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JP2009223291A - 定着装置およびそれを備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置およびそれを備える画像形成装置 Download PDF

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JP2009223291A JP2008335573A JP2008335573A JP2009223291A JP 2009223291 A JP2009223291 A JP 2009223291A JP 2008335573 A JP2008335573 A JP 2008335573A JP 2008335573 A JP2008335573 A JP 2008335573A JP 2009223291 A JP2009223291 A JP 2009223291A
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Abstract


【課題】 ウォームアップ時間を短縮でき、さらに定着ローラの表面温度を安定した状態で維持することができる定着装置およびそれを備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】
互いに圧接される、内部にヒータランプ64を有する定着ローラ60と加圧ローラ70とから構成される一対の定着手段と、定着ローラ60に加熱ニップ部N2を接触させて定着ローラ60の表面を加熱する無端ベルト81と、無端ベルト81が巻掛けられて張架され、内部にヒータランプ83a,83bを有する支持ローラ82a,82bとを備える定着装置であって、無端ベルト81の厚みは、0.08mm以上0.14mm以下であり、加熱ニップ部N2は、定着ローラ60の中心軸線に関して50°以上90°以下の角度範囲に形成されるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トナー像を記録材に定着させる定着装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
複写機およびプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置として、熱ローラ定着方式の定着装置が多用されている。熱ローラ定着方式の定着装置は、互いに圧接されたローラ対、具体的には定着ローラおよび加圧ローラを備え、このローラ対の両方あるいはいずれか一方の内部に配置されるハロゲンヒータなどの内部加熱手段によりローラ対を所定の定着温度に加熱する。そしてローラ対が加熱されている状態で、未定着トナー像が形成された記録紙などをローラ対の圧接部、いわゆる定着ニップ部に一定の加熱時間と定着温度で給紙して通過させることで、熱と圧力とによりトナー画像の定着を行う。
また、カラー画像形成装置に備えられる定着装置においては、定着ローラの表層にシリコンゴムなどからなる弾性層を設けた弾性ローラを用いることが一般的である。このように定着ローラを弾性ローラとすることで、定着ローラの表面が、未定着トナー像の凹凸に対応して弾性変形し、トナー像の表面を覆い包むように接触するため、モノクロに比べてトナー量の多いカラーの未定着トナー像に対して良好に加熱定着を行うことが可能となる。また、定着ニップ部での弾性層の歪み解放効果によりモノクロに比べてオフセットしやすいカラートナーに対して離型性を向上させることができる。さらに、定着ニップ部のニップ形状が半径方向外方に凸状、いわゆる逆ニップ形状となることから、記録材の剥離性能を向上させることができ、剥離爪などの剥離手段を用いずとも記録材の剥離が可能となり(セルフストリッピング)、剥離手段に起因する画像欠陥を解消することができる。
このようなカラー画像形成装置において、プロセス速度を高速化した場合には、低速時と同程度の定着ニップ幅にしておくと加熱時間が不充分になってしまう。したがって、定着ニップ幅を大きくする必要がある。定着ニップ幅を大きくする方法としては、たとえば定着ローラの径を大きくする方法や、弾性層を厚くすることにより弾性変形量を大きくする方法がある。しかし、定着ローラの径を大きくすると、定着ローラの曲率が小さくなってしまうため、弾性層の反発だけでは記録材が定着ローラから剥離しにくくなり、記録材の剥離性能が低下してしまう。
また、弾性層を厚くすると以下のような問題が生じる。弾性層を具備した定着ローラは、弾性層自体の熱伝導性が非常に低い。そのため弾性層を厚くすると、定着ローラの表面温度を定着ローラの内部に設けられた内部加熱手段によって制御する場合に、熱伝達効率がさらに低下し、ウォームアップ時間が長くなってしまう。また、プロセス速度を高速化した場合に、定着ローラ内部からの熱移動が遅くなるため定着ニップ部を通過した記録材に奪われた熱を補えなくなり、定着ローラの温度が定着温度に追従しなくなってしまう。これにより、定着ローラの表面温度を維持できなくなり定着不良が発生してしまう。
このような問題を解決するために、定着ローラの表面に外部加熱手段を当接させ、定着ローラの表面を外部から加熱する外部加熱定着方式の定着装置が知られている。特に近年では、外部加熱手段として無端ベルトを使用し、定着ローラの表面温度よりも高温に加熱された無端ベルトを定着ローラ表面に当接させる外部ベルト加熱定着方式の定着装置が提案されている。
上述の外部ベルト加熱定着方式の定着装置として、たとえば特許文献1では、記録材に形成された未定着画像を定着する回転可能な定着ロールを、外部加熱部材によって定着ロールの表面の外周方向に長さを持った長手方向に亘る帯状領域を外部から加熱するように構成されているものについて開示されている。
また特許文献2では、定着ローラは電動モータにより回転駆動させられ、支持ローラは定着ローラに回転駆動させられるように構成されているものについて開示されている。
このように、記録材により熱を奪われる定着ローラ表面に、直接熱を供給することのできる外部ベルト加熱定着方式の定着装置は、定着ローラの弾性層を厚くした高速カラー定着用途に好適である。
特開2004−198659号公報 特開2005−189427号公報
特許文献1や特許文献2などに開示される従来の外部ベルト加熱定着方式の定着装置では、外部加熱手段により定着ローラに供給される熱量の移動量の最適化が充分に図られていないため、ウォームアップ時間が充分に短縮化できていないという問題がある。
また、外部ベルトの状態によっては、寄り止め部材との接触などによりストレスの大きい端部において亀裂や割れが生じたり、回転不良が発生したりして、定着ローラの表面温度を安定した状態で維持できない場合がある。
本発明は、上述の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、ウォームアップ時間を短縮でき、さらに定着ローラの表面温度を安定した状態で維持することができる定着装置およびそれを備える画像形成装置を提供することである。
本発明は、互いに圧接される、内部に第1の発熱部を有する定着ローラと加圧ローラとから構成される一対の定着手段と、
定着ローラに加熱ニップ部を接触させて定着ローラの表面を加熱する無端ベルトと、
無端ベルトが巻掛けられて張架され、内部に第2の発熱部を有する複数の支持ローラとを備える定着装置において、
前記無端ベルトの厚みは、0.08mm以上0.14mm以下であり、
加熱ニップ部は、前記定着ローラの中心軸線に関して50°以上90°以下の角度範囲に形成されることを特徴とする定着装置である。
