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JP2009089810A - X線ct装置 - Google Patents

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Akihiko Nishide
明彦 西出
Makoto Gono
誠 郷野
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Abstract

【課題】X線焦点とX線データ収集系の回転中心とを通る中心線に対してチャネル方向に非対称である非対称検出器を備えたX線CT装置において、被検体の撮影領域の大きさによらず、左右の対称性が適切なスカウト像、すなわち、被検体の左側部分を表す画像の幅と右側部分を表す画像の幅とが左右対称であるスカウト像を得る。
【解決手段】被検体を低線量でヘリカルスキャンまたは可変ピッチヘリカルスキャンしてX線投影データを収集し、このデータに基づいて被検体の体軸方向(スライス方向)に連続する複数の断層像を画像再構成する。これら複数の断層像を所定の方向に再投影して、被検体のスカウト像を得る。
【選択図】図4

Description

本発明は、X線CT(Computed Tomography)装置に関する。
X線CT装置は、X線発生装置とX線検出器とが、被検体が搬入される空洞を挟んで設けられたX線データ(data)収集系、例えば走査ガントリ(gantry)の回転部を、搬入された被検体の周りで回転させることにより、被検体のX線投影データを収集し、収集したX線投影データに基づいて画像再構成して被検体の断層像を得る装置である。一般に、X線検出器は、複数のX線検出素子がX線データ収集系の回転方向(以下、チャネル(channel)方向ともいう)に配置されてなるものであり、X線発生装置のX線焦点、X線データ収集系の回転中心およびX線検出器のチャネル方向の中心が一直線上に並ぶように配置される。このようなX線CT装置によれば、撮影領域の全領域について、いわゆるハーフスキャン(half scan)およびフルスキャン(full scan)によって画像再構成を可能にする。ハーフスキャンは、X線発生装置から照射されるX線ビーム(beam)のファン(fan)角をαとして、X線データ収集系を180度+α回転させてX線投影データを収集するスキャンである。また、フルスキャンは、X線データ収集系を360度回転させてX線投影データを収集するスキャンである。
ところが、X線検出器は、比較的高価であるX線検出素子を多数使用しており、X線CT装置の製品コスト(cost)を押し上げる要因の一つになっている。
そこで、製品コスト削減の観点から、撮影可能領域を縮小せずに、使用するX線検出素子の数をより少なくすることが可能なX線CT装置として、特許文献1〜3等に記載されているような、いわゆる非対称検出器を有するX線CT装置が提案されている。非対称検出器は、X線発生装置のX線焦点とX線データ収集系の回転中心とを結ぶ中心線に対してチャネル方向に非対称なX線検出器である。また、産業用X線CT装置では、X線I.I.(Image Intensifier)やX線フラットパネル(flat panel)を用いたX線CT装置において、オフセットスキャン(offset scan)と呼ばれる、X線検出器を非対称な位置に配置して行われるスキャンもある。このような非対称検出器を有するX線CT装置によれば、X線検出器のうち上記中心線に対して対称となる部分が担当する撮影領域については、ハーフスキャンおよびフルスキャンによって画像再構成を可能にし、また、X線検出器のうち上記中心線に対してチャネル方向に非対称となる部分が担当する撮影領域については、フルスキャンによって画像再構成を可能にする。すなわち、この非対称検出器を有するX線CT装置は、画像再構成に必要なX線投影データのチャネル方向の収集効率をある程度犠牲にして、X線検出器に使用するX線検出素子の数を低減したものということができる。
一方、X線CT装置を用いた撮影においては、被検体の本撮影に先立って、被検体をある投影方向に投影してなるスカウト(scout)像を得、このスカウト像を本撮影の計画に用いる手法がある。なお、スカウト像を得るための一般的な撮影方法として、X線データ収集系における上記中心線がX線CT装置の鉛直方向または水平方向を向くように当該X線データ収集系の角度を固定し、当該X線データ収集系を被検体の体軸方向に相対移動させながら、本撮影の場合よりも低いX線線量でスキャンすることにより、被検体を鉛直方向または水平方向に投影したスカウト像を得る撮影方法が知られている。
特開2003−135443号公報 特開2006−141999号公報 特開2005−161078号公報
しかしながら、非対称検出器を有するX線CT装置に対して、上記のスカウト像を得るための一般的な撮影方法を適用しようとすると、X線検出器のうち上記中心線に対して対称となる部分の幅が通常より狭い、または存在しないため、被検体の撮影領域のチャネル方向の幅が、X線検出器のうち上記対称となる部分で画像再構成可能な円領域の直径を超える場合には、左右の対称性が適切なスカウト像、すなわち、被検体の左側部分を表す画像の幅と右側部分を表す画像の幅とが左右対称であるスカウト像を得ることができないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、非対称検出器を有するX線CT装置において、被検体の撮影領域の大きさによらず、左右の対称性が適切なスカウト像、すなわち、被検体の左側部分を表す画像の幅と右側部分を表す画像の幅とが左右対称であるスカウト像を得ることが可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
第1の観点では、本発明は、X線発生装置と複数のX線検出素子を含むX線検出器とを有し、前記X線発生装置および前記X線検出器の少なくとも一方を被検体の周りに回転させてX線投影データを収集するX線データ収集系であって、前記X線検出器が、前記X線発生装置のX線焦点と前記回転の中心とを結ぶ中心線に対して前記回転の方向に非対称であるX線データ収集系を備えるX線CT装置において、前記少なくとも一方を前記被検体の周りに回転させるとともに、前記X線発生装置または前記X線検出器に対して前記被検体を相対的に直線移動させてX線投影データを収集するよう、前記X線データ収集系を制御するスキャン制御手段と、前記スキャン制御手段による前記X線データ収集系の制御によって収集されたX線投影データに基づいて、前記被検体の体軸方向に連続する複数の断層像を画像再構成する画像再構成手段と、前記複数の断層像により構成される3次元空間を所定の方向に再投影して、前記被検体のスカウト像を得る再投影手段とを含むスカウト撮影手段を備えるX線CT装置を提供する。
第2の観点では、本発明は、前記所定の方向が、互いに異なる複数の方向である上記第1の観点のX線CT装置を提供する。
第3の観点では、本発明は、前記複数の方向が、前記被検体の左右方向に対応する水平方向、および、前記被検体の前後方向に対応する垂直方向の少なくとも一方を含む上記第2の観点のX線CT装置を提供する。
第4の観点では、本発明は、前記再投影手段が、前記断層像を平行ビーム状に再投影する上記第1の観点から第3の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第5の観点では、本発明は、前記再投影手段が、前記断層像をファンビーム状に再投影する上記第1の観点から第3の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第6の観点では、本発明は、スカウト像として撮影すべき撮影視野の前記体軸に垂直な方向の幅を設定する撮影視野幅設定手段をさらに備え、前記スキャン制御手段が、前記設定された撮影視野の幅が、前記X線検出器のうち前記中心線に対して前記回転の方向に対称である部分から収集されるX線投影データにより画像再構成可能な再構成平面上の円領域の直径を超えるときに、前記X線投影データを収集するよう前記X線データ収集系を制御する上記第1の観点から第5の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第7の観点では、本発明は、前記スキャン制御手段が、前記設定された撮影視野の幅が、前記円領域の直径以下であるときに、前記X線データ収集系を回転停止状態で前記被検体の体軸方向に相対的に直線移動させてX線投影データを収集するよう制御し、前記画像再構成手段が、該X線投影データに基づいてスカウト像を生成する上記第6の観点のX線CT装置を提供する。
