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JP2002372164A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

Info

Publication number
JP2002372164A
JP2002372164A JP2001183290A JP2001183290A JP2002372164A JP 2002372164 A JP2002372164 A JP 2002372164A JP 2001183290 A JP2001183290 A JP 2001183290A JP 2001183290 A JP2001183290 A JP 2001183290A JP 2002372164 A JP2002372164 A JP 2002372164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve seat
plunger
solenoid
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001183290A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoshi Hirota
久寿 広田
Toshiyuki Shioda
敏幸 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TGK Co Ltd filed Critical TGK Co Ltd
Priority to JP2001183290A priority Critical patent/JP2002372164A/ja
Publication of JP2002372164A publication Critical patent/JP2002372164A/ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁座の軸線方向に対して弁体が傾斜した状態
で着座しても十分なシールを得ることができ、かつ、弁
体を駆動するソレノイド部を小型化することができる電
磁弁を提供することを目的とする。 【解決手段】 流路の途中に弁孔を穿設したボール弁座
11を配置し、このボール弁座11に対して上流側から
接離可能な筒状の弁体を配置した。この弁体は、ソレノ
イド部2の可動鉄芯とするプランジャ13で構成した。
これにより、プランジャ13がボール弁座11に斜めに
当たっても、同じ形状の曲面に着座するため、プランジ
ャ13をボール弁座11に密着シールできる。プランジ
ャ13の外周部に連通溝14を形成し、流体圧力に依存
しない背圧キャンセル構造にして、弁開時に必要なソレ
ノイド力を小さくし、ソレノイド部2を小型化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁弁に関し、特に
高圧の流体を小さなソレノイド力で切り換え制御するこ
とができる電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、流体の切り換えを行うのに電
磁弁が使用されている。電磁弁は、一般に、弁体を開閉
駆動するソレノイド部と弁体によって流路の開閉を行う
弁部とから構成されている。ソレノイド部は、外部より
制御電流が供給される電磁コイルと、この電磁コイルの
軸線位置に固定された固定鉄芯とするコアと、電磁コイ
ルの軸線位置にて軸線方向に進退自在に配置された可動
鉄芯とするプランジャと、電磁コイルの非通電時にプラ
ンジャを弁部の弁体に対して開または閉方向へ付勢する
スプリングとを備えている。また、弁部は、ボディに穿
設された2つのポートと、両ポート間に配置されてボデ
ィと一体に形成された弁座と、この弁座に対向するよう
配置されソレノイド部のプランジャによって開閉駆動さ
れる弁体とを備えている。
【0003】弁体の形状によって、弁座を平面で塞ぐよ
うにした平弁、円錐形状のものを弁孔に出し入れして開
閉を行うテーパ弁、針状のものを弁孔に出し入れして開
閉を行うニードル弁などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テーパ
弁あるいはニードル弁は、弁座の軸線位置と弁体の進退
方向とが一致していなかったり、弁座の軸線方向に対し
て多少でも傾斜していると、弁座との間に隙間ができて
しまい、シールが不完全になって弁部で流体漏れが発生
する可能性があるという問題点があった。また、高圧流
体の切り換えを行う場合、弁体を駆動するソレノイド部
としては、弁体が受ける圧力以上のソレノイド力を必要
とするため、ソレノイド部が大型化してしまうという問
題点があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、弁座の軸線方向に対して弁体が傾斜した状態
で着座しても十分なシールを得ることができ、かつ、弁
体を駆動するソレノイド部を小型化することができる電
磁弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、弁部およびソレノイド部を備えた電磁弁
において、流体通路の途中に配置され、中央軸線位置に
弁孔が穿設されて弁座面が球面形状を有する弁座と、前
記弁座の上流側から軸線方向に進退自在に配置され、中
央軸線位置に前記弁孔よりも径の大きな開口部が穿設さ
れ、前記弁座に対する弁体として機能する筒状のプラン
ジャと、前記プランジャの前記開口部に挿通され、前記
弁座と対向する端面に中心を通る少なくとも一条の溝が
形成されたシャフトと、前記プランジャの前記弁座が設
けられている側と反対側の軸線位置に固定配置されたコ
アと、前記プランジャを前記弁座に着座させる方向に付
勢する第1のスプリングと、を備えていることを特徴と
する電磁弁が提供される。
【0007】このような電磁弁によれば、弁座面が球面
形状の弁座を用い、弁体としてソレノイド部の筒状のプ
ランジャを用い、プランジャの端面が球面形状の弁座に
着座させるようにしている。これにより、プランジャを
可動状態にするのに必要なスリーブとのクリアランスの
存在によってプランジャが傾斜状態で弁座に着座するこ
とになっても、プランジャの端面と弁座面との相対形状
は変化しない。このため、プランジャの軸がずれても、
自動的に調芯されたのと同じ状態になり、プランジャを
弁座に密着シールさせることができる。
【0008】また、本発明では、プランジャの外周部に
軸線方向に延びる複数の連通溝を形成して、プランジャ
のコア側の端面に入口側の流体圧力を導入するようにし
た。これにより、弁体であるプランジャの両端面に導入
された流体の圧力が等しくかかるようになって、プラン
ジャは流体の圧力に依存しなくなる。したがって、プラ
ンジャを駆動するソレノイド力は小さくて済むため、ソ
レノイド部を小型化できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、二
方電磁弁および三方電磁弁に適用した場合を例に図面を
参照して詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施の形態に係る二
方電磁弁の非通電時の状態を示す中央縦断面図、図2は
本発明の第1の実施の形態に係る二方電磁弁の通電時の
状態を示す中央縦断面図である。
【0011】第1の実施の形態に係る二方電磁弁は、下
部に設けられた弁部1と上部に設けられたソレノイド部
2とから構成されている。弁部1は、ボディ3の側面に
設けられた入口ポート4および出口ポート5を備えてい
る。これら入口ポート4および出口ポート5の間の流路
には、上部の開口部よりケース6が圧入されている。こ
のケース6は、入口ポート4と連通する環状の流体導入
溝7が形成され、その流体導入溝7は上部中央に凹設さ
れた空間8に通路9を介して連通されている。ケース6
は、また、中央の軸線位置に通路10が穿設され、その
上端部には、軸線方向に弁孔が穿設されたボール弁座1
1がかしめ加工によって固定されている。
【0012】ソレノイド部2は、下端面がケース6の上
部に溶接されたスリーブ12を備えている。このスリー
ブ12の下方には、可動鉄芯とするプランジャ13が軸
線方向に進退自在に嵌挿配置されている。このプランジ
ャ13は、その中央軸線位置に開口部が貫通形成された
筒状の形状になっており、その下端面は、ボール弁座1
1に対して接離動作することによって流路の開閉を行う
弁体を構成している。プランジャ13は、また、その外
周部に、軸線方向に延びる連通溝14が複数形成され、
ボール弁座11の側の面とその反対側の面とにかかる流
体圧力が等しくなるような背圧キャンセル構造にしてい
る。スリーブ12の上方には、固定鉄芯とするコア15
