JP2009008828A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アモルファスシリコン系感光体への帯電電流値から、電位センサや温度サーミスタ等の高価なデバイスを使用することなく、アモルファスシリコン系感光体の温度上昇による表面電位の低下(暗減衰特性)分を補正し、常に安定したアモルファスシリコン系感光体の表面電位を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】アモルファスシリコン系感光体11を帯電する帯電ローラ12と、アモルファスシリコン系感光体11へ流れ込む帯電電流値を検出する検出回路21と、アモルファスシリコン系感光体11の帯電電位を除電する除電器18と、検出回路21の前回検出結果と今回検出結果との差分を補うように帯電ローラ12への印加電圧を制御する制御回路22とを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】アモルファスシリコン系感光体11を帯電する帯電ローラ12と、アモルファスシリコン系感光体11へ流れ込む帯電電流値を検出する検出回路21と、アモルファスシリコン系感光体11の帯電電位を除電する除電器18と、検出回路21の前回検出結果と今回検出結果との差分を補うように帯電ローラ12への印加電圧を制御する制御回路22とを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、アモルファスシリコン系感光体の表面を帯電ローラによって帯電する画像形成装置に関する。
近年、電子写真技術を応用したプリンタや複写機等の画像形成装置には、画像形成処理の高速化並びに高画質化に伴い、感光体ドラムとしてアモルファスシリコン系感光体が多く用いられるようになってきた。
このアモルファスシリコン系感光体は、それまでに多く用いられていた有機半導電体感光体に比べて、連続使用による表面の磨耗が少なく耐久性に優れていることや、ドットの再現性が高いというメリットがある。
また、このようなアモルファスシリコン系感光体の表面を帯電する帯電方式として、オゾン発生量の多いスコロトロン帯電方式を搭載することが環境面において問題となっており、オゾン発生量の極めて少ない帯電ローラを用いた帯電方式が主流になりつつある。
一方、アモルファスシリコン系感光体は、暗減衰が大きいというデメリットがあることも知られている(例えば、特許文献1参照)。
この暗減衰とは、感光体を帯電器で帯電した後に、感光体表面の電位が時間経過に伴い低下してゆく現象である。また、この暗減衰特性が環境変化などによって変動すると、露光条件や現像条件等の画像形成処理条件が変わってくるため、常に露光条件や現像条件等の画像形成処理条件を一定にしておくと可視像の濃度低下や画像カブリといった画像不良の発生要因となる。
そこで、上述した特許文献1では、アモルファスシリコン系感光体を帯電する帯電器と、アモルファスシリコン系感光体の表面に静電潜像を形成する露光器と、アモルファスシリコン系感光体の表面上に静電潜像に基づくトナー像を顕像化する現像器と、そのトナー像を転写する転写器とを備え、非画像形成時にアモルファスシリコン系感光体を帯電器で一様に帯電した後に転写器に流れる電流を検知することでアモルファスシリコン系感光体の表面電位を検知してアモルファスシリコン系感光体の暗減衰を測定し、その暗減衰の測定結果に基づいて帯電器の印加電圧と露光器の露光量と現像器の現像バイアスを制御している。
特開2003−015370号公報
ところが、上述した画像形成装置では、帯電器から180度回転した位置の転写器に流れる電流を検知することから、帯電器から転写器までの配置関係によって帯電電位の制御値が変化してしまい、感光体の周囲に配置された露光器等の配置関係を含めて複雑な制御が強いられるという問題が生じていた。
また、アモルファスシリコン系感光体における暗減衰特性は、アモルファスシリコン系感光体の温度に依存し、特に、高温下では暗減衰特性が低下、すなわち、感光体の現像位置での帯電電位の低下により、画像品質が損なわれるという問題が生じていた。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、アモルファスシリコン系感光体への帯電電流値から、電位センサや温度サーミスタ等の高価なデバイスを使用することなく、アモルファスシリコン系感光体の温度上昇による表面電位の低下(暗減衰特性)分を補正し、常に安定したアモルファスシリコン系感光体の表面電位を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、アモルファスシリコン系感光体を帯電する帯電ローラと、前記アモルファスシリコン系感光体へ流れ込む帯電電流値を検出する検出回路と、前記アモルファスシリコン系感光体の帯電電位を除電する除電器と、前記検出回路の前回検出結果と今回検出結果との差分を補うように前記帯電ローラへの印加電圧を制御する制御回路とを備えていることを特徴とする。
