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JP2009208045A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒 Download PDF

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JP2009208045A
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Hisaya Kawabata
久也 川端
Masaaki Akamine
真明 赤峰
Masahiko Shigetsu
雅彦 重津
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Abstract

【課題】エンジンの冷間始動時であっても、HC成分を効率的に浄化できる排気ガス浄化用触媒を提供することを目的とする。
【解決手段】エンジンの排気通路に配設される排気ガス浄化用触媒3であって、ハニカム状担体と、前記ハニカム状担体のセル壁5表面に形成された、ゼオライトを含有するゼオライト層11と、触媒貴金属を含有する浄化層13と、前記ゼオライト層11と前記浄化層13との間に形成された、ジルコニウム(Zr)及びアルカリ土類金属を含むZr系複合酸化物を含有する酸化物層12とを備えることを特徴とする排気ガス浄化用触媒を用いる。
【選択図】図3

Description

本発明は、排気ガスに含まれる炭化水素(HC)等を浄化する排気ガス浄化用触媒に関する。
エンジンから排出される排気ガスを浄化する排気ガス浄化用触媒は、例えば、エンジン排気マニホールドの直下に配設されていることが多い。このことは、エンジンの冷間始動時等の排気ガス温度が低いときには、排気通路に設けられた排気ガス浄化用触媒に含まれる触媒貴金属が充分に活性化しておらず、HCや一酸化炭素(CO)の酸化反応、又は窒素酸化物(NOx)の還元反応等による排気ガスの浄化が起こりにくいためである。かかる位置に排気ガス浄化用触媒を配設することによって、可能な限り早期に排気ガス浄化用触媒中の触媒貴金属を活性化させることができ、HC等の未燃排気ガスの浄化を早期に開始させることができる。しかしながら、かかる位置に排気ガス浄化用触媒を配設しても、エンジン始動後、数秒から20秒くらいの間は、排気ガス浄化用触媒中の触媒貴金属がHC成分等を酸化できる温度に到達していないため、排気ガスを充分に浄化できないという問題があった。
この問題を解決するために、排気ガス浄化用触媒に、HC成分を吸着するゼオライトを含有させることが検討されている。ゼオライトは、結晶構造内に数Å〜数十Åの範囲において所定サイズの細孔を有し、該細孔にHC成分を吸着でき、さらに、ゼオライトを温めると、その吸着したHC成分を脱離することが知られている。したがって、ゼオライトを排気ガス浄化用触媒に含有させることによって、排気ガス温度が低いときには、排気ガス中のHC成分をゼオライトが吸着し、そして、排気ガス浄化用触媒が温められると、ゼオライトに吸着されていたHC成分が徐々に脱離して、活性化された触媒貴金属によって浄化されることが期待される。しかしながら、実際には、ゼオライトは、約60℃以下の低温でHC成分を吸着できるものの、排気ガス温度が250℃程度となったときには、吸着していたHC成分の大半が脱離されている。250℃程度の排気ガス温度では、排気ガス浄化用触媒中の触媒貴金属が充分に活性化されておらず、脱離したHC成分を充分に浄化できないという問題があった。
HC成分を一時的に吸着する排気ガス浄化用触媒の一例としては、例えば、特許文献1に、ゼオライトからなる吸着剤、Ag、Cu、Co、Ni、Sr及びMgの少なくとも1種を含む脱離温度向上成分、及び燃焼触媒活性成分を含む触媒組成物Aと、前記吸着剤及び燃焼触媒活性成分を含む触媒組成物Bとの混合体が、ハニカム担体上に担持されている排気ガス浄化用触媒が開示されている。
また、特許文献2には、排気ガス流路の上流側から下流側に向かって、Mg、Ca、Sr及びBaから選ばれるアルカリ土類金属とZrとを含むZr酸化物を含有する触媒を有する水素富化手段、NOx触媒、及びゼオライトを含む炭化水素吸着材層を有するHCトラップ触媒を順次配置してなる排気ガス浄化システムを開示している。
特開2004−8855号公報 特開2002−364343号公報
上記のようなHC成分を一時的に吸着する排気ガス浄化用触媒は、触媒貴金属がHC成分を浄化できる温度に到達するまで、HC成分が吸着されていることが求められる。
