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JP2008309189A - 流体軸受装置用軸部材の製造方法 - Google Patents

流体軸受装置用軸部材の製造方法 Download PDF

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JP2008309189A JP2007155364A JP2007155364A JP2008309189A JP 2008309189 A JP2008309189 A JP 2008309189A JP 2007155364 A JP2007155364 A JP 2007155364A JP 2007155364 A JP2007155364 A JP 2007155364A JP 2008309189 A JP2008309189 A JP 2008309189A
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Abstract

【課題】軸部とフランジ部との間で組立精度を確保しつつも所要の締結強度をばらつきなく得ることのできる流体軸受装置用軸部材の製造方法を提供する。
【解決手段】動圧軸受装置用軸部材の製造方法に、圧入工程S6と加締め工程S8とを設けると共に、圧入時の締め代を評価する工程S5を設け、この工程S5で評価した締め代に基づき加締め条件を設定する工程S7、S8を設けるようにした。また、圧入工程S6の前に、ロットごとに定まる軸部の代表外径寸法とフランジ部の孔の代表内径寸法との差を締め代の狙い値よりも小さく設定するマッチングをロット単位で行う工程S2を設けるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体軸受装置用軸部材の製造方法に関する。
流体軸受装置は、軸受隙間に形成される流体の膜で軸部材を相対回転自在に支持するものである。この種の軸受装置は、特に高速回転時における回転精度、静粛性等に優れており、情報機器をはじめ種々の電気機器に搭載されるモータ用の軸受装置として好適に使用される。具体的には、HDD等の磁気ディスク装置、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM/RAM等の光ディスク装置、MD、MO等の光磁気ディスク装置等におけるスピンドルモータ用の軸受装置として、あるいはレーザビームプリンタ(LBP)のポリゴンスキャナモータ、プロジェクタのカラーホイールモータ、ファンモータなどのモータ用軸受装置として好適に使用される。
通常、流体軸受装置においては、軸部材の軸部が軸受スリーブの内周に挿入され、軸部の外周面と軸受スリーブの内周面との間にラジアル軸受隙間を形成する。また、軸部の一端にフランジ部を設け、このフランジ部の端面とこれに対向する面(例えば軸受スリーブの端面)との間にスラスト軸受隙間を形成する(例えば、特許文献1を参照)。
このように、軸部の外周面はラジアル軸受隙間を形成し、フランジ部の端面はスラスト軸受隙間を形成することから、これらの面は高精度に仕上げておく必要がある。また、ラジアル軸受隙間とスラスト軸受隙間とを共に形成する場合、個々の面精度だけでなく、これらの間の形状精度、すなわち軸部の外周面とフランジ部の端面との間の直角度を高めておくことが重要となる。
互いに別体をなす軸部とフランジ部とを高精度に一体化する方法として、例えば回転軸に環状のスラストプレートを圧入することで固定する手段が提案されている(特許文献2を参照)。
特開2003−239951号公報 特開2001−317545号公報
ところで、最近では、情報機器の小型化・携帯化に伴い、これら情報機器に搭載される流体軸受装置に対する強度(特に、落下等の衝撃に対する強度など)の向上が求められている。従い、軸部とフランジ部とを別体構造とする軸部材であれば、その締結強度を向上させることが重要となる。
特許文献2に記載の如く、圧入手段を採用する場合、締め代の設定のみで比較的高い固定強度を得ることができる。その反面、固定強度と組立て精度とは相反する関係にあるため、抜止め力(固定力)向上の要請に対応するべく締め代を大きく採るほど組立て精度の低下を招き、これにより軸受面間の直角度など所要の形状精度を得ることが困難となる。
また、圧入により締結力を確保する場合、かかる締結力は締め代の態様(大きさ、均一性)に大きく依存する。従い、高い締結力をばらつきなく得るためには、個々の部品の加工精度(寸法精度)を高めるより他ないが、部品によっては高精度加工を要求される他の部位(例えばスラスト軸受面など)との兼ね合いにより、高精度に加工することが困難な場合がある。特に、軸部の外周面とフランジ部の孔とではその加工手段の違いから加工公差(寸法交差)が異なるため、この公差の違いにより生じる締め代のばらつきが大きくなる。これにより、実際の締め代がその許容範囲から外れる組み合わせが生じることがあり、所要の締結力を得ることができない恐れがある。