また本発明の定着装置は、前記各支持ローラは、中空円筒形状の支持ローラ本体を有し、この支持ローラ本体の長手方向両端部の厚みが長手方向中間部の厚みよりも小さくなるように構成されることを特徴とする。
また本発明の定着装置は、前記各第2の発熱部は、発熱量が3000W/m以下であり、第2の発熱部の発熱量の総和が1700W/m以上であることを特徴とする。
また本発明の定着装置は、前記第1の発熱部および前記各第2の発熱部は、定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラが回転しているときに、無端ベルトの表面温度があらかじめ定める第1の設定温度に到達する前に、定着ローラの表面温度があらかじめ定める第2の設定温度に到達するように、発熱温度が制御されることを特徴とする。
また本発明の定着装置は、前記第1の発熱部および前記各第2の発熱部は、定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラの回転が停止しているときに、前記無端ベルトの表面温度が、定着ローラの表面温度と同じ温度以上であって、定着ローラの表面温度よりも10℃高い温度以下となるように発熱温度が制御されることを特徴とする。
また本発明の定着装置は、定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラの回転が停止しているときに、無端ベルトと定着ローラとが、接触するように構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、本発明の定着装置は、互いに圧接される、内部に第1の発熱部を有する定着ローラと加圧ローラとから構成される一対の定着手段と、定着ローラに加熱ニップ部を接触させて定着ローラの表面を加熱する無端ベルトと、無端ベルトが巻掛けられて張架され、内部に第2の発熱部を有する複数の支持ローラとを備える定着装置であって、前記無端ベルトの厚みは、0.08mm以上0.14mm以下である。このように、無端ベルトの厚みが、0.08mm以上0.14mm以下であることによって、無端ベルトの端部割れが生じることを防ぐことができ、さらに無端ベルトの回転不良が生じることを防ぐことができる。
また、加熱ニップ部は、前記定着ローラの中心軸線に関して50°以上90°以下の角度範囲に形成される。これによって、無端ベルトから定着ローラへの熱の移動量が好適になるように制御できるため、無端ベルトの表面温度があらかじめ定める第1の設定温度に到達する前に、定着ローラの表面温度があらかじめ定める第2の設定温度に到達するようにすることができる。したがって、定着ローラがあらかじめ定める第2の設定温度に到達するまでの時間、たとえばウォームアップ時間を短縮することができる。
したがって、本発明の定着装置は、ウォームアップ時間を短縮でき、さらに定着ローラの表面温度を安定した状態で維持することができる。
また本発明によれば、前記各支持ローラは、中空円筒形状の支持ローラ本体を有し、この支持ローラ本体の長手方向両端部の厚みが長手方向中間部の厚みよりも小さくなるように構成されることが好ましい。
これによって、各第2の発熱部による加熱不足や両端に設けられる軸受け部への熱移動によって、各支持ローラの長手方向両端部の温度が低下してしまうことを防止でき、軸方向の温度を均一にすることができる。その結果、定着ローラの表面を均一に加熱することができるようになるので、ウォームアップ時などにおいて、定着ローラの長手方向両端部の表面温度の低下を防止することができ、これによって生じる記録紙の両端部における定着不良を無くすことができる。
また本発明によれば、前記各第2の発熱部は、発熱量が3000W/m以下であり、第2の発熱部の発熱量の総和が1700W/m以上であることが好ましい。これによって、ウォームアップに要する時間の短縮を実現するとともに、各第2の発熱部が高温になりすぎることを防ぐことができ、また支持ローラにおける温度勾配を小さくできるため、オーバーシュートの発生を抑制し、これに起因する不具合を抑制することができる。
また本発明によれば、本発明の定着装置は、前記第1の発熱部および前記各第2の発熱部は、定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラが回転しているときに、無端ベルトの表面温度があらかじめ定める第1の設定温度に到達する前に、定着ローラの表面温度があらかじめ定める第2の設定温度に到達するように、発熱温度が制御されることが好ましい。これによって、定着ローラの表面温度があらかじめ定める第2の設定温度に到達するまでの時間をより短縮することができる。
また本発明によれば、前記第1の発熱部および前記各第2の発熱部は、定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラの回転が停止しているときに、前記無端ベルトの表面温度が、定着ローラの表面温度と同じ温度以上であって、定着ローラの表面温度よりも10℃高い温度以下となるように発熱温度が制御されることが好ましい。
これによって、定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラの回転が停止しているときに、無端ベルトにより定着ローラ表面に熱供給しつつ、定着ローラ表面に生じる温度差を小さくすることができるため、形成された画像に光沢ムラが生じることを防止できる。
また本発明によれば、定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラの回転が停止しているときに、無端ベルトと定着ローラとは、接触するように構成されることが好ましい。これによって、定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラの回転が停止しているときに、無端ベルトを定着ローラから離間しておくための離接機構を設ける必要が無くなるので、装置構成の簡略化および小型化が達成できる。
また本発明によれば、本発明の画像形成装置は、前記定着装置を備えることによって、定着性に優れた高品位な画像を安定して形成することができる。
本発明は、互いに圧接される、内部に第1の発熱部を有する定着ローラと加圧ローラとから構成される一対の定着手段と、定着ローラに加熱ニップ部を接触させて定着ローラの表面を加熱する無端ベルトと、無端ベルトが巻掛けられて張架され、内部に第2の発熱部を有する複数の支持ローラとを備える定着装置において、前記無端ベルトの厚みは、0.08mm以上0.14mm以下である。このように、無端ベルトの厚みが、0.08mm以上0.14mm以下であることによって、無端ベルトの端部割れが生じることを防ぐことができ、さらに無端ベルトの回転不良が生じることを防ぐことができる。
また、加熱ニップ部は、前記定着ローラの中心軸線に関して50°以上90°以下の角度範囲に形成される。これによって、無端ベルトから定着ローラへの熱の移動量が好適になるように制御できるため、無端ベルトの表面温度があらかじめ定める第1の設定温度に到達する前に、定着ローラの表面温度があらかじめ定める第2の設定温度に到達するようにすることができる。したがって、定着ローラがあらかじめ定める第2の設定温度に到達するまでの時間、たとえばウォームアップ時間を短縮することができる。
したがって、本発明の定着装置は、ウォームアップ時間を短縮でき、さらに定着ローラの表面温度を安定した状態で維持することができる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[定着装置]
