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JP2009177044A - 電気ヒューズ回路 - Google Patents

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安衛 山本
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泰宏 縣
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政則 白濱
Toshiaki Kawasaki
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Abstract

【課題】電気ヒューズ回路の省面積化を達成し、かつ電気ヒューズ誤切断防止回路を構築する。
【解決手段】独立した1つの電源スイッチ回路300に加えて、一端が該電源スイッチ回路の出力に接続されたヒューズ素子201と、該ヒューズ素子の他端に接続された第1のMOSトランジスタ202とから構成されるヒューズビットセル200を複数有し、更にESD対策として接地電位と電源スイッチ回路の出力VGBとの間にダイオード400が接続されている。ヒューズビットセル200を構成するトランジスタのゲート酸化膜厚は、高電圧I/O系トランジスタではなく、低電圧ロジック系トランジスタのゲート酸化膜厚と等しくする。
【選択図】図5

Description

本発明は、OTP(One−Time−Program)メモリとして利用される電気ヒューズ回路に関するものである。
従来、ヒューズ素子に電流を導通させて、あるいは電流を導通させずに、ヒューズ素子を切断するか、あるいは切断しないことにより、ヒューズ素子をプログラムする電気ヒューズ回路が実現されており、高周波半導体デバイスのトリミング用プログラムデバイス等に広く使用されていた。この従来の電気ヒューズ回路は、具体的には、ポリシリコンで形成された電気ヒューズ素子と、この電気ヒューズ素子を切断する電流を流すためのバイポーラトランジスタとからなり、バイポーラトランジスタを用いて1A(アンペア)程度の大電流を流すことで、電気ヒューズ素子を切断する。
一方、近年、半導体集積回路(LSI)の分野においてポリシリコン層の上にシリサイド層を形成してゲート電極を低抵抗化する技術が開発された。そこで、この技術を利用して、ポリシリコン層と、ポリシリコン層の上方に形成されたシリサイド層とを有し、シリサイド層の未切断時に低抵抗となり、電流の導通によりシリサイド層が切断すると高抵抗となる電気ヒューズ素子が開発された(例えば、特許文献1参照)。
この電気ヒューズ素子は、シリサイド層を切断するのに必要な瞬時電流が、130nmや90nmプロセス世代では10〜30mA(ミリアンペア)程度である。
上記のシリサイドを利用した電気ヒューズ素子を高周波半導体デバイスのトリミング用プログラムデバイス等に使用する場合、電気ヒューズ素子の搭載数は1チップあたり4〜8本であるので、既存の汎用テスタを用いて一度に全ての電気ヒューズ素子を切断状態にすることができる。
また、従来、DRAMやSRAM等のLSIには冗長救済用のヒューズ素子としてメタルヒューズが搭載されていた。このメタルヒューズに代えて、上記のシリサイドを利用した電気ヒューズ素子を使用することが考えられる。しかし、これには以下の問題が存在する。
まず、RAM冗長救済用のヒューズ素子の1チップあたりの搭載数は500〜1,000本である。そのため、1,000本の電気ヒューズ素子を一度に切断状態にする場合には、10〜30A程度の瞬時電流が必要となる。既存の汎用テスタではLSIチップ内部に10〜30Aの電流を集中的に流すことは困難であり、専用のテスタが必要となる。また、例えば1,000個の独立した電気ヒューズ回路を搭載して電気ヒューズ素子を順次1本ずつプログラムする構成とした場合、多数の制御端子が必要となる。例えば各回路に4個の制御端子を持つ場合、4,000個の制御端子が必要となるため、システムLSIへの搭載は不可能だった。
このような問題に対し、以下で説明する電気ヒューズ回路が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図15は、従来の電気ヒューズ回路の構成を示す回路図である。この電気ヒューズ回路は、図15に示すように、複数(n)個の電気ヒューズビットセル500と複数(n)段のプログラム・シフトレジスタブロック100とからなる。電気ヒューズビットセル500は1本の電気ヒューズ素子501を内蔵し、プログラムデータ信号FBmTi(i=1〜n)がHighレベル(以下、Hレベルと称す。)の場合、プログラム・シフトレジスタブロック100からのプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)がHレベルの間に電気ヒューズ素子501を切断状態にする構成となっている。プログラム・シフトレジスタブロック100は、1段目から順にHレベルとなるワンパルス波形のプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)を生成して、各々、1段目からn段目までの電気ヒューズビットセル500へ出力する。
この従来の電気ヒューズ回路について、更に詳細に説明する。電気ヒューズビットセル500は、図15に示すように電気ヒューズ素子501と、NMOSトランジスタ502と、2入力のAND回路503とを備える。
電気ヒューズ素子501は、一端が電源VDDHE(3.3V程度)に接続され、他端がNMOSトランジスタ502のドレインに接続される。NMOSトランジスタ502は、電気ヒューズ素子501と直列に接続され、ソースが接地端子に接続される。AND回路503は、プログラムデータ信号FBmTi(i=1〜n)とプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)とを入力とし、プログラム信号INmTi(i=1〜n)をNMOSトランジスタ502のゲートへ入力する。
プログラム・シフトレジスタブロック100は、n個のシフトレジスタ(PSR)101を備える。n個のシフトレジスタ101は、初段にプログラムコントロール信号FPGIを入力し、1段目からn段目まで、前段の出力を次段の入力とする構成でシリアルにつながれている。また、プログラムクロック信号PCKが、1段目からn段目までの全てのシフトレジスタ101に共通に入力されている。更に、プログラム・シフトレジスタブロック100内のn個のシフトレジスタ101から出力されるプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)は、各々、1段目からn段目までの電気ヒューズビットセル500に入力される。
図16は、図15中のシフトレジスタ101の1段詳細構成を示す回路図である。シフトレジスタ101は、図16に示すように、2つのCMOSトランスミッションゲート102,105と、2つのインバータ回路103,106と、2つのトライステート型インバータ回路104,107とを備える。
第1のCMOSトランスミッションゲート102は、PMOSトランジスタのゲートにプログラムクロック信号PCKが入力され、NMOSトランジスタのゲートにプログラムクロック信号PCKの反転信号NCKが入力され、(i−1)段目の出力であるプログラムイネーブル伝達信号PAmT(i−1)が入力される構成となっている。なお、初段の第1のCMOSトランスミッションゲート102には、プログラムコントロール信号FPGIが入力される。
第1のインバータ回路103は、第1のCMOSトランスミッションゲート102の出力を入力とする構成となっている。また、第1のトライステート型インバータ回路104は、第1のインバータ回路103の出力を入力とし、プログラムクロック信号PCKを制御信号(Hレベルでイネーブル)とし、第1のCMOSトランスミッションゲート102と第1のインバータ回路103との接続部に出力する構成となっている。
第2のCMOSトランスミッションゲート105は、PMOSトランジスタのゲートにプログラムクロック信号PCKの反転信号NCKが入力され、NMOSトランジスタのゲートにプログラムクロック信号PCKが入力され、第1のインバータ回路103の出力が入力される構成となっている。
第2のインバータ回路106は、第2のCMOSトランスミッションゲート105の出力を入力とし、出力をプログラムイネーブル伝達信号PAmTi及びプログラムイネーブル信号PBmTiとする構成となっている。
第2のトライステート型インバータ回路107は、第2のインバータ回路106の出力を入力とし、プログラムクロック信号PCKの反転信号NCKを制御信号(Hレベルでイネーブル)とし、第2のCMOSトランスミッションゲート105と第2のインバータ回路106との接続部に出力する構成となっている。
