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JP2009191763A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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JP2009191763A
JP2009191763A JP2008034152A JP2008034152A JP2009191763A JP 2009191763 A JP2009191763 A JP 2009191763A JP 2008034152 A JP2008034152 A JP 2008034152A JP 2008034152 A JP2008034152 A JP 2008034152A JP 2009191763 A JP2009191763 A JP 2009191763A
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Akio Yagi
章夫 八木
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Abstract

【課題】逆回転時でも各摺動部に給油を行うことで、高い信頼性を確保できる密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】主軸部111を軸支する軸受け部と、クランクシャフト113はオイルを上方に搬送する給油機構121を備え、給油機構121は、オイル中に開口する遠心ポンプ122と、主軸部111と軸受け部との間に刻設され、一端が遠心ポンプ122と連通し、他端が主軸部111の上部に連通する螺旋溝123と、一端が遠心ポンプ122の上部に開口し、他端が主軸部111の上部に開口し、且つ螺旋溝123とは独立して形成された給油穴126とを備えたもので、逆回転時においても、オイルは遠心ポンプ122から給油穴126を介して主軸部111の上部へと導かれ、主軸部111の摺動部を潤滑することで、摺動部の摩耗や傷付きを防止し、信頼性の高い密閉型圧縮機を提供することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は密閉型圧縮機の給油機構に関するものである。
従来、一般の密閉型圧縮機の給油装置は、密閉容器内に貯留したオイルを上方に汲み上げる給油機構と、回転軸の回転により生じる遠心力を利用してオイルを各摺動部に供給する螺旋形状の給油溝とをクランクシャフトに備え、給油機構によって汲み上げられたオイルは螺旋形状の給油溝を通りながら、主軸部の潤滑を行い、さらに偏芯部等の各摺動部の潤滑を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来技術の密閉型圧縮機について説明する。
図5は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図であり、図6は、従来の密閉型圧縮機の電気配線図である。
図5において、密閉容器1内に、ステータ18とロータ8とを備える電動モータ4と、その上部に圧縮機構部2を配置している。圧縮機構部2を構成するブロック3の軸受け部6内によりクランクシャフト7が軸支され、クランクシャフト7の外径部にはロータ8が固着され、偏芯軸9を介してピストン10のスライダー11と係合している。
クランクシャフト7の内部には、下端でオイル17に開口した遠心ポンプ12が形成されている。
クランクシャフト7の軸受け部6内に位置する部分には、クランクシャフト7が正回転することによりオイル17を上方へ導く方向にリードを有する螺旋溝14を刻設してある。
螺旋溝14は、下端が連通穴13を介して遠心ポンプ12に連通しており、上端はブロック3の軸受け部6上端に設けた面取り22とクランクシャフト7との隙間より形成される環状油溝16に連通している。
偏芯軸9に設けた縦穴15は、下端が環状油溝16に連通開口し、上端は密閉容器1の内空間に開口している。
また、図6に示すように、ステータ18には主コイル19と始動コイル20が並列に接続されており、始動装置としてPTCリレー21が始動コイル20に直列に配線され、単相の抵抗始動型の誘導電動機を形成している。
以上のように構成された従来の密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
ステータ18に通電されると、ステータ18の始動コイル20に直列に配線されたPTCリレー21の素子抵抗をもって正回転方向に始動トルクが発生し、ロータ8は回転を始める。
その後、PTCリレー21の素子は電流による自己発熱によって急激に抵抗を増加させ、始動コイル20が実質的に遮断されることで、主コイル19のみでロータ8が回転駆動され、それに伴いクランクシャフト7が回転し、偏芯軸9とスライダー11を介して係合しているピストン10が往復運動することで、周知の圧縮動作が行われる。