図1は、本発明の一実施形態である定着装置40の構成を簡略化して示す断面図であり、図2は、本発明の一実施形態である定着装置40の構成の一部を拡大して示す断面図である。本発明の一実施形態である定着装置40は、未定着のトナー像Tが表面に形成された記録紙Pに対し、熱および圧力によりトナー像Tを熱溶融着して記録紙P上に定着させるものである。未定着のトナー像Tは、たとえば、非磁性トナーを含んで構成される非磁性一成分現像剤、非磁性トナーおよびキャリアを含んで構成される非磁性二成分現像剤、磁性トナーを含んで構成される磁性現像剤などの現像剤中の各トナー(以下、単に「トナー」と記す場合がある)によって形成される。
定着装置40は、図1に示すように、一対の定着手段である定着ローラ60および加圧ローラ70と、外部加熱装置80と、ウェブクリーニング装置90とを備える。
一対の定着手段である定着ローラ60および加圧ローラ70は、互いに圧接して形成する圧接部である定着ニップ部N1に、未定着のトナー像Tを担持する記録紙Pを通過させ、熱および圧力によって記録紙Pにトナー像を定着させる。
定着ローラ60は、図示しない支持手段によって回転自在に支持され、かつ図示しない駆動手段によって矢符Gの方向に所定の速度で回転するローラ状部材である。定着ローラ60は、記録紙Pに担持される未定着のトナー像Tを構成するトナーを加熱溶融させて記録紙Pに定着させる。
本実施形態では、定着ローラ60として、アルミニウム製であって厚み3mmの中空円筒形状の芯金61と、芯金61の外周面を被覆するシリコーンゴム製であって厚み2mmの弾性層62と、弾性層62の表面を被覆する厚み約30μmのPFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)製チューブからなる離型層63とから構成される3層構造のものを使用する。このようにして構成される定着ローラ60の表面硬度は68度(アスカーC硬度)である。
芯金61を構成する金属としては、上記のアルミニウムに限定されず熱伝導率の高い金属であればよく、たとえば、鉄、ステンレス鋼、銅などの金属あるいはこれらの合金などであってもよい。芯金61の形状においても上記の中空円筒形状に限定されるものではなく、たとえば円柱状などの形状であってもよいけれども、芯金61からの放熱量が少ない円筒形状であるほうがより好ましい。
弾性層62を構成する材料としては、ゴム弾性を有するものであれば特に限定されるものではないが、さらに耐熱性にも優れるものが好ましい。このような材料の具体例としては、たとえば、上記のシリコーンゴム、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴムなどが挙げられる。これらの中でも、特にゴム弾性に優れる上記のシリコーンゴムが好ましい。
離型層63を構成する材料としては、耐熱性および耐久性に優れ、トナーとの離型性に優れるものであれば特に限定されず、たとえば、上記のPFAの他に、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのフッ素系樹脂材料、フッ素ゴムなどであってもよい。
また定着ローラ60の表面硬度としては、アスカーC硬度で30度以上80度以下であることが好ましい。
芯金61の内部には、定着ローラ60の熱源であるヒータランプ64が設けられる。ヒータランプ64は、制御回路(図示せず)から通電されることによって発光して赤外線を放射する。これによって、定着ローラ60の内周面が赤外線を吸収して加熱され、定着ローラ60全体が加熱される。本実施形態では、A4用紙を縦送りで画像形成処理を行う画像形成装置(複写機、複合機、プリンタなど)用として、ヒータランプ64として定格電力500Wのハロゲンランプを使用する。ヒータランプ64は第1の発熱部に相当する。
本発明の定着装置40において、ヒータランプ64は、記録紙Pに奪われる熱量を補給するため、すなわち定着ローラ60の表面温度の維持のためには用いられず、定着ローラ60の表面から内部に向かって熱移動が起きないように、定着ローラ60の内部の温度を高く維持することに主に用いられる。これにより、外部加熱装置80から定着ローラ60表面に供給される熱量が定着ローラ60の内部に奪われることなく、外部加熱装置80からの定着ローラ60表面への熱供給を効率的に行うことができる。
また、ヒータランプ64は、加圧ローラ70に奪われる熱量と、ウェブクリーニング装置90に奪われる熱量と、空間への放熱量とに相当する熱量を補給するためにも使用される。ヒータランプ64により補給される上記の熱量は、外部加熱装置80により補給される記録紙Pに奪われる熱量と比較して小さいため、記録紙Pに奪われる熱量を補給する場合と比較して、ヒータランプ64の設定温度をより低くすることができる。そのため、通紙終了時やジャム発生時などに起こるオーバーシュートにより定着ローラ60の表面温度が300℃を超えて、定着ローラ60の弾性層62が熱劣化することを防ぐことができ、定着ローラ60の耐久性を向上させることができる。
上述したオーバーシュートとは、通紙終了時やジャム発生時などに各部材の動作が停止した際に、後述する支持ローラ82a,82bなどの熱が、後述する無端ベルト81を伝わって定着ローラ60表面の温度を上昇させ、これにより、停止状態の支持ローラ82a,82bと無端ベルト81と定着ローラ60とが接した部分の温度が一時的に240℃以上に上昇してしまう現象のことである。停止中のヒータランプ64のガラス管などからの輻射熱の影響もあるため、オーバーシュートにより上昇した温度はすぐには低下しない。このようなオーバーシュートにより定着ローラ60の表面温度が300℃を超えると、定着ローラ60の表面にある弾性層62が熱劣化して損傷してしまうおそれがある。
加圧ローラ70は、定着ローラ60の鉛直方向下方に図示しない支持手段によって回転自在に支持され、定着ローラ60の回転に従動回転して矢符Hの方向に回転するローラ状部材である。加圧ローラ70は、定着ローラ60による未定着のトナー像Tの記録紙Pへの加熱定着に際し、溶融状態にあるトナーを記録紙Pに対して押圧することによって、トナー像Tの記録紙Pへの定着を促進する。
本実施形態では、加圧ローラ70として、アルミニウム製であって厚み3mmの中空円筒形状の芯金71と、芯金71の外周面を被覆するシリコーンゴム製であって厚み2mmの弾性層72と、弾性層72の表面を被覆する厚み約30μmのPFA(テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)製チューブからなる離型層73とから構成される3層構造のものを使用する。このようにして構成される加圧ローラ70の表面硬度は75度(アスカーC硬度)である。
芯金71、弾性層72および離型層73を構成する金属または材料としては、それぞれ、定着ローラ60の芯金61、弾性層62および離型層63を構成する金属または材料と同じものを使用できる。また、芯金71の形状も定着ローラ60の芯金61の形状と同様である。
また加圧ローラ70の表面硬度としては、アスカーC硬度で40度以上90度以下であることが好ましい。
芯金71の内部には、加圧ローラ70の熱源であるヒータランプ74が設けられる。ヒータランプ74は、制御回路(図示せず)から通電されることによって発光して赤外線を放射する。これによって、加圧ローラ70の内周面が赤外線を吸収して加熱され、加圧ローラ70全体が加熱される。本実施形態では、ヒータランプ74として定格電力450Wのハロゲンランプを使用する。
