JP2009038014A - 燃料電池および燃料電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】連続で高出力な発電を維持する燃料電池を提供することを目的とする。
【解決手段】カソード13、14、アノード11、12、およびカソード13、14とアノード11、12とに挟持された電解質膜15を備え、カソード13、14は、電解質膜15の一方の面に対向して配置されたカソード触媒層13と、カソード触媒層13と対向して配置されたカソードガス拡散層14と、を有し、アノード11、12は、電解質膜15の他方の面に対向して配置されたアノード触媒層11と、アノード触媒層11と対向した配置されたアノードガス拡散層13と、を有し、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層13の少なくともいずれか一方は、所定の疎水性を有している燃料電池。
【選択図】図2D
【解決手段】カソード13、14、アノード11、12、およびカソード13、14とアノード11、12とに挟持された電解質膜15を備え、カソード13、14は、電解質膜15の一方の面に対向して配置されたカソード触媒層13と、カソード触媒層13と対向して配置されたカソードガス拡散層14と、を有し、アノード11、12は、電解質膜15の他方の面に対向して配置されたアノード触媒層11と、アノード触媒層11と対向した配置されたアノードガス拡散層13と、を有し、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層13の少なくともいずれか一方は、所定の疎水性を有している燃料電池。
【選択図】図2D
Description
本発明は、燃料電池および燃料電池の製造方法に関し、特に液体燃料直接供給型の燃料電池およびその製造方法に関する。
近年、電子技術の進歩により、電子機器の小型化、高性能化、ポータブル化が進んでおり、携帯用電子機器においては、使用される電池の高エネルギー密度化の要求が高まっている。このため、軽量、小型でありながら大容量な電池が要求されており、リチウムイオン電池などが開発されてきた。
しかし、携帯用電子機器のオペレーション時間がさらに増加する傾向にあり、リチウムイオン電池では、材料および構造の観点からエネルギー密度の向上は限界にきており、さらなる要求に対応できなくなりつつある。
上記のような状況から、リチウムイオン電池に代わって、小型燃料電池が注目を集めている。特に、メタノールを燃料として使用するダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)は、水素ガスを使用する燃料電池に比べ、水素ガスの取り扱いの困難さ、または有機燃料から水素ガスに改質する装置等がないことから、小型化に優れている。
DMFCは、燃料極でメタノールが酸化分解されて二酸化炭素、プロトン、および電子が生成される一方で、空気極で空気から得られる酸素、燃料極から電解質膜を得て供給されるプロトン、および燃料極から外部回路を通じて供給される電子によって水が生成され、この外部回路を通る電子によって電力を供給する。
DMFCは上記のような構成で発電するため、メタノールを供給するポンプや空気を送り込むブロワが補記として備えられ、システムとして複雑な形態を成したDMFCが開発されてきた。よって、燃料電池の小型化を図ることは難しかった。
メタノールをポンプで供給する代わりに、メタノール収容室を発電素子の近傍に設け、メタノール収容室と発電素子との間に設けた気液分離膜を透過してメタノールを供給することで、小型化が進められた。また、空気の取り入れについては、ブロワの代わりに、発電素子に吸気口を直接設置することで、小型DMFCが提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−164903号公報
しかし、上記のような小型DMFCは、機構が簡略化された代わりに、発電により生成された水が発電素子の内部に滞留し、カソード触媒層への空気の取り込みが不十分になるため、連続して発電すると出力が低下する問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、発電素子の内部で生成された水を滞留させることなく発電素子の外部へ放出することにより、カソード触媒層に空気を取り込むことができ、連続で高出力な発電を維持する燃料電池および燃料電池の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様による燃料電池は、カソード、アノード、および前記カソードと前記アノードとに挟持された電解質膜を備え、前記カソードは、前記電解質膜の一方の面に対向して配置されたカソード触媒層と、前記カソード触媒層と対向して配置されたカソードガス拡散層と、を有し、前記アノードは、前記電解質膜の他方の面に対向して配置されたアノード触媒層と、前記アノード触媒層と対向した配置されたアノードガス拡散層と、を有し、前記カソードガス拡散層およびアノードガス拡散層の少なくともいずれか一方は、所定の疎水性を有している。
本発明の第2態様による燃料電池の製造方法は、カソードを形成する工程と、アノードを形成する工程と、前記カソードと前記アノードとに挟持される電解質膜を形成する工程と、を備え、前記カソードを形成する工程は、カソードガス拡散層を形成する工程と、カソード触媒層を形成する工程と、を有し、前記カソードガス拡散層を形成する工程は、カソードガス拡散層が所定の疎水性を有するように疎水処理を施す工程を有する。
