JP2008191364A - マスクパターンの設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】解像特性に方向依存性を有する光源を用いて露光を行うマスクについて、孤立パターンの焦点深度を向上させる補助パターンを配置するマスクの設計方法を提供する。
【解決手段】8点光源を用い解像特性に方向依存性を持つ露光に際して使用するマスクパターンを設計する方法であって、孤立した矩形パターン1の各頂点の近傍に、頂点を形成する2つの辺と、その2つの辺から45度方向に傾斜する辺とを有する多角形状のダミーデータ11を生成するステップと、前記頂点に隣接して、ダミーデータ11と所定の位置関係を有する補助パターン2を、ルールベース手法を用いて配置するステップとを有する。
【選択図】図5
【解決手段】8点光源を用い解像特性に方向依存性を持つ露光に際して使用するマスクパターンを設計する方法であって、孤立した矩形パターン1の各頂点の近傍に、頂点を形成する2つの辺と、その2つの辺から45度方向に傾斜する辺とを有する多角形状のダミーデータ11を生成するステップと、前記頂点に隣接して、ダミーデータ11と所定の位置関係を有する補助パターン2を、ルールベース手法を用いて配置するステップとを有する。
【選択図】図5
Description
本発明は、マスクパターンの設計方法に関し、更に詳しくは、半導体ウエハの露光に際して好適に用いられる補助パターンの配置方法に関する。
現在の半導体装置の露光プロセスでは、ライン・アンド・スペースパターンなどの密集パターンについて、斜入射照明法の適用により、十分な焦点深度が得られるようになっている。例えば、DRAM装置のゲートや、配線パターン等の周期性パターンは、かなり微細な寸法でも安定して形成できる。斜入射照明法とは、マスク照明光のうち垂直入射成分をカットして、マスクを斜め入射で照明する方法である。通常の照明法では、マスクパターンからの0次回折光、及び、±1次回折光を含めて3光束を投影レンズで集めて、3光束干渉の結像を得るのに対して、斜入射照明では±1次回折光の一方を捨てて、0次光と、±1次回折光の内の一方とを含む2光束で像を形成して、2光束干渉の結像を得ている。
3光束干渉と2光束干渉の双方の結像状態をベストフォーカスで比較すると、2光速干渉では、±1次回折光の他方を捨てている分、コントラストが低下する。しかし、結像面である半導体基板上での入射角度を考えると、2光束干渉の結像は、3光束干渉の1/2になっている。そのため、焦点がずれた時の像のぼけ方は少なくなり、広い焦点範囲で、レジストパターンの形成に十分な光強度分布を得ることができる。マスクを照明する光の方向や角度の制限は、フライ・アイ・レンズで形成させる2次光源の形状を、その直後に金属の絞りを配置することで実現している。これは、元々の光源は水銀ランプ又はエキシマレーザー装置であるが、この光源のままでは、マスクを均一な強度で照明することが出来ないためであり、フライ・アイ・レンズで数百個という点光源の集合体を形成して、マスクを照明している。
マスク側から照明光学系を見ると、フライ・アイ・レンズで形成された点光源の集合体しか見えず、この点光源の集合体の形が露光特性を決めることになる。そこで、水銀ランプ等などの原光源を1次光源、フライ・アイ・レンズで形成される点光源の集合を2次光源(有効光源)と呼んでいる。2次光源の中心部分の光はマスクに垂直に入射し、2次光源外側からの光はマスクに斜めに入射する。そこで、斜入射照明法では、2次光源の中心を遮光するか、或いは、外側のみを開口する絞りを用いている。この絞り形状(2次光源形状)により、ウエハ上の露光特性は変化し、図22に示すような形状の2次光源が提案されている。
図22(a)に示す照明は、2点照明と呼ばれ、1方向パターン(ここでは水平方向)の焦点深度を向上させる効果を有している。同図(b)に示す照明は、4点照明と呼ばれ、縦および横の2方向パターンの焦点深度を向上させる効果を有している。4点照明は、光源が45/135度の方向にあれば、縦横パターンの露光特性は同じになり、それからずれると縦横の露光特性も異なってくる。例えば、縦方向のピッチが比較的密で、横方向のピッチが比較的疎であると、同図(b)に示す例では、縦方向は2次光源の最外周を開口し、横方向は最外周の内側を開口させるような形状の2次光源3となっている。また、同図(c)に示す照明は、輪帯照明と呼ばれ、この照明には、露光特性にパターンの方向依存性がなく汎用生が高い。そのため、一般には輪帯照明を適用し、それでも十分な焦点深度が得られない場合には、適用するパターンに制限がある4点照明や2点照明の適用が検討される。