が螺着されている。このコア15とボール弁座11との
間には、プランジャ13の開口部を貫通してシャフト1
6が配置されている。このシャフト16の先端部は、縮
径されていて、プランジャ13の開口部との間に環状の
空間を形成するようにするとともに、端面には中心を通
る一条の溝が形成されており、その溝を介してボール弁
座11の弁孔と連通するようにしている。プランジャ1
3とコア15との間には、弁体であるプランジャ13を
ボール弁座11に着座させるように付勢するスプリング
17が配置されている。スリーブ12の外周には、電磁
コイル18が配置され、その外側は、ヨーク19によっ
て囲繞されている。ヨーク19の下端部は、このソレノ
イド部2の磁気回路の一部を構成するとともに弁部1の
ボディ3に取り付けるためのフランジ20が設けられ、
上端部は蓋21によって閉止されている。また、電磁コ
イル18には、外部から制御電流を供給して、この二方
電磁弁を開閉動作するための配線22が接続されてい
る。
【0013】ここで、図1に示したように、ソレノイド
部2が通電されていない状態では、スプリング17によ
って弁体であるプランジャ13は、ボール弁座11に着
座されて流体通路は閉止されている。ここで、入口ポー
ト4から高圧流体が流入した場合、その流体はケース6
の流体導入溝7に入り、通路9を介して空間8に導入さ
れる。空間8に導入された流体は、また、プランジャ1
3に周設された連通溝14を介してプランジャ13の背
面側にも導入される。これにより、プランジャ13は、
導入された流体圧力を軸線方向両面から同じ圧力で受け
るため、流体の圧力がソレノイド力による弁体の制御に
影響を受けることはない。
【0014】また、ボール弁座11は、弁座面が球面で
あるため、プランジャ13とのシール性を高くすること
ができる。すなわち、プランジャ13は、スリーブ12
内に軸線方向に進退自在に配置されているため、スリー
ブ12の内壁面との間にクリアランスがある。このた
め、プランジャ13は、スリーブ12内では軸線方向に
対して傾斜しており、弁閉時は、傾斜状態でボール弁座
11に着座することになる。しかし、着座面は球面であ
るため、プランジャ13がボール弁座11に傾斜状態で
着座しても、プランジャ13とボール弁座11との着座
部分の相対形状は変化しないため、両者の間に隙間は発
生せず、十分なシール性を得ることができる。
【0015】次に、ソレノイド部2が通電されると、高
圧の荷重を受けないプランジャ13は、図2に示したよ
うに、スプリング17の付勢力に抗してコア15に吸引
される。これにより、プランジャ13は、ボール弁座1
1から離れる方向へ移動し、シャフト16の先端の縮径
部分とプランジャ13の開口部との間の環状の空間は、
入口ポート4に連通する流路に開放されることになって
弁開状態になる。この結果、入口ポート4に導入された
流体は、シャフト16の先端面に形成された溝、ボール
弁座11の弁孔、およびケース6の通路10を介して出
口ポート5に流れるようになる。
【0016】図3は本発明の第2の実施の形態に係る二
方電磁弁の非通電時の状態を示す中央縦断面図である。
この図3において、図1に示した構成要素と同じ要素に
ついては同じ符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0017】第2の実施の形態に係る二方電磁弁は、ボ
ール弁座11を固定せずに、軸線方向に可動できる構成
にしてある。すなわち、ケース6の中央開口部に、中央
の通路が弁孔と連通するように一端がボール弁座11に
スポット溶接されたパイプ23が軸線方向に摺動可能に
配置されている。このパイプ23は、また、ケース6の
中央開口部に圧入されたガイド24によって保持されて
おり、ガイド24とボール弁座11との間にスプリング
25が配置されている。なお、ガイド24は、ケース6
の中央開口部とパイプ23との間に設けられたOリング
26の抜け防止機能も兼ねている。
【0018】上記構成の二方電磁弁において、ソレノイ
ド部2が通電されていない状態では、図3に示したよう
に、スプリング25によってボール弁座11をシャフト
16の下端面に押し付けるとともに、スプリング17に
よって弁体であるプランジャ13をボール弁座11に着
座させることによって流体通路を閉止している。ここ
で、入口ポート4から高圧流体が流入した場合、その流
体はケース6の流体導入溝7に入り、通路9を介して空