特許文献1によれば、SrやBa等の脱離温度向上成分の使用により、高級炭化水素の脱離温度を上昇させることができることが記載されている。しかしながら、ここでのSrやBa等の脱離温度向上成分は、SrやBa等を含有する溶液を用いてゼオライトに担持させていることから、ゼオライトに担持されている脱離温度向上成分は、SrOやBaO等のアルカリ土類金属の酸化物であると推察される。このようなアルカリ土類金属の酸化物は、排気ガスの空燃比がリッチ状態の場合には炭酸塩化合物となり、一方、排気ガスの空燃比がリーン状態の場合には硝酸塩化合物となる。したがって、エンジンを停止するときの排気ガスの空燃比に応じて、脱離温度向上成分の化合物種が異なり、脱離温度向上成分の化合物種によっては、次のエンジン始動時に脱離温度の向上を充分に果たせない場合がある。
また、特許文献2によれば、リーンバーン条件下において、排気ガス中のNOx及びHCをより効率的に浄化しうることが記載されている。しかしながら、アルカリ土類金属とZrとを含むZr酸化物を含有する触媒を有する水素富化手段と、ゼオライトを含む炭化水素吸着材層を有するHCトラップ触媒とが、NOx触媒を介する離間した配置であることから、Zr酸化物がHC成分に作用することによって、ゼオライトのHC脱離温度を向上させにくい。実際に、本願発明者等が、上記構成の触媒システムについて検討したところ、HC脱離温度の向上が多少見られたものの、HCトラップ触媒に備えられる三元触媒が充分に活性化するまで、HC成分の多くがゼオライトから脱離していた。
したがって、特許文献1に記載されている排気ガス浄化用触媒や特許文献2に記載されている排気ガス浄化システムでは、エンジンの冷間始動時等の排気ガス温度が低いときには、HC成分を充分に浄化できないという問題があった。
本発明は、エンジンの冷間始動時であっても、HC成分を効率的に浄化できる排気ガス浄化用触媒を提供することである。
本発明の排気ガス浄化用触媒は、エンジンの排気通路に配設される排気ガス浄化用触媒であって、ハニカム状担体と、前記ハニカム状担体のセル壁表面に形成された、ゼオライトを含有するゼオライト層と、触媒貴金属を含有する浄化層と、前記ゼオライト層と前記浄化層との間に形成された、ジルコニウム(Zr)及びアルカリ土類金属を含むZr系複合酸化物を含有する酸化物層とを備えることを特徴とする。
前記酸化物層に含有されるZr系複合酸化物は、アルカリ土類金属を含むので、塩基性が高い。この塩基性の高いZr系複合酸化物が、排気ガス中のHC成分に作用することによって、排気ガス中のHC成分をゼオライトに吸着されやすい状態に変化させることができる。そして、HC成分がゼオライトに吸着されやすい状態に変化することによって、ゼオライト層のゼオライトへのHC成分の吸着が強固になる。
本発明の排気ガス浄化用触媒は、ゼオライト層と浄化層との間に酸化物層が備えられているので、HC成分が、酸化物層内のZr系複合酸化物に接触してから、ゼオライト層内のゼオライトに吸着される。したがって、HC成分がゼオライトに強固に吸着されるので、ゼオライトに吸着されたHC成分が脱離する温度が高くなる。また、Zr系複合酸化物は、アルカリ土類金属単体と比較して、排気ガスの空燃比によって、化学種が変化しにくいので、排気ガスの空燃比にかかわらず、排気ガス中のHC成分をゼオライトに吸着されやすい状態に変化させることができる。
さらに、ゼオライト層と浄化層との間に酸化物層が備えられていることによって、浄化層からゼオライト層への伝熱を抑制できるので、ゼオライト層は、浄化層より温度が上昇しにくい。したがって、ゼオライト層からHC成分が離脱する温度に達したときには、浄化層では、触媒貴金属が活性化されており、HC成分を効率的に浄化できる。
上記のような構成によれば、排気ガスの空燃比にかかわらず、HC成分がゼオライトに強固に吸着されるので、吸着されたHC成分の脱離温度の高い排気ガス浄化用触媒であり、エンジンの冷間始動時であっても、HC成分を効率的に浄化できる。
なお、HC成分がゼオライトに強固に吸着される理由は、触媒層に接触したHC成分が、塩基性の高いZr系複合酸化物によって、カルバニオンに変化し、そのカルバニオンがゼオライトのルイス酸点と結合するためであると考えられる。
また、前記排気ガス浄化用触媒において、熱伝達抑制材を含有する熱伝達抑制層を、前記浄化層と前記酸化物層との間にさらに備えることが好ましい。このような構成によれば、浄化層からゼオライト層への伝熱をより抑制できるので、ゼオライト層からHC成分が脱離する温度に達したときには、浄化層での温度がより高い温度となる。したがって、HC成分の脱離時には、触媒貴金属がより活性化しており、HC成分をより効率的に浄化できる。
