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JP2008115974A - 動力伝動用ベルト - Google Patents

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JP2008115974A
JP2008115974A JP2006301017A JP2006301017A JP2008115974A JP 2008115974 A JP2008115974 A JP 2008115974A JP 2006301017 A JP2006301017 A JP 2006301017A JP 2006301017 A JP2006301017 A JP 2006301017A JP 2008115974 A JP2008115974 A JP 2008115974A
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JP
Japan
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rubber layer
power transmission
belt
transmission belt
base material
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JP2006301017A
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English (en)
Inventor
Yosuke Suefuji
陽介 末藤
Mamoru Sawada
守 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】カバー帆布として多軸挿入たて編基材を使用することにより、織り基材の経糸、緯糸に相当する糸が屈曲することなく配置されている為、糸の機械的性質を最大限に発揮でき、経糸、緯糸に相当する糸のなす角度を自由に選択でき、カバー帆布の耐屈曲疲労性
を改善し、長寿命のベルトを提供することを目的とする。
【解決手段】ロープからなる心線を埋設した接着ゴム層2と、この接着ゴム層2の上部に伸張ゴム層5と、その下部に圧縮ゴム層7とを配し、周囲をカバー帆布4で被覆した動力伝動用ベルト1において、少なくとも前記カバー帆布4が多軸挿入たて編基材である動力伝動用ベルト1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力伝動用ベルトに係り、詳しくはVベルトの周囲にカバー帆布を被覆した動力伝動ベルトにおいて耐屈曲性を高めた動力伝動用ベルトに関する。
動力伝動ベルトのカバー布は、ベルトの耐屈曲性を高める為、織り基材のバイアス方向がベルト周方向と一致するようベルト外周を織り基材で覆っている。通常の織り基材はバイアス角が90度であり、より耐屈曲性を高める為にはバイアス角を更に大きくする必要があり、機械的に広げる方法(テンター処理)、特殊な織機を利用する方法(斜め織、袋織)が提案されていた。
このようにバイアス角を90度或いはこれを越える角度になる帆布を用いることは、特許文献1に記載されている。
特開2001−116087号
本発明はこのような問題点を解決するものであり、カバー帆布として多軸挿入たて編基材を使用することにより、織り基材の経糸、緯糸に相当する糸が屈曲することなく配置されている為、糸の機械的性質を最大限に発揮でき、経糸、緯糸に相当する糸のなす角度を自由に選択でき、カバー帆布の耐屈曲疲労性を改善し、長寿命のベルトを提供することを目的とする。
本発明は、ロープからなる心線を埋設した接着ゴム層と、この接着ゴム層の上部に伸張ゴム層と、その下部に圧縮ゴム層とを配し、周囲をカバー布で被覆した動力伝動用ベルトにおいて、少なくとも前記カバー布が多軸挿入たて編基材である動力伝動用ベルトにある。
請求項2に記載の発明は、前記多軸挿入たて編基材が、90度〜150度の交差角を有する2軸からなる請求項1に記載の動力伝動用ベルトにある。
請求項3に記載の発明は、前記動力伝動ベルトがVベルト又はVリブドベルトである請求項1又は2に記載の動力伝動用ベルトにある。
