JP2009209749A - ベーンポンプとその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧力流体利用機器の作動に合わせて吐出量を任意に制御可能としつつ、小型化の可能なベーンポンプを提供する。
【解決手段】吐出通路35のメータリングオリフィス37よりも上流側の圧力を制御弁41に導入する第1パイロット圧導入路44のうちパイロットオリフィス44aよりも制御弁41側の部位と、吐出通路35のメータリングオリフィス37よりも下流側の圧力を制御弁41に導入する第2パイロット圧導入路45のうちダンパオリフィス45cよりも制御弁41側の部位と、をバイパス通路48をもって連通させるとともに、そのバイパス通路48の通路断面積を制御する電磁弁53を設ける。
【選択図】図4
【解決手段】吐出通路35のメータリングオリフィス37よりも上流側の圧力を制御弁41に導入する第1パイロット圧導入路44のうちパイロットオリフィス44aよりも制御弁41側の部位と、吐出通路35のメータリングオリフィス37よりも下流側の圧力を制御弁41に導入する第2パイロット圧導入路45のうちダンパオリフィス45cよりも制御弁41側の部位と、をバイパス通路48をもって連通させるとともに、そのバイパス通路48の通路断面積を制御する電磁弁53を設ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えば車両のパワーステアリング装置等の圧力流体利用機器の油圧源として用いられるベーンポンプとその制御方法に関し、特にいわゆる可変容量型のベーンポンプとその制御方法に関する。
この種のベーンポンプとして例えば特許文献1に記載のものが提案されている。
この特許文献1に記載のベーンポンプでは、ロータとの間にポンプ室を形成するカムリングがポンプボディ内で上記ロータに対して偏心する方向に揺動可能になっていて、そのカムリングの揺動方向両側に一対の流体圧室がそれぞれ形成されている。また、上記両流体圧室の圧力を制御する制御弁が設けられていて、この制御弁が、ポンプ吐出通路の途中に設けられたメータリングオリフィスの上,下流側の圧力差に応じて上記両流体圧室の圧力を制御し、上記カムリングを揺動させてベーンポンプの吐出量を変化させるようになっている。
さらに、上記メータリングオリフィスは、いわゆる電磁弁をもって構成されていて、その電磁弁によってメータリングオリフィスの通路断面積を制御することで、圧力流体利用機器の作動に合わせてベーンポンプの吐出量を任意に制御することができるようになっている。
特開2001−159395号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ベーンポンプから吐出される作動流体の全量が上記メータリングオリフィスを通過することとなるため、上記メータリングオリフィスを構成する電磁弁として比較的大型のものを用いる必要があり、ベーンポンプを小型化する上で好ましくない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであって、圧力流体利用機器の作動に合わせて吐出量を任意に制御可能としつつ、小型化の可能なベーンポンプとその制御方法を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも上流側の圧力を制御弁に導入する上流側圧力導入路と、吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも下流側の圧力を制御弁に導入する下流側圧力導入路と、をバイパス通路をもって連通させるとともに、そのバイパス通路の通路断面積を制御する電磁弁と、上記両圧力導入路のうち少なくとも一方に設けられ、その圧力導入路のうち上記バイパス通路との接続部分よりも上記吐出通路側に配置されたオリフィスと、を設けたことを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の発明を車両のパワーステアリング装置の動力源として用いられるベーンポンプの吐出量を制御するための制御方法として捉えたものであって、上記ベーンポンプの吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも上流側の圧力を制御弁に導入する上流側圧力導入路と、上記ベーンポンプの吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも下流側の圧力を制御弁に導入する下流側圧力導入路と、をバイパス通路をもって連通させるとともに、上記両圧力導入路のうち少なくとも一方に、上記バイパス通路との接続部分よりも上記吐出通路側に位置するオリフィスを設け、車両の運転状態に応じて上記バイパス通路の通路断面積を変化させることを特徴としている。
さらに、請求項16に記載の発明は、車両のパワーステアリング装置の油圧源として用いられるベーンポンプであって、上記ベーンポンプの吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも上流側の圧力を制御弁に導入する上流側圧力導入路と、上記ベーンポンプの吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも下流側の圧力を制御弁に導入する下流側圧力導入路と、をバイパス通路をもって連通させるとともに、電磁アクチュエータをもって弁体を駆動することにより上記バイパス通路の通路断面積を制御する電磁弁と、上記両流体圧導入路のうち少なくとも一方に設けられ、その流体圧導入路のうち上記バイパス通路との接続部分よりも上記吐出通路側に配置されたオリフィスと、車両の走行状態に応じて上記電磁アクチュエータに対する通電量を制御する通電制御手段と、を設けたことを特徴としている。
したがって、請求項1,10,16に記載の発明によれば、上記バイパス通路の通路断面積の変化幅を小さくしつつもベーンポンプの吐出量の変化幅を大きくできるから、ベーンポンプを小型化することが可能となる。
図1〜3は本発明のより具体的な実施の形態として、車両のパワーステアリング装置の油圧源として用いられるベーンポンプを示す図であって、図1はそのベーンポンプの縦断面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は図1におけるB−B断面図である。