また、本発明の他の燃料電池の製造方法は、カソードを形成する工程と、アノードを形成する工程と、前記カソードと前記アノードとに挟持される電解質膜を形成する工程と、を備え、前記アノードを形成する工程は、アノードガス拡散層を形成する工程と、アノード触媒層を形成する工程と、を有し、前記アノードガス拡散層を形成する工程は、アノードガス拡散層が所定の疎水性を有するように疎水処理を施す工程を有する。
本発明によれば、発電素子の内部で生成された水を滞留させることなく発電素子の外部へ放出することにより、カソード触媒層に空気を取り込むことができ、連続で高出力な発電を維持する燃料電池および燃料電池の製造方法を提供することが出来る。
以下、本発明の一実施形態に係る燃料電池について図を参照して説明する。図1は、本発明に係る一実施形態に係る直接メタノール型の燃料電池10の断面を模式的に示した図である。
図1に示すように、燃料電池10は、アノード触媒層11およびアノードガス拡散層12からなるアノードと、カソード触媒層13およびカソードガス拡散層14からなるカソードと、アノード触媒層11とカソード触媒層13との間に挟持されたプロトン(水素イオン)伝導性の電解質膜15とから構成される膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)16を起電部として備えている。
アノード触媒層11およびカソード触媒層13に含有される触媒としては、例えば、白金族元素である、Pt、Ru、Rh、Ir、Os、Pd等の単体金属、白金族元素を含有する合金などを挙げることができる。
具体的には、アノード触媒層11として、メタノールや一酸化炭素に対して強い耐性を有するPt−RuやPt−Moなど、カソード触媒層13として、白金やPt−Niなどを用いることが好ましいが、これらに限定されるものではない。また、炭素材料のような導電性担持体を使用する担持触媒、あるいは無担持触媒を使用してもよい。
電解質膜15を構成するプロトン伝導性材料としては、例えば、スルホン酸基を有する、例えば、パーフルオロスルホン酸重合体等のフッ素系樹脂(ナフィオン(商品名、デュポン社製)、フレミオン(商品名、旭硝子社製)等)、スルホン酸基を有する炭化水素系樹脂、タングステン酸やリンタングステン酸などの無機物等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
アノード触媒層11に積層されたアノードガス拡散層12は、アノード触媒層11に燃料を均一に供給する役割を果たすと同時に、アノード触媒層11の集電体も兼ねている。一方、カソード触媒層13に積層されたカソードガス拡散層14は、カソード触媒層13に酸化剤を均一に供給する役割を果たすと同時に、カソード触媒層13の集電体も兼ねている。
アノードガス拡散層12およびカソードガス拡散層14は、ガスを通過させるため、多孔質体からなる公知の導電性材料で構成される。また、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12の少なくともいずれか一方は所定の疎水性を有して構成されている。カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12の少なくともいずれか一方が所定の疎水性を有することによって、カソードで生成された水が液化することなく燃料電池10の外部に放出され、カソード触媒層13に空気を取り込むことが出来る。その結果、本実施形態に係る燃料電池10では、カソード触媒層13における還元反応が促進され、連続で高出力な発電を維持することが可能となる。
ここで、カソードガス拡散層14の所定の疎水性あるいはアノードガス拡散層12の所定の疎水性とは、具体的には、カソードガス拡散層14の疎水性あるいはアノードガス拡散層12の疎水性は、水からなる液滴による接触角θで表した場合、接触角θが100度以上130度以下となる疎水性である。なお、接触角θのばらつきは、複数のカソードガス拡散層14で測定するとともに、カソードガス拡散層14の複数の位置で測定することにより生じるものである。
カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12の少なくともいずれか一方の疎水性を上記のような接触角θの範囲に設定することによって、カソード触媒層13への空気の取り込み量が十分となり、カソード触媒層13における還元反応が促進される。
ここで、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12の少なくともいずれか一方に対する水からなる液滴による接触角θは、図2Dに示すように、液滴とカソードガス拡散層14とが接触する点Pにおける液滴の表面カーブに対する接線とカソードガス拡散層14の表面とが成す角である。
この接触角θは以下のように測定する。測定装置は、協和界面科学株式会社製の、接触角計(DropMaster 100)、固液界面解析装置(DropMaster 500)、測定解析統合システムソフトウェア(FAMAS:2004/7)のものを使用した。
最初に、図2Aに示すように、マイクロシリンジM(テフロン(登録商標)コート針 28G(φ0.1mm))で、純水の液滴DRを形成する。本実施形態に係る燃料電池の場合、液滴DRは約0.5マイクロリットルである。