図17は、図15の電気ヒューズ回路の動作波形図である。まず、i段目の電気ヒューズビットセル500の動作について説明する。
プログラムを行う際には、まず、AND回路503の一方の入力端子に入力するプログラムデータ信号FBmTiをHレベルあるいはLowレベル(以下、Lレベルと称す。)に設定する。具体的には、プログラムデータ信号FBmTiは、電気ヒューズ素子501を切断状態にしたいときにはHレベルに、非切断状態にしたいときにはLレベルに設定する。
AND回路503の他方の入力端子にはプログラムイネーブル信号PBmTiが入力される。電気ヒューズビットセル500は、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベルの間にのみ、電気ヒューズ素子501を切断状態にすることができる。すなわち、プログラムデータ信号FBmTiがHレベルである場合、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベルの間にAND回路503の出力であるプログラム信号INmTiはHレベルとなり、NMOSトランジスタ502がオンして、電気ヒューズ素子501に電流が流れ、電気ヒューズ素子501は切断状態となる。一方、プログラムデータ信号FBmTiがLレベルである場合は、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベルとなってもAND回路503の出力INmTiはLレベルのままであり、NMOSトランジスタ502はオフ状態を維持して、電気ヒューズ素子501に電流が流れず、電気ヒューズ素子501は切断状態とならない(未切断状態)。
続いて、電気ヒューズ回路全体の動作について以下に説明する。例えば、n個の電気ヒューズビットセル500に対して(1、0、・・・・、1)とプログラムする場合、まず始めに、プログラムデータ信号FBmT1,FBmT2,・・・、FBmTnの信号レベルを(H、L、・・・・、H)に設定する。
次に、プログラム・シフトレジスタブロック100の初段に入力するプログラムコントロール信号FPGIを、プログラムクロック信号PCKの立ち上がりエッジに対して十分セットアップを保って、LレベルからHレベルに立ち上げる。このとき、プログラムクロック信号PCKはLレベルであるので、第1のCMOSトランスミッションゲート102(図16を参照)はオンしており、プログラムクロック信号PCKがLレベルの間に、初段のシフトレジスタ101にHレベルのプログラムコントロール信号FPGIが入力される。
プログラムクロック信号PCKがLレベルからHレベルに立ち上がると、第1のCMOSトランスミッションゲート102がオフし、初段の第1のインバータ回路103及び第1のトライステート型インバータ回路104により第1のインバータ回路103の出力(Lレベル)がラッチされると同時に、第2のCMOSトランスミッションゲート105がオンして、初段のプログラムイネーブル信号PBmT1及びプログラムイネーブル伝達信号PAmT1はHレベルとなる。プログラムコントロール信号FPGIは、プログラムクロック信号PCKがHレベルの間にLレベルへ立ち下げられる。
次に、プログラムクロック信号PCKがHレベルからLレベルに立ち下がると、再び第1のCMOSトランスミッションゲート102がオンし、初段のシフトレジスタ101にLレベルのプログラムコントロール信号FPGIが入力されると同時に、第2のCMOSトランスミッションゲート105がオフし、初段の第2のインバータ回路106及び第2のトライステート型インバータ回路107により第2のインバータ回路106の出力(Hレベル)がラッチされ、初段のプログラムイネーブル信号PBmT1及びプログラムイネーブル伝達信号PAmT1はHレベルで保持される。このプログラムクロック信号PCKがLレベルの間に、2段目のシフトレジスタ101にHレベルのプログラムイネーブル伝達信号PAmT1が入力される。
このようなプログラム・シフトレジスタブロック100の動作により、プログラムクロック信号PCKが周期的なクロック動作を繰り返すごとに、このプログラムクロック信号PCKの1周期分の幅を持つプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)及びプログラムイネーブル伝達信号PAmTi(i=1〜n)が順次生成される。
電気ヒューズビットセル500のAND回路503に入力されるプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)がHレベルになると、電気ヒューズビットセル500は、電気ヒューズ素子501をプログラムする。つまり、AND回路503から出力されるプログラム信号INmTi(i=1〜n)の状態が、プログラムクロック信号PCKの立ち上がりエッジごとに、順次、プログラムデータ信号(FBmT1、FBmT2、・・・、FBmTn)=(H、L、・・・、H)に合わせて決まっていく。
図17に示す例では、初段のプログラムイネーブル信号PBmT1がHレベルになると、初段の電気ヒューズビットセル500のAND回路503の出力INmT1がHレベルとなり、プログラムクロック信号PCKのパルス幅に対応する期間、NMOSトランジスタ502がオンして、初段の電気ヒューズ素子501は切断状態となる。一方、2段目のプログラムイネーブル信号PBmT2がHレベルになっても、2段目の電気ヒューズビットセル500のAND回路503の出力INmT2はLレベルのままであり、NMOSトランジスタ502はオフ状態を維持し、2段目の電気ヒューズ素子501は切断状態とはならず、非切断状態となる。図示しないが、2段目と同様に、3段目〜(n−1)段目の電気ヒューズ素子501も非切断状態となる。また、最終段のプログラムイネーブル信号PBmTnがHレベルになると、初段と同様に、最終段の電気ヒューズ素子501は切断状態となる。
このように、プログラム・シフトレジスタブロック100により転送されるワンパルス波形のプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)を用いて、電気ヒューズ素子501を1本ずつプログラムするので、既存の汎用テスタを用いたプログラムが可能となり、しかも、複数のシフトレジスタ101をシリアルに接続することで、少ない端子数で構成でき、システムLSIへ搭載可能な電気ヒューズ回路を実現することができる。
しかしながら、この従来の電気ヒューズ回路では、例えば電気ヒューズ素子の抵抗値が120Ωで、切断状態にするのに20mA程度の電流を流す場合、電気ヒューズ素子の両端に2.4V以上の電圧を印加する必要があるため、3.3V−I/O系のNMOSトランジスタを用いて、電気ヒューズ素子に3V程度の電圧を印加していた。そのため、従来の電気ヒューズ回路では、電気ヒューズ素子を切断状態にするのに必要な電流を流すためのスイッチトランジスタとして、ゲート幅Wが60μm程度のサイズの大きい3.3V−I/O系のNMOSトランジスタが必要であった。また、NMOSトランジスタのゲートへの入力系統にも3.3V−I/O系のトランジスタを用いるため、電気ヒューズ回路の面積が大きくなる(3.3V−I/O系のトランジスタの面積は、1.2V−ロジック系のトランジスタの面積のおよそ2倍の面積である)。特に、今後、微細プロセス化が進むにつれてメモリセルの歩留まりが低下して、電気ヒューズ素子の搭載数がますます増加することが考えられるため、電気ヒューズ回路の面積が問題となる。
そこで、図15に示す従来の電気ヒューズ回路において、NMOSトランジスタとして1.2Vロジック系のトランジスタを使用することが考えられる。しかし、この従来の電気ヒューズ回路は、NMOSトランジスタのゲート電圧が0Vの時には、常に、電気ヒューズ素子のトップに印加されている電圧と同じ電圧(3.3V程度)がNMOSトランジスタのドレインにも印加され、NMOSトランジスタのゲート−ドレイン間に3.3V程度の電位差が生じる構成であるため、TDDB劣化が進行するという問題が起こる。
一方、近年、OTPメモリの利用が広がりつつある。例えば、機器固有のシステム設定を記録するID機能、あるいは情報の保護を行うセキュアID機能を持ったシステムLSIチップや、ロット番号、チップの座標位置、出荷工程での検査記録等をチップ毎に記録し、不良解析等のトレースを可能とするチップID機能を持った半導体チップや、物流管理、あるいは航空手荷物の識別などのトラッキングを目的としたICタグなどへの利用が今後広がる可能性が高い。
これらの用途には、1K〜10Kビット程度の中容量のOTPメモリが使用される。また、これらは大量に生産されるので、これらの用途に用いられるOTPメモリは、商品の原価、サービスのコストなどに影響を与えない程度に安価に製造できる必要がある。
