JP2008285574A - ころ軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】極圧条件で運転されるころ軸受の潤滑性能を高め、耐摩耗性及び低トルク化をより一層高める。
【解決手段】内輪と外輪との間に保持器を介して複数のころを転動自在に保持してなり、エステル油に、特定のウレア化合物と、ベンジリデンソルビトール誘導体とを、(ベンジリデンソルビトール誘導体/ウレア化合物)重量比が0.1〜1.0で、かつ、ウレア化合物とベンジリデンソルビトール誘導体との合計量が10〜30質量%となるように配合した潤滑剤組成物を封入したことを特徴とするころ軸受。
【選択図】図1
【解決手段】内輪と外輪との間に保持器を介して複数のころを転動自在に保持してなり、エステル油に、特定のウレア化合物と、ベンジリデンソルビトール誘導体とを、(ベンジリデンソルビトール誘導体/ウレア化合物)重量比が0.1〜1.0で、かつ、ウレア化合物とベンジリデンソルビトール誘導体との合計量が10〜30質量%となるように配合した潤滑剤組成物を封入したことを特徴とするころ軸受。
【選択図】図1
Description
本発明は、鉄鋼設備、車両、各種産業機械、各種モータ等に組み込まれるころ軸受に関する。
上記に挙げた設備や機械、機器に組み込まれるころ軸受には、潤滑性を付与するためにグリースや潤滑油が使用されている。中でもグリースは、軸受に封入できる利点があり、広く使用されている。反面、潤滑油に比べて流動特性が悪く、軸受内部では必要とされる転送面への供給性が悪い。特に、鉄道設備や車両、産業機械に使用されるころ軸受では、極圧条件になりやすいため、グリースが転動面に入り込み難く、潤滑不良による摩耗を引き起こしやすいため、潤滑油を使用する場合もある。
このような背景から、鉄道設備や車両、産業機械に使用されるころ軸受に封入されるグリースには、硫黄系化合物等の極圧剤を添加して摩耗防止を図ることが多い(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、活性の高い極圧剤はグリースの網目構造を壊し、軟化させたり、逆に摩耗を増大させたりすることがある。
また、金属との反応性の高い添加剤を添加すると、湿潤環境等、場合によっては腐食作用を呈することが懸念される。
上記に挙げた設備や機械、機器では、今後とも高性能化の要望が高まることが予想されるが、組み込まれるころ軸受にも更なる耐摩耗性に加え、高速化のための低トルク化の要求は年々厳しくなっている。
そこで本発明は、潤滑性能に優れ、上記のような極圧条件で運転されるころ軸受の潤滑性能を高め、耐摩耗性及び低トルク化をより一層高めることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、内輪と外輪との間に保持器を介して複数のころを転動自在に保持してなり、エステル油に、下記一般式(1)または(2)で表されるウレア化合物と、ベンジリデンソルビトール誘導体とを、(ベンジリデンソルビトール誘導体/ウレア化合物)重量比が0.1〜1.0で、かつ、ウレア化合物とベンジリデンソルビトール誘導体との合計量が10〜30質量%となるように配合した潤滑剤組成物を封入したことを特徴とするころ軸受を提供する。
〔(1)式中、CmH2m+1及びCnH2n+1は直鎖アルキル基であり、m+nは16〜36である。また、(2)式中、CxH2x+1及びCyH2y+1は直鎖アルキル基であり、x+yは20〜36である。〕
本発明のころ軸受では、封入潤滑剤組成物が、せん断力が加わる状態では油状(降伏値を持たない)となり、せん断力が加わらない状態では固まってゲル状(降伏値の大きい状態)となる。そのため、潤滑剤組成物が転送面から排出されても、保持器とシールとの隙間や転送面付近に存在するグリースとの接触で生じる極く弱いせん断力により油状となり、転送面に再度供給され、極圧条件でも潤滑不足による摩耗が抑えられて長寿命となり、低トルク化も図られる。
以下、本発明に関して詳細に説明する。
本発明においてころ軸受の構造には制限がなく、例えば図1に示すころ軸受を例示することができる。図示されるころ軸受は、内輪1と外輪2との間にころ3が保持器4を介して配置されている。ころ3は、内輪1の転走面1aと外輪2の転走面2aとの間で転がり摩擦を受け、内輪1の鍔部1bとの間ですべり摩擦を受ける。これらの摩擦を低減するために、下記に示すグリース組成物を封入する。
