JP2009207037A - スペクトラム直接拡散通信方式における受信同期装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信同期装置に、受信信号の位相を回転する位相回転器を設ける。位相回転器は、十分な積分効果が得られる周波数範囲A(Hz)の間隔で、設計情報から得られた周波数偏差範囲にわたって、位相回転量を与える。複数の位相回転量について相関値を取り、最も大きな相関値を持つ位相回転量を所望の位相回転量として、以後の相関値演算に用い、相関値の積分を行なうことにより、積分効果が十分に得られ、正確な周波数偏差の補正と逆拡散タイミングの取得が行なえる。
【選択図】図2
Description
図8において、ミキサ10には、高周波信号から中間周波信号に変換された受信スペクトラム拡散信号(SS受信信号)と、電圧制御発振器(VCO)11の出力の乗算によりベースバンドスペクトラム拡散信号を出力する。このベースバンドスペクトラム拡散信号をローパス・フィルタ(LPF)12に通すことにより、高調波成分とエリアシング雑音(折り返し雑音)をカットする。LPF12の出力はAD変換器13で所定クロック周波数でサンプリングすることによりAD変換され、ディジタル化した受信スペクトラム拡散信号となる。このディジタル化した受信スペクトラム拡散信号は相関器14に入力され、予め準備されている拡散符号パターンとの相関を求めることにより相関値を出力する。例えば、掃引制御器15によって制御される、カウンタで構成される掃引器16の出力をDA変換器17を介してアナログ電圧に変換して、VCO11の制御信号とする。この掃引器16の出力電圧を一定範囲内で順次増加させて周波数を掃引することにより、相関器からは図7に示すような相関値vs周波数の特性が得られる。相関値を電力変換器18で電力に変化した後、最大値検出器19でこの相関値の最大値を求め、相関値の最大値が得られた時のVCO11の出力周波数(fc)でAFC20の初期引き込みが完了したとして掃引を停止し、相関器から逆拡散タイミングを出力する。逆拡散タイミングが取得されたならば、逆拡散器21で、そのタイミングで逆拡散する。
りも小さくなることがあり、正しくピーク値検出が出来ない、すなわち、正しい逆拡散タイミングが得られないという結果となる。
図12において、基地局からは常に共通パイロットチャネル(CPICH)と呼ばれる信号が送信されており、端末ではこのチャネルを基準として周波数同期を取る。このため、衛星の周波数偏差がΔFであったとすると、2×ΔFが基地局で受信されることになり、端末伝送速度が低速な場合で、逆拡散による相関値を拡散周期で複数回積分を行っている場合は問題となる。ここで、衛星の周波数偏差ΔFが基地局で2倍になるのは、信号が、基地局と端末の間を往復する際に衛星を2回通るので、衛星の周波数偏差を2回受けることになるからである。さらに、TDMA等でバーストフレームを受信するような場合、限られた時間内(フレームの先頭Pilot内など)で周波数同期及び逆拡散タイミングの検出を完了する必要があり、従来の掃引方法では同期完了まで長時間を必要とすることから問題がある。
出はpilot信号を用いて行なうことを考える。
十分な積分効果を得られる周波数偏差量・・・・・A[Hz]以下
取りうる周波数偏差の範囲・・・・・・・・・・・−B[Hz]〜B[Hz]
とすると、B[Hz]〜−B[Hz]までの間を、A[Hz]の間隔で区切った離散値を位相回転器に与える。なお、ここで、取りうる周波数偏差の範囲は、システムの設計事項から当業者が見積もるものとし、十分な積分効果を得られる周波数偏差量は、積分回数等に依存するため、実験等を行って決定するものとする。
十分な積分効果を得られる周波数偏差量が10[Hz]以下
取りうる周波数偏差の範囲が−20[Hz]〜20[Hz]とすると、
バッファに格納してある信号に対して、
(1)−20[Hz]を与え、逆拡散による相関値を拡散周期で積分した結果得られる相関ピーク電力値
(2)−10[Hz]を与え、逆拡散による相関値を拡散周期で積分した結果得られる相関ピーク電力値
(3)0[Hz]を与え、逆拡散による相関値を拡散周期で積分した結果得られる相関ピーク電力値
(4)10[Hz]を与え、逆拡散による相関値を拡散周期で積分した結果得られる相関ピーク電力値
(5)20[Hz]を与え、逆拡散による相関値を拡散周期で積分した結果得られる相関ピーク電力値
(1)〜(5)までの結果の中で、最も高い相関ピーク電力値が得られた位相回転量が実際の周波数偏差量であり、偏差をキャンセルして積分効果を得られる事となる。
図1(a)は、周波数偏差のキャンセル前の相関値の概念図である。ここで、拡散周期Tを4ms、周波数偏差は、約36Hzであるとしている。周波数偏差があると、相関値が正の大きな値から負の大きな値になり、このまま積分しても積分効果が得られない。そこで、図1(b)に示すように、入力信号に−36Hzの位相回転を与え、周波数偏差をキャンセルしたとする。すると、図1(b)に示されるように、相関値は、正の大きな値になり、積分すると積分効果が十分得られる状態が得られる。
図2において、図9と同じ構成要素には同じ参照符号を付す。
図2において、ミキサ10には高周波信号から中間周波信号に変換された受信スペクトラム拡散信号(SS受信信号)と、電圧制御発振器(VCO)11の出力の乗算によりベースバンドスペクトラム拡散信号を出力する。このベースバンドスペクトラム拡散信号をロー
