値が100〜120Ωの範囲にあり、電気抵抗薄膜によって加熱されたチューブの温度が80〜200℃の範囲にある蒸気案内管は、電気抵抗薄膜の抵抗値を前記範囲にすることで、電気抵抗薄膜に大電流を流すことなくチューブを前記温度範囲に加熱することができる。蒸気案内管は、大電流を流す必要がないから、電気抵抗薄膜の損壊を防ぐことができる。この蒸気案内管は、電気抵抗薄膜によってチューブ全域が略同一の高温に保持され、チューブの内周面に材料が付着したとしても、その材料全てを効率よく再蒸発させることができる。
電気抵抗薄膜が透明導電性酸化スズ膜であり、透明導電性酸化スズ膜がチューブの外周面に成膜された蒸気案内管は、チューブの外周面に室圧において透明導電性酸化スズ膜を成膜することができるから、外周面に電気抵抗薄膜を容易に形成することができる。この蒸気案内管は、透明導電性酸化スズ膜によってチューブ全域が略同一の高温に保持され、チューブの内周面に材料が付着したとしても、その材料全てを効率よく再蒸発させることができる。
真空蒸着装置に使用される蒸気案内管は、チューブの内周面における材料の残存を防ぎつつ、坩堝から発生した材料の蒸気全てをチューブを介して一方向へ確実に流動させることができるから、材料の蒸気を真空チャンバー内部に配置されたターゲットに向かって効率よく放出しつつ、蒸気をターゲットに確実の照射することができ、材料をターゲットに確実に蒸着させることができる。
添付の図面を参照し、本発明にかかる蒸気案内管およびその蒸気案内管を使用した真空蒸着装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。図1は、一例として示す蒸気案内管10の斜視図であり、図2は、図1の2−2線矢視断面図である。図3は、図1の3−3線矢視断面図であり、図4は、一例として示すガラス管11の部分破断側面図である。図5は、他の一例として示すガラス管11の部分破断側面図である。図1では、長手方向を矢印Aで示し、周り方向を矢印Bで示す。図1では、シャッター29が周り方向へ旋回し、先端開口28が開いた状態にある。なお、図2,3では、蒸気案内管10のガイド管部14のみを断面図として示す。また、図4,5では電気抵抗薄膜28(透明導電性酸化スズ膜27)を図示する関係上、薄膜28を目視可能な厚み寸法で概念的に示しているが、実際には薄膜28の厚み寸法が数十μm〜数μmであり、その目視はできない。
蒸気案内管10は、長手方向(一方向)へ長いガラス管11(内側チューブ)と、ガラス管11の内部に設置された坩堝12と、長手方向へ長い金属管13(外側チューブ)とを備えている。蒸気案内管10は、ガラス管11や金属管13、坩堝12から形成されたガイド管部14と、ガイド管部14の長手方向後方に位置するハンドリング部15とを有する。ガイド管部14とハンドリング部15とは、それらの周り方向へ延びるフランジ16,17を介して気密に接続されている。それらフランジ16,17は、ビス18によって連結される。
蒸気案内管10のハンドリング部15には、ガラス管11(電気抵抗薄膜)に電流を流すための外部電源(図示せず)に接続可能なガラス管用電流導入端子19と、坩堝12(ヒータフィラメント37)に電流を流すための外部電源に接続可能な坩堝用電流導入端子20とが取り付けられている。さらに、坩堝12をガラス管11に着脱可能に設置するための坩堝導入ハンドル21と、後記するシャッター29を開閉させるためのシャッター開閉ハンドル22とが取り付けられている。外部電源には、ガラス管用電流導入端子19に流す電流や坩堝用電流導入端子20に流す電流をコントロールする制御装置が内蔵されている。
ガラス管11は、断面円形の周壁23を備え、長手方向へ長い中空円筒状に成形されている。周壁23の内側には、蒸気流動気密空間24が画成されている。ガラス管11は、蒸気案内管10のハンドリング部15の側に位置する基端部25と、基端部25の反対側に位置する先端部27と、それら端部25,27の間に位置する中間部26とを有する。先端部27には、先端開口28を開閉可能なシャッター29が取り付けられている。