次に、図2Bに示すように、液滴DRの底を測定対象CP(カーボンペーパー)に付ける。そして、マイクロシリンジMを測定対象CPから離すと、測定対象CPの表面に図2Cに示すように水滴DRが付着する。この状態で、3000ms後に、水滴DRの高さhと、水滴DRの半径rを測定する。
接触角θは、図2Dに示すθ1(=arctan(r/h))の2倍に等しいことから、測定された水滴DRの高さhおよび半径rから、下記の式(A)を用いて接触角θの値が算出される。
θ= 2 arctan(r/h) ・・・式(A)
上記のように算出された接触角θは、その値が大きいほど、測定対象CPの疎水性が高いことを示し、その値が小さいほど測定対象CPの疎水性が低いことを示している。
上記のように算出された接触角θは、その値が大きいほど、測定対象CPの疎水性が高いことを示し、その値が小さいほど測定対象CPの疎水性が低いことを示している。
アノードガス拡散層12には、アノード導電層17が積層され、カソードガス拡散層14には、カソード導電層18が積層されている。アノード導電層17およびカソード導電層18は、例えば、金などの導電金属材料からなるメッシュなどの多孔質層で構成される。なお、アノード導電層17およびカソード導電層18は、それらの周縁から燃料や酸化剤が漏れないように構成されている。
アノード導電層17と電解質膜15との間には、矩形枠状を有するアノードシール材19が配置されている。アノードシール材19は、アノード触媒層11およびアノードガス拡散層12の周囲を囲むように配置されている。
一方、カソード導電層18と電解質膜15との間には、矩形枠状を有するカソードシール材20が配置されている。カソードシール材20は、カソード触媒層13およびカソードガス拡散層14の周囲を囲むように配置されている。
アノードシール材19およびカソードシール材20は、例えば、ゴム製のOリングなどで構成され、膜電極接合体16からの燃料漏れおよび酸化剤漏れを防止している。なお、アノードシール材19およびカソードシール材20の形状は、矩形枠状に限られず、燃料電池10の外縁形に対応するように適宜に構成される。
図1に示すように、液体燃料Fを収容する液体燃料収容室21の開口部を覆うように、気液分離膜22が配設されている。この気液分離膜22上には、燃料電池10の外縁形に対応した形状で構成されたフレーム23(ここでは矩形のフレーム)が配置されている。
そして、このフレーム23上には、上記したアノード導電層17およびカソード導電層18を備えた膜電極接合体16が配置されている。膜電極接合体16は、アノード導電層17がフレーム23側となるように積層配置されている。ここで、フレーム23は、電気絶縁材料で構成され、具体的には、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)のような熱可塑性ポリエステル樹脂などで形成される。
液体燃料収容室21に貯留される液体燃料Fは、濃度が50モル%を超えるメタノール水溶液、または純メタノールである。また、純メタノールの純度は、95重量%以上100重量%以下にすることが好ましい。
また、液体燃料Fの気化成分とは、液体燃料Fとして液体のメタノールを使用した場合には、気化したメタノールを意味し、液体燃料Fとしてメタノール水溶液を使用した場合には、メタノールの気化成分と水の気化成分からなる混合気を意味する。
気液分離膜22、燃料極導電層17およびフレーム23で囲まれた空間である気化燃料収容室24は、気液分離膜22を透過してきた液体燃料Fの気化成分を一時的に収容し、さらに気化成分における燃料の濃度分布を均一にする空間として機能する。
上記した気液分離膜22は、液体燃料Fの気化成分と液体燃料Fとを分離し、その気化成分をアノード触媒層11側に透過させるものである。この気液分離膜22は、液体燃料Fに対して不活性で溶解しない材料でシート状に構成され、具体的には、シリコーンゴム、低密度ポリエチレン(LDPE)薄膜、ポリ塩化ビニル(PVC)薄膜、ポリエチレンテレフタレート(PET)薄膜、フッ素樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)など)微多孔膜などの材料で構成される。なお、気液分離膜22は、周縁から燃料などが漏れないように構成されている。
本発明の効果をさらに促進するために、空気極導電層18上には、燃料電池10の外縁形に対応した形状で構成されたフレーム25(ここでは矩形のフレーム)を介して、保湿層26が積層されている。また、保湿層26上には、酸化剤である空気を取り入れるための空気導入口28が複数個形成された表面カバー層27が積層されている。この表面カバー層27は、表面層として機能する。
この表面カバー層27は、膜電極接合体16を含む積層体を加圧して、その密着性を高める役割も果たしているため、例えば、SUS304のような金属で形成される。また、フレーム25は、上記したフレーム23と同様に、電気絶縁材料で構成され、具体的には、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)のような熱可塑性ポリエステル樹脂などで形成される。
保湿層26は、カソード触媒層13において生成した水の一部を含浸して、水の蒸散を抑制する役割をなすとともに、アノードガス拡散層14に酸化剤を均一に導入することにより、カソード触媒層13への酸化剤の均一拡散を促す補助拡散層としての機能も有している。
