[go: up one dir, main page]

JP2009180263A - 気体用電磁弁 - Google Patents

気体用電磁弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2009180263A
JP2009180263A JP2008018625A JP2008018625A JP2009180263A JP 2009180263 A JP2009180263 A JP 2009180263A JP 2008018625 A JP2008018625 A JP 2008018625A JP 2008018625 A JP2008018625 A JP 2008018625A JP 2009180263 A JP2009180263 A JP 2009180263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pilot
gas
main
pilot valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008018625A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunsuke Akamatsu
赤松俊介
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Nabtesco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabtesco Corp filed Critical Nabtesco Corp
Priority to JP2008018625A priority Critical patent/JP2009180263A/ja
Publication of JP2009180263A publication Critical patent/JP2009180263A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

【課題】気体の漏れ量が少なく、且つ、高速で作動する気体用電磁弁を提供する。
【解決手段】本体11には入口15と出口16とそれらの間の弁座18とが形成される。背圧室23は、入口15から流入した気体が導入され、この気体の圧力により主弁12を弁座18に着座する方向に付勢する。パイロット機構13は、パイロット弁29及びパイロット用弁座30を有し、パイロット用弁座30からパイロット弁29が離座することで背圧室23に導入された気体を排出する。電磁部14は、パイロット弁29を離座方向に移動させる。主弁12の中心線上に背圧室23と出口16とを連通する通路24が形成され、パイロット用弁座30は通路24に配置されるように主弁12に形成される。パイロット弁29の先端側に、パイロット弁29が離座したときに主弁12と係合して主弁12を離座方向に付勢する係合部31が固定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、気体が流入する入口及び流出する出口が形成された本体において入口及び出口の間に形成された弁座と、弁座に着座可能な弁と、弁の開閉を制御する電磁部と、を備え、気体の流出入を高速で制御する気体用電磁弁に関する。
従来、気体が流入する入口及び流出する出口が形成された本体において入口及び出口の間に形成された弁座と、弁座に着座可能な弁と、弁の開閉を制御する電磁部と、を備え、気体の流出入を高速で制御する気体用電磁弁が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載された気体用電磁弁は、大型産業用エンジンのガス燃料制御電磁弁であって、電気的に高速で賦勢される流れ制御弁組立体を備えて構成されている。この弁組立体は、一方に固定ディスクが配置され、他方にこの固定ディスクに並進可能なディスクが配置され、これらの両ディスクが当接すると気体の流れが阻止されるようになっている。そして、並進可能なディスクが固定ディスクから僅かに離れることで大きな流量を得ることを目的とし、両ディスクには、有効ポート面積を最大にする観点から、同心の円形チャンネル、ポート、及びランドを備えて多数の周辺長さを持つ入れ子式のポーティング構造が形成されている。
特開平7−83138号公報