ガラス管11を形成するガラスには、ソーダ石灰ガラス、高歪点ガラス、ホウケイ酸ガラス、低アルカリガラス、シリカガラス等が使用される。ガラス管11の外周面全域には、透明導電性酸化スズ膜30(金属材料)から作られた所定の厚み寸法の電気抵抗薄膜31が形成されている。電気抵抗薄膜31は、室圧において透明導電性酸化スズ膜30(ネサ膜)をガラス管11の表面に成膜することから作られている。電気抵抗薄膜31の厚み寸法は、数十μm〜数μmの範囲にある。
ガラス管11の基端部25と先端部27とには、ガラス管11の周り方向へ延びる一対の電極32が形成されている(図4,5参照)。電極32は、透明導電性酸化スズ膜30よりも低い電気抵抗を有する銀ペースト(金属材料)を酸化スズ膜30の上にコーティングすることで作られている。それら電極32には、図示はしていないが、端子(銅板)が接続されている。端子からは導線(図示せず)が延び、その導線がガラス管用電流導入端子19に接続されている。なお、電気抵抗薄膜31は、透明導電性酸化スズ膜30の他に、金や白金、銀等の所定の電気抵抗を有する金属材料をガラス管11の表面に蒸着(コーティング)して作ることもできる。また、内側チューブは、ガラス管11の他に、セラミック系の絶縁物から作られていてもよい。
電気抵抗薄膜31は、その抵抗値が100〜120Ωの範囲にある。ガラス管11の電極32に電圧を印加して電気抵抗薄膜31に所定の電流を流すと、薄膜31の電気抵抗によって薄膜31にジュール熱が発生し、ガラス管11が80〜200℃の範囲に加熱される。ガラス管用電流導入端子19に流す電流が制御装置によってコントロールされ、ガラス管11の温度が前記範囲のうちのいずれかに保持される。ガラス管用電流導入端子19に流す電流を制御装置を介して変更することで、ガラス管11の温度を前記範囲で自由に変えることができる。
電気抵抗薄膜31の抵抗値が100Ω未満では、ガラス管11の温度を前記範囲にするために、大きな電流を流さなければならず、大電流によって薄膜31が破損する場合がある。電気抵抗薄膜31の抵抗値を120Ω超過にするには、薄膜31の厚み寸法を極力薄くしなければならないが、薄膜31の厚み寸法を薄くし過ぎると、薄膜31がガラス管11の表面から部分的に剥離し、ガラス管11の全域を均一に加熱することができない場合がある。また、電気抵抗薄膜31の厚み寸法を薄くするために特別な加工が必要となり、その結果、蒸気案内管10の製造コストが上昇してしまう。蒸気案内管10は、電気抵抗薄膜31の抵抗値を前記範囲にすることで、薄膜31に大電流を流すことなくガラス管11を前記温度範囲に加熱することができる。蒸気案内管10は、大電流を流す必要がないから、電気抵抗薄膜31の不用意な損壊を防ぐことができる。
ガラス管11では、図4に示すように、その外周面に成膜された電気抵抗薄膜31(透明導電性酸化スズ膜30)の厚み寸法が外周面全域において均一である場合、または、図5に示すように、電気抵抗薄膜31の厚み寸法に勾配が設けられている場合がある。電気抵抗薄膜31の厚み寸法に勾配を設ける場合は、薄膜31の厚み寸法をガラス管11の中間部26から基端部25と先端部27とに向かって次第に減少させる。または、薄膜31の厚み寸法をガラス管11の中間部26において厚くし、厚み寸法を基端部25および先端部27において中間部26のそれよりも薄くする。
電気抵抗薄膜31の厚み寸法に勾配を設ける理由は、以下のとおりである。電気抵抗薄膜31に電流を流すと、薄膜31の電気抵抗加熱によってガラス管11が加熱されるが、ガラス管11の基端部25の長手方向後方が周辺環境の影響を受け易く、ガラス管11の中間部26における温度よりも基端部25の温度が低くなる傾向にある。また、ガラス管11の先端部27の長手方向前方が周辺環境の影響を受け易く、ガラス管11の中間部26における温度よりも先端部27の温度が低くなる傾向にある。