次に、上記した燃料電池10における作用について説明する。液体燃料収容室21内の液体燃料F(例えば、メタノール水溶液)が気化し、気化したメタノールと水蒸気の混合気は、気液分離膜22を透過し、気化燃料収容室24に一旦収容され、濃度分布が均一にされる。気化燃料収容室24に一旦収容された混合気は、アノード導電層17を通過し、さらにアノードガス拡散層12で拡散され、アノード触媒層11に供給される。
ここで、実施形態に係る燃料電池10では、アノードガス拡散層12の気孔率をカソードガス拡散層14の気孔率よりも大きく設定し、所定量の気化した混合気をアノードガス拡散層12を介してアノード触媒層11に効率よく供給できるようにしている。アノード触媒層11に供給された混合気は、次の式(1)に示すメタノールの内部改質反応を生じる。
CH3OH+H2O → CO2+6H++6e− …式(1)
なお、液体燃料Fとして、純メタノールを使用した場合には、液体燃料収容室21からの水蒸気の供給がないため、カソード触媒層13で生成した水や電解質膜15中の水などがメタノールと上記した式(1)の内部改質反応を生じるか、または上記した式(1)の内部改質反応によらず、水を必要としない他の反応機構により内部改質反応を生じる。
なお、液体燃料Fとして、純メタノールを使用した場合には、液体燃料収容室21からの水蒸気の供給がないため、カソード触媒層13で生成した水や電解質膜15中の水などがメタノールと上記した式(1)の内部改質反応を生じるか、または上記した式(1)の内部改質反応によらず、水を必要としない他の反応機構により内部改質反応を生じる。
内部改質反応で生成されたプロトン(H+)は、電解質膜15を伝導し、カソード触媒層13に到達する。
表面カバー層27の空気導入口28から取り入れられた空気は、保湿層26、カソード導電層18、カソードガス拡散層14を拡散して、カソード触媒層13に供給される。カソード触媒層13に供給された空気は、次の式(2)に示す反応を生じる。この反応によって、水が生成され、発電反応が生じる。
(3/2)O2+6H++6e− → 3H2O …式(2)
この反応によってカソード触媒層13中に生成した水の一部は、カソードガス拡散層14に貯められ、その残りの水は、カソードガス拡散層14を介して保湿層26に到達する。本実施形態に係る燃料電池10では、カソードガス拡散層14が所定の疎水性を有していることから、カソードで生成された水が液化することなく保湿層26に放出される。保湿層26に到達した水の一部は、保湿層26上に設けられた表面カバー層27の空気導入口28から蒸散され、残りの水は、保湿層26に一旦貯められる。
この反応によってカソード触媒層13中に生成した水の一部は、カソードガス拡散層14に貯められ、その残りの水は、カソードガス拡散層14を介して保湿層26に到達する。本実施形態に係る燃料電池10では、カソードガス拡散層14が所定の疎水性を有していることから、カソードで生成された水が液化することなく保湿層26に放出される。保湿層26に到達した水の一部は、保湿層26上に設けられた表面カバー層27の空気導入口28から蒸散され、残りの水は、保湿層26に一旦貯められる。
さらに、式(2)の反応が進行すると、生成水量が増し、カソードガス拡散層14およびカソード触媒層13中の水分貯蔵量が増加する。この場合には、式(2)の反応の進行に伴って、カソードガス拡散層14およびカソード触媒層13中の水分貯蔵量が、アノード触媒層11の水分貯蔵量よりも多い状態となる。
その結果、浸透圧現象によって、カソード触媒層13に生成した水が、電解質膜15を通過してアノード触媒層11に移動する現象が促進される。そのため、アノード触媒層11への水分の供給を液体燃料収容室21から気化した水蒸気のみに頼る場合に比べて、水分の供給が促され、前述した式(1)におけるメタノールの内部改質反応を促進させることができる。
液体燃料Fとして、メタノールの濃度が50モル%を超えるメタノール水溶液、または純メタノールを使用する場合でも、カソード触媒層13からアノード触媒層11に移動してきた水を内部改質反応に使用することができるので、アノード触媒層11への水の供給を安定して行うことが可能となる。
これによって、メタノールの内部改質反応の反応抵抗をさらに低下することができ、長期出力特性と負荷電流特性をより向上させることができる。さらに、液体燃料収容室21の小型化を図ることも可能である。
なお、上記した実施の形態では、液体燃料に、メタノール水溶液、または純メタノールを使用した直接メタノール型の燃料電池について説明したが、液体燃料は、これらに限られるものではない。例えば、エタノール水溶液や純エタノール等のエタノール燃料、プロパノール水溶液や純プロパノール等のプロパノール燃料、グリコール水溶液や純グリコール等のグリコール燃料、ジメチルエーテル、ギ酸、もしくはその他の液体燃料であってもよい。いずれにしても、燃料電池に応じた液体燃料が収容される。
また、燃料電池はアクティブ型の燃料電池、さらには燃料供給など一部にポンプ等を用いたセミパッシブ型の燃料電池に対しても本発明を適用することができ、パッシブ型の燃料電池を用いた場合と同様の作用効果が得られる。
次に、カソードガス拡散層14の疎水性を水からなる液滴による接触角θが100度以上130度以下の範囲に設定された燃料電池10において、優れた出力特性が得られることを以下の実施例で説明する。
