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JP2009035970A - スマートキーレスエントリシステム - Google Patents

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JP2009035970A
JP2009035970A JP2007202728A JP2007202728A JP2009035970A JP 2009035970 A JP2009035970 A JP 2009035970A JP 2007202728 A JP2007202728 A JP 2007202728A JP 2007202728 A JP2007202728 A JP 2007202728A JP 2009035970 A JP2009035970 A JP 2009035970A
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Yasushi Hamada
康 浜田
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Mazda Motor Corp
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Abstract

【課題】 他のスマートキーレスシステムにおける無線通信を妨害しない。
【解決手段】 本発明は、車両に搭載される車載機と乗員が携帯する携帯機とからなり、携帯機は車載機からの信号を受信すると車載機に応答する信号を送信し、車載機は携帯機からの信号を受信して車載制御機器を制御するスマートキーレスエントリシステムであって、他のスマートキーレスエントリシステムの車載機100Bから送信された他車載機の信号を検出する他車載機信号検出手段と、携帯機200Aから車載機100Aに信号を送信するときに他車載機信号検出手段が他車載機100Bの信号を検出している場合は、前記信号の送信タイミングを、他車載機100Bの信号を受信した他のスマートキーレスエントリシステムの携帯機200Bから送信される他車載機100Bの信号に対して応答する信号の送信タイミングと異なるように変更する送信タイミング変更手段とを有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、キーを用いなくても車両のドアをロック/アンロックし、或いはエンジンの始動を許可するスマートキーレスエントリシステムに関し、スマートキーレスエントリシステムにおける無線通信の技術分野に属する。
従来、乗員が携帯する携帯機からの信号に基づいて車両のドアをロックまたはアンロックし、或いはエンジンの始動を許可する制御システムが存在する(例えば、特許文献1参照。)。このシステムにおいては、従来のキーのように手による操作を実行することなく、携帯機を携帯するだけで従来のキーと同様の操作をすることができる。それゆえ、このシステムはスマートキーレスエントリシステムと呼ばれている。
スマートキーレスエントリシステムは、車両に搭載される車載機と乗員が携帯する携帯機とから構成され、これらの間で無線通信を実行することにより、車載機が車両のドアをロックまたはアンロックし、或いはエンジンの始動を許可する制御を実行する。例えば、携帯機を携帯する乗員が乗車するとエンジンの始動が許可される。
特開2006−104664公報
ところが、あるスマートキーレスエントリシステム(以下、「自システム」と称する。)の携帯機と車載機との間の無線通信が、他のスマートキーレスエントリシステム(以下、「他システム」と称する。)の携帯機と車載機との間の無線通信を電波干渉により妨害する、あるいは相互に電波干渉しあうことによりそれぞれの通信を妨害しあうことがある。例えば、同一構成のスマートキーレスエントリシステムを搭載した車両同士の間の距離が近い場合に電波干渉が発生することがある。
そこで、本発明は、他のスマートキーレスエントリシステムの携帯機と車載機との間の通信を妨害し得る電波干渉の発生を抑制することができるスマートキーレスエントリシステムを提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、車両に搭載される車載機と乗員が携帯する携帯機とからなり、前記携帯機は前記車載機からの信号を受信すると前記車載機に応答する信号を送信し、前記車載機は前記携帯機からの信号を受信して車載制御機器を制御するスマートキーレスエントリシステムであって、
