JP2010050720A - 発光装置及び対象物の追尾方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】「色彩の変化の変化(変化の切り替え)」でデータを表す発光装置を提供する。最初の1次変化で、その物体の特定、位置の特定を行い、その後、いわば2次変化(1次変化の切り替え)でデータを表している。したがって、物体の位置の特定を行いつつ、自由にデータを表すことが可能となったものである。
【選択図】図1
Description
遠隔通信手段として光を用いるものは従来より知られている。従来の光を用いた通信手段は、一般に、光の強弱(点滅・明滅等)の時間的長さの組み合わせを用いてデータを符号化して送信するものである。
このように、本願発明者は、色彩の変化でデータを表すと共に、その色彩の変化によって、位置を表す技術を提案している。
しかしながら、
(1)情報を表すためには、点滅や色彩変化は、種々のパターンを取りうる必要がある。様々なデータを表すためには、点滅や色彩変化もまた種々のパターンに変化する必要がある。
このように、多彩なデータの表現と、位置の検出とは、一般に、相反する事象であり、光像だけで、追跡を可能としつつ、画像内での位置を特定しつつ、その発光パターンの持つデータを解読する技術は、これまでほとんど知られていない。
例えば、位置を表現するには、位置を特定するために、表現するデータをある固定の一定の値とする必要がある。
その一方、複雑に変化するパターンを動画上で追跡でき技術は、知られていない。そもそも他種類のデータを表現しようとすれば、複雑に色彩パターンが変化することになるため、原理的にそれを追跡することは困難であると考えられる。
この前提の下では、たかだか30fps程度の動画しか得られない。
位置を考慮せずに、単に決まったデータを表現しようとする仕組みは従来から広く知られており、その一つに、バーコードなどの光学式自動認識コードがある。物品(被印物と呼ぶ)にID等の所定のデータを付す用途は数多く存在する。古典的には上述のバーコードなどの光学的自動認識コードが広く用いられている。
近年は、電磁波を用いたRFIDなども利用されている。光学式認識コードは、光学的に所定のマークを読み取り原データを得るものであり、視覚的に見える範囲にコードが存在すればデータを読み取ることができる。また、RFIDは、電磁波で、RFIDから原データを読み取るものであり、RFIDが視覚的に陰になっていても読み取ることができるという特徴がある。
有彩色を含めた光学式認識コードをここでは、便宜上、「カラーバーコード」と呼ぶ。また、単に「バーコード」と言う場合は、白バーと黒バーの古典的なバーコードを表すものとする。
光学式認識コードは、「光」を用いてデータを表示しているが、他の物理的手段を用いてデータを表す手段も知られている。
また、データを「表示」する技術と関連する技術として、データ「通信」技術の分野が存在する。このデータ通信技術の観点に立てば、さらに他の物理的手段を用いた例が多く知られている。
例えば、光学式認識コードと同様に光を用いた手段として、光ファイバを用いた光通信が知られている。また、単に「光」と言っても、赤外光、レーザー光、可視光など種々の光を媒介とした通信手段が知られている。
ところで、光学式認識コードを、データの「表示」だけでなく、対象物の「位置」を把握する用途にも用いること自体は、従来から知られている。
下記特許文献1には、位置表示用の発光部材とデータ送信用の発光部材とを設け、撮像手段によりそれらの発光状態を撮影し、その画像から位置計測を行い、発光部材の明滅によってデータ通信を行う位置計測・データ通信システムが開示されている。
(1)光学的に対象物の位置を容易に特定でき、
(2)確実にデータを通信できる
装置を実現することを目的の一つとする。
ところで、現在、発光色彩を変化できるLEDは一般に良く知られており、フルカラーLEDなどと呼ばれている。このようなフルカラーLEDの色彩を変化させ、これをCCDカメラで映像的に取得し、モニターに映し出すことは容易である。
また、同一色彩を追跡する技術や、画像差分により画像中の動体を追跡する技術が、広く知られており、一般的なものとなっている。
したがって、色彩を手がかりとして物体を追跡して行く従来の技術をそのまま利用したのでは、色彩の変化する物体を追跡することは困難であると考えられる。
