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JP2009074188A - 丸編地および繊維製品 - Google Patents

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JP2009074188A JP2007242325A JP2007242325A JP2009074188A JP 2009074188 A JP2009074188 A JP 2009074188A JP 2007242325 A JP2007242325 A JP 2007242325A JP 2007242325 A JP2007242325 A JP 2007242325A JP 2009074188 A JP2009074188 A JP 2009074188A
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Takashi Yamaguchi
尊志 山口
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Teijin Frontier Co Ltd
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Teijin Fibers Ltd
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Abstract

【課題】薄地の丸編地であるにもかかわらずハリコシに優れた丸編地およびその製造方法および繊維製品を提供する。
【解決手段】2成分がサイドバイサイド型に貼りあわされた潜在捲縮性複合繊維を少なくとも用いて丸編地を編成した後、該丸編地に熱処理を施すことにより前記潜在捲縮性複合繊維の捲縮を発現させ、厚みが0.5mm以下の丸編地であって、該丸編地に、2成分がサイドバイサイド型に貼りあわされた複合繊維が含まれ、かつ該丸編地のニードルループ数が11000個/(2.54cm)以上であるハリコシに優れた丸編地を得る。
【選択図】なし

Description

本発明は、厚みが0.5mm以下の薄地丸編地であってハリコシに優れた丸編地およびその製造方法および該丸編地を用いてなる繊維製品に関するものである。
従来、丸編地は伸縮性、フィット性に優れるため、インナーウエアー、アウターウエアー、スポーツウエアーなど巾広い分野で使用されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
しかしながら、丸編地はループにより構成されているためハリコシに劣り、シルエットを重視するコートなどのアウターウエアーには適さないという問題があった。特に厚みが薄い場合にはハリコシがさらに劣るという問題があった。
特開2000−207319号公報 実用新案登録第2567438号公報 特開2000−8252号公報
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、薄地の丸編地であるにもかかわらずハリコシに優れた丸編地およびその製造方法および繊維製品を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、潜在捲縮性複合繊維を用いて高密度の丸編地を編成した後に該丸編地に染色加工等の熱処理を施すと、前記潜在捲縮性複合繊維が捲縮を発現する際に編地ループ間の空隙をふさぐため、薄地の丸編物であっても優れたハリコシを呈することを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明に想到した。
かくして、本発明によれば「厚みが0.5mm以下の丸編地であって、該丸編地に、2成分がサイドバイサイド型に貼りあわされた複合繊維が含まれ、かつ該丸編地のニードルループ数が11000個/(2.54cm)以上であることを特徴とするハリコシに優れた丸編地。」が提供される。
ただし、編地のニードルループ数は、1辺が2.54cmの正方形形状の試料について、全ニードルループ数を測定するものとする。
その際、前記2成分が、互いに固有粘度および/またはポリマー種類を異にするポリエステル成分であることが好ましい。また、前記複合繊維が他の繊維との複合糸または引きそろえ糸として丸編地に含まれることが好ましい。かかる他の繊維としては弾性繊維であることが好ましい。
本発明の丸編地において、丸編地が単層の丸編地であることが好ましい。また、KES風合い計測器による丸編地の曲げ剛性(B)が0.01gr・cm/cm以上であることが好ましい。また、丸編地に撥水加工が施されており、撥水性が4級以上であることが好ましい。