他のスマートキーレスエントリシステムの車載機から送信された他車載機の信号を検出する他車載機信号検出手段と、
前記携帯機から前記車載機に信号を送信するときに前記他車載機信号検出手段が前記他車載機の信号を検出している場合は、前記信号の送信タイミングを、前記他車載機の信号を受信した他のスマートキーレスエントリシステムの携帯機から送信される前記他車載機の信号に対して応答する信号の送信タイミングと異なるように変更する送信タイミング変更手段とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスマートキーレスエントリシステムにおいて、
前記車載機は、一定の間隔をあけた繰り返し周期で信号を送信するように構成されており、
前記送信タイミング変更手段は、前記他車載機信号検出手段が検出した他車載機の信号の繰り返し周期に基づいて、前記携帯機から前記車載機に送信する信号の送信タイミングを変更することを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のスマートキーレスエントリシステムにおいて、
前記携帯機は、前記車載機から所定の信号を受信すると一定時間の信号を送信するように構成されており、
前記送信タイミング変更手段は、前記他車載機信号検出手段が他車載機の前記所定の信号を検出してから前記一定時間以上の時間経過した後を、前記携帯機から前記車載機に信号を送信する送信タイミングとすることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、自システムにおいて携帯機から車載機に信号を送信するときに他システムの車載機からの信号(他車載機信号)を他車載機信号検出手段が検出している場合、送信しようとする信号の送信タイミングが、他システムの携帯機が他車載機信号に対して応答する信号を送信するタイミングと異なるように変更される。これは、他車載機信号検出手段が他車載機信号を検出しているとき(またはその後)は、他システムの携帯機が他車載機信号に対して応答する信号を他システムの車載機に送信している可能性があるため、このときに自システムの携帯機が信号を送信すると、自システムの携帯機の信号送信タイミングと他システムの携帯機の信号送信タイミングとが重なり、電波干渉が発生する可能性があるためである。この電波干渉の発生を抑制することにより、自システムおよび他システム両方における携帯機から車載機への送信が妨害されることなく実行される。
なお、ここで言う「タイミング」とは、瞬間(時間軸上の点)を言うのではなく、期間(時間軸上の2点間の距離)を言う。したがって、送信タイミングは、信号を送信している期間を言い、送信タイミングが異なるとは、他の送信タイミングと重なる期間がないことを言う。
また、請求項2に記載の発明によれば、一定の間隔をあけた繰り返し周期で送信される他車載機信号を検出した場合、(前提として、スマートキーレスエントリシステムの車載機が一定の間隔をあけた繰り返し周期で信号を繰り返し送信するように構成されているとともにその信号を受信する度に携帯機が応答する信号を繰り返し送信する。)、他システムの車載機から送信される他車載機信号の繰り返し周期に基づいて、自システムの携帯機から送信される信号の送信タイミングが、他システムの携帯機からの信号の送信タイミングと異なるように変更される。すなわち、繰り返し周期に基づいて、他システムの携帯機の信号送信が終了して次の信号の送信が開始されるまでの間に、自システムの携帯機の信号が送信される。その結果、電波干渉が抑制され、自システムおよび他システム両方における携帯機から車載機への送信が妨害されることなく実行される。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、他車載機の所定の信号を検出した場合、(前提として、スマートキーレスエントリシステムの携帯機が所定の信号を車載機から受信すると一定時間の信号を送信する。)、自システムの携帯機から送信される信号の送信タイミングが、該他車載機の所定の信号を検出してから前記一定時間以上の時間経過した後にされる。これにより、他システムの携帯機が一定時間の信号を送信し終えた後に、自システムの携帯機の信号が送信される。その結果、電波干渉が抑制され、自システムおよび他システム両方における携帯機から車載機への送信が妨害されることなく実行される。