パス・フィルタ(LPF)12に通すことにより、高調波成分とエリアシング雑音(折り返し雑音)をカットする。LPF12の出力はAD変換器13により、所定クロック周波数でサンプリングすることによりAD変換され、ディジタル化した受信スペクトラム拡散信号となる。このディジタル化した受信スペクトラム拡散信号は相関器14に入力され、予め準備されている拡散符号パターンとの相関を求めることにより相関値を出力する。例えば、カウンタで構成される掃引器16の出力をDA変換器17を介してアナログ電圧に変換してVCO11の制御信号とし、この掃引器16の出力電圧を一定範囲内で順次増加させて周波数を掃引することにより相関器14からは図7に示すような相関値vs周波数の特性が得られる。(ここで、相関値は従来のマッチドフィルタから得られる出力)最大値検出器19ではこの相関値の最大値を求め、相関値の最大値が得られた時のVCO出力周波数(fc)で掃引動作を停止し、周波数同期を完了する。
図3は、衛星携帯電話のようなシステムの基地局受信部で、周波数同期の動作が必要ない場合の復調器構成を示す図である。
この場合は、入力信号(端末の送信信号)は基地局と周波数同期が取れているが、積分による効果を確実に得る為には衛星による周波数偏差を取り除く必要がある。
相回転させ、それぞれの位相回転量で得られた積分後相関ピーク電力を比較し、最も高い値が得られた逆拡散タイミングを採用する。ここで、回転量制御部32では位相回転量の制御と、それぞれの位相回転量による相関電力値の比較を行う。
図4は、位相回転器の動作を説明する図である。
Ri(t),Rq(t)は設定された位相回転量に基づくCos波、Sin波とすると、複素演算部(位相回転部)の演算は、
入力信号の位相差と、設定された位相回転量が同じである場合、Ri(t),Rq(t)は、
図5において、図9と同じ構成要素には同じ参照符号を付す。
次に、pilot信号が常時送信されるシステムではなく、TDMA等でバーストフレームを受信する場合を考える。バーストフレームを受信する場合、フレームの先頭Pilotによる周波数同期および逆拡散タイミングの検出をフレーム毎に毎回行う必要があるが、周波数偏差に関しては前フレームで検出された偏差を中心とした変動であると推定できる。
量は初回と比較して削減でき、2回目以降のフレームに対しての逆拡散タイミング検出時間は短くなり、回路の動作率も下がる事から低消費電力化が期待できる。
11 VCO
12 ローパス・フィルタ
13 A/D変換器
14、14−1〜14−n 相関器
15 掃引制御器
16 掃引器
17 D/A変換器
18、18−1〜18−n 電力変換器
19 最大値検出器
20 AFC
21 逆拡散器
22、22−1〜22−n 積分器
30 バッファ
31、31−1〜31−n 位相回転器
32 回転量制御部
Claims (7)
- スペクトラム拡散通信方式の受信同期装置であって、
無線信号を受信する受信手段と、
受信信号に位相回転を与える位相回転手段と、
位相回転された受信信号の相関値を取る相関手段と、
該相関値を積分する積分手段と、
複数の異なる位相回転量の位相回転が施された受信信号の相関値の積分値から最大の相関値を与える位相回転量を検出する最大値検出手段と、
受信信号を逆拡散する逆拡散手段と、
該最大の相関値を与える位相回転量を該位相回転手段に設定し、以後の受信信号に対し、この位相回転量を与えて、逆拡散を行なうことを特徴とする受信同期装置。 - 受信信号を格納するバッファ手段を更に備え、
該バッファ手段に格納された受信信号を読み出す毎に異なる位相回転量を与え、相関値を演算することを特徴とする請求項1に記載の受信同期装置。 - 該位相回転手段と、該相関手段と、該積分手段との組は、受信信号に与える位相回転量の大きさの種類の数だけ設けられ、同時並列的に相関値の積分値を演算することを特徴とする請求項1に記載の受信同期装置。
- 位相回転量は、システムの設計事項から見積もられる周波数偏差のありえる範囲の間を、積分効果が十分得られる周波数幅を単位として、可変されることを特徴とする請求項1に記載の受信同期装置。
- 前記最大の相関値を与える位相回転量を得る処理は、受信信号のパイロット信号が含まれている部分で実行され、パイロット信号が間欠的に受信される場合には、前動作時の位相回転量情報から次の位相回転量候補を絞り込んで、位相回転量の決定を行なうことを特徴とする請求項1に記載の受信同期装置。
- スペクトラム拡散通信方式の受信同期装置において、
スペクトラム拡散された拡散信号を受信する受信手段と、
前記拡散信号に、複数の位相回転量を付与し、位相回転量の異なる複数の拡散信号を生成する位相回転手段と、
前記位相回転量の異なる複数の拡散信号それぞれの相関値から、位相回転量を決定する検出手段とを有し、
前記位相回転手段は、前記決定された位相回転量を拡散信号に付与することを特徴とする受信同期装置。 - スペクトラム拡散通信方式の受信同期方法において、
スペクトラム拡散された拡散信号を受信し、
前記拡散信号に、複数の位相回転量を付与し、位相回転量の異なる複数の拡散信号を生成し、
前記位相回転量の異なる複数の拡散信号それぞれの相関値から、位相回転量を決定し、
前記決定された位相回転量を以降に受信する拡散信号に付与することを特徴とする受信同期方法。
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