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JP2008121190A - 道路橋の荷重支持型伸縮装置 - Google Patents

道路橋の荷重支持型伸縮装置 Download PDF

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JP2008121190A
JP2008121190A JP2006302708A JP2006302708A JP2008121190A JP 2008121190 A JP2008121190 A JP 2008121190A JP 2006302708 A JP2006302708 A JP 2006302708A JP 2006302708 A JP2006302708 A JP 2006302708A JP 2008121190 A JP2008121190 A JP 2008121190A
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Juichi Yamauchi
重一 山内
Junji Yamauchi
順二 山内
Yoshio Yamauchi
芳夫 山内
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Abstract

【課題】後打ちコンクリートにおける養生・硬化時の収縮クラックが道路橋の路面に起生することを防ぐ。
【解決手段】無底凹部(11x)と有底凸部(11y)とが交互する平面視の蛇行形状に造形された向かい合う一対の起立フエイスプレート(11)を備えた道路橋の伸縮装置において、その伸縮装置を道路橋の箱抜き凹所(G)へ埋設一体化する後打ちコンクリート(17)の収縮クラック(C)が、上記蛇行形状に基いて路面に起生することを抑止するために、各起立フエイスプレート(11)における隣り合う無底凹部(11x)の基端(11x−R)同士を、その路面へ直線状態に表出することとなる仕切り壁プレート(20)により連結一体化して、各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とその背後に連通する箱抜き凹所(G)とを遮断した。
【選択図】 図1

Description

本発明は道路橋の荷重支持型伸縮装置に係り、殊更その後打ちコンクリートの収縮クラックが路面に起生することを抑止して、耐用性や信頼性を向上させるために工夫したものである。
鋼板製起立フエイスプレートの向かい合う相互間隙が道路橋の遊間(継ぎ目)上において、平面視の連続的な波形状に蛇行し、その波形状の無底凹部と交互して遊間上へ張り出す有底凸部と、その背後に連通する床版や橋台の箱抜き凹所へ、後打ちコンクリートを打設することにより、その箱抜き凹所へ埋設施工されることになる道路橋の荷重支持型伸縮装置としては、例えば特公昭51−49503号公報や特開2000−144614号公報に記載されているとおり、既に公知である。
このような型式の伸縮装置によれば、両起立フエイスプレートの向かい合う相互間隙が平面視の連続的な波形状として、その無底凹部と有底凸部との境界部が橋軸線やその横断線の何れとも直交しない傾斜面をなし、ここに通行車両のタイヤ面が跨がり接地して、そのタイヤ面により上記間隙を吸収することになるため、突然の振動・衝撃に基く乗り心地の不快感や騒音の発生を抑制できる利点がある。
特公昭51−49503号公報 特開2000−144614号公報
ところが、上記伸縮装置の構成では図51〜53に示す如く、その両起立フエイスプレート(1)の向かい合う相互間隙(D)が無底凹部(1x)と有底凸部(1y)との交互する平面視の連続的な波形状をなし、その遊間(S)上へ張り出す波形状の有底凸部(1y)と、その背後に連通する橋台や床版(2)の箱抜き凹所(G)へ、施工現場において後打ちコンクリート(3)が打設されることになるため、特に無底凹部(1x)の基端(1x−R)を発生源とする後打ちコンクリート(3)の収縮クラック(C)が、その後打ちコンクリート(3)の養生中路面に見苦しく起生し、その波及により耐用性や信頼性を低下させてしまうのである。
即ち、後打ちコンクリート(3)は凝固時に水分を必要とするが、その橋台や床版(2)の箱抜き凹所(G)に対する打設容量は多く、その箱抜き凹所(G)と舗装アスファルト(4)との境界線(橋軸との直交線)(X−X)から、上記波形状をなす無底凹部(1x)の基端(1x−R)までの開口長さ(L1)に比して、同じく境界線(X−X)から有底凸部(1y)の先端(1y−F)までの開口長さ(L2)は長く相違変化している。
又、平面視の長方形をなす上記箱抜き凹所(G)の開口幅(道路幅)(W1)に比して、平面視の波形状をなす各有底凸部(1y)の開口幅(W2)は著しく狭く相違変化しており、その各有底凸部(1y)に対する後打ちコンクリート(3)の打設容量が非常に少ない。
そのため、後打ちコンクリート(3)におけるセメントと水との所定配合比率、就中セメントに対する水の占有比率が上記箱抜き凹所(G)と各有底凸部(1y)との相互間において、その養生中に外気の温度条件などを受ける表面積の相違とも相俟ち、自づと激しく変動すると共に、凝固時に水分を奪い合うこととなり、その奪い合う境界部をなす各無底凹部(1x)の基端(1x−R)のコーナー個所から舗装アスファルト(4)に向かって、水不足による後打ちコンクリート(3)の収縮クラック(C)が路面に起生するのである。しかも、その収縮クラック(C)は路面から経時的に深く進入すると共に、枝分かれする如く広大に波及することとなり、伸縮装置としての耐用性や信頼性を低下させるに至る。
そして、このような現象は図51〜53に示した波形状の伸縮装置のみに限らず、その交互する無底凹部(1x)と有底凸部(1y)との境界部(1z)が、橋軸線との平行面をなす櫛形状の伸縮装置(所謂フィンガージョイント)でも、全く同じ上記理由に基いて、やはり発生するのである。
本発明はこのような課題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では起立板面の無底凹部と有底凸部とが交互する平面視の波形状や鋸歯形状、櫛形状、その他の連続的な蛇行形状をなす向かい合う一対の鋼板製起立フエイスプレートと、
その両起立フエイスプレートの向かい合うほぼ平行な蛇行間隙に充填された弾性シール材と、
同じく両起立フエイスプレートの起立板面から所要間隔おきの配列分布状態として、相反する背後方向へ一体的に張り出し延長された複数づつの配力アンカーとを備え、
両起立フエイスプレートを道路橋のコンクリート床版同士又はその床版と橋台に切り欠かれた埋設用箱抜き凹所内へ、その向かい合うほぼ平行な蛇行間隙が道路橋の遊間上に臨む対応位置関係として挿入セットした後、
その両起立フエイスプレートの有底凸部とその背後に連通する上記箱抜き凹所へ、上方から打設する後打ちコンクリートにより、その箱抜き凹所内へ埋設一体化する道路橋の荷重支持型伸縮装置において、
上記箱抜き凹所と舗装アスファルトとの境界線とほぼ平行に延在する直線として、路面に表出することとなる連続1枚物の仕切り壁プレート又は別個な複数の仕切り壁プレートにより、各起立フエイスプレートにおける隣り合う無底凹部の基端同士を連結一体化して、
各起立フエイスプレートの有底凸部とその背後に連通する箱抜き凹所とを遮断することにより、その各起立フエイスプレートの蛇行形状に基いて路面に起生する後打ちコンクリートの収縮クラックを抑止したことを特徴とする。
又、請求項2では各起立フエイスプレートにおける隣り合う無底凹部の基端同士を、その上段位置のみに延在する1列の仕切り壁プレートにより連結一体化して、
各起立フエイスプレートの有底凸部とその背後に連通する箱抜き凹所とを、路面から最上段の配力アンカーに接近するまでの一定深さだけ部分的に遮断したことを特徴とする。
請求項3では各起立フエイスプレートにおける隣り合う無底凹部の基端同士を、その上段位置と下段位置に延在するほぼ平行な2列の仕切り壁プレートにより連結一体化して、
各起立フエイスプレートの有底凸部とその背後に連通する箱抜き凹所とを、上段仕切り壁プレートにより路面から最上段の配力アンカーに接近するまでの一定深さだけ部分的に遮断する一方、下段仕切り壁プレートにより上記箱抜き凹所の底面から最下段の配力アンカーに接近するまでの一定高さだけ部分的に遮断したことを特徴とする。
更に、請求項4では各起立フエイスプレートにおける隣り合う無底凹部の基端同士を、その各起立フエイスプレートとほぼ同じ一定な背丈として延在する仕切り壁プレートにより連結一体化して、