以上の事情に鑑み、本発明では、軸部とフランジ部との間で組立精度を確保しつつも所要の締結強度をばらつきなく得ることのできる流体軸受装置用軸部材の製造方法を提供することを技術的課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、外周面がラジアル軸受隙間に面する軸部と、軸部の一端に固定されかつ少なくとも一方の端面がスラスト軸受隙間に面するフランジ部とを備える流体軸受装置用軸部材の製造方法であって、フランジ部に設けた孔に軸部を圧入する工程と、軸部とフランジ部との圧入時の締め代を評価する工程と、評価した締め代に基づき、圧入後の加締め条件を設定する工程とを含む流体軸受装置用軸部材の製造方法を提供する。
このように、本発明は、軸部をフランジ部に圧入すると共に、圧入時の締め代を評価し、評価した締め代に基づき加締め条件を設定する点を特徴とするものである。かかる方法によれば、評価した締め代の大小に応じて加締め条件を調整することができるので、締め代のばらつきを加締めにより補って、安定した固定力を軸部とフランジ部との間に付与することができる。特に、評価した締め代が適正な締め代の値より小さい場合には、評価した締め代の値に基づき適正な加締め条件で加締め加工を施すことで、加締めによる補強を実質的かつ有効ならしめることが可能となる。もちろん、圧入により所要の締結力が確保されると推測される締め代の場合には、加締め加工を省略する、との加締め条件を設定することができる。
ところで、上述の組立工程(軸部とフランジ部との一体化を図る工程)は、通常、その生産性およびコスト面を考慮してロット単位で実施される。この場合、圧入工程は、軸部とフランジ部各々のロットから任意に選択した一組の軸部およびフランジ部に対して実施される。このように、ロット単位で組立工程を実施する場合、例えば図9に示すように、有効かつ適正な締め代の範囲(図9中、領域A0で示す範囲)にできる限り多くの軸部とフランジ部とを含める目的で、軸部の代表外径寸法MSとフランジ部の孔の代表内径寸法Mfとの差を締め代の狙い値PaimとするマッチングをロットLS、Lf単位で行うことが考えられる。
しかしながら、このようなマッチングを行った上で圧入を実施すると、組立品の中に、締め代が過小となる範囲(図9中、領域A1で示す範囲)や締め代が過大となる範囲(図9中、領域A2で示す範囲)に属する組立品が含まれてしまう。締め代が過小となる場合には、上述の如く、評価した締め代の大きさに応じて加締めることで固定力を補うことができるが、締め代が過大の場合にはフランジ部の内径部分を削る不良が生じる等、加締めにより補うことのできない不良が生じ、結果的に歩留まりの低下を招く。
そこで、本発明では、圧入工程の前に、ロットごとに定まる軸部の代表外径寸法とフランジ部の孔の代表内径寸法との差を締め代の狙い値よりも小さく設定するマッチングをロット単位で行い、その後に圧入工程を実施することとした。なお、ここでいう『代表外径寸法』との語には、単位ロット中に含まれる全ての軸部の外径寸法の平均値(平均外径寸法)や、軸部の外径寸法をロット単位での度数分布として見た場合に最も度数の高い(ロット中に含まれる割合の最も高い)寸法が含まれるものとする。『代表内径寸法』に関しても同様の概念が含まれるものとする。
適正な締め代の許容範囲は、通常、締め代の狙い値を含む一定の幅を有することから、上述のようにロット単位でマッチングを行うことで、適正な締め代の許容範囲は全体的に締め代が大となる側に移行する。その結果、締め代が相対的に過小となる範囲(適正締め代の許容範囲から締め代が小となる側に外れる範囲)は増加するものの、その分、締め代が相対的に過大となる範囲(適正締め代の許容範囲から締め代が大となる側に外れる範囲)は減少する。ここで、締め代の過小範囲の組み合わせに係る組立品に関しては、評価した締め代に基づき加締め加工を行うことでその固定力を調整できるので、なるべく多くのワークに対して組立後の固定力を確保すると共に、締め代過大による組立不良品の割合を減じて、歩留まりを高めることが可能となる。
また、上述の如くロット単位でマッチングを行うのであれば、ロットごとに定まる軸部の最小外径寸法とフランジ部の孔の最小内径寸法との差を締め代の狙い値とするマッチングを行うのが好ましい。なお、ここでいう『最小外径寸法』は、ロット中に含まれる軸部の外径寸法の中で実質的に最小となる外径寸法を意味するものとする。同様に、『最小内径寸法』は、ロット中に含まれるフランジ部の孔の内径寸法の中で実質的に最小となる内径寸法を意味するものとする。呼び寸法(代表寸法)や加工公差が明確である場合には、これらの値から推定されるものであってもよい。
