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JP2008198981A - 電力変換装置及びその製造方法 - Google Patents

電力変換装置及びその製造方法 Download PDF

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JP2008198981A
JP2008198981A JP2007281817A JP2007281817A JP2008198981A JP 2008198981 A JP2008198981 A JP 2008198981A JP 2007281817 A JP2007281817 A JP 2007281817A JP 2007281817 A JP2007281817 A JP 2007281817A JP 2008198981 A JP2008198981 A JP 2008198981A
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Abstract

【課題】製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】通電により磁束を発生するコイル21とコイル21の内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコア22とを有するリアクトル2を内蔵した電力変換装置を製造する方法。リアクトル2を電力変換装置のケース3内に設けるに当っては、ケース3とは異なる成形型を用いてリアクトル2を成形する成形工程と、ケース3に設けたリアクトル用の収容部31を熱膨張させた後、収容部31にリアクトル2を配置し、次いで、収容部31を冷却して収縮させることにより、収容部31にリアクトル2を固定する焼き嵌め工程とを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、リアクトルを内蔵する電力変換装置及びその製造方法に関する。
従来より、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いられるインバータ等の電力変換装置がある。
該電力変換装置においては、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュールやこれを冷却する冷却器、更には、入力電圧を昇圧するための昇圧回路の一部を構成するリアクトル等が、一つのケース内に収納されている。
そして、上記リアクトルとして、通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するものを用いることがある。かかるリアクトルは、例えば特許文献1に開示されているように、コイルをケース内に配置した後、液状の磁性粉末混合樹脂をケースに流し込んだ後、磁性粉末混合樹脂を加熱することにより固化してコアとすることにより形成する。
それ故、電力変換装置のケース内にリアクトルを形成するに当って、磁性粉末混合樹脂を固化するためには、電力変換装置のケースごと硬化炉に投入して、ケースごと加熱する必要がある。そして、この電力変換装置のケースは、上記半導体モジュールや冷却器を含む、リアクトル以外の部品を収容するものであるため、体積も大きく、熱容量も大きい。
その結果、硬化炉の大型化、必要とする加熱エネルギーの増大、加熱時間の増大を招くこととなる。
特開昭54−13994号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置及びその製造方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルを内蔵した電力変換装置を製造する方法であって、
上記リアクトルを上記電力変換装置のケース内に設けるに当っては、
上記ケースとは異なる成形型を用いて上記リアクトルを成形する成形工程と、
上記ケースに設けた上記リアクトル用の収容部を熱膨張させた後、該収容部に上記リアクトルを配置し、次いで、上記収容部を冷却して収縮させることにより、該収容部に上記リアクトルを固定する焼き嵌め工程とを行うことを特徴とする電力変換装置の製造方法にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置の製造方法においては、上記成形工程と上記焼き嵌め工程とを行うことにより、上記リアクトルを上記電力変換装置のケース内に配設する。即ち、まず、上記成形工程において上記ケースとは異なる成形型によってリアクトルを成形する。そのため、磁性粉末混合樹脂を固化してコアとするに当り、リアクトル部分のみを硬化炉等に投入して加熱すればよい。それ故、電力変換装置のケース全体を硬化炉に投入する必要もなければ、加熱する必要もない。
その結果、硬化炉等の製造設備の小型化を図ることができると共に、加熱エネルギーの低減を図ることもでき、ひいては加熱硬化時間の短縮を図ることもできる。即ち、リアクトルの成形に実質的に必要な最小限の製造設備の大きさ、熱エネルギー、加熱時間によってリアクトルを得ることができる。
また、上記製造方法においては、上記焼き嵌め工程によって、リアクトルをケースの収容部に固定するため、リアクトルを容易かつ確実に、ケース内に固定することができる。
以上のごとく、第1の発明によれば、製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置の製造方法を提供することができる。
第2の発明は、通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルと、半導体素子を内蔵する半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とを有する電力変換装置を製造する方法であって、
上記リアクトルを上記電力変換装置のケース内に設けるに当っては、
上記ケースとは異なる成形型を用いて上記リアクトルを成形する成形工程と、
上記冷却器を構成する複数の冷却管の間に上記リアクトルを挟持させる挟持工程とを行うことを特徴とする電力変換装置の製造方法にある(請求項5)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置の製造方法においては、上記成形工程と上記挟持工程とを行うことにより、上記リアクトルを上記電力変換装置のケース内に配設する。即ち、上記第1の発明と同様に、まず、上記成形工程において上記ケースとは異なる成形型によってリアクトルを成形する。それ故、リアクトルのコアを構成する磁性粉末混合樹脂を硬化するための硬化炉等の製造設備の小型化を図ることができると共に、加熱エネルギーの低減を図ることもでき、ひいては加熱硬化時間の短縮を図ることもできる。
また、上記製造方法においては、上記挟持工程によって、リアクトルを複数の冷却管の間に挟持させるため、リアクトルを容易かつ確実に、ケース内において固定することができる。また、リアクトルの冷却効率を向上させることもできる。
以上のごとく、第2の発明によれば、製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置の製造方法を提供することができる。
第3の発明は、通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルを内蔵した電力変換装置を製造する方法であって、
上記リアクトルを上記電力変換装置のケース内に設けるに当っては、
上記ケースとは異なる成形型を用いて上記リアクトルを成形する成形工程と、
上記ケースに設けた上記リアクトル用の収容部に上記リアクトルを固定する固定工程と、
上記収容部の内側面と上記リアクトルとの間の隙間に樹脂を充填する樹脂充填工程とを行うことを特徴とする電力変換装置の製造方法にある(請求項7)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置の製造方法においては、上記成形工程と上記固定工程と上記樹脂充填工程とを行うことにより、上記リアクトルを上記電力変換装置のケース内に配設する。即ち、上記第1の発明と同様に、まず、上記成形工程において上記ケースとは異なる成形型によってリアクトルを成形する。それ故、リアクトルのコアを構成する磁性粉末混合樹脂を硬化するための硬化炉等の製造設備の小型化を図ることができると共に、加熱エネルギーの低減を図ることもでき、ひいては加熱硬化時間の短縮を図ることもできる。