また、先端プロセスのシステムLSIへOTPメモリを混載させる場合には、SRAMのようにロジックベースでオン・タイムに開発ができるOTPメモリでなければならない。フラッシュメモリのように追加プロセスが必要でその開発が最先端プロセスから数世代遅れるような不揮発性メモリは書き換えが可能であっても、導入のタイミング、製造コスト等を勘案すると最先端のプロセスを利用したニーズに対応することができない。
以上のようなニーズに適するOTPメモリとして、上記のシリサイドを利用した電気ヒューズ回路を用いることが考えられる。この電気ヒューズ回路は、ポリシリコン層上のシリサイド層の切断を利用するため、フラッシュメモリのような追加プロセスを必要とせず、ロジックベースの設計が可能である。しかし、前述したように、従来の電気ヒューズ回路の構成のままではチップに占める面積インパクトが大きく、製造コストにも大きく影響してくるという問題があった。
特表平11−512879号公報 特開2006−197272号公報
上記のとおり、従来、電気ヒューズ素子のプログラムを行うのに必要な電流を流すためのプログラムドライバとして、ゲート幅の大きいI/O系トランジスタを用いるために、電気ヒューズ回路の面積が大きくなってしまっていた。
したがって、本発明では、省面積化が可能な電気ヒューズ回路を実現することを第1の課題とする。
更に、電気ヒューズ素子に電流を流して電気ヒューズ素子を切断してプログラムを行うという性質上、プログラム時以外に電気ヒューズ素子に電流を絶対に流さないようにすることが電気ヒューズ回路にとって必要となる。つまり、プログラムしたい時には電気ヒューズ素子が確実に切断でき、プログラム時以外は絶対に切断しないようにすることが重要である。電気ヒューズ素子の誤切断の原因として、ESDのサージ電流によるものがある。したがって、ESDが印加された際に電気ヒューズ素子の誤切断を防ぐための回路対策が電気ヒューズ回路として必要になる。また、そのESD回路対策に伴い、電気ヒューズ回路全体の面積が増大してしまう。よって、いかにしてESD対策回路の省面積化を行うかが課題となる。
したがって、本発明では、電気ヒューズ回路の安全性確保のための電気ヒューズ誤切断防止回路の構築とその省面積化を第2の課題とする。
上記第1の課題を解決するために、本発明は、ヒューズ素子に電流を流してヒューズ素子の切断を行う電気ヒューズ回路であって、独立した1つの電源スイッチ回路に加えて、一端が該電源スイッチ回路の出力に接続されたヒューズ素子と、該ヒューズ素子の他端に接続された第1のMOSトランジスタとを備えたヒューズビットセルを複数個有し、ヒューズビットセルを構成するトランジスタのゲート酸化膜厚はロジックトランジスタのゲート酸化膜厚と等しいことを特徴とする電気ヒューズ回路を提供する。これにより、電気ヒューズ回路の大幅な省面積化が可能である。
また、上記第2の課題を解決するために、本発明は、ヒューズ素子に電流を流してヒューズ素子の切断を行う電気ヒューズ回路であって、独立した1つの電源スイッチ回路に加えて、一端が該電源スイッチ回路の出力に接続されたヒューズ素子と、該ヒューズ素子の他端に接続された第1のMOSトランジスタとを備えたヒューズビットセルを複数個有し、接地電位と前記電源スイッチ回路の出力との間にダイオードが接続され、接地電位にダイオードのアノードが接続され、前記電源スイッチ回路の出力にダイオードのカソードが接続されていることを特徴とする電気ヒューズ回路を提供する。これにより、電気ヒューズ回路の電気ヒューズ誤切断の防止を実現でき、かつ省面積化を同時に実現できる。
本発明の請求項1に記載の電気ヒューズ回路は、ヒューズ素子に電流を流して該ヒューズ素子の切断を行う電気ヒューズ回路であって、独立した1つの電源スイッチ回路と、一端が該電源スイッチ回路の出力に接続されたヒューズ素子と、該ヒューズ素子の他端に接続された第1のMOSトランジスタとを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の電気ヒューズ回路は、請求項1に記載の電気ヒューズ回路において、前記ヒューズ素子と前記第1のMOSトランジスタとからなるヒューズビットセルを複数個有することを特徴とする。
以上の構成によれば、複数のヒューズビットセルに対して電源スイッチ回路を共通化することができるので、電気ヒューズ回路の省面積化を実現することができる。
本発明の請求項3に記載の電気ヒューズ回路は、請求項1又は2に記載の電気ヒューズ回路において、前記電源スイッチ回路は、第1の電源電圧と前記第1の電源電圧より小さい第2の電源電圧とを入力とし、第1のスイッチトランジスタの一端が前記第1の電源電圧に接続され、他端が前記電源スイッチ回路の出力に接続され、第2のスイッチトランジスタの一端が前記第2の電源電圧に接続され、他端が前記電源スイッチ回路の出力に接続されたことを特徴とする。この構成によれば、電源スイッチ回路は、2つの電源電圧を切り替えて出力することができる。
本発明の請求項4に記載の電気ヒューズ回路は、請求項3に記載の電気ヒューズ回路において、前記第1のスイッチトランジスタがPMOSトランジスタで、前記第2のスイッチトランジスタがCMOSトランスミッションゲートから構成されたことを特徴とする。この構成によれば、プログラム時と非プログラム時とに電源スイッチ回路の入力電源電圧を安定して出力することができる。
本発明の請求項5に記載の電気ヒューズ回路は、請求項3又は4に記載の電気ヒューズ回路において、前記第1の電源電圧がLSIのI/O電源電圧で、前記第2の電源電圧が当該LSIのロジック電源電圧であることを特徴とする。この構成によれば、電源スイッチ回路は、LSIのI/O電源電圧とロジック電源電圧との2つの電源電圧を切り替えて出力することができる。
本発明の請求項6に記載の電気ヒューズ回路は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の電気ヒューズ回路において、前記電源スイッチ回路の前記第1のスイッチトランジスタ及び前記第2のスイッチトランジスタのゲート酸化膜厚がLSIのI/O回路のゲート酸化膜厚と等しいことを特徴とする。この構成によれば、LSIのI/O電源電圧が入力される電源スイッチ回路のスイッチトランジスタのTDDBによる劣化を抑制することができる。
本発明の請求項7に記載の電気ヒューズ回路は、請求項1〜6に記載の電気ヒューズ回路において、接地電位と前記電源スイッチ回路の出力との間にダイオードが接続され、接地電位に前記ダイオードのアノードが接続され、前記電源スイッチ回路の出力に前記ダイオードのカソードが接続されていることを特徴とする。この構成によれば、接地電位にESDが印加された場合に、ヒューズ素子の誤切断を防止することができ、かつ、接地電位とロジック電源との間、及び、接地電位とI/O電源との間というように2箇所ではなく1箇所だけにダイオードを配置すればよく、省面積化を実現できる。
本発明の請求項8に記載の電気ヒューズ回路は、請求項7に記載の電気ヒューズ回路において、LSIのI/O電源セル側から当該LSIの内側に向かって、前記電源スイッチ回路、前記ダイオード、前記複数のヒューズビットセルの順に配置されたことを特徴とする。この構成によれば、ESDのサージ電流を効率良くダイオードで吸収することができ、電気ヒューズ素子の誤切断を防止することが可能である。
本発明の請求項9に記載の電気ヒューズ回路は、請求項7に記載の電気ヒューズ回路において、前記複数のヒューズビットセルの周囲にダイオードが配置され、LSIのI/O電源セル側から当該LSIの内側に向かって、前記電源スイッチ回路、前記ダイオード、前記複数のヒューズビットセル、前記ダイオードの順に配置されたことを特徴とする。この構成によれば、ESDのサージ電流を更に効率良くダイオードで吸収することができ、電気ヒューズ素子の誤切断を防止することが可能である。
本発明の請求項10に記載の電気ヒューズ回路は、請求項7〜9のいずれか1項に記載の電気ヒューズ回路において、LSIの外部端子に接続されるパッドの下の層に、前記電源スイッチ回路又は前記ダイオード又は前記複数のヒューズビットセルの一部が配置されていることを特徴とする。この構成によれば、システムLSIの省面積化を実現することができる。
本発明の請求項11に記載の電気ヒューズ回路は、請求項10に記載の電気ヒューズ回路において、LSIの外部端子に接続されるパッドが千鳥状に配置され、当該LSIの内側にあるパッドの下の層に、前記電源スイッチ回路又は前記ダイオード又は前記複数のヒューズビットセルの一部が配置されていることを特徴とする。この構成によれば、システムLSIの省面積化を実現することができる。