第8の観点では、本発明は、前記スカウト像に基づいて、前記被検体の本撮影によって得られる各断層像の画像ノイズ(noise)が略一定になるように、前記本撮影におけるX線線量を前記体軸方向の各位置に応じて調整するX線線量調整手段をさらに備える上記第1の観点から第7の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第9の観点では、本発明は、前記X線検出器が、該X線検出器のうち該X線検出器と前記中心線との交差位置を前記回転の方向に含む幅を有する一部分が、前記X線検出器のうち該一部分を除く他の部分に比して、より小さい開口を有し、かつ、より小さい間隔で配置されたX線検出素子で構成される上記第1の観点から第8の観点のいずれか1つの観点のX線CT装置を提供する。
第10の観点では、本発明は、前記一部分が、前記中心線に対して前記回転の方向に対称である上記第9の観点のX線CT装置を提供する。
なお、上記X線CT装置とは別の特徴を有するX線CT装置として、例えば、X線発生装置と複数のX線検出素子を含むX線検出器とを有し、前記X線発生装置および前記X線検出器の少なくとも一方を被検体の周りに回転させてX線投影データを収集するX線データ収集系であって、前記X線検出器が、前記X線発生装置のX線焦点と前記回転の中心とを結ぶ中心線に対して前記回転の方向に非対称であるX線データ収集系を備えるX線CT装置において、前記スキャン制御手段は、前記被検体を、前記X線データ収集系を回転停止状態で前記被検体の体軸方向に相対的に直線移動させてX線投影データを収集する処理を、前記X線データ収集系の回転位置を変えて複数回行わせて前記被検体の複数種類のX線投影データを収集するよう、X線データ収集系を制御し、前記スキャン制御手段による前記X線データ収集系の制御によって収集された複数種類のX線投影データに基づいて、前記被検体を所定の方向に投影してなる前記被検体のスカウト像を生成する画像生成手段とを備えるX線CT装置を考えることができる。
ここで、「スカウト像」とは、被検体の本撮影に先立って得られる、被検体の投影像を意味する。スカウト像は、通常、本撮影より低い線量のX線を被検体に照射して、被検体を鉛直方向や水平方向等に投影した像であって、被検体の輪郭、内部構造、部位の位置、組織密度等の概要を表す情報が含まれる。スカウト像は、一般に、本撮影における撮影条件、例えば、被検体の撮影領域や被検体に照射すべきX線線量等を決定するために用いられる。
「本撮影」とは、読影に供するための断層像を得る目的で行われる撮影を意味する。
「X線データ収集系」としては、例えば、走査ガントリの回転部を考えることができる。
「X線発生装置」としては、例えば、X線管を用いるものを考えることができる。X線管は、陰極であるフィラメント(filament)と陽極であるターゲット(target)とを有し、フィラメントから放出された熱電子を、両電極間に印加したX線管の管電圧によって生じる電界で加速し、ターゲットに衝突させてX線を発生させるものを考えることができる。フィラメントおよびターゲットは、例えば、タングステン(tungsten)等により構成される。なお、ターゲットは回転陽極式、固定陽極式のいずれであってもよい。
また、「X線検出器」としては、例えば、複数のX線検出素子がX線データ収集系のチャネル方向に配置されたX線検出素子列を、X線データ収集系の回転軸方向すなわち被検体の体軸方向であるスライス(slice)方向に複数列並べた多列X線検出器、X線検出素子がチャネル方向およびスライス方向に2次元的に並んだマトリクス(matrix)構造の検出器など、いわゆるマルチスライス(multi slice)用の検出器を考えることができるが、X線検出素子がチャネル方向にのみ並んだ単一列の検出器、すなわちシングルスライス(single slice)用の検出器であってもよい。
また、「スキャン」とは、X線を撮影空間に照射しながらX線データ収集系を被検体に対して相対的に移動させて、X線検出器の出力信号を検出し、X線投影データを収集することを意味する。なお、「スキャン」は、X線データ収集系を被検体の周りに回転させて各ビュー(view)方向毎のX線投影データを収集する場合だけでなく、X線データ収集系を、回転を止めた状態で被検体の体軸方向に相対的に移動させて、被検体の体軸方向の各位置におけるX線投影データを収集する場合を含む。
「前記少なくとも一方を前記被検体の周りに回転させるとともに、前記X線発生装置または前記X線検出器に対して前記被検体を相対的に直線移動させてX線投影データを収集する」ことは、X線ビームを被検体に対してらせん状に走査してX線投影データを収集することと等価であり、例えば、ヘリカルピッチ(helical pitch)が一定であるヘリカルスキャン(helical scan)のほか、ヘリカルピッチが変更可能で、被検体の相対的な直線移動において加速部分と減速部分とが存在する可変ピッチヘリカルスキャンを考えることができる。
「ハーフスキャン」とは、X線発生装置から照射されるX線ビームのファン角をαとして、X線データ収集系を180度+α回転させて各ビューにおけるX線投影データを収集する。なお、「フルスキャン」とは、X線データ収集系を360度回転させて各ビューにおけるX線投影データを収集する。
「画像ノイズ」とは、画素値の平均値からのばらつきと考えることができる。画像ノイズに影響を与える因子は幾つかあるが、その1つとして、例えば、X線発生装置から照射されるX線のフォトンノイズ(photon noise)を考えることができる。
「画像再構成」としては、例えば、従来の2次元画像再構成の他、3次元画像再構成と称される、X線ビームの厚み成分すなわちコーンビーム(corn beam)X線のコーン(corn)角を考慮した画像再構成であり、フェルドカンプ・アルゴリズム(feldkamp algorithm)で代表されるコーンビーム画像再構成アルゴリズムを用いた画像再構成を考えることができる。画像再構成アルゴリズムについては、例えば、非特許文献である、放射線技術学シリーズ「CT撮影技術学」,日本放射線技術学会
監修,辻岡勝美・花井耕造 共編,オーム社,平成17年2月25日初版発行,p20、あるいは、非特許文献である、アルゴリズムシリーズ2「画像処理アルゴリズム」,斉藤恒雄
著,近代科学社,1993年3月10日初版発行,p167〜171等に詳しく記載されている。
「再投影」としては、例えば、3次元空間の各画素を投影方向に射影して累積加算する処理を考えることができる。なお、「再投影」は、3次元空間の各画素の投影方向を平行ビームに沿った方向とする平行ビーム再投影であってもよいし、3次元空間の各画素の投影方向をファンビームに沿った方向とするファンビーム再投影であってもよい。
「複数の断層像」を垂直方向に再投影して得られるスカウト像は、X線発生装置のX線焦点がX線データ収集系の回転中心に対して鉛直方向の真上にある角度を0度して、ビューの角度が0度または180度であるときの被検体の投影像に相当する。また、「複数の断層像」を水平方向に再投影して得られるスカウト像は、ビューの角度が90度または270度であるときの被検体の投影像に相当する。
「前記X線検出器のうち前記一部分を除く他の部分に比して、より小さい開口を有し、かつ、より小さい間隔で配置されたX線検出素子で構成する」ものは、隣接するX線検出素子同士の間隔が上記他の部分より小さければよく、X線検出素子そのものの大きさは特に規定されない。なお、この間隔は位置によって変化してもよい。
