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JP2009065938A - タンパク質、破骨細胞分化阻害剤、炎症性骨破壊治療薬、遺伝子、組み替えベクター、及びタンパク質の製造方法 - Google Patents

タンパク質、破骨細胞分化阻害剤、炎症性骨破壊治療薬、遺伝子、組み替えベクター、及びタンパク質の製造方法 Download PDF

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JP2009065938A JP2007240015A JP2007240015A JP2009065938A JP 2009065938 A JP2009065938 A JP 2009065938A JP 2007240015 A JP2007240015 A JP 2007240015A JP 2007240015 A JP2007240015 A JP 2007240015A JP 2009065938 A JP2009065938 A JP 2009065938A
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ror2
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acid sequence
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JP2007240015A
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Yasuhiro Kobayashi
泰浩 小林
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Matsumoto Dental University
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Matsumoto Dental University
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Abstract

【課題】新規なタンパク質、破骨細胞分化阻害剤、炎症性骨破壊治療薬、遺伝子、組み替えベクター、及びタンパク質の製造方法を提供する。
【解決手段】タンパク質は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性である。破骨細胞の前駆細胞が破骨細胞へ分化することを阻害する破骨細胞分化阻害剤は、上記タンパク質を含む。炎症性の骨破壊を治療する炎症性骨破壊治療薬は、上記タンパク質を含む。遺伝子は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質をコードする。組み替えベクターは、上記遺伝子を含む。タンパク質の製造方法は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質をコードする遺伝子を微生物において発現させて、該タンパク質を合成するステップ、及び該微生物から該タンパク質を水又は水溶液に溶出させるステップを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、タンパク質、破骨細胞分化阻害剤、炎症性骨破壊治療薬、遺伝子、組み替えベクター、及びタンパク質の製造方法に関する。
例えば、リウマチ 43(4):624−631,2003(非特許文献1)に開示されるように、関節リウマチは、自己免疫性の慢性炎症性疾患であり、増殖した滑膜が活発に骨へ進入し、多発性の関節破壊をもたらす。非ステロイド性抗炎症薬およびステロイド等の免疫調節を中心に作用する薬剤の進歩により、疼痛や炎症に関してはある程度までコントロールが可能になってきている。しかし、現在、骨破壊を確実に予防できる治療法は確立されていない。
また、臨床免疫 44(6):622−628,2005(非特許文献2)に開示されるように、骨は、形成されたあとも、破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成を繰り返し、体液中のカルシウム濃度を一定に保っている。骨吸収を担う破骨細胞の分化と活性化は、骨芽細胞が厳密に調節している。すなわち、骨芽細胞は、破骨細胞の分化と活性化に重要なサイトカインである核因子(NF)−κBの受容体活性化因子(receptor activator of NF−κB ligand;RANKL)とマクロファージコ ロニー刺激因子(macrophage−colony stimulating factor;M−CSF)を産生する。RANKLは、活性型ビタミンD3などの骨吸収因子の刺激により分泌される。一方、M−CSFは、骨芽細胞から恒常的に分泌されている。
