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JP2008267030A - 建築構造用アンカーボルトサポート工法及び装置 - Google Patents

建築構造用アンカーボルトサポート工法及び装置 Download PDF

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JP2008267030A
JP2008267030A JP2007112783A JP2007112783A JP2008267030A JP 2008267030 A JP2008267030 A JP 2008267030A JP 2007112783 A JP2007112783 A JP 2007112783A JP 2007112783 A JP2007112783 A JP 2007112783A JP 2008267030 A JP2008267030 A JP 2008267030A
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Jun Okabe
純 岡部
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OTSU TEKKO KK
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Abstract

【課題】基礎用配筋の設置作業を妨げずにアンカーボルトを配置でき、アンカーボルト設置作業のみならず、その後の配筋作業やコンクリート打設作業も容易にする建築構造用アンカーボルトサポート工法及び装置を提供する。
【解決手段】墨出し工程100により、基礎Q設置位置上に、アンカーボルトAの設置間隔を示すと共に、固定用プレート6を固定する。吊り込み工程200により構築されたアンカーフレーム1を基礎Q設置位置上に吊り込む。芯出し工程300により吊り込んだアンカーフレーム1の設置位置を墨出し位置に調整する。レベル調整工程400によりアンカーボルトAの高さを脚部5の長さで調整する。フレーム固定工程500によりレベル調整後のアンカーフレーム1を固定用プレート6上に固定する。再調整工程600により配筋作業後に各アンカーボルトAの位置を再調整する。
【選択図】図5

Description

本発明は、建築構造物の基礎にアンカーボルトを施工する建築構造用アンカーボルトサポート工法及び装置に係り、基礎用配筋の設置作業を妨げず、極めて容易にアンカーボルトを設置することができる建築構造用アンカーボルトサポート工法及び装置に関するものである。
建築構造用のアンカーボルトを基礎に固定するため、予め工場等で組み立てた支持フレーム等を基礎設置位置に設置し、この支持フレームにアンカーボルトを固定する工法が特許文献1及び特許文献3に記載されている。
特許文献1は、アンカーボルト据付治具及び据付方法に関するもので、基礎設置位置に伸縮自在な治具支柱を設置し、この治具支柱の上端部に設けた十字状のテンプレート受けにテンプレートを設置すると共に、該テンプレートにアンカーボルトを挿通するものである。
特許文献2は、アンカー用フレーム及びそれを用いた基礎の施工方法に係り、基礎設置位置にまず下部フレームを設置し、次に、この下部フレームの上端部にアンカーボルトを備えた上部フレームを連結する工法である。
特許文献3は、アンカーボルト固定装置に関するもので、複数本のアンカーボルトを所定の間隔に保持するテンプレートと、アンカーボルトの下に配設した補助フレームを介してアンカーボルトを連結支持するアンカー保持部と、アンカー保持部の下端に連結する連結枠体と、更に連結枠体の下方に連結する調整用ボルトとからなるものである。
特開平7−207944号公報 特開平7−292683号公報 特開2002−167773号公報
基礎を構築するには、基礎用の配筋等の他に、地中梁用の配筋等も組み付けることになる。このため、これらの配筋等がアンカーボルトを固定する支持フレームと交錯するので、支持フレームを組み立てるスペースが限られるものである。ところが、特許文献1及び特許文献2の工法では、このような地中梁用の配筋等に干渉する位置に治具支柱や下部フレーム等が設置されるので、これらの工法の後に行われる配筋作業に極めて多くの不都合が生じることになる。