さて、色彩の変化を追う最もわかりやすい考え方は、フレーム毎の差分をとって、色彩変化部分を割り出すことであるが、上に記したように、必ずしも常にフルカラーLED光を補足しているとは限らない。そして、一回の色彩「変化」が表そうとするデータと直結しているので、変化を見落とせば、データの再現は困難である。すなわち、完全なデータを再現できる確率が低くなる。
そこで、本考案は、上記問題を解決するために、このような色彩を変化させられるLED等の「色彩の変化の変化」を持ってデータを表す技術を実現しようと考えた。
以下にその概念を示す。
RとGとが交互に点灯/消灯を繰り返す場合、つまり、R点灯→G点灯(R消灯)→R点灯(G消灯)→G点灯(R消灯)→R点灯(G消灯)と繰り返す場合を、
R*G
と記述する。同様に、GとBとが交互に点灯/消灯を繰り返す場合を、
G*B
と記述する。同様に、BとRとが交互に点灯/消灯を繰り返す場合を、
B*R
と記述する。
データの「1」を、R*G→G*B、G*B→B*R、B*R→R*Gに割り当てる。このような色彩の変化状態の切り替えが生じた場合は、それは「1」を表す。
また、データの「0」を、G*B→R*G、B*R→G*B、R*G→B*Rに割り当てる。このような色彩の変化状態の切り替えが生じた場合は、それは「1」を表す。
1,1,1,0,1
と言うデータを表す。
さて、本発明では、色彩の周期的な変化を切り替えることを原理とするが、この周期とは、色彩の変化する単位期間を表し、どのような時間でもかまわない。但し、一般的で安価な30fps程度のビデオカメラで撮影すること等を考慮すると、そのビデオカメラの画像のフレーム周期より長い期間であることが好ましい。一方、長すぎると、データ速度が低下するので、目的に応じた周期を選択するべきである。また、周期はサイクルと呼ぶ場合もある。
インプリメントの手法にも依存するが、特に、連続して途切れている期間は、長くとも2周期に抑えるように実施すれば、多くの場合に、対象物を効率的に追跡・追尾することができよう。
さて、発光による種々のデータ表示方式について、本願発明者は、種々の方式の可能性について検討している。以下、そのような例をいくつか説明し、比較・考察する。
最も単純に、各色彩に直接そのままデータを割り当てる方式であり、例えば、
R:0,G:1,B:2
と割り当てる。このように色彩そのものにデータを割り当てた場合の例が図2に示されている。図2に示す例は、図1と同様に、RGBの各色のLEDが発光するシーケンス図であり、横軸は時間である。上で述べた例と同様に、ここでは、理解を容易にするために、たかだか1色のみが一度に発光する例を示している。
尚、本特許では、本願発明者が独自に創造した技術の案を、技術案と称している。この技術案は、従来技術ではない。
前提として、各データに対応する色彩は色空間上大きな範囲を持つものとする。(以降の考察についても同様)。この方式の問題は、例えば、1,1,1,1というデータの連続を示すにはG,G,G,Gという同色の連続になる点である。このように、同色が連続する場合は、これを時間成分(同期タイミング)で分割して読み取る必要がある。したがって、読み取るタイミング(同期タイミング)の精度が重要となってくる。
・同期タイミングの誤差が大きくなる危険性がある。
さらに、キャプチャした画面において、「信号発光体」(該当信号パターンを発する発光体)を特定する処理を検討しよう。
まず、色彩自身は上述したように、許容範囲を大きく取っていることが前提なので、色彩自体で信号発光体を特定することは困難である。
まず、図3の(a)−1には、Rの色彩の着目輝点の他、4個の輝点がある例が示されている。この図3−図4の例は、輝点が動かない場合の説明図である(動く場合は後述する)。
このように、差分画像を用いる場合、継続発光時はその輝点を検知することはできず、色彩の変化があった場合にのみ検知することができる。
図5−図6には、図3−図4と同様に複数の輝点が1画像中に含まれる場合が示されている。特に図5−図6は、輝点が動く場合の様子が示されている。
また、(a)−3においては、(a)−2に比べて左端のRの輝点、右下のGの輝点が再び表れているので、差分画像(b)−2においては、+R、+Gの差分の輝点がそれぞれ表れる。
また、(a)−4においては、(a)−3に比べて左端の輝点が移動しつつ、Gに色彩が変更されている。したがって、差分画像(b)−3においては、+G、−Rの差分の輝点がそれぞれ表れる。Rの輝点があった場所に差分−Rの輝点が表れ、新たにGとして発光している現在の位置で差分+Gの輝点がそれぞれ表れたものである。