本実施形態において、定着ローラ60および加圧ローラ70は、それぞれの外径が40mmであり、図示しない弾性部材、たとえばバネにより所定の定着荷重、ここでは600Nで互いに圧接される。これにより、定着ローラ60の外周面と加圧ローラ70の外周面との間に、定着ローラ60と加圧ローラ70とが互いに当接する部分である定着ニップ部N1が形成される。定着ニップ部N1における記録紙Pの搬送方向の幅である定着ニップ幅は、本実施形態では7.5mmである。
定着ローラ60の表面温度があらかじめ定める第2の設定温度、ここでは180℃に加熱された状態で、この定着ニップ部N1に、表面に未定着のトナー像Tが形成された記録紙Pを給紙して通過させることで、記録紙Pにトナー像Tが定着される。記録紙Pが定着ニップ部N1を通過するときには、定着ローラ60は、記録紙Pのトナー像形成面に当接し、加圧ローラ70は記録紙Pのトナー像形成面とは反対の面に当接する。
定着ローラ60は、駆動モータ(図示せず)によって矢符Gの方向に回転駆動される。また加圧ローラ70は、定着ローラ60の回転に従動して矢符Hの方向に回転する。したがって、定着ローラ60および加圧ローラ70は、図1に示すように、互いに逆方向に回転し、これにより記録紙Pは定着ニップ部N1を通過する。
駆動モータによる制御のもとで定着ローラ60が所定の回転速度で回転し、この回転速度に応じて所定の定着速度および複写速度で未定着のトナー像Tが形成された記録紙Pが定着ニップ部N1に搬送されて、熱と圧力により定着が行われる。ここで定着速度とは、いわゆるプロセス速度のことであり、本実施形態では220mm/sである。また複写速度とは、1分あたりのコピー枚数のことであり、本実施形態では40枚/分である。
外部加熱装置80は、定着ローラ60に加熱ニップ部N2を接触させて定着ローラ60の表面を加熱する無端ベルト81と、無端ベルト81が巻掛けられて張架され、内部にヒータランプ83a,83bを有する複数、本実施形態では2つの支持ローラ82a,82bとを備える。
無端ベルト81は、支持ローラ82a,82bによって巻掛けられて回転可能に張架される。支持ローラ82a,82bは、定着ローラ60および加圧ローラ70の軸線と略平行な2つの軸線回りにそれぞれ回転可能に設けられる。支持ローラ82a,82bは、サイドフレーム(図示せず)に軸間距離が固定されるように平行に支持され、軸間距離のずれによる無端ベルト81の蛇行を防止している。また支持ローラ82a,82bは、定着ローラ60の軸線に対して定着ニップ部N1の反対側付近に、定着ローラ60の外周面近傍であって、少なくとも無端ベルト81が変位可能な間隔をあけるように、本実施形態では、それぞれの軸間距離が22mmとなるように配置される。
本実施形態では、無端ベルト81として、カーボンブラックが分散されたポリイミドから構成される中空円筒形状の基材の外周面に、PTFEとPFAとが混合されたフッ素樹脂から構成される厚み10μmの離型層が形成された2層構造のものであって、内径が30mmのものを使用する。
基材を構成する材料としては、耐熱性および耐久性に優れるものであれば特に限定されるものではなく、たとえば、上記のポリイミドなどの耐熱性樹脂、またはステンレス鋼、ニッケル、鉄などの金属材料などが挙げられるが、耐久性および耐熱性に優れる点でポリイミドであることが好ましい。
無端ベルト81の厚みは上述のように0.08mm以上0.14mm以下になるように構成される。これによって、無端ベルト81の端部割れが生じることを防ぐことができ、さらに無端ベルト81の回転不良が生じることを防ぐことができる。
無端ベルト81の厚みが0.08mm未満であると、無端ベルト81の強度が不充分になるため無端ベルト81の端部割れが生じやすくなる。また、0.14mmを超えると、無端ベルト81の柔軟性が失われるため無端ベルト81の回転不良が生じてしまう。回転不良はベルト温度が低いときに生じやすい。回転不良が生じると、無端ベルトから定着ローラに熱が伝わりにくくなり、定着ローラの昇温速度が遅くなったり、定着ローラの温度維持が困難になる。
離型層を構成する材料としては、耐熱性およびトナーとの離型性に優れるものであれば特に限定されるものではないが、たとえば、上記のPFAやPTFEなどのフッ素樹脂から構成される合成樹脂材料などが挙げられる。
また、無端ベルト81の寄り力、すなわち無端ベルト81を回転方向に対して垂直な方向に移動させるように作用する力を低減するために、上記の無端ベルト81の基材の内周面に、フッ素樹脂などによるコーティングが施されていてもよい。
また本実施形態では、支持ローラ82a,82bとして、アルミニウム製であって外径16mm、厚み2mmの中空円筒形状の芯金820a,820bから構成されたローラ状部材を使用する。芯金820a,820bは、支持ローラ本体に相当する。
支持ローラ82a,82bの芯金820a,820bを構成する材料としては、上記のアルミニウムに限定されるものではなく、たとえば、鉄系材料などであってもよい。
以下、芯金820a,820bの好ましい形状について説明する。図3は、支持ローラ82a(82b)の芯金820a(820b)の形状例を示す断面図であり、W1は加熱部分を示し、W2は通紙部を示し、W3は非通紙部を示す。
たとえば、ウォームアップ時などの非通紙時において、定着ローラ60の表面温度を昇温したり維持したりする場合に、ヒータランプ64の加熱不足や両端に設けられる軸受け部への熱移動によって、定着ローラ60の長手方向両端部の表面温度が低下してしまうという問題がある。このような表面温度の低下は、ウォームアップの直後において特に顕著に見られる。定着ローラ60の上記両端部の表面温度が低下した状態で画像形成を行うと、記録紙の両端部において定着不良が生じてしまうおそれがある。
上述のような定着ローラ60の長手方向両端部の表面温度の低下に起因する問題を解決するために、支持ローラ82a,82bの芯金820a,820bの形状は、図3(a)〜(c)に示すように、長手方向両端部X1の厚みが長手方向中間部X2の厚みよりも小さくなるように構成されることが好ましい。このように定着ローラ60の長手方向両端部に対応する部分である芯金820a,820bの長手方向両端部X1の厚みを薄くすることによって、後述するヒータランプ83a,83bの加熱不足や両端に設けられる軸受け部への熱移動によって、支持ローラ82a,82bの両端部の温度が低下してしまうことを防止でき、軸方向の温度を均一にすることができる。その結果、定着ローラ60の表面を均一に加熱することができるようになるので、ウォームアップ時などにおいて、定着ローラ60の長手方向両端部の表面温度の低下を防止することができ、これによって生じる記録紙の両端部における定着不良を無くすことができる。
また芯金820a,820bの形状は、図3(c)に示すように、長手方向両端部X1の厚みが長手方向中間部X2の厚みよりも小さくなるように構成されるとともに、さらに、非通紙部W3に相当する部分の厚みが長手方向中間部X2と同程度かそれ以上の大きさになるように構成されることが好ましい。これによって、通紙時において、記録紙に熱が奪われないために高温となりやすい非通紙部W3に相当する部分が高温になりすぎることを防ぐことができ、定着ローラ60の表面温度を均一に保つことができる。
また、必要に応じて、たとえば無端ベルト81の内周面と、支持ローラ82a,82bの外周面との間に生じる摩擦力を低減させて蛇行による寄り力を低減する場合などに、支持ローラ82a,82bを構成する芯金820a,820bの外周面に離型層を設けてもよい。この離型層を構成する材料としては、耐熱性、耐久性およびトナーとの離型性に優れているものであれば特に限定されるものではないが、たとえばPFAやPTFEなどのフッ素樹脂などが使用される。
