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JP2008100890A - SiC単結晶の製造方法 - Google Patents

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JP2008100890A
JP2008100890A JP2006286642A JP2006286642A JP2008100890A JP 2008100890 A JP2008100890 A JP 2008100890A JP 2006286642 A JP2006286642 A JP 2006286642A JP 2006286642 A JP2006286642 A JP 2006286642A JP 2008100890 A JP2008100890 A JP 2008100890A
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Kazuhiko Kusunoki
一彦 楠
Tsutomu Tanaka
努 田中
Kazuto Kamei
一人 亀井
Masanari Yashiro
将斉 矢代
Akihiro Yanai
昭博 八内
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

【課題】大口径、高品質SiC単結晶を安価に安定して連続成長させることができるSiC単結晶の製造方法を提供する。
【解決手段】坩堝に収容されたSi合金の融液を溶媒とするSiC溶液に種結晶基板を接触させて基板上にSiCをエピタキシャル成長させる液相成長法によるSiC単結晶の製造において、種結晶基板としてサファイア結晶基板を使用する。溶媒は、Si−Al合金またはSi−Al−M合金(MはTi,Mn,Fe,Co,Cr,Cu及びVから選ばれた1種以上の添加元素)とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、特に光デバイスおよび電子デバイスの基板材料として好適な、高品質で大口径の炭化珪素(SiC)単結晶を安価に製造でき、その工業的製造を可能にするSiC単結晶の製造方法に関する。
SiCは、熱的および化学的に安定な化合物半導体の1種であり、シリコン(Si)に比べて、バンドギャップが約3倍、絶縁破壊電圧が約10倍、電子飽和速度が約2倍、熱伝導率が約3倍大きいという、Siよりも有利な物性上の特長を有している。このような優れた特性から、SiCは、Siデバイスの物性的な限界を打破するパワーデバイスや高温で動作する対環境デバイスといった電子デバイス材料としての応用が期待されている。
一方、光デバイスにおいては、短波長化を目指した窒化物系材料(GaN,AlN)の開発がなされている。SiCは窒化物系材料に対する格子不整合が他の化合物半導体に比べて小さいので、窒化物系材料のエピタキシャル成長用の基板材料としても注目されている。
ところで、SiCは多くの結晶多形(ポリタイプ)を呈する材料として有名である。結晶多形とは、化学量論的には同じ組成でありながら、原子の積層様式が、C軸方向に異なる結晶構造をとる現象である。SiCの代表的な結晶多形には、6H(Si−C6層を1周期とする六方晶)、4H(Si−C4層を1周期とする六方晶)、3C(Si−C3層を1周期とする立方晶)がある。2種類以上の結晶多形の混在はデバイスとしての応用上好ましくない。
SiCを電子デバイスや光デバイスに応用するには、結晶形が単一で(結晶多形の混在がなく)、かつ結晶欠陥が皆無または非常に少ない、良質なSiCバルク単結晶および薄膜が必要となる。また、得られる1枚の基板から採取できるデバイスの数量を増大させ、工業的な生産性をあげる観点からは、大口径のSiC単結晶基板が必要となる。
SiC単結晶は、Si単結晶などの既存の半導体デバイス基板材料と比べると、現時点では結晶欠陥が多く、品質面で問題がある。また、生産性の低さから価格が高く、SiCデバイスは高性能が期待されるものの、適用できる領域が限定される。そこで、良質かつ安価な4インチ径以上の大口径SiC単結晶が強く求められている。
従来から知られているSiCの製造方法としては、気相成長法に属する昇華再結晶化法および化学反応堆積法(CVD法)と、液相成長法(LPE法)とが挙げられる。
昇華再結晶化法では、原料のSiCの粉末を2200℃から2500℃の超高温で昇華させ、低温部に配置したSiC単結晶からなる種結晶基板上にSiC単結晶を再結晶化させる。この方法では、主として、4H−SiC、6H−SiCが得られる。
昇華再結晶化法は成長速度が比較的速く、バルク結晶が得られやすいことから、現在のSiC単結晶ウエハーの工業的な生産にはこの方法が主に利用されている。しかし、結晶成長が熱力学的非平衡条件下で進行するため、昇華再結晶化法により成長させたSiC単結晶には、マイクロパイプ欠陥と呼ばれる中空貫通欠陥や螺旋転位、積層欠陥などの結晶欠陥が生じやすく、結晶の品質に問題がある。また、ウエハーの口径ついては、現在量産され市販されているものは3インチ径までに限られている。さらに、基板に用いるSiC単結晶の価格が既存の半導体基板材料と比べるとはるかに高いことも、大きな問題点である。