本発明の請求項12に記載の電気ヒューズ回路は、請求項2〜11のいずれか1項に記載の電気ヒューズ回路において、前記複数のヒューズビットセルのゲート酸化膜厚は、LSIのロジックトランジスタのゲート酸化膜厚と等しいことを特徴とする請求項2〜11に記載の電気ヒューズ回路において、前記複数のヒューズビットセルのゲート酸化膜厚は、LSIのロジックトランジスタのゲート酸化膜厚と等しいことを特徴とする。この構成によれば、電気ヒューズ回路の省面積化を実現することができる。
本発明の請求項13に記載の電気ヒューズ回路は、請求項3〜12のいずれか1項に記載の電気ヒューズ回路において、LSIに複数の前記電源スイッチ回路を有し、各電源スイッチ回路に入力される前記第1の電源電圧は異なり、複数の前記電源スイッチ回路の前記第1のスイッチトランジスタのゲート長とゲート幅は全て等しく、かつ、複数の前記電源スイッチ回路の前記第2のスイッチトランジスタのゲート長とゲート幅が全て等しいことを特徴とする。この構成によれば、LSIの複数のI/O電源に対応した電気ヒューズ回路を実現でき、再設計の必要なく、LSIの配置制約なく、電気ヒューズ回路を配置することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。電気ヒューズ回路は、プログラム動作時に、電気ヒューズ素子に電流を導通させて、あるいは電流を導通させずに、電気ヒューズ素子を切断状態あるいは非切断状態にすることで、電気ヒューズ素子をプログラムする。ここでは、電気ヒューズ素子のプログラム電源として、電源VDD25(2.5V程度)を想定する。ただし、電気ヒューズ素子のプログラム電源は、電源VDD25(2.5V程度)に限定されるものではなく、電源VDD33(3.3V程度)でも構わない。
図1は、本発明の実施形態に係る電気ヒューズ回路の構成を示す回路図である。本発明の電気ヒューズ回路は、図1に示すように、複数(n)個の電気ヒューズビットセル200と、複数(n)段のプログラム・シフトレジスタブロック100と、電源スイッチ回路300とから構成される。プログラム・シフトレジスタブロック100と複数個の電気ヒューズビットセル200とは電気ヒューズ部600を構成する。なお、プログラム・シフトレジスタブロック100は、図15及び図16を用いて説明したプログラム・シフトレジスタブロック100と同一であるので、説明を省略する。
まず、電気ヒューズビットセル200について説明する。電気ヒューズビットセル200は、図1に示すように、電気ヒューズ素子201と、第1のMOSトランジスタである1.2Vロジック系のNMOSトランジスタ202と、第1及び第2のAND回路203,205と、レベルシフト回路(LS1)204とからなる。ただし、1.2Vロジック系のトランジスタ202は、必ずしも1.2V用のトランジスタに限定されるわけではなく、1.0V用などいかなるロジック系のトランジスタを適用した場合でも同じ効果が得られる。
電気ヒューズ素子201は、ポリシリコン層と、該ポリシリコン層の上部に形成されたシリサイド層とを含み、シリサイド層の未切断時に低抵抗となり、電流の導通によりシリサイド層が切断されると高抵抗となる。電気ヒューズ素子201の一端は、NMOSトランジスタ202のドレインに接続される。NMOSトランジスタ202は、電気ヒューズ素子201と直列に接続され、ソースが接地電位(VSS)に接続される。また、電気ヒューズ素子201の他端には、電源スイッチ回路300の出力信号線(VGB)が接続される。
第1のAND回路203は、1.2Vロジック系のトランジスタを用いて構成され、1.2V系の電源(VDD)を電源とする。この2入力のAND回路203は、プログラムデータ信号FBmTi(i=1〜n)とプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)とを入力とし、信号LS1mINi(i=1〜n)をレベルシフト回路204へ入力する。プログラムデータ信号FBmTiは、電気ヒューズ素子201を切断状態にする場合にHレベル(VDDレベル)に設定され、非切断状態にする場合にLレベルに設定される。よって、第1のAND回路203の出力LS1mINiは、電気ヒューズ素子201を切断状態にする場合に、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベル(VDDレベル)の間、Hレベル(VDDレベル)となる。一方、電気ヒューズ素子201を切断状態にしない場合には、プログラムイネーブル信号PBmTiにかかわらず、Lレベルとなる。
第1のAND回路203の出力であるLS1mINi(i=1〜n)を入力とするレベルシフト回路204は、電源VDDと信号VGBとを電源として、VDDレベルを信号VGBの電圧レベルへ変換する。よって、レベルシフト回路204の出力LS1mOUTi(i=1〜n)は、電気ヒューズ素子201を切断状態にする場合に、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベルの間、信号VGBの電圧レベルとなり、切断状態にしない場合にはLレベルとなる。
第2のAND回路205は、2.5V−I/O系の厚いゲート酸化膜のトランジスタを用いて構成され、信号VGBを電源とする。この2入力のAND回路205は、レベルシフト回路204の出力LS1mOUTiとヒューズプログラムイネーブル信号FPENとを入力とし、プログラム信号INmTi(i=1〜n)を生成して、NMOSトランジスタ202のゲートへ入力する。
ここで、ヒューズプログラムイネーブル信号FPENは、電気ヒューズ回路の電源VDD25とは独立した制御端子信号であり、プログラム動作時にはVDD25レベルに設定され、非プログラム時にはLレベルに固定される。ここで、電源VDD25(2.5V程度)は電源VDD(1.2V程度)より大きな電源電圧である。また、後述するように、信号VGBはプログラムクロック信号PCKの周期的なクロック動作に合わせてVDDレベルとVDD25レベルとの間で遷移する。よって、プログラム信号INmTiは、電気ヒューズ素子201を切断する場合に、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベルの間であって、かつ信号VGBがVDD25レベルの間に、VDD25レベルとなる。
以上のように、電気ヒューズビットセル200は、NMOSトランジスタ202のゲートに接続する信号配線系に、電圧変換を行うレベルシフト回路204を備える。レベルシフト回路204は、電気ヒューズ素子201を切断する場合にのみ電圧変換を行い、信号VGBの電圧レベルの信号LS1mOUTiを生成する。プログラム動作時には、ヒューズプログラムイネーブル信号FPENがHレベル(VDD25レベル)に設定されているので、第2のAND回路205は信号LS1mOUTiがVDD25レベルの間(プログラム時)に、VDD25レベルのプログラム信号INmTiを生成し、NMOSトランジスタ202のゲートに印加し、NMOSトランジスタ202をオンする。このようにゲート電圧をVDD25レベルにすることで、1.2Vロジック系のNMOSトランジスタを用いても、電気ヒューズ素子201のトップに印加される信号VGBがVDD25レベルの時に、電気ヒューズ素子201を切断状態にするのに必要な電流を流すことができる。
次に、電源スイッチ回路300について説明する。電源スイッチ回路300は、各電気ヒューズ素子201に直列に接続される2.5V−I/O系のPMOSトランジスタ301を内蔵し、このPMOSトランジスタ301から各電気ヒューズビットセル200へ共通に、プログラムクロック信号PCKがLレベルからHレベルへ立ち上がる度にVDD25レベルとなる信号VGBを印加する。この電源スイッチ回路300の出力信号VGBに対して、複数の電気ヒューズビットセル200が接続される。
電源スイッチ回路300は、図1に示すように、2.5V−I/O系のPMOSトランジスタ301と、2.5V−I/O系のCMOSトランスミッションゲート302と、インバータ回路303,307と、AND回路304と、レベルシフト回路(LS2)305と、NAND回路306とから構成される。
PMOSトランジスタ301は、ソースが電源VDD25に接続され、ゲートにプログラムイネーブル切替信号PRGmINが入力され、ドレインが各電気ヒューズ素子201に接続される。一方、PMOSトランジスタ301に並列に接続されるCMOSトランスミッションゲート302は、ソース又はドレインの一端が電源VDDに接続され、ゲートにプログラムイネーブル切替信号PRGmINが入力され、ソース又はドレインの他端が各電気ヒューズ素子201に接続される。このPMOSトランジスタ301とCMOSトランスミッションゲート302とにより、電源スイッチ回路300の出力VGBは、VDD25とVDDの2つを切り替えて出力する。