本発明は、ロープからなる心線を埋設した接着ゴム層と、この接着ゴム層の上部に伸張ゴム層と、その下部に圧縮ゴム層とを配し、周囲をカバー布で被覆した動力伝動用ベルトにおいて、少なくとも前記カバー布が多軸挿入たて編基材である動力伝動用ベルトであることから、カバー布の糸の機械的性質を最大限発揮でき、経糸、緯糸に相当する糸が成す角度を自由に選択できるという効果がある。
請求項2に記載の発明によると、前記多軸挿入たて編基材が、90度〜150度の交差角を有する2軸からなる請求項1に記載の動力伝動用ベルトであることから、ベルト強力が高く、耐屈曲疲労性を損なわないという効果がある。
請求項3に記載の発明によると、前記動力伝動用ベルトがVベルト又はVリブドベルトである請求項1又は2に記載の動力伝動用ベルトであることから、Vベルト又はVリブドベルトのカバー布に多軸たて編基材を用いることによって、帆布の糸本来機械的物性を発現させることができ、ベルトの耐摩耗性及び耐屈曲疲労性を改善できる効果がある。
以下、本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1は、本発明形態に係るVベルトの全体斜視概略図である。図1において、Vベルトは、接着ゴム層内にコードからなる心線3が埋め込まれ、上記接着ゴム層2の上部に、接着ゴム層2と同材質からなる伸張ゴム層5が、又、接着ゴム層2の下部に、圧縮ゴム層7が設けられ、ベルト全体がカバー帆布4で包囲されている。
上記カバー帆布4は、綿、ナイロン、ポリエステル、ビニロン、ポリアリレート繊維からなる糸を使用して既知のたて編みしてなる繊維材料を基材として構成される。
上記たて編基材は、少なくとも2層の繊維材料をたて編みしたものであり、2層のなす角度は、90度から150度が好ましい。前記カバー帆布の1層目及び2層目は、ベルト背面、側面、そして底面共にベルト長手方向に対して図2に示すように傾斜した方向性を持ち、ベルト長手方向と1層目の繊維方向がなす傾斜角θ1とベルト長手方向と2層目の繊維方向がなす傾斜角θ2とが同じ角度であることが好ましい。又、1層目の繊維方向と2層目の繊維方向がなす交差角θ1+θ2は90度〜150度であることが好ましい。
圧縮ゴム層7は、上部ゴム層9と下部ゴム層10の2層から形成され、上部ゴム層9では天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴムの単独、又はこれらの混合物からなるゴム組成物が使用され、一方下部ゴム層10ではアルキル化クロロスルフォン化ポリエチレン、水素化ニトリルゴム、水素化ニトリルゴムと不飽和カルボン酸金属塩との混合ポリマー等のゴム組成物が使用される。
クロロスルフォン化ポリエチレンは塩素含有量15〜35質量%、好ましくは25〜32質量%で、かつ硫黄含有量が0.5〜2.5質量%の範囲になるようにクロロスルフォン化した低密度ポリエチレンである。
水素化ニトリルゴムは、アクリロニトリル‐ブタジエン共重合体を水素添加して得られるゴムで、水素添加率80%以上であり、耐熱性及び耐オゾン性の特性を発揮するために好ましくは90%以上が良い。水素添加率80%未満の水素化ニトリルゴムは、耐熱性及び耐オゾン性は極度に低下する。耐油性及び耐寒性を考慮すると、結合アクリロニトリル量は20〜45%の範囲が好ましい。又、ヨウ素価は10〜40g/100gである。
尚、上部ゴム層9と下部ゴム層10には、例えば、アラミド、ナイロン、ポリエステル、ビニロン、綿等の短繊維をベルト幅方向へ配向するように添加しても良い。又、圧縮ゴム層7を上部ゴム層9と下部ゴム層10の2層に分離する必要がなく、一層でもよい。
心線3としては、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維などの有機繊維やガラス繊維を挙げることができ、これらの心線3はイソシアネート溶液、エポキシ溶液、RFL溶液とゴムコンパウンドの接着剤で処理された撚りコードなどが用いられる。
そして、カバー帆布4は、RFL処理した後、ゴム組成物をフィリクション・コーティングしてゴム付帆布とする。RFL液はレゾルシンとホルマリンとの初期縮合体をラテックスに混合したものであり、ここで使用するラテックスとしてはクロロプレン、スチレン・ブタジエン・ビニルピリジン三元共重合体、水素化ニトリル、NBR等である。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例)