まず、本発明に係るスマートキーレスエントリシステムの概要を説明し、それに続き、本発明の特徴部分である、他のスマートキーレスエントリシステムにおける携帯機と車載機との間の無線通信を電波干渉により妨害しないための該システムの特徴部分の詳細を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るスマートキーレスエントリシステムが搭載された車両と該システムの携帯機が示されている。また、図2には、スマートキーレスエントリシステムの構成が示されている。
図2に示すように、スマートキーレスエントリシステムは、図1に示す車両10に搭載される車載機100と、乗員に携帯される携帯機200とから構成される。
車載機100は、携帯機200に信号を送信するための複数のLF送信アンテナ102a〜102eと、携帯機200からの信号を受信するためのUHF受信機104と、複数のLF送信アンテナ102a〜102eに種々の信号を送信させるとともに、UHF受信機104が受信した信号に基づいて車両10に搭載された制御機器を制御する制御装置106とから構成される。
複数のLF送信アンテナ102a〜102eそれぞれは、図1に示すように、車両10の所定の位置に配置されている。LF送信アンテナ102aは助手席12側の前側ドア14内に、102bはリヤドア16内に、102cは運転席側のドア内18に、102dは助手席12の前側に、そして102eは、車室の中央の後部席20の下に配置されている。
また、複数のLF送信アンテナ102a〜102eそれぞれは、制御装置106に制御されてその周りに送信する信号に対応するLF帯の磁界を形成し、図2に示すように後述する携帯機200の磁界検出回路に形成したLF帯の磁界を検出させてその検出磁界に基づいて上述の信号(磁界信号)を受信させることにより、アンテナから携帯機への通信(磁界通信)を実行するように構成されている。LF帯の磁界を利用した通信であるため、図3に示すように、LF送信アンテナ102a〜102eの送信範囲(通信可能範囲)は小さい。LF送信アンテナ102aは助手席側ドア14の外側を送信範囲A1とし、102bはリヤドア16の外側を送信範囲A2とし、102cは運転席側ドア18の外側を送信範囲A3とし、102dは車室内前側を送信範囲A4とし、そして102eは車室内後側を送信範囲A5としている。なお、これらの送信範囲は、当然ながら、車両10周りの環境のなどの状況に応じて大きくまたは小さくに変化する。
図1に戻り、UHF受信機104は、運転席の前側に配置されている。また、UHF受信機104は、図2に示すように、後述する携帯機200のUHF送信アンテナからのUHF帯の電波信号を受信するように、また受信した電波信号に対応する信号を制御装置106に出力するように構成されている。
制御装置106は、UHF受信機104からの信号に基づいて、車両10に搭載されているドアロックアクチュエータ50、エンジン制御ユニット(ECU)52、警報器54などの車載制御機器を制御するように構成されている。ドアロックアクチュエータ50は、助手席側ドア14、リヤドア16、運転席側ドア18、および後部座席ドアそれぞれに設けられており、これらのドアをロックするまたはアンロックするものである。ECU52は、エンジンを制御するためのもので、制御装置106がECU52にエンジンの始動を許可するように構成されている。なお、エンジンの始動は、制御装置106がエンジンの始動をECU52に許可した後、イグニッションスイッチ(図示せず)が乗員によりONされることにより実行される。また、警報機器54は、運転中に携帯機200が車室内部から外部に持ち出されたときに警報するものである。これらの制御機器に対して制御装置106が実行する制御の詳細については後述する。
一方、携帯機200は、図1に示すように携帯可能な大きさのカード状であって、図2に示すように車載機100の複数のLF送信アンテナ102a〜102eのいずれかからの信号を受信するための磁界検出回路202と、車両外の乗員がドアをロックするロックスイッチ204aおよびドアをアンロックするアンロックスイッチ204bと、車載機100のUHF受信機104にUHF送信アンテナ206を介してUHF帯の電波信号を送信するためのUHF送信回路208と、UHF送信回路208を制御して種々の信号を送信させる制御装置210とを有する。