間8に導入され、さらに、プランジャ13に周設された
連通溝14を介してプランジャ13の背面側に導入され
る。このとき、プランジャ13は、高圧荷重を受けない
背圧キャンセル構造により、スプリング17の付勢力に
よってボール弁座に着座されて弁閉状態を維持してい
る。
【0019】次に、ソレノイド部2が通電されると、プ
ランジャ13は、スプリング17の付勢力に抗してコア
15に吸引されて、ボール弁座11から離れる方向へ移
動し、シャフト16の先端の縮径部分とプランジャ13
の開口部との間の環状の空間が入口ポート4に連通する
流路に開放されて弁開状態になる。これにより、入口ポ
ート4に導入された流体は、シャフト16の先端面に形
成された溝、ボール弁座11の弁孔、およびケース6の
通路10を介して出口ポート5に流れるようになる。
【0020】次に、再度、ソレノイド部2が非通電にな
ると、プランジャ13はコア15への吸引力を失うこと
によりスプリング17に付勢されてボール弁座11に着
座され、流体通路を閉止する。このとき、プランジャ1
3はボール弁座11に衝突して弁閉状態になるが、ボー
ル弁座11が軸線方向に摺動可能な状態にスプリング2
5によって付勢されているため、そのプランジャ13の
ボール弁座11への衝撃をスプリング25によって吸収
するようにしている。これにより、プランジャ13がボ
ール弁座11に当たったときの衝撃音を低減することが
できる。また、一般に、ボール弁座11は硬く、プラン
ジャ13はボール弁座11に比べて柔らかいが、プラン
ジャ13がボール弁座11に当たることによって発生す
る衝撃荷重を軽減できることから、プランジャ13の摩
耗を軽減させることができる。
【0021】図4は本発明の第3の実施の形態に係る三
方電磁弁の非通電時の状態を示す中央縦断面図、図5は
本発明の第3の実施の形態に係る三方電磁弁の通電時の
状態を示す中央縦断面図である。
【0022】第3の実施の形態に係る三方電磁弁は、下
部に設けられた弁部31と上部に設けられたソレノイド
部32とから構成されている。弁部31のボディ33の
側面には、入口ポート34および第1出口ポート35を
備え、ソレノイド部32の頂部には、第2出口ポート3
6を備えている。
【0023】弁部31の入口ポート34および第1出口
ポート35の間の流路には、上部の開口部よりケース3
7が圧入されている。このケース37は、入口ポート3
4と連通する環状の流体導入溝38が形成され、その流
体導入溝38は上部中央に凹設された空間39に通路4
0を介して連通されている。ケース37は、また、中央
の軸線位置に通路41が穿設され、その上端部には、軸
線方向に弁孔が穿設されたボール弁座42がかしめ加工
によって固定されている。
【0024】ソレノイド部32は、下端面がケース37
の空間39の内径に略等しい内径を有するスリーブ43
を備えている。このスリーブ43の上方には、コア44
が固着されており、そのコア44の中央の軸線位置に通
路45が穿設され、その上端部は、第2出口ポート36
を構成し、下端部には軸線方向に弁孔が穿設されたボー
ル弁座46がかしめ加工によって固定されている。
【0025】スリーブ43の下方には、ボール弁座4
2,46間の距離よりも短い長さのプランジャ47が軸
線方向に進退自在に嵌挿配置されている。このプランジ
ャ47は、その中央軸線位置に開口部が形成され、そこ
にシャフト48が挿通されている。このシャフト48の
両先端部は、縮径されていて、プランジャ47の開口部
との間に環状の空間を形成するようにするとともに、端
面には中心を通る一条の溝が形成されており、その溝を
介してボール弁座42,46の弁孔と連通するようにし
ている。プランジャ47の外周部には、軸線方向に延び
る複数の通路49が形成されている。また、プランジャ
47は、コア44側の約半分が縮径されていてスリーブ
43との間にスプリング収容空間を形成している。この
スプリング収容空間には、プランジャ47をケース37
に固定されたボール弁座42に着座させるよう付勢する
スプリング50が設けられている。
【0026】スリーブ43の外周には、電磁コイル51
が配置され、その外側は、ヨーク52によって囲繞され
ている。ヨーク52の下端部は、このソレノイド部32
の磁気回路の一部を構成するとともに弁部31のボディ
33に取り付けるためのフランジ53が設けられてい
る。また、電磁コイル51には、外部から制御電流を供
