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JP2008195298A - 車体部品およびその製造方法 - Google Patents

車体部品およびその製造方法 Download PDF

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JP2008195298A
JP2008195298A JP2007034013A JP2007034013A JP2008195298A JP 2008195298 A JP2008195298 A JP 2008195298A JP 2007034013 A JP2007034013 A JP 2007034013A JP 2007034013 A JP2007034013 A JP 2007034013A JP 2008195298 A JP2008195298 A JP 2008195298A
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vehicle body
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JP2007034013A
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English (en)
Inventor
Shohei Matsuyama
昇平 松山
Tetsuya Gomi
哲也 五味
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】 軽量でありながら高い曲げ剛性を有する板状の車体部品を提供する。
【解決手段】 ブランクを所定の形状に絞り加工したパネル19に多数の小孔hを穿孔するので、そのパネル19は高い曲げ剛性を有しながら、同じ材質で同じ曲げ剛性を有するソリッドなパネルに比べて軽量になる。また多数の小孔hを穿孔したパネル19は引張強度が低下するが、そのパネル19の外周を枠部材13,14,16の内周に溶接することで、引張強度の不足を補償して軽量で高剛性の車体部品を得ることができる。またパネル19に穿孔した多数の小孔hを接着剤付きシート20で覆って防水すれば、小孔hを通しての水漏れを確実に阻止することができる。更に、パネル19を車両の衝突時に圧壊する部分に配置すれば、小孔hの直径、数、配置間隔、開口率等を調整することで、任意の衝撃吸収性能を発揮させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、曲げ剛性の向上と軽量化との両立を図った板状の車体部品と、その車体部品の製造方法とに関する。
自動車の構造材に使用される薄板を、多数の貫通孔が形成された中心層と、その両側に積層される二つの表面層とで構成し、中心層の貫通孔の面積率を20%〜80%とし、かつ貫通孔の平均面積を20mm2 以下とすることで張剛性を高めたものが、下記特許文献1により公知である。
特開平4−89235号公報
しかしながら上記特許文献1に記載されたものは、薄板が多数の貫通孔が形成された中心層と、その両側に積層される二つの表面層とで構成されるため、その構造が複雑で製造コストが嵩むだけでなく、貫通孔の位置が外部から目視不能であるため、その薄板を製品形状に仕上げたときの貫通孔の位置が一定しない可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、軽量でありながら高い曲げ剛性を有する板状の車体部品およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、パネルの少なくとも外周部を除く部分に多数の小孔を穿孔したことを特徴とする車体部品が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記パネルに穿孔した多数の小孔を接着剤付きシートで覆ったことを特徴とする車体部品が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記パネルは、衝突時に圧壊する部分に配置されることを特徴とする車体部品が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記パネルの小孔は、強度を要する部分を除いて穿設されることを特徴とする車体部品が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、板材から所定の形状のブランクを打ち抜くブランク工程と、前記ブランクを所定の形状に絞り加工するドロー工程と、絞り加工したパネルに多数の小孔を穿孔するピアス工程と、ピアス加工したパネルの外周の不要部を切除するトリム工程と、トリム加工したパネルを車体に固定する固定工程とを含むことを特徴とする車体部品の製造方法が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、板材から所定の形状のブランクを打ち抜くブランク工程と、前記ブランクに多数の小孔を穿孔するピアス工程と、ピアス加工したブランクを所定の形状に絞り加工するドロー工程と、絞り加工したパネルの外周の不要部を切除するトリム工程と、トリム加工したパネルを車体に固定する固定工程とを含むことを特徴とする車体部品の製造方法が提案される。
請求項1の構成によれば、パネルの少なくとも外周部を除く部分に多数の小孔を穿孔したので、そのパネルは高い曲げ剛性を有しながら、同じ材質で同じ曲げ剛性を有するソリッドなパネルに比べて軽量化することができる。また多数の小孔を穿孔したパネルは引張強度が低下するが、そのパネルの外周部には小孔が穿孔されていないため、引張強度の不足を補償して軽量で高剛性の車体部品を得ることができる。
また請求項2の構成によれば、パネルに穿孔した多数の小孔を接着剤付きシートで覆ったので、小孔を通しての水漏れを阻止するとともに、小孔の内面の錆を防止することができる。
また請求項3の構成によれば、多数の小孔が形成されたパネルを衝突時に圧壊する部分に配置するので、小孔の直径、数、配置間隔、開口率等を調整することで、任意の衝撃吸収性能を発揮させることができる。
また請求項4の構成によれば、パネルの強度を要する部分を除いて小孔が穿設されるので、小孔によりパネルの強度が低下するのを最小限に抑えることができる。
また請求項5の構成によれば、板材から所定の形状に打ち抜いたブランクを所定の形状に絞り加工し、それに多数の小孔を穿孔してから外周の不要部を切除するので、そのパネルは高い曲げ剛性を有しながら、同じ材質で同じ曲げ剛性を有するソリッドなパネルに比べて軽量化を図ることができる。
また請求項6の構成によれば、板材から所定の形状に打ち抜いたブランクに多数の小孔を穿孔し、それを所定の形状に絞り加工してから外周の不要部を切除するので、そのパネルは高い曲げ剛性を有しながら、同じ材質で同じ曲げ剛性を有するソリッドなパネルに比べて軽量化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1は自動車の車体フレームの斜視図、図2は図1の2方向拡大矢視図、図3は図2の3−3線拡大断面図、図4はパネルの製造工程の説明図、図5はパネルの板厚および小孔の開口率がパネルの重量、引張剛性および曲げ剛性に及ぼす影響を説明する図、図6は板厚および小孔の開口率が異なるパネルの重量に対する引張剛性および曲げ剛性の特性を示すグラフ、図7は図1の7方向拡大矢視図、図8は図1の8方向拡大矢視図、図9はボンネットフードの裏面を示す図である。
図1に示すように、自動車の車体フレームは、左右のフロントサイドフレーム11,11、ダッシュボード12、左右のサイドシル13,13、ミドルクロスメンバ14、センタークロスメンバ15、センタートンネル16、リヤフロアパネル17、左右のリヤサイドフレーム(不図示)、リヤクロスメンバ(不図示)等の部材で構成される。
車体前後方向に延びる左右のサイドシル13,13およびセンタートンネル16と、車幅方向に延びるダッシュボード12、ミドルクロスメンバ14およびセンタークロスメンバ15で「田」字状に仕切られた4つの開口18…に、車室下面のフロアであるフロントフロアを構成する4枚のパネル19…が装着される。またフロントフロアの後方に連なるリヤフロアパネル17に形成された3個の開口20…に3枚のパネル19…が装着される。
これら合計7枚のパネル19…は、平面形状が若干異なるだけで実質的に同じ構造を有しているため、以下その1枚のパネル19の製造工程を説明する。
図4(A)に示す最初のブランク工程で、ブランク金型により帯状の鋼板から所定形状のブランク19′を切断し、続く図4(B)に示しドロー工程で、ドロー金型により前記ブランク19′をドロー成形する。このパネル19は概ね平板状であるため、前記ドロー成形はブランク19aの外周にフランジf…を形成する加工となる。続く図4(C)に示すピアス工程で、ピアス金型によりブランク19′に例えば直径3mm程度の多数の小孔h…(図2参照)を穿設する。そして図4(D)に示すトリム工程で、トリム金型によりブランク19′の外周の不要部を切除してパネル19を完成する。このパネル19のフランジf…の外周面は、前記開口18…あるいは前記開口21…の内周面に嵌合し、溶接により一体に結合される(図3参照)。これらのパネル19…の上面には、合成樹脂シートの片面に接着剤層を備えた接着剤付きシート21…が貼付され、これにより小孔h…からの水の侵入が阻止されるとともに、小孔h…の内周面の錆が防止される。