磁界検出回路202は、車載機100の複数のLF送信アンテナ102a〜102eのいずれかの送信範囲内に携帯機200が存在し、その送信範囲内のLF送信アンテナが磁界信号を出力すると、その磁界信号を受信するように構成されている。また、受信した磁界信号に対応する信号を制御装置210に出力するように構成されている。
ロックスイッチ204aおよびアンロックスイッチ204bは、図1に示すように乗員が押すボタン状の操作スイッチであって携帯機200に設けられている。乗員が押す操作を実行すると、ロックスイッチ204aおよびアンロックスイッチ204bは操作されたことを示す信号を制御装置210に出力するように構成されている。
UHF送信回路208は、制御装置210に制御されて種々の信号をUHF送信アンテナ206を介して送信できるように構成されている。なお、車載機100から携帯機200への送信は磁界信号であるのに対し、携帯機200から車載機100への送信にUHF帯の電波信号を使用する理由は、携帯機200に内蔵するUHF送信アンテナ206を小型化できるためである、すなわち携帯機200をカード状に小型化することを可能にするためである。
制御装置210は、磁界検出回路202やロックスイッチ204a、アンロックスイッチ204bからの信号に基づいてUHF送信回路208を制御するように構成されている。制御内容については後述する。
ここからは、スマートキーレスエントリシステムの動作、すなわち車載機100と携帯機200の動作を説明しつつスマートキーレスエントリシステムの各構成要素の詳細について説明する。
まず、携帯機200を携帯する乗員が車両10に乗車するためにドアをアンロックするまたは降車してドアをロックするために、ロックスイッチ204aまたはアンロックスイッチ204bを操作した場合(すなわち、車室外の乗員が操作した場合)、携帯機200の制御装置210は、UHF送信回路208に信号を送信させる。
ドアをロックするためのロック信号またはアンロックするためのアンロック信号を車載機100のUHF受信機104が受信すると、車載機100の制御装置106は、リクエスト信号を複数のLF送信アンテナ102a〜102eそれぞれを介して送信する。
このとき、携帯機200がLF送信アンテナ102a〜102eのいずれかの送信範囲内に存在するとき、携帯機200の磁界検出回路202は携帯機200が存在する送信範囲のアンテナからリクエスト信号を受信する。
そして、携帯機200は、UHF送信回路208を制御してID信号(携帯機200のIDを示す信号)を送信する。
車載機100のUHF受信機104がID信号を受信すると、車載機100の制御装置106は受信したID信号に基づいてID認証を行う。ID認証が成立した場合、制御装置106は、ロックアクチュエータ50を制御して車両のドアをアンロックするまたはロックする。
一方、ID認証が成立しない場合、またはID信号をリクエスト信号を送信してから予め決められた時間内にUHF受信機104が受信できなかった場合、制御装置106はドアをロックするまたはアンロックする制御を実行しない(タイムアウトとする。)。
次に、乗員が車両10に乗車すると(例えば、携帯機200によってドアがアンロックされた後、ドアが一度開けられ再び閉じられることをドアの開閉センサが検出すると)、車載機100の制御装置106は、ECU52にエンジンの始動を許可するために、携帯機200が車室内に存在することを確認する。すなわち携帯機200を携帯する乗員が乗車しているか否かを確認する。
具体的には、車載機100の制御装置106が車室用の送信アンテナ102d、102eから携帯機200が車室に存在することを確認するためのリクエスト信号を送信し、このリクエスト信号を受信した携帯機200がID信号を送信し、車載機100は、受信したID信号に基づいてID認証が成立したときに、携帯機200が車室内に存在することを確認する。
携帯機200が車両10の車室内に存在することを確認すると、車載機100の制御装置106は、ECU52にエンジンの始動を許可する。この状態で乗員がイグニッションスイッチ(図示せず)をONすると、ECU52はエンジンを始動させる。
