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JP2009291243A - 液体供給管および液体供給装置 - Google Patents

液体供給管および液体供給装置 Download PDF

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JP2009291243A
JP2009291243A JP2008144829A JP2008144829A JP2009291243A JP 2009291243 A JP2009291243 A JP 2009291243A JP 2008144829 A JP2008144829 A JP 2008144829A JP 2008144829 A JP2008144829 A JP 2008144829A JP 2009291243 A JP2009291243 A JP 2009291243A
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Masayuki Kawahara
政幸 河原
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Takazono Sangyo Co Ltd
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Takazono Sangyo Co Ltd
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Abstract

【課題】 液体を確実に吸引することのできる液体供給管、およびこれを着脱自在に設けた液体供給装置の提供。
【解決手段】 供給駆動手段の駆動によって液体を長手方向一方側から長手方向他方側へ供給するための供給管であって、長手方向両端部が開口されるとともに、長手方向一方側の端部および長手方向他方側の端部のうちの少なくとも何れかの周壁部に、前記開口とは別に、液体を吸引するための孔が形成されている構成。
【選択図】 図4

Description

本発明は、水薬等の液体を供給するための液体供給管、およびこれを着脱自在に設けた液体供給装置に関する。
従来、供給管を用いて水薬等の液体を一方のボトルから他方のボトルに供給するようにした供給装置として、下記特許文献1に示すものが提案されている。該供給装置では、供給管の一方側端部をボトルに挿入し、供給管の長手方向途中部分を供給駆動手段としての供給ポンプに装着して、該供給ポンプを駆動することによって水薬を一方のボトルから吸引して他方のボトルに移すよう構成されている。
特開2003−325639号公報
上記従来の供給装置において、供給管の一方側端部の開口がボトルの壁面に当接しているような場合では、供給ポンプを駆動しても水薬が供給管内に吸引されにくい状態が発生してしまうという課題がある。そこで、供給管の一方側端部の開口をボトルの壁面に当接しないように挿入すればよいが、ボトルに着色が施されているような場合では視認できないことがあり、このような場合では供給管の一方側端部の開口がボトルの壁面に当接した感覚が手指に伝わるまで挿入するようにしている。よって、一方側端部の開口がボトルの壁面に当接した状態を確実に回避することはむずかしかった。
また、供給ポンプの駆動(吸引力)によって供給管の一方側端部が変形して開口が塞がれるおそれもあり、このような場合でも水薬が供給管内に吸引されにくい状態が発生しやすくなる、といった懸念がある。
このような課題は、水薬供給装置に限らず、端部から液体を吸引するように用いられる供給管およびそれを用いた供給装置全般についての課題であった。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、液体を確実に吸引することのできる液体供給管、およびこれを着脱自在に設けた液体供給装置の提供を目的とする。
本発明の液体供給管は、長手方向両端部が開口されるとともに、長手方向一方側の端部および長手方向他方側の端部のうちの少なくとも何れかの周壁部に、前記開口とは別に、液体を吸引するための孔が形成されていることを特徴としている。
上記構成において、液体供給管内に液体が吸引される際に、仮に開口が塞がれる状態にあったとしても、開口とは別に孔が形成されているから、該孔から確実に液体が吸引される。