また、上記製造方法においては、上記固定工程によって、リアクトルをケースに固定するため、ケース内におけるリアクトルの固定を容易かつ確実に行うことができる。
更に、上記製造方法においては、上記樹脂充填工程において、上記収容部の内側面と上記リアクトルとの間の隙間に樹脂を充填する。そのため、リアクトルからケースへの熱伝達を向上させることができ、リアクトルの冷却効率を向上させることもできる。
また、上記樹脂をケースとリアクトルとの間に介在させることによって、リアクトルの振動を吸収し、ケースに振動が伝わることを抑制することができる。
また、上記樹脂充填工程があるために、ケースの収容部とリアクトルとの間のクリアランスを充分に確保することが可能となり、収容部へのリアクトルの配置を容易にすることが可能となる。
以上のごとく、第3の発明によれば、製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置の製造方法を提供することができる。
第4の発明は、通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルを内蔵した電力変換装置であって、
上記リアクトルは、上記ケースに設けた上記リアクトル用の収容部に対して焼き嵌めによって固定されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項11)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置においては、上記リアクトルが上記電力変換装置のケース内に焼き嵌めによって固定されている。それ故、上記ケースとは別に予め成形されたリアクトルをケースの収容部に固定することができる。そのため、リアクトルを構成する磁性粉末混合樹脂を固化してコアとするに当り、リアクトル部分のみを硬化炉等に投入して加熱すればよい。それ故、電力変換装置を製造する際、電力変換装置のケース全体を硬化炉に投入する必要もなければ、加熱する必要もない。
その結果、硬化炉等の製造設備の小型化を図ることができると共に、加熱エネルギーの低減を図ることもでき、ひいては加熱硬化時間の短縮を図ることもできる。
また、焼き嵌めによって、リアクトルをケースの収容部に固定するため、リアクトルを容易かつ確実に、ケース内に固定することができる。
以上のごとく、第4の発明によれば、製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
第5の発明は、通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルと、半導体素子を内蔵する半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とを有する電力変換装置であって、
上記リアクトルは、上記冷却器を構成する複数の冷却管の間に挟持されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項15)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置においては、複数の冷却管の間にリアクトルを挟持することにより、リアクトルを電力変換装置のケース内に固定している。そのため、上記第4の発明と同様に、上記ケースとは別に予め成形したリアクトルをケース内に固定することができる。それ故、リアクトルのコアを構成する磁性粉末混合樹脂を硬化するための硬化炉等の製造設備の小型化を図ることができると共に、加熱エネルギーの低減を図ることもでき、ひいては加熱硬化時間の短縮を図ることもできる。
また、リアクトルを複数の冷却管の間に挟持させているため、リアクトルを容易かつ確実に、ケース内において固定することができる。また、リアクトルの冷却効率を向上させることもできる。
以上のごとく、第5の発明によれば、製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
第6の発明は、通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルを内蔵した電力変換装置であって、
上記リアクトルは、上記ケースに設けた上記リアクトル用の収容部に固定されており、
該収容部の内側面と上記リアクトルとの間の隙間には、上記コアとは異なる樹脂が充填されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項17)。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置においては、上記リアクトルを上記ケースに設けた収容部に固定すると共に、該収容部の内側面と上記リアクトルとの間の隙間に、上記コアとは異なる樹脂を充填することにより、リアクトルを上記電力変換装置のケース内に配設している。そのため、上記第4の発明と同様に、上記ケースとは別に予め成形したリアクトルをケース内に固定することができる。それ故、リアクトルのコアを構成する磁性粉末混合樹脂を硬化するための硬化炉等の製造設備の小型化を図ることができると共に、加熱エネルギーの低減を図ることもでき、ひいては加熱硬化時間の短縮を図ることもできる。
また、上記収容部の内側面と上記リアクトルとの間の隙間に樹脂が充填されているため、リアクトルからケースへの熱伝達率を向上させることができ、リアクトルの冷却効率を向上させることもできる。
また、上記樹脂をケースとリアクトルとの間に介在させることによって、リアクトルの振動を吸収し、ケースに振動が伝わることを抑制することができる。
以上のごとく、第6の発明によれば、製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置を提供することができる。
第7の発明は、通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとをリアクトルケース内に収容してなるリアクトルであって、
上記リアクトルケースの内側面と上記コアとの間の隙間には、熱伝導性を有する制振材を配設しており、上記リアクトルケースと上記コアとは直接接触していないことを特徴とするリアクトルにある(請求項21)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記リアクトルにおいては、上記リアクトルケースと上記コアとは直接接触していない。それ故、上記コアから上記リアクトルケースへの振動伝達経路を減少させ、コアの振動がリアクトルケースを介してリアクトルの外部へ伝わることを防ぐことができる。
また、上記リアクトルケースの内側面と上記コアとの間の隙間には、熱伝導性を有する上記制振材を配設している。それ故、コアの熱をリアクトルケースへ伝えることができ、リアクトルの放熱性を充分に確保することができる。また、上記制振材によってコアの振動を吸収することにより、リアクトルケースへの振動伝達を抑制することができる。
以上のごとく、第7の発明によれば、振動の伝達を抑制することができると共に、放熱性に優れたリアクトルを提供することができる。
第8の発明は、上記第7の発明にかかるリアクトルを搭載した電力変換装置であって、上記リアクトルケースは、上記電力変換装置のケースの一部であることを特徴とする電力変換装置にある(請求項30)。
上記電力変換装置においては、リアクトルの振動の伝達を抑制することができると共に、リアクトルの放熱性を向上させることができる。
したがって、第8の発明によれば、振動の伝達を抑制することができると共に、放熱性に優れた電力変換装置を提供することができる。
第1〜第8の発明において、上記磁性粉末混合樹脂は、磁性粉末を樹脂に混入させてなる材料である。そして、上記磁性粉末としては、例えば、フェライト粉末、鉄粉、珪素合金鉄粉等がある。また、上記樹脂としては、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や、熱可塑性樹脂を用いることができる。
また、上記ケースは、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等、熱伝導性に優れた金属からなることが好ましい。
