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JP2010052172A - 合成樹脂の成形装置 - Google Patents

合成樹脂の成形装置 Download PDF

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JP2010052172A JP2008216924A JP2008216924A JP2010052172A JP 2010052172 A JP2010052172 A JP 2010052172A JP 2008216924 A JP2008216924 A JP 2008216924A JP 2008216924 A JP2008216924 A JP 2008216924A JP 2010052172 A JP2010052172 A JP 2010052172A
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Yutaka Kinugasa
豊 衣笠
Hiroyuki Yagyu
博之 柳生
Tadahiro Yamaji
忠寛 山路
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Abstract

【課題】位置ずれを抑制して、基板に成形部を高精度で成形することができる合成樹脂の成形装置を提供する。
【解決手段】加熱で軟化若しくは液状化させた合成樹脂54をスタンパ金型60で押圧して、基板50に複数個の成形部55を同時に成形した後に、冷却工程を伴う合成樹脂の成形装置である。スタンパ金型60と基板50とに、スタンパ金型60の押圧時に相互に嵌合する凸部60bと凹部50bとを相対的に設ける。この嵌合部65の位置規制により、冷却時の収縮に伴うスタンパ金型60と基板50との位置ずれdを抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、合成樹脂の成形装置に関する。
従来、例えば特許文献1に記載されているような光電気変換装置は、電気信号を光信号に変換する発光素子が実装されたマウント基板と、光信号を電気信号に変換する受光素子が実装されたマウント基板とがそれぞれ回路基板を介して配線基板に実装されている。
この光電気変換装置においては、発光素子または受光素子と光学的に結合する導波路がマウント基板にそれぞれ形成され、これらの導波路がマウント基板から張り出して延在していて、その先端同士が光コネクタにより相互に連結されている。
前記のようなマウント基板の導波路は、一般に次のようにして形成される。図9(a)に示すような円形状のシリコン基板(シリコンウエハ)50を用いて、一点鎖線で区分けしたように、複数個(本例では15個)のマウント基板51を同時に形成する。そして、最終的には、シリコン基板50を一点鎖線位置で切断して、図9(b)のように、マウント基板51を個片化するのである。
先ず、シリコン基板50のマウント基板51の位置に、図10(a)のように、導波路形成用溝52(45度傾斜のミラー部53を含む。)を形成する。そして、図10(b)のように、導波路形成用溝52に下クラッド材54を充填(若しくは塗布。以下同様。)し、次いで、図10(c)のように、スタンパ金型(図示せず)を用いて下クラッド材54を押圧してコア用溝55を形成する。このコア用溝55に、図10(d)のように、コア材を充填してコア56を形成し、最後に、図10(e)のように、コア56の上に上クラッド材57を塗布して、クラッド58を形成することで、コア56とクラッド58とで導波路59が形成されるようになる。
図11は、シリコン基板50の各導波路形成用溝52に、熱可塑性樹脂である下クラッド材54を充填した後、スタンパ金型60を用いて下クラッド材54を押圧してコア用溝55を形成する工程図である。
図11(a)のように、常温(約23℃)状態で、固定の上ステージ61にスタンパ金型60を吸着保持するとともに、可動の下ステージ62にシリコン基板50を吸着保持する。
このシリコン基板50の導波路形成用溝52には、下クラッド材54が充填されていて、この状態で、スタンパ金型60とシリコン基板50とともに下クラッド材54を加熱(約90℃)して軟化若しくは液状化させる。