なお、2次光源の形状ではなく、偏光を用いて露光特性を改善する照明方法も提案されている。例えば、特許文献1には、輪帯照明を用いる場合でも、特定方向のパターンにおいてTM偏光となるように露光光を偏光させることで、その特定方向パターンの露光特性を改善させる手法が示されている。
また、ハーフトーン位相シフトマスクを用いると、さらに焦点深度を拡大できることが知られている。焦点深度とは、有効なレジストパターンが得られる焦点範囲をいう。ハーフトーン位相シフトマスクとは、遮光領域であるマスク上パターンを半透明領域で形成し、2〜20%程度の光を漏らし、かつその漏れた光と周辺の透明領域の光との間で、位相を180度反転させた位相シフトマスクである。回折光の生じるライン・アンド・スペースパターンであれば、ハーフトーンマスクにして、かつ斜入射照明法を用いると、0次回折光と+1次(あるいは−1次)回折光とのバランスが改善されて、コントラストが向上する。
しかし、回折光の生じない孤立パターンには、上記の変形照明法による効果は少なく、焦点深度はあまり拡大しない。反対に、孤立パターンの焦点深度を拡大するには、低NA化や小σ化の方が効果は高い。σとは、光源の瞳面の大きさに対する照明レンズの大きさの比率をいう。つまり、σ=照明レンズのNA/投影レンズのNAである。照明レンズの大きさが、投影レンズの瞳面と同じ大きさのときにσは1である。照明光学系の低NA化とは、マスクを垂直成分に近い光のみで照明することをいう。そして、ハーフトーン位相シフトマスクを用いる場合にも、小σ照明の方が焦点深度は向上する。これら孤立パターンの焦点深度を拡大する条件は、いずれも密集パターンの解像度を下げる結果となってしまう。そのため、密集した微細パターンと孤立パターンとで露光特性を両立させるのが困難となっていた。
そこで、補助パターンと呼ばれる、それ自体は解像しない微細パターンを用いる手法が、密集パターンと孤立パターンの焦点深度を両立させる方法として検討されてきた。補助パターンに関しては、例えば特許文献2に示されている。特許文献2は、マスクを斜め入射光で照明する際に、斜め入射光の角度および方向に合わせ、パターン近傍に限界解像度以下の寸法の補助パターンを配置することにより、パターンの焦点深度を向上させる手法を採用する。補助パターンを配置したマスクを斜入射照明条件下で用いることにより、2光束干渉の結像状態に近づき、焦点深度が拡大する。
補助パターンの配置においては、その位置および寸法が、デバイスパターンの焦点深度に影響する。補助パターンとメインパターンの間隔の最適値は、それらの寸法および用いられる光学条件によっても異なるが、その光学条件の限界解像度からその1.5倍程度の範囲に最適値がある。また、補助パターンの寸法は、より大きいほどメインパターンの焦点深度の拡大効果は高まるものの、大きすぎると補助パターン自体が半導体基板上に転写されてしまう。補助パターンの大きさは、ウエハ上に転写されない限界の大きさよりマージンを持たせて若干小さめに設定されている。補助パターンの配置方法には、ルールベース手法とモデルベース手法とが提案されている。ルールベース手法とは、予め、対象パターンと隣のパターンとの間隔に従って、マスクパターンの設計方法のテーブルを作成しておく手法である。全ての対象パターンに対して、ルールに従って補助パターンを配置した後に、補助パターンの不都合(補助パターンと本パターンの間隔不足あるいは補助パターン同士の間隔不足)を修正する処理を行う。モデルベース手法とは、コントラストあるいは焦点深度のシミュレーションを行い、その値が不足している場合に、補助パターンを発生させる手法である。
特開平7−183201号公報
特開平4−268714号公報
ルールベース手法は、補助パターンの発生および確認が高速であるという利点がある。この手法では、配置ルールが既に出来ているので、結果の確認もデザインルールチェック(DRC)を用いて容易に実行出来る。モデルベース手法には、露光特性が十分に得られるように補助パターンが配置できるという利点があるが、発生およびその結果の確認にシミュレーションが必要なため、処理時間が長く掛かるという問題がある。