上記第1の発明(請求項1)において、上記リアクトルは略円柱形状を有し、上記収容部は上記リアクトルの形状に沿った略円柱形状を有することが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記収容部によって上記リアクトルをその外周から略均等に締付けることができる。それ故、上記リアクトルを上記ケース内において安定して固定することができる。
また、上記リアクトルの外周面と上記収容部の内側面とには、互いに係合する凸状又は凹状の位置決め手段を設けてなることが好ましい(請求項3)。
この場合には、リアクトルが収容部において位置ずれすることを防ぐことができる。それ故、振動等の外力が電力変換装置に作用したときにも、リアクトルの位置ずれが生じることを防ぐことができる。
また、上記収容部は、略一定の厚みを有する枠体によって構成されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記焼き嵌め工程において収容部が収縮する際に、収容部の枠体の部位によって収縮寸法がばらつくことを防ぐことができる。これにより、収容部の枠体は、リアクトルをその外周から略均等な押圧力で締付けることができ、リアクトルを安定して固定することができる。
次に、上記第2の発明(請求項5)において、上記リアクトルは、上記冷却管と接触しない面に露出する金属部材を一体成形し、該金属部材の一部を上記冷却管と接触させることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記リアクトルの冷却効率を向上させることができる。即ち、仮に上記金属部材がないとすると、リアクトルを挟持する冷却管と接触しない面方向からのリアクトルの放熱が困難となる。そこで、この面に金属部材を一体成形して、該金属部材を冷却管と接触させることにより、該金属部材を通じてリアクトルの熱を冷却管に放熱することができる。
次に、上記第3の発明において、上記成形工程においては、ボルト挿通孔を設けた孔付部材をインサートしつつ上記リアクトルを成形し、上記固定工程においては、上記孔付部材の上記ボルト挿通孔に挿通したボルトによって上記収容部に上記リアクトルを締結することが好ましい(請求項8)。
この場合には、容易かつ確実に上記リアクトルを上記ケースの収容部に固定することができる。また、上記孔付部材を、例えばアルミニウム等の熱伝導性に優れた部材によって構成すれば、該孔付部材を介してリアクトルの熱をケースへ放熱することができ、放熱効率に優れたリアクトルを得ることができる。
また、上記固定工程においては、上記収容部に上記リアクトルを配置した後、バネによって上記リアクトルを上記収容部に押し付けてもよい(請求項9)。
この場合にも、容易かつ確実に上記リアクトルを上記ケースの収容部に固定することができる。
また、上記リアクトルの外周面には、溝部を軸方向に連続形成することが好ましい(請求項10)。
この場合には、上記樹脂充填工程において、収容部の内側面とリアクトルとの間に、樹脂を円滑に充填することができる。即ち、樹脂を収容部の内側面とリアクトルとの間の隙間に注入するにあたり、溝部と収容部の内側面との間の樹脂流通空間を通して、樹脂を収容部の底部まで円滑に浸透させることができる。これにより、樹脂を、リアクトルと収容部の内側面との間の隙間の全体に、円滑に循環させ、充填することができる。その結果、リアクトルと収容部との間に空気が入り込むことを防ぎ、リアクトルとケースとの間の良好な熱伝達を確保し、冷却効率を向上させることができる。
上記第4の発明(請求項11)において、上記リアクトルは略円柱形状を有し、上記収容部は上記リアクトルの形状に沿った略円柱形状を有することが好ましい(請求項12)。
この場合には、上記収容部によって上記リアクトルをその外周から略均等に締付けることができ、上記リアクトルを上記ケース内において安定して固定することができる。
また、上記リアクトルの外周面と上記収容部の内側面とには、互いに係合する凸状又は凹状の位置決め手段を設けてなることが好ましい(請求項13)。
この場合には、リアクトルが収容部において位置ずれすることを防ぐことができる。
また、上記収容部は、略一定の厚みを有する枠体によって構成されていることが好ましい(請求項14)。
この場合には、収容部へリアクトルを焼き嵌めする際に、収容部の枠体は、リアクトルをその外周から略均等な押圧力で締付けることができ、リアクトルを安定して固定することができる。
次に、上記第5の発明(請求項15)において、上記リアクトルは、上記冷却管と接触しない面に露出する金属部材を一体成形されており、該金属部材の一部が上記冷却管と接触していることが好ましい(請求項16)。
この場合には、金属部材を通じてリアクトルの熱を冷却管に放熱することができ、リアクトルの冷却効率を向上させることができる。
次に、上記第6の発明において、上記リアクトルは、ボルト挿通孔を設けた孔付部材をインサートした状態で成形されていると共に、上記孔付部材の上記ボルト挿通孔に挿通したボルトによって、上記収容部に締結されていることが好ましい(請求項18)。
この場合には、容易かつ確実に上記リアクトルを上記ケースの収容部に固定することができる。また、上記孔付部材を、例えばアルミニウム等の熱伝導性に優れた部材によって構成すれば、該孔付部材を介してリアクトルの熱をケースへ放熱することができ、放熱効率に優れたリアクトルを得ることができる。
また、上記固定工程においては、上記リアクトルは、上記収容部に配置された状態でバネによって該収容部に押し付けられていてもよい(請求項19)。
この場合にも、容易かつ確実に上記リアクトルを上記ケースの収容部に固定することができる。
また、上記リアクトルの外周面には、溝部が軸方向に連続形成されていることが好ましい(請求項20)。
この場合には、上記樹脂充填工程において、収容部の内側面とリアクトルとの間に、樹脂を円滑に充填することができる。その結果、リアクトルと収容部との間に空気が入り込むことを防ぎ、リアクトルとケースとの間の良好な熱伝達を確保し、冷却効率を向上させることができる。
次に、上記第7の発明において、上記制振材は、上記コアよりも熱伝導率が高いことが好ましい(請求項22)。
この場合には、上記コアの熱を制振材を介して効率的にリアクトルケースに伝達することができるため、リアクトルの放熱性を一層向上させることができる。
また、上記制振材は、樹脂よりなることが好ましい(請求項23)。
この場合には、上記制振材を、リアクトルケースの内側面とコアとの間に容易に配設することができる。
また、上記樹脂としては、例えば、ウレタン、エポキシ、シリコン等を用いることができる。また、上記制振材は、樹脂に金属等のフィラーを混入させることにより、熱伝導性を向上させてもよい。
また、上記制振材は、上記コアよりも硬度の低い金属板よりなるものであってもよい(請求項24)。
この場合には、例えば制振材を樹脂にて構成する場合に必要な乾燥、硬化工程を必要としないため、製造工程を簡略化することができ、コストの低減を図ることができる。その結果、製造容易かつ安価なリアクトルを得ることができる。
なお、上記金属板としては、例えばアルミニウム等を用いることができる。
また、上記制振材は、エンボス加工を施してなることが好ましい(請求項25)。
この場合には、エンボス部分においてコアの振動を吸収することができ、リアクトルの振動伝達を一層抑制することができる。
また、上記コイルの内側における上記コアには、上記コイルの軸方向に貫通するように配された中芯が埋設されており、該中芯と上記リアクトルケースとの間には、上記制振材が介設されていることが好ましい(請求項26)。
この場合には、上記中芯を通じてコアの振動がリアクトルケースに伝達することを抑制することができる。
また、上記制振材としては、例えば、一対の金属板の間に樹脂を配設した制振鋼板、シリコン等からなる放熱シート、樹脂等を用いることができる。
なお、例えば、上記中芯には、ボルト等の締結部材を挿通するための挿通孔が設けてあることが好ましく、この挿通孔に挿通した締結部材をリアクトルケースに締結することにより、中芯を介して、コアをリアクトルケースに固定することができる。
また、上記リアクトルケースは、上記リアクトルの駆動周波数と上記リアクトルケースの材質とによって決定される表皮効果深さ以上の厚みを有することが好ましい(請求項27)。