グリース組成物は、エステル油に、下記一般式(1)または(2)で表されるウレア化合物と、ベンジリデンソルビトール誘導体とを配合したものである。
尚、(1)式中、CmH2m+1及びCnH2n+1は直鎖アルキル基であり、m+nは16〜36である。また、(2)式中、CxH2x+1及びCyH2y+1は直鎖アルキル基であり、x+yは20〜36である。
エステル油としては、制限はないが、芳香族系三塩基酸または芳香族系四塩基酸と、分岐アルコールとの反応から得られる芳香族エステル油、一塩基酸と多価アルコールとの反応から得られるポリオールエステル油等を好適に挙げることができる。
具体的には、芳香族エステル油としては、芳香族系三塩基酸と分岐アルコールとの反応から得られるエステル油としてピロメリット酸エステル油、トリメシン酸エステル油、具体的にはトリオクチルトリメリテートやトリデシルトリメリテート、芳香族系四塩基酸と分岐アルコールとの反応から得られるピロメリット酸エステル油、具体的にはテトラオクチルピロメリテート等が挙げられる。
また、ポリオールエステル油としては、以下に示す多価アルコールと一塩基酸とを適宜組み合わせて反応させて得られるものが挙げられる。尚、一塩基酸は単独でもよいし、複数を用いてもよい。更に、多価アルコールと二塩基酸・一塩基酸の混合脂肪酸とのオリゴエステルであるコンプレックスエステルとして用いてもよい。多価アルコールとしては、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ネオペンチルグルコール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。一方、一塩基酸としては、主に炭素数4〜16の一価脂肪酸が用いられ、具体的には、酪酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、エナント酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミステリン酸、パルミチン酸、牛脂脂肪酸、ステアリン酸、カプロレイン酸、パルミトレイン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エライジン酸、アスクレピン酸、バクセン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノイン酸、アビニン酸、リシノール酸等が挙げられる。
上記のウレア化合物は、ジイソシアネートと、モノアミンとを反応させて得られる。ジイソシアネートとしては、一般式(1)で表されるウレア化合物ではヘキサメチレンジイソシアネートを、一般式(2)で表されるウレア化合物では4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネートを用いる。一方、モノアミンとしては、一般式(1)で表されるウレア化合物では直鎖のCmH2m+1を有する脂肪族アミン及び直鎖のCnH2n+1を有する脂肪族アミンを用い、一般式(2)で表されるウレア化合物では直鎖のCxH2x+1を有する脂肪族アミン及び直鎖のCyH2y+1を有する脂肪族アミンを用いる。尚、m+nは16〜36であり、x+yは20〜36であるが、炭素数が多いほどエステル油との親和性が高く、好ましい。
ベンジリデンソルビトール誘導体としては、ジベンジリデンソルビトール、ジトリリデンソルビトール、非対称のジアルキルベンジリデンソルビトール等を好適に挙げることができる。
ベンジリデンソルビトール誘導体は、数質量%の添加量で基油をNLGI No.2〜No.3程度の硬さに増ちょうできる能力を備えている。また、せん断を受けた時に結晶粒子が分散して流動性を示し、せん断を受けない時には結晶粒子が凝集して流動性を示さなくなるという、流動−復元可逆性を有する。しかし、せん断の有無を繰り返すうちに短時間での構造復元が困難になり、軟化するようになる。そこで、この流動−復元可逆性が緩やかであるウレア化合物を併用することにより、ベンジリデンソルビトール流動体の結晶粒子がウレア化合物の結晶粒子を架橋して再凝集し易くなり、安定した流動−復元可逆性が得られるようになる。
このような作用を効果的に得るために、ウレア化合物とベンジリデンソルビトール誘導体とを、(ベンジリデンソルビトール誘導体/ウレア化合物)重量比で0.1〜1.0となるように混合して使用する。この混合比が0.1未満であると、ベンジリデンソルビトール誘導体の結晶粒子の凝集が起こり難く、せん断を受けない時に増ちょう剤網目構造の復元が遅くなり、適用箇所から漏洩しやすくなる。一方、この混合比が1を超えると、分散・凝集の可逆性が損なわれ、漏洩しやすくなる。