その後、図11(b)のように、シリコン基板50とスタンパ金型60の左右両端のアライメントマーク(図12の符号a参照)を、対応するカメラ63でそれぞれ監視する。そして、左右のアライメントマークの中点座標〔図12(a)の符号b参照。〕が一致するように、シリコン基板50とスタンパ金型60とを、吸着保持力に抗して水平面内で移動させながら合わせ込む。これにより、スタンパ金型60とシリコン基板50の中心部(重心位置)が一致する。
このようにして、シリコン基板50とスタンパ金型60の位置アライメントが完了した後、図11(c)のように、下ステージ62を上昇させることで、シリコン基板50の下クラッド材54をスタンパ金型60により押圧する。これにより、下クラッド材54にコア用溝(成形部)55が形成されるようになる。なお、後述する図12(a)では、黒四角マークで表示した部分が導波路形成用溝52であり、本例では、シリコン基板50の57個の導波路形成用溝52にコア用溝(成形部)55を同時に形成している。
そして、57個のコア用溝55を同時に成形した状態で、図11(d)のように、離型温度(約35℃)まで冷却して固化させる。
その後、図11(e)のように、下ステージ62を下降させて、シリコン基板50の下クラッド材54からスタンパ金型60を離型することで、図10(c)に示したように、下クラッド材54にコア用溝55が形成されるのである。
図12(a)は、上下のステージ61,62にスタンパ金型60とシリコン基板50をそれぞれ吸着保持した状態を真上から透過した平面図、図12(b)〜(e)は、それぞれ図12(a)のX−X部分の要部拡大断面図である。前述したように、図12(a)の例では、シリコン基板50の57個の導波路形成用溝52にコア用溝(成形部)55を黒四角マーク位置に同時に形成している。
図12(b)は、図11(a)の吸着保持工程であり、上下のステージ61,62にスタンパ金型60とシリコン基板50をそれぞれ吸着保持している。この場合には、スタンパ金型60の各コア用溝形成凸部60aは、図11(b)のアライメント工程と相俟って、各導波路形成用溝52に対して位置アライメントされている。
図12(c)は、図11(c)の押圧工程であり、加熱されるスタンパ金型60とシリコン基板50は外方向に膨張するようになる。この場合、スタンパ金型60とシリコン基板50の中心部になる中点座標bの位置では熱膨張は小さい。しかし、周辺部の位置cでは、熱膨張が大きくなり、導波路形成用溝52に対してスタンパ金型60のコア用溝形成凸部60aの位置が外方にずれて、コア用溝55に位置ずれdが生じる。
図12(d)は、図11(d)の冷却工程であり、冷却されるスタンパ金型60とシリコン基板50は内方向に熱収縮するようになる。この図12(d)では、スタンパ金型60のコア用溝形成凸部60aは、熱膨張によるコア用溝55の位置ずれdの分だけ正確に熱収縮している状態を表している。
図12(e)は、図11(e)の離型工程であり、コア用溝55に位置ずれdが無い状態を表している。
ここで、加熱・冷却工程が不必要な熱硬化性樹脂や、全工程を室温で行える光硬化性樹脂を用いる成形(インプリント)の場合は、前述のような熱膨張や熱収縮が無い。そのために、コア用溝(成形部)55の位置精度は、図11(b)のアライメント工程によるアライメント時の精度と、成形装置の重ね合わせ精度とで決まり、一般に、シリコン基板50の所定位置に高精度(±数um)で成形が可能である。
特開2003−222746号公報
しかしながら、加熱・冷却工程が必要な熱可塑性樹脂等を用いる成形(インプリント)の場合は、前述のような熱膨張や熱収縮が有る。そのために、図13に示すように、冷却工程中のスタンパ金型60とシリコン基板50の収縮で、上下のステージ61,62との吸着界面間の摩擦の面内ばらつきにより、コア用溝55に位置ずれdが生じるおそれがある。図13においては、白四角マーク位置が正規の位置、黒四角マーク位置が位置ずれdをした位置を表している。なお、位置ずれdとは、重心ずれeと回転ずれfを示し、熱収縮によって金型形状ピッチ寸法が変化することに起因したピッチずれは入らない。
この結果、シリコン基板50の所定位置にコア用溝(成形部)55を高精度(±数um)で成形することが困難であるという問題があった。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、位置ずれを抑制して、基板に成形部を高精度で成形することができる合成樹脂の成形装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、加熱で軟化若しくは液状化させた合成樹脂をスタンパ金型で押圧して、基板に複数個の成形部を同時に成形した後に、冷却工程を伴う合成樹脂の成形装置であって、前記スタンパ金型と基板とに、スタンパ金型の押圧時に相互に嵌合する凸部と凹部とを相対的に設けて、この嵌合部の位置規制により、冷却時の収縮に伴うスタンパ金型と基板との位置ずれを抑制することを特徴とする合成樹脂の成形装置を提供するものである。
