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JP2008260071A - 真空吸着盤 - Google Patents

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JP2008260071A
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Abstract

【課題】 本発明は、部分吸引、すなわち、被吸着物の寸法・形状に合わせて、吸着部材表面のうち必要な領域のみの吸引を可能とする真空吸着盤を提供することを課題とする。
【解決手段】 被吸着物と接触する吸着面に多数の吸着穴を設けた真空吸着盤であって、通気穴を有する第一の永久磁石を前記吸着穴の各々の内部の底部に固定し、第二の永久磁石を、前記吸着穴内部において可動であるように前記第一の永久磁石の上部に配置し、前記第一の永久磁石と前記第二の永久磁石の対向面が互いに反発する磁極を有することを特徴とする、前記真空吸着盤。
【選択図】 図3

Description

本発明は、研削、研磨、切断などの加工を行うとき、または搬送するときに、対象物を保持するための真空吸着盤に関するものである。
磁気による吸引力が作用しない非金属部材や磁性を嫌う部材について、研削、研磨、切断などの加工を行うとき、または搬送するときには、真空を利用して対象物を吸着保持する真空吸着盤が使用されている。従来の真空吸着盤の典型的な構造としては、図1に示すようなものが挙げられる(特許文献1図4参照)。図1において、真空吸着盤1は、多孔質セラミックから形成される吸着部材2を支持部材3により接合固定した構造を有する。支持部材3の下部中央には、真空ポンプにより吸引するための吸引穴4が設けられる。この吸引穴4を通じて真空ポンプにより吸引し(空気吸引7)、吸着部材2と支持部材3の間の空洞部5を減圧状態とすることにより、被吸着物6が吸着部材2上に吸着保持される。
上記のような従来の真空吸着盤においては、吸着部材(すなわち真空吸着盤)の寸法・形状は、被吸着物の寸法・形状に適合したものであることを要する。例えば、図2に示すように、被吸着物6が吸着部材2(真空吸着盤1)に比べて小さい場合、吸着部材2の吸着面2aには被吸着物6と接触していない領域が生ずることとなり、真空ポンプにより吸引穴4を通じて吸引しても、非接触領域から空気を吸い込んでしまうため(空気の流れ8)、被吸着物6の吸着力は弱くなるか、あるいは吸着されなくなってしまう(図2)。
最近のものづくりにおいては少量多品種を取扱う場合が多く、寸法・形状が異なるものを多種類生産することが求められている。個々の被吸着物の寸法・形状に合わせて真空吸着盤を変更して使用すると、真空吸着盤の製作にかかる設備コストが高くなり、また被吸着物が変わるたびに真空吸着盤を変更する手間がかかるという不都合がある。
そこで、部分吸引、すなわち、被吸着物の寸法・形状に合わせて、吸着部材表面のうち必要な領域のみの吸引を可能とする真空吸着盤の例が開示されている。
第一の例としては、真空吸着盤の吸着面に多数の吸入孔が設けられたものが開示されている(特許文献2参照)。被吸着物を吸着保持するときには、被吸着物と接触しない吸入孔の上に磁性球を載置して閉塞することにより、空気のリークを防止することができる。真空吸着盤の使用後には、磁石を用いて磁性球を取り除くことにより吸入孔を開放することにより、再び使用される。
別の例としては、被吸着物を吸着するための吸着面を有するテーブル本体と、その吸着面において開口する複数の真空引き用連通路と、前記連通路のうちの少なくとも一部のものを閉塞する閉塞体とを備えた真空吸着テーブルであって、前記閉塞体を磁石に対して吸着される材料または反発する材料からなるものとし、同閉塞体を前記各連通路上に設けられた移動空間内に閉塞位置と開放位置との間を移動可能に収容したことを特徴とする真空吸着テーブルが開示されている(特許文献3請求項1参照)。
特開平6−8086号公報 特開昭63−109934号公報 特開平10−249663号公報
本発明は、部分吸引、すなわち、被吸着物の寸法・形状に合わせて、吸着部材表面のうち必要な領域のみの吸引を可能とする真空吸着盤を提供することを課題とする。
従来技術として特許文献2に開示される技術は、被吸着物が吸着されない(載置されない)吸着穴を磁性球により閉塞するものであるが、かかる前処理を要するため手間がかかる。吸着面には多数の吸着穴が設けられているため、被吸着部の吸着穴すべてを磁性球により閉塞する際、磁性球の載置モレがあると空気がリークして吸着力が弱くなり被吸着物が吸着されない可能性がある。また、吸着作業が完了する度に磁性球を回収するという後処理を要するため手間がかかり、磁性球の回収が不完全であると次の被吸着物が吸着されない可能性もある。
