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JP2008194088A - 寝具用フォーム、及び寝具用フォームの製造方法 - Google Patents

寝具用フォーム、及び寝具用フォームの製造方法 Download PDF

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徹 原島
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Abstract

【課題】特別な操作を一切必要とすることなく、一定の誘眠効果が得られるとともにその効果が長時間持続して、朝までの熟睡が得られる寝具用フォーム、及びこの寝具用フォームの製造方法を提供する。
【解決手段】寝具用フォームは、玉葱から採取した抽出成分を含有することを特徴とすし、寝具用フォームの製造方法は、ポリオールと、有機イソシアネートとを含むフォーム原料に、玉葱を圧搾して得られた液状の抽出成分を加えて混合し、この液状の抽出成分に含まれる水を発泡剤として、前記フォーム原料の重合反応を進めることによって多孔質の軟質ポリウレタンフォームを成形することを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、枕、マットレスなど寝具に採用され、誘眠効果が高く、しかも快眠効果に優れた寝具用フォーム、及びこの寝具用フォームの製造方法に関する。
近年、ストレスの蓄積などが原因で、不眠を訴えるケースが多く見受けられ、これを解消する手段として、入浴、飲酒、喫煙、入眠音楽或いは適度の運動など、各人にあった民間療法が試みられている。しかし不眠はこれらの各種療法によって、必ずしも改善されるものではなく、症状が重い場合には、睡眠薬、抗不安薬などの服用によって対応しているのが現状である。
しかし、これらの睡眠用薬剤等は往々にして習慣化して依存症を発生し、また長期連用で効果が薄れると、投与量を増やす必要を生じる場合もあり、しかも肉体的な健康面からは、好ましいことではない。
そこで、ハーブなどの植物から摘出した精油(エッセンシャルオイル)の香りとその成分が、心や体の不快な状態を改善してリラックスできる所謂アロマテラピー効果が認められることから、オリス系香料、サンダルウッド系香料、ローズ系香料などを含む誘眠香料を就寝前に、胸元にすり込んだり、これを匂い紙に付けて枕元に置くなどして、香りを吸い込むことによって眠りを誘う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−316582号公報
しかしながら、就寝の都度誘眠香料を胸元にすり込むことは大変面倒であり、量が上手くコントロールできないと、かえって香りが邪魔をして睡眠を妨げることもある。しかも適量を使用したとしても、香りが適度に漂うのは短時間に限られて、香りが減少すると再度目覚めて、充分な睡眠が得られないという問題があった。
本発明は、玉葱から採取した抽出成分を含有することを基本とし、特別な操作を一切必要とすることなく、一定の誘眠効果が得られるとともにその効果が長時間持続して、朝までの熟睡が得られる寝具用フォーム、及びこの寝具用フォームの製造方法の提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明では、玉葱から採取した抽出成分を含有することを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記抽出成分は、玉葱を0.5〜5.0mmの大きさに細かく切り刻んで、圧搾して得られたエキスであり、請求項3に係る発明において、記玉葱から採取した抽出成分は、玉葱を圧搾して得られたエキスを乾燥して得られた粉末状をなすことを特徴とする。
請求項4に係る発明において、前記玉葱から採取した抽出成分は、多孔性微粉末に担持された状態で、前記フォームに含有されることを特徴とする。
請求項5に係る発明において、前記フォームは、軟質ポリウレタンフォームであって、ポリオールおよび有機イソシアネートを含むフォーム原料を用いて製造された軟質ポリウレタンフォームよりなるマトリックスと、前記フォーム原料に配合され、かつ前記マトリックス中に分散含有された玉葱から採取した抽出成分とからなることを特徴とする。
請求項6に係る発明において、前記フォームは、ラテックスフォームであって、ラテックス原料を発泡成形したラテックスフォームのマトリックスと、前記ラテックス原料に配合され、かつ前記マトリックス中に分散含有された玉葱から採取した抽出成分とからなることを特徴とする。
請求項7に記載した寝具用フォームの製造方法では、ポリオールと、有機イソシアネートと、触媒と、発泡剤と含むフォーム原料に、玉葱から採取した抽出成分を配合した後、前記フォーム原料の重合反応を進めることによって多孔質の軟質ポリウレタンフォームを合成成形し、この軟質ポリウレタンフォームのマトリックス中に前記抽出成分を分散保持させることを特徴とする。