この際、オイル17はクランクシャフト7の下端から遠心ポンプ12内に作用する遠心力によって上昇し、連通穴13から螺旋溝14へと供給され、螺旋溝14によって上方への搬送力が付勢される。
このとき、オイル17は軸受け部6とクランクシャフト7の摺動面に油膜を形成して金属接触を抑制し、摩耗を防いでいる。そしてさらに上方へと搬送されたオイル17は環状油溝16に供給され、縦穴15を経て一部のオイル17は密閉容器1内の空間に放出され、一部のオイル17は、圧縮機構部2へと導かれ、圧縮機構部2の各摺動部に油膜を形成して金属接触を抑制し、摩耗を防いでいる。
特公昭62−44108号公報
しかしながら、上記従来の構成では、運転が停止した後に再度正常に運転を開始するには、始動コイル20に通電される必要があり、その為にはPTCリレー21の素子が抵抗を減じるための所定の冷却時間が必要になる。
従って、この冷却時間が極端に短い場合(例えば瞬時停電)、PTCリレー21の素子は抵抗が高いままであるため、始動コイル20には通電されず、通常は始動しない。ところがここでピストン10の往復運動により圧縮され昇圧された圧縮ガスの反発力が逆回転方向の外力として、ピストン10に加わるとこれが逆回転方向の始動トルクとなり、逆転運転が開始される。
すると螺旋溝14は正回転方向で運転することを前提にリード方向が設定されているため、クランクシャフト7の逆回転時には、螺旋溝14内のオイル17には下向きの力が作用し、軸受け部6から上方へのオイル17の供給は行なわれないことになる。
この逆回転は、次に密閉型圧縮機が停止するまで続き、通常その後の再度の運転で正回転に戻る。しかしながら、この逆回転の発生に伴い、クランクシャフト7に給油阻害が発生し、圧縮機構部2の各摺動部や主軸部に摩耗が発生し、密閉型圧縮機の信頼性が大きく低下するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、クランクシャフトが逆回転した際にも各摺動部に十分な給油を行い、高い信頼性を備えた密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、クランクシャフトに設けた給油機構は、オイル中に開口する遠心ポンプと、主軸部と軸受け部との間に刻設され、一端が遠心ポンプと連通し、他端が主軸部の上部に連通する螺旋溝と、一端が遠心ポンプの上部に開口し、他端が主軸部の上部に開口し、且つ螺旋溝とは独立して形成された給油穴とを備えたものであり、クランクシャフトが逆回転した際においても、オイルは遠心ポンプから給油穴を介して主軸部の上部へと導かれ、主軸部の摺動部を潤滑するという作用を有する。
本発明の密閉型圧縮機は、万一、クランクシャフトが逆回転した際においても、各摺動部に十分給油を行うことができるので、高い信頼性を備えた密閉型圧縮機を提供することができる。
本発明の請求項1に記載の発明は、ステータとロータとから構成される単相誘導型の電動モータと、前記電動モータによって駆動される圧縮機構部と、前記電動モータと前記圧縮機構部とを収容するとともにオイルを貯留する密閉容器とを備え、前記圧縮機構部は主軸部および偏芯軸部を備えたクランクシャフトと、圧縮室を形成するシリンダと、前記主軸部を軸支する軸受け部とを有し、前記クランクシャフトは前記オイルを上方に搬送する給油機構を備え、前記給油機構は、前記オイル中に開口する遠心ポンプと、前記主軸部と前記軸受け部との間に刻設され、一端が前記遠心ポンプと連通し、他端が前記主軸部の上部に連通する螺旋溝と、一端が前記遠心ポンプの上部に開口し、他端が前記主軸部の上部に開口し、且つ前記螺旋溝とは独立して形成された給油穴とを備えたものであり、クランクシャフトが逆回転した際においても、オイルは遠心ポンプから給油穴を介して主軸部の上部へと導かれ、主軸部などの各摺動部に十分に供給されて潤滑するため、各摺動部に油膜を形成して金属接触を抑制し、各摺動部の摩耗や傷付きを防止し、信頼性の高い密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、主軸部の上部に環状油溝を設け、螺旋溝の上端は前記環状油溝に連通するとともに、給油穴は直接または間接的に前記環状油溝に開口したものであり、クランクシャフトが逆回転した際においても、オイルは遠心ポンプから給油穴を介して主軸部の上部の環状油溝へ導かれ、環状溝にオイルが溜められて主軸部の上部全周に供給されるため、請求項1に記載の発明の効果に加えて、さらに主軸部の上部全体に十分な給油を行うことができるとともに、停止後の再起動時には環状溝に溜められたオイルが摺動部に速やかに供給され、給油不足を抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明に、給油穴は横穴を介して主軸部の上部に開口し、前記横穴は螺旋溝と直接連通しないものであり、クランクシャフトが逆回転した際において、給油孔から横穴を介してクランクシャフトと軸受け部の摺動部に排出されたオイルが螺旋溝に直接流れ込むことを抑制することができるため、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、さらに主軸部の