更に、特許文献3に開示される技術は、吸着面に設けられた吸引穴の各々について、磁性材料からなる閉塞体を磁石により移動させることにより吸引穴を閉塞又は開放させるものであるが、多数の吸引穴の各々について上記作業をするのは非常に手間がかかる。また、閉塞体による閉塞・開放の位置を間違えると、空気のリークや被吸着物が吸着保持されないという不具合が発生する可能性もある。
本発明は、これらの従来技術の欠点を解消した真空吸着盤を提供することを課題とする。
本発明は、被吸着物と接触する吸着面に多数の吸着穴を設けた真空吸着盤であって、通気穴を有する第一の永久磁石を前記吸着穴の各々の内部の底部に固定し、第二の永久磁石を、前記吸着穴内部において可動であるように前記第一の永久磁石の上部に配置し、前記第一の永久磁石と前記第二の永久磁石の対向面が互いに反発する磁極を有することを特徴とする、前記真空吸着盤を提供する。
本発明の真空吸着盤は、好ましくは、吸着面において、通気性のある部材を通気穴に配置したことを特徴とする。また、別の態様において、好ましくは、吸着面において、多孔質のセラミック製部材を通気穴に配置したことを特徴とする。
また、本発明の真空吸着盤は、好ましくは、第一の永久磁石と第二の永久磁石の対向面にコーティングを施したことを特徴とする。
本発明によれば、部分吸引、すなわち、被吸着物の寸法・形状に合わせて、吸着部材表面のうち必要な領域のみの吸引を可能とする真空吸着盤が提供される。本発明の真空吸着盤は、被吸着物の寸法・形状に依存することなく、そのまま使用することができるため、加工や搬送を効率的に行うことができる。本発明の真空吸着盤は、従来技術におけるように、吸着作業の度に前処理・後処理を行う手間がなく、被吸着物の寸法・形状に依存することなく良好に部分吸引を行うことが可能となる。特に、被吸着物が少量多品種である場合には、効率的な作業が可能となる。
本発明の真空吸着盤の実施形態を以下に図を参照しながら説明する。
本発明の真空吸着盤は、被吸着物と接触する吸着面に多数の吸着穴を設けた真空吸着盤であって、通気穴を有する第一の永久磁石を前記吸着穴の各々の内部の底部に固定し、前記第一の永久磁石に反発する磁極を有する第二の永久磁石を、前記吸着穴内部において可動であるように、前記第一の永久磁石の上部に配置したことを特徴とするものである。
図3は、本発明の真空吸着盤の一態様を示す断面図である。図3において、真空吸着盤101は、多数の吸着穴102が設けられた吸着面102aと、吸着面102aを支持する支持部103により構成される。支持部103には、真空ポンプにより吸引するための吸引穴104が設けられる。吸着面102aには、後述する図6(c)の態様と同様に、通気性のある部材111が通気穴102に配置されている。
各吸着穴102の内部には、第一の永久磁石105及び第二の永久磁石106が配置される。第一の永久磁石105は、通気穴105aを有し、吸着穴102の底部に固定される。第二の永久磁石106は、吸着穴102の内部で可動であるように第一の永久磁石105の上部に配置される。第一の永久磁石105と第二の永久磁石106の対向面は、互いに反発する磁極を有するものとする。
第二の永久磁石106の寸法は、吸着穴102の寸法より小さいが、第一の永久磁石105の通気穴105aの寸法より大きいものとする。これにより、真空吸着盤101の内部において、吸引穴104から第一の永久磁石105の通気穴105aを介して各吸着穴102まで、通気路が形成される。
第一の永久磁石105及び第二の永久磁石の106の形状は、特に限定されないが、第二の永久磁石106が吸着穴102内部で最下部まで移動し第一の永久磁石105と接触したときに、通気が完全に遮断されるよう、第一の永久磁石105及び第二の永久磁石の106の対向する表面が密接する形状であるものとする。
吸引穴104を通じて真空ポンプにより吸引し(空気吸引108)、真空吸着盤101内部の通気路107を減圧状態とすることにより、被吸着物109が吸着面102a上に吸着保持される。