請求項8に記載した寝具用フォームの製造方法では、連通気泡を有するフォームのマトリックスを成形するフォーム成形工程と、玉葱から採取した抽出成分を前記連通気泡を通してフォームのマトリックス内部に吸収させることにより、前記抽出成分をマトリックス中に分散含有させる含浸処理工程とを含むことを特徴とする。
請求項1に係る発明においては、寝具用フォームが含有する玉葱から採取した抽出成分が周囲に揮散するため、寝具用フォーム上の就寝者は、その揮散成分を吸引することで、抽出成分が機能して心地良い睡眠に入ることができる。しかも玉葱から採取した抽出成分は、食物から採取した自然の成分であるため、安全性が高いとともに、薬品に多く見られるような副作用、或いは依存症などの弊害が一切なく、子供、高齢者においても安心して使用できる。
請求項2に係る発明のように、玉葱を0.5〜5.0mmの大きさに細かく切り刻んで、圧搾して得られたエキスを抽出成分として用いると、エキスを効率的に抽出できるとともに、不純物などの混入を抑制することができる。
請求項3に係る発明のように、玉葱を圧搾して得られた液状のエキスを乾燥して得られた粉末状の抽出成分を用いると、より均一に分布できることから、安定した誘眠効果が得られる。
請求項4に係る発明のように、玉葱から採取した抽出成分を、多孔性微粉末に担持された状態で、前記フォームのマトリックス中に分散含有させると、玉葱抽出成分がフォーム中に一層安定した状態で含有されることから、コンスタントに揮散でき、安定した誘眠効果が得られる。
請求項5に係る発明のように、ポリオールおよび有機イソシアネートを含むフォーム原料を用いて製造された軟質ポリウレタンフォームにおいて、そのフォーム原料に配合した玉葱の抽出成分をフォームのマトリックス中に分散し、フォーム全体に均一に含有させると、総量としての必要量の玉葱抽出成分が、フォーム全表面から常時揮散するため、就寝者は心地好い睡眠に誘われて快眠できる。
請求項6に係る発明のように、ラテックス原料を発泡成形したラテックスフォームを用い、そのラテックス原料に配合した玉葱の抽出成分をフォームのマトリックス中に分散し、フォーム全体に均一に含有させると、高い反発力をもち、良い寝姿勢と優れた体圧分散を実現しうるラテックス系の寝具においても、玉葱抽出成分を分散含有させることができる。
請求項7に係る発明のように、ウレタンフォームのフォーム原料に、玉葱を圧搾して得られた液状の抽出成分を加えて混合し、この液状の抽出成分に含まれる水を発泡剤として、重合反応を進めることによって多孔質の軟質ポリウレタンフォームを成形すると、発泡剤を別途加配する必要がなく、安定したウレタン発泡成形が得られる。
請求項8に係る発明のように、フォームのマトリックスを成形するフォーム成形工程と、玉葱エキス成分を連通気泡を通してマトリックス内部に吸収させる含浸処理工程とによって寝具用フォームを製造すると、フォームの表面に近いため揮散し易い領域に、玉葱抽出成分が多く分散されることから、揮散量が増加して、誘眠効果が顕著に得られる。また、フォーム成形工程によって成形されたフォームに対し、含浸処理工程において、要求に応じた種類或いは濃度の玉葱エキス成分を含浸させることにより、多様なニーズにきめ細かく対応しうる寝具用フォームを簡単に製造できる。
以下、本発明の実施の一形態を説明する。本発明者らは、誘眠効果を発揮できる寝具用フォームを提供すべく種々検討を重ねた。その結果誘眠性を長期間発揮する成分として、玉葱から抽出されるエキスが有効であり、しかもこの玉葱の抽出成分は、フォームのマトリックスに分散して安定的に含有させることが可能であること見出して本発明を完成した。以下、本発明の作用効果などについて詳細に説明する。
本発明の寝具用フォームは、枕、或いはマットレスとして形成され、多数の気泡を有するとともに発泡体をなすフォームのマトリックスに、玉葱から採取した抽出成分を分散して含有させたものである。まず玉葱のエキスについて説明する。
玉葱は、黄玉ねぎ、赤玉ねぎ、白玉ねぎなど各種のものを使用できる。使用する玉葱は、採取からの時間があまり経過していない新鮮なものを用いるのが好ましい。玉葱は、付着している土などを除去するとともに、外皮を剥ぎ、包丁、ナイフなどの刃物で、例えば、0.5〜5.0mm程度、好ましくは1.5〜3.0mm程度の大きさに細かく切り刻む。次いでこの玉葱の小片を、圧搾器入れて、加圧することにより、液状の玉葱エキスを得ることができる。このように玉葱を0.5〜5.0mmの大きさに細かく切り刻み、これを圧搾して抽出成分を採取すると、玉葱のエキスを効率的に採取できるとともに、不純物などの混入を抑制することができる点で好ましい。
