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JP2009088851A - 固体撮像モジュールおよびその製造方法ならびに成形型 - Google Patents

固体撮像モジュールおよびその製造方法ならびに成形型 Download PDF

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JP2009088851A JP2007254394A JP2007254394A JP2009088851A JP 2009088851 A JP2009088851 A JP 2009088851A JP 2007254394 A JP2007254394 A JP 2007254394A JP 2007254394 A JP2007254394 A JP 2007254394A JP 2009088851 A JP2009088851 A JP 2009088851A
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Tomonori Kamo
友規 加茂
Yoshifumi Iwai
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Abstract

【課題】入射光を光電変換部に集光させる光学部の機能を損なうことなく、光学部と光電変換部との位置決めを行なう固体撮像モジュールおよびその製造方法ならびに成形型、を提供する。
【解決手段】固体撮像モジュールは、入射光を電気信号に光電変換する光電変換部11rを含む撮像部25と、入射光を光電変換部11rに集光させるレンズ群13を含む光学部21と、光電変換部11rに対して光学部21を位置決めする位置決め部材15とを備える。光学部21は、位置決め部材15に当接して設けられる。
【選択図】図2

Description

この発明は、一般的には、固体撮像モジュールおよびその製造方法ならびに成形型に関し、より特定的には、光電変換部に入射光を導く光学部を光電変換部に対して位置決めする位置決め部材を有する固体撮像モジュールおよびその製造方法ならびに成形型に関する。
従来の固体撮像モジュールに関して、たとえば、特開2002−320149号公報には、レンズ部と撮像素子の受光面との光軸方向の位置決めを精度良く行ない、かつ高画質な画像を提供することを目的とした撮像装置が開示されている(特許文献1)。
図9は、特許文献1に開示された撮像装置を示す断面図である。図9を参照して、撮像装置200は、光学部材201と、撮像ユニット202とを含む。光学部材201は、透明なプラスチック材料を素材とする。光学部材201は、凸レンズ部201aと、管状の脚部201cと、当接部201dとを含んで一体的に形成されている。当接部201dは、脚部201cの一部としてその下端に設けられている。撮像ユニット202は、CMOSあるいはCCDなどの撮像素子202bからなる。撮像素子202bの下面は、基板PC210に取り付けられている。撮像素子202bの上面中央には、画素が2次元的に配列された受光面202dが形成され、その周囲には周囲面202aが形成されている。脚部201cの当接部201dが、周囲面202aに当接している。
特開2002−320149号公報
近年、携帯電話などの携帯電子機器は、携帯性向上の観点から小型化・薄型化が積極的に図られている。加えて、性能に対する要求は、非常に高いものとなっている。たとえば、携帯電話などに内蔵されるカメラモジュールは、搭載されるスペースが限られることから、小型化・薄型化の要求が非常に高いことに加えて、デジタルスチールカメラと同等の性能が求められている。
このような要求に対応するため、たとえば、固体撮像素子の光電変換部を構成するセンサ画素の配置ピッチを細小化することによる高画素化や、高屈折率レンズ群を用いることによる入射面から光電変換部までの入射光の光路長の短縮化などを実現している。しかしながら、高画素化、光路長の短縮化などを実現するためには、撮像レンズ光学系である光学部と固体撮像素子の光電変換部との結合(取り付け)に、非常に高い精度が要求される。これにより、生産性の低下やコストの増大を招くおそれがある。
このような問題に対応するため、上述の特許文献1では、撮像レンズ光学系を構成する光学部材201に脚部201cを設け、脚部201cの当接部201dを撮像素子202bの周囲面202aに直接当接させることにより、凸レンズ部201aの光軸方向における調整を簡略化している。
しかしながら、特許文献1に開示された撮像装置200では、光学部材201と撮像素子202bとの取り付けにおいて、次のような問題がある。