上方の偏芯軸部などの各摺動部に導く十分なオイルの搬送量を確保することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明に、給油穴は主軸部の軸芯近傍で遠心ポンプに開口したものであり、クランクシャフトの正回転時には給油穴へ流れ込むオイルを抑制して主に螺旋溝に導くとともに、逆回転時においては、遠心ポンプ内はオイルが満たされて給油穴に流れ込み上部の摺動部に給油されるため、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらに正回転及び逆回転時において、主軸部などの各摺動部に常に安定して十分な給油を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明に、給油穴は、下方から上方にかけて外側へ傾斜したものであり、給油穴に流入したオイルは、遠心力により給油穴内を下部から上部により多く汲み上げられるため、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらにクランクシャフトの逆回転時の際には、給油穴を介してさらに上方の主軸部などの各摺動部に多くのオイルを供給することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明に、遠心ポンプに連通する螺旋溝の位置は、前記遠心ポンプに開口する給油穴の開口部よりも下方としたものであり、クランクシャフトの正回転時において、遠心ポンプ内のオイルは給油穴に流れ込むよりも先に螺旋溝に流れ込むため、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらにクランクシャフトの正回転時において、給油穴による給油阻害を抑制し、上方の主軸部などの各摺動部に多くのオイルを供給することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明に、偏芯軸部に穿設され一端が環状油溝に連通し、他端が密閉容器内に開口する縦穴を備えたものであり、クランクシャフトの正回転時は環状油溝と縦穴を介して偏芯軸部にオイルが搬送され、またクランクシャフトの逆回転時は給油穴で主軸部上部に汲み上げられたオイルが環状油溝と縦穴を介して偏芯軸部にオイルが搬送されるため、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらに正回転及び逆回転時において、偏芯軸部などの各摺動部に常に安定して十分な給油を行うことができる。
以下、本発明による密閉型圧縮機の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図、図2は同実施の形態の密閉型圧縮機におけるクランクシャフトの正面図、図3は図2のA−A線における要部断面図、図4は同実施の形態における密閉型圧縮機の電気配線図である。
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作を説明する。
図1から図3において、密閉容器108内に、ステータ101とロータ102とを備える単相誘導型の電動モータ103と、電動モータ103によって駆動される圧縮機構部106と、電動モータ103と圧縮機構部106とを収容するとともにオイル107を貯留している。
圧縮機構部106は、主軸部111および偏芯軸部112を備えたクランクシャフト113と、圧縮室116を形成するシリンダ117と、主軸部111を軸支する軸受け部118を有し、クランクシャフト113はオイル107を上方に搬送する給油機構121とを備えている。
また、シリンダ117にはピストン119が往復可動に挿入され、偏芯軸部112とピストン119は連結手段であるコンロッド120にて連結されている。
また、給油機構121は、オイル107中に開口する遠心ポンプ122を備えるとともに、主軸部111と軸受け部118との間に刻設され、一端が遠心ポンプ122と連通し、他端が主軸部111の上部に連通する螺旋溝123と、一端が遠心ポンプ122の上部に開口し、他端が主軸部111の上部に開口し、且つ螺旋溝123とは独立して形成された給油穴126とを備えている。
給油穴126の端部126aは主軸部111の軸芯近傍で遠心ポンプ122に開口し、下方から上方にかけて外側、即ち主軸部の摺動面側へと傾斜し、他端は横穴128を介して主軸部111の上部に開口し、横穴128は螺旋溝123と直接連通してはいない。
また、環状油溝127は主軸部111の上部に設けられ、螺旋溝123の上端に連通するとともに、直接または間接的に給油穴126と連通している。
また、遠心ポンプ122に連通する螺旋溝123の横穴140の位置は、遠心ポンプ122に開口する給油穴126の端部126aよりも下方に形成されている。
さらに、縦穴131は偏芯軸部112に穿設され、一端が環状油溝127に連通し、他端が偏芯軸部112の上端面112aで密閉容器108内に開口する。