(第1実施例)
本実施形態に係る燃料電池10を次のように作製した。すなわち、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を10質量%に調製したPTFE溶液に浸漬させた後、カーボンペーパーを乾燥および焼成し、カソードガス拡散層14を作製した。
本実施形態に係る燃料電池10を次のように作製した。すなわち、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を10質量%に調製したPTFE溶液に浸漬させた後、カーボンペーパーを乾燥および焼成し、カソードガス拡散層14を作製した。
白金担持グラファイト粒子とナフィオン溶液(デュポン社製DE2020)とをディゾルバーで混合してスラリーを作製した。カソードガス拡散層14である前記カーボンペーパーの一方の面に、前記スラリーを塗布し、次に乾燥し、カソード触媒層13を形成して、カソードを作製した。
次に、白金ルテニウムグラファイト粒子とナフィオン溶液(デュポン社製DE2020)とをディゾルバーで混合してスラリーを作製した。アノードガス拡散層12であるカーボンペーパーの一方の面に、前記スラリーを塗布し、次に乾燥し、アノード触媒層11を形成して、アノードを作製した。
電解質膜15として固体電解質膜(デュポン社製Nafion112)(以下電解質膜)を用い、前記の電解質膜15の一方にカソード触媒層13を向けたカソード、他方にアノード触媒層11を向けたアノードを配置し、ホットプレスで接合して、膜電極接合体16(以下、MEA)を作製した。
このMEA16のカソードガス拡散層14に、水を滴下して接触角θを測定した。測定の結果、接触角θは110度以上120度以下であった。このMEA16のカソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12のそれぞれに、空気を取り入れるまたは気化したメタノールを取り入れるための孔を複数有する金箔を配置し、カソード導電層13およびアノード導電層11を形成した。
MEA16、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12による積層体に、空気を取り入れるまたは気化したメタノールを取り入れるための孔を複数有する樹脂製のフレームを配置した。また、MEA16のカソード側と一方のフレームとの間、および、MEA16のアノード側と他方のフレームとの間には、それぞれゴム製のOリング19,20を挟持してシールを施した。
アノード側のフレーム23は、気液分離膜22を介して、液体燃料収容室21にネジ止めによって固定した。気液分離膜22には、厚さ0.2mmのシリコーンシートを使用した。
一方、カソード側のフレーム25上には、多孔質板を配置し、保湿層26を形成した。この保湿層26上には、空気取り入れのための空気導入口(口径4mm、口数64個)が形成された厚さが2mmのステンレス板(SUS304)を配置して表面カバー層27を形成し、ネジ止めによってフレーム25に固定した。
上記のように形成された燃料電池10の液体燃料収容室21に、純メタノールを10ml注入し、温度25℃、相対湿度50%の環境で、出力の最大値を電流値と電圧値から測定した。測定の結果、上記の燃料電池10の出力の最大値は、25mW/cm2であった。
(第2実施例)
本実施形態に係る他の燃料電池10を次のように作製した。すなわち、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を10質量%に調製したPTFE溶液に浸漬させた後、カーボンペーパーを乾燥および焼成し、アノードガス拡散層12を作製した。
本実施形態に係る他の燃料電池10を次のように作製した。すなわち、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を10質量%に調製したPTFE溶液に浸漬させた後、カーボンペーパーを乾燥および焼成し、アノードガス拡散層12を作製した。
白金ルテニウムグラファイト粒子とナフィオン溶液(デュポン社製DE2020)とをディゾルバーで混合してスラリーを作製した。前記アノードガス拡散層12である前記カーボンペーパーの一方の面に、前記スラリーを塗布し、次に乾燥し、アノード触媒層11を形成して、アノードを作製した。
次に白金担持グラファイト粒子とナフィオン溶液(デュポン社製DE2020)とをディゾルバーで混合してスラリーを作製した。カソードガス拡散層14であるカーボンペーパーの一方の面に、前記スラリーを塗布し、次に乾燥し、カソード触媒層13を形成して、カソードを作製した。
電解質膜15として固体電解質膜(デュポン社製Nafion112)(以下電解質膜)を用い、前記の電解質膜15の一方にカソード触媒層13を向けたカソード、他方にアノード触媒層11を向けたアノードを配置し、ホットプレスで接合して、膜電極接合体16(以下、MEA)を作製した。
このMEA16のアノードガス拡散層12に、水を滴下して接触角θを測定した。測定の結果、接触角θは110度以上120度以下であった。このMEA16のカソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12のそれぞれに、空気を取り入れるまたは気化したメタノールを取り入れるための孔を複数有する金箔を配置し、カソード導電層13およびアノード導電層11を形成した。