この場合には、上記コイルによって発生する磁束が、リアクトルケース外へ漏れることを防ぐことができる。これにより、リアクトルの周辺に配置される電子機器に影響を与えることを防ぐことができる。
また、上記リアクトルケースは、非磁性体材料からなることが好ましい(請求項28)。
この場合には、上記リアクトルにより発生する磁束の磁気回路に影響を与えることを防ぎ、所望の磁気回路を形成することができる。その結果、リアクトルのインダクタンスを向上させることができる。すなわち、上記リアクトルケースが磁性体材料からなる場合には、磁束がケース内を通過することにより渦電流が発生して磁気回路に影響を与えるおそれがあるが、リアクトルを非磁性体材料によって構成することにより、これを防ぐことができる。
上記非磁性体材料としては、例えばアルミニウムを用いることができる。
また、上記リアクトルケースは、上記コアの全表面を覆うように形成されていることが好ましい(請求項29)。
この場合には、上記コイルによって発生する磁束の漏れを、全方向について防ぐことができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電力変換装置及びその製造方法につき、図1〜図5を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図2、図5に示すごとく、通電により磁束を発生するコイル21と該コイル21の内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコア22とを有するリアクトル2を内蔵している。
リアクトル2を電力変換装置1のケース3内に設けるに当っては、以下の成形工程と焼き嵌め工程とを行う。
上記成形工程においては、図2に示すごとく、ケース3とは異なる成形型4を用いてリアクトル2を成形する。
そして、上記焼き嵌め工程においては、図3、図4に示すごとく、ケース3に設けたリアクトル用の収容部31を熱膨張させた後、該収容部31にリアクトル2を配置し、次いで、収容部31を冷却して収縮させることにより、該収容部31にリアクトル2を固定する。
上記電力変換装置1のケース3は、アルミニウムによって構成されており、図1、図5に示すごとく、その内側の一部にリアクトル用の収容部31が一体的に形成されている。収容部31は、図1、図4に示すごとく、外形が直方体形状を有するアルミニウムからなる枠体310の内側に設けてある。
リアクトル2は略円柱形状を有し、収容部31はリアクトル2の形状に沿った略円柱形状を有する。
リアクトル2の成形工程においては、まず、図2(A)に示すごとく、成形型4内の所定の位置にコイル21を配置した後、液状の磁性粉末混合樹脂220を成形型4に注入する。磁性粉末混合樹脂220は、磁性粉末を樹脂に混入させてなる材料である。そして、上記磁性粉末としては、例えば、フェライト粉末、鉄粉、珪素合金鉄粉等がある。
また、上記樹脂として、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることもできるし、例えば、PPS樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂等を用いる場合には、射出成形によって磁性粉末混合樹脂220を成形してコア22とすることができる。
また、コイル21の一対の端子211は、磁性粉末混合樹脂220からなるコア22から突出するようにする。
次いで、成形型4に配置したコイル21と磁性粉末混合樹脂220とを、成形型4ごと硬化炉の中に投入し、所定時間、所定温度にて加熱する。これにより、磁性粉末混合樹脂220が固化してコア22となり、リアクトル2が成形される。
そして、成形型4内において成形、固化されたリアクトル2を、図2(B)に示すごとく、成形型4から取り出す。
また、成形型4から取り出したリアクトル2を、ケース3の収容部31内に固定するに当っては、以下のような焼き嵌め工程を行う。
なお、常温において、収容部31の大きさは、図3(A)に示すごとく、リアクトル2の大きさよりも若干小さ目となるように形成されている。そして、まず、ケース3の収容部31(枠体310)を加熱し、収容部31をリアクトル2の外形よりも大きくなるように膨張させる。
次いで、図3(B)、図4(A)に示すごとく、上記成形工程において成形したリアクトル2を、膨張した収容部31内に配置する。このとき、リアクトル2は、常温、或いは、冷却状態としておく。
次いで、収容部31(枠体310)を常温まで冷却する。これにより、図3(C)、図4(B)に示すごとく、収容部31を収縮させ、収容部31によってリアクトル2が外周から締付けられるようにする。
以上により、リアクトル2を、ケース3内の収容部31に固定する。
また、電力変換装置1のケース3内には、リアクトル2以外にも、種々の電子部品等が配設されている。特に、図5に示すごとく、電力変換回路の一部を構成する複数の半導体モジュールと該半導体モジュールを冷却する冷却器とからなる主回路部11が、ケース3内の大半を占めている。また、リアクトル2は、主回路部11と電気的に接続され、また、外部の電源と電気的に接続されている。そして、リアクトル2は、電源から供給される直流電力を昇圧して主回路部11へ送る昇圧部の一部を構成している。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置の製造方法においては、上記成形工程と上記焼き嵌め工程とを行うことにより、上記リアクトル2を上記電力変換装置1のケース3内に配設する。即ち、まず、上記成形工程において上記ケース3とは異なる成形型4によってリアクトル2を成形する。そのため、磁性粉末混合樹脂を固化してコア22とするに当り、リアクトル2部分のみを硬化炉等に投入して加熱すればよい。それ故、電力変換装置1のケース3全体を硬化炉に投入する必要もなければ、加熱する必要もない。
その結果、硬化炉等の製造設備の小型化を図ることができると共に、加熱エネルギーの低減を図ることもでき、ひいては加熱硬化時間の短縮を図ることもできる。即ち、リアクトル2の成形に実質的に必要な最小限の製造設備の大きさ、熱エネルギー、加熱時間によって、リアクトル2を得ることができる。
また、上記製造方法においては、上記焼き嵌め工程によって、リアクトル2をケース3の収容部31に固定するため、リアクトル2を容易かつ確実に、ケース3内に固定することができる。
また、リアクトル2は略円柱形状を有し、収容部311はリアクトル2の形状に沿った略円柱形状を有する。これにより、収容部311によってリアクトル2をその外周から略均等に締付けることができる。それ故、リアクトル2をケース3内において安定して固定することができる。
以上のごとく、本例によれば、製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置及びその製造方法を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図6に示すごとく、リアクトル2の外周面と収容部31の内側面とには、互いに係合する凸状又は凹状の位置決め手段を設けてなる。
即ち、リアクトル2の外周面における二箇所に凸部231を設け、収容部31の内側面の二箇所に、凸部231に対応する凹部312を設けてある。
そして、リアクトル2は、凸部231を凹部312に嵌合させた状態で、収容部31に固定されている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、リアクトル2が収容部31において位置ずれすることを防ぐことができる。それ故、振動等の外力が電力変換装置1に作用したときにも、リアクトル2の位置ずれが生じることを防ぐことができる。
その他は、実施例1と同様である。
(実施例3)
本例は、図7に示すごとく、リアクトル2の外周面と収容部31の内側面とに、それぞれ連続した凹凸面232、313を形成した例である。
そして、リアクトル2の凹凸面232と収容部31の凹凸面313とは、互いに密着している。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、リアクトル2と収容部31との接触面積を大きくすることができる。これにより、リアクトル2の熱を収容部31を介してケース3に放熱しやすくなり、冷却効率が向上する。
