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JP2009229894A - 垂直ねじれ配向液晶表示装置 - Google Patents

垂直ねじれ配向液晶表示装置 Download PDF

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JP2009229894A
JP2009229894A JP2008076184A JP2008076184A JP2009229894A JP 2009229894 A JP2009229894 A JP 2009229894A JP 2008076184 A JP2008076184 A JP 2008076184A JP 2008076184 A JP2008076184 A JP 2008076184A JP 2009229894 A JP2009229894 A JP 2009229894A
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Hajime Shimizu
肇 清水
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Stanley Electric Co Ltd
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Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】
電圧印加時の光透過率変化の急峻性がよく、カラーシフトの少ない、垂直配向型液晶表示装置を提供する。
【解決手段】
垂直ねじれ配向液晶表示装置は、電極と該電極上に形成された垂直配向膜とを表面に形成し、間隔dで互いに対向配置された一対の基板であって、垂直配向膜の一方のみが配向処理されている一対の基板と、一対の基板間に配置される、カイラル剤を添加した垂直配向液晶層であって、カイラルピッチをpとした時、0<(d/p)≦0.5556である垂直配向液晶層と、液晶セル外側に配置されたクロスニコル配置の1対の偏光子と、を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に垂直配向型液晶表示装置に関する。
電圧無印加状態で液晶分子が基板に垂直に配向する垂直配向型液晶表示装置は、クロスニコル配置の偏光板と組み合わせると、オフ時の光透過率を低くでき、高いコントラストを提供できる。
図1に、垂直配向型液晶表示装置の代表的構成例を示す(特開2005−234254号より引用)。第1の基板1と第2の基板2が対向し、その間に液晶層3を挟持する。第1の基板1は、透明基板13の対向表面上に透明電極14を形成し、その上に高分子垂直配向膜15を塗布し、その表面を18で示す方向にラビング処理したものであり、外側表面上には視角補償板12と偏光板11が配置されている。第2の基板2は、第1の基板1同様、透明基板23の対向表面上に透明電極24を形成し、その表面を高分子の垂直配向膜25で覆い、矢印28の方向にラビング処理したものである。外側表面上には視角補償板22と偏光板21が配置されている。液晶分子が一定方向にプレティルトするように、ラビング方向18,28はアンチパラレルに配置される。液晶層3は、基板1、2の面に垂直に配向する性質を有する液晶分子を含み、ラビング処理18、28により、基板の表面から一定の(90度より小さい)角度のプレティルト19、29を有する。
垂直配向ECB−LCDの電気光学特性は、低印加電圧状態で透過光の遮断が良好であり、良好な黒表示が得られる。ただし、透過光スペクトルの角度分布は、液晶が屈折率異方性を有する方向の入射光において必ずしも平坦とならず、斜め方向からの観察において着色が視認されるという現象が生じることがある。また、垂直配向ECB−LCDにおいては、一般にデューティ比などの駆動信号条件と液晶材料、スペーサなどのセル条件の組み合わせの最適化が必要であり、駆動条件ごとに異なる材料を組み合わせるため、工程内で使用材料の混入による不良品が発生することがある。
垂直配向型液晶層にカイラル剤を添加し、プレティルト角を基板法線方向から大きく離す提案がされている(特開2004−355032号、特開2007−101808号)。基板表面から測ったプレティルト角は、特開2004−355032号では85°〜60°の範囲、特開2007−101808号では80°〜86°に設定される。これらのプレティルト角を与える配向制御は容易でない。また、デューティ比によって最適なセル構成が変化し、デューティ比を変えるとセル構成を変更することが望まれる。
