JP2008306011A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】クロスポイント型構成において、記憶素子を微細化しても充分に大きな書き込み電流値を確保でき、高信頼性で、かつ高集積化を可能とする不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】基板上に形成された下部電極20と、上部電極26と、これら下部電極20と上部電極26とにはさまれた抵抗変化層25とを含み構成される記憶素子24を備えてなるものであって、下部電極20の電極面に凹部が設けられており、抵抗変化層25は凹部に沿って凹部が形成された領域の電極面を被覆して形成され、上部電極26の電極面は凸部26bを有し、凸部26bが抵抗変化層25を介して凹部に埋設している。記憶素子24は凹部の電極面、凸部26bの電極面および凹部と凸部26bの電極面に挟まれた領域の抵抗変化層25aとからなる構成を有する。
【選択図】図2
【解決手段】基板上に形成された下部電極20と、上部電極26と、これら下部電極20と上部電極26とにはさまれた抵抗変化層25とを含み構成される記憶素子24を備えてなるものであって、下部電極20の電極面に凹部が設けられており、抵抗変化層25は凹部に沿って凹部が形成された領域の電極面を被覆して形成され、上部電極26の電極面は凸部26bを有し、凸部26bが抵抗変化層25を介して凹部に埋設している。記憶素子24は凹部の電極面、凸部26bの電極面および凹部と凸部26bの電極面に挟まれた領域の抵抗変化層25aとからなる構成を有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、抵抗変化層を含む記憶素子を備えた不揮発性半導体記憶装置に関し、特に抵抗変化層と電極とを立体的に構成する構造に関する。
近年、電子機器におけるデジタル技術の進展に伴い、音楽、画像、情報等のデータを保存するために、大容量で、かつ不揮発性の半導体記憶装置の開発が活発に行われている。例えば、強誘電体を容量素子として用いる不揮発性半導体記憶装置は既に多くの分野で用いられている。さらに、このような強誘電体キャパシタを用いる不揮発性半導体記憶装置に対して、磁気抵抗効果型の記憶素子、例えばTMR素子を用いた不揮発性半導体記憶装置や、電気的パルスの印加によって抵抗値が変化し、その状態を保持し続ける抵抗変化型の記憶素子を用いた不揮発性半導体記憶装置(以下、これをReRAMとよぶ)等が、通常の半導体プロセスとの整合性を取りやすく、かつ微細化が可能という点で注目されている。
例えば、TMR素子を具備する不揮発性半導体記憶装置では、微細化および高集積化に適した立体的な構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この不揮発性半導体記憶装置は、筒型に形成された磁気固定層と、筒型をなす磁気固定層の外部表面または内部表面のいずれかを覆うように形成されたトンネル絶縁膜と、トンネル絶縁膜を介して磁気固定層に対向しトンネル絶縁膜の表面を覆うように形成された磁気自由層とを含み、かつ磁気固定層の磁化の方向が筒型の中心軸方向に対して並行なTMR素子を具備している。そして、筒状をなすTMR素子の中心軸方向に沿って内側にプラグを配置した立体的な構成も示されている。このような構成とすることにより、周辺部における不規則な磁区の発生が最小となり、MR比が向上すると同時にTMR素子の面積効率を高めることができるので、書き込み/読み出しマージンが大きく、かつ高集積化が可能になるとしている。
また、1つのトランジスタと1つの記憶部とで構成されるReRAMにおいて、既存のDRAMプロセスをそのまま使用可能とするための構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このReRAMは、トランジスタとこのトランジスタのドレインに連結されている不揮発性の記憶素子からなる。そして、この記憶素子は、上部電極と下部電極の間に電流パルスによって抵抗が可逆的に変化する抵抗変化層を挟持して構成されている。抵抗変化層としては、ニッケル酸化膜(NiO)、バナジウム酸化膜(V2O5)、亜鉛酸化膜(ZnO)、ニオブ酸化膜(Nb2O5)、チタン酸化膜(TiO2)、タングステン酸化膜(WO3)またはコバルト酸化膜(CoO)等が用いられている。このような遷移金属酸化膜は閾値以上の電圧または電流が印加されたときに特定の抵抗値を示し、その抵抗値は新たに電圧または電流が印加されるまでは、その抵抗値を保持しつづけることが知られており、かつ既存のDRAMプロセスをそのまま使用して作製できるという特徴を有している。
上記例は1つのトランジスタと1つの不揮発性記憶部の構成からなるが、さらに大容量化を実現するためにクロスポイント型構成のReRAMも検討されている。例えば、基板と、この基板上に設けられた複数の下部電極と、この下部電極上に設けられ、下部電極と交差し、交差する位置にクロスポイントを形成する複数の上部電極と、各クロスポイントにおける上部電極と下部電極との間にアクティブ層を配置した構造が示されている(例えば、特許文献3参照)。このようなクロスポイント型構成とすることにより、クロストークを小さくすることができるだけでなく、クロスした交点に記憶素子あるいは記憶素子とダイオードを形成するので、より微細化、大容量化も可能である。
特開2003−298019号公報
特開2004−363604号公報
特開2003−68983号公報
上記第1の例は、TMR素子を筒状に、基板表面に対して垂直方向に形成することにより、不揮発性半導体磁気記憶装置としては微細化、高集積化を実現している。しかしながら、TMR素子を用いる記憶装置は、TMR素子の構造が複雑であり、さらに、このTMR素子を駆動するために、交差して配置された2本の書き込み/読み出し共通配線や書き込み選択トランジスタを設けることが必要であるためプロセスが複雑となり、しかもDRAMプロセスに適合し難い。このため、低コスト化が困難である。
また、上記第2の例は、スイッチング機能を有する1つのダイオードと1つの記憶素子との構成が示されているが、抵抗変化層を含む記憶素子の具体的な構成については示されていない。抵抗変化層を含む記憶素子を微細化するにつれて、読み込み電流値を充分確保することが困難となり、微細化に対する制約となるが、これに対する方法や構成についてはまったく開示も示唆もされていない。
さらに、第3の例は、クロスポイント型構成で、コンタクトホール中に埋め込み形成したアクティブ層である抵抗変化層が示されているが、コンタクトホール中に抵抗変化層を埋め込み形成する構成においては、微細化したときに抵抗変化層の抵抗値を読み出すための充分な電流を流すことができず、読み出し動作が不安定になるという課題を有する。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、クロスポイント型構成において、記憶素子を微細化しても充分に大きな読み出し電流値を確保でき、高信頼性で、かつ高集積化を可能とする不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の不揮発性半導体記憶装置は、基板上に形成された下部電極と、上部電極と、これら下部電極と上部電極とにはさまれた抵抗変化層とを含んで構成される記憶素子を備えてなるものであって、下部電極と上部電極のいずれか一方の電極面に凹部が設けられており、抵抗変化層は凹部に沿って凹部が形成された領域の一方の電極面を被覆して形成され、下部電極と上部電極のうちの他方の電極面は凸部を有し、凸部が抵抗変化層を介して凹部に埋設した構成を有する。
このような構成とすることにより、記憶素子が立体的な構造からなるので微細化しても読み込み電流を充分確保でき、安定で、再現性のよい不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
また、上記構成において、下部電極と上部電極との間に、記憶素子に対して直列に非オーミック性素子がさらに形成されていてもよい。このような構成とすることにより、複数の記憶素子をアレイ状に配置する場合にクロストークを防止でき、安定で、かつ再現性のよい書き込みや読み出しを行うことができる。クロストークとはリーク電流による誤動作も含む。
また、上記構成において、下部電極は基板上にストライプ状に形成されており、上部電極は下部電極を含む基板上に形成された素子用層間絶縁層を介して下部電極に対して交差するストライプ状に形成されており、記憶素子は下部電極と上部電極とが交差する交差部に形成されている構成としてもよい。