この際、前記制御回路は、前記アモルファスシリコン系感光体の除電OFF状態から前記帯電ローラにより前記アモルファスシリコン系感光体を所定電位に帯電する時に必要な帯電電流値をIdc−1とし、その時の前記帯電ローラ直下の帯電電位値をVo−1とし、前記アモルファスシリコン系感光体が1回転した後に前記アモルファスシリコン系感光体を所定電位に再帯電する時に必要な帯電電流値をIdc−2とし、その時の前記帯電ローラ直下の帯電電位値をVo−2とした時、帯電電流値Idc−1と帯電電流値Idc−2との差分から前記アモルファスシリコン系感光体に発生した暗減衰による電位低下分を算出して、前記帯電ローラへの印加電圧にフィードバック制御するのが好ましい。
本発明の画像形成装置は、アモルファスシリコン系感光体への帯電電流値から、電位センサや温度サーミスタ等の高価なデバイスを使用することなく、アモルファスシリコン系感光体の温度上昇による表面電位の低下(暗減衰特性)分を補正し、常に安定したアモルファスシリコン系感光体の表面電位を得ることができる。
次に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の説明図、図2は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における感光体の温度特性に対する暗減衰特性のグラフ図、図3は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における現像位置における暗減衰特性のグラフ図、図4は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における感光体の1回転後の温度特性と印加電圧との関係のグラフ図、図5は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における帯電電位算出のグラフ図、図6は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における帯電ローラの印加電圧と感光体の表面電位との関係を示すグラフ図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、像担持体としてのアモルファスシリコン系感光体(以下、単に「感光体」と称する。)11の周囲に、感光体11の表面を帯電する帯電ローラ12、感光体11の表面に静電潜像を形成する露光器13、感光体11の表面にトナー像を顕像化する現像器14、トナー像を転写紙(図示せず)に転写する転写ローラ15、転写後の感光体11の表面に付着した残トナー等を除去するクリーニングローラ16並びにクリーニングブレード17、感光体11の表面の帯電電位を除電する除電器18、をこの順に配置している。
感光体11の帯電電流と帯電電位とは正の相関を有しており、通常印字時は、上述したように、帯電・露光・現像・転写・クリーニング・除電工程を1サイクルとしており、その除電工程後に次の画像形成処理のために帯電工程を行う。
この際、感光体11は、所望の帯電電位Voを得るのに必要な電流Idc−0とした時に、除電器18による除電工程にて常に帯電電位0Vからの帯電が必要となるため、感光体11への流れ込み電流(帯電電流)は常にIdc−0となる。
しかしながら、除電工程がない場合には、帯電してから再度、もとの帯電位置に戻るまでの間には、図2に示すように、暗減衰特性が発生するため、初期の帯電電位Voよりも低い状態で帯電領域に戻り再帯電が行われるが、この時に必要とされる電流は暗減衰分だけ補えば良いだけの電流で所望の帯電電位Voが得られることになる。
また、この暗減衰特性は、図2に示すように、感光体11の温度に依存し、特に高温下では暗減衰特性が低下、すなわち、現像器14の現像位置での帯電電位が低下し、画像品質が低下してしまう。
尚、図2に示した時間100msは、感光体11の任意位置における帯電ローラ12から現像器14に達するまでの所要時間を示し、常温時(例えば、25℃)と高温時(例えば、45℃)とでは、この100ms後の帯電電位に約20Vの電位差が発生していることを示す。また、図3は、図2に示した100ms後の現像位置における感光体11の温度特性を示す。
従って、感光体11の温度が装置の使用状況によって上昇した場合には、先に述べた再帯電電流値が大きくなることから、感光体11に予めメモリされていた常温(25℃)での暗減衰特性から得られた再帯電電流と比較することにより、現像位置での帯電低下分を算出し、帯電ローラ12への印加電圧(Vdc)の電圧を上げることにより常に安定した帯電電位と画像品質を提供することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態にかかわる帯電電位制御の根拠となる実験例を示す。尚、この実験に使用した感光体11は、外径30(mm)、膜厚20(μm)、長さ254(mm)、周速150(mm/s)である。また、帯電ローラ12は、外径12(mm)、長さ220(mm)、芯金の外径6(mm)のものを使用した。さらに、感光体11の表面電位の設定は約300(V)になるように設定し、帯電ローラ12の印加電圧はDC=400(V)、AC=1.4(KV)、周波数1.5(kHz)と設定した。
感光体11の表面温度が常温下の25℃と高温下の45℃とでは、図4に示すように、感光体11が1回転(620ms)した後では、暗減衰によって165V(Vo−1)と135V(Vo−2)となる。
