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JP2009228249A - 作業用機械における干渉防止装置 - Google Patents

作業用機械における干渉防止装置 Download PDF

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周二 徳田
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Abstract

【課題】干渉防止領域へのアタッチメントの侵入を規制する干渉防止装置を設けるにあたり、作業現場の広狭や、アタッチメントのバリエーション等に応じて、オペレータが任意に干渉防止領域を設定できるようにする。
【解決手段】干渉防止制御装置16に、オペレータが干渉防止領域(侵入禁止領域Aおよび減速領域B)の外側境界線LA、LBとして設定したい位置にアタッチメント9を移動せしめることに基づいて、任意に干渉防止領域を設定することができる任意干渉防止領域設定部25を設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、油圧ショベル等の作業用機械において、運転室とアタッチメントとの干渉を防止するための作業用機械における干渉防止装置の技術分野に属するものである。
一般に、油圧ショベル等の作業用機械のなかには、運転室と、先端部にアタッチメントが装着された変姿自在な作業装置とを備えると共に、運転室とアタッチメントとの干渉を防止するための干渉防止装置を備えたものがある。
この様な干渉防止装置としては、従来、アタッチメントの位置を検出するアタッチメント位置検出手段を備えると共に、該位置検出手段により検出されるアタッチメント位置に基づいて、運転室の周囲に設定される干渉防止領域へのアタッチメントの侵入を規制するべく作業装置を制御するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このものでは、干渉防止領域は予め設定されており、該設定された干渉防止領域を用いて干渉防止制御が行なわれる構成になっている。
一方、アタッチメントのバリエーションに応じて干渉防止領域を補正できるように構成した干渉防止装置(例えば、特許文献2参照。)や、運転室の移動位置に応じて干渉防止領域を補正できるように構成した干渉防止装置(例えば、特許文献3参照。)も知られている。
特開平8−333767号公報 特開2006−28908号公報 特許第3310783号公報
ところで、前記干渉防止領域は、作業装置が最大速度で動作している場合であっても、干渉防止領域内への作業装置の侵入を確実に規制することができるように余裕を持って設定される。このため、例えば狭小な敷地内で作業装置の速度を落して作業を行なうような場合には、前記余裕を持って設定された干渉防止領域では広すぎて作業しずらいことになるが、この様な場合、従来の干渉防止装置では干渉防止領域を変更することができないため、干渉防止装置を解除せざるを得ないことがある。しかしながら、干渉防止装置を解除してしまうと、アタッチメントが運転室に接触してしまう可能性があるから、オペレータは細心の注意を払いながら作業しなければならず、疲労が増大する許りか、オペレータが交替したときに干渉防止装置が解除されていることに気付かない惧れもあって、問題になる。さらに、ユーザー側で作業装置に装着するアタッチメントが、メーカー側で想定した以外のアタッチメントのこともあるが、この様な場合には、ユーザー側で装着したアタッチメントに応じた干渉防止領域の補正ができないという問題があり、これらに本発明が解決しようとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、運転室と、先端部にアタッチメントが装着された変姿自在な作業装置とを備えてなる作業用機械において、アタッチメントの位置を検出するアタッチメント位置検出手段を備え、該アタッチメント位置検出手段により検出されるアタッチメント位置に基づいて前記運転室の周囲に設定された干渉防止領域へのアタッチメントの侵入を規制する干渉防止装置を設けるにあたり、該干渉防止装置に、オペレータが干渉防止領域の外側境界線として設定したい位置にアタッチメントを移動せしめることに基づいて任意に干渉防止領域を設定できる任意干渉防止領域設定手段を設けたことを特徴とする作業用機械における干渉防止装置である。