すなわち、脚部201cを周囲面202aに当接させる取り付け構造では、撮像素子202bの表面上の当接可能な領域が微小・複雑である場合に、脚部201cも微小・複雑な形状とする必要がある。この場合、光学部材201自身に成形不良が生じたり、脚部201cから意図せぬ不要光が発生したりする可能性がある。このようなレンズの成形不良や予想外の不要光の問題を解決するために、修正、再試作などの追加の工程が必要となり、開発時間の遅延、開発工数の増加を招くおそれがある。また、特許文献1では、撮像素子202bに直接、光学部材201を取り付ける構成のため、撮像素子202bに最も近いレンズを、駆動レンズ(いわゆるオートフォーカスレンズやズームレンズ)とすることができない。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、入射光を光電変換部に集光させる光学部の機能を損なうことなく、光学部と光電変換部との位置決めを行なう固体撮像モジュールおよびその製造方法ならびに成形型を提供することである。
この発明に従った固体撮像モジュールは、入射光を電気信号に光電変換する光電変換部を含む撮像部と、入射光を光電変換部に集光させるレンズを含む光学部と、光電変換部に対して光学部を位置決めする位置決め部材とを備える。光学部は、位置決め部材に当接して設けられる。
このように構成された固体撮像モジュールによれば、光学部とは別に位置決め部材が設けられ、その位置決め部材に光学部が当接する構造であるため、撮像部の形状が複雑な場合であっても、その形状に合わせて光学部を変更する必要がない。このため、入射光を光電変換部に集光させる光学部の機能を損なうことなく、光学部と光電変換部との位置決めを行なうことができる。
また好ましくは、位置決め部材は、撮像部に対して固定される。このように構成された固体撮像モジュールによれば、光学部が当接する位置決め部材を撮像部に対して固定することにより、光学部と光電変換部との位置決めを確実に行なうことができる。
また好ましくは、撮像部は、光電変換部とレンズとの間に配置され、光電変換部を保護する透明カバーをさらに含む。位置決め部材は、透明カバーに当接し、固定される。このように構成された固体撮像モジュールによれば、一般的に表面精度に優れ、かつ精度良く組み付けられる透明カバーに位置決め部材を当接させ、固定することにより、光学部と光電変換部との位置決め精度を向上させることができる。
また好ましくは、固体撮像モジュールは、光電変換部とレンズとの間に配置され、レンズによって集光された入射光を光電変換部に集束させる集束レンズをさらに備える。位置決め部材は、集束レンズにより撮像部に固定される。このように構成された固体撮像モジュールによれば、光電変換部に対する集束レンズの位置決め精度を確保しつつ、部品点数の削減を図ることができる。
また好ましくは、位置決め部材は、レンズの光軸に直交する平面上において光学部の位置を規制する。このように構成された固体撮像モジュールによれば、固体撮像モジュールの組み立て時、レンズの光軸方向に直交する平面内において、光学部と光学変換部との位置決めを容易に行なうことができる。
また好ましくは、位置決め部材は、レンズの光軸に平行な線上において光学部の位置を規制する。このように構成された固体撮像モジュールによれば、レンズの光軸に平行な線上において、光学部と光学変換部との位置決めを容易に行なうことができる。
また好ましくは、光学部は、レンズをその光軸方向に移動させるアクチュエータを含む。アクチュエータが位置決め部材に当接して設けられる。このように構成された固体撮像モジュールによれば、アクチュエータを位置決め部材に当接させることにより、光学部と光電変換部との位置決めを行なうことができる。
この発明に従った固体撮像モジュールの製造方法は、上述に記載の固体撮像モジュールの製造方法である。固体撮像モジュールの製造方法は、集束レンズ用の成形型に、位置決め部材を仮固定する工程と、成形型に成形材料を注入する工程と、撮像部を位置決め部材に当接させる工程と、成形材料を硬化させることによって、集束レンズを成形するとともに撮像部と位置決め部材とを固定する工程とを備える。
このように構成された固体撮像モジュールの製造方法によれば、集束レンズを成形するとともに撮像部と位置決め部材とを固定する工程を通じて、光電変換部に対する集束レンズの位置決めと、光電変換部に対する位置決め部材の位置決めとを同時に行なうことができる。これにより、光電変換部に対する集束レンズおよび位置決め部材の位置決め精度を確保しつつ、組み付け時の作業性を向上させることができる。
