JP2010053239A - 光硬化型プライマー組成物、該組成物からなるプライマー層を備えた構造体およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】紫外線によって容易に硬化させることができ、硬化後は、基材との密着性に優れ、特に光硬化によって得られる硬化皮膜に対して基材との良好な密着性を付与するプライマー層を形成する光硬化型のプライマー組成物、該プライマー層を有する構造体、該構造体の製造方法を提供する。
【解決手段】(a)多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート、(b)脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシラン、(c)光重合開始剤および(d)有機溶剤を含有する光硬化型プライマー組成物。また、(L1)基材、(L2)該基材上に形成された上記光硬化型プライマー組成物からなるプライマー層および(L3)該プライマー層上に形成された(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜を有する構造体。
【選択図】なし
【解決手段】(a)多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート、(b)脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシラン、(c)光重合開始剤および(d)有機溶剤を含有する光硬化型プライマー組成物。また、(L1)基材、(L2)該基材上に形成された上記光硬化型プライマー組成物からなるプライマー層および(L3)該プライマー層上に形成された(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜を有する構造体。
【選択図】なし
Description
本発明は、光硬化型のプライマー組成物に関するものである。詳しくは、紫外線によって容易に硬化させることができ、硬化後は、基材との密着性に優れ、特に光硬化によって得られる硬化皮膜に対して基材との良好な密着性を付与するプライマー層を形成する光硬化型のプライマー組成物に関する。また、本発明は、該プライマー層を有する構造体に関し、該構造体を製造する方法に関する。
紫外線によって硬化する光硬化型コーティング剤は、特に耐熱性の低い熱可塑性樹脂からなる基材の表面被覆、基材保護に好適であり、これらの基材の物理強度を大きく損なうことなく、耐汚染性、耐擦傷性、平滑性等の優れた物理特性を付与することができる利点がある。
このような光硬化型コーティング剤は公知であり、例えば、非シリルアクリレート、コロイダルシリカ、アクリロキシ官能性シランおよび光重合開始剤からなる耐摩耗性紫外線硬化性被覆用組成物(特許文献1)が知られている。また、アルコキシ基含有オルガノポリシロキサン類と、多官能性アクリレートとからなることを特徴とする高エネルギー線硬化性組成物(特許文献2)、または物理的な強度を向上させた多官能アクリレート、コロイダルシリカ、オルガノアルコキシシランおよびアミノ変性オルガノポリシロキサンまたはそのマイクル付加反応生成物からなる高エネルギー線硬化性アクリロキキシシリコーン組成物(特許文献3)が知られている。また、これらの文献には、紫外線により同組成物を硬化させる場合には、公知の光重合開始剤が好適に使用できる旨が記載されている。
また、光硬化型コーティング剤とポリカーボネート等の各種基材の密着性を改善すべく、予め基材表面をプライマーにより処理することは公知である。すなわち、プライマ−を塗布し、次に該プライマーを塗布した基材に光硬化型コーティング剤を塗布し、次に該光硬化型コーティング剤に光を照射して硬化させる工程を有する光硬化型コーティング剤の硬化方法は公知である。(一例として、特許文献1、特許文献4、特許文献5参照)
しかしながら、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂からなる基材は、波長300nm付近の紫外線によって光分解しやすく、屋外等で太陽光線に長時間暴露する環境で使用すると、コーティングされた基材自体が経時的に劣化するという問題があった。また、光硬化型コーティング剤は、その硬化において、基材に対して不可避的に紫外線照射を行うことが必要であり、基材自体を劣化させる問題があった。
上記の紫外線に起因する熱可塑性樹脂基材の劣化を防止し、耐侯性を改善する目的で、紫外線吸収剤を配合することができることは公知である(例えば、特許文献3の段落0019)。しかしながら、かかる紫外線吸収剤は、コーティング剤の硬化に必要な紫外線をも吸収してしまうため、耐侯性を改善する目的でコーティング剤に大量に配合すると、コーティング剤の紫外線による硬化を阻害する。このため、紫外線吸収剤と光重合開始剤を含むコーティング剤を硬化せしめてなる硬化皮膜と基材の密着性が損なわれる問題があった。
さらに、光硬化型コーティング剤においても、添加剤として光安定剤を配合することができることは公知である(例えば、特許文献6等)。光安定剤を配合することにより、屋外等で太陽光線に長時間暴露する環境では、太陽光線に含まれる紫外線照射により発生したラジカル種を捕捉し、硬化皮膜の紫外線防御効果、耐候性の改善することができる。しかしながら、ヒンダードアミン系光安定剤は、コーティング剤を紫外線照射により硬化する時に発生するラジカル種も捕捉するため、大量に配合すると、紫外線の効果を相殺し、コーティング剤の硬化を阻害する。このため、紫外線吸収剤と光重合開始剤を含むコーティング剤含む硬化皮膜と基材の密着性が損なわれる問題があった。
本発明は上記問題を解決すべくなされたものであり、紫外線によって容易に硬化させることができ、硬化後は、基材との密着性に優れ、特に光硬化によって得られる硬化皮膜に対して基材との良好な密着性を付与するプライマー層を形成する光硬化型のプライマー組成物を提供するものである。また、該プライマー層を介して特に紫外線吸収剤またはヒンダードアミン系光安定剤を含む光硬化型の硬化皮膜と基材が強固に密着した構造体を提供するものであり、該構造体を製造する方法を提供するものである。
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意検討した結果、(a)多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート、(b)脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシラン、(c)光重合開始剤および(d)有機溶剤を含有する光硬化型プライマー組成物 により、上記課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。
また、本発明者らは、(L1)基材、(L2)該透明基材上に形成された請求項1の光硬化型プライマー組成物からなるプライマー層 および (L3)該プライマー層上に形成された(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤、任意で(f)ヒンダードアミン系光安定剤を含有する硬化皮膜を有する構造体によって上記課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。
また、本発明者らは、ポリカーボネート樹脂からなる基材上に上記光硬化型プライマー組成物を塗布する工程と、該光硬化型プライマー組成物を光硬化させ、プライマー層を形成する工程と、該プライマー層上に(c)光重合開始剤、(e)紫外線吸収剤、任意で(f)ヒンダードアミン系光安定剤を含有する光硬化型のコーティング剤を塗布する工程と、該光硬化型のコーティング剤を光硬化させ、硬化皮膜を形成する工程を含むことを特徴とする、構造体の製造方法により、上記課題を最も良く解決できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、