このベーンポンプ1は、図1に示すように、アルミ合金製のポンプボディ2内にポンプ要素13を収容し、駆動軸8によってポンプ要素13を回転駆動することでポンプ作用を行うようになっている。
ポンプボディ2は、一方側が開口する略筒状の収容部3aとその収容部3aの他方側に設けられた端壁部3bおよびその端壁部3bから他方側に突出するボス部3cからなる第1ハウジングとしてのフロントボディ3と、そのフロントボディ3のうち収容部3a一端の開口を閉蓋する第2ハウジングとしてのリアカバー4と、に分割形成され、それらフロントボディ3とリアカバー4とが五本のボルト5によって締結されている(図2参照)。そして、このポンプボディ2のうち後述するポンプ吐出領域側の部位にはボルト6によってブラケット7が締結され、そのブラケット7を介してポンプボディ2が上記車両の車体に固定されている。
このブラケット7は、断面略H字状をなしていて、フロントボディ3に固定される前面プレート7aとリアカバー4に固定される背面プレート7bとの間にポンプボディ2を挟持状態に保持している。
フロントボディ3およびリアカバー4の内周側にはブシュ9,10がそれぞれ設けられていて、それら両ブシュ9,10を介してポンプボディ2に駆動軸8が回転自在に支持されている。この駆動軸8の一端側はフロントボディ3の端壁部3bおよびボス部3cを挿通してポンプボディ2外へ突出していて、エンジンの駆動力を駆動軸8に伝達する動力伝達部材としてのプーリ11が駆動軸8のうちポンプボディ2外に突出する部分に相対回転不能に固定されている。なお、フロントボディ3のうちボス部3cの内周側には、当該フロントボディ3と駆動軸8との間をシールするためのシールリング12が設けられている。
リアカバー4には、そのフロントボディ3との対向端面にフロントボディ3の収容部3a内に嵌合する嵌合突部4aが突設されている。
ポンプ要素13は、図1のほか図2に示すように、駆動軸8に連結され、その駆動軸8によって回転駆動されるロータ14と、そのロータ14を内周側に収容し、当該ロータ14に対して偏心した状態で径方向に揺動自在に設けられた略円環状のカムリング15と、そのカムリング15を内周側に収容し、収容部3aの内周面に嵌着された略円環状のアダプタリング16と、端壁部3bとアダプタリング16の間に配置された略円盤状のプレッシャプレート17と、とから主として構成されている。
アダプタリング16およびプレッシャプレート17は、位置決めピン18によってポンプボディ2に対して回転方向でそれぞれ位置決められている。位置決めピン18は、その径方向一方側がアダプタリング16の内周面に軸方向に沿って形成された溝に係合している一方、その径方向他方側がカムリング15の外周面に軸方向に沿って形成された溝に係合している。これにより、カムリング15のアダプタリング16に対する回り止めがなされている。
また、アダプタリング16は、その内周面のうち位置決めピン18の図2中反時計方向側、すなわち後述する第1流体圧室21側に隣接して形成された溝に板部材19を保持している。この板部材19は、カムリング15の揺動支点として機能するとともに、カムリング15とアダプタリング16との間をシールするシール部材としても機能するようになっている。
さらに、アダプタリング16の内周面のうち反板部材19側にも当該アダプタリング16とカムリング15との間をシールするシール部材20が設けられていて、このシール部材20と板部材19とをもってカムリング15とアダプタリング16との間に一対の流体圧室21,22が隔成されている。つまり、カムリング15の揺動方向両側にそれぞれ第1流体圧室21および第2流体圧室22が形成され、それら両流体圧室21,22間の圧力差によってカムリング15が揺動することで、カムリング15とロータ14との偏心量が増減するようになっている。
カムリング15は、リターンスプリング23によってロータ14との偏心量が最大となる方向に付勢されている。なお、リターンスプリング23は収容部3aに外周側からねじ込まれたスプリングリテーナ24によってその一端が弾持されている。
ロータ14は、リアカバー4の嵌合突部4aとプレッシャプレート17によってそれぞれの間に僅かな軸方向隙間を介して略挟持状態に保持されており、駆動軸8とともに図2中の反時計方向に回転するようになっている。また、このロータ14の外周部には、径方向に沿って切欠形成されたスロット14aが円周方向で等ピッチに複数設けられている。各スロット14aには、略平板状のベーン25がロータ14の径方向に出没自在にそれぞれ収容され、これら各ベーン25をもってカムリング4とロータ3との間の空間を周方向で仕切ることにより、複数のポンプ室26が形成されている。つまり、このロータ14を駆動軸8によって回転駆動すると、各ポンプ室26がその容積を増減させながらそれぞれ周回移動してポンプ作動が行われることとなる。なお、各スロット14aの内周側には、断面略円形状の背圧室14bが当該各スロット14aと連続一体にそれぞれ設けられ、この背圧室14bに導入される作動油の圧力をもって各ベーン25の先端をカムリング15の内周面に押し付けるようになっている。
リアカバー4のうち嵌合突部4aの端面には、ロータ14の回転に伴い各ポンプ室26の容積が漸次拡大する吸入領域に該当する部分に、周方向に沿う正面視略三日月状の第1吸入ポート27が切欠形成されている。この第1吸入ポート27は、その周方向中間部が、リアカバー4に穿設された吸入通路29と第1吸入孔28を介して連通している。
吸入通路29は、その一端がリアカバー4の図1中上方に開口していて、この開口端部に若干拡径状の吸入口29aが形成されている。そして、この吸入口29aに作動油を貯留する図示外のリザーバタンクが接続され、そのリザーバタンクからの作動油を、ポンプ吸入作用により、吸入通路29と第1吸入孔28および第1吸入ポート27を通じて上記吸入領域に位置する各ポンプ室26に吸入するようになっている。なお、吸入通路29は、リアカバー4のうち駆動軸8の他端側を収容する凹部と第1還流通路30を介して連通している。これにより、リアカバー4とロータ14との互いに対向する面同士の間の隙間から漏出して上記凹部に流入した作動油を吸入通路29に還流するようになっている。