この発明に従った成形型は、上述の固体撮像モジュールの製造方法に用いられる成形型である。成形型は、集束レンズ用の成形材料が注入される凹部と、位置決め部材を仮固定する固定部とを含む。このように構成された成形型によれば、高精度に形成された凹部および固定部を含む成形型を用いることにより、光電変換部に対する集束レンズおよび位置決め部材の位置決め精度を向上させることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、入射光を光電変換部に集光させる光学部の機能を損なうことなく、光学部と光電変換部との位置決めを行なう固体撮像モジュールおよびその製造方法ならびに成形型を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における固体撮像モジュールを示す分解斜視図である。図2は、図1中の固定撮像モジュールを示す断面図である。
図1および図2を参照して、本実施の形態における固体撮像モジュール10は、たとえば、携帯電話などの携帯機器に搭載されるカメラモジュールとして利用される。固体撮像モジュール10は、小型化や薄型化の要求が大きい携帯機器に好適に利用される。
固体撮像モジュール10は、撮像部25と、光学部21と、位置決め部材15とを含む。撮像部25は、入射光を電気信号に光電変換する機能を有する装置ユニットである。光学部21は、入射光を撮像部25に導く機能を有する装置ユニットである。
撮像部25は、固体撮像素子11を含む。固体撮像素子11は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサーや、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーなどから構成されている。固体撮像素子11は、光電変換部11rを含む。光電変換部11rには、入射光を電気信号に光電変換する画素が配置されている。光電変換部11rは、光学部21からの光を受ける受光部として設けられている。固体撮像素子11は、基板18上に設けられている。
撮像部25は、透明カバー12を含む。透明カバー12は、光が透過可能な透明な材料から形成されている。透明カバー12は、ガラス等の表面精度の高い材料から形成されている。透明カバー12は、板形状を有する。透明カバー12は、光電変換部11rと後述のレンズ群13との間に配置されている。透明カバー12は、光電変換部11rを外部環境から保護するために設けられている。
撮像部25は、樹脂封止部16を含む。樹脂封止部16は、樹脂から形成されている。樹脂封止部16は、固体撮像素子11を覆うように基板18上に設けられている。樹脂封止部16は、光電変換部11rへのゴミの付着を防いだり、図示しない電気配線を保護したりするために設けられている。
光学部21は、レンズとしてのレンズ群13を含む。レンズ群13は、入射光を光電変換部11rに向けて集光する。レンズ群13は、複数のレンズとしての第1レンズ13pおよび第2レンズ13qを含む。第1レンズ13pと第2レンズ13qとは、光電変換部11rに向かう入射光の光路上に順に配列されている。なお、本実施の形態では、光学部21が複数のレンズを含むこととしたが、これに限らず、1つのレンズを含んでもよい。光学部21は、レンズホルダ14を含む。レンズホルダ14は、レンズ群13を保持する。レンズホルダ14は、第1レンズ13pと第2レンズ13qとを所定の間隔を設けた位置に保持する。レンズホルダ14は、筒形状を有する。その筒形状の内側でレンズ群13が保持されている。レンズホルダ14の形状は、図中に示す形状に限らず、適宜変更される。図1中では、レンズ群13の光軸がLax1として示されている。
位置決め部材15は、光電変換部11rに対して光学部21を位置決めする。光学部21は、位置決め部材15に当接して設けられている。位置決め部材15は、光学部21と撮像部25との間に配置されている。位置決め部材15は、レンズ群13および固体撮像素子11から離間して設けられている。
位置決め部材15は、撮像部当接部分15mと、光学部当接部分15nとを含む。光学部当接部分15nと撮像部当接部分15mとは、一体に形成されている。
撮像部当接部分15mは、撮像部25と当接する。撮像部当接部分15mは、枠形状を有する。撮像部当接部分15mは、略矩形の枠形状を有する。撮像部当接部分15mの内側には、透明カバー12が位置決めされる。撮像部当接部分15mと撮像部25とは、レンズ群13の光軸Lax1に直交する平面内で当接する。樹脂封止部16は、頂面16aを含む。頂面16aは、光学部21と向い合う側で延在する。撮像部当接部分15mと頂面16aとが当接する。