請求項2のように、請求項1において、前記嵌合部は、スタンパ金型と基板の中心位置に設けた第1嵌合部である構成とすることができる。
請求項3のように、請求項2において、前記第1嵌合部のクリアランスに、熱硬化性樹脂が充填されていることが好ましい。
請求項4のように、請求項1において、前記嵌合部は、スタンパ金型と基板の2箇所以上の周辺位置に設けた第2嵌合部である構成とすることができる。
請求項5のように、請求項4において、前記第2嵌合部は、スタンパ金型と基板との収縮方向にはクリアランスを広く設定し、収縮方向と直交する方向には、クリアランスを狭く設定している構成とすることができる。
請求項6のように、請求項1において、前記嵌合部のクリアランスに、熱可塑性樹脂が充填されていることが好ましい。
本発明によれば、嵌合部における凸部と凹部との当接によりスタンパ金型と基板との相対位置を規制することで、冷却時の収縮に伴うスタンパ金型と基板との位置ずれを抑制できるので、基板に成形部を高精度で成形することができる。
請求項2によれば、第1嵌合部は、スタンパ金型と基板の中心位置に有るので、熱収縮の影響を受けにくいため、嵌合部のクリアランスに熱収縮量を考慮する必要が無く、第1嵌合部の形成が容易になる。
請求項3によれば、第1嵌合部のクリアランスに充填した熱硬化性樹脂は、冷却工程に入る前の加熱で硬化することで重心を先に固定できるので、冷却時の収縮に伴うスタンパ金型と基板との位置ずれを、未然に抑制できるようになる。
請求項4によれば、第2嵌合部は、スタンパ金型と基板の2箇所以上の周辺位置に有るので、冷却時の収縮に伴うスタンパ金型と基板との位置ずれを、より強固に抑制できるようになる。
請求項5によれば、スタンパ金型と基板との収縮方向にはクリアランスを広く設定できるので、嵌合部の形成が容易になる。
請求項6によれば、凹部と凸部との嵌合部でスタンパ金型と基板とを位置規制する際に、クリアランスの熱可塑性樹脂がクッションとなって、凹部と凸部との当接面同士が傷むのを保護することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、前記スタンパ金型60と前記シリコン基板50との相対位置を規制する嵌合部65の第1実施形態(基本構成)の要部拡大断面図である。
前記スタンパ金型60の前記コア用溝形成凸部60aとは異なる所定位置(第1実施形態では任意の位置)に、下向きの凸部60bを設けるとともに、前記シリコン基板50に、スタンパ金型60の押圧時に、凸部60bが嵌合する上向きの凹部50bを設ける。この凸部60bと凹部50bとで嵌合部65を構成する。なお、スタンパ金型60に凹部を設け、シリコン基板50に凸部を設けてもよい。
シリコン基板50は、例えば4インチのシリコンウエハを用いる場合を想定すると、スタンパ金型60は、対辺長100mmの八角形のニッケル電鋳スタンパ(厚さ300um〜500um程度)を用いることが好ましい。
この場合、スタンパ金型60の凸部60bのサイズは、一辺gが50um角〜100um角程度の四角柱構造体で、高さは40um程度が好ましい。なお、50um丸〜100um丸程度の円柱構造体、あるいは先端を尖らせた四角錐や三角錐構造体であっても良い。
シリコン基板50の凹部50bのサイズは、冷却時のスタンパ金型60の収縮量を考慮して、一辺hが100um角〜150um角程度とすることが好ましい。この凹部50bは、ドライまたはウェットエッチングで高精度に形成することができる。
前記嵌合部65として、スタンパ金型60とシリコン基板50の中心位置に設ける第1嵌合部65−1とした場合〔図3(a)(b)参照〕、凸部60bの一辺gを100um角とし、凹部50bの一辺hを110um角とすることが好ましい。この場合、凸部60bと凹部50bのクリアランスjは5umとなる。
第1実施形態の構成であれば、嵌合部65におけるスタンパ金型60の凸部60bとシリコン基板50の凹部50bとの当接で、スタンパ金型60とシリコン基板50との相対位置を規制することができる。
したがって、図12(c)に示した押圧工程で熱膨張した後、図12(d)に示した冷却工程で熱収縮した際〔図3(a)の矢印t参照〕、つまり、冷却時の収縮に伴うスタンパ金型60とシリコン基板50との位置ずれdを抑制できるようになる。これにより、シリコン基板50にコア用溝(成形部)55を高精度で成形することができる。