支持ローラ82a,82bの芯金820a,820bの内部には、無端ベルト81を加熱するヒータランプ83a,83bがそれぞれ設けられる。ヒータランプ83a,83bは、制御回路(図示せず)から通電されることによって発光して赤外線を放射する。これによって、支持ローラ82a,82bの内周面が赤外線を吸収して加熱され、全体が加熱された支持ローラ82a,82bを介して無端ベルト81が加熱され、無端ベルト81は、定着ローラ60表面を加熱する。ヒータランプ83a,83bは第2の発熱部に相当する。
このように部材間で熱を伝えるには、熱を伝えるほうの温度が高くなければならない。また、各部材の材料の熱抵抗によって、各部材の外側部分と内側部分とにも温度差が生じる。また、各部材は輻射熱や空気への熱伝達によっても、周囲に熱を奪われる。このような部材間での熱移動によって、各部材はある温度で一定の温度勾配が形成され、熱的につりあった状態となる。本実施形態では、プロセス速度を220mm/secとし、複写速度を、A4縦送りの場合で40枚/分とし、支持ローラ82a,82bを介して無端ベルト81が220℃に加熱されるように支持ローラ82a,82bの温度を設定することで、定着ローラ60の表面温度を良好な定着性が得られる180℃に維持することができる。
以下、支持ローラ82a,82b内部に備えられるヒータランプ83a,83bの好ましい消費電力について説明する。
たとえばウォームアップ時において、無端ベルト81の表面温度があらかじめ定める第1の設定温度に到達した瞬間にジャム発生などのトラブルによって各部材の動作が停止した場合、すぐに支持ローラ82a,82b内部のヒータランプ83a,83bの電源を切ったとしても、無端ベルト81の表面温度は前記設定温度よりも高い温度まで上昇して、オーバーシュートが発生してしまう。これは、電源が切られていても、ヒータランプ83a,83bのガラス管が高温のままであり、さらに支持ローラ82a,82bにおいて温度勾配を均一化しようとする作用が働くためである。このようにしてオーバーシュートが発生すると、支持ローラ82a,82bが高温になり、停止状態の支持ローラ82a,82bと無端ベルト81と定着ローラ60とが接した部分の温度が一時的に上昇する。そして、温度上昇部分の定着ローラ60の表面温度が300℃を超えると、定着ローラ60の表面にある弾性層62が熱劣化して損傷し、形成されるコピー画像にスジ状の光沢ムラが表れるおそれがある。
上述のようなオーバーシュートに起因する問題を解決するために、支持ローラ82a,82b内部に備えられるヒータランプ83a,83bの発熱量が3000W/m以下であり、これらの発熱量の総和が1700W/m以上であることが好ましい。これはA4サイズ複写機用(ランプの発光幅は約230mm)のヒータランプ83a,83bの消費電力をそれぞれ、400W以上700W以下となるようにすることによって達成できる。
ヒータランプ83a,83bの発熱量を3000W/m以下とすることで、ヒータランプ83a,83bのガラス管が高温になりすぎることを防ぐことができ、支持ローラ82a,82bにおける温度勾配を小さくできるためオーバーシュートの発生を抑制し、これに起因する不具合を抑制することができる。
また、ウォームアップに要する時間を短縮するため、ウォームアップ時間を120secと定めた場合、ヒータランプ83a,83bの発熱量の総和を1700W/m以上とすることで、ウォームアップ時間120sec以下を達成することが可能となる。
2本のヒータランプを用いたときのウォームアップ時間およびオーバーシュートの発生について、各ヒータランプの消費電力、発熱量を変えて評価した結果を表1に示す。なお、A3機(ランプ発光幅320mm)とA4機(ランプ発光幅230mm)についてそれぞれ評価した。表に示す消費電力は、ヒータランプ1本当たりの消費電力である。
Figure 2009223291
ウォームアップ時間が目標時間(120sec)を達成し、オーバーシュートを防止することができるヒータランプ83a,83bとしては、発熱量が3000W/m以下であり、A3機では定格電力が960W以下のものが挙げられ、A4機では定格電力が700W以下のものが挙げられる。
無端ベルト81は、定着ローラ60の回転方向に対して定着ニップ部N1の上流側に設けられ、所定の押圧荷重、ここでは40Nで定着ローラ60の外周面に圧接されるように構成される。これにより、無端ベルト81の外周面と定着ローラ60の外周面との間に、無端ベルト81と定着ローラ60とが互いに接触する部分である加熱ニップ部N2が形成される。
また無端ベルト81は、定着ローラ60の回転時には、定着ローラ60に従動して回転するように構成され、この無端ベルト81の回転に従動して、支持ローラ82a,82bも回転するように構成される。無端ベルト81は、支持ローラ82a,82bにより所定の温度、ここでは220℃に加熱され、無端ベルト81を介して定着ローラ60の表面が加熱される。
以下に、加熱ニップ部N2における定着ローラ60の回転方向の幅である加熱ニップ幅の好ましい条件について説明する。
たとえばウォームアップ時などに、無端ベルト81および定着ローラ60を昇温する場合には、無端ベルト81があらかじめ定める第1の設定温度、たとえば220℃に到達する前までは定着ローラ60の昇温速度は速く、無端ベルト81が前記設定温度に到達した後からは定着ローラ60の昇温速度は緩やかになる。したがって、定着ローラ60があらかじめ定める第2の設定温度、たとえば180℃に到達するまでの時間を短縮するためには、無端ベルト81があらかじめ定める第1の設定温度に到達する前に定着ローラ60があらかじめ定める第2の設定温度に到達するようにする必要がある。これは、たとえば、無端ベルト81から定着ローラ60への熱の移動量を制御することで実現できる。
無端ベルト81から定着ローラ60への熱の移動量は、加熱ニップ幅に依存し、加熱ニップ幅は、図2に示す、無端ベルト81の巻き掛け角度θによって表すことができる。巻き掛け角度θは、定着ローラ60の中心軸線に関する角度範囲で表すことができる。
無端ベルト81が持つことができる熱量は、無端ベルト81の熱容量と温度とに依存する。また、無端ベルト81が定着ローラ60に与えることのできる熱量は、無端ベルト81と定着ローラ60とが接する時間に依存する。すなわち、無端ベルト81と定着ローラ60とが接する時間が短い場合には、無端ベルト81から定着ローラ60への熱量の移動がしにくくなる。一方、無端ベルト81と定着ローラ60とが接する時間が長い場合には、接している時間内に無端ベルト81から定着ローラ60への熱量の移動が収束してしまい、無駄に接している時間が長くなってしまう。
本発明において、上記巻き掛け角度θは、50°以上90°以下になるように構成される。すなわち、加熱ニップ部N2の幅n2は、定着ローラ60の中心軸線に関して50°以上90°以下の角度範囲に形成される。これによって、無端ベルト81から定着ローラ60への熱の移動量が好適になるように制御できるため、無端ベルト81があらかじめ定める第1の設定温度に到達する前に定着ローラ60があらかじめ定める第2の設定温度に到達するようにすることができる。したがって、定着ローラ60があらかじめ定める第2の設定温度に到達するまでの時間、たとえばウォームアップ時間を短縮することができる。
巻き掛け角度θが50°未満であると、無端ベルト81から定着ローラ60への熱量の移動がしにくくなるために、定着ローラ60があらかじめ定める第2の設定温度に到達するまでの時間、たとえばウォームアップ時間が長くなってしまう。また、巻き掛け角度θが90°を超えると、無端ベルト81と定着ローラ60とが接している時間が無駄に長くなり、効果的に熱量を移動させることができなくなる。また、巻き掛け角度θを確保するために無端ベルト81の熱容量が大きくなるため、定着ローラ60があらかじめ定める第2の設定温度に到達するまでの時間が長くなってしまう。