図5は、鋼板の板厚を減少させた場合と、鋼板に多数の小孔h…を穿設した場合とに着いて、その引張剛性および曲げ剛性がどのように変化するかを示すものである。
図5(A)はベースになるソリッド(小孔hを持たない)の鋼板で板厚が1.2mmのものであり、その引張剛性および曲げ剛性をそれぞれ100%とする。
図5(B)は板厚を1.2mmから1.0mmに減少させたもので、重量は板厚の減少に応じて16%減少し、引張剛性は16%減少してベースの84%となり、曲げ剛性は42%減少してベースの58%となる。このように、板厚を減少させると重量は減少するが、引張剛性および曲げ剛性も当然減少する。
図5(C)は板厚を1.2mmから0.85mmに減少させたもので、重量は板厚の減少に応じて30%減少し、引張剛性は30%減少してベースの70%となり、曲げ剛性は66%減少してベースの34%となる。
図5(D)は板厚をベースと同じ1.2mmに維持したまま直径3mmの小孔h…を開口率30%で形成したものである。小孔h…の開口率が30%であることから、当然重量はベースに対して30%減少する。また引張剛性は34%減少してベースの66%となり、曲げ剛性は36%減少してベースの64%となる。
ベースに対して板厚を減少させて重量を30%減少させた図5(C)のものと、ベースに対して小孔h…を形成して重量を30%減少させた図5(D)のものとを比較すると明らかなように、(D)は(C)に比べて引張剛性が極僅かに低くなるが、曲げ剛性は大幅に(約1.9倍)高くなっている。
即ち、重量軽減のために板厚を減少させる代わりに、板厚を保持して小孔h…を形成すれば、同じ重量および同じ引張剛性で高い曲げ剛性を確保できることになる。
以上のように、本実施の形態のパネル19…は高い曲げ剛性を有しながら、同じ材質で同じ曲げ剛性を有するソリッドなパネルに比べて軽量化を図ることができる。また多数の小孔h…を穿孔したパネル19…は引張強度が低下するが、そのパネル19…の外周を枠部材の内周に溶接することで、引張強度の不足を補償して軽量で高剛性の車体部品を得ることができる。しかも、小孔h…の位置が外部から目視可能であるため、小孔h…の位置ずれ等の製造不良を確実に発見することができる。
図6は上記説明をグラフ化したもので、ベースに比べて重量を30%軽量化したとき、ソリッドなパネルと小孔h…を形成したパネル19…とで、引張剛性は大差ないにも関わらず、小孔h…を形成したパネル19…の曲げ剛性がソリッドなパネルの曲げ剛性の約1.9倍になっていることが分かる。
尚、これらのパネル19…は同じ重量のソリッドなパネルに比べて引張剛性が若干低くなるが、パネル19…の外周面をサイドシル13,13、センタートンネル16、ダッシュボード12、ミドルクロスメンバ14、センタークロスメンバ15等で構成される枠部材の内周面に溶接することで、前記引張剛性の低下を充分に補償することができる。
図1および図7に示すように、各フロントサイドフレーム11の先端部の上下左右の面のうち、アッパーメンバ22に連なる連結部材23が連結する外側面と、フロントバルクヘッド24が連結される下面とを除く上面および内側面に、四角形状の開口11a,11aが形成されており、これらの開口11a,11aの内周面に前述したパネル19,19と同一構造のパネル19,19の外周面が溶接される。
この構造によれば、車両の衝突時にフロントサイドフレーム11,11に入力される衝突荷重で小孔h…を有するパネル19…を圧壊させ、前記衝突荷重を効果的に吸収することができる。その際に、小孔h…の直径、数、配置間隔、開口率等を調整することで、衝突荷重の吸収特性を任意に調整することができ、勿論フロントサイドフレーム11,11の軽量化にも寄与することができる。
図1および図8に示すように、アッパーメンバ22の上面にフロントフェンダー25の内面を支持するブラケット26が設けられる。ブラケット26は帯状の鋼板を門型に屈曲させたもので、その両脚部下面がアッパーメンバ22の上面に溶接され、その上面がフロントフェンダー25の内面に溶接される。ブラケット26の両脚部に形成した開口26a,26aに前述したパネル19,19と同一構造のパネル19,19の外周面が溶接される。
この構造によれば、通常時にはアッパーメンバ22にブラケット26を介してフロントフェンダー25を確実に支持しながら、歩行者等がフロントフェンダー25に衝突したときにブラケット26のパネル19…を圧壊させて衝突荷重を効果的に吸収することができる。この場合にも、小孔h…の直径、数、配置間隔、開口率等を調整することで荷重吸収特性を任意に調整することができる。
