本発明に関連する基板移載装置が開示された文献として特開平8−274142号公報(特許文献1)が挙げられる。この公報はインライン式成膜装置を開示している。当該成膜装置は、成膜室やその他の処理室等として機能する複数の真空室を含み、複数の真空室を連続して直列的にかつリング状に接続することによって多角形のリング形状の搬送路が形成され、この搬送路において角の部分に回転機構を備える回転真空室を設けたことで特徴づけられている。この公報の図1に、外部からインライン式成膜装置内へ未処理の基板を搬入する基板仕込(搬入)装置と、成膜装置内から外部へ処理済みの基板を搬出する基板回収(搬出)装置が示されている。基板仕込装置で、成膜装置内に搬入された基板は、キャリアに搭載され、多角形リング状の搬送路に沿って例えば時計回りで移動し、各真空室で必要な処理を受ける。そしてそれらの処理が完了した後、基板回収装置によって外部へ搬出される。
上記の基板仕込装置と基板回収装置は、基板を移載するための機構(以下「基板移載機構」という)を備え、基板移載装置として機能している。ここで「基板移載装置」とは、複数枚(例えば25枚)の基板を搭載した基板カセットから例えば2枚ずつ基板を取り出し、この2枚の基板を、インライン式成膜装置の各成膜処理室内を移動するキャリアに備えられた例えば2つの基板取付け用ホルダの各々に取り付ける動作、またはその逆の動作を行う装置である。
基板移載装置による基板の取出し・取付けの動作では、例えば、基板カセットからの基板のピックアップ(拾い上げ)、移動、ホルダへの載置という動作が行われる。基板移載装置では、このような動作を行うための機構部分、すなわちアーム機能を有したロボットが設けられている。さらに上記の場合に、特に、移載の対象となる基板は、円板状で、かつ中心部に例えば円形の孔(以下「センタ孔」という)を有する基板であるという特徴を有する。上記の基板の移載では、基板のピックアップの際に、このセンタ孔が引掛け部として利用される。さらに図面を利用して従来の基板移載装置を具体的に説明する。この説明では図6〜9が参照される。
図6は前述のインライン式成膜装置における基板仕込装置および基板回収装置の部分の平面図であり、この図では基板仕込装置および搬送路の一部の内部構造が概略的に示されている。搬送路の一部を形成する真空室100には基板仕込装置101と基板回収装置102が接続されている。基板仕込装置101と基板回収装置102は基本的に同じ構成を有しているので、図では基板仕込装置101の内部構造のみが示されている。基板仕込装置101における基板仕込動作と基板回収装置102における基板回収動作は逆の動作となっている。以下の説明では、基板仕込装置101の基板仕込動作(基板搬入動作)を説明することにより、従来の代表的な基板移載装置としての移載動作を説明する。
搬送路としての真空室100は、両側に設けられた真空室103に接続され、これらの真空室103を介して多角形のリング形状の搬送路を形成する真空室104につながっている。真空室100と真空室103の間にはゲートバルブ105が設けられている。搬送路を形成する複数の真空室103では成膜に関連する処理が行われる。106は、基板を搭載し、搬送路を移動して基板を搬送するキャリアである。キャリア106は矢印107の方向に移動する。真空室103は多角形の搬送路の角部に位置する真空室である。真空室103の内部には回転機構が内蔵されている。この回転機構によって、搬送路を移動するキャリア106の移動方向が変更される。真空室103の回転機構および多角形状の搬送路の具体的な構造例は例えば前述の特開平8−274142号公報に開示されており、ここでは詳細な説明を省略する。
真空室100に接続された基板仕込装置101は、1つの真空室108と2つの補助真空室109,110から構成される。真空室108は上記の真空室100に通じており、かつ基板仕込動作を行うロボット111が内蔵されている。補助真空室109,110は、ゲートバルブ112,113を介して真空室108に接続されている。図6でゲートバルブ112は開いた状態にあり、ゲートバルブ113は閉じた状態にある。補助真空室109,110にはさらに外側に通じる搬入用扉のゲートバルブ114,115が設けられている。このゲートバルブ114,115を通して処理前の基板が補助真空室109,110に導入される。補助真空室109,110には、例えば25枚の基板116を立てた状態で平行に中心軸を一致させて1列に並べて搭載する基板カセット117が配置される。
基板カセット117は補助真空室内109,110に固定されている。基板のみが補助真空室109,110に導入される。補助真空室109,110の各々では、内外の圧力の調整、ゲートバルブ114,115を開くことによる大気への開放、25枚の未処理基板の導入、ゲートバルブ114,115を閉じて真空排気、ゲートバルブ112,113を開いてロボット111による移載動作等が繰り返される。補助真空室109,110は交互に使用される。ロボット111は、先部アーム118の先端に形成した基板ピックアップ部119で、矢印120のごとく移動して2枚の基板116を基板カセット117から取り出し、矢印121のごとく回転動作を行い、さらに矢印122のごとく先部アーム118を移動させてキャリア106のホルダの所定の個所に2枚の基板116の各々を別々に取り付ける。