特許文献1に開示された気体用電磁弁においては、前述した入れ子式のポーティング構造が採用されることで、比較的小さいリフト量(弁の移動量)でも弁の開口面積が大きくなるように設定することができる。このため、小さいリフト量で必要流量を確保し易く、高速で作動する気体用電磁弁を実現することができる。しかしながら、弁の開口面積が大きく弁座部分が広くなるように形成されているため、当接した弁と弁座との間からの気体の漏れ量が多くなってしまい易いという問題がある。さらに、弁座部分が広く形成されていることで、弁座と弁との間に異物が噛み込み易く、これにより、閉弁動作時における作動不良が生じ易いという問題があり、ガスが漏出したままになってしまう虞がある。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、当接した弁と弁座との間からの気体の漏れ量が少なく、且つ、高速で作動する気体用電磁弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1発明に係る気体用電磁弁は、気体が流入する入口とその気体が流出する出口とが形成された本体と、前記本体において前記入口と前記出口との間に形成された弁座と、前記弁座に着座可能な主弁と、前記入口から流入した気体が導入され、当該気体の圧力を前記主弁に作用させて当該主弁を前記弁座に着座する方向に付勢する背圧室と、パイロット弁及び当該パイロット弁が着座するパイロット用弁座を有し、当該パイロット用弁座から当該パイロット弁が離座することで前記背圧室に導入された気体を排出するパイロット機構と、前記パイロット弁を離座方向に移動させる電磁部と、を備えている。そして、第1発明に係る気体用電磁弁は、前記パイロット弁は、その中心が前記主弁の中心が移動する中心線上で移動するように配置され、前記主弁の前記中心線上に、前記背圧室と前記出口とを連通する通路が形成され、前記パイロット用弁座は、前記通路に配置されるように前記主弁に形成され、前記パイロット弁の先端側に、当該パイロット弁が離座したときに前記主弁と係合して当該主弁を離座方向に付勢する係合部が固定されていることを特徴とする。
この発明によると、入口から背圧室に導入された気体が主弁に作用することで閉弁状態が維持される。このとき、背圧室と出口とを連通する通路に配置されて主弁に形成されたパイロット用弁座にはパイロット弁が着座し、上記通路も閉じられた状態になっている。そして、電磁部が作動することでパイロット弁が離座し、これにより、パイロット弁の先端側に固定された係合部を介して、パイロット弁とともに主弁が弁座から離座することになる。また、パイロット弁は主弁の中心線上で移動するため、パイロット弁の移動方向と主弁の弁座に対する移動方向とがずれてしまうことも防止できる。このように、電磁部によって制御されて動作するパイロット弁が離座するときに、パイロット弁の先端側の係合部が主弁を離座方向に付勢するため、主弁の開弁動作の速度を向上させることができる(開弁速度を速くすることができる)。そして、このようなパイロット機構を介して高速で主弁を開弁させることができるため、弁座の部分が広く形成されていなくても、所定のリフト量を高速で動作させ、必要な流量を容易に確保することができる。このため、当接した主弁(弁)と弁座との間からの気体の漏れ量を少なくすることができ、主弁と弁座との間への異物の噛み込みによる作動不良が生じることも抑制できる。また、弁座部分の面積をより狭く設定できるため、従来技術のような広い面積での面接触状態とは異なり、主弁と弁座との接触状態を線接触状態又は線接触状態に近い非常に狭い面積での面接触状態に設定することを容易に実現でき、漏れ量の低減や異物噛み込みによる作動不良の抑制をさらに図ることができる。
尚、一般的なパイロット機構の場合、燃料ガスなどの気体では圧縮性が高いため、パイロット弁が開弁しても背圧室の圧力が瞬時に低下しにくく、主弁の離座動作が遅れてしまう。しかしながら、本発明の構成では、係合部が主弁を離座方向に付勢するため、主弁の離座動作の遅れが生じることも防止できる。また、かかる構成のため、入口と背圧室とを連通する絞り(気体の通路)の開度を大きく絞った設定にしなくても主弁の開弁速度を速くすることができるため、この絞りの開度を大きく設定して主弁の閉弁動作の速度の向上も図ることができる(閉弁速度も速くすることができる)。またさらに、本発明の構成によると、背圧室と出口とを連通する通路の面積、即ち、パイロット弁が開閉を行う領域の開口面積が広く設定される必要がなく、より狭い設定にできるため、パイロット弁を着座方向に付勢するバネのバネ力をより小さく設定できる。このため、かかるバネ力に抗してパイロット弁を移動させる電磁部による推力において、パイロット弁を介して主弁を離座方向に付勢する力としてより多くの力を分配することができ、さらに効率よく高速で作動する気体用電磁弁を実現することができる。
従って、本発明によると、当接した主弁(弁)と弁座との間からの気体の漏れ量が少なく、且つ、高速で作動する気体用電磁弁を提供することができる。
第2発明に係る気体用電磁弁は、第1発明の気体用電磁弁において、前記係合部は、前記通路を貫通する前記パイロット弁の先端側に設けられ、前記パイロット弁が離座したときに、前記係合部は前記主弁を当該パイロット弁の離座方向と同じ方向に引っ張りながら付勢することを特徴とする。
この発明によると、通路を貫通するパイロット弁の先端側に設けられた係合部によって主弁が離座方向に引っ張られながら付勢されるため、コンパクト且つ簡易な機構で確実にパイロット弁の先端側の係合部で主弁を付勢する構成を実現することができる。