「〔1〕 (a)多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート、(b)脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシラン、(c)光重合開始剤および(d)有機溶剤を含有する光硬化型プライマー組成物。
〔2〕 (L1)基材、(L2)該基材上に形成された〔1〕の光硬化型プライマー組成物からなるプライマー層 および (L3)該プライマー層上に形成された(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜を有する構造体。
〔3〕 前記硬化皮膜が、さらに(f)ヒンダードアミン系光安定剤を含有する硬化皮膜であることを特徴とする、〔2〕に記載の構造体。
〔4〕 前記基材が、可視光領域において70%以上の光透過率を有する透明基材であり、前記構造体が実質的に透明であることを特徴とする〔2〕に記載の構造体。
〔5〕 〔2〕〜〔4〕のいずれか1項に記載の構造体の製造方法であって、
基材上に〔1〕に記載の光硬化型プライマー組成物を塗布する工程と、
該光硬化型プライマー組成物を光硬化させ、プライマー層を形成する工程と、
該プライマー層上に(c)光重合開始剤を含有する光硬化型のコーティング剤を塗布する工程と、
該光硬化型のコーティング剤を光硬化させ、(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜を形成する工程を含むことを特徴とする、構造体の製造方法。
〔6〕 基材がポリカーボネート樹脂であり、硬化皮膜が(c)光重合開始剤、(e)紫外線吸収剤および(f)ヒンダードアミン系光安定剤を含有する硬化皮膜であることを特徴とする〔5〕に記載の構造体の製造方法。」である。
「〔1〕 (a)多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート、(b)脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシラン、(c)光重合開始剤および(d)有機溶剤を含有する光硬化型プライマー組成物。
〔2〕 (L1)基材、(L2)該基材上に形成された〔1〕の光硬化型プライマー組成物からなるプライマー層 および (L3)該プライマー層上に形成された(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜を有する構造体。
〔3〕 前記硬化皮膜が、さらに(f)ヒンダードアミン系光安定剤を含有する硬化皮膜であることを特徴とする、〔2〕に記載の構造体。
〔4〕 前記基材が、可視光領域において70%以上の光透過率を有する透明基材であり、前記構造体が実質的に透明であることを特徴とする〔2〕に記載の構造体。
〔5〕 〔2〕〜〔4〕のいずれか1項に記載の構造体の製造方法であって、
基材上に〔1〕に記載の光硬化型プライマー組成物を塗布する工程と、
該光硬化型プライマー組成物を光硬化させ、プライマー層を形成する工程と、
該プライマー層上に(c)光重合開始剤を含有する光硬化型のコーティング剤を塗布する工程と、
該光硬化型のコーティング剤を光硬化させ、(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜を形成する工程を含むことを特徴とする、構造体の製造方法。
〔6〕 基材がポリカーボネート樹脂であり、硬化皮膜が(c)光重合開始剤、(e)紫外線吸収剤および(f)ヒンダードアミン系光安定剤を含有する硬化皮膜であることを特徴とする〔5〕に記載の構造体の製造方法。」である。
本発明によれば、紫外線によって容易に硬化させることができ、硬化後は、基材との密着性に優れ、特に光硬化によって得られる硬化皮膜に対して基材との良好な密着性を付与するプライマー層を形成する光硬化型のプライマー組成物を得ることができる。また、該プライマー層を介して紫外線吸収剤またはヒンダードアミン系光安定剤を含む光硬化型の硬化皮膜と基材が強固に密着した構造体を提供することができ、該構造体を製造する方法を提供することができる。
上記のプライマー組成物を用いることによって、特に、光硬化型コーティング剤からなる硬化皮膜であって、紫外線吸収性能の改善を目的とした硬化皮膜と基材の密着性は著しく改善される。このため、該プライマー層と紫外線吸収剤等を含む硬化皮膜を併用することにより、波長300nm付近の紫外線によって光分解し、劣化しやすいポリカーボネート樹脂製品の表面保護、耐候性向上などに特に好適であり、屋外等で太陽光線に長時間暴露する環境で使用される自動車用外装部材、建築用外装部材として有用な構造体を提供することができる。
まず、本発明にかかる光硬化型のプライマー組成物について説明する。
該光硬化型プライマー組成物は、(a)多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート、(b)脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシラン、(c)光重合開始剤および(d)有機溶剤を含有することを特徴とする。
該光硬化型プライマー組成物は、(a)多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート、(b)脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシラン、(c)光重合開始剤および(d)有機溶剤を含有することを特徴とする。
より詳細には、本発明の光硬化型プライマー組成物は各成分を、下記の配合比で含んでなることが好ましい。
(a)多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート 100重量部、
(b)脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシラン 1〜200重量部、
(c)光重合開始剤 0.01〜30重量部
(d)有機溶剤 10〜2000重量部
(a)多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート 100重量部、
(b)脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシラン 1〜200重量部、
(c)光重合開始剤 0.01〜30重量部
(d)有機溶剤 10〜2000重量部
以下、成分(a)〜成分(d)について、詳細に説明する。
成分(a)は、多官能性アクリレートまたは多官能性メタクリレートであり、光硬化型プライマー組成物に紫外線照射による光硬化性を付与する成分であると共に、後述する成分(b)と併用することにより、紫外線吸収剤またはヒンダードアミン系光安定剤を含む光硬化型の硬化皮膜との親和性に優れたプライマー層を与える成分である。