上記において、補助真空室109,110の各々、搬送路を形成する真空室100およびロボット111を備えた真空室108は、それぞれ、望ましいタイミングで、所要の真空レベルまで真空排気される。真空排気装置は各真空室の下側に設けられている。ここでは真空排気装置の図示および説明は、良く知られたものとして省略する。
図7に基板カセット117の一例を示す。基板カセット117は実質的に平行に配列された4本のロッド(棒状部材)130で形成されている。4本のロッド130は、その両端部が、図7に示された位置関係を満たすような状態で、端部フレームで連結されている。図7では、説明の便宜上、端部フレームの図示を省略している。4本のロッド130で構成される基板カセット117は、図7において少なくとも手前側の端部が開放された状態にある。4本のロッド130の各々の周面の少なくとも内側の個所には軸方向に25個の溝(図示せず)が所定の等間隔(例えばd)で形成されている。これらの溝は基板116を支持するためのものである。これにより、25枚の基板116が4本のロッド130、すなわち基板カセット117によって支持されている。4本のロッド130は、基板116に対して、その下半分の側で基板を支持するような位置関係に保持されている。このため、基板カセット117において、25枚の基板116は、間隔dにて等間隔で、平行に、かつ一列状に配列されている。なお基板116は、センタ孔116aを有する磁気ディスクや光ディスク等のごとき円板状基板の基板である。本発明の関係では、センタ孔116aは引掛け部として利用されるので、基板116がセンタ孔116aを有していることは必須の要件である。上記のごとく基板カセット117に搭載された基板116を、ロボット111は2枚ずつピックアップする。ロボット111の先部アーム118の先端には間隔dの2本の溝131が形成されている。これらの溝131の各々で基板116をピックアップする。この溝131が前述のピックアップ部119を形成している。
ロボット111の外観は図8に示される。ロボット111は、基台141の上に回転軸142を備え、回転軸142の上端に基部アーム143が固定されている。基部アーム143は回転軸142の周りに自在に回転する構造を有する。基部アーム143の外側端部には中間アーム144が自在に回転するように取りつけられている。さらに中間アーム144の外側端部には上記の先部アーム118が自在に回転するように設けられている。先部アーム118は、厳密に述べると、その基の部分は高い強度を有するように大きな形態(118a)で形成されており、先の部分は前述の基板116のセンタ孔116aに挿入できるように細い形態(118b)で形成されている。先部アーム118の先端上面には上記ピックアップ部119(2つの溝131)が形成されている。先部アーム118のピックアップ部119は、ロボット111の全体の動作に基づいて、前述した矢印120,121のごとく自在に移動させられる。
キャリア106は図9に示される。キャリア106は、基板116を搭載するための2つのホルダ151と、これらのホルダを備えたスライダ152とから構成される。キャリア106は、全体として板状の形態を有し、かつ縦置きの状態で用いられている。2つのホルダ151の各々には円形の孔151aが形成されている。基板116は立てた状態でこの孔151aに取りつけられる。孔151aには、通常、基板を押さえるための例えばフィンガ状のバネ部材(図示せず)が付設されている。スライダ152の下部にはN極とS極の磁石153が交互に配置されている。真空室100の床の下側に設けられた磁気結合を利用した回転駆動機構によってスライダ152は矢印107のごとく移動させられる。
前述した図6〜9を参照して上記構成を有する従来の基板仕込装置101の基板仕込動作を説明する。図6は、補助真空室109の基板カセット117に25枚の基板116がセットされた状態において、補助真空室109が所要の真空状態に排気され、ゲートバルブ112が開いて、ロボット111によって、補助真空室109内の基板カセット117から基板116が2枚ずつ取り出され、真空室108内で移動するキャリア106の2つのホルダ151の各々に順次に取り付ける様子が示されている。ロボット111は、その先部アーム118の先端に形成されたピックアップ部119で2枚の基板116が、センタ孔116aを引掛け部として利用して、同時に基板カセット117から取り出され、キャリア106の2つのホルダ151のそれぞれに1枚ずつ取り付けられる。ロボット111のピックアップ部119では、2枚の基板116を前後の方向に並べて保持する。こうして、真空室108のロボット111によって、補助真空室109にセットされた基板カセット117における25枚の基板116が、真空室106へ次々に移動してくるキャリア106のホルダへ2枚ずつ移載される。その間に、他方の補助真空室110は、いったん大気に開放され、搬入用扉であるゲートバルブ115を介して未処理の基板が導入される。補助真空室109の基板カセット117に対するロボット111の移載動作が完了した後には、補助真空室109のゲートバルブ112が閉じられ、さらに補助真空室110のゲートバルブ113を開いて、ロボット111は、基板カセット117における新たに導入された25枚の基板116に対して前述と同様な基板の移載を継続する。