DRAM装置のような汎用メモリでは、コストダウンのため、微細化が重要になっており、メモリセルアレイは、露光装置の解像限界のピッチまで縮小されている。そのため、露光装置の照明条件は、メモリセルアレイに特化した斜入射照明に設定されるようになってきた。しかし、この場合には、微細化されたメモリセルアレイ以外では、ピッチが緩いパターンの焦点深度が狭くなるという問題が出ている。
本発明は、最密集パターンの焦点深度向上のために方向依存性のある斜入射照明法又は偏光照明法を用いた場合にも、粗配置パターン或いは孤立パターンについても、充分に大きな焦点深度が得られるように改良されたマスクパターンの設計方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のマスクパターンの設計方法は、解像特性に方向依存性を有する照明条件を用いる露光に際して使用するマスクパターンの設計方法であって、
矩形状パターンの各頂点の近傍に、前記照明条件の解像特性の方向依存性に基づいてダミーパターンのデータを生成するステップと、
前記頂点に隣接して、前記ダミーパターンと所定の位置関係を有する補助パターンを配置するステップとを有することを特徴とする。
矩形状パターンの各頂点の近傍に、前記照明条件の解像特性の方向依存性に基づいてダミーパターンのデータを生成するステップと、
前記頂点に隣接して、前記ダミーパターンと所定の位置関係を有する補助パターンを配置するステップとを有することを特徴とする。
本発明のマスクパターンの設計方法では、前記補助パターンを配置するステップは、所定のルールベース手法又はモデルベース手法に基づいて生成してもよい。
また、前記解像特性の方向依存性が、少なくとも光源の偏光又は形状に依存してもよい。
前記照明条件が、前記矩形状パターンの各辺と45度の傾斜を持つ方向に焦点深度を深めるものである場合には、前記ダミーパターンのデータを生成するステップでは、頂点を形成する2つの辺から45度方向に傾斜する辺を有するダミーパターンのデータを生成してもよい。或いは、前記照明条件が、前記矩形状パターンの各辺と直交する方向、及び、各辺と45度の傾斜を持つ方向に焦点深度を深めるものである場合には、前記ダミーパターンのデータを生成するステップでは、頂点を形成する2つの辺と、該2つの辺から45度方向に傾斜する辺を有する8角形状のダミーパターンのデータを生成してもよい。
前記矩形状パターンは、正方形状でもよく、あるいは、長方形状でもよい。
矩形状パターンが正方形状の場合には、前記ダミーパターンが正8角形のダミーパターンであってもよい。
前記矩形状パターンが長方形状のパターンである場合には、前記長方形状の矩形状パターン及び該矩形状パターンから生成されるダミーパターンの双方について、幅を細く、且つ、長さを長くする補正を行ってもよい。
前記補助パターンのダミーパターンのデータを生成し、該ダミーパターンのデータに基づいて、前記補助パターンに隣接して別の補助パターンを配置してもよい。
本発明のマスクパターンの設計方法によると、例えば密に配置された矩形状パターンの焦点深度の向上に最適な照明条件を採用した際に、同じマスクパターン上に形成される孤立パターン又は粗配置のパターンについても、焦点深度を向上させるための補助パターンの配置が可能となる効果がある。
本発明のマスクパターンの設計方法が対象とするマスクパターンには、特に制限はないが、例えばDRAM装置の露光に用いるマスクパターンを対象とすることが出来る。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、本発明の第1の実施形態として、例えば80nmの孤立ホールを形成するマスクパターンに、補助パターンを配置する方法ついて説明する。マスクは、ハーフトーン位相シフトマスク(透過率=6%)とする。また、このマスクを使用する露光装置は、縮小率が4倍であり、ArFレーザ(波長λ=193nm)を使用し、開口数(NA)=0.92、ステップ・アンド・スキャン方式露光装置であるとして説明する。また、照明条件は、図1に示す8点照明とする。各光源3は、投影レンズの瞳面の中心から見て、0/45/90/135度及びその反対方向(以下、反対方向を含めて0/45/90/135度方向という)に配置され、瞳面中心からの距離が瞳面半径rdとの比率で、σc=0.85であり、また、その半径が、同様に瞳面の半径rdとの比率で、σr=0.15としてある。更に、各光源3には、瞳面の半径方向と直交方向に偏光を持たせている。なお、以下の寸法は、特に断らない限り、ウエハ上での値を示し、マスク上での値はその4倍である。