該成分(a)は多官能性アクリレートであることが好ましく、フッ素原子および/またはケイ素原子を含んでも、あるいは含まなくてもどちらでもよいが、フッ素原子およびケイ素原子を含まないことが好ましい。かかる多官能性アクリレートは、2官能性以上(例えば、2官能性〜20官能性)のアクリレートモノマーまたは2官能性以上(例えば、2官能性〜20官能性)のアクリレートオリゴマーであり、硬化性の点から、5官能性以上(例えば、5官能性〜10官能性)のアクリレートを用いることが好ましい。かかる多官能アクリレートとして、具体的には、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート,1,4−ブタンジオールジアクリレート,エチレングリコールジアクリレート,ジエチレングリコールジアクリレート,テトラエチレングリコールジアクリレート,トリプロピレングリコールジアクリレート,ネオペンチルグリコールジアクリレート,1,4−ブタンジオールジメタクリレート,ポリ(ブタンジオール)ジアクリレート,テトラエチレングリコールジメタクリレート,1,3−ブチレングリコールジアクリレート,トリエチレングリコールジアクリレート,トリイソプロピレングリコールジアクリレート,ポリエチレングリコールジアクリレート,ビスフェノールAジメタクリレート等の2官能性アクリレートモノマー;トリメチロールプロパントリアクリレート,トリメチロールプロパントリメタクリレート,ペンタエリスリトールモノヒドロキシトリアクリレート,トリメチロールプロパントリエトキシトリアクリレート等の3官能性アクリレートモノマー;ペンタエリスリトールテトラアクリレート,ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート等の4官能性アクリレートモノマー;ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート,ジペンタエリスリトール(モノヒドロキシ)ペンタアクリレート等の5官能性以上のアクリレートモノマー;ビスフェノールAエポキシジアクリレート,6官能性芳香族ウレタンアクリレート[商標:Ebecryl220],脂肪族ウレタンジアクリレート[商標:Ebecryl230],4官能性ポリエステルアクリレート[商標:Ebecryl80]のアクリレートオリゴマーが挙げられる。これらの多官能性アクリレートは、1種を単独で使用してもよく、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。中でも、5官能性以上のアクリレートを含むことが好ましく、その含有量は成分(a)の30重量%以上(例えば30重量%〜100重量%)であることが好ましく、50重量%以上がより好ましく、80重量%以上がさらに好ましい。
成分(b)は脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシランであり、紫外線の照射によって、成分(a)と架橋してプライマー層の架橋度を向上させる点で、本発明の光硬化型プライマー組成物に硬化性を付与する成分である。かかる成分(b)を成分(a)と併用することにより、硬化後のプライマー層の紫外線吸収剤またはヒンダードアミン系光安定剤を含む光硬化型の硬化皮膜との親和性が改善され、基材と硬化皮膜の間に該プライマー層を介した強固な密着性が付与される。
成分(b)は、フッ素原子を含んでも、あるいは含まなくてもどちらでもよいが、一般に、フッ素原子を含まない。かかる成分(b)は一般式:R1 aYSi(OR2)3−aで表される化合物であることが好ましい。式中、R1は脂肪族不飽和結合を有しない置換もしくは非置換の一価の炭化水素基(例えば、炭素原子数1〜20)であり、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,イソブチル基,オクチル基,デシル基等のアルキル基;フェニル基等のアリール基;3,3,3−トリフルオロメチル基、パーフルオロブチルエチル基,パーフルオロオクチルエチル基等のフルオロアルキル基が例示される。これらの中でも、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,イソブチル基が好ましい。R2はアルキル基であり、炭素原子数1〜10のアルキル基であることが好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基であることが特に好ましい。Yは脂肪族不飽和結合を有する一価の有機基(例えば、炭素原子数1〜10)であり、メタクリルオキシ基,アクリルオキシ基,3−(メタクリルオキシ)プロピル基、3−(アクリルオキシ)プロピル基等のアクリル基含有有機基;ビニル基,ヘキセニル基,アリル基等のアルケニル基;スチリル基,ビニルエーテル基等が例示される。aは0または1である。
成分(b)として、具体的には、3−メタクリルオキシトリメトキシシラン、3−(メタクリルオキシ)プロピルトリメトキシシラン、3−(メタクリルオキシ)プロピルトリエトキシシラン、3−(メタクリルオキシ)プロピルメチルジメトキシシラン、3−(アクリルオキシ)プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、アリルトリエトキシシランが挙げられる。本発明組成物において、成分(b)の配合量は成分(a) 100重量部に対して1〜200重量部であり、10〜100重量部であることが好ましく、25〜75重量部が特に好ましい。成分(b)の配合量が前記下限未満では、紫外線吸収剤またはヒンダードアミン系光安定剤を含む光硬化型の硬化皮膜との親和性が不十分となり、プライマー層上に形成した硬化皮膜の剥離が発生する場合がある。
成分(c)は光重合開始剤であり、紫外線等の高エネルギー光線の照射によりラジカルを発生させ、上記の成分(a)および成分(b)を光硬化させる成分である。本発明に用いられる光重合開始剤は、特に限定されるものではなく、公知の光重合開始剤を単独または2種類以上組み合わせて使用することができる。
光重合開始剤の種類は特に限定されるものではないが、アリールケトン系光重合開始剤 (例えば、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、アルキルアミノベンゾフェノン類、ベンジル類、ベンゾイン類、ベンゾインエーテル類、ベンジルジメチルケタール類、ベンゾイルベンゾエート類、α−アシロキシムエステル類など);含硫黄系光重合開始剤 (例えば、スルフィド類、チオキサントン類など);アシルホスフィンオキシド系光重合開始剤などが挙げられる。また、光重合開始剤はアミン類などの光増感剤と組み合わせて使用することもできる。
成分(c)は、より具体的には、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1−オン、ビス−2,6−ジメトキシベンゾイル−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド、ベンゾフェノン、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンから選択される光重合開始剤であることが好ましく、これらは一種単独で用いるほか、二種以上を併用することができる。
特に好適な成分(c)として、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトンが例示できる。これらの光重合開始剤は市販されており、チバ・スペシャリティ・ケミカル株式会社から提供されている品番(登録商標:イルガキュア):「イルガキュア907」、「イルガキュア184」、を好適に使用することができる。
本発明の光硬化型プライマー組成物において、成分(c)の配合量は成分(a) 100重量部に対して0.01〜30重量部であり、プライマー層の基材への密着性と硬化特性の見地から、5〜20重量部であることが好ましい。前記下限未満では、組成物の紫外線硬化性が不十分であり、前期上限を超えると、成分(c)であっても、得られるプライマー層の物理的強度が低下し、プライマー層と硬化皮膜の基材からの剥離の原因となる場合がある。
本発明の光硬化型プライマー組成物には、上記成分(a)〜成分(c)の分散媒として、(d)有機溶剤、特にアルコールを含む有機溶剤が使用される。成分(d)の配合量は、成分(a)100重量部に対して、10〜2000重量部の範囲であることが好ましく、500〜2000重量の範囲がより好ましい。