光学部当接部分15nは、光学部21と当接する。位置決め部材15は、レンズ群13の光軸Lax1に直交する平面上において光学部21の位置を規制する。すなわち、光学部当接部分15nは、光学部21を光学部当接部分15nに当接させた際に、位置決め部材15の基準位置である中心位置15cとレンズ群13の光軸Lax1とが一致する形状を有する。位置決め部材15は、レンズ群13の光軸Lax1に平行な線上において光学部21の位置を規制する。すなわち、光学部当接部分15nは、光学部21を光学部当接部分15nに当接させた際に、光軸Lax1の軸方向に沿った光学部21の位置を規制する形状を有する。
その具体的な形状について説明すると、光学部当接部分15nは、枠形状を有する撮像部当接部分15mの周回方向に間隔を隔てた複数箇所に形成されている。光学部当接部分15nは、撮像部当接部分15mから光学部21に向けて突出する鉤形状を有する。光学部当接部分15nは、テーパ面15gを含む。レンズホルダ14は、テーパ面14gを含む。テーパ面15gおよび14gは、光軸Lax1に対して斜めに延在する。光学部21を光学部当接部分15nに当接させた際に、テーパ面15gとテーパ面14gとが面接触する。このような構成により、位置決め部材15は、レンズ群13の光軸Lax1に直交する平面上およびレンズ群13の光軸Lax1に平行な線上において、光学部21の位置を規制する。テーパ面を利用した場合、光学部当接部分15nとレンズホルダ14との間の嵌め合いを考慮した隙間を設ける必要がないため、光学部21を精度良く位置決めすることができる。
なお、位置決め部材15によって光学部21の位置を規制する形状は、上記のテーパ面を利用した形状に限られず、適宜変更される。レンズ群13の光軸Lax1に直交する平面上において光学部21の位置を規制する部分と、レンズ群13の光軸Lax1に平行な線上において光学部21の位置を規制する部分とは、位置決め部材15に別々に設けられてもよい。
位置決め部材15は、撮像部25に対して固定されている。位置決め部材15と、光学部21および撮像部25とは、互いの接触位置の周囲に塗布された図示しない接着剤、たとえば光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂によって固定されている。
続いて、図1および図2中の固体撮像モジュール10の製造方法について説明する。
たとえば、図1中に示す方向101から画像処理を行ないながら、透明カバー12越しに光電変換部11rの中心を確認し、光電変換部11rの中心と、位置決め部材15の中心位置15cとが一致するように、位置決め部材15を位置調整する。位置調整の後、位置決め部材15の周囲に接着剤を塗布し、硬化させることにより、撮像部25および光学部21を位置決め部材15に固定する。
この際、位置決め部材15は、中心位置15cとレンズ群13の光軸Lax1とが一致する形状を有するため、光軸Lax1と光電変換部11rの中心とが一致するように、無調整でレンズ群13を撮像部25に取り付けることができる。また、位置決め部材15は、光軸Lax1の軸方向に沿った光学部21の位置を規制する形状を有するため、レンズホルダ14を位置決め部材15に取り付けた際に、レンズ群13および光電変換部11r間で必要とされるバックフォーカス量を同時に得ることができる。このように本実施の形態では、光軸およびバックフォーカスの調整を不要とした光学部21の取り付けが可能となる。
この発明の実施の形態1における固体撮像モジュール10は、入射光を電気信号に光電変換する光電変換部11rを含む撮像部25と、入射光を光電変換部11rに集光させるレンズとしてのレンズ群13を含む光学部21と、光電変換部11rに対して光学部21を位置決めする位置決め部材15とを備える。光学部21は、位置決め部材15に当接して設けられる。
このように構成された、この発明の実施の形態1における固体撮像モジュール10によれば、光学部21を位置決め部材15に当接させる構造により、撮像部25の形状が複雑な場合であっても、その形状に合わせて光学部21の形状を変更する必要がない。このため、入射光を光電変換部11rに集光させる光学部21の機能を損なうことなく、光学部21と光電変換部11rとの位置決めを行なうことができる。
なお、本実施の形態では、レンズホルダ14と光学部当接部分15nとが当接する構造について説明したが、これに限らず、たとえばレンズを直接、光学部当接部分15nに当接させる構造としてもよい。この場合、レンズホルダ14にレンズ群13を挿入する際の組み付け誤差を無視できるため、レンズおよび光電変換部間の位置精度を向上させることができる。
(実施の形態2)