特開2005−234254号公報 特開2004−355032号公報 特開2007−101808号公報
本発明の目的は、カラーシフトの少ない、垂直配向型液晶表示装置を提供することである。
本発明の1観点によれば、
電極と該電極上に形成された垂直配向膜とを表面に形成し、間隔dで互いに対向配置された一対の基板であって、前記垂直配向膜の一方のみが配向処理されている一対の基板と、
前記一対の基板間に配置される、カイラル剤を添加した垂直配向液晶層であって、カイラルピッチをpとした時、0<(d/p)≦0.5556である垂直配向液晶層と、
前記液晶セル外側に配置されたクロスニコル配置の1対の偏光子と、
を有する垂直ねじれ配向液晶表示装置
が提供される。
カラーシフトの少ない、垂直配向型液晶表示装置を提供できる。
垂直配向型液晶表示装置において、オフ時の光透過率をなるべく低くするには、オフ時の液晶分子がなるべく基板表面に対して垂直に配向することが好ましい。オン時に液晶分子が一定方向に倒れるようにするには一定方向のプレティルトを付与することが望ましい。オフ時の光透過率とプレティルトはトレードオフの関係にある。本発明者は液晶層全体でのプレティルト角、ないしは液晶層の厚さ方向中央の液晶分子のプレティルト角を基板法線方向に近づけるため、一方の基板のみにラビングなどの配向処理を行なうことを考えた。
また、視角範囲を広くし、カラーシフトを抑制するために液晶層にカイラル剤を添加してねじれ配向を導入することを考えた。
図2A,2Bは、実施例による垂直配向液晶表示装置の電圧印加時、電圧無印加時の構成を概略的に示す断面図である。電圧無印加状態を示す図2Aにおいて、第1の基板1と第2の基板2が対向し、その間に負の誘電率異方性を有する液晶分子を含む垂直配向液晶層3を挟持する。第1の基板1は、透明基板13の対向表面上に透明電極14を形成し、その上に高分子垂直配向膜17を塗布し、ラビング処理はしないものであり、外側表面上には視角補償板12と偏光板11が配置されている。第2の基板2は、透明基板23の対向表面上に透明電極24を形成し、その表面を高分子の垂直配向膜25で覆い、垂直配向膜25に矢印28の方向にラビング処理したものである。外側表面上には視角補償板22と偏光板21が配置されている。視角補償板12と22は、液晶層の屈折率異方性を補償する。偏光板11と21とは、クロスニコル配置される。
一方の基板のみにラビングによる配向処理がされている。ラビングは、例えば特開2005−234254号の段落0022−0035,0039−0072、図2B−9Bに開示する方法で行い、基板表面に対するプレティルト角を87°〜89.7°、より好ましくは88.4°〜89.7°にする。
液晶層3は、基板1、2の面に垂直に配向する性質を有する負の誘電率異方性を有する液晶分子を含み、ラビング処理28により、下側基板に接する液晶分子は、下側基板の表面から90°未満の一定角度のプレティルト29を有する。図では上側基板にはラビングがされていないので、上側基板に接する液晶分子はほぼ基板法線方向に配向する。下側基板に近づくにつれ、下側基板の配向処理の影響が現れる。図では下側基板の垂直配向膜25のみをラビングした場合を示したが、代わりに上側基板の垂直配向膜のみを配向処理してもよい。
液晶層3には、カイラル剤が添加されている。カイラル剤の添加により、液晶層は厚さ方向に沿ってチルト方向が旋回する性質を有する。旋回する角度はカイラル剤の添加量による。以下、液晶材料のカイラルピッチをp、液晶層の厚さをdで示す。
図2Bは、電圧印加時の液晶分子の配向を概略的に示す。カイラル剤の添加により、液晶層の厚さ方向に沿って液晶分子のチルト方向は旋回している。倒れこむ方向は配向処理方向、カイラル角度、印加電圧などの影響を受ける。基板と接する液晶分子はアンカリング力を有し、倒れにくいので、電圧印加によって液晶層の厚さ方向中央部で最も強く液晶分子が倒れこむ。なお、一方の基板のみに配向処理した場合、電圧印加時に得られるカイラル角は、電圧無印加時と同じとは限らず、一般的には異なる。