図1の8点照明では、図面上でX状配置となる4点の光源3は、縦横(x−y方向)の繰り返しパターンに対して焦点深度向上効果を有し、図面上で十字状配置となる他の4点の光源は、x軸方向から見て、45/135度の斜め方向の繰り返しパターンの焦点深度拡大効果が大きい。そこで、孤立ホールパターンの焦点深度向上のためには、縦横斜め45度方向に補助パターン2を配置することが必要になる。このため、図2に示すように、正方形状の孤立矩形パターン(ホールパターン)1に、8角形の補助パターン発生用ダミーデータ11を発生させる。ホールパターンにはバイアスを加え、寸法Wは100nmとした。ダミーパターンデータ(以下、ダミーデータともいう)11の各辺の寸法は、A=42nm、B=41nmとした。ここで、1nmグリッド上に乗るように正8角形とし、斜め辺の寸法は1nm以下を四捨五入した。図3に、補助パターン2を示す。補助パターン2の寸法wは80nmとし、補助パターン2にも、配置用のダミーデータ21を発生させる。ダミーデータ21の各辺の寸法は、a=34nm、b=33nmのほぼ正方形とした。
補助パターンの配置は、図4に示すように、ホールパターン1におけるダミーデータ11の8つの各辺の中点から、その各辺と垂直方向に延びる直線上に中心を有する補助パターンを2個配置する。図面上では、1つの辺に対応する補助パターンのみを示した。ホールパターン1のダミーデータ11と、補助パターン2のダミーデータ21との間隔sは80nmとし、2つの補助パターン2同士の間隔sも80nmとして配置する。ここでも1nmグリッドを用い、辺の角度は45/135度に固定し、かつパターンの頂点がグリッドに乗るように補助パターンの配置を微調整する。図5に、孤立ホールパターン1について、補助パターン2の配置が完了したマスクパターンを示す。補助パターン2は、ホールパターン1から生成したほぼ正8角形のダミーデータ11の8つの辺に対応して配置する。各補助パターン2からも、ダミーデータ21を生成し、隣接する補助パターンの配置に利用する。
図6は、図1に示す照明光源を用い、且つ、図5に示すマスクを用いた場合のウエハ上の光強度分布を示す。なお、図6は、図5のX軸上の光強度分布を示し、X軸上で500nmの位置が孤立ホールパターン1のセンターである。また、デフォーカスは0nmである。光強度分布の良否を表すパラメータにはコントラストなどがあるが、ここでは、NILS(Normalized Image Log-Slope)を用いることにする。従来から、ILSと呼ばれる、光強度の傾きを光強度で割った値で光強度分布の急峻性を扱っている。これにパターンの寸法を掛け、寸法の異なるパターンでも同一パターンメータで比較できるようにしたのがNILSと呼ばれる。ILSの定義は、ILS=(1/I)*(σ(I)/σx)=σ[ln(I)]/σx、ここでIは光強度、xは位置である。また、NILSの定義は、NILS=パターン寸法xILSである。
ここでは、NILSの値が1以上であれば、ウエハ上でパターンが解像するものとして扱う。図7は、フォーカスを振った光強度分布計算より求めたNILSとデフォーカスとの関係を示す。図7には、完全な偏光(偏光度1)以外に、偏光度0.5と0(無偏光)の場合も示した。補助パターンを適切に配置したので、偏光により光強度分布の急峻性が高くなり、改善される旨が示されている。偏光度1のときに、焦点深度が0.5μmと最も広くなっている。
比較例として、従来のルールベース手法で発生させたマスクを図8に示す。ここで、孤立ホールとは、その孤立ホールの補助パターンと他の孤立パターンの補助パターンとが干渉しない程度に十分に離れているホールパターンを指す。図8において、このような孤立ホールパターン1に対して配置する補助パターン2の発生ルールは、孤立ホールパターン1の辺より80nm離れて1本目を配置し、また、220nm離れて2本目を配置することとした。補助パターン2の幅は、1本目は40nm、2本目は50nmとした。補助パターン2の長さは、コーナー部で隣接する補助パターン同士が10nm間隔となるように、孤立ホールパターン1よりも長くした。図9には、図8のマスクについて、ベストフォーカスでの光強度分布を示す。ホールパターンセンター(x=500nm)の最大強度は、本発明について図6で示した最大強度と同様に0.4程度が得られている。しかし、光強度分布は、図6のカーブより若干なまったものとなっている。図10に、図8のマスクについて、フォーカスを振って光強度計算を行って求めた、デフォーカスとNILSの関係を、図7と同様に示す。図8の従来の補助パターン配置では、焦点深度は無偏光の際に最大300nm弱で、偏光による焦点深度向上効果は得られない。