CVD法では、原料にシラン系ガスと炭化水素系ガスとを用いて、SiまたはSiC単結晶からなる基板上に、SiCをエピタキシャル成長させる。CVD法は、昇華再結晶化法に比べて成長速度が遅いことから、主に薄膜のSiC単結晶の成長に利用されている。種結晶基板にSiを用いる場合、Si融点以下の温度で成長を行うことから、低温安定相である3C−SiC単結晶を得ることができる。
薄膜のSiC単結晶は種結晶基板の影響を受けるため、Si基板を用いることで、6インチ径程度の大面積の薄膜単結晶を得ることができる上、昇華再結晶化法に比べて相対的に製造単価を抑えることができるという利点がある。しかし、約20%に及ぶ大きな格子定数の不整合を有するSiCをSi基板上に成長させると、成長層に積層欠陥などの結晶欠陥が生じやすく、結晶品質に問題を生ずる。一方、種結晶基板にSiC単結晶を用いた場合には、種結晶基板と同一の結晶多形(例、4H−SiC,6H−SiC)のSiC単結晶を成長させることが可能となる。しかし、この種結晶基板が現状では昇華再結晶化法で作製されていて、上記のように品質に問題があるため、SiC単結晶薄膜の高品質化には制約がある。
液相成長法は、SiまたはSi合金の融液中に炭素を溶解させて、該融液を溶媒とするSiC溶液を調製する。このSiC溶液に種結晶基板を浸漬し、少なくとも基板近傍の溶液を過冷却状態にすることによってSiC過飽和状態を作り出し、SiC単結晶を種結晶基板上にエピタキシャル成長させる。液相成長法では、分子の再配列に伴うエネルギー変化が小さいため、気相成長により得られた単結晶に比べて、結晶多形の転移を生じる可能性が小さく、一般に結晶欠陥が少ない良質のSiC単結晶を成長させることができる。
本発明者らは先に、SiとTiまたはSiとMnとの合金を溶媒とする液相成長法によるSiC単結晶の製造方法を開発し、高品質なSiCバルク単結晶を得ることに成功した(特開2004−2173号公報)。この方法では、Siのみを溶媒とする場合に比べて、生産性を示す結晶成長速度が数倍高くなる。この方法に対して、いわゆる坩堝加速回転法(ACRT:Accelerated Crucible Rotation Technique)を適用すると、融液内の攪拌効果が向上し、SiC単結晶の成長速度を更に高速化させることができる(特開2006−117441号公報)。
別の方法として、冷却坩堝を用いてSiC等の単結晶を液相成長させる方法も提案した(特開2005−179080号公報)。この方法では、融液の電磁攪拌が促進されるため、融液温度が概ね均一となる上、坩堝の表層温度が低温であるため、大きな温度勾配条件下で結晶成長が実現でき、やはりSiC単結晶の成長速度を高めることができる。
しかし、いずれの技術においても種結晶基板には、SiC単結晶を用いており、前述のとおり、種結晶基板として使用できるSiCバルク単結晶自体が高価であることから、製造単価が比較的大きくなり、コスト面での改善が望まれていた。
特開2004−2173号公報 特開2006−117441号公報 特開2005−179080号公報
本発明の目的は、大口径、高品質SiC単結晶を成長させることができる安価なSiC単結晶の製造方法を提供することである。より具体的には、液相成長法によりこの目的を達成することである。
本発明によれば、種結晶基板としてサファイア結晶を使用し、かつSiC溶液の溶媒として特定のSi合金を使用することにより、液相成長法による高品質なSiC単結晶の安価な製造が可能となる。
高純度のアルミナ(Al23)単結晶であるサファイア単結晶は、非常に優れた光学透過性、耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性、熱伝導性、絶縁性を合わせ持った材料である。サファイア結晶は、CZ法、ベルヌーイ法、EFG(Edge-defined Film fed Growth)法などにより工業的に製造されており、量産性に優れることから安価で、かつ欠陥が非常に少ない良質な結晶である。また、6インチ径以上の大口径の単結晶サファイアが既に市販されている。
高品質なSiC単結晶を得るためには、種結晶基板とSiC単結晶との格子不整合が小さいことが必要である。サファイア結晶は、SiCとの格子定数不整合が16%と、SiとSiCの格子定数不整合に比べると小さいので、格子不整合に起因する結晶欠陥の発生を、Si単結晶上に成長させる場合に比べると低減させることができる。さらに、液相成長法によりSiC結晶成長を行うことで、成長進行とともに、SiC/サファイア界面に発生した結晶欠陥の劇的な低減が期待でき、長時間の連続成長を行い厚膜化することで、最終的には結晶欠陥の少ない高品質なSiC単結晶を成長させることが可能となる。また、サファイア基板は、大口径な結晶が市販されていることから、大口径のSiC単結晶を成長させることが可能である。
これまで、サファイア結晶上へのSiC単結晶のヘテロエピタキシャル技術については、CVD法で僅かに報告があるが、いずれも基礎的な研究であり、SiC単結晶を得るためのものではない。サファイア結晶上へのSiC単結晶の液相成長に関しては、現在までに報告はなく、それが可能であることも知られていない。