基板回収装置102では、基板仕込装置101での基板移載動作とは反対の動作が行われるだけで、構成は実質的に同じである。そこで、基板回収装置102において真空室、2つの補助真空室、ゲートバルブ等には同一の符号が付されている。
前述した従来の基板仕込装置101による基板の移載動作では、ロボット111によってキャリア106のホルダ151へ2枚の基板116を1枚ずつ取り付けるので、この取付け動作を2度行うことが必要である。基板カセット117から2枚の基板116を同時にピックアップしたロボット111は、キャリア106に対して基板の取付け動作を2度行わないと、次のキャリアに対して基板を取り付ける動作を行うことができない。従って、インライン式成膜装置において、被処理物である基板を搭載したキャリアの搬送速度がロボット111の基板移載の動作速度で律速され、その結果、成膜装置の全体のスループットが低減され、装置全体の生産能力が制限されるという問題を有していた。このような問題を解決するためには、従来の基板移載の構成を利用する限り、ロボット111の動作速度をさらに高めることが必要である。しかしながら、ロボット自体の動作速度をさらに高めることは、現状では限界に達しており、困難な状況にある。
本発明の目的は、上記の問題に鑑み、ロボットの動作速度を変えることなく、例えばキャリア上のホルダへの基板取付け方を改良することにより、単位時間当たりの基板移載量を増大し、基板処理装置の処理能力を高めるようにした基板処理装置の基板移載装置を用いた基板の成膜方法及び、該基板の成膜方法によって製造された円板状基板に関するものである。
本発明に係る基板処理装置の基板移載装置を用いた基板の成膜方法及び、該基板の成膜方法によって製造された円板状基板は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
請求項1に係る基板移載装置を用いる基板の成膜方法:この基板の成膜方法に用いられる基板移載装置は、前提の構成として、多角形リング状に配置されかつ直列に接続されると共にそれぞれ真空環境で基板に対して処理を行う複数の真空室と、これらの真空室を貫くように設けられ前述の多角形リング状と同じ形状の搬送路を形成する搬送系と、基板処理面を搬送方向の側方に向けて少なくとも2枚(好ましくは2枚)の基板を保持する複数のキャリアとを備えて成り、さらに搬送系により複数のキャリアが上記搬送路に沿って移動し、その移動の際に、例えば停止状態で、複数の真空室のそれぞれでキャリア上の少なくとも2枚の基板が処理を受けるように構成された基板処理装置に付設されるものである。基板処理装置としては代表的にはインライン式成膜装置である。なお本請求項に係る基板の成膜方法に用いられる基板移載装置の適用範囲は、これに限定されるものではない。さらに上記基板移載装置は、特徴的構成として、外部側に配置され、それぞれ複数枚の前記基板が搭載可能で、並列に並べられた複数の第1基板カセットを設ける第1真空室(補助真空室17)と、搬送路に沿ってキャリアが移動する搬送用真空室(真空室10c)に通じると共に、第1真空室側に配置された基板搬送用の第1ロボット(ロボット25)と、搬送用真空室側に配置された基板搬送用の第2ロボット(ロボット26)と、第1ロボットと第2ロボットの間に配置され、複数枚(好ましくは25枚)の基板が搭載可能で並列に並べられた複数の第2基板カセットとを設ける第2真空室(真空室16)と、を備え、第1のロボットは、第1の基板カセットに搭載された複数枚の基板を搬送用真空室内に保持した状態で待機する動作が可能であり、第1のロボットが、第2の基板カセットに複数枚の基板を受け渡し完了前に、第1の基板カセットの交換作業が可能に構成されている。並列の複数の第2の基板カセットは、通常、第1基板カセットと実質的に同一の構造を有している。また基板はセンタ孔を有する円板状の基板である。基板のセンタ孔は、ピックアップの動作の際に引掛け部として利用される。
上記の構成では、さらに実際のところ、第1ロボットによって基板カセットに搭載されたすべての基板を同時に移動できるように構成し、第2ロボットで例えばキャリアに設けた基板のホルダのすべてに同時に基板を取り付けることができるように構成される。従って上記構成によれば、第2ロボットを利用して同時に移載(ホルダへの基板取付けまたはホルダからの基板取外し)できる基板の枚数を増すように構成することを可能にし、これにより基板移載装置による単位時間当たりの基板移載量を増大し、基板の搬送系による基板搬送能力を向上し、基板処理装置による成膜等の処理能力を高めることが可能になる。