さらに、臨床免疫 44(6):641−646,2005(非特許文献3)より、関節リウマチにおける骨破壊において、炎症滑膜に浸潤したT細胞が、RANKLを産生し、破骨細胞の分化を亢進することが知られている。また、炎症性サイトカインの1つである腫瘍壊死因子(tumor necrosis factor−α;TNF−α)も骨芽細胞においてRANKLの産生を誘導する。また、TNF−αは、破骨細胞の前駆細胞に直接作用し、破骨細胞への分化を誘導する。このため、RANKLやTNF−αに対する抗体が、関節リウマチの骨破壊の阻止に利用され始めている。しかし、RANKLやTNF−αは、正常な免疫反応においても重要なサイトカインであるため、免疫反応の低下をもたらす可能性が危惧されている。
また、The Journal of Clinical Investigation,Vol.116,No.5,2006,pp.1202−1209(非特許文献4)には、以下に示すような事項が開示されている。
Wntは個体発生過程における器官形成から癌の発生に至るまで、多彩な生物活性を持つサイトカインである。Wntは分泌性の糖タンパクで、そのシグナル経路は、大きく分けてβ−カテニンを介する古典経路とそれを介さない非古典経路の2つがある。
Wntが受容体に結合すると、転写共役分子であるβ−カテニンが細胞質に蓄積し、細胞核に移行する。β−カテニンは転写因子であるTCF・LEFとともに標的遺伝子のプロモーター領域に結合し、その遺伝子のmRNA合成を開始する。LRP5/6やGSK−3βの阻害剤であるLiClは、この古典経路を活性化する。
非古典経路では、c−junN末端キナーゼ(c−jun N−terminal kinase;JNK)、カルモジュリンキナーゼ(calmodulin dependent kinase;CaMK)やプロテインキナーゼ(protein kinase C;PKC)などが括性化される。Wnt5aとRor2は、非古典経路を活性化する。
ヒトやマウスにおけるLRP5の変異モデルの研究から、Wntの古典経路が活性化されると、骨芽細胞への分化や骨形成が活性化することが示されている。
一方、古典経路を活性化するとRANKLの発現が低下することが示されている。さらに、成熟骨芽細胞でβ−カテニンの発現を喪失させると、RANKLの阻害因子であるオステオプロジェリンの発現が低下し、骨吸収が上昇する結果、骨量が減少することが示されている。
さらに、Arthritis & Rheumaism Vol.44,No. 4,2001,pp.772−781(非特許文献5)、Rheumatology Vol.44,2005,pp.708−713(非特許文献6)、及びPNAS Vol.97,No.6,2000,pp.2791−2796(非特許文献7)などには、リウマチ患者から採取された滑膜組織では、Wnt5aが非常に多く発現することが示されている。また、細胞培養の実験で、滑膜組織から得られた細胞(滑膜細胞)をWnt5aで刺激すると、炎症性サイトカインであるIL−15やRANKLの発現が上昇することが報告されている。しかし、Wnt5aの作用を効率よく遮断できる方法が確立されていないため、リウマチの骨破壊におけるWnt5aの役割は、いまだ不明である。
加えて、Genes to Cells,2003,pp.645−654(非特許文献8)には、Wnt5aが、Ror2細胞外領域のcysteine−rich domain(CRD)に結合することによって、Ror2の細胞内領域のチロシンキナーゼ領域が活性化され、細胞内にシグナルが伝達されることが報告されている。
以上に示すように、現在、関節リウマチの治療法としては抗炎症薬か炎症性サイトカインに対する抗体を投与する方法がある。しかし、抗炎症薬による治療では、炎症を抑えることはできるが、骨吸収を完全に抑制できるまでには至っていない。また、TNF−αやRANKLに対する抗体療法では、TNF−αやRANKLが、正常な免疫反応においても重要な役割を果たすサイトカインであるため、正常な免疫反応の低下をもたらす可能性が危惧される。そこで、免疫システムに影響を与えることなく、骨破壊を防御できる方法が必要とされている。
リウマチ 43(4):624−631,2003 臨床免疫 44(6):622−628,2005 臨床免疫 44(6):641−646,2005 The Journal of Clinical Investigation,Vol.116,No.5,2006,pp.1202−1209 Arthritis & Rheumaism Vol.44,No. 4,2001,pp.772−781 Rheumatology Vol.44,2005,pp.708−713 PNAS Vol.97,No.6,2000,pp.2791−2796 Genes to Cells,2003,pp.645−654