また、前記排気ガス浄化用触媒において、前記酸化物層が、熱伝達抑制材をさらに含有することが好ましい。このような構成によれば、酸化物層が、浄化層からゼオライト層への伝熱をより抑制できる層となるので、ゼオライト層からHC成分が脱離する温度に達したときには、浄化層での温度がより高い温度となる。よって、HC成分の脱離時には、触媒貴金属がより活性化しており、HC成分をより効率的に浄化できる。
また、前記熱伝達抑制材としては、ジルコニウム(Zr)及び希土類金属を含む複合酸化物粒子、及び中空状アルミナ粒子からなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
本発明によれば、排気ガスの空燃比にかかわらず、HC成分がゼオライトに強固に吸着されるので、吸着されたHC成分の脱離温度の高い排気ガス浄化用触媒であり、エンジンの冷間始動時であっても、HC成分を効率的に浄化できる。
本発明の実施形態に係る排気ガス浄化用触媒について説明する。
図1は、本実施形態に係る排気ガス浄化用触媒を備えた触媒コンバータ1を模式的に示す断面図である。触媒コンバータ1は、エンジンに接続される排気通路に配置され、この触媒コンバータ1において排気ガス中に含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)及び窒素酸化物(NOx)が浄化されて排出されるように構成されている。この触媒コンバータ1は、耐熱容器2の中に浄化触媒(排気ガス浄化用触媒)3が内蔵されることにより構成されている。なお、図示を省略しているが、耐熱容器2には、浄化触媒3の温度を検出する温度センサが設けられていてもよい。
図2は、浄化触媒3の一部を拡大して示す断面図である。浄化触媒3は、隔壁で区画した多数のセルを有する略円柱状のハニカム状担体のセル壁5表面に触媒層6が形成されることにより構成され、排気ガスは上流側から下流側に向かってセルを通過する間にそのセル表面に形成された触媒層6中に拡散して、触媒層6中の触媒貴金属と接触することにより有害成分(HC,CO,NOx)を浄化させるようになっている。
前記浄化触媒3のハニカム状担体としては、例えば、コージェライト製のセラミック担体、あるいはステンレス鋼製のメタル担体を用いることができる。
前記浄化触媒3の触媒層6は、次のような構成である。図3は、セル壁5上に形成されている触媒層6を模式的に示す断面図である。触媒層6は、例えば、図3(a)に示すような、ゼオライト層11と酸化物層12と浄化層13とをセル壁5表面に順次積層したものが挙げられる。前記ゼオライト層11は、ハニカム状担体のセル壁5表面に形成された、ゼオライトを含有する層である。前記浄化層13は、触媒貴金属を含有する層である。酸化物層12は、ゼオライト層11と浄化層13との間に形成された、ジルコニウム(Zr)及びアルカリ土類金属を含むZr系複合酸化物を含有する層である。
また、触媒層6としては、ゼオライト層11と浄化層13との間に、酸化物層12が積層されたものであればよく、図3(a)に示す構成に限定されず、例えば、ゼオライト層11、酸化物層12及び浄化層13以外の他の層が積層されていてもよい。他の層が積層されている触媒層6としては、例えば、図3(b)に示すように、ゼオライト層11と酸化物層12との間に熱伝達抑制層14を積層したものが挙げられる。熱伝達抑制層14を積層することによって、浄化層13からゼオライト層11への伝熱をより抑制できるので、ゼオライト層11からHC成分が脱離する温度に達したときには、浄化層13での温度がより高い温度となる。したがって、HC成分の脱離時には、触媒貴金属がより活性化しており、HC成分をより効率的に浄化できる。
前記ゼオライト層11に含まれるゼオライトは、HC成分が吸着される多数の細孔を有するものであれば、特に限定されなく用いられ、例えば、β−ゼオライト、MFI−ゼオライト(ZSM−5)及び超安定化Y(USY)−ゼオライト等が挙げられる。また、ケイバン(SiO/Al)比が、20〜100であるものが好ましい。
前記浄化層13に含まれる触媒貴金属は、炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)を酸化させるとともに、窒素酸化物(NOx)を還元するものである。具体的には、例えば、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、及びロジウム(Rh)等から選択される少なくとも1種が例示され、前記浄化層13には、PdとRhとの2種が含有されていることが好ましい。また、前記浄化層13は、触媒貴金属がそのまま含有されていてもよいが、アルミナ等の担体や複合酸化物に触媒貴金属が担持された担持されたものが含有されていてもよい。触媒貴金属を担体等に担持させる方法としては、以下のような方法が挙げられる。例えば、触媒貴金属であるPtを担体であるアルミナに担持させる方法としては、アルミナにジニトロジアミン白金硝酸溶液を加えて混合し、蒸発乾固法によって、アルミナに担持される。担体に対する触媒貴金属の担持量は、例えば、Ptについてジニトロジアミン白金硝酸溶液の濃度や量を調整することによって調節できる。