第2の請求項に係る基板移載装置を用いる基板の成膜方法:この基板の成膜方法に用いられる基板移載装置は、前提の構成として、多角形リング状に配置されかつ直列に接続されると共にそれぞれ真空環境で基板に対して処理を行う複数の真空室と、これらの真空室を貫くように設けられ前述の多角形リング状と同じ形状の搬送路を形成する搬送系と、基板処理面を搬送方向の側方に向けて少なくとも2枚(好ましくは2枚)の基板を保持する複数のキャリアとを備えて成り、さらに搬送系により複数のキャリアが上記搬送路に沿って移動し、その移動の際に、例えば停止状態で、複数の真空室のそれぞれでキャリア上の少なくとも2枚の基板が処理を受けるように構成された基板処理装置に付設されるものである。基板処理装置としては代表的にはインライン式成膜装置である。なお本請求項に係る基板の成膜方法に用いられる基板移載装置の適用範囲は、これに限定されるものではない。さらに上記基板移載装置は、特徴的構成として、外部側に配置され、それぞれ複数枚の基板が搭載可能で、並列に並べられた複数の第1基板カセットを設ける第1真空室と、搬送路に沿ってキャリアが移動する搬送用真空室に通じると共に、第1真空室側に配置された基板搬送用の第1ロボットと、搬送用真空室側に配置された基板搬送用の第2ロボットと、第1ロボットと第2ロボットの間に配置され、複数枚の前記基板が搭載可能で並列に並べられた複数の第2基板カセットとを設ける第2真空室と、を備え、第1真空室は外部へ処理済み基板を搬出する搬出室として使用され、第2ロボットは、搬送用真空室に存在するキャリアの複数のホルダから処理済みの基板を同時に取り外し、並列な複数の第2基板カセットのそれぞれへ載置し、これを繰返して第2基板カセットを充填し、第1ロボットは、複数の第2基板カセットに搭載されたすべての処理済み基板を同時に並列な複数の第1基板カセットに移動して搭載し、複数の第1基板カセットに搭載された処理済み基板は外部へ搬出され、第1のロボットは、第2の基板カセットに搭載された複数枚の基板を搬送用真空室内に保持した状態で待機する動作が可能であり、第1のロボットが複数枚の基板を搬送用真空室内に保持している状態で、第2のロボットは、第2の基板カセットに基板を回収する動作が可能に構成されている。
すなわち、この基板の成膜方法に用いられる基板移載装置は上記構成において、基板回収装置として構成される。当該基板移載装置では、第1真空室は外部へ処理済み基板を搬出する搬出室として使用され、第2ロボットは、搬送用真空室に存在するキャリアの複数のホルダから処理済みの基板を同時に取り外し、並列な複数の第2基板カセットのそれぞれへ載置し、これを繰り返して第2基板カセットを充填し、第1ロボットは、複数の第2基板カセットに搭載されたすべての処理済み基板を同時に並列な複数の第1基板カセットに移動して搭載し、複数の第1基板カセットに搭載された処理済み基板は外部へ搬出されるように構成される。
第3の請求項に係る基板移載装置を用いる基板の成膜方法:この基板の成膜方法に用いられる基板移載装置では、上記の請求項1に関する基板仕込装置の構成においては、第1真空室は外部からの未処理基板の搬入室として使用され、並列な複数の第1基板カセットには未処理基板が搭載され、第1ロボットは複数の第1基板カセットに搭載されたすべての未処理基板を同時に並列な複数の第2基板カセットに移動して搭載し、第2ロボットは複数の第2基板カセットのそれぞれから手前側の1枚の基板を同時に取出し、搬送用真空室に存在するキャリアの複数のホルダに同時に取り付けるように構成される。
第4の請求項に係る基板移載装置を用いる基板の成膜方法:この基板の成膜方法に用いられる基板移載装置は上記の基板仕込装置の構成において、好ましくは、第1基板カセットおよび第2基板カセットは2列の並列状態で配置されると共にキャリアは2台のホルダを有し、第1ロボットは二股状先部アームに2本の基板支持ロッドを有すると共に、第2ロボットは二股状先部アームに2つの基板支持ブロックを有するように構成される。
第5の請求項に係る円板状基板は、上記の基板の成膜方法によって製造された円板状基板である。
以上の説明で明らかなように、例えば成膜装置のような基板処理装置に付設される基板仕込装置や基板回収装置等の基板移載装置において、真空室と補助真空室をそれぞれ一室設け、補助真空室には例えば2列の並列な基板カセットを設け各基板カセットにはセンタ孔を有する例えば25枚の円形基板が配置され、真空室には、例えば、すべての基板を第2の基板カセットへ移動する第1のロボットと、第2の基板カセットと、第2の基板カセットから複数枚の基板を同時にピックアップしキャリアの複数のホルダに同時に取り付ける第2のロボットを設け、所定の同期関係の下で動作させるように構成したため、基板の搬入あるいは搬出の搬送動作の処理能力を高めることができ、基板処理装置の生産能力を高めることができる。