本発明者らは、サファイア結晶上へのSiC単結晶の液相成長に関して、種結晶基板のサファイア結晶を融液に接触させた場合に起こりうるサファイアと融液との反応を考慮した研究を重ね、ある特定のSi合金を使用した場合に、高品質なSiC単結晶の成長が可能となることを見出し、本発明に至った。
本発明は、坩堝に収容されたSi合金の融液を溶媒とするSiC溶液に種結晶基板を接触させて該基板上にSiCをエピタキシャル成長させる液相成長法によるSiC単結晶の製造方法であって、
前記種結晶基板がサファイア結晶基板であり、
前記Si合金が、Si−Al合金(即ち、SiとAlとの合金)、またはSi−Al−M合金(即ち、SiとAlと添加元素Mとの合金、Mは、Ti,Mn,Fe,Co,Cr,Cu及びVから選ばれた1種以上の元素)である、
ことを特徴とするSiC単結晶の製造方法である。
また、サファイア種結晶基板の表層には、SiCとの格子整合性が更に小さIII族元素窒化物(AlN、GaN、InN、InGaN、InAlN、InGaAlNなど)を、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)などの気相成長法によって薄膜ヘテロエピタキシャル成長させることが可能である。このようなIII族元素窒化物の薄膜をサファイア表層にヘテロエピタキシャル成長させたIII族元素窒化物/サファイア基板を、SiC結晶成長用基板として用いることもできる。こうすると、SiCとの格子不整合に起因して成長初期に発生する結晶欠陥自体を減少させることができる。
液相成長法による種結晶基板へのSiCのエピタキシャル成長は、少なくとも種結晶基板周辺のSiC溶液を過飽和状態とすることによって行われる。この過飽和状態を創出するための手段は特に制限されず、液相成長法において一般に利用可能な任意な手段を採用することができる。そのような手段としては、(1)溶液全体を実質的に一様に徐冷して過飽和状態とする、いわゆる徐冷法、(2)種結晶基板が接触する部分の溶液だけを僅かに低温化させる温度差法、並びに(3)溶媒を蒸発させて溶液全体を過飽和状態にする蒸発法、が挙げられる。
溶液全体を過飽和にする徐冷法と蒸発法は、バッチ操作となるため、薄膜単結晶の製造に適している。一方、温度差法は、連続的に結晶成長を行うことが可能であるため、バルク単結晶を得るのに適した方法であるが、成長時間を短時間化することにより薄膜単結晶を温度差法で製造することも可能である。温度差の創出は、例えば、溶液表面の中央付近に種結晶基板を接触させ、種結晶基板の保持治具を冷却することにより、この保持具から種結晶基板を介して基板周辺の溶液を冷却することにより達成できる。この場合、水平方向(溶液が隆起している場合には溶液表面)に温度差が作られる。別の方法として、溶液を収容する坩堝の周囲に配した加熱手段を制御するか、或いは単に溶液と接する雰囲気ガスからの冷却によって、溶液の上下方向に温度差を作ることも可能である。
SiC溶液の溶媒の選定は、種結晶基板のサファイア結晶をSiC溶液に接触させた場合に起こりうるサファイアと融解した溶媒(融液)との反応を考慮した上で決定される。すなわち、サファイア結晶が融液と反応し、生成した反応生成物が単結晶成長温度で液相を呈するものであれば、基板のサファイア結晶が融液中に溶解することを意味する。この場合、サファイア基板表面におけるSiC結晶核の生成が起こりにくい。一方、サファイア結晶が融液と反応して生成した反応生成物が単結晶成長温度で固相を呈し、しかもその反応生成物がAl23であれば最も好ましい。この時は、種結晶基板の溶解が抑制され、SiC結晶成長を進行させることができる。そのため、溶媒は、Siのほかに少なくともAlを含有する必要がある。すなわち、溶媒は少なくともSiとAlを含むSi合金とし、このSi合金は場合によりさらに添加元素Mを含有することができる。
また、SiC結晶を成長させる際のSiC溶液温度(以下、融液温度という)も重要なプロセス因子である。融液温度が高いほど、融液中のSiC濃度を増大させることができる。しかし、融液温度が高すぎると、融液とサファイアとの反応生成物が液相となることが多く、サファイア基板の溶解が激しくなる。このため、融液温度は1500℃以下とすることが適当である。溶媒のSi合金が高融点金属、例えばCr,Vを合金元素とする場合には、液相線温度を低下させる目的で、低融点金属、例えばCu,Mnなどを同時に融液に添加するとよい。
このように、サファイア結晶上にSiC単結晶を成長させるための最適な結晶成長条件を知るには、液相の組成や結晶成長条件を種々に変化させた成長実験から、いかなる現象が生じるかを子細に検討する必要がある。また、サファイアと液相との反応を考慮しなくてはならず、従来技術からの知見はほとんど参考にならない。
Alを含有するSi合金を溶媒とする液相成長によりサファイア結晶上にSiC単結晶を安定してヘテロエピタキシャル成長させることが可能となり、それにより液相成長法による高品質かつ大口径のSiC単結晶の工業的製造が実現可能となることは、従来技術からは全く予想することができなかったことである。
融解させたSi合金である溶媒(融液)中にCを溶解させることによりSiC溶液を形成する。Cの供給源となる炭素含有材料は、融液に溶解可能であれば特に制限されるものではないが、融液中への不純物の導入を避けるために、黒鉛のような純炭素材料またはSiとCとの化合物であるSiCを使用することが好ましい。Cは、融液を収容している坩堝の少なくとも一部を構成する材質を炭素含有材料とし、この材質の溶解により供給してもよく、あるいは融液に投入した炭素含有材料の溶解により供給してもよい。