酸化物層12に含まれるZr系複合酸化物は、後述のように、ゼオライト11に吸着されているHCの脱離温度を高める性能を有するものである。また、前記Zr系複合酸化物としては、Zrとアルカリ土類金属とを含むものであれば、特に限定なく用いられる。アルカリ土類金属としては、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)及びバリウム(Ba)が挙げられ、Ca及びSrが好ましく用いられる。Zr系複合酸化物の具体例としては、例えば、ZrとSrとの酸化物からなるZrSr複合酸化物やZrとCaとの酸化物からなるZrCa複合酸化物等が挙げられる。
また、前記Zr系複合酸化物における、ZrOとアルカリ土類金属の酸化物との合計量に対するアルカリ土類金属の酸化物の含有率が、1質量%以上であることが好ましい。また、前記含有率が高いほど、Zr系複合酸化物の塩基性が高まるので、HC脱離温度が高まり、高温時におけるHC脱離量が多くなる点で好ましいが、Zr系複合酸化物の結晶構造が崩壊されやすくなる。よって、前記含有率の上限値は、Zr系複合酸化物の製造限界により定まる。例えば、ZrSr複合酸化物の場合、ZrOとSrOとの合計量に対するSrOの含有率が約15質量%(ZrとSrとの合計量に対するSrの含有率が約21.0モル%)が、製造限界であり、前記含有率の上限値である。
Zr系複合酸化物は、例えば、以下のようなアンモニア共沈法によって調製される。Zrの硝酸塩とSrの硝酸塩とを所定量、イオン交換水等に溶解させ、アンモニア共沈法による複合酸化物前駆体を調製する。そして、この複合酸化物前駆体を水洗し、所定の温度で加熱乾燥させ、最後に焼成することにより、Zr系複合酸化物が得られる。なお、Zr系複合酸化物の中には、ZrOやアルカリ土類金属の酸化物の他、他の金属酸化物が含まれているものであってもよい。
また、ゼオライト層11に含まれるゼオライトと酸化物層12に含まれるZr系複合酸化物との合計量に対するZr系複合酸化物の含有率が、3.5〜38.5質量%であることが好ましい。前記含有率が少なすぎると、Zr系複合酸化物を含有する効果が発揮できない傾向があり、また多すぎると、ゼオライトの量が減ってしまうので、HC成分の最大吸着量が減少してしまう。
熱伝達抑制層14に含まれる熱伝達抑制材としては、浄化層からゼオライト層への伝熱を抑制する性能を有するものである。具体的には、ジルコニウム(Zr)及び希土類金属を含む複合酸化物粒子、及び中空状アルミナ粒子等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
中空状アルミナ粒子は、例えば、噴霧熱分解法によって製造される。具体的には、まず、イオン交換水に、硝酸アルミニウム、硝酸ランタン及び硫酸マグネシウムを所定量溶解させることによって、原料溶液を調製する。そして、空気をキャリアガスとして、原料溶液を加熱炉内に噴霧することによって、原料溶液を液滴化させる。この液滴が、加熱炉内で加熱されることによって、粒子となり、この粒子をバグフィルタによって捕集する。この粒子を、水洗後、乾燥させる。そうすることによって、中空状アルミナ粒子が得られる。
ここで、硝酸ランタンは、当該中空状アルミナ粒子にLaを固溶させて安定化(La含有)アルミナとするために添加したものである。その添加量は、5質量%程度が好ましい。また、硫酸マグネシウムは、中空状アルミナ粒子を製造する際の結晶子のシンタリングを抑制する作用、及び結晶子同士の接触点を減らしつつ中空構造に導く作用を有するものとして、各種添加化合物の中から選定されたものであり、その添加量、濃度等は適宜決定することができる。
また、触媒層6の各層の厚さは、各層の組成等によっても異なるが、各層の効果をそれぞれ充分に発揮できるように、例えば、以下のようになっていることが好ましい。ゼオライト層11の厚さは、ゼオライトの担持量が80〜200g/Lとなる厚さ、例えば、50〜125μmであることが好ましい。酸化物層12の厚さは、Zr系複合酸化物の担持量が10〜50g/Lとなる厚さ、例えば、15〜40μmであることが好ましい。浄化層13の厚さは、例えば、60〜100μmであることが好ましい。熱伝達抑制層14が形成される場合の厚さは、熱伝達抑制材の担持量が10〜50g/Lとなる厚さ、例えば、15〜40μmであることが好ましい。