図6の(a)−5は、上記図5の(a)−4の続きであり、着目画素は、Gの色彩を維持して発光を続けている。また左下の明滅している輝点は、今度は、点灯状態(G)となっている。尚、図6においては、上記図5の(a)−4、(b)−4が再掲されている。
また、(a)−5においては、上述したように、下部のGの輝点が再び点灯状態となっているので、差分画像(b)−4においては、+Gの輝点が表れている。
この状態で、(a)−6と(a)−5との差分画像(b)−5は、これまでと同様に右端に+Bと−Bの差分の輝点が表れる。また、(a)−6においては、(a)−5に比べて左端の輝点が移動している。したがって、差分画像(b)−5においては、これまでと同様に、+G、−Gの差分の輝点がそれぞれ表れる。また、(a)−6においては、上述したように、下部のGの輝点が消灯状態となっているので、差分画像(b)−5においては、−Gの輝点が表れている。
この状態で、(a)−7と(a)−6との差分画像(b)−6は、これまでと同様に右端に+Bと−Bの差分の輝点が表れる。また、同様に、+G、−Gの差分の輝点が左端にそれぞれ表れる。また、(a)−7においては、上述したように、下部のGの輝点が点灯状態となっているので、差分画像(b)−6においては、+Gの輝点が表れている。
次に、色彩変化に値を割り当てる例を説明する。
とおいた場合を説明する。すなわち、R−G−R−G−R−G−・・・のように、RとGとの間で色彩が変化(周期的に変化)している場合に、「0」を割り当てる。同様に、BとRの変化に「1」を割り当て、GとBとの変化に「2」を割り当てる。すなわち、3進数でデータを表す。
この図においては、図2等と同様に、RGBそれぞれの色彩が発光していくシーケンスが示されており、一度にRGBのいずれかの色彩のみが発光する。この発光のシーケンスは、図7中、2点鎖線で示されているサンプリング周期でサンプリングすることによって、発光されている色彩の検知が行われる。2点鎖線の段の下の段では、検知された色彩が示されている。さらに、図7の最下段には、その検知の結果、得られたデータの値が記載されている。
色彩の変化の方向で値を表すことが考えられる。
例えば、
R→G,G→B,B→R:1
G→R,B→G,R→B:0
のように変化の方向で値を決める。
本発明は、「色彩変化」の「変化」でデータを表そうとすることを原理とする発明であり、その最も基本的・好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図9に示すように、本実施の形態では、
R*G → R*B : 「0」
R*B → R*G : 「1」
R*B → G*B : 「0」
G*B → R*G : 「1」
(図9中には示されていないが、以下のような割り当てもされている)
G*B → R*B : 「1」
R*G → B*G : 「0」
のように「変化の変化」(色彩の周期的な変化の切り替え)に対して、データがそれぞれ割り当てられている。既に説明したように、変化の変化における最初の「変化」は、周期的な色彩の変化であり、例えばR*Gのように、Rという色彩とGという色彩とが周期的に交互に表示されることを言う。一方、後者の「変化」は、「色彩の変化」の変化であり、具体的には、表示される色彩の組み合わせの変更である。特に、本特許では、区別を付けやすくするために、後者の「変化」をしばしば「切り替え」と呼ぶ。すなわち、「色彩変化の切り替え」「周期的に変化する色彩を切り替える」等の表現を採用する。
また、「色彩変化」の「切り替え」でデータを表現しているので、タイミングを取る必要が原理的にない。言い換えれば、「切り替え」があったことが検知できれば良いのであって、サンプリングのタイミングがいつであっても誤差の影響はうけない。
また、本実施の形態によれば、「色彩変化の変化」前後で、RGBの3色が必ず現れるので、これらの相対関係を常に認識することができ、RGBを正しく認識することができる。言い換えれば、3色に対するキャリブレーションを行うことが可能である。
ただ、本方式では、R*Gのように、交互に色彩を発光する場合の繰り返し回数は本来的には自由であり、また、特に、R→Gを1サイクルとしてこれの整数倍である必要もない。具体的に言えば、R→G→R→G→Rで終わっても良い(2.5サイクル)。要するに、変化が検知できれば良いのである。この場合は2.5サイクルが「1期間」となる。但し、次に述べるように、1期間のサイクルは若干変化する場合もある。