また、長手方向一方側の端部および長手方向他方側の端部の双方の周壁部に孔を形成しておくことにより、液体供給管の長手方向一方側の端部、長手方向他方側の端部の何れを液体内に浸漬しても吸引が可能になるから、液体供給管の配置の方向を選択する必要がなく、液体供給管の装着性が良好になる。
なお、液体として例えば水薬があげられるが、液体供給管に吸引される液体全般を含むものとする。
本発明の液体供給管では、液体を吸引するための孔は、長手方向一方側の端部および長手方向他方側の端部のうちの少なくとも何れかにスリーブ状部材が装着されて該スリーブ状部材の周壁部に形成されていることを特徴としている。
上記構成において、供給管内に液体が吸引される際に、仮に開口が塞がれる状態にあったとしても、開口とは別にスリーブ状部材に孔が形成されているから、該孔から確実に液体が吸引される。
本発明の液体供給管では、液体を吸引するための孔は周壁部の周方向に離間して複数形成されていることを特徴としている。
該構成によれば、開口が塞がれた状態であっても、確実に液体が吸引される。特に、複数の孔は、液体供給管の断面が円環状であればその周方向に180°置きに一対あるいは複数対で形成することが、製造上において容易である。すなわち、孔を形成する際に成形用治具を液体供給管に貫通させればよいからである。
本発明は、上記の何れかの供給管の長手方向途中部分を、液体を前記供給管の長手方向一方側から長手方向他方側へ供給するための供給駆動手段に着脱自在に設けてなる液体供給装置である。
上記構成において、供給管内に液体が吸引される際に、仮に開口が塞がれる状態にあったとしても、開口とは別に孔が形成されているから、供給管の長手方向一方側端部または長手方向他方側端部を、例えば液体がはいった容器に挿入することで、開口が塞がれてしまう状況下であっても、液体供給管の端部の孔から確実に液体が吸引され、別の容器側への液体の供給が円滑に行われる。
本発明は、開口とは別に端部に孔が形成されている供給管であるから、供給管内に液体が吸引される際に、仮に開口が塞がれる状態にあったとしても、該孔から確実に液体を吸引することができる。
また、本発明は、開口とは別に端部に孔が形成されている供給管を着脱自在に設けてなる液体供給装置であるから、液体の供給を円滑に行うことができる。
以下、本発明に係る液体供給装置を、水薬供給装置を例に図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態を示す水薬供給装置の正面図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は図1におけるB−B断面図、図4は供給管を水薬ボトルに挿入した状態の拡大断面図、図5は供給管の要部拡大断面図、図6は供給管の要部拡大斜視図である。
これらの図に示すように、水薬供給装置1は、患者に対して処方される水薬2を、処方箋に応じるべく水薬供給ボトル(以下単に「供給ボトル」という)3から水薬供給管(以下単に「供給管」という)29によって導出して、水薬供給ノズル(以下単に「供給ノズル」という)22を介して水薬ボトル4に吐出するよう構成されている。
なお、供給管29は可撓性を有する合成樹脂製のチューブとして構成されており、その断面は押圧により変形可能であり、押圧を解除することにより弾性復元するものである。また供給管29の開口した一端先端面29aは供給ボトル3の底部にまで挿入可能とされ、供給ボトル3内の水薬2を供給管29の供給ノズル22(他端先端部)に向けて吸引する動力として、後述の供給ポンプ18が用いられる。
ここで供給管29について詳細に説明する。
図4ないし図6に示すように、供給管29は断面が環状であり、一端先端面29aは供給管29の長手方向軸線に対して直交する面である。符号を省略した他端先端面も、同様である。また、供給管29は長手方向全域にわたって同一断面に形成されている。供給管29の一端先端部38の周壁には、径方向に貫通する円孔39,40が周方向に180°置いて、同一断面内に対で形成されている。円孔39,40の直径は開口43の直径に略等しく設定されている。円孔39,40の端面からの距離は、供給ポンプ18の駆動に伴う水薬2の吸引力による一端先端部38の撓み量(開口43がひしゃげる量)をできるだけ少なくなるよう、一端先端部38の強度を確保できる位置が好ましい。なお、開口43がひしゃげた状態を仮想線で示している。
水薬供給装置1は、外枠を構成する本体6を有し、本体6は、天板(天壁)7と、天板7の下方に配置した吊持板51と、底板8と、左右の両側板11,11と、背板12と、中心部を大きく開放した前板部材13とを有する。