このような構成とすることにより、クロスポイント型構成で記憶素子を微細化しても大きな読み込み電流を得ることができ、大記憶容量の不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
また、上記構成において、交差部の下部電極に上記凹部が設けられ、抵抗変化層は少なくとも上記凹部の電極面を被覆して形成されており、上部電極には上部電極の一部を構成する凸部が設けられ、この凸部の少なくとも一部は抵抗変化層を介して上記凹部に埋設されている構成としてもよい。
このような構成とすることにより、立体的な構成からなる記憶素子を下部電極側に設けることができる。この場合に、抵抗変化層は、上記凹部の電極面を被覆するだけでなく、凹部近傍の下部電極面上にも形成することが望ましい。さらに交差部間にも連続して形成してもよい。
また、上記構成において、凹部に抵抗変化層を被覆する中間導体層と、上部電極と中間導体層との間に非オーミック性材料層とがさらに形成されており、非オーミック性素子は中間導体層、非オーミック性材料層および上部電極からなるようにしてもよい。この非オーミック性素子はMIMダイオードまたはMSMダイオードであってもよい。このような構成とすることにより、クロスポイント型構成としてもクロストークを抑制でき、再現性のよい不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
また、上記構成において、交差部の下部電極には下部電極の一部を構成する凸部が設けられ、抵抗変化層は凸部の表面部とその近傍の外周表面とを被覆して形成されており、上部電極には抵抗変化層が形成されている領域の上記凸部を埋設する形状の凹部が設けられている構成としてもよい。
このような構成とすることにより、立体的な構成からなる記憶素子を上部電極側に設けることができる。この場合に、抵抗変化層と上部電極とは同じ溝内に積層して形成してもよい。このような積層構成とすることで製造工程を簡略化できる。
また、上記構成において、凸部は中間部に非オーミック性材料層がさらに形成されており、凸部が非オーミック性素子として機能するようにしてもよい。この非オーミック性素子はMIMダイオードまたはMSMダイオードであってもよい。このような構成とすることにより、クロスポイント型構成としてもクロストークを抑制でき、再現性のよい不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、基板上にストライプ状の下部電極を形成する工程と、あらかじめ設定した箇所の下部電極に凹部を形成する工程と、少なくとも上記凹部の電極面を被覆する形状に抵抗変化層を形成する工程と、上記凹部および下部電極を含めた基板上に素子用層間絶縁層を形成する工程と、上記凹部に位置する素子用層間絶縁層に、上記凹部の抵抗変化層を露出するコンタクトホールを開口する工程と、上記コンタクトホールに連結し下部電極に交差する形状に、素子用層間絶縁層に溝を形成する工程と、コンタクトホールおよび溝を埋め込む厚みの導電体薄膜を形成する工程と、素子用層間絶縁層上の上記導電体薄膜を除去し、コンタクトホールおよび溝に埋め込み形成した上部電極を形成する工程とを有する方法からなる。
このような方法とすることにより、特別な工程を付加することなく、従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を基本として、下部電極側に立体的な記憶素子構成を有する不揮発性半導体記憶装置を容易に作製することができる。なお、下部電極に凹部を形成するために、下部電極の厚みは作製する凹部よりも厚く形成することが必要である。また、下部電極に凹部を形成するためには、下部電極を一部残す必要があるが、このためには下部電極のエッチング時に、例えばエッチング時間を制御して下部電極の厚み方向の途中でエッチングを終了するようにすれば、所定の深さの凹部を形成することができる。さらに、素子用層間絶縁層上の導電体薄膜を除去する方法としては、例えばCMPロセスを用いることができる。
また、上記方法の下部電極を形成する工程と下部電極に凹部を形成する工程とが、第1導電体層と、この第1導電体層に対して選択的にエッチング除去可能な第2導電体層とを積層して形成する工程と、あらかじめ設定した箇所の第2導電体層を選択的にエッチング除去する工程とからなる方法であってもよい。このような方法とすることにより、第2導電体層の厚みで規定される深さの凹部を確実に、かつ簡単に形成することができる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、基板上にストライプ状の下部電極を形成する工程と、下部電極を含む基板上に素子用層間絶縁層を形成する工程と、あらかじめ設定した箇所の素子用層間絶縁層に、下部電極を露出するコンタクトホールを開口する工程と、コンタクトホールに露出した下部電極をエッチングして凹部を形成する工程と、コンタクトホールに連結し、下部電極に交差する形状の溝を素子用層間絶縁層に形成する工程と、少なくともこの凹部の電極表面を被覆する形状に抵抗変化層を形成する工程と、上記凹部、コンタクトホールおよび溝を埋め込む厚みの導電体薄膜を形成する工程と、素子用層間絶縁層上の導電体薄膜と抵抗変化層とを除去し、凹部、コンタクトホールおよび溝に埋め込み形成した上部電極を形成する工程とを有する方法からなる。
このような方法とすることにより、凹部をコンタクトホールの開口に合せて自己整合的に形成できるので、従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法と同様な工程により下部電極側に立体的な記憶素子構成を有する不揮発性半導体記憶装置を作製することができる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、基板上にストライプ状の下部電極を形成する工程と、下部電極を含む基板上に第1素子用層間絶縁層と犠牲層とを積層して形成する工程と、下部電極上で、第1素子用層間絶縁層と犠牲層の設定した位置に下部電極を露出する形状のコンタクトホールを形成する工程と、コンタクトホールに導電体層を埋め込み形成する工程と、犠牲層を除去して、コンタクトホールに埋め込まれた導電体層の一部を露出させて導電体凸部を形成する工程と、第1素子用層間絶縁層上に、導電体凸部を覆う厚みの第2素子用層間絶縁層を形成する工程と、導電体凸部を露出し、かつ上記導電体凸部の外形よりも大きく、下部電極に交差する形状の溝を第2層間絶縁層に形成する工程と、少なくとも露出した領域の導電体凸部を被覆する抵抗変化層を形成する工程と、この抵抗変化層上に溝よりも厚い導電体薄膜を形成する工程と、第2層間絶縁層上の導電体薄膜を除去して溝に埋め込み形成された上部電極を形成する工程とを有する方法からなる。
このような方法とすることにより、特別な工程を付加することなく、従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を基本として、上部電極側に立体的な記憶素子構成を有する不揮発性半導体記憶装置を容易に作製することができる。さらに、第2層間絶縁層上の導電体薄膜を除去する方法としては、例えばCMPプロセスを用いることができる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、下部電極または上部電極に凹部を設け、この凹部に立体的な構造からなる記憶素子を形成したので、微細化しても読み込みに必要な充分な電流値を容易に得ることができ、不揮発性半導体記憶装置の大記憶容量化を実現できるという大きな効果も奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ要素については同じ符号を付しており説明を省略する場合がある。また、トランジスタや記憶部等の形状については模式的なものであり、その個数等についても図示しやすい個数としている。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置10の構成を説明する図で、(a)は平面図、(b)は1A−1A線に沿って切断した断面を矢印方向から見た断面図を示す。なお、図1(a)の平面図においては、理解しやすくするために最上層の絶縁保護層27の一部を切り欠いて示している。さらに、図2は、記憶素子24の構成を示すための要部拡大図で、(a)は平面図、(b)は2A−2A線に沿った断面を矢印方向から見た断面図である。なお、図2においては、説明を容易にするために、4個の記憶素子24について示しており、さらに絶縁保護層27や基板11等については図示していない。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置10の構成を説明する図で、(a)は平面図、(b)は1A−1A線に沿って切断した断面を矢印方向から見た断面図を示す。なお、図1(a)の平面図においては、理解しやすくするために最上層の絶縁保護層27の一部を切り欠いて示している。さらに、図2は、記憶素子24の構成を示すための要部拡大図で、(a)は平面図、(b)は2A−2A線に沿った断面を矢印方向から見た断面図である。なお、図2においては、説明を容易にするために、4個の記憶素子24について示しており、さらに絶縁保護層27や基板11等については図示していない。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10は、基板11上に形成された下部電極20と、上部電極26と、下部電極20と上部電極26とにはさまれた抵抗変化層25を含み構成される記憶素子24とを備えている。そして、下部電極20の電極面に凹部が設けられており、抵抗変化層25はこの凹部に沿って凹部が形成された領域の下部電極20の表面を被覆するように形成されている。また、上部電極26の電極面は凸部26bを有し、この凸部26bが抵抗変化層25を介して凹部に埋設されている。
