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JP2008186799A - 燃料電池 - Google Patents

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JP2008186799A
JP2008186799A JP2007022065A JP2007022065A JP2008186799A JP 2008186799 A JP2008186799 A JP 2008186799A JP 2007022065 A JP2007022065 A JP 2007022065A JP 2007022065 A JP2007022065 A JP 2007022065A JP 2008186799 A JP2008186799 A JP 2008186799A
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Yumiko Takizawa
由美子 瀧澤
Toru Yajima
亨 矢嶋
Hideo Ota
英男 太田
Asako Sato
麻子 佐藤
Hideyuki Ozu
秀行 大図
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】高出力な燃料電池を提供する。
【解決手段】カソード12、アノード15、前記カソード12及び前記アノード15の間に配置される電解質膜16を含む膜電極接合体2と、前記アノード15に燃料を供給するための燃料供給手段20とを具備する燃料電池であって、前記アノード15は、アノード触媒層13と、前記アノード触媒層13に積層されたアノードガス拡散層14とを含み、前記アノードガス拡散層14は、導電性多孔体14aと、前記導電性多孔体14aの一方の面に形成された親水性高分子層14bと、前記導電性多孔体14aの他方の面に形成された疎水性高分子層14cとを含み、前記アノード触媒層13は、前記親水性高分子層14bもしくは前記疎水性高分子層14cと対向していることを特徴とする燃料電池。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータ、携帯電話等の各種電子機器は、半導体技術の発達と共に小型化され、燃料電池をこれらの小型機器用の電源に用いることが試みられている。燃料電池は、燃料と酸化剤を供給するだけで発電することができ、燃料のみを交換すれば連続して発電できるという利点を有しているため、小型化が出来れば携帯電子機器の作動に極めて有利なシステムといえる。特に、直接メタノール型燃料電池(DMFC;direct methanol fuel cell)は、エネルギー密度の高いメタノールを燃料に用い、メタノールから電極触媒上で直接電流を取り出せるため、改質器も不要なことから小型化が可能であり、燃料の取り扱いも水素ガス燃料に比べて容易なことから小型機器用電源として有望である。
DMFCの燃料の供給方法としては、液体燃料を気化してからブロア等で燃料電池内に送り込む気体供給型DMFCと、液体燃料をそのままポンプ等で燃料電池内に送り込む液体供給型DMFC、更に、燃料電池内で液体燃料を気化して使用する内部気化型DMFC等が知られている。このうち、内部気化型DMFCでは、燃料供給のためのポンプやブロア等の大掛かりな装備を設ける必要がないことから、燃料濃度を濃くして液体燃料貯蔵部の小型化が達成できれば、高エネルギー密度の小型燃料電池の実現が可能である。例えば特許文献1では、液体燃料として50モル%を超えるメタノール水溶液もしくは液体メタノールを使用し、カソード触媒層で生成した水をプロトン伝導性膜を通してアノード触媒層に供給することにより、小型で高出力な燃料電池を実現している。
一方、特許文献2には、固体高分子型燃料電池のガス拡散層として、導電性多孔質基材の表面に撥水性樹脂を含むスラリ層を形成したものを用いることにより、ガス拡散層と反応層間の接触面積を増加させることが記載されている。
また、特許文献3には、カソード側のガス拡散電極における電極触媒層と酸化剤ガス拡散基材との間に、撥水性の異なる材料から形成された微多孔質層を少なくとも2層配置することにより、カソードにおける高電流密度運転での排水性とガスの拡散性とを向上させることが開示されている。
さらに、特許文献4は、ガス拡散基材層と水蒸気凝縮層と水分蒸発層とが積層されてなる燃料電池用ガス拡散層によると、ガス拡散層の排水性と保水性が改善されるため、燃料電池の発電性能が改善されることを開示している。
国際公開番号WO2005/112172 A1 特開2002−313359 特開2006−4879 特開2006−179315