図2は、シリコン基板50の凹部50bを、シリコンの異方性エッチングで形成した例であり、高精度な凹部形状が得られる上に、ドライエッチングに比べて簡易で安価な手段であるために好ましいが、凹部50bの側面50cは斜面となる。
ここで、加熱で軟化若しくは液状化させた合成樹脂をスタンパ金型60で押圧して、複数個の成形部を同時に成形した後に、冷却工程を伴う合成樹脂としては、熱可塑性樹脂が一般的である。熱可塑性樹脂としては、アクリル樹脂(PMMA)、ポリカボネート樹脂(PC)、環状オレフィンコポリマー(COC)、シクロオレフィンコポリマー(COP)のようなナノインプリントに用いられるものがある。
この熱可塑性樹脂以外に、常温で固体のエポキシ化合物と常温で液状のエポキシ化合物とを所定の比率で含有し、さらに光重合開始剤を含有し、且つ、加熱により溶融または軟化する、常温で固体の光硬化性樹脂(いわゆる固形未硬化樹脂)も用いることができる。
図3は、嵌合部65の第2実施形態であり、図3(a)は、図12(a)と同様に、上下のステージ61,62にスタンパ金型60とシリコン基板50をそれぞれ吸着保持した状態を真上から透過した平面図、図3(b)は要部拡大図である。
第2実施形態の嵌合部65は、スタンパ金型60とシリコン基板50の中心位置に設けた第1嵌合部65−1である。
第2実施形態では、第1嵌合部65−1は、スタンパ金型60とシリコン基板50の中心位置に有るので、熱収縮の影響を受けにくいため、嵌合部65−1のクリアランスjに熱収縮量を考慮する必要が無く、第1嵌合部65−1の形成が容易になる。
図4は、嵌合部65の第3実施形態であり、図4(a)は、図12(a)と同様に、上下のステージ61,62にスタンパ金型60とシリコン基板50をそれぞれ吸着保持した状態を真上から透過した平面図である。図4(b)は押圧(熱膨張)時の要部拡大図、図4(c)は冷却(熱収縮)後の要部拡大図である。
第3実施形態の嵌合部65は、スタンパ金型60とシリコン基板50の2箇所以上(本例では、円周上等角度間隔で3箇所)の周辺位置に設けた第2嵌合部65−2である。
この場合、第2実施形態の中心位置の第1嵌合部65−1では、凹部50bの一辺hを110um角としたが、第3実施形態の周辺位置の凹部50bの一辺kを150um角とすることが好ましい。また、凸部60bは、図4(b)の熱膨張時には、凹部50bの対角方向の外方に位置し、図4(c)の熱収縮時(矢印t参照)には、凹部50bの対角方向の内方に位置するように設定することが好ましい。そして、図4(c)の熱収縮時の凸部60bと凹部50bのクリアランスjは5umとなることが好ましい。
第3実施形態では、第2嵌合部65−2は、スタンパ金型60とシリコン基板50の2箇所以上の周辺位置に有るので、冷却時の収縮に伴うスタンパ金型60とシリコン基板50との位置ずれdを、より強固に抑制できるようになる。
すなわち、第2実施形態のように、スタンパ金型60とシリコン基板50の中心位置に第1嵌合部65−1のみを設けた場合、位置ずれの際のスタンパ金型60とシリコン基板50との間に剪断力が働く。この剪断力の大きさによっては、嵌合部65−1の強度が持たない場合がある。その際には、第2実施形態の第1嵌合部65−1に加えて、第3実施形態の第2嵌合部65−2を設けることで、より強固に位置ずれdを抑え込むことが可能となる。なお、第1嵌合部65−1を無くして、第2嵌合部65−2のみであっても良い。
第2実施形態の第1嵌合部65−1や第3実施形態の第2嵌合部65−2の凹部50bに、前述した導波路形成用溝52に下クラッド材(熱可塑性樹脂)54を充填する際に、同じ(異なる種類でも可)熱可塑性樹脂(不図示)を充填しても良い。
このようにすれば、各嵌合部65−1,65−2でスタンパ金型60とシリコン基板50とを位置規制する際に、冷却工程で硬化する熱可塑性樹脂でクリアランスjを埋めることができる。この熱可塑性樹脂がクッションとなって、凹部50bと凸部60bとの当接面同士が傷むのを保護することができる。
図5および図6は、嵌合部65の第4実施形態であり、図5は、図12(a)と同様に、上下のステージ61,62にスタンパ金型60とシリコン基板50をそれぞれ吸着保持した状態を真上から透過した平面図である。図6は押圧(熱膨張)時の凸部60bを二点鎖線で示し、冷却(熱収縮)後の凸部60bを実線で示した要部拡大図である。