また、本発明によれば、「2成分がサイドバイサイド型に貼りあわされた潜在捲縮性複合繊維を少なくとも用いて丸編地を編成した後、該丸編地に熱処理を施すことにより前記潜在捲縮性複合繊維の捲縮を発現させる、前記に記載のハリコシに優れた丸編地の製造方法。」が提供される。
その際、前記2成分が、互いに固有粘度および/またはポリマー種類を異にするポリエステル成分であることが好ましい。また、前記複合繊維の総繊度が5〜70dtexの範囲内であることが好ましい。また、前記複合繊維の単繊維繊度が0.05〜3.0dtexの範囲内であることが好ましい。また、前記熱処理が染色加工の際の熱処理であることが好ましい。
また、本発明によれば、前記の丸編地を用いてなる、アウターウエアーおよびスポーツウエアーから選択されるいずれかの繊維製品が提供される。
本発明によれば、薄地の丸編地であるにもかかわらずハリコシに優れた丸編地およびその製造方法および繊維製品が提供される。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の丸編地は厚みが0.5mm以下(好ましくは、0.1〜0.4mm)の薄地丸編地であって、該丸編地に2成分がサイドバイサイド型に貼りあわされた複合繊維が含まれる。なお、本発明でいうサイドバイサイド型には偏心芯鞘型も含まれる。
ここで、前記2成分としては、固有粘度および/またはポリマー種類が互いに異なる2種成分であればよく特に限定されない。例えば、ポリエステル成分とナイロン成分との組合せ、固有粘度が互いに異なるポリエステル成分同士の組合せ、その酸成分およびジオール成分の少なくとも1方において異なる異種ポリエステル成分同士の組合せなどが例示される。なかでも、固有粘度が互いに異なるポリエチレンテレフタレート同士の組合せ、固有粘度が互いに異なるポリトリメチレンテレフタレート同士の組合せ、固有粘度が互いに異なるポリエチレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレートとの組合せ、固有粘度が互いに異なる、ポリエチレンテレフタレートと、テレフタル酸成分にイソフタル酸もしくは5−ナトリウムスルホイソフタル酸を共重合させるか、エチレングルコール成分にポリエチレングルコールもしくはポリテトラメチレングリコールを共重合させたポリエチレンテレフタレート系共重合ポリエステルとの組合せなどが好適である。
なお、前記の2成分中には、本発明の目的を損わない範囲内で、必要に応じて、微細孔形成剤、カチオン可染剤、着色防止剤、熱安定剤、蛍光増白剤、艶消し剤、着色剤、帯電防止剤、吸湿剤、抗菌剤、無機微粒子等の1種以上が含まれていてもよい。
また、前記複合繊維の横断面形状には制限はなく、円形、三角形、またはこれらの中空断面形状などのような既知の断面形状のいずれでもよい。
ここで、前記複合繊維において、2成分の重量比は20:80〜80:20(より好ましくは40:60〜60:40)の範囲内であることが好ましい。
本発明の丸編地において、前記の複合繊維のみで丸編地を構成してもよいが、前記複合繊維が他の繊維との複合糸または引きそろえ糸として丸編地に含まれることが好ましい。特に、他の繊維としてポリウレタン繊維やポリエーテルエステル系繊維などからなる弾性繊維を採用し、該弾性繊維からなる糸条と、前記複合繊維からなる糸条とをインターレース空気ノズルなどにより空気混繊させた複合糸や、弾性繊維糸条のまわりにポリエステル系繊維糸条をカバリングした複合糸、両者を引きそろえた引きそろえ糸が丸編地に含まれていると、丸編地にストレッチ性が付加されるだけでなく後記のような高密度な丸編地が得られやすく好ましい。
次に、丸編地のニードルループ数が11000個/(2.54cm)以上(好ましくは11000〜20000個/(2.54cm))であることが肝要である。かかるニードルループ数が11000個/(2.54cm)未満では、隣り合うループ間に隙間ができ十分なハリコシが得られず好ましくない。
ただし、編地のニードルループ数とは、2.54cmあたりのコース数(コース/2.54cm)と、2.54cmあたりのウエール数(ウエール/2.54cm)とをかけ算した値である。
本発明の丸編地において、層数は特に限定されず2層以上の多層構造を有していてもよいが、本発明の丸編地は厚みが0.5mm以下の薄地丸編地を対象としているので、容易に製造できる点で単層が最も好ましい。また、編地の目付けとしては、50〜200g/mの範囲であることが好ましい。
また、丸編地の編組織も限定されないが、図1に編組織を示す天竺や、天竺の編組織で2種の糸条で複合ループを形成したプレーテイング天竺、その際、一種の糸条を弾性繊維糸条としたベア天竺などが好適に例示される。
本発明の丸編地は、例えば、下記の製造方法により製造することができる。