また、プレッシャプレート17のうちロータ14と対向する面には、第1吸入ポート27と対向する位置に、その第1吸入ポート27と略同形状の第2吸入ポート31が切欠形成されている。この第2吸入ポート31のうち周方向中間部は、プレッシャプレート17に形成された第2吸入孔32およびフロントボディ3に形成された第2還流通路33を介してフロントボディ3のうちシールリング12を収容する凹部と連通するようになっている。つまり、シールリング12の余剰油がポンプ吸入作用に基づいて上記吸入領域に位置する各ポンプ室26に吸入され、シールリング12の余剰油の外部への漏出が防止されることとなる。
さらに、プレッシャプレート17のうちロータ14と対向する面には、ロータ14の回転に伴い各ポンプ室26の容積が縮小する吐出領域に該当する位置に、周方向に沿う正面視略三日月状の第1吐出ポート34が切欠形成されている。この第1吐出ポート34は吐出通路35に連通していて、上記吐出領域に位置する各ポンプ室26の作動油がポンプ吐出作用によって吐出通路35を通じてポンプボディ2外へ吐出されるようになっている。
吐出通路35は、プレッシャプレート17に形成されて第1吐出ポート34に連通する複数の吐出孔35aと、端壁部3bにプレッシャプレート17側から凹設され、吐出孔35aと連通する略円弧溝状の圧力室35bと、圧力室35bと連通し、ポンプボディ2外に開口する吐出口36を有する接続通路35cと、から主として構成されている。なお、吐出通路35の途中に圧力室35bを設けることにより、その圧力室35b内の圧力をもってプレッシャプレート17をロータ14に押し付けるようになっている。
接続通路35cは、吸入通路29と略平行に形成されていて、その中間部にメータリングオリフィス37が形成されている。
また、リアカバー4の嵌合突部4aのうち第1吐出ポート34と対向する位置に、その第1吐出ポート34と略同形状の第2吐出ポート38が切欠形成されている。このように第1,第2吸入ポート27,31および第1,第2吐出ポート34,38をそれぞれ各ポンプ室26を挟んで軸方向に対称となるように設けることで、上記各ポンプ室26の圧力を軸方向でバランスさせるようにしている。
さらに、リアカバー4の嵌合突部4aのうち第1吸入ポート27および第2吐出ポート38の内周側には、連通路76をもって圧力室35bと連通する第1環状溝77が形成されている一方、プレッシャプレート17のロータ14と対向する面のうち第2吸入ポート31および第1吐出ポート34の内周側には、第2環状溝78が形成されていて、この両環状溝77,78がロータ14の各背圧室14bとそれぞれ連通している。つまり、当該両環状溝77,78を介して各背圧室14bに導入されたポンプ吐出圧をもって各ベーン25をそれぞれロータ14の外周側に押し出し、その各ベーン25の先端をカムリング15の内周面に押し付けることにより、ポンプ作用が確実に行われるようにしている。
図4は、ベーンポンプ1のポンプ吐出側の油圧回路を概念的に示す図である。
一方、図2のほか図3,4に示すように、フロントボディ3の収容部3aのうち吐出口36側には、駆動軸8および接続通路35cの両者に対してそれぞれ略直交する方向(図2の左右方向)に沿う弁孔39が穿設されていて、その弁孔39と当該弁孔39に挿入された弁体としてのスプール40をもって制御弁41が構成されている。この制御弁41は、後述するように、吐出通路35のうちメータリングオリフィス37の上、下流側の圧力差によってスプール40が軸方向に動作し、これによって両流体圧室21,22内の圧力を制御するようになっている。なお、弁孔39は、フロントボディ3に外側からねじ込まれたプラグ42によって閉蓋されている。
スプール40は、反プラグ42側に開口する略有底円筒状をなしていて、その開口側端部に第1ランド部40aが形成されているとともに、その中間部に第2ランド部40bが形成され、それら両ランド部40a,40bにより、弁孔39内に高圧室39aと中圧室39bおよび低圧室39cを隔成している。なお、このスプール40は、中圧室39bに配設されたリターンスプリング43をもってプラグ42側に付勢されている。つまり、高圧室39aと中圧室39bとの圧力差が所定以上になるとスプール40がリターンスプリング43の付勢力に抗して反プラグ42側に移動することとなる。
中圧室39bは、第1ランド部40aと弁孔39の底壁との間に形成され、吐出通路35のうちメータリングオリフィス37よりも下流側の圧力が下流側圧力導入路としての第1パイロット圧導入路44によって導入されている。この第1パイロット圧導入路44は、フロントボディ3のうちリアカバー4に対向する面から駆動軸8と略平行に穿設されたものであって、接続通路35cのうちメータリングオリフィス37よりも下流側の部位と中圧室39bとを接続し、その開口端がリアカバー4によって閉塞されている。
一方、高圧室39aは、第2ランド部40bとプラグ42の間に形成され、吐出通路35のうちメータリングオリフィス37よりも上流側の圧力が上流側圧力導入路としての第2パイロット圧導入路45によって導入されている。この第2パイロット圧導入路45は、吐出通路35のうち圧力室35bから分岐して当該圧力室35bと高圧室39aとを接続するものであり、吸入通路29と略平行に形成された縦通路45aと、フロントボディ3のうちリアカバー4に対向する面から駆動軸8と略平行に穿設された横通路45bと、から構成されている。なお、横通路45bの開口端は、第1パイロット圧導入路44と同様にリアカバー4によって閉塞されている。換言すれば、第2パイロット通路45の縦通路45aは接続通路35cと略平行に形成されているとともに、第2パイロット圧導入路45の横通路45bは第1パイロット圧導入路44と略平行に形成されている。
第2パイロット圧導入路45の横通路45aのうち縦通路45bとの接続部分には、縮径状に設けられたダンパオリフィス45cが設けられている。このダンパオリフィス45cが、スプール40の油振を防止するダンピングになっている。
そして、図2に示す状態、すなわち吐出通路35のうちメータリングオリフィス37の上、下流側の圧力差が小さく、スプール40がプラグ42側に位置する状態では、第1流体圧室21が、当該第1流体圧室21と弁孔39とを連通する連通油路46を介してスプール40の両ランド部40a,40b間に形成された低圧室39cに接続される。この低圧室39cには、吸入通路29から分岐して形成された吸入圧導入路47によってポンプ吸入圧が導かれており、連通油路46を介して低圧室39cから第1流体圧室21にポンプ吸入圧が導入されることとなる。なお、第2流体圧室22は図示外の通路をもって吸入通路29と連通していて、当該第2流体圧室22には常時ポンプ吸入圧が導入されるようになっている。つまり、この状態では、カムリング15がリターンスプリング23の付勢力によってロータ14との偏心量が最大となる位置にあって、ポンプ吐出量が比較的多くなる。