第4実施形態の嵌合部65は、スタンパ金型60とシリコン基板50の2箇所以上(本例では、円周上等角度間隔で4箇所)の周辺位置に設けた第2嵌合部65−2である。加えて、各第2嵌合部65−2は、スタンパ金型60とシリコン基板50との収縮方向(矢印q参照)にはクリアランスmを広く(緩慢)に設定し、収縮方向と直交する方向には、クリアランスjを狭く〔厳しく(例えば5um)〕設定している。
第4実施形態では、スタンパ金型60とシリコン基板50との収縮方向にはクリアランスmを広く設定できるので、嵌合部65−2の形成が容易になる。すなわち、スタンパ金型60等の収縮量をクリアランスmに考慮する必要が無く、クリアランスmは、スタンパ金型60等の収縮量以上に設定すれば良いからである。
図7は、第5実施形態であり、図7(a)は、図12(a)と同様に、上下のステージ61,62にスタンパ金型60とシリコン基板50をそれぞれ吸着保持した状態を真上から透過した平面図である。図7(b)は、図12(b)と同様の吸着保持工程のスタンパ金型60とシリコン基板50の断面図である。図7(c)は、図12(c)と同様の押圧工程のスタンパ金型60とシリコン基板50の断面図である。図7(d)は、図12(d)と同様の冷却工程のスタンパ金型60とシリコン基板50の断面図である。
第5実施形態では、図3の第2実施形態と同様に、第1嵌合部65−1は、スタンパ金型60とシリコン基板50の中心位置に設けられている。そして、前述した導波路形成用溝52に下クラッド材54を充填する際に、図7(b)のように、第1嵌合部65−1に熱硬化性樹脂66を充填する。熱硬化性樹脂66としては、エポキシ系、シリコン系の熱硬化型のレジン系(硬さショアD50以上)が好ましい。
第5実施形態では、図7(c)の押圧工程において、第1嵌合部65−1に充填した熱硬化性樹脂66によって、凸部60bと凹部50bのクリアランスj〔図3(b)参照〕が埋められるようになる。この押圧工程では、図7(d)の冷却工程に入る前の加熱で、熱硬化性樹脂66が硬化するようになる。このように、第1嵌合部65−1に充填した熱硬化性樹脂66が硬化することで、図7(d)のように、重心を先に固定できるので、冷却時の収縮(矢印q参照)に伴うスタンパ金型60とシリコン基板50との位置ずれdを、未然に抑制できるようになる。
第5実施形態は、中心位置の第1嵌合部65−1に充填した熱硬化性樹脂66を硬化させることで、重心を先に固定するものであったが、第1嵌合部65−1が無く、第2嵌合部65−2だけのタイプであっても、重心を先に固定することが可能である。
すなわち、図5の第4実施形態において、中点座標bの位置に有る導波路形成用溝52に、下クラッド材(熱可塑性樹脂)54を充填する代わりに、熱硬化性樹脂66を充填する。そして、図7(c)の押圧工程と同様に、中点座標bの位置に有る導波路形成用溝52に充填した熱硬化性樹脂66によって、スタンパ金型60のコア用溝形成凸部60aとシリコン基板50の導波路形成用溝52の隙間が埋められるようになる。この押圧工程では、図7(d)の冷却工程に入る前の加熱と同様に、熱硬化性樹脂66が硬化するようになる。このように、中点座標bの位置に有る導波路形成用溝52に充填した熱硬化性樹脂66が硬化することで、図7(d)の中心位置の第1嵌合部65−1と同様に、重心を先に固定できる。これにより、冷却時の収縮に伴うスタンパ金型60とシリコン基板50との位置ずれdを、未然に抑制できるようになる。
前記各実施形態は、スタンパ金型60とシリコン基板50との相対位置を規制する嵌合部65を設けたものであったが、嵌合部65が無いタイプであっても、重心を先に固定することが可能である。
すなわち、加熱で軟化若しくは液状化させた合成樹脂をスタンパ金型で押圧して、複数個の導波路形成用溝(成形部)52を同時に成形した後に、冷却工程を伴う合成樹脂の成形装置を前提としている。そして、中点座標bの位置に有る導波路形成用溝52に、下クラッド材(熱可塑性樹脂)54を充填する代わりに、熱硬化性樹脂66を充填するものである。
図8(a)は、図12(a)と同様に、上下のステージ61,62にスタンパ金型60とシリコン基板50をそれぞれ吸着保持した状態を真上から透過した平面図である。図8(b)は、図12(b)と同様の吸着保持工程のスタンパ金型60とシリコン基板50の断面図である。図8(c)は、図12(c)と同様の押圧工程のスタンパ金型60とシリコン基板50の断面図である。図8(d)は、図12(d)と同様の冷却工程のスタンパ金型60とシリコン基板50の断面図である。