定着ローラ60および加圧ローラ70の外周面近傍には、定着ローラ60および加圧ローラ70の表面温度を検出するための温度センサであるサーミスタ65および75がそれぞれ設けられる。また、支持ローラ82aおよび支持ローラ82bに張架される部分の無端ベルト81の外周面表面近傍には、無端ベルト81の表面温度を検出するための温度センサであるサーミスタ84aおよび84bが、無端ベルト81の外周面表面に接触するようにしてそれぞれ設けられる。
これらのサーミスタ65,75,84aおよび84bは温度検知手段であり、検出した温度データを温度制御手段としての機能を有する制御回路(図示せず)に与える。制御回路は、上記温度データに基づいて、定着ローラ60、加圧ローラ70および無端ベルト81の表面温度が所定の温度となるようヒータランプ64,74,83aおよび83bへの通電を制御する。
ここで、図4を用いて、制御回路によるウォームアップ時の温度制御について説明する。図4は、ウォームアップ開始時からの経過時間と、無端ベルト81および定着ローラ60の表面温度との関係を示すグラフであり、Aは無端ベルト81の表面温度を示し、Bは定着ローラ60の表面温度を示す。また、t1はウォームアップ期間を示し、t2は通紙開始後から定着ローラ60の内部温度が上がりきるまでの期間を示す。
制御回路は、図4に示すように、ウォームアップ時において、無端ベルト81の表面温度Aがあらかじめ定める第1の設定温度であるT1(たとえば220℃)に到達する前に、定着ローラ60の表面温度Bがあらかじめ定める第2の設定温度であるT2(たとえば180℃)に到達するように、ヒータランプ64,83aおよび83bへの通電を制御することでヒータランプ64,83aおよび83bの発熱温度を制御する。
このように、ヒータランプ64,83aおよび83bは、ウォームアップ時などのように、定着ローラ60、加圧ローラ70および支持ローラ82a,82bが回転しているときに、無端ベルト81の表面温度があらかじめ定める第1の設定温度T1に到達する前に、定着ローラ60の表面温度があらかじめ定める第2の設定温度T2に到達するように、発熱温度が制御されることが好ましい。これによって、定着ローラ60の表面温度があらかじめ定める第2の設定温度T2に到達するまでの時間、たとえばウォームアップ時間をより短縮することができる。
無端ベルト81および定着ローラ60のあらかじめ定める第1および第2の設定温度T1,T2としては、上述の温度に限定されるものではなく、無端ベルト81の表面温度Aがあらかじめ定める第1の設定温度T1に到達する前に、定着ローラ60の表面温度Bがあらかじめ定める第2の設定温度T2に到達するように設定されればよい。また、第1の設定温度T1としては、オーバーシュートの問題から230℃以下であることが好ましく、第2の設定温度T2としては、定着可能温度である必要がある。なお、定着ローラ60においては、表面温度Bがあらかじめ定める第2の設定温度T2に到達した後においても、定着性を維持するために表面温度Bを一定に維持する必要があり、これは、プロセス速度や定着ニップ部N1の幅などを調整することによって実現できる。
以下、図5を用いて、制御回路によるレディ動作時の温度制御について説明する。ここで、レディ動作とは、各ローラ部材の設定温度を維持しながら、動作が停止しているときの状態を示し、図5のグラフ中では期間t3で表される。外部ベルト加熱定着方式の定着装置40では、無端ベルト81からの熱供給に対する定着ローラ60の表面温度変化の応答が速い。すなわち、無端ベルト81の表面温度が上昇すると定着ローラ60の表面温度が上昇し、無端ベルト81の温度が下降すると定着ローラ60の表面温度が下降する。そのため、支持ローラ82a,82b内部に備えられるヒータランプ83a,83bの電源が切られると、定着ローラ60の表面温度が低下する。
また、図4のt2に示したように、定着ローラ60の表面温度は、定着ニップ部N1を通過した記録紙に熱が奪われるため昇温速度が遅くなる。このとき、ヒータランプ83a,83bの電源が切られると、定着ローラ60の表面温度が低下して、定着不良が生じるおそれがある。
上述のような問題を解決するために、レディ動作時における無端ベルト81の表面温度T3、特には支持ローラ82a,82bに巻き掛けられている部分の温度が、通紙時における設定温度T1よりも低い温度になるように設定温度T3を制御することが好ましい。これにより、通紙開始後、少なくとも定着ローラ60の内部温度が上がりきるまでの期間は、無端ベルト81は、レディ動作時の設定温度T3から通紙時における設定温度T1を目指して昇温するので、ヒータランプ83a,83bは必ず点灯するようになる。したがって、定着不良の発生を防止することができる。
また、レディ動作時において、支持ローラ82a,82bと定着ローラ60とが無端ベルト81を介して接触している場合には、支持ローラ82a,82bと接触している部分の定着ローラ60の表面温度が他の部分より高くなる。そのため、形成された画像に光沢ムラが生じてしまうおそれがある。
上述のような問題を解決するためには、レディ動作時における無端ベルト81の表面温度、特には支持ローラ82a,82に巻き掛けられている部分の温度が、定着ローラ60の表面温度と同じ温度以上であって、定着ローラ60の表面温度よりも10℃高い温度以下となるように制御されることが好ましい。
このように、ヒータランプ64,83は、レディ動作時などのように、定着ローラ60、加圧ローラ70および支持ローラ82a,82の回転が停止しているときに、無端ベルト81の表面温度が、定着ローラ60の表面温度と同じ温度以上であって、定着ローラ60の表面温度よりも10℃高い温度以下となるように発熱温度が制御されることが好ましい。
これによって、定着ローラ60、加圧ローラ70および支持ローラ82a,82の回転が停止しているとき、たとえばレディ動作時に、無端ベルト81により定着ローラ60表面に熱供給しつつ、定着ローラ60表面に生じる温度差を小さくすることができるため、形成された画像に光沢ムラが生じることを防止できる。
また、上述のような制御が行われるときには、無端ベルト81と定着ローラ60とは、接触するように構成されることが好ましい。これによって、定着ローラ60、加圧ローラ70および支持ローラ82a,82bの回転が停止しているときに、無端ベルト81を定着ローラ60から離間しておくための離接機構を設ける必要が無くなるので、装置構成の簡略化および小型化が達成できる。
ウェブクリーニング装置90は、クリーニングウェブと、送出ローラと、圧接ローラと、巻取りローラとを含む。クリーニングウェブは定着ローラ60表面に圧接してオフセットトナーを除去する。送出ローラはクリーニングウェブを送り出す。圧接ローラはクリーニングウェブを定着ローラ60表面に圧接する。巻取りローラは駆動手段(図示せず)からの駆動力を受けて回転駆動してクリーニングウェブを巻き取る。ウェブクリーニング装置90によれば、巻取りローラを回転駆動させることによって、送出ローラからウェブを送り出し、定着ローラ60表面に当接させてオフセットトナーを除去した後、定着ローラ60から離反させる。
このように、本発明の定着装置40は、互いに圧接される、内部にヒータランプ64を有する定着ローラ60と加圧ローラ70とから構成される一対の定着手段と、定着ローラ60に加熱ニップ部N2を接触させて定着ローラ60の表面を加熱する無端ベルト81と、無端ベルト81が巻掛けられて張架され、内部にヒータランプ83a,83bを有する支持ローラ82a,82bとを備える定着装置であって、無端ベルト81の厚みは、0.08mm以上0.14mm以下であり、加熱ニップ部N2は、定着ローラ60の中心軸線に関して50°以上90°以下の角度範囲に形成される。