このように、PMOSトランジスタ301及びCMOSトランスミッションゲート302には、プログラムイネーブル切替信号PRGmINが共通に入力され、この信号PRGmINがHレベル(VDD25レベル)になると、PMOSトランジスタ301がオフ、CMOSトランスミッションゲート302がオンして、電源スイッチ回路300の出力信号VGBはVDDレベルとなる。一方、プログラムイネーブル切替信号PRGmINがLレベルになると、PMOSトランジスタ301がオンし、CMOSトランスミッションゲート302がオフし、電源スイッチ回路300の出力信号VGBはVDD25レベルとなる。したがって、プログラム時には、VDD25レベルの電圧が各電気ヒューズビットセル200の電気ヒューズ素子201に印加され、非プログラム時にはVDDレベルの電圧が各電気ヒューズビットセル200の電気ヒューズ素子201に印加される。
電源VDDに接続するトランジスタとしてCMOSトランスミッションゲート302を用いることで、電源VDDの設計マージンを考慮した場合、安定してVDDを通し、出力することができる。つまり、電源スイッチ回路300の安定出力動作を実現できる。
インバータ回路303は信号LAPAmTnを入力する。この信号LAPAmTnは、プログラム・シフトレジスタブロック100の最終段の出力であるプログラムイネーブル伝達信号PAmTnの立ち下がりエッジをラッチして生成される。
AND回路304は、1.2Vのロジック系のトランジスタを用いて構成され、VDDを電源とする。この2入力のAND回路304は、インバータ回路303の出力とプログラムクロック信号PCKとを入力とし、信号LS2mINをレベルシフト回路305へ入力する。AND回路304の出力LS2mINを入力とするレベルシフト回路305は、電源VDDとVDD25とを電源とし、VDDレベルをVDD25レベルへ変換する。
NAND回路306は、2.5V−I/O系のトランジスタを用いて構成され、電源VDD25を電源とする。この2入力のNAND回路306は、レベルシフト回路305の出力LS2mOUTとヒューズプログラムイネーブル信号FPENとを入力とし、プログラムイネーブル切替信号PRGmINを生成してPMOSトランジスタ301とCMOSトランスミッションゲート302のゲートへ共通に入力する。
以上の構成により、電源スイッチ回路300の内部では、プログラムクロック信号PCKの周期的なクロック動作に合わせてクロック動作するプログラムイネーブル切替信号PRGmINが生成される。すなわち、プログラムクロック信号PCKがLレベルからHレベルに立ち上がる度に、プログラムイネーブル切替信号PRGmINはLレベルへ遷移し、電源スイッチ回路300の出力VGBはVDD25レベルとなる。また、プログラムクロック信号PCKがHレベルからLレベルへ立ち下がる度に、プログラムイネーブル切替信号PRGmINはHレベル(VDD25レベル)へ遷移し、電源スイッチ回路300の出力VGBはVDDレベルとなる。
このように、電源スイッチ回路300は、プログラムクロック信号PCKに同期してPMOSトランジスタ301とCMOSトランスミッションゲート302とを交互にオンして、出力VGBをVDD25レベルとVDDレベルとの間で遷移させる。
一方、プログラム・シフトレジスタブロック100からは、プログラムクロック信号PCKが周期的なクロック動作を繰り返す度に、プログラムクロック信号PCKの1周期分の幅を持つワンショットパルス信号、つまりプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)が各段から順次生成され、各々、1段目からn段目までの電気ヒューズビットセル200へ入力される。
よって、前述したように、電気ヒューズビットセル200は、プログラムデータ信号FBmTiがHレベルの場合に、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベルの間であって、かつ電源スイッチ回路300の出力信号VGBがVDD25レベルである間に、VDD25レベルのプログラム信号INmTiをNMOSトランジスタ202のゲートに印加して、電気ヒューズ素子201を切断することができる。
図2は、図1の電気ヒューズビットセル200内のレベルシフト回路204の詳細図である。レベルシフト回路204は、第1及び第2のNMOSトランジスタ112,113と、第1及び第2のPMOSトランジスタ114,115と、インバータ回路116とからなり、全て1.2Vのロジック系のトランジスタから構成される。
第1のNMOSトランジスタ112のゲートには第1のAND回路203の出力LS1mINiが入力されている。インバータ回路116の電源はVDDとする。第2のNMOSトランジスタ113のドレインはレベルシフト回路204の出力端子LS1mOUTiとなる。
第1のPMOSトランジスタ114のゲートが第2のNMOSトランジスタ113のドレイン(シフトレジスタ回路の出力端子LS1mOUTi)へ接続され、ドレインが第1のNMOSトランジスタ112のドレインに接続され、ソースには電源スイッチ回路300の出力信号VGBが入力される。第2のPMOSトランジスタ115のゲートが第1のPMOSトランジスタ114のドレインに接続され、ドレインが第2のNMOSトランジスタ113のドレイン(シフトレジスタ回路の出力端子LS1mOUTi)に接続され、ソースには電源スイッチ回路300の出力信号VGBが入力される。
以上の構成により、レベルシフト回路204は、入力信号である信号LS1mNiがLレベルの場合には、第1のNMOSトランジスタ112がオフ、第2のNMOSトランジスタ113がオン、第1のPMOSトランジスタ114がオン、第2のPMOSトランジスタ115がオフとなって、出力LS1mOUTiの信号レベルはLレベルとなる。一方、入力信号LS1mNiがHレベル(VDDレベル)の場合には、第1のNMOSトランジスタ112がオン、第2のNMOSトランジスタ113がオフ、第1のPMOSトランジスタ114がオフ、第2のPMOSトランジスタ115がオンとなり、出力LS1mOUTiの信号レベルは信号VGBの電圧レベルとなる。
本実施形態では、レベルシフト回路204より前段の回路を全てロジック系のトランジスタで構成することで、省面積化を実現することができる。更に、レベルシフト回路204自体をロジック系のトランジスタで構成することで、更なる省面積化を実現することができる。
また、図2に示すように、レベルシフト回路204の高電圧側の電源として信号VGBを用い、VDD25レベルとVDDレベルとの電圧が交互に供給されるようにすることで、レベルシフト回路204の各トランジスタ112〜115のゲート酸化膜に印加されるストレスを緩和し、TDDB劣化の進行を遅らせることができる。
図3は、図1の電源スイッチ回路300内のレベルシフト回路305の詳細図である。レベルシフト回路305は、第1及び第2のNMOSトランジスタ308,309と、第1及び第2のPMOSトランジスタ310,311と、インバータ回路312とからなり、インバータ回路312以外は全て2.5VのI/O系のトランジスタから構成され、インバータ回路312は1.2Vのロジック系トランジスタから構成される。これらの接続関係は上述のレベルシフト回路204と同様である。ただし、第1及び第2のPMOSトランジスタ310,311のソースには電源VDD25が接続されている。動作については、上述のレベルシフト回路204と同様である。
このように、電源スイッチ回路300のPMOSトランジスタ301及びCMOSトランスミッションゲート302のゲートに接続する信号配線系に、レベルシフト回路305を入れることで、PMOSトランジスタ301及びCMOSトランスミッションゲート302のオン・オフ動作を制御するために外部制御端子を別個に設ける必要がなく、クロック信号PCKを用いて制御することが可能である。また、このレベルシフト回路305より前段の回路に全てロジック系のトランジスタを用いることが可能になり、大幅な省面積化を実現できる。
図4は、図1の電気ヒューズ回路の動作波形図である。以下、電源スイッチ回路300の出力信号端子に複数の電気ヒューズビットセル200を接続した電気ヒューズ回路の動作について図4を用いながら説明する。
図4に示すように、プログラム動作開始前に、ヒューズプログラムイネーブル信号FPENがLレベルに固定されている。したがって、プログラム前には、電気ヒューズビットセル200の第2のAND回路205の出力INmTiはLレベルに固定され、NMOSトランジスタ202はオフ(ディスイネーブル状態)となる。また、電源スイッチ回路300のNAND回路306の出力PRGmINはHレベルに固定され、PMOSトランジスタ301はオフ状態(ディスイネーブル状態)となり、電源スイッチ回路300の出力VGBは、VDDのレベルとなる。