また、上記実施例2と同様に、リアクトル2の位置ずれを防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図8、図9に示すごとく、収容部31を、略一定の厚みを有する枠体310によって構成した例である。
収容部31は、その側面部を構成する枠体310が少なくとも略一定の厚みを有している。また、底面を構成する枠体310も、側面部を構成する枠体310と略同一の厚みを有していることが好ましい。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、図9(A)、(B)に示すごとく、上記焼き嵌め工程において収容部31が収縮する際に、収容部31の枠体310の部位によって収縮寸法がばらつくことを防ぐことができる。これにより、収容部31の枠体310は、リアクトル2をその外周から略均等な押圧力で締付けることができ、リアクトル2を安定して固定することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図10に示すごとく、リアクトル2の形状及び収容部31の形状を、直方体形状とした例である。なお、この場合、焼き嵌め時の収容部31の収縮を考慮すると、リアクトル2及び収容部31の形状は、平面視略正方形状であることが好ましい。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図11、図12に示すごとく、リアクトル2を複数の冷却管51の間に挟持して固定した電力変換装置1の例である。
電力変換装置1には、半導体素子を内蔵する半導体モジュール6と、該半導体モジュール6を冷却する冷却器5とが配設されている。そして、冷却器5を構成する複数の冷却管51の間に、リアクトル2が挟持されている。
また、半導体モジュール6も、冷却管51の間に挟持されている。また、複数の冷却管51は、その両端において、互いに連結管52によって連結されている。これにより、冷媒入口531から導入された冷却媒体は、連結管52を通じて各冷却管51に分配供給される。そして、各冷却管51を通過した冷却媒体は、連結管52を通じて冷媒出口532から排出されるよう構成されている。
また、複数の冷却管51と半導体モジュール6およびリアクトル2とは、交互に積層されており、板ばね12によって、積層方向に押圧されている。これにより、冷却管51は、半導体モジュール6及びリアクトル2と充分に密着している。
また、リアクトル2は、アルミニウム等からなる金属部材24を一体成形してなる。該金属部材24は、リアクトル2の底面と一対の側面とにそれぞれ露出する露出部241と、コイル21の内側のコア22に埋設される埋設部242とを有する。
即ち、金属部材24の露出部241は、リアクトル2における冷却管51と接触しない面に露出している。また、金属部材24の一部は、冷却管51と接触している。
また、リアクトル2は、電力変換装置1のケース3の底面33に載置された状態で配設されている。
リアクトル2を電力変換装置1のケース3内に設けるに当っては、まず、ケース3とは異なる成形型4を用いてリアクトル2を成形する成形工程を行う(図2参照)。このとき、金属部材24をコア22にインサートして成形する。
その後、冷却管51の間にリアクトル2を挟持させる挟持工程を行う。このとき、金属部材24の一部が冷却管51に接触するようにする。
その他は、実施例1と同様である。
次に、本例の作用効果につき説明する。
本例の電力変換装置の製造方法においては、上記成形工程と上記挟持工程とを行うことにより、リアクトル2を電力変換装置1のケース内3に配設する。即ち、上記実施例1と同様に、まず、上記成形工程においてケース3とは異なる成形型4によってリアクトル2を成形する。それ故、リアクトル2のコア22を構成する磁性粉末混合樹脂を硬化するための硬化炉等の製造設備の小型化を図ることができると共に、加熱エネルギーの低減を図ることもでき、ひいては加熱硬化時間の短縮を図ることもできる。
また、上記製造方法においては、上記挟持工程によって、リアクトル2を複数の冷却管51の間に挟持させるため、リアクトル2を容易かつ確実に、ケース51内において固定することができる。また、リアクトル2の冷却効率を向上させることもできる。
また、リアクトル2は、冷却管31と接触しない面に露出する金属部材24を一体成形し、金属部材24の一部を冷却管31と接触させているため、リアクトル2の冷却効率を向上させることができる。
即ち、仮に上記金属部材24がないとすると、リアクトル2を挟持する冷却管51と接触しない面方向からのリアクトル2の放熱が困難となる。そこで、この面に金属部材24を一体成形して、冷却管51と接触させることにより、該金属部材24を通じてリアクトル2の熱を冷却管51に放熱することができる。
以上のごとく、本例によれば、製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置及びその製造方法を提供することができる。
(実施例7)
本例は、図13、図14に示すごとく、リアクトル2は、ケース3に設けたリアクトル用の収容部31にボルト14によって固定されており、収容部31の内側面とリアクトル2との間の隙間に、コア22とは異なる樹脂13が充填されている電力変換装置1の例である。
リアクトル2は、図13に示すごとく、ボルト挿通孔251を設けた孔付部材25をインサートした状態で成形されている。そして、図14に示すごとく、リアクトル2は、孔付部材25のボルト挿通孔251に挿通したボルト14によって、収容部31に締結されている。
孔付部材25は、コア21の内側においてコア22を貫通するように埋設されている。これにより、コア21の内側において、リアクトル2を軸方向に貫通するボルト挿通孔251が、リアクトル2に設けられることとなる。また、孔付部材25は、アルミニウム等の金属材料からなる。
また、孔付部材25はその一端において収容部31の底面に密着している。
また、図13、図14に示すごとく、収容部31の底面を構成する枠体310には、ネジ孔314が設けられており、該ネジ孔314にボルト14が螺合される。
また、図14に示すごとく、収容部31の内側面とリアクトル2との間の隙間に、コア22とは異なる樹脂13が充填されている。該樹脂13は、リアクトル2の側面及び底面と、収容部31の内側面との間に配されている。該樹脂13としては、例えば、ウレタン、シリコーンなど、熱伝導性に優れると共に柔軟性に優れた樹脂を用いる。
リアクトル2を電力変換装置1のケース3内に設けるに当っては、まず、ケース3とは異なる成形型4(図2)を用いてリアクトル2を成形する成形工程を行う。このとき、孔付部材25をコイル21の内側のコア22にインサートした状態で成形する。
次いで、ケース3に設けたリアクトル用の収容部31にリアクトル2をボルト14によって固定する固定工程を行う。このとき、ボルト14を孔付部材25のボルト挿通孔251に挿通すると共に、収容部31の底面に設けたネジ孔314にボルト14を螺合する。
次いで、収容部31の内側面とリアクトル2との間の隙間に樹脂13を充填する樹脂充填工程を行う。
以上により、図14に示すごとく、リアクトル2をケース3内の収容部31に固定する。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記電力変換装置の製造方法においては、上記成形工程と上記固定工程と上記樹脂充填工程とを行うことにより、上記リアクトル2を上記電力変換装置1のケース3内に配設する。即ち、上記実施例1と同様に、まず、上記成形工程において上記ケース3とは異なる成形型4によってリアクトル2を成形する。それ故、リアクトル2のコア21を構成する磁性粉末混合樹脂を硬化するための硬化炉等の製造設備の小型化を図ることができると共に、加熱エネルギーの低減を図ることもでき、ひいては加熱硬化時間の短縮を図ることもできる。
また、上記製造方法においては、上記固定工程によって、リアクトル2をケース3に固定するため、ケース3内におけるリアクトル2の固定を容易かつ確実に行うことができる。
更に、上記製造方法においては、上記樹脂充填工程において、上記収容部31の内側面と上記リアクトル2との間の隙間に樹脂13を充填する。そのため、リアクトル2からケース3への熱伝達を向上させることができ、リアクトル2の冷却効率を向上させることもできる。