図3は、この発明の実施の形態2における固体撮像モジュールを示す断面図である。本実施の形態における固体撮像モジュールは、実施の形態1における固体撮像モジュール10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図3を参照して、透明カバー12は、頂面12aを含む。頂面12aは、光学部21と向い合う側で延在する。本実施の形態における固体撮像モジュール30では、位置決め部材15が透明カバー12に当接して設けられている。撮像部当接部分15mと頂面12aとが当接する。
位置決め部材15は、透明カバー12に当接することにより、レンズ群13の光軸Lax1に平行な線上において自動的に位置決めされる。また、光軸Lax1に直交する平面内における位置決めについては、次の工程により実施される。光軸Lax1の軸方向からCCDセンサ等によって光電変換部11rの外形と位置決め部材15の外形とを検出し、それぞれの中心を画像処理で算出する。互いの中心が一致するように位置決め部材15を位置調整する。その後、位置決め部材15の周囲(の一部)に接着剤31を塗布し、硬化させることにより、撮像部25を位置決め部材15に固定する。
一般的に、透明カバー12は、ガラス等の表面精度の高い材料から形成され、かつ光電変換部11rに対する平行度が非常に高くなるように組み立てられる。一方、樹脂封止部16と光電変換部11rとの平行度は、透明カバー12ほど高くない。撮像部25の製造時、複数の撮像部25を一括に作製し、これを各撮像部25に切断する際、樹脂封止部16の端辺が微小に撓んで変形する。このため、特に樹脂封止部16の端部で精度が低くなる傾向が生じる。本実施の形態では、位置決め部材15を透明カバー12に当接させることによって、位置決め部材15をほぼ光電変換部11rを基準に組み付けた場合と同等の精度を得ることができる。
このように構成された、この発明の実施の形態2における固体撮像モジュール30によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。加えて、位置決め部材15を透明カバー12に当接させる構造を通じて、光電変換部11rに対する光学部21の位置決め精度を向上させることができる。
(実施の形態3)
図4は、この発明の実施の形態3における固体撮像モジュールを示す分解斜視図である。図5は、図4中の固体撮像モジュールを示す断面図である。本実施の形態における固体撮像モジュールは、実施の形態1における固体撮像モジュール10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図4および図5を参照して、本実施の形態における固体撮像モジュール40は、集束レンズ41を含む。集束レンズ41は、レンズ群13によって集光された入射光を光電変換部11rに集束させる。集束レンズ41は、光電変換部11rに向かう入射光の光路上において、レンズ群13の後に配置されている。集束レンズ41は、光学部21と位置決め部材15との間に配置されている。集束レンズ41は、樹脂封止部16の頂面16a上に設けられている。集束レンズ41は、透明カバー12を覆うように設けられている。集束レンズ41によって、位置決め部材15が撮像部25に固定されている。
本実施の形態では、透明カバー12上に、レンズ群13を通過した入射光を光電変換部11rに最終的に集束させる集束レンズ41が設けられる。このような構成により、固体撮像モジュール40の光路長(モジュール入射面から光電変換部11rまでの距離)の短縮、つまりモジュール長の短縮が可能となり、固体撮像モジュール40の小型化・薄型化を図ることができる。
この際、光学系は、レンズ群13と集束レンズ41とに分割された構成となるため、分割された光学系の組み立て精度が、固体撮像モジュール40の光学性能に大きく影響する。本実施の形態では、集束レンズ41を撮像部25上に成形すると同時に、集束レンズ41によって位置決め部材15を固定することにより、集束レンズ41および位置決め部材15の組み立て精度を確保することが可能となる。
図4および図5中に示すように、集束レンズ41の直径を、光電変換部11rが必要とする有効径(光電変換部11rへの入射光の集束に必要な最小のレンズ径)より大きくし、有効径外の部分を、撮像部25と位置決め部材15との固定部分として設けることにより、実施の形態1において用いられた撮像部25と位置決め部材15との固定用の接着剤を不要とできる。
このように構成された、この発明の実施の形態3における固体撮像モジュール40によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。加えて、光電変換部11rに対する集束レンズ41および位置決め部材15の位置決め精度を確保しつつ、部品点数の削減を図ることができる。
(実施の形態4)