請求項2の発明は、任意干渉防止領域設定手段は、オペレータがアタッチメントを移動させて複数箇所の位置を任意干渉防止領域の外側境界線上の位置として設定することにより、これら複数箇所の位置を連続せしめて任意干渉防止領域の外側境界線を作成することを特徴とする請求項1に記載の作業用機械における干渉防止装置である。
請求項3の発明は、任意干渉防止領域設定手段は、運転室に配設されるモニタ装置に接続されると共に、該モニタ装置は、任意干渉防止領域設定手段からの制御指令に基づいて任意干渉防止領域の設定手順を表示する一方、任意干渉防止領域設定手段は、モニタ装置に設けられた干渉防止領域設定用操作具の操作に基づいて任意干渉防止領域を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の作業用機械における干渉防止装置である。
請求項1の発明とすることにより、作業を行なう現場の広狭、周辺の環境、作業内容、アタッチメントのバリエーション、オペレータの技量等に応じて、オペレータが任意に干渉防止領域を設定できることになって、作業性、作業効率の向上に大きく貢献できる。
請求項2の発明とすることにより、オペレータの要求に対応できる干渉防止領域の外側境界線を、容易に作成することができる。
請求項3の発明とすることにより、任意干渉防止領域の設定を、一般的に運転室に装備されているモニタ装置を利用して、簡単に行うことができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1は油圧ショベルであって、該油圧ショベル1の機体本体は、クローラ式の下部走行体2、該下部走行体2に旋回自在に支持される上部旋回体3から構成されると共に、該上部旋回体3の前半側左部には、運転室4が四節リンク機構の昇降装置5を介して昇降自在に配設されている。
また、6は前記上部旋回体3に装着される作業装置であって、該作業装置6は、基端部が上部旋回体3に上下揺動自在に支持されるブーム7、該ブーム7の先端部に前後揺動自在に支持されるアーム8、該アーム8の先端部に揺動自在に軸支されるアタッチメント9等から構成されると共に、作業装置6の姿勢は、上記ブーム7、アーム8、アタッチメント9をそれぞれ揺動せしめるブームシリンダ10、アームシリンダ11、バケットシリンダ12の伸縮作動に基づいて変姿するように構成されている。尚、上記ブームシリンダ10、アームシリンダ11、バケットシリンダ12の伸縮作動は、運転室4に配設された図示しないブーム用、アーム用、バケット用の操作レバーの操作に基づいてそれぞれ行なわれる。また、図1では、作業装置6の先端部に装着されるアタッチメント9としてバケットを示したが、該バケットに限定されることなく、グラップル、ブレーカ、或いはリフティングマグネット等の各種アタッチメントが、作業内容に応じて適宜装着される。
さらに、13は上部旋回体3に対するブーム7の相対角度を検出するブーム角度センサ、14はブーム7に対するアーム8の相対角度を検出するアーム角度センサであって、これらブーム角度センサ13、アーム角度センサ14により検出されるブーム角度θb、アーム角度θaは、後述する干渉防止制御装置15に入力される。尚、本実施の形態では、前記ブーム角度センサ13およびアーム角度センサ14が、本発明のアタッチメント位置検出手段に相当する。また、本発明の干渉防止装置は、上記アタッチメント位置検出手段、干渉防止制御装置15、および後述する作業装置動作規制手段等から構成される。