この他、大きく角切りにした玉葱を電動ミキサー中で、チョッピングして得られた粉砕片を、漉布で搾り出して玉葱エキスを抽出することもできる。或いは、モータなどの電動器で駆動する圧搾装置の中に皮を剥いた玉葱を丸ごと投入して、抽出成分を圧搾すると、作業を効率良く行なえる。
このようにして搾り出して得られた玉葱エキスは、液状のままで使用することができる。しかし乾燥機、或いは電磁加熱器などを用いて、水分を蒸発させて乾燥した粉末状に加工して用いることもできる。このようにして得られた粉状の抽出成分を用いると、フォームのマトリクッスの中に、より均一に分散できることから、誘眠効果を更に安定化できる点で好ましい。また液状よりも粉状とすることにより、ハンドリング性も向上できる。
更には得られた玉葱エキスは、有機、或いは無機の多孔質微粉末に担持させて用いることができる。これらの多孔質微粉末として、有機系では多孔質セルロースビーズ、木粉などを使用できる。無機系としては、珪藻土、ゼオライト、セピオライトなどの多孔質鉱物の他、シリカゲル、アロフェン、イモゴライト、炭類など無機多孔質微粉末を用いることができ、無機系を使用すると、耐熱性、耐薬品性などの安定性に優れる点で好ましい。このように、玉葱から採取した抽出成分を、多孔性微粉末に担持された状態で用いて、フォームのマトリックス中に分散含有させると、玉葱抽出成分がフォーム中に一層安定した状態で含有させることができる。従って玉葱の抽出成分が安定してコンスタントに揮散され、優れた誘眠効果を発揮できる点で好ましい。
前記の如くして得られた玉葱の抽出成分は、フォームのマトリックス中に分散含有されて、寝具用フォームを構成する。前記フォームとして、例えば軟質ポリウレタンフォームを用いることができる。軟質ポリウレタンフォームは、ポリオール、有機イソシアネートを含むフォーム原料を、発泡剤、整泡剤、触媒と一緒に型内で混合することによって、重合反応して得られる。尚フォームとして、軟質ポリウレタンフォーム以外に、硬質ポリウレタンフォーム、或るは半硬質ポリウレタンフォームを使用することもできる。
ポリオールの成分としては、ウレタンフォームの成形に通常使用される公知のポリオールを用いることができる。このようなポリオールとしては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルエステルポリオール、ポリマーポリオールなどが用いられ、特にポリエーテルポリオールが重要である。またポリエーテルポリオールをさらに変性したポリオールを用いることもできる。
また寝具用として用いるフォームは、体圧を分散して良好な寝心地を得るために、低発泡性ウレタンフォームが好んで用いられる。このような場合には、低発泡性ウレタンフォームの成形に通常使用されている公知のポリオールを用いることができる。この種のポリオールとしては、例えばポリオキシアルキレンポリオール、ビニル重合体含有ポリオキシアルキレンポリオール、ポリエステルポリオール、ポリオキシアルキレンポリエステルブロック共重合体ポリオールからなる群から選ばれる少なくとも1種のものを好適に用いることができる。
有機イソシアネートの成分としては、ウレタンフォームの成形に通常使用される公知の有機イソシアネートを用いることができる。このような有機イソシアネートとしては、例えば、2,4−または/および2,6−トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートまたはその誘導体、1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートまたはその水添物、リジンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、リジンエステルトリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネートなどが用いられる。これらのポリイソシアネートの変性体やプレポリマーも同様に用いることができる。
前記発泡剤としては、ウレタンフォームの成形に通常使用される公知の発泡剤を用いることができる。このような発泡剤としては、例えば、水および/またはハロゲン置換脂肪族炭化水素系発泡剤、例えば、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、塩化メチレン、トリクロロトリフルオロエタン、ジブロモテトラフルオロエタン、四塩化炭素等が挙げられる。またこれらの発泡剤は、2種以上併用してもよいが、本発明においては、水を単独で使用することが好ましい。更には玉葱を圧搾して得られた抽出成分を乾燥させずに、液状のままで配合する場合にあっては、別途発泡剤として水を用いることなく、或いは発泡剤として加える水に加えて、抽出成分中の水分を発泡剤として使用することもできる。