本発明の第一〜第六の目的は、それぞれ、新規なタンパク質、破骨細胞分化阻害剤、炎症性骨破壊治療薬、遺伝子、組み替えベクター、及びタンパク質の製造方法を提供することである。
本発明の第一の態様は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であることを特徴とするタンパク質である。
本発明の第二の態様は、破骨細胞の前駆細胞が破骨細胞へ分化することを阻害する破骨細胞分化阻害剤において、本発明の第一の態様であるタンパク質を含むことを特徴とする破骨細胞分化阻害剤である。
本発明の第三の態様は、炎症性の骨破壊を治療する炎症性骨破壊治療薬において、本発明の第一の態様であるタンパク質を含むことを特徴とする炎症性骨破壊治療薬である。
本発明の第四の態様は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質をコードすることを特徴とする遺伝子である。
本発明の第五の態様は、本発明の第四の態様である遺伝子を含むことを特徴とする組み替えベクターである。
本発明の第六の態様は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質をコードする遺伝子を微生物において発現させて、該タンパク質を合成するステップ、及び該微生物から該タンパク質を水又は水溶液に溶出させるステップを含むことを特徴とするタンパク質の製造方法である。
本発明の第一〜第六の態様によれば、それぞれ、新規なタンパク質、破骨細胞分化阻害剤、炎症性骨破壊治療薬、遺伝子、組み替えベクター、及びタンパク質の製造方法を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
本発明の第一の実施形態は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であることを特徴とするタンパク質である。
ここで、Ror2は、破骨細胞の前駆細胞に存在する公知の受容体型チロシンキナーゼ様オーファン受容体2を意味する。また、Ror2の細胞外領域は、Ror2の受容体の外側から順に、Ror2の免疫グロブリン様のドメイン(immunogloblin like domain:IgLD)、Ror2のシステインが豊富なドメイン(cysteine rich domain:CRD)、Ror2のクリングルドメイン(kringle domain:KD)からなる。なお、Ror2の細胞外領域を構成するIgLD、CRD、及びKDの各々のアミノ酸配列が公知であるため、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列もまた公知である。しかしながら、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質は、知られていない。また、本発明の第一の実施形態であるタンパク質は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性である限り、特に限定されない。
本発明の第一の実施形態であるタンパク質は、好ましくは、GSTのアミノ酸配列をさらに含むことを特徴とするタンパク質である。
ここで、GSTは、グルタチオンSトランスフェラーゼを意味する。GSTのアミノ酸配列もまた公知である。また、本発明の第一の実施形態であるタンパク質は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列及びGSTのアミノ酸配列からなると共に水溶性であることを特徴とするタンパク質であってもよい。
本発明の第二の実施形態は、破骨細胞の前駆細胞が破骨細胞へ分化することを阻害する破骨細胞分化阻害剤において、本発明の第一の実施形態であるタンパク質を含むことを特徴とする破骨細胞分化阻害剤である。
ここで、本発明の第一の実施形態であるタンパク質は、破骨細胞の前駆細胞が破骨細胞へ分化することを阻害することを可能にするものであり、本発明の第一の実施形態であるタンパク質を、破骨細胞の前駆細胞が破骨細胞へ分化することを阻害する薬剤の有効成分として使用することを可能にする。また、本発明の第二の実施形態である破骨細胞分化阻害剤に含まれる本発明の第一の実施形態であるタンパク質の含有率(濃度)は、好ましくは、100μg/ml以上1mg/ml以下である。
本発明の第三の実施形態は、炎症性の骨破壊を治療する炎症性骨破壊治療薬において、本発明の第一の実施形態であるタンパク質を含むことを特徴とする炎症性骨破壊治療薬である。