図9はボンネットフード27の裏面を示すもので、そのボンネットフード27のスチフナが本実施の形態の小孔h…を有するパネル19で構成される。パネル19の外周部はボンネットフード27の裏面外周部にカシメにより固定され、かつパネル19の中間に形成された4個の開口19a…のエッジがボンネットフード27の裏面に接着される。
このボンネットフード27は、その外周部と開口19a…の近傍を除く部分だけに小孔h…が形成されており、小孔h…が形成されていない外周部と開口19a…とで引張強度を確保することができる。
この構造によっても、通常時にはスチフナとして機能するパネル19でボンネットフード27を補強しながら、歩行者等がボンネットフード27に衝突したときにパネル19…を圧壊させて衝突荷重を効果的に吸収することができる。この場合にも、小孔h…の直径、数、配置間隔、開口率等を調整することで荷重吸収特性を任意に調整することができ、ボンネットフード27のスチフナの軽量化にも寄与することができる。
図10はパネル19の他の実施の形態を示すものである。
これらの実施の形態は、少なくともパネル19の外周部に小孔h…が形成されておらず、その部分でパネル19の引張強度を確保している。またパネル19の外周部を除く部分であっても、強度を必要とする部分には小孔h…が形成されておらず、これによりパネル19の軽量化と曲げ剛性とを更に効果的に両立させることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではパネル19を車体のフロア、フロントサイドフレーム、フロントフェンダーを支持するブラケットおよびボンネットフードのスチフナに適用しているが、その適用部分は任意である。
またパネル19の小孔h…の直径、数、配置間隔、開口率等も、使用部分に応じて適宜変更可能である。勿論、1枚のパネル19の部分毎に小孔h…の直径、数、配置間隔、開口率等を変化させても良い。
またドロー工程およびピアス工程の順番は入れ代わっても良く、ドロー工程およびピアス工程の後側の工程と同時にピアス工程を行っても良い。
またパネル19を車体に固定する手段は溶接に限定されず、ボルト止め、接着、カシメ等の任意の手段を採用することができる。
自動車の車体フレームの斜視図 図1の2方向拡大矢視図 図2の3−3線拡大断面図 パネルの製造工程の説明図 パネルの板厚および小孔の開口率がパネルの重量、引張剛性および曲げ剛性に及ぼす影響を説明する図 板厚および小孔の開口率が異なるパネルの重量に対する引張剛性および曲げ剛性の特性を示すグラフ 図1の7方向拡大矢視図 図1の8方向拡大矢視図 ボンネットフードの裏面を示す図 パネルの他の実施の形態を示す図
符号の説明
19 パネル
19′ ブランク
21 接着剤付きシート
h 小孔

Claims (6)

  1. パネル(19)の少なくとも外周部を除く部分に多数の小孔(h)を穿孔したことを特徴とする車体部品。
  2. 前記パネル(19)に穿孔した多数の小孔(h)を接着剤付きシート(21)で覆ったことを特徴とする、請求項1に記載の車体部品。
  3. 前記パネル(19)は、衝突時に圧壊する部分に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の車体部品。
  4. 前記パネル(19)の小孔(h)は、強度を要する部分を除いて穿設されることを特徴とする、請求項1に記載の車体部品。
  5. 板材から所定の形状のブランク(19′)を打ち抜くブランク工程と、
    前記ブランク(19′)を所定の形状に絞り加工するドロー工程と、
    絞り加工したパネル(19)に多数の小孔(h)を穿孔するピアス工程と、
    ピアス加工したパネル(19)の外周の不要部を切除するトリム工程と、
    トリム加工したパネル(19)を車体に固定する固定工程と、
    を含むことを特徴とする車体部品の製造方法。
  6. 板材から所定の形状のブランク(19′)を打ち抜くブランク工程と、
    前記ブランク(19′)に多数の小孔(h)を穿孔するピアス工程と、
    ピアス加工したブランク(19′)を所定の形状に絞り加工するドロー工程と、
    絞り加工したパネル(19)の外周の不要部を切除するトリム工程と、
    トリム加工したパネル(19)を車体に固定する固定工程と、
    を含むことを特徴とする車体部品の製造方法。
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