また、図4において、ステータ101には主コイル141と始動コイル142が並列に接続されており、始動装置としてPTCリレー143が始動コイル142に直列に配線されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
ステータ101に通電されると、ステータ101の始動コイル142に直列に配線されたPTCリレー143の素子抵抗をもって所定の正回転に始動トルクが発生し、運転が開始される。
その後、PTCリレー143の素子の急激な抵抗増加により始動コイル142への通電は遮断され、主コイル141のみの通電でロータ102が正回転をする。
ロータ102の回転に伴いクランクシャフト113が回転し、偏芯軸部112の偏芯運動がコンロッド120を介してピストン119をシリンダ117内で往復運動させ、周知の圧縮動作が行われる。
次に、クランクシャフト113が正回転方向で運転する際のオイル107の供給について説明する。
密閉容器108内のオイル107は、クランクシャフト113の回転により遠心ポンプ122内で発生する遠心力により遠心ポンプ122内を上昇するとともに、遠心ポンプ122内の軸芯から離れた外周部に集められる。
さらに、遠心ポンプ122に連通する螺旋溝123の位置すなわち横穴140の位置は、遠心ポンプ122に開口する給油穴126の端部126aよりも遠心ポンプ122側である下方にあるため、遠心ポンプ122内のオイル107のほとんどは給油穴126に流れ込むよりも先に螺旋溝123に搬送される。
その後、螺旋溝123に搬送されたオイル107は螺旋溝123のポンプ能力により、環状油溝127へと導かれ、環状油溝127にオイル107が溜められて主軸部111の上部全周に供給されるとともに、停止後の再起動時には環状油溝127に溜められたオイル107が主軸部111と軸受け部118との摺動部などに速やかに供給され、給油不足を抑制することができる。
さらに、環状油溝127内に導かれたオイル107は遠心力により環状油溝127の外周部に集められ、また横穴128は螺旋溝123と直接連通してはいないため、環状油溝127内に導かれたオイル107が給油穴126の横穴128に流れ込むことなく、さらに、主軸部111の上方の偏芯軸部112などの各摺動部に導く十分なオイル107の搬送量を確保しつつ、環状油溝127に連通した縦穴131の下端へと導かれる。
縦穴131へと導かれたオイル107の一部は、コンロッド120やピストン119に供給され摺動部を潤滑し、残りのオイル107は上端より密閉容器108内の空間に放出される。
以上のように、クランクシャフト113の正回転時において、給油穴126による給油阻害を抑制し、上方の主軸部111などの各摺動部に十分なオイル107を供給することができ、従来技術同等の給油特性を維持することができる。
次に、クランクシャフト113が逆回転方向で運転する際のオイル107の供給について説明する。
運転が一旦停止し、再度正常に運転を開始するには、始動コイル142に通電される必要があり、その為にはPTCリレー143の素子が抵抗を減じるために必要な所定の冷却時間が必要になる。
従って、この冷却時間が極端に短いまま再通電された場合(例えば瞬時停電後)、PTCリレー143の素子は抵抗が高いままであるため、始動コイル142に通電されず、通常は起動しない。
ところがここでピストン119の往復運動により圧縮され昇圧された圧縮ガスの反発力によって、ピストン119が押し戻され、クランクシャフト113を逆回転方向に回すとこれが逆回転方向の始動トルクとなり、逆回転運転が開始されてしまう。
この際、遠心ポンプ122は回転方向と無関係にポンプ作用を発揮するため、正回転時と同様に遠心ポンプ122で汲み上げられる。その後オイル107は遠心力により遠心ポンプ122内の軸芯から離れた外周部に集められ、ここまでは正回転時と同様である。
遠心ポンプ122で汲み上げられ、横穴140を介して螺旋溝123の下端に導かれたオイル107ではあるが、螺旋溝123内ではオイル107に下向きの力が作用するため、オイル107は螺旋溝123内を上部に向かって流れることができず、どこにも搬送されずに遠心ポンプ122内に溜められることになる。
そのため、遠心ポンプ122内はオイル107で満たされ、オイル107は遠心ポンプ122の上部に形成された給油穴126に汲み上げられる。
給油穴126は下方から上方にかけて外側へ傾斜しているため、給油穴126に流入したオイル107は給油穴126に作用する遠心力により給油穴126内を下部から上部により多く汲み上げられ、主軸部111の上部に導かれ、環状油溝127へと導かれる。
ここで、給油穴126で汲み上げられるオイル107の量は、遠心ポンプ122及び給油穴126自身のポンプ能力によって決定されるが、各摺動部を十分潤滑することができるオイル107の量によりポンプ能力を設計しており、正回転時と同等の給油量の搬送能力は無くとも、少なくとも信頼性を確保するために十分な量の給油が得られよう設計している。
また、環状油溝127内に導かれたオイル107は、環状油溝127にオイル107が溜められて主軸部111の上部全周に供給されるため、主軸部111の上部全体に十分な給油を行うことができるとともに、停止後の再起動時には環状油溝127に溜められたオイル107が主軸部111と軸受け部118との摺動部などに速やかに供給され、給油不足を抑制することができる。