以下に、本発明に係る基板の成膜に用いられる基板処理装置の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る基板の成膜に用いられる基板移載装置が付設される基板処理装置の全体の平面図の一例を示す。この基板処理装置10は、例えば、従来技術で述べたところのインライン式成膜装置(以下では簡略して「成膜装置10」という)である。成膜装置10は、図1中手前側に基板仕込装置11と基板回収装置12を備えている。基板仕込装置11は成膜装置10に対して矢印13のごとく未処理の基板を搬入する装置である。基板回収装置12は成膜装置10から処理済みの基板を矢印15のごとく搬出する装置である。基板仕込装置11と基板回収装置12は、接近した個所で並列に設けられ、いずれも後述するごとき基板を移載する動作を行うものである。ただし基板仕込装置11と基板回収装置12での基板移載動作は逆になっている。以下の説明では、基板仕込装置11の構成と動作を中心に本発明に係る基板移載装置の構成と移載動作を説明する。
成膜装置10は、複数の真空室10a,10b,10cを含んで構成され、全体として多角形のリング形状を形成するように直列的に真空室が並べられた成膜装置である。これらの複数の真空室によって例えば4角形の搬送路10dが形成される。点線で描かれた搬送路10dはキャリアが移動するルートであり、この搬送路10dに沿ってキャリアは移動する。この実施形態において、キャリアは、図9で示した縦型のキャリアと実質的に同じものである。従ってこの実施形態の説明でも同一の符号を用いて説明を行う。このキャリア106によって、その2つのホルダ151の各々の基板取付け孔151aに基板が縦置きで搭載され、成膜等の処理が施される基板(前述の基板116)の両面が搬送方向の側方を向くような状態で搬送路10dに沿って搬送される。4つの真空室10aの各々は、多角形のリング形状に形成された成膜装置において4つの角部の各々に位置する回転室であり、その内部にはキャリアの移動方向を90°変更するための回転機構が設けられている。また各辺に相当する部分に位置する複数の真空室10bは成膜等を行うための処理用真空室であり、例えばカソード機構やターゲット等のスパッタリング装置を備えている。真空室10cは搬送路の一部を形成し、ここにおいてキャリア106に対して未処理の2枚の基板の搭載、およびキャリア106からの処理済みの2枚の基板の取出しが行われる。
図2は真空室10cと基板仕込装置11の内部構造を示した平面図である。基板仕込装置11と実質的に同じ内部構造を有する基板回収装置12の内部は示されていない。また真空室10a,10bは想像線で描かれている。基板仕込装置11はそれぞれ1つの真空室16と補助真空室17を備えている。真空室16と補助真空室17の間の境界部にはゲートバルブ18が設けられている。通常、ゲートバルブ18は閉じ、真空室16と補助真空室17は隔離されている。基板の出し入れを行うときにゲートバルブ18は開かれる。真空室16と補助真空室17はそれぞれ独自にその下部に真空排気装置を備えている。真空室16は、搬送路の一部をなす真空室10cに常に通じている。この実施形態では、一例として、真空室16と真空室10cの各空間は同じ空間となっているので、同じ真空排気装置で排気されることになる。なお真空室10cについては、基板仕込装置11に対応する部分と基板回収装置12に対応する部分を区画し、その間にゲートバルブを介してクリーニング装置の真空室を設けるように構成することもできる。クリーニング装置では成膜装置を巡回してきたキャリアやホルダの汚れを除去する。補助真空室17にはさらに他のゲートバルブ19が設けられている。このゲートバルブ19は、外部から基板仕込装置11の中に未処理の基板を導入するときに使用される。
搬送路の一部をなす真空室10cは、その両側で、前述の通り、回転機構を内蔵する真空室10aとゲートバルブ20,21を介して接続されている。ゲートバルブ21が開くことによりキャリア106が真空室10cに移動してくる。前述の通りキャリア106の移動は各真空室の床の下側に設けられた磁気結合を利用した駆動機構に基づいて行われる。搬送路では、複数台のキャリア106が所定の間隔で一列に並んで移動する。図2では真空室10cの中に2台のキャリア106が入ってきている。矢印22はキャリア106の移動方向を示している。真空室10cからキャリア106が出ていくときにはゲートバルブ20が開くことになる。
補助真空室17には、平行な状態で2台の基板カセット23,24が設置されている。基板カセット23,24の各々は前述の基板カセット117と実質的に同じものである。基板カセット23,24は所定の間隔に保持されるように、その両端部が端部フレーム等(図示せず)で固定されている。端部フレームは任意のものを用いることができる。基板カセット23,24と端部フレームによってカセットユニットが構成される。各基板カセット23,24には例えば25枚の基板が並べられている。基板は従来技術で説明された基板116と同じであるので、この実施形態の説明でも同一の符号を用いて説明する。並列な2つの基板カセット23,24の各々における基板116の並べ方は、実質的に図7などに示されたものと同じである。また基板116は、従来の技術で説明した通り、形態的にはセンタ孔116aを有する円板状の基板である。補助真空室17は、従来装置では2つ用意されたが、本実施形態では1つしか設けられない。その代わりに、1つの補助真空室内に基板カセット(23,24)が2つ並列に設けられている。