また、携帯機200が車両10の車室内に存在することの確認は、一度車室内に携帯機200が存在することが確認されてからドアが開けられるまで(ドアを開けて携帯機200を携帯する乗員が降車するまで)、定期的に行われる。これは、例えば、運転中にもかかわらず、車両10が停車してドアのガラス窓が開けられ、この窓ガラスを介して荷物とともに携帯機200が車室外に持ち出される可能性があるためである。携帯機200が車室外に持ち出されると、停車状態から復帰する際にエンジンの再始動ができないことがある。
この対処のために、一度車室内に携帯機200が存在することが確認されてからドアが開けられるまで、車載機100の制御装置106は、定期的に携帯機200が車室内に存在することを確認し、確認できなかった場合は警報器54を制御して警報するように構成されている。
ここからは、本発明の特徴部分である、他のスマートキーレスエントリシステムにおける携帯機と車載機との間の無線通信を電波干渉により妨害しないための該システムの特徴部分の詳細を説明する。
なお、本実施形態で言う他のスマートキーレスエントリシステムとは、同一の車載機および携帯機(厳密に言えばIDだけは異なる)からなり、他の車両に搭載されているシステムを言う。
まず、電波干渉が起こり得る状況を説明する。電波干渉が起こり得る状況は、図4に示すように、同一構成のスマートキーレスエントリシステムを搭載した車両10Aと車両10Bとの間の距離が近距離であって、車両10A用の携帯機200Aから電波信号(点線)が送信されるタイミングと、車両B用の携帯機200Bから電波信号が送信されるタイミングとが重なる状況(タイミングT0で重なる状況)である。携帯機200Aと200Bの電波信号の送信タイミングが重なると、電波干渉が発生して携帯機200Aから車載機100Aへの送信、および/または携帯機200Bから車載機100Bの送信が良好に行われない可能性がある。
このように車両10A用の携帯機200Aの電波信号の送信タイミングと車両10B用の携帯機200Bの電波信号の送信タイミングとが重なる可能性がある場合、一方の車両用の携帯機が、他方の車両用の携帯機が電波信号を送信する送信タイミングと異なるタイミングで電波信号の送信をするように、スマートキーレスエントリシステムは構成されている。
そのことを具体的に説明する。スマートキーレスエントリシステムの携帯機200は、図2に示すように、磁界検出回路202を有するため、他のスマートキーレスエントリシステムの車載機のLF送信アンテナ周りに形成された磁界も検出する、すなわち他システムの車載機からの磁界信号も受信することができる(磁界検出回路202は、請求の範囲に記載の他車載機信号検出手段として機能する。)。
例えば、図5に示すように、車両10B用の車載機100B(車載機100BのLF送信アンテナ)から送信された磁界信号(磁界エリアB)を車両10A用の携帯機200Aは受信することができる。逆に、車両10A用の車載機100A(車載機100AのLF送信アンテナ)から送信された磁界信号(磁界エリアA)は車両B用の携帯機200Bが受信できる。
また、携帯機200は、上述したように他のスマートキーレスエントリシステムの車載機からの磁界信号も受信できるため、受信した磁界信号が自システムの車載機(受信した携帯機とペアを構成する車載機)または他システムの車載機(受信した携帯機と異なる携帯機とペアを構成する車載機)いずれかの信号であるかを判定するよう構成されている。
図5を例に挙げると、携帯機200Aは、受信した磁界信号が車載機100A(自システムの車載機)または車載機100B(他システムの車載機)いずれが送信したものであるかを判定する。
なお、判定を可能とするためには、例えば、車載機がリクエスト信号などを示す磁界信号とともに該車載機のIDを示す磁界信号を送信し、受信した携帯機の制御装置が該車載機のIDを示す磁界信号に基づいてID認証を行うようにする。そして、ID認証が成立したとき、携帯機の制御装置は、自システムの車載機からの磁界信号であると判定し、一方、認証が成立しなかったときは他システムの車載機からの磁界信号と判定するようにする。
または、スマートキーレスエントリシステム毎に車載機から携帯機に送信する磁界信号に異なる磁界信号を使用するように予め設定し、携帯機が設定と一致する磁界信号を受信したときは、自システムの車載機からの磁界信号と判定し、設定と異なる磁界信号を受信したときは他システムの車載機からの磁界信号であると判定するようにしてもよい。