このとき、被吸着物109は、大気圧110により吸着面102a上に保持される。吸着面102a上の被吸着物109と接触していない領域では、吸着穴102において、第二の永久磁石106に大気圧110がかかり、第二の永久磁石106が第一の永久磁石105に押し付けられ、第一の永久磁石105の通気穴105aが塞がれる。これにより、吸着穴102から真空吸着盤101内部の通気路107に空気が流入することがなく、真空吸着盤101内部の通気路107は減圧状態に保たれる。一方、吸着面102a上の被吸着物109と接触している領域では、被吸着物109に大気圧110がかかり、吸着穴102においては、被吸着物109が介在することにより空気が流入することがなく、第二の永久磁石106を第一の永久磁石105に押し付ける力は存在しない。第二の永久磁石106は、第二の永久磁石106と第一の永久磁石105との間の磁極の反発により、第一の永久磁石105から浮遊した状態が保たれ、真空吸着盤101内部の通気路107は、空気吸引により減圧状態に保たれる。このように、本発明の真空吸着盤において、第二の永久磁石106は自動開閉弁の役割を果たす。
次に、図4は、本発明の真空吸着盤の一態様を示す上面図である。真空吸着盤101の吸着面102aには多数の吸着穴102が設けられる。被吸着物109は吸着面102a上に配置され、支持部103の吸引穴(図示せず)、真空吸着盤内部の通気路(図示せず)、及び各吸着穴102を介して、真空ポンプによる空気吸引により、吸着面102a上に吸着保持される。
次に、図5(a)〜(d)は、本発明の真空吸着盤の各吸着穴について、内部構造の種々の態様を示す断面図である。図5(a)に示す態様は、吸着面102aにおいて吸着穴102が大きく開放された構造を有するものである。図5(a)において、吸着穴102の内部には、第一の永久磁石105及び第二の永久磁石106が配置される。第一の永久磁石105は、通気穴105aを有し、吸着穴102の底部に固定される。第二の永久磁石106は、吸着穴102の内部で可動であるように第一の永久磁石105の上部に配置される。第二の永久磁石106の寸法は、吸着穴102の寸法より小さいが、第一の永久磁石105の通気穴105aの寸法より大きいため、真空ポンプにより吸引したときに、真空吸着盤101の内部において、吸引穴104から第一の永久磁石105の通気穴105aを介して各吸着穴102まで、通気路が形成される。
図5(b)の態様は、図5(a)に示す態様と比較して、吸着面102aにおいて吸着穴102を小さくした構造を有するものである。このように、本発明において吸着穴の寸法は、真空吸着盤の内部において、吸引穴から第一の永久磁石の通気穴を介して各吸着穴まで通気路が形成されることを条件として、特に限定されない。図5(a)のように吸着面102aにおいて吸着穴102の寸法が大きい場合、被吸着物109の厚さが薄いときに、真空吸着により吸着穴102の形状が被吸着物109に転写して加工後の被吸着物の品質に悪い影響を与える可能性があるが、吸着穴102の寸法を小さくすることによりかかる不具合の発生を防止することができる。
図5(c)の態様は、吸着面102aにおいて、通気性のある部材111を通気穴102に配置したものである。図5(a)及び(b)のように吸着面102aにおいて通気穴102が開放している場合は、被吸着物109の厚さが薄いときは、真空吸着により吸着穴102の形状が被吸着物109に転写して加工後の被吸着物の品質に悪い影響を与える可能性があり、さらに吸着穴102内部にゴミが流入して第一の永久磁石105と第二の永久磁石106の密着性に不具合が生じる可能性がある。本態様はかかる不具合の発生を防止することができる。
通気性部材111は、多孔質であり、気孔は独立気孔ではなく連続気孔であるものとする。独立気孔では空気が流れることができず、真空吸着盤として被吸着物を吸着できないからである。
通気性部材111は、特に限定されないが、有機系、無機系及び金属系の材料を使用することができる。通気性部材111の材質は、経時的な劣化、吸着時の変形、通気性部材からの材料の転写による被吸着物の品質低下などがなく、製造しやすいという理由から、無機材料であることが好ましく、多孔質のセラミック製部材であることがより好ましい。セラミックとしては、アルミナ、ジルコニア、炭化珪素、窒化珪素などの種々のセラミックが挙げられる。これらのセラミックを多孔質とするには、さまざまな方法があるが、本発明において通気性部材として用いるためには、空気が流通できるように各々の気孔を連通させる必要がある。そのためには、例えば、セラミックを所定の大きさの粒子状にし、この粒子をガラスなどで固めて焼成すればよい。この方法によれば、確実に各々の気孔を連通させられるとともに、粒子径を調整することで、容易に気孔径を調整することができる。