ここで、本発明の第一の実施形態であるタンパク質は、破骨細胞の前駆細胞が破骨細胞へ分化することを阻害することを可能にするものであるため、本発明の第一の実施形態であるタンパク質を、炎症性の骨破壊を治療する薬剤の有効成分として使用することが可能になる。本発明の第三の実施形態である炎症性骨破壊治療薬は、水又は本発明の第一の実施形態であるタンパク質を溶解させる水性溶媒を含んでもよい。水性溶媒は、例えば、リン酸緩衝液であってもよい。炎症性の骨破壊の疾患としては、例えば、関節リウマチにおける骨破壊の症状が挙げられる。また、本発明の第三の実施形態である炎症性骨破壊治療薬に含まれる本発明の第一の実施形態であるタンパク質の含有率(濃度)は、好ましくは、100μg/ml以上1mg/ml以下である。
本発明の第四の実施形態は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質をコードすることを特徴とする遺伝子である。
本発明の第四の実施形態である遺伝子は、好ましくは、前記タンパク質は、GSTのアミノ酸配列を含むことを特徴とする遺伝子である。なお、前記タンパク質は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列及びGSTのアミノ酸配列からなると共に水溶性であることを特徴とするタンパク質であってもよい。
本発明の第五の実施形態は、本発明の第四の実施形態である遺伝子を含むことを特徴とする組み替えベクターである。
ここで、本発明の第四の実施形態である組み替えベクターは、本発明の第四の実施形態である遺伝子を含むDNA断片をベクターに結合させて得られるものである。ベクターとしては、例えば、大腸菌のプラスミドDNAなどが挙げられる。例えば、本発明の第四の実施形態である組み替えベクターを微生物の細胞に導入して、その微生物において本発明の第四の実施形態である遺伝子を発現させることによって、本発明の第四の実施形態におけるRor2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質を合成することが可能になる。
本発明の第六の実施形態は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質をコードする遺伝子を微生物において発現させて、該タンパク質を合成するステップ、及び該微生物から該タンパク質を水又は水溶液に溶出させるステップを含むことを特徴とするタンパク質の製造方法である。
ここで、微生物としては、例えば、大腸菌、ほ乳類又は昆虫の培養細胞などが挙げられる。Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質をコードする遺伝子を微生物において発現させるために、例えば、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質をコードする遺伝子を含む組み替えベクターを用いてもよい。
本発明の第六の実施形態であるタンパク質の製造方法は、好ましくは、前記タンパク質は、GSTのアミノ酸配列を含むと共に該水溶液は、グルタチオンを含むことを特徴とするタンパク質の製造方法である。前記タンパク質は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列及びGSTのアミノ酸配列からなると共に水溶性であることを特徴とするタンパク質であってもよい。また、グルタチオンは、好ましくは、還元型グルタチオンである。
前記タンパク質が、GSTのアミノ酸配列を含むと共に該水溶液が、グルタチオンを含む場合には、GST及びグルタチオンが、比較的良好に結合するために、微生物から前記タンパク質をより効率的に溶出(又は精製)することが可能になる。なお、還元型グルタチオンは、細胞内に存在する主要なグルタチオンであるため、グルタチオンが、還元型グルタチオンである場合には、前記タンパク質が溶出させられた水又は水溶液の利用に関する生体に対する安全性は、相対的に高いものであると考えられる。
本発明の第七の実施形態は、本発明の第一の実施形態であるタンパク質を用いることを特徴とする破骨細胞の分化を阻害する方法である。本発明の第七の実施形態である破骨細胞の分化を阻害する方法においては、例えば、本発明の第二の実施形態である破骨細胞分化阻害剤を用いてもよい。
本発明の第八の実施形態は、本発明の第一の実施形態であるタンパク質を用いることを特徴とする炎症性骨破壊を治療する方法である。本発明の第八の実施形態である炎症性骨破壊を治療する方法においては、例えば、本発明の第三の実施形態である炎症性骨破壊治療薬を用いてもよい。
図1は、本発明の実施形態におけるタンパク質の例を概略的に説明する図である。