さらに、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10について具体的な構成を説明する。下部電極20は基板11上にストライプ状に形成されている。また、上部電極26は下部電極20を含む基板11上に形成された素子用層間絶縁層23を介して下部電極20に対して交差するストライプ状に形成されている。そして、交差部の下部電極20に凹部が設けられ、抵抗変化層25は少なくとも凹部の電極面を被覆して形成されており、上部電極26には上部電極26の一部を構成する凸部26bが設けられ、凸部26bの少なくとも一部は抵抗変化層25を介して凹部に埋設されている。すなわち、図2に示す拡大図から理解されるように、記憶素子24は下部電極20と上部電極26とが交差する交差部に形成されている。そして、この記憶素子24は、より具体的には下部電極20の凹部に露出した電極表面22a、21a、凸部26bの電極表面および凹部と凸部26bの電極面に挟まれた領域の抵抗変化層25aとにより構成されている。
抵抗変化層25としては、電圧または電流の印加により抵抗値が変化する特性が再現性よく生じる酸化タンタル(TaO)、酸化チタン(TiO)、酸化鉄(FeO)等を用いることができる。なお、本実施の形態の場合には、抵抗変化層25の厚みを大きくすることは、プロセス上比較的困難であるので30nm以下とすることが望ましい。このために、TaOやTiOを用いることが好ましい。このような材料は、閾値以上の電圧または電流が印加されたときに特定の抵抗値を示し、その抵抗値は新たに一定の大きさのパルス電圧またはパルス電流が印加されるまでは、その抵抗値を維持しつづけるので、記憶素子24の材料として好適である。
また、本実施の形態では、下部電極20は、第1導電体層21と、この第1導電体層21に対して選択的にエッチング除去可能な第2導電体層22とを積層した構成からなる。このような構成により、後述するように下部電極20に一定の深さを有する凹部を確実に、かつ簡単なプロセスで形成することができる。しかしながら、本発明はこのような積層構成に限定されることはない。下部電極20が、例えば積層構成や単層構成であっても、下部電極20のエッチング時にエッチング時間等を制御して、下部電極20の厚み方向の途中でエッチングを終了するようにして所定の深さの凹部を形成してもよい。
さらに、図2に示す拡大図から理解されるように、上部電極26は素子用層間絶縁層23に形成された溝に埋め込まれた配線領域26aと下部電極20の凹部に埋設された凸部26bとにより構成されている。この上部電極26としては、一般の半導体プロセスで多用されているダマシンプロセスを利用することができる銅(Cu)材料を用いてもよいが、Cu材料に限定されるものではない。例えば、一般的に半導体素子や不揮発性半導体記憶素子で成膜プロセスとして用いられているスパッタリング方式やCVD方式によりアルミニウム(Al)、Cuあるいは白金(Pt)等を成膜して用いてもよい。
なお、図1に示すように、上部電極26は記憶素子24がマトリクス状に形成された領域外まで延在されており、このマトリクス領域外で半導体接続用配線18に接続している。そして、上部電極26、半導体接続用配線18や埋め込み導体15、19等を保護するために絶縁保護層27が設けられている。ただし、この絶縁保護層27については、別の方法で保護することができる場合には特に設ける必要はない。
さらに、本実施の形態においては、基板11としてシリコン単結晶基板を用い、この基板11にはトランジスタ等の能動素子12を集積した半導体回路が設けられている。図1では、能動素子12は、ソース領域12a、ドレイン領域12b、ゲート絶縁膜12cおよびゲート電極12dからなるトランジスタを示しているが、これらの能動素子12だけでなく、一般にDRAM等のメモリ回路に必要な素子を含む。なお、図1では、ソース領域12aおよびドレイン領域12bとしたが、これらは特に限定されるものではなく、ソース領域12bとし、ドレイン領域12aとしてもよい。さらに、基板11には、第1半導体層間絶縁層13および第2半導体層間絶縁層14が形成されており、これらにより半導体電極配線17、下部電極20および能動素子12が電気的に分離されている。なお、下部電極20は、第2半導体層間絶縁層14中に形成されている。
下部電極20および半導体接続用配線18は、記憶素子24が形成されたマトリクス領域とは異なる領域において能動素子12にそれぞれ接続されている。すなわち、図1においては、下部電極20は、埋め込み導体15、16および半導体電極配線17を介して能動素子12のソース領域12aに接続されている。なお、半導体接続用配線18についても、埋め込み導体19を介して同様に別の能動素子(図示せず)に接続されている。
下部電極20は、例えば第1導電体層21としてTi−Al−N合金材料を用い、第2導電体層22としてPt材料を用いてスパッタリング方式により成膜した後、露光プロセスとエッチングプロセスを経ることで容易に形成できる。これにより、第2導電体層22のみを選択的にエッチングでき、所定の箇所に凹部を形成することができる。
また、素子用層間絶縁層23としては、絶縁性の酸化物材料を用いることができる。具体的には、CVD法による酸化シリコン(SiO)やオゾン(O3)とテトラエトキシシラン(TEOS)を用いてCVD法により形成したTEOS−SiO膜あるいはシリコン窒化(SiN)膜を用いることができる。さらに、低誘電率材料であるシリコン炭窒化(SiCN)膜やシリコン炭酸化(SiOC)膜あるいはシリコンフッ素酸化(SiOF)膜等を用いてもよい。
なお、第1半導体層間絶縁層13および第2半導体層間絶縁層14についても、上記材料を用いることができる。これらについては、従来のDRAMや不揮発性半導体記憶装置等で用いられている材料やプロセスを用いることができるので、これ以上の説明を省略する。
このような構成からなる本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10は、記憶素子24が立体的に形成されており、記憶素子24として機能する面積を実効的に大きくできるので、微細化しても読み込み電流を充分確保でき、大記憶容量化を容易に実現できる。
次に、図3から図9を用いて本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10の製造方法について説明する。なお、図3から図9においては、能動素子12が形成された基板11については図示せず、第2半導体層間絶縁層14から上層のみについて示し、かつ図2と同様に4個のメモリセル部分について示す。また、図3から図9に示す断面図については、図2(a)に示す2A−2A線と同一の位置について示している。
図3は、第2半導体層間絶縁層14上に、下部電極20をストライプ状に複数本形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における2A−2A線での断面を矢印方向から見た断面図である。先述したように、下部電極20は、例えば第1導電体層21としてTi−Al−N合金材料を用い、第2導電体層22としてPt材料を用いてスパッタリング方式により成膜した後、露光プロセスとエッチングプロセスを経て作製する。なお、この下部電極20は、第2半導体層間絶縁層14中に埋め込み形成することが好ましい。また、下部電極20は第1導電体層21と第2導電体層22との積層構成からなり、下部電極20には比較的深い凹部を形成する必要があるために、第2導電体層22を厚く形成することが要求される。