まず、前記のような、互いに固有粘度および/またはポリマー種類を異にする2種のポリマーを用意する。その際、2種のポリマーがともにポリエステルである場合、固有粘度を互いに異ならせることが好ましく、低粘度側のポリエステルの固有粘度を0.3〜0.9(好ましくは0.4〜0.8)とし、一方、高粘度側の固有粘度を前記低粘度側のポリエステルの固有粘度よりも0.1〜0.5(好ましくは0.2〜0.4)高くするとよい。2成分がサイドバイサイド型に貼りあわされた複合繊維は通常潜在捲縮性を有するが、このように固有粘度に差をつけることにより、複合繊維の潜在捲縮性が高まるので、丸編地に熱処理を施した際に複合繊維が捲縮を発現しやすくなり、編地ループ間の空隙をふさぎ、その結果、優れたハリコシを呈することとなり好ましい。なお、前記の固有粘度は、オルソクロロフェノール中において温度30℃で測定するものとする。
次いで、2種のポリマーの溶融体を20:80〜80:20(より好ましくは40:60〜60:40)の貼りあわせ面積比でサイドバイサイド型(または偏心芯鞘型)コンジュゲートマルチフィラメント用紡糸口金を通して押し出して紡糸し引き取った後延伸するか、紡糸後一旦巻き取ることなく延伸を行うことにより複合繊維マルチフィラメントを製造する。溶融紡糸温度は270〜295℃の範囲が好ましく、延伸予熱温度は80〜100℃が好ましい。
かくして得られた複合繊維(マルチフィラメント)において、最終的に製造される丸編地のハリコシを高める上で総繊度が5〜70dtex、単繊維繊度が0.05〜3.0dtexの範囲内であることが好ましい。
次いで、かかる複合繊維を単独で用いるか、前記のように弾性繊維など他の繊維との複合糸または引きそろえ糸として丸編地を編成する。その際、他の繊維が弾性繊維である場合には、1.1倍以上(好ましくは1.2倍以上、特に好ましくは1.5〜5.0倍)に伸張させた状態で複合糸または引きそろえ糸とし、丸編地を編成すると、弾性繊維の弾性回復により丸編地の密度が高くなり好ましい。
使用する丸編機としては、丸編地の密度を高くする上で46ゲージ以上のハイゲージの丸編機(例えば、福原精機(株)製VXAC−3S 46G30インチなど)を使用することが好ましい。また、編組織は前記のような組織を適宜採用するとよい。
次いで、製編された丸編地に熱処理を施し前記潜在捲縮性複合繊維の捲縮を発現させることにより、本発明の丸編地が得られる。その際、前記の熱処理は染色加工の際の熱処理でよい。
かくして得られた丸編地において、編地のニードルループ数が11000個/(2.54cm)以上と極めて高密度であると同時に、前記熱処理により潜在捲縮性複合繊維が捲縮を発現する際に編地ループ間の空隙をふさぐため、薄地の丸編物であっても優れたハリコシを呈する。なお、かかるハリコシの代用特性として、KES風合い計測器による丸編地の曲げ剛性(B)が0.001gr・cm/cm以上であることが肝要であり、0.01gr・cm/cm以上(より好ましくは0.02〜0.20gr・cm/cm)であることが好ましい。
また、得られた丸編地には、通常の染色仕上げ加工だけでなく、アルカリ減量加工、吸水加工、撥水加工、紫外線遮蔽あるいは制電剤、抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤、マイナスイオン発生剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。特に撥水加工を施すことが特に好ましい。かかる撥水処理は通常のものでよい。例えば、特許第3133227号公報や特公平4−5786号公報に記載された方法が好適である。すなわち、撥水剤として市販のふっ素系撥水剤(例えば、旭硝子(株)製、アサヒガードLS−317)を使用し、必要に応じてメラミン樹脂、触媒を混合して撥水剤の濃度が3〜15重量%程度の加工剤とし、ピックアップ率50〜90%程度で、該加工剤を用いて織物の表面を処理する方法である。加工剤で織物の表面を処理する方法としては、パッド法、スプレー法などが例示され、なかでも、加工剤を織物内部まで浸透させる上でパッド法が最も好ましい。撥水加工を施した丸編地の撥水性としては下記の試験方法で測定して初期(L0)の撥水性で4級以上、洗濯20回後(L20)の撥水性で3級以上であることが好ましい。
次に、本発明の繊維製品は、薄地丸編地を用いてなる、アウターウエアーおよびスポーツウエアーから選択されるいずれかの繊維製品である。かかる繊維製品は前記の丸編地を用いているので薄地でありながら優れたハリコシを呈している。
以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。なお、実施例中の各物性は下記の方法により測定したものである。
次に本発明の実施例及び比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
(1)固有粘度
オルソクロロフェノール溶媒中において、温度30℃にて測定した。