本発明は、高出力な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池は、カソード、アノード、前記カソード及び前記アノードの間に配置される電解質膜を含む膜電極接合体と、前記アノードに燃料を供給するための燃料供給手段とを具備する燃料電池であって、
前記アノードは、アノード触媒層と、前記アノード触媒層に積層されたアノードガス拡散層とを含み、
前記アノードガス拡散層は、導電性多孔体と、前記導電性多孔体の一方の面に形成された親水性高分子層と、前記導電性多孔体の他方の面に形成された疎水性高分子層とを含み、
前記アノード触媒層は、前記親水性高分子層もしくは前記疎水性高分子層と対向していることを特徴とする。
本発明によれば、高出力な燃料電池を提供することができる。
(第1の実施形態)
内部気化型燃料電池の第1の実施形態を図1に示す。図1は、本発明の第1の実施形態に係る直接メタノール型燃料電池を示す模式図である。
図1に示す燃料電池1は、起電部となる燃料電池セル2と燃料貯蔵部3とから主として構成される燃料電池本体4と、燃料貯蔵部3に液体燃料を供給するサテライトタイプ(外部注入式)の燃料カートリッジ5とを具備している。燃料貯蔵部3の下面側には、液体燃料の供給口となるソケット部6を有する燃料供給部7が設けられている。ソケット部6はバルブ機構を内蔵しており、液体燃料が供給されるとき以外は閉状態とされている。
一方、燃料カートリッジ5は、燃料電池用の液体燃料を収容する液体燃料収容容器としてのカートリッジ本体8を有している。カートリッジ本体8の先端には、その内部に収容された液体燃料を燃料電池本体4に供給する際の燃料注出口となるノズル部9が設けられている。ノズル部9はバルブ機構を内蔵しており、液体燃料を供給するとき以外は閉状態とされている。このような燃料カートリッジ5は、例えば燃料貯蔵部3に液体燃料を注入するときのみ燃料電池本体4に接続されるものである。
上述した燃料電池本体4の燃料貯蔵部3に設けられたソケット部6と燃料カートリッジ5のカートリッジ本体8に設けられたノズル部9とは、一対の接続機構(カップラ)を構成するものである。
燃料電池セル2と燃料貯蔵部3とから主として構成される燃料電池本体4の実施形態を図2に示す。
図2に示すように、燃料電池セル2としての膜電極接合体(MEA)は、カソード触媒層10及びカソードガス拡散層11からなるカソード(酸化剤極)12と、アノード触媒層13及びアノードガス拡散層14からなるアノード(燃料極)15と、カソード触媒層10とアノード触媒層13の間に配置されるプロトン伝導性の電解質膜16とを備えるものである。カソード触媒層10はカソードガス拡散層11に積層され、かつアノード触媒層13はアノードガス拡散層14に積層されている。カソードガス拡散層11はカソード触媒層10に酸化剤を均一に供給する役割を担うものであるが、カソード触媒層10の集電体も兼ねている。一方、アノードガス拡散層14はアノード触媒層13に燃料を均一に供給する役割を果たすと同時に、アノード触媒層13の集電体も兼ねている。
アノードガス拡散層14は、導電性多孔体14aと、導電性多孔体14aの一方の面に形成された親水性高分子層14bと、導電性多孔体14aの他方の面に形成された疎水性高分子層14cとから構成される。親水性高分子層14bは、アノード触媒層13と対向している。
導電性多孔体14aとしては、例えば、カーボンペーパを使用することが可能である。
親水性高分子層14bは、例えば、ポリスチレンスルホン酸、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリアミド(例えばナイロン6)、アミロース、でんぷん、ポリヒドロキシメチレンなどの親水性高分子から形成される。使用する親水性高分子の種類は1種類もしくは2種類以上にすることができる。
疎水性高分子層14cは、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂等から形成される。
アノードガス拡散層14は、例えば以下の(A)または(B)の方法により作製される。
(A)親水性高分子溶液中にカーボンペーパ(導電性多孔体14a)の片面を浸漬後、カーボンペーパを引き上げ、自然乾燥の後、80〜100℃で乾燥することにより、カーボンペーパに親水性高分子層14bを形成する。このカーボンペーパの反対側の面を疎水性高分子溶液に浸漬後、カーボンペーパを引き上げ、6時間以上自然乾燥させることにより、カーボンペーパの反対側の面に疎水性高分子層14cを形成する。その後、不活性ガス炉内で焼成処理を施すことにより、アノードガス拡散層14を得る。