融液を収容する坩堝としては、少なくとも坩堝の側壁部の一部に水冷手段を組み込んだ、いわゆる冷却坩堝(cold crucible、低温坩堝ともいう)を利用することができる。側壁部は少なくとも一部にスリットを有し、坩堝周囲には常伝導コイル(高周波コイル)を配置する。この坩堝を利用して、誘導コイルに高周波の交流電流を通電すると、坩堝内の融液にローレンツ力が作用して融液がドーム状に隆起し、気相と融液との接触界面が増大すると同時に、融液は側壁部とはあまり接触しなくなる。この場合、融液中へのCの溶解は、融液を下から支える坩堝の融液保持部(底部とその周辺部分)に炭素を含有した坩堝材料(例、黒鉛)を用い、そこから溶解させるとよい。
この融液保持部は消耗品となるが、融液が坩堝側面の実質部分とは接触せずに結晶成長を進行でき、側壁部は非消耗部分として長期にわたり使用可能となることから、坩堝全体を消耗品となる炭素含有材料から構成した坩堝に融液を収容する場合に比べて、SiC単結晶の製造単価を下げることが可能となる。
また、上記構造の冷却坩堝を使用した場合、スリットが絶縁部となるため、融液は、コイルへの通電による電磁誘導で発生した電磁攪拌を効果的に受けることができる。交流電流の通電は、直流電流の通電に比べて、ローレンツ力により隆起した形状が安定化すると同時に、ジュール熱による融液の加熱効果も期待できる。界面の面積増加と電磁攪拌によって、溶質であるSiCの種結晶基板の近傍への輸送を促進させることができ、サファイア結晶上でのSiC結晶成長が安定して進行する。
本発明に使用できる他の形態の坩堝は、融液を収容する坩堝自体全てが炭素を含有する材料から構成された坩堝である。この種の坩堝を使用すると、融液へのCの供給を坩堝からの溶解によって行うことができる。このような坩堝としては、黒鉛坩堝のほかに、SiC製坩堝、さらには内壁がSiCでコーティングされた坩堝(坩堝本体は耐火金属またはセラミック製でよい)が挙げられる。
黒鉛製の坩堝を使用した場合は、高周波加熱により発生する誘導電流の大部分は坩堝で消費されてしまうため、融液自身に働く電磁攪拌の効果は小さくなる。そのため、炭素を含有した坩堝を使用する場合は、坩堝の回転数または回転数および回転方向を周期的に変化させることによって融液の攪拌を強化し、溶質であるSiCの種結晶基板への輸送を促進させることができる。また、坩堝内の底部に融液攪拌のための攪拌棒などを設置することも可能である。
この実施形態では、高温の融液を収容する炭素含有材料製の坩堝は、使用中に少しずつ溶解して損傷するため、坩堝全体が消耗品となる。そのため、SiC単結晶の価は、冷却坩堝を用いる場合に比べると若干高くなる。しかし、本発明では、種結晶基板として、従来にSiC単結晶に比べると安価なサファイア単結晶を使用するため、製造単価を下げることが可能である。
本発明の方法によれば、従来のSiC単結晶基板に比べて安価で良質の結晶が容易に入手できるサファイア結晶を種結晶基板に使用するため、成長させるSiC単結晶の製造単価を大幅に下げることが可能となる。また、サファイア結晶は、Si単結晶に比べると、SiCとの格子不整合が小さいので、格子不整合に起因する結晶欠陥の発生を低減させることができる。さらに液相成長でSiC結晶成長を行うことで、結晶成長の成長進行とともに、SiC/サファイア界面に発生した結晶欠陥を劇的に低減させることができる。それにより、長時間の連続成長を行って厚膜化(バルク化)した場合には、最終的には結晶欠陥の少ない高品質なSiC単結晶を成長させることが可能である。
SiCの結晶成長速度は、結晶成長に用いる融液の組成を選択するとともに、結晶成長中において融液内の流動を強化することで増加させることができる。サファイア基板は、大口径な結晶が市販されていることから、大口径のSiC単結晶を成長させることが可能である。
このように、本発明は良質で大口径のバルクまたは薄膜SiC単結晶のヘテロエピタキシャル成長に初めて成功したものである。良質で大口径のSiC単結晶の安価な製造が実現可能となることにより、新しい高周波デバイス用基板としてのSiC単結晶の利用分野が拡大することが期待される。従って、本発明の工業上の寄与は非常に顕著である。
以下、本発明のSiC単結晶製造方法の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明では、SiC溶液のことを融液と言うこともある。
本発明の第1の実施形態では、図1および図2に示した単結晶製造装置を用いてSiC単結晶を成長させる。図示の単結晶製造装置において、坩堝の側壁部1は概略円筒形状で、その内径は約100mm、高さは約150mmであり、銅材質から成る。図2に示すとおり、この側壁部1は、常伝導コイル8の巻き高さよりは長い長さで鉛直方向に延びるスリット14を介して分割された、複数のセグメント16から組み立てられている。このスリット14が絶縁機能を示すため、側壁部1のセグメント16は、スリットを介して周方向で絶縁される。常伝導コイルの巻き高さは100mm、スリット14の長さは約200mmである。