さらに、環状油溝127に溜められたオイル107は、主軸部111の上方の偏芯軸部112などの各摺動部に導く十分なオイル107の搬送量を確保しつつ、環状油溝127に連通した縦穴131の下端へと導かれる。
縦穴131へと導かれたオイル107の一部はコンロッド120やピストン119に供給され摺動部を潤滑し、残りのオイル107は上端より密閉容器108内の空間に放出される。
また、環状油溝127内のオイル107の一部は、圧縮機の停止時はもとより、運転時においても自重で螺旋溝123に流れ落ち、主軸部111に給油される。
以上のように、クランクシャフト113の逆回転時においても、正回転時と同様に、上方の主軸部111などの各摺動部に十分なオイル107を供給することができ、従来技術同等の給油特性を維持することができる。
従って、正回転、逆回転時ともに安定して主軸部111などの摺動部に十分なオイル107を供給でき、各摺動部に油膜を形成して金属接触を抑制し、摺動部の摩耗や傷付きを防止し、信頼性の高い密閉型圧縮機を提供することができる。
なお、本実施の形態において、電動モータを単相誘導型としたが、インバータコンプレッサのようにDCモータ等を搭載したものにおいても、逆回転が発生する密閉型圧縮機であれば同様の作用、効果が得られることは言うまでもない。
以上のように本実施の形態によれば、正回転時の給油量は従来品同等であり、逆回転時にも少なくとも信頼性を確保するために十分な量の給油が得られることで、高い信頼性を確保した密閉型圧縮機を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、圧力差を利用した給油機構により、安定して十分なオイルを供給することが可能となるので、家庭用冷蔵庫を初めとして、除湿機やショーケース、自販機等、冷凍サイクルを用いたあらゆる用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態の密閉型圧縮機におけるクランクシャフトの正面図 図2のA−A線における要部断面図 同実施の形態における密閉型圧縮機の電気配線図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図 従来の密閉型圧縮機の電気配線図
符号の説明
101 ステータ
102 ロータ
103 電動モータ
106 圧縮機構部
107 オイル
108 密閉容器
111 主軸部
112 偏芯軸部
113 クランクシャフト
116 圧縮室
117 シリンダ
118 軸受け部
121 給油機構
122 遠心ポンプ
123 螺旋溝
126 給油穴
127 環状油溝
128 横穴
131 縦穴

Claims (7)

  1. ステータとロータとから構成される単相誘導型の電動モータと、前記電動モータによって駆動される圧縮機構部と、前記電動モータと前記圧縮機構部とを収容するとともにオイルを貯留する密閉容器とを備え、前記圧縮機構部は主軸部および偏芯軸部を備えたクランクシャフトと、圧縮室を形成するシリンダと、前記主軸部を軸支する軸受け部とを有し、前記クランクシャフトは前記オイルを上方に搬送する給油機構を備え、前記給油機構は、前記オイル中に開口する遠心ポンプと、前記主軸部と前記軸受け部との間に刻設され、一端が前記遠心ポンプと連通し、他端が前記主軸部の上部に連通する螺旋溝と、一端が前記遠心ポンプの上部に開口し、他端が前記主軸部の上部に開口し、且つ前記螺旋溝とは独立して形成された給油穴とを備えた密閉型圧縮機。
  2. 主軸部の上部に環状油溝を設け、螺旋溝の上端は前記環状油溝に連通するとともに、給油穴は直接または間接的に前記環状油溝に開口する請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 給油穴は横穴を介して主軸部の上部に開口し、前記横穴は螺旋溝と直接連通しない請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 給油穴は主軸部の軸芯近傍で遠心ポンプに開口した請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 給油穴は、下方から上方にかけて外側へ傾斜した請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 遠心ポンプに連通する螺旋溝の位置は、前記遠心ポンプに開口する給油穴の開口部よりも下方とした請求項1から5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  7. 偏芯軸部に穿設され一端が環状油溝に連通し、他端が密閉容器内に開口する縦穴を備えた請求項1から6のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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