成分(d)は、具体的にはアルコールとして、メタノール,エタノール,イソプロピルアルコール,ブタノール,イソブチルアルコール,エチレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,エチレングリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,トリエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル(PGME)のようなアルコール類が挙げられる。また、アルコール以外の有機溶剤としては、アセトン,メチルエチルケトン,メチルイソブチルケトン等のケトン(例えば、炭素原子数2〜20);トルエン,キシレン等の芳香族系炭化水素(例えば、炭素原子数2〜20);ヘキサン,オクタン,ヘプタン等の脂肪族系炭化水素(例えば、炭素原子数5〜20);クロロホルム,塩化メチレン,トリクロロエチレン,四塩化炭素等の有機塩素系溶剤(例えば、炭素原子数1〜20);酢酸エチル,酢酸ブチル,酢酸イソブチル等のエステル類(例えば、炭素原子数1〜20)が挙げられる。アルコールの含有率は、全溶剤合計量の10〜99重量%の範囲であることが好ましく、30〜95重量%がより好ましい。
本発明の光硬化型プライマー組成物には、その他の成分(e)として、水を配合することができる。かかる成分(e)は、成分(b)の加水分解の促進に使用される任意の成分であり、その配合量は、成分(b)100重量部に対して1〜50重量部の範囲が好ましく、5〜30重量部の範囲がより好ましい。
本発明組成物には、本発明の目的を損なわない範囲であれば、上記以外の成分を添加配合してもよい。たとえば、テトラメトキシシラン,テトラエトキシシラン,テトライソプロポキシシラン等のテトラアルコキシシラン;メチルトリメトキシシラン,メチルトリエトキシシラン,メチルトリイソプロポキシシラン,エチルトリメトキシシラン,エチルトリエトキシシラン,エチルトリイソプロポキシシラン等のアルキルアルコキシシランが挙げられる。
さらに本発明組成物には、本発明の目的を損なわない範囲であれば、必要に応じて、酸化防止剤;増粘剤;レベリング剤、消泡剤、沈降防止剤、分散剤、帯電防止剤、防曇剤などの界面活性剤;各種顔料,染料等の着色剤;アルミニウムペースト,タルク,ガラスフリット,金属粉などの充填剤;ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT),フェノチアジン(PTZ)等のアクリレート類の自己重合禁止剤などを添加配合することができる。本組成物の保存安定性の見地から、フェノチアジン(PTZ)等のアクリレート類の自己重合禁止剤を成分(a)100重量部に対して、0.00001〜0.001重量部配合することが特に好ましい。
本発明組成物の製造方法は任意であり、前記の各成分をミキサー等の機械力を用いて均一混合することにより調製することができる。好適には、成分(a)、(b)および(d)を混合して、25〜90℃で0.1〜10時間攪拌した後、残りの成分(c)およびその他の成分を攪拌しながら配合することにより得ることができる。
本発明の光硬化型プライマー組成物は、紫外線吸収剤またはヒンダードアミン系光安定剤を含む光硬化型の硬化皮膜との親和性に優れ、基材と光硬化型の硬化皮膜の強固な密着性を達成することができる。また、該光硬化型プライマー組成物は、各成分の相溶性に優れるため外観が均一であり、各種基材に対し、均一で美観に優れたプライマー層を形成することができる。また、公知の塗工方法で塗布した場合に、所望の厚さで塗布することができ、また、液だれや塗布後の諸成分の分離を生じないという利点を有する。
本発明組成物は各種基材に塗布して乾燥後、高エネルギー線を照射することにより極めて短時間で硬化する。高エネルギー線としては、紫外線,電子線,γ線が例示される。本発明組成物は、紫外線硬化特性に極めて優れるため、紫外線により硬化させることが最も好ましい。紫外線を使用した場合には、極めて短時間で硬化薄膜層が形成されるためである。紫外線照射量は、少なくとも2mJ/cm2であり、好ましくは100〜3000mJ/cm2である。尚、本発明組成物は常温で乾燥するが、より早く乾燥させる場合には加熱することができる。
本発明組成物が塗布される(L1)基材は特に限定されないが、波長300nm付近の紫外線によって光分解しやすいポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂からなる基材が最も好ましい。材質としては、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレンイソフタレート,ポリエチレン−2,6−ナフタレート,ポリブチレンテレフタレートやこれらの共重合体等のポリエステル系樹脂;ポリオキシメチレン等のポリアミド系樹脂;ポリスチレン,ポリ(メタ)アクリル酸エステル,ポリアクリロニトリル,ポリ酢酸ビニル,ポリカーボネート,セロファン,ポリイミド,ポリエーテルイミド,ポリフェニレンスルフォン,ポリスルフォン,ポリエーテルケトン,アイオノマー樹脂,フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂;メラミン樹脂,ポリウレタン樹脂,エポキシ樹脂,フェノール樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,アルキッド樹脂,ユリア樹脂,シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂等の各種プラスティック、ガラス、セラミックス、アルミ,亜鉛,鉄,ニッケル,コバルト,銅,スズ,チタン,金,銀,白金またはこれらを含む合金等の金属類、コンクリート、木、繊維布帛、繊維、不織布、皮革、紙、及び石(大理石を含む)が挙げられる。
本発明組成物を塗布する基材の材質としては、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂が特に好ましい。これらの基材上で、本発明組成物を光硬化させてプライマー層を形成させ、該プライマー層上に紫外線吸収剤またはヒンダードアミン系光安定剤を含む光硬化型の硬化皮膜を形成させることにより、基材への硬化皮膜の密着性を改善し、基材の耐候性と物理的強度を著しく改善できるためである。基材の形状は特に限定されず、板状,フィルム状,シート状,ボトル状,固形状が挙げられる。中でも、熱可塑性プラスチック板または熱可塑性プラスチックフィルムが好ましい。基材の厚さは特に限定されないが、フィルム状やシート状の場合には、通常、5〜100μmの範囲であり、厚みのある板状の場合には0.005m〜0.1mの範囲である。
本発明組成物の塗工方法は特に限定されず、例えば、流し塗り,浸漬被覆,回転塗布(スピンコート),吹付け塗布,カーテン塗り,グラビア塗工,マイヤーバー塗工,ディップコーティング等の公知の方法によって、本発明組成物の薄膜層を各種基材表面に形成することができる。
当該光硬化型プライマー組成物の塗布量は任意であるが、層の厚さが0.01〜25μmとなる量が好ましく、0.05〜5.0μmとなる量がより好ましい。ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂からなる基材との密着性を改善する目的では、プライマー層の厚さが0.1〜2.0μmとなる量が特に好ましい。
本発明の光硬化型プライマー組成物からなるプライマー層は、基材上に光硬化性の硬化皮膜を形成するための前処理として好適である。すなわち、プライマー層と光硬化後の該硬化皮膜が親和した状態で強固な密着状態を形成し、プライマー層を介して硬化皮膜と基材の密着性が大きく改善される。ただし、本発明において、プライマー層は基材上で予め光硬化させておくことが好ましい。本発明の光硬化型プライマー組成物を塗布した後、光硬化させずに未硬化のプライマー層上に、光硬化型のコーティング剤を塗布してしまうと、光硬化に必要な紫外線が上層にあたる硬化皮膜に吸収されてしまい、プライマー層の硬化が不十分となる場合があるためである。これは、該硬化皮膜が紫外線吸収剤またはヒンダードアミン系光安定剤を含む光硬化型の硬化皮膜である場合に顕著である。