これに対し、吐出通路35における作動油の流量が多くなってメータリングオリフィス37の上、下流側の圧力差が大きくなり、スプール40がリターンスプリング43の付勢力に抗して反プラグ42側へ移動した場合には、そのスプール40の移動により、第1流体圧室21と低圧室39cとの連通が遮断されるとともに、当該第1流体圧室21が連通油路46を介して高圧室39aと連通する。したがって、この状態では、第1流体圧室21の圧力により、カムリング15がリターンスプリング23の付勢力に抗して第2流体圧室22の容積を狭めるように揺動し、当該カムリング15とロータ14との偏心量が減少してポンプ吐出量が減少することとなる。つまり、第1流体圧室21には、低圧室39cの油圧と高圧室39aの油圧とが選択的に導入されるようになっている。
また、スプール40の内部にはリリーフバルブ40cが設けられている。このリリーフバルブ40cは、中圧室39bの圧力が所定以上になったとき、つまりパワーステアリング装置側(負荷側)の圧力が所定以上になったときにリリーフ動作し、作動油の一部を吸入圧導入路47を介して吸入通路29に還流させるようになっている。
さらに、第1パイロット圧導入路44のうち接続通路35cとの接続部分には、縮径状に形成されたパイロットオリフィス44aが設けられている。つまり、リリーフバルブ40cがリリーフ動作したときに、このパイロットオリフィス44aをもって中圧室39bが圧力降下するから、ロータ14との偏心量が減少する方向にカムリング15を揺動させてポンプ吐出量をより一層減少させることができるようになっている。
そして、第1パイロット圧導入路44と第2パイロット圧導入路45の横通路45bとは、バイパス通路48によってメータリングオリフィス37を介さずに互いに連通している。このバイパス通路48は、制御弁41と略平行に形成され、その一端が横通路45bのうちダンパオリフィス45cよりも制御弁41側の部位に接続されている一方、その他端が第1パイロット圧導入路44のうちパイロットオリフィス44aよりも制御弁41側の部位に接続されている。換言すれば、パイロットオリフィス44aおよびダンパオリフィス45cは、両パイロット圧導入路44,45のうちバイパス通路48との接続部分よりも吐出通路35側に設けられている。
また、バイパス通路48のうち第1パイロット圧導入路44との接続部分には、いわゆる可変オリフィスとして機能する電磁弁53が設けられている。すなわち、この電磁弁53をもってバイパス通路48の通路断面積を制御可能になっている。
この電磁弁53は、後述する弁体55の移動方向が制御弁41のスプール40の移動方向と略平行となり、且つ弁体55の移動方向と直交する方向でその一部が制御弁41とオーバーラップするように配置されている。
また、電磁弁53にはハーネス49を介して駆動回路52が接続されている。この駆動回路52は通電制御手段としてのコントロールユニット50からの指令に基づいて電磁弁53に励磁電流を供給することとなる。
コントロールユニット50には、車両の走行速度を検出する車速センサー51aと、車両のステアリングホイールの回転角度である操舵角を検出する操舵センサー51bと、電磁弁53に供給されている実励磁電流を検出する電流センサー51cと、が接続されている。そして、コントロールユニット50は、車速センサー51aからの車速信号と操舵センサー51bからの操舵角信号および電流センサー51cからの実励磁電流信号に基づいて電磁弁53に供給する目標励磁電流を算出し、駆動回路52に出力するようになっている。
図5は、図3における電磁弁53の拡大図であって、図5の(a)は非通電状態の電磁弁53を示す図、図5の(b)は通電状態の電磁弁53を示す図である。
より詳細には、電磁弁53は、図5に示すように、バイパス通路48を第1パイロット圧導入路44側に延長する形態をもってフロントボディ3に開口形成された弁孔54と、その弁孔54内に収容され、バイパス通路48と平行な方向に進退移動可能な弁体55と、弁孔54内に収容されたリング状のスペーサ56に着座して弁体55を弁孔54の開口端側へ付勢するリターンスプリング57と、弁孔54の開口を閉塞するようにして当該弁孔54の外周面に螺合し、弁体55を駆動する電磁アクチュエータとしてのソレノイドユニット60と、から主として構成されている。
弁孔54は、三種類の異なる内径を有する部分から構成されており、当該弁孔54の奥側に弁体55の外径と略同径に形成され、その弁体55の一端側を摺動自在に保持する小径部54aと、当該弁孔54の開口端側に形成され、その開口端側から軸方向の所定範囲にわたってめねじ部が形成された大径部54bと、その大径部54bと小径部54aの間に形成された中径部54cと、を有している。
また、弁孔54内には、弁体55の外径と略同径の内径に設定され、その弁体55の他端部を摺動自在に保持する略円筒状の保持部材58が、中径部54cと大径部54bとに跨って設けられている。弁孔54の中径部54cと小径部54aの間に形成された段状部と保持部材58の先端部との間には、弁体55の外周に沿う形状の管状通路59が形成され、この管状通路59によって接続通路35cが中圧室39bと常時連通している。
弁体55は、バイパス通路48側に開口する略有底円筒状をなしていて、その開口端部にリターンスプリング57の外径よりも僅かに大きな内径を有する拡径部55aが形成されている。そして、この拡径部55a内にリターンスプリング57が収容され、当該拡径部55aの内端面がリターンスプリング57によって反スペーサ56側に付勢されている。
また、弁体55には、当該弁体55の内部空間と環状通路59とを連通可能な四つの小径孔55bが周方向で90度間隔をもってそれぞれ径方向に貫通形成されている。この各小径孔55bは、弁体55が図5の(a)に示すような最上端位置に位置するときに保持部材58によって閉塞される一方、弁体55が上記最上端位置から図5の(a)中における下方の移動するのに伴って環状通路59に対する開口面積が漸次拡大するように弁体55の軸方向で位置決められている。換言すれば、電磁弁53は、その軸方向に移動することにより、上述したような各小径孔55bの開口面積の変化をもってその通路断面積、すなわちバイパス通路48の通路断面積を変化させるいわゆる可変オリフィスとして機能するようになっている。なお、弁体55が図5の(b)に示すように最下端位置に位置するとき、すなわち電磁弁53が全開状態にあるときの当該電磁弁53の通路断面積、すなわち最大通路断面積は、メータリングオリフィス37の通路断面積よりも小さくなるように設定してある。
