JP2009241631A - 自動車荷室のボード開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、ボードの昇降と開放状態の保持とを両立させるとともに、荷室空間に収納した荷物の積み下ろし作業を容易に行うことができる自動車荷室のボード開閉装置を提供することを目的とする。
【解決手段】荷室空間Sと、荷室床面を構成するトランクボード6とを備え、該トランクボード6のボード本体61の前部を上側と下側の定位置間で昇降できるとともに、後部を開閉できるスライドヒンジ62を有する自動車荷室のボード開閉装置であって、トランクボード6側の脚部63をトランクサイドトリム9側の凹部9aに係合可能にし、ボード本体61を、その後部を開放した状態で一時的に保持できるようにした。
【選択図】図16
【解決手段】荷室空間Sと、荷室床面を構成するトランクボード6とを備え、該トランクボード6のボード本体61の前部を上側と下側の定位置間で昇降できるとともに、後部を開閉できるスライドヒンジ62を有する自動車荷室のボード開閉装置であって、トランクボード6側の脚部63をトランクサイドトリム9側の凹部9aに係合可能にし、ボード本体61を、その後部を開放した状態で一時的に保持できるようにした。
【選択図】図16
Description
この発明は、荷室床面を構成するボードの前部を上側と下側の定位置間で昇降できるとともに、後部を開閉できるスライドヒンジを有する自動車荷室のボード開閉装置に関する。
周知のように、例えば自動車等の車両では、最後列シートよりも後方の車室空間を荷室として利用することが一般的に行われている。また、かかる車両後部の荷室空間をボードで上下に仕切って、スペースを更に有効利用することも一般に良く行われている。
また、上述したようなボードを利用して荷室空間を仕切るものとしては、例えば、荷室に段部を形成し、前記ボードを、収容凹部の底面が形成された下側定位置と、その上方位置に形成された上側定位置とにおいて昇降可能としたものが知られている(下記特許文献1、2参照)。
このように、ボードを上下に昇降可能とすることで、ボードを下側定位置に配置した時には、荷室空間の高さを確保して、該空間の容積を可及的に大きく確保することができる一方、ボードを上側定位置に配置した時には、例えば、荷室空間の前方に位置するシートのシートバックを折畳むことで、該折畳まれたシートバックの背面とボードとにより広くフラットなフロア面を形成することができる。
特開2007−308120号公報
特開2007−314028号公報
ところで、近年、ワゴン車等においては、荷室空間の奥行きを確保して大容量の空間を形成したものが好まれる傾向にある。この場合、前記ボードを上側定位置に配置した時には、ボードによって仕切られた下方の空間部の容積が増大するため、該空間部にも荷物を無駄なく収納することが可能になる。
そして、前記特許文献1、2に開示されているように、前記ボードの前端側に設けたピンによってボードを回動可能に支持し、その後部を開閉可能にすれば、荷室開口部から前記空間部を開閉することができるため、該空間部での荷物の積み下ろしを容易に行うことができる。
しかしながら、前記下方の空間部において荷物の積み下ろし作業を行う時には、片手でボード後部の開放状態を保持しながら、他方の片手で荷物の積み下ろしを行う必要があり、上述したように荷室空間が大容量化されつつある現在では、必然的にボードが大型(重量)化することにより、前記作業が乗員にとって大きな負担となっていた。
また、上述したようにボードを上方に回動させ開放状態とした時には、ボードはその前端側のピンのみによって支持される状態であるため、その支持状態は不安定であり、ピンに大きな負荷がかかるという問題もあった。
この発明は、ボードの昇降と開放状態の保持とを両立させるとともに、荷室空間に収納した荷物の積み下ろし作業を容易に行うことができる自動車荷室のボード開閉装置を提供することを目的とする。
この発明の自動車荷室のボード開閉装置は、荷室と、該荷室床面を構成するボードとを備え、該ボードの前部を上側と下側の定位置間で昇降できるとともに、後部を開閉できるスライドヒンジを有する自動車荷室のボード開閉装置であって、前記ボードを、その後部を開放した状態で一時的に保持できる保持手段を備えたものである。
この構成によれば、荷室空間における荷物の積み下ろし作業において、乗員の手でボード後部を開放状態に保持する必要がなくなるため、両手を使って荷物の積み下ろしを容易に行うことができる。
さらに、スライドヒンジと保持手段との協働により、ボードを開放状態に保持することが可能になり、このスライドヒンジと保持手段とにより、ボードの昇降と開放状態の保持とを両立させることができる。
さらに、スライドヒンジと保持手段との協働により、ボードを開放状態に保持することが可能になり、このスライドヒンジと保持手段とにより、ボードの昇降と開放状態の保持とを両立させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記上側定位置にあるボードを上方から加わる荷重に対して支持し、前記ボードが前記下側定位置になることを許容する脚部が前記ボードに設けられ、前記保持手段は、前記脚部と、前記ボード後部を上方に回動した時に前記脚部と係合するように前記荷室に設けられた脚部係合部とからなるものである。
脚部は、元々側部の支持がスライドヒンジのみであるボードを、スライドヒンジと離れた位置にて上側定位置に堅固に保持すべく設けられる部材である。この構成によれば、脚部を用いてこれを脚部係合部に係合させるようにしたことで、ボードの開放状態をより堅固に保持することができる。
この発明の一実施態様においては、前記保持手段が、前記脚部を前記ボードの側部に沿って起立姿勢と倒伏姿勢との間で回転させる回転機構と、前記ボードの幅方向に変位可能に支持する幅変位機構を備えるものであり、前記脚部係合部は、前記荷室側面のボードの開閉を妨げない位置に設けられるものである。