複数のセグメント16の内部には、図2に示すように二重管が配置され、それに冷却水を流すことにより側壁部1を水冷することが可能である。側壁部1の上部には、種結晶基板保持治具5を坩堝内に挿入することを可能にする内径約100mmの円形断面の開口部12が設けられている。
坩堝の側壁部1の内部には、その内壁と一部接触する状態で、坩堝の融液保持部3が挿入されている。坩堝の側壁部と融液保持部との間隔は、広いところで1mm、狭いところで0mm(両者は接触している)である。融液保持部は黒鉛質であってその素材は炭素である。
坩堝の側壁部の外周には、銅材質で中空円形断面の常伝導コイル8が、その一巻きが概略水平面に含まれるように4乃至5巻き程度の多重螺旋構造に配置されている。つまり、スリット14と常伝導コイル8は概略直交した、ねじれの位置関係にある。常伝導コイル8と坩堝側壁部1が接触して導通が可能となる点は存在せず、両者の間隔は接近しているところで約1mm、離れているところで、約10mmの距離がある。常伝導コイル8は、ブスバーを介して高周波電源(図示せず)に接続されている。高周波電源は、最大出力が300kWで、周波数は5kHzから30kHzの間で可変である。
開口部12から坩堝に挿入される結晶保持治具5の直径は、高さに応じて30mmから60mmの間で変化し、長さは約500mmで、主に炭素からなる材質(例、黒鉛質)のものである。結晶保持治具5の先端には、サファイア結晶からなる種結晶基板6が保持されている。
坩堝の側壁部と融液保持部、種結晶基板保持治具の一部、常伝導コイルの一部などは、加減圧、気体の供給および排出が可能な、一部水冷構造のチャンバー11に収容されており、チャンバー11は気体供給装置(図示せず)、真空ポンプ、排ガス処理装置(図示せず)などと結合されている。チャンバー11は気密性と耐圧性を有しており、材質はステンレス鋼である。チャンバー11には、運転に必要なバルブ、圧力計、流量計、熱電対挿入口、輻射温度計窓、観察窓などが適宜装着されている。
融液9は、SiとAlと場合により1種類以上の添加元素MとからなるSi合金を溶媒とするSiC溶液である。この融液9は、側壁部1の内部に融液保持部3を挿入して作製された坩堝内に、SiとAlと場合により添加元素Mとを原料として装入し、加熱して原料を融解させ、生じた融液中に融液保持部3からCを溶解させることにより形成したものである。
本実施形態では、坩堝内の材料の加熱は、常伝導コイル8に高周波交流電流を通電することによる誘導加熱により行われる。側壁部1に設けたスリットによる絶縁性のため、誘導電流は側壁部で消費されず、坩堝内に収容した材料の誘導加熱に効率よく利用される。この加熱により装入原料(SiとAlと場合により1種以上の添加元素M)が融解すると、生じた融液は、コイルに通電することにより発生したローレンツ力によってドーム状に隆起する。融液を所定温度に保持するようにコイルへの通電出力および周波数を調整して加熱を続けると、その間に融液保持部3の溶解によりCが融液(融解した溶媒)中に溶け込み、融液はSiC溶液となる。
加熱を続けて融液中のSiC濃度がほぼ飽和濃度に達したら、融液に結晶成長に必要な温度を創出する。この温度差の創出は、例えば、常伝導コイル8の巻き数や間隔を調整することによって、融液に上下方向に温度差を形成することにより達成できる。それにより、基板を接触させる融液の液面近傍が過冷却状態となり、その部分のSiC濃度は過飽和となる。その後、結晶保持治具5を下降させて、その先端に取り付けたサファイア種結晶基板6を、隆起した融液9の頂部に接触させると、基板上へのSiC単結晶のエピタキシャル成長が起こる。
温度差を創出する別の方法として、融液全体を均熱加熱し続ける場合には、結晶保持治具5に水冷構造を組み込むなどして、この治具からの抜熱を強化することにより、サファイア結晶基板6と接する部分の融液の温度を低温化させてもよい。この場合には、まず結晶保持治具5を下降させて、先端に取付けたサファイア種結晶基板6が隆起した融液9の頂部と接触させる。それにより、基板6と接触した部分の融液9が、冷却された結晶保持治具5からの抜熱により冷却されて過冷却状態となり、SiC濃度が過飽和となるので、基板上のSiCのエピタキシャル成長が始まる。
いずれの方式でも、SiC単結晶の成長中にCが消費されるが、消費されたCは融液保持部3の溶解により補給される。基板に成長した単結晶7が厚くなるにつれて、必要に応じて結晶保持治具5を引き上げることにより、連続成長を行うことができる。最後に、結晶保持治具5をその先端の成長結晶7が融液から離脱するように引き上げて成長を終了し、種結晶基板6からSiC単結晶を切断して回収する。
溶媒へのAlの添加は、サファイア種結晶基板6の表面状態を安定化させて、SiC単結晶の成長を安定して持続するのに必須である。従って、溶媒は少なくともAlを含有するSi合金、すなわち、Si−Al合金またはSi−Al−M合金とする。添加元素Mは融液中の炭素溶解量を増大させるために場合により添加されるものであり、Ti,Mn,Fe,Co,Cr,Cu及びVから選ばれた1種以上の元素である。
溶媒がSi−Al合金である場合、そのモル濃度での組成が、次式を満たすAl含有量となるようにすることが好ましい。
0.01≦[Al]/([Al]+[Si])≦0.7。