第3発明に係る気体用電磁弁は、第2発明の気体用電磁弁において、前記係合部は、放射状に広がる複数の爪状に形成されていることを特徴とする。
この発明によると、係合部が放射状に広がる複数の爪状に形成されているため、主弁を離座方向に真っ直ぐに引き上げる簡易な構造の係合部を容易に形成することができる。また、係合部の形状が放射状に広がる複数の爪状であるため、係合部が主弁に係合してこの主弁を引き上げる際に、通路を介した気体の流れがほとんど遮られることなく、流動抵抗の非常に少ない通路の状態を維持することができる。
本発明によると、当接した弁と弁座との間からの気体の漏れ量が少なく、且つ、高速で作動する気体用電磁弁を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。尚、本発明の実施形態に係る気体用電磁弁は、例えば、大型で据置型のガスエンジンに対して燃料ガスを供給するための電磁弁として適用することができるが、この例に限らず、他の用途や燃料ガス以外の他の気体に対しても、気体用電磁弁として広く適用できるものである。
図1は、本発明の実施形態に係る気体用電磁弁1を示す断面図である。図1に示す気体用電磁弁1は、図示しないガスエンジンに取り付けられ、ガスエンジンに対する燃料ガス(例えば、メタンガスと液化石油ガス(LPガス)との混合ガス)の供給を制御するための電磁弁として設けられる。この気体用電磁弁1は、本体11、主弁12、パイロット機構13、電磁部14などを備えて構成されている。
本体11は、複数の本体ブロック11a、11bが組み合わされることで構成されており、本体ブロック11aと本体ブロック11bとは複数のボルト19を介して結合されている。本体ブロック11aは、その一部が本体ブロック11bに嵌め込まれるように配置され、後述する電磁部14を支持するように設けられている。本体ブロック11bには、燃料ガス(本実施形態における気体)が流入する入口15と、入口15から流入した燃料ガスが流出する出口16とが形成されている。本体ブロック11bにおける入口15の上流側には供給ポート17が開口形成されており、この供給ポート17は、燃料ガス供給管(図示せず)が接続されて、燃料ガスの供給源(図示せず)から連通している。出口16はガスエンジンに接続されており、出口16から供給される燃料ガスによりガスエンジンが作動することになる。
また、本体ブロック11bにおいて、入口15と出口16との間には、後述する主弁12が着座可能な弁座18が形成されている。弁座18は、本体ブロック11bにおいて出口16へと連通する円形孔の入口15側の縁部分として設けられている。弁座18は、図1、及び弁座18の近傍の拡大断面図(主弁12が離座した状態の断面図)である図3(a)に示すように、エッジ状部分又は小さい曲率半径の弧状部分となるように形成された角部分として、或いは小さな面取りが施された角部分として、出口16に連通する円形孔の縁部分を構成するよう設けられている。これにより、後述する主弁12がこの弁座18に当接して着座したときには、主弁12と弁座18との接触状態を線接触状態又は線接触状態に近い非常に狭い面積での面接触状態に設定することができる。また、本体ブロック11bには、円形孔状に広がって形成されて、入口15と出口16とに連通する内部空間が設けられている。この内部空間には、後述する主弁12が往復動自在に配置されており、さらに主弁12の外側(弁座18とは反対側)において本体ブロック11aの一部が嵌め込まれている。
主弁12は、前述した弁座18に着座可能な弁体として設けられており、基体部20、当接部21、及び側壁部22が形成されている。基体部20は平板状の円形板部として形成されており、この基体部20における径方向についての中心(即ち、主弁12の中心)が移動する中心線上で往復動するように主弁12が配置されている。当接部21は、基体部20の周縁部に沿って配置されるとともに、その周縁部から出口16に向かって延びる環状に形成されている。そして、図3(a)によく示すように、当接部21の出口16に向かう先端部分の外周側には、外周方向に沿ってテーパ面部26が形成されている。このテーパ面部26は、主弁12の中心線に対して傾いて円錐面の一部を成す曲面として形成されている。主弁12が弁座18に着座するときには、このテーパ面部26が弁座18に対して線接触状態又はそれに近い接触状態で当接することになる(図1参照)。側壁部22は、基体部20の周縁部に沿って配置されるとともに、その周縁部から当接部21とは反対方向に(即ち、本体ブロック11aに向かう方向に)向かって延びる環状に形成されている。そして、側壁部22は、その外周が本体ブロック11bにおいて円形孔状の内部空間を区画する内周壁面27に対して摺接するように、配置されている。