また、ウレア化合物及びベンジリデンソルビトール誘導体は、共に増ちょう剤として機能する。そのため、両者の合計で、潤滑剤組成物全量の10〜30質量%を占めるように配合される。合計での配合量が10質量%未満では潤滑剤組成物が初期から柔らかすぎて適用箇所から漏洩しやすく、30質量%を超える流動性が低く適用箇所に十分な潤滑性を付与できない。
尚、ウレア化合物及びベンジリデンソルビトール誘導体は、共にエステル油との親和性が高く、所定温度まで昇温させるとエステル油に完全に溶解し、エステル油中にそれぞれの結晶粒子を均一に生成することができることから、核生成状態を冷却方法で制御できる。また、粒径の小さい結晶粒子を生成でき、揺動運動用転がり軸受に充填した場合、軸受音響特性に優れるようになる。
グリース組成物には、その用途に応じて添加剤を配合することにより、各種性能を向上させることができるが、極圧添加剤を添加することが好ましい。極圧添加剤としては、リン系、硫黄系、リン−硫黄系、ジチオリン酸亜鉛、ジチオリン酸モリブデン等が好適であり、それぞれ単独で、あるいは適宜組み合わせて添加する。
更には、アミン系、フェノール系、硫黄系、ジチオリン酸亜鉛、ジチオカルバミン酸亜鉛等の酸化防止剤;スルホン酸金属塩、エステル系、アミン系、ナフテン酸金属塩、コハク酸誘導体等の防錆剤;脂肪酸、動植物油等の油性向上剤;ベンゾトリアゾール等の金属不活性化剤等をそれぞれ単独で、あるいは適宜組み合わせて添加することもできる。
尚、これら添加剤の添加量は、本発明の目的を損なわない範囲であれば特に制限されるものではない。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれにより何ら制限されるものではない。
(実施例1)
第1の容器にて、42部のペンタエリスリトールエステル(PET)にヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を4部添加して溶解し、70℃まで加熱した。第2の容器にて、45部のPETにオクチルアミン(C8NH2)を6部溶解した。そして、第1の容器に第2の容器の内容物を入れ、攪拌しながら徐々に昇温して140℃で30分保持してウレア化合物を合成した。次いで、第1の容器にジベンジリデンソルビトール(DBS)を3部添加し、十分に攪拌して混合した後、195℃まで昇温してウレア化合物とDBSとを完全に溶解させた。次いで、予め水冷したアルミニウム製バットに第1の容器の内容物を流し込み、バットを流水で冷却することでゲル状物を得た。そして、ゲル状物を3本ロールミルにかけて供試潤滑剤組成物を得た。
第1の容器にて、42部のペンタエリスリトールエステル(PET)にヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)を4部添加して溶解し、70℃まで加熱した。第2の容器にて、45部のPETにオクチルアミン(C8NH2)を6部溶解した。そして、第1の容器に第2の容器の内容物を入れ、攪拌しながら徐々に昇温して140℃で30分保持してウレア化合物を合成した。次いで、第1の容器にジベンジリデンソルビトール(DBS)を3部添加し、十分に攪拌して混合した後、195℃まで昇温してウレア化合物とDBSとを完全に溶解させた。次いで、予め水冷したアルミニウム製バットに第1の容器の内容物を流し込み、バットを流水で冷却することでゲル状物を得た。そして、ゲル状物を3本ロールミルにかけて供試潤滑剤組成物を得た。
(実施例2)
オクチルアミンに代えてオクタデシルアミン(C18HN2)を用い、実施例1に準じてウレア化合物を合成し、DBS及びジチオリン酸モリブデン(MoDTP)を添加して供試潤滑剤組成物を得た。
オクチルアミンに代えてオクタデシルアミン(C18HN2)を用い、実施例1に準じてウレア化合物を合成し、DBS及びジチオリン酸モリブデン(MoDTP)を添加して供試潤滑剤組成物を得た。
(実施例3〜6)
表1に示す基油、ジイソシアネート、モノアミン、ベンジリデンソルビトール誘導体及び極圧添加剤を用い、実施例1または実施例2に準じて供試潤滑剤組成物を得た。