図1に示すタンパク質10は、Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列11及びGSTのアミノ酸配列15からなる。このため、タンパク質10は、水溶性であり、例えば、リン酸緩衝液(水溶液)に溶解させられ得る。Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列11は、Ror2の免疫グロブリン様のドメイン(IgLD)のアミノ酸配列12、Ror2のシステインが豊富なドメイン(CRD)のアミノ酸配列13、Ror2のクリングルドメイン(KD)のアミノ酸配列14からなる。すなわち、タンパク質10においては、GSTのアミノ酸配列15、Ror2のIgLDのアミノ酸配列12、Ror2のCRDのアミノ酸配列13、Ror2のKDのアミノ酸配列14が、この順に直線的に連結されている。
以下は本発明の好ましい実施形態について詳述して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の好ましい実施形態は、骨吸収において、Wnt5aが破骨細胞の分化に、重要な役割を果たすことを示し、Wnt5aの共受容体であるRor2の可溶型(sRor2)を作製し、Wnt5aの作用を阻害することで、骨破壊の進行を制御する方法を提供する。
より詳しくは、本発明の好ましい実施形態は、関節リウマチにおける骨破壊において、β−カテニンを介さないWnt5aシグナル経路が、破骨細胞の分化を亢進することを明らかにする。Wnt5aの共受容体であるRor2の可溶型(sRor2)を作製し、リウマチモデルマウスに投与することで、骨破壊の進行を防御する方法を提供する。
本発明の好ましい実施形態を説明する前に、骨量の維持におけるWntの役割を説明する。
上述したように、Wntは分泌性の糖タンパクで,その細胞活性化シグナルの経路は、大きく分けてβ−カテニンを介する古典経路とそれを介さない非古典経路の2つがある。
β−カテニンを介する古典経路を活性化する共受容体であるLRP5の異常によって、骨粗鬆症を伴う偽神経膠腫症が発症する。LRP5の異常によって、骨芽細胞の分化および骨形成が低下し、骨量が減少することが示されている。これらの報告は、Wnt古典経路が活性化されると、骨芽細胞への分化や骨形成が活性化することを示している。
骨吸収に対するWnt古典経路の役割も解析されている。成熟骨芽細胞において、β−カテニン遺伝子を欠損すると、オステオプロジェリンの発現が低下し、骨吸収が亢進する結果、骨量が減少することが示されている。この結果は、骨芽細胞においてWnt古典経路が活性化するとオステオプロジェリンの発現が増加し、破骨細胞の分化と括性化を抑制することを意味する。
しかし、Wnt非古典シグナルが、破骨細胞前駆細胞や破骨細胞に直接作用し、骨吸収に対しどのような作用を発揮するか明らかではない。
そこで、本発明の好ましい実施形態においては、Wnt5aが、破骨細胞の分化を促進することを明らかにする。より具体的には、Wnt5aの作用を阻害するため、Wnt5aの共受容体であるRor2の可溶型タンパク(可溶型Ror2)を作製し、作製した可溶型Ror2を含有する関節リウマチの治療剤として使用する。
次に、本発明の好ましい実施形態としての実施例を図面と共に具体的に説明する。図2から図7は、可溶型Ror2が破骨細胞の分化を抑制することを培養実験とリウマチモデルマウスを用いて調べた結果を示す。
まず、細胞培養で、マクロファージから破骨細胞へ分化させる方法を説明する。6週齢から8週齢のマウスの足の長管骨から、骨髄細胞を採取する。採取した骨髄細胞をマクロファージ刺激因子であるM−CSFの存在下で、3日間培養し、マクロファージへの分化を促す。この細胞群を骨髄マクロファージと呼ぶ。次に、骨髄マクロファージをM−CSFとRANKLで、さらに刺激し破骨細胞に分化させる。
次に、マクロファージから破骨細胞へ分化におけるWnt5aの効果について説明する。この骨髄マクロファージから破骨細胞へ分化を誘導する培養系に、Wnt5aを添加した。M−CSFとRANKLによるマクロファージから破骨細胞への分化培養実験において、Wnt5aを添加した培養を行った結果を図2に示す。図2に示すように、Wnt5aを添加した培養では、破骨細胞への分化が用量依存的に促進された。言い換えれば、Wnt5aは添加量に応じて、骨髄マクロファージから破骨細胞への分化を促進した。ここで、Wnt5aの細胞受容体について説明すると、Wnt5aは、細胞が発現するFrizzled 2およびFrizzeled 5に結合し、細胞を活性化し、また、共受容体であるRor1およびRor2に結合することが知られている。本実施例においても、破骨細胞の前駆細胞である骨髄マクロファージは、Wnt5aの受容体と報告されているFrizzled 2、Frizzeled 5およびRor2のmRNAを発現していた。