(B)カーボンペーパ(導電性多孔体14a)の片面に疎水性高分子溶液をスプレーを用いて噴霧(塗布)し、自然乾燥させる。次いで、不活性ガス炉内で焼成処理を行うことにより、カーボンペーパに疎水性高分子層14cを形成する。このカーボンペーパの反対側の面を親水性高分子溶液に浸漬後、カーボンペーパを引き上げ、自然乾燥の後80〜100℃で乾燥することにより、カーボンペーパの反対側の面に親水性高分子層14bを形成し、アノードガス拡散層14を得る。
上記(A)の方法で作製されたアノードガス拡散層14は、導電性多孔体14aと親水性高分子層14bとの接着性が高く、また親水性高分子層が長期にわたり安定となり、燃料電池の長期発電性能をより向上することができるため、望ましい。
カソード触媒層10とアノード触媒層13に含有される触媒としては、例えば、白金族元素の単体金属(Pt、Ru、Rh、Ir、Os、Pd等)、白金族元素を含有する合金などを挙げることができる。アノード触媒には、メタノールや一酸化炭素に対する耐性の強いPt−Ru、カソード触媒には、白金を用いることが望ましいが、これに限定されるものでは無い。また、炭素材料のような導電性担持体を使用する担持触媒を使用しても、あるいは無担持触媒を使用しても良い。カソードガス拡散層11には、例えば、カーボンペーパを使用することが可能である。
プロトン伝導性電解質膜16を構成するプロトン伝導性材料としては、例えば、スルホン酸基を有するフッ素系樹脂(例えば、パーフルオロスルホン酸重合体)、スルホン酸基を有するハイドロカーボン系樹脂、タングステン酸やリンタングステン酸などの無機物等が挙げられるが、これらに限定される物ではない。
カソード導電層17a及びアノード導電層17bは、それぞれ、カソードガス拡散層11及びアノードガス拡散層14と接している。カソード導電層17a及びアノード導電層17bには、例えば、金などの金属材料からなる多孔質層(例えばメッシュ)をそれぞれ使用することが出来る。
矩形枠状のカソードシール材18aは、カソード導電層17aとプロトン伝導性電解質膜16との間に位置すると共に、カソード12の周囲を囲んでいる。一方、矩形枠状のアノードシール材18bは、アノード導電層17bとプロトン伝導性電解質膜16との間に位置すると共に、アノード15の周囲を囲んでいる。カソードシール材18a及びアノードシール材18bは、膜電極接合体2からの燃料漏れ及び酸化剤漏れを防止するためのオーリングである。
膜電極接合体2の下方には、燃料貯蔵部としての液体燃料貯蔵部3が配置されている。液体燃料貯蔵部3内には、液体燃料19が収容されている。液体燃料19には、メタノール水溶液もしくは純メタノール等のメタノール燃料が使用される。メタノール水溶液の濃度は50モル%を超える濃度にすることが望ましい。また、純メタノールの純度は、95重量%以上100重量%以下にすることが望ましい。これにより、エネルギー密度が高く、かつ出力特性に優れた小型の燃料電池を実現することができる。
液体燃料貯蔵部3とアノードとの間には、液体燃料の気化成分(気化燃料)をアノードに供給するための気液分離層20が燃料供給手段として配置されている。気液分離層20は、気化燃料のみを透過させて、液体燃料は透過できない膜である。気液分離層20には、例えば、メタノール透過性を有する撥水性膜を使用することができる。メタノール透過性を有する撥水性膜としては、例えば、シリコーンシート、ポリエチレン多孔膜、ポリプロピレン多孔膜、ポリエチレン−ポリプロピレン多孔膜、ポリテトラフルオロエチレン多孔膜等を挙げることができる。
気液分離層20とアノード導電層17bの間には、フレーム21が配置されている。フレーム21で囲まれた空間は、アノードへの気化燃料の供給量を調整するための気化燃料収容室22として機能する。
一方、膜電極接合体2のカソード導電層17aには、フレーム23が積層されている。フレーム23上には、カソード触媒層10において生成した水の蒸散を抑止する保湿板24(保湿層)が積層されている。保湿板24は、カソードで生成した水をアノードに供給するための水供給手段として機能する。すなわち、保湿板24は、カソードからの水分の蒸発を抑制するため、カソード触媒層10中の水分保持量を発電反応の進行に伴って増加させることができる。このため、カソード触媒層10の水分保持量がアノード触媒層13の水分保持量よりも多い状態が作り出される。その結果、浸透圧現象が促進されるため、カソード触媒層10に生成した水がプロトン伝導性膜16を通過してアノード触媒層13に供給される。
保湿板24は、メタノールに対して不活性で、耐溶解性、酸素透過性及び透湿性を有する絶縁材料から形成されていることが望ましい。このような絶縁材料としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンを挙げることができる。