また、触媒層6の各層には、本発明の効果を損なわない範囲で、上記各成分以外に、従来から触媒材料として用いられているもの、例えば、アルミナ、Ceを含む複合酸化物からなる酸素吸蔵材、硫黄(S)成分による被毒の抑制のためのニッケル(Ni)、及びリン(P)成分による被毒の抑制のためのバリウム(Ba)等を含んでいてもよい。例えば、酸化物層12に、熱伝達抑制層14に含まれる熱伝達抑制材と同様の熱伝達抑制材を含有してもよい。酸化物層12に熱伝達抑制材が含有されることによって、浄化層13からゼオライト層11への伝熱をより抑制できるので、ゼオライト層11からHC成分が脱離する温度に達したときには、浄化層13での温度がより高い温度となる。したがって、HC成分の脱離時には、触媒貴金属がより活性化しており、HC成分をより効率的に浄化できる。
また、本発明で用いられるZr系複合酸化物以外の複合酸化物、例えば、熱伝達抑制材として用いる複合酸化物や酸素吸蔵材も、上記Zr系複合酸化物を調製する方法と同様、アンモニア共沈法によって調製される。
触媒層6は、例えば、以下のようにして調製される。
図3(a)に示すような、ゼオライト層11と酸化物層12と浄化層13とをセル壁5表面に順次積層した触媒層の場合、まず、ゼオライト、水及びバインダ原料とを混合して吸着材層形成用スラリーを生成する。そして、この吸着材層形成用スラリーをハニカム状担体上にコーティングして、エアブローにより余分なスラリーを除去した後、乾燥、焼成する。このようにして、ハニカム状担体のセル壁5上にゼオライト層11を形成する。次に、Zr系複合酸化物、水及びバインダ原料とを混合して酸化物層形成用スラリーを生成する。そして、この酸化物層形成用スラリーを、ゼオライト層11を形成させたハニカム状担体上にコーティングして、エアブローにより余分なスラリーを除去した後、乾燥、焼成する。このようにして、ゼオライト層11上に酸化物層12を形成する。次に、触媒貴金属又は触媒貴金属を担持した担体や複合酸化物、水及びバインダ原料とを混合して浄化層形成用スラリーを生成する。そして、この浄化層形成用スラリーを、酸化物層を形成させたハニカム状担体上にコーティングして、エアブローにより余分なスラリーを除去した後、乾燥、焼成する。このようにして、酸化物層12上に浄化層13を形成する。以上のようにして、図3(a)に示すような触媒層6を形成する。
また、図3(b)に示すような、ゼオライト層11と酸化物層12との間に熱伝達抑制層14を積層した触媒層の場合、図3(a)に示すような触媒層のゼオライト層11を形成した後、酸化物層12を形成する前に、熱伝達抑制層14を形成させる。具体的には、熱伝達抑制材、水及びバインダ原料とを混合して熱伝達抑制層形成用スラリーを生成する。そして、この熱伝達抑制層形成用スラリーを、上記のように、ハニカム状担体のセル壁5上に形成したゼオライト層11上にコーティングして、エアブローにより余分なスラリーを除去した後、乾燥、焼成する。このようにして、ゼオライト層11上に熱伝達抑制層14を形成する。そして、上記と同様の方法で、酸化物層12と浄化層13とを形成する。以上のようにして、図3(b)に示すような触媒層6を形成する。
なお、この触媒層6の層厚等は、スラリーの粘度や濃度等により調整可能である。また、バインダ原料としては、例えば、硝酸ジルコニルやアルミナゾル等を用いることができ、焼成条件としては、450〜550℃の温度で、大気中にて1〜3時間程度保持するのが好ましい。
酸化物層12に含まれるZr系複合酸化物は、ゼオライト層11に含まれるゼオライトに吸着されているHCの脱離温度を高める性能(HC脱離温度を向上させる性能)を有する。この性能を発揮するメカニズムは、次のように推測される。図4は、HC脱離温度を向上させるメカニズムを示す説明図である。
エンジンから排気ガスが排出されると、排気ガス中のHC成分が浄化触媒3の触媒層6内を拡散する。触媒層6内に拡散した排気ガスは、酸化物層12の下層にゼオライト層11が形成されているので、酸化物層12に含まれるZr系複合酸化物に接触してから、ゼオライト層に到達する。そして、酸化物層12に含まれるZr系複合酸化物は、アルカリ土類金属を含むので、塩基性が強い。よって、塩基性の強いZr系複合酸化物が、触媒層6内に拡散した排気ガス中のHC成分に作用することによって、炭素上に負電荷を有するカルバニオンが発生する。具体的には、例えば、HC成分であるトルエンが、Zr系複合酸化物に接触すると、図4(a)に示すように、HをHとして引き抜き、トルエンのカルバニオンとなる。
カルバニオンは、炭素上に負電荷を有するので、図4(b)に示すように、ゼオライト層11内のゼオライト21のルイス酸点(Si)と相互作用して、引き付けられる。この相互作用によって、Zr系複合酸化物は、ゼオライトへのHC成分の吸着を強化している。したがって、ゼオライトに吸着されたHC成分の脱離温度が高まると推定される。