溶媒がSi−Al−M合金である場合も、モル濃度での組成が、
Al含有量については上記と同様に、[Al]/([Al]+[Si])の値が0.01以上、0.7以下となることが好ましく、
添加元素Mの含有量については、[M]/([M]+[Si])の値がM元素ごとに次の範囲内となるようにすることが好ましい:
MがTiでは0.1以上、0.25以下;
MがMnでは0.1以上、0.7以下;
MがFeでは0.2以上、0.7以下;
MがCoでは0.05以上、0.25以下;
MがCrでは0.2以上、0.6以下;
MがCuでは0.05以上、0.5以下;
MがVでは0.1以上、0.45以下。
Mが2以上の元素を含有する場合には、各元素が上記範囲内となるようにすればよい。
上記範囲よりAl、Mの量が少ないと、融液中に溶解する炭素溶解量(したがって溶質SiC濃度)が低下し、SiC結晶成長速度が低下する。一方、上記範囲よりAl、Mの量が多くなると、炭化物、黒鉛など、SiCとは異なる化合物が融液から晶出し、SiCの結晶成長が進行しないことがある。
本発明の第2の実施形態では図3に示す単結晶製造装置を使用する。この単結晶製造装置は、融液21を収容した坩堝22を備え、融液21には昇降可能な結晶保持治具23の先端に保持されたサファイア種結晶基板24が浸漬されている。坩堝22は、直径が約200mm、高さが約200mmで、炭素を含有する材質からなる。このような坩堝の材質としては、黒鉛のほかに、SiCやSiCを坩堝内壁にコーティングしたものなどが使用可能である。
この融液は、例えば、坩堝22に黒鉛坩堝を使用する場合は、坩堝にSiとAlまたは、SiとAlに1種類以上の添加元素Mを装入し、坩堝を過熱して融液状態とし、加熱をさらに続けて、黒鉛坩堝から炭素を溶解させることにより調整することができる。黒鉛坩堝からの溶解で融液中に炭素を供給するこの方法は、未溶融の炭素が融液中に残留しない点で好ましい。黒鉛坩堝からの溶解とは別に融液に黒鉛粒等を添加することもできるが、この場合は、融液中で未溶融状態の黒鉛粒が存在しないように添加量を厳密に調整する必要がある。万一、未溶融の黒鉛粒が融液中に残留すると、SiC結晶が自然核発生してしまい、単結晶成長を阻害する恐れがある。Alおよび添加元素Mの種類と量は上記と同様である。
坩堝22は坩堝軸25の先端に取り付けられた坩堝台26の上に配置されている。坩堝軸25は回転可能である。坩堝軸25は回転数または回転数および回転方向を周期的に変化させることによって、坩堝内の融液21を攪拌させることが、溶質SiCの成長界面への輸送を促進するので好ましい。
坩堝22は、結晶保持治具23が貫通する坩堝蓋27により実質的に閉鎖され、保温のために坩堝22の外周は断熱材28で覆われている。断熱材28の外周には坩堝22を誘導加熱するための多重螺旋構造の常伝導コイル29が配置されている。常伝導コイル29は高周波電源(図示せず)接続されている。高周波電源の最大出力60kW、周波数は、6kHzである。
結晶保持治具23は、炭素材(例えば、黒鉛)からなる。結晶保持治具の直径は、先端に保持するサファイア基板の大きさに応じて、50mmから150mmの間で変化し、長さも約150mmから400mmの間で変化するものである。
結晶成長を温度差法により行う場合には、常伝導コイル29の巻き数や間隔を調整することによって、融液に上下方向に温度差(温度勾配)を形成するか、もしくは、融液全体を均熱な融液とした場合は、結晶保持治具23に水冷構造を組み込んで結晶保持治具からの抜熱を強化することにより、サファイア種結晶基板24と接する部分の融液の温度を低温化させるとよい。これら坩堝22、断熱材28、常伝導コイル29は高温になるので、水冷チャンバー30の内部に配置される。水冷チャンバー30は、装置内の雰囲気を調整可能にするために、ガス導入口31とガス排出口32とを備える。水冷チャンバーは、真空排気装置(図示せず)と結合されている。運転に必要なバルブ、圧力計、流量計、熱電対装入口、輻射温度計窓、観察窓などが装着されている。
この黒鉛坩堝を使用したSiC単結晶成長では、加熱のために常伝導コイル29への通電を行うと、黒鉛坩堝は誘導加熱され発熱するが、黒鉛坩堝で磁束浸透が減衰するため、電磁撹拌効果は図1、2に示したローレンツ力を利用して融液を隆起させる方式に比べると小さくなり、その結果、成長速度も相対的に遅くなる。しかし、この場合には、上述したように、坩堝を回転させ、その回転数または回転数と回転方向を周期的に変化させることによって、融液を効果的に撹拌することができ、それによりSiC単結晶の成長速度を増大させることができる。装入原料、加熱方法および温度差の創出方法などは、第1の実施形態と同様でよい。
(実施例1)
本実施例では、図1および図2に示した単結晶製造装置を用いたサファイア種結晶基板上へのSiC単結晶の液相成長法による製造を例示する。
上に説明したように、高さ方向の一部がスリットにより複数のセグメントに分割された、水冷管内蔵型の銅製の側壁部と、黒鉛製の融液保持部とから構成される坩堝内の自由空間に、Si、Ti、Cu、Alからなる固体原料を1kg装入した。装入原料の組成は、Tiモル濃度を[Ti]、Cuモル濃度[Cu]、Alモル濃度[Al]、Siモル濃度[Si]として、[Ti]/([Ti]+[Si])、[Cu]/([Cu]+[Si])、[Al]/([Al]+[Si])の値が、それぞれ値が0.23、0.14、0.05となるようにした。
