JP2009302039A - ワイヤハーネスの止水構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワイヤハーネスを配線方向で分割し、該分割したワイヤハーネスの電線の両端末にそれぞれ端子を接続し、これらの端子をそれぞれ第一、第二コネクタに取り付ける一方、前記第一、第二コネクタと嵌合する第一、第二コネクタ嵌合部を仕切壁部を介して備えた中継コネクタを設け、前記中継コネクタの仕切壁部に中継端子を貫通し、各中継端子の両端の電気接触部を前記第一、第二コネクタ嵌合部に突出すると共に、前記第一、第二コネクタ嵌合部のいずれか一方または両方の前記仕切壁部に接した部分に止水剤を充填し、前記中継端子の電気接触部を除く部分を前記止水剤中に埋設し、あるいは前記仕切壁部に設けた空隙に止水剤を充填して前記中継端子を該止水剤に埋設している。
【選択図】図3
Description
また、ワイヤハーネスの長さやその配索経路等によっては、図9に示すようにワイヤハーネスW/Hを、電子制御ユニット3に接続させるユニット側ワイヤハーネスW/H−1と、機器4に接続させる機器側ワイヤハーネスW/H−2とに分割し、ユニット側ワイヤハーネスW/H−1の端末に取り付けたコネクタ1と機器側ワイヤハーネスW/H−2の端末に取り付けたコネクタ2とを嵌合させることにより、電子制御ユニット3と機器4とを電気接続している場合も多い。
電子制御ユニット3と機器4との間に設けられるワイヤハーネスW/Hは、雨水等のかかりやすい被水領域を通って配索される場合が多いため、電子制御ユニット3の内部に水が浸入しないようにすることが重要である。
前記第一、第二コネクタと嵌合する第一、第二コネクタ嵌合部を仕切壁部を介して備えた中継コネクタを設け、
前記中継コネクタの仕切壁部に中継端子を貫通し、各中継端子の両端の電気接触部を前記第一、第二コネクタ嵌合部に突出すると共に、前記第一、第二コネクタ嵌合部のいずれか一方または両方の前記仕切壁部に接した部分に止水剤を充填し、あるいは該仕切壁内に設けた空隙に止水剤を充填し、前記中継端子の電気接触部を除く部分を前記止水剤中に埋設していることを特徴とするワイヤハーネスの止水構造からなる。
前記ワイヤハーネスを配線方向で分割し、該分割したワイヤハーネスの電線の両端末にそれぞれ端子を接続し、これらの端子をそれぞれ第一、第二コネクタに取り付ける一方、
前記第一、第二コネクタと嵌合する第一、第二コネクタ嵌合部を仕切壁部を介して備えた中継コネクタを設け、
前記中継コネクタの仕切壁部に中継端子を貫通し、各中継端子の両端の電気接触部を前記第一、第二コネクタ嵌合部に突出し、前記仕切壁を貫通する部分の前記中継端子に予め止水剤を塗布して該仕切壁中に埋設していることを特徴とするワイヤハーネスの止水構造を提供している。
前記中継端子は、一端にオス端子部、他端にメス端子部を設け、前記第一、第二コネクタに挿入係止する前記電線端末には前記オス端子部と嵌合するメス端子部、前記メス端子部と嵌合するオス端子部を設けていることが好ましい。
しかし、前記中継端子の端子形状は前記した形状に限定されず、例えば、両端にメス端子部を設けたものであってもよい。
前記第一、第二コネクタのいずれか一方または両方に止水剤を充填し、端子の電気接触部を除く電線圧着部を前記止水剤中に埋設していることを特徴とするワイヤハーネスの止水構造を提供している。
また、前記構成によれば、ワイヤハーネスの電線素線間を浸透してきた水のみならず、コネクタの外側からの水の浸入も防止することが可能である。
ゲル状封止剤としては、例えば、シリコーンゲルやブチルゴムなどを用いることが好ましい。また、液状ポッティング封止剤としては、例えば、エポキシ樹脂剤などを用いることが好ましい。
前記電子制御ユニットと接続する前記機器は、
電子制御ユニットで制御されるライト、ウオッシャ、ドアロック、防盗用ホーン、スタータから選択される1種以上の被制御機器、
前記電子制御ユニットに情報を送信するO2センサ、スピードセンサ、ノックセンサ等からなるセンサおよび/または他の電子制御ユニットからなる情報送信機器、
さらに、電気接続箱のヒューズ、リレー、コネクタ、接地部材から選択される1種以上の電気部品であることが好ましい。
第一の発明では、前記第一、第二コネクタ嵌合部のいずれか一方または両方の仕切壁部に接した部分あるいは仕切壁部の空隙に止水剤を充填する構成とし、第二の発明では仕切壁部を貫通する中継端子の表面に止水剤を塗布している。