(2)厚み
JIS L 1018−1998 6.5により編地の厚みを測定した。
(3)ニードルループ数
編地の2.54cmあたりのコース数(コース/2.54cm)とウエール数(ウエール/2.54cm)とをかけ算することにより算出した。n数3で測定し平均値を求めた。
(4)曲げ剛性(B)
カトーテック社製KES風合い計測器(型式:KES−FB2)を使用して丸編地の曲げ剛性(B)を測定した。n数3で測定し平均値を求めた。
(5)撥水性
JIS L 1092の5.2撥水度(スプレー法)で撥水性(級)をn数3で測定した。なお、該撥水性は5級が最良である。また、洗濯はJISL0217に従って行い、
洗濯前の初期(L0)の撥水性と洗濯20回後(L20)の撥水性を測定した。
(6)目付け
JIS L 1018−1998 6.4により編地の目付けを測定した。
[実施例1]
固有粘度0.43のポリエチレンテレフタレートからなるチップと、イソフタル酸成分が全酸成分を基準として10モル%供重合され、固有粘度0.63のポリエチレンテレフレート系共重合ポリエステルからなるチップとを常法で乾燥した後、2基の溶融押出機を装備した複合紡糸機に導入し溶融し、280℃に保たれた複合紡糸パックに導入し、サイドバイサイド型紡糸口金にて2つのポリマー流を貼りあわせ重量比が50/50となるように吐出し、冷却・固化し、油剤を付与して1450m/分の速度で紡糸引取りし、未延伸糸を得た。該未延伸糸を、予熱温度90℃、延伸倍率2.64倍で延伸しつつ、非接触型ヒーターにて230℃で熱セットして600m/分で巻き取り、総繊度56dtex/12filの潜在捲縮性複合繊維を得た。
次いで、46G、30インチの丸編機(福原精機(株)製VXAC−3S)を使用し、前記潜在捲縮性複合繊維とポリウレタン弾性繊維(旭化成(株)製、総繊度22dtex/1fil)とを用いて、ポリウレタン弾性繊維を2.5倍に伸張させながら潜在捲縮性複合繊維と引きそろえてベア天竺組織の単層丸編地を編成し、得られた編地を60℃、1分間のリラックス処理、プレセットとして170℃の乾熱セット、130℃の高圧染色を行い、下記の処理液(加工剤)をパッドし、ピックアップ率70%で搾液し、130℃で3分間乾燥後、最終セットとして170℃の乾熱セット行った。
<加工剤組成>
・ふっ素系撥水剤 10.0wt%
(旭硝子(株)製、アサヒガードLS−317)
・メラミン樹脂 0.3wt%
(住友化学(株)製、スミテックスレジンM−3)
・触媒 0.3wt%
(住友化学(株)製、スミテックスアクセレレータACX)
・水 89.4wt%
得られた編地において、潜在捲縮性複合繊維の捲縮が発現し編地ループ間の空隙をふさいでおり、厚みは0.32mm、目付けは197g/m、密度は140コース/2.54cm、81ウェール/2.54cm、ニードルループ数は11340個/(2.54cm)、曲げ剛性(B)が0.155gr・cm/cmと優れたハリコシを呈するものであった。また、撥水性は初期撥水性が4級以上、洗濯20回後(L20)の撥水性が3級と良好であった。
かかる丸編地を用いてコート(アウターウエアー)を縫製し着用したところ、ハリコシに優れるだけでなく、軽量でストレッチ回復性にも優れており非常に着用快適性に優れていた。
[実施例2]
固有粘度1.26のポリトリメチレンテレフタレートからなるチップと、固有粘度0.92のポリトリメチレンテレフタレートからなるチップとを常法で乾燥した後、2基の溶融押出機を装備した複合紡糸機に導入し溶融し、260℃に保たれた複合紡糸パックに導入し、サイドバイサイド型紡糸口金にて2つのポリマー流を貼りあわせ重量比が50/50となるように吐出し、冷却・固化し、油剤を付与して1450m/分の速度で紡糸引取りし、未延伸糸を得た。該未延伸糸を、予熱温度90℃、延伸倍率2.64倍で延伸しつつ、非接触型ヒーターにて230℃で熱セットして600m/分で巻き取り、総繊度56dtex/12filの潜在捲縮性複合繊維を得た。
次いで、46G、30インチの丸編機(福原精機(株)製VXAC−3S)を使用し、前記潜在捲縮性複合繊維だけを用いて天竺組織の単層丸編地を編成し、得られた編地を60℃、1分間のリラックス処理、プレセットとして150℃の乾熱セット、120℃の高圧染色を行い、下記の処理液(加工剤)をパッドし、ピックアップ率70%で搾液し、130℃で3分間乾燥後、最終セットとして150℃の乾熱セット行った。
<加工剤組成>
・ふっ素系撥水剤 10.0wt%
(旭硝子(株)製、アサヒガードLS−317)
・メラミン樹脂 0.3wt%
(住友化学(株)製、スミテックスレジンM−3)
・触媒 0.3wt%
(住友化学(株)製、スミテックスアクセレレータACX)
・水 89.4wt%