図4は、下部電極20のあらかじめ設定した箇所に凹部30を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における2A−2A線での断面を矢印方向から見た断面図である。下部電極20を含む第2半導体層間絶縁層14上にフォトレジストを塗布した後、凹部30を形成する領域を露光してフォトレジストを現像除去してから、第2導電体層22をエッチングすれば、凹部30を精度よく、かつ簡単に形成できる。この場合に、第2導電体層22をエッチングする条件で、第1導電体層21がエッチングされないような選択性を有するように、第1導電体層21と第2導電体層22の材料の選択およびエッチング条件の設定が要求される。凹部30を形成することにより、凹部30には第1導電体層21の電極表面21aと第2導電体層22の電極表面22aとが露出する。
図5は、凹部30の電極面21a、22aを被覆する形状に抵抗変化層25を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における2A−2A線での断面を矢印方向から見た断面図である。抵抗変化層25は、例えばTaOをスパッタリング方式により約30nm程度の厚みに形成した後、露光プロセスとエッチングプロセスとを用いることで、図5に示すようにそれぞれの交差部ごとに分離した形状に形成することができる。この成膜方法としては、スパッタリング法だけでなく、CVD法やALD法等を用いてもよい。なお、本実施の形態では交差部ごとに分離したが、分離せずに交差部間に連続的に抵抗変化層を設けてもよい。
次に、図6は、凹部30および下部電極20を含めた第2半導体層間絶縁層14上に素子用層間絶縁層23を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における2A−2A線での断面を矢印方向から見た断面図である。この素子用層間絶縁層23は、凹部30を埋め込むだけでなく、素子用層間絶縁層23中に上部電極26を埋め込むための溝を形成できる程度の厚みとする。この素子用層間絶縁層23は、例えばCVD法を用いてTEOS−SiOからなる膜を用いてもよい。さらに、この素子用層間絶縁層23としては、先述したように種々の材料を用いることができる。なお、素子用層間絶縁層23は、成膜後平坦化処理することが好ましい。
次に、図7は、凹部30に位置する素子用層間絶縁層23に、凹部30の抵抗変化層25を露出するコンタクトホール31を開口した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における2A−2A線での断面を矢印方向から見た断面図である。コンタクトホール31は、凹部30と同じか、あるいはこれよりやや大きな外形寸法に設定して開口する。図7では、四角形状としているが、円形状でも楕円形状でも、あるいはさらに他の形状であってもよい。そして、素子用層間絶縁層23をエッチング除去する条件で、抵抗変化層25がエッチングされないような選択性を有する材料およびエッチング条件を設定することが必要である。このような条件でコンタクトホール31を開口すれば、確実に素子用層間絶縁層23のみをエッチングして抵抗変化層25を露出させることができる。
次に、図8は、コンタクトホール31に連結し、下部電極20に交差する形状に、素子用層間絶縁層23に溝32を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における2A−2A線での断面を矢印方向から見た断面図である。この溝32は、一般的な半導体プロセスである露光プロセスとエッチングプロセスを用いることで容易に形成できる。
次に、図9は、コンタクトホール31および溝32を埋め込む厚みの導電体薄膜33を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における2A−2A線での断面を矢印方向から見た断面図である。導電体薄膜33は、例えば銅(Cu)からなる材料を用いてスパッタリング方式等により形成することができる。なお、Cuのみでなく、TiNを形成後、Cuを形成した積層構成でもよい。また、Cuのみでなく、AlやMo、Ta等、半導体プロセスで一般的に用いられている導電体材料を用いることができる。
次に、素子用層間絶縁層23上の導電体薄膜33を、例えばCMPプロセスにより除去して、コンタクトホール31および溝32に埋め込み形成した上部電極26を形成する。これにより、図1および図2に示した記憶素子24の構成を有する不揮発性半導体記憶装置10を作製することができる。
以上のように、本実施の形態の製造方法においては、下部電極20を第1導電体層21と第2導電体層22との2層構成とし、所定の箇所の第2導電体層22のみを選択的にエッチングすることで凹部30を精度よく、かつ確実に形成できる。この結果、この凹部30を利用して立体的な構造を有する記憶素子24を簡単な工程で作製することができる。したがって、本製造方法を用いることで、簡単な工程で微細化にも充分対応可能な不揮発性半導体記憶装置10を作製することができる。
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の記憶素子24の構成を示すための要部拡大図で、(a)は平面図、(b)は10A−10A線に沿った断面を矢印方向から見た断面図である。なお、図10においては、説明を容易にするために、4個の記憶素子24について第2半導体層間絶縁層14から上部構成のみについて示しており、全体構成は第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同じである。また、図10においても、図2と同様に絶縁保護層や基板等については図示していない。また、図11から図14は、本実施の形態の製造工程を説明するための図である。以下、これらの図を用いて説明する。
図10は、本発明の第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の記憶素子24の構成を示すための要部拡大図で、(a)は平面図、(b)は10A−10A線に沿った断面を矢印方向から見た断面図である。なお、図10においては、説明を容易にするために、4個の記憶素子24について第2半導体層間絶縁層14から上部構成のみについて示しており、全体構成は第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同じである。また、図10においても、図2と同様に絶縁保護層や基板等については図示していない。また、図11から図14は、本実施の形態の製造工程を説明するための図である。以下、これらの図を用いて説明する。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の構成は、第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と基本的には同じであるので、以下では異なる点を主体に説明する。
本実施の形態では、下部電極20を形成した後に、素子用層間絶縁層23を形成し、その後で素子用層間絶縁層23にコンタクトホール31を開口するときに、同時に下部電極20に凹部30を形成(図12参照)していることが第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と異なる点である。このようにコンタクトホール31の形成時に凹部30を同時に形成すれば、コンタクトホール31に対して自己整合的に凹部30を形成できるので、コンタクトホール31と凹部30との位置ずれが生じない。
そして、抵抗変化層25と上部電極26とを、凹部30、コンタクトホール31およびこのコンタクトホール31に連結して設けた溝32中に埋め込み形成していることも異なる点である。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置について具体的な構成を説明する。下部電極20が基板11上にストライプ状に形成されていることについては、第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置と同じである。しかしながら、本実施の形態の場合には、下部電極20は単層構成としており、凹部30は下部電極20の一定の深さまでのエッチング量を制御することにより形成している。上部電極26は、第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同様に下部電極20を含む基板11上に形成された素子用層間絶縁層23を介して下部電極20に対して交差するストライプ状に形成されている。そして、交差部の下部電極20に凹部30が設けられ、抵抗変化層25は凹部30の電極表面20aと溝32の内面とを被覆して形成されている。また、上部電極26には、上部電極26の一部を構成する凸部26bが設けられ、凸部26bの少なくとも一部は抵抗変化層25を介して凹部30に埋設されている。記憶素子24は、下部電極20の凹部30に露出した電極表面20a、凸部26bの電極表面および凹部30と凸部26bの電極表面に挟まれた領域の抵抗変化層25aとにより構成されている。