プログラム動作開始時には、ヒューズプログラムイネーブル信号FPENをLレベルからHレベルへ遷移させ、電源VDD25とは独立に2.5V等の電圧を入力する。これにより、電気ヒューズビットセル200のプログラム動作が開始可能な状態になる。このように、ヒューズプログラムイネーブル信号FPENは、プログラム動作時に、PMOSトランジスタ301とCMOSトランスミッションゲート302とをプログラムイネーブル状態にする。
以上のように、電源とは独立の制御端子を設け、プログラム動作開始前にLレベルにし、電気ヒューズビットセル200のNMOSトランジスタ202と電源スイッチ回路300のPMOSトランジスタ301とを強制的にオフすることで、例えば電源投入時のレベルシフト回路204,305の誤動作による電気ヒューズ素子201の誤切断を防止することができる。
さて、プログラムクロック信号PCKがLレベルの間、電源スイッチ回路300のAND回路304の出力LS2mINはLレベルであり(信号LAPAmTnは初期はLレベル)、レベルシフト回路305の出力LS2mOUTもLレベルとなる。よって、NAND回路306の出力PRGmINはHレベル(VDD25レベル)となり、PMOSトランジスタ301はオフ、CMOSトランスミッションゲート302がオンし、電源スイッチ回路300の出力VGBはVDDレベル(1.2V程度)となる。
一方、プログラムクロック信号PCKがHレベルの区間では、電源スイッチ回路300のAND回路304の出力LS2mINはHレベル(VDDレベル)であり、レベルシフト回路305からHレベル(VDD25レベル)の信号LS2mOUTが出力される。信号LS2mOUTのHレベル(VDD25レベル)と信号FPENのHレベル(VDD25レベル)とにより、PMOSトランジスタ301がオンし、CMOSトランスミッションゲート302がオフする。これにより、電源スイッチ回路300の出力信号VGBはVDD25レベル(2.5V程度)となる。
したがって、プログラムクロック信号PCKが周期的なクロック動作を繰り返すごとに、信号VGBは、プログラムクロック信号PCKがLレベルの間はVDDレベル、プログラムクロック信号PCKがHレベルの間はVDD25レベルになる。
次に、電気ヒューズ回路の動作について、i段目を例に説明する。プログラムを行う際には、プログラムデータ信号FBmTiは、i段目の電気ヒューズ素子201を切断したいときにはHレベルに、切断したくないときにはLレベルにする。電気ヒューズビットセル200は、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベルのときのみ電気ヒューズ素子201をプログラムする。
すなわち、プログラム・シフトレジスタブロック100のシフトレジスタ101は1.2Vのロジック系の電源VDDで制御されており、プログラムデータ信号FBmTiがHレベル(VDDレベル)の場合、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベルの間、レベルシフト回路204へVDDレベルの信号が入力される。レベルシフト回路204は、信号VGBがVDD25レベルの間、VDDレベルをVDD25レベルへ変換する。VDD25レベルの信号LS1mOUTiとVDD25レベルのヒューズプログラムイネーブル信号FPENとが入力された第2のAND回路205の出力INmTiはVDD25レベル(Hレベル)となってNMOSトランジスタ202がオンする。このとき、信号VGBはVDD25レベルであるので、電気ヒューズ素子201を切断するのに必要な電流が流れて、電気ヒューズ素子201は切断状態になる。
一方、プログラムデータ信号FBmTiがLレベルである場合は、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベルであっても第1のAND回路203の出力LS1mINiはLレベルとなり、レベルシフト回路204の出力LS1mOUTiもLレベルとなる。よって、NMOSトランジスタ202はオフ状態にあり、電気ヒューズ素子201には電流が流れず、電気ヒューズ素子201は切断されない。
次に、電気ヒューズ回路全体の動作について説明する。なお、プログラム・シフトレジスタブロック100の動作については、図15〜図17で説明したとおりなので、説明を省略する。
例えば、n個の電気ヒューズビットセル200に対して、(1、0、・・・、1)とプログラムする場合、初めに、プログラムデータ信号FBmT1、FBmT2、・・・、FBmTnの信号レベルを(H、L、・・・、H)にする。
続いて、ヒューズプログラムイネーブル信号FPENをHレベルに遷移させた後、プログラム・シフトレジスタブロック100の初段に入力するプログラムコントロール信号FPGIを、プログラムクロック信号PCKの立ち上がりエッジに対して十分セットアップを保って、LレベルからHレベルに立ち上げる。このプログラムクロック信号PCKがLレベルの間に、初段のシフトレジスタ101にHレベルのプログラムコントロール信号FPGIが入力される。
プログラム・シフトレジスタブロック100は、プログラムクロック信号PCKが周期的なクロック動作を繰り返すごとに、プログラムクロック信号PCKの1周期分の幅を持つプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)及びプログラムイネーブル伝達信号PAmTi(i=1〜n)を順次生成する。
電気ヒューズビットセル200のプログラムイネーブル信号PBmTi(i=1〜n)がHレベルになると、電気ヒューズビットセル200は、電気ヒューズ素子201をプログラムする。つまり、第1のAND回路203から出力される信号LS1mINi(i=1〜n)の状態が、プログラムクロック信号PCKの立ち上がりエッジごとに、順次、プログラムデータ信号(FBmT1、FBmT2、・・・、FBmTn)=(H、L、・・・、H)に合わせて決まっていく。
図4に示す例では、初段のプログラムイネーブル信号PBmT1がHレベルの間、初段の電気ヒューズビットセル200の第1のAND回路203の出力LS1mINiがHレベルとなり、レベルシフト回路204により、信号VGBの電圧レベルに変換された信号LS1mOUT1が第2のAND回路205に入力され、プログラムクロック信号PCKがHレベルの間、プログラム信号INmT1がHレベルになり、初段の電気ヒューズ素子201は切断される。
一方、2段目のプログラムイネーブル信号PBmT2がHレベルになっても、2段目の電気ヒューズビットセル200の第1のAND回路203の出力LS1mIN2はLレベルのままであり、レベルシフト回路204からLレベルの信号LS1mOUT2が、第2のAND回路205からLレベルのプログラム信号INmT2がそれぞれ出力されて、NMOSトランジスタ202はオフになり、2段目の電気ヒューズ素子201は切断されない。3段目以降も同様である。
n段目の電気ヒューズ素子201へのプログラムが終了すると、プログラム・シフトレジスタブロック100の出力PAmTnがHレベルからLレベルへ遷移する。そのときの立ち下がりエッジを受けてHレベル(VDDレベル)へラッチされた信号LAPAmTnを電源スイッチ回路300へ入力することにより、電源スイッチ回路300のAND回路304の出力がLレベルへ遷移し、プログラムクロック信号PCKの動作にかかわらず、レベルシフト回路305の出力LS2mOUTもLレベルに遷移し、プログラムの動作終了とともに、プログラム不可の状態になる。
以上のように、図1の実施形態によれば、複数の電気ヒューズ素子201をプログラムすることができる。更に、電気ヒューズ素子201を切断状態にする電流を流すためのNMOSトランジスタ202に常時VDD25の高電圧が印加されないので、このNMOSトランジスタ202に低耐圧のトランジスタ(例えば、1.2Vのロジック系のトランジスタ)を用いることが可能になる。よって、電気ヒューズビットセル200の第2のAND回路205を除いた全てのトランジスタを1.2Vのロジック系のトランジスタを用いて構成することができるので、2.5V−I/O系のトランジスタを用いて構成する場合に比べて大幅に省面積化することができる。更に、複数の電気ヒューズビットセル200に対して、電源スイッチ回路300を共通化することで、電気ヒューズ回路全体の省面積化を実現できる。
さて、図1中の電気ヒューズ素子201の誤切断の原因として、ESDのサージ電流によるものがある。例えば、図1において、各電気ヒューズビットセル200のプログラムドライバであるNMOSトランジスタ202のP型シリコン基板とドレインであるN型拡散層との間に存在する寄生ダイオードがオンすることで、電気ヒューズ素子201にサージ電流が流れ、電気ヒューズ素子201の誤切断が生じてしまう。したがって、ESDが印加された際に電気ヒューズ素子201の誤切断を防ぐための回路対策として、図1では、電源スイッチ回路300の出力信号VGBと接地電位VSSとの間にダイオード400が挿入されている。