また、特許文献1及び特許文献2に示される工法によると、いずれも基礎設置位置に治具支柱や下部フレームを設置し、その後にアンカーボルトを連結する工法であるから、アンカーボルトを連結するまでの工程が多くなり、しかも、後付のアンカーボルトの位置を正確に調整する作業にも多くの手間が必要になる。
更に、特許文献1及び特許文献2の工法では、基礎設置位置が常に平坦である必要があり、基礎設置位置の一部が隆起しているような条件では使用できない不都合がある。すなわち、特許文献1では平板状の治具受けプレートを捨てコンクリート上に設置し、特許文献2では一対の据付板を捨てコンクリート上に設置するものである。したがって、基礎設置位置に杭頭が突出している場合など、基礎設置位置が平坦でない場合にはこれらの治具受けプレートや据付板の設置が不可能になるものである。
また、特許文献3のアンカーボルト固定装置によると、アンカーボルトを支持するために、テンプレートのほかに、補助フレームや連結枠体、調整用ボルトなど、数多くの部材を配しているので、これらの部材の連結作業に多くの手間を要していた。しかも、これらの連結枠体や調整用ボルト等の各部材が、その後の配筋作業や、コンクリート打設作業の妨げになる不都合が生じるものであった。
更に、特許文献3では、固定装置設置後の配筋作業によって、アンカーボルトの設置位置に狂いが生じた場合に、改めて位置を調整する必要が生じる。ところが、連結枠体や補助フレームなどによってアンカーボルトが強固に支持されているので、配筋作業の後ではより強力な固定状態になり、アンカーボルトを再調整する作業が困難になっていた。
そこで、本発明は、上述の課題を解消すべく案出されたもので、基礎用配筋の設置作業を妨げずにアンカーボルトを配置でき、しかも、アンカーボルト設置作業のみならず、その後の配筋作業やコンクリート打設作業も容易にすることができる建築構造用アンカーボルトサポート工法及び装置の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本発明の第1の手段は、複数本のアンカーボルトAの上部を、予め所定の設置間隔でテンプレート2と補助フレーム3にて保持し、アンカーボルトAを所定の高さに調整支持する脚部5をアンカーボルトAのいずれか下端部に連結したアンカーフレーム1を建築構造物Pの基礎Q設置位置に支持固定するアンカーボルトサポート工法であって、基礎Q設置位置上に、アンカーボルトAの設置間隔を示すと共に、該設置間隔に固定用プレート6を固定する墨出し工程100と、構築されたアンカーフレーム1を基礎Q設置位置上に吊り込む吊り込み工程200と、吊り込んだアンカーフレーム1の設置位置を墨出し位置に調整する芯出し工程300と、アンカーフレーム1の高さを脚部5の長さで調整するレベル調整工程400と、レベル調整後のアンカーフレーム1を固定用プレート6上に固定するフレーム固定工程500と、配筋作業後に各アンカーボルトAの位置を再調整する再調整工程600と、からなる工法にある。
第2の手段は、前記フレーム固定工程500において、捨てコンクリートR上に施された前記墨出し工程100の墨出し位置に基づいてアンカーボルトAの設置位置に固定用プレート6をアンカーボルトAで固定し、該固定用プレート6にアンカーフレーム1の脚部5を溶接するものである。
第3の手段は、前記レベル調整工程400において、前記アンカーフレーム1の脚部5とアンカーボルトAとの間にカプラー4を連結し、脚部5の長さを調整することでアンカーボルトAの高さを調整する。
第4の手段は、前記再調整工程600において、アンカーフレーム1のテンプレート2周辺の配筋Sに固定具8をネジ止め固定し、該固定具8とテンプレート2とに溶接する調整部材9によりアンカーボルトAの位置を微調整するものである。
第5の手段は、建築構造物Pの基礎Q設置位置にアンカーボルトAを支持固定するアンカーボルトサポート装置において、複数本のアンカーボルトAの上部を、予め所定の設置間隔でテンプレート2に連結すると共に、アンカーボルトAの下部をテンプレート2と同じ間隔で補助フレーム3にて保持し、アンカーボルトAを所定の高さに調整支持する脚部5をアンカーボルトAのいずれか下端部に連結することで、基礎Q設置位置上に吊り込まれるアンカーフレーム1を設け、脚部5とアンカーボルトAとの間に高さ調整用のカプラー4を連結し、脚部5の回転操作によりアンカーボルトAの高さを調整する装置を設けることにある。