上部電極26は、素子用層間絶縁層23に形成された溝32に埋め込まれた配線領域26aおよび下部電極20の凹部30とコンタクトホール31とに埋設された凸部26bにより構成されている。
このような構成からなる本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、記憶素子24が立体的に形成されており、記憶素子24として機能する面積を実効的に大きくできるので、微細化しても読み込み電流を充分確保でき、大記憶容量化を容易に実現できる。また、第1の実施の形態に比べて工程を簡略化できる。
次に、図11から図14を用いて本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。なお、図11から図15においては、第2半導体層間絶縁層14から上層のみについて示し、かつ説明を容易にするために、4個のメモリセル部分について示す。また、図11から図15に示す断面図については、図10(a)に示す10A−10A線と同一の位置について示している。
図11は、第2半導体層間絶縁層14上に、下部電極20をストライプ状に複数本形成し、さらに素子用層間絶縁層23を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における10A−10A線での断面を矢印方向から見た断面図である。先述したように、下部電極20および素子用層間絶縁層23は、第1の実施の形態と同様な材料および作製プロセスを用いることができるので説明を省略する。
図12は、あらかじめ設定した箇所の素子用層間絶縁層23に下部電極20を露出するコンタクトホール31を開口し、さらにコンタクトホール31に露出した下部電極20をエッチングして凹部30を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における10A−10A線での断面を矢印方向から見た断面図である。素子用層間絶縁層23上にフォトレジストを塗布した後、コンタクトホール31を形成する領域を露光してフォトレジストを現像除去してから、素子用層間絶縁層23をエッチングしてコンタクトホール31を形成する。そして、そのコンタクトホール31の底面に露出した下部電極20を一定深さエッチングすることで、自己整合的に凹部30を形成している。なお、下部電極20を一定深さエッチングするためには,例えばエッチング時間を制御すればよい。また、本実施の形態の場合にも、第1の実施の形態と同様に第1導電体層と第2導電体層とを積層して、選択的にエッチングすることで凹部を形成してもよい。
図13は、コンタクトホール31に連結し、下部電極20に交差する形状の溝32を素子用層間絶縁層23に形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における10A−10A線での断面を矢印方向から見た断面図である。この溝32は、一般的な半導体プロセスである露光プロセスとエッチングプロセスを用いることで容易に形成できる。
図14は、少なくとも凹部30の電極表面20aを被覆する形状に抵抗変化層25を形成し、さらに凹部30、コンタクトホール31および溝32を埋め込む厚みの導電体薄膜33を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における10A−10A線での断面を矢印方向から見た断面図である。本実施の形態の場合には、抵抗変化層25と導電体薄膜33とは、全面に連続的に積層して形成しているが、抵抗変化層25を凹部30の電極表面20aを被覆する領域のみに形成してもよい。
図14に示すように導電体薄膜33までを形成した後、素子用層間絶縁層23上の導電体薄膜33と抵抗変化層25とを、例えばCMPプロセスにより除去することで、凹部30、コンタクトホール31および溝32に埋め込み形成した上部電極26を形成する。これにより、図10に示した記憶素子24の構成を有する不揮発性半導体記憶装置を作製することができる。
以上のように、本実施の形態の製造方法においては、コンタクトホール31をマスクにして自己整合的に凹部30を形成するとともに、下部電極20のエッチング量を制御して一定の深さを実現している。これにより、第1の実施の形態に比べて、さらに工程を簡略化することができる。
(第3の実施の形態)
図15は、本発明の第3の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の記憶素子44の構成を示すための要部拡大図で、(a)は平面図、(b)は15A−15A線に沿った断面を矢印方向から見た断面図である。なお、図15においては、説明を容易にするために、4個の記憶素子44について第2半導体層間絶縁層14から上部構成のみについて示しており、全体構成は第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同じである。また、図15においても、図2と同様に絶縁保護層や基板等については図示していない。
図15は、本発明の第3の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の記憶素子44の構成を示すための要部拡大図で、(a)は平面図、(b)は15A−15A線に沿った断面を矢印方向から見た断面図である。なお、図15においては、説明を容易にするために、4個の記憶素子44について第2半導体層間絶縁層14から上部構成のみについて示しており、全体構成は第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同じである。また、図15においても、図2と同様に絶縁保護層や基板等については図示していない。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の構成は、上記のように第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と基本的には同じであるので、以下では異なる点を主体に説明する。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置も同様に、下部電極40は基板上にストライプ状に形成されており、上部電極46は下部電極40を含む基板上に形成された第1素子用層間絶縁層43と第2素子用層間絶縁層47とを介して下部電極40に対して交差するストライプ状に形成されている。そして、この交差部の下部電極40には、下部電極40の一部を構成する導電体凸部42が設けられている。抵抗変化層45は、この凸部42の表面部とその近傍の外周表面とを被覆して形成されている。また、上部電極46には、抵抗変化層45が形成されている領域の導電体凸部42を埋設する形状の凹部が設けられている。
すなわち、図15から理解されるように、記憶素子44は下部電極40と上部電極26とが交差する交差部に形成されている。そして、この記憶素子44は、下部電極40の導電体凸部42の抵抗変化層45が被覆されている領域、この導電体凸部42の表面を被覆している抵抗変化層45および抵抗変化層45上に形成されている上部電極46により構成されている。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の場合についても、抵抗変化層45としては第1の実施の形態で説明した材料およびプロセスを用いることができるので説明を省略する。下部電極40は、ストライプ状の電極配線41とプラグでもある導電体凸部42とから構成されている。これらは同じ材料を用いてもよいし、異なる材料を用いてもよい。例えば、Cu、Al、TaあるいはTiN等を用いることができる。
さらに、図15から理解されるように、上部電極46は第2素子用層間絶縁層47に形成された溝に埋め込まれて構成されている。そして、交差部では、下部電極40の導電体凸部42を埋設するように、凹部が形成されている。この上部電極46についても、一般の半導体プロセスで多用されているCu材料を用いることが好ましいが、本発明は後述するように種々の材料を用いることができる。