水薬供給装置1は、本体6の吊持板51側に回転駆動部17を有し、吊持板51側に回転駆動部17を介してノズル取付板53が本体6内に吊持されている。このノズル取付板53は、上下方向軸線16回りに間欠的に回転可能に構成されている。
このノズル取付板53は、その外周部同一円周上に複数の供給ノズル22を取付け可能であり、平面視環状の平板に形成されている。また、ノズル取付板53には、その上面に複数の供給ポンプ18が設置されている。供給ポンプ18は、ノズル取付板53上に周方向に所定間隔置きに配置される。この実施形態では、十個の供給ポンプ18がノズル取付板53上に周方向等間隔で配置されている。
なお供給ノズル22は、上下方向軸線16に対して所定の傾斜角度をもって、且つ取付手段23を介してノズル取付板53に取付けられている。
回転駆動部17は吊持板51の上面に載置された回転用モータ28と、天板7の下面に上下方向軸線16回りに回転自在に支持されて内周面の上下方向中心に水平に形成された環状の突条30を有する回転環体31と、回転環体31の下面に固着された環状薄板状の歯車板32と、前記回転用モータ28の駆動軸に取付けられて歯車板32の外周辺に形成された歯に噛合する駆動歯車(図示せず)と、天板7の下面にそれぞれ単独の上下方向軸線回りにその場回転自在に取付けられて外周面に前記突条30に嵌合する凹条34を有する複数の支持ローラ35とを有する。各供給ポンプ18は、回転駆動部17(回転用モータ28)の間欠駆動に連動して供給ポンプ18毎に駆動するよう構成されている。
ノズル取付板53の下方に、複数の供給ボトル3を載置するための載置体5が配置されている。載置体5は、平面視環状の平板に形成されて、ノズル取付板53の回転動作に伴って上下方向軸線16回りに間欠的に回転可能に構成されている。供給ボトル3は外周部同一円周上に等間隔で配置可能とされており、この実施形態の場合では、供給ボトル3は供給ポンプ18と同数の十個が設置可能に構成されている。
ノズル取付板53および載置体5は互いに並行であり、水平面内で上下方向軸線16回りに間欠的に回動可能に構成されている。
さらにまた、供給管29は供給ボトル3毎に設けられ、前述のように、供給管29の一端先端面29aは供給ボトル3に挿入され、供給管29の途中部分は供給ポンプ18に挿通され、供給管29の他端先端部側は供給ノズル22に取付けられている。
本体6の前板部材13間に水薬ボトル4を載置する載置台24が配置され、載置台24を昇降させるための昇降装置25が設けられている。
昇降装置25は、昇降用モータ82と、昇降用モータ82の駆動によって駆動するベルト機構とを有する。昇降用モータ82は本体6の前板部材13の裏面に、駆動軸が前方に突出するよう取付けられている。駆動軸には、駆動プーリ85が本体6の前板部材13下部から水平方向前方に突出するように取付けられている。
昇降装置25の駆動は、不図示の駆動スイッチを操作することで行うよう構成されており、該駆動スイッチを操作することにより昇降装置25が駆動して、ノズル取付板53に取付けられた供給ノズル22から供給ボトル3に水薬2が供給可能な高さに至るまで、載置台24が上昇する。
前記各供給ポンプ18の本体部37は、ノズル取付板53の上面にネジ止め等により取付け枠体36を介して着脱自在に取付けられている。供給ポンプ18は駆動歯車47に噛合してその駆動に連動する従動歯車41を備えている。
供給ポンプ18を単独的・選択的に駆動するためのポンプ駆動部20が設けられている。このポンプ駆動部20は、取付け枠体36で囲まれる領域の径方向内方に配置されている。ポンプ駆動部20は、水平に保持された供給用モータ54(ステッピングモータが用いられる)と、その駆動軸の先端に設けられた前記駆動歯車47とを備えている。
図7および図8に示すように、供給ポンプ18は、供給管29の途中部分を押圧してその押圧部分を供給ボトル3側から水薬ボトル4側へ移動させることで、供給ボトル3内の水薬2を水薬ボトル4側に移動させるよう構成されているものである。供給ポンプ18には、相対的に接近・離間自在な対の部材からなる挟持手段が設けられ、挟持手段は部材どうしを接近させることで供給管29の途中部分を押圧して変形させ、離間させることで部材間に供給管29を挿通可能となるよう構成されている。換言すれば、供給ポンプ18は挟持手段によって、供給管29をその弾性に抗して変形させることで、供給管29内の負圧状態を供給ボトル3側から供給ノズル22側へ移動させて供給管29内に水薬2を吸引し、また吸引した水薬2を供給ボトル3側から供給ノズル22側へ移動させるように構成されている。