各起立フエイスプレートの有底凸部とその背後に連通する箱抜き凹所とを、路面から箱抜き凹所の底面に到達するまでの全体的に遮断したことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、後打ちコンクリートの養生中外気の温度条件に晒される表面積の狭小な凸形状を呈する各起立フエイスプレートの有底凸部と、同じく表面積の広く単純な長方形を呈する箱抜き凹所とが、その箱抜き凹所と舗装アスファルトとの境界線とほぼ平行に延在する直線として路面へ表出する仕切り壁プレートを介して、その路面からの一定深さだけ遮断されているため、上記起立フエイスプレートが平面視の連続的な蛇行形状をなす特殊性に起因して、その後打ちコンクリートにおける凝固時の路面に発生する収縮クラックを確実に抑止することができ、この種荷重支持型伸縮装置の耐用性と信頼性を向上させ得る効果がある。
そして、このような効果は請求項2〜4の構成でも同様に達成できるが、特に請求項3、4の構成を採用するならば、上記仕切り壁プレートによって起立フエイスプレートの歪み変形を効果的に防止し得るほか、その仕切り壁プレートが箱抜き凹所の底面に垂立することとなる下端部を活用して、別個な弾性止水ベルトを取り付けたり、その弾性止水ベルトの内部へ更に防音兼用止水材を充填したりすることもでき、両起立フエイスプレートの向かい合うほぼ平行な蛇行間隙に充填された弾性シール材と相俟って、道路橋の遊間を重畳的な止水・防音状態に密封し得る効果がある。
殊更、請求項4の構成によれば、上記起立フエイスプレートの配力アンカーに代る補強配力アンカーの複数を、その起立フエイスプレートの有底凸部と箱抜き凹所とを全体的に遮断した仕切り壁プレートから、箱抜き凹所への後向きとして自由な左右相互間隔ピッチのもとに張り出し延長させることができ、上記有底凸部に対する各種充填物の打設や荷重支持片の介挿設置とも相俟って、優れた耐荷強度を発揮させ得るのであり、伸縮量の大きな伸縮装置や長大橋用のそれとして著しく有効になる。
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、先ず図1〜9はその本発明に係る荷重支持型伸縮装置の第1実施形態を示しており、(G)は道路橋の遊間(継ぎ目)(S)に跨がる側面視の向かい合うほぼL字形として、その道路橋のコンクリート床版(10)同士又は床版(10)と橋台に切り欠かれた伸縮装置埋設用の箱抜き凹所であり、平均的に約120〜250mmの深さを有する。
(11)は上記箱抜き凹所(G)の深さとほぼ対応する背丈(h)を備えた向かい合う一対の鋼板製起立フエイスプレートであって、その起立板面の無底凹部(11x)と有底凸部(11y)とが連続1枚物の鋼板から、交互する平面視の蛇行形状に屈曲形成されており、無底凹部(11x)の基端(11x−R)が上記箱抜き凹所(G)の底面(12)に垂立される一方、有底凸部(11y)が箱抜き凹所(G)と連通する状態のもとで、上記遊間(S)への前向きに張り出すこととなる。(13)は有底凸部(11y)の底プレートであり、前上がりの傾斜状態に溶接されている。
茲に、平面視の連続的な蛇行形状としては、上記無底凹部(11x)と有底凸部(11y)との境界部(11z)が道路橋における橋軸線とその横断線との何れとも直交しない傾斜面を呈する図5、16、30のようなほぼU字形での交互する滑らかな波形状や、図1、2、6のようなほぼ台形での交互する角張った波形状、図28、46のようなほぼく字形又はほぼレ字形での交互する鋸歯形状であっても良く、更に無底凹部(11x)と有底凸部(11y)との境界部(11z)が橋軸線との平行面をなす図36〜40のようなほぼコ字形での交互する櫛形状であってもさしつかえない。
何れにしても、両起立フエイスプレート(11)の向かい合うほぼ平行な蛇行間隙(D)内には、ゴムやスポンジなどの弾性シール材(14)が充填されており、これによって蛇行間隙(D)へ浸入する雨水を初め、通行車両からの落下土砂やタイヤの摩耗片、舗装アスファルト(15)の剥離片などを捕捉し、これらの各種障害物が道路橋の遊間(S)から落下しないようになっている。
(16)は両起立フエイスプレート(11)の起立板面を形作っている無底凹部(11x)の基端(11x−R)と有底凸部(11y)の先端(11y−F)とから、各々上下の複数段づつとして相反する背後方向へ一体的に張り出し延長された配力アンカーであり、その隣り合う一定の左右相互間隔ピッチを保って並列している。
そして、このような一対の起立フエイスプレート(11)は施工現場において上記箱抜き凹所(G)の内部へ、これに渡架される吊持バー(図示省略)の使用により、その向かい合うほぼ平行な蛇行間隙(D)が道路橋の遊間(S)上に臨む対応位置関係として挿入セットされた後、上記有底凸部(11y)とその背後に連通する箱抜き凹所(G)へ、上方から後打ちコンクリート(17)が打設されることによって、その箱抜き凹所(G)の内部へ埋設一体化されることとなる。
尚、(18)は上記配力アンカー(16)との交叉状態に横架される複数の組立施工用通し筋、(19)は同じくコンクリート床版(10)又は橋台に予じめ設置されたU字形の埋込み筋であるが、伸縮装置の補修時にはこれに代る差し筋アンカー(図示省略)が使用されることもある。
その後打ちコンクリート(17)と喰い付き一体化する起立フエイスプレート(11)の配力アンカー(16)として、図3〜6では上記無底凹部(11x)の基端(11x−R)と有底凸部(11y)の先端(11y−F)にスタッド溶接された鉄筋を示しているが、その鉄筋に代るネジ棒や鋼板(フラットバー)などを採用しても良く、特に鋼板から成る配力アンカー(16)を採用する場合には、これを図9のように上記有底凸部(11y)と無底凹部(11x)との境界傾斜面へ、その有底凸部(11y)の内側からラップ溶接することもできる。又、その鋼板を寒冷地の除雪機用誘導板として、上記起立フエイスプレート(11)の何れか一方だけにスタッド溶接することもあり得る。
更に、(20)は各起立フエイスプレート(11)における隣り合う無底凹部(11x)の基端(11x−R)同士を悉く連結一体化すべく、その基端(11x−R)の上段位置へ1列に溶接された仕切り壁プレートであり、上方から見た場合図1、2のような上記箱抜き凹所(G)と舗装アスファルト(15)との境界線(X−X)とほぼ平行に延在する直線として、後打ちコンクリート(17)の路面に表出している。
しかも、その仕切り壁プレート(20)は一定の帯幅を有する鋼板(フラットバー)として、各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とその背後に連通する箱抜き凹所(G)とを、路面から最上段の配力アンカー(16)に接近するまでの一定深さ(d1)だけ部分的に遮断している。
茲に、路面からの一定深さ(d1)は最上段の配力アンカー(16)やこれとの交叉状態に載架される組立施工用の通し筋(18)における後打ちコンクリート(17)のかぶり代とほぼ対応する寸法として、例えば約30〜40mmである。
これを換言すれば、最上段の配力アンカー(16)でさえも仕切り壁プレート(20)と干渉することなく、各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)と無底凹部(11x)から仕切り壁プレート(20)の下方間隙(O1)を通じて、背後方向へ一体的に張り出し延長されているわけである。
つまり、各起立フエイスプレート(11)は平面視の連続的な蛇行形状をなす特殊性として、図51〜53に基き説示した従来技術の課題を内包するが、本発明では後打ちコンクリート(17)が養生中外気の温度条件に晒される表面積の狭小な凸形状として遊間(S)上へ張り出す各有底凸部(11y)と、同じく表面積の広く単純な長方形を呈する箱抜き凹所(G)とを、上記仕切り壁プレート(20)によって路面からの一定深さ(d1)だけ遮断しているのである。
そのため、その平面形状・大きさが相違する各有底凸部(11y)と箱抜き凹所(G)との境界部をなす各無底凹部(11x)の基端(11x−R)において、凝固する後打ちコンクリート(17)の水分奪い合い作用が起り難く、そのセメントに対する水の占有比率は各有底凸部(11y)と箱抜き凹所(G)との各別な均一に保たれて、上記無底凹部(11x)の基端(11x−R)のコーナー個所から図51、52のような舗装アスファルト(15)に向かう後打ちコンクリート(17)の収縮クラック(C)が、その路面に見苦しく表出するおそれはなく、更に上記仕切り壁プレート(20)によって各起立フエイスプレート(11)の歪み変形することも防止でき、この種荷重支持型伸縮装置の耐用性と信頼性を向上させ得る効果がある。
その場合、図1〜7では各起立フエイスプレート(11)における隣り合う無底凹部(11x)の基端(11x−R)同士を、その上段位置へ外接状態に溶接した連続1枚物の長い仕切り壁プレート(20)により連結一体化しているが、上記趣旨を達成できる限り、図5、6と対応する図8、9のように、複数の短かい鋼板から成る仕切り壁プレート(20)を各有底凸部(11y)の内側へ、その無底凹部(11x)の基端(11x−R)と面一状態に嵌め付け溶接することにより、やはり箱抜き凹所(G)と舗装アスファルト(15)との境界線(X−X)とほぼ平行な直線として延在させても良い。