表1に示す基油、ジイソシアネート、モノアミン、ベンジリデンソルビトール誘導体及び極圧添加剤を用い、実施例1または実施例2に準じて供試潤滑剤組成物を得た。
(比較例1)
PET中で、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)とシクロへキシルアミン(CHA)とを反応させてウレア化合物を合成し、更にMoDPTを添加して供試潤滑剤組成物を得た。
PET中で、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)とシクロへキシルアミン(CHA)とを反応させてウレア化合物を合成し、更にMoDPTを添加して供試潤滑剤組成物を得た。
(比較例2)
PETにDBSを添加して供試潤滑剤組成物を得た。
PETにDBSを添加して供試潤滑剤組成物を得た。
(比較例3)
鉱油(MO)に12ヒドロキシステアリン酸リチウムを配合し、更に硫黄系極圧添加剤を添加して供試潤滑剤組成物を得た。
鉱油(MO)に12ヒドロキシステアリン酸リチウムを配合し、更に硫黄系極圧添加剤を添加して供試潤滑剤組成物を得た。
(1)せん断の有無と見かけ粘度との関係
実施例1の供試潤滑剤組成物と比較例1の供試潤滑剤組成物とを用い、初期の見かけ粘度(図中●)、せん断を1回受けた後の見かけ粘度(図中▲)、せん断を1回受け所定時間放置した後の見かけ粘度(図中■)、放置後更にせん断を受けたときの見かけ粘度(図中◆)を測定した。図2に実施例1の供試潤滑剤組成物の測定結果を示すが、本発明の潤滑剤組成物は、せん断を受けたときに油状となって流動性を示し、放置すると元の硬さのゲル状に戻る特性を有することがわかる。一方、図3に比較例1の供試潤滑剤組成物の測定結果を示すが、ウレア化合物のみを含むため、せん断を受けた時と放置時とで見かけ粘度の変化が少ない。
実施例1の供試潤滑剤組成物と比較例1の供試潤滑剤組成物とを用い、初期の見かけ粘度(図中●)、せん断を1回受けた後の見かけ粘度(図中▲)、せん断を1回受け所定時間放置した後の見かけ粘度(図中■)、放置後更にせん断を受けたときの見かけ粘度(図中◆)を測定した。図2に実施例1の供試潤滑剤組成物の測定結果を示すが、本発明の潤滑剤組成物は、せん断を受けたときに油状となって流動性を示し、放置すると元の硬さのゲル状に戻る特性を有することがわかる。一方、図3に比較例1の供試潤滑剤組成物の測定結果を示すが、ウレア化合物のみを含むため、せん断を受けた時と放置時とで見かけ粘度の変化が少ない。
(2)流動−復元可逆性試験
実施例1、比較例1及び比較例2の供試潤滑剤組成物について、自転−公転式攪拌機(せん断条件:自転1370r/min、公転1370r/min、3min)で攪拌して不混和ちょう度を測定した後、40℃で3時間放置して不混和ちょう度を測定するサイクルを4回繰り返した。結果を表1及び図4に示すが、1回目のせん断後の不混和ちょう度と、2〜4回のせん断後の各不混和ちょう度との差、並びに1回目の放置後の不混和ちょう度と、2〜4回目の放置後の各不混和ちょう度との差が、何れも±15以内であれば、良好な流動−復元可逆性を有すると見なすことができ、実施例1の供試潤滑剤組成物はこの基準を満足している。これに対し、比較例1及び比較例2供試潤滑剤組成物は、攪拌と放置とを繰り返すうちに、放置後の不混和ちょう度の上昇が大きく、流動−復元可逆性が低下している。
実施例1、比較例1及び比較例2の供試潤滑剤組成物について、自転−公転式攪拌機(せん断条件:自転1370r/min、公転1370r/min、3min)で攪拌して不混和ちょう度を測定した後、40℃で3時間放置して不混和ちょう度を測定するサイクルを4回繰り返した。結果を表1及び図4に示すが、1回目のせん断後の不混和ちょう度と、2〜4回のせん断後の各不混和ちょう度との差、並びに1回目の放置後の不混和ちょう度と、2〜4回目の放置後の各不混和ちょう度との差が、何れも±15以内であれば、良好な流動−復元可逆性を有すると見なすことができ、実施例1の供試潤滑剤組成物はこの基準を満足している。これに対し、比較例1及び比較例2供試潤滑剤組成物は、攪拌と放置とを繰り返すうちに、放置後の不混和ちょう度の上昇が大きく、流動−復元可逆性が低下している。
(3)軸受漏洩試験
非接触シール付きの単列深溝玉軸受(内径25mm、外径62mm、幅17mm)に各供試潤滑剤組成物を充填して供試軸受を作製した。そして、供試軸受を、回転数10000r/min、アキシアル荷重98N,ラジアル荷重98Nにて20時間連続回転させ、初期重量との差からグリース漏洩率を求めた。結果を表1に示すが、グリース漏洩率6質量%以下が合格である。実施例の供試軸受は、何れも前記基準を満たしている。