第6の手段は、前記テンプレート2に溶接する調整部材9と、アンカーボルトAの周囲に配設された配筋Sにネジ止め固定する固定具8とを設け、該固定具8と調整部材9とを溶接して配筋後のアンカーボルトAの位置を再調整するように設けたことを課題解消のための手段とする。
本発明の請求項1の工法によると、工場でセットされたアンカーフレーム1を現場で吊り込んで位置調整し、固定するものであるから、複数本のアンカーボルトAを基礎Q内に極めて容易に且つ正確に設置することができる。
しかも、芯出し工程300とレベル調整工程400によってアンカーフレーム1の位置を調整し、フレーム固定工程500でアンカーフレーム1を固定するので、アンカーフレーム1を現場で吊り込んでからから固定するまでの作業を極めて簡略化することができる。
また、アンカーフレーム1の脚部5は、アンカーボルトAの鉛直下方に連結されているので、基礎用配筋の設置作業を妨げずにアンカーボルトを配置することができる。更に、テンプレート2にセットしたアンカーボルトAのいずれかを選択して脚部5を連結できるので、基礎の下端部周辺に複雑に配置された配筋や床面に段差が生じている場合でも、これらの障害物を避けて設置することが可能になるものである。
請求項2のフレーム固定工程500によると、捨てコンクリートR上に施された前記墨出し工程100の墨出し位置に基づいてアンカーボルトAの設置位置に固定用プレート6をアンカー6Aで固定し、該固定用プレート6にアンカーフレーム1の脚部5を溶接するので、アンカーフレーム1を基礎Qの所定位置に強固に固定することができる。
請求項3のレベル調整工程400において、前記アンカーフレーム1の脚部5とアンカーボルトAとの間にカプラー4を連結し、脚部5の長さ調整でアンカーボルトAの高さを調整するので、作業員は、作業しやすい位置での高さ調整作業が可能になり、レベル調整工程400を容易に行うことができる。
請求項4の再調整工程600によると、アンカーフレーム1のテンプレート2周辺の配筋Sに固定具8をネジ止め固定し、該固定具8とテンプレート2とに溶接する調整部材9によりアンカーボルトAの位置を調整するものであるから、配筋作業によって僅かな狂いが生じても、正確な位置に再調整することができる。
請求項5に記載の装置によると、極めてシンプルな構成のアンカーフレーム1によってアンカーボルトAをサポートすることが可能になった。この結果、アンカーフレーム1設置後の配筋作業が容易になり、しかも、コンクリート打設時における各部への流入をスムーズに行うことができる。
また、カプラー4の装着により脚部5の長さを調整することでアンカーボルトAの高さを調整できるので、アンカーボルトAの高さ調整や水平調整を容易に行うことができる。また、カプラー4は脚部5の上部に位置しているので、脚部5の長さ調整作業が行い易い位置になっている。
請求項6によると、固定具8と調整部材9とにより、配筋作業後のアンカーボルトAを再調整することが可能になる。しかも、調整部材9は、テンプレート2に溶接していても、固定具8によって配筋に溶接しなくて済むので、配筋の劣化を招くおそれもない。したがって、アンカーボルトAを正確な位置に強固に固定すると共に、コンクリート打設の際に生じ易いアンカーボルトAの位置ずれなどの不具合を確実に防止する。このとき、アンカーボルトAは、シンプルな構造のアンカーフレーム1に支持されているので、配筋作業後の再調整を容易に行うことができるものである。
このように本発明によると、基礎用配筋の設置作業を妨げずにアンカーボルトを配置でき、しかも、アンカーボルト設置作業のみならず、その後の配筋作業やコンクリート打設作業も容易にすることができるなどといった産業上有益な種々の効果を奏するものである。