この構成によれば、脚部を倒伏姿勢または起立姿勢に切替える方向と、脚部係合部に係合させる方向とが異なるため、開閉操作されるボードと脚部係合部との干渉を確実に回避することができる。
この発明の一実施態様においては、前記荷室の開口部近傍に、前記脚部と係合解除操作可能に連結された脚部操作部が設けられるものである。
この構成によれば、荷室開口部から手を延ばして作業を行うことができ、ボードを容易に閉鎖することができる。
この発明の一実施態様においては、前記ボードの前記荷室開口側部位に把持部が設けられ、該把持部に前記脚部操作部が設けられるものである。
この構成によれば、把持部に脚部操作部を設けたことで、これを片手で操作することができ、操作性を向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、前記脚部操作部が、前記脚部が前記脚部係合部に対して係合する状態と、該係合が解除された状態とに切替え可能とされるものである。
この構成によれば、ボードの開閉を自在に行える状態、またはボードを所定位置に保持する状態のいずれかを乗員の片手で容易に選択することができる。
この発明の一実施態様においては、前記脚部を前記脚部係合部と係合させる方向に付勢する付勢手段が設けられるものである。
この構成によれば、ボードの回動時において脚部が脚部係合部に対応する位置に達した時、付勢手段の付勢力により自動的に脚部を脚部係合部に係合させるることができる。
一方、脚部が脚部係合部に係合している時、脚部操作部を操作することにより、脚部を付勢手段の付勢力に抗して変位させ、両者の係合状態を解除することができる。
一方、脚部が脚部係合部に係合している時、脚部操作部を操作することにより、脚部を付勢手段の付勢力に抗して変位させ、両者の係合状態を解除することができる。
この発明の一実施態様においては、前記脚部操作部と前記脚部とが、前記ボード面に沿って延設されたロッドで連結され、前記上側定位置で前記脚部操作部を支持する支持部が前記荷室に設けられるものである。
この構成によれば、ボードを上側定位置に配置した時には、脚部とともにロッドによってもボードを支持することができ、該ボードを補強することができる。このため、ボードにおける載置重量の制限を緩和しつつ、質感を向上させることができる。
この発明によれば、荷室空間における荷物の積み下ろし作業において、乗員の手でボード後部を開放状態に保持する必要がなくなるため、両手を使って荷物の積み下ろしを容易に行うことができる。
さらに、スライドヒンジと保持手段との協働により、ボードを開放状態に保持することが可能になり、このスライドヒンジと保持手段とにより、ボードの昇降と開放状態の保持とを両立させることができる。
さらに、スライドヒンジと保持手段との協働により、ボードを開放状態に保持することが可能になり、このスライドヒンジと保持手段とにより、ボードの昇降と開放状態の保持とを両立させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明の実施形態に係る自動車の車両後部を示す斜視図、図2は図1のA−A線矢視断面図、図3は図1のB−B線矢視断面図である。なお、図中において矢印(F)は車両前方、矢印(R)は車両後方を示し、矢印(IN)は車両内方、矢印(OUT)は車両外方を示す。
図1は本発明の実施形態に係る自動車の車両後部を示す斜視図、図2は図1のA−A線矢視断面図、図3は図1のB−B線矢視断面図である。なお、図中において矢印(F)は車両前方、矢印(R)は車両後方を示し、矢印(IN)は車両内方、矢印(OUT)は車両外方を示す。
これらの図に示すように、本実施形態に係る自動車の車両後部では、最後列シート1の後方の荷室空間Sの床面に、部品収納用の凹所2が形成されている。該凹所2の高さ方向の途中部には段部2sが形成され、この段部2sで上側部分2Uと下側部分2Lとに分けられている。この2段構造の凹所2の下側部分2Lにはスペアタイヤ3が収納される。なお、荷室空間Sの後側の荷室開口部Xは、テールゲート4(図2参照)により開閉可能に覆われている。
一方、凹所2の上側部分2Uには、下側部分2Lの上方を覆うようにして、所定深さのトレイ5が配設されている。このトレイ5内には、種々の物品が収納される。そして、トレイ5の上方は、荷室床面を構成するトランクボード6(仕切板)で覆われ、このトランクボード6の上方にも種々の荷物が収納し得るようになっている。
すなわち、最後列シート1の後方の荷室空間Sは、前記トランクボード6により、上下に仕切られ、上下の空間部S1、S2それぞれが収納スペースとして利用されることになる。このトランクボード6及び前記トレイ5は、好ましくは、合成樹脂で形成されている。
前記最後列シート1は、左右2分割タイプで、且つ、所謂折り畳み式のもので、左右のシート1L、1Rは、それぞれ、シートバック1Lb、1Rbを前方へ回動させてシートクッション1Lc、1Rc上へ折り畳むことができる。そして、このように折り畳むことにより、荷室空間Sを拡大することができるようになっている。また、左右のシート1L、1Rの各シートバック1Lb、1Rbの背面には、該背面下部に位置する軸線Jdを中心にして前後方向へ回動可能な回動板1Ld、1Rdが付設されている。
そして、シートバック1Lb、1Rbを前方へ回動させてシートクッション1Lc、1Rc上へ折り畳み、且つ、回動板1Ld、1Rdを後方へ回動させて開くことにより、シートバック1Lb、1Rbの背面と回動板1Ld、1Rdとを実質的に面一とすることができる。
なお、図2に示すように、車両後部の床面を構成する後部フロアパネル7は、その左右両端部が、図3に示すように車両前後方向へ延びる左右一対のリヤサイドフレーム8によってそれぞれ支持されている。
ところが、トランクボード6がトレイ5の上側に位置した状態(各図における二点鎖線表示参照)では、折り畳まれたシートバック1Lb、1Rbの背面および回動板1Ld、1Rdとトランクボード6との間に段差が生じることとなり、せっかく荷室空間Sを拡張しても、床面上を滑らせて荷物を移動することもできず、荷室スペースとしては使い勝手が悪くなる。