本発明のX線CT装置によれば、従来のように被検体を一方向にX線投影して得られたX線投影データからスカウト像を得るのではなく、被検体をらせん状に走査して収集されたX線投影データに基づいて、被検体の体軸方向に連続する複数の断層像を画像再構成した後、これら複数の断層像を所定の方向に再投影してスカウト像を得るようにしているので、非対称検出器を有するX線CT装置において、被検体の撮影領域の大きさによらず、左右の対称性が適切なスカウト像、すなわち、被検体の左側部分を表す画像の幅と右側部分を表す画像の幅とが左右対称であるスカウト像を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態によるX線CT装置100の構成ブロック(block)図である。なお、図1において、X線CT装置100の各構成要素間の接続関係については、概略のみ図示している。
X線CT装置100は、図1に示すように、操作コンソール(console)1、撮影テーブル(table)10および走査ガントリ20を備えている。
操作コンソール1は、操作者の入力を受け付ける入力装置2と、画像再構成処理や再投影処理などのデータ処理を実行する中央処理装置3と、走査ガントリ20で収集したX線投影データを収集するデータ収集バッファ(buffer)5と、X線投影データに基づいて画像再構成することにより得られた断層像を表示するモニタ(monitor)6と、プログラム(program)、X線投影データ、断層像の画像データなどを記憶する記憶装置7とを具備する。なお、中央処理装置3は、本発明における画像再構成手段および再投影手段の一例である。
撮影テーブル10は、被検体を載せて、走査ガントリ20の空洞(開口部)に出し入れするクレードル(cradle)12を具備している。クレードル12は、撮影テーブル10に内蔵されたモータで昇降および直進移動される。
走査ガントリ20は、被検体が搬入される上記空洞の周りを回転する回転部15と、この回転部15を支持する筐体部16とを有し、回転部15と筐体部16とは、スリップリング(slip ring)30を介して電気的に接続されている。回転部15には、X線管21、X線コントローラ(controller)22、コリメータ(collimator)23、ビーム形成X線フィルタ(filter)28、X線検出器24、データ収集装置(DAS:Data
Acquisition System)25などが設けられており、筐体部16には、回転部コントローラ26、スキャンコントローラ29などが設けられている。なお、X線管21は、本発明におけるX線発生装置の一例であり、X線検出器24は、本発明におけるX線検出器の一例である。回転部15は、本発明におけるX線データ収集系の一例である。また、スキャンコントローラ29は、本発明におけるスキャン制御手段の一例である。
図2は、X線管21とX線検出器24の相対的な位置関係を示した斜視図である。ここで、図示の如く、鉛直方向をy方向、通常、被検体の体軸に一致する回転中心軸ICの方向をz方向、y方向とz方向に垂直な水平方向をx方向とする。図3は、X線管21およびX線検出器24をz方向に見た図である。
X線管21とX線検出器24とは、図2に示すように、上記空洞を挟んで設けられており、回転部15が回転することにより、回転中心IC(以下、便宜上、回転中心と回転中心軸とを同じ記号で表す)の周りを回転する。回転部15の回転平面はxy平面であり、また、撮影テーブル10が具備するクレードル12の移動方向はz方向である。
X線管21は、図2に示すように、コーンビームと呼ばれるX線ビームを発生する。なお、コーンビームBcの中心軸方向がy方向に平行なとき、ビューの角度を0度とする。
X線検出器24は、スライス方向DslにJ列、例えば、256列のX線検出素子列を有し、また、各X線検出素子列は回転部15の回転方向すなわちチャネル方向DchにIチャネル、例えば、1000チャネル分のX線検出素子を有する、いわゆる多列検出器である。X線検出器24は、X線管21のX線焦点Fxと回転中心ICとを結ぶ中心線Lに対してチャネル方向Dchに非対称である。すなわち、X線検出器24は、チャネル方向において中心線Lに対して一方の側の幅と他方の側の幅とが異なるものである。なお、X線検出器24は、フラットパネル検出器等の2次元エリア(area)検出器等であってもよい。
ビーム形成X線フィルタ28は、被検体の体表面の被曝が少なくなるように、すなわち、被検体における厚さが薄くなるほど照射されるX線線量が小さくなるように、X線管21のX線焦点Fxから照射されたX線ビームのX線線量を空間的に制御するものであり、被検体の形状に合わせてチャネル方向の各位置での厚みが変えてある。つまり、X線検出器24の全体によって収集されたX線投影データに基づいて画像再構成可能な円領域を再構成領域P1とし、X線検出器24のうち中心線Lに対して対称な部分によって収集されたX線投影データに基づいて画像再構成可能な円領域を再構成領域P2とすると、再構成領域P1またはP2の中央部では、より多くのX線が照射され、再構成領域P1またはP2の周辺部では、より少ないX線が照射されるように制御される。なお、X線検出器24が中心線Lに対してチャネル方向Dchに非対称であるため、ビーム形成X線フィルタ28は、左右の曲率がX線検出器24の左右のチャネル数に対応した左右非対称なフィルタとすることができる。これにより、撮影領域に照射されるX線線量をより少なくより均一にすることができる。
コリメータ23は、X線管21のX線焦点Fxから照射されたX線ビームのビーム幅、すなわち、断層像のスライス方向Dslの幅を、回転中心ICにおいて所定の幅となるように制御する。
このように制御されたX線ビームは、その後、回転中心IC近辺の再構成領域P1またはP2の内部に存在する被検体によって一部が吸収され、その被検体を透過したX線がX線検出器24で検出される。X線検出器24は、その検出信号をデータ収集装置25に出力する。
データ収集装置25は、入力されたX線検出器24の検出信号をA/D変換によりX線投影データに変換して収集し、スリップリング30を経由してデータ収集バッファ5に出力する。
データ収集バッファ5は、入力されたX線投影データを記憶装置7に記憶する。
なお、X線投影データが収集される際には、個々のX線投影データについて、撮影テーブル10のクレードル12と走査ガントリ20との間の相対的なz方向の座標位置と、走査ガントリ20の回転部15の回転位置(ビューの角度)を表す回転角度データとがともに収集される。これにより、いずれのX線投影データにおいても、X線の透過方向を幾何学的に正確に求めることができ、ヘリカルスキャン、可変ピッチヘリカルスキャンによる3次元画像再構成処理を行うことができる。なお、可変ピッチヘリカルスキャンにおいては、クレードル12と走査ガントリ20との相対的な直線移動において、一定速度の範囲におけるX線投影データの収集に加えて、加速時、減速時においてもX線投影データの収集を行う。
回転部コントローラ26は、回転部15の回転速度や回転位置などを制御する。
X線コントローラ22は、X線管21の管電圧や管電流、グリッド(grid)電極に印加するバイアス(bias)電圧などを制御する。
スキャンコントローラ29は、回転部コントローラ26、X線コントローラ22を介して回転部15を制御し、また、撮影テーブル10を制御し、被検体に対して本撮影およびスカウト撮影を行う。スカウト撮影は、被検体の撮影計画用の投影像であるスカウト像を得るために、本撮影前に、被検体を本撮影のときより低いX線線量でアキシャルスキャン(axial scan)、ヘリカルスキャン、または可変ピッチヘリカルスキャンを行って、X線投影データを収集することである。ここで、スカウト像を得るために行うヘリカルスキャンまたは可変ピッチヘリカルスキャンを総称してヘリカルスカウトスキャンという。また、本撮影は、被検体の読影用の断層像を得るために、被検体を通常のX線線量でアキシャルスキャン、ヘリカルスキャン、または可変ピッチヘリカルスキャンを行って、被検体のX線投影データを収集することである。このようなスカウト撮影および本撮影によって収集されたX線投影データは、それぞれ、記憶装置7に記憶される。なお、スキャンコントローラ29は、本発明におけるスキャン制御手段の一例である。