また、Zr系複合酸化物における、アルカリ土類金属の酸化物の含有率が高いと、塩基性がより高まるので、HC成分をカルバニオンに変化させやすく、HC成分がゼオライトにより強固に吸着されると推察される。
また、Zr系複合酸化物ではなく、アルカリ土類金属単体であっても、塩基性が強いので、上記メカニズムと同様の効果を達成できるように思われるが、アルカリ土類金属単体では、排気ガスの空燃比によって、酸化物、炭酸塩化合物、硝酸塩化合物と化学種が変化しやすい。これに対して、Zr系複合酸化物は、排気ガスの空燃比にかかわらず安定であるので、上記のHC脱離温度を向上させる性能を充分に発揮できると考えられる。
なお、Zr系複合酸化物単独では、HC成分の吸着は見られない。このことからも、Zr系複合酸化物は、ゼオライトのHC脱離温度向上に作用することがわかる。
以上のように、本発明に係る浄化触媒は、吸着されたHC成分の脱離温度が高いので、脱離されたHC成分は、充分に加熱されて活性化された触媒貴金属によって、浄化することができる。
次に、本発明と比較するための比較用の実施形態として、前記酸化物層12を備えない浄化触媒3について説明する。比較用の実施形態に係る浄化触媒3の触媒層6は、図5に示すような構成である。図5は、セル壁5上に形成されている触媒層6を模式的に示す断面図である。例えば、図5(a)に示すような、ゼオライト層11と浄化層13とをセル壁5表面に順次積層したものや、図5(b)に示すような、ゼオライト層11と熱伝達抑制層14と浄化層13とをセル壁5表面に順次積層したもの等が挙げられる。このような構成の触媒層6を備える浄化触媒3であると、酸化物層12を備えていないので、上記のようなゼオライトのHC脱離温度を向上させることができない。したがって、浄化層13に含まれる触媒貴金属が活性化する前に、ゼオライトからHC成分が脱離してしまい、HC成分の効率的な浄化を行うことができない。
以下に、本発明の実施形態である排気ガス浄化用触媒の実施例について説明するが、本発明は実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
本実施例のハニカム状担体としては、セル壁4.5mil、セル数400cpsi(1平方インチあたりのセル数が400)のコージェライト製の担体を用いた。
まず、ハニカム状担体上に形成される触媒層の各層に用いる材料を用意した。
ゼオライト層に用いるゼオライトとしては、β−ゼオライト(市販品、ケイバン比40)を用いた。
酸化物層に用いるSrZr複合酸化物を調製した。具体的には、まず、イオン交換水に、Zrの硝酸塩とSrの硝酸塩とを所定量溶解させた。そして、その溶液に、アンモニアにより調整した塩基性溶液を滴下することによって、各金属元素を含む沈殿を生成させ、ろ過、水洗、乾燥、500℃で2時間の焼成を行った。そうすることによって、ZrSr複合酸化物を調製した。ここで、Zrの硝酸塩とSrの硝酸塩とをイオン交換水に溶解させる所定量は、得られるZrSr複合酸化物において、ZrとSrとの合計量に対するSrの含有率が11.4モル%となるようにした。
熱伝達抑制層に用いる中空状アルミナ粒子を調製した。具体的には、まず、イオン交換水に、硝酸アルミニウムと硝酸ランタンと硫酸マグネシウムとを所定量溶解させることによって原料溶液を得た。そして、空気をキャリアガスとして、原料溶液を加熱炉内に噴霧することによって、原料溶液を液滴化させた。この液滴が、加熱炉内で加熱されることによって、粒子となり、この粒子をバグフィルタによって捕集した。なお、加熱炉内の温度は、700℃±25℃に設定した。この粒子を、水洗後、乾燥させた。そうすることによって、中空状アルミナ粒子を調製した。
浄化層に用いる材料としては、酸化セリウム、ZrCeNd複合酸化物(ZrO:CeO:Nd=55:35:10(質量比))、Pd担持La含有アルミナ(La含有量:4質量%)、Pd担持CeZrLaYアルミナ複合酸化物(CeO:ZrO:La:Y:Al=10:7:2:1:80(質量比))、Rh担持ZrCeNd複合酸化物(ZrO:CeO:Nd=80:10:10(質量比))、Rh担持ZrLaアルミナ複合酸化物(ZrO:La:Al=38:2:60(質量比))、La含有アルミナ(La含有量:5.0質量%)を用いた。
次に、触媒層の各層を、順次ハニカム状担体上に形成させた。
β−ゼオライト、水及びバインダ原料であるアルミナゾルとともに混合してゼオライト層形成用スラリーを生成した。このゼオライト層形成用スラリーをハニカム状担体上にコーティングして、エアブローにより余分なスラリーを除去し、乾燥させた後、500℃で2時間の焼成を行った。そうすることによって、ハニカム状担体のセル壁上に、ゼオライト層が形成された。なお、ハニカム状担体1リットル当たりのゼオライトの担持量が、160g/Lとなるようにした。