ソレノイドユニット60は、一端がフロントボディ3のうち弁孔54の開口端部に螺合する略円筒状の第1コア61と、その第1コア61の他端側に所定の間隔を隔てて同軸上に対向配置され、第1コア61側に向けて開口する略有底円筒状の第2コア62と、その第2コア62の内周側に進退移動可能に収容された略円筒状のアーマチュア63と、そのアーマチュア63に貫装されて当該アーマチュア63と一体に進退移動可能なロッド64と、両コア61,62の外周面に跨って嵌着されて当該両コア61,62同士を連結する連結部材65と、両コア61,62に外挿されたコイルユニット70と、を備えている。
第1コア61は、磁性材料をもって形成されていて、その軸方向中間部に形成されたフランジ部61aがフロントボディ3に着座している。第1コア61のうちフロントボディ3側端部の内周側には、ロッド64を進退移動可能に案内する略円筒状のガイド部材66が設けられている。また、第1コア61は、その先端部を保持部材58に突き当てることにより、当該保持部材58の第1コア61側に形成された拡径部58aを弁孔54のうち大径54bと中径部54cとの間に形成された段状部との間に挟持状態で保持している。さらに、第1コア61のうちフロントボディ3と螺合するおねじ部とフランジ部61aとの間にはシール部材67が嵌着され、このシール部材67をもって第1コア61とフロントボディ3との間をシールしている。
そして、第1コア61のうち第2コア62側端部には、アーマチュア63の外径よりも僅かに大径の凹部61bが凹設されていて、進出した状態のアーマチュア63が着座する略リング状のシート部材68がその凹部61bに設けられている。
第2コア62は、磁性材料をもって形成され、その反第1コア61側端部の内周側にロッド64を進退移動可能に案内する略円筒状のガイド部材69が設けられている。また、第2コア62のうち反第1コア61側端部外周にはフランジ部62aが形成されていて、そのフランジ部62aの外周縁にコイルユニット70の後述するヨーク73がかしめ固定されている。
アーマチュア63は、磁性材料をもって形成され、図5の(a)に示すコイルユニット70の非励磁状態で第2コア62内に僅かな径方向隙間をもって収容されている。そして、このアーマチュア63は、コイルユニット70の励磁作用によって発生する吸引力により、図5の(b)に示すように、第1コア61側へ進出するようになっている。
ロッド64は、アーマチュア63の進出移動に伴って弁体55をスペーサ56側に押し出すようになっている。
連結部材65は、非磁性材料をもって形成され、両コア61,62にそれぞれ外挿した状態で両者に対して溶接固定されている。
コイルユニット70は、その両端にそれぞれフランジ部を有する略円筒状に形成され、両コア61,62に跨って外挿されたボビン71と、そのボビン71に巻回されたコイル72と、そのコイル72およびボビン71の外周側を包囲する略円筒状のヨーク73と、から主として構成されている。なお、第2コア62のフランジ部61aに貫装された略円筒状のグロメット74をハーネス49が挿通していて、そのハーネス49がコイル72に接続されている。
このように構成された電磁弁53は、コイル72に励磁電流が通電されていない状態では、アーマチュア63を第1コア61側へ吸引する吸引力を発生しないことから、図5の(a)に示すように、リターンスプリング57の付勢力によって弁体55が第1コア61の端面に突き当てられ、各小径孔55bが保持部材58によって閉塞されて環状通路59と弁体55の内部空間との連続性が遮断される。つまり、第1パイロット圧導入路44と第2パイロット圧導入路45が非連通状態となる。
一方で、コイル72に励磁電流が通電された場合には、その励磁作用によってアーマチュア63を第1コア61側へ吸引する吸引力が発生するから、その吸引力に基づいて弁体55がロッド64に押圧され、図5の(b)示すように、その弁体55がリターンスプリング57の付勢力に抗してスペーサ56側へ移動することとなる。これにより、各小径孔55bをもって環状通路59と弁体55の内部空間とが連通することとなる。つまり、第1パイロット圧導入路44と第2パイロット圧導入路45とがバイパス通路48を介して連通した状態となる。なお、電磁弁53の通路断面積は、コイル72に通電する励磁電流の大きさに応じて連続的に変化するようになっている。換言すれば、コイル72に通電する励磁電流の増大に伴ってバイパス通路48の通路断面積が増大するようになっている。
図6は、ベーンポンプ1の吐出側の油圧回路を説明するための説明図であって、図7は、バイパス通路48の通路断面積を変化させた際におけるポンプ吐出量の変化を示すグラフである。
このように、第1パイロット圧導入路44と第2パイロット圧導入路45とがバイパス通路48を介して連通すると、図6,7に示すように、バイパス通路48と第1パイロット圧導入路44および接続通路35cを介して第2パイロット圧導入路45から吐出口36に向かう作動油の流れが生じる。つまり、ダンパオリフィス45cにポンプ室26側からバイパス通路48側へ向かう作動油の流れが生じるとともに、パイロットオリフィス44aにバイパス通路48側から吐出口36側へ向かう作動油の流れが生じ、電磁弁53の通路断面積に応じて当該電磁弁53の上,下流側における圧力差が変化する。これにより、メータリングオリフィス37を流れる作動油の流量およびバイパス通路48を流れる作動油の流量が電磁弁53の通路断面積に応じて変化する。なお、ダンパオリフィス45cおよびパイロットオリフィス44aのうち少なくとも一方が設けられていれば、電磁弁53の通路断面積に応じて当該電磁弁53の上,下流側における圧力差を発生させることができるから、必ずしもダンパオリフィス45cおよびパイロットオリフィス44aの両者を設ける必要はなく、必要に応じて両者のうち少なくとも一方を設ければよい。