このような構成からなる本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、記憶素子44が立体的に形成されており、記憶素子44として機能する面積を実効的に大きくできるので、微細化しても読み込み電流を充分確保でき、大記憶容量化を容易に実現できる。
次に、図16から図22を用いて本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。なお、図16から図22においては、図15と同様に4個の記憶素子44の部分について示す。また、図11から図17に示す断面図については、図15(a)に示す15A−15A線と同一の位置について示している。
図16は、第2半導体層間絶縁層14上に、下部電極40を構成する電極配線41と第1素子用層間絶縁層43および犠牲層48を形成し、所定の箇所にコンタクトホール49を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における15A−15A線での断面を矢印方向から見た断面図である。最初に、下部電極40を構成する電極配線41をストライプ状に複数本形成する。電極配線41の材料としては上記のものを用いることができ、ストライプ状に加工するプロセスは通常の露光プロセスとエッチングプロセスを用いることができる。なお、この電極配線41についても、第2半導体層間絶縁層14中に埋め込み形成することが好ましい。
電極配線41を形成後、第1素子用層間絶縁層43と犠牲層48とを全面に形成する。第1素子用層間絶縁層41と犠牲層48とは、犠牲層48をエッチング除去するときに、第1素子用層間絶縁層43がエッチングされない材料とエッチング条件の設定が要求される。例えば、第1素子用層間絶縁層43としてSiOを用い、犠牲層48としてSiNを用いれば、犠牲層48のみを選択的にエッチング除去できる。
次に、下部電極40を構成する電極配線41上で、第1素子用層間絶縁層43と犠牲層48の設定した位置に、下部電極40を構成する電極配線41を露出する形状のコンタクトホール49を形成する。これは、通常の露光プロセスとエッチングプロセスにより容易に加工することができる。このコンタクトホール48を開口した状態を図16に示している。
図17は、コンタクトホール49に導電体層を埋め込み形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における15A−15A線での断面を矢印方向から見た断面図である。この導電体層は下部電極40の導電体凸部42となる。導電体凸部42となる導電体層の埋め込みは、ダマシンプロセス等を用いれば容易に行える。また、導電体層の材料と電極配線41の材料とは同じものを用いてもよいし、異なるものを用いてもよい。
図18は、犠牲層48を除去して、コンタクトホール49に埋め込まれた導電体凸部42の一部を露出させた状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における15A−15A線での断面を矢印方向から見た断面図である。このプロセスでは、犠牲層48のみを選択的にエッチングするが、そのためには上記のように適切な材料とエッチング条件の設定が必要である。このように犠牲層48を除去することで、下部電極40の一部である導電体凸部42が第1素子用層間絶縁層43から突出した形状を形成することができる。
図19は、第1素子用層間絶縁層43上に、導電体凸部42を覆う厚みの第2素子用層間絶縁層47を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における15A−15A線での断面を矢印方向から見た断面図である。第2素子用層間絶縁層47は、導電体凸部42を覆い、かつ上部電極46を埋め込み形成することができるように充分な厚みを形成する。また、第2素子用層間絶縁層47に溝を開口するためのエッチングにおいて、第1素子用層間絶縁層43がエッチングされないような材料とプロセスの設定が必要である。例えば、SiON等を用いることができる。
図20は、導電体凸部42の一部を露出し、かつ導電体凸部42の外形よりも大きく、下部電極40の電極配線41に交差する形状の溝50を第2素子用層間絶縁層47に形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における15A−15A線での断面を矢印方向から見た断面図である。このプロセスは、通常の露光プロセスとエッチングプロセスにより容易に行うことができる。
図21は、少なくとも露出した領域の導電体凸部42を被覆する抵抗変化層となる抵抗薄膜51を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における15A−15A線での断面を矢印方向から見た断面図である。抵抗変化層となる抵抗薄膜51は、例えばTaOをスパッタリング方式により約30nm程度の厚みに形成したものでもよい。成膜方法としては、スパッタリング法だけでなく、CVD法やALD法等を用いてもよい。
図22は、抵抗変化層となる抵抗薄膜51上に、溝50よりも厚い導電体薄膜52を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における15A−15A線での断面を矢印方向から見た断面図である。導電体薄膜52は、例えば銅(Cu)からなる材料を用いてスパッタリング方式等により形成することができる。なお、Cuのみでなく、TiNを形成後、Cuを形成した積層構成でもよい。また、Cuのみでなく、AlやMo、Ta等、半導体プロセスで一般的に用いられている導電体材料を用いることができる。
次に、第2素子用層間絶縁層47上の導電体薄膜52と抵抗薄膜51とを、例えばCMPプロセス等により除去して、溝50に埋め込み形成された上部電極46を形成すれば、図15に示したような本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置を作製することができる。
以上のように、本実施の形態の製造方法においては、下部電極40の一部に導電体凸部42を設け、この導電体凸部42の表面を被覆するように抵抗変化層45を形成してから上部電極46を設けることで、立体的な構造を有する記憶素子44を作製することができる。したがって、本製造方法を用いることで、微細化にも充分対応可能な不揮発性半導体記憶装置を作製することができる。
(第4の実施の形態)
図23は、本発明の第4の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の記憶素子55と非オーミック性素子56とが直列に形成された構成を示すための要部拡大図で、(a)は平面図、(b)は23A−23A線に沿った断面を矢印方向から見た断面図である。なお、図23においては、説明を容易にするために、4個の記憶素子55とこれに直列に接続している非オーミック性素子56について、第2半導体層間絶縁層14から上部構成のみについて示しており、全体構成は第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同じである。また、図23においても、図2と同様に絶縁保護層や基板等については図示していない。
図23は、本発明の第4の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の記憶素子55と非オーミック性素子56とが直列に形成された構成を示すための要部拡大図で、(a)は平面図、(b)は23A−23A線に沿った断面を矢印方向から見た断面図である。なお、図23においては、説明を容易にするために、4個の記憶素子55とこれに直列に接続している非オーミック性素子56について、第2半導体層間絶縁層14から上部構成のみについて示しており、全体構成は第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同じである。また、図23においても、図2と同様に絶縁保護層や基板等については図示していない。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の基本的な構成は、第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10の記憶素子に対して直列に非オーミック性素子を接続した構成を特徴とする。すなわち、下部電極20の凹部に抵抗変化層25を被覆する中間導体層60と、上部電極62と中間導体層60との間に非オーミック性材料層61とがさらに形成されており、中間導体層60、非オーミック性材料層61および上部電極62からなる非オーミック性素子をさらに有することを特徴としている。なお、本実施の形態では、記憶素子55は下部電極20の凹部に露出した電極表面22a、21a、中間導体層60および中間導体層60と凹部の電極面に挟まれた領域の抵抗変化層25aとにより構成されている。