図6は、図4中の固体撮像モジュールの製造方法の工程を示す斜視図である。図7は、図4中の固体撮像モジュールの製造方法の工程を示す断面図である。本実施の形態では、図4中の固体撮像モジュール40の製造方法について説明を行なう。
図6および図7を参照して、成形型51は、図4中の固体撮像モジュール40の製造時に用いられる。成形型51は、集束レンズ41を成形するための型である。成形型51は、たとえば、BK7などのガラス材の切削加工や、ガラスモールド法などにより形成されている。
成形型51は、凹部52および固定部53を含む。凹部52は、光電変換部11rへの光の集束に必要な集束レンズ41のレンズ面の曲面形状を有する。固定部53は、位置決め部材15を仮固定可能な形状を有する。固定部53は、位置決め部材15が挿入される溝形状を有する。固定部53は、光学部当接部分15nが挿入される溝形状を有する。凹部52および固定部53は、集束レンズ41のレンズ面の中心と、位置決め部材15の中心位置15cとが一致するように形成されている。
まず、成形型51の固定部53に光学部当接部分15nを挿入することにより、成形型51に対して位置決め部材15を仮固定する。次に、凹部52の曲面中心と、光電変換部11rの中心とが一致するように、光軸方向Lax1に直交する平面内で撮像部25および成形型51間の位置合わせを行なう。この位置合わせは、たとえば、図6中に示す方向102から画像処理を行ないながら、成形型51越しに光電変換部11rの中心を確認する方法が望ましい。次に、ディスペンサ等を用いて、集束レンズ41の成形材料である光硬化性樹脂等を適量、凹部52に滴下する。成形型51もしくは撮像部25を移動させ、撮像部25を位置決め部材15に軽圧接触させる。方向102より紫外線を照射し、成形材料を硬化させる。この際、成形材料は、粘度の低い状態から硬化するのに伴って、位置決め部材15を撮像部25に固定する接着剤として機能する。結果、集束レンズ41の成形と同時に、集束レンズ41によって撮像部25と位置決め部材15とが固定される。
この発明の実施の形態4における固体撮像モジュール40の製造方法は、集束レンズ41用の成形型51に、位置決め部材15を仮固定する工程と、成形型51に成形材料を注入する工程と、撮像部25を位置決め部材15に当接させる工程と、成形材料を硬化させることによって、集束レンズ41を成形するとともに撮像部25と位置決め部材15とを固定する工程とを備える。
このように構成された、この発明の実施の形態4における固体撮像モジュール40の製造方法によれば、一度の工程で、光電変換部11rの中心と、位置決め部材15の中心位置15cと、集束レンズ41のレンズ面の中心とを一致させて、固体撮像モジュール40を組み立てることができる。
(実施の形態5)
図8は、この発明の実施の形態5における固体撮像モジュールを示す斜視図である。本実施の形態における固体撮像モジュールは、実施の形態1における固体撮像モジュール10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については、その説明を繰り返さない。
図8を参照して、本実施の形態における固体撮像モジュール60は、アクチュエータ61を含む。アクチュエータ61は、たとえば、電磁誘導効果によって駆動力を生じさせるボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)である。アクチュエータ61への通電時、レンズ群13を保持するレンズホルダ14が光軸Lax1の軸方向に移動する。アクチュエータ61は、フォーカスレンズやズームレンズといった、光軸Lax1の軸方向の動作が必要なレンズを駆動する。
レンズホルダ14の外周面には、ねじが形成されている。アクチュエータ61は、ホルダ嵌め込み部61jを含む。ホルダ嵌め込み部61jにレンズホルダ14が螺合される構造により、レンズ群13の光軸Lax1とホルダ嵌め込み部61jの中心位置とが一致する。本実施の形態では、固体撮像モジュール60の製造時、アクチュエータ61自身の組み立て誤差によって、バックフォーカス量にばらつきが生じる。このため、アクチュエータ61を組み付けた後、レンズホルダ14を回転させることによって、製品1つ1つについてバックフォーカス量が調整される。
アクチュエータ61は、位置決め部材15に当接して設けられる。アクチュエータ61は、当接部61kを含む。当接部61kは、位置決め部材15の光学部当接部分15nと当接する。当接部61kは、光学部当接部分15nのテーパ面15gと面接触するテーパ面を含む。このような構成により、光学部当接部分15nは、アクチュエータ61を光学部当接部分15nに当接させた際に、位置決め部材15の中心位置15cとホルダ嵌め込み部61jの中心位置とが一致する形状を有する。既に説明した方法によって、位置決め部材15は、位置決め部材15の中心位置15cと光電変換部11rの中心とが一致するように組み付けられる。本実施の形態においても、光軸Lax1と光電変換部11rの中心とが一致するように、無調整でレンズ群13を撮像部25に取り付けることができる。