そこで、本実施形態では、折畳み状態のシートバック1Lb、1Rbの背面からトランクボード6に至るまで実質的に面一となり、荷室のフラットフロアを実現するために、トランクボード6の高さ位置が変更できるようになっている(各図における実線表示参照)。
以下、前記荷室空間Sを上下に仕切るトランクボード6の支持構造を説明する。図4は荷室空間Sの要部拡大側面図である。図1〜図4に示すように、トランクボード6の前部には、荷室の床面を構成するボード本体61から左右外方へ突出するスライドヒンジ62が一体的に設けられている。
また、本実施形態では、トランクボード6において、その高さ位置を図中実線で示す上側定位置に配置した時に、上方から加わる荷重に対してボード本体61を支持する脚部63が設けられている。この脚部63は、後述する球状継手64により、ボード本体61に対して回動可能に支持されている。
また、このトランクボード6の左右の前部を支持するために、前記荷室の左右側部の内装トリム9(リヤサイドトリム)に左右一対の前側支持部90が形成されている。このリヤサイドトリム9は、図3に示すように、比較的上部の壁部9Uと比較的下部の壁部9Lとを有しており、両壁部9U、9Lは水平方向に延びる段部9sによって区画されている。
前側支持部90は、図4に示すように、リヤサイドトリム9の比較的下部の壁部9Lに、つまり、荷室床面の近傍部分に設けられている。また、前側支持部90は、図4に詳しく示すように、高さ位置が異なる複数(本実施形態では2つ)の係合部91、92と、これら係合部91、92同士を接続する接続通路93と、上側係合部91と同じ高さ位置において接続通路93の上部から後方に延びる後方延長部94とを備えている。そして、この前側支持部90においては、上側係合部91と接続通路93と後方延長部94との合流部分に後述するガイド部材10が配置されている。
各係合部91、92は、好ましくは合成樹脂製とされたリヤサイドトリム9の縦壁の一部を外方にへこむ凹状に形成することによって構成されている。
また、リヤサイドトリム9の壁部9Uには、前側支持部90の他にも、その後方において、縦壁の一部を外方にへこむ凹部9aが形成されている。図5は、凹部9aを拡大して示す斜視図であり、凹部9aは、特に図5に示すように、下方に向かうにしたがって徐々にへこみの深さが深くなるように形成されており、その下端部には、壁部9Lの壁面と略直交する方向に延びる底面部9a1が形成されている。
また、荷室床面の後端部分には、図1及びトランクボード6の後側支持部12を拡大して示す図6のように、上方へ所定高さ立ち上がるようにして設けられた内装部材11(トランクエンドトリム)が位置しており、このトランクエンドトリム11にトランクボード6(ボード本体61)の後部を載置させて支持する後側支持部12が形成されている。
この後側支持部12では、後述するように、トランクエンドトリム11の上下方向の途中部に段差部120を形成することにより、この段差部120の上下に2つの支持面121、122が設けられている。そして、上側支持面121が前側支持部90の上側係合部91に対応した高さ位置に、下側支持面122が下側係合部92に対応した高さ位置に、それぞれ設定されている。
このように、荷室床面の後端部分に位置するトランクエンドトリム11にボード本体61の後部を支持する後側支持部12を形成したことにより、荷室床面およびその近傍の高さ範囲においてボード本体61の高さ位置を変更できる。
本実施形態では、上側支持面121は前側支持部90の上側係合部91と実質的に同じ高さ位置に設定されており、トランクボード6は、ボード本体61、スライドヒンジ62が、それぞれ上側支持面121、上側係合部91で支持されることにより、荷室床面の凹所2の上側部分2Uの上方(つまり、凹所2全体の上方)を覆い、折り畳み状態のシートバック1Lb、1Rbの背面および回動板1Ld、1Rdとボード本体61とが実質的に面一で水平に保持され、荷室スペースを拡大した状態でフラットな荷室フロアが得られる。
従って、底面積がより大きい荷物を収容できる。また、収容した荷物を荷室フロア上を滑らせて移動させ易くなるなど、収納する物品の種類に応じたスペースの有効利用ができ、また、荷室の使い勝手が良くなり、利便性を高めることができる。
一方、後側支持部12の下側支持面122は、トレイ5の上面が僅かに前下がりに傾斜している関係上、前側支持部90の下側係合部92よりも僅かに高い高さ位置に設定されている。そして、トランクボード6は、ボード本体61、スライドヒンジ62がそれぞれ下側支持面122、下側係合部92で支持されることにより、凹所2の下側部分2Lのみの上方に位置しトレイ5の上側を殆ど隙間なく覆うようになっている。
このように、本実施形態では、荷室床面に上下2段構造の物品収納用の凹所2が形成されており、該凹所2の段部2sよりも下側部分2Lのみの上方を覆う高さ位置(以下、下側定位置という)と、凹所2全体の上方を覆って荷室床面をフラットに保つ高さ位置(以下、上側定位置という)とに、ボード本体61の高さ位置を切替えることができ、収納する物品の種類に応じたスペースの有効利用ができ、また、荷室の使い勝手が良くなり、利便性を高めることができる。
また、ワゴン車等において荷室空間Sの容量が大きく確保されている場合には、ボード本体61を上側定位置に保持させた時、その下方において大容量の空間部S2を形成することができ、トランクボード6上に荷物を載置するとともに、図2、図3に示すように、空間部S2内に荷物Wを収納することができる。
図4に示すように、前側支持部90の上下2つの係合部91、92は、それぞれ実質的に水平方向に延びる横溝として形成されている。本実施形態では、下側係合部92の前端が上側係合部91の前端よりも所定量だけ前方まで伸長している。そして、これら上下に隣り合う係合部91、92同士を接続する接続通路93は、2つの係合部91、92の後端部同士を接続して前下がりの斜め溝を構成している。