尚、両起立フエイスプレート(11)は一定の単位長さ(例えば約1,000〜1,800mm)を備えており、その複数づつの隣り合う同士が、端部に溶接されている接続アングル(21)とネジ締結具(図示省略)を介して、道路橋の横断線に沿う直列状態に継ぎ足し一体化されることは言うまでもない。
次に、図10〜13は本発明の第2実施形態を示しており、これでは各起立フエイスプレート(11)における隣り合う無底凹部(11x)の基端(11x−R)同士を連結一体化すべく、その基端(11x−R)の上段位置に溶接された上記第1実施形態の鋼板を上段仕切り壁プレート(20)として、同じく基端(11x−R)の下段位置にも別個な一定帯幅の鋼板から成る下段仕切り壁プレート(22)を、上段仕切り壁プレート(20)とほぼ平行に延在する合計2列として溶接している。その下段仕切り壁プレート(22)は上段仕切り壁プレート(22)と同じ鋼板や平鉄であっても良い。
そして、その上段仕切り壁プレート(20)により上記第1実施形態と同じく、各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とその背後に連通する箱抜き凹所(G)とを、路面から最上段の配力アンカー(16)に接近するまでの一定深さ(d1)だけ部分的に遮断する一方、下段仕切り壁プレート(22)によって上記箱抜き凹所(G)の底面(12)から最下段の配力アンカー(16)に接近するまでの一定高さ(d2)だけ部分的に遮断するようになっている。
その場合、各起立フエイスプレート(11)の配力アンカー(16)はその無底凹部(11x)の基端(11x−R)と有底凸部(11y)の先端(11y−F)から、上段仕切り壁プレート(20)と下段仕切り壁プレート(22)との相互間隙(O2)を通じて、上記第1実施形態と同様に背後方向へ張り出し延長させることができる。
第2実施形態におけるその他の構成は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)と箱抜き凹所(G)へ打設された後打ちコンクリート(17)の収縮クラック(C)が、その養生・凝固時路面に起生するおそれを、上段仕切り壁プレート(20)によってやはり抑止することができ、しかも下段仕切り壁プレート(22)の追加により各起立フエイスプレート(11)の強度アップや、その箱抜き凹所(G)の底面(12)に対する垂立施工状態の安定性を図れるのである。
尚、第1、2実施形態の上記仕切り壁プレート(20)(22)としては鋼板(フラットバー)に代えて、後打ちコンクリート(17)のジベルとなる突起(23)を備えたアングル型鋼材も採用に値いし、その上段仕切り壁プレート(20)のアングル型鋼材を図4のような倒立L字形に使用すれば、吊持バーとスポット溶接できる利点がある。
更に、図14〜16は本発明の第3実施形態を示しており、これではやはり各起立フエイスプレート(11)における隣り合う無底凹部(11x)の基端(11x−R)同士を連結一体化するため、その各起立フエイスプレート(11)の背丈(h)とほぼ同じ広い一定帯幅の鋼板から成る仕切り壁プレート(24)を、上記基端(11x−R)への全面密着状態に溶接している。
このような仕切り壁プレート(24)によって、各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とその背後に連通する箱抜き凹所(G)とを、路面から箱抜き凹所(G)の底面(12)に到達するまでの全体的に遮断しており、上記第1、2実施形態の構成と異なって、後打ちコンクリート(17)がその各有底凸部(11y)と箱抜き凹所(G)へ、各別に打設されるようになっているのである。
その結果、後打ちコンクリート(17)の凝固時における収縮クラック(C)が、その路面へ見苦しく表出するおそれを、上記仕切り壁プレート(24)によってやはり確実に抑止できるのみならず、各起立フエイスプレート(11)の耐久強度やその箱抜き凹所(G)の底面(12)に対する垂立施工状態の安定性がますます向上することにもなる。
第3実施形態における各起立フエイスプレート(11)の配力アンカー(16)については、これと対応位置する配力アンカー用逃し入れ孔(25)を上記仕切り壁プレート(24)の中途高さ位置へ開口分布させることにより、その有底凸部(11y)の先端(11y−F)から逃し入れ孔(25)を通じて、背後方向へ一体的に張り出し延長させれば良い。
又、第3実施形態の仕切り壁プレート(24)については、その中途高さ位置へ後打ちコンクリート(17)のジベルとなる1列又は複数の突起(23)や、複数の連通口(26)を設けることが望ましい。
尚、第2、3実施形態におけるその他の構成は上記第1実施形態と図8、9に示す構成も含めて実質的に同一であるため、その図10〜16に図1〜9との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
上記第1〜3実施形態の何れにあっても、道路橋の遊間(S)へ前向きに張り出す各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)と、その背後に連通する箱抜き凹所(G)との仕切り壁プレート(20)(22)(24)を具備しており、その仕切り壁プレート(20)(22)(24)が上方から見た場合、箱抜き凹所(G)と舗装アスファルト(15)との境界線(X−X)とほぼ平行に延在しているため、これから各起立フエイスプレート(11)の配力アンカー(16)に代えて又は加えて、別個な補強配力アンカー(27)の複数をやはり背後方向へ一体的に張り出し延長させることができる。その仕切り壁プレート(20)(22)(24)から張り出す補強配力アンカー(27)としても上記配力アンカー(16)と同じく、図7、16に示すような鉄筋やネジ棒、鋼板(寒冷地の除雪機用誘導板)などを採用し得ることは言うまでもない。
そうすれば、各起立フエイスプレート(11)から張り出す複数の配力アンカー(16)が無底凹部(11x)と有底凸部(11y)との交互する蛇行形状をなすこととの関係上、隣り合う左右相互間隔ピッチの一定となる制約を受けるに反し、上記補強配力アンカー(27)はこのような制約を受けることなく、生産工場又は施工現場での溶接により、その仕切り壁プレート(20)(22)(24)から自由自在に張り出し延長させることができ、箱抜き凹所(G)への埋設固定力を増強し得る利点がある。
その場合、仕切り壁プレート(20)(22)(24)の補強配力アンカー(27)として、鉄筋又はネジ棒を採用すると共に、これを図7、16のような仕切り壁プレート(20)(22)(24)に所要間隔おきの点在分布状態として開口形成した複数の補強配力アンカー用挿通孔(28)から、各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)内へ抜き差し自在に差し込んだ上、その補強配力アンカー(27)に刻成したネジ軸部(27a)を、これと螺合締結する固定ナット(29)によって、上記仕切り壁プレート(20)(22)(24)へ着脱自在に取り付けるならば、これを予じめ抜き取った小型コンパクトな状態のもとで、本発明の伸縮装置を施工現場へ搬送できる利点がある。
特に、第3実施形態の構成では上記仕切り壁プレート(24)を介して、各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とその背後の箱抜き凹所(G)とが、全体的に遮断されているため、各起立フエイスプレート(11)の配力アンカー(16)に代る上記補強配力アンカー(27)を、その仕切り壁プレート(24)から一体的に張り出し延長させることの大きな意味があり、上記搬送上の小型コンパクト化にも役立つ。
又、図16に併せて示す如く、上記有底凸部(11y)の先端(11y−F)と仕切り壁プレート(24)との前後相互間に亘って、別個な鋼板の荷重支持片(30)を溶接することにより、その有底凸部(11y)内を左右の2等分状態に細かく区画形成し、耐荷強度の向上を図っても良い。但し、このような構成は第3実施形態のみならず、第1、2実施形態においても採用することができ、上記蛇行形状の隣り合う左右相互間隔ピッチ(所謂波長)が大きい場合に有効となる。
更に、上記第2、3実施形態の構成では各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)と、その背後に連通する箱抜き凹所(G)との仕切り壁プレート(22)(24)が、各起立フエイスプレート(11)の下段位置にあって、箱抜き凹所(G)の底面(12)へ垂立することになるため、図17のようにその仕切り壁プレート(22)(24)における下端部の垂直な前面又は後面を活用して、その前面又は後面と別個な押えプレート(31)とにより、予じめ受け樋形に弯曲形成した弾性止水ベルト(32)の上部両端を挟み付けた上、ほぼ水平なネジ締結具(33)の複数を介して固定することができる。