MEA16、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12による積層体に、空気を取り入れるまたは気化したメタノールを取り入れるための孔を複数有する樹脂製のフレームを配置した。また、MEA16のカソード側と一方のフレームとの間、および、MEA16のアノード側と他方のフレームとの間には、それぞれゴム製のOリング19,20を挟持してシールを施した。
アノード側のフレーム23は、気液分離膜22を介して、液体燃料収容室21にネジ止めによって固定した。気液分離膜22には、厚さ0.2mmのシリコーンシートを使用した。
一方、カソード側のフレーム25上には、多孔質板を配置し、保湿層26を形成した。この保湿層26上には、空気取り入れのための空気導入口(口径4mm、口数64個)が形成された厚さが2mmのステンレス板(SUS304)を配置して表面カバー層27を形成し、ネジ止めによってフレーム25に固定した。
上記のように形成された燃料電池10の液体燃料収容室21に、純メタノールを10ml注入し、温度25℃、相対湿度50%の環境で、出力の最大値を電流値と電圧値から測定した。測定の結果、上記の燃料電池10の出力の最大値は、25mW/cm2であった。
(第3実施例)
本実施形態に係る他の燃料電池10を次のように作製した。すなわち、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を10質量%に調製したPTFE溶液に浸漬させた後、カーボンペーパーを乾燥および焼成し、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12を作製した。
本実施形態に係る他の燃料電池10を次のように作製した。すなわち、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を10質量%に調製したPTFE溶液に浸漬させた後、カーボンペーパーを乾燥および焼成し、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12を作製した。
白金担持グラファイト粒子とナフィオン溶液(デュポン社製DE2020)とをディゾルバーで混合してスラリーを作製した。カソードガス拡散層14である前記カーボンペーパーの一方の面に、前記スラリーを塗布し、次に乾燥し、カソード触媒層13を形成して、カソードを作製した。
次に、白金ルテニウムグラファイト粒子とナフィオン溶液(デュポン社製DE2020)とをディゾルバーで混合してスラリーを作製した。アノードガス拡散層12である前記カーボンペーパーの一方の面に、前記スラリーを塗布し、次に乾燥し、アノード触媒層11を形成して、アノードを作製した。
電解質膜15として固体電解質膜(デュポン社製Nafion112)(以下電解質膜)を用い、前記の電解質膜15の一方にカソード触媒層13を向けたカソード、他方にアノード触媒層11を向けたアノードを配置し、ホットプレスで接合して、膜電極接合体16(以下、MEA)を作製した。
このMEA16のカソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12に、水を滴下して接触角θを測定した。測定の結果、接触角θは110度以上120度以下であった。このMEA16のカソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12のそれぞれに、空気を取り入れるまたは気化したメタノールを取り入れるための孔を複数有する金箔を配置し、カソード導電層13およびアノード導電層11を形成した。
MEA16、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層12による積層体に、空気を取り入れるまたは気化したメタノールを取り入れるための孔を複数有する樹脂製のフレームを配置した。また、MEA16のカソード側と一方のフレームとの間、および、MEA16のアノード側と他方のフレームとの間には、それぞれゴム製のOリング19,20を挟持してシールを施した。
アノード側のフレーム23は、気液分離膜22を介して、液体燃料収容室21にネジ止めによって固定した。気液分離膜22には、厚さ0.2mmのシリコーンシートを使用した。
一方、カソード側のフレーム25上には、多孔質板を配置し、保湿層26を形成した。この保湿層26上には、空気取り入れのための空気導入口(口径4mm、口数64個)が形成された厚さが2mmのステンレス板(SUS304)を配置して表面カバー層27を形成し、ネジ止めによってフレーム25に固定した。
上記のように形成された燃料電池10の液体燃料収容室21に、純メタノールを10ml注入し、温度25℃、相対湿度50%の環境で、出力の最大値を電流値と電圧値から測定した。測定の結果、上記の燃料電池10の出力の最大値は、25mW/cm2であった。
(第1比較例)
第1比較例で使用した燃料電池の構成は、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を5質量%に調製したPTFE溶液に浸漬させた後、カーボンペーパーを乾燥および焼成して作製したカソードガス拡散層を用いたこと以外は、前述の実施例に係る燃料電池の構成と同じである。