中央処理装置3は、記憶装置7に記憶されているプログラムを実行することにより、画像再構成処理や再投影処理を行う。
中央処理装置3は、本撮影前においては、スカウト撮影により収集されたX線投影データを記憶装置7から読み出し、このX線投影データに基づいて、被検体のスライス方向に連続する複数の断層像を画像再構成する。また、これら複数の断層像を所定の方向に再投影してスカウト像を得る。本実施形態では、このスカウト像として、図4に示すような、被検体を垂直方向に投影したとき、すなわち、y方向に投影したときの投影像(ビューの角度を0度または180度としたときの投影像に対応するため、以下、0度方向のスカウト像という)と、被検体を水平方向に投影したとき、すなわち、x方向に投影したときの投影像(ビューの角度を90度または270度としたときの投影像に対応するため、以下、90度方向のスカウト像ともいう)とを得るようにする。
中央処理装置3は、本撮影後においては、本撮影により収集されたX線投影データを記憶装置7から読み出し、このX線投影データに基づいて、被検体のスライス方向に連続する複数の断層像を画像再構成する。このようにして得られた複数の断層像やスカウト像は記憶装置7に記憶される。なお、中央処理装置3は、本発明における画像再構成手段の一例であり、また、本発明における再投影手段の一例である。
モニタ6は、中央処理装置3により得られた被検体のスカウト像や断層像を画面に表示する。
ここで、再投影処理について説明する。再投影処理としては、例えば、平行ビーム再投影処理とファンビーム再投影処理とが考えられる。
図5は、平行ビーム再投影処理の概念図である。ここで、Gは断層像領域、断層像領域G内の複数の矢印は再投影方向、SC0は再投影によって得られたスカウト像の幅をそれぞれ表しており、断層像の画素間隔をp、断層像のマトリクス数をN×Nとしている。
平行ビーム再投影処理は、被検体にX線平行ビームを照射したときに得られる投影像と同様の投影像が得られるように、断層像を平行ビーム状に再投影する処理、すなわち、予備的な断層像における各画素値の再投影方向を、平行ビームに沿った方向とする処理である。
再投影方向をy方向とする場合を例に説明すると、断層像の座標(x,y)の画素値をg(x,y)として、ビューの角度が0度の方向すなわちy方向に再投影したときのy方向再投影プロファイルデータ(profile data)Py(x)は、数式(1)により求められる。ただし、断層像のマトリクス数をN×Nとしている。
Figure 2009089810
このy方向再投影プロファイルデータPy(x)を各断層像毎に求め、これら複数のy方向再投影プロファイルデータをz方向に並べると、平行ビーム再投影による、0度方向のスカウト像Py(x,z)が得られる。
図6は、ファンビーム再投影処理の概念図である。ここで、Gは断層像領域、断層像領域G内の複数の矢印は再投影方向、FCDはファンビームの仮想X線焦点Fxから回転中心点Oまでの長さ、y1はy座標値、g(x,y)は座標(x,y)における断層像の画素値、SC0は再投影によって得られたスカウト像の幅をそれぞれ表しており、断層像の画素間隔をp、断層像のマトリクス数をN×Nとしている。
ファンビーム再投影処理は、被検体にX線ファンビームを照射したときに得られる投影像と同様の投影像が得られるように、画像再構成された断層像をファンビーム状に再投影する処理、すなわち、断層像における各画素値の再投影方向を、ファンビームに沿った方向とする再投影処理である。
再投影方向の中心をy方向とする場合を例に説明すると、断層像g(x,y)において、y座標が同じであるx方向に延びるラインデータ(line data)毎に、ラインデータの幾何学的な幅を、下記の数式(2)で表される倍率eで変換する処理を行ってからx軸上に投影する。
Figure 2009089810
ここで、y1はy座標値、FCDはファンビームの仮想X線焦点から回転中心点Oまでの長さである。
この倍率eは、スカウト像の幅SC0と、y座標値がy1であるラインデータの幾何学的な幅SC(y1)とが、下記の数式(3)を満たす関係にあることから導かれた。
Figure 2009089810
このようにして、各ラインデータについて幅を変換してx軸に投影し、投影されたすべてのデータを射影して累積加算することにより、1つの断層像におけるy方向再投影プロファイルデータPrfy(x)を得る。このy方向再投影プロファイルデータPrfy(x)を各断層像毎に求め、これら複数のy方向再投影プロファイルデータをz方向に並べると、ファンビーム再投影による、0度方向のスカウト像Prfy(x,z)が得られる。
なお、平行ビーム再投影処理は、図7に示すように、像を平行ビームBpに沿って投影する処理である。つまり、投影される像の投影面上での拡大率はすべて1であり、投影される像の位置すなわち仮想X線焦点Fxからの距離に依存しない。そのため、画像歪のないスカウト像が得られる。
一方、ファンビーム再投影処理は、図8に示すように、従来のスカウト像を得る方法、すなわち、走査ガントリ20の回転部15を、回転停止状態で被検体の体軸方向に相対移動してスキャンする方法と同様に、像をファンビームBfに沿って投影する処理であり、像がファン状に広がる。つまり、投影される像の投影面上での拡大率は、投影される像の位置すなわち仮想X線焦点Fxからの距離に応じて異なる。そのため、ファンビーム投影によって得られるスカウト像では、拡大率が異なる複数の像が積層されたような画像歪が生じる。
したがって、画像歪を従来のスカウト像に近づけるという観点では、ファンビーム再投影処理の方が優位であるが、画像歪を極力少なくするという観点では、平行ビーム再投影処理の方が優位である。
次に、X線CT装置100の動作について説明する。
図9は、X線CT装置100における動作の流れを示したフローチャート(flow
chart)である。まず、スキャンコントローラ29が、回転部コントローラ26、X線コントローラ22および撮影テーブル10を制御して、被検体を本撮影のときより低いX線線量でヘリカルスカウトスキャンし、X線投影データを収集する(ステップ(step)S1)。中央処理装置3は、収集されたX線投影データに基づいて、被検体のスライス方向(z方向)に連続する複数の断層像を画像再構成する(ステップS2)。中央処理装置3は、さらに、これら複数の断層像を鉛直方向と水平方向にそれぞれ再投影して、被検体の正面像を表す0度方向のスカウト像と被検体の側面像を表す90度方向のスカウト像とを得る(ステップS3)。
中央処理装置3は、これらのスカウト像の画像信号をモニタ6に送り、モニタ6はその画像信号に基づいて、これらのスカウト像を表示画面に表示する(ステップS4)。
操作者は、これらのスカウト像に基づいて、本撮影での撮影領域や被検体に照射するX線線量などの撮影条件を、手動または自動で決定することができる。
このように、本実施形態によれば、従来のように被検体を一方向にX線投影して得られたX線投影データからスカウト像を得るのではなく、被検体をらせん状に走査して収集されたX線投影データに基づいて、被検体の体軸方向に連続する複数の断層像を画像再構成した後、これら複数の断層像を所定の方向に再投影してスカウト像を得るようにしているので、非対称検出器を有するX線CT装置において、被検体の撮影領域の大きさによらず、左右の対称性が適切なスカウト像、すなわち、被検体の左側部分を表す画像の幅と右側部分を表す画像の幅とが左右対称であるスカウト像を得ることができる。