図8(b)において、中点座標bの位置に有る導波路形成用溝52に、下クラッド材(熱可塑性樹脂)54を充填する代わりに、熱硬化性樹脂66を充填する。そして、図8(c)の押圧工程で、中点座標bの位置に有る導波路形成用溝52に充填した熱硬化性樹脂66によって、スタンパ金型60のコア用溝形成凸部60aとシリコン基板50の導波路形成用溝52の隙間が埋められるようになる。この押圧工程では、図8(d)の冷却工程に入る前の加熱で、熱硬化性樹脂66が硬化するようになる。このように、中点座標bの位置に有る導波路形成用溝52に充填した熱硬化性樹脂66が硬化することで、重心を先に固定できる。これにより、冷却時の収縮(矢印q参照)に伴うスタンパ金型60とシリコン基板50との位置ずれdを、未然に抑制できるようになる。
本発明の第1実施形態の嵌合部の要部拡大断面図である。 第1実施形態の嵌合部の変形例の要部拡大断面図である。 本発明の第2施形態の嵌合部であり、(a)はスタンパ金型とシリコン基板を真上から透過した平面図、(b)は要部拡大図である。 本発明の第3施形態の嵌合部であり、(a)はスタンパ金型とシリコン基板を真上から透過した平面図、(b)は熱膨張時の要部拡大図、(c)は熱収縮後の要部拡大図である。 本発明の第4施形態の嵌合部であり、スタンパ金型とシリコン基板を真上から透過した平面図である。 本発明の第4実施形態の嵌合部であり、熱膨張時の凸部を二点鎖線で示し、熱収縮後の凸部を実線で示した要部拡大図である。 本発明の第5実施形態の嵌合部であり、(a)はスタンパ金型とシリコン基板を真上から透過した平面図、(b)は、吸着保持工程のスタンパ金型とシリコン基板の断面図、(c)は押圧工程のスタンパ金型とシリコン基板の断面図、(d)は冷却工程のスタンパ金型とシリコン基板の断面図である。 参考例であり、(a)はスタンパ金型とシリコン基板を真上から透過した平面図、(b)は、吸着保持工程のスタンパ金型とシリコン基板の断面図、(c)は押圧工程のスタンパ金型とシリコン基板の断面図、(d)は冷却工程のスタンパ金型とシリコン基板の断面図である。 (a)はシリコン基板の斜視図、(b)はマウント基板の斜視図である。 (a)〜(e)は、シリコン基板のマウント基板の位置に、導波路を形成する工程図である。 (a)〜(e)は、コア用溝を形成する工程図である。 (a)〜(e)は、図11の工程における説明図である。 コア用溝の位置ずれを示す説明図である。
符号の説明
50 シリコン基板
50b 凹部
51 マウント基板
52 導波路形成用溝
54 下クラッド材(熱可塑性樹脂)
55 コア用溝
58 クラッド
59 導波路
60 スタンパ金型
60a コア用溝形成凸部
60b 凸部
61 上ステージ
62 下ステージ
65 嵌合部
65−1 第1嵌合部
65−2 第2嵌合部
66 熱硬化性樹脂
d 位置ずれ
e 重心ずれ
f 回転ずれ

Claims (6)

  1. 加熱で軟化若しくは液状化させた合成樹脂をスタンパ金型で押圧して、基板に複数個の成形部を同時に成形した後に、冷却工程を伴う合成樹脂の成形装置であって、
    前記スタンパ金型と基板とに、スタンパ金型の押圧時に相互に嵌合する凸部と凹部とを相対的に設けて、この嵌合部の位置規制により、冷却時の収縮に伴うスタンパ金型と基板との位置ずれを抑制することを特徴とする合成樹脂の成形装置。
  2. 前記嵌合部は、スタンパ金型と基板の中心位置に設けた第1嵌合部であることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂の成形装置。
  3. 前記第1嵌合部のクリアランスに、熱硬化性樹脂が充填されていることを特徴とする請求項2に記載の合成樹脂の成形装置。
  4. 前記嵌合部は、スタンパ金型と基板の2箇所以上の周辺位置に設けた第2嵌合部であることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂の成形装置。
  5. 前記第2嵌合部は、スタンパ金型と基板との収縮方向にはクリアランスを広く設定し、収縮方向と直交する方向には、クリアランスを狭く設定していることを特徴とする請求項4に記載の合成樹脂の成形装置。
  6. 前記嵌合部のクリアランスに、熱可塑性樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂の成形装置。
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