図8はコントロールユニット50の制御内容を示すフローチャートであって、図9は後述する基本供給流量を算出するための基本供給流量マップである。なお、図9の(a)は、操舵角速度を横軸として基本供給流量マップを図示したものであり、図9の(b)は車速を横軸として基本供給流量マップを図示したものである。また、図10は、後述する基本目標励磁電流を算出するための基本目標励磁電流マップである。
次に、コントロールユニット50による電磁弁53の制御内容について図8〜10に基づいて説明する。
コントロールユニット50は、図8に示すように、まず、ステップS1で車速センサー51aから車速信号を取り込むとともに、ステップS2で操舵センサー51bから操舵角信号を取り込む。その上で、ステップS3で操舵角を微分演算して操舵角速度を算出するとともに、ステップS4で操舵角速度をさらに微分演算して操舵角加速度を算出する。
そして、ステップS5で車速および操舵角速度に基づいて図9の(a),(b)に示す基本供給流量マップからパワーステアリング装置に供給する基本供給流量を算出する。この基本供給流量マップは、基本供給流量を車速に反比例させるとともに、基本供給流量を操舵角速度の二乗に比例させるように設定してある。つまり、車両の低速走行時にはパワーステアリング装置による操舵アシスト力を比較的強くし、運転者が軽快に操舵できるようにしている一方、車両の高速走行時にはパワーステアリング装置によるアシスト力を比較的弱くし、車両の直進安定性を高めるようになっている。さらに、運転者が早く舵を切ったときに基本供給流量を大きくすることで、パワーステアリング装置への供給流量の増加を早めて舵の引掛り感を運転者に与えることを防止するようになっている。
ステップS6では、基本供給流量に基づいて図10の基本目標励磁電流マップから電磁弁53に供給する目標励磁電流算出の基礎となる基本目標励磁電流を算出する。そして、ステップS7で電流センサー51cから実励磁電流信号を取り込み、ステップS8で操舵角加速度≧0の条件を満たすか否かを判断する。
ステップS8で条件を満たす場合、すなわち操舵速度が加速している場合には、ステップS9で基本目標励磁電流を目標励磁電流とする。一方、ステップS8で条件を満たさない場合、すなわち操舵速度が減速している場合には、ステップS10で下記式(1)をもって目標励磁電流を算出する。
Io=Ig(Im−Ig)/A … 式(1)
但し、Io=目標励磁電流、Im=基本目標励磁電流、Ig=実励磁電流、A=補正係数である。
但し、Io=目標励磁電流、Im=基本目標励磁電流、Ig=実励磁電流、A=補正係数である。
つまり、操舵速度が減速している場合には、パワーステアリング装置への供給流量の変化量、すなわち操舵アシスト力の変化量を小さくし、操舵安定性を高めるようにしている。
そして、ステップS11で目標励磁電流を駆動回路52に出力する。
すなわち、本実施の形態では、電磁弁53によってバイパス通路48の通路断面積を変化させると、それに応じて電磁弁53の上,下流側における差圧が変化し、当該電磁弁53を流れる作動油の流量およびメータリングオリフィス45cを流れる作動油の流量をいずれも変化させることができるから、バイパス通路48の通路断面積の変化幅を小さくしつつもポンプ吐出量の変化幅を大きくすることができる。
したがって、本実施の形態によれば、電磁弁53として小型のもの、例えば最大開口面積がメータリングオリフィス45cの通路断面積よりも小さいものを用いることが可能となり、ベーンポンプ1を小型化することができる。
また、電磁弁53および制御弁41は、互いに平行に配置されているとともに、両者の軸方向に直交する方向で互いにオーバーラップするように配置されているため、第1パイロット圧導入路44と第2パイロット圧導入路45およびバイパス通路48の油路長を短縮してベーンポンプ1をさらに小型化することができるメリットがある。
さらに、第1パイロット圧導入路44および第2パイロット通路45の横通路45bは、フロントボディ3のうちリアカバー4に対する対向端面から駆動軸8と略平行にそれぞれ穿設し、その両者の開口端をリアカバー4によってそれぞれ閉蓋することによって形成しているから、その加工が極めて容易となる。
その上、電磁弁53の弁孔54をバイパス通路48を延長する形態をもって形成しているため、それら弁孔54およびバイパス通路48の加工を一連の工程をもって行うことができるようになり、その作業が容易となる。
そして、電磁弁53は、コイル72に通電していないときにバイパス通路48の通路断面積が最小となるように構成されているため、例えばコイル72の断線等の電磁弁53の故障時にバイパス通路48の通路断面積を最小とし、パワーステアリング装置への供給油量を少なくできるから、舵の切り過ぎを防止することができるようになる。
図11は上述した第1の実施の形態の変形例を示す図である。
この図11に示す変形例は、制御弁41の中圧室39bと第2流体圧室22を連通油路75をもって連通させ、第2流体圧室22に常時中圧室39bの圧力が導入されるようになっているものであり、他の部分は上述した第1の実施の形態と同様である。したがって、この変形例においても上述した第1の実施の形態と略同様の効果が得られる。
図12は上述した第1の実施の形態の別の変形例を示す図である。
この図12に示す変形例は、図11に示す変形例において、連通油路75のうち制御弁41の弁孔39に開口する開口部の位置を制御弁41の軸方向で変更したものであって、スプール40の位置に応じて弁孔39のうち中圧室39bの圧力と低圧室39cの圧力とが第2流体圧室22に選択的に供給されるようにしている。なお、他の部分は上述した第1の実施の形態と同様である。
詳細には、スプール40がその移動範囲のうち最もプラグ42側に位置する状態では、第2流体圧室22が連通油路75を介して中圧室39bと連通している一方、その状態からスプール40が反プラグ42側に移動すると、そのスプール40の移動に伴い、第2流体圧室22と中圧室39bとの連通が次第に切り離され、第2流体圧室22が低圧室39cに連通するようになっている。したがって、この変形例においても上述した第1の実施の形態とほぼ同様の効果が得られる。
図13〜16は、上述した第1の実施の形態のさらに別の変形例を示す図であって、図13はベーンポンプ1の縦断面図、図14は図13のC−C断面図、図15は図13のD−D断面図、図16は図13のE−E断面図である。