また、本実施形態によれば、ヘリカルスカウトスキャンにより、被検体のスライス方向に連続する複数の断層像を得、一旦、被検体の3次元的な情報を得てから、再投影処理という演算処理によりスカウト像を作り出しているので、従来のように、被検体の体軸方向へのスキャンを、投影方向毎に行う必要がなく、スカウト像の撮影のスループット(through put)が改善され、特に、投影方向が互いに異なる複数のスカウト像を短時間で得ることが可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、スカウト像として撮影すべき撮影視野の幅に応じて、スカウト像の撮影方法を、ヘリカルスカウトスキャンおよび再投影処理を用いる方法と従来の方法とに切り換える。すなわち、第2の実施形態によるX線CT装置100は、図1に示すような第1の実施形態によるX線CT装置と基本的に同じ構成であるが、第1の実施形態とは以下の点で異なる。
入力装置2は、操作者からの入力操作に応じて、スカウト像として撮影すべき撮影視野の、被検体の体軸に垂直な方向の幅を設定する機能を有する。中央処理装置3は、設定された撮影視野の幅が、X線検出器24のうち中心線Lに対して対称となる部分から収集されるX線投影データにより画像再構成可能な円領域の直径、すなわち、図3に示すような上記再構成領域P2の直径を超えるか否かを判定する機能を有する。スキャンコントローラ29は、上記判定において肯定されたときに、ヘリカルスカウトスキャンおよび再投影処理を用いた方法でスカウト像の撮影を実行させ、上記判定において否定されたときに、回転部15を回転停止状態でz方向に相対的に移動させて被検体をスキャンし、X線投影データを得るという従来の方法で、スカウト像の撮影を実行させる機能を有する。中央処理装置3は、さらに、このX線投影データに基づいてスカウト像を生成する機能を有する。なお、本実施形態において、入力装置2は、本発明における撮影視野幅設定手段の一例である。
なお、ここでは、再構成領域P2の直径を25cmとする。また、入力装置2では、スカウト像として撮影すべき撮影視野のチャネル方向の幅を、例えば、(1)Large(50cm),(2)Medium(35cm),(3)Small(25cm)の3種類の中から選択的に設定できるものとする。
図10は、第2の実施形態によるX線CT装置における動作の流れを示したフローチャートである。
まず、操作者が、入力装置2を用いて、スカウト像として撮影すべき撮影視野の幅を、上記3種類の中から選択して入力することで、当該撮影視野の幅が設定される(ステップS11)。
中央処理装置3は、設定された撮影視野の幅が再構成領域P2の直径25cmを越えるか否かを判定する(ステップS12)。ここで、上記判定において肯定される場合、すなわち、(1)Large(50cm)または(2)Medium(35cm)が設定されていた場合には、ヘリカルスカウトスキャンおよび再投影処理を用いたスカウト像の撮影方法を選択し、そのための制御を行う。具体的には、スキャンコントローラ29が、回転部コントローラ26、X線コントローラ22および撮影テーブル10を制御して、被検体を本撮影より低いX線線量でヘリカルスカウトスキャンし、X線投影データを収集する(ステップS13)。中央処理装置3は、収集されたX線投影データに基づいて、被検体のz方向に連続する複数の断層像を画像再構成する(ステップS14)。中央処理装置3は、さらに、これら複数の断層像をビューの角度が0度の方向と90度の方向にそれぞれ再投影して、被検体の0度方向のスカウト像と90度方向のスカウト像とを得る(ステップS15)。
一方、上記判定において否定された場合、すなわち、(3)Small(25cm)が設定されていた場合には、従来のスカウト像の撮影方法を選択し、そのための制御を行う。具体的には、スキャンコントローラ29が、回転部コントローラ26、X線コントローラ22および撮影テーブル10を制御して、被検体を本撮影より低いX線線量で回転部15の回転を止めた状態でz方向にスキャンしてX線投影データを得る(ステップS16)。このスキャンは、ビューの角度が0度の方向と90度の方向のそれぞれについて行われる。中央処理装置3は、これらX線投影データに基づいて、被検体の0度方向のスカウト像と90度方向のスカウト像とを生成する(ステップS17)。
中央処理装置3は、これらのスカウト像の画像信号をモニタ6に送り、モニタ6はその画像信号に基づいて、これらのスカウト像を表示画面に表示する(ステップS18)。
このように、本実施形態によれば、スカウト像を従来の方法で撮影することができる場合には従来の方法、従来の方法で撮影することができない場合にはヘリカルスカウトスキャンおよび再投影処理による方法を用いてスカウト像を得るようにしているので、できるだけ従来の方法でスカウト像を得たいという状況にも対応することができる。また、スカウト像として被検体を1つの方向に投影したもののみ必要な場合には、従来の方法の方がスキャンに要する時間をより少なくすることができる可能性があり、スカウト像の撮影時間の高速化を図ることも可能である。
(本撮影時のスキャン方式の切換え)
上記第1および第2の実施形態においては、スカウト像に基づく本撮影の撮影計画として、例えば、スカウト像を参照して撮影領域の大きさを設定し、設定された撮影領域の大きさに応じて、本撮影で採用するスキャン方式をハーフスキャンとフルスキャンのいずれかに切り換えることが考えられる。
図11は、撮影領域の大きさに応じて本撮影のスキャン方式を切り換える方法を示したフローチャートである。
まず、上述のいずれかの方法により、被検体のスカウト像が撮影され、モニタ6の画面に表示される(ステップS21)。そして、操作者が、表示されたスカウト像を参照しながら、入力装置2を用いて本撮影の撮影条件を入力する(ステップS22)。ここで、撮影条件としては、少なくとも撮影領域の直径が含まれる。中央処理装置3は、入力された直径が、再構成領域P2の直径、例えば25cmを超えるか否かを判定する(ステップS23)。
上記ステップS23による判定において肯定される場合には、スキャンコントローラ29が、回転部コントローラ26、X線コントローラ22および撮影テーブル10を制御して、撮影領域(≦P1,>P2)に対してフルスキャンによるX線投影データの収集を行い(ステップS24)、中央処理装置3が、各断層像をフルスキャン分に相当するX線投影データを用いて画像再構成する(ステップS25)。これは、撮影領域がハーフスキャン分に相当するX線投影データによって画像再構成可能な再構成領域P2を超えており、必然的にフルスキャンを選択することになるためである。
一方、上記ステップS23による判定において否定される場合には、操作者は、フルスキャンおよびハーフスキャンのいずれかを選択することが可能であり、例えば、画質の向上を優先するならフルスキャン、撮影時間の短縮を優先するならハーフスキャンを選択する。ここで、中央処理装置3は、フルスキャンが選択されたか否かを判定する(ステップS26)。ステップS26による判定において肯定される場合には、スキャンコントローラ29が、回転部コントローラ26、X線コントローラ22および撮影テーブル10を制御して、撮影領域(≦P2)に対してフルスキャンによるX線投影データの収集を行い(ステップS27)、中央処理装置3が、各断層像をフルスキャン分に相当するX線投影データを用いて画像再構成する(ステップS28)。一方、ステップS26による判定において否定される場合には、スキャンコントローラ29が、回転部コントローラ26、X線コントローラ22および撮影テーブル10を制御して、撮影領域(≦P2)に対してハーフスキャンによるX線投影データの収集を行い(ステップS29)、中央処理装置3が、各断層像をハーフスキャン分に相当するX線投影データを用いて画像再構成する(ステップS30)。
画像再構成によって断層像が得られると、中央処理装置3は、断層像の画像信号をモニタ6に送り、モニタ6はその断層像を表示画面に表示する(ステップS31)。z方向に連続した複数の断層像が得られたら、これら複数の断層像に基づいて被検体の3次元画像を表示するようにしてもよい。
なお、X線検出器24は、X線投影データの各チャネルに対応する投影空間が、対向する2つのビューのX線投影データ間で互いに重なるように配置したものであってもよい。このようにすれば、フルスキャンによりX線投影データの収集を行う場合に、同一の投影空間について2つのX線投影データを収集することができるため、画像再構成の際にSN比(S/N)の改善が期待できる。