さて、このように、1期間は多くの場合ほぼ同一のサイクルであるが、異なっていてもよいという性質を用いると、色彩変化の状態が切り替わる際に、例えば、切り替わった後の色彩の組のいずれかの色彩になってから、変化を続行することが好適である。以下、詳述する。
このように、「一旦、共通の色彩になってから色彩の変化を変化させた」、又は、「変化後の色彩の変化をその共通の色彩から始め」れば、その他の色彩の組み合わせが生じないというメリットがある。この例で言えば、その他とは、B−G−B−Gの色彩の変化である。
表現を変えれば、切り替わった後の色彩変化を「R」から始めて「R−B−R−B」を開始するのである。
R−G−R−G−B−R−B−R−・・・
と言う色彩の変化の切り替わりを採用してしまう可能性もある。しかし、この場合は、途中で、G−Bという他の色彩の変化が生じてしまい、読み取りエラーの可能性が生じる。このG−Bは、切り替わる前のR*Gでもないし、また切り替わった後のB*Rでもない。
実施の形態1の変形例1
上記説明した実施の形態1においては、RとGとBの3色の場合を説明したが、4色以上でもかまわないことを言うまでもない。但し、色彩の数が増えると、色彩の検出精度として高い精度が必要となるので、使用される環境等を考慮すれば、3色程度が広く利用可能な妥当な色彩数とも考えられる。
例えば、3色のR、G、Bの3色のLEDを近接して配置することも好適な態様である。
さらに、液晶ディスプレイや、プラズマディスプレイなどの表示装置(又はその一部)を発光手段として用いることも好適な態様である。
また、色彩変化の代わりに発光強度の変化(脈動)を用いても同様の効果が得られる。
上記実施の形態1では、色彩変化の切り替わり毎に1ビットのデータを記録する例を説明した。そこで、例えば、以下のような条件での色彩変化の切り替えを検討してみる。
・色彩は1/15sec毎に変化する。
・この色彩の変化が3回生じる毎に、この「色彩変化」が切り替わる。
※尚、「色彩変化」の切り替えとは、その「色彩変化」に用いられる色彩の組み合わせが変化することである。例えば、R*Gから、B*Gに変化することが、ここで言う「色彩変化」の切り替えである。
このデータ速度を増加させる手段の一つとして、複数の発光体を並べることが考えられる。n個並べれば、データ速度は原理的にはn倍となる。但し、n個の発光体をそれぞれ区別する必要が当然ある。例えば、どの発光体が2進数のどの桁を表すのか予め明確に判明している必要がある。
本実施の形態2では、発光パターンは先の実施の形態1で示した方式と原則として同様の方式とする。但し、同一タイミングで同色が隣接することはないものとする。この条件を付すことによって、2個の発光体の区別が付かない場合でもデータを読み出すことが可能となる。
第1発光体 第2発光体
パターン1: R*G + G*R(←変化の位相が逆)
パターン2: R*G + B*R
パターン3: R*G + G*B
パターン4: B*R + R*B
パターン5: G*B + B*G
パターン6: B*R + G*B
ここでは、第1発光体、第2発光体と称しているが、上述したように両者の区別は付かないのであるから、両者を交換したパターンは、原則として識別することができない。言い換えれば、上記パターン1の第1発光体と第2発光体のパターンを交換したものも上記パターン1と認識され区別は付かない。
このように、本実施の形態2では、2個の発光体の色彩の変化を、パターンと呼んでいる。
言い換えれば、1秒間に、5進数の一桁を、5回送ることができるので、3125通りのデータを表現することができる。
上記実施の形態2では、同一タイミングで、第1発光体と第2発光体とが同一色彩になることを許可していなかったが、同一タイミングで同色隣接を許した場合の例(変形例1)を説明する。但し、第1発光体と第2発光体の「色彩の変化」が完全同一となる場合は認めていない。あくまでも、発光パターンの一部において、同一色彩での発光があり得るという状況下での例を説明する。他の条件は、上記実施の形態2と同様である。
パターン1: R*G+G*R
パターン2: R*G+B*R
パターン3: R*G+R*B
パターン4: R*G+G*B
パターン5: R*G+B*G
パターン6: G*B+R*B
パターン7: G*B+B*R
パターン8: G*B+B*G
パターン9: B*R+R*B