このように、軸部の最小外径寸法とフランジ部の孔の最小内径寸法との差を締め代の狙い値とするマッチングを行った上で圧入を行うことで、締め代が相対的に過大となる範囲(適正締め代の許容範囲から締め代が大となる側に外れる範囲)を除去することができる。言い換えると、何れの軸部とフランジ部との組み合わせにおいても、締め代がその許容範囲から過大側に外れる状態を排除することができる。従って、圧入に係る組立不良をさらに減じて、軸部材としての歩留まりを一層高めることが可能となる。
ここで、締め代の評価方法としては、例えば、圧入前に測定した軸部の外径寸法とフランジ部の孔の内径寸法とに基づき評価する方法や、圧入時の荷重に基づき評価する方法などを挙げることができる。ここで、圧入時の荷重に基づき評価するのであれば、、各々の圧入品に応じてその圧入状態に関する情報を得ることができるので、個別具体的な圧入状態を反映した情報に基づき締め代(圧入により得られるものと推定される締結力)を評価することができる。また、圧入時に用いる治具等に適当な圧力センサを設けるだけで個別に評価することができるので、各寸法を測定する工程および設備を別途設ける必要もなく、経済的にも好適である。
また、評価した締め代に基づき加締め条件を設定する方法としては、例えば、評価すべき締め代の下限値を設定し、実際に評価した締め代が予め設定した下限値を下回った場合に加締め条件を一定の値に設定して加締め加工を行う方法や、評価した締め代に基づく締結力と加締めによる締結力との総和が一定となるよう、加締め条件を設定する方法などを挙げることができる。このうち、予め設定した下限値を下回った場合に加締め条件を一定の値に設定して加締め加工を行う方法によれば、加締め工程をロットごとに単一の態様(例えば一定の加締め荷重)で行うことができ、実用的である。なお、加締め条件の具体例としては、加締め加工時、加締め用治具がワークから受ける反力を加締め荷重として評価し、かかる反力の最大値で加締め加工を制御する方法や、加締め用治具の押し込み量でもって制御する方法などを挙げることができる。
以上のように、本発明によれば、軸部とフランジ部との間で組立精度を確保しつつも所要の締結強度をばらつきなく得ることのできる流体軸受装置用軸部材の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図6に基づき説明する。なお、以下の説明における『上下』方向は、単に各図における構成要素間の位置関係を容易に理解するために用いるもので、流体軸受装置(動圧軸受装置)の設置方向や使用態様、あるいは後述する軸部材の組立態様等を特定するものではない。
図2は、本発明の一実施形態に係る動圧軸受装置1を具備したスピンドルモータの断面図を示す。このスピンドルモータは、例えば磁気ディスクを備えたHDDのディスク駆動モータとして用いられるもので、ハブ3を取り付けた軸部材2をラジアル方向に非接触支持する動圧軸受装置1と、例えば半径方向のギャップを介して対向させたステータコイル4aおよびロータマグネット4bとからなる駆動部4と、ブラケット5とを備えている。ステータコイル4aはブラケット5に固定され、ロータマグネット4bはハブ3に固定される。動圧軸受装置1のハウジング7は、ブラケット5の内周に固定される。また、同図に示すように、ハブ3にはディスク6(図2では2枚)が保持される。このように構成されたスピンドルモータにおいて、ステータコイル4aに通電すると、ステータコイル4aとロータマグネット4bとの間に発生する励磁力でロータマグネット4bが回転し、これに伴って、ハブ3に保持されたディスク6が軸部材2と一体に回転する。
図3は、動圧軸受装置1の断面図を示している。この動圧軸受装置1は、後述する本発明の一実施形態に係る方法で製造された軸部材2を備えるもので、軸部材2の他、ハウジング7と、ハウジング7の内周に固定される軸受スリーブ8と、ハウジング7の一端を閉塞する蓋部材9と、ハウジングの他端開口側に配設されるシール部材10とを備える。
ハウジング7は、例えば真ちゅう等の金属材料や樹脂材料で筒状に形成され、その軸方向両端を開口した形態をなす。ハウジング7の内周面7aには、軸受スリーブ8の外周面8cが、例えば接着(ルーズ接着や圧入接着を含む)、圧入、溶着(超音波溶着やレーザ溶着を含む)など適宜の手段で固定される。また、内周面7aの下端側には、内周面7aよりも大径であって、後述する蓋部材9を固定するための固定面7bが形成される。
軸受スリーブ8は、例えば焼結金属からなる多孔質体で円筒状に形成される。この実施形態では、軸受スリーブ8は、銅を主成分とする焼結金属の多孔質体で円筒状に形成され、ハウジング7の内周面7aに接着固定される。軸受スリーブ8は、樹脂やセラミック等の非金属材料からなる多孔質体で形成することもでき、また焼結金属等の多孔質体以外にも、内部空孔を持たない、あるいは潤滑油の出入りができない程度の大きさの空孔を有する構造の材料で形成することもできる。