前記整泡剤としては、好適にはシリコーン系界面活性剤が用いられ、場合によってはノニオン系またはイオン系の界面活性剤を用いることもできる。また触媒としては、トリエチレンジアミン等の第三級アミン、スタナスオクトエート等の有機スズ化合物などが用いられる。反応に際しては、これらの発泡剤、整泡剤、触媒のほか、必要に応じて着色剤や酸化防止剤を添加配合することもできる。
前記玉葱の抽出成分は、前記のポリオール、有機イソシアネート、及び発泡剤、整泡剤、触媒などを含むフォーム原料に配合され、成形型内で混合することにより、発泡成形した軟質ポリウレタンフォームのマトリックス中に分散して含有される。従って必要量の玉葱抽出成分がフォーム全体に分布することから、玉葱のエキス成分がフォームの全表面から常時揮散して拡散する結果、就寝者はこの揮散成分を吸引することによって、心地好い睡眠に誘われるため、速やかに眠りに入ることができる。しかも充分な睡眠時間が経過するまでの間、深い眠りの中で快眠することができる。
本発明の寝具用フォームの製造方法は、前記軟質ウレタンフォームを用いた寝具用フォームの製造において、玉葱の抽出成分を液状のままで配合することを特徴とする製造方法であり、次にこの製造工程を説明する。
この製造方法においては、前記の如く玉葱を圧搾して採取された液状の抽出成分を、乾燥することなくそのままの状態で用いる。前記ポリオール、及び有機イソシアネートを含むフォーム原料と、玉葱から搾り出され、水の中に玉葱エキスが含まれた状態の液状の抽出成分とを、混合する。具体的には、フォーム原料は、ポリオールを100重量部に対して、有機イソシアネートを、例えば20.0〜50.0重量部、好ましくは30.0〜40.0重量部配合したものを用いる。さらに玉葱の抽出成分は、同様に例えば、0.1〜10.0重量部程度、好ましくは1.0〜5.0重量部加え、充分攪拌して均一に混合する。0.1重量部未満では、誘眠効果が不足し、逆に10.0重量部を超えると、エキス過剰となり、吸引する就寝者に不快感が生じる恐れがある。
これらを型の中で混合攪拌することにより、重合反応の進行とともに玉葱の抽出成分中の水が発泡剤として機能して多孔質の軟質ポリフォームを成形することができる。このように、玉葱を圧搾して得られた液状の抽出成分をフォーム原料に加配し、この液状の抽出成分に含まれる水を発泡剤として利用して、重合反応を進めて多孔質の軟質ポリウレタンフォームを成形すると、発泡剤を別途加配する必要がなく、安定したウレタン発泡成形が得られる点で好ましい。
なお前記フォーム原料には、前記と同様に適宜、整泡剤、触媒、着色剤、酸化防止剤などが添加され、更には抽出成分に含まれる水の量が不足する場合には、発泡剤として水を適量加えることもできる。
本発明の寝具用フォームは、発泡成形された連通気泡を有するフォームのマトリックスに、玉葱から採取した抽出成分を含浸吸収させることによって、玉葱のエキスを分散含有させる製造方法を採用することもできる。この寝具用フォームの製造方法において、軟質ウレタンフォームを用いる場合を例にとり、次に説明する。まず連通気泡を有するフォームのマトリックスを成形するフォーム成形工程を行なう。この工程では、前記と同様の、ポリオール、有機イソシアネート、発泡剤、整泡剤、触媒を含むフォーム原料を型の中で混合して、軟質ポリウレタンフォームを製造する。得られる軟質ポリウレタンフォームの密度は、例えば10〜100kg/cm程度である。
次に行なう含浸処理工程では、玉葱から採取した液状の抽出成分を前記連通気泡を通してフォームのマトリックス内部に吸収させる。この時、前記フォーム成形工程で成形されたフォームを加圧圧縮して連通気泡中の空気の一部を放出する。この状態のフォームを玉葱から採取した液状成分に浸漬しつつ加圧を解除することにより、フォームのマトリクスの中に玉葱の抽出成分が吸い込まれて分散含有させることができる。この操作を数回繰り返すことによって、フォーム全体に玉葱のエキスを含浸させることができる。この方法以外にも、フォームの連通気泡の毛細管現象によって、玉葱の抽出成分をフォームの内部に吸収させることもできる。
このようにしてフォームのマトリックスを成形するフォーム成形工程と、玉葱エキス成分を連通気泡を通してマトリックス内部に吸収して分散させる含浸処理工程とによって寝具用フォームを製造すると、フォームの表面に近いことから簡単に揮散する領域に、玉葱抽出成分が多く分散されることから、揮散量が増加して、誘眠効果を高めることができる。また、前記フォーム成形工程によって成形された各種のフォームに対し、含浸処理工程において、要求に応じた種類或いは濃度の玉葱エキス成分を含浸させることによって、多様なニーズにきめ細かく対応しうる寝具用フォームを簡単に製造できる。