このような構成とすることで、クロスポイント型構成においてもクロストークを確実に抑制でき、再現性のよい不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
次に、図24から図28を用いて本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。なお、図24から図28においては、図23と同様に4個の記憶素子55と非オーミック性素子56の部分について示す。また、図24から図28に示す断面図については、図23(a)に示す23A−23A線と同一の位置について示している。さらに、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10の製造方法において説明した図8に示す工程までは同一工程でよいので、以下では図8に示した工程以降についてのみ説明する。
図24は、コンタクトホール31に連結し、下部電極20に交差する形状に、素子用層間絶縁層23中に溝32を形成した基板上に中間導体層60となる導電体薄膜65を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における23A−23A線での断面を矢印方向から見た断面図である。この導電体薄膜65は、Cu、Al等の導体材料を用いて、例えばスパッタリング方式により形成することができる。
図25は、凹部31のみにフォトレジスト66を残した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における23A−23A線での断面を矢印方向から見た断面図である。このプロセスは、フォトレジストを塗布し、一般的な露光プロセスと現像プロセスを行うことで、凹部31のみにフォトレジスト66を残すことが可能である。
図26は、凹部31の領域のみに中間導体層60を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における23A−23A線での断面を矢印方向から見た断面図である。このプロセスは、上記のフォトレジスト66を形成した後、露出している領域の導電体薄膜65をエッチングにより除去し、さらにフォトレジスト66を除去することで、図26に示す形状が得られる。
図27は、凹部31および溝32を含めた基板上に非オーミック性材料層61となる非オーミック性薄膜67を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における23A−23A線での断面を矢印方向から見た断面図である。非オーミック性薄膜67としては、窒化シリコン膜を用いることが好ましい。本実施の形態では、窒素欠損型窒化シリコン(SiNX)膜を用いた。このような半導体特性を有するSiNX膜は、例えばSiターゲットを用いた窒素ガス雰囲気中でのリアクティブスパッタリングにより形成することができる。なお、このようなSiNX膜は上記のようなリアクティブスパッタリング法だけでなく、CVD法で形成することもできる。さらに、シリコン薄膜を形成した後に、これを窒化処理して形成することもできる。なお、本実施の形態では、半導体特性を有するSiNX膜を用いたMSMダイオードとしたが、絶縁性薄膜を用いたMIMダイオード構成としてもよい。
図28は、非オーミック性薄膜67上に、上部電極62となる導電体薄膜68を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)における23A−23A線での断面を矢印方向から見た断面図である。導電体薄膜68としては、例えばCuが好適な材料であるが、第1の実施の形態で説明した種々の材料を用いてもよい。
その後、例えばCMPプロセスを用いて素子用層間絶縁層23上の導電体薄膜68と非オーミック性薄膜67とを除去する。この工程により、凹部31と溝32中に上部電極62が埋め込まれた構成が得られる。
以上の工程を経ることで、記憶素子55と非オーミック性素子56とが縦方向に直列に接続された構成を有する不揮発性半導体記憶装置を製造することができる。なお、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置においては、抵抗変化層25を下部電極20上に形成し、非オーミック性材料層61が中間導体層60を被覆するように形成したが、この逆の構成としてもよい。すなわち、下部電極20上に非オーミック性材料層61を形成し、中間導体層60を被覆するように抵抗変化層25を形成してもよい。
なお、本実施の形態では、第1の実施の形態の記憶素子24の構成を基本として、この記憶素子24に直列に非オーミック性素子56を設けたが、第2の実施の形態の記憶素子24の構成を基本として、この記憶素子24に上記構成の非オーミック性素子56を形成してもよい。また、第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の場合にも、抵抗変化層と非オーミック性材料層を逆に配置してもよい。
図29は、本実施の形態の他の例にかかる不揮発性半導体記憶装置の記憶素子75と非オーミック性素子として機能する凸部71とが直列に形成された構成を示すための要部拡大図で、(a)は平面図、(b)は24A−24A線に沿った断面を矢印方向から見た断面図である。なお、図29においては、説明を容易にするために、4個の記憶素子75とこれに直列に接続している非オーミック性素子として機能する凸部71について、第2半導体層間絶縁層14から上部構成のみについて示しており、全体構成は第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同じである。また、図29においても、図2と同様に絶縁保護層や基板等については図示していない。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の基本的な構成は、第3の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の記憶素子に対して直列に非オーミック性素子を接続した構成を特徴とする。すなわち、本実施の形態では、記憶素子75は下部電極70を構成する第2導電体層74と、この第2導電体層74を被覆している領域の抵抗変化層45と、抵抗変化層45上に形成されている上部電極46とにより構成されている。また、下部電極70を構成する凸部71は、第1導電体層72、非オーミック性材料層73および第2導電体層74の3層構成となっており、この凸部71が非オーミック性素子として機能する。この非オーミック性素子の非オーミック性材料層73としては、本実施の形態で説明した窒素欠損型窒化シリコン(SiNX)膜を用いたMSMダイオード構成であってもよいし、あるいは絶縁性薄膜を用いたMIMダイオード構成であってもよい。さらに、この場合には、シリコン薄膜等の半導体薄膜を積層したpn接合層を非オーミック材料層73として用いてもよい。
このような構成とすることで、クロスポイント型構成においてもクロストークを確実に抑制でき、再現性のよい不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、製造方法を簡略化しながら、かつ記憶素子を下部電極または上部電極に形成した凹部に立体的に構成しているので、微細化しても電流容量を充分確保することができる。このため、クロストークや誤書き込みを防止することが可能となり、高信頼性の不揮発性半導体記憶装置を実現でき、不揮発性半導体記憶装置を用いる種々の電子機器分野に有用である。
10 不揮発性半導体記憶装置(ReRAM)
11 基板
12 能動素子
12a ソース領域
12b ドレイン領域
12c ゲート絶縁膜
12d ゲート電極
13 第1半導体層間絶縁層
14 第2半導体層間絶縁層
15,16,19 埋め込み導体
17 半導体電極配線
18 半導体接続配線
20,40,70 下部電極
20a,21a,22a 電極表面
21,72 第1導電体層
22,74 第2導電体層
23 素子用層間絶縁層
24,44,55,75 記憶素子
25,25a,45 抵抗変化層
26,46 上部電極
26a 配線領域
26b 凸部
27 絶縁保護層
30 凹部
31 コンタクトホール
32,50 溝
33,52,65,68 導電体薄膜
41 電極配線
42 導電体凸部
43 第1素子用層間絶縁層
47 第2素子用層間絶縁層
48 犠牲層
49 コンタクトホール
51 抵抗薄膜
56 非オーミック性素子
60 中間導体層