軸受スリーブ8の内周面8aの全面又は一部の領域には、ラジアル動圧発生部として複数の動圧溝を配列した領域が形成される。この実施形態では、例えば図4に示すように、互いに傾斜角の異なる複数の動圧溝8a1、8a2をヘリングボーン形状に配列した領域が、軸方向に離隔して2ヶ所に形成される。この実施形態では、軸受内部における潤滑油の循環を意図的に作り出す目的で、一方側(ここでは上側)の動圧溝8a1、8a2配列領域を軸方向非対称に形成している。図4に例示の形態で説明すると、軸方向中心mより上側(シール部材10側)の動圧溝8a1配列領域の軸方向寸法X1が、下側の動圧溝8a2配列領域の軸方向寸法X2よりも大きくなるように形成されている。
軸受スリーブ8の下端面8bの全面または一部の領域には、例えば図5に示すように、スラスト動圧発生部として、複数の動圧溝8b1をスパイラル形状に配列した領域が形成される。この動圧溝8b1配列領域は、完成品の状態では後述するフランジ部22の上端面22aと対向し、軸部材2の回転時、上端面22aとの間に後述する第1スラスト軸受部T1のスラスト軸受隙間を形成する(図3を参照)。
軸受スリーブ8の外周面8cには、軸方向に向けて伸びる複数の軸方向溝8c1が形成されている。これら軸方向溝8c1は、主に動圧軸受装置1の使用時、軸受内部空間内で潤滑油の過不足が生じた場合などに、この過不足状態を早急に適正な状態に回復する役割を果たす。
ハウジング7の下端側を閉塞する蓋部材9は、例えば金属材料あるいは樹脂材料で形成され、ハウジング7の内周下端に設けられた固定面7bに固定される。この際、蓋部材9の固定には、接着、圧入、溶着、溶接など任意の手段を用いることができる。
蓋部材9の上端面9aの全面又は一部の領域には、例えば図5と同様の配列態様(スパイラルの方向は逆)をなす動圧溝配列領域が形成される。この動圧溝配列領域(スラスト動圧発生部)は、完成品の状態ではフランジ部22の下端面22bと対向し、軸部材2の回転時、下端面22bとの間に後述する第2スラスト軸受部T2のスラスト軸受隙間を形成する(図3を参照)。
シール手段としてのシール部材10は、この実施形態ではハウジング7と別体に金属材料あるいは樹脂材料で形成され、ハウジング7の上端内周に圧入、接着、溶着、溶接等任意の手段で固定される。
シール部材10の内周にはテーパ形状をなすシール面10aが形成されており、このシール面10aと、後述する軸部21の外周面との間にシール空間Sが形成される。潤滑油を動圧軸受装置1内部に充満させた状態では、潤滑油の油面は常にシール空間Sの範囲内に維持される。
軸部材2は、軸部21と、中央に設けた孔に軸部21の下端を固定した環状のフランジ部22とで構成される。軸部21の外周には、図3に示すように、軸受スリーブ8の内周面8aに設けられた動圧溝8a1、8a2配列領域とラジアル方向に対向するラジアル軸受面21aが形成される。この実施形態ではラジアル軸受面21aは軸方向に離隔して2ヶ所に設けられる。これらラジアル軸受面21a、21aの間には、ラジアル軸受面21aより小径のヌスミ部21bが設けられる。
軸部21の下端はフランジ部22に圧入されている。また、軸部21とフランジ部22との嵌合領域の軸方向端部(ここでは軸受スリーブ8側)に、フランジ部22との加締め固定部23が形成されている。
なお、軸部21については、ステンレス鋼など、強度、剛性、耐摩耗性等に優れた材料で形成するのが好ましく、また、フランジ部22については、例えば真ちゅう等、軸部21に比べて加締め加工時における塑性加工性に優れた材料で形成されるのが好ましい。
上述の構成部品を組立てた後、軸受内部空間(図3中、散点模様で示す領域)に潤滑油を充填することで、完成品としての動圧軸受装置1を得る。ここで、動圧軸受装置1内部に充満される潤滑油としては、種々のものが使用可能であるが、HDD等のディスク駆動装置用の動圧軸受装置に提供される潤滑油には、その使用時あるいは輸送時における温度変化を考慮して、低蒸発率及び低粘度性に優れたエステル系潤滑油、例えばジオクチルセバケート(DOS)、ジオクチルアゼレート(DOZ)等が好適に使用可能である。
上記構成の動圧軸受装置1において、軸部材2の回転時、軸受スリーブ8の双方の動圧溝8a1、8a2配列領域は、軸部21のラジアル軸受面21a、21aとラジアル軸受隙間を介して対向する。そして、軸部材2の回転に伴い、上下何れの動圧溝8a1、8a2配列領域においても潤滑油が動圧溝8a1、8a2の軸方向中心mに向けて押し込まれ、その圧力が上昇する。このような動圧溝8a1、8a2の動圧作用によって、軸部材2を回転自在にラジアル方向に非接触支持する第1ラジアル軸受部R1と第2ラジアル軸受部R2とがそれぞれ軸方向に離隔して2ヶ所に構成される。