チャンバー内を約0.13Paまで減圧した後、チャンバー内にArガスからなる気体を供給するとともに、供給分を排気して、チャンバー内の圧力を約0.2MPaに維持した。続いて高周波電源を用いて、常伝導コイルに周波数10kHz、出力100kWの高周波交流電流を供給した。数分で固体原料は昇温、融解し、融液に変化するとともに、融液はドーム状に隆起して、その周囲が低温壁と接触しないよう態様に保持された。同時に、融液は電磁撹拌の影響を受けて撹拌された。
この条件で、約5時間運転して、融液中に十分な量の炭素を溶解させた後、結晶保持治具の先端に50mm直径のサファイア種結晶基板をその(0001)面が融液面と対向するように固定した。結晶保持治具の下降を開始し、サファイア基板がドーム状に隆起した融液の頂点に接触した時点で結晶保持治具の下降を停止し、10時間連続して運転を行った。結晶成長の推進力となる温度差は、常伝導コイルの巻き数や間隔を調整することによって、融液に上下方向に創出した。
その後、結晶保持治具を上方に引き上げ、融液と成長結晶を分離した後、徐々に降温して単結晶を取り出した。この間、融液は坩堝の融液保持部および気体とは常時接触していたが、坩堝の側壁部と接触することはなかった。その結果、直径50mmのサファイア結晶上の全面に新たにSiC単結晶が約0.4mm厚さで成長していた。
TEM(透過型電子顕微鏡)およびラマン分光分析の結果、成長したSiC結晶は他の結晶多形が混在していない3C−SiC単相であることが確認できた。実施例1で得られたSiC結晶のサファイア基板との界面の断面TEM像を図4示す。異種材料のため、SiC/サファイア界面には結晶欠陥が確認されるが、SiC結晶厚みの増加に伴い結晶欠陥が減少しており、数ミクロン厚程のSiC結晶成長で、高品質なSiC結晶が得られることが分かった。また、結晶方位解析からは、サファイア基板上に成長したSiC結晶は、(111)3C−SiC//(0001)サファイアの関係でサファイア基板上にエピタキシャル成長していることも分かった。
(実施例2)
本実施例では、図3に示した単結晶製造装置を用いたサファイア種結晶基板上へのSiC単結晶の液相成長法による製造を例示する。
黒鉛坩堝にSiとAlとからなる固体原料を1kg装入した。装入原料は、Alモル濃度を[Al]、Siモル濃度を[Si]として、[Al]/([Al]+[Si])の値が0.3となるようにした。
チャンバー内を3×10-4Paまで減圧した後、チャンバー内にHeガスからなる気体を供給するとともに供給分をチャンバー外へ排出して、チャンバー内の圧力を約0.11MPaに維持した。続いて、高周波電源を用いて、常伝導コイルに、周波数6kHz、出力30kWの高周波交流電流を供給した。黒鉛坩堝が誘導加熱された後、坩堝内の固体原料が融解し、融液に変化した。融液は目に見えるほどの隆起を起こさなかった。
この条件で約1時間運転して、融液中に十分な炭素を溶解させた後、結晶保持治具の先端に50mm直径のサファイア基板をその(0001)面が融液面と対向するように固定した。結晶保持治具の下降を開始し、サファイア基板を融液面に着液させた。この状態で10時間連続して運転を行った。結晶成長の推進力となる温度差は、常伝導コイルと黒鉛坩堝との相対的な位置関係を調節することにより上下方向に創出した。
その後、結晶保持治具を上方に引き上げ、融液から成長結晶を分離した後、徐々に降温して単結晶を取り出した。その結果、直径50mmのサファイア結晶上の全面に、新たにSiC単結晶が約0.15mm厚さで成長していた。TEMおよびラマン分光分析の結果、成長したSiC結晶は他の結晶多形が混在しない3C−SiC単相であることが確認できた。
(比較例)
本比較例は、Alを含有しないSi合金を溶媒として、図3に示した単結晶製造装置を用いてサファイア種結晶基板上へのSiC単結晶の液相成長法を試みた例を示す。
黒鉛坩堝にSiとMnとからなる固体原料を1kg装入した。装入原料は、Mnモル濃度を[Mn]、Siモル濃度を[Si]として、[Mn]/([Mn]+[Si])の値が0.3となるようにした以外は実施例2と同様にして、液相成長法によるSiCの結晶成長を行った。その結果、直径50mmのサファイア結晶上の全面にSiC単結晶が成長していた。
しかし、サファイア/SiC界面にはSi−Mn−Oからなる複合酸化物が存在し、また、TEM観察の結果では、SiC結晶とサファイアとの結晶方位の整合性は見出されず、SiC結晶はサファイア上にエピタキシャル成長していないことが分かった。
(実施例3)
サファイア種結晶基板が融液の液面に接触したと同時に、黒鉛坩堝を回転させ、回転数および回転方向を周期的に変化させた以外は、実施例2と同様にして液相成長法によるSiCの結晶成長を行った。
サファイア基板が融液表面に接触するまで結晶保持治具を降下させた後、黒鉛坩堝をまずは左回転させた。到達回転数を20rpmとし、設定回転数に到達するまでの時間を5秒とした。到達回転数に到達した後、10秒間その回転数で回転を行い、その後、5秒で停止させた。次に坩堝を右方向に回転させ、上記と同様に5秒で、20rpmに到達させ、20rpmの回転を10秒間保持した後に、5秒で回転を停止した。以上を1サイクルとし、結晶成長中は前記サイクルを繰り返しながら10時間連続して運転を行った。1サイクルの時間は、40秒である。その後、結晶保持治具を上方に引き上げ、融液から成長結晶を分離した。その後、徐々に降温して単結晶を取り出した。