非接触シール付きの単列深溝玉軸受(内径25mm、外径62mm、幅17mm)に各供試潤滑剤組成物を充填して供試軸受を作製した。そして、供試軸受を、回転数10000r/min、アキシアル荷重98N,ラジアル荷重98Nにて20時間連続回転させ、初期重量との差からグリース漏洩率を求めた。結果を表1に示すが、グリース漏洩率6質量%以下が合格である。実施例の供試軸受は、何れも前記基準を満たしている。
また、実施例1に従い、(ベンジリデンソルビトール誘導体/ウレア化合物)重量比を変えて供試潤滑剤組成物を調製し、同様にしてグリース漏洩率を求めた。結果を図5に示すが、(ベンジリデンソルビトール誘導体/ウレア化合物)重量比が1の供試潤滑剤組成物に対する相対値で示してある。同図から、(ベンジリデンソルビトール誘導体/ウレア化合物)重量比が0.1〜1.0の範囲であればグリース漏洩を極力抑え得ることがわかる。
(4)耐摩耗試験
往復動摩耗試験装置を用い、供試潤滑剤組成物を1mmの膜厚となるように試験台上に塗布し、振幅10mm、周波数15Hz、垂直荷重2GPa、試験温度80℃、試験時間10分間の条件にて試験を行い、揺動方向に対して垂直な方向に形成された摩耗痕の大きさ(摩耗痕径)により耐摩耗性を評価した。結果を表1に示すが、比較例3の摩耗痕径に対する相対値で示すが、実施例の供試潤滑剤組成物は何れも1以下である。
往復動摩耗試験装置を用い、供試潤滑剤組成物を1mmの膜厚となるように試験台上に塗布し、振幅10mm、周波数15Hz、垂直荷重2GPa、試験温度80℃、試験時間10分間の条件にて試験を行い、揺動方向に対して垂直な方向に形成された摩耗痕の大きさ(摩耗痕径)により耐摩耗性を評価した。結果を表1に示すが、比較例3の摩耗痕径に対する相対値で示すが、実施例の供試潤滑剤組成物は何れも1以下である。
(5)銅板腐食試験
JIS K2220B法に準拠して試験を行なったが、実施例の供試潤滑剤組成物は何れも合格である。
JIS K2220B法に準拠して試験を行なったが、実施例の供試潤滑剤組成物は何れも合格である。
1 内輪
2 外輪
3 ころ
2 外輪
3 ころ
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007131302A JP2008285574A (ja) | 2007-05-17 | 2007-05-17 | ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007131302A JP2008285574A (ja) | 2007-05-17 | 2007-05-17 | ころ軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=40145625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2007131302A Pending JP2008285574A (ja) | 2007-05-17 | 2007-05-17 | ころ軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008285574A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010052865A1 (ja) | 2008-11-06 | 2010-05-14 | Ntn株式会社 | シール付き軸受 |
| JP2010209129A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Nsk Ltd | グリース組成物及び転がり軸受 |
-
2007
- 2007-05-17 JP JP2007131302A patent/JP2008285574A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2010209129A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Nsk Ltd | グリース組成物及び転がり軸受 |
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