これと同時に、軸受スリーブ8の下端面8bに設けた動圧溝8b1配列領域とこれに対向するフランジ部22の上端面22aとの間のスラスト軸受隙間、および蓋部材9の上端面9aに設けた動圧溝配列領域とこれに対向するフランジ部22の下端面22bとの間のスラスト軸受隙間に、動圧溝の動圧作用により潤滑油の油膜がそれぞれ形成される。そして、これら油膜の圧力によって、軸部材2をスラスト方向に非接触支持する第1スラスト軸受部T1と第2スラスト軸受部T2とがそれぞれ構成される。
以下、軸部材2の製造方法の一例を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る動圧軸受装置(流体軸受装置)用軸部材2の製造方法のフローチャートを示している。図1に示すように、この製造方法は、組立に係る部品、すなわち軸部21およびフランジ部22を受入れる工程S1と、受入れた軸部21およびフランジ部22に対してロット単位でマッチングを行う工程S2と、マッチングを行った軸部21およびフランジ部22のロットからそれぞれ1個の軸部21およびフランジ部22を任意に抽出する工程S3と、抽出した軸部21の外径寸法とフランジ部22の孔の内径寸法とを測定する工程S4と、測定した各寸法の差に基づき、両部品を圧入した際の締め代(圧入代)を評価する工程S5と、締め代の評価を行った軸部21をフランジ部22の孔に圧入する工程S6と、評価した締め代が予め設定した締め代の所定値を下回るか否かを判定する工程S7と、判定の結果、所定値を下回ると判定された圧入品に対して加締め加工を施す工程S8とを有する。以下、マッチング工程S2を中心に各工程S1〜S8を説明する。
まず、工程S1にて、各々の加工工程を経て得られた軸部21およびフランジ部22をそれぞれロット単位で組立工程に受入れる。ここで、軸部21としては、例えば旋削等で粗成形した後、ラジアル軸受面を含む外周面(図3で示すラジアル軸受面21a、21a)に研削加工を施すことで、圧入すべき外周面を高精度(数μm以下)に仕上げたものを受入れている。これに対して、フランジ部22としては、スラスト軸受面となる両端面(図3で示す上端面22aおよび下端面22b)とは別加工で、例えば旋削等の粗加工で孔と同時に内周面22cを形成したものを受入れている。
次に、ロット単位で受入れた軸部21およびフランジ部22に対してマッチングを行う(工程S2)。具体的には、図6に示すように、ロットLSごとに定まる軸部21の代表外径寸法MSと、同じくロットLfごとに定まるフランジ部22の孔の代表内径寸法Mf1との差Pm1が締め代の狙い値Paimよりも小さくなるよう、マッチングを行う。ここでは、内周面22cの呼び寸法、すなわち代表内径寸法Mf1を、図9に示すマッチング(代表寸法MS、Mfの差を狙い値Paimとするマッチング)に用いるロットLfの代表内径寸法Mfに比べて大きくしたフランジ部22のロットLfを、軸部21のロットLSに対してマッチングするようにしている。
なお、締め代の狙い値Paimとしては、その用途や動圧軸受装置1の搭載機種などに応じて要求される最低限の抜去力を得ることができ、かつ圧入による部品精度の低下を生じない程度の上限の範囲内において、適宜に設定される。また、この際に定められる範囲が、適正な締め代の許容範囲(図6中、領域A0で示す範囲)となる。また、上述の加工手段の相違から、軸部21のロットLSの加工公差TSは、フランジ部22のロットLfの加工公差Tfよりも小さい。また、この実施形態では、軸部21とフランジ部22のロットLS、Lfとして、代表外径寸法MSおよび代表内径寸法Mf1が共に各ロットの平均外径寸法および平均内径寸法に等しいものが用いられる。
上述のようにしてマッチングを行った軸部21のロットLSとフランジ部22のロットLfとから、それぞれ1個の軸部21とフランジ部22を任意に選択し、抽出する(工程S3)。そして、抽出した1組の軸部21の外径寸法とフランジ部22の孔の内径寸法とをそれぞれ測定する(工程S4)。
工程S4にて測定された各部品の寸法に基づき、双方の部品の圧入時に得られる締め代を評価する。具体的には適当なメモリ(データベースを含む)に蓄積された各部品の寸法に関する情報から、圧入に供する一組の軸部21およびフランジ部22の径寸法差を締め代の値として算出する。算出された締め代に関する情報は、後工程(次々工程)となる係る締め代の判定工程S7へと伝達される。
寸法の測定を終えた軸部21を対となるフランジ部22の孔に圧入する(工程S6)。ここで得られる締め代は、工程S5にて算出した値であるため、圧入時における実際の締め代を測定することなく、次工程に係る締め代の判定工程S7にて、加締め加工の要否を個別に判定する(工程S7)。具体的には、評価された締め代が、予め設定した閾値(最低限必要と認められる抜去力に相当する締め代の値)を下回る場合、当該圧入品に対して加締め加工を行うようにする(工程S8)。ここでは、加締め加工の必要有りと判定された全ての圧入品に対して加締め力が一律に付与されるよう、その加締め条件の設定がなされる。