この構成により、分割されて機器に接続される一方のワイヤハーネスの電線素線部に浸入した水が素線間を浸透していき、端末の第二コネクタ内の端子を経て中継コネクタの第二コネクタ嵌合部にまで水が浸入したとしても、仕切壁部に接する部分に充填した止水剤あるいは中継端子に塗布した止水剤によって、前記水が中継端子を伝って第一コネクタ嵌合部内へ浸入することが不可能となる。したがって、第一コネクタが取り付けられた他方のワイヤハーネス、さらには該ワイヤハーネスに接続される電子制御ユニット内への前記水の浸入も防止することができる。
図1乃至図3は第一実施形態を示し、電子制御ユニット10と機器11とを接続するワイヤハーネスW/Hの止水構造を図示している。
自動車または二輪車に搭載される電子制御ユニット10は、センサなどの情報送信機器12から受信した信号に基づいて、被制御機器13の制御を行っており、図1に示すように、電子制御ユニット10と、情報送信機器12、被制御機器13、電源に接続されたヒューズボックス等の電気部品14からなる機器11とをワイヤハーネスW/Hで接続している。なお、ワイヤハーネスW/Hは車両の被水領域を通過している。
また、前記のように機器11は、情報送信機器12、被制御機器13および電気部品14から構成され、情報送信機器12としては、電子制御ユニット10の種類によっても異なるが、例えば、O2センサやスピードセンサ、ノックセンサや他の電子制御ユニットなどが含まれる。
また、被制御機器13としては、電子制御ユニット10の種類によっても異なるが、例えば、ライト、ウオッシャ、ドアロック、防盗用ホーンなどが含まれる。
さらに、電気部品14としては、例えば、電気接続箱のヒューズ、リレー、コネクタ、接地部材が含まれる。
図2、図3に示すように、分割したユニット側ワイヤハーネスW/H−1および機器側ワイヤハーネスW/H−2の電線端末にはメス端子部21a、22aをそれぞれ接続し、第一コネクタ21、第二コネクタ22に挿入係止している。また、ユニット側ワイヤハーネスW/H−1端末の第一コネクタ21および機器側ワイヤハーネスW/H−2端末の第二コネクタ22は、中継コネクタ23を介して接続している。
なお、本実施形態においては、第二コネクタ嵌合部23bの仕切壁部23cに接する部分に止水剤23eを充填しているが、第一コネクタ嵌合部23a側に充填してもよいし、第一、第二コネクタ嵌合部23a、23bの両方に充填してもよい。
該変形例では、中継コネクタ23の仕切壁部23cを二枚の仕切壁部23c−1、23c−2に分割して、該仕切壁部23c−1と23c−2との間に空隙23c−3を設け、該空隙23c−3に止水剤23eを充填している。
該仕切壁部23c−1、空隙23c−3の止水剤23e、仕切壁部23c−2に中継端子23dを貫通して通し、貫通した中継端子23dの中央部を止水剤23e中に通して、止水剤23e中に埋設している。他の構成は第一実施形態と同一であるため、図示および説明を省略する。
第二実施形態では、前記中継コネクタ23の仕切壁部に接した部分あるいは仕切壁部内の空隙に止水剤を充填する代わりに、仕切壁部23cを貫通させる中継端子23dの中央部表面に予め止水剤23eを塗布しておき、この状態で、中継端子23dを仕切壁部23cとなる部分にインサートモールドして、中継コネクタ23を成形している。
他の構成は第一実施形態と同様であるため、図示および説明を省略する。
第三実施形態では、第一、第二実施形態のように中継端子を介在させず、分割されたユニット側ワイヤハーネスW/H−1の端末に設けた第一コネクタ31と機器側ワイヤハーネスW/H−2の端末に設けた第二コネクタ32とを直接嵌合させている。本第三実施形態では、ユニット側ワイヤハーネスW/H−1の電線端末にオス端子部31aを接続して第一コネクタ31に取り付けている一方、機器側ワイヤハーネスW/H−2の電線端末にメス端子部32aを接続して第二コネクタ32に取り付けており、オス端子部31aを突出させた第一コネクタ31にエポキシ樹脂剤からなる液状ポッティング封止剤を止水剤31bとして充填し、オス端子部31aの電気接触部を除く電線圧着部を止水剤31b中に埋設している。前記した点以外は第一実施形態と同様としている。
11 機器
12 情報送信機器
13 被制御機器
14 電気部品
21、31 第一コネクタ
21a メス端子部