ガラス管11の中間部26に比較し、基端部25および先端部27の温度が周辺環境の影響によって低くなると、電気抵抗薄膜31の電気抵抗加熱によってガラス管11を加熱したときに、ガラス管11全域を均一な高温に保持することができない。したがって、電気抵抗薄膜31の厚み寸法をガラス管11の中間部26から基端部25と先端部27とに向かって次第に減少させ、あるいは、薄膜31の厚み寸法をガラス管11の中間部26において厚くし、厚み寸法を基端部25および先端部27において中間部26のそれよりも薄くすることで、基端部25および先端部27の電気抵抗を中間部26よりも大きくする。その結果、電気抵抗薄膜31に電流を流したときに、基端部25および先端部27のジュール熱の熱量が中間部26のそれよりも多くなり、基端部25および先端部27の温度を中間部26のそれよりも高くすることができる。したがって、基端部25の長手方向後方および先端部27の長手方向前方が周辺環境の影響を受け、基端部25および先端部27の温度が中間部26のそれよりも低くなる傾向にあったとしても、基端部25および先端部27の温度低下を防ぐことができ、ガラス管11全域の温度が均一の高温に保持される。
シャッター29は、円形の金属板から作られている。シャッター29の周縁部には、長手方向へ延びる旋回軸33が取り付けられている。シャッター29は、旋回軸33を中心としてガラス管11の周り方向へ旋回可能であり、その旋回によってガラス管11の先端開口28を開閉する。旋回軸33は、ガラス管11の外側に位置し、ガラス管11の先端部27から基端部25に向かって延びている。旋回軸33は、その先端がシャッター29の周縁部に連結され、その後端が軸33を回転させるシャッター開閉ハンドル22に連結されている。図1の状態からシャッター開閉ハンドル22を矢印A1で示す時計回り方向へ回すと、旋回軸33が時計回り方向へ回転し、それによってシャッター29が先端開口28に向かって旋回して開口28を閉じる。先端開口28がシャッター29によって閉じられた状態からシャッター開閉ハンドル22を矢印A2で示す反時計回り方向へ回すと、旋回軸33が反時計回り方向へ回転し、それによってシャッター29が先端開口28から離間する方向へ旋回して開口28が開く。
坩堝12は、ガラス管11の基端部25に着脱可能に挿入され、基端部25に固定されている。坩堝12は、円筒状に成形された容器であり、底部34と、底部34の周縁から延びる周壁部35と、底部34および周壁部35に囲繞された材料収容部36とを有する。坩堝12は、坩堝導入ハンドル21に接続されている。周壁部35の外周面には、電源に接続されたヒータフィラメント37(電熱巻線)が巻き付けられている。ヒータフィラメント37からは導線(図示せず)延び、その導線が坩堝用電流導入端子20に接続されている。
ヒータフィラメント37は、それに所定の電流を流すと、それが有する電気抵抗によって高温に発熱する。坩堝12は、ヒータフィラメント37の電気抵抗加熱によって所定の温度に加熱され、材料収容部36に収容された材料を加熱する。材料収容部36に収容された材料は、坩堝の温度によって加熱されて気化し、蒸気となって坩堝からガラス管11の内部に放出される。なお、坩堝用電流導入端子20に流す電流が制御装置によってコントロールされ、坩堝12の温度が設定値に保持される。坩堝用電流導入端子20に流す電流を制御装置を介して変更することで、材料の種類に応じて坩堝12の温度を自由に変えることができる。
金属管13は、断面円形の周壁38を備え、長手方向へ長い中空円筒状に成形されている。金属管13は、蒸気案内管10のハンドリング部15の側に位置する基端部39と、基端部39の反対側に位置する先端部41と、それら端部39,41の間に位置する中間部40とを有する。金属管13は、ガラス管11の周り方向外方に位置し、その周壁38がガラス管11の周壁23全域を包被している。ゆえに、基端部39がガラス管11の基端部25を包被し、中間部40がガラス管11の中間部26を包被しているとともに、先端部41がガラス管11の先端部27を包被している。