次に、Ror2は、Wnt5aによる破骨細胞分化促進作用に必須であるか調べた。その結果を図3に示す。具体的には、ShRNAを用いて骨髄マクロファージのRor2の発現を低下させた。Ror2を低下させた骨髄マクロファージでは、Wnt5aによる破骨細胞分化促進作用が消失したことから、Wnt5aによる破骨細胞促進作用は、Ror2を介することが示唆された。
また、Wnt5aは、Ror2細胞外領域のシステインの豊富なドメイン(cysteine−rich domain;CRD)に結合すること、及び、この結合によって、Ror2の細胞内領域のチロシンキナーゼ領域が活性化され、細胞内にシグナルが伝達されることが、知られている。
そこで、本実施例では、Wnt5aとは結合することができるが、細胞内へシグナルを送ることのできない可溶型Ror2を作製した。
次に、本発明の実施例における可溶型Ror2(受容体タンパク質)及びその製造方法を説明する。
Ror2受容体cDNAを含むベクター(クローン番号30535615)をOpen Biosystem社より入手した。このRor2受容体cDNAを鋳型に、Ror2の細胞外領域をコードするDNA断片をポリメラーゼチェーンリアクション(PCR)法にて増幅した。増幅したRor2の細胞外領域cDNAをGEヘルスケアバイオサイエンス社から入手可能なグルタチオンSトランスフェラーゼ(GST)遺伝子の下流,すなわちGSTの遺伝子をもつpGEX−4T−2ベクターにつないだ。このGST−Ror2細胞外領域の遺伝子をもつベクターを大腸菌に取り込ませ、その大腸菌を100μg/mlのアンピシリンを含むLuria−Bertani(LB)培地中、37℃で一晩培養する。この培養した大腸菌液20mlを400mlの新しい100μg/mlのアンピシリンを含むLB培地に植菌する。この大腸菌液を37℃で2時間培養後、タンパク合成誘導剤であるイソプロピル−β−D(−)−チオガラクトピラノシド(IPTG)を1mMの濃度で添加し、タンパク合成を誘導した。IPTG添加後、6時間37℃で培養し、大腸菌にGST−可溶型Ror2融合タンパク質を合成させた。
GST−可溶型Ror2融合タンパク(可溶型Ror2)を発現する大腸菌を、超音波破砕機(バイオラプター,UCD−200型、コスモバイオ(株))を使用して、超音波処理によって破砕した。破砕した大腸菌成分から、GSTとグルタチオンの結合を利用して、GST−可溶型Ror2融合タンパク質を精製した。すなわち、グルタチオンを結合したセファロースビーズ(グルタチオンセファロースFF,GEヘルスケアバイオサイエンス社)と破砕した大腸菌溶液(GST−可溶型Ror2融合タンパクを含む)の上清を4℃で16時間混和し、GST−可溶型Ror2融合タンパクをグルタチオンセファロースに結合させる。グルタチオンセファロースに結合したGST−可溶型Ror2融合タンパク質を大腸菌成分から回収する。すなわち、グルタチオンセファロースFFに非特異的に結合した大腸菌成分を0.5%TritonX−100(シグマアルドリッチジャパン社より入手)を含むリン酸緩衝液(PBS、137mM NaCl,10mM Phosphate,2.7mM KCl,pH7.4)で洗い流し、可及的にGST−可溶型Ror2融合タンパク質のみビーズに残った状態にする。このビーズを過剰量の還元型グルタチオンを含む溶液(5mM還元型グルタチオン(和光純薬(株))、150mM食塩を含むトリス緩衝液、pH8.0)に懸濁し、GST−可溶型Ror2融合タンパク質をグルタチオン結合セファロースビーズから溶出する。
溶出した可溶型Ror2溶液は透析膜カセットに入れ、3リットルのPBS中で攪拌する。これを2回繰り返すことによって、ほぼ完全に溶出に使用した溶液成分(5mM還元型グルタチオン、150mM食塩を含むトリス緩衝液、pH8.0)が、ほぼ完全にPBSと置き換えることができる。すなわち、透析によって可溶型Ror2溶液から、低分量のグルタチオンを含む溶出に使用した緩衝液成分を取り除き、溶液をPBSにする。
可溶型Ror2溶液に含まれる大腸菌由来の内毒素をTritonX−114(シグマアルドリッチジャパン社より入手)による相分離によって除去する。すなわち、可溶型Ror2溶液に最終濃度1%になるようにTritonX−114を加え、4℃で30分間混和する。
混和した可溶型Ror2溶液を37℃に温め、TritonX−114を析出する。これを遠心し、TritonX−114を沈殿させる。このとき溶液に含まれていた内毒素は、TritonX−114とともに沈殿相に移行する。
この上清を回収し、TritonX−114による相分離を6回繰り返す。
カブトガニのライセートのゲル化反応によって、内毒素を除去した溶液中の内毒素の量を定量する。