図2A、2Bに示す液晶表示装置は、例えば、以下のように作成することができる。まず透明電極が形成された一対の透明基板を用意する。フォトエッチングにより、透明電極を所定形状にエッチングする。フレキソ印刷により、パターニングした透明電極を覆って垂直配向膜を塗布し、焼成する。いずれか一方の基板の垂直配向膜に対し、ラビングによる配向処理を行なう。一方の基板の対向面にギャップコントロール材を添加したメインシール剤を、例えばスクリーン印刷で印刷する。他方の基板の対向面にギャップコントロール剤を散布する。対向面を対向させて一対の基板を重ね、焼成して空セルを作成する。真空注入、毛細管現象等を用いて、空セルに液晶材料を注入する。所定液晶層厚が得られるように、所定の圧力を印加しつつ、エンドシール材を塗布、硬化し、液晶セルを封止する。液晶セルを洗浄し、所定方向に設定した視角補償板、偏光板を外側表面に貼付する。
d/pの値を種々の値に変化させた液晶セルサンプルの性能を評価した。比較例として、図1に示すように、両基板にラビングによる配向処理を行ない、カイラル剤を添加しない液晶材料を注入したサンプルも評価した。
図3−1,3−2は、シミュレーションによる比較例及びサンプルの特性をまとめた表である。液晶表示装置の面内角度は、観察者から見て右向き、3時の方向を0度とし、上向き、12時の方向を90度、左向き、9時の方向を180度、下向き、6時の方向を270度(−90度)とする。
表において、最左欄にサンプル番号を記載する。次の3欄にd/p、電圧無印加時のセル内のねじれ角度、最適ラビング方向及び駆動時のねじれ角度を示す。d/pによって、電圧無印加時のねじれ角度[(d/p)×360]が与えられる。駆動時のねじれ角度は、電圧無印加時のねじれ角度から変化するので、最適なラビング方向は駆動時の状態に基づいて設定するべきであろう。その右には電圧(V)に対する光透過率(T)の変化を示すV−T曲線から判定した急峻性と最大透過率を示し、さらに右側にコントラスト視角特性図から判定した3つの特性、法線方向のコントラスト、拡がりから判断した視角特性、左右の対象性から判断した視角対象性を示し、最右欄に総合判断の結果を示す。比較例は、現在製造しているもので、この特性を基準○とし、特性が改善されれば◎、劣化すれば△とする。×は使用できない性能を示す。
比較例は、一対の基板両方にラビングによる配向処理を行ない、カイラル剤を添加しない液晶材料を注入した液晶表示装置である。サンプル0〜18は、一方の基板にのみラビングによる配向処理を行ない、カイラル剤を添加した液晶材料を注入した液晶表示装置であり、電圧無印加時のねじれ角度を1°〜275°に変化させるように、d/pを−0.0028〜−0.7639に設定した。
比較例ではラビング方向は270度である。片側ラビングのサンプルにおいては、電圧を印加した駆動時のねじれ角度は、電圧無印加時のねじれ角度から変化している。このため、液晶層の厚さ中央の液晶分子を対象とした条件も変化する。この変化は、最適なラビング方向に影響する。
V−T曲線の急峻性は、比較例、サンプル0〜14で顕著な変化は無く、サンプル15で劣化が見え出し、サンプル16,17では明らかに劣化し、サンプル18は使用不可の性能となる。最大光透過率は、サンプル0〜14では比較例と同等であり、サンプル15で若干悪化し、サンプル16,17で明らかに悪化し、サンプル18でさらに悪化する。
法線方向コントラストは、サンプル0〜14では、サンプル7以外比較例より高くなる。サンプル7も比較例と同程度といえる。サンプル15で若干悪化し、サンプル16,17は明らかに低下し、サンプル18は著しく悪化する。
広がりから見た視角特性は、サンプル0〜5で比較例より改善の傾向があり、サンプル6〜12で明らかに改善し、サンプル13は改善の傾向を示し、サンプル14は比較例同等といえるが視角中心がずれ始め、サンプル15,16,17は拡がりはあるが、問題も生じ、サンプル18は問題が大きくなっている。
左右対称性から見た比較対象性は、サンプル0〜11は比較例と同等であり、サンプル13,14で悪化が見え出し、サンプル15は明らかに悪化し、サンプル16,17,18は使用不可となる。
総合判断の結果は、使用不可の特性を含むサンプル16〜18は、使用不可であり、残りのサンプルが検討の対象であろう。サンプル0〜7は改善の傾向を示し、サンプル8〜12は明らかに改善する。サンプル13、14は改善の傾向を示し、サンプル15は、比較例同等となる。
比較例と同等以上の総合特性を提供できる点からサンプル0〜15(0<(d/pの絶対値)≦0.5556)が使用可能であり、総合特性が改善の傾向を示すサンプル0〜14(0<(d/pの絶対値)≦0.5000)が望ましく、劣化要素の無いサンプル0〜11(0<(d/pの絶対値)≦0.4167)がさらに望ましい。