金属管13の内周面全域には、鏡面加工が施されている。金属管13の内周面とガラス管11の外周面との間には、所定寸法の赤外線反射気密空間42が形成されている。金属管13は、ステンレスから作られているが、ステンレスの他に、アルミやジュラルミンのうちのいずれかから作られていてもよい。ガラス管11と金属管13とは、フランジ16,17に固定されている。
図6は、長さ調節ユニット43が取り付けられた状態の蒸気案内管10の斜視図である。図6では、伸縮管43が伸長した状態にある。長さ調節ユニット43は、伸縮管44と長さ調節機構45とから形成されている。伸縮管43は、複数の蛇腹が長手方向へつながる蛇腹構造46と、蛇腹構造46を固定する固定器具47とから形成され、中空円筒状に成形されている。伸縮管43を長手方向外方へ引っ張ると、蛇腹構造46の各蛇腹が伸びて伸縮管43が伸長する。逆に、伸縮管43を長手方向内方へ縮めると、隣り合う蛇腹どうしが密着して伸縮管43が収縮する。
伸縮管43は、蒸気案内管10のガイド管部14の周り方向外方に配置され、ガイド管部14の略半分を取り囲んでいる。伸縮管43は、固定器具47がつながる連結フランジ48を介してガイド管部14に気密に固定されている。伸縮管43の長手方向前方には、固定器具47がつながる支持リング49が配置されている。支持リング49の中央部には貫通孔50が形成され、ガイド管部14が貫通孔50を貫通している。ガイド管部14は、支持リング49の貫通孔50を移動可能であり、貫通孔50において長手方向前方と後方とへ移動することができる。
長さ調節機構45は、蒸気案内管10と並行するように、長手方向へ延びている。長さ調節機構45は、一部に雄螺子51(図7参照)が形成された長手方向へ長いスライド軸52と、一部に雌螺子(図示せず)が形成された長手方向へ長い軸受けパイプ53と、軸受けパイプ53に回転可能に連結された長さ調節ハンドル54とから形成されている。スライド軸52は、雄螺子51が形成された部分が軸受けパイプ53の内部に挿入され、雄螺子51がパイプ53の雌螺子に螺着している。スライド軸52は、支持リング49に取り付けられた支持板55に固定されている。軸受けパイプ53は、連結フランジ48に取り付けられた支持板56に固定されることで、ガイド管部14に連結されている。
長さ調節ハンドル54を矢印B3で示す時計回り方向へ回転させると、スライド軸52が時計回り方向へ回転する。スライド軸52が時計回り方向へ回転すると、軸受けパイプ53の雌螺子に螺着するスライド軸52の雄螺子51がパイプ53の内部を回転し、スライド軸52が長手方向後方に後退して軸52がパイプ53の内部に次第に進入する。スライド軸52が長手方向後方に後退すると、伸縮管44が長手方向内方へ縮められ、伸縮管44の蛇腹構造46が縮んで伸縮管44が収縮する。伸縮管44が収縮すると、図6に矢印A1で示すように、蒸気案内管10が長手方向前方に移動する。
長さ調節ハンドル54を矢印B4で示す反時計回り方向へ回転させると、スライド軸52が反時計回り方向へ回転する。スライド軸52が反時計回り方向へ回転すると、軸受けパイプ53の雌螺子に螺着するスライド軸52の雄螺子51がパイプ53の内部を回転し、スライド軸52が長手方向前方に前進して軸52がパイプ53の内部から次第に露出する。スライド軸52が長手方向前方に前進すると、伸縮管44が長手方向外方へ引っ張られ、伸縮管44の蛇腹構造46が伸びて伸縮管44が伸長する。伸縮管44が伸長すると、図6に矢印A2で示すように、蒸気案内管10が長手方向後方に移動する。
図7,8は、蒸気案内管10を使用した一例として示す真空蒸着装置57の斜視図である。図7,8は、ガイド管部14および連結器59、取付器具60を断面で示す。図7では、蒸気案内管10のガイド管部14(ガラス管11の先端開口28)が真空チャンバー58の内部に固定されたターゲット63から離間した状態にある。図8では、ガイド管部14(ガラス管11の先端開口28)がターゲット63に近接した状態にある。