また、上記樹脂13をケース3とリアクトル2との間に介在させることによって、リアクトル2の振動を吸収し、ケース3に振動が伝わることを抑制することができる。
また、上記樹脂充填工程があるために、ケース3の収容部31とリアクトル2との間のクリアランスを充分に確保することが可能となり、収容部31内へのリアクトル2の配置を容易にすることが可能となる。
また、リアクトル2は、ボルト挿通孔251を設けた孔付部材25をインサートしてなり、孔付部材25のボルト挿通孔251に挿通したボルト14によって収容部31に締結される。これにより、容易かつ確実にリアクトル2をケース3の収容部31に固定することができる。また、孔付部材25を、アルミニウム等の熱伝導性に優れた部材によって構成することにより、孔付部材25を介してリアクトル2の熱をケース3へ放熱することができ、放熱効率に優れたリアクトル2を得ることができる。
以上のごとく、本例によれば、製造設備の小型化、製造コストの低減を図ることができる電力変換装置及びその製造方法を提供することができる。
(実施例8)
本例は、図15に示すごとく、リアクトル2は、ケース3に設けたリアクトル用の収容部31にバネ15によって固定されており、収容部31の内側面とリアクトル2との間の隙間に、コア22とは異なる樹脂13が充填されている電力変換装置1の例である。
上記バネ15は、その端部においてビス16によって収容部31を構成する枠体310に固定してあり、バネ15の中央部151において、リアクトル2を収容部31に押し付けるように付勢されている。
即ち、本例においては、上記実施例7におけるボルト14による固定の代わりに、バネによる固定を行うものである。それ故、バネ15によるリアクトル2の固定は、上記実施例7において示した固定工程において行う。
また、リアクトル2には、特に孔付部材25(図13、図14参照)などをインサートする必要はない。
また、成形工程及び樹脂充填工程については、実施例7と同様である。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、容易かつ確実に上記リアクトル2を上記ケース3の収容部31に固定することができる。その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例9)
本例は、図16に示すごとく、リアクトル2の外周面に、溝部26を軸方向に連続形成した例である。本例は、上記実施例7或いは上記実施例8に示した態様の変形例である。
溝部26と収容部31の内側面との間には、縦方向の樹脂流通空間17が形成される。また、溝部26は、リアクトル2の軸方向の全長に渡って形成されている。
溝部26は、複数本形成されていることが好ましいが、1本のみでもよい。
その他は、実施例7と同様である。
本例の場合には、樹脂充填工程において、収容部31の内側面とリアクトル2との間に、樹脂15を円滑に充填することができる。即ち、樹脂15を収容部31の内側面とリアクトル2との間の隙間に注入するにあたり、溝部26と収容部31の内側面との間の樹脂流通空間17を通して、樹脂15を収容部31の底部まで円滑に浸透させることができる。これにより、樹脂15を、リアクトル2と収容部31の内側面との間の隙間の全体に、円滑に循環させ、充填することができる。その結果、リアクトル2と収容部31との間に空気が入り込むことを防ぎ、リアクトル2とケース3との間の良好な熱伝達を確保し、冷却効率を向上させることができる。
その他、実施例7と同様の作用効果を有する。
(実施例10)
本例は、図17に示すごとく、コイル21とコア22とをリアクトルケース30内に収容してなり、リアクトルケース30の内側面とコア22との間の隙間に、熱伝導性を有する制振材71を配設しているリアクトル20の例である。
そして、リアクトルケース30とコア22とは直接接触していない。
また、上記制振材71は、コア22よりも熱伝導率が高い材料からなる。具体的には、金属フィラーを混入した樹脂によって制振材71を構成している。樹脂としては、ウレタン、エポキシ、シリコン等を用いることができる。
また、コイル21の内側におけるコア22には、コイル21の軸方向に貫通するように配された中芯250が埋設されている。そして、中芯250とリアクトルケース30との間には、制振材72が介設されている。この制振材72としては、例えば、一対の金属板の間に樹脂を配設した制振鋼板、シリコンからなる放熱シート、樹脂等を用いることができる。
また、中芯250には、ボルト14を挿通するためのボルト挿通孔251が設けてある。このボルト挿通孔251に挿通した締結部材をリアクトルケース30に締結することにより、中芯250を介して、コア22をリアクトルケース30に固定している。
本例においては、リアクトルケース30の底面からケース内部に突出したボス部34が形成されており、該ボス部34に雌ネジ部341が形成されている。この雌ネジ部341に上記ボルト14を螺合することにより、コア22をリアクトルケース30に締結している。そして、中芯250とボス部34との間に、制振材72を介在させている。
なお、本例においては、コア22とリアクトルケース30との間及び中芯250の底面252とリアクトルケース30との間には、制振材71を配設し、中芯250とボス部34との間には、制振材71とは異なる他の制振材72を配設する例を示したが、制振材71と制振材72とを、同じ材料によって構成することもできる。
また、リアクトルケース30は、リアクトル20の駆動周波数とリアクトルケース30の材質とによって決定される表皮効果深さ以上の厚みを有する。例えば、リアクトルケース30がアルミニウムからなり、駆動周波数が10kHzの場合には、表皮効果深さは0.84mmとなるため、リアクトルケース30の厚みtは、0.84mm以上とする。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記リアクトル20においては、リアクトルケース30とコア22とは直接接触していない。それ故、コア22からリアクトルケース30への振動伝達経路を減少させ、コア22の振動がリアクトルケース30を介してリアクトル20の外部へ伝わることを防ぐことができる。
また、リアクトルケース30の内側面とコア22との間の隙間には、熱伝導性を有する制振材71を配設している。それ故、コア22の熱をリアクトルケース30へ伝えることができ、リアクトル20の放熱性を充分に確保することができる。また、制振材71によってコア22の振動を吸収することにより、リアクトルケース30への振動伝達を抑制することができる。
また、制振材71は、コア22よりも熱伝導率が高いため、コア22の熱を制振材71を介して効率的にリアクトルケース30に伝達することができるため、リアクトル20の放熱性を一層向上させることができる。
また、制振材71は樹脂よりなるため、制振材71をリアクトルケース30の内側面とコア22との間に容易に配設することができる。すなわち、例えば、リアクトルケース30の内側にコイル21を内蔵したコア22を配置して固定した後、リアクトルケース30とコア22との間に溶融樹脂を流し込み、これを硬化させることにより、容易に制振材71を配設することができる。
また、コイル21の内側におけるコア22に埋設された中芯250とリアクトルケース30との間に制振材72が介設されているため、中芯250を通じてコア22の振動がリアクトルケース30に伝達することを抑制することができる。
また、リアクトルケース30は、上記表皮効果深さ以上の厚みtを有するため、コイル21によって発生する磁束が、リアクトルケース30外へ漏れることを防ぐことができる。これにより、リアクトル20の周辺に配置される電子機器に影響を与えることを防ぐことができる。
また、リアクトルケース30は、非磁性体材料からなるため、リアクトル20により発生する磁束の磁気回路に影響を与えることを防ぎ、所望の磁気回路を形成することができる。その結果、リアクトル20のインダクタンスを向上させることができる。すなわち、リアクトルケース30が磁性体材料からなる場合には、磁束がケース内を通過することにより渦電流が発生して磁気回路に影響を与えるおそれがあるが、リアクトル20を非磁性体材料によって構成することにより、これを防ぐことができる。