上記の結果から、本発明の第1の実施形態の構成を採用すると、図1に示した光源を用いる照明では、図5に示すように、孤立パターンの中心から8方向に向かう位置にそれぞれ補助パターンを配置することにより、偏光を用いた露光によって、焦点深度の改善効果が得られることが理解できる。
図11に、本発明の第2の実施形態に係るマスクパターンとして、1辺が100nmの正方形状の孤立ホールパターン1から、8角形のダミーパターンを作成し、そのダミーデータ11に対してルールベース手法で補助パターンを発生させたマスクパターンを示す。本実施形態では、45度方向に配置される斜め方向の長方形状の補助パターン2が斜めの辺を有する。このマスクでは、可変矩形方式のマスク描画装置を用いたマスク作製によって、マスク描画時間が増加するという問題はあるが、簡便な発生によっても、先の実施形態と同等な焦点深度を確保できるという利点を有している。図11のマスクのベストフォーカスでの光強度分布を図12に示す。また、光強度分布から求めたNILSとデフォーカスの関係を図13に示す。図11の実施形態マスクでは、400nm強の焦点深度が得られている。
次に、照明条件以外は先の実施形態と同じとし、照明条件として図14に示すような十字の4点照明(偏光無し)を用いる場合について、補助パターンの配置方法を説明する。4点照明は、投影レンズの瞳面の半径を1とした比率で、瞳面中心から各光源の中心までの距離(σc)を0.8、各光源の半径(σr)を0.15とする。十字の4点照明は、45/135度方向の繰り返しパターンの焦点深度を向上させる効果と、縦横方向の密集パターンの限界解像度を上げる効果がある。そのため、この十字の4点照明は、縦横パターンに対して焦点深度は必要最小限しか得られないが、限界解像度の狭ピッチパターンのコントラストを向上させたい場合に選択される。このため、孤立パターンには、補助パターンを配置することが求められる。
図15に、孤立ホールパターン1に対して、補助パターン配置用のダミーデータ11を発生させた状態を示す。ここでは45/135度方向に補助パターンを配置するため、ダミーデータ11は、45/135度方向の辺を持つ正方形とした。ホールパターン1の寸法はW=90nm、ダミーパターンの寸法もA=90nmとした。
図16に、図15のダミーデータ11に対して、ルールベース手法で長方形の補助パターン2を発生させた状態を示す。図17に、ベストフォーカスでの光強度分布(図16の斜め点線上の分布)を示す。また、図18には、そのNILSとデフォーカスの関係を示す。補助パターンを配置したことにより、焦点深度は350nmが得られている。
上記のように、ホールパターン1に対して、図16に示したように、45/135度方向に補助パターンを配置することで、十字の4点照明を用いる場合の孤立ホールパターンの焦点深度を十分に確保することが出来る。比較例として、4点照明で従来のホールパターンからルールベース手法で補助パターンを発生させたマスクパターン(図19)で得られる光強度分を図20に示す。また、そのNILSとデフォーカスの関係を図21に示す。ホールパターン1から従来の手法で補助パターン2を発生させた場合には、200nm弱の焦点深度しか得られない。
本発明の第3の実施形態として、図1の光源を採用し、孤立長方形パターンに対して補助パターンを配置する場合について説明する。図23は、正方形パターン1と長方形パターン4とから、ダミーパターンのデータ11、41を生成する例を示している。何れの場合にも、コーナー部で45度にカットして得られたダミーデータ上で、カットされた辺(短辺)の長さ(a)と、カットしてできた斜辺の長さ(b)とがほぼ同じ長さとなるように、このダミーデータを生成する。正方形パターン1では、ダミーデータ11は正8角形のデータとなる。長方形パターン4では、ダミーデータ41は、図示のような縦長の8角形のデータとなる。
図24(a)〜(c)は、上記の長方形パターン4に対して適用する補助パターン5の生成手順を示している。正方形パターン(ホールパターン)と長方形パターン(スリットパターン)とが同じマスク上にあり、且つ、長方形パターンの幅が正方形パターンの4辺と同じ長さの場合には、ウエハ上に転写されるパターンでは、長方形パターンの方が正方形パターンよりも、幅が太くなり、且つ、長さが短くなる。このため、図23で得られたダミーパターン41に対してOPC(Optical proximity correction)ツールを適用し、図24(a)に示すように自動補正を行い、OPC補正したダミーパターン42を生成する。この自動補正では、先に生成したダミーパターン41について、その幅を細くし、且つ、長さを長くする。