すなわち供給ポンプ18は、ノズル取付板53側に固定される前記本体部37と、本体部37に対して不図示のレバーの操作で上下動してその位置を保持可能な上下動部材100と、本体部37側に設けられた回転挟持部材102とを有している。前記挟持手段は、上下動部材100と回転挟持部材102とで構成されている。
上下動部材100はその下面に逆U字形の凹部101を有しており、本体部37側に設けられた回転挟持部材102と上下動部材100の凹部101との間で供給管29の途中部分を挟持可能な構成となっている。凹部101の壁面は、上部の円弧面103と円弧面103の左右両側から垂下する垂下面104とを有する。
この上下動部材100は、本体部37の前側寄りの上部に配置され、回転挟持部材102は上下動部材100の凹部101に下方で対向する位置に配置されて、回転挟持部材102の上下方向位置は調節できないようになっており、このように構成されることで、上下動部材100と回転挟持部材102どうしが相対的に上下方向に接近・離間自在に構成されている。
回転挟持部材102はさらに、供給用モータ54の駆動に伴って回転する駆動軸105と、駆動軸105の先端側外周部に、駆動軸105と一体回転するよう設けられた前後の回転円板106と、供給管29に接触することで自転し回転円板106の回転とともに駆動軸105回りを公転する複数(この場合、三個)のローラ状の回転押圧体107とを有する。
回転押圧体107は、前後方向の支軸108回りに回転自在に支持されており、支軸108は回転円板106間に駆動軸105と平行に支持されており、回転押圧体107の外周面は回転円板106の外周部からさらに外方へ突出するよう設定されている。
このような構成を有する供給ポンプ18では、前記レバーを操作して上下動部材100を上動させることで、上下動部材100と回転挟持部材102との間に供給管29を前方から後方へ向けて容易に挿入することができ、挿入した後は再びレバーを操作して上下動部材100を下げる。
このようにすることにより、回転挟持部材102、特にその回転押圧体107と凹部101の円弧面103との間に供給管29が挟持・押圧されて供給管29は径方向に潰されるように変形される。そして回転挟持部材102を駆動軸105回りに回転(例えば図5において時計方向)させることにより、供給管29の変形部分が水薬ボトル4側へ移動し供給管29内に負圧・正圧領域が発生して供給ボトル3内の水薬2が供給管29内に吸い上げられ、順次水薬ボトル4側へ移動する。
上記のように、水薬2を水薬ボトル4へ供給するためには、駆動軸105の軸心回りの回転動作が必要になる。そして、駆動軸105は従動歯車41の軸心回りの回転により伴に回転するものである。このために後述の移動装置52を駆動することで駆動歯車47を水平方向に移動させて、上下方向軸線16からの距離が不動な従動歯車41に駆動歯車47を噛合(嵌合)させる。
このように、供給管29の一端先端部38は供給ボトル3の底部にまで挿入されて水薬2に浸漬しており、供給管29の他端先端部には供給ノズル22が取付けられて、供給管29の途中部分は供給ポンプ18に着脱自在に把持されている。さらに、供給管29において、一端先端部38の開口43から供給ポンプ18に挟持される途中部分までに(供給ポンプ18の下流側に)、蛇行状、スパイラル状、巻取り状等に加工された滞留部Sが設けられて、これによって供給管29は、水薬2の撹拌に必要な所定の長さを確保されている。換言すれば、滞留部Sを設けることで、限られたスペースのなかで、供給管29全体で保有できる水薬2の量を、滞留部Sを設けていない供給管29に比べて多く保有することができる。
すなわち、供給ポンプ18を正転駆動することにより水薬2が供給管29の一端先端面29a側の開口43から吸引されて、供給ノズル22側へ移動する。よって、供給ボトル3内に充分な水薬2が充填されている状態にあっては、水薬2が吸引されて供給ノズル22から吐出されるまでの間には、水薬2が少なくとも滞留部Sを通過することになり、この滞留部Sを設けている分だけ、設けていない場合に比べて多く供給管29に水薬2が存在することになる。
なお、この実施形態では、供給管29は供給ボトル3(供給ポンプ18)毎に設けられており、供給管29毎に滞留部Sを有している。これら滞留部Sは、所定の場所に纏めるようにして邪魔にならないように収納されている。