なお、本例において、リアクトルケース30は、その上方部分(図17における上方のリアクトルケース30の開口部)に、蓋部を配設することにより、コア22の全表面を覆うように形成することもできる(図21、図22参照)。この場合には、コイル21によって発生する磁束の漏れを、全方向について防ぐことができる。
(実施例11)
本例は、制振材71、72のいずれか一方又は双方を、コア22よりも硬度の低い金属板によって構成したリアクトル20の例である。
また、この金属板は、例えばアルミニウムからなり、エンボス加工を施してなる。
その他は、実施例10と同様である。
本例の場合には、制振材71、72を樹脂にて構成する場合に必要な乾燥、硬化工程を必要としないため、製造工程を簡略化することができ、コストの低減を図ることができる。その結果、製造容易かつ安価なリアクトルを得ることができる。
また、上記制振材71、72がエンボス加工を施してなることにより、エンボス部分においてコア22の振動を吸収することができ、リアクトル20の振動伝達を一層抑制することができる。
その他、実施例10と同様の作用効果を奏することができる。
(実施例12)
本例は、図18に示すごとく、リアクトルケース30の底面板35の厚みを大きくして、この底面板35に雌ネジ部341を設けた例である。
そして、リアクトルケース30の底面板35に中芯250の底面352を、制振材72を介して当接させている。
その他は、実施例10と同様である。
本例の場合には、リアクトルケース30に、実施例10に示したボス部34(図17参照)を設ける必要がないため、リアクトルケース30を容易に形成することができる。
その他、実施例10と同様の作用効果を奏する。
(実施例13)
本例は、図19〜図27に示すごとく、4種類のリアクトル20を作製し、その振動の大きさ、及び放熱性を比較した例である。
試料1としては、図19に示すごとく、コア22を、リアクトルケース30と一体的に形成し、リアクトルケース30の内側面にコア22が密着した状態のリアクトルを作製した。
試料2としては、図20に示すごとく、別体で作製したコア22をリアクトルケース30内に固定し、コア22とリアクトルケース30との間には隙間が存在しているリアクトルを作製した。
試料3としては、図21に示すごとく、別体で作製したコア22及びその内側に埋設した中芯250と、リアクトルケース30の底面板35との間にのみ、制振材71を介設したリアクトルを作製した。ここで、制振材71はシリコンからなる。
試料4としては、図22に示すごとく、別体で作製したコア22の全周及び中芯250の底面252と、リアクトルケース30との間に、制振材71を介設したリアクトルを作製した。ここで、制振材71は、金属フィラーを混入させたウレタン或いはシリコンからなる。
これらの試料において、上記リアクトルケース30及び上記中芯250は、アルミニウムからなる。
そして、各試料について、下記の振動試験を複数回行った。
振動試験においては、各試料(リアクトル)のコイルに高周波電流を流してリアクトルを駆動させる。このときの電流は80A、電圧は650V、周波数は9.55kHzである。この状態において、リアクトルケース30における振動を測定した。
振動の測定は、図19〜図22における左右方向(X方向)の振動、奥行き方向(Y方向)の振動、上下方向(Z方向)の振動についてそれぞれ行った。そして、それぞれの振動を加速度によって評価した。各図における縦軸に振動の加速度を表し、横軸のX、Y、Zは、それぞれ、測定した振動の方向を示す。なお、縦軸の単位はGであり、重力加速度である。
測定結果を図23〜図26に示す。図23が試料1の測定結果であり、図24が試料2の測定結果であり、図25が試料3の測定結果であり、図26が試料4の測定結果である。
測定結果から分かるように、試料1は、振動が大きく、特にZ方向については、3Gを大きく上回る振動の大きさであったのに対し、試料2は、振動が2G未満、試料3、4については振動が1G未満に抑制されている。
すなわち、試料1のように、コア22をリアクトルケース30と一体に形成し、コア22とリアクトルケース30とが直接密着している状態にあると、コア22の振動がリアクトルケース30に大きく伝達されるが、試料2〜4のように、コア22とリアクトルケース30とを個別に作製し、両者を直接接触させない構成とすることにより、リアクトルケース30の振動を大きく抑制することができる。
次に、各試料における放熱性能の評価を行った。なお、試料4については、制振材71における金属フィラーの量を変更して、熱伝導率をそれぞれ変更したものを4種類用意した。具体的には、コア22の0.25倍、0.5倍、1倍、1.25倍の熱伝導率の制振材71をそれぞれ用いたリアクトルを、試料4−1、試料4−2、試料4−3、試料4−4とした。試料4−1、試料4−2、試料4−3においては、制振材71にウレタンを用い、試料4−4においては、制振材71にシリコンを用いた。また、試料3のリアクトルにおける放熱シートは、コア22の3倍の熱伝導率を有する。
そして、各試料に、適宜、39A、45A、55Aの電流を流し続けたときの、リアクトルの飽和温度を測定した。測定結果を図27に示す。
なお、試料2については、通電を続けることにより、規格上限値である150℃を大きく上回って温度上昇したため、飽和温度の測定が不能であった。
試料1〜試料4−4についての結果をそれぞれ、P1〜P4−4とした。
図27から分かるように、試料2以外については、規格上限値である150℃以下に飽和温度を抑制することができている。そして、コア22とリアクトルケース30との間の全周に、制振材71を介設した試料4−1〜試料4−4は、リアクトルケース30の底面板35にのみ制振材71を設けた試料3に比べて、大きく放熱性を向上させることができる。そして、制振材71の熱伝導率を大きくすることにより、放熱性も向上し、特に試料4−4のように、熱伝導率をコア22の1.25倍とすることにより、コア22とリアクトルケース30とを一体的に設けた試料1と同等以上の放熱性を確保することができる。
実施例1における、電力変換装置の製造方法を示す斜視説明図。 実施例1における、リアクトルの成形方法を示す断面説明図。 実施例1における、焼き嵌め工程の説明図。 実施例1における、焼き嵌め工程の平面説明図。 実施例1における、電力変換装置の平面説明図。 実施例2における、収容部に固定されたリアクトルの平面図。 実施例3における、収容部に固定されたリアクトルの平面図。 実施例4における、電力変換装置のケースの一部の斜視説明図。 実施例4における、焼き嵌め工程の平面説明図。 実施例5における、電力変換装置の製造方法を示す斜視説明図。 実施例6における、電力変換装置の平面説明図。 図11のA−A線矢視断面図。 実施例7における、電力変換装置の製造方法を示す断面説明図。 実施例7における、電力変換装置の断面説明図。 実施例8における、電力変換装置の断面説明図。 実施例9における、(A)収容部に配置されたリアクトルの平面図、(B)リアクトルの側面図。 実施例10における、リアクトルの断面説明図。 実施例12における、リアクトルの断面説明図。 実施例13における、試料1の断面説明図。 実施例13における、試料2の断面説明図。 実施例13における、試料3の断面説明図。 実施例13における、試料4の断面説明図。 実施例13における、試料1についての振動試験結果の線図。 実施例13における、試料2についての振動試験結果の線図。 実施例13における、試料3についての振動試験結果の線図。 実施例13における、試料4についての振動試験結果の線図。 実施例13における、放熱試験結果の線図。
符号の説明
1 電力変換装置
13 樹脂
2 リアクトル
21 コイル
22 コア
3 ケース
31 収容部
4 成形型
5 冷却器
51 冷却管
6 半導体モジュール

Claims (30)

  1. 通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルを内蔵した電力変換装置を製造する方法であって、
    上記リアクトルを上記電力変換装置のケース内に設けるに当っては、
    上記ケースとは異なる成形型を用いて上記リアクトルを成形する成形工程と、