これは、図5に示すように、帯電電流と表面電位との関係から、感光体11の除電OFF状態から帯電ローラ12により感光体11を所定電位に帯電する時に必要な帯電電流値Idc−1(60μA)と、感光体11が1回転した後に感光体11を所定電位に再帯電する時に必要な帯電電流値Idc−2(50μA)とを検出回路21で検出し、その差分を制御回路22で求め、感光体11に発生した暗減衰による電位低下分(10μA相当)を電流値で10μAを初期値よりも多く流すように帯電ローラ12にフィードバックすることによって暗減衰補正が可能となる。
制御回路(CPU)22は、ROM等のメモリ23に格納された本発明の画像形成装置の制御に係わる制御プログラムに基づいて制御を行う。従って、メモリ23は、この制御プログラムを実行する制御回路22とでマイクロコンピュータを構成している。尚、画像形成処理を実行する際の画像データ等は、このメモリ23とは別のRAM24等に一時的に記憶され、露光器13に反映される。さらに、制御回路22は、帯電ローラ12への帯電電流の他、除電器18のイレース光量や感光体11でのバイアス等も制御する。また、RAM24には、制御回路22による差分算出のために、上述した帯電電流値Idc−1と帯電電流値Idc−2とが記憶される。
また、帯電ローラ12における印加電圧(Vdc)と感光体11の表面電位(Vo)との関係を図6に示す。
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、感光体11の温度測定用サーミスタや表面電位センサ等の高価なデバイスを使用することなく、感光体11の温度上昇による帯電電位の低下を防止し、常に安定した画像を得ることができる画像形成装置を提供することができる。
1…画像形成装置
11…アモルファスシリコン系感光体
12…帯電ローラ
18…除電器
21…検出回路
22…制御回路
11…アモルファスシリコン系感光体
12…帯電ローラ
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Claims (2)
- アモルファスシリコン系感光体を帯電する帯電ローラと、前記アモルファスシリコン系感光体へ流れ込む帯電電流値を検出する検出回路と、前記アモルファスシリコン系感光体の帯電電位を除電する除電器と、前記検出回路の前回検出結果と今回検出結果との差分を補うように前記帯電ローラへの印加電圧を制御する制御回路とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
- 前記制御回路は、前記アモルファスシリコン系感光体の除電OFF状態から前記帯電ローラにより前記アモルファスシリコン系感光体を所定電位に帯電する時に必要な帯電電流値をIdc−1とし、その時の前記帯電ローラ直下の帯電電位値をVo−1とし、前記アモルファスシリコン系感光体が1回転した後に前記アモルファスシリコン系感光体を所定電位に再帯電する時に必要な帯電電流値をIdc−2とし、その時の前記帯電ローラ直下の帯電電位値をVo−2とした時、帯電電流値Idc−1と帯電電流値Idc−2との差分から前記アモルファスシリコン系感光体に発生した暗減衰による電位低下分を算出して、前記帯電ローラへの印加電圧にフィードバック制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007169192A JP2009008828A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007169192A JP2009008828A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009008828A true JP2009008828A (ja) | 2009-01-15 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007169192A Pending JP2009008828A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009008828A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016164586A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置,画像形成方法,およびプログラム |
| US10845725B2 (en) | 2018-07-20 | 2020-11-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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2007
- 2007-06-27 JP JP2007169192A patent/JP2009008828A/ja active Pending
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