真空蒸着装置57は、真空チャンバー58と、真空チャンバー58に気密に固定された蒸気案内管10と、蒸気案内管10に取り付けられた長さ調節ユニット43とから形成されている。真空チャンバー58からは、それに気密に取り付けられた連結器59が延びている。長さ調節ユニット43が取り付けられた蒸気案内管10は、取付器具60を介して連結器59に気密に取り付けられ、真空チャンバー58に固定される。連結器59と取付器具60とはビス61を介して連結され、取付器具60と蒸気案内管10とはビス62を介して連結される。なお、蒸気案内管10のガイド管部14は、連結器59と取付器具60との内側を長手方向前方と後方とへ移動可能である。
真空チャンバー58には、図示はしていないが、チャンバー58の内部を所定の真空度に減圧する真空装置が連結されている。チャンバー58の内部には、ターゲット63を固定する保持具64が設置されている。ターゲット63は、保持具64によってチャンバー58の内部に固定される。ターゲット63には、光学部品や電子部品の他、金属、プラスチック、フィルム、建材等のあらゆるものが含まれる。ターゲット63に蒸着される材料は有機物である。
この真空蒸着装置57を使用してターゲット63に材料を蒸着する手順の一例を説明すると、以下のとおりである。保持具64にターゲット63を取り付け、ターゲット63をチャンバー58の内部に固定する。ターゲット63の保持具64への取り付け時は、図7に示すように、伸縮管44の蛇腹構造46が伸びて伸縮管44が伸長した状態にあり、ガイド管部14が真空チャンバー58の内部から外側に退出し、ガイド管部14(ガラス管11の先端開口28)がターゲット64から離間している。さらに、ガラス管11の先端開口28がシャッター29によって閉鎖されている。蒸気案内管10のハンドリング部15の坩堝導入ハンドル21を利用して坩堝12を案内管10から取り外し、坩堝12の材料収容部36に材料を入れた後、再び坩堝導入ハンドル21を利用して坩堝12を案内管10に気密に取り付ける。
ターゲット64をチャンバー58の内部に固定し、材料を収容した坩堝12を蒸気案内管10に取り付けた後、真空蒸着装置57を起動させる。真空蒸着装置57を起動させると、真空装置が稼動し、チャンバー58の内部が真空引きされ、チャンバー58の内部が所定の真空度に減圧されるとともに、蒸気案内管10の内部(蒸気流動気密空間24や赤外線反射気密空間42)が所定の真空度に減圧される。蒸気案内管10の内部が所定の真空度に減圧された後、蒸気案内管10のハンドリング部15の各電流導入端子19,20に電源から電気が供給され、坩堝12に巻き付けられたヒータフィラメント37に電流が流れて坩堝12が加熱されるとともに、電極32から電気抵抗薄膜31(透明導電性酸化スズ膜30)に電流が流れてガラス管11が加熱される。
坩堝12の材料収容部36に収容された材料は、収容部36において蒸発し、蒸気となって坩堝12からガラス管11に放出される。ガラス管11では、材料の蒸気が管11の基端部25から先端部27に向かって流動する。材料がガラス管11の基端部25から先端部27に向かって流動する過程において、蒸気の一部がガラス管11の内周面に捕捉され、材料が管11の内周面に付着する。しかし、ガラス管11が電気抵抗薄膜31の抵抗加熱によって80〜200℃に加熱されているから、管11の内周面に付着した材料が再び蒸発して蒸気となり、その蒸気が管11の先端部27へ向かってに流動する。
電気抵抗薄膜31によって所定の温度に加熱されたガラス管11の外周面からは赤外線が放出される。ガラス管11の周り方向を囲む金属管13がないと、赤外線の放出によってガラス管11の温度が部分的に低下し、ガラス管11の全域を均一の高温に保持できない場合がある。しかし、ガラス管11の全域が金属管13に包被され、ガラス管11から放出された赤外線が鏡面加工された金属管13の内周面によって反射され、ガラス管11に戻されるから、金属管13によってガラス管11が保温され、ガラス管11の温度が部分的に低下することはない。