図4は、改善された特性を発揮できるd/p範囲のほぼ中心であるサンプル10と比較例の特性をより詳細に検討した結果を示すグラフ、ダイアグラムである。分図符号中のCが比較例、Eがサンプル例を示す。
図4C1,4E1はV−T曲線を示す。比較例は印加電圧増加に伴い、光透過率が増加した後、直ちに低下し始め、ほぼ0となった後再び増加する。サンプル例は光透過率の低下が相対的に極めて緩やかになり、0近くまで低下することはない。サンプル例のほうが明らかに、安定に利用しやすい特性である。
図4C2,4E2の等コントラスト曲線による視角特性は、サンプル例が比較例に比べて明らかに全方位で視角特性を向上できることを示している。
図4C3,4E3は垂直方向の視角変化に対するカラーシフト、図4C4,4E4は水平方向の視角変化に対するカラーシフトを示す。比較例と較べて明らかにサンプル例のカラーシフトは減少している。
両基板をラビングし、カイラル剤を添加しない比較例と比べて、一方の基板のみをラビングし、カイラル剤を添加することにより視角範囲を広くでき、カラーシフトを小さくできることが判る。
なお、駆動条件とセル条件のマッチングも変化する。
比較例において、1/4デューティ駆動の場合、セル厚:4.0μm、負の誘電率異方性液晶材料の屈折率異方性:0.091、誘電率異方性:−5.1の液晶材料を用いるのが好ましい。1/2デューティ駆動の場合、セル厚:4.0μm、負の誘電率異方性液晶材料の屈折率異方性:0.092、誘電率異方性:−2.7の液晶材料を用いるのが好ましい。
実施例においては、1/4デューティ駆動の場合、1/4デューティ駆動比較例と同じ液晶材料を用い、カイラル剤により左方向のねじれを与え、ラビング方向を−45度とするのが好ましい。1/2デューティ駆動の場合、1/4デューティ駆動比較例と同じ液晶材料を用い、カイラル剤により左方向のねじれを与え、ラビング方向を−25度とするのが好ましい。液晶材料、またはスペーサなどの材料又は構成を駆動条件ごとに変更する必要がなくなる。材料汚染の可能性を低減でき、不良発生率の低下にも効果が期待できる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、置換、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
図1は、垂直配向型液晶表示装置の代表的構成例を示す断面図である。 図2A,2Bは、本発明の実施例による垂直配向液晶表示装置電圧無印加時、電圧印加時の構成を概略的に示す断面図である。 図3−1,3−2は、シミュレーションによる比較例及びサンプルの特性をまとめた表である。 図4は、サンプル10と比較例の特性をより詳細に検討した結果を示すグラフ、ダイアグラムである。
符号の説明
1、2 基板
3 液晶層
11、21 偏光板
12、22 視覚補償板
13、23 透明基板
14、24 透明電極
15、25 高分子垂直配向膜
18、28 ラビング方向
19、29 プレティルト角
17 (ラビング処理をしていない)高分子垂直配向膜

Claims (5)

  1. 電極と該電極上に形成された垂直配向膜とを表面に形成し、間隔dで互いに対向配置された一対の基板であって、前記垂直配向膜の一方のみが配向処理されている一対の基板と、
    前記一対の基板間に配置される、カイラル剤を添加した垂直配向液晶層であって、カイラルピッチをpとした時、0<(d/p)≦0.5556である垂直配向液晶層と、
    前記液晶セル外側に配置されたクロスニコル配置の1対の偏光子と、
    を有する垂直ねじれ配向液晶表示装置。
  2. 前記d/pが、0<(d/p)≦0.5000である請求項1記載の垂直ねじれ配向液晶表示装置。
  3. 前記d/pが、0<(d/p)≦0.4167である請求項2記載の垂直ねじれ配向液晶表示装置。
  4. 前記配向処理によるプレティルト角は、基板表面に対して87.0°〜89.7°の範囲である請求項1〜3のいずれか1項記載の垂直ねじれ配向液晶表示装置。
  5. 前記配向処理によるプレティルト角は、基板表面に対して88.4°〜89.7°の範囲である請求項4記載の垂直ねじれ配向液晶表示装置。
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