保湿板24は、JIS P−8117−1998で規定される透気度が50秒/100cm3以下であることが望ましい。これは、透気度が50秒/100cm3を超えると、空気導入口25からカソードへの空気拡散が阻害されて高出力を得られない恐れがあるからである。透気度のさらに好ましい範囲は、10秒/100cm3以下である。
保湿板24は、JIS L−1099−1993 A−1法で規定される透湿度が6000g/m224h以下であることが望ましい。なお、上記透湿度の値は、JIS L−1099−1993 A−1法の測定方法で示されている通り、40±2℃の温度の値である。透湿度が6000g/m224hを超えると、カソードからの水分蒸発量が多くなり、カソードからアノードへの水拡散を促進する効果を十分に得られない恐れがあるからである。また、透湿度を500g/m224h未満にすると、過剰量の水がアノードへ供給されて高出力を得られない恐れがあることから、透湿度は、500〜6000g/m224hの範囲にすることが望ましい。透湿度のさらに好ましい範囲は、1000〜4000g/m224hである。
酸化剤である空気を取り入れるための空気導入口25が複数個形成されたカバー26は、保湿板24の上に積層されている。カバー26は、膜電極接合体2を含むスタックを加圧してその密着性を高める役割も果たしているため、例えば、SUS304、炭素鋼、ステンレス鋼、合金鋼、チタン合金、ニッケル合金のような金属から形成される。
なお、液体燃料19は必ずしもメタノール燃料に限られるものではなく、例えばエタノール水溶液や純エタノール等のエタノール燃料、ジメチルエーテル、ギ酸、その他の液体燃料であってもよい。いずれにしても、燃料電池に応じた液体燃料が収容される。
上述した第1の実施形態に係る燃料電池では、発電によりカソードに生成した水の蒸発が、保湿層により抑制されるため、発電の進行に伴ってカソード中に水が蓄積される。この水が、浸透圧現象により電解質膜を通してアノードに供給される。アノードガス拡散層の親水性高分子層がアノード触媒層と対向しているため、アノードの保水効果を高めることができる。その結果、アノードの電気抵抗値が低くなるため、出力が向上し、さらにその高い出力を長期間に亘って維持することができる。
また、アノードガス拡散層の疎水性高分子層が膜電極接合体の外側に位置しているため、アノードの触媒担持量を増加させることができる。すなわち、第1の実施形態で用いられるアノードは、アノードガス拡散層の親水性高分子層に、触媒を含むスラリーを塗布し、乾燥させることによって得られる。スラリーがアノードガス拡散層を透過するのを疎水性高分子層が阻止するため、アノードの触媒担持量を多くすることが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る燃料電池は、アノードガス拡散層の疎水性高分子層がアノード触媒層と対向していること以外は、第1の実施形態に係る燃料電池と同様な構成を有する。第2の実施形態に係る燃料電池で用いられる膜電極接合体2を図3に示す。
図3に示す通りに、アノードガス拡散層14の疎水性高分子層14cがアノード触媒層13と対向していると共に、アノードガス拡散層14の反対側の面が親水性高分子層14bであるため、カソード12から電解質膜16を介して移動してきた水が、アノードガス拡散層14を透過するのを抑えることができる。その結果、水は、アノードガス拡散層14の表面に留まるため、アノード触媒層13の保水効果を高めることができる。これにより、アノードの電気抵抗値が低くなるため、出力が向上し、さらにその高い出力を長期間に亘って維持することができる。
以上説明した通りに、第1,第2の実施形態に係る燃料電池によれば、出力性能が改善される。十分な効果を得るためには、第1の実施形態に係る燃料電池が好ましい。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
<アノードの作製>
親水性高分子としてポリスチレンスルホン酸を用意し、ポリスチレンスルホン酸の水溶液中にカーボンペーパの片面を30分間浸漬後、カーボンペーパを引き上げ、自然乾燥の後、80〜100℃で乾燥することにより、カーボンペーパに親水性高分子層を形成した。次いで、疎水性高分子としてポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を用意し、PTFEのディスパージョンに、カーボンペーパの反対側の面(親水化処理が施されていない面)を30秒間浸漬後、カーボンペーパを引き上げ、6時間以上自然乾燥させることにより、カーボンペーパの反対側の面に疎水性高分子層を形成した。その後、不活性ガス炉内で焼成処理を施すことにより、アノードガス拡散層を得た。