また、工程S7にて、加締め加工の必要なしと判定された圧入品については、加締め加工を経ることなく、完成品としてその組立を終了する。
ここで、加締め加工は、圧入により一体化した軸部21とフランジ部22とを適当な治具で保持した状態で、軸部21とフランジ部22の何れかに部分的な塑性加工を施すことで行われる。この際、加工対象は軸部21に比べて比較的軟質の材料で形成可能なフランジ部22であるのがよく、その際には、軸部21との圧入締結部近傍となるフランジ部22の上端面22a内周に適当な加締め加工用の治具を押圧することでフランジ部22を塑性変形させるのがよい。また、加締めによるフランジ部22の変形、特に被加締め加工部の周辺に生じる盛上りを低減するため、フランジ部22の上端面22a内周の一部、あるいは内周面22cの上端面22a側の一部を取り除いておくことも有効である。
以上の工程S3〜S7(必要に応じてS8まで)を経て一組の軸部21およびフランジ部22に対して圧入および必要に応じて加締め加工が施され、組立品としての軸部材2が形成される。かかる一連の工程S3〜S8を、ロットLS、Lf中可能な限り全ての軸部21およびフランジ部22に対して実施し、組立品としての軸部材2を得る。
このように、圧入により、軸部21とフランジ部22との組立を図ることとし、かつ、圧入時の締め代を評価し、評価した締め代に基づき加締め条件を設定するようにすることで、評価した締め代の大小に応じて加締め条件を調整することができる。よって、締め代のばらつきを加締めにより補って、安定した固定力を軸部21とフランジ部22との間に付与することができる。具体的には、評価した締め代が適正な締め代の許容範囲を下回る場合、図6で言えば、領域A1に係るフランジ部22と軸部21との組み合わせに係る場合には、評価した締め代の値に基づき適正な加締め条件で加締め加工を施すことで、加締めによる補強を実質的かつ有効に作用させることができる。
また、この実施形態では、圧入工程の前に、ロットLS、Lfごとに定まる軸部21の代表外径寸法MSとフランジ部22の孔の代表内径寸法Mfとの差Pm1を締め代の狙い値Paimよりも小さく設定するマッチングをロット単位で行うようにした。そのため、適正な締め代の許容範囲(図6中、領域A0で示す範囲。ここでは、軸部の加工公差TSに一致している。)は全体的に締め代が大となる側に移行する。その結果、締め代が相対的に過小となる領域A1(適正締め代の許容幅領域A0から締め代が小となる側に外れる範囲)は増加するものの、その分、締め代が相対的に過大となる領域A2(適正締め代の許容幅領域A0から締め代が大となる側に外れる範囲)は減少する。ここで、締め代の過小領域A1に属するフランジ部22と軸部21の組み合わせに係る組立品に関しては、評価した締め代に基づき加締め加工を行うことでその固定力を調整できるので、ロット中なるべく多くのワークに対して圧入および加締め後の固定力を確保すると共に、締め代過大による組立不良品の割合を減じて、歩留まりを高めることが可能となる。
また、上述の如くロット単位でマッチングを行う場合、例えば図7に示すように、ロットLS、Lfごとに定まる軸部21の最小外径寸法MSminとフランジ部22の孔の最小内径寸法Mfminとの差を締め代の狙い値Paimとするマッチングを行うこともできる。このようにマッチングを行った上で圧入を行うことで、締め代が相対的に過大となる領域A2に含まれるフランジ部22と軸部21との組立品を排除することができる。従って、圧入に係る組立不良をさらに減じて、軸部材2としての歩留まりを一層高めることが可能となる。なお、図7に例示のように、代表外径寸法MSと最小外径寸法MSminとの差が加工公差TSの半分に一致するロットLSの場合(フランジ部のロットLfについても同様に、代表内径寸法Mf2と最小内径寸法Mfminとの差が加工公差Tfの半分に一致する場合)には、各代表寸法MS、Mf2間の差Pm2でもってマッチングが可能であり、管理が容易となる。
また、この実施形態のように、評価した締め代が所定量を下回る組み合わせに係る圧入品に対して、一定の加締め条件を付与するよう設定すれば加締め加工の制御も容易となる。また、加締め加工の態様だけでなくその設備を簡略化することができ、経済的にも好適である。
以上、本発明の一実施形態に係る軸部材2の製造方法を説明したが、もちろん、本発明の範囲内において、その実施態様を変更することが可能である。
例えば上記実施形態では、締め代の評価(工程S5)を、軸部21の外径寸法とフランジ部22の孔の内径寸法とを測定した結果に基づき行う場合を説明したが、これ以外の情報に基づき締め代の評価を行うことも可能である。図8はその一例に係る製造方法のフローチャートを示すもので、主に、圧入すべき軸部21とフランジ部22とを抽出する工程S3の後に、圧入を開始する工程S6−1と、圧入時の荷重を計測する工程S6−2、および計測した荷重に基づき締め代を評価する工程S6−3とを有する点で、図1に示す製造方法とその構成(工程)を異にする。