次に、図7の状態から長さ調節ハンドル54を時計回り方向へ回転させ、図8に示すように、ガイド管部14を真空チャンバー58の内部へ進入させてガラス管11の先端開口28をターゲット63に近接させる。先端開口28をターゲット63に近接させた後、シャッター開閉ハンドル22を反時計回り方向へ回転させ、シャッター29を開ける。シャッター29を開けると、ガラス管11の先端開口28が開放され、坩堝12から発生した材料の蒸気が先端開口29からターゲット63に向かって放出される。蒸気はターゲット63に照射され、材料がターゲット63に蒸着される。
材料をターゲット63に蒸着させた後は、シャッター開閉ハンドル22を時計回り方向へ回転させ、シャッター29を閉めて先端開口28を閉鎖し、図8の状態から長さ調節ハンドル54を反時計回り方向へ回転させ、図7に示すように、ガイド管部14を真空チャンバー58の内部から退出させてガラス管11の先端開口29をターゲット63から離間させる。材料が蒸着されたターゲット63は、真空チャンバー58の内部を室圧に戻した後、チャンバー58から取り出す。
蒸気案内管10は、ガラス管11の外周面に所定の厚み寸法を有する電気抵抗薄膜31(透明導電性酸化スズ膜30)が形成され、その電気抵抗薄膜31が電気抵抗加熱によって発熱してガラス管11全域を所定の温度に加熱するから、ガラス管11に温度の高い部分と低い部分とが形成されることはなく、電気抵抗薄膜31によってガラス管11全域が略同一の高温に保持され、ガラス管11の内周面に材料が付着したとしても、その材料全てを効率よく再蒸発させることができる。
蒸気案内管10は、ガラス管11の内周面における材料の残存を防ぎつつ、坩堝12から発生した材料の蒸気全てをガラス管11を介して長手方向前方へ確実に流動させることができ、材料の蒸気全てをガラス管11の先端開口29から放出させることができる。この蒸気案内管10は、それを利用して材料をターゲット63に蒸着させる場合において、材料の無駄を省きつつ材料の蒸気をターゲット63に向かって効率よく放出することができるから、蒸気をターゲット63に確実の照射することができ、材料をターゲット63に確実に蒸着させることができる。
蒸気案内管10は、金属管13の鏡面加工された内周面がガラス管11から放出される赤外線をガラス管11に向かって反射するから、ガラス管11の温度が金属管13によって保温され、ガラス管11全域が略同一の高温に保持される。蒸気案内管10は、ガラス管11が周辺環境の影響によって局所的に冷やされることはなく、ガラス管11の温度分布が均一に保持されるから、ガラス管11の内周面に材料が付着したとしても、その材料全てを効よく再蒸発させることができる。蒸気案内管10は、電気抵抗薄膜31よりも低い電気抵抗を有する銀ペーストを薄膜上にコーティングした電極32がガラス管11の基端部25と先端部27とに形成されているから、電気抵抗薄膜31に直接端子を接続する場合と比較し、その接触抵抗を低くすることができ、電気抵抗薄膜31に所望の電流を確実に流すことができる。
蒸気案内管10は、ガラス管11の先端開口28を開閉可能なシャッター29がガラス管11の先端部27に取り付けられているから、それを利用して材料をターゲット63に蒸着させる場合において、ターゲット63の近傍でシャッター29を開けることで、坩堝12から発生した材料の蒸気をターゲット63に向かって確実の照射することができ、材料の無駄を省きつつ材料をターゲット63に確実に蒸着させることができる。この蒸気案内管10は、ガラス管11の外周面に室圧において透明導電性酸化スズ膜30を成膜することができるから、ガラス管11の外周面に電気抵抗薄膜31を容易に形成することができる。
なお、電気抵抗薄膜31の厚み寸法がガラス管11の中間部26から基端部25と先端部27とに向かって次第に減少する蒸気案内管10、または、電気抵抗薄膜31の厚み寸法をガラス管11の中間部26において厚くし、厚み寸法を基端部25および先端部27において中間部26のそれよりも薄くした蒸気案内管10では、ガラス管11の基端部25および先端部27の温度が中間部26のそれに比較して低くなる傾向にあったとしても、基端部25および先端部27における電気抵抗薄膜31の厚み寸法が中間部26のそれよりも小さいから、基端部25および先端部27の電気抵抗が大きく、基端部25および先端部27の温度を中間部26のそれよりも高くすることができ、その結果、ガラス管11全域が略同一の高温に保持され、ガラス管11の内周面に材料が付着したとしても、その材料全てを効率よく再蒸発させることができる。