また、X線検出器24は、図12に示すように、X線投影データの各チャネルに対応する投影空間が、対向する2つのビューのX線投影データ間で、隣接するX線検出素子同士の間隔pに対してΔp(=p/2)だけシフト(shift)するように配置する、いわゆるクォータ・クォータ・オフセット(quarter-quarter
offset)で配置したものであってもよい。このようにすれば、フルスキャンによりX線投影データの収集を行う場合に、投影空間がチャネル方向にp/2だけシフトしたX線投影データを収集することができるため、画像再構成の際に、断層像のxy平面における空間分解能の改善が期待できる。
(X線自動露出制御)
また、上記第1および第2の実施形態においては、中央処理装置3が、スカウト像に基づいて、本撮影によって得られる各断層像の画像ノイズがz方向に略一定となるように、本撮影において被検体に照射するX線線量をz方向の座標位置やビューの角度に応じて制御する機能を有するものであってもよい。このような制御を、X線自動露出制御という。
X線自動露出制御では、例えば、被検体の断層像面積に相当するX線投影データのプロファイル面積や、被検体の扁平率に相当するX線投影データの楕円率など、被検体のX線吸収量と相関のある特徴量に基づいて、スキャンするz方向の各座標位置における適正なX線管電流値などの撮影条件を定める。この場合、中央処理装置3は、本発明におけるX線線量調整手段の一例である。
なお、X線管電流値を変化させる方法としては、z方向の各座標位置でX線管電流値を変化させる第1の方法と、z方向の各座標位置および各ビューでX線管電流値を変化させる第2の方法の2種類がある。
図13は、上記第1の方法をヘリカルスキャンに適用した場合におけるX線管電流値の変化の一例を示した図である。図13の例では、z方向の座標位置が[z,zi+1]の範囲(i=0,1,2,…,5)にあるときのX線管電流値ItはA(z)で一定である。
図14は、上記第2の方法をヘリカルスキャンに適用した場合におけるX線管電流値の変化の一例を示した図である。図14の例では、z方向の座標位置が[z,zi+1]の範囲にあるときのX線管電流値ItはA(z,θ)で、ビューの角度θによっても変化する。なお、可変ピッチヘリカルスキャンの場合も同様である。
ここで、X線自動露出制御の方法の一例について説明する。
この方法では、まず、被検体の断層像における画像ノイズの程度を表すノイズ指標値Sdと、被検体のスカウト像のプロファイル分布における幾何学的特徴量Tgと、X線線量を決める大きな要素であるX線管電流値Itとの間の対応関係Hを、予め実験等により求めておく。そして、対象となる被検体のスカウト像の、z方向の座標位置zでのプロファイル分布の幾何学的特徴量Tg(z)と、目標となるノイズ指標値Sd1とを指定することにより、上記対応関係に基づいて、適当なX線管電流値It(z)を導出する。
図15は、幾何学的特徴量Tgがある値のときの、ノイズ指標値SdとX線管電流値Itとの対応関係を表したグラフである。
例えば、図15に示すような対応関係を表すグラフを特徴量の値毎に求めておく。そして、対象となる被検体のスカウト像に基づいてz方向の注目位置について幾何学的特徴量Tg1を求め、この位置における幾何学的特徴量Tg1に対応するグラフを選択し、そのグラフ上で目標となるノイズ指標値sd1に対応したX線管電流値mA1を求める。このような処理を、注目位置を順次ずらしながら行うようにすれば、スカウト像のz方向に沿って各z座標値のX線管電流値を求めることができ、z方向に沿ったX線管電流値曲線、すなわちX線管電流値テーブル(table)が求められる。
なお、ノイズ指標値としては、例えば、断層像におけるCT値の標準偏差値を用いることができる。また、幾何学的特徴量としては、例えば、数式(4)によって規定されるプロファイル面積S(z)、数式(5)によって規定されるプロファイル分布の円形度C(z)、プロファイル分布を単一の楕円として近似したときの短軸および長軸の長さ、プロファイル分布を複数(N個)の楕円として近似したときの短軸1,長軸1〜短軸N,長軸Nの各々の長さ、プロファイル分布における連続領域の数を表すラベル(label)数等のうち1つ、あるいは、複数から導かれる指標値を考えることができる。
Figure 2009089810
Figure 2009089810
図16は、X線自動露出制御の方法を示したフローチャートである。
まず、被検体のスカウト像を上述のいずれかの方法で撮影する(ステップS41)。次に、得られたスカウト像の各z軸座標のプロファイル分布よりプロファイル面積、プロファイル分布の楕円近似の楕円率(長径/短径の比率)など、被検体の各z方向座標位置の幾何学的特徴量を測定する(ステップS42)。断層像のCT値の標準偏差であるノイズ指標値の目標値を決定し、スカウト像の各z座標のプロファイル分布の幾何学的特徴量により、各z軸座標のX線管電流値テーブルを計算する(ステップS43)。上記X線管電流値テーブルに従って、スキャンデータを収集する(ステップS44)。そして、本撮影における撮影条件を設定し(ステップS45)、設定された撮影条件により本撮影を行う(ステップS46)。
なお、非対称検出器を有するX線CT装置において、従来のように、走査ガントリ20の回転部15の回転を止めた状態で、被検体を体軸方向にスキャンしてスカウト像を得ようとすると、X線検出素子が中心線Lに対してチャネル方向に片側だけ存在する場合や、撮影すべき部位が腹部、肺野部、骨盤部など比較的大きい場合には、チャネル方向に充分な幅のスカウト像が得られず、被検体の情報が欠落し、X線自動露出制御ができない。
また、従来のX線自動露出制御では、被検体に対してファンビームX線を被検体の体軸に沿って照射することによりX線投影データを得、当該X線投影データからスカウト像を得るようにしているので、スカウト像に上述のようなファンビーム投影特有の画像歪が生じていた。また、被検体のx方向の幅Wを、90度方向のスカウト像から被検体のy方向の幅Hをそれぞれ求め、被検体を、長径W、短径Hの楕円として近似していたことから、その近似した被検体のモデル(model)と実際の被検体との間にずれが生じ、上記幾何学的特徴量に誤差が発生していた。そのため、得られた各断層像の画質にはばらつきが生じる可能性があった。また、その誤差に起因して被検体のプロファイル面積を実際の面積より大きく評価してしまうと、X線管電流が必要以上に大きくなり、適正な線量を超えたX線が被検体に照射され、無駄な被曝を増大させる危険もあった。
一方、本実施形態のX線自動露出制御によれば、ヘリカルスキャンや可変ピッチヘリカルスキャンによって得られた断層像に対して平行ビーム再投影処理を行ってスカウト像を得るようにしているので、チャネル方向に充分な幅を有するスカウト像を得ることができる。また、このようにして得られたスカウト像に基づいて、被検体のプロファイル面積などの幾何学的特徴量を得るようにしているので、上記幾何学的特徴量における誤差を極めて小さく抑えることができ、被検体の各断層像の画質をより一定に近づけることができる。また、被検体への無駄な被曝を抑えることもできる。
(中央部が高分解能な検出器)
ところで、被検体の撮影部位によっては、断層像において高い空間分解能が求められる場合がある。このような要望に応えるものとして、チャネルの間隔がより小さいX線検出素子列で構成されるX線検出器が提案されている。しかしながら、チャネルの間隔がより小さいX線検出素子列は非常に高価であり、これをX線CT装置で採用する場合には、製品コストの増大が問題となる。一方、断層像において高い空間分解能が求められる対象は、一般に、脊椎や心臓など、被検体の体軸に近い比較的小さい領域であることが多い。
そこで、上記第1および第2の実施形態において、X線検出器24は、X線検出器のうちX線検出器と中心線Lとの交差位置をチャネル方向に含む一部分が、X線検出器のうちその一部分を除く他の部分に比して、より小さい開口を有し、かつ、より小さい間隔で配置されたX線検出素子で構成されるものを考えることができる。