本発明の最良の形態は、墨出し工程100により、基礎Q設置位置上に、アンカーボルトAの設置間隔を示すと共に、該設置間隔に固定用プレート6を固定する。吊り込み工程200により、構築されたアンカーフレーム1を基礎Q設置位置上に吊り込む。芯出し工程300により、吊り込んだアンカーフレーム1の設置位置を墨出し位置に調整する。レベル調整工程400により、アンカーフレーム1の脚部5とアンカーボルトAとの間にカプラー4を連結し、脚部5の長さを調整してアンカーボルトAの高さを調整する。フレーム固定工程500により、捨てコンクリートR上に施された前記墨出し工程100の墨出し位置に基づいてアンカーボルトAの設置位置に固定用プレート6を固定し、該固定用プレート6にアンカーフレーム1の脚部5を溶接する。再調整工程600により、アンカーフレーム1のテンプレート2周辺の配筋Sに固定具8を固定し、該固定具8とテンプレート2とに連結する調整部材9によりアンカーボルトAの位置を微調整する工法によって、当初の目的を達成するものである。
以下、本発明を図示例に基づいて説明する。本発明工法は、複数本のアンカーボルトAを所定の間隔に支持するアンカーフレーム1を用いる工法である。そこで、便宜上、このアンカーフレーム1からなる本発明装置から説明する。
アンカーフレーム1は、建築構造物Pの基礎Q設置位置にアンカーボルトAを固定するフレーム部材であり、主な構成は、テンプレート2、補助フレーム3、カプラー4、脚部5にて構成される。
テンプレート2は、複数本のアンカーボルトAの上部を、予め所定の設置間隔で連結する部材である。このテンプレート2には、アンカーボルトAの上部を設計に基づいた所定間隔に配置する挿通孔2Aを開穿してあり、この挿通孔2Aに挿通したアンカーボルトAを固定ナット2Bでテンプレート2に固定する(図2参照)。図示のテンプレート2は、挿通孔2Aを開穿した短冊状の基板2Cを4枚組み合わせて環状に連結したものを使用している(図3参照)。このようなテンプレート2により、挿通孔2Aの間隔設定が正確になり、テンプレート2の強度を高めることもできる。
補助フレーム3は、アンカーボルトAの下部をテンプレート2と同じ間隔で保持する部材である。この補助フレーム3はテンプレート2と同じ構成を成し、アンカーボルトAの下部に配設している(図2参照)。すなわち、テンプレート2と同様に、補助フレーム3に形成した挿通孔3AにアンカーボルトAを挿通し、固定ナット3Bで補助フレーム3に固定する。図示例では、補助フレーム3の挿通孔3A上面に定着板7を設け、アンカーボルトAの下部にネジ止めされた固定ナット3Bと該定着板7とを、補助フレーム3側に押圧固定するように設けている。
カプラー4は、脚部5とアンカーボルトAとの間に連結した部材であり、該カプラー4に連結した脚部5の長さを調整することでアンカーボルトAの高さを調整する(図4参照)。図示のカプラー4は、筒状体4Aの上下端部に一対の連結ナット4Bを固着すると共に、該筒状体4Aの側壁を貫通する貫通孔4Cを設けたものである。径の大きなカプラー4を使用する場合、この貫通孔4Cから筒状体4Aの内部にモルタル上の充填物を充填することで、筒状体4A内の空間をなくすことができる。さらに、小径の筒状体4Aを使用する場合は貫通孔4Cを設けなくても良い。
このカプラー4において、上下の連結ナット4Bの径やピッチを変えて固着することも可能である(図4(イ)、(ロ)参照)。このようなカプラー4を用意することにより、径やピッチの異なるアンカーボルトAと脚部5とを連結することが可能になる。また、アンカーボルトAの径が比較的細い場合などでは、カプラー4として長ナットの使用も可能になる。
脚部5は、アンカーボルトAを所定の高さに調整支持する部材であり、この脚部5をアンカーボルトAのいずれか下端部に連結することで、基礎Q設置位置上に吊り込まれるアンカーフレーム1を設けている(図2参照)。このとき、脚部5やアンカーボルトAに丸鋼を使用することで、コンクリートの流入性を良好にすることができる。また、脚部5にボルト部材を用いることも可能である。さらに、脚部5の下端部を先鋭状にした場合、脚部5を回転させて長さ調整をする作業を容易になる(図10(ロ)参照)。また、脚部5の下端部を平坦にすると、固定用プレート6との接合性を高めることができる(図2参照)。
固定用プレート6は、例えば基礎Q設置位置に予め敷設された捨てコンクリートRの上に固定されるもので、図示例では、アンカー6Aで固定している(図2参照)。また、各脚部5の位置にそれぞれ固定用プレート6を配する他、複数の脚部5を固定する一対の帯状固定用プレート6や、1枚の固定用プレート6を使用するなど、固定用プレート6の設置数は任意に変更することができる(図示せず)。