このように、圧入時の荷重を計測し、計測した荷重に基づき締め代を評価するようにすれば、個別の圧入品に応じてその圧入状態に関する情報を得ることができるので、個別具体的な圧入状態を反映した情報に基づき締め代(圧入により得られるものと推定される固定力)を評価することができる。また、加締め用の治具に設けたロードセル等の圧力センサにより、圧入力を軸部21がフランジ部22から受ける反力として計測することで、圧入前に個別に寸法を測定する場合と比べて、その工程数および設備を簡略化することができ、好適である。もちろん、計測した荷重(反力等)をそのまま評価した締め代として後の判定工程S7で使用できるのであれば、工程S7における判定基準を加締め荷重に置き換えて判定することも可能である。
また、以上の実施形態では、用途あるいは搭載機種等に応じて要求される最低限の抜去力に相当する値として締め代の閾値(下限値)を設定し、実際に評価した締め代が閾値を下回った場合に加締め条件を一律に設定する工程(工程S7)を設ける場合を説明したが、もちろんこれ以外の手段でもって加締め条件を適切に設定することが可能である。例えば、締め代の評価(工程S5あるいは工程S6−3)の後、工程S7に代えて、評価した締め代に基づく締結力と加締めによる締結力との総和が一定となるよう、加締め条件を設定する工程(その後、設定した加締め条件に応じて加締め加工を実施)を設けることも可能である。あるいは、評価した締め代が前述の閾値に満たないものにつき、圧入による締結力と加締めによる締結力との総和が前述の閾値に一致するよう、その加締め条件を設定する工程とすることも可能である。このように加締め条件を設定することで、よりばらつきの少ない、均一な固定強度を有する軸部材を得ることができる。
なお、上述の実施態様において採用される、締め代の評価(S5、S6−3)および、締め代の判定工程S7は、ロット単位でのマッチング工程S2を必須とはしない。すなわち、ロット単位でなく全品混入状態で各部品を受入れた場合であっても、上述の工程を経ることにより、加締めの要否も含め、加締め条件を制御することができるので、ばらつきの少ない、安定した固定強度を軸部材に与えることができる。
また、この実施形態では、加締め固定部23を、軸部21とフランジ部22との圧入領域の軸方向上端(上端面22aの側)に設けた場合を例示したが、これに加えてフランジ部22の下端面22bの内周に適当な治具により加締め加工を施すようにしても構わない。この場合には、判定工程S7にて、必要となる抜け止め力に応じて、一端側の加締め加工、あるいは両端側の加締めの要否を決定する(加締め条件を設定する)ようにすればよい。
以上説明した本発明に係る製造方法は、上記の構成に限らず、他の構成をなす流体軸受装置にも適用可能である。
例えば上記実施形態では、軸部21の外周面をラジアル軸受面21aとして、フランジ部22の上端面22aおよび下端面22bをそれぞれスラスト軸受面として使用した場合を説明したが、これに限る必要はない。例えば図示は省略するが、双方の端面22a、22bのうち、上端面22aのみをスラスト軸受面として使用する構成の流体軸受装置用の軸部材に、本発明を適用することもできる。
なお、以上の実施形態では、ハウジング7と、軸受スリーブ8とを別体としたが、動圧軸受装置1の固定側を構成する部品群から選択される2以上の部品同士を、アセンブリ可能な範囲において一体化(同一材料で一体に形成、あるいは一方の部品をインサートして他方の部品を型成形)することも可能である。例えば図3に示す構成でいえば、ハウジング7と軸受スリーブ8、ハウジング7と蓋部材9、ハウジング7とシール部材10との間で一体化が可能である。ハウジング7と軸受スリーブ8、およびシール部材10を一体化することも可能である。また、軸部と一体化するフランジ部の形状により本発明の適用が妨げられることはない。例えば、シール面を外周に設けたフランジ部を一体に有する軸部材に対しても、本発明を適用することは可能である。
また、以上の実施形態では、ラジアル軸受部R1、R2およびスラスト軸受部T1、T2として、へリングボーン形状やスパイラル形状の動圧溝により潤滑油の動圧作用を発生させる構成を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ラジアル軸受部R1、R2として、図示は省略するが、軸方向の溝を円周方向の複数箇所に形成した、いわゆるステップ状の動圧発生部、あるいは、円周方向に複数の円弧面を配列し、対向する軸部21の外周面(ラジアル軸受面21a)との間に、くさび状の半径方向隙間(軸受隙間)を形成した、いわゆる多円弧軸受を採用してもよい。
あるいは、ラジアル軸受面となる軸受スリーブ8の内周面8aを、動圧発生部としての動圧溝や円弧面等を設けない真円状内周面とし、この内周面と対向する真円状の外周面(ラジアル軸受面21a)とで、いわゆる真円軸受を構成することができる。