図17は、X線検出素子の間隔が相対的に小さいX線検出素子列を一部に用いた非対称検出器の一例を示す図である。図17に示す非対称検出器は、X線検出器のうち中心線Lに対してチャネル方向に対称となる中央部分を、中心線Lに対して対称とならない外側部分に比して、より小さい開口を有し、かつ、より小さい間隔で配置されたX線検出素子で構成する。この非対称検出器は、中央部分を構成するX線検出素子の幅dcが、外側部分を構成するX線検出素子の幅dpの半分、すなわち、dc=2/dpである。
ここで、図17に示すような非対称検出器を有するX線CT装置における動作の一例について説明する。このX線CT装置の構成は、非対称検出器の構成が異なる点を除いて、図1に示すような第1の実施形態によるX線CT装置と基本的に同じである。なお、X線投影データの収集には、上述のクォータ・クォータ・オフセット方式を用いるものとする。また、X線検出器全体で検出されたX線投影データにより画像再構成可能な再構成領域をP1、X線検出器の中央部分で検出されたX線投影データにより画像再構成可能な再構成領域をP2とする。
まず、操作者が、表示されたスカウト像を参照しながら、入力装置2を用いて本撮影の撮影条件を入力する。撮影条件としては、少なくとも、「撮影領域の直径」、撮影方式を高分解能撮影と標準分解能撮影のいずれにするかを表す「撮影モード(mode)」が含まれ、撮影領域の直径が再構成領域P2の直径以下のときには、スキャン方式をハーフスキャンとフルスキャンのいずれにするかを表す「スキャンモード」も含まれる。なお、撮影領域の直径については、所望の値を例えばcm単位で入力するようにしてもよいし、予め設定された幾つかの直径の中から選択して入力するようにしてもよい。
中央処理装置3は、入力された撮影条件を認識し、スキャンコントローラ29は、その認識結果に応じて、回転部コントローラ26、X線コントローラ22および撮影テーブル10を制御して、撮影条件に対応したスキャン、X線投影データの収集および画像再構成を行う。
すなわち、撮影領域の直径が再構成領域P2の直径、例えば、25cmを超えるときには、再構成領域P1または入力された直径で規定される領域を撮影領域としてX線投影データの収集および画像再構成を行い、撮影領域の直径が再構成領域P2の直径以下のときには、再構成領域P2または入力された直径で規定される領域を撮影領域としてX線投影データの収集および画像再構成が行われる。
また、図17に示すように、撮影モードが標準分解能撮影モードであるときには、X線検出器の中央部分について、隣接する2つのX線検出素子の組合せ毎にその2チャネルの検出信号を加算して1チャネル分の検出信号として取り出し、撮影モードが高分解能撮影モードであるときには、各X線検出素子毎に1チャネルの検出信号をそのまま1チャネル分の検出信号として取り出す。検出信号の加算は、X線検出素子をFETスイッチ(switch)等で結合させるなど、ハードウェア(hardware)で行うようにしてもよいし、X線検出素子の検出信号をA/D変換してからデジタル的に加算するなど、ソフトウェア(software)で行うようにしてもよい。
また、撮影領域の直径が再構成領域P2の直径以下の場合において、スキャンモードがハーフスキャンモードであるときには、ハーフスキャンによりX線投影データの収集および画像再構成を行い、スキャンモードがフルスキャンモードであるときには、フルスキャンによりX線投影データの収集および画像再構成を行う。なお、撮影領域の直径が再構成領域P2の直径を超える場合には、スキャンモードは、必然的に、フルスキャンモードとなる。
図18、図19は、高分解能撮影モードにおける画像再構成処理の概要を示した図であり、図18は、再構成領域P1を撮影領域としたとき、図19は、再構成領域P2を撮影領域としたときの図である。
再構成領域P1を撮影領域とした場合には、X線投影データは、図18に示すように、X線検出器の中央部分に対応するチャネル領域と、X線検出器の外側部分に対応するチャネル領域とから構成されている。X線検出器の中央部分では、X線検出素子のチャネル方向の間隔はdcであり、X線検出器の外側部分では、X線検出素子のチャネル方向の間隔はdp(=2・dc)である。
ビューの角度がθであるX線投影データPDs1と、角度θに対する対向ビュー、すなわち、ビューの角度がθ+180度であるX線投影データPDs2とでは、クォータ・クォータ・オフセットによるX線データ収集により、各チャネルデータが担時する投影空間の境界はチャネル方向にΔP(=dc/2)だけずれている。そこで、ビューの角度がθであるX線投影データPDs1と、角度θに対する対向ビューのX線投影データPDs2とを、インターリーブ(interleave)処理により、各チャネルデータが互い違いに入り込むように並べ替える。すると、X線検出器の中央部分に対応するチャネル領域Rcのチャネルデータの分解能は、X線検出器の中央部分におけるX線検出素子のチャネル方向の間隔がdc/2である場合と同等になり、この中央部分に対しては空間分解能が当初の2倍に上がる。
これに対し、X線検出器の外側部分に対応するチャネル領域Roでは、X線検出器の非対称性から、角度θに対する対向ビューのX線投影データが存在しない。このため、X線検出器の外側部分に対応するチャネル領域Roのチャネルデータの分解能は、X線検出器の外側部分におけるX線検出素子のチャネル方向の間隔がdpである場合と同等であり、この外側部分に対しては、空間分解能はdp(=4・dc/2)のままである。つまり、チャネルデータの分解能は、中央部分に対して外側部分の方が4倍悪いということになる。一方、当該外側部分が覆う撮影視野のチャネル方向の範囲としては、インターリーブ処理前では、撮影視野の片側の端部周辺のみであり、インターリーブ処理後では、撮影視野の両側の端部周辺となっている。すなわち、インターリーブ処理後は、当該外側部分が覆う撮影視野の範囲が撮影視野全体に広がったことになる。
ところが、このように対応するチャネル領域に応じてチャネルデータの空間分可能が異なると、画像再構成処理をうまく行うことができない。そこで、X線投影データにおけるチャネル方向の空間分解能の一様化処理を行うことを考える。空間分解能の一様化処理としては、例えば、外側部分に対応したチャネル領域Roのチャネルデータの空間分解能を、データの補間処理により4倍に上げ、中央部分に対応したチャネル領域Rcのチャネルデータの空間分解能に揃えるものが考えられる。以下に、このような一様化処理の一例について説明する。
外側部分に対応するチャネル領域RoのX線投影データDP(i)を、数式(6)で示すように定義する。
Figure 2009089810
ただし、Mは2以上の整数とする。
また、このX線投影データに対してデータ量を4倍にする補間処理を適用した後のX線投影データDP1(i)を、数式(7)で示すように定義する。
Figure 2009089810
このとき、補間処理前のX線投影データDP(i)と補間処理後のX線投影データDP1(i)との間には、次の数式(8)に示すような関係が存在する。
Figure 2009089810
このような補間処理は、実際にX線投影データの空間分解能を上げるものではないが、チャネル方向にX線投影データの間隔を揃えることができる。これにより、インターリーブ処理後のX線投影データPDIsに対して、画像再構成処理において行われる処理、すなわち、フーリエ変換、周波数領域における再構成関数乗算である再構成関数の重畳、フーリエ逆変換の各処理による再構成関数重畳処理、3次元逆投影処理等が可能となる。
一方、再構成領域P2を撮影領域とした場合には、X線投影データは、図19に示すように、X線検出器の中央部分に対応するチャネル領域Rcのみで構成されている。したがって、チャネルデータの分解能を上げるための、クォータ・クォータ・オフセットに基づくインターリーブ処理は、再構成領域P1を撮影領域とした場合と同様に行うが、チャネル方向のX線投影データの間隔は一様に揃っており、上述のような補間処理によるX線投影データの間隔の一様化処理は不要となる。