そうすれば、両起立フエイスプレート(11)の向かい合うほぼ平行な蛇行間隙(D)が、弾性止水ベルト(32)によって下方から遮蔽されるため、その蛇行間隙(D)に介在する上記弾性シール材(14)とも相俟って、道路橋の遊間(S)を重畳的な止水状態に密封し得る効果がある。
このような仕切り壁プレート(22)(24)の下端部に対する弾性止水ベルト(32)の取り付け方法としては、図17と対応する図18や図11〜13、15に示す如く、各起立フエイスプレート(11)における有底凸部(11y)の底プレート(13)とほぼ平行な止水ベルト支持ステー(34)を、上記仕切り壁プレート(11)の下端部から遊間(S)への前向き一体的に張り出して、その底プレート(13)と止水ベルト支持ステー(34)との上下相互間へ、やはり受け樋形弾性止水ベルト(32)の上部両端を挟み付けると共に、ほぼ垂直なネジ締結具(35)の複数により固定しても良い。そのための止水ベルト支持ステー(34)としては図19のように、別個なアングル形鋼材を上記仕切り壁プレート(22)(24)の下端部へ溶接やネジ締結具により固定してもさしつかえない。
又、上記箱抜き凹所(G)の底面(12)へ垂立することになる仕切り壁プレート(22)(24)の下端部を、図20のような道路橋の遊間(S)へ臨むコンクリート床版(10)又は橋台の角欠け防止カバー(36)として、その箱抜き凹所(G)の底面(12)よりも深く連続的に垂下させると共に、その角欠け防止カバー(36)のほぼ垂直な前面又は後面と別個な押えプレート(37)とにより、やはり弾性止水ベルト(32)の上部両端を挟み付けた上、複数のほぼ水平なネジ締結具(38)を介して固定しても良い。
更に、上記第2、3実施形態における仕切り壁プレート(22)(24)の下端部を、図21〜25のような箱抜き凹所(G)内へ据え付けられる埋設用架台(M)の垂直な前脚片(39)として活用すべく、そのまま連続的に垂下させると共に、その前脚片(39)とこれと向かい合うほぼ平行な後脚片(40)とこれらの前後相互間に介在する複数のほぼ水平な仕切り連結材(41a)又は複数の垂直な仕切り連結材(41b)とから、上記架台(M)を後打ちコンクリート(17)の流通自由な平面視の格子形態に枠組み一体化する。
そして、このような架台(M)の上面から組立施工用スタッドアンカー(42)となる鉄筋やネジ棒などの点在分布する複数本を、一定高さだけ一体的に起立させる一方、上記仕切り壁プレート(22)(24)と連続する架台(M)の前脚片(39)へ、これと別個な押えプレート(43)を介して、やはり受け樋形弾性止水ベルト(32)の上部両端を挟み付けた上、複数のほぼ水平なネジ締結具(44)により固定することもできる。
その場合、上記架台(M)から起立するスタッドアンカー(42)は、各起立フエイスプレート(11)の配力アンカー(16)又は/及び仕切り壁プレート(22)(24)の補強配力アンカー(27)へ、これらと交叉する状態に横架される組立施工用の通し筋(18)を介して、その各交点での溶接を行なうのである。尚、スタッドアンカー(42)の上端部を通し筋(18)の係止フックとして折り曲げても良い。
そうすれば、図外の吊持バーにより箱抜き凹所(G)へ挿入セットされる伸縮装置が、その吊持バーから取りはずし分離された時、両起立フエイスプレート(11)における無底凹部(11x)の基端(11x−R)を言わば揺動支点として、遊間(S)への前下がり傾斜状態に倒れるおそれを、確実に防止することができ、伸縮量の大きな伸縮装置や長大橋のそれに有効な高い耐荷強度を得られるほか、補修時における後打ちコンクリート(17)の刳り取り深さを、上記箱抜き凹所(G)に埋設された架台(M)によって、その刳り取り過ぎない一定に規制することもでき、コンクリート床版(10)や橋台の傷付き弱体化を予防し得る効果がある。
何れにしても、上記弾性止水ベルト(32)は図26、27のような道路橋の一車線とほぼ対応する一定の単位長さ(約3〜4mm)に寸法化して、その隣り合う同士の継ぎ目を別個な弾性止水パッド(45)の貼り合わせにより、部分的な積層状態に密封することが好ましい。
上記した一定単位長さを備えた起立フエイスプレート(11)の補修作業は、交通渋滞の予防上一車線単位で行なわれるため、上記仕切り壁プレート(22)(24)の弾性止水ベルト(32)をその起立フエイスプレート(11)の端部から予じめ張り出すように関係設定しておくことにより、これを一旦持ち上げて、その弾性止水ベルト(32)の継ぎ目に弾性止水パッド(45)を貼り合わせることができ、その補修も施工現場での便利良く行なえるのである。
尚、図17〜20や図21〜25に基いて、弾性止水ベルト(32)の上部両端を挟み付けた上、ネジ締結具(33)(35)(38)(44)により悉く固定する旨として説明したが、その上部両端を接着剤により貼り付けるか又は加硫接着する方法や、同じく上部の何れか一端のみを接着剤により貼り付けるか又は加硫接着して、残る上部の他端のみをネジ締結具(33)(35)(38)(44)によって着脱自在に固定する方法も採用に値いする。
上記受け樋形に弯曲形成された弾性止水ベルト(32)の内部へ、スポンジやその他の防音兼用止水材(46)を充填するならば、上記弾性シール材(14)並びに弾性止水ベルト(32)との相乗的な止水効果に加えて、道路橋の遊間(S)から騒音として放出される車両通過音の防音効果も得られる利点がある。
又、同じく第2、3実施形態における仕切り壁プレート(22)(24)の下端部を、図28、29のような鋼製主桁(47)に対するL字形取付プレート(A)の垂直な脚片(48)として、やはり連続的に垂下させると共に、その取付プレート(A)に残るほぼ水平なコンクリート床版用抜け落ち防止片(49)を、複数の垂直なネジ締結具(50)により上記主桁(47)の上部フランジへ固定することが望ましい。
そうすれば、後打ちコンクリート(17)の刳り取りによる補修工事の繰り返しに起因して、残存するコンクリート床版(10)に万一クラックが入っていた場合でも、その床版(10)の抜け落ちるおそれを防止できる効果がある。尚、このような取付プレート(A)の垂直な脚片(48)へ図17、20の構成に準じて、別個な押えプレート(31)とネジ締結具(33)により、上記弾性止水ベルト(32)を挟み付け固定することも考えられる。
先には、一定単位長さの各起立フエイスプレート(11)として、その連続1枚物の鋼板から無底凹部(11x)と有底凸部(11y)とが交互する平面視の波形状や鋸歯形状、櫛形状、その他の蛇行形状に屈曲された構成を説明したが、これではその生産のために大型の板金プレス加工機械と上記有底凸部(11y)の底プレート(13)を対応的な平面形状にカットする機械並びにその溶接機が必要となり、上記無底凹部(11x)と有底凸部(11y)との交互に蛇行する左右相互間隔ピッチ(所謂波長)や伸縮量が相違変化した各種伸縮装置の生産に対処し難い。
そこで、このような課題も改良するため、上記第1〜3実施形態の何れにあっても、その各起立フエイスプレート(11)としては次のような複数のプレートセグメントから組み立て生産することが好ましい。
即ち、各起立フエイスプレート(11)を平面視の波形状に生産する場合について言えば、その無底凹部(11x)と有底凸部(11y)とを図30〜34のような平面視のほぼZ字形、ほぼS字形又は/及びほぼL字形に折り曲げられたプレートセグメント(11p)の複数から継ぎ足し状態に溶接して、その連続的な波形状に組み立てるのである。
又、各起立フエイスプレート(11)を平面視の櫛形状として生産する場合には、その無底凹部(11x)と有底凸部(11y)とを図35のような平面視のほぼL字形又は/及びほぼZ字形に折り曲げられたプレートセグメント(11p)の複数から、やはり継ぎ足し状態に溶接することによって、連続的な櫛形状に組み立てれば良い。
同じく各起立フエイスプレート(11)を平面視の櫛形状として生産するに当り、図35の上記方法に代えて、その各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を図36のような1枚物のプレートセグメント(11p)から平面視のほぼコ字形に折り曲げるか、又は図37のように別個な2枚のプレートセグメント(11p−1)(11p−2)から平面視のほぼコ字形に溶接すると共に、その何れにしてもほぼコ字形プレートセグメント(11p)(11p−1)(11p−2)の切り離し両端基部を、上記仕切り壁プレート(20)(22)(24)へ各々突き当て状態に溶接することにより、上記有底凸部(11y)を各々平面視の長方形に区画形成するのである。