また、主弁12の基体部20及び側壁部22と、本体ブロック11aと、本体ブロック11bの内周壁面27とで区画される領域は、入口15から流入した燃料ガスが導入される背圧室23を構成している。背圧室23には、主弁12において背圧室23と入口15とを連通するように貫通形成された絞り通路25を介して、燃料ガスが導入されるようになっている。この背圧室23は、絞り通路25を介して導入された燃料ガスの圧力を主弁12に作用させることで、主弁12を弁座18に着座する方向に付勢するように構成されている。さらに、この背圧室23内には、両端部が本体ブロック11aと主弁12の基体部20とにそれぞれ当接して本体11に対して主弁12を弁座18に向かってバネ力により付勢するコイルバネ28が配置されている。また、主弁12は、基体部20において、その中心線上に(即ち、主弁12の中心線上に)、背圧室23と出口16とを連通する通路24が貫通形成されている。この通路24は、出口16側に向かって円錐曲面の一部を成すように拡径しながら広がって開口するように形成されている。
パイロット機構13は、パイロット弁29と、このパイロット弁29が着座するパイロット用弁座30と、パイロット弁29の先端側に設けられた係合部31と、を備えて構成されている。このパイロット機構13は、パイロット弁座30からパイロット弁29が離座することで背圧室23に導入された燃料ガスを通路24を介して排出する機構として設けられている。
パイロット弁29は、先端側が段状に形成された中実の丸棒部材と中空の環状部材とが同心円上に配置されるようにしまりばめの状態で結合されることで構成された軸状要素として設けられている。このパイロット弁29は、その中心が主弁12の中心線上で移動するように配置されている。そして、パイロット弁29における丸棒部材の先端側は、通路24を貫通するように配置されている。また、パイロット弁29における環状部材の先端部分の外周側には、外周方向に沿って主弁12のテーパ面部26と同様の形状でテーパ面部26よりも相当に小径のテーパ面部が形成されている。このテーパ面部も、テーパ面部26と同様に、パイロット弁29の中心線に対して傾いて円錐面の一部を成す曲面として形成されている。
パイロット用弁座30は、通路24に配置されるように主弁12の基体部20に形成されている。尚、このパイロット用弁座30は、主弁12において通路24の背圧室23側への開口の縁部分として形成されており、エッジ状部分又は小さい曲率半径の弧状部分となるように形成された角部分として、或いは小さな面取りが施された角部分として、背圧室23に連通する通路24の縁部分を構成するよう設けられている。
係合部31は、通路24を貫通するパイロット弁29の先端側に固定されている。図4は、係合部31及び通路24とその近傍とを拡大して示す図であり、出口16側から見た図である。尚、図4では、主弁12の一部を切欠き状態で図示している。図1及び図4に示すように、パイロット弁29の先端側に固定された係合部31は、主弁12の出口16側において放射状に広がる複数の爪状に形成されている。尚、本実施形態の係合部31においては、周方向に均等角度方向に放射状に広がるように配置された3つの爪部32が設けられている。そして、この係合部31は、パイロット弁29がパイロット用弁座30から離座したときに、その3つの爪部32が主弁12に係合し、主弁12をパイロット弁29の離座方向と同じ方向に引っ張りながら付勢するようになっている。この係合部31の作動により、主弁12が離座方向に付勢されることになる。
電磁部14は、永久磁石33とコイル34とを備えて構成され、パイロット弁29を離座方向に移動させる機構として設けられている。永久磁石33は、本体ブロック11aに対して本体ブロック11bとは反対側において複数のボルト19を介して取り付けられている。コイル34は、本体ブロック11aと永久磁石との間において、往復動可能に配置されている。そして、コイル34は、基部35とこの基部35の周縁部分から筒状に延びて形成された筒状部36とを備えて構成されている。基部35の中心には、パイロット弁29における係合部31が設けられている側とは反対側の端部が固定されている。筒状部36は、永久磁石33に形成された環状溝部37に対して往復動自在に配置されている。このように環状溝部37に筒状部36が配置されることで、コイル34の往復動作方向が規定されるようになっている。尚、コイル34の回転方向の動きは、本体ブロック11aに一端側が嵌め込まれて固定されたピン部材38がコイル34に形成された貫通孔に遊嵌状態で挿入されることで規制されている。