一方、16は運転室4に配設されるモニタ装置であって、図2に示す如く、液晶ディスプレイ等からなるモニタ画面17、複数の操作スイッチ18、ケース体19に内蔵されるモニタコントローラ20等を備えて構成されている。そして、前記モニタ画面17には、燃料残量、エンジン冷却水温、作動油温等の機体情報やメンテナンス情報が表示されるようになっていて、オペレータに運転に必要な各種情報を提供できることになるが、さらに、モニタ装置16は前記干渉防止制御装置15に相互に入出力自在に接続されていて、後述するように、モニタ装置16を用いて、任意干渉防止領域の設定を行なうことができるように構成されている。尚、前記モニタ装置16の操作スイッチ18のなかには、後述する干渉防止領域選択用の操作スイッチ18、モード切換用の操作スイッチ18、決定用の操作スイッチ18、設定完了用の操作スイッチ18等が含まれると共に、これらモニタ装置16の操作スイッチ18は、本発明の干渉防止領域設定用操作具に相当する。
前記干渉防止制御装置15は、図3のブロック図に示す如く、入力側に、前記ブーム角度センサ13、アーム角度センサ14が接続され、また、出力側に、後述するブーム規制用電磁弁21、アーム規制用電磁弁22に接続されると共に、前述したようにモニタ装置16に相互入出力自在に接続されており、さらに、後述する位置演算部23、メモリ24、任意干渉防止領域設定部(本発明の任意干渉防止領域設定手段に相当する)25、干渉防止領域選択部26、判断部27、電磁弁駆動制御部28等を備えて構成される。
ここで、前記ブーム規制用電磁弁21は、ブームシリンダ10の給排制御を行なうコントロールバルブ(図示せず)作動用のパイロットラインに配設される電磁弁であって、該ブーム規制用電磁弁21は、前記干渉防止制御装置15の電磁弁駆動制御部28から出力される制御信号に基づいて、ブームシリンダ10の伸縮速度を減速、或いは停止するべく作動する。而して、該ブーム規制用電磁弁21の作動によって、ブーム用操作レバーが操作されていても、ブーム7の上下動を減速或いは停止せしめることができるように構成されている。
また、前記アーム規制用電磁弁22は、アームシリンダ11の給排制御を行なうコントロールバルブ(図示せず)作動用のパイロットラインに配設される電磁弁であって、該アーム規制用電磁弁22は、前記干渉防止制御装置15の電磁弁駆動制御部28から出力される制御信号に基づいて、アームシリンダ11の伸長側の作動速度を減速、或いは停止するべく作動する。而して、該アーム規制用電磁弁22の作動によって、アーム用操作レバーがアームイン側(運転室4に近づく方向)に操作されていても、アーム8のイン側の動作を減速或いは停止せしめることができるように構成されている。
尚、該アーム規制用電磁弁22および前記ブーム規制用電磁弁21は、後述する干渉防止制御を行なうべく作業装置6の動作を規制するために設けられる手段の一つであって、前述した作業装置動作規制手段に相当する。
次いで、前記干渉防止制御装置15の行なう干渉防止制御について説明する。
まず、干渉防止制御装置15は、位置演算部23において、ブーム角度センサ13、アーム角度センサ14から入力されるブーム角度θb、アーム角度θa、およびデータとして入力されているブーム長、アーム長に基づいて、アーム8先端部のアタッチメント軸支部8aの位置を演算する。さらに、該アタッチメント軸支部8aの位置と、データとして入力されているアタッチメント9の揺動半径とに基づいて、アタッチメント9の位置を演算する。この場合のアタッチメント9の位置は、アタッチメント軸支部8aを軸としてアタッチメント9を揺動させたときに、最も運転室4に近接するアタッチメント9の先端部の位置である。そして、該位置演算部23により演算されるアタッチメント9の位置は、判断部27および任意干渉防止領域設定部25に出力される。尚、本実施の形態において、アタッチメント軸支部8aの位置、およびアタッチメント9の位置は、ブーム7基端部の揺動支点を原点0とし、運転室4の前後方向をx軸、上下方向をy軸とする座標で表される(図4参照)。
ところで、前記位置演算部23におけるアタッチメント9の位置の演算には、前述したようにブーム長、アーム長、アタッチメント9の揺動半径のデータが必要であり、これらのデータは予め入力されているが、例えばアーム8を交換したり、アタッチメント9を交換したりした場合には、新たなデータに書換え可能に構成されている。