そうすれば、その長方形をなす有底凸部(11y)と、これを逃し入れる相対的なほぼ逆向きコ字形の無底凹部(11x)とが、図37のように交互することとなる平面視の全体的な櫛形状に組み立てられた起立フエイスプレート(11)を得られる。
その場合、1枚物のプレートセグメント(11p)から平面視のほぼコ字形に折り曲げられた有底凸部(11y)内へ、図16の構成に準じて、図38のように特別な厚肉の荷重支持片(30)を細分状態に溶接したり、又上記有底凸部(11y)を別個な2枚のプレートセグメント(11p−1)(11p−2)から平面視のほぼコ字形に溶接する際、その何れか一方を図39のような薄肉の第1プレートセグメント(11p−1)として平面視のほぼL字形に折り曲げ、残る他方をこれよりも厚肉のストレートな第2プレートセグメント(11p−2)として組み立てたりしても良く、これによれば有底凸部(11y)の厚肉な第2プレートセグメント(11p−2)に通行車両の効果的な荷重支持機能を与えることができる。
更に言えば、図37〜39ではほぼコ字形プレートセグメント(11p)(11p−1)(11p−2)の切り離し両端基部を仕切り壁プレート(20)(22)(24)へ、各々突き当て状態に溶接して、上記有底凸部(11y)を平面視の長方形に区画形成しているが、その各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を図40に示す如く、平面視のほぼL字形に折り曲げられた薄肉な第1プレートセグメント(11p−1)と、これよりも厚肉のストレートな第2プレートセグメント(11p−2)とから、平面視のほぼコ字形に溶接すると共に、その第1プレートセグメント(11p−1)の切り離し基端部だけを上記仕切り壁プレート(20)(22)(24)へ突き当て状態に溶接する一方、残りの第2プレートセグメント(11p−2)はこれを各起立フエイスプレート(11)の配力アンカー(16)として、上記第1実施形態における仕切り壁プレート(20)の下方間隙(O1)か、又は第2実施形態における上段仕切り壁プレート(20)と下段仕切り壁プレート(22)との相互間隙(O2)を通じて、その背後の箱抜き凹所(G)へ各々張り出し延長させても良い。
この点、上記第3実施形態の仕切り壁プレート(24)は各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)と、その背後の箱抜き凹所(G)とを全体的に遮断しているため、上記厚肉のストレートな第2プレートセグメント(11p−2)から成る配力アンカー(16)を図41、42のように、上記仕切り壁プレート(24)の突っ切り分割状態として背後方向へ張り出し延長させ、その突っ切り分割状態にある交叉部分を溶接一体化する。
このように組み立てられた櫛形状の起立フエイスプレート(11)では、その厚肉のストレートな第2プレートセグメント(11p−2)から成る配力アンカー(16)が上記箱抜き凹所(G)への後向きに張り出す先端部を、望ましくは低く切り欠かれた通し筋用受け座(16r)として、ここへ複数の組立施工用通し筋(18)を交叉状態に整然と安定良く載架させることができる一方、その厚肉な第2プレートセグメント(11p−2)が仕切り壁プレート(24)から前向きに張り出す基端部を、上記有底凸部(11y)の荷重支持片(16f)として機能させることができるため、特に伸縮量の大きな伸縮装置や長大橋用のそれとして、著しく有効である。
又、別個な2枚のプレートセグメント(11p−1)(11p−2)から組み立てることにより、平面視の長方形に区画形成された各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を、直橋用伸縮装置に代る斜橋用伸縮装置のそれとして、特に図43のようなスキュー角(θ)と対応合致する平面視の平行四辺形に区画形成しても良く、そのための組み立ては図37〜42の上記方法に準じて行なうことができる。
そして、このような斜橋用伸縮装置の起立フエイスプレート(11)も平面視の櫛形状であると言うことができ、その有底凸部(11y)と無底凹部(11x)との境界部(11z)が橋軸線との平行面をなすことに変りはない。
そのため、図44の平面模式図に示す如く、その実線のニュートラル線(N−N)を標準温度時として、これから冬期と夏期での温度変化を受け、仮想線のように伸縮した時、上記有底凸部(11y)を区画形成している平行四辺形の長辺が、橋軸線と平行に進退移動することとなり、その両起立フエイスプレート(11)における有底凸部(11y)同士の左右相互間に自動二輪車の脱輪する大きな間隙を発生してしまう危険性がない。
これに比して、起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)と無底凹部(11x)との境界部(11z)が図45の平面模式図に示す如く、橋軸線と交叉する傾斜面を備えた波形状では、そのニュートラル線(N−N)から温度変化により伸縮した時、両起立フエイスプレート(11)における有底凸部(11y)同士の左右相互間がいたづらに拡開することとなって、その拡開した間隙(E)から通行する自動二輪車の脱輪してしまうおそれがあり、このことは鋸歯形状の起立フエイスプレート(11)についても同様に言える。
特に、上記第3実施形態の構成を備えた各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)について、図36〜39や図41、42の組み立て方法を適用する場合には、その仕切り壁プレート(24)を介して箱抜き凹所(G)と全体的に遮断された有底凸部(11y)内へ、後打ちコンクリート(17)よりも骨材の粒度が細かい樹脂コンクリートや無収縮モルタル、セメントモルタル、その他の各種充填物(51)を打設することが好ましい。
そうすれば、茲に充填物(51)も耐荷強度の向上に寄与するため、伸縮量の大きな伸縮装置や長大橋用のそれとして著しく有益である。但し、上記有底凸部(11y)の大きさ如何では、その内部へ箱抜き凹所(G)と同じ後打ちコンクリート(17)を充填してもさしつかえない。
その場合、各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を区画形成する第1プレートセグメント(11p−1)又は/及び第2プレートセグメント(11p−2)からは、上記充填物(51)や後打ちコンクリート(17)のジベルとなる突起(52)を内向き一体的に張り出して、喰い付き力を昂めることが望ましい。
各起立フエイスプレート(11)は平面視の鋸歯形状として生産することもでき、その場合には有底凸部(11y)を図28や図46、47のような1枚物のプレートセグメント(11p)から平面視のほぼく字形若しくはほぼレ字形に折り曲げるか、又は図48のように別個な2枚のプレートセグメント(11p−1)(11p−2)から平面視のほぼく字形若しくはほぼレ字形に溶接する。
そして、その何れにしてもほぼく字形又はほぼレ字形プレートセグメント(11p)(11p−1)(11p−2)の切り離し両端基部を、上記仕切り壁プレート(20)(22)(24)へ各々突き当て状態に溶接することにより、上記有底凸部(11y)を各々平面視の三角形に区画形成するのである。
そうすれば、その三角形をなす有底凸部(11y)と、これを逃し入れる相対的なほぼ逆向きく字形又はほぼ逆向きレ字形の無底凹部(11x)とが、図28や図46〜48のように交互することとなる平面視の全体的な鋸歯形状に組み立てられた起立フエイスプレート(11)を得られる。
その場合、図46、48に併せて示す如く、平面視のほぼく字形に折り曲げ又は溶接された有底凸部(11y)内へ、図30、38の上記構成に準じて、別個な荷重支持片(30)を左右の2等分状態に溶接したり、又その有底凸部(11y)の先端(11y−F)から同じく左右に2等分する厚肉な配力アンカー(16)を、図47のように仕切り壁プレート(20)(22)(24)を突っ張り分割する如く、背後方向へ一体的に張り出し延長させて、その突っ切り分割状態にある交叉部分を溶接一体化しても良い。
更に言えば、図47、48ではほぼく字形又はほぼレ字形プレートセグメント(11p)(11p−1)(11p−2)の切り離し両端基部を、仕切り壁プレート(20)(22)(24)へ各々突き当て状態に溶接して、上記有底凸部(11y)を平面視の三角形に区画形成しているが、その各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を図49、50に示す如く、薄肉のストレートな第1プレートセグメント(11p−1)と、これよりも厚肉な第2プレートセグメント(11p−2)とから、平面視のほぼく字形又はほぼレ字形に溶接すると共に、その第1プレートセグメント(11p−1)の切り離し基端部だけを上記仕切り壁プレート(20)(22)(24)へ突き当て状態に溶接する一方、残りの第2プレートセグメント(11p−2)はこれを各起立フエイスプレート(11)の配力アンカー(16)として、上記第1実施形態における仕切り壁プレート(20)の下方間隙(O1)か、又は第2実施形態における上段仕切り壁プレート(20)と下段仕切り壁プレート(22)との相互間隙(O2)を通じて、その背後の箱抜き凹所(G)へ各々張り出し延長させてもさしつかえない。