ところで、供給管29の一端先端部38は供給ボトル3の口部から底部にまで挿入して水薬2に浸漬させるが、一端先端面29aは供給管29の長手方向軸線に対して直交する面であるから、特に、供給管29を供給ボトル3に垂直方向に挿入すると、供給ボトル3の壁面44(底壁面,側壁面を含む)に接触し易い状態となる。また、一般に、供給ポンプ18を駆動して供給管29内に水薬2の吸引力が発生すると開口43周りが負圧になって供給ボトル3の壁面44にいっそう接触し易い環境がつくられてしまう。あるいは、水薬2自体の固化により、開口43が塞がれ、開口43からは水薬2が吸引されにくくなってしまう。
しかしながら、一端先端部38には円孔39,40が形成されているから、仮に開口43が塞がれたとしても、円孔39,40から水薬2が吸引されることになるから、水薬2が吸引されなくなるといった状態を効果的に回避して、水薬2を円滑に供給ノズル22側へ移動させることができる。
一般に、供給ポンプ18を駆動して供給管29内に水薬2の吸引力が発生すると開口43周りが負圧になって供給ボトル3の壁面44に接触し易い環境がつくられることを述べたが、この実施形態では、円孔39,40を形成しており、円孔39,40からも水薬2が吸引されることになるから、開口43周りが高い負圧にはなりにくい。したがって、その分だけ、供給ポンプ18の駆動によって吸引力が発生しても開口43が壁面44に接触しにくくなって、開口43からも水薬2を吸引することができる。
また、円孔39,40を複数箇所形成していることで、ひとつの円孔が塞がれたとしても、別の円孔から水薬2を吸引することができる。
水薬2の供給動作および水薬2の撹拌動作は、制御装置Mによって制御される。図9に示すように、制御装置Mの入力側には供給開始スイッチWが接続され、制御装置Mの出力側には回転用モータ28および供給用モータ54の駆動部が接続されている。
次に、上記構成の水薬供給装置1の動作説明を、水薬供給装置1の動作制御を行う制御装置Mの機能に基づいて説明する。
先ず、水薬供給装置1に敷設した供給開始スイッチWを、供給開始操作すると、使用する供給ボトル3を単独的に選択するよう、制御装置Mは回転用モータ28(回転駆動部17)を駆動させて、使用しようとする供給ボトル3を作業者の正面側に対向するよう位置させるよう、ノズル取付板53および載置体5を上下方向軸線16回りに必要に応じて所定角度だけ回動させる。
続いて制御装置Mは、移動装置52(移動用モータ58)を駆動することで駆動歯車47を水平方向に移動させて、従動歯車41に駆動歯車47を噛合(嵌合)させ、供給用モータ54を駆動させることにより駆動歯車47が回転し、これに噛合している従動歯車41が回転して回転押圧体107によって供給管29の途中部分が変形してその変形が供給ノズル22側へ移動することにより、供給管29内に水薬2が吸引されて、これが供給ノズル22側へ移動して、従動歯車41の回転が継続されることで水薬2が供給ノズル22から水薬ボトル4の開口部に向けて吐出されて水薬ボトル4に供給される。
このような動作を、使用しようとする供給ボトル3について別個に行うように、制御装置Mは回転用モータ28を駆動させて載置体5およびノズル取付板53を、上下方向軸線16回りに間欠的に回転させ、水薬ボトル4に必要な量や必要な種類の水薬2を供給する。
水薬2が懸濁性である場合では、水薬2に対して何らかの撹拌動作を施さなければ、時間の経過とともに水薬2を構成する成分が分離してしまう。そして、分離した状態での水薬2が水薬ボトル4に供給されてしまうと、水薬2の効能が発揮できなくなるという不都合がある。そこで、供給ボトル3内の水薬2を撹拌するために、例えば制御装置Mは、各供給ボトル3から水薬2を水薬ボトル4に供給するに先立って、各供給ボトル3内の水薬2を撹拌するように供給ポンプ18の駆動を制御する。
具体的には、制御装置Mは、予め設定されている長さの滞留部Sの全ての領域に水薬2が吸引されるまで供給用モータ54(供給ポンプ18)を駆動して、所定の量の水薬2を供給管29内に吸引する。
このとき、制御装置Mは、供給管29の長さに伴うその貯留量を情報として備えておき、供給ポンプ18を撹拌状態とした場合には、制御装置Mは、供給管29の供給ノズル22から水薬2が吐出しないように供給用モータ54の駆動時間を制限する。