真空室16の内部には、基板移動(基板搬送)に用いられる2台のロボット25,26と、2つの基板カセット27,28からなるカセットユニットとが設けられている。このカセットユニットは構造の点で前述のカセットユニット(基板カセット23,24からなる)と同じものであり、ロボット25,26の間の中間位置に設けられている。基板カセット27,28のそれぞれは前述の基板カセット23,24と同じ構造を有している。またロボット25は補助真空室17に近づけて設置されている。ロボット25は、補助真空室17内の基板カセット23,24に配置された基板116を、25枚ずつまとめて50枚、同時に、真空室16内の基板カセット27,28に移動させるための基板移動用ロボットである。またロボット26は真空室10cに近づけて設置されている。ロボット26は、真空室16内に設けられた基板カセット27,28に配置された基板116において手前側の基板を1枚ずつ、全部で2枚同時に取出し、これらの2枚の基板116をキャリア106上の2つのホルダ151に同時に取り付けるための基板移動用ロボットである。ロボット25,26は、機構に関して基本的に同じ構成を有し、それぞれ3つのアームで構成されている。ロボット25,26で異なる部分は、先端アームの構成、それによって運ばれる基板の数および運び方である。ロボット25,26の各々の構成は後で詳細に説明される。
図3に基板カセット23,24,27,28の平面図(A)と側面図(B)を示す。図3では、基板カセットに符号30を付し、並列に並べられた2つの基板カセット30で作られるカセットユニットに符号31を付している。基板カセット30は、従来技術でも説明した通り、平行な4本のロッド32,33,34,35で構成される。ロッド32〜35は、基板116の中心軸を表す線116bよりも下側の位置に配置されており、下側に位置するロッド32,33と上側に位置するロッド34,35に設定されている。ロッド32〜35はすべて丸棒状であり、かつその表面の円周方向に例えば断面がV字形の溝37が例えば25個分形成されている。このV字溝によって各基板116は支持され、基板カセット30に25枚の基板116が搭載される。図3で、基板116は想像線で25枚が並べられた状態が示されている。4本のロッドの図3中左右の端部は端部プレート38,39に固定されている。図3で、さらに40は端部プレート38,39を固定するベース材であり、ベース材40はネジ等で真空室の床部41に固定されている。端部プレート38,39は、基板116のセンタ孔116aの周辺部分から基板上方部分が開放されるように形成されている。基板カセット30は、例えば25枚の基板116をその中心軸の方向に平行に一列に並べることができれば足り、その構成は図示のものに限定されず、任意の構成を採用することができる。この実施形態では、4本のロッド32〜35を平行に配置することで基板カセット30を実現し、さらに基板カセット30を並列に並べることによりカセットユニット31を実現している。
次に図4を参照してロボット25について説明する。図4で(A)はロボット25の平面図、(B)はその側面図を示す。ロボット25は多関節アームの構造を有し、先端部で所定枚数(この例では左右の合計で50枚)の基板116を移動させる機能を有している。多関節アームの構造部分は、基部アーム51と中間アーム52と先部アーム53とから構成されている。ロボット25では、真空室16の床部に固定されたベース54の上に基部アーム51がその軸51aの周りに自在に回転できるように設けられ、基部アーム51に対して中間アーム52がその軸52aの周りに自在に回転できるように設けられ、中間アーム52に対して先部アーム53がその軸53aの周りに自在に回転できるように設けられている。中間アーム52と先部アーム53の間には仲介部材54が設けられている。先部アーム53は仲介部材54にネジ55で固定されている。また上記多関節アームはその高さも変えることができるように構成されている。基部アーム51と中間アームは52は所要の長さを有するアーム部材として形成されている。先部アーム53は、その平面形状において、V字形に類似した二股形状に形成されている。先部アーム53の二股部の各先部にはボルト56で基板支持ロッド57が固定されている。二股状の先部アーム53において、基板支持ロッド57は左右位置で平行に2本設けられる。また2本の基板支持ロッド57の中心線の間隔は、前述のカセットユニット31において、並列に配置された2つの基板カセット30の各々における基板の中心線の間隔とほぼ等しい。基板支持ロッド57の上面には、25個の溝が形成されるよう複数の凸部57aが形成されている。凸部57aは好ましくはその頂部が湾曲になるように形成されている。1本の基板支持ロッド57には、26個の凸部57aで形成された25個の溝で25枚の基板116が同時に支持されることになる。説明の便宜上、図4(A)では先端と後端に位置する2枚の基板116のみが示され、図4(B)では先端に位置する1枚の基板116のみが示されている。従って2本の基板支持ロッド57を備える先部アーム53によれば、50枚の基板を同時に移動させることができる。