その結果、直径50mmのサファイア結晶上の全面に、新たにSiC単結晶が約0.4mm厚さで成長していた。TEMおよびラマン分光分析の結果、成長したSiC結晶は他の結晶多形が混在しない3C−SiC単相であることが確認できた。
実施例3では、実施例2に比べて、成長速度の増大効果が見られた。これは、黒鉛坩堝を回転させて回転数および回転方向を周期的に変化させると融液の攪拌を促進することができ、その結果、溶質SiCの成長界面への輸送を促進することができるためと考えられる。
以上の実施例で成長させたSiC単結晶は、いずれも図1に示したような同様の品質を有し、半導体材料に適した良好な品質のものであることが分かった。種結晶基板に安価なサファイア結晶を使用することから、高品質なSiC単結晶を安価に成長させることが可能となる。また、このサファイア基板上のSiC単結晶を長尺化することもできる。
実施例では、サファイア基板の口径2インチ径と小さいが、6インチ口径程度のサファイア基板が市販されているので、大口径化は容易である。大口径のSiC単結晶を成長させ、これを種結晶基板として、液相成長法、化学反応堆積法(CVD法)および昇華再結晶化法でSiCバルク単結晶を製造することもできる。
以上に、本発明を特定の形態について説明したが、ここに開示した実施形態および実施例は、全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は、特許請求項の範囲と均等な意味および範囲内ですべての変更例が含まれる。
本発明のSiC単結晶の製造方法の第1の実施形態において使用することができる単結晶成長装置を示す略式断面図である。 図1に示す単結晶成長装置を一部透視的に示す略式斜視図である。 本発明のSiC単結晶の製造方法の第2の実施形態に使用することができる単結晶成長装置を示す略式断面図である。 実施例でサファイア基板上に成長させたSiC単結晶のSiC/サファイア基板界面近傍の断面TEM像である。
符号の説明
1:坩堝側壁部、3:融液保持部、5、23:結晶保持治具、6、24:種結晶基板、7:成長結晶、8、29:常伝導コイル、9、21:融液(SiC溶液)、10:成長界面、11、30:チャンバー、14:スリット、22:坩堝、25:坩堝回転軸、26:坩堝台、27:坩堝蓋、28:断熱材

Claims (8)

  1. 坩堝に収容されたSi合金の融液を溶媒とするSiC溶液に種結晶基板を接触させて該基板上にSiCをエピタキシャル成長させる液相成長法によるSiC単結晶の製造方法であって、
    前記種結晶基板がサファイア結晶基板であり、
    前記Si合金が、Si−Al合金またはSi−Al−M合金(Mは、Ti,Mn,Fe,Co,Cr,Cu及びVから選ばれた1種以上の元素)である、
    ことを特徴とするSiC単結晶の製造方法。
  2. 前記Si−Al合金のモル濃度での組成が、[Al]/([Al]+[Si])の値が0.01以上、0.7以下となるAl含有量を有し、または
    前記Si−Al−M合金のモル濃度での組成が、[Al]/([Al]+[Si])の値が0.01以上、0.7以下となるAl含有量と、[M]/([M]+[Si])の値がM元素ごとに次の範囲内となるM元素の含有量を有する、請求項1記載のSiC単結晶の製造方法。
    MがTiでは0.1以上、0.25以下;
    MがMnでは0.1以上、0.7以下;
    MがFeでは0.2以上、0.7以下;
    MがCoでは0.05以上、0.25以下;
    MがCrでは0.2以上、0.6以下;
    MがCuでは0.05以上、0.5以下;
    MがVでは0.1以上、0.45以下。
  3. 前記坩堝の少なくとも一部を構成する材質が炭素(C)を含有し、SiC溶液のCが坩堝から供給される、請求項1または2記載のSiC単結晶の製造方法。
  4. 前記坩堝が回転可能であり、坩堝の回転数または回転数および回転方向を周期的に変化させることによって融液を攪拌することを特徴とする、請求項3記載のSiC単結晶の製造方法。
  5. 前記SiC溶液を、常伝導コイルに交流電流を通電することにより誘起されるローレンツ力により隆起させ、隆起した頂点付近に種結晶基板を接触させる、請求項1〜3のいずれかに記載のSiC単結晶の製造方法。
  6. 常伝導コイルへの交流電流の通電により融液が電磁攪拌される、請求項5記載のSiC単結晶の製造方法。
  7. 坩堝が、Cを含まない材質から成る側壁部とCを含む材質からなる融液保持部とを有し、側壁部の少なくとも一部がスリットの入った水冷坩堝の構造を有し、かつ坩堝の周囲に高周波誘導コイルが配置されている、請求項5または6記載のSiC単結晶の製造方法。
  8. 前記種結晶基板上に成長するSiC単結晶が3C−SiCであり、そのSiC単結晶がサファイア結晶の{0001}面上に成長する、請求項1〜7のいずれかに記載のSiC単結晶の製造方法。
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