また、コイル34と永久磁石33との間には、一端側が基部35に対して他端側が永久磁石33に形成された凹部39に対してそれぞれ支持されたコイルバネ40が配置されている。このコイルバネ40のバネ力により、コイル34が本体ブロック11a側(即ち、主弁12側)に付勢されるようになっている。このようにコイル34が主弁12側に付勢されることで、コイル34とともにコイル34に取り付けられたパイロット弁29が主弁12に形成されたパイロット用弁座30に向かって付勢されることになる。尚、コイル34には通電用の配線41が接続されており、コイル34が通電されて励磁することで、コイル34と永久磁石33とが異なる極で対向するように構成されている。そして、コイル34への通電によりコイル34と永久磁石33との間に生じた磁力によって、本体ブロック11aに固定された永久磁石33に対してコイル34がコイルバネ40のバネ力に抗して引きつけられるようになっている。これにより、コイル34とともにパイロット弁29が離座方向に移動することになる。
次に、上述した気体用電磁弁1の作動について説明する。図1は主弁12が弁座18に着座した閉弁状態を示しており、図2は主弁12が弁座18から離座した開弁状態を示している。図1に示す閉弁状態においては、電磁部14のコイル34は通電されておらず、コイル34は消磁されている。このため、コイルバネ40のバネ力によりコイル34とともにこれに固定されたパイロット弁29が主弁12に向かって付勢され、パイロット弁29がパイロット用弁座30に着座してパイロット機構13は閉弁状態になっている。そして、コイルバネ28のバネ力によって主弁12が弁座18向かって付勢されるとともに、入口15から流入した燃料ガスが絞り通路25を介して背圧室23に導入され、この燃料ガスの圧力が主弁12に作用している。このコイルバネ28による付勢力及び背圧室23の燃料ガスによる付勢力によって、主弁12が弁座18に着座して閉弁状態に維持されている。
一方、図1に示す上述の閉弁状態から、電磁部14のコイル34に通電が行われると、前述のように、コイル34が励磁してコイルバネ40のバネ力に抗して永久磁石33に向かって引きつけられる。これにより、コイル34とともにパイロット弁29が離座方向に移動してパイロット弁29及びパイロット用弁座30が開弁状態になり、背圧室23へ導入されていた燃料ガスが通路24を介して出口16へと流出することになる。そして、パイロット弁29が離座方向に移動すると、前述のように、係合部31が主弁12と係合して主弁12を離座方向にコイルバネ28のバネ力に抗して引っ張りながら高速で付勢する。このため、主弁12が弁座18から離座し、気体用電磁弁1は図2に示す開弁状態となり、入口15から流入した燃料ガスは、主弁12と弁座18との間を通過してそのまま出口16へと流動し、図示しないガスエンジンへと供給されることになる。
尚、図2に示す開弁状態から図1に示す閉弁状態に移行する場合は、コイル34への通電が解除され、コイル34が消磁される。これにより、係合部31による主弁12の離座方向への付勢力も解除され、コイルバネ40のバネ力によってコイル34とともにパイロット弁29が付勢され、パイロット弁29がパイロット用弁座30に着座する。そして、係合部31による付勢力が解除されることで、コイルバネ28のバネ力により主弁12が弁座18に対して着座することになる。このため、入口15と出口16との間が遮断され、入口15から流入した燃料ガスは絞り通路25を介して背圧室23に導入され、この燃料ガスの圧力が主弁12に作用することで、主弁12はさらに強く弁座18に対して押し付けられて閉弁状態が維持されることになる。
以上説明したように、気体用電磁弁1によると、入口15から背圧室23に導入された燃料ガスが主弁12に作用することで閉弁状態が維持される。このとき、パイロット用弁座30にはパイロット弁29が着座し、通路24も閉じられた状態になっている。そして、電磁部14が作動することでパイロット弁29が離座し、これにより、パイロット弁29の先端側に固定された係合部31を介して、パイロット弁29とともに主弁12が弁座18から離座することになる。また、パイロット弁29は主弁12の中心線上で移動するため、パイロット弁29の移動方向と主弁12の弁座18に対する移動方向とがずれてしまうことも防止できる。このように、電磁部14によって制御されて動作するパイロット弁29が離座するときに、係合部31が主弁12を離座方向に付勢するため、主弁12の開弁動作の速度を向上させることができる(開弁速度を速くすることができる)。そして、このようなパイロット機構13を介して高速で主弁12を開弁させることができるため、弁座18の開口面積が広く形成されていなくても、所定のリフト量を高速で動作させ、必要な流量を容易に確保することができる。このため、当接した主弁12と弁座18との間からの燃料ガスの漏れ量を少なくすることができ、主弁12と弁座18との間への異物の噛み込みによる作動不良が生じることも抑制できる。また、弁座18の開口面積をより狭く設定できるため、従来技術のような広い面積での面接触状態とは異なり、主弁12と弁座18との接触状態を線接触状態又は線接触状態に近い非常に狭い面積での面接触状態に設定することを容易に実現でき、漏れ量の低減や異物噛み込みによる作動不良の抑制をさらに図ることができる。