次に図5を参照してロボット26について説明する。図5で(A)はロボット26の平面図、(B)はその側面図を示す。ロボット26は、ロボット25と同様に、多関節アームの構造を有し、先端部で所定枚数(この例では左右の合計で2枚)の基板116を移動させる機能を有している。図5に示されたロボット26において、ロボット25で説明した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略すると共に、その特徴的な構成を主に説明する。ロボット26も、基部アーム51と中間アーム52と先部アーム53とからなる多関節アームを有する。二股形状を有する先部アーム53の二股部の各先部にはボルト56で基板支持ブロック61が固定されている。各基板支持ブロック61は、その上面に1つのV溝を有する形状を備えている。このV溝によって1枚の基板116が保持される。従って先部アーム53にはその左右の部分に2枚の基板が同時に支持され、これらを移動させることができる。2つの基板支持ブロック61の各中心線の間隔は、前述のカセットユニット31(この場合、基板カセット27,28からなるカセットユニット)において、並列に配置された2つの基板カセット30の各々における基板の中心線の間隔とほぼ等しい。先部アーム53の2つの基板支持ブロック61は、基板カセット27,28から2枚の基板116を取り出すときに、ピックアップ部として機能する。上記のごとく2つの基板支持ブロック61を備える先部アーム53によれば、2枚の基板を同時に移動させることができる。また基板支持ブロック61には例えばコイルスプリング等を利用した緩衝材62が設けられている。緩衝材62は2枚の基板116をキャリア106の2つのホルダ151の各孔151aに取り付けるときに、基板116等にダメージが生じないようにするための手段である。なお緩衝材62は必須のものではなく、省略することもできる。
以上の構成を有する基板仕込装置11に基づいて基板の仕込動作(基板カセットからキャリアのホルダへの移載動作)を説明する。基板仕込装置11の動作は、ゲートバルブの開閉動作、各真空室の真空排気動作、外部からの基板の搬入、ロボット25,26による基板の移動動作などからなる。これらの動作は、シーケンス制御を行うコントローラの制御に基づいて一定の同期関係の下で行われる。以下の説明では、コントローラとの関係は良く知られたものとして説明せず、一連の動作の内容を説明する。
基板仕込装置16では、最初、補助真空室17に付設されたベントバルブ(図示せず)から例えば窒素(N2 )ガスを導入して大気圧と等しくし、次にゲートバルブ19を開いて補助真空室17を大気に開放し、この状態で外部から50枚の未処理の基板116を導入し、補助真空室17に常設された基板カセット23,24に搭載する。基板カセット23,34のそれぞれには25枚ずつ基板116が搭載されている。次にゲートバルブ19が閉じられ、補助真空室17は所要レベルまで真空排気される。
次に境界部のゲートバルブ18が開かれる。ゲートバルブ18が開かれると、ロボット25は、全体として動作し、先部アーム53が基板カセット23,24上の基板116に向かうようにする。二股形状の先部アーム53に固定された2本の基板支持ロッド57が基板カセット23,24の各々に搭載された基板116のセンタ孔116aに位置合わせされ、各基板支持ロッド57が対応する基板カセットの25枚分の基板116のセンタ孔116aに挿入されるように先部アーム53を基板側に向かって移動させ、基板支持ロッド57に形成された25個のV溝と25枚の基板116との位置合わせを行って停止させる。その後、ロボット25は、基板支持ロッド57が上の方へ動くように動作し、左右の25枚の基板116、すなわち全部で50枚の基板116を同時に基板カセット23,24から持ち上げ、移動の上で周辺の部材に接触しないような状態で回転動作を行い、50枚の基板116を中間の場所に位置する基板カセット27,28のところまで運び、基板カセット27,28に位置合わせを行って搭載する。ロボット25はその後、元の待機位置に戻り、待機姿勢の状態に保持される。