給して、この三方電磁弁を切り換え動作するための配線
54が接続されている。
【0027】ここで、図4に示したように、ソレノイド
部32が通電されていない状態では、スプリング50に
よって弁体であるプランジャ47は、ボール弁座42に
着座され、ボール弁座46からは離れた状態にある。こ
こで、入口ポート34から高圧流体が流入した場合、そ
の流体はケース37の流体導入溝38に入り、通路40
を介して空間39に導入される。空間39に導入された
流体は、プランジャ47に周設された通路49およびス
プリング収容空間を介してプランジャ47の上部空間に
導入され、ここから、シャフト48の先端面に形成され
た溝、ボール弁座46の弁孔、およびコア44の通路4
5を介して第2出口ポート36に流れるようになる。こ
のとき、ボール弁座42はプランジャ47によって閉止
されているため、流体が第1出口ポート35に流れるこ
とはない。
【0028】次に、ソレノイド部32が通電されると、
プランジャ47は、図5に示したように、スプリング5
0の付勢力に抗してコア44に吸引される。これによ
り、プランジャ47は、ボール弁座42から離れ、ボー
ル弁座46に着座する方向へ移動する。この結果、入口
ポート34に導入された流体は、シャフト48の先端面
に形成された溝、ボール弁座42の弁孔、およびケース
37の通路41を介して第1出口ポート35に流れるよ
うになる。つまり、入口ポート34に導入された流体の
流れは、第2出口ポート36から第1出口ポート35に
切り換えられたことになる。
【0029】図6は本発明の第4の実施の形態に係る三
方電磁弁の非通電時の状態を示す中央縦断面図、図7は
本発明の第4の実施の形態に係る三方電磁弁の通電時の
状態を示す中央縦断面図である。この図6および図7に
おいて、図4および図5に示した構成要素と同じ要素に
ついては同じ符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0030】第4の実施の形態に係る三方電磁弁は、第
3の実施の形態に係る三方電磁弁のボール弁座42,4
6を固定せずに、軸線方向に可動できる構成にしてあ
る。すなわち、ケース37の中央開口部に一端がボール
弁座42にスポット溶接されたパイプ55が軸線方向に
摺動可能に配置されている。このパイプ55は、また、
ケース37の中央開口部にOリング56を介して圧入さ
れたガイド57によって保持されており、ガイド57と
ボール弁座42との間には、スプリング58が配置され
ている。同様に、コア44の中央開口部に一端がボール
弁座46にスポット溶接されたパイプ59が軸線方向に
摺動可能に配置されている。このパイプ59は、また、
コア44の中央開口部にOリング60を介して圧入され
たガイド61によって保持されており、ガイド61とボ
ール弁座46との間には、スプリング62が配置されて
いる。
【0031】上記構成の三方電磁弁において、ソレノイ
ド部32が通電されていない状態では、図6に示したよ
うに、スプリング58,62によってボール弁座42,
46をシャフト48の両端面に両方向から押し付けると
ともに、スプリング50によって弁体であるプランジャ
47をボール弁座42に着座させるようにしている。こ
こで、入口ポート34から高圧流体が流入した場合、そ
の流体はケース37の流体導入溝38に入り、通路40
を介して空間39に導入される。空間39に導入された
流体は、プランジャ47に周設された通路49およびス
プリング収容空間を介してプランジャ47の上部空間に
導入され、ここから、シャフト48の先端面に形成され
た溝、ボール弁座46の弁孔、パイプ59およびコア4
4の通路45を介して第2出口ポート36に流れるよう
になる。
【0032】次に、ソレノイド部32が通電されると、
プランジャ47は、図7に示したように、スプリング5
0の付勢力に抗してコア44に吸引され、プランジャ4
7は、ボール弁座42から離れ、ボール弁座46に着座
する方向へ移動する。このとき、プランジャ47がボー
ル弁座46へ着座するときの衝撃荷重は、スプリング6
2によって吸収される。これにより、入口ポート34に
導入された流体は、シャフト48の先端面に形成された
溝、ボール弁座42の弁孔、パイプ55およびケース3
7の通路41を介して第1出口ポート35に流れるよう
になる。
【0033】次に、再度、ソレノイド部32が非通電に
なると、プランジャ47はコア44への吸引力を失うこ