一方、干渉防止制御装置15のメモリ24には、予め設定された標準干渉防止領域がデータとして保存されており、また、任意干渉防止領域設定部25には、後述するようにしてオペレータが任意に設定した任意干渉防止領域が、書き換え自在なデータとして保存されている。そして、これらメモリ24に保存された標準干渉防止領域、および任意干渉防止領域設定部25に保存された任意干渉防止領域のデータは、干渉防止領域選択部26に入力される。
ここで、前記標準干渉防止領域および任意干渉防止領域としては、アタッチメント9の侵入を禁止する侵入禁止領域Aと、該侵入禁止領域Aに外側に設けられ、アタッチメント9の作動速度を減速させる減速領域Bとが設定されている。また、侵入禁止領域A、減速領域Bは、該侵入禁止領域A、減速領域Bの外側境界線LA、LBを、前記ブーム7基端部の揺動支点を原点0とする座標上で表すことにより設定される。
さらに、前記干渉防止領域選択部26は、入力される標準干渉防止領域、任意干渉防止領域のうちの何れの干渉防止領域を、モニタ装置16の干渉防止領域選択用の操作スイッチ18の操作に基づいて選択する。そして、該選択した干渉防止領域を、今回の干渉防止制御に用いる干渉防止領域として、判断部27に出力する。つまり、オペレータは、今回の干渉防止制御に用いる干渉防止領域を、干渉防止領域選択用の操作スイッチ18によって選択できるようになっている。
前記判断部27は、位置演算部23により演算されるアタッチメント9の位置と、前記干渉防止領域選択部26で選択された干渉防止領域とに基づいて、干渉防止領域に対するアタッチメント9の位置を判断し、該判断に基づいてブーム7およびアーム8の動作を規制するべく、前記ブーム規制用電磁弁21およびアーム規制用電磁弁22を制御する電磁弁駆動制御部28に制御信号を出力する。つまり、アタッチメント9が減速領域B内に侵入していると判断された場合には、運転室4に近づく方向のブーム7、アーム8の作動速度を減速させる制御信号が出力される。この場合、アタッチメント9が侵入禁止領域Aに近づくほど作動速度が遅くなるように制御される。さらに、アタッチメント9が侵入禁止領域Aの外側境界線LAに達した時点では、運転室4に近づく方向のブーム7、アーム8の動作を停止させる制御信号が出力されるようになっており、この様にして運転室4とアタッチメント9との干渉を防止する干渉防止制御が実行される。
次いで、前記任意干渉防止領域の設定について、図5のフローチャート図に基づいて説明する。
ここで、まず、前記干渉防止制御装置15は、前述した干渉防止制御が実行される「干渉防止制御モード」と、オペレータが任意干渉防止領域を設定することができる「任意干渉防止領域設定モード」とに切換え自在に構成されていると共に、これらモードの切換えは、モニタ装置16のモード切換用の操作スイッチ18の操作に基づいて行なわれるように構成されている。
而して、オペレータが任意干渉防止領域を設定する場合には、モード切換用の操作スイッチ18を操作して「任意干渉防止領域設定モード」に切換えることになるが、該任意干渉防止領域を設定する場合には、事前に、ブーム角度センサ13、アーム角度センサ14のキャリブレ−ションを行なうことが望ましい。該ブーム角度センサ13、アーム角度センサ14のキャリブレ−ションは、例えば、モニタ画面17に表示された指示に従って、オペレータがアタッチメント9をキャリブレ−ション用の所定位置(例えば、上限位置)まで移動させることで行うことができるようになっている。
扨、前記モード切換用の操作スイッチ18を操作して、干渉防止制御装置15のモードを「任意干渉防止領域設定モード」に切換える(ステップS1)と、任意干渉防止領域設定部25からの制御指令に基づいて、モニタ画面17には、任意干渉防止領域の設定手順が順次表示されるが、本実施の形態では、初めに、侵入禁止領域A用の設定手順が表示される。該設定手順としては、初めに、モニタ画面17に、オペレータが侵入禁止領域Aの外側境界線LAとして設定したい最上の位置LApにアタッチメント9を移動させるよう指示が表示される(ステップS2)。オペレータは、該指示に従ってアタッチメント9を上記位置LApまで移動させ(ステップS3)、しかる後、決定用の操作スイッチ18を操作して位置LApを設定する(ステップS4)。続けて、モニタ画面17には、侵入禁止領域Aの外側境界線LA上の位置として設定したい次の任意の位置LApにアタッチメント9を移動させるよう指示が表示され(ステップS5)、そして、オペレータは、アタッチメント9を移動させた後に決定用の操作スイッチ18を操作して前記位置LApを設定する。この様にして、外側境界線LA上の複数箇所の位置LApを上側から順次設定していき、最後に、外側境界線LAとして設定したい最下の位置LApを設定する。該最下の位値LApまで設定したら、設定完了用の操作スイッチ18を操作する。これにより、侵入禁止領域Aの外側境界線LA上の各位置LApの設定が完了する。