そして、固定用プレート6上で、脚部5を回転させて脚部5の長さを調整することで、アンカーボルトAの高さを調整する。図2に示す脚部5には、回転操作後に固定する操作ナット5Aを装着している。アンカーボルトAの高さを調整した後は、脚部5の下端を固定用プレート6に溶接して固定する。
固定具8は、アンカーボルトAの周囲に配設された配筋Sにネジ止め固定する金具である。また、調整部材9は、この固定具8と前述したテンプレート2とに溶接するもので、配筋後のアンカーボルトAの位置を再調整する(図12参照)。図示の固定具8は、配筋Sの側面に装着するU字金具8Aと、このU字金具8Aから配筋Sに圧着する圧着ボルト8Bからなる(図12(ロ)参照)。一方、調整部材9は棒状の部材で、再調整した位置でアンカーボルトAを固定するように溶接される(図12(イ)参照)。また、溶接手段の代わりに、固定具8やテンプレート2のいずれか又は両方に、調整部材9を連結する連結構造を設けてもよい。
本発明工法は、次の工程からなる。すなわち、墨出し工程100、吊り込み工程200、芯出し工程300、レベル調整工程400、フレーム固定工程500、再調整工程600である。
墨出し工程100は、基礎Q設置位置上に墨付けを行い、アンカーボルトAの設置間隔を示すと共に、この墨付け位置を基準として、固定用プレート6を設置間隔に固定する工程である(図6参照)。このとき、墨付けは、基礎Q設置位置上の捨てコンクリートRや耐圧板、あるいは杭頭U等に行われる(図6(イ)参照)。また、固定用プレート6を杭頭Uに設置しなければならない場合は、この杭頭Uの鉄板に固定用プレート6を直接溶接する。この場合、杭筋Tの位置を避ける必要がある(図6(ロ)参照)。
吊り込み工程200は、クレーンなどの重機を使用してアンカーフレーム1を基礎Q設置位置上に吊り込む工程である(図7参照)。このとき、基礎Q設置位置に段差がある場合は、予め脚部5の長さを調整しておき、設置後、脚部5の操作でアンカーボルトAの微調整を行うようにする(図7(ロ)参照)。また、杭筋T等が露出している場合は、この杭筋Tが妨げにならないように曲げてアンカーフレーム1を設置する(図7(ハ)参照)。更に、脚部5の連結位置は任意に変えることができるので、障害物が妨げにならいない位置に連結する(図8参照)。
芯出し工程300は、吊り込んだアンカーフレーム1の設置位置を墨出し位置に調整する工程である(図9参照)。この工程では、テンプレート2の位置出し用の基準位置に下げ振り10をセットし、基礎Q設置位置の墨付け位置を利用してアンカーフレーム1の前後、左右の位置を調整する。
レベル調整工程400は、アンカーボルトAの高さを脚部5の長さで調整する工程である(図10参照)。この工程において、アンカーフレーム1のカプラー4に連結した脚部5の回転操作によりアンカーボルトAの高さおよび水平を調整する(図10(ロ)参照)。
フレーム固定工程500は、レベル調整後のアンカーフレーム1を基礎Q設置位置上に固定する工程である。この工程の前に、捨てコンクリートR上に施された前記墨出し工程の墨出し位置に基づいて固定用プレート6がアンカー6Aで予め固定されている。フレーム固定工程500は、この固定用プレート6にアンカーフレーム1の脚部5を溶接する工程である。
図11は、配筋作業が終了した状態を示している。これらの配筋Sは、設計段階からアンカーボルトAや脚部5に干渉しない位置に設置されるものであるから、アンカーフレーム1が配筋作業の妨げにならずに済む(図11(ハ)参照)。但し、配筋作業時に、これらの配筋SがアンカーボルトAに接触するなどの理由から、アンカーボルトAの位置が僅かにずれる場合がある。このため、後述する再調整工程600により、アンカーボルトAの位置を正確な位置に戻すものである。
したがって、再調整工程600は、配筋作業後に各アンカーボルトAの位置を再調整する工程である(図12参照)。この工程では、テンプレート2周辺に配された配筋Sに固定具8を固定し、該固定具8とテンプレート2とに溶接する調整部材9によりアンカーボルトAの位置を微調整するものである(図12(イ)参照)。このとき、固定具8を配筋Sに溶接することは、配筋Sの強度が劣化するので好ましくない。そこで、固定具8は、配筋Sにネジ止めできる構造のものを使用する(図12(ロ)参照)。また、コンクリート打設後は、アンカーフレーム1からテンプレート2と調整部材9が外され、代わりに鉄骨を連結するベースプレートTが装着される(図1参照)。