このように9通りのパターンがある。これは、一部のタイミングで同一色色彩発光を許容したので、使用できるパターンが、実施の形態2より増えたものである。
実施の形態2の変形例2
上記実施の形態2、及び、その変形例1では、2個の発光体を用いていたが、3個用いればより多くのデータを表現し送信することができる。
パターン1: R*G+G*R+R*G
パターン2: R*G+B*R+R*G
パターン3: R*G+R*B+R*G
パターン4: R*G+B*R+G*R
パターン5: R*G+B*G+R*G
パターン6: R*G+G*B+R*G
パターン7: R*G+B*G+G*R
パターン8: R*B+B*R+R*B
パターン9: R*B+B*G+R*B
パターン10: R*B+G*B+R*B
パターン11: R*B+B*G+B*R
パターン12: R*B+R*G+R*B
パターン13: R*B+G*R+R*B
パターン14: R*B+R*G+B*R
パターン15: G*B+B*G+G*B
パターン16: G*B+R*G+G*B
パターン17: G*B+G*R+G*B
パターン18: G*B+R*G+B*G
パターン19: G*B+R*B+G*B
パターン20: G*B+B*R+G*B
パターン21: G*B+R*B+B*G
パターン22: R*G+B*R+R*B
パターン23: R*G+G*R+R*B
パターン24: R*G+G*B+R*B
パターン25: R*G+B*G+R*B
パターン26: R*G+R*B+B*R
パターン27: R*G+G*R+B*R
パターン28: R*G+B*G+B*R
パターン29: R*G+G*B+B*R
パターン30: R*G+B*G+G*B
パターン31: R*G+G*R+G*B
パターン32: R*G+R*B+G*B
パターン33: R*G+B*R+G*B
パターン34: R*G+G*B+B*G
パターン35: R*G+G*R+B*G
パターン36: R*G+B*R+B*G
パターン37: R*G+R*B+B*G
パターン38: B*G+B*R+R*B
パターン39: B*G+G*B+R*B
パターン40: B*G+G*R+R*B
パターン41: B*G+R*G+R*B
パターン42: B*G+R*B+B*R
パターン43: B*G+G*R+B*R
パターン44: B*G+R*G+B*R
パターン45: B*G+G*R+B*R
これらのそれぞれのパターンが、自分から自分以外の他のパターンに変化する(変化を切り替える)ことが可能であるので、一つの変化(変化の切り替え)で44値を生じ、44の5乗=164916224通り、約27bitのデータ排出量となる。
これまで述べた実施の形態にしたがって、1個又は2個以上の個数の発光体を備えた発光装置を、航空機、船舶、車両等に組み込むことによって、色彩の変化の切り替えによるデータの表示・データの通信等を行いつつ、その対象物の位置の検知をも行うことができ、対象物の認識・追跡を容易に行うことができる技術を実現することができた。
つまり、対象物の「位置」を追跡しながら、対象物に関する情報を得ることができるのである。
これまで、対象物が移動し、カメラがそれを撮影する態様を主として説明してきたが、逆であってももちろんかまわない。
得られた交通標識の方向と、その内容からドライバーに警告等を与えるシステムを構築するのにも資するものである。
これまで述べてきたように、色彩の変化の切り替えを用いることによって、対象物の追跡と共に、表示されているデータの読み取りをも行うことが可能となった。
まず、発光パターンをまとまりのあるデータにするための規則性について考察する。上で述べた手法により何らかのデータを表示することは可能である。しかし、それだけでは単なるデータの羅列であり、このデータの羅列が意味をなすためには、区切りが明確であることが必要である。
さらに、本発明に特徴、提案する発光パターンの特徴を考慮すると、発光体(発光装置)が何であるかを示す「IDデータ」の存在が一般的に必要である。
また、本方式の伝達できるデータ量・データ速度を考慮すると、「IDデータ」に対して何らかの「伝達情報」を乗せる(加える)ことが可能であり、使用上意味がある場合が多い。例えば、商品の名称(野菜)がIDであり、それに加えて、製造年月日を加えることなどが考えられよう。
また、ID以外に、時間とともに変化するDATA成分を送信することも考えられる。したがって、例えば、上述した一「区切り」毎にID、DATAの送信仕様を送ることが伝達の確実性からいって好ましいと考えられる。