その後、制御装置Mは、供給管29内に吸引した分だけの水薬2に相当する時間だけ、供給用モータ54を反転駆動させる。そうすると、水薬2は供給管29の一端先端面29aから供給ボトル3内に戻される。このとき、水薬2は供給ポンプ18の駆動によって戻されるから、一定の水流(水勢)を有しており、したがって、供給ボトル3内の水薬2によく混合されて、これを充分に撹拌することができる。
続いて制御装置Mは、供給状態として、再び供給用モータ54を正転駆動して水薬ボトル4に水薬2を供給する。この場合では、制御装置Mは予め設定された水薬2の供給量に至るように供給用モータ54を正転駆動のみ行うよう制御する。そして水薬2は前もって充分に撹拌されているから懸濁状態で水薬ボトル4に供給されて、水薬2としての効能の低下を防止されている。
このように、供給ボトル3内の水薬2を撹拌する手段を、本来備えている供給用モータ54の駆動を制御するようにして実現し、また本来備えている供給管29を延長するという簡単な構成によって撹拌手段を構成しているから、水薬供給装置1全体の構成の複雑化を抑えつつ、懸濁性の水薬2を扱う場合であっても水薬2を懸濁状態で水薬ボトル4に供給することができる。
上記実施形態では、供給管29の撹拌手段を、供給管29を長くするという構成を用いて、供給ボトル3内の水薬2を充分に撹拌できるように構成したが、これに限定されるものではない。
例えば図10の別の実施形態に示すように、撹拌手段として、供給管29の途中に拡径した水薬2の液溜部50を設けるようにすることで、供給ボトル3内の水薬2を撹拌することも可能である。
この場合、制御装置Mにおける供給用モータ54の駆動の制御は上記実施形態と同様であるが、供給管29の長さを長くすることなく液溜部50を設けることによって水薬2の撹拌に充分な量の水薬2を液溜部50に貯留することが可能であるから、水薬供給装置1全体の構成の複雑化を抑えつつ、懸濁性の水薬2を扱う場合であっても水薬2を懸濁状態で水薬ボトル4に供給することができる。
図10の実施形態では、液溜部50は供給ポンプ18よりも水薬2の供給方向の上流側に配設した構成を示しているが、液溜部50は供給ポンプ18よりも水薬2の供給方向の下流側に配設する構成としてもよい。さらに、液溜部50は、供給ポンプ18に対して供給方向の両側に配設するよう構成してもよく、何れの場合でも、上記実施形態と同様に懸濁性の水薬2を扱う場合であったとしても、水薬2を懸濁状態で水薬ボトル4に供給することができる。
なお、液溜部50は、供給管29の一部を拡径することで構成してもよいし、液溜部50そのものを供給管29とは別物として形成し、これを供給管29の途中に接続するようにしてもよい。
上記各実施形態では、水薬2の撹拌の際には、供給ポンプ18の正転駆動および反転駆動を1回のみ行う例を示したが、水薬2が供給ノズル22から吐出しないようにした上で供給ポンプ18の正転駆動および反転駆動を複数回繰返すように制御装置Mで制御するようにしてもよい。供給ポンプ18の正転駆動および反転駆動を複数回繰返すようにすれば、供給ボトル3内の水薬2を、いっそう確実に撹拌することができ、水薬2を懸濁状態で水薬ボトル4に供給することができる。
なお、上記各実施形態においては供給管29を長くするか、液溜部50を設けることで、水薬2の撹拌に充分となるようその量を供給管29内に確保するよう構成したが、供給管29の長さを変更することなく、また液溜部50を設けることなく、制御装置Mにおける供給用モータ54の駆動の正転駆動、反転駆動を少量ずつ複数回繰返すことで、供給ボトル3内の水薬2の撹拌が充分行えるのであれば、制御装置Mにおける供給用モータ54の駆動の制御のみで、水薬2の撹拌を行う方法も好ましい。
また、供給管29の一端先端面29aの形状は、図11の拡大断面図に示すように、供給管29の長手方向軸線に対して傾斜させているタイプ、図12の拡大断面図に示すように、供給管29の長手方向軸線から二股状に割るようにしたタイプ等がある。
図11では、一端先端面29aが供給ボトル3の壁面44(底壁面)に当接して開口43が閉塞された状態を描いている。図11に示すような一端先端面29aの形状は、図11の拡大断面図に示すように、一端先端面29aが供給管29の長手方向軸線に対して傾斜しているタイプの供給管29であっても、一端先端部38の周壁に孔(円孔39,40)を形成しておくことにより、開口43が閉塞されるような状態が発生したとしても、孔から水薬2を吸引することができる。
そして、孔から水薬2が吸引されることで、開口43周りの負圧が高くなることが抑制されるから、閉塞そのものが発生しにくく、したがって水薬2を円滑に吸引することができる。