さらに、本発明組成物からなるプライマー層は、着色性の任意成分を添加しなければ無色透明であり、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂からなる透明基材の表面処理に好適である。ここで、透明基材とは、可視光領域において70%以上の光透過率を有し、外観が客観的に透明である基材をいう。より具体的には、透明基材として、自動車用窓ガラス代替プラスティック部材や、建材用窓ガラス代替プラスティック部材である基材が例示できる。
次に、本発明に係る構造体について説明する。当該構造体は、前記の(L1)基材、(L2)該基材上に形成された前記の光硬化型プライマー組成物からなるプライマー層 および (L3)該プライマー層上に形成された(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜を有する構造体からなるものである。
プライマー層を介して基材に密着される硬化皮膜である上記(L3)は、(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜である。該硬化皮膜は、さらに、(f)ヒンダードアミン系光安定剤を含有することが好ましい。かかる硬化皮膜は、成分(c)および成分(e)を含有するコーティング剤、好ましくは成分(c)、成分(e)および成分(f)を含有するコーティング剤を硬化させることにより得られる硬化皮膜である。このようなコーティング剤は、アゾビス化合物または過酸化ベンゾイルのようなラジカル重合開始剤を用いて硬化させる熱硬化型のコーティング剤であってもよいが、成分(c)への紫外線照射によって発生するラジカルによって硬化する、光硬化型のコーティング剤であることがより好適である。
このような光硬化型のコーティング剤は、(A)光重合性の官能基を有するモノマーまたはオリゴマー、上記成分(c)および成分(e)を含んでなる。成分(A)であるモノマーは特に限定されるものではないが、好ましいモノマーは、アルキルメタクリレート、アルキルアクリレート、多官能性アクリレートおよび多官能性メタクリレートから選択される1種類以上のアクリル系モノマーまたはこれらと共重合可能な官能基を有するモノマーから選択される。特に好ましいモノマーは、本発明のプライマー組成物と同じく、成分(a)である多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート、成分(b)である脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシランまたはこれらの混合物である。これらの光重合性の官能基を有するモノマーは、成分(c)への紫外線照射によって発生するラジカルにより、光重合し、硬化皮膜を形成する。
本発明の光硬化型プライマー組成物からなるプライマー層は、(c)光重合開始剤と(e)紫外線吸収剤を同時に含有する硬化皮膜の基材への密着性を改善する。また、該プライマー層は、さらに(f)ヒンダードアミン系光安定剤を含有する硬化皮膜の基材への密着性を改善する。これらの成分(e)および成分(f)は紫外線による悪影響から基材の劣化を防止する成分であり、得られる硬化皮膜は紫外線吸収効果に優れ、高耐侯性となる。しかし、これらの成分は、光硬化型のコーティング剤を、紫外線照射により硬化する際に不可避的に硬化阻害の原因となりうる成分であり、これらの成分を含有する光硬化型の硬化皮膜は、基材への密着性が不十分となり、硬化皮膜の剥離を生じる場合がある。
成分(e)は、紫外線吸収剤であり、220〜400nmに吸収波長を有する紫外線吸収剤が好適に使用できる。該成分(e)を含むことにより、上記の光硬化型のコーティング剤に波長300nm付近の紫外線吸収効果を付与し、硬化皮膜の耐侯性が改善される。
また、該成分(e)は、硬化皮膜の高耐侯性と紫外線による硬化性のバランスから、260〜400nmに吸収波長を有する紫外線吸収剤であることが好ましい。具体的には、成分(e)は、ヒドロキシフェニルトリアジン系化合物、ベンゾフェノン系化合物およびシアノアクリレート系化合物からなる群から選択される220〜400nmに吸収波長を有する紫外線吸収剤であることが好ましく、これらは一種単独で用いるほか、二種以上を併用することができる。
より具体的には、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンと2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−トリデシルオキシプロピル)オキシ]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの1−メトキシ−2−プロパノール溶液、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−(2´エチル)ヘキシル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−(2ヒドロキシ−4−[1−オクチルカルボニルエトキシ]フェニル)−4,6−ビス(4−フェニルフェニル)−1,3,5−トリアジン等のヒドロキシフェニルトリアジン系化合物;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−ドデシロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系化合物;2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3´−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3´−ジフェニルアクリレートなどのシアノアクリレート系化合物から選択される1種類以上の紫外線吸収剤である。最も好ましくは、ヒドロキシフェニルトリアジン系化合物である。
これらの紫外線吸収剤は市販されており、ヒドロキシフェニルトリアジン系化合物の紫外線吸収剤として、チバ・スペシャリティ・ケミカル株式会社から提供されている品番(登録商標:TINUVIN、チヌビン):「TINUVIN400」、「TINUVIN405」、「TINUVIN479」を好適に使用することができ、特に好ましくは、「TINUVIN400」(登録商標:TINUVIN、チヌビン)が使用できる。
本発明に係る構造体の(L3)該プライマー層上に形成された(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜において、成分(c)の配合量は該硬化皮膜の0.01〜20重量パーセントであることが好ましく、硬化皮膜の紫外線吸収効果、耐候性の改善性と組成物全体の硬化特性の見地から、1〜10重量パーセントであることが特に好ましい。前記下限未満では、硬化皮膜の紫外線吸収効果が不十分であり、前期上限を超えると、硬化皮膜の強度およびプライマー層との密着性が低下する場合がある。
上記(L3)である硬化皮膜は、成分(f)であるヒンダードアミン系光安定剤を含むことが好ましい。かかる成分(f)は紫外線照射により発生したラジカル種を捕捉する効果を有するため、(e)紫外線吸収剤と併用することにより、硬化皮膜の紫外線防御効果、耐候性の改善について、優れた相乗効果が得られるものである。かかるヒンダードアミン系光安定剤は低分子量型であっても、高分子量型であってもよく、上記(L3)である硬化皮膜には2種類以上のヒンダードアミン系光安定剤を混合して使用しても良いが、好ましくは、低分子量型のヒンダードアミン系光安定剤である。