ここで示す例では、はR*GとG*Bのみを繰り返すパターンを、余白パターンとして用いている。図15では例えばk回(kは正の整数)繰り返す例を示しているが、繰り返し数は何回でもかまわない。
また、ここでは、ひとかたまりの(他の組み合わせの交互発光に挟まれた)R*Gなどの交互発光の単位をモジュールと呼んでいる。そして、図15では、このモジュールを1個の升目で表している。図15の1個の升目は、R*Gや、G*B等の、2種の色彩の交互発光パターンをそれぞれ表す。
・余白パターン、
・IDパターン
・DATAパターン
からなる通信・表示の単位をサイクルと称している。このサイクル単位で、データを送り、サイクル毎にデータ及びIDを受信することが、既存の一般的な通信手法との親和性が高く、かつ、応用範囲も広くなると考えられる。
IDパターンやDATAターンは、このような内容的な制限はあるが、任意の長さを取ることが可能である。
また、同様の仕組みで、IDパターン、DATAパターンに加えて、仕様パターンを加えて、これを読み取ることによってデータの並びを指定することも好適である。
余白パターン+区切りモジュール
+IDパターン+区切りモジュール+
+DATAパターン+区切りモジュール
+仕様パターン+区切りモジュール
とすることも好適である。この例では、仕様パターンを最後においたが、仕様パターンをIDパターンの前に置いても好適である。
・各モジュールの点滅回数
・点滅時間
・各パターンのモジュール数
・RGBの色彩仕様、輝度仕様
・色彩変化仕様(重複時間又は、無点灯時間の仕様)
などが考えられる。
これまで述べた例では、上記1サイクルを以てデータを通信していた。この1サイクルは、好ましくは、少なくとも2回以上は連続して繰り返すことが好ましい。少なくとも2サイクル連続して発光していれば、その中の少なくとも1サイクル全体のデータを読み取る可能性が高くなり、また、追尾が成功する可能性が高まるからである。
これまで所定の色彩の発光パターンで発光する発光体を備えた発光装置について説明してきたが、このような発光装置は、発光体と、制御手段とから構成されることが好ましい。この様子が、図16に示されている。
た来た。前者の変化としても、後者の変化(区別を付けるために、しばしば「切り替え」と呼んでいる)としても種々のものが利用できる。上述した各実施の形態では、色彩の変化を主として説明したが、発光強度の変化又はこれと色彩変化との組み合わせの変化を利用することも好適である。
これまで述べた実施の形態では、色彩が周期的に変化しているので、いわゆる発光の「とぎれがない」ことが極めて有用である。このように、発光の「とぎれ」がないので、対象物を追跡・追尾する際に、対象物を見失う可能性を低くすることができ、利便性の高いシステムを構築することが可能である。
以上説明してきた発光装置によれば、それが付された対象物の認識と、移動する対象物の追尾とが原理的には可能である。
(ステップ1)まず、色彩の変化の変化を認識し、対象物を認識する。
(1)認識と追尾のタイミングの関係・変形例
なお、上で述べた例では、認識を最初のステップ1でのみ行ったが、定期的に(数分に1回など)行うことも好ましい。そのような処理でも演算量を削減することが可能である。
また、上で述べた例では、いわば色彩の「変化の変化」でデータを表す手法を前提としているが、「認識と追尾とを分離する」という技術的原理は、他の認識方法を採用する場合でも適用可能である。
(ステップ1)色彩(又は色彩の変化)を認識してデータを復元して対象物の内容を「認識」する。
上述した例では、まず認識を行ってから、その後、色彩の変化する位置を検出して追跡を行っていた。しかし、最初の認識が読み取りエラー等によって失敗する場合も考えられる。
なお、認識できず未認識として扱われて追尾されている対象物が複数個存在する場合は仮のデータを割り当て、各未認識対象物を仮データで管理識別することが好適である。その後、一定期間経過毎に認識処理を実行してデータが認識できた場合に、そのデータを仮データに変えて割り当てるようにすることが好適である。
なお、対象物に付された発光装置の発光する光を認識して、それが表すデータを得ることが、すなわち対象物を認識することであるが、この認識された対象物のデータは、その対象物の位置と合わせて利用者に対して表示することが好ましい。
102 コンピュータ
104 メモリ
200 発光体