溶液中の内毒素が、1μgタンパク量あたり0.1EU(エンドトキシン単位)以下の可溶型Ror2溶液を使用する。
次に、作製した可溶型Ror2とWnt5aタンパクが結合するか調べた。
可溶型Ror2とWnt5aタンパクをPBS緩衝液(リン酸緩衝液)中で混和した。グルタチオン結合セファロースビーズを用いて、この溶液から可溶型Ror2を回収すると、この可溶型Ror2に結合したWnt5aも一緒に回収された。しかし、GSTとWnt5aタンパクをPBS緩衝液中で混和した溶液からは、Wnt5aは回収できなかった。つまり、可溶型Ror2は、Wnt5aに結合することが確認できた。
次に、Wnt5aによる破骨細胞の分化が、作製した可溶型Ror2で抑制できるか調べた。その結果を図4に示す。Wnt5aを添加した培養では、破骨細胞の分化促進効果がみとめられた。ここに、可溶型Ror2を添加するとWnt5aによる破骨細胞への分化促進効果は抑制された。この結果から、作製した可溶型Ror2はWnt5aと結合し、Wnt5aの作用を阻害することが示された。
通常、破骨細胞の分化は、破骨細胞の前駆細胞であるマクロファージが、骨芽細胞に接触し、骨芽細胞が発現するRANKLの刺激を受けることで起こる。マウスの頭蓋骨から得た骨芽細胞と長管骨より得た骨髄細胞を一緒に培養し、ここに、骨吸収刺激因子として活性型ビタミンD3を添加すると、細胞培養実験においても、より生体内に近い状態で、破骨細胞を分化させることができる。この破骨細胞分化―培養系に、可溶型Ror2を添加した結果を図4に示す。可溶型Ror2を添加すると、活性型ビタミンD3添加によって誘導される破骨細胞の分化は、添加量依存的に抑制された。
骨芽細胞におけるWnt5aの発現を調べると、破骨細胞前駆細胞に比べて、骨芽細胞は、Wnt5aを著明に発現していた。つまり、骨芽細胞は、Wnt5aを常に分泌しており、骨芽細胞が分泌するWnt5aは、RANKLとともに破骨細胞の前駆細胞を刺激することによって、破骨細胞への分化を促進していることが示された。さらに、可溶型Ror2は、このWnt5aのシグナルをブロックし、破骨細胞の分化を抑制することが示された。
一方、リウマチ滑膜においてWnt5aが高発現することが示されている。しかし、リウマチの病態におけるWnt5aの役割は明らかではない。
そこで、上述した精製した可溶型Ror2を破骨細胞の分化を誘導した培養系や生体内で骨吸収を亢進させたモデルに投与した。
ここで、リウマチモデルマウスの作製方法について説明する。関節組織に多く含まれるII型コラーゲンに対するモノクローナル抗体を一匹につき3mg静脈内投与した。抗体投与後2日目に、1匹につき75μgのリポ多糖(LPS)を投与し、関節炎を発症させた。リウマチモデルマウスに関節炎が発症後、マウスを生理食塩水、GSTおよび可溶型Ror2(2μg、20μg)を投与する4つのグールプに分けた。各グループにそれぞれの薬剤を2週間毎日マウスの腹腔内に投与した。
ここで、可溶型Ror2の投与方法について説明する。可溶型Ror2の投与量は、以下の方法で決める。骨芽細胞と骨髄細胞を一緒に培養する。この培養系に活性型ビタミンD3を添加し、破骨細胞を誘導する。この破骨細胞誘導培養系に500ng/mlから2μg/mlの終濃度となるよう可溶型Ror2を生理食塩水(0.9%NaCl)で希釈する。そして、破骨細胞の分化を最も抑制する可溶型Ror2の濃度を決める。この濃度の100倍の濃度の可溶型Ror2の0.2mlを体重30gのマウスの腹腔内へ毎日投与する。投与は2週間行う。
まず、関節リウマチの1つの臨床症状として、手足の腫れが挙げられる。手足の腫れに関しては、生理食塩水、GSTおよび可溶型Ror2(2μg、20μg)を投与した4つのグールプの間で、統計学的に有為な差は認められなかった。
次に、Micro−CTを用いて、足根部の骨吸収の状態を観察した。リウマチを起こしていないコントロールでは、足根部の骨に、骨吸収の後であるレントゲン透過像(骨の黒い部分)が認められなかった。リウマチを起こした群では、足根部の骨に、著明なレントゲン透過像を認めた。可溶型Ror2を20μg投与した群では、レントゲン透過像が著明に減少していた。リウマチによって引き起こされた骨のレントゲン透過像を定量化した結果を図5に示す。可溶型Ror2−20μg投与群は、GST投与群に比べ有為に吸収部位が減少していた。
次に、micro−CTを用いて、脛骨近心部の骨の状態を調べた。microCTによって得られた海綿骨量を定量化した結果を図6に示す。リウマチを発症していない対照群と比較して、リウマチを発症したGST投与群では、著明な海綿骨の減少が認められた。一方、可溶型Ror2−20μg投与したマウスでは、リウマチによる海綿骨の減少が抑制されていた。