得られた編地において、潜在捲縮性複合繊維の捲縮が発現し編地ループ間の空隙をふさいでおり、厚みは0.26mm、目付けは147g/m、密度は130コース/2.54cm、92ウェール/2.54cm、ニードルループ数は11960個/(2.54cm)、曲げ剛性(B)が0.0753gr・cm/cmと優れたハリコシを呈するものであった。また、撥水性は初期撥水性が4級以上、洗濯20回後(L20)の撥水性が3級と良好であった。
かかる丸編地を用いてコート(アウターウエアー)を縫製し着用したところ、ハリコシに優れるだけでなく、軽量でストレッチ回復性にも優れており非常に着用快適性に優れていた。
[比較例1]
実施例1において、潜在捲縮性複合繊維のかわりにポリエチレンテレフタレートフィラメント糸(帝人ファイバー(株)製、総繊度35dtex/72fil)を使用すること以外は実施例1と同様にした。
得られた編地において、厚みは0.27mm、目付けは151g/m、密度は135コース/2.54cm、83ウェール/2.54cm、ニードルループ数は11、205個/(2.54cm)であったが、曲げ剛性(B)が0.0003とハリコシが十分に得られなかった。
[比較例2]
実施例1において、ポリエチレンテレフタレート仮撚糸(帝人ファイバー(株)製、総繊度56dtex/72fil)を100%使用すること以外は実施例2と同様にした。
得られた編地において、厚みは0.27mm、目付けは97g/m、密度は93コース/2.54cm、81ウェール/2.54cm、ニードルループ数は7,533個/(2.54cm)であり、曲げ剛性(B)が0.0005とハリコシが十分に得られなかった。
[比較例3]
実施例1において、ポリトリメチレンテレフタレート糸(ソロテックス(株)製、総繊度62dtex/48fil)を仮撚加工したものを100%使用すること以外は実施例2と同様にした。
得られた編地において、厚みは0.22mm、目付けは106g/m、密度は96コース/2.54cm、80ウェール/2.54cm、ニードルループ数は7,680個/(2.54cm)であり、曲げ剛性(B)が0.0004とハリコシが十分に得られなかった。
本発明によれば、薄地の丸編地であるにもかかわらずハリコシに優れた丸編地およびその製造方法および繊維製品が提供され、その工業的価値は極めて大である。
本発明の丸編地において、採用することのできる天竺組織の編組織を示す図である。

Claims (13)

  1. 厚みが0.5mm以下の丸編地であって、該丸編地に、2成分がサイドバイサイド型に貼りあわされた複合繊維が含まれ、かつ該丸編地のニードルループ数が11000個/(2.54cm)以上であることを特徴とするハリコシに優れた丸編地。
    ただし、編地のニードルループ数とは、2.54cmあたりのコース数(コース/2.54cm)と、2.54cmあたりのウエール数(ウエール/2.54cm)とをかけ算した値である。
  2. 前記の2成分が、互いに固有粘度および/またはポリマー種類を異にするポリエステル成分である、請求項1に記載のハリコシに優れた丸編地。
  3. 前記複合繊維が他の繊維との複合糸または引きそろえ糸として丸編地に含まれる、請求項1または請求項2に記載のハリコシに優れた丸編地。
  4. 前記他の繊維が弾性繊維である、請求項3に記載のハリコシに優れた丸編地。
  5. 丸編地が単層の丸編地である、請求項1〜4のいずれかに記載のハリコシに優れた丸編地。
  6. KES風合い計測器による丸編地の曲げ剛性(B)が0.01gr・cm/cm以上である、請求項1〜5のいずれかに記載のハリコシに優れた丸編地。
  7. 丸編地に撥水加工が施されており、撥水性が4級以上である、請求項1〜6のいずれかに記載のハリコシに優れた丸編地。
  8. 2成分がサイドバイサイド型に貼りあわされた潜在捲縮性複合繊維を少なくとも用いて丸編地を編成した後、該丸編地に熱処理を施すことにより前記潜在捲縮性複合繊維の捲縮を発現させる、請求項1に記載のハリコシに優れた丸編地の製造方法。
  9. 前記の2成分が、互いに固有粘度および/またはポリマー種類を異にするポリエステル成分である、請求項8に記載のハリコシに優れた丸編地の製造方法。
  10. 前記複合繊維の総繊度が5〜70dtexの範囲内である、請求項8または請求項9に記載のハリコシに優れた丸編地の製造方法。
  11. 前記複合繊維の単繊維繊度が0.05〜3.0dtexの範囲内である、請求項8〜10のいずれかに記載のハリコシに優れた丸編地の製造方法。
  12. 前記熱処理が染色加工の際の熱処理である、請求項8〜11のいずれかに記載のハリコシに優れた丸編地の製造方法。
  13. 請求項1〜7のいずれかに記載の丸編地を用いてなる、アウターウエアーおよびスポーツウエアーから選択されるいずれかの繊維製品。
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