表1に示す配合からなるゴムを通常の方法で混練し、カレンダーロールにて所定の厚さのゴムシートを調整した。又、カバー帆布としては、綿からなる糸を用いて帆布を使用して既知のたて編みしてなる繊維材料2層を基材として構成した。そして、前記2層をたて編みして、2層のなす角度を120度とした。
そして、幅30mm、長さ350mmの試験片にて、引張速度200mm/分 の条件で帆布の強力を測定した。その結果を表2に示す。又、前記帆布を荷重1kgf、摩耗輪H−18、摩耗回数1,000回としてテーバ摩耗試験を行った。帆布の構成及びテーバ摩耗試験の結果を表2に示す。
実施例2として、帆布の1層目をポリエチレンテレフタレート繊維(PET)とした。2層目は実施例1と同じく綿繊維であり、既知のたて編みしてなる繊維材料2層を基材として構成した。2層のなす角は、実施例1と同様120度とした。そして、実施例1と同様に帆布の強力測定と、テーバ摩耗試験を行った。帆布の構成、強力値及びテーバ摩耗試験の結果を表2に示す。
比較例としては、帆布として従来の平織りの織物を用い、経糸を綿、緯糸も綿としたものを比較例1とし、経糸、緯糸共に綿とポリエチレンテレフタレート(PET)とを混撚
したものを比較例2とした。経糸と緯糸との交差角度は120度であった。そして、実施例と同様テーバ摩耗試験を行った。帆布の構成、強力及びテーバ摩耗試験の結果を表2に示す。
Figure 2008115974
Figure 2008115974
表2の結果より、実施例1及び2の帆布は、比較例1及び2の帆布と比較して、強力が高く、テーバ摩耗による摩耗率は低いことがわかる。
また、この帆布にクロロプレンゴム組成物をフリクションしてゴム付帆布とした。そして、表 の圧縮ゴム層のゴム配合を用いてラップドVベルト(上幅16.5mm、厚み8.0mm、長さ1016mm)を作製した。
心線としては、1,000デニールのエチレン−2,6−ナフタレートを主たる構成単位とするポリエステルフィラメント(PEN)と、1,000デニールのポリエチレンテレフタレート繊維(PET)を上撚り数9.0回/10cm、下撚り数21.0回/10cmで上下逆方向に撚糸して3×8の撚り構成とし、トータルデニール24,000または26,400の未処理コードを準備した。
次いで、該未処理コードをポリイソシアネート化合物(PAPI−135:エム・デイー化成株式会社製)5質量%にトルエン95質量%からなるイソシアネート系接着剤でプレディップした後、約170〜180°Cで乾燥し、RFL液(CRラテックス100質量部、レゾルシン14.6質量部、ホルマリン9.2質量部、苛性ソーダ1.5質量部、水262.5質量部)に浸漬した後、200〜240°Cで延伸熱固定処理を行って処理コードとした。
このラップドVベルトの製造方法は次の通りである。即ち、厚さ4mmの上部ゴム層と厚さ1.5mmの下部ゴム層を積層した圧縮ゴム層に相当するゴムシートをマントルに巻き付けた後、心線をスピニングし、その上に上部ゴム層と同じ伸張ゴム層に相当するゴムシートを巻き付ける。得られたベルトをリングモールドに嵌め込んだ後、加硫してラップドVベルトに仕上げた。
本発明に係るVベルトの概略斜視図である。 本発明に係る多軸挿入たて編帆布の概略図である。 比較例の平織り織物の概略図である。
符号の説明
1 動力伝動用ベルト
2 接着ゴム層
3 心線
4 カバー帆布
5 伸張ゴム層
7 圧縮ゴム層
9 上部ゴム層
10 下部ゴム層

Claims (3)

  1. ロープからなる心線を埋設した接着ゴム層と、この接着ゴム層の上部に伸張ゴム層と、その下部に圧縮ゴム層とを配し、周囲をカバー布で被覆した動力伝動用ベルトにおいて、少なくとも前記カバー布が多軸挿入たて編基材であることを特徴とする動力伝動用ベルト。
  2. 前記多軸挿入たて編基材が、90度〜150度の交差角を有する2軸からなる請求項1に記載の動力伝動用ベルト。
  3. 前記動力伝動ベルトがVベルト又はVリブドベルトである請求項1又は2に記載の動力伝動用ベルト。
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