このように組み立てられた鋸歯形状の起立フエイスプレート(11)でも、その厚肉な第2プレートセグメント(11p−2)から成る配力アンカー(16)が上記箱抜き凹所(G)への後向きに張り出す先端部を、やはり低く切り欠かれた通し筋用の受け座(16r)として、その平坦面へ複数の組立施工用通し筋(18)を交叉状態に安定良く載架させることができるほか、同じく厚肉な第2プレートセグメント(11p−2)が仕切り壁プレート(20)(22)から遊間(S)への前向きに張り出す基端部を、上記有底凸部(11y)の荷重支持片(16f)として機能させ得る効果がある。
そして、このような鋸歯形状の起立フエイスプレート(11)でも図41、42に基き説示した上記櫛形状のそれと同じく、有底凸部(11y)と箱抜き凹所(G)とが仕切り壁プレート(24)を介して全体的に遮断された構成の上記第3実施形態に適用して、その三角形の有底凸部(11y)内へ後打ちコンクリート(17)やこれよりも骨材の粒度が細かい各種充填物(51)を打設することができる。
尚、この場合にも各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を区画形成するプレートセグメント(11p)(11p−1)(11p−2)から、上記充填物(51)や後打ちコンクリート(17)のジベルとなる突起(52)を内向き一体的に張り出すことが好ましい。
本発明の第1実施形態を示す施工状態の斜面図である。 図1の拡大平面図である。 図2の3−3線に沿う拡大断面図である。 アングル型鋼材の仕切り壁プレートを示す図3に対応する断面図である。 滑らかな波形状の起立フエイスプレートと、これに外接した取付状態の長い仕切り壁プレートを示す斜面図である。 同じく角張った波形状の起立フエイスプレートと、これから張り出す配力アンカーを示す斜面図である。 仕切り壁プレートに取り付けたネジ棒の補強配力アンカーを示す斜面図である。 起立フエイスプレートに嵌め付けた状態の短かい仕切り壁プレートを示す斜面図である。 起立フエイスプレートから張り出す鋼板の配力アンカーを示す斜面図である。 本発明の第2実施形態を示す図3に対応する断面図である。 図10の起立フエイスプレートを抽出した拡大斜面図である。 図11の施工状態を示す斜面図である。 起立フエイスプレートに嵌め付けた状態の短かい仕切り壁プレートを示す図11に対応する斜面図である。 本発明の第3実施形態を示す図3、10に対応する断面図である。 図14の起立フエイスプレートを抽出した拡大斜面図である。 滑らかな波形状の起立フエイスプレートへ外接状態に取り付けた仕切り壁プレートと、これから張り出す補強配力アンカーを示す斜面図である。 上記第2実施形態の仕切り壁プレートへ弾性止水ベルトを取り付けた状態の断面図である。 弾性止水ベルトの別な取り付け状態を示す図17に対応する断面図である。 上記第3実施形態の仕切り壁プレートへ弾性止水ベルトを取り付けた状態の断面図である。 上記第2実施形態の仕切り壁プレートから垂下する床版用角欠け防止カバーへ弾性止水ベルトを取り付けた状態の断面図である。 箱抜き凹所の内部へ据え付けられる伸縮継手埋設用架台を示す斜面図である。 図21の架台へ弾性止水ベルトを取り付けた状態の断面図である。 架台から起立するスタッドアンカーの先端折り曲げ状態を示す図22に対応する断面図である。 上記埋設用架台の変形実施形態を示す図21に対応する斜面図である。 図24の架台へ弾性止水ベルトを取り付けた状態の断面図である。 弾性止水ベルトの継ぎ目に対する弾性止水パッドの貼り合わせ状態を示す断面図である。 図26の27−27線に沿う拡大断面図である。 鋸歯形状の起立フエイスプレートと、これに外接した取付状態の長い仕切り壁プレートを示す平面図である。 図28の29−29線に沿う拡大断面図である。 複数のプレートセグメントから継ぎ足し状態に溶接された滑らかな波形状の起立フエイスプレートを示す斜面図である。 図30と異なる継ぎ足し状態を示す平面模式図である。 複数のプレートセグメントから継ぎ足し状態に溶接された角張った波形状の起立フエイスプレートを示す斜面図である。 短かい仕切り壁プレートが嵌め付けられた起立フエイスプレートを示す図32に対応する斜面図である。 図32の平面模式図である。 複数のプレートセグメントから継ぎ足し状態に溶接された櫛形状の起立フエイスプレートを示す平面模式図である。 図35の仕上がり状態を示す斜面図である。 別個な2枚のプレートセグメントから組み立てられた櫛形状の起立フエイスプレートを示す斜面図である。 有底凸部内に別個な荷重支持片が溶接された櫛形状の起立フエイスプレートを示す斜面図である。 厚みが相違する2枚のプレートセグメントから組み立てられた櫛形状の起立フエイスプレートを示す斜面図である。 厚肉なプレートセグメントが起立フエイスプレートの配力アンカーとして、仕切り壁プレートから背後方向へ張り出し延長された櫛形状を示す斜面図である。 図40と対応する櫛形状の起立フエイスプレートを埋設用架台へ搭載した施工状態の斜面図である。 図41の拡大断面図である。 櫛形状の起立フエイスプレートから成る斜橋用の伸縮継手を示す斜面図である。 図43の伸縮作用を示す平面模式図である。 波形状又は鋸歯形状の起立フエイスプレートから成る斜橋用伸縮継手の伸縮作用を示す平面模式図である。 鋸歯形状の起立フエイスプレートと仕切り壁プレートとの組立状態を示す斜面図である。 起立フエイスプレートの配力アンカーが仕切り壁プレートから背後方向へ張り出された鋸歯形状を示す斜面図である。 複数のプレートセグメントから突き当て状態に溶接された鋸歯形状の起立フエイスプレートを示す斜面図である。 厚肉なプレートセグメントが起立フエイスプレートの配力アンカーとして、仕切り壁プレートから背後方向へ張り出し延長された鋸歯形状を示す斜面図である。 図49と異なる組立状態の鋸歯形状を示す斜面図である。 従来の伸縮装置を示す図1に対応する斜面図である。 図51の拡大平面図である。 図52の53−53線に沿う拡大断面図である。
符号の説明
(10)・コンクリート床版
(11)・起立フエイスプレート
(11x)・無底凹部
(11y)・有底凸部
(11z)・境界部
(11y−F)・有底凸部の先端
(11x−R)・無底凹部の基端
(11p)(11p−1)(11p−2)・プレートセグメント
(12)・箱抜き凹所の底面
(13)・底プレート
(14)・弾性シール材
(15)・舗装アスファルト
(16)・配力アンカー
(16f)・荷重支持片
(16r)・受け座
(17)・後打ちコンクリート
(18)・通し筋
(19)・埋込み筋又は差し筋アンカー
(20)(22)(24)・仕切り壁プレート
(21)・接続アングル
(23)・突起(ジベル)
(25)・配力アンカー用逃し入れ孔
(26)・連通口(ジベル)
(27)・補強配力アンカー
(28)・補強配力アンカー用挿通孔
(29)・固定ナット
(30)・荷重支持片
(31)(37)(43)・押えプレート
(32)・弾性止水ベルト
(33)(35)(38)(44)(50)・ネジ締結具
(34)・止水ベルト支持ステー
(36)・角欠け防止カバー
(39)・前脚片
(40)・後脚片
(41a)(41b)・・仕切り連結材
(42)・スタッドアンカー
(45)・弾性止水パッド
(46)・防音兼用止水材
(47)・主桁
(48)・脚片
(49)・抜け落ち防止片
(51)・充填物
(52)・突起(ジベル)
(A)・取付プレート
(C)・後打ちコンクリートの収縮クラック
(D)・蛇行間隙
(G)・箱抜き凹所
(M)・架台
(S)・遊間(継ぎ目)
(X−X)・境界線
(d1)・一定深さ
(d2)・一定高さ
(h)・背丈
(O1)・下方間隙
(O2)・上下相互間隙
(θ)・斜橋のスキュー角

Claims (25)

  1. 起立板面の無底凹部(11x)と有底凸部(11y)とが交互する平面視の波形状や鋸歯形状、櫛形状、その他の連続的な蛇行形状をなす向かい合う一対の鋼板製起立フエイスプレート(11)と、
    その両起立フエイスプレート(11)の向かい合うほぼ平行な蛇行間隙(D)に充填された弾性シール材(14)と、
    同じく両起立フエイスプレート(11)の起立板面から所要間隔おきの配列分布状態として、相反する背後方向へ一体的に張り出し延長された複数づつの配力アンカー(16)とを備え、