更に、この他の方法として、セラミック原料中に、焼成時に消失するような材料を混入しておいて、焼成する方法や、焼成温度あるいは焼成時間を調整して、緻密化せず気孔が残った状態で焼成を終了させる方法などにより、多孔質セラミックを得ることができる。
なお、気孔の寸法は、被吸着物の加工の内容や真空ポンプの動力等を考慮して適宜決められる。
図5(d)の態様は、第一の永久磁石105の第二の永久磁石106との対向面が円錐状の凹型形状を有し、第二の永久磁石106の第一の永久磁石105との対向面が円錐状の凸型形状を有するものである。これにより、第一の永久磁石と第二の永久磁石の密着性をさらに高めることができる。
第一の永久磁石及び第二の永久磁石は、真空吸着盤を使用する度にその対向面において互いに衝突を繰り返すため、蓄積疲労により破損する可能性も考えられる。そこで、衝突時の衝撃を緩和し破損を防止するために、好ましくは、図6に示すように、第一の永久磁石及び第二の永久磁石の対向面にコーティング処理105c,106cを施してもよい。コーティング材料は、特に限定されないが、フィルム材や樹脂を塗布することができる。
次に、本発明の真空吸着盤において、第一及び第二の永久磁石の関係について図7を参照しながら説明する。
図7において、第一の永久磁石105は、通気穴105aを有する。これにより、支持部の吸引穴(図示せず)を通じて真空ポンプにより空気吸引が可能となる。第二の永久磁石106は、吸着穴の内部で可動であるように第一の永久磁石105の上部に配置される。本発明において、永久磁石の形状は、前述のとおり特に限定されないが、図7においては説明の便宜のため円柱形状で示す。第一の永久磁石105と第二の永久磁石106の対向面は、互いに反発する磁極を有する。したがって、第一及び第二の永久磁石の対向面の磁極は、N極−N極又はS極−S極である。
次に、本発明の真空吸着盤における永久磁石の作用を説明する。図8(a)は、吸着面上の被吸着物と接触している領域における吸着穴を示す概念図であり、図8(b)は、吸着面上の被吸着物と接触していない領域における吸着穴を示す概念図である。
図8(a)において、吸着面上の被吸着物109と接触している領域では、被吸着物109の存在により、空気吸引(108)により、吸着面102aから吸着穴102内部に空気が流入することなく、被吸着物109に大気圧110がかかり、被吸着物109は吸着保持力112により吸着面102a上に固定される。また、これにより、吸着穴102内部は減圧状態が保たれる。第二の永久磁石106は第一の永久磁石105と反発する関係にあるため、浮遊状態に保たれる。これにより、通気穴105aが塞がれることなく、吸着穴102内部の減圧状態が保たれ、被吸着物109は吸着面102a上に良好に固定される。
図8(b)において、吸着面上の被吸着物109と接触していない領域では、空気吸引(108)により、吸着面102aから通気性部材111を通じて吸着穴102の内部へと流れる空気の流れ113が生じ、吸着穴102において、第二の永久磁石106に大気圧110がかかる。第一の永久磁石105と第二の永久磁石106は、対向面において互いに反発する磁極を有するので、空気吸引(108)前は第二の永久磁石106が浮遊した状態であるが、第二の永久磁石106を第一の永久磁石105へと押す力が作用することにより、磁石の反発力より第二の永久磁石を押す力が勝り、第二の永久磁石106が第一の永久磁石105に押し付けられ、第一の永久磁石105の通気穴105aが塞がれる。これにより、空気の流れ113が遮断され、吸着穴102から真空吸着盤101内部の通気路107に空気が流入することがなく、真空吸着盤101内部の通気路107は減圧状態に保たれる。なお、湿式で研削、研磨、切断等の加工を行う場合、第一の永久磁石105の通気穴105aが第二の永久磁石106により塞がれるために、研削液が吸引穴102の内部に流入することがなく、真空ポンプへの研削液の流入が最小限に抑えられ、真空ポンプの損傷を防止できるという利点が提供される。
本発明において、第一及び第二の永久磁石として使用する永久磁石は、真空ポンプの吸引力との関係により選択される。慣用的な真空ポンプは、一般的には減圧力(押付け圧力)−80kPa程度までしか下がらないので、永久磁石の反発力はそれ以下であることが望ましい。本発明で使用できる永久磁石は、Baフェライト(等方性)、Srフェライト(異方性)などのフェライト系、アルニコ系、希土類系としてサマリウム系やネオジム系、などが挙げられるが、用途が広く安価であることから、Baフェライト系の永久磁石を用いるのが好ましい。