Claims (26)
- 少なくとも3種の色彩を発光しうる発光体と、
前記発光体が発光する色彩を周期的に変化させる制御手段と、
を含み、
前記制御手段は、前記周期的な色彩変化を、所定のデータに基づいて切り替え、この周期的な色彩変化の切換によって前記所定のデータを表すことを特徴とする発光装置。 - 請求項1記載の発光装置において、前記色彩変化は、2種の異なる色彩を交互に発光する色彩変化であり、前記切換は、交互に発光する色彩の少なくともいずれか一方の色彩を他の色彩に変更することであることを特徴とする発光装置。
- 少なくとも3種の色彩を発光しうる第1の発光体、及び、第2の発光体と、
前記第1の発光体及び第2の発光体が発光する色彩を周期的にそれぞれ変化させる制御手段と、
を含み、
前記制御手段は、前記周期的な色彩変化を、所定のデータに基づいて切り替え、この周期的な色彩変化の切換によって前記所定のデータを表し、
前記制御手段は、前記第1の発光体の前記周期的な色彩変化と、前記第2の発光体の周期的な色彩変化とが、異なる色彩変化となるように制御することを特徴とする発光装置。 - 請求項3記載の発光装置において、前記色彩変化は、2種の異なる色彩を交互に発光する色彩変化であり、前記切換は、交互に発光する色彩の少なくともいずれか一方の色彩を他の色彩に変更することであることを特徴とする発光装置。
- 請求項4記載の発光装置において、異なる色彩変化には、交互に発光する色彩の内少なくともいずれか一方の色彩が異なる色彩変化が含まれることを特徴とする発光装置。
- 請求項4記載の発光装置において、異なる色彩変化には、交互に発光する色彩の内少なくともいずれか一方の色彩が異なり、
前記制御手段は、前記第1の発光体と第2の発光体とが同時に同一色を発光することがないように制御することを特徴とする発光装置。 - 請求項4記載の発光装置において、異なる色彩変化には、交互に発光する色彩は同一だが、発光するタイミングが異なる色彩変化が含まれ、
前記制御手段は、前記第1の発光体と第2の発光体とが同時に同一色を発光することがないように制御することを特徴とする発光装置。 - 少なくとも3種の色彩を発光しうるn個の第1の発光体、・・・第nの発光体と、
前記第1〜第nの発光体が発光する色彩を周期的にそれぞれ変化させる制御手段と、
を含み、
前記制御手段は、前記周期的な色彩変化を、所定のデータに基づいて切り替え、この周期的な色彩変化の切換によって前記所定のデータを表し、
前記制御手段は、前記第1〜第nの発光体の前記周期的な色彩変化が互いに異なるように制御することを特徴とする発光装置。ここで、nは2以上の正の整数である。 - 請求項8記載の発光装置において、前記色彩変化は、2種の異なる色彩を交互に発光する色彩変化であり、前記切換は、交互に発光する色彩の少なくともいずれか一方の色彩を他の色彩に変更することであることを特徴とする発光装置。
- 請求項9記載の発光装置において、前記異なる色彩変化には、
(1)交互に発光する色彩の内少なくともいずれか一方の色彩が異なる色彩変化
(2)交互に発光する色彩は同一だが、発光するタイミングが異なる色彩変化
の双方が含まれることを特徴とする発光装置。 - 少なくとも3種の色彩を発光しうるm個の第1の発光体、・・・第mの発光体と、
前記第1〜第mの発光体が発光する色彩を周期的にそれぞれ変化させる制御手段と、
を含み、
前記制御手段は、前記周期的な色彩変化を、所定のIDに基づいて切り替え、この周期的な色彩変化の切換によって、光装置のID又はその発光装置が取り付けられている対象物のIDを表し、
また、前記制御手段は、前記周期的な色彩変化を、所定のデータに基づいて切り替え、この周期的な色彩変化の切換によって前記所定のデータを表すことを特徴とする発光装置。ここで、前記mは、1以上の正の整数である。 - 請求項11記載の発光装置において、
前記IDを表すように切り替えられる色彩変化群からなるIDパターンと、前記データを表すように切り替えられる色彩変化群からなるデータパターンと、前記IDや前記データを表さない余白を意味する余白パターンとから、通信の単位であるサイクルが構成されており、
前記制御手段は、このサイクルを単位としてデータの表示・送信を行うように前記発光体を制御することを特徴とする発光装置。 - 請求項12記載の発光装置において、
前記余白パターンは、所定の第1の色彩変化と、第1の色彩変化とは異なる第2の色彩変化とを切り替えて交互に繰り返すパターンであることを特徴とする発光装置。 - 請求項12〜13のいずれか1項に記載の発光装置において、