尚、圧縮性の高い気体によって作動するパイロット機構の場合は、パイロット弁が開弁しても背圧室の圧力が瞬時に低下しにくく、主弁の離座動作が遅れてしまう。しかし、気体用電磁弁1では、係合部31が主弁12を付勢するため、主弁12の離座動作の遅れが生じることも防止できる。また、かかる構成のため、絞り通路25の開度を大きく絞った設定にしなくても主弁12の開弁速度を速くすることができるため、この絞り通路25の開度を大きく設定して主弁12の閉弁動作の速度の向上も図ることができる(閉弁速度も速くすることができる)。またさらに、気体用電磁弁1によると、通路24の面積、即ち、パイロット弁29が開閉を行う領域の開口面積が広く設定される必要がなく、より狭い設定にできるため、パイロット弁29を着座方向に付勢するコイルバネ40のバネ力をより小さく設定できる。このため、かかるバネ力に抗してパイロット弁29を移動させる電磁部14による推力において、パイロット弁29を介して主弁12を離座方向に付勢する力としてより多くの力を分配することができ、さらに効率よく高速で作動する気体用電磁弁を実現することができる。
従って、本実施形態によると、当接した主弁12と弁座18との間からの気体の漏れ量が少なく、且つ、高速で作動する気体用電磁弁1を提供することができる。
また、気体用電磁弁1によると、通路24を貫通するパイロット弁29の先端側に設けられた係合部31によって主弁12が離座方向に引っ張られながら付勢されるため、コンパクト且つ簡易な機構で確実にパイロット弁29の先端側の係合部31で主弁12を付勢する構成を実現することができる。
また、気体用電磁弁1によると、係合部31が放射状に広がる複数の爪状に形成されているため、主弁12を離座方向に真っ直ぐに引き上げる簡易な構造の係合部31を容易に形成することができる。また、係合部31の形状が放射状に広がる複数の爪状であるため、係合部31が主弁12に係合してこの主弁12を引き上げる際に、通路24を介した燃料ガスの流れがほとんど遮られることなく、流動抵抗の非常に少ない通路24の状態を維持することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。例えば、次のような変形例を実施することができる。
(1)本実施形態においては、係合部が放射状に広がる複数の爪状に形成されていたが、他の形状に形成されていてもよい。また、本実施形態では、主弁に形成された通路を貫通するパイロット弁の先端側に係合部が設けられた構成を説明したが、この通りでなくてもよい。例えば、パイロット弁が通路を貫通せず、パイロット弁に固定された係合部が主弁に対して出口とは反対側において(背圧室側において)係合する構成であってもよい。
(2)本実施形態においては、図3(a)によく示すように、主弁12にはテーパ面部26が形成され、弁座18がエッジ状部分又は小さい曲率半径の弧状部分等となるように形成された角部分として設けられた構成を説明したが、この通りでなくてもよい。例えば、図3(b)の変形例に示すように、本実施形態とは逆の組み合わせであってもよい。即ち、弁座18aがテーパ面部として形成され、主弁12において弁座18aに当接する部分が、エッジ状部分又は小さい曲率半径の弧状部分等となるように形成された角部分41として設けられていてもよい。また、他の変形例である図3(c)に示すように、主弁12には本実施形態と同様にテーパ面部26が形成され、主弁12と弁座18bとの接触状態が線接触状態に近い非常に狭い面積での面接触状態に設定可能な範囲の曲率半径の弧状部分となるように弁座18bが形成されていてもよい。
本発明は、気体の供給又は排出を高速で制御するための気体用電磁弁として、広く適用することができるものである。
本発明の一実施の形態に係る気体用電磁弁を示す断面図である。 図1に示す気体用電磁弁の作動を説明する断面図である。 図2に示す気体用電磁弁の一部拡大断面図である。 図2に示す気体用電磁弁における係合部とその近傍とを拡大して示す図である。
符号の説明
1 気体用電磁弁
11 本体
12 主弁
13 パイロット機構
14 電磁部
15 入口
16 出口
18 弁座
23 背圧室
24 通路
29 パイロット弁
30 パイロット用弁座
31 係合部

Claims (3)

  1. 気体が流入する入口とその気体が流出する出口とが形成された本体と、
    前記本体において前記入口と前記出口との間に形成された弁座と、
    前記弁座に着座可能な主弁と、
    前記入口から流入した気体が導入され、当該気体の圧力を前記主弁に作用させて当該主弁を前記弁座に着座する方向に付勢する背圧室と、
    パイロット弁及び当該パイロット弁が着座するパイロット用弁座を有し、当該パイロット用弁座から当該パイロット弁が離座することで前記背圧室に導入された気体を排出するパイロット機構と、
    前記パイロット弁を離座方向に移動させる電磁部と、
    を備え、
    前記パイロット弁は、その中心が前記主弁の中心が移動する中心線上で移動するように配置され、