次に、脛骨近心部の組織切片を作り、破骨細胞のマーカー酵素である酒石酸耐性酸性ホスファターゼ(TRAP)染色した。脛骨近心部に認められる破骨細胞数を定量化した結果を図7に示す。可溶型Ror2を投与したものでは、頸骨近心部のTRAP陽性破骨細胞が、著明に減少していた。
このように、リウマチの病態において、滑膜組織や骨芽細胞が産生するWnt5aは、マクロファージに存在するRor2受容体を介し、細胞内にシグナルを伝えることによって、RANKLと協調して破骨細胞の分化を増強し、骨破壊を起こしていることが推定された。
また、リウマチの骨破壊において、可溶型Ror2を投与することは、Wnt5aのシグナルをブロックし、破骨細胞の分化を抑制する。この機序によって、可溶型Ror2は、リウマチに伴う骨破壊を防御できる手段であることが確認された。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を具体的に説明してきたが、本発明は、これらの実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、これら本発明の実施の形態及び実施例を、本発明の主旨及び範囲を逸脱することなく、変更又は変形することができる。
本発明の実施形態のいくつかは、Wnt可溶型Ror2受容体タンパク質を用いた骨吸収の阻害薬やWnt可溶型Ror2受容体による炎症性骨破壊の阻害に利用可能であると考えられる。
例えば、今までのところ、関節リウマチを完全に治す治療薬は存在していない。薬による対症治療として、痛みを抑える抗リウマチ剤等の薬がある。また、症状の悪化した患者さんについては切除手術がある。しかし、本発明の実施形態のいくつかを利用すると、骨形成と骨破壊のバランスを調整することができるため、関節リウマチの治療薬として利用することを期待することができる。
このように、医療分野において、骨減少に至る様々な病気の治療に可溶型Ror2を用いることで、骨量減少の予防に役立てることが期待される。特に、現在のところ確実な治療法の確立していない関節リウマチにおいて、治療薬として治療に役立てることが可能であると考えられる。
本発明の実施形態におけるタンパク質の例を概略的に説明する図である。 骨髄マクロファージから破骨細胞への分化に対するWnt5aの効果を示す図である。 Ror2タンパク質の発現を抑制した骨髄マクロファージから破骨細胞への分化に対するWnt5aの効果を示す図である。 骨髄細胞と骨芽細胞の共存培養系での破骨細胞分化に対する可溶型Ror2の効果を示す図である。 リウマチモデルマウスの足根骨の骨吸収に対する可溶型Ror2投与の効果を示す図である。 リウマチモデルマウスの脛骨近位端の海綿骨量に対する可溶型Ror2投与の効果を示す図である。 リウマチモデルマウスの脛骨近位端の破骨細胞数に対する可溶型Ror2投与の効果を示す図である。
符号の説明
10 タンパク質
11 Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列
12 Ror2のIgLDのアミノ酸配列
13 Ror2のCRDのアミノ酸配列
14 Ror2のKDのアミノ酸配列
15 GSTのアミノ酸配列

Claims (8)

  1. Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であることを特徴とするタンパク質。
  2. GSTのアミノ酸配列をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のタンパク質。
  3. 破骨細胞の前駆細胞が破骨細胞へ分化することを阻害する破骨細胞分化阻害剤において、
    請求項1又は2に記載のタンパク質を含むことを特徴とする破骨細胞分化阻害剤。
  4. 炎症性の骨破壊を治療する炎症性骨破壊治療薬において、
    請求項1又は2に記載のタンパク質を含むことを特徴とする炎症性骨破壊治療薬。
  5. Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質をコードすることを特徴とする遺伝子。
  6. 前記タンパク質は、GSTのアミノ酸配列を含むことを特徴とする請求項5に記載の遺伝子。
  7. 請求項5又は6に記載の遺伝子を含むことを特徴とする組み替えベクター。
  8. Ror2の細胞外領域のアミノ酸配列を含むと共に水溶性であるタンパク質をコードする遺伝子を微生物において発現させて、該タンパク質を合成するステップ、及び
    該微生物から該タンパク質を水又は水溶液に溶出させるステップ
    を含むことを特徴とするタンパク質の製造方法。
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