尚、本発明は図示例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で任意に変更することができるものである。
本発明の使用状態を示す正断面図である。 本発明の使用状態を示す正面図である。 本発明のテンプレートを示す平面図である。 本発明のカプラーの他の実施例を示す正面図である。 本発明の作業手順を示す工程図である。 本発明の墨出し工程を示し、(イ)は側面図、(ロ)は平面図である。 本発明の吊り込み工程を示す側面図である。 本発明の脚部と固定用プレートとの変更例を示し、(イ)は側面図(ロ)は平面図である。 本発明の芯出し工程を示す側面図である。 本発明のレベル調整工程を示す側面図である。 本発明における配筋作業後を示し、(イ)、 (ロ)は側面図、(ハ)は平面図である。 本発明の再調整工程を示し、(イ)は側面図、(ロ)は固定具の説明図である。
符号の説明
A アンカーボルト
P 建築構造物
Q 基礎
R 捨てコンクリート
S 配筋
T 杭筋
U 杭頭
1 アンカーフレーム
2 テンプレート
2A 挿通孔
2B 固定ナット
2C 基板
3 補助フレーム
3A 挿通孔
3B 固定ナット
4 カプラー
4A 筒状体
4B 連結ナット
4C 貫通孔
5 脚部
5A 操作ナット
6 固定用プレート
6A アンカー
7 定着板
8 固定具
8A U字金具
8B 圧着ボルト
9 調整部材
10 下げ振り

Claims (6)

  1. 複数本のアンカーボルトの上部を、予め所定の設置間隔でテンプレートと補助フレームにて保持し、アンカーボルトを所定の高さに調整支持する脚部をアンカーボルトのいずれか下端部に連結したアンカーフレームを建築構造物の基礎設置位置に支持固定するアンカーボルトサポート工法であって、基礎設置位置上に、アンカーボルトの設置間隔を示すと共に、該設置間隔に固定用プレートを固定する墨出し工程と、構築されたアンカーフレームを基礎設置位置上に吊り込む吊り込み工程と、吊り込んだアンカーフレームの設置位置を墨出し位置に調整する芯出し工程と、アンカーフレームの高さを脚部の長さで調整するレベル調整工程と、レベル調整後のアンカーフレームを固定用プレート上に固定するフレーム固定工程と、配筋作業後に各アンカーボルトの位置を再調整する再調整工程と、からなることを特徴とする建築構造用アンカーボルトサポート工法。
  2. 前記フレーム固定工程において、捨てコンクリート上に施された前記墨出し工程の墨出し位置に基づいてアンカーボルトの設置位置に固定用プレートをアンカーで固定し、該固定用プレートにアンカーフレームの脚部を溶接する請求項1記載の建築構造用アンカーボルトサポート工法。
  3. 前記レベル調整工程において、前記アンカーフレームの脚部とアンカーボルトとの間にカプラーを連結し、脚部の長さを調整することでアンカーボルトの高さを調整する請求項1記載の建築構造用アンカーボルトサポート工法。
  4. 前記再調整工程において、アンカーフレームのテンプレート周辺の配筋に固定具をネジ止め固定し、該固定具とテンプレートとに溶接する調整部材によりアンカーボルトの位置を微調整する請求項1記載の建築構造用アンカーボルトサポート工法。
  5. 建築構造物の基礎設置位置にアンカーボルトを支持固定するアンカーボルトサポート装置において、複数本のアンカーボルトの上部を、予め所定の設置間隔でテンプレートに連結すると共に、アンカーボルトの下部をテンプレートと同じ間隔で補助フレームにて保持し、アンカーボルトを所定の高さに調整支持する脚部をアンカーボルトのいずれか下端部に連結することで、基礎設置位置上に吊り込まれるアンカーフレームを設け、脚部とアンカーボルトとの間に高さ調整用のカプラーを連結し、該脚部の回転操作によりアンカーボルトの高さを調整するように設けたことを特徴とする建築構造用アンカーボルトサポート装置。
  6. 前記テンプレートに溶接する調整部材と、アンカーボルトの周囲に配設された配筋にネジ止め固定する固定具とを設け、該固定具と調整部材とを溶接して配筋後のアンカーボルトの位置を再調整するように設けた請求項5記載の建築構造用アンカーボルトサポート装置。
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