図12に示すような、供給管29の一端先端部38が長手方向軸線から二股状に割られているタイプのものでは、開口43周辺が負圧になることで開口43が閉塞し易く、特に、供給ボトル3の壁面44に接触している場合では開口43が閉塞し易くなっている。あるいは水薬2自体の固化により開口43が閉塞されてしまうことも考えられる。
しかしながら一端先端部38の周壁に孔(円孔39,40)を形成しておくことにより、孔から水薬2を円滑に吸引することができる。さらに、孔から水薬2が吸引されることにより、開口43周りに負圧が高くなるのを抑えられるから、その分だけ一端先端部38の変形が生じにくく、したがって、開口43の閉塞が発生しにくい。
上記各実施形態では、供給管29の一端先端部38の周壁に孔を形成した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、供給管29の他端先端部(符号省略)に同様の孔を形成することも可能である。この場合は、供給管29の何れの端部を供給ボトル3に挿入するかを選択する必要がなく、したがって供給管29の取付け性が向上する。但し、供給管29の他端先端部は供給ノズル22に取付けられるから、供給ノズル22に取付けた際に孔が塞がれるようにする必要がある。
また、孔は円形に限定されることなく矩形、その他水薬2を吸引できる形状であってよく、大きさもまた、開口43が塞がれた際に水薬2を円滑に且つ充分に吸引することができれば、特に限定されない。
水薬2(液体)を吸引するための孔は、図示しないが、供給管29の長手方向一方側の端部および長手方向他方側の端部のうちの少なくとも何れかに、供給管29とは別のスリーブ状部材を装着して、該スリーブ状部材の周壁部に孔を形成してもよい。この場合には、水薬2を吸引する開口はスリーブ状部材の開口となり、該開口が塞がれた際でも孔から水薬2を吸引することができる。
上記各実施形態では、孔を複数形成して、ひとつの孔が塞がれたとしても、別の孔から水薬2を吸引することができるようにしているが、孔はひとつであってもよい。
さらに、上記各実施形態では、複数の孔は供給管29の先端部の周壁に、周方向に180°置いて同一断面内に対で形成した例を示したがこれに限定されず、孔を複数形成する場合には、孔どうしを180°に限定されることなく周方向で位置ずれさせてもよいし、また、孔どうしを供給管29の長手方向に位置ずれさせてもよい。
本発明の実施形態を示す水薬供給装置の正面図 同じく図1におけるA−A線断面図 同じく図1におけるB−B線断面図 同じく供給管を水薬ボトルに挿入した状態の拡大断面図 同じく供給管の要部拡大断面図 同じく供給管の要部拡大斜視図 同じく供給ポンプの要部を示し、挟持手段に供給管が挟持されていない状態を示す正面図 同じく挟持手段によって供給管が挟持されている状態を示す正面図 同じく制御ブロック図 別の実施形態を示す概略説明図 別の供給管の端部形状を示す拡大断面図 さらに別の供給管の端部形状を示す拡大断面図
符号の説明
1…水薬供給装置、2…水薬、3…供給ボトル、4…水薬ボトル、16…上下方向軸線、17…回転駆動部、18…供給ポンプ、20…ポンプ駆動部、22…供給ノズル、28…回転用モータ、29…供給管、29a…一端先端面、38…一端先端部、39,40…円孔、43…開口、44…壁面、50…液溜部

Claims (4)

  1. 長手方向両端部が開口されるとともに、長手方向一方側の端部および長手方向他方側の端部のうちの少なくとも何れかの周壁部に、前記開口とは別に、液体を吸引するための孔が形成されていることを特徴とする液体供給管。
  2. 液体を吸引するための孔は、長手方向一方側の端部および長手方向他方側の端部のうちの少なくとも何れかにスリーブ状部材が装着されて該スリーブ状部材の周壁部に形成されていることを特徴とする液体供給管。
  3. 液体を吸引するための孔は周壁部の周方向に離間して複数形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の液体供給管。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れかの供給管の長手方向途中部分を、液体を前記供給管の長手方向一方側から長手方向他方側へ供給するための供給駆動手段に着脱自在に設けてなることを特徴とする液体供給装置。
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