また、スラスト軸受部T1、T2の一方又は双方は、同じく図示は省略するが、スラスト軸受面となる領域に、複数の半径方向溝形状の動圧溝を円周方向所定間隔に設けた、いわゆるステップ軸受、あるいは波型軸受(端面が調和波形などの波型になったもの)等で構成することもできる。
また、以上の実施形態では、動圧発生部を何れも固定側(軸受スリーブ8、蓋部材9など)に設けた場合を説明したが、その一部あるいは全てを回転側(軸部21やフランジ部22など)に設けることも可能である。具体的には、軸部21の外周面(ラジアル軸受面21a)やフランジ部22の両端面22a、22bのうち、1ヶ所以上に既述の動圧発生部を設けることが可能である。
なお、以上の実施形態では、軸部材2が回転して、それを軸受スリーブ8などで非接触支持する構成を説明したが、これとは逆に、軸受スリーブ8の側が回転して、それを軸部材2の側で支持する構成に対しても本発明を適用することが可能である。この場合、軸受スリーブ8は、例えば図2に示すハブ3に一体又は別体に固定され、ハブ3と一体に回転するよう構成される。
また、以上の実施形態では、動圧軸受装置1の内部に充満し、ラジアル軸受隙間やスラスト軸受隙間に流体膜を形成するための流体として潤滑油を例示したが、これ以外にも流体膜を形成可能な流体、例えば空気等の気体や、磁性流体等の流動性を有する潤滑剤、あるいは潤滑グリース等を使用することもできる。
本発明の一実施形態に係る動圧軸受装置用軸部材の製造方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る動圧軸受装置を備えたモータの断面図である。 動圧軸受装置の断面図である。 軸受スリーブの断面図である。 軸受スリーブのフランジ部と対向する端面の平面図である。 相互にマッチングすべき1組のロットにおける軸部の外径寸法の度数分布、およびフランジ部の孔の内径寸法の度数分布の一例を示す図である。 相互にマッチングすべき1組のロットにおける軸部の外径寸法の度数分布、およびフランジ部の孔の内径寸法の度数分布の他の例を示す図である。 他の実施形態に係る動圧軸受装置用軸部材の製造方法のフローチャートである。 相互にマッチングすべき1組のロットにおける軸部の外径寸法の度数分布、およびフランジ部の孔の内径寸法の度数分布の従来例を示す図である。
符号の説明
1 動圧軸受装置
2 軸部材
8 軸受スリーブ
8a1、8a2 動圧溝
21 軸部
21a ラジアル軸受面
22 フランジ部
22c 内周面
23 加締め固定部
0 締め代の許容幅領域
1 締め代の過小領域
2 締め代の過大領域
f、Mf1、Mf2 代表内径寸法
S 代表外径寸法
f、TS 加工公差
aim 締め代の狙い値
S1 受入れ工程
S2 ロット単位のマッチング工程
S3 抽出工程
S4 寸法測定工程
S5 締め代評価工程
S6 圧入工程
S7 判定工程
S8 加締め加工工程

Claims (8)

  1. 外周面がラジアル軸受隙間に面する軸部と、軸部の一端に固定されかつ少なくとも一方の端面がスラスト軸受隙間に面するフランジ部とを備える流体軸受装置用軸部材の製造方法であって、
    フランジ部に設けた孔に軸部を圧入する工程と、
    軸部とフランジ部との圧入時の締め代を評価する工程と、
    評価した締め代に基づき、圧入後の加締め条件を設定する工程とを含む流体軸受装置用軸部材の製造方法。
  2. 圧入工程を、軸部とフランジ部各々のロットから任意に選択した1組の軸部およびフランジ部に対して行うものとし、かつ、
    圧入工程の前に、ロットごとに定まる軸部の代表外径寸法とフランジ部の孔の代表内径寸法との差を締め代の狙い値よりも小さく設定するマッチングをロット単位で行う請求項1記載の製造方法。
  3. ロットごとに定まる軸部の最小外径寸法とフランジ部の孔の最小内径寸法との差を締め代の狙い値とするマッチングをロット単位で行う請求項2記載の製造方法。
  4. 圧入前に測定した軸部の外径寸法とフランジ部の孔の内径寸法とに基づき、締め代の評価を行う請求項1又は2記載の製造方法。
  5. 圧入時の荷重に基づき、締め代の評価を行う請求項1又は2記載の製造方法。
  6. 評価すべき締め代の下限値を設定し、評価した締め代がこの下限値を下回った場合に加締め条件を一定の値に設定して加締め加工を行う請求項1又は2記載の製造方法。
  7. 評価した締め代に基づく締結力と加締めによる締結力との総和が一定となるよう、加締め条件を設定する請求項1又は2記載の製造方法。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載の方法で製造された軸部材を備える流体軸受装置。
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