この図13〜16に示す変形例は、電磁弁53の弁体55がバイパス通路48の長手方向に対して略直交する方向に移動可能となるように電磁弁53を配置したものである。
詳細には、バイパス通路48が、第1パイロット圧導入路44のうちパイロットオリフィス44aの下流側の部分と、第2パイロット圧導入路45のうち縦通路45aと横通路45bとの接続部分と、を接続していて、ダンパーオリフィス45cが第2パイロット圧導入路45の縦通路45aのうち圧力室35bとの接続部分に形成されている。
そして、第2パイロット圧導入路45の縦通路45aを反圧力室35b側に延長する形態をもって電磁弁53の弁孔54が形成され、その弁孔54にソレノイドユニット60の第1コア61がねじ込まれている。
したがって、この実施の形態においても上述した第1の実施の形態と略同様の効果が得られる。
1…ベーンポンプ
2…ポンプボディ
3…フロントボディ(第1ハウジング)
4…リアカバー(第2ハウジング)
8…駆動軸
14…ロータ
14a…スロット
15…カムリング
19…板部材(シール部材)
20…シール部材
21…第1流体圧室(左)
22…第2流体圧室(右)
25…ベーン
26…ポンプ室
35…吐出通路
37…メータリングオリフィス
40…スプール(制御弁の弁体)
41…制御弁
44…第1パイロット圧導入路(下流側圧力導入路)
44a…パイロットオリフィス
45…第2パイロット圧導入路(上流側圧力導入路)
45c…ダンパオリフィス
48…バイパス通路
50…コントロールユニット(通電制御手段)
53…電磁弁
55…電磁弁の弁体
60…ソレノイドユニット(電磁アクチュエータ)
2…ポンプボディ
3…フロントボディ(第1ハウジング)
4…リアカバー(第2ハウジング)
8…駆動軸
14…ロータ
14a…スロット
15…カムリング
19…板部材(シール部材)
20…シール部材
21…第1流体圧室(左)
22…第2流体圧室(右)
25…ベーン
26…ポンプ室
35…吐出通路
37…メータリングオリフィス
40…スプール(制御弁の弁体)
41…制御弁
44…第1パイロット圧導入路(下流側圧力導入路)
44a…パイロットオリフィス
45…第2パイロット圧導入路(上流側圧力導入路)
45c…ダンパオリフィス
48…バイパス通路
50…コントロールユニット(通電制御手段)
53…電磁弁
55…電磁弁の弁体
60…ソレノイドユニット(電磁アクチュエータ)
Claims (20)
- ポンプボディに回転自在に支持された駆動軸と、
上記ポンプボディ内に収容され、上記駆動軸に対する偏心量が増減する方向へ移動可能に設けられたカムリングと、
そのカムリングの内周側に配置され、上記駆動軸によって回転駆動されるロータと、
上記ロータに複数形成されたスロットにそれぞれ出没自在に収容され、上記カムリングとロータの間に複数のポンプ室を形成する複数のベーンと、
上記ポンプ室からポンプボディ外に作動流体を吐出するための吐出通路と、
上記カムリングの外周側に配設され、そのカムリングの移動方向両側に一対の流体圧室を隔成するシール部材と、
上記吐出通路の途中に設けられたメータリングオリフィスの上、下流側の圧力差に応じて動作する弁体を有し、その弁体の動作をもって上記一対の流体圧室のうち少なくとも一方の圧力を制御する制御弁と、
上記吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも上流側の圧力を上記制御弁に導入する上流側圧力導入路と、
上記吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも下流側の圧力を上記制御弁に導入する下流側圧力導入路と、
上記両圧力導入路同士をメータリングオリフィスを介さずに連通させるバイパス通路と、
上記バイパス通路の通路断面積を制御する電磁弁と、
上記両圧力導入路のうち少なくとも一方に設けられ、その圧力導入路のうち上記バイパス通路との接続部分よりも上記吐出通路側に配置されたオリフィスと、
を備えていることを特徴とするベーンポンプ。 - 上記上流側圧力導入路にオリフィスが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
- 上記下流側圧力導入路にオリフィスが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
- 上記電磁弁および制御弁をそれぞれ構成する両弁体が当該両弁体の軸方向に沿って移動可能にそれぞれ設けられていて、
上記電磁弁および制御弁は、上記両弁体の移動方向が互いに略平行となり、且つ上記両弁体の移動方向と直交する方向で互いにオーバーラップするようにそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項4に記載のベーンポンプ。 - 上記電磁弁は、その電磁弁を構成する弁体が上記バイパス通路に対して略平行な方向に移動可能となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
- 上記電磁弁は、その電磁弁を構成する弁体が上記バイパス通路に対して略直交する方向に移動可能となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
- 上記電磁弁は、上記両圧力導入路のうちの一方と上記バイパス通路との接続部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
- 上記ポンプボディは、上記制御弁と電磁弁がそれぞれ設けられた第1ハウジングと、第2ハウジングと、に分割形成され、
上記両圧力導入路はその一端が第1ハウジングの一側面に開口するようにそれぞれ形成されていて、その両圧力導入路の一端の開口を上記第2ハウジングをもってそれぞれ閉塞してあることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。 - 上記電磁弁によって制御されるバイパス通路の最大通路断面積が、上記メータリングオリフィスの通路断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
- 車両のパワーステアリング装置の動力源として用いられるベーンポンプの吐出量を制御するための制御方法であって、
上記ベーンポンプは、
ポンプボディに回転自在に支持された駆動軸と、