第1比較例で使用した燃料電池の構成は、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を5質量%に調製したPTFE溶液に浸漬させた後、カーボンペーパーを乾燥および焼成して作製したカソードガス拡散層を用いたこと以外は、前述の実施例に係る燃料電池の構成と同じである。
MEAのカソードのガス拡散層に、水を滴下して接触角を測定した。測定の結果、接触角θは90度以上100度以下であった。出力の最大値の測定方法および測定条件は、実施例に係る燃料電池における測定方法および測定条件と同じである。測定の結果、第1比較例に係る燃料電池の出力の最大値は、20mW/cm2だった。
第1比較例に係る燃料電池において出力の最大値が実施例に係る燃料電池よりも低いのは、比較例に係る燃料電池のカソードガス拡散層は、疎水性が不十分なため、カソードで生成された水がカソードのガス拡散層内で滞留し、空気を取り込めなくなったためと考えられる。
(第2比較例)
第1比較例で使用した燃料電池の構成は、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を15質量%に調製したPTFE溶液に浸漬させた後、カーボンペーパーを乾燥および焼成して作製したカソードガス拡散層を用いたこと以外は、第1実施例の燃料電池の構成と同じである。
第1比較例で使用した燃料電池の構成は、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を15質量%に調製したPTFE溶液に浸漬させた後、カーボンペーパーを乾燥および焼成して作製したカソードガス拡散層を用いたこと以外は、第1実施例の燃料電池の構成と同じである。
MEAのカソードガス拡散層に、水を滴下して接触角を測定した。測定の結果、接触角θは130度以上140度以下であった。第2比較例に係る燃料電池の出力の最大値の測定方法および測定条件は、実施例に係る燃料電池における測定方法および測定条件と同じである。測定の結果、第2比較例に係る燃料電池の出力の最大値は、15mW/cm2だった。
第2比較例に係る燃料電池において出力の最大値が実施例に係る燃料電池よりも低いのは、カソードガス拡散層の孔がPTFEでつまったため、カソードで生成された水と発電素子の外部から取り込む空気の流量が小さくなったためと考えられる。
一方、本実施形態に係る燃料電池の前述の実施例において出力の最大値が高いのは、実施例に係る燃料電池では、カソードガス拡散層の疎水性が十分にあり、カソードで生成された水が液化することなく放出され、空気を取り込むための流量が確保されるためと考えられる。
上記のように、実施例に係る燃料電池の最大出力値は、第1比較例および第2比較例に係る燃料電池の最大出力値よりも高い結果が得られた。すなわち、本実施形態に係る燃料電池において、優れた出力特性が得られることがわかった。
すなわち、本実施形態に係る燃料電池によれば、発電素子の内部で生成された水を滞留させることなく発電素子の外部へ放出することにより、カソード触媒層に空気を取り込むことができ、連続で高出力な発電を維持する燃料電池を提供することが出来る。
なお、上記の実施例では、カーボンペーパー(東レ(株)製TGP−H−120)を浸漬させるPTFE溶液の質量濃度を10%としたが、本発明の効果を得ることができるものであればPTFE溶液の濃度は適宜変更しても良い。
さらに、上記の実施形態では、カソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層の少なくともいずれか一方の疎水性を調整するために、異なる質量濃度のPTFE溶液にカーボンペーパーを浸漬させたが、この方法に限らず、例えば、カーボンペーパーをPTFE溶液に浸漬させる時間を調節することによってカソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層の少なくともいずれか一方の疎水性を調整しても良く、PTFE溶液をカーボンペーパーに吹き付けあるいは塗布して含浸させることによりカソードガス拡散層14およびアノードガス拡散層の少なくともいずれか一方の疎水性を調整することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。上記実施の形態ではパッシブ型DMFCを例に説明を行ったが、パッシブ型に限らず反応によって生成した水をアノード側で利用する構造であれば、何らその燃料電池の方式について限定されるものではない。
さらに、燃料電池10の構成は、上記した構成に限られるものではなく、例えば、アノード導電層17とフレーム23との間に疎水性の多孔膜を設けてもよい。この多孔膜を設けることで、多孔膜を介するアノードガス拡散層12側から気化燃料収容室24側への水の侵入を防止することができる。
これによって、アノードガス拡散層12より液体燃料収容室21側で生じる燃料濃度の低下を抑制することができ、アノード触媒層11へ所定の濃度の燃料を供給することができる。具体的な多孔膜の材料として、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、撥水化処理したシリコーンシートなどが挙げられる。
また、気液分離膜22のさらに液体燃料収容室21側に、気液分離膜22と同様の気液分離機能を有し、さらに燃料の気化成分の透過量を調整する透過量調整膜を設けてもよい。この透過量調整膜による気化成分の透過量の調整は、透過量調整膜に設けられた開孔部の径を調整して行われる。