図7は、前側支持部90の上部を拡大して示す側面図である。ガイド部材10は、図7に示すように、平板状をなす第1、第2のガイド面部10a、10bを備えており、それぞれの先端が上側係合部91、後方延長部94側に向いている。ガイド部10は、この両ガイド面部10a、10bにより側面視で略く字状をなしている。
また、ガイド部材10においては、前側支持部90の接続通路93上部に取付けられた枢支ピン10cによりこれを中心に両ガイド面部10a、10bが回動可能とされ、図7にて実線で示す姿勢と、二点鎖線で示す姿勢とに切替え可能となっている。
また、本実施形態では、第2のガイド面部10bの長手方向の長さがガイド面部10aの長さよりも長く設定されており、これにより、第2のガイド面部10bが第1のガイド面部10aに比べて重くなっている。
従って、外部から何らかの力が入力されない限りは、両者の自重の差により、図7中実線で示すように、第2のガイド面部10bが、上側係合部91及び後方延長部94と略平行に延びて、その後端が接続通路93と後方延長部94との境界部に位置するとともに、他方の第1のガイド面部10aの前端が上方かつ前方を向いた姿勢に保持される。
次に、図8、図9を参照して、ボード本体61の高さ位置を変更する際の、ガイド部材10の作用について説明する。図8(a)〜(e)、図9(a)、(b)は、ガイド部材10の作用を説明するための一連の説明図である。
先ず、下側定位置にあるボード本体61を、前側支持部90の上側係合部91と後側支持部12の上側支持面121とで支持させる場合には、図8(a)にて二点鎖線で示すトランクボード6のボード本体61を、スライドヒンジ62を中心にして図8の反時計方向に回動させ、前側支持部90の下側係合部92、接続通路93、及び後方延長部94に沿って後方に移動させながら上昇させる。
この時、トランクボード6の脚部63は、その自重により球状継手64を中心に回転し、ボード本体61と略平行となる倒伏姿勢(図中二点鎖線で示す姿勢)から、図中一点鎖線で示すような起立姿勢に切替えられる。
また、トランクボード6の前部のスライドヒンジ62が後方に移動している途中、これがガイド部材10の第2のガイド面部10bに当接することとなる。この時、スライドヒンジ62は、ガイド部材10を反時計方向に回動させながら第2のガイド面部10bを上方に押しのけることにより、後方延長部94に移動することができる。
スライドヒンジ62は、第2のガイド面部10bを通過し、後方延長部94の後端まで到達すると、図8(b)に示すように、移動方向が前方に切替えられる。この時、ガイド部材10は、第2のガイド面部10bの自重により、これが枢支ピン10と後方延長部94の前端下部とを橋渡すような姿勢で保持されている。スライドヒンジ62は、第2のガイド面部10b上を通過することで枢支ピン10cの位置までスムーズに移動できる。
次に、スライドヒンジ62は、枢支ピン10cを通過すると、第1のガイド面部10aと当接することにより、ガイド部材10を反時計方向に回動させながら第1のガイド面部10aを下方に押しのける(図8(c)参照)。これにより、第1のガイド面部10aは、枢支ピン10cと上側係合部91の後端下部とを橋渡すような位置をとる。スライドヒンジ62は、この第1のガイド面部10a上を通過することで、上側係合部91、つまりスライドヒンジ62の上側定位置までスムーズに移動することができる(図8(d)参照)。
このように、スライドヒンジ62が上側定位置に到達すると、図8(d)に示すように、ボード本体61をスライドヒンジ62を中心に時計方向に回動させる。この時、ボード本体61の後端部は、図8(e)に示すように、トランクエンドトリム11に形成した後側支持部12の上側支持面121に嵌まるようになっている。これにより、ボード本体61を前側支持部90の上側係合部91と後側支持部12の上側支持面121とで支持させることができる。
また、この時、起立姿勢の脚部63の自由端側は、トレイ5上に載置されるようになっており、これによってボード本体61をスライドヒンジ62とともに左右両側の脚部63で安定的に支持することができる。
また、ボード本体61を上側定位置に配置した時には、これをスライドヒンジ62を中心に回動操作することで、ボード本体61の後部の開閉が可能となり、荷室開口部X側から空間部S2へアクセスすることができるようになっている。
次に、上側定位置にあるボード本体61を前側支持部90の下側係合部92と後側支持部12の下側支持面122とで支持させる場合には、先ず、図9(a)に示すように、スライドヒンジ62(トランクボード6)を後方に移動させる。そして、スライドヒンジ62が接続通路93の上部に到達したところで、その移動方向を前方に切替え、接続通路63内を前方に移動させながら、ボード本体61を下降させる。
この時、第2のガイド面部10bの自重により、第1のガイド面部10aの前端が上方かつ前方を向いており、上側係合部91の後端下部から退避した位置にある。そして、これ以上の時計方向への回動が上側係合部91の上壁部によって阻止されており、後方がガイド面部10aによって閉鎖された状態となっている。
このため、トランクボード6が後方に移動させられたとしても、ガイド面部10aとの当接によりスライドヒンジ62の後方延長部94側への移動が阻止される。従って、スライドヒンジ62を接続通路93に向けて確実に案内し、下側係合部92、つまり下側定位置までスムーズに移動させることができる。
ここで、スライドヒンジ62が接続通路93を通過する時には、脚部63の自由端側がトレイ5と当接することにより、図9の反時計方向に回動させられるようになっており、スライドヒンジ62を下側係合部92に到達させ、ボード本体61を時計方向に回動させた時には、図9(b)に示すように、脚部63を倒伏姿勢にして折畳むことが可能になっている。このため、ボード本体61を、前側支持部90の下側係合部92と後側支持部12の下側支持面122とで支持する下側定位置に配置することが許容されている。