これにより、ウォームアップ時間を短縮でき、さらに定着ローラ60の表面温度を安定した状態で維持することができる。
なお、本実施形態では、記録材として記録紙Pを用いたがこれに限定されるものではなく、定着ローラ60と加圧ローラ70との定着ニップ部N1に搬送可能な記録材であればよい。
また本実施形態では、2本の支持ローラ82a,82bを用いて無端ベルト81を張架する構成であったが、特にこれに限定されるものではなく、たとえば、より加熱ニップ部N2の幅を大きく設定したい場合などに、上記の2本の支持ローラ82a,82bとは別にテンションローラを設けて、3本以上の支持ローラを用いて無端ベルト81を張架する構成であってもよい。
[画像形成装置]
図6は、本発明の定着装置40を備える画像形成装置1の構成の一例を示す概略図である。
画像形成装置1は、たとえば乾式電子写真方式のカラー画像形成装置であり、たとえばネットワークを介して接続される各端末装置から送信される画像データまたはスキャナによって読取られた画像データに基づいて、所定の記録紙Pに対してカラーまたはモノクロの画像を形成する。
画像形成装置1は、4つの可視像形成ユニット10Y,10M,10C,10B(以下、総称して「可視像形成ユニット10」と記すことがある)、供給トレイ20、記録材搬送手段30および定着装置40を備える。
画像形成装置1には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応して、4つの可視像形成ユニット10Y,10M,10C,10Bが並設されている。可視像形成ユニット10Yは、イエロー(Y)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット10Mは、マゼンダ(M)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット10Cは、シアン(C)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット10Bは、ブラック(K)のトナーを用いて画像形成を行う。具体的な配置としては、記録紙Pの供給トレイ20と定着装置40とを繋ぐ記録紙Pの搬送路に沿って4組の可視像形成ユニット10を配設した、いわゆるタンデム式である。
可視像形成ユニット10は、扱うトナーの色が異なるだけで、それぞれ実質的に同一の構成を有し、それぞれに、感光体ドラム11の周囲に帯電ローラ12、レーザ光照射手段13、現像器14、転写ローラ15およびクリーナユニット16が設けられている。なお、可視像形成ユニット10Y,10M,10C,10Bの現像器14には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーがそれぞれ収容されている。
感光体ドラム11は、形成されるトナー像を担持する。帯電ローラ12は、感光体ドラム11の表面を所定の電位に均一に帯電させる。レーザ光照射手段13は、画像形成装置1に入力された画像データに応じて、帯電ローラ12によって帯電された感光体ドラム11の表面を露光して、該感光体ドラム11の表面に静電潜像を形成する。現像器14は、感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像を、各色のトナーによって顕像化する。転写ローラ15は、トナーとは逆極性のバイアス電圧が印加されており、後述する記録材搬送手段30によって搬送された記録紙Pに、形成されたトナー像を転写させる。クリーナユニット16は、現像器14での現像処理および感光体ドラム11に形成されたトナー像の転写後に、感光体ドラム11の表面に残留したトナーを、除去回収する。以上のような、記録紙Pに対するトナー像の転写は、4色について4回繰り返される。
可視像形成ユニット10は、以下のようにしてトナー像を記録紙P上に形成する。すなわち、感光体ドラム11表面を帯電ローラ12で均一に帯電した後、入力された画像データに応じてレーザ光照射手段13により感光体ドラム11表面を露光して静電潜像を形成する。その後、現像器14により感光体ドラム11表面の静電潜像を現像してトナー像を顕像化し、顕像化されたトナー像をトナーとは逆極性のバイアス電圧が印加された転写ローラ15によって、供給トレイ20から記録材搬送手段30により搬送される記録紙Pに各色のトナー像を順次多重転写する。
供給トレイ20は、複数の記録紙Pを載置可能であり、供給トレイ20に載置された複数の記録紙Pを1枚ずつ分離して、最も供給トレイ20側の可視像形成ユニット10Yに供給する。
記録材搬送手段30は、駆動ローラ31、アイドリングローラ32および搬送ベルト33を備え、記録紙Pに可視像形成ユニット10で形成されたトナー像が転写されるように、供給トレイ20から供給される記録紙Pを搬送する。駆動ローラ31およびアイドリングローラ32は、無端状の搬送ベルト33を架張する。駆動ローラ31は、駆動手段(図示せず)によって制御されて回転することによって、搬送ベルト33を所定の周速度、たとえば220mm/secで搬送路に沿って回転させる。搬送ベルト33は、外側表面に静電気を発生させており、記録紙Pを静電吸着させながら搬送する。
記録紙Pは、このようにして、搬送ベルト33に搬送路に沿って搬送されながら、その表面にトナー像が転写されたあと、駆動ローラ31の曲率により搬送ベルト33から剥離され、定着装置40に搬送される。定着装置40は、記録紙Pに適度な熱と圧力とを与えて、トナーを溶融して記録紙P表面にトナー像を定着することで、フルカラー画像を形成する。
このように、本発明の画像形成装置1は、本発明の定着装置40を備えることにより、定着性に優れた高品位な画像を安定して形成することができる。
以下に本発明を実施例および比較例を用いて具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り特に本実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1の定着装置は、図1に示す定着装置40と同じ構成であり、以下に実施例1の定着装置の各構成部材の仕様について述べる。
定着ローラ60には、厚み3mmのアルミニウム製の中空円筒形状の芯金61の外周面の表面に、厚み2mmのシリコーンゴム製の弾性層62が形成され、さらにその上に厚み30μmのPFA製チューブからなる離型層63が形成された外径40mmのものを使用した。
加圧ローラ70には、厚み3mmのアルミニウム製の中空円筒形状の芯金71の外周面の表面に、厚み2mmのシリコーンゴム製の弾性層72が形成され、さらにその上に厚み30μmのPFA製チューブからなる離型層73が形成された外径40mmのものを使用した。
無端ベルト81には、内径30mmのカーボンブラックが分散されたポリイミドから構成される中空円筒形状の基材の外周面の表面に、PTFEとPFAとが混合されたフッ素樹脂から構成される厚み10μmの離型層が形成された全体の厚みが0.08mmのものを使用した。
支持ローラ82a,82bには、ともに外径16mm、厚み2mmであるアルミニウム製の中空円筒形状の芯金820a,820bから構成されたローラ状部材を使用した。支持ローラ82a,82bは、その軸間距離が22mmとなるように設置した。このとき、巻き掛け角度θは60度であり、加熱ニップ部N2の幅は20mmであった。
ヒータランプ64,83a,83bには定格電力500Wのハロゲンランプを使用し、ヒータランプ74には定格電力450Wのハロゲンランプを使用した。