    両起立フエイスプレート(11)を道路橋のコンクリート床版(10)同士又はその床版(10)と橋台に切り欠かれた埋設用箱抜き凹所(G)内へ、その向かい合うほぼ平行な蛇行間隙(D)が道路橋の遊間(S)上に臨む対応位置関係として挿入セットした後、
    その両起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とその背後に連通する上記箱抜き凹所(G)へ、上方から打設する後打ちコンクリート(17)により、その箱抜き凹所(G)内へ埋設一体化する道路橋の荷重支持型伸縮装置において、
    上記箱抜き凹所(G)と舗装アスファルト(15)との境界線(X−X)とほぼ平行に延在する直線として、路面に表出することとなる連続1枚物の仕切り壁プレート(20)(22)(24)又は別個な複数の仕切り壁プレート(20)(22)(24)により、各起立フエイスプレート(11)における隣り合う無底凹部(11x)の基端(11x−R)同士を連結一体化して、
    各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とその背後に連通する箱抜き凹所(G)とを遮断することにより、その各起立フエイスプレート(11)の蛇行形状に基いて路面に起生する後打ちコンクリート(17)の収縮クラック(C)を抑止したことを特徴とする道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  2. 各起立フエイスプレート(11)における隣り合う無底凹部(11x)の基端(11x−R)同士を、その上段位置のみに延在する1列の仕切り壁プレート(20)により連結一体化して、
    各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とその背後に連通する箱抜き凹所(G)とを、路面から最上段の配力アンカー(16)に接近するまでの一定深さ(d1)だけ部分的に遮断したことを特徴とする請求項1記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  3. 各起立フエイスプレート(11)における隣り合う無底凹部(11x)の基端(11x−R)同士を、その上段位置と下段位置に延在するほぼ平行な2列の仕切り壁プレート(20)(22)により連結一体化して、
    各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とその背後に連通する箱抜き凹所(G)とを、上段仕切り壁プレート(20)により路面から最上段の配力アンカー(16)に接近するまでの一定深さ(d1)だけ部分的に遮断する一方、下段仕切り壁プレート(22)により上記箱抜き凹所(G)の底面(12)から最下段の配力アンカー(16)に接近するまでの一定高さ(d2)だけ部分的に遮断したことを特徴とする請求項1記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  4. 各起立フエイスプレート(11)における隣り合う無底凹部(11x)の基端(11x−R)同士を、その各起立フエイスプレート(11)とほぼ同じ一定な背丈(h)として延在する仕切り壁プレート(24)により連結一体化して、
    各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とその背後に連通する箱抜き凹所(G)とを、路面から箱抜き凹所(G)の底面(12)に到達するまでの全体的に遮断したことを特徴とする請求項1記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  5. 仕切り壁プレート(20)(22)(24)によって箱抜き凹所(G)と遮断された各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)内を、
    その有底凸部(11y)の先端(11y−F)と仕切り壁プレート(20)(22)(24)との前後相互間に亘って溶接された荷重支持片(30)か、又は有底凸部(11y)の先端(11y−F)から仕切り壁プレート(20)(22)(24)を突っ切り分割する如く、背後方向へ一体的に張り出し延長された配力アンカー(16)により、細かく区分したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  6. 各起立フエイスプレート(11)の配力アンカー(16)と別個な補強配力アンカー(27)の複数を、仕切り壁プレート(20)(22)(24)から背後方向へ各々一体的に張り出し延長させたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  7. 各起立フエイスプレート(11)の配力アンカー(16)と別個な鉄筋又はネジ棒から成る補強配力アンカー(27)の複数を、仕切り壁プレート(20)(22)(24)に所要間隔おきの点在分布状態として対応形成した複数の補強配力アンカー用挿通孔(28)から、各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)内へ抜き差し自在に差し込むと共に、
    その各補強配力アンカー(27)に刻設したネジ軸部(27a)を固定ナット(29)によって、上記仕切り壁プレート(20)(22)(24)へ着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  8. 各起立フエイスプレート(11)の無底凹部(11x)と有底凸部(11y)とを、平面視のほぼZ字形、ほぼS字形又は/及びほぼL字形に折り曲げられたプレートセグメント(11p)の複数から継ぎ足し状態に溶接することにより、平面視の連続的な波形に組み立てたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  9. 各起立フエイスプレート(11)の無底凹部(11x)と有底凸部(11y)とを、平面視のほぼL字形又は/及びほぼZ字形に折り曲げられたプレートセグメント(11p)の複数から継ぎ足し状態に溶接することにより、平面視の連続的な櫛形に組み立てたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  10. 各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を1枚物のプレートセグメント(11p)から平面視のほぼコ字形に折り曲げるか、又は別個な2枚のプレートセグメント(11p−1)(11p−2)から平面視のほぼコ字形に溶接すると共に、
    そのほぼコ字形プレートセグメント(11p)(11p−1)(11p−2)の切り離し両端基部を仕切り壁プレート(20)(22)(24)へ各々突き当て状態に溶接することにより、上記有底凸部(11y)を各々平面視の長方形に区画形成して、
    その長方形の有底凸部(11y)と、これを逃し入れる相対的なほぼ逆向きコ字形の無底凹部(11x)とが、交互することになる平面視の全体的な櫛形に組み立てたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  11. 各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を1枚物のプレートセグメント(11p)から平面視のほぼく字形若しくはほぼレ字形に折り曲げるか、又は別個な2枚のプレートセグメント(11p−1)(11p−2)から平面視のほぼく字形若しくはほぼレ字形に溶接すると共に、
    そのほぼく字形又はほぼレ字形プレートセグメント(11p)(11p−1)(11p−2)の切り離し両端基部を仕切り壁プレート(20)(22)(24)へ各々突き当て状態に溶接することにより、上記有底凸部(11y)を各々平面視の三角形に区画形成して、
    その三角形の有底凸部(11y)と、これを逃し入れる相対的なほぼ逆向きく字形又はほぼ逆向きレ字形の無底凹部(11x)とが、交互することになる平面視の全体的な鋸歯形に組み立てたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  12. 各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を区画形成するプレートセグメント(11p)(11p−1)(11p−2)から、後打ちコンクリート(17)のジベルとなる突起(23)を内向き一体的に張り出したことを特徴とする請求項10又は11記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  13. 各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)から仕切り壁プレート(20)の下方間隙(O1)又は上段仕切り壁プレート(20)と下段仕切り壁プレート(22)との相互間隙(O2)を通じて、鉄筋又は鋼板から成る配力アンカー(16)を背後方向へ、各々一体的に張り出し延長させたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  14. 各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を平面視のL字形に折り曲げられた薄肉な第1プレートセグメント(11p−1)と、これよりも厚肉のストレートな第2プレートセグメント(11p−2)とから、平面視のほぼコ字形に溶接すると共に、