    前記主弁の前記中心線上に、前記背圧室と前記出口とを連通する通路が形成され、
    前記パイロット用弁座は、前記通路に配置されるように前記主弁に形成され、
    前記パイロット弁の先端側に、当該パイロット弁が離座したときに前記主弁と係合して当該主弁を離座方向に付勢する係合部が固定されていることを特徴とする、気体用電磁弁。
  2. 請求項1に記載の気体用電磁弁であって、
    前記係合部は、前記通路を貫通する前記パイロット弁の先端側に設けられ、
    前記パイロット弁が離座したときに、前記係合部は前記主弁を当該パイロット弁の離座方向と同じ方向に引っ張りながら付勢することを特徴とする、気体用電磁弁。
  3. 請求項2に記載の気体用電磁弁であって、
    前記係合部は、放射状に広がる複数の爪状に形成されていることを特徴とする、気体用電磁弁。
JP2008018625A 2008-01-30 2008-01-30 気体用電磁弁 Pending JP2009180263A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008018625A JP2009180263A (ja) 2008-01-30 2008-01-30 気体用電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008018625A JP2009180263A (ja) 2008-01-30 2008-01-30 気体用電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009180263A true JP2009180263A (ja) 2009-08-13

Family

ID=41034413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008018625A Pending JP2009180263A (ja) 2008-01-30 2008-01-30 気体用電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009180263A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021504654A (ja) * 2017-11-21 2021-02-15 デュークス エアロスペース インコーポレイテッド ポペット弁システム及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021504654A (ja) * 2017-11-21 2021-02-15 デュークス エアロスペース インコーポレイテッド ポペット弁システム及び方法
JP7326310B2 (ja) 2017-11-21 2023-08-15 デュークス エアロスペース インコーポレイテッド ポペット弁システム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8443839B2 (en) Fluid-biased hydraulic control valve with armature piston
US7290564B2 (en) Solenoid valve
CN102203479B (zh) 阀门组件
JP5498269B2 (ja) 電磁式開閉弁
JP5689395B2 (ja) 電磁弁
JP2012530234A (ja) 流体付勢式流体制御バルブ
US11319911B2 (en) Fuel injection valve
JP2013174158A (ja) 電磁弁
JP2009180263A (ja) 気体用電磁弁
EP1486712A1 (en) Three-way valve
JP6773469B2 (ja) ガス弁装置
JP2006322430A (ja) 燃料噴射装置
JP4721819B2 (ja) パイロ式バルブ
JP6817436B2 (ja) ガスを配量するための弁
JP4483828B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2002372164A (ja) 電磁弁
JP2011069292A (ja) 燃料噴射弁
JP4049909B2 (ja) パイロット作動流量調整弁
JP4025038B2 (ja) 電磁弁
JP4289291B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2005256759A (ja) 燃料噴射弁
JP5428517B2 (ja) 逆止弁及びそれを用いたポペット形ソレノイドバルブ
JP2011158037A (ja) 電磁弁
WO2021240890A1 (ja) 燃料噴射弁
WO2025100177A1 (ja) ガス燃料噴射弁