ちなみに、高分解能撮影モード時の画像再構成処理において順次行われる処理としては、例えば、データ収集、前処理、ビームハードニング補正、zフィルタ重畳処理、ファンパラ変換、対向ビューのインターリーブ処理、チャネルデータのX線投影データの間隔の一様化処理(撮影領域が再構成領域P2より大の場合のみ)、再構成関数重畳処理、3次元逆投影処理および後処理が考えられる。
このように、中心線Lを含む一部分を他の部分に比してより小さい間隔で配置されたX線検出素子で構成されるX線検出器を有するX線CT装置によれば、高価である、チャネルの間隔が小さいX線検出素子列を、チャネル方向の幅が短くてすむ非対称検出器の一部分にのみ用いるようにしているので、X線検出器に掛かるコストを抑えつつ、高い空間分解能が求められる領域に対しては高分解能で撮影することができ、コストパフォーマンス(cost performance)のよいX線CT装置を実現させることができる。
なお、ここでは、中心線Lを軸に対称となる部分が存在するX線検出器を例に説明したが、中心線Lを軸に対称となる部分が存在しない、すなわち、中心線Lに対して片側にのみX線検出素子が存在するX線検出器を用いる場合であっても、同様の効果を得ることができる。
なお、上記の実施形態は、本発明を実施するための最良の形態の一例であり、本発明はこれらの実施形態に限定されない。すなわち、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、あらゆる変更、追加、組合せが可能である。
また、コンピュータ(computer)を本発明のX線CT装置あるいはその各手段として機能させるためのプログラムも本発明の実施形態の一例である。なお、このプログラムは、インターネット(internet)等のネットワーク(network)を介して、ダウンロード(down load)、配信等によって供給してもよいし、このプログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録して供給するようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態によるX線CT装置のブロック図 X線管とX線検出器の相対的な位置関係を示す斜視図 X線管とX線検出器をz方向に見たときの図 断層像の再投影により得られる被検体のスカウト像を表す図 平行ビーム再投影処理の概念図 ファンビーム再投影処理の概念図 平行ビーム再投影処理により投影された像の特徴を示す図 ファンビーム再投影処理により投影された像の特徴を示す図 第1の実施形態によるX線CT装置における動作の流れを示したフローチャート 第2の実施形態によるX線CT装置における動作の流れを示したフローチャート 撮影領域の大きさに応じて本撮影のスキャン方式を切り換える方法を示したフローチャート クォータ・クォータ・オフセットの概念を示す図 z方向の各座標位置でX線管電流値を変化させる場合の電流値変化の一例を示した図 z方向の各座標位置および各ビューでX線管電流値を変化させる場合の電流値変化の一例を示した図 ノイズ指標値とX線管電流値との関係を示す図 X線自動露出制御の方法を示したフローチャート X線検出素子同士の間隔が小さいX線検出素子列を一部に用いた非対称検出器の一例を示す図 再構成領域P1を撮影領域としたときの高分解能撮影モードにおける画像再構成処理の概要を示した図 再構成領域P2を撮影領域としたときの高分解能撮影モードにおける画像再構成処理の概要を示した図
符号の説明
1 操作コンソール
2 入力装置(撮影視野幅設定手段)
3 中央処理装置(画像再構成手段、再投影手段、X線線量調整手段)
5 データ収集バッファ
6 モニタ
7 記憶装置
10 撮影テーブル
12 クレードル
15 回転部(X線データ収集系)
20 走査ガントリ
21 X線管(X線発生装置)
22 X線コントローラ
23 コリメータ
24 X線検出器(X線検出器)
25 データ収集装置
26 回転部コントローラ
28 ビーム形成X線フィルタ
29 スキャンコントローラ(スキャン制御手段)
30 スリップリング
100 X線CT装置

Claims (10)

  1. X線発生装置と複数のX線検出素子を含むX線検出器とを有し、前記X線発生装置および前記X線検出器の少なくとも一方を被検体の周りに回転させてX線投影データを収集するX線データ収集系であって、前記X線検出器が、前記X線発生装置のX線焦点と前記回転の中心とを結ぶ中心線に対して前記回転の方向に非対称であるX線データ収集系を備えるX線CT装置において、
    前記少なくとも一方を前記被検体の周りに回転させるとともに、前記X線発生装置または前記X線検出器に対して前記被検体を相対的に直線移動させてX線投影データを収集するよう、前記X線データ収集系を制御するスキャン制御手段と、
    前記スキャン制御手段による前記X線データ収集系の制御によって収集されたX線投影データに基づいて、前記被検体の体軸方向に連続する複数の断層像を画像再構成する画像再構成手段と、
    前記複数の断層像により構成される3次元空間を所定の方向に再投影して、前記被検体のスカウト像を得る再投影手段と、を含むスカウト撮影手段を備えるX線CT装置。
  2. 前記所定の方向は、互いに異なる複数の方向である請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記複数の方向は、前記被検体の左右方向に対応する水平方向、および、前記被検体の前後方向に対応する垂直方向の少なくとも一方を含む請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記再投影手段は、前記断層像を平行ビーム状に再投影する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  5. 前記再投影手段は、前記断層像をファンビーム状に再投影する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  6. スカウト像として撮影すべき撮影視野の前記体軸に垂直な方向の幅を設定する撮影視野幅設定手段をさらに備え、
    前記スキャン制御手段は、前記設定された撮影視野の幅が、前記X線検出器のうち前記中心線に対して前記回転の方向に対称である部分から収集されるX線投影データにより画像再構成可能な再構成平面上の円領域の直径を超えるときに、前記X線投影データを収集するよう前記X線データ収集系を制御する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  7. 前記スキャン制御手段は、前記設定された撮影視野の幅が、前記円領域の直径以下であるときに、前記X線データ収集系を回転停止状態で前記被検体の体軸方向に相対的に直線移動させてX線投影データを収集するよう制御し、
    前記画像再構成手段は、該X線投影データに基づいてスカウト像を生成する請求項6に記載のX線CT装置。
  8. 前記スカウト像に基づいて、前記被検体の本撮影によって得られる各断層像の画像ノイズが略一定になるように、前記本撮影におけるX線線量を前記体軸方向の各位置に応じて調整するX線線量調整手段をさらに備える請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  9. 前記X線検出器は、該X線検出器のうち該X線検出器と前記中心線との交差位置を前記回転の方向に含む幅を有する一部分が、前記X線検出器のうち該一部分を除く他の部分に比して、より小さい開口を有し、かつ、より小さい間隔で配置されたX線検出素子で構成される請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  10. 前記一部分は、前記中心線に対して前記回転の方向に対称である請求項9に記載のX線CT装置。
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