    上記第1プレートセグメント(11p−1)の切り離し基端部を仕切り壁プレート(20)(22)へ各々突き当て状態に溶接する一方、
    上記第2プレートセグメント(11p−2)を配力アンカー(16)として、仕切り壁プレート(20)の下方間隙(O1)又は上段仕切り壁プレート(20)と下段仕切り壁プレート(22)との相互間隙(O2)を通じて背後方向へ、各々張り出し延長させたことを特徴とする請求項13記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  15. 各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を薄肉のストレートな第1プレートセグメント(11p−1)と、これよりも厚肉のストレートな第2プレートセグメント(11p−2)とから、平面視のほぼく字形又はほぼレ字形に溶接すると共に、
    上記第1プレートセグメント(11p−1)の切り離し基端部を仕切り壁プレート(20)(22)へ各々突き当て状態に溶接する一方、
    上記第2プレートセグメント(11p−2)を配力アンカー(16)として、仕切り壁プレート(20)の下方間隙(O1)又は上段仕切り壁プレート(20)と下段仕切り壁プレート(22)との相互間隙(O2)を通じて背後方向へ、各々張り出し延長させたことを特徴とする請求項13記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  16. 箱抜き凹所(G)と各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)とを全体的に遮断する仕切り壁プレート(24)の中途高さ位置へ、後打ちコンクリート(17)のジベルとなる突起(23)又は連通口(26)を設けたことを特徴とする請求項1又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  17. 各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を平面視のL字形に折り曲げられた薄肉な第1プレートセグメント(11p−1)と、これよりも厚肉のストレートな第2プレートセグメント(11p−2)とから、平面視のほぼコ字形に溶接すると共に、
    上記第1プレートセグメント(11p−1)の切り離し基端部を仕切り壁プレート(24)へ各々突き当て状態に溶接する一方、
    上記第2プレートセグメント(11p−2)を配力アンカー(16)として、上記有底凸部(11y)と箱抜き凹所(G)との全体的な遮断状態にある仕切り壁プレート(24)を突っ切り分割する如く、各々背後方向へ張り出し延長させることにより、上記有底凸部(11y)を各々平面視の長方形又は平行四辺形に区画形成し、
    その長方形又は平行四辺形の有底凸部(11y)と、これを逃し入れる相対的なほぼ逆向きコ字形の無底凹部(11x)とが、交互することになる平面視の全体的な櫛形に組み立てたことを特徴とする請求項1又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  18. 平面視の長方形又は平行四辺形に区画形成された有底凸部(11y)内へ、後打ちコンクリート(17)やこれよりも骨材の粒度が細かい樹脂コンクリート、無収縮モルタル、セメントモルタル、その他の各種充填物(51)を打設したことを特徴とする請求項17記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  19. 各起立フエイスプレート(11)の有底凸部(11y)を区画形成する第1プレートセグメント(11p−1)又は/及び第2プレートセグメント(11p−2)から、充填物(17)(51)のジベルとなる突起(52)を内向き一体的に張り出したことを特徴とする請求項18記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  20. 仕切り壁プレート(22)(24)における下端部の前面又は後面へ、直かに接着一体化するか又はその仕切り壁プレート(22)(24)と別個な押えプレート(31)を介して挟み付け固定した弾性止水ベルト(32)により、両起立フエイスプレート(11)の向かい合うほぼ平行な蛇行間隙(D)を下方から遮蔽したことを特徴とする請求項1、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  21. 仕切り壁プレート(11)の下端部を遊間(S)へ臨むコンクリート床版(10)又は橋台の角欠け防止カバー(36)として、箱抜き凹所(G)の底面(12)よりも深く連続的に垂下させると共に、
    その角欠け防止カバー(36)の前面又は後面へ直かに接着一体化するか、又はその角欠け防止カバー(36)と別個な押えプレート(37)を介して挟み付け固定した弾性止水ベルト(32)により、両起立フエイスプレート(11)の向かい合うほぼ平行な蛇行間隙(D)を下方から遮蔽したことを特徴とする請求項1、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  22. 各起立フエイスプレート(11)における有底凸部(11y)の底プレート(13)とほぼ平行な止水ベルト支持ステー(34)を、仕切り壁プレート(22)(24)の下端部から遊間(S)への前向き一体的に張り出すと共に、
    その止水ベルト支持ステー(34)へ直かに接着一体化するか、又は上記底プレート(13)と止水ベルト支持ステー(34)との上下相互間へ挟み付け固定した弾性止水ベルト(32)により、両起立フエイスプレート(11)の向かい合うほぼ平行な蛇行間隙(D)を下方から遮蔽したことを特徴とする請求項1、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  23. 仕切り壁プレート(22)(24)の下端部を箱抜き凹所(G)内へ据え付けられる埋設用架台(M)の垂直な前脚片(39)として、連続的に垂下させると共に、
    その前脚片(39)と向かい合うほぼ平行な後脚片(40)並びにその両脚片(39)(40)の前後相互間に介在するほぼ水平な仕切り連結材(41a)又は垂直な仕切り連結材(41b)の複数とから、上記架台(M)を後打ちコンクリート(17)の流通自由な平面視の格子形態に枠組み一体化して、
    その架台(M)の上面から点在分布する複数の組立施工用スタッドアンカー(42)を一体的に起立させる一方、
    同じく架台(M)の前脚片(39)へ直かに接着一体化するか、又はその前脚片(39)と別個な押えプレート(43)を介して挟み付け固定した弾性止水ベルト(32)により、両起立フエイスプレート(11)の向かい合うほぼ平行な蛇行間隙(D)を下方から遮蔽したことを特徴とする請求項1、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  24. 弾性止水ベルト(32)を道路橋の一車線とほぼ対応する単位長さの受け樋形に弯曲形成して、その単位長さ同士の継ぎ目を弾性止水パッド(45)の貼り合わせによって密封すると共に、
    上記弾性止水ベルト(32)の内部へスポンジやその他の防音兼用止水材(46)を充填したことを特徴とする請求項20、21、22又は23記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
  25. 仕切り壁プレート(22)(24)の下端部を鋼製主桁(47)に対するL字形取付プレート(A)の垂直な脚片(48)として、連続的に垂下させると共に、
    その取付プレート(A)の残るほぼ水平なコンクリート床版用抜け落ち防止片(49)を複数のネジ締結具(50)によって、上記主桁(47)へ固定したことを特徴とする請求項1、3又は4記載の道路橋の荷重支持型伸縮装置。
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