次に、SrZr複合酸化物、水及びバインダ原料である硝酸ジルコニルを混合して酸化物層形成用スラリーを生成した。この酸化物層形成用スラリーを、ゼオライト層を形成させたハニカム状担体上にコーティングして、エアブローにより余分なスラリーを除去した後、500℃で2時間の焼成を行った。そうすることによって、ゼオライト層上にSrZr複合酸化物層を形成した。なお、ハニカム状担体1リットル当たりのSrZr複合酸化物の担持量が、30g/Lとなるようにした。
次に、中空状アルミナ粒子、水及びバインダ原料である硝酸ジルコニルを混合して熱伝達抑制層形成用スラリーを生成した。この熱伝達抑制層形成用スラリーを、酸化物層を形成させたハニカム状担体上にコーティングして、エアブローにより余分なスラリーを除去した後、500℃で2時間の焼成を行った。そうすることによって、酸化物層上に中空状アルミナ粒子層を形成した。なお、ハニカム状担体1リットル当たりの中空状アルミナ粒子の担持量が、20g/Lとなるようにした。
次に、酸化セリウム、ZrCeNd複合酸化物、Pd担持La含有アルミナ、Pd担持CeZrLaYアルミナ複合酸化物、Rh担持ZrCeNd複合酸化物、Rh担持ZrLaアルミナ複合酸化物、La含有アルミナ、水及びバインダ原料である硝酸ジルコニルを混合して浄化層形成用スラリーを生成した。この浄化層形成用スラリーを、熱伝達抑制層を形成させたハニカム状担体上にコーティングして、エアブローにより余分なスラリーを除去した後、500℃で2時間の焼成を行った。そうすることによって、熱伝達抑制層上に浄化層を形成した。なお、ハニカム状担体1リットル当たりの酸化セリウム、ZrCeNd複合酸化物、Pd担持La含有アルミナ、Pd担持CeZrLaYアルミナ複合酸化物、Rh担持ZrCeNd複合酸化物、Rh担持ZrLaアルミナ複合酸化物、La含有アルミナの各担持量が、5.5g/L、5.5g/L、45g/L、23g/L、70g/L、30g/L、13g/Lとなるようにした。なお、Pd担持La含有アルミナのPd、Pd担持CeZrLaYアルミナ複合酸化物のPd、Rh担持ZrCeNd複合酸化物のRh、Rh担持ZrLaアルミナ複合酸化物のRhの各担持量が、0.45g/L、0.25g/L、0.1g/L、0.05g/Lとなる。
以上のようにして、図3(b)に示すような排気ガス浄化用触媒を製造した。
(実施例2)
熱伝達抑制層として、中空状アルミナ粒子層を形成する代わりに、以下のようにして、ZrY複合酸化物層を形成すること以外、実施例1と同様である。
ZrY複合酸化物(Y:3モル%含有,Zr:残部)、水及びバインダ原料である硝酸ジルコニルを混合して熱伝達抑制層形成用スラリーを生成した。この熱伝達抑制層形成用スラリーを、酸化物層を形成させたハニカム状担体上にコーティングして、エアブローにより余分なスラリーを除去した後、500℃で2時間の焼成を行った。そうすることによって、酸化物層上にZrY複合酸化物層を形成した。なお、ハニカム状担体1リットル当たりのZrY複合酸化物の担持量が、20g/Lとなるようにした。
(実施例3)
酸化物層として、SrZr複合酸化物層を形成する代わりに、以下のようにして、BaZr複合酸化物層を形成すること以外、実施例2と同様である。
まず、BaZr複合酸化物を調製した。具体的には、まず、イオン交換水に、Zrの硝酸塩とBaの硝酸塩とを所定量溶解させた。そして、その溶液に、アンモニアにより調整した塩基性溶液を滴下することによって、各金属元素を含む沈殿を生成させ、ろ過、水洗、乾燥、500℃で2時間の焼成を行った。そうすることによって、BaZr複合酸化物を調製した。ここで、Zrの硝酸塩とBaの硝酸塩とをイオン交換水に溶解させる所定量は、得られるBaZr複合酸化物において、ZrとBaとの合計量に対するBaの含有率が11.4モル%となるようにした。
次に、BaZr複合酸化物、水及びバインダ原料である硝酸ジルコニルを混合して酸化物層形成用スラリーを生成した。この酸化物層形成用スラリーを、ゼオライト層を形成させたハニカム状担体上にコーティングして、エアブローにより余分なスラリーを除去した後、500℃で2時間の焼成を行った。そうすることによって、ゼオライト層上にBaZr複合酸化物層を形成した。なお、ハニカム状担体1リットル当たりのBaZr複合酸化物の担持量が、30g/Lとなるようにした。
(実施例4)
熱伝達抑制層を形成しないこと以外、実施例1と同様である。すなわち、図3(a)に示すような排気ガス浄化用触媒を製造した。
(比較例1)
熱伝達抑制層と酸化物層とを形成しないこと以外、実施例1と同様である。すなわち、図5(a)に示すような排気ガス浄化用触媒を製造した。