上述するように(図5に示すように)、自システムの携帯機200Aが他システムの車載機100Bからの磁界信号を受信することは、携帯機200Aが車載機100Bに近い距離にある、すなわち自システムを搭載した車両10Aと他システムを搭載した車両10Bが近距離にあることを意味する。
また、図5に示すように、自システムの携帯機200Aが他システムの車載機100Bからの磁界信号(例えばリクエスト信号を示す磁界信号)を受信することは、他システムの携帯機200Bも該磁界信号を受信し、その後携帯機200Bが該磁界信号に応答する電波信号(例えば、ID信号を示す電波信号)を送信する可能性があることを意味する。
したがって、システムの携帯機200Aの制御装置は、携帯機200Aが電波信号を送信するとき(例えば、ロックスイッチ204aが乗員によって押されてドアをロックするためのロック信号を送信するとき)に他システムの車載機100Bからの磁界信号を受信していると、その後に他システムの携帯機200Bが電波信号を送信して携帯機200Aと200Bの電波信号の送信タイミングが重なる可能性があるので、その電波信号の送信タイミングを携帯機200Bが電波信号を送信した後に変更するように構成されている(制御装置は、請求の範囲に記載の送信タイミング変更手段として機能する。)。
このことを図5に示す例具体的に言えば、携帯機200Aは、電波信号を送信するときに車載機100Bからの磁界信号をタイミングT1で受信していると、タイミングT1に続くタイミングT2に携帯機200Bが電波信号を送信する可能性があるので、携帯機200Bが電波信号を送信したタイミングT2の後のタイミングT3で電波信号を送信するように構成されている。
なお、他システムの車載機100Bが磁界信号を送信しても、他システムの携帯機200Bが該磁界信号を受信できずに電波信号を送信しない可能性がある(例えば、車載機100Bと携帯機200Bとが離れている。)。しかしながら、他システムの車載機100Bからの磁界信号を受信した自システムの携帯機200Aは、他システムの携帯機200Bが該磁界信号を受信することができなかった、すなわち携帯機200Bが電波信号を送信しないことを検出することができないので、他システムの車載機100Bからの磁界信号を受信したときは、必ずその後に他システムの携帯機200Bが電波信号を送信するとみなしている。
また、上述したように、自システムの携帯機200Aは、他のシステムの車載機100Bからの磁界信号の受信タイミングT1に基づいて、間接的に他システムの携帯機200Bの電波信号の送信タイミングT2を検出し、検出したタイミングT2と異なるタイミングT3で電波信号を送信していることになる。このことを可能としているのは、スマートキーレスエントリシステムの仕様において、ほぼ、携帯機が車載機からの磁界信号に応答して電波信号を送信するように構成されているからである。例えば、上述したように、携帯機は、車載機からのリクエスト信号に応答してID信号を返信する。ただし、携帯機200のロックスイッチ204a/アンロックスイッチ204bが押されて送信されるロック信号/アンロック信号は、この限りでない。
さらに、上述したように、自システムの携帯機200Aが、他システムの携帯機200Bが電波信号を送信した後のタイミングT3で電波信号を送信できるのは、自システムと他システムがIDを除いて同一であるために、他システムの携帯機200Bの電波信号の送信の完了時間が既知であるためである。
例えば、リクエスト信号を示す磁界信号を受信した携帯機は、応答して送信するID信号を示す電波信号を予め決められた一定時間送信するように、スマートキーレスエントリシステムが構成されている(リクエスト信号が請求の範囲に記載の所定の信号に対応し、ID信号が一定時間の信号に対応する。)。
図5に示す例で言えば、自システムの携帯機200Aが他システムの車載機100Bからリクエスト信号を受信するタイミングは、他システムの携帯機200Bが該リクエスト信号を受信するタイミングの前後である(携帯機200Aと200Bの車載機100Bまでの距離が異なることによる。)。したがって、携帯機200Aが車載機100Bからのリクエスト信号を受信したときから一定時間(ID信号の送信時間)以上の時間経過した後を、携帯機200Aの電波信号の送信タイミングとすれば、該リクエスト信号を受信した他システムの携帯機200BのID信号の送信タイミングと異なることになり、携帯機200Aの電波信号の送信が、携帯機200Bの電波信号の送信を妨害することがなくなる。