なお、定着ニップ部N1における定着荷重および加熱ニップ部N2における押圧荷重はそれぞれ600N、40Nとなるように設定し、定着ニップ部N1における定着ニップ幅は7.5mmとなるように設定した。
(実施例2)
実施例2の定着装置には、無端ベルト81の全体の厚みが0.10mmである以外は実施例1の定着装置と同構成のものを使用した。
(実施例3)
実施例3の定着装置には、無端ベルト81の全体の厚みが0.14mmである以外は実施例1の定着装置と同構成のものを使用した。
(比較例1)
比較例1の定着装置には、無端ベルト81の全体の厚みが0.04mmである以外は実施例1の定着装置と同構成のものを使用した。
(比較例2)
比較例2の定着装置には、無端ベルト81の全体の厚みが0.06mmである以外は実施例1の定着装置と同じ構成のものを使用した。
(比較例3)
比較例3の定着装置には、無端ベルト81の全体の厚みが0.15mmである以外は実施例1の定着装置と同じ構成のものを使用した。
(比較例4)
比較例4の定着装置には、無端ベルト81の全体の厚みが0.16mmである以外は実施例1の定着装置と同じ構成のものを使用した。
〔実験例1〕
実施例1〜3および比較例1〜4の定着装置をそれぞれ含むA4機である画像形成装置1を用いて、端部割れおよび回転不良について、下記の方法によって評価した。各評価結果および総合評価を表2に示す。
[端部割れ]
A4サイズの記録紙を複写速度40枚/分で10万枚通紙した後に、無端ベルト81の端部において割れが生じたか否かを目視によって判断した。なお、本実施例において、無端ベルト81の端部とは、無端ベルト81が、無端ベルト81の両端に設けられる寄り止め部材と接触する部分のことである。
○:端部割れなし
×:端部割れあり
[回転不良]
回転不良は、ベルトの回転の様子を目視で観察することで確認した。
○:回転不良なし。
△:無端ベルト81の表面温度が100℃以上である場合に回転不良なし。
×:回転不良発生。
Figure 2009223291
表1に示すように、実施例1〜3の定着装置は、無端ベルト81の厚みが0.08mm以上0.14mm以下であったために、端部割れも回転不良も見られない優れた定着装置であった。
一方、比較例1,2の定着装置は、無端ベルト81の厚みが0.08mm未満であったために、回転不良は見られなかったものの、端部割れが生じてしまい、実使用不可能な定着装置であった。
比較例3,4の定着装置は、無端ベルト81の厚みが0.14mmを超えたために、端部割れは生じなかったものの、回転不良が発生し、実使用不可能な定着装置であった。
〔実験例2〕
実施例1の定着装置について、巻き掛け角度θを30°から110°まで変化させたときのウォームアップ時間の変化を下記の方法によって測定した。
[ウォームアップ時間]
定着ローラ60を最初から回転させた状態でウォームアップを行い、定着ローラ60が180℃に到達するまでの時間を測定した。
なお、無端ベルト81の表面温度が220℃、定着ローラ60の表面温度が180℃となるように温度制御を行い、定着ローラ60を220mm/secの速度で回転するように設定した。
図7に示すグラフに、上述の測定によって得られた巻き掛け角度θとウォームアップ時間との関係を示す。
図7に示すように、巻き掛け角度θが50°以上90°以下である場合には、ウォームアップ時間を効果的に短縮することができた。
一方、巻き掛け角度θが50°未満である場合には、無端ベルト81から定着ローラ60への熱量の移動がしにくくなるために、ウォームアップ時間が長くなった。
また、巻き掛け角度θが90°を超える場合には、巻き掛け角度θが50°以上90°以下である場合と比較して、若干ウォームアップ時間が長くなった。
本発明の一実施形態である定着装置の構成を簡略化して示す断面図である。 本発明の一実施形態である定着装置の構成の一部を拡大して示す断面図である。 支持ローラの芯金の形状例を示す断面図である。 ウォームアップ開始時からの経過時間と、無端ベルトおよび定着ローラの表面温度との関係を示すグラフである。 レディ動作時からの経過時間と、無端ベルトおよび定着ローラの表面温度との関係を示すグラフである。 本発明の定着装置を備える画像形成装置の構成の一例を示す概略図である。 巻き掛け角度θとウォームアップ時間との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 画像形成装置
10 可視像形成ユニット
11 感光体ドラム
12 帯電ローラ
13 レーザ光照射手段(LSU)
14 現像器
15 転写ローラ
16 クリーナユニット
20 供給トレイ
30 記録材搬送手段
31 駆動ローラ
32 アイドリングローラ
33 搬送ベルト
40 定着装置
60 定着ローラ
61,71 芯金
62,72 弾性層
63,73 離型層
64,74,83 ヒータランプ
65,75,84 サーミスタ
70 加圧ローラ
80 外部加熱装置
81 無端ベルト
82 支持ローラ
90 ウェブクリーニング装置

Claims (7)

  1. 互いに圧接される、内部に第1の発熱部を有する定着ローラと加圧ローラとから構成される一対の定着手段と、
    定着ローラに加熱ニップ部を接触させて定着ローラの表面を加熱する無端ベルトと、
    無端ベルトが巻掛けられて張架され、内部に第2の発熱部を有する複数の支持ローラとを備える定着装置において、
    前記無端ベルトの厚みは、0.08mm以上0.14mm以下であり、
    加熱ニップ部は、前記定着ローラの中心軸線に関して50°以上90°以下の角度範囲に形成されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記各支持ローラは、中空円筒形状の支持ローラ本体を有し、この支持ローラ本体の長手方向両端部の厚みが長手方向中間部の厚みよりも小さくなるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記各第2の発熱部は、発熱量が3000W/m以下であり、第2の発熱部の発熱量の総和が1700W/m以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記第1の発熱部および前記各第2の発熱部は、定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラが回転しているときに、無端ベルトの表面温度があらかじめ定める第1の設定温度に到達する前に、定着ローラの表面温度があらかじめ定める第2の設定温度に到達するように、発熱温度が制御されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の定着装置。
  5. 前記第1の発熱部および前記各第2の発熱部は、定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラの回転が停止しているときに、前記無端ベルトの表面温度が、定着ローラの表面温度と同じ温度以上であって、定着ローラの表面温度よりも10℃高い温度以下となるように発熱温度が制御されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の定着装置。
  6. 定着ローラ、加圧ローラおよび支持ローラの回転が停止しているときに、無端ベルトと定着ローラとは、接触するように構成されることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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