このように、本実施形態では、前側支持部90、ガイド部材10、及び後側支持部12により、ボード本体61の前部(スライドヒンジ62)が上側定位置と下側定位置との間で昇降可能とされている。
次に、球状継手64を用いた脚部63の支持構造について説明する。図10は、荷室空間Sに配設されたトランクボード6を示す平面図、図11は、脚部63の支持構造を示す分解斜視図、図12(a)は、トランクボード6が下側定位置にある状態において、球状継手64の位置で車両後部を車幅方向に切断した時の断面図、図12(b)は、図12(a)のC−C線矢視断面図である。
なお、脚部63は、図10に示すように、車両の左右両側に設けられているが、これらの支持構造は略左右対称の関係にあるため、図11、図12等ではそのうち一方のみについて示している。
本実施形態では、図10、図11に示すように、ボード本体61に倒伏姿勢の脚部63を収容する収容凹部61aが形成されており、これによってボード本体61が下側定位置になることが許容されている。そして、球状継手64は、この収容凹部61aの前端部近傍で、ボード本体61の側部に嵌め込まれている。
球状継手64は、図11、図12に示すように、球状先端部64a、及び球状先端部64aと脚部63とを接続する接続部64bを有しており、このうち、接続部64bは、その前後方向の幅と同等の幅を有する軸受部材65の凹部65aに嵌め込まれている。
そして、脚部63の組付け時には、軸受部材65が、ボード本体61の収容凹部61aの側面に形成された凹部61bに嵌め込まれるとともに、球状先端部64aが、凹部61bよりもさらに車内側にへこむ略半球状の凹部61cに嵌め込まれる。
これにより、球状継手64が、図12(a)に示すようにボード本体61に嵌め込まれるとともに、この球状継手64によって、脚部63が前後方向及び車幅方向に回動可能に支持されている。従って、脚部63は、球状継手64により、ボード本体61の側面に沿って起立姿勢と倒伏姿勢との間で回転可能であり、かつボード本体61の幅方向に変位可能となっている。
また、ボード本体61には、凹部61cの下方にスプリング66の一端側が取付けられており、その他端側が脚部63の側面に当接して、脚部63を車外側に付勢している。
また、ボード本体61の下面(裏面)部には、図10に示すように、車幅方向及び前後方向に延びる伝達ロッド14、15が配設されている。これら伝達ロッド14、15は、ボード本体61の中心部近傍で、回動軸16により水平面上で回動自在に枢支される回動リンク17を介して連結されている。
伝達ロッド14においては、その後端部が、ボード本体61の荷室開口部X側の部位に設けられたボード操作用把持部67の開口部67aに位置しており、該開口部67aに配設されたハンドル部材18に取付けられている。
このような構成により、乗員は、荷室開口部X側から手Hを延ばし、ボード操作用把持部67を把持した状態でボード本体61を容易に操作することができるようになっている。
他方、伝達ロッド15においては、その車外側端部が、図11、図12に示すように、ボード本体61の側面において他よりも上方にへこむ凹部61eを通り、先端が脚部63まで延びている。そして、この伝達ロッド15の先端は、前方を向くように屈曲された屈曲部15aとなっている。
なお、伝達ロッド14は、ボード本体61に取付けられた規制部材19によって、下方及び車幅方向の移動範囲が規制されており、伝達ロッド15は、ボード本体61に取付けられた規制部材20によって、下方及び前後方向の移動範囲が規制されている。
図13は、ボード本体61が下側定位置にある時の被係合部68周辺を示す要部拡大平面図であり、図14(a)は、ボード本体61が上側定位置にある状態において、球状継手64の位置で車両後部を車幅方向に切断した時の断面図、図14(b)は、図14(a)のD−D線矢視断面図、図15は、ボード本体61が上側定位置にある時の被係合部68周辺を示す要部拡大平面図である。
屈曲部15aは、図11〜図13に示すように、脚部63の車内側側面に取付けられた断面ハット状の被係合部68のスリット68aに挿通され、被係合部68内に入り込んでいる。
被係合部68は、そのスリット68aの長手方向が脚部63の長手方向を向くように配設されている。このため、ボード本体61が下側定位置にあって、脚部63が倒伏姿勢とされる時には、スリット68aが図12、図13に示すように前後方向を向いている。一方、トランクボード6を上側定位置に上昇させ、脚部63を起立姿勢とした時には、図14、図15に示すように、スリット68aの長手方向が上下方向を向くようになっている。
ここで、伝達ロッド15は、図10〜図14に示すように、ボード本体61の昇降に応じて、規制部材20により移動範囲を規制されながら、スリット68a上を相対的にスライド移動するようになっている。そして、伝達ロッド15先端の屈曲部15aは、ボード本体61の昇降に関わらず、その先端が前方を向いたままとされ、ボード本体61が上側定位置にある時には、屈曲部15aの延び方向が、図14、図15に示すように、被係合部68のスリット68aの長手方向と直交するようになっている。
この時、脚部63と伝達ロッド15とが被係合部68を介して係合し、ハンドル部材18と脚部63とが、伝達ロッド14、15、及び回動リンク17を介して連結された状態とされる。
また、スプリング66においては、その他端側が、図12、図14に示すように、脚部63がどのような位置にあっても、これと常時当接して、車外側に付勢するようになっている。
図16は、スライドヒンジ62が上側定位置にある時にボード本体61の後部を開放状態に保持した状態を示す側面図であり、図17は、図16に示す状態において、球状継手64の位置で車両後部を車幅方向に切断した時の断面図である。
本実施形態では、図16に示すように、前側支持部90の上側係合部91に位置するスライドヒンジ62を中心にしてボード本体61を回動させた時の回動軌跡上に、上述したリヤサイドトリム9の凹部9aが形成されている。