上記ポンプボディ内に収容され、上記駆動軸に対する偏心量が増減する方向へ移動可能に設けられたカムリングと、
そのカムリングの内周側に配置され、上記駆動軸によって回転駆動されるロータと、
上記ロータに複数形成されたスロットにそれぞれ出没自在に収容され、上記カムリングとロータの間に複数のポンプ室を形成する複数のベーンと、
上記ポンプ室内からポンプボディ外に作動流体を吐出するための吐出通路と、
上記カムリングの外周側に配設され、そのカムリングの移動方向両側に一対の流体圧室を隔成するシール部材と、
上記吐出通路の途中に設けられたメータリングオリフィスの上、下流側の圧力差に応じて動作する弁体を有し、その弁体の動作をもって上記一対の流体圧室のうち少なくとも一方の圧力を制御する制御弁と、
上記吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも上流側の圧力を上記制御弁に導入する上流側圧力導入路と、
上記吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも下流側の圧力を上記制御弁に導入する下流側圧力導入路と、
上記両圧力導入路同士をメータリングオリフィスを介さずに連通させるバイパス通路と、
上記両圧力導入路のうち少なくとも一方に設けられ、その圧力導入路のうち上記バイパス通路との接続部分よりも上記吐出通路側に配置されたオリフィスと、
を備えていて、
車両の運転状態に応じて上記バイパス通路の通路断面積を変化させることを特徴とするベーンポンプの制御方法。 - 上記ベーンポンプは、電磁アクチュエータをもって弁体を駆動することにより上記バイパス通路の通路断面積を制御する電磁弁を有していて、
車両の運転状態に応じて上記電磁アクチュエータへの通電量を変化させることを特徴とする請求項10に記載のベーンポンプの制御方法。 - 上記電磁弁は、電磁アクチュエータへの通電量の増大に伴って上記バイパス通路の通路断面積が増大するようになっていることを特徴とする請求項11に記載のベーンポンプの制御方法。
- 操舵角速度に応じて上記電磁アクチュエータへの通電量を変化させることを特徴とする請求項12に記載のベーンポンプの制御方法。
- 上記電磁弁は、電磁アクチュエータに通電していないときに上記バイパス通路の通路断面積を最小にするようになっていることを特徴とする請求項11に記載のベーンポンプの制御方法。
- 上記電磁弁によって制御される上記バイパス通路の最大通路断面積が、上記メータリングオリフィスの通路断面積よりも小さいことを特徴とする請求項11に記載のベーンポンプの制御方法。
- 車両のパワーステアリング装置の油圧源として用いられるベーンポンプであって、
ポンプボディに回転自在に支持された駆動軸と、
上記ポンプボディ内に収容され、上記駆動軸に対する偏心量が増減する方向へ移動可能に設けられたカムリングと、
そのカムリングの内周側に配置され、上記駆動軸によって回転駆動されるロータと、
上記ロータに複数形成されたスロットにそれぞれ出没自在に収容され、上記カムリングとロータの間に複数のポンプ室を形成する複数のベーンと、
上記ポンプ室内からポンプボディ外に作動流体を吐出するための吐出通路と、
上記カムリングの外周側に配設され、そのカムリングの移動方向両側に一対の流体圧室を隔成するシール部材と、
上記吐出通路の途中に設けられたメータリングオリフィスの上、下流側の圧力差に応じて動作する弁体を有し、その弁体の動作をもって上記一対の流体圧室のうち少なくとも一方の圧力を制御する制御弁と、
上記吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも上流側の圧力を上記制御弁に導入する上流側圧力導入路と、
上記吐出通路のうちメータリングオリフィスよりも下流側の圧力を上記制御弁に導入する下流側圧力導入路と、
上記両圧力導入路同士をメータリングオリフィスを介さずに連通させるバイパス通路と、
電磁アクチュエータをもって弁体を駆動することにより上記バイパス通路の通路断面積を制御する電磁弁と、
上記両圧力導入路のうち少なくとも一方に設けられ、その圧力導入路のうち上記バイパス通路との接続部分よりも上記吐出通路側に配置されたオリフィスと、
車両の走行状態に応じて上記電磁アクチュエータへの通電量を制御する通電制御手段と、
を備えていることを特徴とするベーンポンプ。 - 上記電磁弁は、電磁アクチュエータへの通電量の増大に伴って上記バイパス通路の通路断面積が増大するようになっていることを特徴とする請求項16に記載のベーンポンプ。
- 上記通電制御手段は、操舵角速度に応じて上記電磁アクチュエータに対する通電量を制御するようになっていることを特徴とする請求項17に記載のベーンポンプ。
- 上記電磁弁は、電磁アクチュエータに通電していないときに上記バイパス通路の通路断面積を最小にするようになっていることを特徴とする請求項16に記載のベーンポンプ。
- 上記電磁弁によって制御される上記バイパス通路の最大通路断面積が、上記メータリングオリフィスの通路断面積よりも小さいことを特徴とする請求項16に記載のベーンポンプ。
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|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014066184A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 可変容量型ポンプ |
| JP2018013070A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | マツダ株式会社 | エンジンのオイル供給装置 |
| CN111609165A (zh) * | 2019-02-25 | 2020-09-01 | 江门市新会区进宾科技有限公司 | 一种比例流量阀 |
-
2008
- 2008-03-04 JP JP2008052838A patent/JP2009209749A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2018013070A (ja) * | 2016-07-20 | 2018-01-25 | マツダ株式会社 | エンジンのオイル供給装置 |
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