    上記ケースに設けた上記リアクトル用の収容部を熱膨張させた後、該収容部に上記リアクトルを配置し、次いで、上記収容部を冷却して収縮させることにより、該収容部に上記リアクトルを固定する焼き嵌め工程とを行うことを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  2. 請求項1において、上記リアクトルは略円柱形状を有し、上記収容部は上記リアクトルの形状に沿った略円柱形状を有することを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  3. 請求項2において、上記リアクトルの外周面と上記収容部の内側面とには、互いに係合する凸状又は凹状の位置決め手段を設けてなることを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  4. 請求項1〜3において、上記収容部は、略一定の厚みを有する枠体によって構成されていることを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  5. 通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルと、半導体素子を内蔵する半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とを有する電力変換装置を製造する方法であって、
    上記リアクトルを上記電力変換装置のケース内に設けるに当っては、
    上記ケースとは異なる成形型を用いて上記リアクトルを成形する成形工程と、
    上記冷却器を構成する複数の冷却管の間に上記リアクトルを挟持させる挟持工程とを行うことを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  6. 請求項5において、上記リアクトルは、上記冷却管と接触しない面に露出する金属部材を一体成形し、該金属部材の一部を上記冷却管と接触させることを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  7. 通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルを内蔵した電力変換装置を製造する方法であって、
    上記リアクトルを上記電力変換装置のケース内に設けるに当っては、
    上記ケースとは異なる成形型を用いて上記リアクトルを成形する成形工程と、
    上記ケースに設けた上記リアクトル用の収容部に上記リアクトルを固定する固定工程と、
    上記収容部の内側面と上記リアクトルとの間の隙間に樹脂を充填する樹脂充填工程とを行うことを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  8. 請求項7において、上記成形工程においては、ボルト挿通孔を設けた孔付部材をインサートしつつ上記リアクトルを成形し、上記固定工程においては、上記孔付部材の上記ボルト挿通孔に挿通したボルトによって上記収容部に上記リアクトルを締結することを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  9. 請求項7において、上記固定工程においては、上記収容部に上記リアクトルを配置した後、バネによって上記リアクトルを上記収容部に押し付けることを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項において、上記リアクトルの外周面には、溝部を軸方向に連続形成することを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  11. 通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルを内蔵した電力変換装置であって、
    上記リアクトルは、上記ケースに設けた上記リアクトル用の収容部に対して焼き嵌めによって固定されていることを特徴とする電力変換装置。
  12. 請求項11において、上記リアクトルは略円柱形状を有し、上記収容部は上記リアクトルの形状に沿った略円柱形状を有することを特徴とする電力変換装置。
  13. 請求項12において、上記リアクトルの外周面と上記収容部の内側面とには、互いに係合する凸状又は凹状の位置決め手段を設けてなることを特徴とする電力変換装置。
  14. 請求項11〜13において、上記収容部は、略一定の厚みを有する枠体によって構成されていることを特徴とする電力変換装置の製造方法。
  15. 通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルと、半導体素子を内蔵する半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とを有する電力変換装置であって、
    上記リアクトルは、上記冷却器を構成する複数の冷却管の間に挟持されていることを特徴とする電力変換装置。
  16. 請求項15において、上記リアクトルは、上記冷却管と接触しない面に露出する金属部材を一体成形されており、該金属部材の一部が上記冷却管と接触していることを特徴とする電力変換装置。
  17. 通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有するリアクトルを内蔵した電力変換装置であって、
    上記リアクトルは、上記ケースに設けた上記リアクトル用の収容部に固定されており、
    該収容部の内側面と上記リアクトルとの間の隙間には、上記コアとは異なる樹脂が充填されていることを特徴とする電力変換装置。
  18. 請求項17において、上記リアクトルは、ボルト挿通孔を設けた孔付部材をインサートした状態で成形されていると共に、上記孔付部材の上記ボルト挿通孔に挿通したボルトによって、上記収容部に締結されていることを特徴とする電力変換装置。
  19. 請求項17において、上記リアクトルは、上記収容部に配置された状態でバネによって該収容部に押し付けられていることを特徴とする電力変換装置。
  20. 請求項17〜19のいずれか一項において、上記リアクトルの外周面には、溝部が軸方向に連続形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  21. 通電により磁束を発生するコイルと該コイルの内側及び外周に充填された磁性粉末混合樹脂からなるコアとをリアクトルケース内に収容してなるリアクトルであって、
    上記リアクトルケースの内側面と上記コアとの間の隙間には、熱伝導性を有する制振材を配設しており、上記リアクトルケースと上記コアとは直接接触していないことを特徴とするリアクトル。
  22. 請求項21において、上記制振材は、上記コアよりも熱伝導率が高いことを特徴とするリアクトル。
  23. 請求項21又は22において、上記制振材は、樹脂よりなることを特徴とするリアクトル。
  24. 請求項21又は22において、上記制振材は、上記コアよりも硬度の低い金属板よりなることを特徴とするリアクトル。
  25. 請求項24において、上記制振材は、エンボス加工を施してなることを特徴とするリアクトル。
  26. 請求項21〜25のいずれか一項において、上記コイルの内側における上記コアには、上記コイルの軸方向に貫通するように配された中芯が埋設されており、該中芯と上記リアクトルケースとの間には、上記制振材が介設されていることを特徴とするリアクトル。
  27. 請求項21〜26のいずれか一項において、上記リアクトルケースは、上記リアクトルの駆動周波数と上記リアクトルケースの材質とによって決定される表皮効果深さ以上の厚みを有することを特徴とするリアクトル。
  28. 請求項21〜27のいずれか一項において、上記リアクトルケースは、非磁性体材料からなることを特徴とするリアクトル。
  29. 請求項21〜28のいずれか一項において、上記リアクトルケースは、上記コアの全表面を覆うように形成されていることを特徴とするリアクトル。
  30. 請求項21〜29のいずれか一項に記載のリアクトルを搭載した電力変換装置であって、上記リアクトルケースは、上記電力変換装置のケースの一部であることを特徴とする電力変換装置。
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