低分子量型のヒンダードアミン系光安定剤として、2,4−ビス[N−ブチル−N−(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アミノ]−6−(2−ヒドロキシエチルアミン)、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1−オクチロキシ−2,2,6,6テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバケート、2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシラート、1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル/トリデシル−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシラート、{1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル/β,β,β’,β’−テトラメチル−3,9−[2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカン]ジエチル}−1,2,3,4ブタンテトラカルボキシレートが例示される。
高分子量型のヒンダードアミン系光安定剤として、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4ピペリジル)アミノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物、ポリ[[6−[(1,1,3,3−テトラメチルブチル) アミノ]−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル) イミノ]]、ポリ[{6−(1,1,3−トリメチルペンチル) アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジル) イミノ}オクタメチレン{(N−メチル−2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジル) イミノ}]、ポリ[(6−モルフォリノ−S−トリアジン−2,4−ジ)[1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル]イミノ]−ヘキサメチレン[(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)イミノ]]、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル) アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジル) イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジル) イミノ}]が例示される。
これらの光安定剤は市販されており、チバ・スペシャリティ・ケミカル株式会社から提供されている品番(登録商標:TINUVIN、チヌビン):「TINUVIN 111 FDL」、「TINUVIN 123」、「TINUVIN 144」、「TINUVIN 152」、「TINUVIN 292」、「TINUVIN 5100」等を挙げることができ、これらの光安定剤の構造は、下記式の通りである。
本発明に係る構造体の(L3)硬化皮膜において、成分(f)の配合量は該硬化皮膜の0.1〜15重量パーセントであることが好ましい。前記下限未満では、成分(e)との相乗効果として生じる硬化皮膜の紫外線防御効果、耐候性の改善が不十分となる場合があり、成分(f)の配合量があまりに多すぎると、硬化皮膜の強度や紫外線硬化特性が低下する場合がある。
本発明に係る構造体の(L3)硬化皮膜には、該硬化皮膜を高硬度化して耐擦傷性を向上させる成分としてコロイダルシリカを配合することが好ましい。該コロイダルシリカは本発明の目的を損なわない限り、シリカ表面が加水分解性ケイ素基やシラノール基により修飾されていてもよい。
また、該コロイダルシリカは、水、アルコール類、特にプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM)等の分散媒との一体物であるコロイダルシリカ分散液として、上記(L3)硬化皮膜を形成する光硬化型のコーティング剤に配合することができる。コロイダルシリカの平均粒子径は、その分散性の点から200nm以下であることが適当であり、平均粒子径が1〜100nmであることが好ましく、1〜50nmであることが特に好ましい。また、コロイダルシリカ分散液として用いる場合、コロイダルシリカの含有量、すなわち濃度は任意であるが、取り扱いの容易さから10〜70重量%であることが好ましい。
本発明に係る構造体の(L3)硬化皮膜には、撥水性や潤滑性を付与する成分として、アミノ変性オルガノポリシロキサンを配合することが好ましい。かかるアミノ変性オルガノポリシロキサンとして、分子鎖末端や側鎖の一部に、該アミノ官能性有機基を有するオルガノポリシロキサンフルイドが挙げられる。
アミノ官能性有機基としては、2−アミノエチル基、3−アミノプロピル基、3−(2−アミノエチル)アミノプロピル基、6−アミノヘキシル基が例示される。アミノ官能性有機基以外のケイ素原子に結合する基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基;フェニル基等のアリール基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基;水酸基が挙げられる。これらの中でもメチル基が好ましい。オルガノポリシロキサンの分子構造は、直鎖状もしくは一部分岐を有する直鎖状であることが好ましい。またそのシロキサン重合度は、2〜1000の範囲であることが好ましく、2〜500の範囲がより好ましく、2〜300の範囲が特に好ましい。
本発明に係る構造体の(L3)硬化皮膜を得るための光硬化性のコーティング剤に用いる成分(c)は、前記の本発明の光硬化型プライマー組成物に配合される成分(c)と共通の成分が例示できるが、波長300nm付近の紫外線によって光分解し、劣化しやすいポリカーボネート樹脂製品の表面処理に使用する場合、(c1)300〜450nmに吸収波長を有する光重合開始剤が好適に使用できる。すなわち、ポリカーボネート樹脂等への影響が小さい波長である300〜450nmの波長域の紫外線照射により、本発明の光硬化型プライマー組成物の硬化を促進することにより、プライマー層の紫外線硬化に伴うポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂からなる基材の光分解・劣化を抑制できる利点がある。基材の光分解・劣化を抑制する点で、360〜450nmに吸収波長を有する光重合開始剤であることが特に好ましい。また、該光硬化性のコーティング剤に使用する(d)有機溶剤およびその他の任意成分についても、前記の本発明の光硬化型プライマー組成物に配合される成分と共通の成分が例示できる。さらに、(L3)硬化皮膜を得るための光硬化性のコーティング剤を、プライマー層上に塗工する方法および紫外線照射により光硬化する方法についても、前記の本発明の光硬化型プライマー組成物と同様の方法が例示できる。
本発明に係る構造体の(L3)硬化皮膜は、耐擦傷性が要求される場合には、層の厚さが0.5〜25μmとなる量が好ましく、1〜20μmとなる量がより好ましい。
本発明に係る構造体の(L3)硬化皮膜を得るためのコーティング剤として、特に好適なコーティング剤は、(A)光重合性の官能基を有するモノマーまたはオリゴマー 100重量部、(c1)300〜450nmに吸収波長を有する光重合開始剤 0.01〜30重量部、(e)紫外線吸収剤 0.01〜20重量部、(f)ヒンダードアミン系光安定剤 0.1〜15重量部、コロイダルシリカ 1〜300重量部、アミノ変性オルガノポリシロキサン 0.2〜20重量部および(d)有機溶剤 10〜1000重量部 を含有する光硬化型のコーティング剤である。