とによりスプリング50に付勢されてボール弁座46か
ら離れ、ボール弁座42に着座する方向へ移動する。こ
のとき、プランジャ47がボール弁座42へ着座すると
きの衝撃荷重は、スプリング58によって吸収されるた
め、衝撃音およびプランジャ47の摩耗を軽減させるこ
とができる。
【0034】このようにして、ソレノイド部32を通電
制御することにより、入口ポート34から導入された流
体を第1出口ポート35または第2出口ポート36へ流
すように流路を選択的に切り換えることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、弁座
面を球面形状にし、これに対して弁体を構成する筒状の
プランジャを接離可能な構成にした。これにより、プラ
ンジャを可動状態にするのに必要なスリーブとのクリア
ランスの存在によってプランジャが傾斜状態で弁座に着
座しても、プランジャの端面と弁座面との相対形状は変
化しないため、自動的に調芯されたのと同じ状態にな
り、プランジャを弁座に密着することができる。
【0036】また、弁体であるプランジャの両端面に導
入された流体の圧力が等しくかかるような構成にした。
これにより、プランジャの背圧がキャンセルされること
から、プランジャは流体の圧力に依存しないので、プラ
ンジャを駆動するソレノイド力を小さくすることがで
き、ソレノイド部を小型化することができる。
【0037】さらに、本発明では、球面の弁座面を有す
る弁座をスプリングで受けるような構成にした。これに
より、プランジャが弁座に衝突するときの荷重をスプリ
ングで吸収することができ、切り換え動作時の衝撃音を
軽減し、プランジャの摩耗を軽減することができる。
【0038】以上、本発明の実施の形態として、流路を
遮断または開通させる二方電磁弁および1つの入口ポー
トから流入した流体を第1または第2出口ポートのいず
れかへ切り換え供給する三方電磁弁に適用した場合を示
したが、本発明による電磁弁は、そのようなオン・オフ
駆動の電磁弁に限らず、ソレノイド部へ供給する電流値
に比例して弁開度が連続的に変化する、いわゆる比例弁
にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る二方電磁弁の
非通電時の状態を示す中央縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る二方電磁弁の
通電時の状態を示す中央縦断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る二方電磁弁の
非通電時の状態を示す中央縦断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る三方電磁弁の
非通電時の状態を示す中央縦断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る三方電磁弁の
通電時の状態を示す中央縦断面図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る三方電磁弁の
非通電時の状態を示す中央縦断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る三方電磁弁の
通電時の状態を示す中央縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁部 2 ソレノイド部 3 ボディ 4 入口ポート 5 出口ポート 6 ケース 7 流体導入溝 8 空間 9 通路 10 通路 11 ボール弁座 12 スリーブ 13 プランジャ 14 連通溝 15 コア 16 シャフト 17 スプリング 18 電磁コイル 19 ヨーク 20 フランジ 21 蓋 22 配線 23 パイプ 24 ガイド 25 スプリング 26 Oリング 31 弁部 32 ソレノイド部 33 ボディ 34 入口ポート 35 第1出口ポート 36 第2出口ポート 37 ケース 38 流体導入溝 39 空間 40 通路 41 通路 42 ボール弁座 43 スリーブ 44 コア 45 通路 46 ボール弁座 47 プランジャ 48 シャフト 49 通路 50 スプリング 51 電磁コイル 52 ヨーク 53 フランジ 54 配線 55 パイプ 56 Oリング 57 ガイド 58 スプリング 59 パイプ 60 Oリング 61 ガイド 62 スプリング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁部およびソレノイド部を備えた電磁弁