次に、ロボット25が所定動作を完了したことの信号を受け取って、ロボット26が基板移動の動作を開始する。ロボット26は、基板カセット27,28に搭載された基板116に対して、先部アーム53の二股部の各先端に設けられた基板支持ブロック61が、基板のセンタ孔116aに対向するように動作する。各基板支持ブロック61は、基板カセット27,28の各々においてもっとも手前に位置する基板116のセンタ孔116aに挿入され、そのV溝で基板116を引掛け、それぞれ基板カセット27,28の手前側の1枚の基板(全部で2枚の基板)を同時に取り出す。その後、ロボット26はアーム機構全体で回転動作を行い、先部アーム53がキャリア106の方に向くように例えば180°回転して姿勢を変える。そして先部アームの二股部先端の2つの基板支持ブロック61の各々がキャリア106の2つのホルダ151の各々の孔151aに対向するように動作する。2つのホルダ151のセンタ孔151aと、2枚の基板116の位置が合わされた状態で、ロボット26は先部アーム53を前進させ、2枚の基板116を、2つのホルダ151の孔151aに取り付ける。その後、ロボット26は、反転動作を行い、基板カセット27,28の各々における残りの24枚の基板116に対して、前述と同様に2枚の基板を取出しのために動作する。この間、2枚の基板が搭載されたキャリア106は、開かれたゲートバルブ20を通して矢印22に示される方向に移動する。その後には、空の状態のホルダを備えた次のキャリア106が真空室10cの所定個所に到来している。この次のキャリアに対して、ロボット26は、次にピックアップした2枚の基板116を、前述と同様な動作で取り付ける。ロボット26は、基板カセット27,28の各々に搭載された基板に対して上記の動作を繰返し、次々に移動してくるキャリア106のホルダに2枚ずつ基板を取り付ける動作を行う。
ロボット26が上記の基板移動の動作を行っている間、適宜なタイミングで、補助真空室17は、前述した通り大気開放用バルブを開いて窒素ガスを導入した後にゲートバルブ19を開いて大気に開放され、未処理の50枚の基板が導入されて常設の基板カセットに搭載され、さらに真空排気される。補助真空室17の側での準備が完了した段階で、ゲートバルブ18が開いて、ロボット25が、基板カセット23,24に搭載された未処理の50枚の基板を、基板カセット27,28に移動できる態勢が作られる。ロボット26の側が、基板カセット27,28から最後の2枚の基板116を取り出した段階で、その状態の信号を受けたロボット25は、基板カセット27,28が空になった状態を確認し、前述した通り、基板カセット23,24から50枚の基板を同時に基板カセット27,28に移動させ、その後、再び待機姿勢の状態に保持される。さらに詳しく説明すると、ロボット25が基板カセット23,24から50枚の基板をとって旋回動作を行うと、ゲートバルブ18が閉まり、その後、補助真空室17では上記のごとき大気への開放が行われ、次の50枚の未処理基板を導入する準備が行われる。なお補助真空室17の外側には50枚の未処理基板を搬入されるためのロボット機構が設けられている。またロボット25は、基板カセット27,28に基板を配置するタイミングがくるまで50枚の基板を持ったまま待機しており、そして最後の取出し信号を受けてから、50枚の基板を基板カセット27,28に搭載する。以上のように構成することによって、補助真空室17は、基板116の受渡しタイミングに関係なく、真空排気・ベントなどの仕事を行うことができる。
以上のごとく、外部からの未処理の基板116の搬入、ロボット25,26による基板の移動を行うことによって成膜装置10の各キャリア106への基板の仕込動作(移載動作)が継続される。本実施形態によれば、補助真空室が一室であっても、これが律速せず、仕込動作の能力を2倍に高めることができる。すなわち、ロボット26によってキャリア106の2つのホルダ151に2枚の基板を同時に取りつけられるように構成し、ロボット26の動作能力で律速するようにしたため、仕込動作の能力を2倍に高めることができ、基板の搬送能力を2倍に高め、成膜装置10としての処理能力を2倍に高めることができる。
なお当然のことながら、成膜装置10での各真空室10bでの成膜処理のプロセスに関しても、処理能力向上の制限にならないように、成膜処理の効率が改善されている。
他方、基板回収装置12に関しても真空室16と1つの補助真空室17を備え、前述の基板仕込装置11と同じ構造で構成されている。ただし、基板回収装置12での基板116の回収動作は、成膜装置10で成膜処理が完了した基板116がキャリア106で真空室10cへ搬送され、ロボット26がキャリアのホルダから中間に位置する基板カセット27,28に2枚の基板を移動する。ロボット26がこれを繰返し、基板カセット27,28に50枚の基板が搭載された時点で、ロボット25が基板カセット27,28の50枚の基板を同時に補助真空室17の基板カセット23,24に移す。その間、ロボット26は、キャリア106から基板カセット27,28への基板の移動を繰り返している。補助真空室17の基板カセットに移動された成膜済みの基板は、補助真空室17を前述の通り大気に開放し、搬出用扉であるゲートバルブ19から外部へ搬出され、回収される。その後補助真空室17は閉じられ、所定レベルまで真空排気される。このように、基板回収装置12による基板回収動作も同様に補助真空室で律速されず、成膜装置10の生産能力の向上に寄与する。
上記の実施形態では、ロボット26による基板移動の動作は2枚を同時に移動するように構成したが、これに限定されない。例えば先部アームの形状を三股、四つ股等にすることにより、3枚あるいは4枚の基板を同時に取り出し、取り付けるように構成することもできる。かかる構成によれば、搬送能率、生産能率をさらに向上させることができる。