(比較例2)
酸化物層とを形成しないこと以外、実施例1と同様である。すなわち、図5(b)に示すような排気ガス浄化用触媒を製造した。
[冷間HC浄化率]
実施例1〜4及び比較例1,2に係る排気ガス浄化用触媒は、以下のようにして、冷間HC浄化率を測定した。
まず、得られた上記各排気ガス浄化用触媒から、直径25.4mm、長さ50mmの円柱形状のもの(容量:25ml)を切り出した。
次に、浄化触媒にトルエンを吸着させた。具体的には、浄化触媒をそれぞれ耐熱容器の中に配設することによって、触媒装置を作製した。各浄化触媒を50℃に加熱したまま、触媒装置の上流側から、トルエン濃度2000ppmC(残部:N)の気体を900秒間流入し、触媒装置の下流側から流出される気体のトルエン濃度(脱離トルエン濃度)を測定した。その際、触媒装置に流入させた総トルエン量Aを触媒装置に流入させた気体のトルエン濃度から算出し、さらに、触媒装置に流入させた気体のトルエン濃度と脱離トルエン濃度とから、浄化触媒に吸着されたトルエン量Bを算出した。
そして、A/F=14.7の模擬排気ガス(CO:13.9体積%、O:0.6体積%、CO:0.6体積%、H:0.2体積%、NO:1000ppm、HO:10体積%、N:残部(HC不含))を触媒装置に流通させるとともに、30℃/分の割合で昇温させ、触媒装置から流出されるトルエン濃度を測定した。その際、この加熱時に触媒装置から流出されたトルエン量Cを、触媒装置から流出されるトルエン濃度から算出した。
次に、下記(I)式によって、冷間HC浄化率を算出した。
冷間HC浄化率(%)=[(B−C)/A]×100 (I)
得られた冷間HC浄化率を、下記表1に示す。
Figure 2009208045
表1に示すように、ジルコニウム(Zr)及びアルカリ土類金属を含むZr系複合酸化物を含有する酸化物層がゼオライト層と浄化層との間に形成されている実施例1〜4は、酸化物層が形成されていない比較例1,2と比較して冷間HC浄化率が低い。このことは、酸化物層が存在しない比較例1,2では、ゼオライトのHC脱離温度を高めることができず、浄化層の触媒貴金属が活性化する前に、HC成分がゼオライトから脱離しているためであると思われる。
また、比較例2のように、熱伝達抑制層として、中空状アルミナ粒子層をゼオライト層と浄化層との間に形成して、ゼオライト層の昇温を抑制しても、浄化層の触媒貴金属が活性化するまで、ゼオライトからのHC成分の脱離を抑制することが困難であることがわかる。
以上より、ゼオライトを含有するゼオライト層と、触媒貴金属を含有する浄化層と、前記ゼオライト層と前記浄化層との間に形成された、ジルコニウム(Zr)及びアルカリ土類金属を含むZr系複合酸化物を含有する酸化物層とを備えることによって、エンジンの冷間始動時であっても、HC成分を効率的に浄化できる。
本実施形態に係る排気ガス浄化用触媒を備えた触媒コンバータ1を模式的に示す断面図である。 浄化触媒3の一部を拡大して示す断面図である。 セル壁5上に形成されている触媒層6を模式的に示す断面図である。 HC脱離温度を向上させるメカニズムを示す説明図である。 セル壁5上に形成されている触媒層6を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 触媒コンバータ
2 耐熱容器
3 浄化触媒
5 セル壁
6 触媒層
11 ゼオライト層
12 酸化物層
13 浄化層
14 熱伝達抑制層

Claims (4)

  1. エンジンの排気通路に配設される排気ガス浄化用触媒であって、
    ハニカム状担体と、
    前記ハニカム状担体のセル壁表面に形成された、ゼオライトを含有するゼオライト層と、
    触媒貴金属を含有する浄化層と、
    前記ゼオライト層と前記浄化層との間に形成された、ジルコニウム(Zr)及びアルカリ土類金属を含むZr系複合酸化物を含有する酸化物層とを備えることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  2. 熱伝達抑制材を含有する熱伝達抑制層を、前記浄化層と前記酸化物層との間にさらに備える請求項1に記載の排気ガス浄化用触媒。
  3. 前記酸化物層が、熱伝達抑制材をさらに含有する請求項1又は請求項2に記載の排気ガス浄化用触媒。
  4. 前記熱伝達抑制材が、ジルコニウム(Zr)及び希土類金属を含む複合酸化物粒子、及び中空状アルミナ粒子からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項2又は請求項3に記載の排気ガス浄化用触媒。
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