31a オス端子部
31b 止水剤
22、32 第二コネクタ
22a、32a メス端子部
23 中継コネクタ
23a 第一コネクタ嵌合部
23b 第二コネクタ嵌合部
23c 仕切壁部
23d 中継端子
23d−1、23d−2 オス端子部
23e 止水剤
W/H−1 ユニット側ワイヤハーネス
W/H−2 機器側ワイヤハーネス
Claims (6)
- 自動車または二輪車に搭載される電子制御ユニットと機器とを接続するワイヤハーネスの止水構造であって、前記ワイヤハーネスを配線方向で分割し、該分割したワイヤハーネスの電線の両端末にそれぞれ端子を接続し、これらの端子をそれぞれ第一、第二コネクタに取り付ける一方、
前記第一、第二コネクタと嵌合する第一、第二コネクタ嵌合部を仕切壁部を介して備えた中継コネクタを設け、
前記中継コネクタの仕切壁部に中継端子を貫通し、各中継端子の両端の電気接触部を前記第一、第二コネクタ嵌合部に突出すると共に、前記第一、第二コネクタ嵌合部のいずれか一方または両方の前記仕切壁部に接した部分に止水剤を充填し、あるいは該仕切壁内に設けた空隙に止水剤を充填し、前記中継端子の電気接触部を除く部分を前記止水剤中に埋設していることを特徴とするワイヤハーネスの止水構造。 - 自動車または二輪車に搭載される電子制御ユニットと機器とを接続するワイヤハーネスの止水構造であって、
前記ワイヤハーネスを配線方向で分割し、該分割したワイヤハーネスの電線の両端末にそれぞれ端子を接続し、これらの端子をそれぞれ第一、第二コネクタに取り付ける一方、
前記第一、第二コネクタと嵌合する第一、第二コネクタ嵌合部を仕切壁部を介して備えた中継コネクタを設け、
前記中継コネクタの仕切壁部に中継端子を貫通し、各中継端子の両端の電気接触部を前記第一、第二コネクタ嵌合部に突出し、前記仕切壁を貫通する部分の前記中継端子に予め止水剤を塗布して該仕切壁中に埋設していることを特徴とするワイヤハーネスの止水構造。 - 前記中継コネクタに取り付ける中継端子は、両端にオス端子部からなる電気接触部を設けた細長な平板形状とし、前記分断した両側の電線端末にはメス端子部を接続して前記第一、第二コネクタに挿入係止し、または、
前記中継端子は、一端にオス端子部、他端にメス端子部を設け、前記第一、第二コネクタに挿入係止する前記電線端末には前記オス端子部と嵌合するメス端子部、前記メス端子部と嵌合するオス端子部を設けている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの止水構造。 - 自動車または二輪車に搭載される電子制御ユニットと機器とを接続するワイヤハーネスの止水構造であって、前記ワイヤハーネスに防水コネクタを介在させる分割部を設け、該分割されたワイヤハーネスの電線の両端末にそれぞれ互いに嵌合する電気接触部を有する端子を圧着接続すると共に、これらの端子をそれぞれ挿入係止する第一、第二コネクタを設け、
前記第一、第二コネクタのいずれか一方または両方に止水剤を充填し、端子の電気接触部を除く電線圧着部を前記止水剤中に埋設していることを特徴とするワイヤハーネスの止水構造。 - 前記止水剤はゲル状封止剤または液状ポッティング封止剤からなり、前記中継コネクタ、前記第一コネクタまたは第二コネクタのハウジング内の端子取付領域に充填して硬化している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの止水構造。
- 前記電子制御ユニットは、エンジン制御ユニット、燃料噴射制御ユニット、ABS制御ユニット、エアバック制御ユニット、走行安全制御ユニット、車両レーダー制御ユニットから選択される1種以上であり、
前記電子制御ユニットと接続する前記機器は、
電子制御ユニットで制御されるライト、ウオッシャ、ドアロック、防盗用ホーン、スタータから選択される1種以上の被制御機器、
前記電子制御ユニットに情報を送信するO2センサ、スピードセンサ、ノックセンサ等からなるセンサおよび/または他の電子制御ユニットからなる情報送信機器、
さらに、電気接続箱のヒューズ、リレー、コネクタ、接地部材から選択される1種以上の電気部品である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネスの止水構造。
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