この透過量調整膜は、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどの材料で構成することができる。この透過量調整膜を設けることで、アノード触媒層11側に供給される燃料の気化成分の供給量を調整することができる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記した説明では、燃料電池の構成として膜電極接合体(MEA)の下部に液体燃料収容室を有する構造で説明したが、液体燃料収容室から膜電極接合体への燃料の供給は流路を配して接続された構造であってもよい。また、燃料電池本体の構成としてパッシブ型の燃料電池を例に挙げて説明したが、アクティブ型の燃料電池、さらには燃料供給など一部にポンプ等を用いたセミパッシブと称される型の燃料電池に対しても本発明を適用することができる。セミパッシブ型の燃料電池は、燃料収容部から膜電極接合体に供給された燃料は発電反応に使用され、その後に循環して燃料収容部に戻されることはない。セミパッシブ型の燃料電池は、燃料を循環しないことから、従来のアクティブ方式とは異なるものであり、装置の小型化等を損なうものではない。
また、燃料電池は、燃料の供給にポンプを使用しており、従来の内部気化型のような純パッシブ方式とも異なる。このため、燃料電池は、上述したようにセミパッシブ方式と呼称される。なお、このセミパッシブ型の燃料電池では、燃料収容部から膜電極接合体への燃料供給が行われる構成であればポンプに代えて燃料遮断バルブを配置する構成とすることも可能である。この場合には、燃料遮断バルブは、流路による液体燃料の供給を制御するために設けられるものである。
これら構成であっても、上記した説明と同様の作用効果が得られる。MEAへ供給される液体燃料の蒸気においても、全て液体燃料の蒸気を供給してもよいが、一部が液体状態で供給される場合であっても本発明を適用することができる。
15…電解質膜、10…燃料電池、11…アノード触媒層、12…アノードガス拡散層、13…カソード触媒層、14…カソードガス拡散層。
Claims (5)
- カソード、アノード、および前記カソードと前記アノードとに挟持された電解質膜を備え、
前記カソードは、前記電解質膜の一方の面に対向して配置されたカソード触媒層と、前記カソード触媒層と対向して配置されたカソードガス拡散層と、を有し、
前記アノードは、前記電解質膜の他方の面に対向して配置されたアノード触媒層と、前記アノード触媒層と対向した配置されたアノードガス拡散層と、を有し、
前記カソードガス拡散層およびアノードガス拡散層の少なくともいずれか一方は、所定の疎水性を有している燃料電池。 - 前記カソードガス拡散層は、前記カソードガス拡散層の前記カソード触媒層と対向する面の反対側の表面に、水からなる液滴を乗せたとき、前記カソードガス拡散層の表面と前記液滴の表面との接触角は100度以上130度以下となる疎水性を有している請求項1記載の燃料電池。
- カソードを形成する工程と、
アノードを形成する工程と、
前記カソードと前記アノードとに挟持される電解質膜を形成する工程と、を備え、
前記カソードを形成する工程は、カソードガス拡散層を形成する工程と、カソード触媒層を形成する工程と、を有し、
前記カソードガス拡散層を形成する工程は、カソードガス拡散層が所定の疎水性を有するように疎水処理を施す工程を有する燃料電池の製造方法。 - カソードを形成する工程と、
アノードを形成する工程と、
前記カソードと前記アノードとに挟持される電解質膜を形成する工程と、を備え、
前記アノードを形成する工程は、アノードガス拡散層を形成する工程と、アノード触媒層を形成する工程と、を有し、
前記アノードガス拡散層を形成する工程は、アノードガス拡散層が所定の疎水性を有するように疎水処理を施す工程を有する燃料電池の製造方法。 - 前記疎水処理を施す工程は、所定の質量パーセント濃度に調製したポリテトラフルオロエチレン(PTFE)溶液をカーボンペーパーに含浸させる工程を有する請求項3記載の燃料電池の製造方法。
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| JP2008175898A JP2009038014A (ja) | 2007-07-06 | 2008-07-04 | 燃料電池および燃料電池の製造方法 |
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| JP2008175898A JP2009038014A (ja) | 2007-07-06 | 2008-07-04 | 燃料電池および燃料電池の製造方法 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013536976A (ja) * | 2010-08-30 | 2013-09-26 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | 可逆式燃料電池用の組立体 |
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2008
- 2008-07-04 JP JP2008175898A patent/JP2009038014A/ja not_active Withdrawn
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