    において、 流体通路の途中に配置され、中央軸線位置に弁孔が穿設
    されて弁座面が球面形状を有する弁座と、 前記弁座の上流側から軸線方向に進退自在に配置され、
    中央軸線位置に前記弁孔よりも径の大きな開口部が穿設
    され、前記弁座に対する弁体として機能する筒状のプラ
    ンジャと、 前記プランジャの前記開口部に挿通され、前記弁座と対
    向する端面に中心を通る少なくとも一条の溝が形成され
    たシャフトと、 前記プランジャの前記弁座が設けられている側と反対側
    の軸線位置に固定配置されたコアと、 前記プランジャを前記弁座に着座させる方向に付勢する
    第1のスプリングと、 を備えていることを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記弁座は、中央軸線位置に孔が穿設さ
    れて流体通路の途中に固定されたボールであることを特
    徴とする請求項1記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記弁座は、中央軸線位置に孔が穿設さ
    れたボールと、前記流体通路に沿って前記軸線方向に摺
    動可能に設けられ中央の通路が前記孔と連通するように
    一端が前記ボールに固着されたパイプと、前記ボールを
    前記シャフトの端面に当接するよう付勢する第2のスプ
    リングとを有していることを特徴とする請求項1記載の
    電磁弁。
  4. 【請求項4】 前記シャフトは、弁閉時に、前記プラン
    ジャの前記開口部との間に前記弁孔を介して下流側と連
    通した空間を形成するよう前記弁座と対向する先端部分
    が縮径されていることを特徴とする請求項1記載の電磁
    弁。
  5. 【請求項5】 前記プランジャは、軸線方向に延びる連
    通溝が外周部に複数形成されて前記コア側の端面に入口
    側の流体圧力を導入するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の電磁弁。
  6. 【請求項6】 弁部およびソレノイド部を備えた電磁弁
    において、 入口ポートと第1出口ポートとの間の流体通路の途中に
    配置され、中央軸線位置に弁孔が穿設されて弁座面が球
    面形状を有する第1の弁座と、 軸線方向に固定配置されて、中央軸線位置に流体通路を
    有し、一端が第2出口ポートを構成するコアと、 前記コアの他端面に配置され、中央軸線位置に弁孔が穿
    設されて弁座面が球面形状を有する第2の弁座と、 前記第1の弁座と前記第2の弁座との間で軸線方向に進
    退自在に配置され、中央軸線位置に前記弁孔よりも径の
    大きな開口部が穿設され、外周部に軸線方向に延びる複
    数の連通溝が形成されて両端面が前記第1の弁座および
    前記第2の弁座に対する弁体として機能する筒状のプラ
    ンジャと、 前記プランジャの前記開口部に挿通され、両端面に中心
    を通る少なくとも一条の溝が形成されたシャフトと、 前記プランジャを前記第1の弁座に着座させる方向に付
    勢する第1のスプリングと、 を備えていることを特徴とする電磁弁。
  7. 【請求項7】 前記第1の弁座は、中央軸線位置に孔が
    穿設された第1のボールと、前記流体通路に沿って前記
    軸線方向に摺動可能に設けられ中央の通路が前記孔と連
    通するように一端が前記第1のボールに固着された第1
    のパイプと、前記第1のボールを前記シャフトの一端面
    に当接するよう付勢する第2のスプリングとを有し、前
    記第2の弁座は、中央軸線位置に孔が穿設された第2の
    ボールと、前記コアの流体通路に沿って前記軸線方向に
    摺動可能に設けられ中央の通路が前記孔と連通するよう
    に一端が前記第2のボールに固着された第2のパイプ
    と、前記第2のボールを前記シャフトの他端面に当接す
    るよう付勢する第3のスプリングとを有していることを
    特徴とする請求項6記載の電磁弁。
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