61,73 非オーミック性材料層
62 上部電極
66 フォトレジスト
67 非オーミック性薄膜
71 凸部(非オーミック性素子)
11 基板
12 能動素子
12a ソース領域
12b ドレイン領域
12c ゲート絶縁膜
12d ゲート電極
13 第1半導体層間絶縁層
14 第2半導体層間絶縁層
15,16,19 埋め込み導体
17 半導体電極配線
18 半導体接続配線
20,40,70 下部電極
20a,21a,22a 電極表面
21,72 第1導電体層
22,74 第2導電体層
23 素子用層間絶縁層
24,44,55,75 記憶素子
25,25a,45 抵抗変化層
26,46 上部電極
26a 配線領域
26b 凸部
27 絶縁保護層
30 凹部
31 コンタクトホール
32,50 溝
33,52,65,68 導電体薄膜
41 電極配線
42 導電体凸部
43 第1素子用層間絶縁層
47 第2素子用層間絶縁層
48 犠牲層
49 コンタクトホール
51 抵抗薄膜
56 非オーミック性素子
60 中間導体層
61,73 非オーミック性材料層
62 上部電極
66 フォトレジスト
67 非オーミック性薄膜
71 凸部(非オーミック性素子)
Claims (12)
- 基板上に形成された下部電極と、上部電極と、前記下部電極と前記上部電極とにはさまれた抵抗変化層とを含んで構成される記憶素子を備えた不揮発性半導体記憶装置であって、
前記下部電極と前記上部電極のいずれか一方の電極面に凹部が設けられており、
前記抵抗変化層は、前記凹部に沿って前記凹部が形成された領域の前記一方の電極面を被覆して形成され、
前記下部電極と前記上部電極のうちの他方の電極面は凸部を有し、前記凸部が前記抵抗変化層を介して前記凹部に埋設していることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記下部電極と前記上部電極との間に、前記記憶素子に対して直列に非オーミック性素子がさらに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記下部電極は、前記基板上にストライプ状に形成されており、
前記上部電極は、前記下部電極を含む前記基板上に形成された素子用層間絶縁層を介して前記下部電極に対して交差するストライプ状に形成されており、
前記記憶素子は、前記下部電極と前記上部電極とが交差する交差部に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記交差部の前記下部電極に前記凹部が設けられ、
前記抵抗変化層は少なくとも前記凹部の電極面を被覆して形成されており、
前記上部電極には、前記上部電極の一部を構成する凸部が設けられ、
前記凸部の少なくとも一部は、前記抵抗変化層を介して前記凹部に埋設されていることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記凹部に前記抵抗変化層を被覆する中間導体層と、前記上部電極と前記中間導体層との間に非オーミック性材料層とがさらに形成されており、
前記非オーミック性素子は、前記中間導体層、前記非オーミック性材料層および前記上部電極からなることを特徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記交差部の前記下部電極には、前記下部電極の一部を構成する凸部が設けられ、前記抵抗変化層は、前記凸部の表面部とその近傍の外周表面とを被覆して形成されており、
前記上部電極には、前記抵抗変化層が形成されている領域の前記凸部を埋設する形状の凹部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記凸部は中間部に非オーミック性材料層がさらに形成されており、
前記凸部が非オーミック性素子として機能することを特徴とする請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記非オーミック性素子は、MIMダイオードまたはMSMダイオードであることを特徴とする請求項5または請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 基板上にストライプ状の下部電極を形成する工程と、
あらかじめ設定した箇所の前記下部電極に凹部を形成する工程と、
少なくとも前記凹部の電極面を被覆する形状に抵抗変化層を形成する工程と、
前記凹部および前記下部電極を含めた前記基板上に素子用層間絶縁層を形成する工程と、
前記凹部に位置する前記素子用層間絶縁層に、前記凹部の前記抵抗変化層を露出するコンタクトホールを開口する工程と、
前記コンタクトホールに連結し、前記下部電極に交差する形状の溝を前記素子用層間絶縁層に形成する工程と、
前記コンタクトホールおよび前記溝を埋め込む厚みの導電体薄膜を形成する工程と、
前記素子用層間絶縁層上の前記導電体薄膜を除去し、前記コンタクトホールおよび前記溝に埋め込み形成した上部電極を形成する工程と
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 前記下部電極を形成する工程が、第1導電体層と、前記第1導電体層に対して選択的にエッチング除去可能な第2導電体層とを積層して形成する工程であり、
前記下部電極に凹部を形成する工程が、あらかじめ設定した箇所の前記第2導電体層を選択的にエッチング除去する工程からなることを特徴とする請求項8に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 基板上にストライプ状の下部電極を形成する工程と、
前記下部電極を含む前記基板上に素子用層間絶縁層を形成する工程と、
あらかじめ設定した箇所の前記素子用層間絶縁層に、前記下部電極を露出するコンタクトホールを開口する工程と、
前記コンタクトホールに露出した前記下部電極をエッチングして凹部を形成する工程と、
前記コンタクトホールに連結し、前記下部電極に交差する形状の溝を前記素子用層間絶縁層に形成する工程と、
少なくとも前記凹部の電極表面を被覆する形状に抵抗変化層を形成する工程と、
前記凹部、前記コンタクトホールおよび前記溝を埋め込む厚みの導電体薄膜を形成する工程と、
前記素子用層間絶縁層上の前記導電体薄膜と前記抵抗変化層とを除去し、前記凹部、前記コンタクトホールおよび前記溝に埋め込み形成した上部電極を形成する工程と
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 基板上にストライプ状の下部電極を形成する工程と、
前記下部電極を含む前記基板上に、第1素子用層間絶縁層と犠牲層とを積層して形成する工程と、
前記下部電極上で、前記第1素子用層間絶縁層と前記犠牲層の設定した位置に前記下部電極を露出する形状のコンタクトホールを形成する工程と、
前記コンタクトホールに導電体層を埋め込み形成する工程と、
前記犠牲層を除去して、前記コンタクトホールに埋め込まれた前記導電体層の一部を露出させて導電体凸部を形成する工程と、
前記第1素子用層間絶縁層上に、前記導電体凸部を覆う厚みの第2素子用層間絶縁層を形成する工程と、
前記導電体凸部を露出し、かつ前記導電体凸部の外形よりも大きく、前記下部電極に交差する形状の溝を前記第2素子用層間絶縁層に形成する工程と、
少なくとも露出した領域の前記導電体凸部を被覆する抵抗変化層を形成する工程と、
前記抵抗変化層上に、前記溝よりも厚い導電体薄膜を形成する工程と、
前記第2素子用層間絶縁層上の前記導電体薄膜を除去して、前記溝に埋め込み形成された上部電極を形成する工程と
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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| JP2007152299A JP2008306011A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 |
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|---|---|
| JP2008306011A true JP2008306011A (ja) | 2008-12-18 |
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- 2007-06-08 JP JP2007152299A patent/JP2008306011A/ja active Pending
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