以上のことを考慮した携帯機200の制御装置210の他のスマートキーレスエントリシステムの携帯機と車載機との間の通信を妨害せずに通信する制御、すなわち電波干渉の発生を抑制しつつ通信する制御の流れの一例を図6に示すフローを参照しながら説明する。
まず、制御は、図6に示すように、S510において携帯機200から車載機100に電波信号を送信する要求が確認されて開始する。電波信号の送信の要求は、例えば携帯機200のロックスイッチ204a/アンロックスイッチ204bが乗員に押されてロック信号/アンロック信号を示す電波信号を送信するとき、または車載機100からのリクエスト信号を受信してID信号を示す電波信号を送信するときに確認される。
次に、S520において、携帯機200の制御装置210は、磁界検出回路202が他のスマートキーレスエントリシステムの車載機のLF送信アンテナが形成した磁界を検出しているか否か、すなわち他の車載機からの磁界信号を受信しているか否かを判定する。他の車載機からの磁界信号を受信している場合、S530に進む。そして、所定時間待機し、S520に戻る。
一方、S520で他の車載機からの磁界信号を受信していないと判定された場合、S540において、携帯機200はS510で確認した送信要求された電波信号を送信する。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、他システムの車載機から一定の間隔をあけた繰り返し周期で磁界信号を送信され、該磁界信号を受信した他システムの携帯機が応答する電波信号を前記繰り返し周期で送信しているとき(例えば、車載機から定期的にリクエスト信号が送信されて、リクエスト信号を受信する度に携帯機がID信号を送信しているとき)に、自システムの携帯機が電波信号を送信しなければならない場合がある。
この場合、電波干渉の発生を抑制できる自システムの携帯機の電波信号の送信タイミングは、他システムの携帯機の信号送信が終了して次の信号の送信が開始されるまでの間である。この送信タイミングは、他システムの車載機から送信された磁界信号の繰り返し周期に基づいて算出することができる。具体的に言えば、携帯機の制御装置は、受信した他システムの車載機からの磁界信号の繰り返し周期と同期を取り、他システムの携帯機の電波信号の送信タイミングと異なる送信タイミングを算出し、算出した送信タイミングで電波信号を送信する。
なお、このことは、当然ながら、車載機が、繰り返して信号を送信する場合に一定の間隔をあけて繰り返して信号を送信するように構成されていることが前提である。
このことを考慮した携帯機の制御装置の他のスマートキーレスエントリシステムの携帯機と車載機との間の一定の間隔をあけて繰り返して行われている通信を妨害せずに通信する制御、すなわち電波干渉の発生を抑制しつつ通信する制御の流れの一例を図7に示すフローを参照しながら説明する。
まず、制御は、図7に示すように、S610において携帯機から車載機に電波信号を送信する要求が確認されて開始する。
次に、S620において、携帯機の制御装置は、磁界検出回路が他のスマートキーレスエントリシステムの車載機のLF送信アンテナが形成した磁界を検出しているか否か、すなわち他の車載機からの磁界信号を受信しているか否かを判定する。他の車載機からの磁界信号を受信している場合、S630に進む。そうでない場合、S660に進み、携帯機はS610で確認した送信要求された電波信号を送信する。
続いて、S630において、携帯機の制御装置は、受信している磁界信号の繰り返し周期と同期を取る。
S640において、携帯機の制御装置は、S630で同期取りした繰り返し周期に基づいて、他システムの携帯機の電波信号の送信タイミングと異なる、S610で送信要求された電波信号のための送信タイミングを算出する。
そして、S650において、携帯機の制御装置は、S640で算出した送信タイミングに基づいて、S610で送信要求された電波信号の送信を行う。
また、上述の実施形態おいては、図5に示すように、携帯機200Aが電波信号を送信するときに他システムの車載機100Bの磁界信号を受信しているとき、その電波信号を送信するタイミングは、車載機200Bからの磁界信号を受信した他システムの携帯機200Bが電波信号を送信した後に変更されるが、これに限らず前に変更するようにしてもよい。