本発明に係る構造体は、基材上に本発明の光硬化型プライマー組成物を塗布する工程と、該光硬化型プライマー組成物を光硬化させ、プライマー層を形成する工程と、該プライマー層上に前記の光硬化型のコーティング剤を塗布する工程と、該光硬化型のコーティング剤を光硬化させ、(c)光重合開始剤および(e)紫外線吸収剤を含有する硬化皮膜を形成する工程を含むことを特徴とする製造方法により得ることができる。
本発明に係る構造体は、波長300nm付近の紫外線吸収効果、硬度、油脂汚れ付着防止性、油脂汚れ拭き取り性、耐擦傷性、透明性、撥水性、密着性、平滑性および均一性に優れた耐侯性の硬化皮膜が、上記基材に強固に密着した構造を有する。このため、該構造体は、特に屋外等で太陽光線に長時間暴露する環境で使用する基材であって、美観と強度が要求される部材、より具体的には、自動車用窓ガラス代替プラスティック部材や、建材用窓ガラス代替プラスティック部材に非常に好適である。
以下、実施例および比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。なお、下記の例において、部はいずれも重量部であり、Meはメチル基を意味する。粘度は25℃において測定した値である。実施例および比較例の各特性は以下の方法を従って測定した。また、化合物の構造は、1H,13C−NMRを用いて同定した。
[光硬化型コーティング剤の粘度]
E型粘度計(TOKIOMEC社製DIGITAL VISCOMETER)を用いて、25℃で測定した。
[熱水浸漬試験:基材と硬化皮膜の密着性評価]
基材表面に硬化皮膜を有する試験片(サンプル)を、100℃に保った熱水に浸漬し、0.5時間後および1.0時間後に、硬化皮膜片の剥離の有無を、剥離した硬化皮膜片の水面への浮きが見られるか否かにより評価した。
E型粘度計(TOKIOMEC社製DIGITAL VISCOMETER)を用いて、25℃で測定した。
[熱水浸漬試験:基材と硬化皮膜の密着性評価]
基材表面に硬化皮膜を有する試験片(サンプル)を、100℃に保った熱水に浸漬し、0.5時間後および1.0時間後に、硬化皮膜片の剥離の有無を、剥離した硬化皮膜片の水面への浮きが見られるか否かにより評価した。
[調整例1]
フラスコに、14.2gのメチルエチルケトン(以下MEK)、エステル系多官能ウレタンアクリレート[日本化薬(株)製;商品名KAYARAD UX−5000]17.4g、両末端3−アミノプロピル−ポリジメチルシロキサン(東レ・ダウコーニング(株)社製;BY 16−853U)0.36gを投入してこれらを50℃で1時間加熱攪拌を行った。一旦冷却し、5.78gの3―メタクリロキシトリメトキシシラン、57.8gのコロイダルシリカのPGM分散液(濃度30wt%、コロイダルシリカの平均粒子径13nm)、0.58gの水の順に加えて攪拌後、50℃に加熱し1時間攪拌を行った。冷却後、光重合開始剤として2.10gの2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン [チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製;商品名イルガキュア907]、紫外線吸収剤として1.0gの2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンと2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−トリデシルオキシプロピル)オキシ]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの1−メトキシ−2−プロパノール溶液[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製;チヌビン400]、光安定剤として0.8gの2,4−ビス[N−ブチル−N−(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アミノ]−6−(2−ヒドロキシエチルアミン)[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製;チヌビン152]、4.3mgのフェノチアジンを加えて、「光硬化型コーティング剤」を調製した。該光硬化型コーティング剤の粘度は、6mPa・sであった。
フラスコに、14.2gのメチルエチルケトン(以下MEK)、エステル系多官能ウレタンアクリレート[日本化薬(株)製;商品名KAYARAD UX−5000]17.4g、両末端3−アミノプロピル−ポリジメチルシロキサン(東レ・ダウコーニング(株)社製;BY 16−853U)0.36gを投入してこれらを50℃で1時間加熱攪拌を行った。一旦冷却し、5.78gの3―メタクリロキシトリメトキシシラン、57.8gのコロイダルシリカのPGM分散液(濃度30wt%、コロイダルシリカの平均粒子径13nm)、0.58gの水の順に加えて攪拌後、50℃に加熱し1時間攪拌を行った。冷却後、光重合開始剤として2.10gの2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン [チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製;商品名イルガキュア907]、紫外線吸収剤として1.0gの2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンと2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−トリデシルオキシプロピル)オキシ]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンの1−メトキシ−2−プロパノール溶液[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製;チヌビン400]、光安定剤として0.8gの2,4−ビス[N−ブチル−N−(1−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アミノ]−6−(2−ヒドロキシエチルアミン)[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製;チヌビン152]、4.3mgのフェノチアジンを加えて、「光硬化型コーティング剤」を調製した。該光硬化型コーティング剤の粘度は、6mPa・sであった。
[プライマーの調製例(実施例1〜3、比較例1)]
下表2に示す成分を、機械力を用いて均一に混合することにより、プライマー1〜プライマー4を調製した。プライマー1〜3は本願発明の実施例である光硬化性のプライマー組成物であり、プライマー4は比較例であるラジカル重合開始剤を含む熱硬化性のプライマーコーティング剤である。表中、各成分の配合量は質量部で表す。
下表2に示す成分を、機械力を用いて均一に混合することにより、プライマー1〜プライマー4を調製した。プライマー1〜3は本願発明の実施例である光硬化性のプライマー組成物であり、プライマー4は比較例であるラジカル重合開始剤を含む熱硬化性のプライマーコーティング剤である。表中、各成分の配合量は質量部で表す。
(*1)DPHA (日本化薬製 多官能アクリレート 商品名KAYARAD DPHA)
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート/ジペンタエリスリトールペンタアクリレート
(*2)UX−5000 (日本化薬製 エステル系多官能ウレタンアクリレート 商品名KAYARAD UX−5000)
(*3)DPHA−40H (日本化薬製 エステル系多官能ウレタンアクリレート 商品名KAYARAD DPHA 40H)
(*4)イルガキュア907 (チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)社製 商品名イルガキュア907)