このため、ボード本体61の回動時においては、脚部63の下端部が凹部9aに対応する位置に達した時、スプリング66の付勢力により、図16、図17に示すように脚部63の下部が自動的に車外側へ変位し、凹部9aと係合するとともに、脚部63の下面が凹部9aの底面部9a1に載置されるようになっている。
これにより、ボード本体61が上側定位置にある状態で、その後部を開放すべく上方に回動させた時、凹部9aと脚部63との前記係合により、一時的にボード本体61の後部を開放状態に保持することができる。
従って、空間部S2における荷物W(図2、図3参照)の積み下ろし作業では、乗員の手でボード本体61の後部を開放状態に保持する必要がなくなり、両手を使って荷物Wの積み下ろしを容易に行うことができる。
さらに、本実施形態では、凹部9aに係合した脚部63とスライドヒンジ62との協働により、ボード本体61を開放状態に保持することが可能になっており、スライドヒンジ62、脚部63、及び凹部9aにより、ボード本体61の昇降と開放状態の保持とを両立させることができる。
また、脚部63は、元々側部の支持がスライドヒンジ62のみであるボード本体61を、スライドヒンジ62と離れた位置にて上側定位置に堅固に保持すべく設けられた部材である。従って、本実施形態のように、特に凹部9aに脚部63を係合させるようにしたことで、ボード本体61の開放状態をより堅固に保持することができる。
また、凹部9aは、壁部9Lの壁面から車外側にへこむようにして形成されることで、ボード本体61の開閉を妨げない位置に配されている。この場合、脚部63を倒伏姿勢、または起立姿勢に切替える方向と、凹部9aに係合させる方向とが異なるため、開閉操作されるボード本体61と凹部9aとの干渉を確実に回避することができる。
ところで、本実施形態では、図10に示す伝達ロッド14に取付けられたハンドル部材18を後方に引き込み操作することで、回動リンク17を介して伝達ロッド15を車内側に変位させることができるようになっている。
このため、上述のように脚部63が凹部9aに係合している時、ハンドル部材18に対して前記操作を行うと、伝達ロッド15の屈曲部15aが車内側へ変位することによって、被係合部68、つまりは脚部63をスプリング66の付勢力に抗して車内側に変位させ、両者の係合状態を解除することができる。
従って、荷室開口部Xから手Hを延ばして作業を行うことができ、ボード本体61を容易に閉鎖することができる。また、ボード操作用把持部67にハンドル部材18を配設したことで、これを片手で操作することができ、その操作性を向上させることができる。
また、ハンドル部材18の操作に基づいて脚部63の幅を変位させる機構として、伝達ロッド14、15がボード本体61の下面に沿うように延設されるとともに、ボード本体61が上側定位置にある時には、図10中二点鎖線で示すように、ハンドル部材18が上側支持面121に支持されるようになっている。
これにより、ボード本体61を上側定位置に配置した時には、図14、図17に示すように、脚部63とともに伝達ロッド14、15によってもボード本体61を支持することができ、ボード本体61を補強することができる。このため、ボード本体61における載置重量の制限を緩和しつつ、質感を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、脚部63を凹部9aと係合させる方向に付勢する手段として、コイル型のスプリング66をボード本体61側に取付けることとしたが、必ずしもこれに限定されることはなく、図18に示すように、脚部63側に板バネ66′を取付けるようにしてもよい。
板バネ66′には、その両端部に取付部66a′が形成されており、該取付部66a′が脚部63に固定されることにより、板バネ66′が脚部63に取付けられている。さらに、この板バネ66′は、その中央部において車内側に向かって円弧状に突出する弾性部66b′を有しており、これがボード本体61(ここでは不図示)の側面を押圧している。
このような構成であっても、ボード本体61側に取付けたコイル型のスプリング66と同様、板バネ66′の付勢力によって脚部63をボード本体61から離間する方向、即ち車外側に付勢することができる。
また、脚部63を凹部9aと係合させる方向に付勢するのであれば、例えば、コイル型のスプリング66に相当するものを脚部63側に取付けてもよいし、板バネ66′に相当するものをボード本体61側に取付けてもよい。
また、本発明は、スプリング66等を用いて脚部63を自動的に凹部9aに係合させることに必ずしも限定されない。例えば、この脚部63の凹部9aへの係合を乗員の操作によって行えるように構成してもよい。
図19は、本発明のさらに他の実施形態に係る車両後部の荷室空間Sに配設されたトランクボード6を示す平面図であり、図20は、トランクボード6が上側定位置にある状態において、球状継手64の位置で車両後部を車幅方向に切断した時の断面図である。
図19、図20に示す実施形態では、伝達ロッド14とは異なり、伝達ロッド14′が、その後端部において、ハンドル部材18′から後方に突出する押込み操作部14a′を備えるとともに、脚部63を車外側に常時付勢する手段を設けない構成となっている。
本実施形態では、図20に示すようにトランクボード6が上側定位置にある状態から、空間部S2にて荷物Wの積み下ろし作業を行う場合、乗員は、最初の実施形態と同様、先ずボード本体61のボード操作用把持部67を把持し、ボード本体61の後部を上方に回動させる。
図21は、脚部63を凹部9aに係合させる際の操作を説明するための説明図である。上述したように、ボード本体61の後部を上方に回動させる時には、乗員は、図21に示すように、親指以外の4本の指をボード操作用把持部67の開口部67aに差し込んで把持しながら、同時にボード本体61の後端よりも後方に突出している押込み操作部14a′を掌で前方に押込み操作する。