この場合、スマートキーレスエントリシステムの携帯機を、車載機から磁界心号を受信した後、一定の時間後に応答する電波信号を送信するように構成する必要がある。図5の例で言えば、他システムの車載機100Bの磁界信号を受信した他システムの携帯機200Bは、応答する電波信号の送信を一定時間待機して、自システムの携帯機200Aに先に電波信号を送信させることになる。
さらに、上述の実施形態においては、IDが異なるだけで同一のスマートキーレスシステム間での電波干渉の発生を抑制しているが、本発明はこれにか限らない。
すなわち、携帯機からの電波信号の送信を車載機からの信号に応答するためにほとんど行われるようにし、かつその電波信号の送信時間の上限を予め定めていれば、この条件の下、同一でないスマートキーレスエントリシステム間においても電波干渉の発生の抑制が可能ある。
例えば、携帯機が電波信号を送信するときに他のシステムの車載機からの信号を受信した場合、受信してから予め定めた上限の送信時間以上の時間経過した後に電波信号を送信するようにスマートキーレスエントリシステムを構成すればよい。
以上のように本発明によれば、他のスマートキーレスエントリシステムの携帯機と車載機との無線通信を妨害することなく、携帯機と車載機は無線通信することができる。したがって、スマートキーレスエントリシステムを搭載した車両製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
本発明の一実施形態に係るスマートキーレスエントリシステムを搭載した車両と、該システムの携帯機を示す図である。 本発明の一実施形態に係るスマートキーレスエントリシステムの構成を示す図である。 スマートキーレスエントリシステムの車載機が備える複数のLF送信アンテナの送信範囲を示す図である。 2つのスマートキーレスエントリシステムにおいて、電波干渉が起こり得る状況を説明するための図である。 図4に示す電波干渉の発生を抑制する方法を説明するための図である。 電波干渉の発生を抑制する携帯機の制御装置の制御フローの一例を示す図である。 電波干渉の発生を抑制する携帯機の制御装置の制御フローの別例を示す図である。
符号の説明
100A 自スマートキーレスエントリシステムの車載機
100B 他スマートキーレスエントリシステムの車載機
200A 自スマートキーレスエントリシステムの携帯機
200B 他スマートキーレスエントリシステムの携帯機

Claims (3)

  1. 車両に搭載される車載機と乗員が携帯する携帯機とからなり、前記携帯機は前記車載機からの信号を受信すると前記車載機に応答する信号を送信し、前記車載機は前記携帯機からの信号を受信して車載制御機器を制御するスマートキーレスエントリシステムであって、
    他のスマートキーレスエントリシステムの車載機から送信された他車載機の信号を検出する他車載機信号検出手段と、
    前記携帯機から前記車載機に信号を送信するときに前記他車載機信号検出手段が前記他車載機の信号を検出している場合は、前記信号の送信タイミングを、前記他車載機の信号を受信した他のスマートキーレスエントリシステムの携帯機から送信される前記他車載機の信号に対して応答する信号の送信タイミングと異なるように変更する送信タイミング変更手段とを有することを特徴とするスマートキーレスエントリシステム。
  2. 請求項1に記載のスマートキーレスエントリシステムにおいて、
    前記車載機は、一定の間隔をあけた繰り返し周期で信号を送信するように構成されており、
    前記送信タイミング変更手段は、前記他車載機信号検出手段が検出した他車載機の信号の繰り返し周期に基づいて、前記携帯機から前記車載機に送信する信号の送信タイミングを変更することを特徴とするスマートキーレスエントリシステム。
  3. 請求項1に記載のスマートキーレスエントリシステムにおいて、
    前記携帯機は、前記車載機から所定の信号を受信すると一定時間の信号を送信するように構成されており、
    前記送信タイミング変更手段は、前記他車載機信号検出手段が他車載機の前記所定の信号を検出してから前記一定時間以上の時間経過した後を、前記携帯機から前記車載機に信号を送信する送信タイミングとすることを特徴とするスマートキーレスエントリシステム。
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