本発明の寝具用フォームは、前記軟質ウレタンフォームのほか、ラテックスフォームを用いることもできる。この寝具用フォームにあっては、NBRラテックス、SBRラテックス、クロロプレンゴム(CR)またはNRラテックスゴム等の天然または合成のラテックスゴムから選ばれる少なくとも1種を含むラテックス原料と、有機過酸化物、亜鉛華などの架橋剤と、必要とされる各添加物と、前記玉葱から採取した抽出成分とを、混合装置内で所要量混合・混練し、この混練物を密閉発泡成形型に注入するとともに加熱することによって、ラテックス原料の架橋反応を進行させて、所要形状のラテックスフォームを成形することができる。このようにして得られたラテックスフォームのマトリックスには、ラテックス原料に配合した玉葱の抽出成分が、分散されてフォーム全体に均一に分散して含有される。そのため高い反発力をもち、良い寝姿勢と優れた体圧分散を実現しうるラテックス系の寝具においても、玉葱抽出成分を分散含有させることができる点で好ましい。
以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明する。この実施例は本発明を限定する性質のものではなく、後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更して実施することが可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
寝具用フォームは、ポリオールとしてPPG(ポリプロピレングリコール)を40Kg、有機イソシアネートとしてTDI(Tolylene Diisocyanate)を24Kg、溶剤としてジクロロメタン(塩化メチレン)を2.5kg、発泡剤として水を1.8kg、整泡剤としてシリコーンオイル(L580)を500g、触媒としてアミン(A-33)を70g及び錫(D-19)を50g、そして玉葱を2.0mm程度に切り刻んだものを圧搾して得られた液状の抽出成分を1.6Kg、を各々配合し、これを枕成型用の型に注入することによって、型内で重合反応させて得た。
得られた寝具用フォームの枕を使用し、無作為に選ばれた10歳〜70歳までの男女各々10名によって、入眠の速さ、及び目覚めの感覚を試験したところ、全員が寝付きの速さ、及び目覚めの心地好さを体感することができた。また普段不眠症を訴える男女各々5名によって、入眠の改善状況を試験した。その結果、男3名、女4名において顕著な改善効果が見られた。

Claims (8)

  1. 玉葱から採取した抽出成分を含有することを特徴とする寝具用フォーム。
  2. 前記抽出成分は、玉葱を0.5〜5.0mmの大きさに細かく切り刻んで、圧搾して得られたエキスであることを特徴とする請求項1記載の寝具用フォーム。
  3. 前記玉葱から採取した抽出成分は、玉葱を圧搾して得られたエキスを乾燥して得られた粉末状をなすことを特徴とする請求項2に記載の寝具用フォーム。
  4. 前記玉葱から採取した抽出成分は、多孔性微粉末に担持された状態で、前記フォームに含有されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の寝具用フォーム。
  5. 前記フォームは、軟質ポリウレタンフォームであって、
    ポリオールおよび有機イソシアネートを含むフォーム原料を用いて製造された軟質ポリウレタンフォームよりなるマトリックスと、前記フォーム原料に配合され、かつ前記マトリックス中に分散含有された玉葱から採取した抽出成分とからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の寝具用フォーム。
  6. 前記フォームは、ラテックスフォームであって、
    ラテックス原料を発泡成形したラテックスフォームのマトリックスと、前記ラテックス原料に配合され、かつ前記マトリックス中に分散含有された玉葱から採取した抽出成分とからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の寝具用フォーム。
  7. 請求項5に記載の寝具用フォームを製造する寝具用フォームの製造方法であって、
    ポリオールと、有機イソシアネートとを含むフォーム原料に、玉葱を圧搾して得られた液状の抽出成分を加えて混合し、
    この液状の抽出成分に含まれる水を発泡剤として、前記フォーム原料の重合反応を進めることによって多孔質の軟質ポリウレタンフォームを成形することを特徴とする寝具用フォームの製造方法。
  8. 請求項1〜4のいずれかに記載の寝具用フォームを製造する寝具用フォームの製造方法であって、
    連通気泡を有するフォームのマトリックスを成形するフォーム成形工程と、
    玉葱から採取した抽出成分を前記連通気泡を通してフォームのマトリックス内部に吸収させることにより、前記抽出成分をマトリックス中に分散含有させる含浸処理工程とを含むことを特徴とする寝具用フォームの製造方法。
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