次いで、図24(b)に示すように、OPC補正したダミーパターン42から距離sを隔てて補助パターン5を配置する。この例では、8方向に配置する補助パターンを全てつなげる形状とした。次いで、長方形パターン4に対してもOPC補正を掛けて、長方形パターンの幅をダミーパターンの幅よりも小さく、且つ、長さをダミーパターンの長さよりも長くする補正を行い、OPC補正した長方形パターン43を生成する(同図(c))。なお、正方形パターンで説明したように、8方向に補助パターンを離して配置することも出来る。図24(c)のように、補助パターン5を配置するのは、以下に示す理由による。
長方形パターン4では、長辺の中央付近では、図25(a)に示すように、実線で示した横方向(x軸方向)にのみ補助パターンが配置可能であり、点線に示した他の方向では、長方形パターン4と近すぎるため、補助パターンが配置できない。また、長方形パターン4の先端付近では、図25(b)に示すように、8方向のうち実線で示すように、x軸方向から見て0/45/90/135/180度の5方向に補助パターンが配置できる。従って、長方形パターンの全体では、図25(a)の長辺中央部と、同図(b)の先端付近とをまとめ、図25(c)に示すように補助パターン5を配置する。
第4の実施形態として、図14に示す光源による照明を使用し、図23に示した長方形パターンに対して補助パターンを配置する例を説明する。この場合には、図26(a)に示すように、縦横方向の焦点深度の向上のために、長方形パターンの先端付近にのみ補助パターンを配置する。つまり、所望の焦点深度を得るために、長方形パターンの先端部に、8方向のうちx軸方向から見て45/135度の2方向にのみ補助パターンを配置する。長方形パターンの長辺中央付近では、他の部分に悪影響があり、補助パターンを配置するのは好ましくない。従って、図26(b)に示すように、45/135度方向に補助パターンを配置する。
図4に示した、補助パターンとダミーパターンとの間の距離sの決定方法について説明する。図1に示した光源を用いた場合には、配置する補助パターンの目的は2光束干渉の結像状態を実現することにある。ここで、ピッチPの繰り返しパターンに、瞳面の半径との比率で半径σinの位置から半径σoutの位置までの範囲の光が2光束干渉を実現する条件は、λを波長、NAを開口数とすると、
(λ/(1+σin))・NA<P<(1+σ)・NA (1)
である。ここで、図1において、
σin=σc−σr=0.8−0.15=0.65
σout=σc+σr=0.8+0.15=0.95
である。
(λ/(1+σin))・NA<P<(1+σ)・NA (1)
である。ここで、図1において、
σin=σc−σr=0.8−0.15=0.65
σout=σc+σr=0.8+0.15=0.95
である。
波長λ=193nm、開口数NA=0.92とすると、式(1)は、
127nm<P<215nm
となる。Pの最適値は、上記範囲のほぼ中央にあり、例えばピッチ160nmで焦点深度の最大値が得られる。なお、CAD上の配置、及び、この配置の確認を行うデザインルールのチェックではパターンの中心を指定するよりも、辺相互の間隔での指定が容易であり、辺の間隔で指定する。
127nm<P<215nm
となる。Pの最適値は、上記範囲のほぼ中央にあり、例えばピッチ160nmで焦点深度の最大値が得られる。なお、CAD上の配置、及び、この配置の確認を行うデザインルールのチェックではパターンの中心を指定するよりも、辺相互の間隔での指定が容易であり、辺の間隔で指定する。
孤立パターンと補助パターンの距離sも、上記繰り返しパターンのピッチPと同様に考えて決定する。長方形パターンの長辺の横方向に補助パターンを配置する場合には、孤立パターンと補助パターンとの間の距離sは、
s=P−{(W1+W2)/2}
により得られる。長方形の斜め方向に配置する際にも、このsの値を使用する。
s=P−{(W1+W2)/2}
により得られる。長方形の斜め方向に配置する際にも、このsの値を使用する。