このように構成された、この発明の実施の形態5における固体撮像モジュール60によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。また、カメラモジュール等の小型化・薄型化により、撮像部25とアクチュエータ61とを精度良く固定する必要がある。従来は、撮像部の外形とアクチュエータの外形とを止め具で固定する構成であったが、この場合、十分な組み立て精度を得ることができない。上記の固体撮像モジュール60によれば、光電変換部11rの中心とアクチュエータ61の中心との位置合わせが可能であるため、組み立て精度を確保することができる。
なお、本発明は、以上に説明した形態に限られず、たとえば、実施の形態1〜5に説明した構成を適宜、組み合わせた形態を有してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1における固体撮像モジュールを示す分解斜視図である。 図1中の固定撮像モジュールを示す断面図である。 この発明の実施の形態2における固体撮像モジュールを示す断面図である。 この発明の実施の形態3における固体撮像モジュールを示す分解斜視図である。 図4中の固体撮像モジュールを示す断面図である。 図4中の固体撮像モジュールの製造方法の工程を示す斜視図である。 図4中の固体撮像モジュールの製造方法の工程を示す断面図である。 この発明の実施の形態5における固体撮像モジュールを示す斜視図である。 特許文献1に開示された撮像装置を示す断面図である。
符号の説明
10,30,40,60 固体撮像モジュール、11r 光電変換部、12 透明カバー、13 レンズ群、15 位置決め部材、21 光学部、25 撮像部、41 集束レンズ、51 成形型、52 凹部、53 固定部、61 アクチュエータ。

Claims (9)

  1. 入射光を電気信号に光電変換する光電変換部を含む撮像部と、
    入射光を前記光電変換部に集光させるレンズを含む光学部と、
    前記光電変換部に対して前記光学部を位置決めする位置決め部材とを備え、
    前記光学部は、前記位置決め部材に当接して設けられる、固体撮像モジュール。
  2. 前記位置決め部材は、前記撮像部に対して固定される、請求項1に記載の固体撮像モジュール。
  3. 前記撮像部は、前記光電変換部と前記レンズとの間に配置され、前記光電変換部を保護する透明カバーをさらに含み、
    前記位置決め部材は、前記透明カバーに当接し、固定される、請求項1または2に記載の固体撮像モジュール。
  4. 前記光電変換部と前記レンズとの間に配置され、前記レンズによって集光された入射光を前記光電変換部に集束させる集束レンズをさらに備え、
    前記位置決め部材は、前記集束レンズにより前記撮像部に固定される、請求項2または3に記載の固体撮像モジュール。
  5. 前記位置決め部材は、前記レンズの光軸に直交する平面上において前記光学部の位置を規制する、請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像モジュール。
  6. 前記位置決め部材は、前記レンズの光軸に平行な線上において前記光学部の位置を規制する、請求項1から5のいずれか1項に記載の固体撮像モジュール。
  7. 前記光学部は、前記レンズをその光軸方向に移動させるアクチュエータを含み、
    前記アクチュエータが前記位置決め部材に当接して設けられる、請求項1から6のいずれか1項に記載の固体撮像モジュール。
  8. 請求項4に記載の固体撮像モジュールの製造方法であって、
    前記集束レンズ用の成形型に、前記位置決め部材を仮固定する工程と、
    前記成形型に成形材料を注入する工程と、
    前記撮像部を前記位置決め部材に当接させる工程と、
    前記成形材料を硬化させることによって、前記集束レンズを成形するとともに前記撮像部と前記位置決め部材とを固定する工程とを備える、固体撮像モジュールの製造方法。
  9. 請求項8に記載の固体撮像モジュールの製造方法に用いられる成形型であって、
    前記集束レンズ用の成形材料が注入される凹部と、前記位置決め部材を仮固定する固定部とを含む、成形型。
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