具体的には、図1に示すように、電源スイッチ回路300の出力信号VGBと接地電位VSSとの間にダイオード400を入れ、ダイオード400のアノードが接地電位VSSに接続され、ダイオード400のカソードが電源スイッチ回路300の出力信号VGBに接続されている。接地電位VSSにESDが印加された際に、挿入した該ダイオード400にESDのサージ電流を流すことにより、各電気ヒューズビットセル200の電気ヒューズ素子201へのサージ電流の流入を回避可能である。したがって、該ダイオード400によって、ESDによる各電気ヒューズビットセル200の電気ヒューズ素子201の誤切断を防止することができる。
また、接地電位にESDが印加された際のサージ電流の回避策として、接地電位VSSと電源VDD25との間及び接地電位VSSと電源VDDとの間の2つに各々ダイオード400を挿入することが考えられる。ところが、接地電位VSSと電源VDD25との間及び接地電位VSSと電源VDDとの間の2つに各々ダイオード400を挿入する場合に比べて、図1のように電源スイッチ回路300の出力信号VGBと接地電位VSSとの間にダイオード400を挿入する回路を用いれば、ダイオード数を少なくでき、ESD対策として挿入するダイオードの省面積化を実現することができる。
図5は、本発明の他の実施形態に係る電気ヒューズ回路の構成を示す回路図である。また図6は、図5の電気ヒューズ回路の動作波形図である。
図5の実施形態における電気ヒューズ回路は、図1の実施形態と同様に、複数(n)個の電気ヒューズビットセル200と、複数(n)段のプログラム・シフトレジスタブロック100と、電源スイッチ回路300とからなる。電源スイッチ回路300以外は、図1の実施形態と同様である。
以下、電源スイッチ回路300について説明する。ヒューズプログラムイネーブル信号FPENとして、プログラム動作時に、プログラムクロック信号PCKに同期してクロック動作する信号を用いる。具体的には、プログラムクロック信号PCKがHレベルの間にHレベル(VDD25レベル)となり、Lレベルの間にLレベルとなる信号FPENを入力する。電源スイッチ回路300は、2.5V−I/O系のPMOSトランジスタ308と、2.5V−I/O系のCMOSトランスミッションゲート309と、2.5V−I/O系のインバータ回路310,311とからなる。電源VDDに接続するトランジスタとしてCMOSトランスミッションゲート309を用いることで、電源VDDの設計マージンを考慮した場合、安定してVDDを通し、出力することができる。つまり、電源スイッチ回路300の安定出力動作を実現できる。
図5に示す回路構成により、プログラムクロック信号PCKの周期的なクロックに同期してクロック動作するヒューズプログラムイネーブル信号FPENがLレベルからHレベルに立ち上がる度に、電源スイッチ回路300の出力VGBはVDD25レベルとなる。また、ヒューズプログラムイネーブル信号FPENがHレベルからLレベルに立ち下がる度に、電源スイッチ回路300の出力VGBはVDDレベルとなる。
次に、電気ヒューズビットセル200の動作について説明する。電気ヒューズビットセル200は、第2のAND回路206の一方の端子に入力されるヒューズプログラムイネーブル信号FPENがクロック動作している点で図1の実施形態と異なるだけである。プログラムデータ信号FBmTiがHレベルの場合、プログラムイネーブル信号PBmTiがHレベルで、かつ信号VGBがVDD25レベルの間、第2のAND回路206の出力INmTiはVDD25レベルとなって、NMOSトランジスタ202がオンする。このとき、VGBはVDD25レベルで、電気ヒューズ素子201を切断するのに必要な電流が流れて、電気ヒューズ素子201が切断される。一方、プログラムデータ信号FBmTiがLレベルである場合は、電気ヒューズ素子201は切断状態にはならない。
以上のように、電源スイッチ回路300の出力VGBは、図1の実施形態で説明した電源スイッチ回路300の出力VGBと同じ波形となり、電気ヒューズビットセル200は、図1の実施形態と同様に動作するので、該電気ヒューズ回路全体の動作は、図1の実施形態と同様となる。
このように、図5の実施形態における電気ヒューズ回路は、図1の実施形態における電気ヒューズ回路と同じ入力端子構成で、同等の機能を実現できる。更に、電源とは独立のプログラムイネーブル信号FPENに従ってPMOSトランジスタ308がオン・オフ動作するので、図1の実施形態と比較して、レベルシフト回路305や、そのレベルシフト回路の前段の制御回路303,304が不要となり、更なる省面積化を実現することができる。
図7は、図1又は図5の電気ヒューズ回路を搭載したシステムLSIの例を示す平面図である。ここでは、I/O電源VDD25と電源VDDとの2電源を用いる電気ヒューズ回路と、I/O電源VDD33と電源VDDとの2電源を用いる電気ヒューズ回路との2つを搭載したSoC(System on Chip)とする。ここで、電源VDD25(2.5V程度)は電源VDD33(3.3V程度)より小さい。
図7に示されるようにシステムLSIの外側周囲にはI/Oセル領域があり、このI/Oセル領域からシステムLSIの内側に向かって、電源スイッチ回路300、ダイオード400、電気ヒューズ部600(複数の電気ヒューズビットセル200とプログラム・シフトレジスタブロック100とから構成)の順で配置されている。このように電源スイッチ回路300、ダイオード400、電気ヒューズ部600を配置することで、I/Oセル領域にあるVSS端子にESDのサージ電流が印加された場合に、電気ヒューズ部600の前に配置したダイオード400でサージ電流を吸収することができる。つまり、ダイオード400を効果的に働かせることができ、電気ヒューズ素子の誤切断を防止することが可能である。
さて、システムLSI内では、複数のI/O電源電圧(VDD33、VDD25など)を用いる場合があり、その場合、システムLSIでは、電源VDD33を用いる回路をまとめて配置したり(以下、VDD33の電源島と呼ぶ)、電源VDD25を用いる回路をまとめて配置したり(以下、VDD25の電源島と呼ぶ)する。電気ヒューズ回路が1つのI/O電源、例えば電源VDD25にしか対応していない回路だとすると、システムLSI内に電気ヒューズ回路を配置する際に制約が生じてしまう。電気ヒューズ回路には、異なるI/O電源を用いてもプログラムできることが望まれる。
そこで、例えば図5において、電源スイッチ回路300を構成するPMOSトランジスタ308、CMOSトランスミッションゲート309、インバータ回路310,311の全てのトランジスタに、システムLSI内の複数のI/O電源の中で一番高いI/O電源の耐圧に合わせて作られたトランジスタを用いればよい。つまり、電源スイッチ回路300を構成する全トランジスタのゲート長は、システムLSI内の複数のI/O電源の中で一番高いI/O電源電圧の耐圧に合わせた長さにすればよい。更に、電源スイッチ回路300を構成するPMOSトランジスタ308及びCMOSトランスミッションゲート309のゲート幅は、システムLSI内の複数のI/O電源の中で一番低いI/O電源電圧を用いたときの電流駆動能力に合わせた長さにすればよい。以上のようにすることで、システムLSI内の異なるI/O電源電圧を用いて電気ヒューズ回路を動作させることが可能になり、システムLSI内における配置制約をなくすことができる。
図8は、図1又は図5の電気ヒューズ回路を搭載したシステムLSIの他の例を示す平面図である。ここでは、複数の電気ヒューズビットセル200から構成される電気ヒューズ部600の周囲にダイオード400を配置することで、I/Oセル領域にあるいかなるVSS端子にESDのサージ電流が印加されても、ダイオード400で更に効率良くサージ電流を吸収することができ、電気ヒューズ素子の誤切断を防止することができる。
図9はシステムLSI中の1個のI/Oセルのレイアウトを示す平面図であり、図10は図9に対応する1個のI/Oセルの回路図である。図9及び図10のI/Oセル701において、VSS配線、VDD配線、VDD25から電源を供給するためのI/O電源配線としてのVDD25配線、外部端子と接続するためのパッド700、VDD25を電源とするインバータ回路702、VDDを電源とするインバータ回路703が示されている。VDD25電源配線は、配線INによって電気ヒューズ回路に接続される。