尚、本実施の形態では、運転室4が四節リンク機構の昇降装置5を介して昇降自在に設けられているため、オペレータは、外側境界線LAの最上の位置LApを設定する場合には運転室4を上限位置まで移動させ、また、上下中間の位置LApを設定する場合には運転室4を中間位置に移動させ、さらに、最下の位置LApを設定する場合には運転室4を下限位置まで移動させて行なう。
また、本実施の形態では、外側境界線LA上の複数箇所の位置LApを設定する手順として、上側から順次設定していくようになっているが、下側から設定していく手順であっても良いことは勿論である。
一方、任意干渉防止制御部25には、前記決定用の操作スイッチ18に設定されたアタッチメント9の各位置LApが、位置演算部23から順次入力される。そして、任意干渉防止領域設定部25は、入力されたアタッチメント9の各位置LApを記憶して、設定完了用の操作スイッチ18の操作後に、前記各位置LApを連続せしめて侵入禁止領域Aの外側境界線LAを作成する(ステップS6)。尚、任意干渉防止領域設定部25には、許容される最も内側(運転室4側)の侵入禁止領域Aの外側境界線LAのデータが、許容限界外側境界線LAmとして保存されている。そして、前記各位置LApを連続せしめて侵入禁止領域Aの外側境界線LAを作成したときに、その一部が前記許容限界外側境界線LAmよりも内側になってしまう場合には、その部分が限界外側境界線LAmに沿うように自動的に補正される構成になっている。
前記侵入禁止領域Aの外側境界線LAの作成が終了すると、続けて、モニタ画面17に、減速領域B用の設定手順が表示される。該設定手順は、前記侵入禁止領域A用の設定手順と同様であるため、詳細な説明は省略するが、オペレータは、減速領域Bの外側境界線LBとして設定したい各位置LBpにアタッチメント9を移動させて各位置LBpを設定する一方、任意干渉防止領域設定部25は、前記各位置LBpを連続せしめることによって、減速領域Bの外側境界線LBを作成する(ステップS7〜S11)。
前記減速領域Bの外側境界線LBの作成が終了すると、任意干渉防止領域設定部25は、作成した任意干渉防止領域(侵入禁止領域Aおよび減速領域B)のデータを保存する(ステップS12)と共に、任意干渉防止領域の設定の終了がモニタ画面17に表示される。しかる後、オペレータがモード切換用の操作スイッチ18を操作することに基づいて、干渉防止制御装置15は、前述した干渉防止制御が実行される「干渉防止制御モード」に戻る。
叙述の如く構成された本形態において、アタッチメント9は、干渉防止制御装置15の行なう干渉防止制御によって、運転室4の周囲に設定された干渉防止領域(侵入禁止領域Aおよび減速領域B)への侵入を規制するべく制御されることになるが、この場合、前記干渉防止制御装置15には、オペレータが干渉防止領域の外側境界線LA、LBとして設定したい位置にアタッチメント9を移動させることに基づいて任意の干渉防止領域を設定することができる任意干渉防止領域設定部25が設けられている。
この結果、オペレータは、作業を行なう現場の広狭、周辺の環境、作業内容、アタッチメントのバリエーション、オペレータ自身の技量等に応じて、任意の干渉防止領域(侵入禁止領域Aおよび減速領域B)を設定できることになって、作業性、作業効率の向上に大きく貢献できる。
しかも、前記任意干渉防止領域設定部25は、オペレータがアタッチメント9を移動させて複数箇所の位置LAp、LBpを任意干渉防止領域の外側境界線LA、LB上の位置として設定することにより、これら複数箇所の位置LAp、LBpを連続せしめて任意干渉防止領域の外側境界線LA、LBを作成する構成になっているから、例えば本実施の形態のように運転室4が昇降するものであっても、オペレータの要求に対応できる外側境界線LA、LBを容易に作成することができる。