本発明の真空吸着盤において、支持部の吸着穴の寸法・形状は、本発明の真空吸着盤が使用される設備や被吸着物の種類を考慮して適宜決定されるが、吸着穴の代表径の適用範囲は5〜100mm、好ましくは7〜50mm、より好ましくは8〜30mmである。
本発明の真空吸着盤において、第一の永久磁石の通気穴の代表径は、吸着穴の代表径に対して30〜70%である。30%未満の場合は真空吸引を十分に行うことができず、70%を超える場合は第二の永久磁石により通気穴を塞ぐことができない。好ましくは、第一の永久磁石の通気穴の代表径は、吸着穴の代表径に対して40〜60%である。
第二の永久磁石の代表径は、空気吸引時に第二の永久磁石と吸着穴との間に通気路が形成されるように、吸着穴の代表径より小さいことを要する。また、第二の永久磁石が反転して第一の永久磁石と接合しないように、吸着穴の代表径が第二の永久磁石の対角線上の長さより小さいことも必要である。したがって、図9に示すように、吸着穴の代表径をD、第二の永久磁石の代表径をX、第二の永久磁石の高さをYとした場合、次の関係を満たすものとする。
Figure 2008260071
Figure 2008260071
吸着穴の代表径と第二の永久磁石の代表径の間のクリアランスは、真空ポンプの仕様、使用する設備及び被吸着物の特性等により適宜決められる。
本発明の真空吸着盤において、支持部103の材質は、作業中の外力で破壊しない強度を有することを条件として、有機質材料、金属材料又は無機質材料を使用することができる。特定の態様においては、図5に示すように、吸着面102aと支持部103をそれぞれ独立した部材として構成し、吸着面102aを支持部103により接合固定してもよい。
本明細書及び図面において、本発明の真空吸着盤は円形断面を有するものとして説明してきたが、本発明の真空吸着盤の形状は特に限定されない。多角形又は各種の変形形状の断面を有していてもよい。
図1は、従来の真空吸着盤の構造の一例を示す図である。 図2は、従来の真空吸着盤の使用の一例を示す図である。 図3は、本発明の真空吸着盤の一態様を示す断面図である。 図4は、本発明の真空吸着盤の一態様を示す上面図である。 図5(a)〜(b)は、本発明の真空吸着盤の各吸着穴について、内部構造の種々の態様を示す断面図である。 図5(c)〜(d)は、本発明の真空吸着盤の各吸着穴について、内部構造の種々の態様を示す断面図である。 図6は、本発明の真空吸着盤の一態様を示す断面図であって、第一及び第二の永久磁石の対向面にコーティング処理を施したものである。 図7は、本発明の真空吸着盤において、第一及び第二の永久磁石の関係を示す概念図である。 図8(a)は、吸着面上の被吸着物と接触している領域における吸着穴を示す概念図であり、図8(b)は、吸着面上の被吸着物と接触していない領域における吸着穴を示す概念図である。 図9は、本発明の真空吸着盤において、吸着穴と第二の永久磁石の各部の寸法を示す図である。
符号の説明
1 真空吸着盤
2 多孔質セラミック吸着部材
3 支持部材
4 吸引穴
5 空洞部
6 被吸着物
7 空気吸引(真空ポンプにつながる)
8 空気の流れ
101 真空吸着盤
102 吸着穴
102a 吸着面
103 支持部
104 吸引穴
105 第一の永久磁石
105a 通気穴
105c コーティング処理
106 第二の永久磁石
106c コーティング処理
107 通気路
108 空気吸引(真空ポンプにつながる)
109 被吸着物
110 大気圧
111 通気性部材
112 吸着保持力
113 空気の流れ

Claims (4)

  1. 被吸着物と接触する吸着面に多数の吸着穴を設けた真空吸着盤であって、通気穴を有する第一の永久磁石を前記吸着穴の各々の内部の底部に固定し、第二の永久磁石を、前記吸着穴内部において可動であるように前記第一の永久磁石の上部に配置し、前記第一の永久磁石と前記第二の永久磁石の対向面が互いに反発する磁極を有することを特徴とする、前記真空吸着盤。
  2. 吸着面において、通気性のある部材を通気穴に配置したことを特徴とする、請求項1記載の真空吸着盤。
  3. 吸着面において、多孔質のセラミック製部材を通気穴に配置したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の真空吸着盤。
  4. 第一の永久磁石と第二の永久磁石の対向面にコーティングを施したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の真空吸着盤。
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