これにより、伝達ロッド14′、15、及び回動リンク17を介して脚部63を手動操作で車外側に進出させることができ、乗員が掌で押込み操作部14a′を押込んだままボード本体61をさらに回動させると、脚部63の下面が凹部9aの位置に達したところで、図22に示すように両者を係合させることができる。
この場合、最初の実施形態と同様、脚部63と凹部9aとの係合により、ボード本体61を一時的に開放状態に保持することが可能になり、空間部S2で荷物Wの積み下ろしを両手で容易に行うことができる。
また、脚部63と凹部9aとの係合を解除する場合には、図23に示すように、両者を係合させる際の押込み操作によって前方に移動したハンドル部材18′を後方に引き込み操作すればよく、さらにこの状態でボード本体61の後部を下方に回動させれば、該後部を閉鎖することができる。
このように、本実施形態では、乗員のハンドル部材18′、及び押込み操作部14a′の操作によって、脚部63が凹部9aに対して係合する状態と該係合が解除された状態とに切替えることが可能になっている。これにより、ボード本体61の開閉を自在に行える状態、またはボード本体61を所定位置に保持する状態のいずれかを乗員の片手Hで容易に選択することができる。
また、本実施形態では、スプリングが用いられていないことで、脚部63が壁部9Uに対して常時圧接することを防止できる。このため、脚部63と壁部9Lとの摩擦に起因して、脚部63のスムーズな回動が阻害されることを防止でき、その起立姿勢、倒伏姿勢への切替えを確実に行わせることができる。
ところで、上述した各実施形態は、脚部63と係合可能な凹部9aを荷室の壁部9Lに1箇所設定した場合を示しているが、これに限らず、例えば、図24に示すトランクサイドトリム9′のように、その壁面が面一で形成されている場合には、脚部63の回動軌跡に沿って複数(ここでは3箇所)の凹部9a′〜9c′を設定してもよい。
このようにすることで、積み下ろしされる荷物Wの大きさ、形状等に応じて、ボード本体61の開放時の傾斜角、即ちボード本体61後部の開放幅を変更することができる。
なお、図18〜図24に示す他の実施形態において、図1〜図17を参照して説明した最初の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
また、本発明は、ボード本体61の開放状態を保持するにあたり、脚部63を荷室のリヤサイドトリム9に係合させることに必ずしも限定されない。例えば、図25、図26に示すように、荷室の両リヤサイドトリム9′内にソレノイド30、30を設けるとともに、ボード本体61の後端部のハンドル部材18″に、ソレノイド30を無線操作信号によって遠隔操作可能とするスイッチ手段18a″を設けるようにしてもよい。
ソレノイド30は、プランジャ30aが車幅方向に進退可能とされ、その進出時には、図26に示すように、ボード本体61を載置して、これを一時的に開放状態に保持することが可能になっている。
本実施形態では、ボード本体61が上側定位置にある状態から、空間部S2にて荷物Wの積み下ろし作業を行う場合、乗員は、ボード本体61後部のボード操作用把持部67を把持して前記後部を上方に回動させる時に、このボード本体61をソレノイド30の位置よりも高い位置まで回動させる。そして、該高さ位置までボード本体61を回動させたところでスイッチ手段18a″を押下操作する。
この時、ハンドル部材18″内のコントローラ(不図示)からソレノイド30のコントローラ(不図示)に無線操作信号が送信され、これによりソレノイド30のプランジャ30aは車内側に進出駆動される。乗員は、このようにして進出したプランジャ30a上にボード本体61を載置することで、これを図示のような開放状態に保持させることができる。
ここで、乗員が再びスイッチ手段18a″を押下操作すると、プランジャ30aは退避駆動するようになっている。従って、ボード本体61を閉鎖する際には、乗員は、ボード操作用把持部67を把持しながら、スイッチ手段18a″を押下操作し、プランジャ30aが退避したところでボード本体61の後部を下方に回動させればよい。
このような構成により、トランクボードに脚部が設けられていないものであってもこれを一時的に開放状態に保持することができる。また、トランクボード6側にスイッチ手段18a″を設けたことで、ボード本体61の回動操作と同時に片手で押下操作することが可能になる。
また、無線操作信号を用いてソレノイド30を制御するようにしたことで、ボード本体61に伝達ロッド14、15(図10等参照)のような機構を設ける必要がなくなる。このため、ボード本体61の重量化を防止し、その操作性低下を抑制できる。
なお、図25、図26に示す他の実施形態において、図1〜図17を参照して説明した最初の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
また、上述した各実施形態では、上下の係合部91、92等を有する前側支持部90や、側面視でく字状をなすガイド部材10により、スライドヒンジ62を案内しながらボード本体61を昇降させるようにしているが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、ボード本体61を上側定位置と下側定位置との間で昇降できるものであればよい。
例えば、特開2007−308120号公報や、特開2007−314028号公報等に開示されているように、回動ピンを中心に回動可能に枢支された揺動片の一端側に、ボード本体の前部に設けた摺動軸ピンを取付け、この揺動片を半円弧状の摺動溝内に摺動させることによってボード本体を昇降させるようにしてもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の保持手段は、凹部9a、9a′、9b′、9c′、伝達ロッド14、14′、15、回動リンク17、脚部63、球状継手64、被係合部68、及びソレノイド30に対応し、
以下同様に、
脚部係合部は、凹部9a、9a′、9b′、9c′に対応し、
回転機構は、球状継手64に対応し、
幅変位機構は、伝達ロッド14、14′、15、回動リンク17、被係合部68に対応し、