さらに、前記任意干渉防止領域設定部25は、運転室4に配設されるモニタ装置16に接続されており、そして、該モニタ装置16の画面17には任意干渉防止領域の設定手順が表示される一方、任意干渉防止領域設定部25は、モニタ装置16の操作スイッチ18の操作に基づいて任意干渉防止領域を設定できる構成になっているから、任意干渉防止領域の設定を、一般的に運転室4に装備されているモニタ装置16を利用して、簡単に行うことができる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されないことは勿論であって、例えば、任意干渉防止領域設定部25に複数の任意干渉防止領域を保存できるようにして、オペレータが、これら複数の任意干渉領域のなかから今回の作業に適した任意干渉領域を選択できるように構成することもできる。
さらに、任意干渉防止領域設定部25に標準干渉防止領域をデータとして保存しておき、該標準干渉防止領域を利用して任意干渉防止領域の一部を作成するように構成することもできる。
また、上記実施の形態の干渉防止制御では、アタッチメント9が侵入禁止領域Aの外側境界線LAに達した時点でブーム7およびアーム8の動作を停止させる構成になっているが、この様に停止させる制御ではなく、ブーム7の動作を続行させながらアーム8を自動的にアウト側に動作させる構成の干渉防止制御であっても、本発明を実施できる。
さらに、上記実施の形態では、運転室4が昇降自在な油圧ショベルを例にとって説明したが、これに限定されることなく、アームが機体に対して左右方向に平行移動するオフセット型の油圧ショベル、或いは油圧ショベル以外の作業用機械であっても、アタッチメントが運転室に干渉する惧れのある各種作業用機械の干渉防止装置に本発明を実施できることは勿論である。
油圧ショベルの側面図である。 モニタ装置の正面図である。 干渉防止制御装置の入出力を示すブロック図である。 干渉防止領域を示す図である。 任意干渉防止領域の設定手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
4 運転室
6 作業装置
9 アタッチメント
13 ブーム角度センサ
14 アーム角度センサ
15 干渉防止制御装置
16 モニタ装置
18 操作スイッチ
25 任意干渉防止領域設定部
A 侵入禁止領域
LA 侵入禁止領域の外側境界線
B 減速領域
LB 減速領域の外側境界線

Claims (3)

  1. 運転室と、先端部にアタッチメントが装着された変姿自在な作業装置とを備えてなる作業用機械において、アタッチメントの位置を検出するアタッチメント位置検出手段を備え、該アタッチメント位置検出手段により検出されるアタッチメント位置に基づいて前記運転室の周囲に設定された干渉防止領域へのアタッチメントの侵入を規制する干渉防止装置を設けるにあたり、該干渉防止装置に、オペレータが干渉防止領域の外側境界線として設定したい位置にアタッチメントを移動せしめることに基づいて任意に干渉防止領域を設定できる任意干渉防止領域設定手段を設けたことを特徴とする作業用機械における干渉防止装置。
  2. 任意干渉防止領域設定手段は、オペレータがアタッチメントを移動させて複数箇所の位置を任意干渉防止領域の外側境界線上の位置として設定することにより、これら複数箇所の位置を連続せしめて任意干渉防止領域の外側境界線を作成することを特徴とする請求項1に記載の作業用機械における干渉防止装置。
  3. 任意干渉防止領域設定手段は、運転室に配設されるモニタ装置に接続されると共に、該モニタ装置は、任意干渉防止領域設定手段からの制御指令に基づいて任意干渉防止領域の設定手順を表示する一方、任意干渉防止領域設定手段は、モニタ装置に設けられた干渉防止領域設定用操作具の操作に基づいて任意干渉防止領域を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の作業用機械における干渉防止装置。
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