以上、説明したように、本発明のマスクパターンの設計方法は、解像特性に方向依存性がある照明条件(偏光および光源形状)を用いた際に好適に採用できる。補助パターンの配置では、使用する光源の条件に合わせて補助パターンの配置方向を決定し、その配置方向に対して、ルールベース手法又はモデルベース手法を適用して、補助パターンを配置する。これによって、最密集パターンの深度向上のために使用する照明条件に合致させて、対象とする孤立パターン又は粗配置パターンのために補助パターンを配置し、目的とするパターンの焦点深度を向上させる。
特に、DRAM装置のように、メモリセル内に露光装置の限界解像度近くの微小寸法を用いた半導体デバイスでは、セル内のパターンに最適な照明条件を選択する必要が生じる。この場合、メモリセル以外のパターンに対しては、メモリセルに最適な照明条件下でも焦点深度を確保するための対策がとられる。本発明では、メモリセル内の密集パターンのために露光特性に方向依存性がある照明条件を用いる場合にも、孤立パターンの焦点深度を十分に確保できる。
以上、本発明をその好適な実施態様に基づいて説明したが、本発明のマスクパターンの設計方法は、上記実施態様の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施態様の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、半導体装置のマスクパターンの設計方法、特に、焦点深度を向上するために補助パターンを配置するマスクパターンの設計方法に適用できる。
1:正方形状の矩形パターン
11:ダミーデータ
2:補助パターン
21:補助パターンのダミーデータ
3:光源
4:長方形状の矩形パターン
41:ダミーパターン
42:OPC補正後のダミーパターン
43:OPC補正後の長方形パターン
5:補助パターン
11:ダミーデータ
2:補助パターン
21:補助パターンのダミーデータ
3:光源
4:長方形状の矩形パターン
41:ダミーパターン
42:OPC補正後のダミーパターン
43:OPC補正後の長方形パターン
5:補助パターン
Claims (10)
- 解像特性に方向依存性を有する照明条件を用いる露光に際して使用するマスクパターンの設計方法であって、
矩形状パターンの各頂点の近傍に、前記照明条件の解像特性の方向依存性に基づいてダミーパターンのデータを生成するステップと、
前記頂点に隣接して、前記ダミーパターンと所定の位置関係を有する補助パターンを配置するステップとを有することを特徴とするマスクパターンの設計方法。 - 前記補助パターンを配置するステップは、所定のルールベース手法又はモデルベース手法に基づいて補助パターンを生成する、請求項1に記載のマスクパターンの設計方法。
- 前記解像特性の方向依存性が、少なくとも光源の偏光又は形状に依存する、請求項1に記載のマスクパターンの設計方法。
- 前記照明条件が、前記矩形状パターンの各辺と45度の傾斜を持つ方向に焦点深度を深めるものであり、
前記ダミーパターンのデータを生成するステップでは、頂点を形成する2つの辺から45度方向に傾斜する辺を有するダミーパターンのデータを生成する、請求項1に記載のマスクパターンの設計方法。 - 前記照明条件が、前記矩形状パターンの各辺と直交する方向、及び、各辺と45度の傾斜を持つ方向に焦点深度を深めるものであり、
前記ダミーパターンのデータを生成するステップでは、頂点を形成する2つの辺と、該2つの辺から45度方向に傾斜する辺を有する8角形状のダミーパターンのデータを生成する、請求項1に記載のマスクパターンの設計方法。 - 前記矩形状パターンが正方形である、請求項1に記載のマスクパターンの設計方法。
- 前記ダミーパターンが正8角形のダミーパターンである、請求項6に記載のマスクパターンの設計方法。
- 前記矩形状パターンが長方形状のパターンである、請求項1に記載のマスクパターンの設計方法。
- 前記長方形状の矩形状パターン及び該矩形状パターンから生成されるダミーデータパターンの双方について、幅を細く、且つ、長さを長くする補正を行う、請求項7に記載のマスクパターンの設計方法。
- 前記補助パターンのダミーパターンのデータを生成し、該補助パターンのダミーパターンのデータに基づいて、前記補助パターンに隣接して別の補助パターンを配置する、請求項1に記載のマスクパターンの設計方法。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-02-05 JP JP2007025169A patent/JP2008191364A/ja active Pending
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