脚部操作部は、ハンドル部材18、18′、及び押込み操作部14a′に対応し、
付勢手段は、スプリング66、板バネ66′に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明の保持手段は、凹部9a、9a′、9b′、9c′、伝達ロッド14、14′、15、回動リンク17、脚部63、球状継手64、被係合部68、及びソレノイド30に対応し、
以下同様に、
脚部係合部は、凹部9a、9a′、9b′、9c′に対応し、
回転機構は、球状継手64に対応し、
幅変位機構は、伝達ロッド14、14′、15、回動リンク17、被係合部68に対応し、
脚部操作部は、ハンドル部材18、18′、及び押込み操作部14a′に対応し、
付勢手段は、スプリング66、板バネ66′に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
6…トランクボード
9a、9a′、9b′、9c′…凹部
14、14′、15…伝達ロッド
14a′…押込み操作部
17…回動リンク
18、18′…ハンドル部材
30…ソレノイド
61…ボード本体
62…スライドヒンジ
63…脚部
64…球状継手
66…スプリング
66′…板バネ
67…ボード操作用把持部
68…被係合部
121…上側支持面
S…荷室空間
X…荷室開口部
9a、9a′、9b′、9c′…凹部
14、14′、15…伝達ロッド
14a′…押込み操作部
17…回動リンク
18、18′…ハンドル部材
30…ソレノイド
61…ボード本体
62…スライドヒンジ
63…脚部
64…球状継手
66…スプリング
66′…板バネ
67…ボード操作用把持部
68…被係合部
121…上側支持面
S…荷室空間
X…荷室開口部
Claims (8)
- 荷室と、
該荷室床面を構成するボードとを備え、
該ボードの前部を上側と下側の定位置間で昇降できるとともに、後部を開閉できるスライドヒンジを有する自動車荷室のボード開閉装置であって、
前記ボードを、その後部を開放した状態で一時的に保持できる保持手段を備えた
自動車荷室のボード開閉装置。 - 前記上側定位置にあるボードを上方から加わる荷重に対して支持し、
前記ボードが前記下側定位置になることを許容する脚部が前記ボードに設けられ、
前記保持手段は、前記脚部と、前記ボード後部を上方に回動した時に前記脚部と係合するように前記荷室に設けられた脚部係合部とからなる
請求項1記載の自動車荷室のボード開閉装置。 - 前記保持手段は、前記脚部を前記ボードの側部に沿って起立姿勢と倒伏姿勢との間で回転させる回転機構と、前記ボードの幅方向に変位可能に支持する幅変位機構を備えるものであり、
前記脚部係合部は、前記荷室側面のボードの開閉を妨げない位置に設けられる
請求項2記載の自動車荷室のボード開閉装置。 - 前記荷室の開口部近傍に、前記脚部と係合解除操作可能に連結された脚部操作部が設けられる
請求項3記載の自動車荷室のボード開閉装置。 - 前記ボードの前記荷室開口側部位に把持部が設けられ、
該把持部に前記脚部操作部が設けられる
請求項4記載の自動車荷室のボード開閉装置。 - 前記脚部操作部は、前記脚部が前記脚部係合部に対して係合する状態と、該係合が解除された状態とに切替え可能である
請求項5記載の自動車荷室のボード開閉装置。 - 前記脚部を前記脚部係合部と係合させる方向に付勢する付勢手段が設けられる
請求項5記載の自動車荷室のボード開閉装置。 - 前記脚部操作部と前記脚部とは、前記ボード面に沿って延設されたロッドで連結され、
前記上側定位置で前記脚部操作部を支持する支持部が前記荷室に設けられる
請求項4〜7のいずれか一項に記載の自動車荷室のボード開閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008087370A JP2009241631A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 自動車荷室のボード開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009241631A true JP2009241631A (ja) | 2009-10-22 |
Family
ID=41304065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008087370A Pending JP2009241631A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 自動車荷室のボード開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009241631A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101181184B1 (ko) * | 2009-11-30 | 2012-09-18 | 기아자동차주식회사 | 자동차의 러기지룸 구조 |
| KR101294402B1 (ko) * | 2011-12-06 | 2013-08-08 | 기아자동차주식회사 | 러기지 트레이 |
| JP2016101834A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | ダイハツ工業株式会社 | 車両後部構造 |
| JP2018012500A (ja) * | 2017-10-27 | 2018-01-25 | ダイハツ工業株式会社 | 樹脂製バックドアの補強構造 |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008087370A patent/JP2009241631A/ja active Pending
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