一例として示す蒸気案内管の斜視図。 図1の2−2線矢視断面図。 図1の3−3線矢視断面図。 一例として示すガラス管の部分破断側面図。 他の一例として示すガラス管の部分破断側面図。 長さ調節ユニットが取り付けられた状態の蒸気案内管の斜視図。 一例として示す真空蒸着装置の斜視図。 一例として示す真空蒸着装置の斜視図。
符号の説明
10 蒸気案内管
11 ガラス管(内側チューブ)
12 坩堝
13 金属管(外側チューブ)
14 ガイド幹部
15 ハンドリング部
19 ガラス管用電流導入端子
20 坩堝用電流導入端子
21 坩堝導入ハンドル
22 シャッター開閉ハンドル
25 基端部
26 中間部
27 先端部
28 先端開口
29 シャッター
30 透明導電性酸化スズ膜(ネサ膜)
31 電気抵抗薄膜
32 電極
43 長さ調節ユニット
44 伸縮管
45 長さ調節機構
57 真空蒸着装置
58 真空チャンバー
63 ターゲット

Claims (9)

  1. 所定の材料を収容し、前記材料を加熱して該材料の蒸気を発生させる坩堝と、前記坩堝をその内部に設置し、前記坩堝から発生した前記蒸気を一方向へ流動させるチューブとを有する蒸気案内管において、
    所定の電気抵抗を有する金属材料が、前記チューブの外周面にコーティングされ、前記チューブの外周面に所定の厚み寸法を有する電気抵抗薄膜を形成し、前記電気抵抗薄膜が、その抵抗加熱によって発熱し、前記チューブを所定温度に加熱することを特徴とする蒸気案内管。
  2. 前記チューブが、内側チューブと、前記内側チューブの外側に位置して該内側チューブの外周面を包被する外側チューブとから形成され、前記坩堝が、前記内側チューブの内部に設置され、前記電気抵抗薄膜が、前記内側チューブの外周面に形成され、前記蒸気案内管では、前記内側チューブと前記外側チューブとの間に空間が形成され、前記外側チューブが前記内側チューブから放出される赤外線を該内側チューブに向かって反射する請求項1記載の蒸気案内管。
  3. 前記内側チューブが、基端部および先端部と、それら端部の間に位置する中間部とを有し、前記坩堝が、前記内側チューブの基端部に設置され、前記蒸気案内管では、前記電気抵抗薄膜よりも低い電気抵抗を有する金属材料を該薄膜上にコーティングした電極が前記内側チューブの基端部と先端部とに形成され、前記坩堝から発生した前記材料の蒸気が前記内側チューブの基端部から先端部に向かって流動する請求項2記載の蒸気案内管。
  4. 前記内側チューブの先端開口を開閉可能なシャッターが、該内側チューブの先端部に取り付けられている請求項3記載の蒸気案内管。
  5. 前記電気抵抗薄膜の厚み寸法が、前記内側チューブの中間部から基端部と先端部とに向かって次第に減少している請求項3または請求項4に記載の蒸気案内管。
  6. 前記内側チューブが、ガラス管であり、前記外側チューブが、金属管である請求項2ないし請求項5いずれかに記載の蒸気案内管。
  7. 前記電気抵抗薄膜の抵抗値が、100〜120Ωの範囲にあり、前記電気抵抗薄膜によって加熱された前記チューブの温度が、80〜200℃の範囲にある請求項1ないし請求項6いずれかに記載の蒸気案内管。
  8. 前記電気抵抗薄膜が、透明導電性酸化スズ膜であり、前記透明導電性酸化スズ膜が、前記チューブの外周面に成膜されている請求項1ないし請求項7いずれかに記載の蒸気案内管。
  9. 前記蒸気案内管が、前記坩堝から発生した前記材料の蒸気を前記チューブから放出して真空チャンバー内部に配置されたターゲットにその材料を蒸着させる真空蒸着装置に使用される請求項1ないし請求項8いずれかに記載の蒸気案内管。
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