前記IDを表すように切り替えられる色彩変化群からなるIDパターンと、前記データを表すように切り替えられる色彩変化群からなるデータパターンと、前記IDや前記データを表さない余白を意味する余白パターンと、の間には、区切りを表すために所定の色彩変化である区切りモジュールが配置されていることを特徴とする発光装置。 - 請求項14記載の発光装置において、
前記区切りモジュールは、所定の第1の色彩と、第1の色彩とは異なる第2の色彩とが交互に発光する色彩の変化であることを特徴とする発光装置。 - 請求項12〜15のいずれか1項に記載の発光装置において、
前記制御手段は、前記発光体を、少なくとも2サイクル連続して発光させることを特徴とする発光装置。 - 請求項1〜16のいずれか1項に記載の発光装置において、
前記制御手段は、前記発光体が連続して消灯している期間は、最大でも2周期であるように、前記発光体の制御を行うことを特徴とする発光装置。 - 少なくとも3種の色彩を発光しうる発光体と、
前記発光体の発光強度を周期的に変化させる制御手段と、
を含み、
前記制御手段は、前記周期的な発光強度変化の色彩を、所定のデータに基づいて切り替え、この色彩の切換によって前記所定のデータを表すことを特徴とする発光装置。 - 請求項18記載の発光装置において、
前記周期的な発光強度の変化の際、その周期中の各強度検知タイミングにおいて検知される発光強度が前記各タイミングにおいて全て異なることを特徴とする発光装置。 - 時間の経過に伴って発光する色彩が変化することによって対象物を表すデータを表す発光装置を対象物に付し、前記発光装置の発光する色彩を認識することによって前記対象物を認識すると共に、前記対象物の位置の追尾を行う方法において、
前記発光装置を含む画像を撮影し、前記画像中から、前記発光装置が発光する色彩を認識し、前記データを復元して前記対象物を認識し、且つ、認識した色彩の位置から前記対象物の位置を特定する認識ステップと、
前記発光装置を含む画像を撮影し、前記画像中から、発光装置が発光する色彩の変化を認識してその変化する位置から、前記対象物の位置を追尾する追尾ステップと、
を含み、さらに、
前記認識ステップを1回実行して前記対象物を認識し、その位置と共に所定の記憶手段に記憶し、その後、前記追尾ステップのみを繰り返し実行して、前記対象物の位置として、この追尾ステップで得られた色彩の変化する位置を、前記対象物の位置として前記記憶手段中に格納していくステップと、
を備えることを特徴とする対象物の追尾方法。 - 請求項20に記載の対象物の追尾方法において、
前記発光装置は、請求項1〜19のいずれかに記載の発光装置であることを特徴とする対象物の追尾方法。 - 請求項20に記載の対象物の追尾方法において、
前記発光装置は、色彩の変化でデータを表す発光装置であることを特徴とする対象物の追尾方法。 - 請求項20〜22のいずれか1項に記載の対象物の追尾方法において、
前記認識ステップを1回実行しても前記対象物を認識できなかった場合、その色彩の変化する位置を所定の記憶手段に記憶し、その後、前記追尾ステップのみを繰り返し実行して、前記未認識の対象物の位置として、この追尾ステップで得られた色彩の変化する位置を、前記未認識の対象物の位置として前記記憶手段中に格納していくステップ、
を備えることを特徴とする対象物の追尾方法。 - 請求項23記載の対象物の追尾方法において、
前記未認識の対象物に対して仮データを割り当て、前記追尾ステップで得られた色彩の変化する位置を、前記仮データで認識した前記の対象物の位置として前記記憶手段中に格納していくステップ、
を備えることを特徴とする対象物の追尾方法。 - 請求項24記載の対象物の追尾方法において、
前記仮データで認識された前記対象物に対して、前記認証ステップを実行して、正常にデータを読み取ることができその対象物を認識できた場合は、前記仮データを前記正常に読み取れたデータに置き換えるステップ、
を備えることを特徴とする対象物の追尾方法。 - 請求項20〜25のいずれか1項に記載の対象物の追尾方法において、
前記各対象物に対して読み取れたデータと、前記各対象物の位置と、を関連付けて表示するステップ、
を備えることを特徴とする対象物の追尾方法。
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