アノード用触媒(Pt:Ru=1:1)担持カーボンブラックにパーフルオロカーボンスルホン酸溶液と水及びメトキシプロパノールを添加し、前記触媒担持カーボンブラックを分散させてペーストを調製した。得られたペーストをアノードガス拡散層の親水性高分子層に塗布することによりアノード触媒層を得た。
<カソードの作製>
カソード用触媒(Pt)担持カーボンブラックにパーフルオロカーボンスルホン酸溶液と水及びメトキシプロパノールを加え、前記触媒担持カーボンブラックを分散させてペーストを調製した。得られたペーストをカソードガス拡散層としての多孔質カーボンペーパに塗布することによりカソード触媒層を得た。
アノード触媒層とカソード触媒層の間に、プロトン伝導性電解質膜として含水率が10〜20重量%のパーフルオロカーボンスルホン酸膜(nafion膜、デュポン社製)を配置し、これらにホットプレスを施すことにより、膜電極接合体(MEA)を得た。
気液分離膜として、シリコーンゴムシートを用意した。
保湿板として、厚さが500μmで、透気度が2秒/100cm3(JIS P−8117−1998)で、透湿度が4000g/m224h(JIS L−1099−1993 A−1法)のポリエチレン製多孔質フィルムを用意した。
得られた膜電極接合体、保湿板及び気液分離膜を用いて前述した図1〜図2に示す構造を有する内部気化型の直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
燃料カートリッジに、純度が99.9重量%のメタノールを収容した。この燃料カートリッジを用いて燃料電池の液体燃料貯蔵部に液体燃料を供給した。
(実施例2)
親水性高分子溶液にポリエチレングリコール水溶液を使用すること以外は、実施例1で説明したのと同様にして直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(実施例3)
実施例1で説明したのと同様な組成のペーストを、実施例1で説明したのと同様なアノードガス拡散層の疎水性高分子層に塗布することによりアノード触媒層を得た。得られたアノードを使用すること以外は、実施例1で説明したのと同様にして直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(実施例4)
カーボンペーパの片面に疎水性高分子溶液としてのPTFEディスパージョンをスプレーで噴霧(塗布)し、自然乾燥させた。次いで、不活性ガス炉内で焼成処理を行うことにより、カーボンペーパに疎水性高分子層を形成した。
このカーボンペーパの反対側の面(疎水処理が施されていない面)を親水性高分子溶液としてのポリスチレンスルホン酸水溶液に30分間浸漬後、カーボンペーパを引き上げ、自然乾燥の後80〜100℃で乾燥することにより、カーボンペーパの反対側の面に親水性高分子層を形成し、アノードガス拡散層を得た。
得られたアノードガス拡散層の親水性高分子層に、実施例1で説明したのと同様な組成のペーストを塗布することによりアノード触媒層を得た。得られたアノードを使用すること以外は、実施例1で説明したのと同様にして直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(実施例5)
実施例1で説明したのと同様な組成のペーストを、実施例4で説明したのと同様なアノードガス拡散層の疎水性高分子層に塗布することによりアノード触媒層を得た。得られたアノードを使用すること以外は、実施例1で説明したのと同様にして直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(実施例6)
親水性高分子溶液にポリビニルアルコール水溶液を使用すること以外は、実施例1で説明したのと同様にして直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(実施例7)
親水性高分子溶液にセルロース水溶液を使用すること以外は、実施例1で説明したのと同様にして直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(実施例8)
親水性高分子溶液にヒドロキシプロピルセルロース水溶液を使用すること以外は、実施例1で説明したのと同様にして直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
(比較例)
アノードガス拡散層に多孔質カーボンペーパを使用し、カーボンペーパに実施例1で説明したのと同様な組成のペーストを塗布することによりアノード触媒層を得た。得られたアノードを使用すること以外は、実施例1で説明したのと同様にして直接メタノール型燃料電池を組み立てた。