2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン
[実施例1〜3]
上記プライマー1〜3を、各々、3mm厚のポリカーボネート板にスピンコーターを用いて均一に塗工して、オーブン中で120℃で5分間乾燥した。さらに、USHIO電機製UVC−02512S1AA01(ランプ:メタルハライドランプ UVH−0251C−2200)で、2000mJ/cm2の紫外線を照射して光硬化させることにより、プライマー2〜4からなる均一なプライマー層(プライマー層の厚さ 約0.7μm)を該ポリカーボネート板表面に形成した。
上記プライマー1〜3を、各々、3mm厚のポリカーボネート板にスピンコーターを用いて均一に塗工して、オーブン中で120℃で5分間乾燥した。さらに、USHIO電機製UVC−02512S1AA01(ランプ:メタルハライドランプ UVH−0251C−2200)で、2000mJ/cm2の紫外線を照射して光硬化させることにより、プライマー2〜4からなる均一なプライマー層(プライマー層の厚さ 約0.7μm)を該ポリカーボネート板表面に形成した。
次いで、該プライマー層上に、上記光硬化型コーティング剤を、3mm厚のポリカーボネート板にNo.9マイヤーバー用いて塗布して、120℃で2分間乾燥した。さらに、USHIO電機製UVC−02512S1AA01(ランプ:メタルハライドランプ UVH−0251C−2200)で、2000mJ/cm2の紫外線を照射して硬化させることにより、8μm厚の硬化皮膜(薄膜層)と基材の間にプライマー層を有するポリカーボネート板を得た。該基材の熱水浸漬試験の結果を表3に示す。
[比較例1]
上記プライマー4を、3mm厚のポリカーボネート板にスピンコーターを用いて均一に塗工して、オーブン中で120℃で2時間静置することにより、プライマー4を熱によりラジカル重合させ、プライマー1からなる均一なプライマー層(プライマー層の厚さ 約0.7μm)を該ポリカーボネート板表面に形成した。
上記プライマー4を、3mm厚のポリカーボネート板にスピンコーターを用いて均一に塗工して、オーブン中で120℃で2時間静置することにより、プライマー4を熱によりラジカル重合させ、プライマー1からなる均一なプライマー層(プライマー層の厚さ 約0.7μm)を該ポリカーボネート板表面に形成した。
次いで、該プライマー層上に、上記光硬化型コーティング剤を、3mm厚のポリカーボネート板にNo.9マイヤーバー用いて塗布して、120℃で2分間乾燥した。さらに、USHIO電機製UVC−02512S1AA01(ランプ:メタルハライドランプ UVH−0251C−2200)で、2000mJ/cm2の紫外線を照射して硬化させることにより、8μm厚の硬化皮膜(薄膜層)と基材の間にプライマー層を有するポリカーボネート板を得た。該基材の熱水浸漬試験の結果を表3に示す。
[比較例2]
プライマーを用いない他は実施例1〜3と同様にして、8μm厚の本発明の上記光硬化型コーティング剤の硬化皮膜(薄膜層)のみを有するポリカーボネート板を得た。該基材の熱水浸漬試験の結果を表3に示す。
プライマーを用いない他は実施例1〜3と同様にして、8μm厚の本発明の上記光硬化型コーティング剤の硬化皮膜(薄膜層)のみを有するポリカーボネート板を得た。該基材の熱水浸漬試験の結果を表3に示す。
表3に示す通り、実施例1〜3のプライマー層を有するポリカーボネート板は2時間の熱水浸漬によっても、硬化皮膜の剥離が発生せず、良好な密着性を維持していた。これに対し、熱硬化性のプライマー層を有する比較例1では、2時間の熱水浸漬後に硬化皮膜の剥離が発生し、実施例1〜3のプライマー層を有するポリカーボネート板に比して、硬化皮膜の密着性に劣るものであった。また、プライマー層を有しない比較例2のポリカーボネート板は、短時間の熱水浸漬によって硬化皮膜が剥離した。
以上のような本発明の光硬化型プライマー組成物は、各種基材のコーティング剤やフィルム形成剤の下塗りに使用するプライマーとして有用である。特に、本発明の光硬化型プライマー組成物は、紫外線吸収剤や光安定剤を含有する光硬化型のコーティング剤を硬化させてなる硬化皮膜と併用することにより、波長300nm付近の紫外線によって光分解し、劣化しやすいポリカーボネート樹脂製品の表面保護、耐候性向上などに特に好適であり、屋外等で太陽光線に長時間暴露する環境で使用される自動車用外装部材、建築用外装部材の表面コーティング剤の下塗りに使用するプライマーとして極めて有用である。
また、本発明の光硬化型プライマー組成物は紫外線吸収効果を有する耐候性の硬化皮膜の下塗りに使用するプライマーとして、天然ゴム、合成ゴム等の低硬度で柔軟性に優れた基材上に塗布して、これらの柔軟性基材上に硬化皮膜を形成させることも可能である。前記合成ゴムとしては、例えば、SBR、NBR、EPM、EPDM、ニトリルゴム、ウレタンゴム、ノルボルネンゴム、アクリルゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等が挙げられる。特にシリコーンゴム製の柔軟性基材は、例えばキーパッドやロール表面などに、本発明のプライマー組成物からなるプライマー層を形成させた後、紫外線吸収効果を有する表面保護層を形成するのに有用である。これら基材は、シート、フィルム、ロール、チューブ、各種成型体等如何なる形態であっても構わない。さらに、各種充填材を導入した基材を自由に用いることができる。これらの中でも、ベルト状またはロール状の形態を有する基材または各種キーパッド状基材に、本発明のプライマー組成物を塗布して予めプライマー層を形成することにより、基材に対する追随性や耐久性を損なうことなく、基材表面に耐候性、紫外線吸収効果、油脂汚れ付着防止性、油脂汚れ拭き取り性、耐擦傷性、耐摩耗性等の機能を付与する硬化皮膜を容易に形成することが可能である。これらのプライマー層上に硬化皮膜を有する柔軟性基材は、携帯電話,各種リモコン等のキーパッドのキートップ、帯電ロール、転写ロール、転写ベルト、中間転写ベルト、現像ロール、定着ロール、クリーニングブレード等の複写機、プリンター等のOA機器用部品等として有用である。
Claims (6)
- (a)多官能性アクリレートまたは多官能メタクリクレート、(b)脂肪族不飽和結合を有するオルガノアルコキシシラン、(c)光重合開始剤および(d)有機溶剤を含有する光硬化型プライマー組成物。
- (L1)基材、
(L2)該基材上に形成された請求項1の光硬化型プライマー組成物からなるプライマー層 および (L3)該プライマー層上に形成された(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜を有する構造体。 - 前記硬化皮膜が、さらに(f)ヒンダードアミン系光安定剤を含有する硬化皮膜であることを特徴とする、請求項2に記載の構造体。
- 前記基材が、可視光領域において70%以上の光透過率を有する透明基材であり、前記構造体が実質的に透明であることを特徴とする請求項2に記載の構造体。
- 請求項2〜4のいずれか1項に記載の構造体の製造方法であって、
基材上に請求項1に記載の光硬化型プライマー組成物を塗布する工程と、
該光硬化型プライマー組成物を光硬化させ、プライマー層を形成する工程と、
該プライマー層上に(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤を含有する光硬化型のコーティング剤を塗布する工程と、
該光硬化型のコーティング剤を光硬化させ、(e)紫外線吸収剤および(c)光重合開始剤を含有する硬化皮膜を形成する工程を含むことを特徴とする、構造体の製造方法。 - 基材がポリカーボネート樹脂であり、硬化皮膜が(c)光重合開始剤、(e)紫外線吸収剤および(f)ヒンダードアミン系光安定剤を含有する硬化皮膜であることを特徴とする請求項5に記載の構造体の製造方法。
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