図11は図1又は図5の電気ヒューズ回路を搭載したシステムLSIの更に他の例を示す平面図であり、図12は図11のXII−XII断面図である。ここでは、電源スイッチ回路300、ダイオード400、電気ヒューズ部600からなる電気ヒューズ回路をシステムLSIへ搭載する。図11及び図12において、各I/Oセル701は外部端子に接続されるパッド700を有し、また、接地電位のVSS配線、電源VDD配線及び電源VDD25配線が設けられている。そして、パッド700の下方の層に、電源スイッチ回路300、ダイオード400、電気ヒューズ部600が設けられている。電源スイッチ回路300は、電源VDD25配線と、配線層M4を介して電気的に接続されている。このように、パッド700の下方の層に、電源スイッチ回路300、ダイオード400、電気ヒューズ部600を設けることで、回路面積に無駄が生じず、システムLSIの省面積化を実現できる。
図13は図1又は図5の電気ヒューズ回路を搭載したシステムLSIの更に他の例を示す平面図であり、図14は図13のXIV−XIV断面図である。ここでも、電源スイッチ回路300、ダイオード400、電気ヒューズ部600からなる電気ヒューズ回路をシステムLSIへ搭載する。図13及び図14に示されるように、パッド700が千鳥状に配置されると、右側(システムLSIコア内部側)のパッド700の下方にスペースが生じる。このパッド700の下方に層に、電源スイッチ回路300、ダイオード400、電気ヒューズ部600(複数の電気ヒューズビットセル200とプログラム・シフトレジスタブロック100とから構成)が設けられている。このように、パッド700の下の層に電源スイッチ回路300、ダイオード400、電気ヒューズ部600を設けることで、回路面積に無駄が生じず、システムLSIの省面積化を実現できる。
以上説明してきたとおり、本発明に係る電気ヒューズ回路は、独立した電源スイッチ回路と、複数の電気ヒューズビットセルとから構成され、複数の電気ヒューズビットセルはLSIのロジックトランジスタ(1.2V系のトランジスタ等)を用いることができるので、電気ヒューズ回路の省面積化の実現にとって有用である。また、独立した電源スイッチ回路の出力と接地電位との間にダイオードを設けることで、ESDが印加された際にヒューズ素子へのサージ電流の流入を抑制することが可能であり、ヒューズ素子の誤切断を防止でき、電気ヒューズ回路の安全性の確保実現にとって有用である。
また、本発明に係る電気ヒューズ回路は、メモリ冗長救済用途、セキュリティ向上や著作権保護の目的のためのセキュアID用途、組み立て後の不良チップ等の不良解析を行うチップID用途、アナログトリミング用途として有用である。
本発明の実施形態に係る電気ヒューズ回路の構成を示す回路図である。 図1の電気ヒューズビットセル内のレベルシフト回路の詳細図である。 図1の電源スイッチ回路内のレベルシフト回路の詳細図である。 図1の電気ヒューズ回路の動作波形図である。 本発明の他の実施形態に係る電気ヒューズ回路の構成を示す回路図である。 図5の電気ヒューズ回路の動作波形図である。 図1又は図5の電気ヒューズ回路を搭載したシステムLSIの例を示す平面図である。 図1又は図5の電気ヒューズ回路を搭載したシステムLSIの他の例を示す平面図である。 システムLSI中の1個のI/Oセルのレイアウトを示す平面図である。 図9に対応する1個のI/Oセルの回路図である。 図1又は図5の電気ヒューズ回路を搭載したシステムLSIの更に他の例を示す平面図である。 図11のXII−XII断面図である。 図1又は図5の電気ヒューズ回路を搭載したシステムLSIの更に他の例を示す平面図である。 図13のXIV−XIV断面図である。 従来の電気ヒューズ回路の構成を示す回路図である。 図15中のシフトレジスタの1段詳細構成を示す回路図である。 図15の電気ヒューズ回路の動作波形図である。
符号の説明
100 プログラム・シフトレジスタブロック
101 シフトレジスタ
200,500 電気ヒューズビットセル
201,501 電気ヒューズ素子
202,502 スイッチ用のNMOSトランジスタ
204 電気ヒューズビットセル内のレベルシフト回路
300 電源スイッチ回路
301 PMOSトランジスタ
302 CMOSトランスミッションゲート
305 電源スイッチ回路内のレベルシフト回路
400 ダイオード
600 電気ヒューズ部
700 パッド
701 I/Oセル
702 VDD25を電源とするインバータ回路
703 VDDを電源とするインバータ回路

Claims (13)

  1. ヒューズ素子に電流を流して該ヒューズ素子の切断を行う電気ヒューズ回路であって、
    独立した1つの電源スイッチ回路と、
    一端が前記電源スイッチ回路の出力に接続されたヒューズ素子と、
    前記ヒューズ素子の他端に接続された第1のMOSトランジスタとを備えたことを特徴とする電気ヒューズ回路。
  2. 請求項1に記載の電気ヒューズ回路において、
    前記ヒューズ素子と前記第1のMOSトランジスタとからなるヒューズビットセルを複数個有することを特徴とする電気ヒューズ回路。
  3. 請求項1又は2に記載の電気ヒューズ回路において、
    前記電源スイッチ回路は、第1のスイッチトランジスタと第2のスイッチトランジスタとを有し、第1の電源電圧と前記第1の電源電圧より小さい第2の電源電圧とを入力とし、前記第1のスイッチトランジスタの一端が前記第1の電源電圧に接続され、他端が前記電源スイッチ回路の出力に接続され、前記第2のスイッチトランジスタの一端が前記第2の電源電圧に接続され、他端が前記電源スイッチ回路の出力に接続されたことを特徴とする電気ヒューズ回路。
  4. 請求項3に記載の電気ヒューズ回路において、
    前記第1のスイッチトランジスタがPMOSトランジスタで、前記第2のスイッチトランジスタがCMOSトランスミッションゲートから構成されたことを特徴とする電気ヒューズ回路。
  5. 請求項3又は4に記載の電気ヒューズ回路において、
    前記第1の電源電圧がLSIのI/O電源電圧で、前記第2の電源電圧が当該LSIのロジック電源電圧であることを特徴とする電気ヒューズ回路。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の電気ヒューズ回路において、
    前記電源スイッチ回路の前記第1のスイッチトランジスタ及び前記第2のスイッチトランジスタのゲート酸化膜厚がLSIのI/O回路のゲート酸化膜厚と等しいことを特徴とする電気ヒューズ回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気ヒューズ回路において、
    接地電位と前記電源スイッチ回路の出力との間にダイオードが接続され、接地電位に前記ダイオードのアノードが接続され、前記電源スイッチ回路の出力に前記ダイオードのカソードが接続されていることを特徴とする電気ヒューズ回路。
  8. 請求項7に記載の電気ヒューズ回路において、
    LSIのI/O電源セル側から当該LSIの内側に向かって、前記電源スイッチ回路、前記ダイオード、前記複数のヒューズビットセルの順に配置されたことを特徴とする電気ヒューズ回路。
  9. 請求項7に記載の電気ヒューズ回路において、
    前記複数のヒューズビットセルの周囲にダイオードが配置され、LSIのI/O電源セル側から当該LSIの内側に向かって、前記電源スイッチ回路、前記ダイオード、前記複数のヒューズビットセル、前記ダイオードの順に配置されたことを特徴とする電気ヒューズ回路。
  10. 請求項7〜9のいずれか1項に記載の電気ヒューズ回路において、
    LSIの外部端子に接続されるパッドの下の層に、前記電源スイッチ回路又は前記ダイオード又は前記複数のヒューズビットセルの一部が配置されていることを特徴とする電気ヒューズ回路。
  11. 請求項10に記載の電気ヒューズ回路において、
    LSIの外部端子に接続されるパッドが千鳥状に配置され、当該LSIの内側にあるパッドの下の層に、前記電源スイッチ回路又は前記ダイオード又は前記複数のヒューズビットセルの一部が配置されていることを特徴とする電気ヒューズ回路。
  12. 請求項2〜11のいずれか1項に記載の電気ヒューズ回路において、
    前記複数のヒューズビットセルのゲート酸化膜厚は、LSIのロジックトランジスタのゲート酸化膜厚と等しいことを特徴とする電気ヒューズ回路。
  13. 請求項3〜12のいずれか1項に記載の電気ヒューズ回路において、
    LSIに複数の前記電源スイッチ回路を有し、各電源スイッチ回路に入力される前記第1の電源電圧は異なり、複数の前記電源スイッチ回路の前記第1のスイッチトランジスタのゲート長とゲート幅は全て等しく、かつ、複数の前記電源スイッチ回路の前記第2のスイッチトランジスタのゲート長とゲート幅が全て等しいことを特徴とする電気ヒューズ回路。
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