得られた燃料電池を1000時間連続運転し、その電流値の経時変化を図4に示す。図4では、横軸が運転時間(hour)で、縦軸が電流値(mA)である。
図4から明らかな通りに、実施例1〜8の燃料電池は、比較例の燃料電池に比して、電流値が高く、その高い値を長期間に亘って維持している。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記した説明では、燃料電池の構成として膜電極接合体(MEA)の下部に燃料貯蔵部を有する構造で説明したが、燃料貯蔵部からMEAへの燃料の供給は、流路を介して行う構造であってもよい。また、燃料電池本体の構成としてパッシブ型の燃料電池を例に挙げて説明したが、アクティブ型の燃料電池、さらには燃料供給手段など一部にポンプ等を用いたセミパッシブ型の燃料電池に対しても本発明を適用することができる。これら構成であっても、上記した説明と同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施形態に係る直接メタノール型燃料電池を示す模式図。 図1の燃料電池本体の第1の実施形態を模式的に示す断面図。 図1の燃料電池本体の第2の実施形態を模式的に示す断面図。 実施例及び比較例の燃料電池の電流値の経時変化を示す特性図。
符号の説明
1…燃料電池、2…燃料電池セル(膜電極接合体)、3…燃料貯蔵部、4…燃料電池本体、5…燃料カートリッジ、6…ソケット部、7…燃料供給部、8…カートリッジ本体、9…ノズル部、10…カソード触媒層、11…カソードガス拡散層、12…カソード、13…アノード触媒層、14…アノードガス拡散層、14a…導電性多孔体、14b…親水性高分子層、14c…疎水性高分子層、15…アノード、16…プロトン伝導性電解質膜、17a…カソード導電層、17b…アノード導電層、18a…カソードシール材、18b…アノードシール材、19…液体燃料、20…燃料供給手段、21,23…フレーム、22…気化燃料収容室、24…保湿層、25…空気導入口、26…カバー。

Claims (4)

  1. カソード、アノード、前記カソード及び前記アノードの間に配置される電解質膜を含む膜電極接合体と、前記アノードに燃料を供給するための燃料供給手段とを具備する燃料電池であって、
    前記アノードは、アノード触媒層と、前記アノード触媒層に積層されたアノードガス拡散層とを含み、
    前記アノードガス拡散層は、導電性多孔体と、前記導電性多孔体の一方の面に形成された親水性高分子層と、前記導電性多孔体の他方の面に形成された疎水性高分子層とを含み、
    前記アノード触媒層は、前記親水性高分子層もしくは前記疎水性高分子層と対向していることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記導電性多孔体は、カーボンペーパであることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記親水性高分子層は、ポリスチレンスルホン酸、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリアミド、アミロース、でんぷん及びポリヒドロキシメチレンよりなる群から選択される少なくとも1種類の高分子を含むことを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池。
  4. 前記燃料供給手段は、前記アノードに気化燃料を供給するための気液分離層であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の燃料電池。
JP2007022065A 2007-01-31 2007-01-31 燃料電池 Pending JP2008186799A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010073900A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 株式会社 東芝 直接メタノール型燃料電池用アノード電極、それを用いた膜電極複合体および燃料電池
JP2014002938A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Fujikura Ltd ダイレクトメタノール型燃料電池
CN111029605A (zh) * 2019-11-20 2020-04-17 华东理工大学 一种燃料电池用的气体扩散层及其制备方法和应用

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